2011年3月26日

メールでロープ 13

レジの店員さんは、ちょっと派手めで色っぽい感じの、若奥様風なキレイな女性でした。
私が置いたお買い物カゴの商品を一つ一つ取り出しては、機械をあててバーコードを読み込んでいきます。
私は、その作業をうつむいてどきどきしながら眺めていました。
店員さんは、事務的に、いたって普通な感じで次々に品物をお買い物袋に詰めていきます。
どうやら勘付かれないですみそう・・・

少しホッとしていたら、店員さんの手が一瞬止まり、私のほうに顔を向けてくるような気配がしました。
私は内心ビクッとしながらも、店員さんの手元に合わせていた視線を、顔を上げないようにうつむいたままそらして、肩にかけたバッグからお財布を探すフリをしてやりすごしました。
店員さんの手を止めたさせた商品は、オモチャの手錠でした。

全部で三千円ちょっとのお買い物でした。
「ありがとうございましたっ」
店員さんがおつりをくれながら、平坦な声で言いました。
上目遣いに店員さんを見ると、私と私が手にしているお買い物袋を交互に見つつ、真っ赤なルージュの口元がニヤニヤ笑っているような気がしました。
やっぱり見透かされちゃったみたい・・・
頬っぺたが一気にカーッと熱くなって、うつむいたままお買い物袋を受け取り、逃げるようにその場を離れました。

あの店員さん、絶対このお買い物の目的、わかっちゃってる・・・
エスカレーターで階下に降りながら、私のどぎどきはおさまりませんでした。
そのコーフンは、私の恥ずかしいお買い物を見破られてしまった、という恥ずかしさから来るものでしたが、その店員さんがかなりキレイな女性で、私を蔑むようなニヤニヤ笑いになんとなくSぽい雰囲気も感じていたので、羞恥プレイをさせられた、みたいなえっちで甘美な陶酔が含まれていたのも事実でした。
小さい頃から私の中に居る、恥ずかしいことをして恥ずかしがっている自分をもっと苛めたいと思っている、もう一人の自分・・・
ジーンズの下のショーツがジーンズ表面にまで染み出してしまうんじゃないか、って思うくらいヌレヌレになっているのが自分でわかりました。

一階のスーパーマーケットの食品売り場を横切って、建物の出口に向かいます。
その途中に、さまざまなお野菜が並べられていました。
キュウリ、ニンジン、ダイコン、ナス、ゴーヤ・・・
こういうのをアソコに挿れてオナニーしていた人もいたなあ・・・
頭の中にビデオで見た、裸エプロンでお台所のシンクに上がり、さまざまなお野菜をアソコに突っ込んで延々とオナニーしていた女性の場面が鮮やかに甦ります。
あのお野菜、後でちゃんと食べたのかなあ?・・・
お野菜売り場で立ち止まり、しばし妄想していると、知らないおばさまに肩をぶつけられて我に返り、足早に出口へ。

外に出た私は、もう一度量販店に戻って、もっと理想に近いナワトビを探してみよう、と考えていました。
グリップの形がもうちょっとちゃんとえっちな形のやつを・・・

雨は、降っているか降っていないかわからなくらいの小降りになっていました。
私は、火照ったからだと頭をクールダウンしたくて、傘はささず、相変わらずお買い物客でごったがえす大通りをゆっくりと量販店へと歩いていきます。
それでも今日の私の発情は、おさまることを知らないようでした。

駐車場に置いてある赤い三角錐のパイロンを見つけると、これに跨って気づかれないように街中でオナニーしていた女の子がいたなあ、って思い出しながらフラフラと近づいてしまいます。
電話ボックスを見ると、この中でセーラー服からスクール水着に着替えることを命ぜられたシーンがあったなあ・・・あの女の子は、どんな気持ちだったんだろう?って考えながらフラフラと近づいてしまいます。

靴屋さんで靴を試しながらノーパンの奥を無防備に見せつけていた奥様・・・
アソコにローターを入れたまま接客するブティックの店員さん・・・
街角の証明写真のボックスで全裸写真を撮る羞恥プレイ・・・
歩道橋の階段の途中でスカートをまくられてお浣腸されていた白いお尻・・・
タクシーの後部座席でアソコを弄られながら、えっち声を必死にがまんする人妻の歪んだ顔・・・

ビデオで見た場面と街の風景が重なるたびに、そのシーンを思い出しては、ムラムラが昂ぶりつづけます。
早くお家に帰って、思いっきり自分のからだを弄りまわしたい・・・
きっと今の私は、全身から淫乱オーラを強烈に発しているはずです。

量販店に戻った私は、スポーツ用品売り場で、ビデオで見たのと同じような、女性のからだみたくなだらかな曲線を描く理想的な形のグリップが付いたナワトビをみつけることができました。
お金を払うとき、売り場のお姉さん・・・見るからに快活そうなボーイッシュな感じの人が、
「何のスポーツ、やってるの?」
って、私のからだを上から下まで舐めるようにジロジロ見た後、聞いてきました。
「あ、えっと、バレエを少し・・・」
小さな声で答えます。
「ああ、なるほどー。どうりでステキなプロポーションしてると思った。トレーニング、がんばってね!」
お姉さんは、私の肩を軽くポンッてたたいて、ニッコリ笑ってくれました。
キレイな笑顔・・・
「あっ、はいっ」
答えながら頭の中では、そのお姉さんと裸で抱き合っているところを咄嗟に妄想してしまっているのですから、今日の私は重症です。

その日ほど、夜中になるのが待ち遠しい日はありませんでした。

お家に帰ってお夕飯になるまで、しばらく時間がありました。
買ってきたお道具をベッドの上に並べ、はやる気持ちを抑えながら、どれを試してみようか?って考えていると、知らず知らずに両手が胸と下に伸びてしまいます。
ジーンズのジッパーを下ろして、しっとり濡れたショーツのアソコのスジに沿って指を這わせます。
お道具を使うまでも無く、手で弄っているだけでビクンビクン感じてしまい、服を着たまますぐに軽くイってしまいました。

お風呂に入る前に、ローソクを試してみようと思いました。

買ってきたのは、長さ10センチくらい直径1.5センチくらいのお仏壇用ローソクと長さ約4センチ、直径も約4センチくらいのアロマキャンドル。
お仏壇用のローソクにマッチで火を点けて右手に持ち、左手を開いて手の甲に30センチくらいの高さから恐る恐る蝋を垂らしてみます。
「あっ!」
思わず声が出てしまうような強烈な刺激が肌を刺して、反射的に左手をぶんぶん振ってしまいました。
なんて言うか、爪楊枝をギュッと押し付けられたような、誤ってナイフで肌を軽く切ってしまったときのような鋭い痛みの刺激。
一瞬、熱いっ、と思いますが、その刺激はすぐに去っていきました。

気を取り直して、左手を動かさないようにがまんしながら蝋を垂らします。
二粒、三粒と滴るたびに、その刺激がくりかえされます。
そのたびにゾクゾクッとからだが震えます。
この刺激、けっこう気持ちいい・・・
肌に付いた蝋はすぐに冷めて固まり、付いた部分の肌をひっぱるように付着して少しだけ肌をひきつらせます。
そのもどかしい感覚もなんだかマゾ心をくすぐります。

慣れてきたので、左手を裏返して、手のひらから半袖の肘のあたりまでに順番に垂らしてみます。
蝋が垂れるたびに、んっ、とか、むん、とか声が出てしまいます。
これをおっぱいに垂らしたら・・・アソコに垂らしたら・・・って想像するだけで、どんどん濡れてきてしまいました。

ただ、さっきから気になっていたのは匂いでした。
ローソクを燃やしていると意外とお部屋にキナ臭い匂いがこもるんです。
今、たとえば母がこのお部屋に入ってきたら、間違いなく、何してたの?って聞かれてしまうほど匂っています。
もう一つのは、アロマキャンドルだからなおさらのはず。

それに、肌に付いた蝋を剥がすのもかなりの手間の上、誤って机の上に垂らしてしまったのを剥がすのは一苦労。
その上、後には溶けた蝋のゴミが大量に出てしまいます。
うーーん・・・
ローソクプレイは、ちゃんと計画を練って、万が一にも邪魔が入らないときに、後始末のことも考えて決行したほうが良さそうです。

そう結論を出した私は、とりあえずさっさとお風呂に入っちゃうことにしました。
ベッドの上のお道具をいったん全部袋に入れ直してクロゼットに隠し、そそくさとバスルームに急ぎました。


メールでロープ 14

2011年3月21日

メールでロープ 12

やよい先生が送ってくれたDVDを見ていると、身の回りにあるさまざまな日用品が、オナニーやSM責めのために使われていました。
たとえば乳首を苛めるのに、洗濯バサミはもちろんですが、事務用のクリップで、とか、割り箸を割って両端を輪ゴムで留めたので挟んで揺らしたり、タコ糸でギュッと縛ってひっぱったり、とか。
日用品ではないですが、手術とかで使う鉗子で挟んでいたり、化学の実験で使うピペットのスポイト部分で乳首を吸い込んでいたり、なんていうのもありました。
その他にも、こんなものをそんな風に使うの?っていうのがいろいろあったのですが、私が一番、これ、やってみたい、って思ったのは、ナワトビのナワを使ったオナニーでした。

私が見たビデオでは、カワイイ感じの女優さんが裸の全身にビニール製のナワトビをでたらめにグルグル巻いて、片方のグリップを左手に持ってギュウギュウとナワを締めつけながら、もう片方のグリップをアソコに突っ込んでオナニーしていました。
身悶えするたびに肌に食い込むビニールのナワ。
ナワに絞られてたわむおっぱい。
握りやすいように曲線な凹凸のある形のグリップもなんだかえっちで、そのグリップが女優さんのアソコを出たり入ったりしていました。
その様子がすっごく気持ち良さそうだったので、すぐにでもそのナワトビが欲しくなってしまいました。

また違うAV女優さんは、オナニーをする前のインタビューのときに、その人もすごいオナニー好きなのだそうで、100円ショップやホームセンターに行くと、知らず知らず自分を気持ち良くしてくれそうなものを探してしまう、って言っていました。
日用品をみんなオナニーに結び付けてしまうのだそうです。
なるほど・・・
それを聞いて私は、早速パソコンの前に座り、近隣の品揃えが良さそうな100円ショップやホームセンターの場所を検索していました。

お盆明けの小雨がぱらつく蒸し暑い昼下がり。
私は、電車に乗ってこのあたりでは一番大きな繁華街がある駅へと向かっていました。
バレエ教室がある駅前にも、大きめの100円ショップがあるのだけれど、今日は目的が目的ですから、時間はかかりますが少し遠出をすることにしました。
今日の目的は、まずリモコンローターのコントローラー用の電池を買うこと。
そして、ナワトビのナワ。
あと、100円ショップとかでオナニーに使えそうなものを探すこと。

駅前に出た私は、あらかじめ調べておいた、一般雑貨から電気製品までなんでも扱っている大きな量販店へ向かいました。
この街に出るためには、電車で40分くらいかかるので、お友達と映画を見るときとか、大きなお買い物をするために両親と来るくらいで、私もそんなには来たことはありません。
でも、今日行くべきお店の場所は、昨夜ネットでしっかり調べてきたので、バッチリ頭の中に入っています。
小雨模様なのに街の大通りには、たくさんの人たちが行き交っていました。

量販店に着いた私は、まずファッション雑貨のコーナーで赤いセル縁の素通しなファッショングラスを買いました。
その足で女子トイレに急ぎます。
今日の私は、頭の中がえっちなことで一杯になっているので、万が一にでも知っている人には会いたくありません。
だから、もし会ってもわからないように変装しておこうと思ったんです。
髪を全部後ろに束ねてポニーテールにベースボールキャップ、白いTシャツの上に半袖Gジャン、下はジーンズにスニーカー、肩に大きめなトートバッグっていう、普段お友達の前ではあまりしないラフなファッションの私が、女子トイレの鏡に映っています。
ファッショングラスをかけてキャップを深めにかぶり直しました。
お化粧もリップ以外はすっぴんです。
これなら、私を知っている人でも一目では私ってわからないはず・・・

その格好で電気製品の売り場へ向かいます。
なるべく優しそうな女性の店員さんを探して、
「こういう電池はありますか?」
って言いながら一枚のメモ紙を見せました。
そのメモには、電池23A×10個、って書いてあります。

胸がどきどきしてきます。
なんだかすごく恥ずかしい・・・
私の頭の中では、この種類の電池を買う人はリモコンローター遊びをしている人って思われるんじゃないか、という疑念が昨夜からぐるぐる渦巻いていました。
だからいかにも、人から頼まれてきました、っぽくメモを用意することにしたのですが・・・

ちょっぴりふくよかなその女性店員さんは、
「それなら、あのコーナーのところにあるはずですよー」
って、指をさしつつ普通の感じでにこやかに教えてくれました。
ふー。
そんなに心配することでも無かったのかな?
恥ずかしさと緊張が解けた私は、言われた通りの場所で無事、電池を手に入れることができました。
普通の電池よりちょっとお高めのお値段だったのが誤算でしたが、無事第一目標達成です。

この量販店にも日用品やバラエティグッズなどがいろいろ売っているのですが、やっぱりお安くいろいろ買えたほうが嬉しいので、いったん量販店を出て、今度は100円ショップに行くことにします。

その100円ショップは、スーパーマーケットの3階にあって、フロアがとても広くて、日曜大工用具とか自転車まで売っているホームセンターと併設していました。
100円ショップでは、ほとんどのものはもちろん100円、でも200円から500円くらいのものも豊富に揃っています。
店内にはお買い物に来た家族連れなどのお客さんで一杯でした。

えっちな目線で棚に並べられている商品を眺めていると、確かにいろいろな妄想が浮かんできます。

お台所用品のコーナーで、シロップを塗るためのシリコン製のハケを見て、これでおっぱい撫ぜたら気持ち良さそうだなあ、とか、泡立てるためのホイッパーを見て、これアソコに入るかなあ?とか・・・
先がギザギザになったステレンスのアイストングやパスタトングで乳首を挟んだら・・・
マドラーや菜ばしでアソコを掻きまわしたら・・・
目にするもののほとんどが私を苛めるお道具に変身していきます。
私は、中学生の頃からバターナイフをアソコに入れてオナニーをしていたように、金属的なものでからだを弄るのが大好きな性癖なので、ステンレスのお道具を前にするとすっごくコーフンしてしまいます。

私が台所用品をあれこれ手にしてえっちな思いに耽っている間にも、見知らぬ奥様やおばさま、たまにおじさまが私の傍らにひっきりなしに来ては、思い思いのお道具を自分の買い物カゴの中に入れていきます。
これだけたくさんのお買い物客の中で、並べられた日用品をこんなにすけべな目で選んでいるのは、たぶん私だけでしょう。
なんてはしたない女・・・
自分の淫らで貪欲な性欲が恥ずかしすぎて、どうしてもからだ中が火照ってしまい、まわりのお客さんと顔が合わせられずにうつむいてしまいます。
ブラの下の乳首が暴れて、ショーツの奥がヌメってしまいます。
私は、いやらしいヘンタイ女・・・
それでも妄想を止めることはできず、精一杯そ知らぬ顔を作って、商品をカゴの中に入れていきます。

サニタリーのコーナーでは、普通より大きめな洗濯バサミと渋い模様の日本手ぬぐい。
日本手ぬぐいは、ビデオの中で猿轡をされていた女性が綺麗だったので、やってみようと思って。
お医者さんがしているような使い捨ての極薄ゴム手袋、っていうのも売っていて、医療プレイのビデオの中でしてたのが艶かしい感じだったのでカゴに入れました。
レジャー用品のコーナーでは、大きめのレジャーシートと非常用ローソクにアロマキャンドル。
これはもちろん、ローソクプレイをやってみようと思って。
手芸や大工用具のところでは、ペンキを塗る毛足の長い刷毛とギザギザが細かいルレット。

ホームセンターの中にあるペットコーナーには、各種のペット用首輪や鎖やリードが並んでいました。
SMビデオ中には、首輪をさせられて四つん這いで鎖につながれ、ペットのように扱われている女性の場面もたくさんありました。
欲しい、とは思ったのですが、まさかその売り場で自分の首に合うかどうか、ワンちゃんの首輪をあててみるわけにもいかないので、あきらめました。

ワンちゃんと言えば、ビデオの中で、女の人を裸にして動けないように縛ってから、からだ中にバターを塗りつけてワンちゃんに舐めさせる、っていう責めもありました。
乳首やアソコの周辺にたっぷりバターを塗りつけると、ワンちゃんが嬉しそうにハアハア言いながら長い舌でペロペロ舐めつづけていました。
女の人は、泣きそうになりながらもいやらしく身悶えしていました。
ワンちゃんが間違ってアソコに噛み付いちゃったりしないのかな・・・
私は、ハラハラしながらもゾクゾクっと感じてしまい、これもちょっとやられてみたいな、なんて思っちゃいました。

子供用の玩具のコーナーに、ナワトビがありました。
カラフルなビニール製のチープな感じのやつ。
グリップもただのプラスティックな円柱で今一なのですが、100円だったのでピンクとブルーの二本をカゴに入れました。
玩具の棚をずーっと見ていくと、プラスティックの手錠がありました。
思わず手が伸びて、二つカゴの中に入れました。

もう2時間近く、100円ショップとホームセンターのあちこちをうろうろしていました。
細長い一輪挿しのガラスの花瓶をみつけると、アソコに入りそう、と思ってカゴに入れ、タコ糸をみつけてカゴに入れ、スースーする塗り薬をカゴに入れ・・・

買い物カゴの中は、一見何の脈絡もない品物で一杯になっていました。
トング、ハケ、洗濯バサミ、ホイッパー、綿棒、ローソク、手ぬぐい、オモチャの手錠、ビニールシート、ナワトビ、花瓶、ルレット、塗り薬、ゴム手袋、アンテナペン・・・
でも、これって見る人が見ると、なんとなく用途がバレてしまいそうな品々でもあります。

もうこのくらいでレジに並ぼう、と思っていた私は、すっごくドキドキしてきてしまい、あわててたいして必要も無いノートやボールペン、お皿、なぜだかミトンなども足して、おずおずとレジに向かいました。


メールでロープ 13

2011年3月19日

メールでロープ 11

パソコンを起動して、送られてきたUSBメモリをつないでみました。
パスワードを聞かれて、それ以上進むことは出来ませんでした。
仕方ないので、次はCDロムを入れてみます。
認識しませんでした。
メールソフトを開いて、やよい先生からのメールが来ていないかも確認しました。
さすがにまだ届いていません。

やよい先生、どういうつもりなんだろう?
途方に暮れてCDロムの盤面をしげしげと見ていたら、気がつきました。
なんだか普通のに較べて盤面が青っぽい・・・
あわててDVDレコーダーに円盤を入れてみます。
メニュー画面も無しにいきなり、テレビに知らないキレイな女の人が大写しになりました。
これ、DVDだったんだ。
その頃の私のパソコンは、まだDVDディスクには対応していませんでした。

その女の人は、少しインタビューみたくおしゃべりしてから、おもむろに服を脱ぎ始めてオナニーをし始めました。
私は、あわてて音声を絞り、食い入るように画面を見つめました。

夕方の6時前、母が帰ってくるまでに2枚のDVDを見終えていました。
どうやらやよい先生が私のために、えっちなビデオの私が好みそうな場面を編集して作ってくれたDVDみたい。

一枚目は全部、女性のオナニーの映像でした。
日本のも外国のもまぜこぜでした。
アソコの部分にモザイクが入っているのも入っていないのもありました。
出てくる女性はみんなキレイな人ばかりで、みんないろいろ工夫して、身の回りにあるいろんな道具や器具を使って、いろんな場所でオナニーしていました。
私は、テレビの間近に座り込んで真剣にじーっと見入っていました。
これ、やってみたい!っていうのがいくつもありました。

2時間くらいで一枚目のDVDを見終わったとき、私はオナニーしたくて仕方ない状態になっていました。
見ているときにも、乳首が勃ってきて、ショーツの奥が潤ってきて、手を伸ばしたくてしょうがなかったのですが、がまんしていました。
一瞬たりともテレビから目をそらしたくなかったんです。

見終わったと同時に、立ち上がってお勉強机のところに行きました。
ビデオの中で、一人の女の人が机の角のところにショーツを穿いたままアソコを擦りつけてオナニーしていたんです。
それが、すっごく気持ち良さそうだったんです。

私のお勉強机は、私の股間よりちょっとだけ低い位置の高さでした。
ショートパンツを脱いで、下半身ショーツ一枚だけになります。
水色のショーツのクロッチ部分には、すでに内側からジワジワ滲み出てきているおシルで一筋のシミが浮き出ていました。
少しだけ両膝を曲げ、机の角にアソコを押し付けてみます。
机の角がショーツの布越しに、大きくなっている敏感なお豆にもろに当たりました。
「あはんっ!」
下半身から頭へと気持ちのいい電流が一気につらぬきました。
「んんーーーっ」
そのままの格好で、ビデオで見たのを真似して、角の線にワレメを合わせるようにアソコを押しつけたまま腰を上下してみます。
「あんっ、あんっ、あんっ」
すっごく気持ちいい・・・
いつのまにか左右のおっぱいを両手でTシャツの上から激しく揉みしだいていました。
「あっ、あっ、あーーっ!!」
気持ち良さに酔い痴れながらも頭の中で、早く次のDVDが見たい、っていう欲求も高まっていました。
「んんんんーーーーーーっ!!!」
軽くイってしまった後、脱ぎ捨てたショートパンツを拾ってすぐテレビの前に戻りました。

2枚目は、SMっぽい、女の人が苛められている映像集でした。
縛られたり、吊るされたり、ローソクを垂らされたり、鞭でぶたれたり、お浣腸されたり・・・
そういう場面が延々とつづきました。
苛める役の人は男性ばかりだったので、最初のうちは、男の人のアレが画面に出てきたらどうしよう、モザイクでぼけていても見たくない・・・ってビクビク不安でしたが、そこは、よくわかっていてくれるやよい先生のことですから、男性のアレが出てくる場面は一回も無くて、巧みに編集されていました。
使われているバイブレーターの形も露骨なものは無くて、さすが、やよい先生!って嬉しくなりました。

それにしても、苛めかたにもいろいろ方法があるものです。
これ、やられてみたい、って思うのから、こういうのは、いくら私でも無理、っていうのまで・・・
食い入るように画面を見つめながら、私の右手はショーツの中、左手はTシャツの上をもぞもぞ蠢いていました。

2枚目を見終える頃に、内線の電話が鳴りました。
私は、あわてふためいてテレビを消し、濡れた指のまま電話に出ました。
帰宅した母に、7時からお夕食だからお台所手伝って、と告げられ、はーい、と元気よく返事してから大急ぎでショーツを穿き替え、コットンのワンピースをかぶって、何食わぬ顔で階下に下りました。

お夕食を終えてお部屋に戻り、パソコンのメールを確認すると、やよい先生からのメールが届いていました。

東京での近況が少し書かれた後に、私への最初の課題が書かれていました。
要約すると、この6枚のDVDを見て、やってみたいプレイ、私が気に入ったプレイと、あまりやって欲しくない、やりたくないプレイをレポートにして提出せよ、ということでした。
それに沿って次の課題を出すそうです。
そして、そのレポートを出すまでは自由にオナニーをしてもいいけれど、レポートを出して、次の課題メールがやよい先生から来るまでの間はオナニー禁止。
あと、USBメモリには、あの日やよい先生と遊んだときにたくさん撮ったケータイやデジカメの写真が入っているのだけれど、日が経ってあらためて見返すと、直子がショックを受けそうな刺激が強すぎる、恥ずかしすぎる写真ばっかりなので、もうちょっと課題が進んで直子のヘンタイ度が上がったらパスワードを教える、と、冗談めかして書いてありました。

私は、もう少し違う、なんて言うか、もっと直接的なご命令ぽいえっち課題・・・どこそこにノーパンで行きなさい、とか、こういうシチュエーションを妄想してオナニーしなさい、とかを予想していたので、ちょっと拍子抜けした感じもありました。
でも、残りのDVDがすっごく楽しみ。
私が今までこういう映像を見れるのは、パソコンのえっちなサイトで、がすべてでした。
ただ、いつ男の人のアレに出くわすか、ビクビクしながらでしたから、面白そう、と思っても見れない動画がいくつもありました。
やよい先生が選んでくれたのなら、絶対安心です。

そして、USBの中に入っているはずの写真・・・
私も、さっきDVDの映像を見ながら考えていました。
映像の中で知らない女の人がしている恥ずかしい格好のいくつかは、あの日、やよい先生の前で私がした格好と同じでした。
大きく、アソコの奥が見えるくらいに両脚を広げて縛られたり、コブのついたロープに股間を擦りつけたり、お尻の穴にタンポンを詰め込まれたり・・・
そういう場面になるたびに、ああ、私もこの格好、やよい先生に見られたんだなあ・・・って思っていました。
そのたびに、いてもたってもいられない恥ずかしさで全身がカッカと火照りました。
そのときの画像、私がそんな恥ずかしい格好をした証拠が、この小さなUSBメモリの中に入っている・・・
そう考えただけで、私のからだは再び、いてもたってもいられない、身悶えするほどの恥ずかしさに震えます。
すっごく見てみたい、でも、見るのがすごく怖い、でも早く見たい・・・

きっと、やよい先生はミーチャンさんと二人で、夜な夜な私の恥ずかしい写真を一枚一枚じっくり見ているんだと思います。
このときはこうだったんだよ、なんてミーチャンさんに説明しながら・・・
ミーチャンさんは、どう思っているのでしょう?
いやらしい子だと軽蔑していないでしょうか・・・
えっちな気持ちになってくれているでしょうか・・・
やよい先生とミーチャンさんは、私の写真を見た後、愛し合っているのでしょうか・・・
私の右手は、知らない間にショーツに潜り込んで激しく小刻みに上下していました。
「ん、ん、んーーーっ!!!」
声を押し殺したまま、間もなく小さくイきました。

その日の夜から次の日の夜中までに、6枚すべてのDVDを見終えました。
夏休みの宿題を一気に片付けちゃうから、と母やともちゃんに言って、お食事とお風呂のとき以外はお部屋に閉じこもって。
ドアの鍵をかけて、すぐかぶれるワンピースを傍らに置いて、下着姿になって。
テレビの前に座って、ヘッドフォンをして、息を飲んで、声を押し殺して。
右手をショーツに潜り込ませて、何度も何度も小さくイきながら・・・

一通り真剣に見た後、次の日からは、やよい先生へのレポートを書くためにもう一度、パソコンでメモをとりながら、じっくりと見直していきました。
6枚のDVDには、本当にさまざまなタイプのえっち映像が入っていました。
6枚がそれぞれおおまかにジャンル分けされていて、一枚目はいろんなオナニーの方法、二枚目はSMの責めのいろいろを紹介してくれました。
三枚目は、屋外での露出がテーマのようで、いろんな場所で女の人がおっぱいやお尻やアソコを恥ずかしそうにお外の空気に晒していました。
四枚目は、女性同士のからみ、レズビアンな映像のあれこれ。

私が一番コーフンしたのが五枚目で、自分で自分のからだを苛めながらのオナニー映像。
自分で自分を縛ったり、さまざまな器具でおっぱいを苛めたり、鞭で叩いたりの映像集で、すっごく参考になりました。
最後の六枚目は、SMっぽいことをしながらのレズビアンの映像集で、こっちもすっごくコーフンしました。

メールをいただいてから4日めの夜には、やよい先生からの課題に対するレポートが出来上がっていました。
私の頭の中は、ここ数日間ずーっと、えっちなことだけで一杯でした。
毎日何度もオナニーしてしまいました。
それでもムラムラ気分が去る気配はありませんでした。

オナニー禁止になる前に、DVDに感化されてどうしてもやっておきたいことができたので、レポート返信は、もう少し後にするつもりでした。


メールでロープ 12

2011年3月12日

心よりお見舞い申し上げます

このたびの大地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
行方不明になられている方々のご無事と、被災者の皆様の一日も早い日常生活への復旧を、心からお祈りしております。

余震がまだつづくようですので、皆様くれぐれもご自愛ください。



2011年3月6日

メールでロープ 10

「直子はお外で裸になって、オナニーしてイっちゃうヘンタイ女です・・・」
小さくつぶやくように声に出して、左腕で乳首の洗濯バサミを激しく揺らします。
「やよい先生に教えてもらったんです・・・」
右手で、子猫ちゃんを咥えているお口のすぐ上のお豆を強くつまみます。
「んんーーーっ!やよい先生、大好きです・・・」
両目を開けて大空にやよい先生のお顔を思い描きます。
「もうイきます・・・イっちゃいますぅ・・・だから、だからぁ・・・」
意味不明なことを口走りつつ、左手で洗濯バサミを揺らし、右手でクリトリス周辺を嬲ります。
子猫ちゃんの震動と同じくらい強く、早く、細かく・・・
最大級の波がやって来ました。

「んぐぅーーーーーーーっ!!!」
からだ中の血液がアソコに向かって急激に流れ込んでくるような収束感から、からだ全体がフワッと青空高く舞い上がるような高揚感と共に快感がからだの隅々にまで飛び散って、一瞬意識がトんで、すぐに戻り、私のからだはデッキチェアの上でビクンビクン跳び跳ねていました。

「はあ、はあ、はあ・・・・」
からだ中の力が抜けてぐったりしているのに、それでも子猫ちゃんだけはまだ、健気に中で震えつづけていました。
もう満足・・・これ以上無理・・・
快感の余韻の中、緩慢に右手を伸ばして子猫ちゃんのスイッチを切ろうとしました。
でも、右手の指先が子猫ちゃんの柄に触れた瞬間、カチリと私の中で新たな被虐のスイッチが入りました。
もっともっとめちゃくちゃになっちゃいたい・・・
気がつくと子猫ちゃんの柄を右手に握り、腰をスライドさせて子猫ちゃんの頭を激しく出し挿れしていました。

「あんっ!あんっ!あんっ!あーーっ!」
押し殺しても洩れてしまう声、止まらない腰と右手・・・
「んーーっ、んーーっ、ぬーーーんっ!」
左手は、洗濯バサミごと右のおっぱいをむちゃくちゃに揉んでいました。
痛いのが気持ちいいっ!
そうはっきり自覚していました。

やがてさっきよりもさらに大きな波がやって来て、私は呆気なく飲み込まれます。
「ぬぐぅーーんっ、んっ!んっ!んーーーんんっ!!!」
私のアソコからすけべな液体がビチャっと大げさに飛び散り、私の右手は震える子猫ちゃんを握ったまま、デッキチェアの外にだらんと垂れ下がりました。

「はあ、はあ、はあ・・・」
気持ち、良かったぁ・・・

からだは、ちょっと動かすのも億劫なくらい疲れきっていました。
でも、頭の中は今までにないくらいスッキリシャッキリしていました。
心地良い疲労感と満足感。
閉じた瞼の裏に、クッキリとやよい先生の魅力的な笑顔が映っていました。
やよい先生と知り合えて、えっちなアソビをご一緒できて、本当に良かったと心の底から思いました。

遠くから夕方5時を告げるチャイムが聞こえてきました。
えっちモードは終了です。
さあ、さっさとお片付けしちゃいましょう。
からだを起こした私は、なんだか新しく生まれ変わったみたいに清々しい気持ちになっていました。

汗まみれのからだをバスタオルで拭い、そのタオルをまたからだに巻きつけてからデッキチェアをかたし、シーツを手早く取り込んでベランダを後にします。
お部屋に戻ってスポーツドリンクを一口飲んでから、今日私を楽しませてくれたお道具たちを元通りにしまいました。
私のえっち液で汚してしまった輪っか付き赤いロープとレインコート、子猫ちゃん、そして新しいバスタオルを片手に持ち、バスルームに向かいます。
リビングに寄ってインターフォンも留守番電話も元に戻します。
もう5時20分になっていました。

シャワーをゆっくり浴びながら、赤いロープとレインコートと子猫ちゃんもついでにキレイに洗いました。
からだも髪も丁寧に洗い、脱衣室に出てからだを拭いていたら、母が帰って来ました。
「あら、なおちゃん。こんな時間にシャワー?」
母が脱衣室のドア越しに問いかけてきます。
「う、うん。ちょっとお部屋でストレッチがんばってたら、はりきりすぎてたくさん汗かいちゃったから・・・」
「あらあら、それじゃあ、お腹も空いてるでしょう?今日は美味しそうなもの、たっくさん買ってきたから、一息ついたら階下へ下りてらっしゃい」
「はーいっ!」

それからしばらくは、憑き物が落ちて頭の中からすべてのえっち的興味が消え失せちゃったみたいに、普通な感じで楽しく過ごしました。
ともちゃんとお庭で遊んだり、高校のお友達とショッピングに行ったり。
やよい先生に最後のお別れを言えなかったあの日の翌日、生理が来ました。

久しぶりにしーちゃんとも会いました。
その日、なおちゃんなら絶対ハマルと思う、っていうコメントと共にしーちゃんが貸してくれたすごく古いゲーム・・・風水師になって、近未来みたいな妖しい感じな香港ぽい町の風水を見立て直す、っていうゲームがすっごく面白くって、何日も徹夜しちゃいました。

やよい先生から最初のメールが来たのは、やよい先生が東京にお引越してから4日後の夜でした。
やっとなんとか落ち着いてきたから、近々最初の課題をメールする、っていう内容でした。
私はすぐに、会えなくて寂しいとか、バレエの新しい先生のこととか、課題が楽しみとか、とりとめのない長文メールを返してしまいました。
送った次の日にちょっと反省・・・

そのまた4日後、やよい先生から携帯電話に短いメールが入りました。
昨夜郵便で小さな荷物を送ったので、受け取ったらメールで教えること、その後にパソコンのほうへ最初の課題のメールをくれる、とのことでした。
昨夜出したのであれば、たぶん明日には届くでしょう。
なんだかどきどきしてきて、私は、自分の中にえっち的興味が復活しつつあることに気がつきました。

その日の夜は、3時過ぎまでかかって、とうとう風水師のゲームをクリアしたので、起きたのは10時過ぎでした。
我が家に郵便屋さんが配達に来るのは、だいたい午後の2時過ぎ。
その日も昼間は誰も家にいなかったので、私は2時近くなるとTシャツにショートパンツ姿でお庭のウッドデッキに出て、冷蔵庫から出してきたカップアイスを食べながら郵便屋さんがくるのを、ワクワクして待ちました。

郵便物がポストに落ちるのと同時に駆け出して、やよい先生からの郵便物を確保します。
20センチ四方くらいで厚さが3センチくらいの小さな荷物でした。
すぐに自分のお部屋に戻り、中身を確かめます。
無地で1から6までの番号が入ったCDロムが6枚と小さなUSBメモリが1本。
それだけでした。
お手紙とかメモ書きとかはまったく入っていません。
何なんだろう?

私は、少し戸惑いながらもとりあえず言われた通りに、荷物を受け取りました、というメールを送りました。


メールでロープ 11

2011年3月5日

メールでロープ 09

ベランダ入口のスペースに置かれた棚にあった、ツバの広い麦わら帽子を頭に乗せて、ベランダへ出るドアをそっと開けました。
ゆったり広がる長方形な空間に、色とりどりのお洗濯ものが意外にたくさん、干してありました。

レンガみたいな柄のタイルを敷きつめた一段低くなっている床に裸足で降り立ちます。
床は、排水のためにスノコみたいな形状の土台になっているそうで、ところどころでフワっと沈む感じがして、私はその不思議な感触が大好きでした。
ベランダスペースを囲う柵は、コーナーのところだけがコンクリート。
その間は、幅50センチくらいの厚い木の板と幅10センチくらいのすりガラスのくりかえしというパターン。
高さは、私の顎くらいまでありますから、低い位置からならまったく、ここと同じくらいの高さからでも、麦わら帽子と顔くらいは見えるかもしれませんが、からだまで見えてしまう心配は無さそうです。
目線を上げて四方を見渡しても、ベランダの内部を覗き込めるような建物もありません。
だいじょうぶ。
まずは、お洗濯ものを手早く取り込むことにします。

ベランダ柵際の一番外側三方に、柵より少し高いところまで電動物干しユニットで持ち上げられた大きなベッドシーツが目隠しのように干されています。
その内側の物干し台に、我が家と篠原さん家のシャツやジーンズや下着などがたくさん吊るされています。
我が家では、女性ものの下着類を干すことが圧倒的に多いので、なるべく外からそれらが見えないように、ベランダまわりをまずシーツなどの大きな洗濯もので覆うのが母と篠原さんの流儀なんです。

真夏の陽射しに照らされてカラカラに乾いているシャツや下着類を取り込んでは、キレイにたたんで入口の棚の籠に、我が家のと篠原さん家のと分けてしまっていきます。
洗濯ものからはずした洗濯バサミは、その都度、私が巻いているバスタオルに挟んでいます。
でももちろん、肌まで挟んだりはしません。
今は、お仕事優先です。
ベランダの正面、遥か向こうでは、市営グラウンドで野球の試合をやっているらしく、ときどきカキーンていう乾いた音とワッ!ていう歓声が遠く聞こえてきます。
そしてセミの声。

お洗濯ものを全部取り込み終えて、あとは三方を囲うシーツだけ、という状態になったとき、私が巻いているバスタオルはカラフルなプラスティックの洗濯バサミだらけになっていました。
肌まで挟んでいなくても、からだ中に洗濯バサミをぶら下げているのって、なんだかすごっくえっちな感じ。
さあ、これでやっとお外でイクことができる・・・
さっきおあずけを食らっちゃった分、より一層の期待感に私の胸はワクワク昂ぶります。

いったんベランダの入口に戻り、洗濯バサミをバスタオルからはずして籠に戻します。
赤いの2つだけは残して、全部はずしました。
棚に置いてあるデジタル時計を見ると、もう4時24分。
あまりゆっくりしていられなさそう。
私は、子猫ちゃんとリングつきの紐を手に取って、再びそそくさとベランダに戻りました。

今回は、とくに具体的な妄想のアイデアは無くて、とにかく青空の下で全裸になってイク、っていうことしか頭にありませんでした。
アソコはもう、充分濡れそぼっています。
早くイっちゃいたくてたまりませんでした。

ベランダの隅にたたんで置いてあったデッキチェアをほぼ中央まで運び、グラウンドのほうに向けて、少し上半身を起こした形で仰向けに寝そべれるように広げました。
バスタオルに残した2つの洗濯バサミを手に取り、今度はタオルの上から肌も挟む形で乳首に一つずつ噛ませます。
「んっ!」
タオルの上からですから、痛さはさほどではありませんが、ここが乳首だよ、って教えるように白いタオルにぶら下がっている二つの赤い洗濯バサミがすっごくえっち・・・

そのときまた、カキーンという乾いた音が聞こえたので、ふと思いつき、ベランダ正面を覆うシーツの外側まで、その格好で歩いて行ってみました。
少し背伸びをして柵から身を乗り出し、お外を覗いてみます。
お家の塀を越えてグラウンドのほうまでが遥かに見渡せます。
野球をしているグラウンドの手前、ここから30メートルくらい向こうの駐車場にも、何人かの人影がうろうろしていました。
お外にいるんだなあ、ってあらためて実感できます。
たとえそのうちの誰かが、私がこここから見ていることに気づいて見上げても、麦わら帽子をかぶった顔くらいしか見えないはず。
私、今、この柵に隠れた下は、すっごく恥ずかしい格好なのに・・・

「私、今バスタオル一枚しか身に着けてないの・・・」
「そのタオルの下は裸なの・・・」
「それに、乳首には洗濯バサミが噛みついてるの・・・」
人影に向かって、小さな声で精一杯いやらしく言ってみます。
自分の台詞にゾクゾクしてしまいます。

「バスタオルの下、見たい?」
言いながらおもむろに、バスタオルがからだから落ちないように右腋のところで挟んで留めていた端の折り返しを戻しました。
途端にバスタオルがハラリとほどけます。
まず後ろが垂れ下がり、お尻が露になったのがわかります。
お外の空気が私の生お尻を生温く撫ぜてきます。
「ああんっ・・・」
恥ずかしさに真っ赤になりながら、それでも表情を変えないようにがまんして駐車場の人たちに顔を向けています。

からだ正面を隠すバスタオルは、タオルごと乳首を噛んでいる洗濯バサミによってしばらく持ちこたえていました。
乳首が大きくなっているので摩擦面も大きいからでしょうか。
バスタオルが二つの乳首を起点に私の半身を隠すカーテンのようにぶら下がっています。
視線をそこに落とすと、洗濯バサミに挟まれた布地が乳首をひっぱりながらジリジリと少しずつ下へ滑っているのがわかります。
「あーーんっ」
じれったい痛みにからだ全体がウズウズ疼いて、内股をモジモジしてしまいます。
やがて、バスタオル自体の重みに負け、まず左の乳首から洗濯バサミがはずれました。
「ああんっ!」
解放された左乳首がプルンと跳ねて、その快感に少し大きな声が出てしまい、あわてて口を押さえようとしたとき、右の乳首からも洗濯バサミがはずれ、バスタオルが足元にパサッと落ちました。

オールヌードです。
真夏の夕方のベランダで、真っ裸です。
言い知れぬ快感がジーンとからだを駆け巡ります。
私は、わざとそのまま、何もなかったように駐車場のほうに顔を向けていました。

「ほら、とうとう裸だよ・・・見える?」
遠くに見える誰かも知らない人影に、思い切り背伸びをしながら、そう言ってみます。
もちろん、おっぱいが柵の高さを越えることはないのですが。
私ったら、なんて恥ずかしいことをしているんだろう・・・
きゃーっ。
その場でジタバタしたくなってきます。
もう、いてもたってもいられません。
足元のバスタオルを拾い上げました。

そそくさとデッキチェアのところに戻った私は、麦わら帽子を取り、バスタオルを広げてデッキチェアの上に敷き、仰向けに寝そべります。
いくぶん日が翳ってきたとは言え、真っ青な高い空が眼前を埋め尽くします。
デッキチェアの幅の分だけ両脚を広げ、子猫ちゃんをスイッチは止めたまま、ゆっくりとアソコへ挿入しました。
滴るほどヌルヌルなので、ツルッと入ってしまいます。
それから固定用のリングをはめて、紐を両腿に結びつけます。
赤い洗濯バサミで今度は直に、両乳首を噛ませます。
「んーーっ!」

これで、子猫ちゃんのスイッチを強に入れれば、私は、やよい先生と遊んだあの日に戻ることが出来ます。
たとえ、両手両脚が縛られていなくても、今の私はそれらを動かすことはできません。
私は、ここに放置されて、アソコの中で暴れる子猫ちゃんと、やよい先生との思い出に翻弄されながら、気持ち良くなるんです。

上半身を起こして、自分のアソコを覗き込むような格好で子猫ちゃんのスイッチをひねりました。
「んんーーーっ!」
強烈な刺激に早くもからだが震え始めます。
私は、頭の後ろに手を組んで目を閉じて、再びデッキチェアに上半身をあずけました。

恥ずかしいレオタード姿で私を踊らせて、嘲笑ったやよい先生・・・
黒い椅子に私を縛りつけて、さんざん苛めたやよい先生・・・
お風呂場で私のマン毛を剃り落としてしまったやよい先生・・・
知らない女の人に私を弄ばさせたやよい先生・・・
トイレで四つん這いにして、お浣腸をくれたやよい先生・・・
イキたくて仕方ない私のお尻を思いっきり叩いてくれたやよい先生・・・
私に恥ずかしい格好をさせて、雨の神社の境内を連れ回したやよい先生・・・
私の指でイってくれたやよい先生・・・

両目をギュッとつむって、頭の中をやよい先生一色にして、子猫ちゃんのくれる淫らな震動に身を委ねます。
何度も何度も気持ち良くなって、下半身がのけぞり、その寄せては返す波は永遠につづくようでした。
えっちな声が洩れないように口もギュッとつぶっているのですが、どうしても、ふーんふーん、って喘いでしまいます。
あまりの気持ち良さに、自分のからだをめちゃくちゃに弄り回したくなってしまいます。
でも、私の両手両脚は、やよい先生の見えないロープで縛られているんだ、と言い聞かせて一生懸命がまんします。
がまんしていると、もっとどんどんめちゃくちゃにして欲しくなってきます。

もう何度もイっていると思います。
頭の中が真っ白になっては、少しするとやよい先生が現われて、また私を苛め始めます。
身悶えしながら薄目を開けると、果てしない青空が広がっています。
遠くから野球の音や車が走る音も、セミの声も聞こえてきます。
ここはお外なんだ・・・
あらためて実感した途端に、より一層えっちな気持ちが増幅して、とうとうこらえきれずに自分のからだをまさぐり始めてしまいました。


メールでロープ 10

2011年2月26日

メールでロープ 08

「んんーーーっ!」
左手のひらを唇に強く押し付け、必死に声を出すまいと口をつぐみますが、それでもくぐもったえっち声が洩れてしまいます。
やっぱり強は、強烈です。
たまらず両膝がガックリと折れて、その場にしゃがみ込んでしまいました。
「んっ、んっ、んーっ!」
すでに充分に昂ぶっているからだは、より高みへとどんどん誘導されていきます。
そう言えば今日は、ほとんどおっぱいとクリトリス責めばっかりで、中イキするのは初めてかな・・・
このままだと、もうあと少しでイってしまいそう・・・
でも、せっかくのお外なんだから、お日様の下へ歩かなきゃ・・・
私は、なんとかしゃがみ込んだ腰を持ち上げようと、テーブルに右手を伸ばし、縁に手をついて力を入れました。

中腰くらいまで立ち上がったとき、急にアソコの中の震えが弱まり、みるみるどんどん弱くなっていきました。
あれ?
と思う間もなく、震動がピタッと止まってしまいます。
えーーっ!?

コントローラーの電池切れでした。
コントローラーに点灯していた赤いランプが消えています。
んーっもうっ!!
期せずしての焦らし責めに、大声で泣き出したい気持ちでした。

私は、しゃがみ込んだまま、イジワルなおあずけ状態に疼くからだを持て余します。
このまま、指を突っ込んでイっちゃいたくてたまりません。
でも、それをなんとかがまんして、考え直しました。
これもSな女ご主人様のイジワルの一環なのです。
「イきたいのなら、そのままそこでレインコートも脱いで、全裸で郵便受けを見てきなさい」
どこからか、ご命令が聞こえてきました。

立ち上がった私は、コートの前をかき合わせながらウッドデッキの屋根下から出て、もう一度注意深くあたりの様子を見渡します。
変わったところはありません。
相変わらずお隣の二階の窓は、ピッタリとカーテンが閉じられています。
決心しました。
その場でそそくさとレインコートの両袖から両腕を抜きます。
レインコートは、放り投げるようにテーブルの上に置きます。
スーッと一回、大きく息を吸ってから、転がるように郵便受けのほうへ駆け出しました。

郵便受けは門の脇。
周囲は2メートル以上の塀で囲われているので、道行く人がもしいても、見えちゃう心配は無いはず。
芝生の上に足を一歩踏み出すたび、おっぱいがプルンプルンと揺れています。
サンダルだけの裸のからだのどこもかしこもを、真夏の陽射しが焦がすように照りつけてきます。
17歳間近にもなって、オールヌードで真昼間に自宅のお庭に出ている私。
なんて恥ずかしい娘・・・

郵便受けの中には、投げ込みらしい何かの宣伝チラシが二、三枚入っていました。
考えてみれば今日は日曜日、郵便屋さんの配達があるわけありません。
ひったくるようにそれらを片手に掴んで、また一目散にウッドデッキのほうに駆け出そうとしたとき・・・
「ワンッワンッ!」
突然、塀の向こうでワンちゃんの元気な鳴き声がしました。
表の通りを誰かが散歩させていて、他のワンちゃんでもみつけたのでしょうか?
「ウーーッ、ワンッワンッワンッ!」
ワンちゃんはしつこく吠えています。

青空の下、私が素っ裸になっている、その一メートルもしない向こうに誰か知らない人がいる・・・
それを隔てているのはこの塀一枚だけ・・・
そう気づいたとき、強烈な羞恥心が私の全身を襲いました。
真っ赤に火照りながら全速力でウッドデッキの下に逃げ込みます。

「ハア、ハア・・・」
息が盛大に切れています。
だいぶぬるくなってしまったスポーツドリンクを喉の奥に放り込みながら、早くお部屋に戻って、今のはしたない行動のご報告をSな女ご主人様にして、苛めてもらって今度こそイかせてもらわなくちゃ、と考えていました。
一息つく暇もなくテーブルの上のレインコートとペットボトルを掴み、コートは着ずに裸のまま玄関に向かいました。
玄関に入り、ドアを閉じて鍵をかけます。
全身汗ビッショリなので、滴る汗をハンドタオルでざっと拭いてからお家に上がり、階段を駆け上ります。
お部屋に入ると、エアコンがヒンヤリと心地良く迎えてくれました。

大きなバスタオルで全身の汗を拭っていると、今の全裸全力疾走で火照りきったからだをどうしてもまさぐり始めてしまいます。
時間にすれば僅か1、2分の間でしたが、オールヌードで昼間のお庭に出てしまったという事実が、私を異様にコーフンさせていました。
「直子は、本当にはしたない露出狂マゾ女です・・・」
恥ずかしい台詞を実際に声に出した途端にキュンとからだが騒いで、バスタオル越しにおっぱいをぎゅうぎゅう揉んでしまいます。
「あーんっ」
とりあえずこのまま、もう一回イっとこうかな・・・
姿見の前で立ったまま、焦らされたからだにバスタオルを滑らせてまさぐっている私の視界の端に、さっき郵便受けから取ってきた一枚のチラシが入りました。

家電ショップのバーゲンのチラシみたいで、洗濯機と青空に翻るお洗濯もののキレイなイメージ写真。
いっけなーい!
唐突に思い出しました。
4時頃になったら、お洗濯もの取り込んでおいて、って母に頼まれていたことを。
今何時?
4時5分過ぎでした。

と同時に閃きました。
ベランダもお外じゃない?
次のアソビの妄想が瞬く間に頭の中に広がりました。

早速準備を始めます。
止まってしまったリモコンローターをアソコから抜きます。
「んーっ!」
ヒモをひっぱってヌポンと抜けたローターはベトベトでした。
ティッシュで丁寧に拭いてから、床の上のバスタオルに戻します。
今回のパートナーは、子猫ちゃんのマッサージ器に決めました。
さっき中イキ出来なかったので、今回は絶対アソコに何か入れたままイこうと思ったんです。
念のため、やよい先生が作ってくれた固定用のリングがついた紐も持っていくことにします。
洗濯バサミは・・・
これからしまうお洗濯ものにたくさん付いているはずだから、ま、いいか。

我が家のベランダは、けっこう広くて6帖分くらいあるのかな?
庇には覆われていなくて、庇が無いのはバルコニーっていうんだよ、って父が言っていましたが、みんな普通にベランダって呼んでいました。
日当たりのいい東南のほうに設えてあって、まわりに建物も無く、ベランダを囲む柵も高めに作ってあるので、あそこなら裸になっても、誰かに見られることはまず無さそうです。
今まで何度もお洗濯物の取り込みとかでベランダに出ているのに、そこでえっちなアソビをする、っていう発想がなぜだか今まで一度も浮かびませんでした。
私としたことが・・・
引越してきたばっかりの頃、夏にはここで水着になって日光浴とかも出来るわねえ、なんて母も言っていたのに。
初挑戦・・・どきどきものです。

それでもやっぱり、最初から裸で行くのはなんだか不安です。
さっきまで着ていたレインコートは、ナイロンだから汗をまったく吸わないので、炎天下では、からだが汗でビチャビチャになってしまって今一だったし。
うーん・・・
とりあえず、バスタオルを一枚巻いて行こうか?
それともやっぱりワンピースか何か、一応着ていったほうが無難かな・・・

私は、一生懸命、使い慣れているベランダのまわりの状況がどうだったかを、あらためて思い出そうとします。
たぶん、ベランダの中まで見られちゃうような建物はまわりに無かったと思うけど・・・
ベランダの下は、お庭と通りを挟んで市営グラウンドの駐車場で、その先にはグラウンドがあって、右側は小さな林になってて・・・
いざ思い出そうと思うと、意外と思い出せないものです。
下の通りから見上げても、柵だけ見えて中にいる人は見えなかったはずだし・・・
とにかく、柵の中を覗き込めるような構造ではなかったはず。
悩んでいるうちにどんどん時間が経ってしまいます。
もう4時15分。
まあいいやっ!

「今度は、洗濯ものを取り込んできてちょうだい。裸に、バスタオル一枚だけ巻いていいわ」
Sな女ご主人様のご命令です。
「後であたしも行くから。青空の下でたっぷり苛めてあげるわ」
「は、はい・・・」
私は、お風呂上りみたくバスタオルを胸から巻き、子猫ちゃんとリング付き紐を持ってベランダに向かいました。


メールでロープ 09

2011年2月20日

メールでロープ 07

お掃除は、ちゃんと真剣にやりました。
二階のトイレにある洗面台でタオルを濡らして固く絞り、二階の廊下から、四つん這いになって丁寧に拭き掃除しました。
私のいろいろな液体は、けっこうあちこちに垂らしてしまっていて、注意深く探しながら拭き取っていきました。
お部屋の外だとエアコンが効いていないので、すっごく暑いです。
なので、拭いているそばから汗がポタポタ垂れてしまいます。
私は、もう一回お部屋に戻り、乾いたバスタオルを首からかけて、自分の顔やからだの汗を拭きつつお掃除に専念しました。
何度も最寄の洗面台に戻ってはタオルをゆすいでキレイにしつつ、階段、一階の廊下、リビングの床、ダイニングの床と、私が立ち寄った場所を一通り拭いて回ってお部屋に戻ると30分くらい経っていました。

お掃除をしている間、ガラスや鏡に映る自分の姿・・・首にかけたタオルだけの全裸で四つん這いになって、下に垂れたおっぱいをユラユラ揺らしながら、生理でもないのにワレメから紐をプラプラさせたお尻を高く突き上げて拭き掃除をしている、みじめな女の子の姿・・・をチラチラ確認して、えっちな気分がどんどん高まっていました。

なんだか本当にご主人様から罰を受けている、えっち奴隷な女の子みたい。
この子は、家にいる間、服を着ることは一切禁じられ、家事も食事も勉強も何もかも全裸でしなければならないのです。
そして、Sな女ご主人様が気が向いたときだけ、その場でえっちなアソビのお相手をさせられているのです。

お部屋に戻った私の頭の中には、すでに次のアソビのシナリオが出来上がっていました。
冷蔵庫から持ってきた二本目のスポーツドリンクを一口飲んでから、私は、再び妄想の世界に入り込みました。

「門のところの郵便受けを見て来てちょうだい」
Sな女ご主人様が突然言います。
「えっ?」
「今日は一回もチェックしてないのよ。ほら、さっさと行って!」
「こ、この格好で、ですか?・・・」
「そうよ。裸のまま。さっと行ってさっと帰ってくればだいじょうぶよ・・・って言いたいとこだけど、お隣さんに見られたらあたしがヘンな目で見られちゃうから、これを羽織っていいわ」
ピンク色のレインコートです。
「ただし、ボタンはどっか一か所だけしか留めちゃダメだからね」
「そ、そんな・・・」
クロゼットからピンクのレインコートを取り出しました。

「それと、今度はこれを入れて行きなさい。そこに座って膝を大きく開いて!」
私は、また姿見の前にしゃがみ込みます。
まず、タンポンの紐をゆっくりひっぱります。
本体がヌルヌルの膣壁をじわじわ滑ってヌルンと顔を出しました。
タンポンはグズグズになっていました。
代わりに、リモコンローターの卵型なローター部分をヌプッと挿し込みます。
「あんっ」
右手の人指し指でゆっくり奥まで押し込みます。
同時に一瞬スイッチが入りました。
「ああーんっ!」
すぐに切れて、Sな女ご主人様が言います。
「あたしは、この窓から監視しながら、ときどきスイッチを入れるから、あんた、大きなヨガリ声とか出して、あたしのご近所さんから恥かかせないでよね!」

ピンクのレインコートに袖を通します。
ナイロンのペラペラでツルツルした感触が肌をヒンヤリ滑り、なぜだか官能的な気持ちが昂ぶります。
ポンチョみたいに末広がりのストンとしたシルエットで、裾は私の膝上10センチくらい。
パチっとはめる式のボタンは、それぞれの間隔が長めで全部で4つ。
襟元と、胸元、おへそのあたり、そして一番下。
少し迷ってから、胸元のボタンだけはめました。
すでに固く尖ってる両乳首が、薄いナイロンを露骨に突っ張らせます。
長袖を二の腕くらいまで折りたたんでまくりました。

姿見に映すと、胸の二つのポッチだけがやけに目立ちます。
少し動くとすぐに裾が割れて、私のツルツルなアソコが丸出しになってしまいます。
恥ずかしいー。
でも、遠目に見れば、普通のワンピースかロングパーカー姿に見えないこともないでしょう。
リモコンローターのコントローラーとハンドタオルを一枚ポケットに入れて、スポーツドリンクのボトルを手にお部屋の外に出ました。

玄関ドアを開けるとき、コートの一番下のボタンも一応留めました。
お外に出てまわりを見渡し、お隣さんの2階のお部屋やベランダに人影があるようだったら、この計画は中止するつもりでした。
ペッタンコなサンダルを突っかけて玄関ドアを開き、石畳を5メートルくらい歩いてからまわりを見渡しました。
抜けるような青空が広がっています。
両隣とも見える範囲の2階のお部屋の窓は、カーテンがピッタリ閉じていました。
ベランダはこちらからは見えないところにあるみたい。
だいじょうぶそうです。

それにしても、なんていいお天気なんでしょう。
少しだけ西に傾いたお日様は、まったく輝きが衰えることなくギラギラと地上を炙っています。
私の家は住宅街なので、ほとんどまわりの物音がせず、時おり前の通りを自動車が過ぎていく音が聞こえるだけ。
あと、遠く近くにセミの声。
ゆるーい風がたまーに吹いて、私の束ねたポニーテールを微かに揺らしていきます。
なんて健康的な真夏の昼下がり。

それにひきかえ、今の私の格好の不謹慎なことと言ったら・・・
薄いペラペラのレインコートの下は丸裸。
乳首はツンと尖って、アソコの中もヌルヌル。
おまけに、アソコの中には、自分でもっと気持ち良くなるためのえっちなオモチャまで入れてるんです。

門へとつづく石畳を途中で下りて、芝生を突っ切ってウッドデッキのほうへ向かいます。
ウッドデッキの屋根の下に置かれている木製の椅子に腰掛け、テーブルにスポーツドリンクのボトルを置きました。
これからしようとしていることにワクワクドキドキが高まります。
ナイロンのレインコートは、通気性が悪いので、コートの下は汗で全身がしっとり濡れている感じです。
からだもどんどん熱くなっています。
でも、私のからだが上気しているのは、真夏の熱気のせいだけではありません。

意を決してゆっくりと立ち上がり、コートの一番下のボタンをパチンとはずします。
裾がパサッと割れて、私の無毛なアソコが一瞬目に入りました。
右内腿の洗濯バサミ痕の青紫がすごく目立ちます。
ポケットからリモコンローターのコントローラーを取り出し、左手で自分の口を押さえながら、まず弱に入れてみました。
アソコの中に緩い震動が伝わってきてムズムズしてきますが、声が出ちゃうほどじゃありません。

おもむろに中まで上げてみます。
「んっ!」
さっきより明らかに強くなった振動にビクンと両肩が揺れ、手のひらで押さえた口から小さな吐息が洩れてしまいます。
両腿がどうしても内股になってしまいます。

そのままコントローラーをテーブルの上に置きました。
たぶんこっち側から電波が出ているんだろうと思うほうをお庭に向けて。
同時にウッドデッキの屋根下から一歩踏み出し、お庭の芝生を門のほうへ一歩一歩ゆっくりと歩いて行きます。
ウッドデッキから門までは、だいたい15~20メートルくらい?
これで、このコントローラーがどのくらいの距離まで電波が届くのかがわかるはずです。

股間を震動で刺激されながら歩くのは、とてもつらくて、でも一歩歩くたびにコーフンが昂ぶってきちゃうような、甘美な拷問でした。
やよい先生と露出アソビをして神社から駐車場まで一緒に歩いて行ったときも、ローターは震えっぱなしだったなあ。
あのときも中だったのかな?
あのときは、赤いワンピの前裾をまくり上げたまま洗濯バサミで留められて、アソコ丸出しで、はだけた両胸の乳首も洗濯バサミに噛ませたまま、やよい先生と相合傘で神社の境内を歩いたのでした。

そんな思い出を切なく反芻しながら、それでもときたままわりを見渡して警戒しながら、内股気味にゆっくり歩きます。
門まであと7~8メートル、っていうところで、ふいにピタッと震動が止まりました。
電波が届く範囲を超えたのでしょう。
コントローラーを置いたテーブルから10メートルくらいの場所でした。

一歩だけコントローラのほうに近づくとまた震え始めます。
一歩退くと止まります。
振動が始まるたびにビクンとからだが震えてしまいます。
それが面白くて、電波の限界域あたりを今度は横に移動してみます。
動くだびにスイッチが入ったり切れたりしてもどかしくって、じれったくて・・・
振動って、ずーっと震えているより断続的なほうが刺激に緩急があって、より感じちゃうみたい。
私は、ビクンビクン肩を震わせ、そのたびにウッ、ウッ、て押し殺した声をあげながらしばらく、そのアソビに熱中しました。
コントローラーは、電波を扇状に発しているらしく、幅で言うと7~8メートルくらいの範囲が有効でした。

よーし、それじゃあまたウッドデッキに戻って、今度は強でやってみよう。
電波の届く範囲に戻った私は、もう一度顔を上げてまわりを見渡してから、思い切ってコートの胸のボタンもはずしました。
ペラペラのナイロンは弱い風にも軽やかにそよぎ、途端に私の生おっぱいがはだけました。
あーんっ、いやん!
心の中で声をあげます。
ついに、昼下がりの自宅のお庭で生おっぱいを青空の下に晒してしまいました。
ビンビンに上を向いた乳首にお日様の光が燦燦と降り注ぎます。
あーん、もうっ!
アソコを刺激してくる震動の気持ち良さと、いてもたってもいられない恥ずかしさが旋律を紡ぎ合う被虐羞恥で甘美なハーモニーにからだをブルブル震わせながら、小走りな内股でウッドデッキに逃げ帰りました。

激しい運動とかまったくしていないのに、私の息は、熱病にかかったみたいにはあはあと荒くなっていました。
頭の中は、イクことしか考えていませんでした。
私の淫らが最高潮に達したときの、いつもの症状。
もうどうにでもしてっ!
っていう、理性が吹っ飛んだ状態。
これからスイッチを強に入れて、お庭の真ん中まで歩いて行って、私は何をするつもりなのでしょう?
自分でもわかりません。
でも、それはやらなくてはならないことなんです。

最後の理性が辛うじて働き、私は再び左手で自分の口を覆いました。
目線を下に向けると、私の全身は汗ビッショリ。
おっぱいと言わず内股になっている太腿と言わず、汗の筋がヌルヌルと幾筋も滑り落ちています。
だらーんとだらしなく垂れ下がったコートの裏には、いくつもの水滴がついて、背中にだけナイロンがベッタリへばりついています。

アソコの中がひっきりなしにヒクヒク動いているのが自分でもわかります。
両脚が股間の震動に共鳴してプルプル、小刻みに震えています。
私は、口を強く押さえたまま、これまた微かに震えている右手を伸ばし、ギュッと目をつぶってからコントローラーのスイッチを強に合わせました。


メールでロープ 08

2011年2月19日

メールでロープ 06

私を起こしてくれたのは、床の上でカタカタとうるさく音をたててまだ震えている子猫ちゃんでした。
振動を止めようと左手を子猫ちゃんのほうに伸ばすと、なぜだか右手も同じ方向にグイッとひっぱられ、おまけに股間をロープがスルリと撫ぜて、コブがクリトリスを下から上に乱暴に擦って通過しました。
「んぐぅっ!」
その刺激で私は、完全に意識を取り戻しました。
私、今、両手と両脚、繋がれているんでした。

子猫ちゃんのスイッチを切り、上半身を起こします。
舌と両方の乳首にまだ、洗濯バサミが揺れています。
とりあえず右手首の輪っかを緩めて右手を抜き、それから左手、両足首と輪っかを緩めてロープをはずしました。

舌の洗濯バサミをはずします。
「ふはーっ!」
滞っていた血液が動き出す感覚とともに、舌全体の痺れがジーンと大きくなります。
意味もなく口の中で舌をいろいろ動かしてみます。
「あえいうえおあおー」
まだちょっと舌がもつれている感じですが、普通に声が出せるのって、すっごく気持ちいい。
乳首の洗濯バサミもはずします。
「んんんーっ!」
はずした途端にジワリと血流が戻る激しい刺激がツーンとおっぱい全体を襲い、大げさな声が出てしまいます。

よろよろ立ち上がり、ベッドの上に置いたバスタオルを手に取って、汗やよだれでヌルヌルになったからだ全体を入念に拭いました。
洗濯バサミが噛んでいた箇所と、ロープの輪っかが食い込んでいたところが痛々しい感じに赤くなっています。
右内腿の一か所は、噛ませた場所が悪かったのか内出血みたく薄っすらと青黒い痕になってしまっていました。
これはちょっとマズイ。
バレエのときレオタードになると目立つだろうな。
今度のレッスンは濃い色のタイツ、持っていかなきゃ。
それまでに消えるといいけど・・・

ベッドの縁に腰掛けて、まだ充分冷たいスポーツドリンクをゴクゴク飲みながら、心地良い疲労感と満足感を感じていました。
時計を見ると3時ちょっと前。
母と篠原さん親娘は、たぶん6時くらいに帰ってくるはずです。
母がデパ地下でお惣菜をたくさん買ってくるから、今晩は、それをみんなで一緒に食べましょ、って言っていたのを思い出しました。
ともちゃんがおいなりさんと出汁巻き卵をリクエストしてたっけ。

5時にヘンタイ直子モードから通常モードに復帰してシャワーを浴びるとしても、まだ2時間はあります。
少し休んでから、次のアソビを考えよう。
スポーツドリンクを全部飲み干して、ベッドの上に裸のままゴロンと仰向けに寝転び、ンーンッて伸びをしてからうつ伏せに寝返りました。
ベッド傍のフローリングを濡らしている数滴の水滴が目に入りました。

そうだった!
さっき、滴る汗やなんかで汚してしまった廊下や階段を拭いておかなくちゃ。
この暑さだから、水滴なんてすぐ乾いてしまうだろうし、乾いちゃったら跡をみつけるの大変そうだし、今のうちやっちゃおう。
思い立ってしまったので、ムクッと上半身を起こし、髪の毛を後ろにまとめて一つにくくります。
ベッドを下りて、クロゼットへ向かいました。

何か雑巾代わりになる古いタオル、使い捨てちゃってよさそうなやつ、あったかなあ?
クロゼットの扉を開けたとき、ふんわりとやよい先生の匂いが香った気がしました。
あれ・・・?
あっ、そうかっ!
やよい先生からいただいたお洋服を昨日全部、とりあえずハンガーにかけて吊るしておいたのでした。
そのお洋服たちに残っているやよい先生ご愛用のパフュームの残り香がまだ、そこはかとなく香っているようです。
なんだか胸がキュンとしてしまいました。

やよい先生との野外露出アソビで使ったナイロン製のポンチョみたいなピンク色のレインコートと、ちょうどその下に転がっていた、あるもの、の包みを見たとき、さっきまでしていた誘拐、監禁妄想のつづきのストーリーが、スラスラスラッと頭の中に浮かんできました。

私は、雑巾代わりに使う用の少しくたびれたフェイスタオルを二枚確保してから、まず床の上に散らかしたポラロイド写真を全部拾い集めて封筒に入れ直し、机の引き出しの中に戻しました。
さっきから、ちょっとよろけた拍子にでも踏んでしまいそうで、気になっていたんです。
やよい先生との思い出の、大切な大切な写真たちですから。
同じように、いろんなところに散らかしていた、輪っか付ロープや子猫ちゃん、洗濯バサミも床の上のバスタオルに戻しました。
クロゼットは開け放したままにして、微かに漂ってくるやよい先生の香りにお鼻をひくつかせながら、再び妄想の世界に入っていきます。

私を誘拐したSな女の人が外出から戻ってきました。
「ちょっと!廊下や階段、いたるところにポタポタ何か水みたいのが垂れてるじゃない?あんた、何してたの?」
女の人は、すごく怒ってる顔で私を睨みます。
「あたしのいない間に、どうせまたなんかいやらしいこと、してたんでしょう?あんたのソコから垂れたえっちなおツユなの?あー汚いっ!本当にすけべな娘ね!」
私は、何も言えずに身をすくませます。
「今すぐキレイに掃除しなさい。裸のまま四つん這いになって這いつくばって、廊下も階段もキレイに拭き掃除なさい!」
「は、はい・・・」
「でもその前にお仕置が必要ねっ!そこに前屈みになって、そのいやらしいお尻をこっちに突き出しなさい!」

私は、右手に50センチのプラスティック定規を握り、姿見にお尻が映るように前屈みになります。
「それじゃあいくわよ。10発だからね。ちゃんと反省しなさい」
鏡の中が見れるように首を右側から捻じ曲げて、右手で持った定規を自分のお尻に容赦なく打ちつけます。
バッチーン!
「ああんっ!」
バッチーン!
「あっつぅーん!」
バッチーン!
「んんんんーっ」

鏡の中の私のお尻が見る見る赤く腫れ上がっていき、熱を持ってヒリヒリ火照ってきます。
私のからだもまたどんどん、いやらしく火照ってきます。
左右の尻たぶを交互に5発ずつ打ち終わる頃には、私のアソコの中がまたもやヌルヌルビチョビチョになっていました。
「まったく、叩かれても喜んでオマンコ濡らしちゃうんだから、どうしようもないヘンタイ娘よね。ほら、さっさと掃除してきなさい!」

「でも、そんなグッショリオマンコだと、廊下を拭き取るそばから垂れちゃって、ぜんぜん掃除にならなそうね・・・」
「あんた、そのはしたないオマンコに、これ、突っ込んでおきなさい」
さっきクロゼットでみつけた、あるもの・・・それは、私がめったに使わないタンポンでした。

私がタンポンを初めて使ったのは、中学3年の夏でした。
それまでも、すっごく興味はあったのですが、なんとなく怖い感じもするし、買うのが恥ずかしい気もして手が出せませんでした。
母もナプキン派みたいだったし。
中三の夏に、お友達の愛ちゃんたちとのおしゃべりで何かの拍子に、愛ちゃんとユッコちゃん、それに曽根っちが使ってるっていうことを聞かされて、私も思い切って使ってみることにしたのでした。
愛ちゃんは、陸上部なスポーツ少女でしたから、先輩とかに気軽に相談して、生理が来るようになってすぐの頃から普通に使っていたようでした。
「最初はやっぱり違和感あったけど、もう馴れちゃったから・・・馴れるとラクチンだよ」
そう言ったときの照れたような、はにかんだ愛ちゃんの可愛らしいお顔は、今でも鮮明に思い出せます。

でも、私はやっぱり、アソコに何か入っているという状態を、なんて言うか、えっちな方向でばかり意識してしまって、ナプキンのときよりも数段落ち着けない感じでした。
幸い私は量が少ないほうらしい・・・多い日にはタンポンしてからナプキンもしないといけない、っていう子もいました・・・ので、ナプキンだけで全然不都合は無かったので、そのとき以降は、運悪く生理中にバレエ教室が重なってしまったときとかくらいしか使用しませんでした。
あと、生理中だけどちょっとムラムラな気分のときは、わざとタンポンにしてみたり・・・

「ほら、入れるとこ見てて上げるから、自分でやんなさい。ヘンな声、出すんじゃないわよ?」
姿見の前にバスタオルを敷いてペタンとお尻をついて座り、両膝をM字に軽く広げて、ツルンと先端を挿入しました。
アプリケーターをソロソロと押していくと、タンポンが中のほうへ挿し込まれて行く感覚がして、抜いたキャップとアプリケーターはベッタリとヌルヌルになっていました。
「ああーんっ!」
アソコの入口から紐の先がプラプラ覗いています。

「さ、早く掃除してらっしゃい!」
パチンと平手でお尻を自分で叩いて、雑巾代わりのタオルを二枚手に持ち、真夏の熱気が充満した廊下に再び全裸で出ていきました。


メールでロープ 07

2011年2月13日

メールでロープ 05

一瞬、本気でマズイと思い、頭の中がパニックになりかけました。
でも、落ち着いて考えれば、左手にハサミが握れればロープを切ることもできますし、そんなに大げさなことをしなくても、右の太腿を高く上げれば、その下から左手が右手首に楽勝で届きます。
私は、立ったまま右太腿を高く上げて、左手で右手首のロープをゆるめ、輪っかから右手をあっさり抜きました。

鏡の前で舌を思いっきり突き出し、右手にプラスティックの洗濯バサミを持って、舌の真ん中あたりを挟みます。
深く差し込んで厚いところを挟んだほうが痛みは減るみたい。
「ぬぐぅ・・・」
舌を引っ込めることが出来なくなり、私の口は半開きのままになって、意味のある声を封じられました。
あの日、学校ごっこのアソビでやよい先生からもらった舌への洗濯バサミを、私はとても気に入っていました。
最初はすっごく痛いのですが、だんだん舌が痺れてきて、よだれがダラダラ垂れて、それを訴えることもできなくて、本当にみじめな気持ちになれたんです。

再び股の間にロープを通し、お尻の後ろで右手首を輪っかにくぐらせました。
ロープのコブのある真ん中のあたりは、早くもグッショリ湿っています。
姿見の前に立つと、ますますみじめな姿になっています。
「うぐぅぅぅ・・」

尿意もかなり高まってきていて、本気で早くオシッコがしたくなっていました。
半開きの口に、早くもよだれが溜まり始めています。
さあ、早く階下へ行かなきゃ。
お部屋のドアを開けて、夏の熱気がどんより澱む廊下へ出ました。

一歩歩くごとにロープがアソコを擦ります。
左手を少し上に上げると、結び目のコブがちょうどクリトリスを擦る位置にくるようです。
内腿の二つの洗濯バサミが歩くたびにぶつかって、噛んでいるお肉をひっぱります。
「んぐぅ、んんんーっ」
もはやちゃんと喘ぐことさえも出来なくなった私の口から、ポタポタとよだれが垂れて私のおっぱいを汚します。
「んぐんぐ、んぐぅーん」
股間のロープがすっごく気持ちいいので、味わうように一歩一歩ゆっくりと歩き、やっと階段までたどり着きました。

ここからは慎重にいかなくてはいけません。
もしも足を踏み外して階段を転げ落ち、こんな姿で気絶でもしていたら、どんなに言葉を尽くしたって両親やお知り合いに申し開きができません。

私は、階段の左端に立ち、左手が手すりをつかめるように少し腰を落とし、左の壁に寄り添うようにして一段一段、がに股気味にゆっくりと下りて行きました。
右足を一段下ろしたらその段に左足も、というちっちゃな子供のような下り方です。
手すりをつかんでいる左手からつながるロープに強引にひっぱられて、私の右手はお尻の間からワレメを隠すような形に密着し、指先はクリトリスまで届いています。
ビッショリ濡れて熱くなっているアソコを右の手のひらで、お尻の穴のほうから覆っているような状態なのですが、その指を動かすとか、えっちなことをしているヒマはありません。
階段から転げ落ちないように必死です。

ロープが精一杯伸びきっているので、輪っかが絞られて両方の手首を容赦なく締めつけてきます。
えっちなお汁をたっぷり吸って赤色が濃くなっているロープは、ピンと張りつめているので、ヌルヌルなコブが左太腿をハードに擦り、ときどき内腿の洗濯バサミを落とさんばかりに揺らします。
「ん、ん、んぐーつぅぅぅ・・・」
気持ちいいけど、つらいです。
足元にポタポタと、おシルなのか、汗なのか、よだれなのか、が絶えず落ちてきます。
全身ですごく力んでいるせいなのか、尿意も一層強まってきました。
んぐんぐ喘ぎながら汗びっしょりで、ようやく無事一階の廊下に降り立ちました。

ちょこまかとした歩幅でトイレに急ぎます。
便座に座り、さあ、となったところでまた問題です。
すでにえっちなおシルでグッショリなロープではありますが、オシッコで汚したくはありません。
ちょっと考えて、右腿だけ少し上に上げて両腕も右のほうへ寄せ、ロープを右腿の下に逃がし、ついでに思いっきり締めつけている両手首の輪っかを指先でゆるめてから、用を足しました。

意外と長いオシッコが止まり、ビデを噴射させます。
自分でお尻を動かして位置を調整しつつ、アソコの中をキレイに洗い流しました。
ビデの水流がクリトリスを直撃して、
「ぬぐぅ・・」
とかも言ってしまいました。

トイレを終えてホッと一息、ダイニングへ向かいました。
ダイニングの窓ガラスや食器棚のガラスに私のみじめな姿が等身大で映っています。
「んんーんっ」
苦労して冷蔵庫を開けて、苦労して500ミリリットルのスポーツドリンクのペットボトルを取り出し、苦労して左手に握ります。
その間もロープが股間を刺激しつづけ、洗濯バサミは気まぐれに痛みを思い出せてくれました。

再び階段を上がる前に、また玄関の鏡のところで自分の姿を映してみました。
振り乱れて、額やこめかみに汗でべったりと貼りついた髪。
顎を汚す、いく筋ものよだれの跡。
上気して赤くなった首筋から鎖骨のあたり。
よだれに濡れてテラテラ光っているおっぱいの裾野。
舌と乳首に揺れる洗濯バサミ。
それはそれはみじめなマゾ女の姿でした。

上がりの階段は、下りより数倍ラクでした。
前屈みになれるので、四つん這いのような格好になれば、足を交互に出して階段を上がることが可能みたいです。
ペットボトルを右手に持ち替え、左手も階段についてお尻を突き出し、ワンちゃん気分で階段を上がっていきます。
これはこれですっごく恥ずかしい格好だけれど、右手に持った冷たいペットボトルがときどきお尻にヒンヤリあたって気持ちいい。

お部屋に戻ったら、とにかくイこう。
この刺激的な短い冒険で、私のからだはめちゃくちゃに欲情していました。
からだ中のあらゆるところが敏感になっていました。
イきたくて、イきたくて仕方ありませんでした。
洗濯バサミの痛みや、ロープの刺激、鏡に映ったみじめな姿に感じた自虐の陶酔感を、全部まとめて気持ち良く昇華させるために、思う存分好きなようにからだをいたぶって、イかなければならない、と感じていました。
このみじめな姿から解放され、被虐ストーリーを完結させるために。

転がり込むようにお部屋に入り、ペットボトルをベッドに放り投げて、代わりに子猫ちゃんのマッサージ器を左手で掴みます。
姿見の前で右腿を上げ、子猫ちゃんのスイッチを右手でひねりました。
ンーーーという頼もしい振動音が聞こえてきます。

左手で当てられる範囲のお腹や脇腹、太腿に子猫ちゃんを這いまわせます。
子猫ちゃんのカワイイお顔がけなげに振動して、敏感になった肌をプルプル震わせてきます。
「んーーーっ!」
これから訪れるであろう快感にゾクゾクからだが震え出し、同時に、なぜだか今まで以上に自虐的な行為がしたい気持ちにもなっていました。

子猫ちゃんの頭を、左内腿を噛んでいる洗濯バサミにふれさせました。
洗濯バサミに伝わった振動が噛んでいる肌を激しく疼かせます。
「うぐーーっ!」
私は、子猫ちゃんの頭を内腿に押しつけ、洗濯バサミが噛んでいる箇所をはらうように子猫ちゃんを激しく振りました。
カターン!
「うんぐぅぅぅーーーっ!」
洗濯バサミが床に弾け飛び、私のくぐもった悲鳴が響きます。
その間も右手はお尻を激しく上下して、つながっているロープをワレメに食い込ませ、擦りつづけています。

洗濯バサミが弾け飛んだときの激痛がおさまるのも待たずに、今度は右内腿の洗濯バサミに子猫ちゃんを移動します。
しばらく振動を味わってから、同じように一気にはらい落とします。
カターン!
「ぬんぐぅぅぅーーーっ!」
私の両脚はガクガク震え、よだれがポタポタ床を汚します。

次は、脇腹とおっぱい横の洗濯バサミです。
左手を離して子猫ちゃんの頭を左右の内腿で挟み、落とさないように内股気味にぴったり両脚をくっつけます。
子猫ちゃんのいやらしい振動が両内腿とアソコに三角形に広がります。
「それ、落としたら、もっとひどいお仕置だからね」
頭の中でやよい先生の声が聞こえた気がしました。

そのままの格好で、両腕全体をからだの左右側面に擦りつけるようにクネクネ振り、洗濯バサミ4つを無理矢理はらい落としました。
「んーーーーっぐーーーーっ!」
両脇腹と左おっぱい横の洗濯バサミは、次々とはずれましたが、右おっぱい横のだけがなかなかはずれませんでした。
噛んでいる洗濯バサミが抵抗しながら肌の上をずれて、遂にはずれるときの激痛は、声を封じられていなかったら凄まじい悲鳴を上げざるをえないほど、強烈でした。
でも、内腿の間の子猫ちゃんの振動がどんどん私のアソコを気持ち良くしていてくれたので、そんな痛みも一瞬で忘れ去り、残されたジンジンする疼痛は、逆に気持ちいいとさえ感じていました。

間髪を入れずに、内腿に挟んでいた子猫ちゃんを再び左手に持ち、両足を肩幅くらいに広げて鏡の前にまっすぐに立ちました。
今は、両乳首と舌の洗濯バサミだけが揺れています。
子猫ちゃんの頭を迷わず股間に持っていき、クリトリスにぎゅっと押しつけました。
「んんーっ!」
振動がクリトリスをムズムズと蠢かせ、快感がからだ全体に広がります。
左手は子猫ちゃんの頭でクリトリスを押しつぶすように、擦るように動かし、右手はロープを股間に思いっきり食い込ませるように上下させます。
ロープのコブがちょうど膣の入口を出たり入ったりしています。

どんどんどんどん高まってきました。
さっきまで噛まれていた6か所に残る疼痛も、今噛まれている乳首と舌からの疼痛もすべて、気持ちいい刺激、として変換され、股間の振動と摩擦の快感に収束されていきます。

「んんーーっ、んんーーっ、んんーーっ・・・」
からだがフワリと浮き上がる感じです。
アソコが中心点となって、快感の波がからだ全体にすごいスピードで拡散していく感覚です。
でも、せっかく今までがまんしてきたんです。
まだまだイクのはもったいない。
私は、股間を嬲る両手を休めません。

「んぐーっ、んぐーーーっ!」
頭の中が真っ白になってきました。
無意識のうちに両脚がガクガク震えています。
でもまだがまん、まだまだ・・・

「んーーーっ、ぬーーーーっ!」
もうだめかも・・・でもがまん・・・
「んーーうんうんうん、ぬぐぅーーっ!」
脚が震えすぎて、もう立っていられそうにもありません・・・がまん・・・
「んっ、んっ、んっ、んーーーーーーーーんっ!」
右手がロープを思い切りアソコに食い込ませたまま止まってしまいました・・・
もうだめ・・・
もう・・・だめ・・・
もう・・・だ・・・めっ!
「ぬぅんぐぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

二度、三度、からだが大きくビクンビクンと揺れた後、私は、ズルズルとその場にへたり込みました。

「ふぁー、ふぁー、ふぁー・・・」
ほんの数分間くらいですが、気を失なっていたみたいです。
気がつくと、床の上で横向きに、だらしなく寝そべっていました。


メールでロープ 06

2011年2月12日

メールでロープ 04

少しだけ余韻に浸ってから、バスタオルの上に置いたルレットに手を伸ばします。
今日の私は貪欲です。
もうこれ以上は無理、って思うまで自分のからだを苛めるつもりです。

ルレットの先のトゲトゲを右のおっぱいの裾野にあてて、乳首のほうへとコロコロ転がしてみます。
イったばかりで敏感になっている肌に、チクチクとした感触がくすぐったいような痛いようなで、すっごく気持ちいい。
「ああーんっ!」
思わずえっちな声が洩れてしまいます。
少し力を入れて肌に押し付けるように転がすとチクチクの刺激も強くなって、なんだか危険なメにあってるみたいな被虐感が増します。
乳首の上を通過させたときは、思わずビクっと腰が浮くほど感じてしまいました。
「あーーんっ!」

私は、バターナイフもそうですが、金属的なもので乳首やアソコをなぶられるのが異常に好きみたいです。
右おっぱい、左おっぱい、お腹、アソコの土手とルレットを通過させるたびに、ふんふんふん、って啼いてしまいます。
ルレット一本でからだを苛めて、仕上げにクリちゃんをトゲトゲでうりうりすれば、すぐにもう一回イけそうでしたが、それではつまらないので、右手に太いお習字の筆、左手にルレットを持って、おっぱいだけを徹底的に苛めることにしました。

姿見の前に座り込んで、自分の姿を映しながら筆の毛先で乳首をくすぐりつつ、ときどきルレットで蹂躙します。
筆のこそばゆい感じとルレットのチクチク。
左右のおっぱいを交互に愛撫していると、私はどんどんマゾな思考になってきます。
「あんっ、だめだめ、もうやめてぇ、やめてくださいーっ」
「あ、あんっ、あんっ、くすぐったい、あん、あーそんなに力入れたら、いたい、痛いー」
思わず声に出してしまいます。
乳首はもう左右とも、これ以上突っ張れないっていうくらいビンビンに尖っています。
鏡の中の私の顔は、泣き出しそうなくらいに歪んでいますが、でもなぜだか淫らに嬉しそう。
「あん、あん、あんっ!」
あえて、自分のからだの他のところにはさわらないようにしているので、もどかしさでヘンになりそうです。
乳首が刺激されるたびに、両脚を盛大に開いたり閉じたりしてクネクネ身悶えます。
膝を大きく開くたびに、アソコの奥が濡れそぼってヌラヌラ光っているのが視界に入ります。

セルフ焦らしによるがまんも、そろそろ限界に近づいてきました。
「あーんっ。直子のオマンコにも、オマンコにも刺激を、チクチクをくださいー」
わざといやらしい言葉を使って、どんどん被虐感を盛り上げます。
「しょうがないヘンタイすけべマゾ直子っ!でもがんばったからそろそろ、ご褒美ね」
鏡に向かってちょっと怒った顔を作って自分に言ってから、私は筆を床に落として、ルレットを右手に持ち替えました。

左手の親指と人差し指で、下から自分のワレメの上のほうを押し開きました。
鏡に映る自分の開いたアソコを見つめて狙いを定め、おへその下からルレットのトゲトゲをゆっくりと転がしています。
土手をまっすぐに下らせて、丸々と大きくなったクリトリスの真上をじりじりと、トゲトゲを食い込ませながら通過させました。
「あーーーーーーっ!」
最初のトゲトゲがクリトリスの表皮をチクッとへこませた瞬間、下半身から全身に電流のような快感が飛び散りました。
膣内が盛大にビクンと動いて、蜜がヌルンと分泌されたのがわかりました。
「んんーーっんんーーーっ、んーーーーーーっ!!!」
ルレットのトゲトゲにクリトリスの上を行ったり来たりさせながら、私はからだを硬直させてのぼりつめていました。

「はあ、はあ、はあ・・・」
さすがに、2回たてつづけにイクと疲れました。
私は、よろよろと立ち上がり、きれいなバスタオルで全身の汗を拭きました。
ちょっと休憩。
ベッドの縁に腰掛けて伸びを一回。
時計を見るとまだ午後の2時前、まだまだ時間はたっぷりあります。
焦る必要はありません。

だいぶ喉が渇いていたし、オシッコをしたい感じもあります。
キッチンに飲み物を取りに行こう。
そう決めました。
バスタオルをたたんでベッドの上に置き、ドアへ向かおうと思ったとき、視界の端に床に置いてある赤いロープが目に入りました。
そうだっ!
えっちなことで一杯になっている私の頭に、ある妄想が閃きました。

私は、誰か悪いSな女の人に誘拐されて、このお家に監禁されています。
その女の人は、私をさんざんいたぶった後、外出してしまいました。
私は、トイレに行きたくなり、拘束されたからだでなんとか階下のトイレへ行こうとする、というストーリーです。

まず、輪っかのついた赤いロープの長いほうを両足首につけました。
立ち上がって歩いてみると、その足錠によって歩幅40センチくらいが限界になります。
これで階段を下りれるのかしらん?
早速廊下に出て、階下への階段を4、5段下りてみました。
ちょっと危なっかしいですが、手すりに掴まればなんとかなりそうです。
また自分のお部屋に戻ります。

あとは・・・
バスタオルの上に並べられたお道具を順番に眺めます。
トルコ石のイヤリングをつけようか・・・
でも、私の中でこのイヤリングは、私とやよい先生を繋ぐある意味神聖なものと感じていました。
またいつか、やよい先生に逢えたとき、やよい先生の手でつけていただく、みたいな・・・
私の思い込みだけのこだわりなんですが、そんな気持ちでした。
それに、万が一はずれてしまって落として、綺麗なトルコ石に傷をつけるのも絶対イヤだし・・・
おっぱいへの責めは、木製の洗濯バサミですることにしました。

木製の洗濯バサミは全部で8つあります。
からだの左右に4つずつか・・・

まず左右の脇腹に一つずつつけました。
「んつーっ!」
3日ぶりの洗濯バサミが肌を噛む痛さに、思わず大きな声が出てしまいます。

次にアソコに近い両内腿に一つずつ。
「ああんっ!」
一瞬の激痛の後、広がる疼痛が私のアソコをジンジンと包みます。

それから腋の下と横乳の間くらいのところに左右一つずつ。
「んーーっ!」
ここにつけてると、両腕を動かすたびに二の腕の内側が洗濯バサミに引っかかり、洗濯バサミがそのたびにユラユラ揺れて刺激が落ち着くヒマがありません。

そして最後の二つは・・・

私は、右手に洗濯バサミを持ち、左手の指で左の乳首をつまみ、ギューッと押し潰します。
「あーーーんっ!」
押し潰したままの乳首を素早く洗濯バサミに噛ませます。
「あーーーーーっ!」
局地的だった激痛がやがて乳房全体へと拡散しながら、痺れるようなもどかしい痛みに変わっていきます。
同じように右乳首にも。
「ああんっ!んーーーーーっ!」
私のからだの8か所から、終わらない疼痛がジンジンジンジンからだ全体へ広がっていきます。

姿見に全身を映してみました。
全裸のからだに左右対称に4つずつ、木製の洗濯バサミをぶら下げたその女性の顔は、眉根に深くシワを作り、目尻には涙さえ浮かべた苦悶の表情を浮かべていました。
足元は赤いロープでくくられ、隠すものの無い両腿の付け根が交わる一点から、二筋、三筋、何か液体が滑り落ちた跡がテラテラと白い太腿を飾っていました。
なんてみじめな姿・・・

最後の仕上げに、もう一本の赤いロープの輪っかを両手首に通します。
私の両腕は、縄手錠によってからだの前で幅30センチくらいの間隔だけ動かせる自由度に拘束されてしまいました。
これでよし、っと。
もう一度姿見の前に立ちます。

うーん・・・
両腕が前で拘束されていると比較的腕の自由度があり過ぎて、今一拘束感に欠けるかなあ・・・
鏡の前で右手の輪っかをはずしてから、両手を後ろにまわして、もう一度右手を輪っかにくぐらせました。
ロープ全体が後ろにまわり、後ろ手での拘束姿になりました。
うん、こっちのほうが被虐感がある。
腕を動かそうとするとそのたびにロープが私のお尻を擦って、その感触にビクンとしてしまいます。
イイ感じです。

そのとき、またまたもっとえっちなアイデアが閃いてしまいました。
私は、再び右手を輪っかから抜きます。
それから、ロープのちょうど真ん中のところにくるように調整しながら結び目を一つ作りました。
そして、輪っかにくくられた左手を左太腿のところに置いて、自分の両腿の間にロープをくぐらせました。
右手はお尻のほうにまわして、右手首に輪っかをくぐらせます。
私の両手を繋ぐロープは、私のアソコの下をくぐっていることになります。
いいえ、正確には両手の間のロープの距離が短いために余裕が無く、ロープがたわまずに私のアソコに常時食い込んでいる状態です。
両腕を少し動かすたびに、ロープがアソコを擦ります。
そして、ロープの真ん中には結び目のコブ。

そうです。
あの日やよい先生とやった綱引き遊びのセルフバージョンです。

試しにお部屋の中を少し歩いてみました。
からだ全体の自由にならなさ、拘束感もちょうどイイ感じ。
歩くたびに、ちょっとよろけるたびに、股の間に食い込んだロープがアソコを擦ります。
結び目のコブが前へ行ったり後ろへ行ったりして、いろんなところをゴツゴツ擦ります。
加えて、左腕がからだの左側面前にきているので、そっち側につけている洗濯バサミは、いつも左腕に接触して揺らされることになるので、収まっていた噛まれている痛みが頻繁にぶり返します。
おまけに、どうしても内股気味になってしまうので、内腿につけた二つの洗濯バサミも頻繁に擦れて揺れてしまいます。
「あんっ、あ、あ、あーんっ!」
まさに、一歩歩くたびに苦痛と快楽に苛まれ、えっちな声がどんどん洩れてしまいます。

いい!
これいいっ!
鏡の前に戻り、そこに映った自分の姿を見つめました。
そこに映っていたのは、私が常々妄想で思い描いていた、かわいそうなマゾ少女直子の姿そのものでした。

でも、この姿でお家の廊下や階段を歩いたら、いやらしいおシルをいっぱい垂らして、そこいらじゅうを汚してしまいそう・・・
一瞬そんなことも考えました。
でも、まあいいや。
後でちゃんと拭いてキレイにしておくから。

そうか!それだったらベロにも洗濯バサミ、欲しいな。
お口も不自由にしちゃいたいな。
どうせ後で拭くのだから、少しくらいよだれが垂れても同じです。
木製の洗濯バサミは全部使っちゃったけれど、この際プラスティックのでもいいです。
そうと決まったらとりあえずまた、右手を輪っかから抜こう。

そこでやっと気づきました。
この姿だと私、右手を自由にすること、できないんじゃない・・・かな?


メールでロープ 05

メールでロープ 03

机の上に、これから使おうと思っているお道具を並べました。

トルコ石のイヤリング、子猫ちゃんのマッサージ器、リモコンローター、お習字筆、ルレット、木製の洗濯バサミ、赤い輪っか付きロープ、そして、ポラロイド写真の入った封筒。
あと、私物の50センチのプラスティック定規と銀のバターナイフ、愛用のプラスティックの洗濯バサミ、電気の延長コードも出してきました。

お勉強机の上がなんだか禍々しい感じです。
置いてあるものすべてが、えっちな妄想を煽ります。
私は、ゾクゾクワクワクしてきて、乳首がピンピンに張ってきました。
おっと、その前に確認しておかなきゃ。

子猫ちゃんのマッサージ器を手に取って、スイッチになっている胴体をひねりました。
子猫ちゃんがブーンって震え始めます。
そんなに大きな振動音は、しないみたい。
ツマミを強までひねってもンーーーって音が少し聞こえるくらい。
お部屋のエアコンの音のほうが大きいくらいです。
これならあんまり心配することはないかなあ。

でも、あの日よりなんだか震えが弱い気も・・・
スイッチを止めてから胴のところを強くひねってはずし、電池を交換します。
単三電池一本でした。
新しい電池に変えて、もう一度強までひねります。
ンーーーー。
やっぱり電池が弱ってたみたいで、さっきより震えが強まりました。
だけど音は同じくらい。

子猫ちゃんを止めて、今度はリモコンローターのコントローラーを手に取ります。
スイッチを入れるといきなり二つのローターが震え始めました。
机の上だったのでカタカタカタって大げさな音をたてて、飛び跳ねるように転がって暴れだします。
きゃっ!
私は、あわててスイッチを切りました。

机から離れ、ベッドのお布団の上にローターを乗せてもう一度。
弱や中ならそうでもありませんが、強にするとブーーーーンて低い唸り声のような音がします。
こっちは少し要注意かな?
でも、使うときはアソコの中に入れてるワケだし・・・

スイッチを止めて、こっちも念のために電池を交換しておくことにします。
卵型のローターのほうには、単四電池が2本必要。
ピンクとブルーの両方に電池を入れておくと、スイッチを入れるたびに二つが動き出してしまうので、今はとりあえずピンクのほうだけに入れることにしました。

コントローラーのほうの電池は、私が今まで見たことの無い形の電池でした。
単四より短くてちょっと太いの。
こんな電池は買ってきてありません。
急いでネットで調べると、23Aっていう種類の力が強い電池のようです。
えっちなおもちゃのネット通販のページでは、リモコンプレイのファンにはおなじみの、なんて書いてあります。
普通のコンビニとかでは買えないみたい。
もしも私が電気屋さんでこの電池を買ったら、お店の人から、この子はリモコンローターで遊んでるんだな、なんて思われちゃうのかな?
そんなことを考えて一人で赤くなっています。

コントローラーの電池交換はあきらめて、子猫ちゃんとリモコンローターを強にセットし、お布団の上に置いたままコントローラーだけ持ってお部屋を出ました。
エアコンの効いていない廊下に出ると、夏の熱気がムッと裸の全身を包みます。
ドアを閉じて、廊下で耳を澄まします。
微かにウーーンって音が聞こえる気がします。
コントローラーでリモコンローターのスイッチを切ると、音はしなくなりました。
子猫ちゃんのほうだけなら、外に音が漏れる心配はまったくなさそうです。

なぜこんなことをしているのか?と言うと、私のお部屋が在る2階には、もう一つお部屋を隔てた向こうに篠原さん親娘が住んでいます。
篠原さん親娘の住居と我が家の2階は、鍵のかかる扉で仕切られていて、向こうからこちらへは自由に出入りはできません。
でも同じフロアですから、たとえば私が夜中にローターを使って遊んでいて、次の日に、昨夜何かブーンって音がしてた、なんて篠原さんに言われたらすっごく恥ずかしいので、どのくらい音が漏れるものなのか、確かめておきたかったんです。

念には念を入れて、階下への音漏れの有無の確認するため、再びローターを強にセットしてから、階段を下りました。
階下で私のお部屋の物音が一番響きそうな場所、すなわち私のお部屋の真下は、父の部屋です。
一階の廊下では、当然のことながらまったく音はしません。
父の部屋のドアを開けて、そーっと忍び込みます。
だいじょうぶ。
全然音は聞こえません。
私のお部屋のエアコンの音さえしません。

カーテンがひかれて薄暗く、しんと静まり返った父の部屋。
窓際にあるサイドボードのガラスに、私のツルツルな無毛の下半身が映りました。
私ったら、なんてはしたないことをしているんでしょう。
真夏の真っ昼間に真っ裸になって乳首尖らせてお家の中をウロウロして・・・
全身しっとり汗ばんだからだに、ジーンと恥ずかしさと快感が駆け巡りました。

父の部屋を出て、意味もなくリビングを一周してから、ふと思い立って廊下をまっすぐに玄関へ向かいました。
日当たりの良い明るい玄関。
壁に飾ってあるロココ調な装飾が施された大きな鏡にも、私の裸の上半身が映りました。
普段の生活の場に全裸でいるのって、なんだかすごく非日常的でエロい・・・
私は、普段はお出かけ前に髪型や襟元を確認するために覗く鏡に映った、何も着ていない自分の顔をまじまじと見つめてしまいます。
火照ってて、汗ばんでて、恥ずかしげで、でも嬉しそうで、なんとも言えない、いやらしい顔・・・

サンダルをつっかけて、そっと玄関ドアを開けてみます。
見事に晴れ渡った真夏の真昼の眩し過ぎる陽射しと熱気に、私の無防備な全身が晒されます。
このままお庭に出ちゃおうか・・・
その誘惑はとても魅力的でしたが、もしもお隣の家の2階やベランダに誰かいたら、見られちゃう・・・
と思い至って、残念ながらあきらめました。

もはや、いてもたってもいられません。
早くいろいろ気持ちいいことをしたい、恥ずかしいことをしたい、自分のからだを撫で回したい・・・
すでに乳首はツンツン、アソコの中もヌルヌルです。
「もう、本当になお子はすけべねぇ」
どこからか、やよい先生の声が聞こえてくるような気がしました。

もう一つ、試しておきたかったのは、このリモコンローターがどのくらいの距離まで電波が届くのか?っていうことだったのですが、それは後回しにすることにして、大急ぎで階段を駆け上がり自分のお部屋のドアを開けます。
エアコンの冷気が汗ばんだからだをひんやりと迎えてくれました。

CDプレイヤーにサティのなるべくたくさん曲の入っているCDを入れてエンドレスにセットします。
お部屋にジムノペディが低く流れ始めました。
それから床に大きなバスタオルを敷いて、用意したお道具を全部並べます。
その横に自分もたたんだバスタオルをお尻にあててぺったりM字気味に座り込みました。

まずは、ポラロイド写真の入った封筒を掴み、口を留めているセロテープを丁寧に剥がします。
トランプみたいに束ねた写真を床に置き、上から一枚ずつ右手で取って見つめます。
瞬時にあの日のコーフンが甦りました。
どの写真もあまりにもいやらしくて、アブノーマルで・・・
そして、その被写体は紛れもなく私・・・

アソコに子猫ちゃんが挿しこまれています。
このときはまだ、毛があったんだ・・・
だらしなく開いた口元から、よだれが垂れています。
歪んだ顔が媚びるようにレンズを見て微笑んでいます。
乳首からぶら下がったトルコ石が激しく揺れてブレています。
両手と両足首と両膝を赤いロープで縛られています。
三つ編みおさげ髪の女の子がM字開脚で座っています。
パイパンなワレメから短いヒモが覗いています。
泣きそうな顔で笑っています。
顎を突き出して、必死でイクのを耐えています。

私は、順番に一枚一枚念入りに写真を見ては、自分のまわりに並べていきました。
こんな恥ずかしいことをやったなんて、どうしても信じられない・・・
でも、この被写体は紛れもなく私・・・

写真を半分くらいまで見たとき、もうどうしてもこらえきれなくなり、左手で自分のからだを激しくまさぐり始めていました。
右手に写真を持って、その写真で苛められている場所を自分で苛めます。
乳首を指でギューッとつまんで押し潰します。
おっぱいを乱暴に鷲掴みます。
アソコに指を入れて掻き回します。
「あんっ、あっ、あっ、あーんっー」
写真を食い入るように見つめながら、その写真と同じ表情をしてみます。

写真が突きつけてくる、見るに耐えないくらい恥ずかしい自分の姿を見るという、いてもたってもいられないほどの恥ずかしさ。
その恥ずかしさを和らげたくて、それならいっそのこと、今の自分をもっともっと恥ずかしい状態に追い詰めようとする衝動が私の左手をつき動かし、容赦なく自分のからだを責めたてます。

ほとんどの写真を並べ終えた頃、私は、大きく左右に両膝を広げて上半身を屈め、左手親指と人差し指でツヤツヤに大きくなったクリトリスをつまんだり擦ったりして熱心に苛めていました。
「あん、あん、あん、あーんっ!」
もう少しでてっぺんです。
そして、床に残った最後の一枚・・・

それは、やよい先生と、とある有名女性タレントさんとのツーショット写真。
二人とも全裸。
女性タレントさんは、緊縛大股開きで悩ましげなお顔。
やよい先生は、女性タレントさんの少し後ろに立って、右手を座っている彼女の左肩に軽くかけてニヤッと笑っています。
「んんんんーーーーーーんんっ!!!」
私は、その写真のやよい先生のお顔と形の良いおっぱいを見た、その瞬間にのぼりつめていました。

「はあ、はあ、はあ・・・」
今日の第一ラウンドは、せっかく用意したお道具を何も使わず、左手一本だけであっさりイってしまいました。


メールでロープ 04

2011年2月6日

メールでロープ 02

やよい先生が渡してくれたヤバソウナモノを含むお土産の中身を確認したのは、日曜日でした。

やよい先生とお別れした土曜日の夜は、さすがにからだがとても疲れていたみたいで、母と少しおしゃべりした後ゆっくりお風呂に入ったら急激に眠くなってしまい、入浴後のお手入れもそこそこに早々とベッドに入って眠ってしまいました。
お風呂で見たら、おっぱい上下の縄の跡とやよい先生がくれたキスマークがまだ微かに残っていました。
洗面鏡に映るやよい先生に剃られてしまってツルツルになったアソコ。
今さらながら、すっごく恥ずかしい気持ちになりました。

翌朝も寝坊して10時くらいに目覚めました。
午前中は、とりあえず分けておいたやよい先生からのお土産健全編のお洋服袋をチェックしました。
最後に追加された赤いワンピースとレインコートを除いて、さまざまなワンピやトップス、スカートなどが11点も入っていました。
有名なブランドのお高そうなものばかり。
どれもカワイイと言うより、シャープでクールな大人っぽいデザインでサイズもだいたいぴったり。
自分で買うときは、こういうデザインや色はカッコイイけれど私には似合わないかも・・・って躊躇しちゃう種類のものも、着てみると私でも案外似合ったりして、すっごく嬉しくなりました。
着替えては階下に降りて、母に見せびらかしました。
「じゃーんっ!」
「あらー、ステキねー。百合草先生、やっぱりセンスいいわねー。私でも着れるかしら?」
「着てみて、着てみてっ」

ハウスキーパーの篠原さん親娘が午後3時頃にご実家から戻ってきたので、それから夜にかけては、母と四人でおしゃべりしながらまったりゆったりと過ごしました。
ともちゃんももう小学三年生。
カワイク元気に成長しています。
まだ周囲に自然がたくさん残っているらしい篠原さんのご実家で、さんざん遊びまわってきたのでしょう、腕や脚が真っ黒に日焼けしていました。

夜の10時過ぎに一人でお風呂に入りました。
縄の跡もキスマークもすっかり消えていました。
一緒に暮らすようになってから、たまにともちゃんとも一緒にお風呂に入るのですが、さっきも、ともちゃんの日焼けした姿を見て、日に焼けていない部分とのコントラストが見てみたいな、なんて思ってつい、一緒にお風呂入る?って声かけようとして、あわてて思いとどまりました。
私、今アソコに毛が無いんでした。
あぶない、あぶない・・・
ともちゃんから質問責めされちゃうところでした。

今日はお風呂後のお手入れも入念にして、一息つくと11時になっていました。
お部屋のドアに鍵をかけてから、ベッドの下に押し込んでおいたヤバソウナモノ袋を引きずり出します。
ベッドの上にバスタオルを敷いて、その上に中身を出していきます。

大きなトルコ石が付いたイヤリング一対、子猫ちゃんのマッサージ器、マッサージ器を固定する用の細い糸が付いたリング、ワイヤレスのリモコンローター・・・これはピンク色のと水色のが二種類、アイマスク、太いお習字用の筆一本、ムダ毛処理用のカミソリと替え刃、薄いピンクのレンズのまん丸ファッショングラス、木製の洗濯バサミ8個。
ここまではあの日、やよい先生とのあれこれで使ったものでした。

リモコンローターは、ユマさんが入れていたのも私にくれちゃったみたい。
コントローラーは一つしか入っていません。
ユマさん、どうするんだろう?
思わずクスっと笑ってしまいます。

その他に、お裁縫のとき布に印をつけるために使うトゲトゲした丸い輪が付いているルレットが一本。
これはたぶん、肌の上をコロコロ転がして遊ぶのでしょう。
試しに左手の甲に軽く転がしてみます。
チクチクした感触が肌を転がっていきます。
これでおっぱいを刺激したら気持ち良さそう・・・

あと、短かめな赤いロープが一本。
よく見ると両方の先端が輪っかの形になっています。
左手を輪っかに入れてみました。
ロープを軽く引っぱると、輪を作っている結び目がスルスルと動き、輪っかのロープが右手首を絞り込んで締め付けてきます。
なるほどー。
右手も反対側の輪っかに入れて絞ってみます。
私の両手は、ちょうど私のウエストくらいの幅で拘束されてしまいました。
ロープの手錠っていうわけです。
これなら、はずすのも簡単だし、ロープは太くて柔らかい素材なので、跡がつく心配も無さそうです。

ロープ手錠をしたまま右手を袋に入れると、同じようなロープがもう一本。
両方の輪の間が少し長めです。
こっちは足首用なのでしょう。
私はワクワクが抑えられません。

そして、袋の一番底から出てきたのは、封筒に入った厚さ3センチくらいの何かの束。
これは、私のいやらしい姿を撮ったポラロイド写真のはず。
もちろん、すぐにでも見たかったのですが、これを今見てしまうと絶対、とことんオナニーをしなきゃ眠れなくなると思ったので、グッとがまんしました。
明日は、母も篠原さん親娘も出かける用事があって、午前中から夕方までお家にいないことがわかっていました。
私一人でお留守番です。
なので、私は明日の日中、思う存分思い出しオナニーをすることに決めていました。

それより今は、これらの隠し場所を決めることが先決です。
イヤリング、筆、アイマスク、ファッショングラス、カミソリ、ルレットは、別に誰に見られても不自然ではないので、アクセサリー箱や机の引き出しに普通にしまいました。
残りのものは、使わなくなった少し大きめの化粧ポーチに入れておくことだけは、決めていました。
問題は、その化粧ポーチをどこに隠すか、です。
母も父も私のお部屋に勝手に入って、いろいろ探し回るようなことは絶対しないので、そんなにナーバスになることでもないのかもしれませんが、万が一みつかっちゃったときは、すっごくややこしいことになっちゃうのは確実ですし・・・

クロゼットは、衣替えの頃とかに母が気を利かせて、クリーニング屋さんに出さなきゃいけないお洋服を私のいないときにお部屋に入って整理してくれていたことが何度かあったので、ちょっと危険かも。
本棚もCDラックも隠すようなスペースはないし。
やっぱり、お勉強机の鍵がかかる引き出しかな・・・

だんだん眠たくなってきたので、大急ぎで鍵がかかる引き出しの中を整理して、化粧ポーチを入れるスペースを作りました。
以前から隠していた父秘蔵のえっち写真集二冊に重ねて、化粧ポーチをなるべく平らにして奥に入れ、ポラロイド写真の入った封筒を日記帳に挟んで手前に置くと、ちょうど全部がスッポリ収まりました。
引き出しを閉めて、一応鍵をかけます。
ふぅー。
これで鍵のかかる引き出しには、えっちなものと私の日記帳しか入っていないことになりました。
なんだかなー・・・

次の日の朝、母と篠原さん親子を送り出すとすぐ、自転車を飛ばして近くのコンビニへ行き、単三と単四の電池をそれぞれ8本づつ買ってきました。
ダイニングで早めの昼食をとりつつ、これからのお楽しみ時間の計画を練ります。

一階の戸締りをきちんと確かめ、インターフォンの音量を最小に絞り、留守番電話に切り替えてからトイレも済まし、バスルームで軽くシャワーを浴びました。
からだを拭いたバスタオルを片手に持ち、裸のまま廊下に出ました。
今日は、夕方までずっと全裸で過ごすつもりです。

二階の自分のお部屋に戻って、昨夜しまいこんだ化粧ポーチとポラロイド写真の封筒を取り出し、お勉強机の上に置きました。
さて・・・
お楽しみを始める前に、試しておきたいことがいくつかありました。


メールでロープ 03

2011年2月5日

メールでロープ 01

結局、やよい先生が東京へ発つ日のお見送りはできませんでした。

やよい先生からは、あのお泊りの翌日別れて以来、連絡はありませんでした。
私が訪ねたとき、まだ家具類や日常品の荷造りなどがまったく手つかずでしたから、きっと、お引越しの準備で忙しいのだろうと思い、がまんしてがまんして、その5日後の夜遅くに、電話をしてみました。

「ごめんねー。全然電話できなくて。いろいろ忙しくてさー。でもおかげさまですっかり片付いたよ」
やよい先生のお元気そうな声が返ってきます。
「えっ?東京行く日?あさって。8月最初の日。引越し屋さんや現地での手配の関係で昼の1時には新居にいなきゃいけないから、朝の10時頃に出発かな?」
その日は、間の悪いことに高校の夏休み登校日で、午前中はつぶれてしまいます。
私は、半泣き声になっていました。

「いいよ、お見送りなんて。もう二度と逢えないワケじゃないんだから。あたしもヒマができたらこっちに来るよ。なお子の家に泊めてくれる?」
「・・・もちろんです。母もますます先生のファンになっちゃってるし・・・」
「それは光栄。だからその日、なお子は学校にちゃんと行きなさい。これは先生命令よ」
少し沈黙してから、やよい先生がつづけました。

「それになお子、その日もし逢ったら絶対泣くでしょう?あたし、そういうのちょー苦手だし。あっち行って落ち着いたらスグ電話入れるから。そしたらメール課題開始ね」
「・・・」
「あたしは、なお子のことずーっと好きだよ。今までも、これからもずーーーっと。だからなんかあったら、あたしを身内だと思っていつでも頼ってきてね」
「・・・」
「あ、ごめん。家電鳴ってる。たぶん引越し屋さん。それじゃあ切るからね。なお子、愛してるよ。ありがとね」
プチっと電話が切れました。
私は、ベッドに倒れこんでくすんくすん泣きました。

その夜はよく眠れず、次の日も朝早くに目が覚めてしまいました。
東京に行ってしまう前にやよい先生のお顔をもう一度見るとしたら、今日がラストチャンスです。
どうにもいてもたってもいられなくなってしまい、母に、お友達のところに行って来る、と言って家を出て、やよい先生のマンションがある駅に降り立ちました。

あの日のような快晴でした。
駅に降り立ったものの、考えてみるとあの日はやよい先生の愛車で連れて行かれたので、マンションへの道順がまったくわかりません。
やよい先生やユマさんにも電話してみたのですが、両方とも電波が届かないと言われて通じませんでした。
電話が通じないとなると、たとえマンションの前にたどりつけても、逢えるかどうかもわかりません。
それでもいい、と思いました。
やよい先生とユマさんに、今の時刻と、このメールに気がついたらご連絡ください、ってメールを入れてから、記憶と勘を頼りに駅周辺をあちこちさまよいました。

ようやくやよい先生のマンションの前にたどりついたのは、午前10時前。
約一時間以上、炎天下の町中をさまよっていたことになります。
汗びっしょりで、着ているTシャツが肌にペッタリ貼りついていました。

たどりついたものの、今度はどうやってやよい先生を呼び出したらいいか、わかりません。
お部屋にいるのかどうかも。
ケータイも相変わらずつながらないし、メールの返信もありません。

でも、せっかく来たんです。
たとえやよい先生が今、お部屋で寝ていたり、どっかにお出かけ中だとしても、夕方までには起きてケータイをチェックするはずです。
私は覚悟を決めました。
やよい先生が姿を現わすまで、あの日、やよい先生がお話ししてくれたミーチャンさんのように、マンションの前で待つことにしました。

マンションの入口から少し離れた塀際に、マンションのお庭にある大きな木の葉っぱが道路にはみ出て日陰を作っている場所があって、その下にちょうど飲み物の自動販売機がありました。
お茶のペットボトルを一本買い、その日陰に入って涼をとりながら、自販機の脇にもたれてしばらくボーッとします。
ときどき、やよい先生のお部屋のあたりを見上げます。
正確にどれがやよい先生のお部屋の窓かはわからないのですが。
刑事ドラマの刑事さんの張り込みみたいだな・・・
一人でクスッと笑います。
って言うよりも、これってなんだか、今流行のストーカー?

マンション前の通りは、ほとんど人通りが無く、時おり、自転車に乗った子供たちがワイワイ通り過ぎたり、自動車がブーンと走り去っていったり。
真夏日にどこの窓もピッタリ閉ざされて、ジージジジジジとアブラゼミの声だけが遠く近く響いています。

20分くらいして、駅へつづく曲がり角のほうから4~5人の人影が現われました。
だんだんこちらに近づいてきます。
私は、自販機の陰から身を乗り出して目を凝らします。

全員女性で6人いました。
道一杯に広がっておしゃべりしながら近づいてきます。
みなさん、何て言うか、結婚式の二次会帰りみたいなセミフォーマルで肩や胸元が露出した服装をされていますが、なんだか疲れているようで、少しだらだらとした歩き方でした。

右手に大きな花束を持って真ん中を歩いているのが、やよい先生でした。
両耳と胸元のアクセサリーが陽射しを受けてキラキラ光っているのが、遠くからでもわかりました。
母がプレゼントしたネックレスと私があげたイヤリング、着けてくれてるんだ。
私は、すっごく嬉しくなりました。

きっと、やよい先生のさよならパーティをした朝帰りなんでしょう。
ユマさんとシーナさんの姿もわかります。
二人とも裾の長い綺麗なドレスを着て、見違えています。
やよい先生と腕を組んだ青いドレスの女性は、ミーチャンさんでしょう。
やよい先生が見せてくれたビデオの女性に髪型や雰囲気が似ています。
その他に知らない女性が二人。
そのうちの、やよい先生よりも背の高い女性が伸びをしながら口元も押さえずに大きな欠伸をしました。
誰もこちらには目を向けず、お互いの顔に視線を向けながらガヤガヤと親しげにおしゃべりしつつ、こちらにだんだんと近づいてきました。

私は、なぜだかもう一度、自販機の陰に身を隠しました。
6人の姿を見ていたら、急に怖気づいてしまいました。
知らない女性が二人いることもあったのでしょう。
私がまだ知らない、やよい先生たちの世界・・・

これからみんなで、やよい先生のお部屋でもう一騒ぎするのでしょうか?
それとも、みんなで眠るのでしょうか?
今、やよい先生のお部屋は何も無くてガランとした状態のはずです。
明日がお引越しの日なのですから。
どうするんだろ?
ひょっとすると、あの中にもう一人、このマンションに住んでいる人がいるのかもしれない・・・

自販機の裏でそんなことを考えているうちに、おしゃべりの声がはっきり聞こえるほど、やよい先生たちは近づいてきていました。
「ふぁーあっ、と。やっとついた、ついたー」
「今日はさすがに疲れましたねー」
「さ、はやくこんなドレス脱いで、寝るべ寝るべ・・・」
「悪いねー、クーコ・・・」

私は、またそーっと顔だけ出してやよい先生たちを窺い、すぐ引っ込めます。
やよい先生たちは、ワイワイ言いながらマンションの門をくぐるところでした。
やがて、足音がマンションのエントランスのほうへゆっくり遠ざかっていきます。
私は、もう一度そーっと門のほうを窺います。

目が合いました。
青いドレスの女性。
ビデオで見たのと同じお顔をしたミーチャンさんが一人だけ、門の前にポツンと立って私のほうを見ていました。
ニッコリやさしそうに微笑んで。
私がびっくりして固まっていると、ミーチャンさんが小さくおいでおいでをするように、右手をヒラヒラさせました。
深く切れ込んだ胸元の白い肌がセクシーに揺らぎます。
私は、一瞬迷いましたが、腰を90度曲げて深くお辞儀してから、踵を返してその場を逃げるように立ち去りました。
間近で見たミーチャンさんのお顔は、大人の女性の愁いと気品と色気がある上に小さく儚げで、アンティークなフランスの貴婦人のお人形のように、すっごく綺麗でした。

私は、やよい先生たちの前に姿を現わすことができませんでした。
やよい先生のお仲間さんたちは、みんなステキでした。
それぞれ、ちょっとセクシーなドレスを堂々と着こなして、全員が夏の陽射しの中でキラキラ輝いて見えました。
高校生の私とは、まったく違う世界の住人。
自分の仕事で自分で生活している自信と余裕、みたいなものに私は、今の自分とは決定的に違う何か、を感じていました。
みんなステキな大人の女性でした。
私がその輪の中に入るのは、まだまだおこがましいと思ったんです。

私ももっといろいろとしっかりして、やよい先生たちみたいなステキな大人の女性にならなきゃ・・・
電車に揺られながら、私の気持ちはすっかりスッキリしていました。
今度、やよい先生に会ったとき、びっくりさせちゃうほどステキな女性になれるように精一杯努力しよう・・・
そう決めました。

私が降りる駅に着いたとき、ケータイがブルブルっと震えました。
やよい先生からのメールでした。
近くに来ていたなら、一緒に来ればよかったのに、みたいなことの最後に、
「ずーーーっと愛してるよ」
って書かれていました。
私は、短かくこう返信しました。

「ありがとうございます。またお逢いしましょう。ずーーーーーーっと愛しています。」


メールでロープ 02

2011年1月30日

図書室で待ちぼうけ 24

「とーってもステキな男の子に出会っちゃったの、こないだのパーティで」
ケーキを食べ終え、ティッシュで口元を拭った相原さんが弾んだ声で話し始めました。
「なんて言うか、わたしが常日頃思い描いていた理想通りの人なの」
それから相原さんは、乙女チックな表情で延々と、その男の子のことを熱心に話してくれました。

立食形式のパーティでたまたま隣り合って、向こうから話しかけてきたから最初は警戒していたのだけれど、話しているうちに趣味や興味がことごとく合うことがわかって、意気投合しちゃったそうです。
「わたしとすごく似ている感じなの。考え方とか感性とか」
「世の中を斜めに見てる、って言うか、カレのお父さんも政治家で、そこの三男なんだけど、政治なんてくだらないから絶対やりたくない、って。もっと創造的なことがしたい、って」
「お笑いのツボとか見てるネットのサイトとかがわたしともろかぶりなの。でも文科系オンリーじゃなくて、スポーツジム通ってからだも鍛えてるし柔道も習ってるんだって」
「ガキっぽいえっちな感じとかも全然なくって、すっごくイイ感じの人なの」
相原さんは、文字通り瞳をキラキラ輝かせてしゃべりつづけます。

相原さんのお母さまもパーティ会場で二人が盛り上がっているのを目撃してるから当然公認で、パーティ翌日の日曜日に早速デートをして、その日もたくさんたくさんおしゃべりして、相原さんのお家にも寄ってご挨拶したそうです。
その男の子は、現在高一で、県下でも一番優秀と言われている男子校に通っているから、相原さんもその系列の女子高を受験することに決めたそうです。
「だって、再来年にその男子校と女子高、統合するんだって。そしたらカレと一年間は、同じ高校に通えるじゃん」
勉強やスポーツに忙しいその人が自由に出来る時間が火曜日の放課後しかないので、火曜日の放課後にその人に苦手な科目のお勉強を教えてもらって、その女子高の受験に備えるんだそうです。

それが今週の火曜日、図書室に相原さんが現われなかった理由でした。

「へー。ステキな人と出会えてよかったねー・・・」
私は、どんどん沈んでいく自分の気持ちを悟られないように、つとめて明るく言いました。
「うん。これはきっと、運命的な出会い、だと思う」
相原さんは、頬を紅潮させて無邪気に言い放ちます。
照れながらも自信に満ちた相原さんがすっごく魅力的で見蕩れそうになりますが、見ているとどんどん心が痛くなってくるので、うつむいて目をそらしました。

「それでね・・・」
ずーっとしゃべりっぱなしだった相原さんが急に声を落とし、私の顔を今日初めてまっすぐに見つめました。
「しばらくの間、わたし、えっちなこと、封印することにしたの」
ひそめた声で私に言います。

やっぱり。
私には、次につづく言葉が予想できました。
落胆が顔に出ないように心の中で身構えます。

「だから、森下さんとのアソビももう、できない」
「・・・う、うん。そのほうがいいと、思う・・・」
「だよね?学校の教室や公園で裸になったりするの、やっぱりヘンだよね?ヘンなオンナだよね?」
「・・・」
「だから森下さん、わたしがあんなことやってたってこと、ぜーったい、誰にも言わないでね。秘密にしといてっ。お願いっ!お願いっ!」
私に向かってペコペコお辞儀をくりかえしています。
「うん。もちろん。今までだって誰にも言ってないし、これからも・・・」
「そうだよね?森下さんはそういう人じゃないもの、ね?あーよかったー」
心底ホッとした、って表情になりました。

「これがそのカレ」
パーティで撮ったらしい何枚かの写真を手渡してくれました。
相原さんより7~8センチくらい背の高い、どちらかと言えば細身でショートウルフカット、表情に少し幼さが残るものの整った顔立ちな、見るからに爽やかそうなスーツ姿の男の子が相原さんと並んでニーッって笑っています。
「カッコイイでしょ?」
「うん。相原さんのドレスもすっごくステキ」
私は、わざと男の子のことにはふれず、相原さんのドレスを褒めました。
実際、相原さんのドレス姿はすっごく綺麗だったんです。
髪を少しアップめにして、両肩の出たデコルテを着こなしてポーズをとる相原さんは、オトナっぽくてセクシーで、私にとってはその男の子よりも何百倍も魅力的でした。

「でも、まだ森下さんにはカレの実物、会わせてあげない。わたしたちがもっと親密になってからじゃないとカレ、森下さんに盗られちゃうかもしれないから。カレとわたしが気が合うってことは、カレと森下さんも趣味が合う、ってことでしょ?森下さんカワイイから、あぶないあぶない」
相原さんが冗談めかして、私が見ていた写真をバッと取り上げました。
「そんなことしないよ。二人はお似合いだと思う。がんばってね」
私は、なんだか疲れてきました。

「本当は、カレが望むならすぐにでもヤッチャテいいんだけど、ほら、今わたしちょっとマズイじゃない?」
相原さんがまた声をひそめます。
「えっ?なんのこと?」
「剃っちゃったじゃないアレ。毛。カレがアレ見たら、ナンダコイツ?って思われちゃうじゃない?あーあ。なんであんなバカなことしちゃったんだろう・・・生え揃うまで見せられないよー」
バカなことじゃないよ、すっごくキレイだよ・・・
言いたいけれど言えません。

それからもしばらく相原さんのお惚気につきあいました。
私の心の中は、真っ暗く沈み込んでいましたが、うんうんて相槌をうって、がんばってって激励して、そのうちお母さまがいらしてリビングでまたシュークリームをご馳走になって、世間話をして、そろそろおいとましようとおトイレを借りたとき、やっぱり生理が始まりました。
一応必要なものはバッグの中に入れてきてたので、あわてずにはすみましたが。

エレベーターまで送ってくれた相原さんは、別れ際にこんなことを言いました。
「わたし、森下さんにすっごく感謝してる。だって森下さんがパーティ行ったほうがいい、って言ってくれなかったら、行かないつもりだったんだもん。そしたらカレとも知り合えなかった」
私は、小さく左右に首を振りながらも黙っていました。
「それで、うちの母親が、森下さんってたぶん、あげまん、だって言ってた」
「あげ?まん?」
「なんだか、その人とつきあうと相手の運気が上がる女性のことをそう呼ぶんだって。母親、この前のとき森下さんの手相見てたじゃん?それでだと思うんだけど」
「ふーん・・・」
「わたし、まさしくそれだった。ありがとう。ね?」
「私、何もしてないよ・・・」
「ううん・・・」
相原さんは、ゆっくり私の背中に両腕をまわして、ぎゅーっと抱き寄せました。
でも、すぐにからだを離してニッコリ笑います。
「それじゃあまた学校で、ね?たまに教室まで会いに行くから」
「・・・うん」
「バイバーイ」
「・・・ばいばい」
もちろんキスは、くれませんでした。

エレベーターの扉が閉まって、私はズルズルとその場にへたり込みました。
なんだか疲れきっていました。
悲しいとか、寂しいとか、悔しいとかよりも、とにかく疲れて心が空っぽになっていました。

その夜は、どうにも眠くて早くにベッドに入りました。
グッスリ寝込んで夜明け近く、時計を見ると午前三時半、なぜだかパッチリと目を覚ましました。
その途端、数時間前に相原さんから聞いた言葉の数々が、雪崩のように頭の中を埋め尽くしました。
暗闇の中で上半身を起こします。

もう相原さんと秘密のアソビ、出来ないんだ。
もう相原さんとキス、出来ないんだ。
もう相原さんの裸、見れないんだ。
もう相原さんは私のからだ、さわってくれないんだ。
もう相原さんとえっちなお話、出来ないんだ。
涙がポトポトポトポト、パジャマやお布団を濡らします。

相原さんのことが大好きで、ずっと一緒にいたかった・・・
そんな気持ちに今さらながら気づきます。
私、フられちゃったんだ・・・
いいえ、相原さんにとっては、私とのことに恋愛的な感情はまったく無かったでしょう。
たとえば子供の頃、仲のいい女の子同士でお医者さんごっこをするのと同じようなアソビの感覚。
勝手に恋愛感情を抱いていたのは私だけ・・・
相原さんの中では、本当の恋愛ができそうな相手をみつけたから、子供っぽいアソビから卒業することにしただけ。
私とは、ずっと気の合うお友達でいられる、って思っているはずです。
つきあうとかフられる以前の問題だったんです。

でも私は、相原さんに対して普通のお友達以上の感情、たぶん愛情を感じていました。
それは、相原さんからカレシが出来たから、って言われてすぐに、はいそうですか、と忘れられるものではありません。
かと言って、相原さんにこれ以上、二人でえっちなことしようよ、って迫るなんて、私には到底出来ません。
幸いなのは、相原さんとは違うクラスだから、会わないと決めれば意外とかんたんに会わずにすむこと。
そうやって忘れていくのが一番なんでしょうけど・・・

同性を好きになると、こういうすれちがいがあるのか・・・

私は、ひとしきり泣いた後、いつの間にかまた眠っていました。

次の週の火曜日。
期末試験間近なので、図書室はまあまあ賑わっていました。
当然ですが、相原さんは来ません。
私は、図書室を閉めた後一応、三年一組のお教室を覗きました。
誰もいませんでした。

その次の週は、期末試験期間で図書室はお休み。
私は、かなり真剣にお勉強に励みました。

試験が終わってホッとした頃には、相原さんショックからもだいぶ立ち直って、えっちなことをしたい気分も戻ってきていました。
お部屋でひとりえっちをしていると、相原さんの手や唇の感触を思い出して、せつなくなることもありましたが・・・
雨の中を傘をささずにズブ濡れで帰って、スケスケ露出の気分を味わったりもしました。

その次の火曜日は、いつものヒマな図書室に戻り、まったりと過ごしました。
もう帰りに相原さんのクラスを覗くこともしませんでした。

その次の週の火曜日が中学生の私にとって最後の図書室当番でした。
3年生は受験が控えているので、一学期末までで現場での委員活動はおしまいということになっていました。
私は、ひそかに何か思い出になることがしたいな、って思っていました。

その日もまったりとした図書室でした。
補佐の子は、いつか少女コミックを貸してくれた2年生女子でした。
まったく利用者が来なくて、二人でずっと小さな声でおしゃべりしているうちに4時になりました。
「もう今日はいいわね。後は全部私がやるから、あなたもう上がっていいよ」
「あ、そうですか?ありがとうございます」
補佐の子がニッコリ笑います。
「先輩、ご苦労さまでした。お世話になりました。受験勉強、がんばってくださいね」
「うん。ありがとう。あなたも元気でね」
「はい!」
補佐の子が嬉々として廊下に飛び出していきました。

静まり返った私一人だけの図書室。
私は席を立ち、カウンターから出て、奥の書庫にゆっくりと歩いていきます。
一番奥まったところで立ち止まり、からだを屈めてスカートをまくり上げ、ショーツをスルスルっと脱ぎました。
上履きも脱いでショーツを足元から抜き、スカートのポケットに突っ込みます。
上履きを履き直し、そのまま閲覧机のほうまで戻り、ノーパンを意識しながらぼんやりと夏の夕方の西日が射し込む窓の外を眺めました。

あと10分位したらもう一度書庫の奥に行って、ブラウスを脱いでブラもはずすつもりです。
オールヌードになってしばらくたたずむつもりです。

相原さん、早く来ればいいのに・・・


しーちゃんのこと 01

2011年1月29日

図書室で待ちぼうけ 23

一応お教室の中に入って、相原さんの机のところまで行ってみます。
バッグとかも置いてなくて、相原さんが学校に残っている形跡はありませんでした。
どうしちゃったんだろう?
廊下に出て、図書室前の女子トイレも覗いてみましたが、個室は全部空いていました。
私は、急におろおろしてしまいます。

何か急用が出来て、今日は都合悪くなったのかもしれない・・・
何か急病になってしまって、今日は学校をお休みしたのかもしれない・・・
相原さんの携帯電話の番号を聞いておけばよかった・・・

一人とぼとぼと帰り道を歩きながら、私はどんどん寂しい気持ちになっていました。
あらためて考えてみると、私と相原さんは、お互いの家の電話番号も教えあっていませんでした。
なんだかとても心配な気持ちなのですが、かと言って、これから相原さんのお家まで訪ねていくのも大げさな気がするし。
とにかく明日のお昼休みに相原さんのクラスまで会いに行ってみよう。
いつも相原さんと別れる商店街の交差点で、そう決めました。

次の日のお昼休み。
私は、愛ちゃんやあべちんたちと集まってお弁当を食べながら、気もそぞろでした。
相原さんのクラスを覗いて、もしいなかったら、どうしよう?
クラスの他の子に聞いてみるべきよね・・・
また、学校のどこかでえっちなアソビしてるかもしれないし・・・
学校中の女子トイレを探してみようか・・・
お弁当を食べ終わって立ち上がろうとしたとき、ドア際の席の男子に大きな声で呼ばれました。
「もりしたーっ、お客さんが呼んでるよー」
ドアのところに相原さんが立って、小さく手を振っていました。

「昨日はごめんっ!森下さんに言うヒマがなくって、勝手に約束破っちゃて・・・」
相原さんは、本当に申し訳無さそうに胸の前で両手を合わせて深くお辞儀をします。
「う、うん・・・お教室に行ってもいなかったから、ちょっとビックリしちゃったけど・・・でも昨日、何かあったの?」
「昨日の昼にも、放課後行けないこと森下さんに断わっておこうと思って、ここ来たんだけど、森下さんいなかったから」
「昨日は、お昼休みも図書室当番だから・・・」
「あっ、そっかー。図書室行けば良かったんだー。わたしってバカー」
相原さんは、なんだかいつもよりルンルン明るい感じです。

「それで、昨日は何かあったの?」
「そうそう。それで、これは説明するとすっごく長くなる話なんだけど、でも森下さんには絶対聞いて欲しい話なんだけど、火曜日がもうダメになっちゃうから・・・」
「えっ?」
「あ、だから、わたしこれから火曜日の放課後に時間がとれなくなっちゃうんで、森下さんとの約束をキープすることができなくなっちゃうの、ね?だから、えーっと、今週の土曜日、時間ある?」
「え?うん・・・今週の土曜日は別に予定ないけど・・・」
「よかった!じゃあ2時にこの間と同じ場所で。またわたしの家へ来て」
「う、うん。それはいいけれど・・・でも、昨日は何かあったの?」
「うん。だからそれは土曜日に教えてあげる。ごめん。わたしこの後すぐ職員室に行かなければならないから。じゃあ、土曜日2時ねー」
そう明るく言って、相原さんは小走りに廊下を戻って行きました。
結局、相原さんがなぜ昨日現われなかったのか、私にはまったくわからないまま、土曜日を待つことになりました。

「ねえねえ、今の2年のときに同じクラスだった相原さんでしょ?」
私が自分の席に戻ると、すかさずあべちんが聞いてきました。
「うん。そう」
「なお姫、相原さんと友達だったんだー?」
「うん。3年になって図書室で会ってから、お話しするようになったの」
私は瞬間、だいたい一ヶ月前の出会いから今までのアレコレを思い浮かべて、ちょっとどきどきしながら答えます。

「へー。あの人、2年のときは無口で目立たない人だったよねー。アタシ、一回もしゃべったことなかったんじゃないかなー?」
曽根っちが横から口をはさみました。
あべちんが肯いて、
「相原さんて、なんとなく1年のときの、まだわたしらと打ち解けていない頃のなお姫に似てるなー、って思ってた」
「育ちの良さそうな感じとか、いつも一人で本読んでるとことか。だからわたし、相原さんのことひそかに、なお姫2号、って呼んでたんだ、心の中で」
お弁当箱を片付けながらあべちんがつづけます。
「相原さんって黙ってると、なんとなく人を見下しているみたいな表情に見えない?とくに目が。だから近寄り難かったんだよねー」
「でも、今見た感じだとずいぶん明るめになったねー。元々キレイな顔の人だなーとは思ってたけど、なんだか見違えちゃってた」
私は、そうそうその通り、って感じに大きく肯きました。

土曜日。
私は、何を着ていこうか迷っていました。
生憎、朝から小雨がパラつく梅雨どき特有の気温も湿度も高いジメジメしたお天気でした。
今日、相原さんから何をお話しされるのか、私には皆目見当がつきませんが、えっちな展開になって欲しいなあ、ていう願望は溢れるほどありました。
ただ、少し気になっているのは、そろそろ生理がやって来る周期なこと。
でもまあ、だいじょうぶでしょう。

やっぱり脱ぎやすい服がいいよね・・・
あれこれ考えて結局、生成りのコットンのシンプルな半袖ワンピースにしました。
約束の時間前には一応雨も上がっていたので、折りたたみの傘をバッグに入れて家を出ました。

相原さんは、この間の帰り際に着ていたインディゴブルーのざっくりした半袖ワンピース姿で待っていてくれました。
「なんだかはっきりしない天気。早くカラッと夏にならないかなあ」
相原さんが空を見上げながら、少し前を歩いていきます。
今日の相原さんがノーパンノーブラなのか、見ただけではわかりません。
でも、私はこうしていつもの相原さんに会えただけでも、とても楽しい気分になっていました。

相原さんのお家に着くと、グレーのスウェット姿な相原さんのお母さまが迎えてくれました。
「森下さん、いらっしゃい。涼しくしてお待ちしてたのよ。さ、どうぞどうぞ中へ入って」
あれ?
お母さま、いるの?

相原さんのお家におじゃまするのは、これで2回目ですが、もはやお母さまともすっかり打ち解けた感じになっていました。
そして、この前おじゃましたときよりも、相原さんもお母さまも、何て言うか楽しげで、明るめで、ウキウキしているように感じました。
あれ?

私の頭の中を急速に?が埋めていきます。
何かがおかしいんです。
私と相原さんは、靴を脱ぐとそのまま二人で相原さんのお部屋に直行しました。
相原さんのお部屋は、カーテンが大きく開かれ、明るくキレイに整頓されていました。
お部屋の真ん中に小さなガラスのテーブルが置かれて、私と相原さんはクッションを敷いて絨毯の床に向かい合って座りました。
相原さんは、カエルさんのぬいぐるみをひとつ、膝の上に置いてニコニコしています。
ほどなくドアがノックされ、お母さまがケーキと紅茶のポットを運んできてくれました。
「どうぞ召し上がって。今日はゆっくりしてってね」
お母さまが私に向けてニッコリ笑いかけてから、静かにお部屋を出て行きました。

私は、戸惑っていました。
なんて表現したらいいのか・・・
すっごくヘンな言い方ですが、健全すぎるんです。
普通にお友達のお家に遊びに来て、普通に迎えられてる感じ。
それはつまり、いたって普通なことで、戸惑うようなことでは全然ないのですが、私と相原さんがそういう健全な空間に身を置いていることに対して、大きな違和感を感じていました。

つまり、こういう状況では、今まで私と相原さんが共有してきた、えっちなこと、が入り込んでくる余地がまったく無いんです。

「じゃあ、とりあえずケーキ食べましょ?」
相原さんは、なんだかルンルン系シアワセっぽいオーラを発しながら、私を見てニッコリ微笑みます。
「う、うん」
私は、得体の知れない悪い予感が胸の中に広がるのを感じながら、相原さんがお話しし始めるのを待ちました。


図書室で待ちぼうけ 24

2011年1月23日

図書室で待ちぼうけ 22

スカートの裾をウエストに挟んで、まくれた状態をキープした相原さんは、両手で胸を隠すような素振りをしたり、かと思うと胸は突き出して両手を後ろに組んだり、顔は写さないで、っていう感じでわざとそむけたりと、見て欲しいのだけれどやっぱり恥ずかしい、みたいな絶妙なポーズと表情を作ります。
それを私も頬を赤くしながら夢中でカシャカシャ撮りました。

相原さんが教壇の上によじ登ろうとしたとき、チャイムが鳴りました。
「あーあ、下校時刻になっちゃった。でももう一枚だけ」
急いで教壇の上に上がった相原さんは、両脚を大きく開いて前に投げ出し、両手はお尻の後ろについておっぱいを突き出すように上半身をのけぞらせた、すごくいやらしいポーズをとりました。
「森下さん、撮って」
せつなそうな表情をした相原さんが私に悩ましい目線を投げてきます。
私は、綴目が2センチくらい開いてしまっている相原さんのアソコのピンクな中身が画面のまん中にくるように調整して、シャッターを押しました。

相原さんは、急いで教壇から降りてブラを直し、ブラウスのボタンをはめています。
私は、相原さんに近寄ってケータイを差し出しました。
「ありがと。これで念願が叶った」
相原さんがニコって笑い、素早くチュッって私に唇を重ねました。
「それじゃあ、帰りましょ」
「・・・うん」
すっかりコーフンしてしまった私は、相原さんに寄り添うようにからだをくっつけてお教室を出ました。

撮った画像を見るために、周囲をキョロキョロ気にしつつ、二人でからだをぴったりくっつけて相原さんのケータイの画面を覗き込みながら歩きます。
「ずいぶん枚数撮ったんだー。うわー。これなんかちょーやらしくない?」
「相原さんたらノリノリなんだもの」
「うわっ、これー。自分でも恥ずかしー」
「でもその表情、すっごくキレイだよー」
ひそひそとお話してクックッって笑います。

「もうあと2、3枚分くらい、メモリ残ってるかな?」
相原さんの言葉が合図だったように二人は無言で公園への路地を曲がりました。
でも、今日も子供たちとおばさまたちが数人、遊んでいました。
「まあいっかー。これからまた何度もチャンスあるだろうし、わたしにまた発情期が来たら、もっともっとえっちな感じのを撮ってもらうから」
公園の入口の前で立ち止まって、相原さんがひそめた声で言いました。
またブラブラと駅への道に戻ります。

「ねえ、相原さん?」
「ん?」
「相原さんは、男の人との経験、あるの?」
この数日間にむくむくとわいてきた、聞いてみたいことの一つでした。

「あるみたいに見える?」
「うーんと・・・相原さん、そういうことすごく詳しいから、ひょっとしたら、って思って・・・」
「わたしの知識は全部ネット。わたしのからだをあんな風にさわったのは森下さんが初めて。誰かのからだをあんな風にさわったのも。男の裸なんて、まったくさわったことない」
「そうなんだ・・・」
「わたしは今のところ、早く男としてみたい、っていう欲求はないの。前にも言ったと思うけど、バカな男とだったら可愛い女子とのほうがいいや、って感じ」
「わたし、理想高いから。すっごくステキな人じゃないとその気にならないだろうなあ」
「今は、男とえっちがどうこうって言うよりも、自分の性欲を鎮める方法、って言うか、より気持ち良くなる方法をいろいろとみつけることに興味がある。自分は、どういう状況で、どうされるのが一番気持ちいいのか、とか」
「男と女のセックス、ってなんだか生々しいじゃない?交尾、生殖、下手したら妊娠って感じでさ。オチンチンに興味が無いわけじゃないんだけど・・・アレをわたしの中に入れるんだったら、少なくともその相手の男がすごく尊敬できるとか、どうしようもなく愛しちゃったとか、がないとイヤだなあ。今のところ」
「ふーん」
相原さんの露骨な言葉遣いに少しビクっとしながらも、良かったーって胸を撫で下ろします。

「森下さんは?」
「あ、私も同じかなあ・・・今のところ男子には全然興味ない」
「でもわたし、森下さんがあんなにえっちな顔するなんて思いもよらなかった。すごく感じやすいし」
私はギクッとしてしまいます。
「すっごく可愛かった。森下さんの恋人になれる男はシアワセもんだろうなー」
相原さんがイタズラっ子の目で私の顔を見ながら笑います。
「そ、そんなこと・・・ないと思う」
「恥ずかしがるとこがまた、可愛いー」
うつむいてしまった私をからかうように言ってきます。
私は、絶対に口に出しては言えない言葉を相原さんに向かって心の中でつぶやきました。
私は、男の人を好きになることは、ないの・・・
そして今、私の恋人は、たぶん相原さん、あなたなの・・・

いつもの交差点でお別れです。
「今日森下さんに会ったら、終わったと思ってた発情期がぶりかえしちゃったみたい。こんなこと珍しい。普通は最低一週間くらいは大人しくなるのに」
相原さんが笑って言います。
「来週はきっと、わたしのえっち度も先週並みに戻ってると思うから、またいろいろ遊ぼう、ね?」
相原さんが耳元でささやきました。
「うん」
私は、相原さんにからだを寄せてうなずきます。
「あ、それから今週末のパーティ、楽しんできてね」
「うん。写真いっぱい撮ってくるから」
そう言って片手を小さく振りながら、相原さんは横断歩道を渡っていきました。

中二のとき、男性恐怖症の件でバレエの先生にご相談したときに言われた、いつかきっと目の前に現われる大切に思える人、って相原さんのことなのかもしれないな・・・
私は、お家への道をゆっくり歩きながら、そんなことを考えていました。

次の火曜日までの一週間は、とても長く感じました。
相原さんのことばかり考えていました。
えっちなことに対する欲求はもちろんでしたが、そればかりではなく、単純にお顔が見たい、会ってお話がしたいっていう感情でした。
かと言って、別の日の昼休みや放課後に2クラス分離れた相原さんのクラスのお教室まで会いに行く、ということはしませんでした。
何か違う気がしたんです。
私と相原さんだけしか知らない、火曜日放課後に図書室で会って、その後、お教室で二人だけで秘密のお話や遊びをする、っていうルールは、守りたかったんです。
文字通り、指折り数えて火曜日が来るのを待ちました。

その日は、学期末の試験も近づいて来ていたので利用者も多く、珍しく忙しい図書室でした。
おまけに、二年生の理科の先生が参考書に指定した室内閲覧のみ貸出し不可の図書を持ち出してしまった生徒がいるみたいで、その問い合せの対応や、いつから無くなっていたのかを調べるために他の委員を呼び出したり、担当の先生への報告やらで、いつになくせわしなく時間が過ぎていきました。
私は、放送室や職員室への行き来は補佐の子にやってもらって、図書室での受付に専念しつつ、忙しいながらも入口のドアが開くたびに来室者をチェックして、相原さんが来るのを心待ちにしていました。
でも、退室時間までに相原さんは現われませんでした。

貸出し不可図書の持ち出しは大問題ですから、図書室を閉めた後も補佐の子と二人、職員室で担当の先生と打ち合わせをして、私が一人になれたのは、いつも相原さんと教室で落ち合う時間より15分くらい遅くなりました。

相原さんは、きっと図書室が混んでいるのを見て、遠慮してお教室で待っていてくれる・・・
そう信じて急いで階段を駆け上がり、息を切らして三年一組のドアをガラッと開けました。

西日に照らされたお教室には、誰もいませんでした。


図書室で待ちぼうけ 23

2011年1月22日

図書室で待ちぼうけ 21

スカートの裾を気にしつつ、早足で家路を急ぎました。
夜7時前の駅前通りは、通勤やお買い物帰りらしい人たちがたくさん歩いていました。
こんなところで転んでスカートがまくれたりしたら・・・
交通事故に巻き込まれて倒れてしまったら・・・
そんなことを想像するだけで、カーッと頭に血が上ってしまいます。

家に着いて、母への挨拶もそこそこに自分のお部屋に飛び込みます。
スカートをまくり上げて、自分のアソコに手をやります。
溢れ出すほどではありませんが、ジットリと濡れていました。
相原さんのお部屋やお風呂場で、あんなに何回も何回もイったのに、また、です。
アソコを少し広げてティッシュで丁寧に拭きとってから、新しいショーツを穿きました。

その夜。
ベッドに寝転がって今日の出来事を思い出しました。
初めて、な体験ばかりでした。

初めてインターネットのえっちなページを見ました。
初めて他の人がオナニーしているところを見ました。
初めて唇と唇のキスをしました。
初めて他の人の裸のからだをあちこちさわりました。
初めて他の人に裸のからだをあちこちさわられました。
初めてのピンクローター。
初めて他の人の指でイかされました。
初めて他の人の前でオナニーをしました。
初めてノーパンで町に出ました。

こんなにたくさんの、初めて、をくれた相原さんのことが大好きになっていました。
相原さんとキスをして、お互いのからだをまさぐりあって、相原さんのアソコに指を入れて、相原さんにも指を入れてもらって、お互いに気持ち良くなって・・・
からだのあちこちにまだ残っている相原さんからの愛撫の感触をたまらなく愛おしく感じていました。

でもその夜は、さすがに頭もからだも疲れてきっていたようで、オナニーがしたいと思いながらもまもなくグッスリ眠ってしまいました。
翌日曜日、母がお昼からお出かけでお家に誰もいないのをいいことに、午後中ずっと、お部屋の姿見の前で裸になって思う存分、相原さんとのあれこれで思い出しオナニーをしました。
妄想の中の相原さんは、本当の相原さんよりもっとイジワルでした。
私のお尻をぶったり、イきそうになると焦らしていやらしい言葉を投げつけたりもしました。
すっごく気持ち良くって、何回も何回もイきました。

次の週の火曜日。
湿度高めな蒸し暑い一日。
その日も相変わらずヒマな図書室でした。

相原さんが図書室に現われたのは、退室時間間近でした。
私は、相原さんに早く会いたいと思っていたので、なかなか姿を現わさない相原さんにヤキモキしていました。
補佐の後輩の子にも早く上がってもらっていたので、相原さんが来たときには、図書室には私しかいませんでした。
相原さんは、まっすぐにカウンターまで来てニッコリ笑ってから、
「先に教室で待ってる、ね」
って告げるとすぐ図書室を出て行きました。
閉室時間までまだ5分くらいあったのですが、私は手早く片付けをして図書室を閉め、相原さんが待つ教室へと急ぎました。

「この間は、お疲れさま。すっごく楽しかった、ね?」
なんだか照れ臭そうに笑いながら、相原さんが手招きをします。
いつもの時間のいつもの教室、いつもの席。
相原さんは、今日は上着は着てなくて、半袖ブラウス姿でした。
ブラジャーもちゃんと着けているようです。

「こう蒸し暑いと、さすがにブレザーはカンベンして、って感じ。で、上着着てないとノーブラもマズイっしょ?」
私の視線を追っていたらしい相原さんが弁解するみたいに言いました。
「でも、ノーパンにはなってるんだ。自分で設定したお約束だし。ほら」
そう言って立ち上がると、私の目の前でスカートをバサッっとまくり上げました。
相原さんの無毛なアソコが目に飛び込んできます。
私は、思わず顔がほころんでしまいます。

「でも、どうもあの日森下さんと遊んだことで、わたしのえっち心が大いに満足しちゃったみたいで、発情期が去ってっちゃったみたいなんだ」
「今は、あんましえっちな気分になれない、って言うか・・・興味が向かないって言うか・・・」
相原さんは、すぐにスカートを戻して席に座り直しました。

私は、ひそかにがっがりです。
私は、あれからずーっとえっちモード全開でした。
ふっと気がつくと、いつも相原さんとのことばかりを考えていました。
相原さんとこんなことをしてみたい、あんなことをしてみたい、って妄想ばっかりしていました。

「だから、今日は森下さんと普通におしゃべりしようと思って」
相原さんにその気が無いのであれば仕方ありません。
私たちは、好きなマンガや音楽、お洋服やお化粧のこと、学校でのあれこれや進路のことなんかをたくさんおしゃべりしました。
やっぱり相原さんと私は波長が合うみたいで、えっちなことじゃなくても、とっても楽しくおしゃべりできました。
私は、進路をまだはっきり決めていなくて、とりあえず共学じゃなくて女子高へ行く、くらいしか考えていなかったのですが、相原さんも同じらしく、一緒の高校に行けるようにがんばろうね、なんて誓い合ったりもしました。

「そう言えば今週末だよね?パーティ」
「うん。あの翌日、母親と繁華街のブティックに車で行って、綺麗なドレス買ってもらったんだ。オトナっぽいブルー系でツヤツヤした生地の肩が出ちゃうやつ。もちろんショールもするんだけど」
「へー。いいなあ」
「もしもパーティがつまらなくても、あのドレス買ってもらえただけでおっけー、って感じ。キレイなアクセサリーとかも買ってもらったし。写真撮ったら見せてあげる」
「うんっ!」

「あ、そうだった!また忘れるとこだった」
あと15分くらいで最終下校時刻、ってなった頃、相原さんが自分のバッグをガサゴソして何かを取り出しました。
「これ」
相原さんが見せてくれたのは、学校に持って来ることは禁止されている携帯電話でした。
「せっかく森下さんていうパートナーが出来たのだから、えっちな写真撮ってもらおうって思ってて、いつも忘れちゃってたの」
「今はえっち気分薄れてるけど、せっかくだから撮ってくれる?」

相原さんが私の手を取って、そのケータイでの写真の撮りかたを教えてくれました。
二人で黒板の前の陽が当たる明るめな場所に移動します。
「一人でセルフ撮りしても、なかなかいい感じに撮れなくてさ」
相原さんが黒板をバックにして、私の前に立ちました。
パサッとスカートをまくり上げます。
「撮って」
私は、ケータイのレンズを相原さんの下半身に向けてシャッターを押しました。
カシャーッって音がして、ケータイの画面に相原さんの無毛なアソコが固定されました。
毛穴のプツプツや割れ始めのスジまでクッキリ画面に残されています。

「全身も」
そう言われて私は後ずさりし、画面に相原さんの全身が入るように調整します。
「ねえ?お顔も写しちゃって、いいの?それとも首から下?」
私は、どきどきが早くなるのを感じながら尋ねます。
「あ、うん。別にいいよ。別に誰に見せるワケでもないから」
相原さんは、スカートの裾を両手で胸の下あたりに上げて掴んだまま、なんでもなさそうにそう言って笑います。
「それじゃーいきまーす」
私が言うと、急に笑顔をひっこめて、なんとも言えない恥ずかしそうなお顔を作りました。
カシャーッ!
ケータイ画面に映し出された相原さんの姿は、いたいけな女子中学生がイジメかなんかで誰かに命令されて無理矢理お教室でスカートをまくらされているようにも見えて、私はゾクゾクっと感じてしまいます。
「もう一枚」
カシャーッ!
「もう一枚」
カシャーッ!
相原さんは、教壇にもたれたりお尻を出したり、さざまなポーズを作りました。
それを私はどきどきしながら夢中でカシャカシャ撮影しました。

「シャッターのカシャカシャっていう音を聞いていたらなんだか、からだがだんだんコーフンしてきちゃった・・・」
その言葉通りに紅潮した頬の相原さんは、
「ちょっと待ってて」
と言うと、うつむいてブラウスのボタンをはずし始めました。
私は、ケータイを片手にじーっとそんな相原さんをワクワク見つめます。

ブラウスのボタンをすっかりはずした相原さんのはだけた胸に、白いレースのブラジャーが見えています。
どうするつもりなのかなー、って見ていると、相原さんはブラを着けたまま両方のカップをお腹のほうにグイッとズリ下げました。
カップから解放された二つの乳房のふくらみがプルッと現われて、ツンとしたピンクの乳首も露になりました。
ズリ下げられたブラの二つのカップ上縁がそれぞれ左右の下乳を持ち上げているので、尖った両乳首がなおさら上を向いて伸び上がっているように見えます。
「こういうのって、なんだか無理矢理脱がされた感があって、よくない?」
相原さんがニッと笑います。
私は、ゴクンとツバを飲み込んでからケータイを構えました。


図書室で待ちぼうけ 22

2011年1月16日

図書室で待ちぼうけ 20

それから脱衣所に戻り、濡れたからだをバスタオルで丁寧に拭いました。
背中は、相原さんがやさしく拭いてくれました。

「あー、さっぱりしたっ!なんだか心もからだもっ。ねえ、先にわたしの部屋に戻ってて」
相原さんが手早くからだを拭ってからそう言い残し、裸のままリビングのほうへ消えていきました。
私は、また黄色いバスタオルをからだに巻きつけて、相原さんのお部屋に戻りました。
ベッドの縁に浅く腰掛けます。
私も同じように、なんだかすっきりさっぱりな気分でした。

ほどなく戻って来た相原さんが、よく冷えた缶入りのスポーツドリンクを私に手渡してくれて、自分でもパチンと開けてグイーっと飲みます。
「あーーっ!美味しいぃっ!」
私もゴクゴク喉に放り込むように飲みました。
本当に美味しいっ!

「もう五時半過ぎかあ」
相原さんがそう言って、スタスタと窓のほうに歩いて行き、閉じていたカーテンを左右に豪快に開きました。
まだ充分に明るい光が窓から差し込んで、途端にお部屋が明るくなります。
「ずいぶん陽が長くなったねえ。もうそろそろ夏至だもんねえ」
明るいお部屋の中で見る相原さんの全裸は、綺麗だけどやっぱり、私がちょっと恥ずかしくなってしまいます。
そう言う私もタオル一枚だけの姿なんですが・・・

服を着なきゃな、って思いながら私は、ベッドの枕元に置いてある汚してしまったショーツをじーっと見ていました。
「あっ、そうそう。新しいパンティ貸すから。ちょっと待っててね」
私の視線に気づいた相原さんはそう言うと、私が見ていたショーツをひょいとつまみあげ、持っていたキミドリ色バスタオルの間に挟みました。
「このパンティは、わたしが洗ってから、後で返してあげる」

言われて私も思い出します。
「相原さんがこの間、図書室で私に預けたショーツ。洗濯して今日持ってきてたんだった」
私は立ち上がり、相原さんの机の上に置きっ放しだったポーチから包みを出して渡します。
「あ、洗濯しておいてくれたんだ。ありがとう」
相原さんがニッコリ笑ってその包みを持ち、クロゼットの前にしゃがみ込みました。

「えーっと、水色のパンティ、みずいろのパンテイっと。ねえ?似たようなやつのがいいよねえ?」
相原さんが引き出しをガサゴソしながら、振り向かずに聞いてきます。
「あ、どんなのでもいいよ」
私は、しゃがみ込んだ相原さんの裸のまあるいお尻をぼんやりと眺めながら答えました。
そのとき、ピピピッっていう電子音みたいのが鳴って、机の上の何かの装置みたいのがピカピカ光り始めました。

「あーーヤバイっ!母親帰ってきちゃったみたい。この音は、下のエントランスでうちの部屋番号が押された合図なの」
「すぐに母親が上がってきちゃうはず。森下さん、早く服着てっ!」
相原さんは、スクっと立ち上がって私のほうを振り返りそう言った後、クロゼットから適当なワンピースを手に取って、ササっと頭からかぶりました。

私は大いに慌てます。
巻いていたバスタオルを取って裸になり、ちょっと考えた後、まずスカートを穿きました。
それからブラを胸にあてがうと、相原さんがサササッと寄ってきて後ろのホックを留めてくれて、ついでに上にまとめた髪もほどいてくれました。
私は、急いでブラウスに袖を通し、ボタンをはめていきます。
その間、相原さんが私の髪をブラシで整えてくれていました。

その後、相原さんがベッドの上や机の上をあれこれ片付けているとき、玄関のほうでガチャガチャ音がしてドアが閉じる音がしました。
「あらー、ナツミー、いるのー?」
廊下をパタパタ歩いていく音とともに大きな声が聞こえました。
「はぁーいっ!」
相原さんが大きな声で答えます。
相原さんは、インディゴブルーで膝丈のざっくりした半袖ワンピースを着ています。
からだの線が出ないシルエットなのでバレないでしょうけど、あの下は全身素肌です。
そして、私も図らずもノーパン状態になってしまいました。

二、三分してから相原さんのお部屋のドアがノックされて、相原さんのお母さまが顔を出しました。
「あらーっ。ナッちゃんがお友達連れて来るなんて珍しいわねえ。いらっしゃい」
「わたしの友達で森下さん。これ、わたしの母親」
相原さんが紹介してくれました。
「あ、はじめまして。森下直子です。おじゃましています」
ぺこりとお辞儀をしました。
相原さんのお母さまは、占い師と聞いていたのでなんとなく、ふくよかなおばさまを想像していたのですが、目の前にいるその人は、カッチリしたスーツを着こなした出来るキャリアウーマン、て感じのスラっとした女性でした。

「ようこそいらっしゃい。ゆっくりしていってね。ナツミ、今日はデパ地下でお惣菜たくさん買ってきたから、お料理はしなくていいわ。あ、そうだ、あなたもうちでお夕飯食べて行く?」
「あ、いえ、母に7時頃までには帰る、って言ってあるので・・・ありがとうございます」
「そっか、残念。じゃあタイヤキ食べましょう。なんかクリームチーズが入ったやつなんだって」
「は、はあ・・・」
「それじゃあ、着替えたりお茶入れたりするから、10分後にリビング集合、ね?」
相原さんのお母さまがニッコリ笑ってお部屋から出て行きました。
細い銀縁のメガネのせいか、一見怖そうにも見えた相原さんのお母さまでしたが、なんだか気さくな感じの人みたいです。

「相原さんのお母さまって、なんだかカッコイイ。スーツもメガネも決まってるし、オトナーって感じ」
「まあ、若作りって言うか、テレビとか出始めてからプロポーションの維持とかに相当気を使ってるみたい。近くのスポーツジムとかにも通ってるらしいし」
相原さんが興味無さそうな口ぶりで言います。
「あの人にとってオンナでありつづけることは武器だから。今でも本当にキレイな裸してるよ。その努力は素直に感心する」
相原さんは、自分の髪をブラッシングしながらそっけなく言いました。
「ふーん。私も今度気をつけてテレビ欄、チェックしよう・・・」
少しの沈黙。
「あっ、そうそう。森下さんにパンティ、あげなきゃ、ね」
相原さんがクロゼットに跪いたとき、用意できたわよー、って大きな声で呼ばれました。

リビングの応接ソファーのテーブルの上にタイヤキの乗った白いお皿が三つ。
その脇に日本茶の入った可愛い湯飲みが添えられています。
「どうぞ召し上がれー」
相原さんのお母さまは、くすんだピンク色のスエット上下に着替えて髪も後ろに束ねていました。
お化粧も軽く落としたみたいですが、相原さんとよく似た綺麗なお顔立ちです。
「いただきまーす」
「ナッちゃんがこの家にお友達連れて来たの、初めてじゃない?」
相原さんは、ちょっと首をかしげただけで、黙ってタイヤキにかぶりつきました。

その後は、もっぱら私が質問されました。
同じクラスなのか、とか、どのへんに住んでいるのか、とか、進路は決めたのか、とか・・・
私は、極力丁寧にお答えしました。
相原さんはずっと黙ったまま、二人のやりとりを聞いていました。
タイヤキは、すっごく美味しかったです。

三人とも食べ終わってホっとした頃、相原さんのお母さまが突然腕を伸ばしてきて、私の左手を取りました。
しばらく手のひらを眺めた後、左手は解放され、代わりに右手が取られました。
同じようにしばらく手のひらを眺められた後、
「森下さんのお誕生日はいつなの?」
と尋ねられました。
私が答えようとすると、
「ちょっとぉー。わたしの友達、勝手に占わないでくれる?」
って相原さんが初めて口をひらきました。
別に怒ってる感じではなくて、なんて言うか、呆れて諭すみたいな言いかたでした。
「あー、ごめんごめん」
相原さんのお母さまが照れたように笑って頭をポリポリ掻きました。
「それから、キッチンに置いてあるクッキーは森下さんのお土産。ちゃんとお礼言って」
「あ、そうなの。ありがとうねー」
なんだか不思議な親娘関係・・・

「わたし、来週のパーティ、やっぱり行くから・・・」
相原さんが脈絡無くポツンと言いました。
「あら、本当?」
相原さんのお母さまが嬉しそうな声をあげます。
「うん。森下さんに相談したら、絶対行ったほうがいい、って薦められちゃったから・・・ものは試しで行ってみる」
「それなら明日、お洋服買いにいきましょう。良かったー。ありがとうねえ、森下さん!」
わけわからないうちに相原さんのお母さまに感謝されて、両手を握られブンブン振られてしまいました。

窓の外がさすがに薄暗くなっています。
時計を見ると6時45分でした。
「あ、そろそろ私、おいとましないと・・・」
「あら、もうそんな時間?」
「今日はごちそうさまでした。タイヤキすっごく美味しかったです。相原さん、また来週、学校で」
「うん。気をつけて帰って、ね」
「また遊びにいらっしゃいね。森下さん」
相原さんのお母さまが玄関で、ニコニコ笑って見送ってくれました。

エレベーターのところまでは、相原さんが送ってくれました。
「母親が帰るの、いつもはもっと遅いんだけど。ごめんね、最後のほう、バタバタしちゃって」
「ううん。面白かった。お母さまもステキだし」
「森下さん、結局今、ノーパンでしょ?」
「う、うん・・・」
「どう?どきどきする?」
「う、うん・・・」
「だいじょうぶ。森下さんの家近いし、今日は強い風も吹いていないみたいだし・・・あ、でも走って転ばないように、ね。派手に転ぶとスカート、まくれちゃう」
「イジワル・・・」
薄く笑っていた相原さんの唇が近づいてきて、エレベータの前で軽くキスをしました。

「それじゃあ。気をつけて」
「うん。また来週、図書室で。ばいばーい」


図書室で待ちぼうけ 21

2011年1月15日

図書室で待ちぼうけ 19

すっかり泡が洗い流された相原さんのいい香りがしているからだを、私のほうに引き寄せました。
シャワーの水流が私たちのからだを叩いています。
「相原さん。私、相原さんのからだにさわるの、好きみたい・・・さわられるのも」
私は、まだ少しくすぶっている動揺が収まるまでやんわりと相原さんを抱いて、その体温を感じていました。
「どうしたの?森下さん?」
相原さんは最初のうち、怪訝そうな感じでしたが、やがてからだの力を抜いて、私にすっかりからだを預けてきました。

「それでね、森下さん?」
相原さんが後ろ手に片手を伸ばしてシャワーを止めてから言います。
「わたし、下は絶対イヤだけど、ここなら、カワイイ女の子のなら、一度舐めてみたいと思っていたの」

そう言うなり、私の胸に顔を埋ずめます。
私の右乳首が相原さんの唇に包まれました。
「あっ!」
相原さんが舌先で私の乳首を転がします。
「あんっ、ああんっ!」
からだをよじる私を両手でしっかり押さえて、私の乳首を舐めたり、軽く噛んだり、チュウチュウ吸ったりしてきます。

それは、なんとも言えない甘美な刺激でした。
指でさわるのとは明らかに違う、舌のちょっとザラザラとした感触、唇のちょっとヌメっとした吸いつくような感触。
チロチロした動きの、水棲軟体動物に肌の上を這われているような、なんとも言えないもどかしさ。
「あーーんっ、だめぇーーんっ!」
相原さんの顔が左の乳首に移動して、同じことをしてきます。
私の乳首は、またたくまに両方ともピンピンに尖ってしまいました。

「すっごく気持ちいいみたいねえ?森下さんの乳首、もう両方ともツンツン」
「う、うん。なんだか今までに感じたことのない刺激で・・・からだが蕩けそう・・・」
「ねえ、わたしにもやって!」
相原さんがからだを離し、私に向かっておっぱいを突き出してきました。
「う、うん」
私は、おずおずと相原さんの胸に唇を近づけます。

「ああんっ!」
相原さんの可愛らしい声が聞こえてきます。
私がされたように、私も相原さんの乳首を舌で舐めたり、吸ったり、軽く噛んだりしてみます。
「あんっ、あぁーんっ!」
相原さんも、身をよじるように悶えて、乳首がみるみる固くなってきました。
私は唇で右乳首、右手で左乳首を刺激しながら、相原さんのからだをクネクネ踊らせます。

誰かの乳首を口に含むのなんて、考えてみると赤ちゃんの頃以来でしょう。
そして、乳首をしゃぶるという行為は、しているほうもなんだか気持ち良くなってくるんですね。
幼い頃、母に抱かれておっぱいを吸ったときの安心感、みたいな、記憶にも残っていないはずのやさしく懐かしいような感覚が呼び起こされて、私は夢中で相原さんの乳首を吸いながら、うっとりしていました。

あんあんっ、と小さく喘いでいる相原さんが私の股間に右手を伸ばしてきました。
指が一本、ツルンと中に侵入します。
「やんっ!」
その刺激に思わず、唇が相原さんの乳首から離れてしまいました。
「・・・森下さん、また中がヌルヌル・・・」
上気した顔の相原さんがトロンとした目で言いつつ、ゆっくり指を動かしてきます。
「あっ、あんっあーんっ!」

しばらく私の中でクネクネ動いていた指が突然、止まりました。
「そうだっ!今度は森下さんが自分の指でやってみて」
「えっ?」
相原さんが私の中から指を抜きました。

「今日は、森下さんにひとりえっちを教えてあげる、っていうのが一番の目的だったじゃない?だからここでやってみて、自分で」
「ここで?・・・」
私のオナニー姿を見せろ、って相原さんは言っています。
私の被虐M心がズキンって反応します。
「で、でも・・・」
一応ためらう素振りをしていますが、私の心は期待にどきどき高鳴っています。
「だいじょうぶ。さっきわたしにしたように指を動かせばいいだけ。さっきの森下さんの指、すっごく気持ち良かったもの」
「それに、わたしも手伝ってあげるし、わたしもやるから」
「で、でも・・・明るいし、恥ずかしい・・・」
私は、すっかりやる気です。

うつむいた私の顎を持って顔を上げさせ、唇を重ねてきました。
その間に相原さんの左手が私の右手を取り、私の股間へ誘導します。
私は、自分のアソコに右手をあてがいました。
「指を入れて、中をクニクニして」
言いながら相原さんの唇が私の左乳首を含みます。
「あーーっ」
チロチロ動く相原さんの舌に乳首が転がされて、ゾクゾクーっと快感が全身を這い回ります。
私の右手も快感に煽られるように動き始めます。
「あっ、あっ、あーんっ・・・」

私は、立ったまま少し両膝を曲げてガニ股気味になり、右手で自分のアソコを掻き回しています。
人差し指と中指の二本を挿れて、チュプチュプとさするようにこねまわします。
右のおっぱいには、中腰になった相原さんの顔が貼りついて、尖った乳首をぺロぺロと蹂躙してきます。
相原さんの右手は、中腰になったためにグイっと後ろに突き出された自分のお尻のほうに伸びて、無毛のアソコを弄っているようです。
私の左手は、私のお腹のとこらへんにある相原さんのおっぱいをまさぐり、下向きになった乳首をつまんでいます。
相原さんの左手は、私の背中で這い回り、ゾワゾワ撫ぜたり、軽く爪を立てたりしています。

相原さんがときどき顔を上げて私を見上げます。
私も気持ち良さに顔を歪めながらも、相原さんの視線に応えます。
見て・・・よーく見て相原さん・・・私のこの恥ずかしい格好・・・いやらしい表情・・・
決して口には出せない想いを精一杯視線に込めて、相原さんを見つめます。

相原さんの肩越しに、お互い自分の股間を弄っている二人の下半身を映した洗顔用の大きな鏡が見えています。
相原さんの二本の指が、自分の毛の無いアソコをせわしなく出たり入ったりしているのが、鮮明に映っています。
私も相原さんの指遣いにリズムを合わせて、自分のアソコに指を突き立てます。
「んー、んっ、あーんっ」
「ふんっ、ふんっ、ぬーーっ」
二人の押し殺した喘ぎ声と、粘膜を擦るピチャピチャという音だけが、明るいバスルームに独特のエコーを帯びて卑猥に響いていました。

相原さんのほうが少し早くイったようでした。
相原さんのからだがビクンと大きく動いた後、ハアハアと荒い息遣いとともに、肩が激しく上下しているのが見えていました。
私もあともう少し、となったところで、ザーッと激しいシャワーが降ってきました。
相原さんがシャワーのコックをひねったのでしょう。
バチバチバチッっと音をたてて、両乳首が水圧で下を向いてしまうくらい激しく、大粒の水滴に打ちつけられます。
「あんっ!あーーーーんっ!すごいいいいーっ、いいいいーーーんんんんっ!!!」
敏感になっている全身を容赦なく叩く痛いほどの水滴。
初体験な快感の渦に私は、アソコの中に指を入れて固まったままイキました。
自分のアソコの中がウネウネと伸縮をくり返しているのを自分の指に感じながら。
からだが何回か、ビクンビクンと震えました。

やがて、相原さんの両腕が伸びてきて、私をやんわりと抱き寄せます。
私も相原さんの背中に両腕をまわして応えます。
二人の唇が軽く重なります。
二人ともまだ、息が乱れていて吐く息が熱いままです。
ぬるま湯のシャワーが相変わらず激しく二人のからだを叩きます。
夕立のような音の中でしばらく二人、そのままじーっと抱き合っていました。


図書室で待ちぼうけ 20

2011年1月9日

図書室で待ちぼうけ 18

「どうだった?気持ち良かった?森下さん?」
ずいぶん時間が経ってから、相原さんがポツンと聞いてきました。

私と相原さんは、ほぼ同時にからだをのけぞらせてイった後、お互いのからだから離れて仰向けになり、しばらくベッドの上でハアハア言っていました。
二人のからだは、胸からお腹にかけてだけが、せわしなくリズミカルに上下していました。

「なんだかスゴかった。からだが浮き上がるような・・・なんだかちょっと怖いような・・・」
「でも、すっごく気持ち良かったでしょ?」
「うん・・・」
「すっごい汗、かいちゃった、ねえ?」
相原さんは、ゆっくり上半身を起こすと何かを探すようにベッドの上をあちこち見た後、おもむろにベッドから下りてクロゼットのほうへ歩いて行きました。
寝たままそれを見ていた私も上半身を起こします。

相原さんは、黄色とキミドリ色のバスタオルを右脇に抱えて戻ってきました。
ベッドの縁に腰掛けて、黄色のほうのバスタオルを私に差し出してくれます。
「ありがとう」
受け取った私は、からだを拭こうと座り直します。
ちょうどお尻の下になったピンク色のベッドカバーがグッショリ濡れていて、ヒヤッとした感触がありました。
相原さんは、黙ったまま、自分のからだをキミドリ色のバスタオルで丁寧に拭いています。

「相原さん。ごめんね。お布団をずいぶん汚しちゃったみたい・・・あっちこっちが濡れちゃってる・・・」
私は、自分のからだを拭きながら、おずおずと謝りました。
「いいの。気にしないで。どうせベッドカバー洗うのも布団干すのもわたしだから。それに森下さんとわたしのおツユだもん、全然気にしない」
私のほうを見てニッコリ笑います。
汗で額やほっぺに貼りついて乱れた髪の毛と、上気した顔、潤んだような目元にゾクっとするほど色気があって、あらためて、相原さんて綺麗な顔立ちだなあ、って見蕩れてしまいました。

「一応、汗拭いたけど、やっぱりなんだかベトベトして気持ち悪いな」
相原さんが立ち上がり、バスタオルを首に掛けながら言いました。
「そう言えば今、何時なんだろう?」
独り言みたく言いながら、パソコンの机のほうへ歩いて行きます。
「まだ4時20分。だいじょうぶそう」
独り言にしては大きな声で言って、またベッドまで戻ってきました。
私は、一応からだを拭き終え、黄色いバスタオルをからだに巻いたところでした。

「ねえ、森下さん。からだ、ベトベトしてるでしょ?シャワー浴びよう」
「えっ?」
「そのまま家に帰るの、気持ち悪いでしょ?汗流しちゃおうよ」
「ほら、早く早く」
相原さんが私の右手を掴んで少し強引にひっぱりました。
「う、うん・・・」
私もちょっとはそう思っていたので、相原さんにされるがままにベッドを下り、お部屋のドアのところまでついていきます。

相原さんがドアを開けると、まぶしい光が目に飛び込んできました。
相原さんのお部屋がカーテンもピッタリ閉じた薄暗がりだったので、すっかり忘れていましたが、今日は気持ちのいい晴天でした。
廊下は電気が点いていなくてもまだ充分明るくて、その廊下を相原さんの白いお尻が小さく左右に揺れながら進んで行きます。
そうか!
シャワーを二人で浴びるとなると、今度は明るいところで私の裸を隅々まで見られてしまうんだ・・・
さっきまでは薄闇だったので、裸でいることの恥ずかしさもあまり感じなくなっていたのですが、明るいところで、と気がついた途端、薄れていた恥ずかしさが一気に甦りました。
またまたからだがカーッと熱くなってきます。
それは、私にとって心地良い種類の恥ずかしさではあるのですが・・・
相原さんは、そんな風に動揺している私を振り向きもせず、私の右手をひっぱっています。

バスルームは、廊下を一度リビングの入口まで戻り、その対面にある、まわり廊下を少し奥に入ったところにありました。
広めの洗面所兼脱衣所の奥にある浴室は、広いバスタブを埋め込んだ6帖くらいのゆったりした造り。
もちろん、明るい電気が煌々と点いています。

「とりあえず、からだの汗だけ流しちゃおう。髪の毛は濡らさないようにしたほうが、後がめんどくさくないと思う」
脱衣所に二人で入って、相原さんが私のほうを向きました。
明るいところで見る相原さんの裸身は、全体に白い肌のところどころに、からだを擦りつけ合ってちょっと赤くなってる部分、おっぱいの裾野とか、脇腹とか、太腿とか、があって、なんだか艶かしい感じでした。
情事の後、みたいな。

相原さんは、自分の後ろ髪を束ねてゴムで留めてから、やってあげる、と私の背後にまわり、私の髪を全体的に上にまとめてヘアピンで留めてくれました。
「うわー。森下さん、髪アップにしてもイイ感じ。ちょっと大人びた感じになって、これはこれでキレイ。顔ちっちゃいからなー」
「うそー。相原さんのほうがちっちゃいよー」
「はい。できた」
言いながら私の右肩を軽くポンと叩き、ついでに私が巻いていたバスタオルもスルッと背後からはずしてしまいました。
「あっ!やんっ!」
バスタオルがパサっと足元に落ち、反射的に右腕で胸、左手で股間を隠してしまいます。

「今さら隠してもしょうがないでしょ?」
相原さんは、嬉しそうな顔で私の正面に回り、私の両腕を力ずくではがします。
「明るいところで見ると、森下さん、ほんと白いねー。スベスベのツヤツヤ」
「おっぱいは、森下さんのほうがちょっと大きいかな。乳首も」
「ソコの毛、本当に薄いんだ。ムダ毛も少なそうー、いいなあー」
私の裸をマジマジと身ながら、いろんなことを言ってきます。
「あーん、そんなに見ないで・・・恥ずかしい・・・」
私は、両手をアソコの前に垂らして、モジモジうつむいてしまいます。
「ううん。すっごく綺麗だって。もっと自信持って」
相原さんがやさしく肩を抱いてくれました。
「それじゃあ、シャワー浴びよう、ね?」

浴室に入り、シャワーが肩口くらいからあたるようにセットして、二人寄り添ってその下に立ちました。
ぬるま湯くらいの温度。
勢いのある水流が私たちのからだを叩き始めます。
しばらくは、お互い自分のからだを撫でていましたが、やがて、相原さんが両腕を伸ばして私のからだをやさしく撫で始めました。
私も真似して、相原さんのからだに両腕を伸ばします。

相原さんがいったんシャワーを止めて、いい香りのするボディソープを手に取り、私のおっぱいにピュッとかけました。
手でそこを撫ぜるとたちまち泡立ちます。
相原さんも自分のおっぱいにつけて泡立たせた後、またお互いで撫でっこが始まりました。

「あーーっ。気持ちいいっ!」
相原さんは、首から下泡まみれな私のいろんな場所に手を滑らせながら、本当に気持ち良さそうにつぶやきました。
私だって同じです。
相原さんのからだは、なめらかで、スベスベで、余計なお肉がどこにも付いてなくて、泡の感触ともあいまって、いつまででも撫でていたい、と思うほどの気持ちの良さでした。

「ネットの告白文とか読んでいるとー」
泡まみれの私をやさしく撫でている泡まみれの相原さんが、突然切り出しました。
「セックスのときって、オマンコ舐められるらしいの」
「えっ!?」
相原さんがオマ・・って口に出すことには、それほど驚かなくなっていましたが、今は、その内容に仰天して思わず相原さんを撫でる手が止まりました。
「なんだか汚くない?オシッコが出るとこのすぐそばだよ?」
相原さんも私を撫でる手を止めて、私をじっと見つめて言います。
「わたし、あんまりそんなことされたくない」
「私も・・・」

「それで、お返しってわけじゃないけど、男のアレを咥えなきゃいけないらしいの」
「えーーっ!?」
「冗談じゃないよねえ。男のって言ったら、オシッコ出すとこ、そのまんまじゃない?汚すぎ」
私は、驚きすぎて声も出せません。
さっきまでの気持ち良さが全部どこかへ消えてしまいそうです。
「フェラチオっていうらしいんだけど、わたし、絶対やりたくない。って言うか、絶対噛んじゃう。噛み切っちゃう」
相原さんが冗談めかして笑ってから、シャワーのレバーをひねりました。

私の頭の中に、久しぶりにトラウマなフラッシュバックが甦りました。
ただ、幸いなことに頭の中を一瞬、横切っただけで、すぐに消えてくれました。
ちょっとの間ボーッとしてしまった私は、目の前にいる相原さんに気づいて、心底ホッとします。

ザーッという音とともに、見る見る二人のからだに付いた泡が洗い流されていきます。
相原さんの両手がまた、私のからだを這いまわり始めました。
私もゆっくりと相原さんのからだに両腕を伸ばしました。


図書室で待ちぼうけ 19

2011年1月8日

図書室で待ちぼうけ 17

「あんっ!」
相原さんの右手が、濡れたショーツ越しに私のアソコを包みます。
「森下さんのココ、ブーンってえっちに震えてる。それにパンティ、ビッショビショ」
右手のひらを強く押し付けてきて、やんわり掴んできます。
「あーんっ!」
「気持ちいいの?」
私は、すぐ目の前にある相原さんの顔をじっと見つめ、顎をちょっと引いてから目を閉じます。
すかさず、相原さんがくちづけをくれます。

私の右手も、相原さんのツルツルなアソコを同じように包み込んで、同じようにやんわりニギニギしています。
手のひらに相原さんのえっちなおツユがべったり。
お互いに上体だけ少し起こして、お互いの左手をお互いの背中に回して、ぴったり寄り添います。
「そろそろ、もっともっと気持ち良くしてあげよっかなあ?」
唇を離した相原さんが小さく笑い、私のアソコを包む右手の動きが早くなりました。
「あーーんっ!」

「あれ?」
相原さんがふいに、私のアソコをニギニギする手を止めました。
私も、なんだかおかしいな、ってさっきから思っていました。
「振動がゆるくなってきちゃってる」
相原さんは、私のショーツに挟んだピンクローターのスイッチ箱を抜いて、確かめます。
「あらら。電池切れみたい・・・」

私の中で震えているローターの振動が、ほとんど感じられないくらいゆるくなっていました。
それに伴って、さっきまで感じていた心地良い腰のシビレもどんどん遠のいてしまい、もどかしさを感じていたところでした。
「ずーっとつけっぱなしだったからかなあ」
「おっぱいのときに、せっかくスイッチ握らせてあげてたのに一度も切らないんだもの」
「そんなにブルブルが気に入っちゃった?森下さん?」
「わたしだって、こんなに長時間、点けっぱなしでしたことなかった」
「残念だけど、予備の電池は無いし・・・」

「やだ、森下さん。そんなに悲しそうな顔、しないのっ」
相原さんがすごく可笑しそうに笑いながら、私の頬に軽くキスをします。
「安心して。わたしの指で、森下さんをちゃーんと気持ち良くしてあげる」
「ひょっとしたら、ピンクローターなんかより、わたしの指のほうが断然気持ちいいかもよ?」
言いながら、相原さんが膝立ちで私の下半身のほうに移動します。
私は、また仰向けに横たわる格好になりました。

相原さんが私のショーツに両手をかけて、スルスルスルッと腿のところまで下ろしました。
「森下さんの生オマンコ、全米初公開っ!」
「いやーんっ!」
「ちょっと両膝、立ててくれる?」
素直に従うと、ショーツがどんどん股間を離れていき、両足首から抜かれました。
ついに相原さんのお部屋で全裸です。
「このパンティ、ビショビショのヌルヌルだから、帰るときもう穿けないよ?どうする森下さん?ノーパンで帰る?」
相原さんは、イタズラっ子みたいな顔つきで、両手でショーツの両端をつまんで広げ、私の目の前にショーツのクロッチ部分を突きつけてきました。
広範囲に濡れて、濃いブルーに変色してしまっています。
「やんっ!」
今さらながらの恥ずかしさに、私は両手で顔を覆ってしまいます。
でも、心の中では、そっかー、いい機会だから思い切ってノーパンで帰ってみよっかなー?なんて思ってもいました。

相原さんは、私のショーツを丁寧にたたみ、からだを伸ばしてベッドの枕元の飾り棚に置きました。
相原さんのおっぱいが、寝ている私の顔に軽く押し付けられて気持ちいい。
「あは。うそうそ。帰るときにわたしのパンティ、一枚貸してあげるから」
笑ってそう言うと、相原さんは私の両膝に手をかけてグイッと押し広げてから、自分のからだを割り込ませてきました。
「ああんっ、やあんっ!」
「止まっちゃったローターは、抜かなきゃ、ねー?」

相原さんがローターの手前のコードをつまんで、ゆっくりひっぱり始めます。
私の中に居る、今はもう完全に止まってしまったローターが、徐々に入口までひっぱられます。
コードにつながった楕円の先が、私の閉じたアソコを中からゆっくりとこじ開けていきます。
「ああんっ!」
今までに無い感触に思わず声が洩れます。
ローターの真ん中の一番太い部分までがお外に出たとき、相原さんがコードをひっぱるのを止めました。
私のアソコに何かが挟まっているのが自分でもよくわかります。
私のアソコが何か異物を咥え込んでいる、っていう感触です。
「いやっ、だめっ、恥ずかしい・・・」

相原さんは、ぐいっと顔を近づけてしばらく、私のその部分をじーっと凝視していました。
「森下さんのオマンコ、何て言うか、控えめで、こっそりしてて、カワイイ感じ」
相原さんがそんなことを言いながら、おもむろにコードをクイッとひっぱりました。
ローターがツルンとお外に飛び出ます。

間髪を置かず、相原さんの右手人差し指がヌルッと、私のアソコに挿し込まれました。
「あーあんっ!」
「森下さんの中、すごく熱い。それになんだか全体にピクピク動いてる」
相原さんは、右手をそのまま置き去りにして上半身を滑らせ、私に寄り添うように寝そべってきました。
相原さんの指が私の中でクネクネと蠢いています。
「あっ、あっ、あーんっ!」

「森下さん、上半身だけ起きてくれる?」
言われた通りにすると、相原さんもからだを起こし、二人で向き合いました。
二人がお布団の上にだらしなく投げ出している両脚が、心地よく折り重なっています。
相原さんの指はずっと私の中を掻き回しています。
「ほら、森下さんの指も私の中に、挿れて」
相原さんの左手が私の右手首を掴み、自身の下腹部へ誘導します。
私の右手は、また相原さんの無毛なアソコにピッタリ貼りつきました。
中指だけクイッと曲げて、相原さんの中に潜り込ませます。
「あはんっ!」
相原さんの可愛らしい声が聞こえて、からだがピクンって震えます。
相原さんの中も熱くて、ヌルヌルで、ヒクヒク蠢いていました。
私は、おそるおそる中指を動かし始めます。

私たちは、お互いの右手でお互いのアソコに指を一本ずつ挿れて、クニクニ動かしています。
お互いの左手はお互いの上半身をせわしなくまさぐり合っています。
私の右乳首がつままれます。
私も相原さんの右乳首をギュッとつまみます。
「あーんっ!」
「あっ、あっ、あっ!」
「はあはあはあはあ・・・」
「そこ、そこ、そこーっ」
「あんあんあんあん・・・」
唇を合わせていないときだけ、二人の喘ぎ声と荒い息遣いが聞こえてきます。
お互いの下半身からもクチュクチュクチュって、いやらしい音が聞こえています。

お互いの指の動きがスピードアップしてきました。
私は、中指でかき回しながら、親指で相原さんのお豆ちゃんのあたりをずーっとさすっていました。
左腕は、相原さんの背中に回して、ぎゅっと抱きつき、上半身をぴったり密着させてお互いのおっぱいをクネクネ擦りつけています。
「も、森下さん・・・あんっ、き、気持ち、いいっ、いい?」
私の左肩に顎を乗せた相原さんが、耳元で喘ぎ喘ぎ聞いてきます。
「う、うんっ。あんっ、あんっ、あ、相原さん、さん、も?」
「う、うん。もっと、もっと早く、うっんんー動かし、てっ」
「あーあーーっ、うーんっ、わかった、わかったーっ、ああーーーっ」

相原さんがわたしの中に侵入させた指は、いつの間にか二本になっているみたいです。
私の中の上下左右をグリグリグリと掻き回してきます。
相原さんの親指も、私のプックリ膨らんだクリトリスを押しつぶすみたいにグイグイ押してきます。
私も負けじと、人差し指も挿れて、相原さんの中をピアノを弾くみたいに二本の指先でパタパタ叩きながら掻き混ぜます。
「あーーーっ!すごいっ、すごい、すごーいーーっ!」

脈絡も無くキスをして、脈絡も無く背中に爪を立て、脈絡も無くおっぱいを擦り付け合い、その間、二人の右手は片時も休まず中を嬲り合い、熱い全身が汗みずくになって、チュプチュプという音と共に二人一緒にどんどんどんどんたかまっていきました。

「あーーーっんんんんんんーーーーーっ!!!」


図書室で待ちぼうけ 18

2011年1月3日

図書室で待ちぼうけ 16

ベッドの上で膝立ちになって、私がスカートを脱ぐのを見つめていた相原さんが、私に向かって右手をまっすぐに伸ばしてきました。
私は、左腕で胸を隠したまま右手を差し出し、相原さんの手を握ります。

すると、急にその手をグイっとひっぱられ、そのまま相原さんに抱きつくようにベッドの上に転げ上がりました。
私が仰向けになり、相原さんは私の右横に、裸のからだを横向きにしてピッタリと寄り添いました。
「うふっ。いよいよ、ね?覚悟はいい?」

相原さんは、左手をベッドについて上体を起こし、私に覆いかぶさるようにしながら、右手で、まだ胸を隠している私の左手首を掴み、ちょっと強引にひき剥がします。
それと同時に、相原さんの右脚が私の右脚に絡みつきました。
相原さんの両脚で私の右太腿を挟むような形になったので、私の右太腿に相原さんのツルツルのアソコがじかにあたりました。
ヌルヌルと熱くなっているその素肌の熱を太腿に感じて、私もカーッと熱くなってしまいます。

相原さんは、そのまま顔を下げてきて、唇を重ねてきました。
相原さんの右手が私の左おっぱいをやさしく揉みしだき、ときどき乳首をつまんできます。
両腿の間を私の右太腿に押し付け、腰全体を小さくゆっくりと前後にスリスリしています。
「んんーふぅー」
私は、おっぱいへの愛撫の気持ち良さと太腿のヌルヌルな感触にどんどん発情して、がまんしきれずに塞がれた唇から、くぐもった声が漏れてしまいます。
相原さんに弄ばれているので右脚は動かせませんが、その分、左脚がクネクネ動いて、はしたなく開いてしまいます。

相原さんが唇を離して、上体を起こしました。
「森下さんの肌、脚もお腹も背中もみんなスベスベで気持ちいいっ!それに乳首がすっごく固くなってる。コリコリ」
「あ、相原さんにさわられていると、すごく気持ちいいから・・・」
私は、正直に言いました。
「それなら、もっと気持ち良くなろう、ね?」
相原さんが右手にピンクローターのコードを持ちました。
スイッチのほうの箱を私の右手に握らせます。
「ここを親指でカチっと回せば、動き出すから」
私の右手に自分の左手を重ねて、手探りで教えてくれました。

相原さんは、右手でローター側のコードをつまんでぶら下げ、私の左おっぱいの乳首横あたりにそっとあてました。
「ほら、森下さん。スイッチ入れて」
私は、教えられた通りに、右手の親指でスイッチを入れます。
ブーンっていう振動音が聞こえてきて、私の左おっぱいを今までに無いこそばゆい感覚が襲います。
「あんあん、あーーんっ!」
思わず上半身がのけぞりそうになりますが、私の首の後ろから抱くように回された相原さんの左腕と、右おっぱいに押し付けるように重ねられた左半身に押さえつけられます。
相原さんの熱くなっている体温が、私のえっちな炎にますます油を注ぎます。
相変わらず股間をスリスリ擦りつけてくる相原さんの腰に右脚も押さえられているので、私の感じている気持ち良さを自由に表現出来るのは、左脚だけです。
その左脚は、膝を大きく曲げてだらしなく横向きに倒れ、恥ずかしい大股開きの状態になってピクピクしています。

やがて相原さんは、私の精一杯尖った左乳首の先端に、さわるかさわらないかのあたりにローターをぶら下げました。
「ほらー、そんなにクネクネ動くと、一番気持ちいいところに振動があたらないよ?」
相原さんが、からかうように言ってきます。
「ああんっ!」
乳首の先にローターの振動があたるたびに、あまりの気持ち良さにからだをよじってしまいます。
今の相原さんはイジワルですから、ローターの位置を動かしてはくれません。
なので私は、その振動が欲しければ、自分からおっぱいごと乳首を突き出して、ぶら下がっているローターにあてなければなりません。
「あんっ!あんっ!」
からだをよじるのをがまんして、しばらく振動を楽しみますが、やっぱり、からだが動いてしまいます。
もう一度乳首を突き出します。
「あんっ!あんっ!あんっ!」
私のアソコから、とめどなくおシルが溢れ出てきてるのが自分でわかります。

「森下さん、感じやすいんだ。カワイイー。それに自分からおっぱい突き出してるし」
相原さんは、そう言って笑うと、ローターを右手のひらに包み込んで、ローターごと私の左おっぱいを鷲掴んできました。
「あーーんんっ!」
ギューッと掴まれたおっぱいの軽い痛みと、おっぱいにめり込んで肌をブルブル震わせているローターの継続的な振動が新鮮で、私はビクンビクンとからだを震わせます。
「あーーんっ、いい、いい、いいいーっ」
相原さんの右手が左おっぱいを離れ、右おっぱいに移動しました。
私の右おっぱいに初めての振動の洗礼です。
「あっ、あっ、あはんっ!」
相原さんは、右乳首を指先でつまみつつ、右おっぱいにローターを押し付けて強く、弱く揉みしだいてきます。
「やんっ!やんっ!やんっ!」

相原さんの手は、やがて私のおっぱいを離れ、腋の下や脇腹、おへそあたりをローターごと撫ぜてきました。
私は軽く目をつぶって、相原さんにされるがままです。
さわられる場所が移動するたびに小さく、声をあげています。
「森下さん、本当に感じやすいんだ。ローター、からだのどこにあててもその度に、あんあん、啼いてる。すっごく気持ち良さそうに」
そんな声に目を開けると、相原さんは、いつの間にか絡めていた腕も脚もほどき、大きく開いた私の両脚の間に膝立ちになって上半身を屈め、真正面から私のからだを見下ろしていました。

私は、もはやからだを大きくのけぞらせることもなく、半ばぐったりと身を横たえています。
ローターの振動がくれる蕩けるような、シビれるような感触も、もちろんでしたが、生まれて初めて、他人の手で自分のからだをやさしく、ときには激しく、愛撫してもらう感触があまりに気持ち良すぎて、一々反応できないほどの快感が、からだ中に延々と渦巻いていました。

私を気持ち良くさせようと、からだをまさぐってくる、しなやかな手。
自分でするのとは、全然違うさわりかた、どこをさわられるか予測できないスリル。
相原さんの発情している熱いからだ。
相原さんもときどき発する、気持ち良さそうな吐息、ため息、喘ぎ声。

それらに、完全に身を委ねきっていました。
まだ下半身はさわられていないのに、二度も三度も小さくイっていました。
私のからだ、もうどうにでも好きなようにしてください、っていう気分でした。

突然、私の股間をシビれるような強烈な快感がつらぬきました。
「あーーーっ、いやーーんっ!」
相原さんは、唐突に私のショーツの上から、右手ごとローターをもろに私の敏感な場所に押しあててきました。
やっぱり、ここは特別です。
「あーああーーんっっ!んっ、んっ、んーーーーんっ!!!」
押しあてられた途端に、強烈な刺激が私の股間を蹂躙し、ぐったりしていたからだが大きくビクビクンとのけぞって、あっけなくイってしまいました。

それでも相原さんは、そのままローターを押しあてつづけます。
「森下さんのここ、すごいビショビショ。後から後から蜜があふれ出てる。えっちなからだー」
嬉しそうに言いながら、ローターをグイグイ押し付けてきます。
「あん、あん、あーーん、だめ、だめ、だめーっ!」
イったばかりだというのに、休むヒマもなく、第二、第三の波が押し寄せてきます。
「ほら、ここをこうすると、もっといいでしょ?」
相原さんは、右手を押し当てたまま、左手で私のショーツの股際の上のほうを持って上に引っぱり上げます。
ショーツのクロッチ部分のところの布がひっばり上げられて細い紐のようになり、私のワレメに食い込んできます。
「あーんっ、いやいやーっ、そんなことっ、そんなことしたらぁーーっ」
その部分を覆う布が無くなってしまったため、ローターがじかに肌にあてられ、振動に肌が震えます。
「あーんっ、あーんっ、そこっそこっ、そこだめーっ、そこーーーっ!」
私は仰向けのまま、右手にピンクローターのスイッチ箱をギューッと握りしめ、左手はお布団の布を、これまたギューッと掴んで、からだ全体を強ばらせて快感に耐えています。

「森下さんのここの毛、薄いのねえ。少ししかない。それも髪の毛みたいにサラサラな直毛。いいなあ。うらやましい」
相原さんは、ローターを包んだ右手の小指と薬指でその毛を軽くひっぱりつつ、紐状になったショーツをさらにグイグイとワレメに食い込ませてきます。
紐状ショーツを小刻みに左右に振って、お豆を嬲ってきます。
クリトリスにじかに押し付けられたローターの震えと、ワレメに擦れる紐状ショーツの感触に頭の中が真っ白になってきました。
「そこだめーーーっ、そこそこそこーーーっ」
「あーー、いいーーー、いいいーーっ、いいいいーーーっ!!!」
再び、私のからだが激しくビクビクビクンと震えて、今日何度めかの絶頂に達しました。

そこで、相原さんの右手がやっと、私の股間から離れました。

「ね、すごかったでしょ?でも、せっかくだからやっぱり、こっちも経験しとかなくちゃ」
相原さんは、手を休めることなく、私のショーツに手をかけてスルスルと脱がせ始めました。
私は、ハアハア大きく息をしながら、仰向けのまま、ぐんにゃりしています。
朦朧とした頭で、やっとショーツを脱がせてくれるんだ、これでとうとう全裸だなあ、なんて考えていたら、両膝のちょっと手前でショーツが止まりました。

あれ?って思う間も無く、相原さんの指がズブリとアソコの中に突き挿さりました。
乱暴にグルグル中を掻き混ぜてきます。
「あぁーんっ!」
「うわーっ、中もビショビショ、大洪水」
相原さんが歌うように言ってから、あっさり指を抜き、代わりに震えているローターをヌプッと突っ込みました。
「あーーーーんんんんっ!」
今日これで何種類目なのか、もはやわからない未体験の感覚がまたもや下半身を襲います。
少しの異物感とともに膣全体がブルブル震えて、気持ち良さの波がお腹のほうへせり上がってきます。
「あーっ!、だめ、だめ、だめ、だめーっ!」
相原さんは、さっき膝まで下げた私のショーツを再び上に上げて穿き直させ、私が右手にギューッと握っているスイッチの箱を、手をこじ開けさせてもぎ取ると、私のショーツの左腰のゴム部分に挿しました。
「これで森下さんも、両手を自由に使えるでしょ?」
私の股間からコードが生えて、左腿の上をたわんで、ショーツと左腰の隙間に挟んだスイッチ箱につながっています。
「さあ、今度は、お互いのからだをさわり合って、楽しみましょう、ね?」

相原さんが私を見下ろしてニッコリ笑いながらつづけます。
「森下さんたら今、すっごくえっちな顔してる」
それはそうです。
私のアソコの中でローターがブルブル震えて、私を刺激しつづけているのですから。
私は、終わらない快感に身悶えして顔を歪ませています。
さぞかしえっちな顔になっていることでしょう。

「あ、相原さん・・・」
私は、仰向けに寝そべったまま両手を上に上げ、相原さんを迎え入れる準備をします。
相原さんも、当然のように上体を倒してきて、私の仰向けのからだにぴったりからだを重ねてきました。
おっぱいとおっぱい、お腹とお腹。
両脚を大きく開いたショーツ越しの私のアソコの上に、相原さんの裸のアソコが重なります。
私の奥で震えている振動が、相原さんのアソコにも伝わっているでしょうか。
私は、両手を相原さんの背中に回し、ギューーッと抱きしめます。
相原さんがやさしいくちづけをくれます。
二人とも目を閉じています。

しばらくそうしてから、お互い横向きになって向かい合い、腕を伸ばしてお互いのからだをまさぐり始めました。
「森下さんのからだ、柔らかくて、スベスベで、だーい好きっ」
「私も相原さんのからだ、しなやかで、大好きっ」
「森下さん、いっぱい、さわって」
「相原さんも」
相原さんが私のおっぱいを両手でやんわり揉んできます。
私も相原さんのおっぱいに片手を伸ばしながら、もう一方の手を相原さんの下半身に滑らせます。

私のアソコの中は、振動に麻痺してきたみたいで、下半身全体が感覚を失なったように心地よくシビレてきていました。
このシビレは、ちょっとした刺激で、今までに無い大きな快感に変わる予感がします。
私は、相原さんの無毛なアソコに左の手のひらをそっとあてて、相原さんの手が追って来るのを待ちました。


図書室で待ちぼうけ 17