2020年5月24日

肌色休暇一日目~幕開け 01

 会社近くの繁華街を連日賑わせていた親子連れや学生さんグループの喧噪がパタッと途絶えた頃、少し遅い夏休みをいただけることになりました。
 火曜日から土日を含めて六日間も。

 更に嬉しいことに、お姉さまも私と同じ日程でお休みを取られ、ふたりで旅行に出かけることに。
 行く先は、関東圏の人たちには避暑地として名高い、山間のリゾート地。
 お姉さまのお知り合いが瀟洒な別荘をお持ちだそうで、そこを自由に使ってよいとのこと。

 水曜日から三泊四日。
 そのあいだずうっと、お姉さまと一緒、のはずです。
 そのお話を出張中のお姉さまからのお電話で唐突に告げられたとき、文字通り跳び上がって大喜び。

 でも、ヘンタイな私とミストレスなお姉さまとのバカンスですから、一筋縄ではいきません。
 お出かけするにあたっての注意事項をいくつか言い渡されました。

「直子は旅支度とか一切しなくていいから。着の身着のまま、からだひとつでいらっしゃい」
「そうね、簡単なコスメとスマホ、あとはフェイスタオルくらいをポシェットに入れてぶら下げてくればいいわ。着替えとかお金は一切持ってこないように」
「当日の服装は、失くしちゃったり破かれちゃってもいいブラとパンツに、こないだ買ってあげた前開きのワンピね」

 お電話の向こう側からイタズラっぽいお声でご命令くださるお姉さま。
 失くしちゃったり破かれちゃってもいい…
 その意味深なお言葉にキュンキュン感じてしまう私。

「で、でも宿泊費とか旅費とかお食事とか、お金かカードくらいは私も持っていったほうが…」

 オフィスの社長室でひとり、例によってリンコさまたちのご命令により全裸で勤務していた私は、剥き出しな下腹部に指を滑らせたい衝動を抑えるために、ご命令で気になったところを上ずった声でお尋ねしました。

「いいのよ。その辺は全部、直子のカラダで払ってもらうから」
 
 あっけらかんとおっしゃるお姉さま。

「とにかく今言ったことは全部、ちゃんと守ること。それじゃ当日ね」
 
 かかってきたときと同じように、唐突に切れたお姉さまからのお電話。

「なになに?チーフとふたりきりで旅行?いいなあ」

 お電話が切れて数秒後、お部屋に雪崩れ込んでいらっしゃったリンコさまとミサさま。
   お揃いのアニメキャラTシャツにデニムのショーパン姿。
 もちろん監視カメラで私とお姉さまとの会話を盗み見アンド聴きされていたのでしょう。

「あそこの別荘、雰囲気いいんだよねー、うちらもコスプレの撮影で何度か使わせてもらったけどさ」
「そう。ヨーロッパ中世風のゴージャスな洋室とか、純和風な昭和っぽい畳部屋もあって、雰囲気あった」
「また庭と周りの森がいいカンジなんだよねー。あそこで直子を裸にしたらいい写真撮れそう」
「うん。ヌーディスト系なアートっぽいのもイケるし、猟奇っぽい緊縛放置とかの耽美系シチュにもピッタリだと思う」

 おふたりは、私がおじゃますることになるらしい別荘のお話を交互にいろいろ教えてくださりつつ、全裸な私唯一の着衣である首輪から垂れたチェーンを引っ張って、手際よく窓辺のテーブルまで誘導していきます。

 午後三時を過ぎて、やっと翳り始めた夏の日差しに照らされた窓際のテーブル上に仰向けで寝そべります。
 両膝を立てて右手で右足首、左手で左足首を掴みます。
 必然的に両腿は自然に開き、恥ずかしい亀裂を日差しに向ける形の寝そべりM字開脚。
 少し顔を上げると目の前の大きなガラス窓の向こう側に、地上100数十メートルの青空だけが広がっています。

 最初の頃は、プレイが始まるごとに手錠とか縄で丁寧に拘束してくださっていたのに、それも面倒くさくなられたのか、この数日間でテーブルに乗せられたら自らこの姿勢を取るよう、しっかり躾けられてしまった私。

「相変わらずビンカン濡れ濡れだねえ、ナオちゃんのインランプッシーは」
「ぁあんっ!」

 立て膝M字の中心を覗き込むようにお顔を突き出してきたリンコさまが腕を伸ばし、私のラビアに軽く指を添えると、ジャンケンのチョキの形で更に押し広げてきます。
 おふたりでプロデュース中の新型バイブレーター試作品を片手にほくそ笑むミサさま。

「今日もしばらくのあいだ、うちらの商品開発につきあってもらいましょうか、憐れなギニーピッグちゃん」

 パッと見はよくある棒状の肌色バイブなのですが、表面のシリコンがお魚の鱗みたいに可動する仕様。
 大小の鱗が棒部分にびっちり施されています。
 なので、挿れるときはすんなり入るのですが抜こうとすると鱗たちがめくれ上がり、無数のビラビラが膣壁全体を万遍無く容赦無くゾリゾリ逆撫で擦るのです。
 そのシリコン鱗の形状や密度、配置具合に悩んでいる、とリンコさまはおっしゃるのですが…

 お盆期間をご趣味の同人活動でしっかり休まれたおふたりは、夏休みの宿題消化に焦る小学生さんのように、お休み明けから連日、私をおもちゃにしています。
 雅さまとほのかさまは入れ替わりお休みに入られ、綾音さまとお姉さまは長期出張中。
 オフィス内は、リンコさまとミサさまによる独裁王国状態。
 完全服従なメス犬モルモットに、性的実験したい放題、ヤリ放題。

 今日、私は何時頃開放されるかな?
 それまでに何回、イカされてしまうのかな…
 青空に向けて大きく開いた私のマゾマンコにあてがわれた振動にビクッと肩を震わせつつ、私はそっと目を閉じます。

 あぁ…あんっ!あうぅっ……
 
 月が変わって、待ちに待った旅行当日。
 朝からお日様全開快晴の残暑厳しきバカンス日和。
 待ち合わせは朝の9時半、オフィスビル群の麓にあるホテルの正面入り口前でした。

 出勤ピークも過ぎ、ビル内のショッピングモール開店にはまだ早い中途半端な時間帯なので、通り過ぎる人も車もまばら。
 通りには数台の大きな観光バスが並び、ホテルのエントランスには大きなスーツケースと共に数名の男女がたむろしています。
 どうやら外国からの旅行者さんたちのようで、耳慣れないお言葉での会話が背後から聞こえてきて、目を閉じているとどこか異国の街角に居るみたい。

 そんな光景を見るともなしに見ていたら、見慣れた青色の車が私の立っている舗道のほうにスーッと近づいてきました。

「おっはよっ!」

 助手席側の窓がスーッと下がり、間髪入れずの弾んだお声。

「おはようございます」

 ちょうどガードレールが途切れたところへ助手席ドアが来るように停めてくださったお姉さまに、私も元気にご挨拶。

「早く乗って。窓開けてると夏の熱気に蹂躙されちゃう」
 
 お芝居がかったお姉さまのお声に促され、助手席に乗り込みます。
 窓がスーッと上がり、車内はヒンヤリ、心地よく冷えています。

「ちゃんと言われた通りにしてきたみたいね。ワンピもよく似合っているわよ」
 
 シートベルトを装着しようとモゾモゾしている私を、運転席からジッと眺めるお姉さま。
 数日前にお姉さまが買ってくださった丸襟膝上丈の半袖前開き水色シャツワンピースを褒めてくださいます。

 そんなお姉さまのお姿は…と横目で窺うと…
 カーキ色でゆったりめなボートネックのサマーニットに濃いめなブラウンのサブリナパンツ。
 最近ショートにされた髪型とも相俟ってシャープでスポーティ、すごくカッコいい。

 お車がスーッと音もなく発進し、私は運転されるお姉さまの端正な横顔を見つめます。
 やがて赤信号に捕まり大きめな交差点で停車。

「ちょっとワンピの裾まくって、パンツ見せてよ」
 
 不意のお言葉にビクンとからだが震えます。
 お姉さまはお顔だけこちらに向け、ニヤニヤ笑い。

 停止線で停車しているのでフロントガラスの先は横断歩道。
 左側に寄っているので私の横は舗道。
 まばらですがもちろん、前や横を行き交う歩行者の方々のお顔までハッキリ見えています。

 こんなところでそんなご命令をくださるお姉さま…
 でも私は、この旅行期間中、お姉さまのどんなご命令にも絶対に服従する、という覚悟を決めていました。
 
 これからお姉さまの運転で数時間、目的地までの密室空間。
 きっとお姉さまから、手を変え品を変え私を辱めるご無体なご命令をいただくことでしょう。
 
 たとえ助手席で全裸になれと命じられても、パーキングエリアを恥ずかしい服装で歩くことを命じられても…
 私はすべて従うつもりです。
 お忙しいお姉さまが私のためだけにセッティングしてくださった、初めての、ふたりだけのバカンスなのですから。

 そんなことを考えながら両膝中間辺りのワンピースの裾を右手でつまみ、おずおずと自らめくり上げていきます。
 その右手がおへその上くらいまで上がったとき、濃茶のレザーシート上に少し日焼けした生々しい太股とデルタ型の白い布地が露わになっていました。

「ふうん。またずいぶん地味なのを穿いてきたんだ」
 
 からかうようにおっしゃるお姉さま。

 私が穿いてきたのは、コットンで純白無地のありふれたフルバックビキニショーツ、いわゆる、綿パン、って呼ばれる下着。
 お色気の欠片もない代物ですが、リンコさまたちの魔改造により、クロッチ部分のあて布が剥がされています。
 なので、無毛の土手下が生々しく密着していて、更に、こんな街中でパンツ丸出しにさせられている刺激に、奥のほうから潤って…

「確かにそれなら、失くしちゃっても惜しくはないわね」
 
 面白くもなさそうにお姉さまがおっしゃったとき、信号が変わりました。

 お車はゆっくりと左折。
 お姉さまからのお赦しが無いので、私はずっと裾をまくったまま。
 上が高速道路らしき高架下の幅広い道の右側車線を、快調に進み、やがてまた信号。

「ブラのほうも。一応見せて」
 
 停車すると同時に、お姉さまがお顔をこちらに向けておっしゃいました。

「あ、はい…」

 今度は右折車線の前から3番めくらいに並んでいるので、歩行者からはかなり遠い感じ。
 まだお赦しが出ないので、裾の布地をウエストを絞るリボンに挟んでショーツ丸出しをキープしつつ手を離し、両手でワンピースのボタンを首下から外し始めます。

 アンダーバストくらいまで外したとき、お車が動き始めました。
 大きな交差点を右へ曲がると…
 あれ?

 お姉さまの運転されるお車は、なぜだか池袋駅東口の駅前方向に進んでいるよう。
 オフィスビルのすぐ傍に高速道路の入口があるので、私はてっきりすぐそれに乗るのだろうと思い込んでいました。
 いったん高速に乗ってしまえば、渋滞以外めったに停まることはないので、さして気にせず下着姿をお見せしていたのですが…

 駅前が近づくにつれ、人通りはどんどん増えています。
 片側2車線の広い車道の右寄りを走っているので、歩行者のみなさまからの距離はあるのですが、360度どこにも他人の目がある状態。

 こんなところで自ら胸をはだけ、ブラジャーをお見せしなければならないなんて…
 ボタンの外れた前合わせをギュッと右手で掴んだまま固まってしまった私に呼応するように、お車がまた赤信号に捕まります。

「どしたの?早く見せてよ」
 
 イジワルさを目元に湛えて私の顔を覗き込んでくるお姉さま。

「あ、はい…あのぅ……でも…」

 またもや停止線先頭の停車なので、目前の横断歩道とほんの数メートル。
 駅前に近づいたぶんだけ増えた歩行者さまたちが右へ左へひっきりなし、こちらへ目線を投げてくるかたも数人。
 あのかたたちから、私の丸出しショーツは見えてしまっているのかしら…

「じゃあ、車が発進したら、胸をはだけなさい。はだけたら直しちゃだめよ」
 
 うつむいたまま硬直状態な私に助け舟を出してくださるお優しいお姉さま。

「もう一度信号に捕まったら、それは直子にツキが無かった、っていうことね」
 
 ちゃんと恥辱の余地も残してくださる、やっぱりイジワルなお姉さま。

 信号が変わり、再び目抜き通りを走り出すお車。
 私はボタンをもう一つ外し、思い切って両肩近くまで、ワンピの前合わせを両手で開きました。

「裾を直していいとは言ってないわよ?」
 
 両手で胸元をはだけた拍子に、ワンピの裾がパサッと戻ってしまっていました。

「あたしはパンツとブラを同時に視たいの。見せなさい」
 
 お姉さまのキツめなお声でのご命令。

「は、はい。ごめんなさい」
 
 すかさず裾をめくり直し、その布をウエストリボンに挟み直しました。
 あわてたためか大きくめくり過ぎ、さっきより露わになる部分が増えておへそまで丸出し。  
 誰がどう見てもワザと見せつけているとしか思えない、まさしく露出狂の仕業。

 それから再び両手で胸元を押し開きます。
 着けているのは、ショーツとお揃いの純白コットン、クォーターカップの前開きブラ。
 これで私の下着は上下とも、文字通り白日の下に曝け出されました。

「下がそれなら、上はやっぱりそうなるわよね。下着だけ見れば清純派?」
 
 蔑むみたいにおっしゃりつつ、お姉さまのお車は駅前の広いロータリーに入りました。
 
 自分が今している行為が恥ずかしすぎて、どうしてもうつむいてしまいます。
 不意に私の左側のドアウインドウがスルスルっと下がり始めました。

「えっ!?」

「せっかく直子がえっちに下着姿を見せつけてくれてるんだから、この暑い中通勤通学で頑張っている人たちにもラッキーをお裾分けしてあげようと思ってさ」

 お姉さまがお芝居口調で微笑みます。

 開け離れた窓からドッと流れ込んでくる残暑の熱気と街の喧騒。
 思わず視線が上がると、視界に飛び込んでくる街の風景。

 セールを告げるデパートのタペストリー、高級ブランドで着飾ったブティックのマネキン、壁一面のハイヴィジョンディスプレイ、そして、視界の端からひっきりなしに現われては通り過ぎていく、老若男女とさまざまな色、形の自動車。
 
 東京でも5本の指に入る人通りの繁華街。
 その見慣れた街並みを、お姉さまのお車がゆっくり進んでいきます。
 自らワンピースの胸元と下半身を覆う着衣を押し広げ、真っ白な下着を見せびらかすように露出している露出症ヘンタイ女を助手席に乗せて。

 おまけにロータリーに入った途端に車道は数珠つなぎ。
 大きな交差点を超えるまで、進んでは停まりのノロノロ運転。
 更に交差点の両端に信号待ちの人たちの大きな群れ。

 これだけ人がいれば、絶対私に気づいている人、いるだろうな…
 あの子、何してるんだろう?って思ってそう…
 遠目なら下着じゃなくて、暑いから水着なんだろう、って思うかも…
 でも、自分で開いた姿勢のままなのは、やっぱり不自然だよね…

 何かの罰ゲームだって思われるかな… 
 命令されてやらされてるんだって…
 それとも、わざとだって思われてる?
 見せたがりのヘンタイマゾ女だってバレてる?
 
 あ、あの男の人、こちらを二度見した…
 知っている人に見られていたら、どうしよう…
 あ、今度は若い男の人が、こちらを指さした…
 やっぱり視られてる…

 ああんっ、視ないで、視ないで…
 お願いだから早く、交差点を通過して…
 
 あんっ、でも、でももっと視て、直子の恥ずかしい姿、もっとしっかり視て蔑んで…

 顔の紅潮や腋の下に滲み出る汗は、窓から入り込む熱気のせいだけではありませんでした。
 剥き出しの下半身にも熱が集まり、あて布のないクロッチ部分の先端が、透明な蜜を垂らしたかのようにぽってりと、濡れそぼってテカっていました。


肌色休暇一日目~幕開け 02



2 件のコメント:

  1. 直ちゃんお帰りなさい。
    首を長くしてお待ちしていました。
    又、ドキドキさせて下さい。

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  2. とくさま

    ずいぶんご無沙汰してしまいました。
    憶えていてくださって嬉しいです。
    またぼちぼちとつづけていきたいと思っています。
    お時間のあるときにまたのぞいてみてください。

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