2011年4月30日

メールでロープ 20

お風呂上り。
バスタオル一枚からだに巻きつけただけの姿でお部屋に戻った私は、ベッドの縁に腰掛け、ドライヤーで髪を丁寧に乾かしました。
乾いた髪を日本髪っぽく上にまとめてヘアピンで留めます。
鏡で見ると、襟足から肩までの露出した白い肌が我ながら色っぽい感じ。
お部屋の鍵をかけ、テレビ画面正面のベッド縁にロープの束を持って座り直し、リモコンの再生スイッチを押しました。

いきなり、見知ったお顔のキレイな女の人がアップで映りました。
やよい先生のお部屋のテレビで初めて見て、7月最後の日、炎天下の道端でもお会いしたお顔。
ミーチャンさんでした。

直線に揃えた後ろ髪が肩に届くか届かないかなボブカットの女性が、その端正なお顔をこちらに向けて黙って薄く微笑んでいます。
肩先までを映していたカメラがゆっくりひいて、木目調の壁をバックにしたバストアップになりました。
ミーチャンさんは、すでに裸でした。
大きい、とは言えませんが、形の良い小ぶりな洋ナシみたいな二つの乳房に上向きのピンクな乳首が目立っています。
以前ビデオで見たときにしていた乳首のピアスは、していませんでした。

この夏の間に日焼けされたのでしょう、薄っすらと小麦色に焼けた健康的な肌と、両乳首の周囲5センチくらいだけが正三角形に日焼けを逃れて透き通るように真っ白、その三角形の中央にまあるくピンクのグラデーションが始まっています。
その三色のコントラストが、艶かしくも妙にふしだらな感じ。

ミーチャンさん、そんなに小さな水着で夏を過ごしたんだ・・・
私は、やよい先生とミーチャンさんがどこかのキレイな砂浜で、そんな水着で遊んでいる姿を想像して、すっごく羨ましくなってしまいました。
画面の中のミーチャンさんは、相変わらず無言のまま私をじっと見て微笑んでいます。
ビデオのバックには小さく低くピアノ曲が聞こえています。
ドビュッシーのデルフィの舞姫たち。

「ロープは、基本的に二つ折りにして使います」
少し低めですが良く通る、つややかな声がしました。
と同時に、私が今手にしている麻縄とまったく同じロープを持った右手が画面にフレームインしてきました。
細い指先が手馴れた感じで長いロープを二つ折りにしていきます。
あわてて私も立ち上がります。
勢い良く立ち上がってしまったせいで、からだに巻いていたバスタオルがパサッと足元に落ちてしまいました。
「あっ、やんっ!」
そばに誰もいないのになんだか恥ずかしくて、小さく声をあげてしまいました。
ミーチャンさんのつぶらな瞳がじーっと私を見つめているせいです。

「最初にロープでブラジャーをしてみましょう」
ミーチャンさんは、いかにも馴れているという手つきで長いロープをスルスルと器用に操っています。
二つ折りにしたロープを背中から回して左右の下乳の間に戻した後、ロープの折り返しの輪になっているところに先端を通しました。
「これは、ひばり結び、といいます」
結び目を背中に回してからロープの先端を前に持って来て、右おっぱい上部にロープを通し、真ん中でくぐらせて左おっぱいの上部に通し・・・
あれよあれよという間にミーチャンさんのおっぱいはロープで八の字にくくられていました。
その後、ちゃんとブラジャーのヒモの形までロープで再現されました。

私も画面を見ながら自分のからだにロープを巻きつけてはみたのですが、ミーチャンさんの手際の良さに早々と追いつかなくなってしまいました。
でも、ロープがからだの上をすべる感触、食い込んだり擦れたり、ふいに縄先が固くなった乳首を弾いたり、が何とも言えない狂おしい快感です。
とりあえず、おっぱい上下にロープを巻きつけて軽く縛っただけにして、ミーチャンさんのお手本演技を食い入るように見つめていました。

「これが、縄ブラ、ね。キツク縛るとおっぱいの根元がギュッと搾られて気持ちいいよ」
ミーチャンさんが私に向かってニコッと笑います。
ミーチャンさんのおっぱいはロープでキレイに八の字のブラ型に縛られ、キュッと尖立した乳首が鋭く天を衝いていました。

「次は下ね」
カメラがさらにひいて、ミーチャンさんの下半身、膝上あたりまでのショットになりました。
下半身もすでに裸、つまり最初からオールヌード。
ミーチャンさんのソコには、毛がまったくなくてツルッツル。
おっぱいと同じように、日焼けしたおヘソの下から少し開き気味に立った両腿までの間、アソコ間際の部分だけ小さな三角形で真っ白でした。
そして、そのプロポーションの美しさ。
グラマーとか、そういうのではなくて、しなやかスリムビューティ。
やよい先生の裸に似ている、って思いました。
ウエストがすごく細くて、なだらかな曲線でヒップの広がりにつづいています。
お腹はプラスティックの下敷きみたいにまっすぐ。
アソコの寸前でこんもりと盛り上がり、両脚の付け根に溶けていきます。
真正面からはアソコのスジの先端さえ見えないノッペラボウ、両内腿の隙間の部分だけ少し凹んでいるのが例えようも無く卑猥です。

やよい先生によると、ミーチャンさんは昔、男の人とも乱れて遊んでいたと言っていました。
やよい先生ともいっつもえっちに遊んでいるって言っていました。
それに年齢だってたぶん私より5つ以上は上のはずです。
それなのに、ミーチャンさんのからだには崩れたところが全然無くて、清楚な感じとコケティッシュさが両方あって、本当に綺麗。
もしそこにミーチャンさんが裸でいたら、誰だって迷わず抱きしめちゃうはずです。
ミーチャンさんのからだ、ズルイ・・・

このビデオの撮影者は、やよい先生のはずです。
おそらく三脚か何かにカメラを取り付けたフィックスの状態で、ズーム操作だけで撮影しているのだと思います。
合間にミーチャンさんに指示を出しているのでしょう。
そこはもうちょっとゆっくり、とか、もっといやらしく、とか・・・
私をじっと見つめるミーチャンさんの瞳の向こうには、やよい先生の目があるんです。
つまり、このビデオの前で裸になっている私は、ミーチャンさんとやよい先生に見つめられている・・・
やよい先生は、私がミーチャンさんがやっているのと同じようにえっちな格好になるのを望んでいる。
なんだかすっごくシアワセな気分です。
やよい先生はミーチャンさんが大好きで、ミーチャンさんもやよい先生が大好きで、私もやよい先生が大好きで、やよい先生も私を好きだから、私はミーチャンさんも好きで、ミーチャンさんも私を好きになって欲しい・・・

画面の中のミーチャンさんは、私がそんなことを思っているなんて知るはずも無く、もう一本のロープを下半身にかけ始めています。
ふんどしをするみたいに、Tバックな形でアソコに食い込ませながらロープを下半身に回しています。
ミーチャンさんは、たぶんわざと、アソコを突き出すようにからだを少しのけぞらせてロープをかけています。
私のほうに突き出されたミーチャンさんのアソコのスジが食い込ませた二本のロープで割れて、濡れてテラテラ光っている中身が見えました。
ミーチャンさんの中身は、キレイなサーモンピンク色でした。

「これが、股縄。ここをこうやってひっぱると、もっと気持ち良くなれるよ」
ミーチャンさんがまた、ニコッと笑いかけてきます。
いつの間にか縄ブラと股縄がお腹の辺りで繋がれていて、ミーチャンさんは、そのお腹のところのロープをリズミカルにひっぱっていました。
「ああんっ!」
ミーチャンさんのカワユク小さなえっち声にゾクゾクッとからだが震えます。
ミーチャンさんがロープをひくたびに、ミーチャンさんのおっぱいがたわみ、尖った乳首が上下して、股間のロープがさらに食い込んでいます。
「あんっ、あんっ」
「んっ、んーんっ・・・」

私は、ミーチャンさんのお手本に合わせて自分を縛ることはとっくにあきらめ、立ったまま画面を食い入るように見つつ、もう一本のロープの束を自分のアソコにグイグイ押し付けていました。
ミーチャンさんのえっち声に合わせてロープをアソコに押し付けているだけで、どんどん気持ち良くなってきます。
アソコにあたる麻縄の感触。
ヌルヌルなおシルで溢れている敏感な粘膜を擦る縄目のザラザラ。
萼から飛び出した敏感な肉の芽をロープがコソコソ愛撫しています。
「うーんっ!」
大きな声を出さないように声を殺して、テレビの前で腰を激しく上下していました。

画面の中でミーチャンさんのキレイなお顔が悦びに歪んでいきます。
まっすぐな髪がユラユラ揺れて、何本かが汗で頬に貼りつき、眉根に深くシワが寄って・・・
「うっ!んーーーっ!!!」
ミーチャンさんのロープをひっぱる手が止まったとき、私の腰の上下も止まりました。

テレビの画面が黒くフェードアウトしていき、すぐに明るくフェードイン、再びミーチャンさんの裸な上半身が映し出されました。
「次は、菱縄縛り、です」
立ったままイった余韻にユラユラ揺れていた私は、ベッドの縁にドサッと腰を下ろし、ひきつづきビデオを見続けました。

ビデオはその後、「亀甲縛り」「椅子に座ってのM字開脚自縛」「柱を使った自縛」とつづきました。
ときどきミーチャンさんが解説を入れて、縛り終えるたびにカワイク身悶えてくれました。
M字縛りのときは、ミーチャンさんのアソコの中がパックリ見えちゃいました。
ミーチャンさんのは、閉じてるときはただの一本スジみたく地味めなのに、開くとピンク色の薔薇の花びらのように幾重かにビラビラしていて、すっごくいやらしい形でした。
やっぱりラビアを洗濯バサミではさんでいると、伸びちゃうのかな?
私は、ビデオを見ている間中、ロープの束で自分の身体中を愛撫していました。
乳首になすりつけたり、アソコに食い込ませたり。
そして、ミーチャンさんの一挙一動に目が釘付けでした。
とくにミーチャンさんのお顔の変化。

ロープを真剣に操る鋭い目。
ロープが肌に食い込んだときにわずかに歪む口元。
キレイに縄化粧できたときの満足そうな微笑み。
ロープをひっぱって快感を導き出すときの、眉間にシワを寄せた淫靡な表情。
イクときにハスキーな声を絞り出す形の良い赤い唇。
そのどれもがセクシーで、綺麗で、せつなくて、儚くて・・・

私は、ミーチャンさんにすっかり恋をしていました。
いつの日か、ミーチャンさんとやよい先生の三人で、苛め苛められな恥ずかしいアソビをしてみたい、と心底思いました。

DVDを見終えたのは、夜の11時前でした。
DVDの最後でミーチャンさんは、ドビュッシーの喜びの島をバックに、
「それでは直子さん、がんばって練習してね。キレイでいやらしい写真、送ってきてくれるのを待ってます」
とセクシーに囁き、投げキッスまでくれました。

ミーチャンさんのキレイな裸体にすっかりコーフンしてしまった私は、もう一度思いっきりオナニーをしないと収まらない気分でした。
でも「亀甲縛り」みたいな複雑な自縛に挑戦するには、結び方などをよく研究してからでないと無理なことはわかっていました。
それに今夜の私は、でたらめに肌にあてたロープの感触だけでも気持ち良くイッちゃいそうなほど敏感な淫乱です。
難しい自縛は、ロープの結び方をよく練習してからにすることにして、DVDの中で一番簡単そうに見えた「柱を使っての自縛」を試してみることにしました。


メールでロープ 21

2011年4月24日

メールでロープ 19

お夕飯を食べて、また少しみんなとおしゃべりしてから自分の部屋に戻ると、パソコンにやよい先生からのメールが届いていました。
今度は、どんな課題なんだろう?
ワクワクしながらメールを一気に読みました。

親愛なる直子へ

課題レポートのメール読みました。
ずいぶん熱心にDVDを見てくれたみたいで、苦労して作った甲斐がありました。
すぐにエッチに使えそうなものを買いに行っちゃうなんて、とてもスケベな直子らしい。
直子が一人でエッチなことをやっているのを想像すると、私もしたい気分になってきて困りました。

直子のレポートを読むと、直子は自虐に大いに興味があるようなので、次の課題は「自縛」に決めました。
送った荷物の中に、ロープと結び方を紹介している本が入っています。
送ったロープは、本格的なSMプレイで使われるそれ専用の麻縄です。
なめし処理をした後、オイルをすり込んで手入れしてあるので、肌触りも心地良いはずです。
これで直子が自分の身体を綺麗に縛れるようになったら、一緒に送ったデジカメで写真を撮って私に送ること。
それが今回の課題です。

縛り方の詳しい手順は、直子も知っている女性がモデルになって、実際に自縛している過程をビデオに撮ったDVDを同封したので、それを見ながらがんばりなさい。
結び目などの細かいところは、一緒に送った本にわかりやすく書いてあるはずです。
アウトドア用の本だけど、色々なロープの結び方を知る事は、実生活にも大いに役立つから、覚えておいて損はありません。
最初のうちは、ほどきやすい結び方(八の字結びや引き解け結び等)を覚えるといいでしょう。

他に注意すべき点は、
・首にロープをかける時は強く絞りすぎて窒息しないように。
・結び目が血管の上にならないようにすること(血行不良で痣になりやすい)。
・長時間縛ったままにならないこと。
・縄の痕が肌に残るかもしれないので、服で隠せない場所を縛るときは注意すること。
このくらいかな。

ついでに直子が気に入っていたプレイについても少しアドバイスしておく。

ローソクプレイ
・直子も書いていたように、溶けた蝋の後始末が意外に大変=ビニールシートなどを床に敷いてから垂らすのが無難。
・一般に売っているローソクは、溶ける蝋の温度がとても高いものもあるので注意。
・SM用の低温度ローソクっていうのがあるから、どうしてもやりたいなら送ってあげるけど、火事の危険もあるし、ローソクプレイはパートナーが出来てからのほうがいいと思う。

野外露出
・直子が気に入っていることはよく知っているけれど、危険度が高いプレイなので、一人でするのはあまりおすすめしません。
・特に、直子の家のご近所と学校、学校の周辺等、顔見知りに出会いそうな場所では絶対やらないこと=一回の失敗が取り返しのつかないことになってしまうから。
ローソクプレイもそうだけど、どうしてもやりたいと思ったらユマに電話してつきあってもらいなさい。
直子が東京の大学に通うようになって一人暮らしを始めたら、私がじっくりと遊んであげるから、ご両親と一緒にいるうちは少しがまんして、いい子にしていてください。

まずは自縛をマスターすること。
私が思わず顔を赤らめてしまうような、いやらしい、Mな写真を送ってくれることを期待しています。
でも、くれぐれもお母様やご家族にみつからないようにね。
この課題をクリアしたら、以前送ったUSBメモリのパスワードを教えてあげる。

私の方は、お店も順調に知られてきて、お客様も増えてきました。
東京は、特に繁華街は、どこもかしこも狭くてうるさくてごちゃごちゃしているけれど、活気があるし、可笑しな人たちも多くて私には合っているみたい。
直子がしっかり勉強して、大学に受かって、2年後に再会できることを楽しみにしています。

もうそろそろ、毛も生え揃ってきた頃かな?
ちょろっと生え始めのアソコも、なんか生々しくていやらしいよね?
見てみたいなあ。
写真、楽しみです。
あ、もちろん私が言うまで剃ってはだめよ。

お母様にもよろしく伝えてください。
それではまた。

愛を込めて XXX やよい

メールを三回、一回目は一気に、二回目はじっくり、三回目はもっとじっくり読み直してから、ベッドの下に隠した荷物を引っ張り出しました。
心がワクワク高鳴っています。
本格的なSMのロープで自分を縛って、いやらしい姿の写真を自分で撮って大好きなやよい先生に送ること・・・
なんてえっちなご命令でしょう!
その過程を想像しただけで、みるみるからだにえっちな反応が起こってきました。

包みを包んだプチプチをちょっと乱暴に剥ぐと、中から優雅な紫色の風呂敷包みが現われました。
四隅からふんわりと結ばれた結び目を解きます。
とぐろを巻くようにまとめられたロープが四束、豆絞りの手ぬぐい一本、箱に入った新品のデジタルカメラ一台、A5判の本一冊、DVDロムが一枚、そしてロープのお手入れ用らしい馬油と書かれた小さな瓶が一本出てきました。

そのロープの束を見た瞬間、ゾクゾクッと気持ちのいい電流がからだを駆け抜けました。
ロープに色は着いてなくて、麻の生成りな色、白と薄茶色の中間、濃い目のベージュ系な独特の色合い。
全体に表面が濡れたみたいに鈍く光っていて、私が思い描く、SMのロープ、まさしくそのもの、っていう、なんとも淫靡な感じ。
この縄が私の肌に巻きついて、私の自由を奪って、おっぱいを歪めて、アソコに食い込むんだ・・・
考えただけで下半身がヌルんできます。

恐る恐るロープの束に手を伸ばします。
見た感じでは、なんとなくゴワゴワ硬そうな印象だったのですが、指に触れた瞬間にロープ全体がすごくしなやかなことがわかりました。
太さも、太すぎもせず細すぎもしない、いい感じ。
間髪を入れず、ロープの束全部を両手で鷲掴みにすると、Tシャツの胸に強く押し付けていました。
「あぁん・・・」
思わずえっちな声が洩れてしまいます。
ロープ全体がクタッとしなやかで、感触がしっとりと滑らかで、覚えのあるいい匂いがして・・・
これは、やよい先生ご愛用のパフュームの香り・・・
ロープの束を胸にかき抱いているだけで、その感触にうっとりと気持ち良くなってきてしまいました。

しばらくの間、ロープの束を抱きしめて目を閉じたまま恍惚としていました。
自分で自分を縛る・・・
DVDの中でも何人もの女の人がやっていました。
自分一人で縛るとなると、腕の拘束とかは出来ないけれど、両脚を開いたままにしたり、おっぱいをキツク縛ったりするのはとても気持ち良さそうでした。
私も同じ体験が出来るんだ・・・
私の性癖を目覚めさせてくれた、父が隠し持っていた写真集の女優さんみたいに、蜘蛛の巣みたいに綺麗な模様で縄をかけたりも出来るようになるのかな?
頭の中に写真集やDVDで見たさまざまな場面が、またグルグルと走馬灯のように甦っているとき、ふいに内線の電話が鳴りました。

「きゃんっ!」
びっくりして思わず小さく悲鳴を上げ、急いで電話に取り付きました。
「お風呂空いたから、いつでも入れるわよー。残ってるのはなおちゃんだけよん」
母の上機嫌なのんびりした声。
「はーいっ!」
必要以上に元気良く答えながら時計を見ると、9時になろうとしています。
母と篠原さんは、お夕食のときワインも飲んでいたから、お風呂上がってからまた二人で少し飲んで、たぶん今日は早めに寝ちゃうと思います。
ともちゃんは、最後に残った夏休みの宿題、8月に入ってからずっと書いていなかった日記を一気に片付けちゃう、って言ってましたから、もう自分のお部屋に戻っているはず。
チャンス到来。
今夜は、早めにえっちモードに入れそうです。

そうと決まったらさっさとお風呂を済ませちゃって、まずは、やよい先生が作ってくれたという自縛のやり方DVDをじっくり見ることにしましょう。
風呂敷の中から本とDVDだけ取り出し、胸に抱いているロープの束と共にベッドの掛け布団の下に隠しました。
デジカメやその他は、もう一度風呂敷に包んでクロゼットの奥深くにしまいました。
デジカメの使い方は、明日の昼にでもゆっくり研究しよう。

それから、テレビをキャスター台のデッキごとベッドの正面に移動しました。
こうしとけばベッドの縁に腰掛けても、ベッドに寝転んでも画面を見ることが出来ます。
準備万端。
お風呂セットを用意して、ルンルン気分でバスルームに向かいました。


メールでロープ 20

2011年4月17日

メールでロープ 18

課題への返信メールは、とても長文になってしまいました。

DVDで見たほとんどのプレイを、やってみたい、やられてみたい、と思いました。
中でも一番憧れるのはやっぱり、ロープで手足をキッチリ縛られ、あられもない格好のまま拘束されて、さまざまなお道具で蹂躙されること、でした。
ローソクも垂らされてみたいし、鞭で叩かれてもみたいし、アソコにローターを挿れっ放しで放置されてもみたいし・・・
それが、あの日みたいにやよい先生の手によって、だったらどんなにシアワセを感じられることでしょう・・・

SMっぽいことで考えると、私の場合、どうやら西洋っぽいボンデージな革と鎖の拘束具、みたいな世界よりも、純和風の、着物がはだけて荒縄が食い込んで、みたいなやつのほうがゾクゾクくるみたいでした。
立派な樹木に囲まれた和風なお屋敷の縁側やお庭で、青空の下のお仕置、みたいなシチュエーションがとくに萌えてしまいます。
ビデオの中に、女囚、って言うのでしょうか、江戸時代ぽい無地の質素な着物一枚の姿で、胸元や裾を乱された上に荒縄で縛られ、木の棒でグリグリされたり、大きな石を抱かされたり、お庭の大きな木に恥ずかしい格好で吊るされて桶の水を浴びせられたり、竹刀でお尻をぶたれたり、っていうのがあって、その姿の哀れさと儚さにビンビン感じてしまい、何度も何度も見返してしまいました。

その他にも気に入ったプレイについていろいろ細かく書いたのですが、それらはまたこの先、私のお話が進むに連れて、私自身が体験して徐々に明らかになりますから、ここでは書かないでおきます。

もちろん、DVDを見て感化され、100円ショップへえっちなお買い物に行ったことも、その後のナワトビオナニーとかのことも正直に全部書きました。
DVDを見たおかげで、今まで以上に自分で自分のからだを縛ったり拘束することや、恥ずかしい格好になって痛い刺激を受けることに貪欲になり、インターネットで自縛の仕方や自虐オナニーのことを真剣に調べたことも書き添えました。

あまりやって欲しくない、やりたくないプレイ、については悩みました。
たとえば、顔面を崩すプレイ・・・お鼻の穴にフックみたいのを引っ掛けてお鼻をブタさんみたくしたり、歯医者さんが使うみたいな歯茎まで露出しちゃう口枷をさせたり・・・みたいな醜い系のは、ちょっとイヤかな・・・とか、
女性同士でスルときに、相手が股間に男性のアレみたいな器具を付けて男女のセックスみたくサレるのも、ちょっとイヤかな・・・とか、
強烈なお浣腸とか、喉に棒状のものを突っ込んでもどしちゃうみたいなキタナイ系も出来ればパスしたい・・・とか・・・

でも、そういうプレイもお相手がやよい先生だったら、全然イヤじゃないのかもしれません。

絶対無理だな、と思ったのは、刺青とか乳首にピアスとか・・・
刺さっちゃったり血が出ちゃうようなやつは、やっぱり怖くてイヤでした。

そんなことがらを、徒然なるままにグダグダ書いて送りました。

で・・・
オナニー禁止を命じられていると、余計にしたくなっちゃうものなんですね。
一日、二日は、お友達と遊びに行ったり、母とお買い物に出かけたり、普通な日々で過ごせました。
さすがの私の性欲も、課題提出までの数日間、幾度と無く昇りつめたハードなオナニーのおかげで大人しくなっていたようでした。
でも、心の片隅で、オナニー禁止、っていうご命令がチクチクと私の被虐心を刺激していました。
どんなにえっちな気分になっても、からだを弄っちゃいけないんだ・・・と。

禁欲生活三日目の夜から、早くもえっちなDVDの数々を見たくて見たくてたまらなくなってきました。
でも、見てしまえば、からだを弄らずにいられるワケがありません。
がまんしていると、今度は頭の中がそのことで一杯になってきます。
えっちなことで一杯になった頭に反応してからだが悶々としてきます。
だめ!やよい先生のご命令なのだから、と自分を戒めながら、一日に何度も携帯電話とパソコンのメールボックスを覗きました。

やよい先生から携帯電話にメールが来たのは、私が返信した5日後の夜でした。
オナニー禁止で焦らすのもメール課題の一環でしょうから、一週間から10日くらいは待たされるだろうと覚悟していた私は、ちょっとだけ拍子抜けしました。

内容は、最初のメールと同じように素っ気ないもので、また昨日荷物を送ったから、それが届いたら連絡すること。
新しい課題はその後にパソコンのメールへ。
今度の荷物はちょっと大きいけれど、メインは私にくれる古着と母へのプレゼントだそうです。
それで、下のほうにまた、ヤバソウナモノ、を入れといたから、くれぐれも家族にみつからないようにがんばって、とのことでした。

一応メールが来たのだからオナニーも解禁なのかな?
一瞬、そう思いましたが、この焦らされている状態もマゾっぽい感じで心地良かったので、もう少しがまんすることにしました。
それに、やよい先生がくれる新しい課題とヤバソウナモノが、きっと私をすっごく気持ち良くしてくれるはずだから、今オナニーしちゃうのはもったいない。
そんな気もしました。

次の日は雨模様で、私は朝からソワソワ。
母も篠原さん親娘も家にいて、私はリビングでともちゃんの夏休みの宿題を手伝っていました。
ピンポーン!
午前11時過ぎにチャイムが鳴りました。
どきんっ!
「はーい」
篠原さんが応対しています。
「宅配便でーす。森下直子さまにお届けものでーす」
「はーい。今行きまーす」
篠原さんがパタパタと廊下を駆けて、玄関から出て行きました。
私はドキドキ最高潮。

「はい。百合草さんていう人から直子さんに」
戻って来た篠原さんが手渡してくれます。
30センチ立方くらいのかなり大きなダンボール箱でした。
でも大きさのわりには軽いです。
「あら、百合草先生から?何?何?」
母が興味シンシンな顔で聞いてきます。
「うん。昨夜先生からメールがあって、またお洋服送ってくれたみたい。ママにも何かプレゼントが入っているらしいよ」
「へー、何かしら。ねえなおちゃん、開けてみて」
「う、うん・・・でもね、先生が、お荷物着いたらすぐ連絡して、って言ってたの。私、先に先生にメールしてくるね」
言うや否や、荷物を持ったままリビングを飛び出し、まっしぐらに階段を駆け上がりました。

お部屋に飛び込むんでスグ、ダンボールのガムテープを丁寧に剥がしました。
幾重にもプチプチで守られた中から、プチプチで包まれた包みが三つ。
一番上は、直子、って書かれた紙が貼ってある一番大きな包みで、どうやらお洋服みたい。
その下に、お母さまへ、と書かれた四角い包み。
箱と同じ大きさのプチプチを何枚も敷いて隠されたその下にもう一つ、ヤ、ってマジックで大きく書かれた紙が付いた平べったい包みが隠れていました。
これがヤバソウナモノなのでしょう。
その包みだけベッドの下奥深くに隠し、他の包みとプチプチを元通りに箱に戻します。
やよい先生に携帯で届きましたメールを入れ、箱のふたを再度ガムテープで閉じた状態にしてから、大急ぎでリビングに戻りました。

母と篠原さんとともちゃんが、ガムテープを剥がしていく私の手元をじーっと見つめています。
私への包みは、秋冬もののお洋服数着。
「ステキねー」
と、篠原さん。
母への包みには、有名ブランドのスポンジケーキの詰め合わせと紅茶の詰め合わせ。
「わあー、美味しそうー」
と、ともちゃん。
あと、小さめなビニールのブティック袋みたいのが一つ。
「あらあらーっ!」
その袋を覗いていた母が黄色い声をあげました。
母の指につままれて姿を現わしたのは、下着、たぶんボトムのほう、なようでした。
ツヤツヤした真っ白なシルクに細かい刺繍の入った、布幅の小さいセクシーそうなやつみたい。
白の上下と黒の上下の二組。
「わぁー、うれしーっ!」
母はちょっぴり頬を赤らめて、ニコニコ笑っていました。

その日は一日中雨でした。
一刻も早くヤバソウナモノを確認したいのは山々でしたが、家にみんないる状態では、昼間っからえっちなことも出来ません。
深夜になるのをワクワク待ちつつ、久しぶりに母やともちゃんたちとゆっくりおしゃべりをして夜までまったり過ごしました。


メールでロープ 19

2011年4月10日

メールでロープ 17

二つの乳首が天を衝いています。
えっちな形のグリップを握った左手で、左乳首を乱暴にグリグリ押し潰しました。
「ぐぅうーっ」
ナワで搾られている上にスースーするお薬をたっぷり塗りつけられた乳首は、ちょっとさわっただけでからだがピクンって動いてしまうほど敏感になっていました。
それでもおかまいなしにグイグイ押しつけます。
「うううーっ!」
すっごく痛いけど、痛いだけじゃないんです。
それがとっても気持ちいいんです。

右手は右手で、せわしなくからだのあちこちをまさぐっています。
右おっぱいを鷲掴み、脇腹に爪を立て、股間のナワをグイグイひっぱり、お尻のお肉をキツクつねります。
「んぐぅーっ」
手探りでもう一方のえっちな形のグリップをみつけ、握ると同時にショーツの上からアソコに押しつけました。
「ぬーーっ!」
二本のナワの間をくぐり、ショーツの布もろともアソコをこじ開け、侵入してきます。
「んぅ、んぅ、んぅーっ!」
お薬が直に粘膜に擦りつけられる快感。

グリップをグリグリ動かすごとに、ワレメに食い込んでいたナワはだらしなく緩み、ショーツの布も伸びきって、いつしかグリップからはずれてしまいました。
紐状になったショーツが隠せなくなった隙間から、えっちな形のグリップは、苦も無くツルンと直にアソコに潜り込みました。
グリップの凸凹が膣壁をランダムに擦ります。
「んぐぅーーっ!」
グリップを逆手に握り、アソコの中を掻き回すみたいに激しく回転させました。

左手はとっくにグリップを捨てて、ゴム手袋越しの五本の指で、左右のおっぱいを交互に激しく蹂躙していました。
揉んで、つまんで、潰して、絞って、ロープをひっぱって・・・
背中はとっくにベッドに倒れていました。
おっぱいを締めつけていたロープもとっくに緩んでいましたが、そんなことも、もうどうでもよくなっていました。

右手も、グリップでの蹂躙ではじれったくなってしまい、五本の指に切り替えていました。
ゴムに包まれた三本の指が、膣壁をズブズブ引っ掻き回していました。
親指はクリトリスをまさぐり、小指は必死に背伸びしてお尻の穴を探していました。

グリップをアソコに入れてショーツを穿き直し、いやらしく出っ張ったショーツを机に押し付けて腰をグラインドさせながらのオナニー・・・
ビデオで見たその姿がとてもえっちでヘンタイチックで、ぜひともやってみたいと思っていたのですが、今はもう、それもどうでもよくなっていました。

ゴム越しでもわかる、自分のオマンコの中が今まで感じたことないほどの熱さになって、ヌメヌメ蠢いていること。
その事実にさらに欲情して、一心不乱、夢中で両手を動かしていました

私は、ひたすらからだの快感だけを求めていました。
今まで味わったことないくらい、より気持ち良くなることだけに集中していました。

頭の中には、いつものストーリー的妄想の欠片もありませんでした。
いつも思い描く、私を苛める特定の相手役、やよい先生も、ユマさんも、もう一人の自分も、誰も浮かんできませんでした。
ただただ、からだをめちゃくちゃにさわって、気持ち良くイクことだけを望んでいました。

後になって思うと、その夜、私のからだをいたぶっていたのは、6枚のDVDで私を発情させた人たち・・・苛められていた女性たちはもちろん、苛め役の人たちも含む全員だったのかもしれません。
DVDで見て頭の中に焼きついた、哀れな顔、泣き出しそうな顔、苦痛な顔、あきらめの顔、悦びの顔、放心の顔・・・
意地悪な声、冷たい声、憐れむ声、嘲笑の声、蔑む声、感嘆の声・・・
行為の間中、それらが脈絡無く頭の中に浮かんでは消えをくりかえしていました。
DVDで知った、やよい先生とのプレイ以上にヘンタイ的なプレイの数々。
飽和状態を超える性的情報をもてあました私の肉体は、すべての理性や知性を失くした単なるサカリのついたメス、そのものと化してました。

「んーんーんーんーんーんー」
仰向けの両目は固く瞑ったまま、股間の右手を両腿で挟むように小さく開け閉めしながら、ぐんぐん天国への階段を登っていきます。
左手は指先が白くなるくらい力を込めて、右乳首を潰しています。
からだが5メートルくらい上に浮いたままな感じ。
からだ中にチリチリした電流が駆け巡っています。
喘ぎ声も出ず、荒い呼吸音だけが喉の奥でくぐもっています。

もうどうなってもいい・・・
「んっ!」
もうすぐ来る・・・
{んーっ!」
もうすぐ・・・
「んーーっ!!」
もう・・・
「んんんーーーーっ!!!」

目が覚めたとき、お部屋の中は薄っすらと明るくなり始めていました。
私は、両膝下だけベッドの外に出して、シーツの上にナナメに仰向けで寝ていました。
猿轡をしたまま、からだに幾重も緩んだナワトビを巻きつけたまま。

ゆっくりとからだを起こし、肌に巻かれているナワトビを緩慢な手つきではずしてから、猿轡をはずしました。
「ふはーっ!」
よだれでべっちょリ濡れた手ぬぐいを片手に持ち、ヨロヨロとお勉強机に向かいます。
机の上の時計を見ると、朝の4時過ぎ。
「はぁ~っ」
思わず小さなため息をつきました。

今までしたオナニーの中で一番、強烈な絶頂感でした。
イった後、ぐったりシーツに身を沈めて、そのまま寝入ってしまったようです。
3時間くらい?
とてもぐっすり深い眠りでした。
その分、目覚めはすごくしゃっきりしていました。

私の下半身から、微かにミントの香りがしてきます。
目を落とすと、ヨレヨレになったショーツがみっともなく下半身に貼りついていました。
あわてて腰を屈め、それを脱ぎ捨てます。

オールヌードになった私は、カーテンを開き、窓を大きく開け放ちました。
お部屋にもミントの香りと、どんよりしたえっちな空気が溜まっているような気がしたから。
ぼんやりと白み始めた夏の明け方特有の爽やかな風が、ソヨソヨとお部屋の空気を入れ替えてくれます。

自分のからだに視線を落とすと、首筋やおっぱいや脇腹、あちこちに擦ったような赤い痕が残っていました。
からだに付いたさまざまなおシルは、寝ている間に乾いていましたが、腋や両腿の間、膝の裏などはまだ少し汗ばんでいます。
なんだか私のからだ、匂ってる・・・
すっごくシャワーを浴びたいけれど、少し時間が早過ぎます。
母にみつかったときの言い訳を考えるのがメンドクサイ・・・
5時半くらいまでがまんすれば朝シャンでごまかせます。
シャワーを浴びたらせっかくだから朝のお散歩に出かけよう、今日はいいお天気そうだし。
そう決めました。

夏のお日様がゆっくり昇り始めて、どんどんお部屋が明るくなってきます。
ベッドの上や床に散らばっている、私を喜ばせてくれたお道具が朝日に照らし出されます。
今さらながら、恥ずかしい・・・早く片付けなくちゃ。
しまうもの、捨てるもの、洗うもの。
捨てるものビニール袋にゴム手袋と穿いていたショーツ、洗うものビニール袋にナワトビ三本と手ぬぐいを入れて、その他のものは所定の場所に隠しました。

姿見の前に立ってみます。
数時間前、あんなに暴れていた乳首もアソコも、今はひっそりとしています。
あんなに頭の中で渦巻いていた欲望も、今は底のほうにちょっぴりだけ残して鎮まったようです。
心地良い疲労感。
でも、眠気もまったく無いので、シャワーの時間になるまで、あともう一息で終わる夏休みの宿題をやってしまうことにしました。
窓は開けたまま、裸のまま、机に向かいました。

その日の夜と次の日の夜。
あまり大げさではないオナニーを間に挟みながら・・・だってDVDを見ていると、どうしても手が下のほうに伸びてしまうんですもの・・・やよい先生の課題レポートをまとめました。
書き終わって、メール送信する前にもう一度、洗濯バサミオナニー。
レポートメールを送ったらお返事が来るまでオナニー禁止というやよい先生のご命令でしたから、ずいぶんがんばってしちゃいました。
快感の余韻がまだ残るアソコから引き抜いた、おシルでふやけてフニャフニャになった指で、メールの送信ボタンをポチッと押したのは、夏休みも残り10日となった日の深夜のことでした。


メールでロープ 18

2011年4月9日

メールでロープ 16

ショーツが両膝を通過して太腿のあたりまで来たとき、お尻の割れはじめのとこらへんにペチャッと最初の感触がありました。
かまわずショーツを腰までグイッとズリ上げます。

おヘソの5センチくらい下から土手を経て、両内腿の間、お尻の穴の少し上くらいのところまで、ネットリかつヒンヤリとした粘性の液体みたいなものに覆われた感触。
最初は、濡れたショーツを穿いているような気持ち悪さだけだったのだけれど、だんだんとそのあたり全体がムズムズしてきて、とくに敏感な場所・・・アソコの割れはじめからワレメの左右の縁、そしてお尻の穴のまわりが強烈にスースーしてきました。
スースーはやがてジンジンに変わり、火照った熱を持って下半身全体、みるみるうちにカーッと熱くなってきます。
「んくぅうーっ!」
なんて気持ちいいの・・・

ベッドの脇に立ったままの私は、ムズムズする下半身の気持ち良さに身悶えが止められず、両方の膝頭を合わせて内股になって、両脚付け根すぐの左右の内腿を盛んにスリスリしてしまいます。
そうしていると、お薬の塗られたショーツの布地が敏感な場所に一層押し付けられ、さらにお薬をグリグリ擦りつけてきます。
「んぐ、んぐ、んぐーっ」
呼吸が荒くなった鼻腔をくすぐる強いミントの香り。
下半身がもうどうしようもないくらい疼いて、頭がヘンになりそう。

そうだっ!
気づいてしまったら実行するしかありません。
私は、内股モジモジをいったん止めて、頭の中で、せーの、って号令かけてから、その場にストンとしゃがみ込みました。
野球のキャッチャーさんみたいな、両膝を左右に大きく開いた座り方。
思っていた通り、しゃがんだことで私のアソコとお尻の穴がくぱぁと開き、お薬をたっぷり塗りこんだショーツの布地がその部分にベッタリ貼り付きました。
「んーーーーっぐぅーーーーっ」
すでにツヤツヤ充血して萼から半分顔を出していたピンクの蕾も、中からのおツユでヌルヌルになった唇の粘膜も、その向こうにある菊の花びら模様のもう一つの穴も、スースーするお薬の洗礼をたっぷり受けました。
「むぅーーーーんっ!」
強烈な刺激にぎゅーっと目をつぶってしまうほど・・・

そのままゆっくり立ち上がると、粘性のあるお薬のためにショーツの布地が肌に貼りついたまま離れないので、アソコからお尻にかけての布地がワレメに沿って一筋に食い込んだままになりました。
そのはしたない感触に、下半身全体がさらに一層ジンジンムレムレに疼いてしまって仕方ありません。
このままからだを少しまさぐれば、呆気なく最高に気持ちいい瞬間を迎えられそう・・・

でもだめ!
もっともっともっと、いやらしい直子のからだを苛めなくっちゃ。
私は、下半身をモジモジクネクネさせながら、ベッドの上から白いナワトビを拾い上げました。

左手に一方のグリップをしっかり握り、おっぱいの上あたりから腰のあたりまで、でたらめにグルグル巻きつけてみます。
ナワを巻いているとき、ナワが左の乳首をかすって、うんっ!て喘ぎます。
ナワが右おっぱいをナナメに通過して、うぐっ、って唸ります。
ウエストがキュッと絞られて、むんっ、て啼いてしまいます。

全身にテキトーに巻きつけたナワトビ。
左手のグリップは胸の左前あたり、右手のグリップはお尻の右側あたり。
両方のグリップをグイッとひっぱってみます。
「ううんっ、ううんっ」
巻きついたナワがひっぱられ、ナワが通過している右おっぱいの、左脇腹の、お尻上あたりのお肉がぎゅうぎゅう絞られます。
「んんーっ、んんーっ」
ナワが肌に食い込んでくる感触に被虐心が燃え上がります。
何か悪いことをしてお仕置されている気分になってきます。
許して、許してくださいぃ・・・

立ったまましばらくそうしていると、だんだん物足りなくなってきました。
ナワの当たる部分がずっと同じなのがつまんない。
たとえば、左のおっぱいが苛められないのが不満。
せっかくジンジンになっているアソコを苛められないのも不満。
ナワが短かすぎるのが不満。

やっぱりちゃんと考えて縛ったほうがいいかなあ?・・・ナワトビ、あと2本あるし・・・
考える前に手が動いていました。
白いナワトビをいったんからだからはずし、ベッド縁のバスタオルの上に浅く腰掛けました。

100円ショップのナワトビのピンクのほうを手に取ります。
おっぱいの裾野、ふくらみはじめのあたりにピンクのナワを当て、グルッと背中に回します。
前面に戻って来たナワを今度は下乳にあてがい、おっぱい全体を持ち上げるようにしながらまた背中に回します。
二つのおっぱいが2本のナワの間で上下にギューッと搾られています。
ああ・・・痛いけどいい感じ・・・
私の大好きな縛られ方・・・
思わずウットリ目を閉じてしまうほど。

前に戻って来た余りのナワの長さが中途半端だったので、苦心して全体を調節し、左右の脇腹へんに一本ずつグリップが垂れ下がるようにしました。
こうすれば、二本のグリップを左右にひっぱればさらにナワが締まって、おっぱいをさもっとキツク搾ることもできるはず。

ナワが食い込んだ自分のおっぱいを見おろして、じっくり観察してみます。
左右のおっぱいが上下のナワに搾られ、いびつにひしゃげて飛び出しています。
肌に食い込むナワは血流を遮り、歪んだおっぱいの山全体がほんのりピンク色ぽくなってきています。
いつもに増して尖りながら突き出ている二つの乳首は、恥ずかしいくらい大きく派手に目立っていて、まるで金管楽器のマウスピースの先っちょのよう。

左のグリップを握り、右手で反対のグリップを軽くひっぱってみます。
「むふっーんっ!」
入れた力の分だけおっぱいがさらに歪み、大きな乳首がプルンと揺れて、喉の奥から歓喜の喘ぎ声。

つづいてブルーのナワトビを手に取り、立ち上がりました。
ナワの真ん中あたりを背中からウエストに回し、左右のナワを交差させてもう一周させた後、背中に戻します。
左右のグリップを揃えてから背骨のところでウエストのナワに対して直角にくぐらせ、揃えて二本になったナワをお尻のワレメに沿って前に戻し、おヘソの前のあたりで結びました。
ショーツの上からナワトビのTバックを着けているような格好です。
おヘソのちょっと下に、二本のグリップがぶら下がっています。
このグリップをひっぱると、お尻のスジに沿ってワレメのスジにまで、二本のナワが食い込んでくるはずです。

早速練習。
「んぐぅっーんっ!」
お薬まみれのベッチョリショーツごと、ナワが正しくお尻の穴、ワレメ、クリトリスの真上を通過して食い込んできました。
クリトリスは二本のナワの間に挟まれて萼が脱げ、布地の下で完全にこんにちは。
ベッタリとお薬にまみれてしまいました。
「んぅぐーっ!」

これでよしっ、です。

自分の今の姿がどのくらいいやらしくなっているか確認したくて、スースーするお薬の缶を片手に姿見の前に移動しました。
始めたときにかけていたDVDをリモコンで再スタートさせます。
薄暗闇のお部屋にテレビの光が戻り、姿見に映る奇妙な姿の女の子が見えるようになりました。

グッショリ濡れた猿轡を噛みしめる口元。
吸収しきれなくなった唾液がダラダラ、首筋から胸元を汚しています。
胸にはピンクのビニールロープ。
そのロープは柔らかそうなおっぱいを上下から挟み、搾り込むように圧迫しているので、形の歪んだ二つの乳房がぷにゅっと飛び出しています。
その頂点に痛々しいばかりに尖りきって上向きに突き出た大きな乳首。

そこまで見たとき、お医者さんがするようなゴム手袋をつけた手が、鏡の中にフレームインしてきました。
指先に盛った塗り薬のようなものを、その尖りきった乳首にたっぷり擦り込むように塗り付けていきます。
右の乳首、それから左。
あたりに漂う強いミントの香り。
女の子の全身が、クネクネと身悶えを始めました。

ひときわモジモジ落ち着き無く身悶えている、その女の子の下半身は白いショーツ一枚。
ショーツの前部分が、本来そのショーツで隠すべき下半身の窪んでいる部分と同じ形に食い込んで、すごく細くなっています。
きっとお尻のほうまでその状態でしょう。
おまけにそのショーツの上からTの字にブルーのビニールロープ。
そのロープも深く食い込んで、正面からは足の付け根付近のロープが見えないほど。

おヘソのあたりから垂れ下がっている二本のグリップ。
ゴム手袋の手がそのグリップをつかみ、グイッと上にひっぱりました。
ますます食い込む股間のロープと白いショーツ。
女の子の下半身がキュンと硬直し、両内腿を幾筋もの液体がツツツーッとすべり落ちていきます。

そこまでで、急に女の子が鏡からフレームアウトしました。

ベッドの前に戻った私は、もうガマンできませんでした。
一刻も早く自分のからだをめちゃくちゃに弄りまわしたい!
徹底的に苛めて苛めて苛め倒したい!
思う存分気持ち良くなりたい!

上半身と下半身をいたぶる二本のナワトビの上から、さらにもう一本、白のナワトビをでたらめにからだに巻きつけるや否や、ベッドの縁にペタンと腰掛けて、上半身をブリッジみたいにのけぞらせました。


メールでロープ 17

2011年4月2日

メールでロープ 15

姿見の前に両膝をついてへたり込んでいた私は、意を決してヨロヨロと立ち上がりました。
ベッドの前に戻り、まだ使っていないたくさんのお道具を眺めていると、さらなる快楽への欲求がムクムクと全身に滾ってきます。
さっきあれほど強烈な快感に酔い痴れたのに、私のいやらしいからだはどこまでも貪欲に、より激しい刺激を欲して疼き始めます。

ごく薄ゴム手袋を両手に嵌めてみます。
ゴム風船よりも薄そうな、以前、高校のお友達からこっそり見せてもらったコンドームくらいの薄さの、弾力のある皮膜に私の両手が包まれました。
そこはかとなく香るケミカルなゴムの非日常的な匂い。
両手に感じている小さな拘束感。
その手袋をした途端に、私の手が誰か他の人の手になったみたいな感じがしました。

汗とよだれでシットリと濡れている首筋からおっぱいのふもとへと手をすべらせます。
素手だったら手のひらに感じるはずの、液体に濡れる感覚が手のひらに伝わってこないのがなんか不思議。
一方では、肌をまさぐるゴムのヌメっとした愛撫も、今まで未体験の、何て言うか、されたことは無いけれど医療プレイチックな感触で、私の中では、幼い頃にしたお医者さんごっこの甘酸っぱさが甦り、官能が昂ぶってきています。

そのまま右のおっぱいを右手に包んでやんわり揉みしだいてみます。
「んんーっ」
さわっている手にも、さわられているおっぱいにも、自分でいつもさわっているのとは違う、なんだかもどかしい感触を受けて斬新。
自分の意思で動かしている手なのに、さわって伝わってくる感覚がゴム手袋のおかげでいつもより鈍く感じるからでしょうか?
手のほうは、他人のおっぱいを弄っているような感じになり、おっぱいのほうは、他人の手でさわられているような感じ。

このゴム手袋もなんだかクセになりそう・・・
私の両手だけがSになって、それ以外のMな心とからだを苛める算段を練り始めていました。

薄いゴム越しの右人差し指で、丸くて平べったい容器に入ったスースーする塗り薬を指先に一山、掬い取ります。
そ、それをどうするつもりなの・・・
私の両手以外は、すっかりマゾになって怯えています。
早くもツンツンに背伸びしている左乳首の先っちょに塊のままチョコンとつけます。
「んっ!」
最初はなんでもないのですが、ジワジワとくすぐったいようなスースーする刺激が乳首を包んでいきます。
「うぅーっ」
同じように右にも。

このお薬の場合でも、ダイレクトにいったん指につけてからだと、指についた瞬間にお薬の粘度や肌につく感触、温度、刺激の度合いなどの情報が脳に伝わってしまうので、その後に乳首につけるときのドキドキ感は、あらかじめ知っている分だけ、どうしても薄まってしまいます。
でも、ゴム手袋をしていると、感覚が鈍くなっているゴムの指でお薬を掬い取ったときにわかるのは粘度くらいですから、それを乳首につけるときのドキドキ感、ワクワク感が増大していました。

両方の乳首がお薬の刺激でジンジンジンジンしてきました。
両手は後ろに組んで、自分のからだをさわっちゃダメよ!
Sな両手の持ち主が私に命令します。
「んーっ、んーっ」
もはや、口中の唾液をたっぷり吸い込んでグショグショな手ぬぐい猿轡から垂れ始めているよだれが、ダラダラと両方のおっぱいをすべり落ちていきます。
お薬がくれるジンジンの上を熱いよだれがヌルヌルと肌を這って愛撫してくれています。
でも、おあずけを食らった乳首は、もっと強い刺激を求めて、自己主張のための精一杯な背伸びをやめません。
私は、後ろ手の休めの姿勢でモジモジ身悶えながら、ベッドの上のナワトビに手を伸ばしたくて仕方ありませんでした。

ふいにお部屋の電気が一段と暗くなりました。
流していたDVDが終わって、テレビが暗くなったからでした。
もう2時間くらい過ぎちゃったんだ。
そうするとそろそろ夜中の12時頃かな?
まだ全然眠くはないけれど、あんまりゆっくりもしていられないかな?

暗くなったと言っても、真っ暗闇になったわけではなくて、スモールライト一つ分くらいの薄暗がり。
新しいDVDはかけずに、このまま続行することにしました。

迷わずナワトビを手に取りました。
量販店で買ったえっちな形のグリップのほうです。
ナワは少し太めの白いビニール、握りやすい黒いグリップは、女性のからだのようななめらかなカーブの凹凸が三段ついています。

いよいよ夢にまで見たナワトビオナニー。
ベッドの上に並べていたお道具を一まとめにしてバスタオルに包み、枕元に置きました。
掛け布団と毛布は足側のほうにたたみ、ベッドの中央にスペースを作って、ベッド縁に腰掛けました。
本当は、ベッドに伸び伸びと寝転んでやりたかったのですが、汗やなにやらでベトベトになったからだでシーツ全体を汚したくなかったので、ベッド縁に座って、いざとなったら背中だけベッドに倒せば仰向けにはなれるような姿勢でやることにしました。

まず、ナワトビのナワを両手で幅40センチくらいの長さにして胸の前に持ちピンと張ってから、ツンと屹立した両方の乳首の上に当て、乳首だけ上下に弾くようにそのナワを動かしてみます。
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
ビニールのナワが両方の乳首の上を擦り、乳首が下を向いた後にナワが通過して乳首がプルンと起き上がり、今度はナワが下から乳首を擦って乳首も上を向き、ヒモが通過して乳首はまたプルルンと揺れ、揺れが収まる間もなく再び上からナワが・・・
そのくりかえし。
私の両手はナワをしっかり張って握ったまま、胸の前で素早く激しく小刻みに上下していました。
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
その上下と同じリズムで、私の喉の奥からくぐもったヨガリ声が洩れます。
なんて気持ちいい・・・

最初は乳首の先にだけ当たるようにしていたのですが、熱中するに連れて、おっぱいの先っちょ全体、乳暈のほうまで擦るようにすると、もっと気持ちいいことがわかりました。
それも、わざと乱暴におっぱいを叩くみたいに弾みをつけてやるんです。
パチンパチンて小さく音がするくらいに。
その頃はまだ実際にやられたことはありませんでしたが、まるでおっぱいに鞭をもらってるみたい、って思ったのを覚えています。
「んっ、んっ、んっ、んっー」

目をつぶったまま、しばらく夢中でそうしていると、困ったことがおきました。
腰を下ろした両腿の付け根からダラダラとおシルが滲み出て、シーツを汚してしまうんです。
これはちょっとマズイ・・・
私は、渋々両手を動かすのを止めて、立ち上がりました。

両方のおっぱいの先端の肌が叩かれたお尻みたいに赤く火照っているのが、薄闇の中でもわかりました。
熱く熱をもってジンジンと痺れたような心地良い痛み。
ここにあのお薬をもう一度塗ったら・・・

おっと、それよりも先に私のだらしない下半身への対策をしなければ、です。
実は、前からナワトビオナニーをするときは、ショーツを穿いて、って計画していました。
それは、ビデオでナワトビオナニーをしていた女の子がフィニッシュで行なっていた行為が、ショーツを着けていないと出来ないことだったから。
そして、それがすっごく気持ち良さそうで、絶対やってみたいと思ったから。
そういう理由で、お夕食の後、そろそろ捨ててしまおうと思っていた古びた白いコットンのスクールショーツをクロゼットの引き出しの一番上に用意しておきました。

ナワトビをいったんベッドの上に置いてクロゼットに歩き、そのショーツとバスタオルを一枚取り出して持ち、またベッドに戻ります。
からだや股間をバスタオルでざっと拭きつつ、枕もとのバスタオル包みから塗り薬と100円ショップの2本のナワトビ、そして新しく買ったギザギザの細かいルレットだけを取り出して、残りは枕元に戻しました。
ハケやタコ糸や花瓶、大きな洗濯バサミ、それに手錠とかも試してみたいのはもちろんなのですが、今夜は、時間的にもからだ的にも、これだけあれば充分な満足感を得られる確信がありました。
残りは、明日また試そう・・・

念のため、からだを拭いたバスタオルを広げて、私が腰掛けるベッド中央のシーツの上に敷きました。
さあ、それじゃあさっさとショーツを穿いて、と、暗がりの中、ショーツをつまんだ手を顔の前に持ってきてショーツの前後を確かめたとき、右手にはめているゴム手袋から微かにツーンと塗り薬のミント系な残り香がしました。
そのとき、予定外のえっちなアイデアが閃きました。

左手にショーツを広げて持ち、右手の人差し指でたっぷり掬い取った塗り薬をショーツの裏側のクロッチ部分の布にべったりと塗り付けました。
布地の裏のクリトリスが当たりそなところからお尻の穴のへんまで、何度も右指で塗り薬を掬い取って。
独特のミントっぽい香りが、一段と濃くお部屋に漂い始めます。
これを穿いたら、私のアソコは・・・
想像するだけで、またアソコからヌルリ。

ゴムの指に残った塗り薬は、当然、さっきまで苛められていた両方の乳首にすりこまれます。
「むぅーんっ!」
腫れも火照りもひいて、熱も冷めつつあった乳首がメントールの刺激であっという間にジンジン再燃。
「うっうぅーん」
身悶えしながらショーツを広げ、まず左脚を上げて足首を通し、つづけて右足も。
お薬を塗った内側がムダに両脚の肌につかないように、ソロリソロリと慎重に腰のほうに上げていきました。


メールでロープ 16