2012年1月29日

ピアノにまつわるエトセトラ 27


「はぁあんっ!あ、空き瓶?って…」

 ゆうこ先生は、洗濯バサミがはずれた痛みに小さく喘いでから、上目遣いに私を見つめてきました。
 そのお顔が怪訝そうな表情から一転、何かを思いついたらしく、嬉しそうにパーッとほころびました。

「空き瓶って、ひょっとして…」

 期待に溢れたまなざしで私の目を覗き込まれました。

「そうです。今の先生の格好なら、その両脚の付け根のところにビール瓶とか置いたら、ずっぽり嵌っちゃいますよね?」

 両手を背中側で括られて膝立ちになっているゆうこ先生の大きく開いた両腿の付け根と毛布の間には、30センチくらいの空間が空いていました。
 そこのところにガラス瓶かなにかを置いて、ゆうこ先生が腰を沈めれば、瓶の飲み口がゆうこ先生のアソコの穴に挿さっちゃうはずです。
 それでゆうこ先生が腰を上下すれば、ゆうこ先生は両手を使えなくても独りでいっぱい愉しめるはず。

「そ、それだったらキッチンのシンクの下のもの入れに、ゆうこがいつも使っている瓶があるのです…」

 ゆうこ先生が嬉し恥ずかしなお顔で教えてくれました。

「なんだー、やっぱり先生はもう経験済みなんですね。いつも使ってるなんておっしゃるってことは、よくやってるんですか?」

「最近はあんまりしていなかったけど、あの瓶を見つけたときは、毎日のようにまたがっていました…」

「そうなんですか。私はえっちなビデオで見たんです。女優さんが自虐オナニーでやってるのを。すっごく気持ち良さそうで、でもその姿がなんだかヘンタイそのものって感じで浅ましくって、ゾクゾクしちゃいました」

「それじゃあ、じっくり見せてもらいますね?ゆうこ先生のヘンタイ瓶オナニー」

 ゆうこ先生の乳首周りを飾っていた洗濯バサミの最後の一つをおもむろにはずし、ゆうこ先生の小さな呻きを背中に聞きながらキッチンへ向かいました。

 告白通りにシンクの下の扉を開けるとすぐに、奇妙な形の空き瓶が目に入りました。
 深緑色のガラス瓶を手に取ってみるとずっしり重く、剥げかかった金ぴかの装飾文字はコニャックと書いてあるみたい。
 厚めのガラスでダルマ型の安定が良い瓶は、ブランデーとかのオシャレなお酒瓶によくある形ですが、数点、普通のお酒瓶と著しく違う点がありました。

 長さ10数センチくらいのボトルのネック部分が普通の瓶みたく垂直ではなくて、20度くらい斜めに曲がって付いていました。
 おまけにネック部分の直径は、飲み口部分が5センチに満たないくらいで普通よりやや太め、ゆるやか末広がりで、瓶の胴に繋がる部分はかなり太くなってました。
 更に、またがって腰を振ったときガタつかないようにでしょう、底部分に嵌めて覆うような鉄板なのか銅板なのか、重たい土台部分まで接着してありました。

「うわー、先生?こんなの挿れちゃうんですかー?」

 自分のアソコにこの傾斜した瓶の先を挿れることを想像しながら、思わず大きな声で聞いてしまいます。

「あ、はいーっ!その角度がゆうこのオマンコに、ピッタリなんですぅうー」

 ゆうこ先生も大きな声で嬉しそうに答えてきました。
 そのずっしり重い瓶の飲み口部分を丁寧に水洗いしてから軽く水気を切って両手に持ち、ゆうこ先生のところへ戻りました。

「直子さま?早くその瓶をしゃぶらせて…しゃぶらせてくださいませ」

 ゆうこ先生が待ちきれないみたいに身を捩じらせて、上半身ごと唇をこちらに突き出してきました。
 左右の乳首から曲線に垂れ下がった鎖がジャラジャラ鳴って、すっかり洗濯バサミの飾りがなくなり、赤い痣だらけの白くて大きなおっぱいがプルプル揺れました。

 ゆうこ先生の口元に瓶の飲み口を持っていくと、ゆうこ先生は長い舌で瓶の側面をベロベロいやらしく舐めた後、大きく口を開けてパックリ、瓶の飲み口部分をかなり深くまで咥え込みました。
 チュパチュパジュルジュル、しばらく隠微な音がお部屋に響きました。

 アイマスクもなくなって、ゆうこ先生のいやらしい表情は全部私に見えていました。
 うっとりしたように目をつぶって、眉間に少しシワを作って、頬を膨らませたりすぼませたりしながら一心不乱に瓶をしゃぶっていました。
 そんなゆうこ先生がたまらなく愛おしくて、同時になぜだか憎たらしくて、持っている瓶をかまわずグイグイゆうこ先生のお口に押し込みたい衝動を抑えるのに大変でした。

「ふはーーっ。ねえ、早くその瓶をゆうこのオマンコの下に置いてください、はやくぅーお願いですぅ、置いてくださいませぇ…」

 ゆうこ先生の膝元にしゃがみ込み、瓶を置こうとしてふっと迷いました。
 どの向きで置こうか?
 斜めに突き出ているボトルネックをどちらに向けたらいいのか…

「瓶の先をゆうこのお尻のほうに向けてくださいぃ」

 頭の上から声が降ってきました。

「その角度が一番気持ちいいんですう、はやくうぅ…」

 ゆうこ先生の悩ましいお声を聞きながら、言われた通りの向きにガラス瓶を置きました。

 立ち上がった私は、ゆうこ先生のからだ全体が見れる位置まで下がって真正面に立ちました。
 膝立ちになったゆうこ先生の無毛な両腿の付け根と瓶の先に、2センチくらいの隙間がありました。

「さあ先生、ご自分でその瓶を咥え込んで、思う存分愉しんでくださいな」

「ああーーっうれしいですぅ」

 ゆうこ先生は、ちょっと腰を後ろに引いて背中も後ろに反らし、後ろ方向に斜めを向いた瓶の先を正面から迎え入れるみたいに腰を浮かせて、オマンコを私のほうに突き出しました。
 真っ白な両腿の間に、濡れてテラテラ光る半開きのピンク色な膣口がハッキリ見えました。
 ゆうこ先生がゆっくりと腰を前方に落としてきます。

「ああんっ!」

 瓶の先がアソコに触れたのでしょう、ゆうこ先生が一声大きく啼きました。
 そのまま徐々に腰が沈んでいき、濃いグリーンのガラス瓶のボトルネックがゆうこ先生の密やかな唇の間に飲み込まれていきました。

 ヌプヌプっていう音さえ聞こえてきそうなほど。
 瓶のネック部分が見えなくなるにつれて、ゆうこ先生のアソコに溜まっていたのであろう粘着質っぽい薄く白濁した液が裂け目から溢れ出してきて、ゆうこ先生の腿や、末広がりになった瓶のガラスをヌメーッと滑り落ちていきました。

 瓶の先っちょがアソコに埋まってからのゆうこ先生は、目をギューッと閉じてお口を半開きにして、すっごく切なそうな表情になっていました。
 やがて、末広がりな瓶のネックがダルマ状の曲線を描く根元までスッポリ、ゆうこ先生の体内に隠れました。

「あぁぁーーーーーーーっ、んはーーーっ!」

 腰を沈めているあいだ中出ていたゆうこ先生の悦びの叫びは、瓶のネックが見えなくなっていくにつれて音程が上がっていきました。

「はああんっ!ひいいいーーーっ!!」

 瓶のネック部分をすっかりご自分のからだに埋め込んだゆうこ先生は、後ろに反らしていた腰を戻してまっすぐになりました。
 それからゆっくりと腰全体を上下し始めます。

 膝立ちのお尻が前後に揺れて、そのたびにゆうこ先生の唇から気持ち良さそうなため息が、フンフン聞こえ始めました。
 もちろん胸元の鎖も、上下に波打って重そうに揺れています。

「ああんっ!んふぅーぅぅ…」
「んーーっ、んんーっっ、くふうーんっ!」
「あ、あっ、あっ、はあーーーっ!!」

 ゆうこ先生の股間と瓶のまあるい肩の間の空間を瓶のネック部分のガラスが、絶え間無く見えたり隠れたりしています。
 ゆうこ先生の腰が激しく上下して、ジュブジュブっていう音まで聞こえてきます。
 ゆうこ先生に向いて傾いた瓶のネックをあんなに激しく上下したら、そのたびに斜めになった飲み口のまあるいガラスが、ゆうこ先生のお腹側の膣壁を激しく上下に擦っているはずです。

「あーー、あたるぅ、あたるのぉー」
「そこ、そこそこそこ、そこーっ!」
「あーいーあーいーあーいーーーっ」

 ゆうこ先生は一心不乱な感じで腰から上を激しく上下させていました。
 ガラス瓶はずっしりしていて安定が良いみたいで、ゆうこ先生の激しい上下運動にも微動だにせず、毛布の上に落ち着いていました。
 
 空だった瓶の中に少しずつ白っぽい液体が溜まっているみたい。
 それはもちろん、ゆうこ先生の…

 ゆうこ先生は、後ろ手がもどかしいのでしょう、わざと胸を激しく揺らして、乳首からぶら下がっている鎖を暴れさせて、おっぱいへの刺激を求めているようでした。
 鎖のジャラジャラ暴れる音と一緒に、ゆうこ先生の豊かなおっぱいがタプンタプンと跳ね上がっては戻り、パチンパチンと鎖をご自分の肌に打ちつける音も聞こえます。
 ゆうこ先生のからだ全体がピンク色に染まり、汗やよだれがしたたり、湯気さえ見えそうでした。

 私は、そんなゆうこ先生の淫らで浅ましいお姿を、その場に立ち尽くして、文字通り固唾を呑んで見つめていました。

 なんていやらしい姿。
 性衝動の塊と化した、サカりっぱなしの獣のようなお姿。

 でも、ゆうこ先生は、そんなになっても綺麗だと思いました。
 エロティックで、セクシーで、官能的で、エレガントで。

 視ているだけでどんどん私のからだも火照ってきていました。
 自分でも気づかないうちに、左手をバスローブの中に突っ込んで、人差し指と中指で自分のびしょ濡れな秘部をまさぐっていました。

「あーっ、あーっ、あーーーっ」
「いくいくいっちゃうぅぅぅぅぅ」

 どんどんエスカレートするゆうこ先生の喘ぎ声。

「あっ、あっ、あっ…」

 そのリズムに同調するように、私の唇からも声が漏れ始めました。
 私の左手の指は、とっくに自分のアソコにもぐりこんでクチュクチュ粘膜を弄っていました。

「ね、ねえ、な、直子さまぁ、鎖を、このくさりをひっぱってー、ひっぱっていじめてぇ」
「もうすぐだから、もうすぐいくから、だからいじめてぇ、いじめておもいっきりー」

 ゆうこ先生のおねだり声に、バスローブの上から胸をまさぐっていた私の右手が止まりました。


ピアノにまつわるエトセトラ 28

2012年1月21日

ピアノにまつわるエトセトラ 26

 パチパチパチパッチーン、カラカラカラカッターンッ!

「いやあぁあぁーーーあーーあーっんんん!」

 洗濯バサミたちが派手に弾け跳び、フローリングの床に次々落下した音とともに、ゆうこ先生の悲痛な叫び声がお部屋に響き渡りました。

 ゆうこ先生の上半身が大きく後ろへのけぞって白い喉元が反り返り、首輪から乳首へとつながった鎖もピンと張りつめるまでに伸びきって、グイ-ンと伸びた乳首が重たそうな乳房もろとも肩先のほうへ痛々しいくらい引っ張られていました。

「んんんーーっはぁはぁ…いったぁいーーぃですぅぅぅ」

 のけぞったままのゆうこ先生が、からだをピクピク痙攣させています。

「でもドマゾな先生は、こういうのがお好みなんでしょう?」

「あぁぁ…はいぃ、はぃぃーーーっ!」

「左側にもまだたくさん、洗濯バサミが残っていますよ?」

「あぁ、はい、はいぃぃ」

「それは、どうしましょうか?そのまんまにしときます?」

「いえ、や、やってくださいぃ、してくださいぃ」

「え?何を?」

「さっきみたいにぃ、さっきみたいにぃ」

 ちっちゃい子が駄々をこねてるみたいなゆうこ先生のおねだり声。

「して欲しいのでしたら、さっさとからだを戻してください。そんなにのけぞっていたら私の手が届きませんもの」

「ううぅぅっ…」

 ゆうこ先生が唸りながら上半身を元に戻し、はあはあ息を荒くしつつアイマスクで遮られた視線を私のほうに向けてきました。
 半開きになった唇の端からはよだれが垂れ、額には深いシワが寄って、なんていやらしいお顔。

 視線を落としていくと、不自然に上向きに吊られている右おっぱいの脇から脇腹を経て腿の付け根あたりまで、うっすらと汗ばんだ白いお肌に桜の花びらを散らしたようなピンク色の痕が点々と出来ていました。

 それらはもちろん、洗濯バサミたちが噛みついていた痕でした。
痛々しくて、そして艶かしくて、私は思わず腕を伸ばし、ゆうこ先生の右脇腹あたりの痕をそっと撫ぜました。

「ああんっ!」

 ゆうこ先生のからだがピクンと震え、すぐに私の手にご自分の肌をなすりつけるように、からだをくねらせて身を寄せてきました。

「あらあら先生、そんなに気持ち良かったのですか?内腿のところ、お膝くらいまでべちょべちょのヌルヌルですよ?」
「これって本当にえっちなおツユだけなんですか?ひょっとしてオシッコも洩らしてません?」

 私の言葉を聞いたゆうこ先生は、膝立ちのお腹ごと下半身を突き出すように、再びからだを軽く反らしました。

「確かめてみてくださいぃ。直子さまのお手で、ゆうこのそこをさわって確かめてみてくださいぃ…」

「いいえ、ダメです。その手にはのりません。先生のビショビショオマンコにはまださわってあげません。さわらなくたって、痛いのだけでイけるのでしょう?だって先生はどうしようもないドマゾなのですから」

 ピンクの噛まれ痕を追って肌に手のひらを滑らせながら、私の右手があと数センチでゆうこ先生の秘部、というところでピタリと止めました。

「さあ、次はこっち側ですね。覚悟はいいですか?」

 ゆうこ先生の下腹部から離れた私の手は、今度は不意を突いて一気に薙ぎ払うことはせず、ゆうこ先生のからだの左半分を飾る洗濯バサミたちの柄に軽く触れて一つづつ揺らしながら、ゆうこ先生の恐怖と期待をいたぶり、もてあそびます。

「あぁ、早く、早くやっちゃってくださいぃ…直子さまぁ、早くぅう…」

 洗濯バサミが揺れるたびに、ゆうこ先生のからだもカタカタ小刻みに震えていました。
 唇をキュッと噛みしめて、いつ訪れるかわからない痛みにそなえています。
 私はゆっくりと腕を上下させて洗濯バサミたちをしばらく揺らしつづけます。

「あぁ…お願いです直子さま、早く、早く一気にやっちゃってくださいぃ」

「うふふ、そうやって震えている先生、すっごくカワイイですよ」

 そんなふうにエス的な焦らし言葉を投げかけていて、ふと思い当たりました。
 こういう科白、いつもオナニーのときに私、心の中で言ってるな、って。
 すると、そこで震えているゆうこ先生のからだが、いつもオナニーのときに鏡に映している自分のからだに思えてきました。

 そうか、私がいつもオナニーしてるときって、知らずにエス役も演じていて、それも込みで気持ち良くなっていたんだな…
 ゆうこ先生の痛々しい噛まれ痕を見てゾクゾクする気持ちって、そういうことなのか。
 私の心の中には虐められたいっていう欲求と同じくらい、虐めたいっていう欲求もあったんだ。
 確かに、こうやって誰かを支配出来るのも、とても気持ちいいものでした。

 視線を自分のからだに落としました。
 私が羽織っているバスローブはとっくにウエストの紐がほどけて前全開でした。
 自分の胸元に目をやると、私の乳首もゆうこ先生に負けず劣らず思いっきり背伸びして尖りきっていました。

 ああ、この硬くなった乳首もギューッとお仕置きしてあげないと…
 その欲求に衝き動かされるように私は、片手でゆうこ先生の洗濯バサミを揺らしつつ、そっと身を屈め、もう片方の手で床に落ちた洗濯バサミをひとつ、拾い上げました。

「ああ、直子さまぁ、早く、早くぅぅ。そんなに焦らされたらゆうこは、ゆうこはぁ…」

 私の考えなんて知る由もないゆうこ先生は、もういてもたってもいられない、といったご様子でからだをクネクネさせ始めました。

「本当にはしたない先生ですね?おねだりのいやらしいダンスですか?」

 言いながら私は、ゆうこ先生の洗濯バサミを揺らす腕もそっと引っ込めました。

「あれ?直子さま?どうしたの?もっともっとゆうこを虐めてくださいぃ」

 私が遠のく気配に気づいたのか、ゆうこ先生が不安げなお声になりました。
 私は、物音をたてないようにそーっとゆうこ先生から離れてしゃがみ込み、床に散らばった洗濯バサミを3つ、拾い上げていました。
 さっき拾ったのもいれて4つの洗濯バサミを、自分が着ているバスローブの袖のところの布地に挟んでぶら下げました。

「直子さま?本当にどうしちゃったのですか?」

 気配が消えてしまった私に、ゆうこ先生はからだを揺らすのをやめて、お顔だけキョロキョロ左右に振っています。
 私は再びそーっとゆうこ先生に近づきました。

さっきと同じ位置まで戻ったと同時に声をかけました。

「せんせっ?」

「あっ!直子さ…」

 ゆうこ先生の動きが一瞬固まり、お返事が終わるか終わらないかの瞬間、ゆうこ先生のからだ左半分にぶら下がった洗濯バサミたちを、右腕を振り下ろして再び一気に薙ぎ払いました。

 パチパチパチパッチーン、カラカラカラカッターンッ!

「うわあぁぁあぁーーーあーーあーっんんん!!」

 再び大げさにのけぞるゆうこ先生のからだ。
 ビクンビクンと何度も震えるゆうこ先生のからだ。

「ああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー…」

 のけぞったまま開きっぱなしとなったゆうこ先生の喉から、切なく長い悲鳴がほとばしりました。

 首輪に強引に引っ張られてひしゃげるおっぱい。
 ガクンガクンと上下に波打つ腰。

 股間の交わりからヌメヌメと溢れ出る白味を帯びたスケベ過ぎる液体。
 そんなゆうこ先生の狂態にゾクゾク感じながら、私は袖にはさんだ洗濯バサミを取って、自分の右乳首を素早く挟みました。

「ああんっ!」

 思わず大きな声が出てしまいましたが、まだのけぞったままアンアン悶えているゆうこ先生の耳には届かなかったはず。

 左乳首と左右脇腹にも一つづつ噛ませました。
 ゆうこ先生ご愛用の洗濯バサミは、私の普段使いのより強い噛まれ心地で挟むたびにジンジン感じて小さく喘いでしまいましたが、イったきりのゆうこ先生には、きっと聞こえなかったでしょう。

 挟み終えて素早くバスローブの前を合わせ、ウエストの紐もきっちり結びました。
 こうしておけば、ゆうこ先生がアイマスクをはずしても、まさか私が自分の乳首を洗濯バサミに噛ませているなんて気がつかないはずです。
 いえ、別に気づかれてもかまわないのですが…なんとなくエス役のあいだは知られたくないと思ったんです。

 からだを動かすと、乳首と脇腹にぶら下げた洗濯バサミがバスローブの裏地に擦れて揺れて、ムズムズチクチクと心地よい痛みを送ってきてくれて、どんどんどんどんからだが疼いてきていました。
 自分のからだに痛みが加わったことで、逆にゆうこ先生に対するサディスティックな気持ちが増大したみたいでした。

「ずいぶん気持ち良かったみたいですね?もう満足ですか?」

 膝立ちのままブリッジするみたいに上体だけ大きくのけぞらしてヒクヒク痙攣しているゆうこ先生のお顔のほうにゆっくりと移動して、見下ろしました。

「あーーんっ、イってしまいましたぁ。ゆうこ、さっきのお仕置きでとても気持ち良くイってしまいましたぁ。それに…それにやっぱりちょっと、オモラシもしちゃったみたいですぅ。ごめんなさい、ごめんなさい直子さま…」

「また無断でイったんですか?まったくもう、どうすればこのえっちなからだが鎮まるんでしょうね?」

 私は乱暴にゆうこ先生の肩を掴んで上半身を起き上がらせ、アイマスクを剥ぎ取りました。

「ほら先生、ご自分のからだを見てください」

 ゆうこ先生の目尻には、両目とも涙が溜まっていました。
 右目には、涙が滑り落ちた跡も。
 あの洗濯バサミ一気に払い落しは、やっぱり相当に痛かったのでしょう。
 でも、ゆうこ先生は、それでイっちゃったんです。

 ゆうこ先生の上半身には、いたるところに洗濯バサミに噛まれた赤い痕が散らばっていました。
 まだからだに残っている洗濯バサミは、左のおっぱいの乳首のまわりに3つ、右に4つ。
 そして、両乳首をはさんでいるクリップ。

 ゆうこ先生の涙を見てしまったせいでしょうか、あらためてゆうこ先生がたまらなく愛おしくなって、チュッと軽くくちづけしてから、頬の涙の跡に舌を這わせました。

「ああぁ、ありがとうございます、直子さま…」

 ゆうこ先生はうっとりと目を閉じて、されるがまま。
 それから、首輪のリングから鎖をはずして、また下へ垂れ下がるように直しました。

「せっかくのキレイなからだに無残な痕をたくさんつけちゃって、こんなことしなくちゃイけないんですか?ヘンタイ先生?」

 気を取り直してエスの気持ちに戻りながら、わざと乱暴に、投げつけるように言いました。
 しばらく自分のからだを見下ろしていたゆうこ先生は、おずおずという感じで顎をゆっくり上げて、潤んだ瞳で私を見つめてきました。

「はい…とても痛かったけれど、すごく気持ち良かったんです…でも、まだドマゾオマンコが疼いていて…」

「ふーん。そうですか。さっきから先生はオマンコ、オマンコってしつこいですね。そんなにそのグショグショな性器を弄ってもらいたいんですか?」

 言いながらゆうこ先生の右乳輪近くを噛んでいた洗濯バサミを不意にはずしました。

「あふんっ!」

 ゆうこ先生がビクンと震えて、おっぱいがプルンと跳ねました。
 洗濯バサミって肌から外すときも、かなりな痛みが走るんです。

「それなら私、先生に実演して見せてもらいたいプレイがあるんですけど。このお部屋に何か空き瓶、ありますか?」

 今度はゆうこ先生の左おっぱいの洗濯バサミを外しながら聞きました。

2012年1月14日

ピアノにまつわるエトセトラ 25

「えーっ!?あぁん、いやあぁんっ!」
 
 突然、視界を塞がれてしまったゆうこ先生が、不安げなお声をあげました。

「うふふ。先生?こうやって目隠しされちゃうと、なんだかすっごくドキドキしてきちゃうでしょう?次にどこに何をされるか、わからないですものね?」

 ゆうこ先生の耳元に口許を近づけてささやくように言いながら、左手でゆうこ先生の背中を背骨の線に沿ってスーッと撫ぜました。

「あーんっ!ぅふーんっ」

 このシチュエーションは、私がもっともされてみたいことのひとつでした。
 ひとりえっちでは絶対に叶わない、パートナーがいなければ出来ないプレイ。
 あの夏の日に、やよい先生の前で失禁するほど感じてしまった目隠しイヤリングプレイの強烈な快感を私はずっと忘れられずにいました。

「それにしても先生の肌、本当にキレイですねー。真っ白でスベスベ」

 ゆうこ先生の背中にまわした手のひらを腋の下のほうへコチョコチョとくすぐるように滑らせながら、やがて右のおっぱいの下まで移動させました。

「本当にキレイなおっぱい。乳首は上向きなのに下おっぱいの丸みがポッテリしていて…」

 おっぱいの下から持ち上げるみたいに手のひらで包み、やんわりとモミモミ。

「んふぅーっ」

 ゆうこ先生の淫らなお声。
 揉んでる私も、フワフワムニュムニュのやわらかい感触がすっごく気持ちいいー。
 揉んでお肉が歪むたびに、突き出ている乳首が別の生き物のようにうねうねと身をよじらせています。

「でも先生は、このキレイなからだを乱暴に扱って欲しいのですよね?たとえばこんなふうに」

 告げると同時に、左手では右おっぱいをやんわりと揉みしだきながら右手で左おっぱいの乳首をギューッとつまみ、キュッと強くひねり上げました。

「あっつぅ!いったぁいっいっ、うっう~~~んっ!」

 ひときわ大きなゆうこ先生の嬌声がお部屋に響いて、私の指から逃げるように、ゆうこ先生の上半身が弓なりに大きく後ろへ反りました。
 それに伴って腰が浮き上がり、両膝もいっそう大きく広がって、パックリとお口を開けた無防備なアソコを私に突き出してくるような姿勢になりました。

「だめですよ先生、そんなにオマンコを私のほうに突き出してきても、まだまだそこは虐めてあげませんよ?」
「まずは先生のお好きな洗濯バサミで、このキレイなからだを惨めに飾って差し上げますから」

 毛布の上に散らばっているステンレス製の洗濯バサミを拾い、ゆうこ先生の右脇腹の皮膚を無造作につまみました。

「はい、一個目」

「はあんっ!」

 ゆうこ先生の口許がへの字に歪み、色っぽ過ぎるため息が洩れました。

「すごい数の洗濯バサミですね?これ全部つけても大丈夫なのですか?」

「ああんっ!は、はいぃ、ゆうこは痛いのが気持ちいいんですぅ、たくさんつけてくださいませぃ」

 脇腹や腋の下、お腹、そしておっぱいを次々に挟んでいきました。
 ゆうこ先生は、洗濯バサミがひとつ、肌にぶら下がるたびに、あんあん、って切ない喘ぎ声をあげて身悶えていました。
 毛布の上の洗濯バサミがあらかたなくなったとき、ゆうこ先生の上半身は洗濯バサミだらけになっていました。

「うわー。すごい姿になっちゃいましたねー」

 全部で30個くらい?
 ゆうこ先生の上半身のいたるところで銀色の洗濯バサミがユラユラ揺れていました。
 左右のおっぱいは、わざと乳首だけは挟まず、乳首をまあるく囲むようにそれぞれ5つの洗濯バサミで飾りました。

「ほらー、こうすると気持ちいいのでしょう?」

 ゆうこ先生の肌にぶら下がっている洗濯バサミの柄の部分だけに触れるように両手のひらを上下して、たくさんの洗濯バサミを盛大に揺らして差し上げました。

「むううっ!んうふぅーんっ…」

 ゆうこ先生がクネクネからだをよじらせて身悶えます。
 アイマスクの上の狭い額に深いシワが寄って、お口が真一文字になって、すっごく淫らな、でも美しいお顔。

「でも、これだけではまだ不満足ですよね?だって一番いやらしいところが、まだ虐められていないのですもの」

 自分にも言い聞かせるように言いながら、ゆうこ先生の尖りきった右乳首を指先でピンッと強く弾きました。

「あっ!だめっ!」

 乳首を弾かれた途端に、ゆうこ先生が小声で呻き、からだがピクンと硬直しました。

「あー、先生、ダメですよー。また小さくイっちゃったんでしょう?ちゃんと私の許可を取ってくださいねー。もうイっちゃだめですよ?がまんしてください」

 そうご命令しつつ、今度は左乳首をピンッ。

「うふんっ!」

 ゆうこ先生のからだが再びピクンって硬直し、股間から内腿へヌメリと透明な液体が滑り落ちました。

「すっごく敏感になっちゃっていますねー、先生?」

「あーん、早く、早くここにも痛いのをくださいぃ」

「ここって、どこですか?」

「ゆうこのいやらしい乳首ですぅ。いやらしく勃起している乳首を早く虐めてくださいぃ」

 ゆうこ先生が胸を突き出しておねだりしてきました。

「やれやれ、本当にえっちでヘンタイな先生ですねえ。この鎖付きのやつがいいんですか?」

「はい。それで挟んで、ゆうこの乳首がちぎれちゃうくらい引っ張ってやってくださいぃ」

 細いけれどけっこう重たい鎖で繋がれた乳首クリップで、まず右の乳首を挟みました。

「あああーーっ!」

 ゆうこ先生がひときわ高く呻きました。
 クリップの挟む力はかなりきつめで、指でつまんだゆうこ先生の乳首は硬くて熱くて、私はゆうこ先生が感じているであろうその痛みを想像して、ゾクゾク感じてしまいます。

 左の乳首にも取り付けた後、左手で支えていた鎖の束を手放しました。
 重力に引っ張られ、二つの乳首を支点にして鎖が下向きの半円状に、重たそうに垂れ下がりました。
 鎖の重みで乳首もお辞儀をするように下向きに引っ張られます。

「ああんーーーぅぅぅっんんんんー」

 ゆうこ先生は、唇を一直線にして歯を食いしばって痛みに耐えているみたいでした。

「どうですか先生?かなり痛いんじゃないですか?」

「あああ、い、いたいですうぅ、けどぉ、ゆうこはこれが、大好きなんですぅ…」

「そうですか。それならもっともっとサービスしてあげましょう」

 私は、垂れ下がった鎖に手を添えて重力を消し、ゆうこ先生の乳首の位置まで鎖を戻してあげました。
 引っ張られていた乳首への張力も失われて元に戻り、ゆうこ先生のお顔も少し緩みました。

 間髪を入れず、鎖から手を離しました。
 ジャラッ。

「あああんんんんーーっううううっ」

 鎖が勢い良く落下して、再び乳首がグイッと引っ張られました。
 ゆうこ先生の眉間にも、再び深いシワが戻りました。

 鎖を持ち上げては離しを何度も何度もくりかえしました。
 そのたびにゆうこ先生の乳首は引っ張られては緩み、眉間のシワが現れては消え、ゆうこ先生のからだ全体がどんどんピンク色に汗ばんでいきました。
 そんなゆうこ先生の変化を見ながら、ゾクゾクコーフンして、どんどんサディスティックな気分になっていきました。

「先生の乳首も下に引っ張られるばっかりじゃ可哀想ですよね?引っ張られて垂れ下がってばかりじゃ、先生のかっこいいおっぱいの形も崩れちゃいそうだし」
「今度は上に持ち上げてあげましょう、バストアップ大作戦です」

 ふと思いついたアイデアを実行してみることにしました。
 垂れ下がっていた鎖を浮かせて胸の位置まで戻しました。

「先生、ちょっと前屈みになってうつむいてもらえますか?」

 ゆうこ先生が素直に従われ、言われた通りの姿になったので、私は鎖の中央部分を一つに束ねて、ゆうこ先生が着けているワンちゃんの赤い首輪の前部分に付いているリングにくぐらせました。
 乳首とリングを結ぶ鎖が少しだけたわんだ形になるように調節してから、余った鎖を束ねてリングに結び付けました。

「はい。先生、いいですよ。姿勢を直してください」

 ゆうこ先生がゆっくりと前傾姿勢を直していくにつれて、首輪のリングにつながれて左右に分かれた鎖がそれぞれピンと張っていき、クリップがつまんでいる乳首もそれぞれググーッと上に引っ張られてきました。

「あああーーーっ、いやーーっぁぁっっ!」

 叫ばれている内容とは裏腹な、ゆうこ先生のいやらしくも嬉しそうなお声。

 ゆうこ先生がすっかり上体を起こしたときには、鎖がこれ以上ないほどピーンと張りつめてクリップの先の乳首を引っ張り、おっぱい全体が上向きに吊り上げられた格好になっていました。

「ああん、直子さまのいじわるぅ~」

 まっすぐ前向きになると、けっこう痛いのでしょう、ゆうこ先生はお顔を上げようとしてはうつむきをくりかえして、うーうー身悶えています。
 そのたびに左右の乳首が、今度は上向きに伸びたり縮んだり。

「ほら、これなら先生がいやらしく身悶えるたびに、乳首がグングン引っ張られて、痛いの大好きマゾな先生にうってつけでしょう?」

 ゆうこ先生の腋の下をコチョコチョくすぐってみると、ゆうこ先生が身をよじって後ろ向きにのけぞり、鎖に繋がった乳首からおっぱい全体がありえないほどグイーッと上向きにひっぱられました。

「ああああー、乳首がぁ、乳首がちぎれちゃうぅぅぅぅ」

 ゆうこ先生は立て膝のまま上半身だけをクネクネよじって、私のくすぐりの魔の手から逃れようとしています。
 屈んだりのけぞったりするたびに、たわわなおっぱいが乳首を支点にタプタプユサユサと暴れまわっていました。

「ねえ先生、これだけ乳首が上に引っ張られてたら、お口を開けて舌を伸ばせば、ご自分の乳首、舐められるんじゃないですか?」

 私が冗談ぽく言うと、ゆうこ先生は早速お口を開けて舌を思いっきり突き出し、ご自分の乳首を舐めようとし始めました。
 でも、乳首を舐めようとうつむくと、おっぱいを吊り上げる張力も弱まってしまい乳首が上のほうに来なくて、うまく届かないようでした。
 それでもしばらくの間、ゆうこ先生はトライされていました。

 美しいお顔を歪ませて、大きくお口を開けてよだれが垂れるのもかまわず、舌をレロレロさせているゆうこ先生。
 その、なんと言うか、ヘンタイさん丸出しなドすけべで浅ましくも淫らなお姿を見ていたら、私の虐めたいメーターもグングン上がっていきました。

「くすぐるだけじゃ、刺激が足りないですか?だったらこんなのはどうでしょう?」

 サディスティックな気分に酔い痴れている私に、躊躇はありませんでした。
 ゆうこ先生の右脇腹にランダムに6個くらいぶら下がっている洗濯バサミの一番上の一つに、右手の人差し指を軽くあてがいます。
 そのまま右腕全体を一気に下へと振り下ろし、洗濯バサミの群れを勢い良く薙ぎ払いました。


ピアノにまつわるエトセトラ 26

2012年1月7日

ピアノにまつわるエトセトラ 24

バッチーン!

「ああーんっ!」

ビッターンッ!

「ううふーーんっ!」
「先生!そんなに嬉しがってばかりじゃダメじゃないですか?ちゃんと言われた通りに言ってください、先生の浅ましい本心を」

バッチーン!

「ああぁ、はいぃ、ゆ、ゆうこのオマンコ、視てくださいぃーーっ!」

パチーン!

「うううっ!ゆうこのいやらしいオマンコ、もっともっともっとよーく視てーっ!」

バッチーンッ!

「もっと、もっと強くぶってくださいっー!淫らなおツユがしたったってるわたしのオマンコ、奥まで覗いてくだいーっ!」

 毛布に押し付けたゆうこ先生の唇から放たれる、くぐもったいやらしい心の叫び。

 ゆうこ先生の真っ白なお尻がみるみるピンク色に染まっていきました。
 ぶたれるたびに、ゆうこ先生は身をよじらせて、それでもアソコを拡げている両手だけは離さず、いやらしい願望を大声で口走っていました。

 叩いているうちに、私もどんどんコーフンしてきて、ピンク色の粘膜をひくつかせながらダラダラよだれを垂らすゆうこ先生のオマンコ同様に、私のオマンコからもおツユがジュルジュル滲み出ていました。

 途中までは数を数えていたのですが、コーフンしてわからなくなり、私の好きなだけ叩きました。
 30発くらい?
 ゆうこ先生のお尻はまっかっか。
 私の右手のひらもヒリヒリビンビンしていました。

 ゆうこ先生はお尻を叩かれただけでも小さくイってしまわれたようで、途中、ビクンビクンって小さく全身が痙攣されていました。

「ハアハアハア…先生?ぶたれてるときにイっちゃいましたよね?イクのは私の許可をとってからじゃなきゃダメじゃないですか?」

「ハアハアハア…ごめんなさい…直子さまのお仕置きがあんまりに気持ち良かったんですぅ…」

 オマンコを拡げている両手はまだ離さず、毛布に押し付けているお顔を捻じるようにこちらに向けて、ゆうこ先生が応えました。
 両方の内腿に、かたつむりが這ったようなテラテラ光る筋が幾本も走っています。

 ゆうこ先生はオシッコをがまんしてるときみたいな情けない苦悶の表情で私を見つめてきます。
 イった満足感と、でもまだまだ欲求不満っていうおねだり感が入り混じっているような、どすけべ丸出しなお顔でした。

「しばらくそのままの格好でいてください」

 言い残して私は、キッチンに向かいました。
 自分の手もヒリヒリしていましたが、ゆうこ先生のお尻は、見ただけでもすごく熱そうに全体が赤く腫れ上がって痛々しい感じでした。
 もともとのお肌がまっ白いからなおさら。
 なので、いったん濡れタオルで冷やして差し上げようと思ったんです。

 水道のお水を出しっぱなしにして自分の手を冷やした後、手近にあったタオルを濡らして絞り、ゆうこ先生のもとに戻りました。
 その途中で、さっきゆうこ先生が向こうのお部屋から持ってきた小さな紙袋が、椅子の上に置いてあるのが目に入りました。

 たぶん、と思いながら中を覗くとやっぱり、私にも身に覚えがある、洗濯バサミを筆頭としたえっちなことに使えそうなお道具や器具が乱雑にぎっしり入っていました。
 私はその紙袋を片手に持ち、もう片方の手で濡れタオルをゆうこ先生のまだ突き上げているお尻にピタッとあてがいました。

「あああーーーっ!冷たくて気持ちいいですぅぅ」

 ゆうこ先生が心底気持ちよさそうなお声を出して身をよじらせ、やっとアソコから両手を離して毛布につきました。

「この袋の中にえっちっぽいお道具がたくさん入っていますね?」

 私は、袋の中に手を入れて、どんなものが入っているのか確認しつつ、ゆうこ先生にお尋ねしました。

「あ、は、はいぃ…」

「こういうものを使って、私に辱めて欲しいのですね?」

「は、はい、そうです…」

「わかりました。もう四つん這いはいいですから、毛布の上に座ってください。両手は頭の後ろです」

「…はい…」

 ゆうこ先生がゆっくりとからだを起こされ、私の真正面に正座してから、両手を組んで頭の後ろにまわしました。
 胸が張られ、ゆうこ先生のたわわなおっぱいがわたしのほうへこれみよがしに突き出されます。

 相変わらずビンビン、精一杯尖っている大きく充血した2つの乳首。
 ああ、早くこのえっちな乳首を洗濯バサミでギュッと挟んで、ゆうこ先生の痛みに歪むお顔が見たい…

 私の心の中にサディスティックな欲望とマゾヒスティックな期待感とがないまぜになって溢れていました。
 ゆうこ先生が感じるであろう痛みに私の体も共鳴して、キュンって快感が下半身から全身をつらぬきました。
 ゆうこ先生はじーっとそんな私をうらめしげに見つめていて、その表情にはいやらしい期待を孕む淫らなおねだりの哀願が浮かんでいました。

「この短い鎖で繋がっているのは手枷とかですよね?それに洗濯バサミがこんなにたくさん…あ、これは何だろう?」

 ゆうこ先生が座っている目の前の毛布に袋の中身をぶちまけて、ひとつひとつ手に取りながら使い方を質問しました。
 ゆうこ先生は恥ずかしそうに、でもそれ以上にすっごく嬉しそうに、使い方を教えてくださいました。

「わかりました。それで先生は、こういうお道具を使って、ご自分でオナニーしているのを私に視られるのと、私がゆうこ先生を動けなくしていろいろ虐めるのと、どちらがいいですか?」

「ゆうこは、直子さまに虐められたいです。ゆうこは、どんなに痛くされてもがまん出来ます。みじめな格好で直子さまにされるがままになりたいんです…」

 ゆうこ先生が待ちきれないみたいに上半身を乗り出してこられ、上目遣いで私に訴えかけてきました。

「そうですか。それならお望み通りそうしてあげましょう」

 数分後、私の目の前に両手足の自由を奪われたゆうこ先生の美しい肉体が艶かしくも無防備に転がされていました。
 正座の格好から立て膝にさせて両腕を後ろにまわし、右手首を右足首に、左手首を左足首に、長さ10センチに満たないくらいの短い鎖で繋がった黒い革の拘束具で繋いだ格好。

 いかにしなやかなゆうこ先生のからだと言っても、立て膝のままでは後ろにまわした手首が足首にまでは届きません。
 必然的に腰を落とすことになり、それにつれて両膝が左右に大きく開きます。

 腰砕けで毛布にへたり込んだような格好だったゆうこ先生は、やがて両腕がいっぱいに伸びきるくらいまで腰を浮かせてから、上半身を少し反らし気味にしておっぱいを私のほうへ突き出し、期待に満ちた瞳を私に投げかけてきました。
 ご自分の意志で左右それぞれ、足首を掴んでいるようです。

 腰を浮かせた分、両腿の交わり部分と毛布に20センチくらいの空間が出来ていました。
 正面からは割れ始めまでしか見えませんが、おそらくパックリと開いているであろう濡れそぼったオマンコから、ポタポタえっちな蜜をじかに毛布へ垂れ滴らせていました。

「面白そうなものをたくさんお持ちなんですね?先生。これはワンちゃんの首輪ですよ
ね?」

 赤い革の無骨な首輪をゆうこ先生の目の前で振ってみせます。

「はい…それを着けられると、ゆうこは完全にそれを着けてくれた人の奴隷になります。もう絶対にその人には逆らえなくなります」

「そうなんですか?それなら、私が着けて差し上げましょう」

 ゆうこ先生の背後にまわり、ベルト式の首輪を着けてあげました。
 華奢なゆうこ先生の首なので、一番きつい位置まで絞っても首周りに2、3センチくらいの余裕があるようです。

「うわー、すっごくヘンタイさんらしくなりましたねー。本当はもっときつーく嵌めてもらいたいのでしょう?」

「はい、でもゆうこの首は細いから…」

 首輪の正面にあたるところには、鎖をひっかけるためでしょう、直径3センチくらいの金属リングがぶら下がっていました。

「それにこれ。私、えっちなビデオとかでなら見たことありましたが、本当に持っている人がこんなに身近にいたなんて、思っても見ませんでした」

 それは、よく欧米のSM画像とかで見る、鎖で繋がった乳首クリップでした。
 細いけれどけっこう重い長さ50センチくらいの鎖の両端に金属製のクリップ挟みが二つ。
 クリップが挟む力もかなりきつめでした。
 今の私では無理そうなくらい…

「先生は、こういうのをおっぱいにぶら下げるのがお好きなんですね?私だったら我慢できないかもです」

 それを着けられる自分を想像して、着けてみたいような怖いようなとゾクゾクしながら手の中で弄びました。

 バイブレーターも二つほどありましたが、ツルンとした金属製なロケット型のやつと、長いスティックの先に大きめなローターの付いた、これまた欧米的なグッズだったので、ホッとしていました。
 男性器っぽい形のオモチャが出てきたらどうしよう?って内心ドキドキしていたんです。

「こういうものは、いったいどこで手に入れるんですか?」

「あ、はい…通信販売とか…あと、東京に行ったときには、直接お店に行くこともあります。行きつけのお店があって…」

「へー。恥ずかしくないのですか?お店の人って、たいがい男の人なんでしょう?」

「ううん、そのお店は女性のために女性がやっているお店なの。それにわたしは、同性の前でこそ、恥ずかしいことをして蔑まされたいのだもの」

「そうでしたね。今日は私がとことんまで蔑んで差し上げましょう」
「本当に先生のからだに、どんなことをしてもかまわないんですね?」

「は、はい。ここにあるお道具なら、どれを使われてもゆうこはがまんできます。ゆうこは悦びます。お好きに虐めてください」
「ぶってもつねってもひっかいても、どこに何を突っ込まれても文句は決して言いませんから。直子さま、ゆうこをめちゃくちゃにしてください。気持ち良くしてくださいぃ」

 ビクンッ!
 ゆうこ先生の、めちゃくちゃにしてください、っていう科白が、再び私の下半身を直撃しました。

 それこそ、私がいつもオナニーのときに熱望していることでした。
 先生の気持ちがすっごくよくわかりました。
 よーし、がんばって先生を気持ち良くして差し上げよう。

「それでは、始めますよ?」

 そう宣告してから私はまず、ゆうこ先生の視界を奪うべく、お顔にアイマスクを装着しました。


ピアノにまつわるエトセトラ 25