2011年2月26日

メールでロープ 08

「んんーーーっ!」
左手のひらを唇に強く押し付け、必死に声を出すまいと口をつぐみますが、それでもくぐもったえっち声が洩れてしまいます。
やっぱり強は、強烈です。
たまらず両膝がガックリと折れて、その場にしゃがみ込んでしまいました。
「んっ、んっ、んーっ!」
すでに充分に昂ぶっているからだは、より高みへとどんどん誘導されていきます。
そう言えば今日は、ほとんどおっぱいとクリトリス責めばっかりで、中イキするのは初めてかな・・・
このままだと、もうあと少しでイってしまいそう・・・
でも、せっかくのお外なんだから、お日様の下へ歩かなきゃ・・・
私は、なんとかしゃがみ込んだ腰を持ち上げようと、テーブルに右手を伸ばし、縁に手をついて力を入れました。

中腰くらいまで立ち上がったとき、急にアソコの中の震えが弱まり、みるみるどんどん弱くなっていきました。
あれ?
と思う間もなく、震動がピタッと止まってしまいます。
えーーっ!?

コントローラーの電池切れでした。
コントローラーに点灯していた赤いランプが消えています。
んーっもうっ!!
期せずしての焦らし責めに、大声で泣き出したい気持ちでした。

私は、しゃがみ込んだまま、イジワルなおあずけ状態に疼くからだを持て余します。
このまま、指を突っ込んでイっちゃいたくてたまりません。
でも、それをなんとかがまんして、考え直しました。
これもSな女ご主人様のイジワルの一環なのです。
「イきたいのなら、そのままそこでレインコートも脱いで、全裸で郵便受けを見てきなさい」
どこからか、ご命令が聞こえてきました。

立ち上がった私は、コートの前をかき合わせながらウッドデッキの屋根下から出て、もう一度注意深くあたりの様子を見渡します。
変わったところはありません。
相変わらずお隣の二階の窓は、ピッタリとカーテンが閉じられています。
決心しました。
その場でそそくさとレインコートの両袖から両腕を抜きます。
レインコートは、放り投げるようにテーブルの上に置きます。
スーッと一回、大きく息を吸ってから、転がるように郵便受けのほうへ駆け出しました。

郵便受けは門の脇。
周囲は2メートル以上の塀で囲われているので、道行く人がもしいても、見えちゃう心配は無いはず。
芝生の上に足を一歩踏み出すたび、おっぱいがプルンプルンと揺れています。
サンダルだけの裸のからだのどこもかしこもを、真夏の陽射しが焦がすように照りつけてきます。
17歳間近にもなって、オールヌードで真昼間に自宅のお庭に出ている私。
なんて恥ずかしい娘・・・

郵便受けの中には、投げ込みらしい何かの宣伝チラシが二、三枚入っていました。
考えてみれば今日は日曜日、郵便屋さんの配達があるわけありません。
ひったくるようにそれらを片手に掴んで、また一目散にウッドデッキのほうに駆け出そうとしたとき・・・
「ワンッワンッ!」
突然、塀の向こうでワンちゃんの元気な鳴き声がしました。
表の通りを誰かが散歩させていて、他のワンちゃんでもみつけたのでしょうか?
「ウーーッ、ワンッワンッワンッ!」
ワンちゃんはしつこく吠えています。

青空の下、私が素っ裸になっている、その一メートルもしない向こうに誰か知らない人がいる・・・
それを隔てているのはこの塀一枚だけ・・・
そう気づいたとき、強烈な羞恥心が私の全身を襲いました。
真っ赤に火照りながら全速力でウッドデッキの下に逃げ込みます。

「ハア、ハア・・・」
息が盛大に切れています。
だいぶぬるくなってしまったスポーツドリンクを喉の奥に放り込みながら、早くお部屋に戻って、今のはしたない行動のご報告をSな女ご主人様にして、苛めてもらって今度こそイかせてもらわなくちゃ、と考えていました。
一息つく暇もなくテーブルの上のレインコートとペットボトルを掴み、コートは着ずに裸のまま玄関に向かいました。
玄関に入り、ドアを閉じて鍵をかけます。
全身汗ビッショリなので、滴る汗をハンドタオルでざっと拭いてからお家に上がり、階段を駆け上ります。
お部屋に入ると、エアコンがヒンヤリと心地良く迎えてくれました。

大きなバスタオルで全身の汗を拭っていると、今の全裸全力疾走で火照りきったからだをどうしてもまさぐり始めてしまいます。
時間にすれば僅か1、2分の間でしたが、オールヌードで昼間のお庭に出てしまったという事実が、私を異様にコーフンさせていました。
「直子は、本当にはしたない露出狂マゾ女です・・・」
恥ずかしい台詞を実際に声に出した途端にキュンとからだが騒いで、バスタオル越しにおっぱいをぎゅうぎゅう揉んでしまいます。
「あーんっ」
とりあえずこのまま、もう一回イっとこうかな・・・
姿見の前で立ったまま、焦らされたからだにバスタオルを滑らせてまさぐっている私の視界の端に、さっき郵便受けから取ってきた一枚のチラシが入りました。

家電ショップのバーゲンのチラシみたいで、洗濯機と青空に翻るお洗濯もののキレイなイメージ写真。
いっけなーい!
唐突に思い出しました。
4時頃になったら、お洗濯もの取り込んでおいて、って母に頼まれていたことを。
今何時?
4時5分過ぎでした。

と同時に閃きました。
ベランダもお外じゃない?
次のアソビの妄想が瞬く間に頭の中に広がりました。

早速準備を始めます。
止まってしまったリモコンローターをアソコから抜きます。
「んーっ!」
ヒモをひっぱってヌポンと抜けたローターはベトベトでした。
ティッシュで丁寧に拭いてから、床の上のバスタオルに戻します。
今回のパートナーは、子猫ちゃんのマッサージ器に決めました。
さっき中イキ出来なかったので、今回は絶対アソコに何か入れたままイこうと思ったんです。
念のため、やよい先生が作ってくれた固定用のリングがついた紐も持っていくことにします。
洗濯バサミは・・・
これからしまうお洗濯ものにたくさん付いているはずだから、ま、いいか。

我が家のベランダは、けっこう広くて6帖分くらいあるのかな?
庇には覆われていなくて、庇が無いのはバルコニーっていうんだよ、って父が言っていましたが、みんな普通にベランダって呼んでいました。
日当たりのいい東南のほうに設えてあって、まわりに建物も無く、ベランダを囲む柵も高めに作ってあるので、あそこなら裸になっても、誰かに見られることはまず無さそうです。
今まで何度もお洗濯物の取り込みとかでベランダに出ているのに、そこでえっちなアソビをする、っていう発想がなぜだか今まで一度も浮かびませんでした。
私としたことが・・・
引越してきたばっかりの頃、夏にはここで水着になって日光浴とかも出来るわねえ、なんて母も言っていたのに。
初挑戦・・・どきどきものです。

それでもやっぱり、最初から裸で行くのはなんだか不安です。
さっきまで着ていたレインコートは、ナイロンだから汗をまったく吸わないので、炎天下では、からだが汗でビチャビチャになってしまって今一だったし。
うーん・・・
とりあえず、バスタオルを一枚巻いて行こうか?
それともやっぱりワンピースか何か、一応着ていったほうが無難かな・・・

私は、一生懸命、使い慣れているベランダのまわりの状況がどうだったかを、あらためて思い出そうとします。
たぶん、ベランダの中まで見られちゃうような建物はまわりに無かったと思うけど・・・
ベランダの下は、お庭と通りを挟んで市営グラウンドの駐車場で、その先にはグラウンドがあって、右側は小さな林になってて・・・
いざ思い出そうと思うと、意外と思い出せないものです。
下の通りから見上げても、柵だけ見えて中にいる人は見えなかったはずだし・・・
とにかく、柵の中を覗き込めるような構造ではなかったはず。
悩んでいるうちにどんどん時間が経ってしまいます。
もう4時15分。
まあいいやっ!

「今度は、洗濯ものを取り込んできてちょうだい。裸に、バスタオル一枚だけ巻いていいわ」
Sな女ご主人様のご命令です。
「後であたしも行くから。青空の下でたっぷり苛めてあげるわ」
「は、はい・・・」
私は、お風呂上りみたくバスタオルを胸から巻き、子猫ちゃんとリング付き紐を持ってベランダに向かいました。


メールでロープ 09

2011年2月20日

メールでロープ 07

お掃除は、ちゃんと真剣にやりました。
二階のトイレにある洗面台でタオルを濡らして固く絞り、二階の廊下から、四つん這いになって丁寧に拭き掃除しました。
私のいろいろな液体は、けっこうあちこちに垂らしてしまっていて、注意深く探しながら拭き取っていきました。
お部屋の外だとエアコンが効いていないので、すっごく暑いです。
なので、拭いているそばから汗がポタポタ垂れてしまいます。
私は、もう一回お部屋に戻り、乾いたバスタオルを首からかけて、自分の顔やからだの汗を拭きつつお掃除に専念しました。
何度も最寄の洗面台に戻ってはタオルをゆすいでキレイにしつつ、階段、一階の廊下、リビングの床、ダイニングの床と、私が立ち寄った場所を一通り拭いて回ってお部屋に戻ると30分くらい経っていました。

お掃除をしている間、ガラスや鏡に映る自分の姿・・・首にかけたタオルだけの全裸で四つん這いになって、下に垂れたおっぱいをユラユラ揺らしながら、生理でもないのにワレメから紐をプラプラさせたお尻を高く突き上げて拭き掃除をしている、みじめな女の子の姿・・・をチラチラ確認して、えっちな気分がどんどん高まっていました。

なんだか本当にご主人様から罰を受けている、えっち奴隷な女の子みたい。
この子は、家にいる間、服を着ることは一切禁じられ、家事も食事も勉強も何もかも全裸でしなければならないのです。
そして、Sな女ご主人様が気が向いたときだけ、その場でえっちなアソビのお相手をさせられているのです。

お部屋に戻った私の頭の中には、すでに次のアソビのシナリオが出来上がっていました。
冷蔵庫から持ってきた二本目のスポーツドリンクを一口飲んでから、私は、再び妄想の世界に入り込みました。

「門のところの郵便受けを見て来てちょうだい」
Sな女ご主人様が突然言います。
「えっ?」
「今日は一回もチェックしてないのよ。ほら、さっさと行って!」
「こ、この格好で、ですか?・・・」
「そうよ。裸のまま。さっと行ってさっと帰ってくればだいじょうぶよ・・・って言いたいとこだけど、お隣さんに見られたらあたしがヘンな目で見られちゃうから、これを羽織っていいわ」
ピンク色のレインコートです。
「ただし、ボタンはどっか一か所だけしか留めちゃダメだからね」
「そ、そんな・・・」
クロゼットからピンクのレインコートを取り出しました。

「それと、今度はこれを入れて行きなさい。そこに座って膝を大きく開いて!」
私は、また姿見の前にしゃがみ込みます。
まず、タンポンの紐をゆっくりひっぱります。
本体がヌルヌルの膣壁をじわじわ滑ってヌルンと顔を出しました。
タンポンはグズグズになっていました。
代わりに、リモコンローターの卵型なローター部分をヌプッと挿し込みます。
「あんっ」
右手の人指し指でゆっくり奥まで押し込みます。
同時に一瞬スイッチが入りました。
「ああーんっ!」
すぐに切れて、Sな女ご主人様が言います。
「あたしは、この窓から監視しながら、ときどきスイッチを入れるから、あんた、大きなヨガリ声とか出して、あたしのご近所さんから恥かかせないでよね!」

ピンクのレインコートに袖を通します。
ナイロンのペラペラでツルツルした感触が肌をヒンヤリ滑り、なぜだか官能的な気持ちが昂ぶります。
ポンチョみたいに末広がりのストンとしたシルエットで、裾は私の膝上10センチくらい。
パチっとはめる式のボタンは、それぞれの間隔が長めで全部で4つ。
襟元と、胸元、おへそのあたり、そして一番下。
少し迷ってから、胸元のボタンだけはめました。
すでに固く尖ってる両乳首が、薄いナイロンを露骨に突っ張らせます。
長袖を二の腕くらいまで折りたたんでまくりました。

姿見に映すと、胸の二つのポッチだけがやけに目立ちます。
少し動くとすぐに裾が割れて、私のツルツルなアソコが丸出しになってしまいます。
恥ずかしいー。
でも、遠目に見れば、普通のワンピースかロングパーカー姿に見えないこともないでしょう。
リモコンローターのコントローラーとハンドタオルを一枚ポケットに入れて、スポーツドリンクのボトルを手にお部屋の外に出ました。

玄関ドアを開けるとき、コートの一番下のボタンも一応留めました。
お外に出てまわりを見渡し、お隣さんの2階のお部屋やベランダに人影があるようだったら、この計画は中止するつもりでした。
ペッタンコなサンダルを突っかけて玄関ドアを開き、石畳を5メートルくらい歩いてからまわりを見渡しました。
抜けるような青空が広がっています。
両隣とも見える範囲の2階のお部屋の窓は、カーテンがピッタリ閉じていました。
ベランダはこちらからは見えないところにあるみたい。
だいじょうぶそうです。

それにしても、なんていいお天気なんでしょう。
少しだけ西に傾いたお日様は、まったく輝きが衰えることなくギラギラと地上を炙っています。
私の家は住宅街なので、ほとんどまわりの物音がせず、時おり前の通りを自動車が過ぎていく音が聞こえるだけ。
あと、遠く近くにセミの声。
ゆるーい風がたまーに吹いて、私の束ねたポニーテールを微かに揺らしていきます。
なんて健康的な真夏の昼下がり。

それにひきかえ、今の私の格好の不謹慎なことと言ったら・・・
薄いペラペラのレインコートの下は丸裸。
乳首はツンと尖って、アソコの中もヌルヌル。
おまけに、アソコの中には、自分でもっと気持ち良くなるためのえっちなオモチャまで入れてるんです。

門へとつづく石畳を途中で下りて、芝生を突っ切ってウッドデッキのほうへ向かいます。
ウッドデッキの屋根の下に置かれている木製の椅子に腰掛け、テーブルにスポーツドリンクのボトルを置きました。
これからしようとしていることにワクワクドキドキが高まります。
ナイロンのレインコートは、通気性が悪いので、コートの下は汗で全身がしっとり濡れている感じです。
からだもどんどん熱くなっています。
でも、私のからだが上気しているのは、真夏の熱気のせいだけではありません。

意を決してゆっくりと立ち上がり、コートの一番下のボタンをパチンとはずします。
裾がパサッと割れて、私の無毛なアソコが一瞬目に入りました。
右内腿の洗濯バサミ痕の青紫がすごく目立ちます。
ポケットからリモコンローターのコントローラーを取り出し、左手で自分の口を押さえながら、まず弱に入れてみました。
アソコの中に緩い震動が伝わってきてムズムズしてきますが、声が出ちゃうほどじゃありません。

おもむろに中まで上げてみます。
「んっ!」
さっきより明らかに強くなった振動にビクンと両肩が揺れ、手のひらで押さえた口から小さな吐息が洩れてしまいます。
両腿がどうしても内股になってしまいます。

そのままコントローラーをテーブルの上に置きました。
たぶんこっち側から電波が出ているんだろうと思うほうをお庭に向けて。
同時にウッドデッキの屋根下から一歩踏み出し、お庭の芝生を門のほうへ一歩一歩ゆっくりと歩いて行きます。
ウッドデッキから門までは、だいたい15~20メートルくらい?
これで、このコントローラーがどのくらいの距離まで電波が届くのかがわかるはずです。

股間を震動で刺激されながら歩くのは、とてもつらくて、でも一歩歩くたびにコーフンが昂ぶってきちゃうような、甘美な拷問でした。
やよい先生と露出アソビをして神社から駐車場まで一緒に歩いて行ったときも、ローターは震えっぱなしだったなあ。
あのときも中だったのかな?
あのときは、赤いワンピの前裾をまくり上げたまま洗濯バサミで留められて、アソコ丸出しで、はだけた両胸の乳首も洗濯バサミに噛ませたまま、やよい先生と相合傘で神社の境内を歩いたのでした。

そんな思い出を切なく反芻しながら、それでもときたままわりを見渡して警戒しながら、内股気味にゆっくり歩きます。
門まであと7~8メートル、っていうところで、ふいにピタッと震動が止まりました。
電波が届く範囲を超えたのでしょう。
コントローラーを置いたテーブルから10メートルくらいの場所でした。

一歩だけコントローラのほうに近づくとまた震え始めます。
一歩退くと止まります。
振動が始まるたびにビクンとからだが震えてしまいます。
それが面白くて、電波の限界域あたりを今度は横に移動してみます。
動くだびにスイッチが入ったり切れたりしてもどかしくって、じれったくて・・・
振動って、ずーっと震えているより断続的なほうが刺激に緩急があって、より感じちゃうみたい。
私は、ビクンビクン肩を震わせ、そのたびにウッ、ウッ、て押し殺した声をあげながらしばらく、そのアソビに熱中しました。
コントローラーは、電波を扇状に発しているらしく、幅で言うと7~8メートルくらいの範囲が有効でした。

よーし、それじゃあまたウッドデッキに戻って、今度は強でやってみよう。
電波の届く範囲に戻った私は、もう一度顔を上げてまわりを見渡してから、思い切ってコートの胸のボタンもはずしました。
ペラペラのナイロンは弱い風にも軽やかにそよぎ、途端に私の生おっぱいがはだけました。
あーんっ、いやん!
心の中で声をあげます。
ついに、昼下がりの自宅のお庭で生おっぱいを青空の下に晒してしまいました。
ビンビンに上を向いた乳首にお日様の光が燦燦と降り注ぎます。
あーん、もうっ!
アソコを刺激してくる震動の気持ち良さと、いてもたってもいられない恥ずかしさが旋律を紡ぎ合う被虐羞恥で甘美なハーモニーにからだをブルブル震わせながら、小走りな内股でウッドデッキに逃げ帰りました。

激しい運動とかまったくしていないのに、私の息は、熱病にかかったみたいにはあはあと荒くなっていました。
頭の中は、イクことしか考えていませんでした。
私の淫らが最高潮に達したときの、いつもの症状。
もうどうにでもしてっ!
っていう、理性が吹っ飛んだ状態。
これからスイッチを強に入れて、お庭の真ん中まで歩いて行って、私は何をするつもりなのでしょう?
自分でもわかりません。
でも、それはやらなくてはならないことなんです。

最後の理性が辛うじて働き、私は再び左手で自分の口を覆いました。
目線を下に向けると、私の全身は汗ビッショリ。
おっぱいと言わず内股になっている太腿と言わず、汗の筋がヌルヌルと幾筋も滑り落ちています。
だらーんとだらしなく垂れ下がったコートの裏には、いくつもの水滴がついて、背中にだけナイロンがベッタリへばりついています。

アソコの中がひっきりなしにヒクヒク動いているのが自分でもわかります。
両脚が股間の震動に共鳴してプルプル、小刻みに震えています。
私は、口を強く押さえたまま、これまた微かに震えている右手を伸ばし、ギュッと目をつぶってからコントローラーのスイッチを強に合わせました。


メールでロープ 08

2011年2月19日

メールでロープ 06

私を起こしてくれたのは、床の上でカタカタとうるさく音をたててまだ震えている子猫ちゃんでした。
振動を止めようと左手を子猫ちゃんのほうに伸ばすと、なぜだか右手も同じ方向にグイッとひっぱられ、おまけに股間をロープがスルリと撫ぜて、コブがクリトリスを下から上に乱暴に擦って通過しました。
「んぐぅっ!」
その刺激で私は、完全に意識を取り戻しました。
私、今、両手と両脚、繋がれているんでした。

子猫ちゃんのスイッチを切り、上半身を起こします。
舌と両方の乳首にまだ、洗濯バサミが揺れています。
とりあえず右手首の輪っかを緩めて右手を抜き、それから左手、両足首と輪っかを緩めてロープをはずしました。

舌の洗濯バサミをはずします。
「ふはーっ!」
滞っていた血液が動き出す感覚とともに、舌全体の痺れがジーンと大きくなります。
意味もなく口の中で舌をいろいろ動かしてみます。
「あえいうえおあおー」
まだちょっと舌がもつれている感じですが、普通に声が出せるのって、すっごく気持ちいい。
乳首の洗濯バサミもはずします。
「んんんーっ!」
はずした途端にジワリと血流が戻る激しい刺激がツーンとおっぱい全体を襲い、大げさな声が出てしまいます。

よろよろ立ち上がり、ベッドの上に置いたバスタオルを手に取って、汗やよだれでヌルヌルになったからだ全体を入念に拭いました。
洗濯バサミが噛んでいた箇所と、ロープの輪っかが食い込んでいたところが痛々しい感じに赤くなっています。
右内腿の一か所は、噛ませた場所が悪かったのか内出血みたく薄っすらと青黒い痕になってしまっていました。
これはちょっとマズイ。
バレエのときレオタードになると目立つだろうな。
今度のレッスンは濃い色のタイツ、持っていかなきゃ。
それまでに消えるといいけど・・・

ベッドの縁に腰掛けて、まだ充分冷たいスポーツドリンクをゴクゴク飲みながら、心地良い疲労感と満足感を感じていました。
時計を見ると3時ちょっと前。
母と篠原さん親娘は、たぶん6時くらいに帰ってくるはずです。
母がデパ地下でお惣菜をたくさん買ってくるから、今晩は、それをみんなで一緒に食べましょ、って言っていたのを思い出しました。
ともちゃんがおいなりさんと出汁巻き卵をリクエストしてたっけ。

5時にヘンタイ直子モードから通常モードに復帰してシャワーを浴びるとしても、まだ2時間はあります。
少し休んでから、次のアソビを考えよう。
スポーツドリンクを全部飲み干して、ベッドの上に裸のままゴロンと仰向けに寝転び、ンーンッて伸びをしてからうつ伏せに寝返りました。
ベッド傍のフローリングを濡らしている数滴の水滴が目に入りました。

そうだった!
さっき、滴る汗やなんかで汚してしまった廊下や階段を拭いておかなくちゃ。
この暑さだから、水滴なんてすぐ乾いてしまうだろうし、乾いちゃったら跡をみつけるの大変そうだし、今のうちやっちゃおう。
思い立ってしまったので、ムクッと上半身を起こし、髪の毛を後ろにまとめて一つにくくります。
ベッドを下りて、クロゼットへ向かいました。

何か雑巾代わりになる古いタオル、使い捨てちゃってよさそうなやつ、あったかなあ?
クロゼットの扉を開けたとき、ふんわりとやよい先生の匂いが香った気がしました。
あれ・・・?
あっ、そうかっ!
やよい先生からいただいたお洋服を昨日全部、とりあえずハンガーにかけて吊るしておいたのでした。
そのお洋服たちに残っているやよい先生ご愛用のパフュームの残り香がまだ、そこはかとなく香っているようです。
なんだか胸がキュンとしてしまいました。

やよい先生との野外露出アソビで使ったナイロン製のポンチョみたいなピンク色のレインコートと、ちょうどその下に転がっていた、あるもの、の包みを見たとき、さっきまでしていた誘拐、監禁妄想のつづきのストーリーが、スラスラスラッと頭の中に浮かんできました。

私は、雑巾代わりに使う用の少しくたびれたフェイスタオルを二枚確保してから、まず床の上に散らかしたポラロイド写真を全部拾い集めて封筒に入れ直し、机の引き出しの中に戻しました。
さっきから、ちょっとよろけた拍子にでも踏んでしまいそうで、気になっていたんです。
やよい先生との思い出の、大切な大切な写真たちですから。
同じように、いろんなところに散らかしていた、輪っか付ロープや子猫ちゃん、洗濯バサミも床の上のバスタオルに戻しました。
クロゼットは開け放したままにして、微かに漂ってくるやよい先生の香りにお鼻をひくつかせながら、再び妄想の世界に入っていきます。

私を誘拐したSな女の人が外出から戻ってきました。
「ちょっと!廊下や階段、いたるところにポタポタ何か水みたいのが垂れてるじゃない?あんた、何してたの?」
女の人は、すごく怒ってる顔で私を睨みます。
「あたしのいない間に、どうせまたなんかいやらしいこと、してたんでしょう?あんたのソコから垂れたえっちなおツユなの?あー汚いっ!本当にすけべな娘ね!」
私は、何も言えずに身をすくませます。
「今すぐキレイに掃除しなさい。裸のまま四つん這いになって這いつくばって、廊下も階段もキレイに拭き掃除なさい!」
「は、はい・・・」
「でもその前にお仕置が必要ねっ!そこに前屈みになって、そのいやらしいお尻をこっちに突き出しなさい!」

私は、右手に50センチのプラスティック定規を握り、姿見にお尻が映るように前屈みになります。
「それじゃあいくわよ。10発だからね。ちゃんと反省しなさい」
鏡の中が見れるように首を右側から捻じ曲げて、右手で持った定規を自分のお尻に容赦なく打ちつけます。
バッチーン!
「ああんっ!」
バッチーン!
「あっつぅーん!」
バッチーン!
「んんんんーっ」

鏡の中の私のお尻が見る見る赤く腫れ上がっていき、熱を持ってヒリヒリ火照ってきます。
私のからだもまたどんどん、いやらしく火照ってきます。
左右の尻たぶを交互に5発ずつ打ち終わる頃には、私のアソコの中がまたもやヌルヌルビチョビチョになっていました。
「まったく、叩かれても喜んでオマンコ濡らしちゃうんだから、どうしようもないヘンタイ娘よね。ほら、さっさと掃除してきなさい!」

「でも、そんなグッショリオマンコだと、廊下を拭き取るそばから垂れちゃって、ぜんぜん掃除にならなそうね・・・」
「あんた、そのはしたないオマンコに、これ、突っ込んでおきなさい」
さっきクロゼットでみつけた、あるもの・・・それは、私がめったに使わないタンポンでした。

私がタンポンを初めて使ったのは、中学3年の夏でした。
それまでも、すっごく興味はあったのですが、なんとなく怖い感じもするし、買うのが恥ずかしい気もして手が出せませんでした。
母もナプキン派みたいだったし。
中三の夏に、お友達の愛ちゃんたちとのおしゃべりで何かの拍子に、愛ちゃんとユッコちゃん、それに曽根っちが使ってるっていうことを聞かされて、私も思い切って使ってみることにしたのでした。
愛ちゃんは、陸上部なスポーツ少女でしたから、先輩とかに気軽に相談して、生理が来るようになってすぐの頃から普通に使っていたようでした。
「最初はやっぱり違和感あったけど、もう馴れちゃったから・・・馴れるとラクチンだよ」
そう言ったときの照れたような、はにかんだ愛ちゃんの可愛らしいお顔は、今でも鮮明に思い出せます。

でも、私はやっぱり、アソコに何か入っているという状態を、なんて言うか、えっちな方向でばかり意識してしまって、ナプキンのときよりも数段落ち着けない感じでした。
幸い私は量が少ないほうらしい・・・多い日にはタンポンしてからナプキンもしないといけない、っていう子もいました・・・ので、ナプキンだけで全然不都合は無かったので、そのとき以降は、運悪く生理中にバレエ教室が重なってしまったときとかくらいしか使用しませんでした。
あと、生理中だけどちょっとムラムラな気分のときは、わざとタンポンにしてみたり・・・

「ほら、入れるとこ見てて上げるから、自分でやんなさい。ヘンな声、出すんじゃないわよ?」
姿見の前にバスタオルを敷いてペタンとお尻をついて座り、両膝をM字に軽く広げて、ツルンと先端を挿入しました。
アプリケーターをソロソロと押していくと、タンポンが中のほうへ挿し込まれて行く感覚がして、抜いたキャップとアプリケーターはベッタリとヌルヌルになっていました。
「ああーんっ!」
アソコの入口から紐の先がプラプラ覗いています。

「さ、早く掃除してらっしゃい!」
パチンと平手でお尻を自分で叩いて、雑巾代わりのタオルを二枚手に持ち、真夏の熱気が充満した廊下に再び全裸で出ていきました。


メールでロープ 07

2011年2月13日

メールでロープ 05

一瞬、本気でマズイと思い、頭の中がパニックになりかけました。
でも、落ち着いて考えれば、左手にハサミが握れればロープを切ることもできますし、そんなに大げさなことをしなくても、右の太腿を高く上げれば、その下から左手が右手首に楽勝で届きます。
私は、立ったまま右太腿を高く上げて、左手で右手首のロープをゆるめ、輪っかから右手をあっさり抜きました。

鏡の前で舌を思いっきり突き出し、右手にプラスティックの洗濯バサミを持って、舌の真ん中あたりを挟みます。
深く差し込んで厚いところを挟んだほうが痛みは減るみたい。
「ぬぐぅ・・・」
舌を引っ込めることが出来なくなり、私の口は半開きのままになって、意味のある声を封じられました。
あの日、学校ごっこのアソビでやよい先生からもらった舌への洗濯バサミを、私はとても気に入っていました。
最初はすっごく痛いのですが、だんだん舌が痺れてきて、よだれがダラダラ垂れて、それを訴えることもできなくて、本当にみじめな気持ちになれたんです。

再び股の間にロープを通し、お尻の後ろで右手首を輪っかにくぐらせました。
ロープのコブのある真ん中のあたりは、早くもグッショリ湿っています。
姿見の前に立つと、ますますみじめな姿になっています。
「うぐぅぅぅ・・」

尿意もかなり高まってきていて、本気で早くオシッコがしたくなっていました。
半開きの口に、早くもよだれが溜まり始めています。
さあ、早く階下へ行かなきゃ。
お部屋のドアを開けて、夏の熱気がどんより澱む廊下へ出ました。

一歩歩くごとにロープがアソコを擦ります。
左手を少し上に上げると、結び目のコブがちょうどクリトリスを擦る位置にくるようです。
内腿の二つの洗濯バサミが歩くたびにぶつかって、噛んでいるお肉をひっぱります。
「んぐぅ、んんんーっ」
もはやちゃんと喘ぐことさえも出来なくなった私の口から、ポタポタとよだれが垂れて私のおっぱいを汚します。
「んぐんぐ、んぐぅーん」
股間のロープがすっごく気持ちいいので、味わうように一歩一歩ゆっくりと歩き、やっと階段までたどり着きました。

ここからは慎重にいかなくてはいけません。
もしも足を踏み外して階段を転げ落ち、こんな姿で気絶でもしていたら、どんなに言葉を尽くしたって両親やお知り合いに申し開きができません。

私は、階段の左端に立ち、左手が手すりをつかめるように少し腰を落とし、左の壁に寄り添うようにして一段一段、がに股気味にゆっくりと下りて行きました。
右足を一段下ろしたらその段に左足も、というちっちゃな子供のような下り方です。
手すりをつかんでいる左手からつながるロープに強引にひっぱられて、私の右手はお尻の間からワレメを隠すような形に密着し、指先はクリトリスまで届いています。
ビッショリ濡れて熱くなっているアソコを右の手のひらで、お尻の穴のほうから覆っているような状態なのですが、その指を動かすとか、えっちなことをしているヒマはありません。
階段から転げ落ちないように必死です。

ロープが精一杯伸びきっているので、輪っかが絞られて両方の手首を容赦なく締めつけてきます。
えっちなお汁をたっぷり吸って赤色が濃くなっているロープは、ピンと張りつめているので、ヌルヌルなコブが左太腿をハードに擦り、ときどき内腿の洗濯バサミを落とさんばかりに揺らします。
「ん、ん、んぐーつぅぅぅ・・・」
気持ちいいけど、つらいです。
足元にポタポタと、おシルなのか、汗なのか、よだれなのか、が絶えず落ちてきます。
全身ですごく力んでいるせいなのか、尿意も一層強まってきました。
んぐんぐ喘ぎながら汗びっしょりで、ようやく無事一階の廊下に降り立ちました。

ちょこまかとした歩幅でトイレに急ぎます。
便座に座り、さあ、となったところでまた問題です。
すでにえっちなおシルでグッショリなロープではありますが、オシッコで汚したくはありません。
ちょっと考えて、右腿だけ少し上に上げて両腕も右のほうへ寄せ、ロープを右腿の下に逃がし、ついでに思いっきり締めつけている両手首の輪っかを指先でゆるめてから、用を足しました。

意外と長いオシッコが止まり、ビデを噴射させます。
自分でお尻を動かして位置を調整しつつ、アソコの中をキレイに洗い流しました。
ビデの水流がクリトリスを直撃して、
「ぬぐぅ・・」
とかも言ってしまいました。

トイレを終えてホッと一息、ダイニングへ向かいました。
ダイニングの窓ガラスや食器棚のガラスに私のみじめな姿が等身大で映っています。
「んんーんっ」
苦労して冷蔵庫を開けて、苦労して500ミリリットルのスポーツドリンクのペットボトルを取り出し、苦労して左手に握ります。
その間もロープが股間を刺激しつづけ、洗濯バサミは気まぐれに痛みを思い出せてくれました。

再び階段を上がる前に、また玄関の鏡のところで自分の姿を映してみました。
振り乱れて、額やこめかみに汗でべったりと貼りついた髪。
顎を汚す、いく筋ものよだれの跡。
上気して赤くなった首筋から鎖骨のあたり。
よだれに濡れてテラテラ光っているおっぱいの裾野。
舌と乳首に揺れる洗濯バサミ。
それはそれはみじめなマゾ女の姿でした。

上がりの階段は、下りより数倍ラクでした。
前屈みになれるので、四つん這いのような格好になれば、足を交互に出して階段を上がることが可能みたいです。
ペットボトルを右手に持ち替え、左手も階段についてお尻を突き出し、ワンちゃん気分で階段を上がっていきます。
これはこれですっごく恥ずかしい格好だけれど、右手に持った冷たいペットボトルがときどきお尻にヒンヤリあたって気持ちいい。

お部屋に戻ったら、とにかくイこう。
この刺激的な短い冒険で、私のからだはめちゃくちゃに欲情していました。
からだ中のあらゆるところが敏感になっていました。
イきたくて、イきたくて仕方ありませんでした。
洗濯バサミの痛みや、ロープの刺激、鏡に映ったみじめな姿に感じた自虐の陶酔感を、全部まとめて気持ち良く昇華させるために、思う存分好きなようにからだをいたぶって、イかなければならない、と感じていました。
このみじめな姿から解放され、被虐ストーリーを完結させるために。

転がり込むようにお部屋に入り、ペットボトルをベッドに放り投げて、代わりに子猫ちゃんのマッサージ器を左手で掴みます。
姿見の前で右腿を上げ、子猫ちゃんのスイッチを右手でひねりました。
ンーーーという頼もしい振動音が聞こえてきます。

左手で当てられる範囲のお腹や脇腹、太腿に子猫ちゃんを這いまわせます。
子猫ちゃんのカワイイお顔がけなげに振動して、敏感になった肌をプルプル震わせてきます。
「んーーーっ!」
これから訪れるであろう快感にゾクゾクからだが震え出し、同時に、なぜだか今まで以上に自虐的な行為がしたい気持ちにもなっていました。

子猫ちゃんの頭を、左内腿を噛んでいる洗濯バサミにふれさせました。
洗濯バサミに伝わった振動が噛んでいる肌を激しく疼かせます。
「うぐーーっ!」
私は、子猫ちゃんの頭を内腿に押しつけ、洗濯バサミが噛んでいる箇所をはらうように子猫ちゃんを激しく振りました。
カターン!
「うんぐぅぅぅーーーっ!」
洗濯バサミが床に弾け飛び、私のくぐもった悲鳴が響きます。
その間も右手はお尻を激しく上下して、つながっているロープをワレメに食い込ませ、擦りつづけています。

洗濯バサミが弾け飛んだときの激痛がおさまるのも待たずに、今度は右内腿の洗濯バサミに子猫ちゃんを移動します。
しばらく振動を味わってから、同じように一気にはらい落とします。
カターン!
「ぬんぐぅぅぅーーーっ!」
私の両脚はガクガク震え、よだれがポタポタ床を汚します。

次は、脇腹とおっぱい横の洗濯バサミです。
左手を離して子猫ちゃんの頭を左右の内腿で挟み、落とさないように内股気味にぴったり両脚をくっつけます。
子猫ちゃんのいやらしい振動が両内腿とアソコに三角形に広がります。
「それ、落としたら、もっとひどいお仕置だからね」
頭の中でやよい先生の声が聞こえた気がしました。

そのままの格好で、両腕全体をからだの左右側面に擦りつけるようにクネクネ振り、洗濯バサミ4つを無理矢理はらい落としました。
「んーーーーっぐーーーーっ!」
両脇腹と左おっぱい横の洗濯バサミは、次々とはずれましたが、右おっぱい横のだけがなかなかはずれませんでした。
噛んでいる洗濯バサミが抵抗しながら肌の上をずれて、遂にはずれるときの激痛は、声を封じられていなかったら凄まじい悲鳴を上げざるをえないほど、強烈でした。
でも、内腿の間の子猫ちゃんの振動がどんどん私のアソコを気持ち良くしていてくれたので、そんな痛みも一瞬で忘れ去り、残されたジンジンする疼痛は、逆に気持ちいいとさえ感じていました。

間髪を入れずに、内腿に挟んでいた子猫ちゃんを再び左手に持ち、両足を肩幅くらいに広げて鏡の前にまっすぐに立ちました。
今は、両乳首と舌の洗濯バサミだけが揺れています。
子猫ちゃんの頭を迷わず股間に持っていき、クリトリスにぎゅっと押しつけました。
「んんーっ!」
振動がクリトリスをムズムズと蠢かせ、快感がからだ全体に広がります。
左手は子猫ちゃんの頭でクリトリスを押しつぶすように、擦るように動かし、右手はロープを股間に思いっきり食い込ませるように上下させます。
ロープのコブがちょうど膣の入口を出たり入ったりしています。

どんどんどんどん高まってきました。
さっきまで噛まれていた6か所に残る疼痛も、今噛まれている乳首と舌からの疼痛もすべて、気持ちいい刺激、として変換され、股間の振動と摩擦の快感に収束されていきます。

「んんーーっ、んんーーっ、んんーーっ・・・」
からだがフワリと浮き上がる感じです。
アソコが中心点となって、快感の波がからだ全体にすごいスピードで拡散していく感覚です。
でも、せっかく今までがまんしてきたんです。
まだまだイクのはもったいない。
私は、股間を嬲る両手を休めません。

「んぐーっ、んぐーーーっ!」
頭の中が真っ白になってきました。
無意識のうちに両脚がガクガク震えています。
でもまだがまん、まだまだ・・・

「んーーーっ、ぬーーーーっ!」
もうだめかも・・・でもがまん・・・
「んーーうんうんうん、ぬぐぅーーっ!」
脚が震えすぎて、もう立っていられそうにもありません・・・がまん・・・
「んっ、んっ、んっ、んーーーーーーーーんっ!」
右手がロープを思い切りアソコに食い込ませたまま止まってしまいました・・・
もうだめ・・・
もう・・・だめ・・・
もう・・・だ・・・めっ!
「ぬぅんぐぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

二度、三度、からだが大きくビクンビクンと揺れた後、私は、ズルズルとその場にへたり込みました。

「ふぁー、ふぁー、ふぁー・・・」
ほんの数分間くらいですが、気を失なっていたみたいです。
気がつくと、床の上で横向きに、だらしなく寝そべっていました。


メールでロープ 06

2011年2月12日

メールでロープ 04

少しだけ余韻に浸ってから、バスタオルの上に置いたルレットに手を伸ばします。
今日の私は貪欲です。
もうこれ以上は無理、って思うまで自分のからだを苛めるつもりです。

ルレットの先のトゲトゲを右のおっぱいの裾野にあてて、乳首のほうへとコロコロ転がしてみます。
イったばかりで敏感になっている肌に、チクチクとした感触がくすぐったいような痛いようなで、すっごく気持ちいい。
「ああーんっ!」
思わずえっちな声が洩れてしまいます。
少し力を入れて肌に押し付けるように転がすとチクチクの刺激も強くなって、なんだか危険なメにあってるみたいな被虐感が増します。
乳首の上を通過させたときは、思わずビクっと腰が浮くほど感じてしまいました。
「あーーんっ!」

私は、バターナイフもそうですが、金属的なもので乳首やアソコをなぶられるのが異常に好きみたいです。
右おっぱい、左おっぱい、お腹、アソコの土手とルレットを通過させるたびに、ふんふんふん、って啼いてしまいます。
ルレット一本でからだを苛めて、仕上げにクリちゃんをトゲトゲでうりうりすれば、すぐにもう一回イけそうでしたが、それではつまらないので、右手に太いお習字の筆、左手にルレットを持って、おっぱいだけを徹底的に苛めることにしました。

姿見の前に座り込んで、自分の姿を映しながら筆の毛先で乳首をくすぐりつつ、ときどきルレットで蹂躙します。
筆のこそばゆい感じとルレットのチクチク。
左右のおっぱいを交互に愛撫していると、私はどんどんマゾな思考になってきます。
「あんっ、だめだめ、もうやめてぇ、やめてくださいーっ」
「あ、あんっ、あんっ、くすぐったい、あん、あーそんなに力入れたら、いたい、痛いー」
思わず声に出してしまいます。
乳首はもう左右とも、これ以上突っ張れないっていうくらいビンビンに尖っています。
鏡の中の私の顔は、泣き出しそうなくらいに歪んでいますが、でもなぜだか淫らに嬉しそう。
「あん、あん、あんっ!」
あえて、自分のからだの他のところにはさわらないようにしているので、もどかしさでヘンになりそうです。
乳首が刺激されるたびに、両脚を盛大に開いたり閉じたりしてクネクネ身悶えます。
膝を大きく開くたびに、アソコの奥が濡れそぼってヌラヌラ光っているのが視界に入ります。

セルフ焦らしによるがまんも、そろそろ限界に近づいてきました。
「あーんっ。直子のオマンコにも、オマンコにも刺激を、チクチクをくださいー」
わざといやらしい言葉を使って、どんどん被虐感を盛り上げます。
「しょうがないヘンタイすけべマゾ直子っ!でもがんばったからそろそろ、ご褒美ね」
鏡に向かってちょっと怒った顔を作って自分に言ってから、私は筆を床に落として、ルレットを右手に持ち替えました。

左手の親指と人差し指で、下から自分のワレメの上のほうを押し開きました。
鏡に映る自分の開いたアソコを見つめて狙いを定め、おへその下からルレットのトゲトゲをゆっくりと転がしています。
土手をまっすぐに下らせて、丸々と大きくなったクリトリスの真上をじりじりと、トゲトゲを食い込ませながら通過させました。
「あーーーーーーっ!」
最初のトゲトゲがクリトリスの表皮をチクッとへこませた瞬間、下半身から全身に電流のような快感が飛び散りました。
膣内が盛大にビクンと動いて、蜜がヌルンと分泌されたのがわかりました。
「んんーーっんんーーーっ、んーーーーーーっ!!!」
ルレットのトゲトゲにクリトリスの上を行ったり来たりさせながら、私はからだを硬直させてのぼりつめていました。

「はあ、はあ、はあ・・・」
さすがに、2回たてつづけにイクと疲れました。
私は、よろよろと立ち上がり、きれいなバスタオルで全身の汗を拭きました。
ちょっと休憩。
ベッドの縁に腰掛けて伸びを一回。
時計を見るとまだ午後の2時前、まだまだ時間はたっぷりあります。
焦る必要はありません。

だいぶ喉が渇いていたし、オシッコをしたい感じもあります。
キッチンに飲み物を取りに行こう。
そう決めました。
バスタオルをたたんでベッドの上に置き、ドアへ向かおうと思ったとき、視界の端に床に置いてある赤いロープが目に入りました。
そうだっ!
えっちなことで一杯になっている私の頭に、ある妄想が閃きました。

私は、誰か悪いSな女の人に誘拐されて、このお家に監禁されています。
その女の人は、私をさんざんいたぶった後、外出してしまいました。
私は、トイレに行きたくなり、拘束されたからだでなんとか階下のトイレへ行こうとする、というストーリーです。

まず、輪っかのついた赤いロープの長いほうを両足首につけました。
立ち上がって歩いてみると、その足錠によって歩幅40センチくらいが限界になります。
これで階段を下りれるのかしらん?
早速廊下に出て、階下への階段を4、5段下りてみました。
ちょっと危なっかしいですが、手すりに掴まればなんとかなりそうです。
また自分のお部屋に戻ります。

あとは・・・
バスタオルの上に並べられたお道具を順番に眺めます。
トルコ石のイヤリングをつけようか・・・
でも、私の中でこのイヤリングは、私とやよい先生を繋ぐある意味神聖なものと感じていました。
またいつか、やよい先生に逢えたとき、やよい先生の手でつけていただく、みたいな・・・
私の思い込みだけのこだわりなんですが、そんな気持ちでした。
それに、万が一はずれてしまって落として、綺麗なトルコ石に傷をつけるのも絶対イヤだし・・・
おっぱいへの責めは、木製の洗濯バサミですることにしました。

木製の洗濯バサミは全部で8つあります。
からだの左右に4つずつか・・・

まず左右の脇腹に一つずつつけました。
「んつーっ!」
3日ぶりの洗濯バサミが肌を噛む痛さに、思わず大きな声が出てしまいます。

次にアソコに近い両内腿に一つずつ。
「ああんっ!」
一瞬の激痛の後、広がる疼痛が私のアソコをジンジンと包みます。

それから腋の下と横乳の間くらいのところに左右一つずつ。
「んーーっ!」
ここにつけてると、両腕を動かすたびに二の腕の内側が洗濯バサミに引っかかり、洗濯バサミがそのたびにユラユラ揺れて刺激が落ち着くヒマがありません。

そして最後の二つは・・・

私は、右手に洗濯バサミを持ち、左手の指で左の乳首をつまみ、ギューッと押し潰します。
「あーーーんっ!」
押し潰したままの乳首を素早く洗濯バサミに噛ませます。
「あーーーーーっ!」
局地的だった激痛がやがて乳房全体へと拡散しながら、痺れるようなもどかしい痛みに変わっていきます。
同じように右乳首にも。
「ああんっ!んーーーーーっ!」
私のからだの8か所から、終わらない疼痛がジンジンジンジンからだ全体へ広がっていきます。

姿見に全身を映してみました。
全裸のからだに左右対称に4つずつ、木製の洗濯バサミをぶら下げたその女性の顔は、眉根に深くシワを作り、目尻には涙さえ浮かべた苦悶の表情を浮かべていました。
足元は赤いロープでくくられ、隠すものの無い両腿の付け根が交わる一点から、二筋、三筋、何か液体が滑り落ちた跡がテラテラと白い太腿を飾っていました。
なんてみじめな姿・・・

最後の仕上げに、もう一本の赤いロープの輪っかを両手首に通します。
私の両腕は、縄手錠によってからだの前で幅30センチくらいの間隔だけ動かせる自由度に拘束されてしまいました。
これでよし、っと。
もう一度姿見の前に立ちます。

うーん・・・
両腕が前で拘束されていると比較的腕の自由度があり過ぎて、今一拘束感に欠けるかなあ・・・
鏡の前で右手の輪っかをはずしてから、両手を後ろにまわして、もう一度右手を輪っかにくぐらせました。
ロープ全体が後ろにまわり、後ろ手での拘束姿になりました。
うん、こっちのほうが被虐感がある。
腕を動かそうとするとそのたびにロープが私のお尻を擦って、その感触にビクンとしてしまいます。
イイ感じです。

そのとき、またまたもっとえっちなアイデアが閃いてしまいました。
私は、再び右手を輪っかから抜きます。
それから、ロープのちょうど真ん中のところにくるように調整しながら結び目を一つ作りました。
そして、輪っかにくくられた左手を左太腿のところに置いて、自分の両腿の間にロープをくぐらせました。
右手はお尻のほうにまわして、右手首に輪っかをくぐらせます。
私の両手を繋ぐロープは、私のアソコの下をくぐっていることになります。
いいえ、正確には両手の間のロープの距離が短いために余裕が無く、ロープがたわまずに私のアソコに常時食い込んでいる状態です。
両腕を少し動かすたびに、ロープがアソコを擦ります。
そして、ロープの真ん中には結び目のコブ。

そうです。
あの日やよい先生とやった綱引き遊びのセルフバージョンです。

試しにお部屋の中を少し歩いてみました。
からだ全体の自由にならなさ、拘束感もちょうどイイ感じ。
歩くたびに、ちょっとよろけるたびに、股の間に食い込んだロープがアソコを擦ります。
結び目のコブが前へ行ったり後ろへ行ったりして、いろんなところをゴツゴツ擦ります。
加えて、左腕がからだの左側面前にきているので、そっち側につけている洗濯バサミは、いつも左腕に接触して揺らされることになるので、収まっていた噛まれている痛みが頻繁にぶり返します。
おまけに、どうしても内股気味になってしまうので、内腿につけた二つの洗濯バサミも頻繁に擦れて揺れてしまいます。
「あんっ、あ、あ、あーんっ!」
まさに、一歩歩くたびに苦痛と快楽に苛まれ、えっちな声がどんどん洩れてしまいます。

いい!
これいいっ!
鏡の前に戻り、そこに映った自分の姿を見つめました。
そこに映っていたのは、私が常々妄想で思い描いていた、かわいそうなマゾ少女直子の姿そのものでした。

でも、この姿でお家の廊下や階段を歩いたら、いやらしいおシルをいっぱい垂らして、そこいらじゅうを汚してしまいそう・・・
一瞬そんなことも考えました。
でも、まあいいや。
後でちゃんと拭いてキレイにしておくから。

そうか!それだったらベロにも洗濯バサミ、欲しいな。
お口も不自由にしちゃいたいな。
どうせ後で拭くのだから、少しくらいよだれが垂れても同じです。
木製の洗濯バサミは全部使っちゃったけれど、この際プラスティックのでもいいです。
そうと決まったらとりあえずまた、右手を輪っかから抜こう。

そこでやっと気づきました。
この姿だと私、右手を自由にすること、できないんじゃない・・・かな?


メールでロープ 05

メールでロープ 03

机の上に、これから使おうと思っているお道具を並べました。

トルコ石のイヤリング、子猫ちゃんのマッサージ器、リモコンローター、お習字筆、ルレット、木製の洗濯バサミ、赤い輪っか付きロープ、そして、ポラロイド写真の入った封筒。
あと、私物の50センチのプラスティック定規と銀のバターナイフ、愛用のプラスティックの洗濯バサミ、電気の延長コードも出してきました。

お勉強机の上がなんだか禍々しい感じです。
置いてあるものすべてが、えっちな妄想を煽ります。
私は、ゾクゾクワクワクしてきて、乳首がピンピンに張ってきました。
おっと、その前に確認しておかなきゃ。

子猫ちゃんのマッサージ器を手に取って、スイッチになっている胴体をひねりました。
子猫ちゃんがブーンって震え始めます。
そんなに大きな振動音は、しないみたい。
ツマミを強までひねってもンーーーって音が少し聞こえるくらい。
お部屋のエアコンの音のほうが大きいくらいです。
これならあんまり心配することはないかなあ。

でも、あの日よりなんだか震えが弱い気も・・・
スイッチを止めてから胴のところを強くひねってはずし、電池を交換します。
単三電池一本でした。
新しい電池に変えて、もう一度強までひねります。
ンーーーー。
やっぱり電池が弱ってたみたいで、さっきより震えが強まりました。
だけど音は同じくらい。

子猫ちゃんを止めて、今度はリモコンローターのコントローラーを手に取ります。
スイッチを入れるといきなり二つのローターが震え始めました。
机の上だったのでカタカタカタって大げさな音をたてて、飛び跳ねるように転がって暴れだします。
きゃっ!
私は、あわててスイッチを切りました。

机から離れ、ベッドのお布団の上にローターを乗せてもう一度。
弱や中ならそうでもありませんが、強にするとブーーーーンて低い唸り声のような音がします。
こっちは少し要注意かな?
でも、使うときはアソコの中に入れてるワケだし・・・

スイッチを止めて、こっちも念のために電池を交換しておくことにします。
卵型のローターのほうには、単四電池が2本必要。
ピンクとブルーの両方に電池を入れておくと、スイッチを入れるたびに二つが動き出してしまうので、今はとりあえずピンクのほうだけに入れることにしました。

コントローラーのほうの電池は、私が今まで見たことの無い形の電池でした。
単四より短くてちょっと太いの。
こんな電池は買ってきてありません。
急いでネットで調べると、23Aっていう種類の力が強い電池のようです。
えっちなおもちゃのネット通販のページでは、リモコンプレイのファンにはおなじみの、なんて書いてあります。
普通のコンビニとかでは買えないみたい。
もしも私が電気屋さんでこの電池を買ったら、お店の人から、この子はリモコンローターで遊んでるんだな、なんて思われちゃうのかな?
そんなことを考えて一人で赤くなっています。

コントローラーの電池交換はあきらめて、子猫ちゃんとリモコンローターを強にセットし、お布団の上に置いたままコントローラーだけ持ってお部屋を出ました。
エアコンの効いていない廊下に出ると、夏の熱気がムッと裸の全身を包みます。
ドアを閉じて、廊下で耳を澄まします。
微かにウーーンって音が聞こえる気がします。
コントローラーでリモコンローターのスイッチを切ると、音はしなくなりました。
子猫ちゃんのほうだけなら、外に音が漏れる心配はまったくなさそうです。

なぜこんなことをしているのか?と言うと、私のお部屋が在る2階には、もう一つお部屋を隔てた向こうに篠原さん親娘が住んでいます。
篠原さん親娘の住居と我が家の2階は、鍵のかかる扉で仕切られていて、向こうからこちらへは自由に出入りはできません。
でも同じフロアですから、たとえば私が夜中にローターを使って遊んでいて、次の日に、昨夜何かブーンって音がしてた、なんて篠原さんに言われたらすっごく恥ずかしいので、どのくらい音が漏れるものなのか、確かめておきたかったんです。

念には念を入れて、階下への音漏れの有無の確認するため、再びローターを強にセットしてから、階段を下りました。
階下で私のお部屋の物音が一番響きそうな場所、すなわち私のお部屋の真下は、父の部屋です。
一階の廊下では、当然のことながらまったく音はしません。
父の部屋のドアを開けて、そーっと忍び込みます。
だいじょうぶ。
全然音は聞こえません。
私のお部屋のエアコンの音さえしません。

カーテンがひかれて薄暗く、しんと静まり返った父の部屋。
窓際にあるサイドボードのガラスに、私のツルツルな無毛の下半身が映りました。
私ったら、なんてはしたないことをしているんでしょう。
真夏の真っ昼間に真っ裸になって乳首尖らせてお家の中をウロウロして・・・
全身しっとり汗ばんだからだに、ジーンと恥ずかしさと快感が駆け巡りました。

父の部屋を出て、意味もなくリビングを一周してから、ふと思い立って廊下をまっすぐに玄関へ向かいました。
日当たりの良い明るい玄関。
壁に飾ってあるロココ調な装飾が施された大きな鏡にも、私の裸の上半身が映りました。
普段の生活の場に全裸でいるのって、なんだかすごく非日常的でエロい・・・
私は、普段はお出かけ前に髪型や襟元を確認するために覗く鏡に映った、何も着ていない自分の顔をまじまじと見つめてしまいます。
火照ってて、汗ばんでて、恥ずかしげで、でも嬉しそうで、なんとも言えない、いやらしい顔・・・

サンダルをつっかけて、そっと玄関ドアを開けてみます。
見事に晴れ渡った真夏の真昼の眩し過ぎる陽射しと熱気に、私の無防備な全身が晒されます。
このままお庭に出ちゃおうか・・・
その誘惑はとても魅力的でしたが、もしもお隣の家の2階やベランダに誰かいたら、見られちゃう・・・
と思い至って、残念ながらあきらめました。

もはや、いてもたってもいられません。
早くいろいろ気持ちいいことをしたい、恥ずかしいことをしたい、自分のからだを撫で回したい・・・
すでに乳首はツンツン、アソコの中もヌルヌルです。
「もう、本当になお子はすけべねぇ」
どこからか、やよい先生の声が聞こえてくるような気がしました。

もう一つ、試しておきたかったのは、このリモコンローターがどのくらいの距離まで電波が届くのか?っていうことだったのですが、それは後回しにすることにして、大急ぎで階段を駆け上がり自分のお部屋のドアを開けます。
エアコンの冷気が汗ばんだからだをひんやりと迎えてくれました。

CDプレイヤーにサティのなるべくたくさん曲の入っているCDを入れてエンドレスにセットします。
お部屋にジムノペディが低く流れ始めました。
それから床に大きなバスタオルを敷いて、用意したお道具を全部並べます。
その横に自分もたたんだバスタオルをお尻にあててぺったりM字気味に座り込みました。

まずは、ポラロイド写真の入った封筒を掴み、口を留めているセロテープを丁寧に剥がします。
トランプみたいに束ねた写真を床に置き、上から一枚ずつ右手で取って見つめます。
瞬時にあの日のコーフンが甦りました。
どの写真もあまりにもいやらしくて、アブノーマルで・・・
そして、その被写体は紛れもなく私・・・

アソコに子猫ちゃんが挿しこまれています。
このときはまだ、毛があったんだ・・・
だらしなく開いた口元から、よだれが垂れています。
歪んだ顔が媚びるようにレンズを見て微笑んでいます。
乳首からぶら下がったトルコ石が激しく揺れてブレています。
両手と両足首と両膝を赤いロープで縛られています。
三つ編みおさげ髪の女の子がM字開脚で座っています。
パイパンなワレメから短いヒモが覗いています。
泣きそうな顔で笑っています。
顎を突き出して、必死でイクのを耐えています。

私は、順番に一枚一枚念入りに写真を見ては、自分のまわりに並べていきました。
こんな恥ずかしいことをやったなんて、どうしても信じられない・・・
でも、この被写体は紛れもなく私・・・

写真を半分くらいまで見たとき、もうどうしてもこらえきれなくなり、左手で自分のからだを激しくまさぐり始めていました。
右手に写真を持って、その写真で苛められている場所を自分で苛めます。
乳首を指でギューッとつまんで押し潰します。
おっぱいを乱暴に鷲掴みます。
アソコに指を入れて掻き回します。
「あんっ、あっ、あっ、あーんっー」
写真を食い入るように見つめながら、その写真と同じ表情をしてみます。

写真が突きつけてくる、見るに耐えないくらい恥ずかしい自分の姿を見るという、いてもたってもいられないほどの恥ずかしさ。
その恥ずかしさを和らげたくて、それならいっそのこと、今の自分をもっともっと恥ずかしい状態に追い詰めようとする衝動が私の左手をつき動かし、容赦なく自分のからだを責めたてます。

ほとんどの写真を並べ終えた頃、私は、大きく左右に両膝を広げて上半身を屈め、左手親指と人差し指でツヤツヤに大きくなったクリトリスをつまんだり擦ったりして熱心に苛めていました。
「あん、あん、あん、あーんっ!」
もう少しでてっぺんです。
そして、床に残った最後の一枚・・・

それは、やよい先生と、とある有名女性タレントさんとのツーショット写真。
二人とも全裸。
女性タレントさんは、緊縛大股開きで悩ましげなお顔。
やよい先生は、女性タレントさんの少し後ろに立って、右手を座っている彼女の左肩に軽くかけてニヤッと笑っています。
「んんんんーーーーーーんんっ!!!」
私は、その写真のやよい先生のお顔と形の良いおっぱいを見た、その瞬間にのぼりつめていました。

「はあ、はあ、はあ・・・」
今日の第一ラウンドは、せっかく用意したお道具を何も使わず、左手一本だけであっさりイってしまいました。


メールでロープ 04

2011年2月6日

メールでロープ 02

やよい先生が渡してくれたヤバソウナモノを含むお土産の中身を確認したのは、日曜日でした。

やよい先生とお別れした土曜日の夜は、さすがにからだがとても疲れていたみたいで、母と少しおしゃべりした後ゆっくりお風呂に入ったら急激に眠くなってしまい、入浴後のお手入れもそこそこに早々とベッドに入って眠ってしまいました。
お風呂で見たら、おっぱい上下の縄の跡とやよい先生がくれたキスマークがまだ微かに残っていました。
洗面鏡に映るやよい先生に剃られてしまってツルツルになったアソコ。
今さらながら、すっごく恥ずかしい気持ちになりました。

翌朝も寝坊して10時くらいに目覚めました。
午前中は、とりあえず分けておいたやよい先生からのお土産健全編のお洋服袋をチェックしました。
最後に追加された赤いワンピースとレインコートを除いて、さまざまなワンピやトップス、スカートなどが11点も入っていました。
有名なブランドのお高そうなものばかり。
どれもカワイイと言うより、シャープでクールな大人っぽいデザインでサイズもだいたいぴったり。
自分で買うときは、こういうデザインや色はカッコイイけれど私には似合わないかも・・・って躊躇しちゃう種類のものも、着てみると私でも案外似合ったりして、すっごく嬉しくなりました。
着替えては階下に降りて、母に見せびらかしました。
「じゃーんっ!」
「あらー、ステキねー。百合草先生、やっぱりセンスいいわねー。私でも着れるかしら?」
「着てみて、着てみてっ」

ハウスキーパーの篠原さん親娘が午後3時頃にご実家から戻ってきたので、それから夜にかけては、母と四人でおしゃべりしながらまったりゆったりと過ごしました。
ともちゃんももう小学三年生。
カワイク元気に成長しています。
まだ周囲に自然がたくさん残っているらしい篠原さんのご実家で、さんざん遊びまわってきたのでしょう、腕や脚が真っ黒に日焼けしていました。

夜の10時過ぎに一人でお風呂に入りました。
縄の跡もキスマークもすっかり消えていました。
一緒に暮らすようになってから、たまにともちゃんとも一緒にお風呂に入るのですが、さっきも、ともちゃんの日焼けした姿を見て、日に焼けていない部分とのコントラストが見てみたいな、なんて思ってつい、一緒にお風呂入る?って声かけようとして、あわてて思いとどまりました。
私、今アソコに毛が無いんでした。
あぶない、あぶない・・・
ともちゃんから質問責めされちゃうところでした。

今日はお風呂後のお手入れも入念にして、一息つくと11時になっていました。
お部屋のドアに鍵をかけてから、ベッドの下に押し込んでおいたヤバソウナモノ袋を引きずり出します。
ベッドの上にバスタオルを敷いて、その上に中身を出していきます。

大きなトルコ石が付いたイヤリング一対、子猫ちゃんのマッサージ器、マッサージ器を固定する用の細い糸が付いたリング、ワイヤレスのリモコンローター・・・これはピンク色のと水色のが二種類、アイマスク、太いお習字用の筆一本、ムダ毛処理用のカミソリと替え刃、薄いピンクのレンズのまん丸ファッショングラス、木製の洗濯バサミ8個。
ここまではあの日、やよい先生とのあれこれで使ったものでした。

リモコンローターは、ユマさんが入れていたのも私にくれちゃったみたい。
コントローラーは一つしか入っていません。
ユマさん、どうするんだろう?
思わずクスっと笑ってしまいます。

その他に、お裁縫のとき布に印をつけるために使うトゲトゲした丸い輪が付いているルレットが一本。
これはたぶん、肌の上をコロコロ転がして遊ぶのでしょう。
試しに左手の甲に軽く転がしてみます。
チクチクした感触が肌を転がっていきます。
これでおっぱいを刺激したら気持ち良さそう・・・

あと、短かめな赤いロープが一本。
よく見ると両方の先端が輪っかの形になっています。
左手を輪っかに入れてみました。
ロープを軽く引っぱると、輪を作っている結び目がスルスルと動き、輪っかのロープが右手首を絞り込んで締め付けてきます。
なるほどー。
右手も反対側の輪っかに入れて絞ってみます。
私の両手は、ちょうど私のウエストくらいの幅で拘束されてしまいました。
ロープの手錠っていうわけです。
これなら、はずすのも簡単だし、ロープは太くて柔らかい素材なので、跡がつく心配も無さそうです。

ロープ手錠をしたまま右手を袋に入れると、同じようなロープがもう一本。
両方の輪の間が少し長めです。
こっちは足首用なのでしょう。
私はワクワクが抑えられません。

そして、袋の一番底から出てきたのは、封筒に入った厚さ3センチくらいの何かの束。
これは、私のいやらしい姿を撮ったポラロイド写真のはず。
もちろん、すぐにでも見たかったのですが、これを今見てしまうと絶対、とことんオナニーをしなきゃ眠れなくなると思ったので、グッとがまんしました。
明日は、母も篠原さん親娘も出かける用事があって、午前中から夕方までお家にいないことがわかっていました。
私一人でお留守番です。
なので、私は明日の日中、思う存分思い出しオナニーをすることに決めていました。

それより今は、これらの隠し場所を決めることが先決です。
イヤリング、筆、アイマスク、ファッショングラス、カミソリ、ルレットは、別に誰に見られても不自然ではないので、アクセサリー箱や机の引き出しに普通にしまいました。
残りのものは、使わなくなった少し大きめの化粧ポーチに入れておくことだけは、決めていました。
問題は、その化粧ポーチをどこに隠すか、です。
母も父も私のお部屋に勝手に入って、いろいろ探し回るようなことは絶対しないので、そんなにナーバスになることでもないのかもしれませんが、万が一みつかっちゃったときは、すっごくややこしいことになっちゃうのは確実ですし・・・

クロゼットは、衣替えの頃とかに母が気を利かせて、クリーニング屋さんに出さなきゃいけないお洋服を私のいないときにお部屋に入って整理してくれていたことが何度かあったので、ちょっと危険かも。
本棚もCDラックも隠すようなスペースはないし。
やっぱり、お勉強机の鍵がかかる引き出しかな・・・

だんだん眠たくなってきたので、大急ぎで鍵がかかる引き出しの中を整理して、化粧ポーチを入れるスペースを作りました。
以前から隠していた父秘蔵のえっち写真集二冊に重ねて、化粧ポーチをなるべく平らにして奥に入れ、ポラロイド写真の入った封筒を日記帳に挟んで手前に置くと、ちょうど全部がスッポリ収まりました。
引き出しを閉めて、一応鍵をかけます。
ふぅー。
これで鍵のかかる引き出しには、えっちなものと私の日記帳しか入っていないことになりました。
なんだかなー・・・

次の日の朝、母と篠原さん親子を送り出すとすぐ、自転車を飛ばして近くのコンビニへ行き、単三と単四の電池をそれぞれ8本づつ買ってきました。
ダイニングで早めの昼食をとりつつ、これからのお楽しみ時間の計画を練ります。

一階の戸締りをきちんと確かめ、インターフォンの音量を最小に絞り、留守番電話に切り替えてからトイレも済まし、バスルームで軽くシャワーを浴びました。
からだを拭いたバスタオルを片手に持ち、裸のまま廊下に出ました。
今日は、夕方までずっと全裸で過ごすつもりです。

二階の自分のお部屋に戻って、昨夜しまいこんだ化粧ポーチとポラロイド写真の封筒を取り出し、お勉強机の上に置きました。
さて・・・
お楽しみを始める前に、試しておきたいことがいくつかありました。


メールでロープ 03

2011年2月5日

メールでロープ 01

結局、やよい先生が東京へ発つ日のお見送りはできませんでした。

やよい先生からは、あのお泊りの翌日別れて以来、連絡はありませんでした。
私が訪ねたとき、まだ家具類や日常品の荷造りなどがまったく手つかずでしたから、きっと、お引越しの準備で忙しいのだろうと思い、がまんしてがまんして、その5日後の夜遅くに、電話をしてみました。

「ごめんねー。全然電話できなくて。いろいろ忙しくてさー。でもおかげさまですっかり片付いたよ」
やよい先生のお元気そうな声が返ってきます。
「えっ?東京行く日?あさって。8月最初の日。引越し屋さんや現地での手配の関係で昼の1時には新居にいなきゃいけないから、朝の10時頃に出発かな?」
その日は、間の悪いことに高校の夏休み登校日で、午前中はつぶれてしまいます。
私は、半泣き声になっていました。

「いいよ、お見送りなんて。もう二度と逢えないワケじゃないんだから。あたしもヒマができたらこっちに来るよ。なお子の家に泊めてくれる?」
「・・・もちろんです。母もますます先生のファンになっちゃってるし・・・」
「それは光栄。だからその日、なお子は学校にちゃんと行きなさい。これは先生命令よ」
少し沈黙してから、やよい先生がつづけました。

「それになお子、その日もし逢ったら絶対泣くでしょう?あたし、そういうのちょー苦手だし。あっち行って落ち着いたらスグ電話入れるから。そしたらメール課題開始ね」
「・・・」
「あたしは、なお子のことずーっと好きだよ。今までも、これからもずーーーっと。だからなんかあったら、あたしを身内だと思っていつでも頼ってきてね」
「・・・」
「あ、ごめん。家電鳴ってる。たぶん引越し屋さん。それじゃあ切るからね。なお子、愛してるよ。ありがとね」
プチっと電話が切れました。
私は、ベッドに倒れこんでくすんくすん泣きました。

その夜はよく眠れず、次の日も朝早くに目が覚めてしまいました。
東京に行ってしまう前にやよい先生のお顔をもう一度見るとしたら、今日がラストチャンスです。
どうにもいてもたってもいられなくなってしまい、母に、お友達のところに行って来る、と言って家を出て、やよい先生のマンションがある駅に降り立ちました。

あの日のような快晴でした。
駅に降り立ったものの、考えてみるとあの日はやよい先生の愛車で連れて行かれたので、マンションへの道順がまったくわかりません。
やよい先生やユマさんにも電話してみたのですが、両方とも電波が届かないと言われて通じませんでした。
電話が通じないとなると、たとえマンションの前にたどりつけても、逢えるかどうかもわかりません。
それでもいい、と思いました。
やよい先生とユマさんに、今の時刻と、このメールに気がついたらご連絡ください、ってメールを入れてから、記憶と勘を頼りに駅周辺をあちこちさまよいました。

ようやくやよい先生のマンションの前にたどりついたのは、午前10時前。
約一時間以上、炎天下の町中をさまよっていたことになります。
汗びっしょりで、着ているTシャツが肌にペッタリ貼りついていました。

たどりついたものの、今度はどうやってやよい先生を呼び出したらいいか、わかりません。
お部屋にいるのかどうかも。
ケータイも相変わらずつながらないし、メールの返信もありません。

でも、せっかく来たんです。
たとえやよい先生が今、お部屋で寝ていたり、どっかにお出かけ中だとしても、夕方までには起きてケータイをチェックするはずです。
私は覚悟を決めました。
やよい先生が姿を現わすまで、あの日、やよい先生がお話ししてくれたミーチャンさんのように、マンションの前で待つことにしました。

マンションの入口から少し離れた塀際に、マンションのお庭にある大きな木の葉っぱが道路にはみ出て日陰を作っている場所があって、その下にちょうど飲み物の自動販売機がありました。
お茶のペットボトルを一本買い、その日陰に入って涼をとりながら、自販機の脇にもたれてしばらくボーッとします。
ときどき、やよい先生のお部屋のあたりを見上げます。
正確にどれがやよい先生のお部屋の窓かはわからないのですが。
刑事ドラマの刑事さんの張り込みみたいだな・・・
一人でクスッと笑います。
って言うよりも、これってなんだか、今流行のストーカー?

マンション前の通りは、ほとんど人通りが無く、時おり、自転車に乗った子供たちがワイワイ通り過ぎたり、自動車がブーンと走り去っていったり。
真夏日にどこの窓もピッタリ閉ざされて、ジージジジジジとアブラゼミの声だけが遠く近く響いています。

20分くらいして、駅へつづく曲がり角のほうから4~5人の人影が現われました。
だんだんこちらに近づいてきます。
私は、自販機の陰から身を乗り出して目を凝らします。

全員女性で6人いました。
道一杯に広がっておしゃべりしながら近づいてきます。
みなさん、何て言うか、結婚式の二次会帰りみたいなセミフォーマルで肩や胸元が露出した服装をされていますが、なんだか疲れているようで、少しだらだらとした歩き方でした。

右手に大きな花束を持って真ん中を歩いているのが、やよい先生でした。
両耳と胸元のアクセサリーが陽射しを受けてキラキラ光っているのが、遠くからでもわかりました。
母がプレゼントしたネックレスと私があげたイヤリング、着けてくれてるんだ。
私は、すっごく嬉しくなりました。

きっと、やよい先生のさよならパーティをした朝帰りなんでしょう。
ユマさんとシーナさんの姿もわかります。
二人とも裾の長い綺麗なドレスを着て、見違えています。
やよい先生と腕を組んだ青いドレスの女性は、ミーチャンさんでしょう。
やよい先生が見せてくれたビデオの女性に髪型や雰囲気が似ています。
その他に知らない女性が二人。
そのうちの、やよい先生よりも背の高い女性が伸びをしながら口元も押さえずに大きな欠伸をしました。
誰もこちらには目を向けず、お互いの顔に視線を向けながらガヤガヤと親しげにおしゃべりしつつ、こちらにだんだんと近づいてきました。

私は、なぜだかもう一度、自販機の陰に身を隠しました。
6人の姿を見ていたら、急に怖気づいてしまいました。
知らない女性が二人いることもあったのでしょう。
私がまだ知らない、やよい先生たちの世界・・・

これからみんなで、やよい先生のお部屋でもう一騒ぎするのでしょうか?
それとも、みんなで眠るのでしょうか?
今、やよい先生のお部屋は何も無くてガランとした状態のはずです。
明日がお引越しの日なのですから。
どうするんだろ?
ひょっとすると、あの中にもう一人、このマンションに住んでいる人がいるのかもしれない・・・

自販機の裏でそんなことを考えているうちに、おしゃべりの声がはっきり聞こえるほど、やよい先生たちは近づいてきていました。
「ふぁーあっ、と。やっとついた、ついたー」
「今日はさすがに疲れましたねー」
「さ、はやくこんなドレス脱いで、寝るべ寝るべ・・・」
「悪いねー、クーコ・・・」

私は、またそーっと顔だけ出してやよい先生たちを窺い、すぐ引っ込めます。
やよい先生たちは、ワイワイ言いながらマンションの門をくぐるところでした。
やがて、足音がマンションのエントランスのほうへゆっくり遠ざかっていきます。
私は、もう一度そーっと門のほうを窺います。

目が合いました。
青いドレスの女性。
ビデオで見たのと同じお顔をしたミーチャンさんが一人だけ、門の前にポツンと立って私のほうを見ていました。
ニッコリやさしそうに微笑んで。
私がびっくりして固まっていると、ミーチャンさんが小さくおいでおいでをするように、右手をヒラヒラさせました。
深く切れ込んだ胸元の白い肌がセクシーに揺らぎます。
私は、一瞬迷いましたが、腰を90度曲げて深くお辞儀してから、踵を返してその場を逃げるように立ち去りました。
間近で見たミーチャンさんのお顔は、大人の女性の愁いと気品と色気がある上に小さく儚げで、アンティークなフランスの貴婦人のお人形のように、すっごく綺麗でした。

私は、やよい先生たちの前に姿を現わすことができませんでした。
やよい先生のお仲間さんたちは、みんなステキでした。
それぞれ、ちょっとセクシーなドレスを堂々と着こなして、全員が夏の陽射しの中でキラキラ輝いて見えました。
高校生の私とは、まったく違う世界の住人。
自分の仕事で自分で生活している自信と余裕、みたいなものに私は、今の自分とは決定的に違う何か、を感じていました。
みんなステキな大人の女性でした。
私がその輪の中に入るのは、まだまだおこがましいと思ったんです。

私ももっといろいろとしっかりして、やよい先生たちみたいなステキな大人の女性にならなきゃ・・・
電車に揺られながら、私の気持ちはすっかりスッキリしていました。
今度、やよい先生に会ったとき、びっくりさせちゃうほどステキな女性になれるように精一杯努力しよう・・・
そう決めました。

私が降りる駅に着いたとき、ケータイがブルブルっと震えました。
やよい先生からのメールでした。
近くに来ていたなら、一緒に来ればよかったのに、みたいなことの最後に、
「ずーーーっと愛してるよ」
って書かれていました。
私は、短かくこう返信しました。

「ありがとうございます。またお逢いしましょう。ずーーーーーーっと愛しています。」


メールでロープ 02