ポケットに突っ込んでいる右手は愛液まみれ、とくに中指と薬指はフニャフニャにふやけています。
その二本を熱く火照った膣の奥深くへと挿入します。
ンッ、と感じつつ前方を見ると、左斜め向こうから近づいてこられるのは、外国人観光客さま4名。
欧米系のスラッとした容姿の女性2名に男性2名、ご夫婦なのかカップルさまなのか。
女性おふたりはセクシーなタンクトップとデニムのショーパン姿で夏らしくエロい感じ。
そのお姿に親近感が湧き、なぜだかホッとしてしまう私。
仲睦まじそうに4人でおしゃべりされながら、だんだん私のほうに近づいてこられます。
視線を下に落とします。
まったくボタンの留まっていないブラウスは、幸いさっき直したばかりなので、まだはだけていません。
スマホに耳を押し当てて通話しているフリをしつつ、スカートの奥で挿入した指をソロリソロリと動かします。
視線を上げてチラチラ気にしていると、外国人さまがたは私を気にされるそぶりもなくモールへと向かう通路に入られてしまいます。
安堵と落胆が半々くらい。
もう一度周りを見渡して見える範囲に近づく人影が無いことを確認してから、より大胆に指を動かし始めます。
中指と薬指を膣の中で開き、膣壁の違うところを互い違いにこすります。
そうしつつ指を曲げたり伸ばしたり、突いたり掻き回したり。
ついさっきクリイキしたばかりですから、すぐにラビアと膣壁がウネウネヒクヒク反応し始めます。
「…んふぅぅ…」
通話口に淫らな吐息を送り込んでしまう私。
「ほらほら、マンコ派手にまさぐり過ぎると、割れたスカートから手がはみ出しちゃってるよ?」
五十嵐さまの呆れ声で確認すると、ふたつに割れた赤いスカート生地のあいだから右手甲の肌色が確かに覗いています。
あわてて曲げていた手首をまっすぐ恥丘に貼り付けると、手の甲はあまり覗かなくなりました。
代わりに手首寄りの手のひらで腫れた肉芽がこすられ潰されます。
「ンゥゥゥーッ!」
一瞬、頭の中で星々が弾け飛び、絶頂が近いことを教えてくれています。
私の意志とは関係ないところで、膣内の指がいっそう激しく暴れまわり、手のひらはギュウギュウ恥丘をこすりあげます。
「そんな大きなアヘ声出してたら、みんなに注目されちゃうよ?」
からかうようなご指摘で反射的に声は抑えようと試みますが、股間をまさぐる指の動きは抑えきれません。
指の動きに呼応して私の腰はモゾモゾ蠢き、膝がプルプル震え始めています。
「…んふぅぅぅ、いぃ…イぃ…」
「あ、今度はモールのほうから誰か来たよ…」
五十嵐さまのからかうようなお声が聞こえてきますが、内容が入ってきません。
もはや私は気持ちイイが最優先。
気持ちイイことに逆らえなくなっています。
二本の指は抽挿運動をくり返し、敏感な粘膜を乱暴にいたぶります。
腕を揺らすので上半身も揺れ、ボタンの留まっていないブラウスもだんだんとはだけ始めます。
それでも二本の指と手のひらが奔放に暴れつづけています。
「立ち止まった。三人で直子のほうを横からじっと視てる…」
五十嵐さまのせっかくのご指摘も上の空。
どなたかに視られているというその事実に、かえって感度がますます上がってしまいます。
…視てください…直子が淫らにイキ果てる姿をみなさまどうか視てください…
「直子は外でオナニーするのが大好きな露出狂マゾ女です、って言いなさい」
考えていることを見透かされたかのような、五十嵐さまからのタイミング良いご命令。
そのお言葉で被虐と快感のボルテージがもう一段アップしてしまいます。
「ハァハァ、はい…な、直子は、お外で…ハァハァ、お、オナニーするのが、ンッ、ハァハァ、だ、大好きな、ハァハァ、だ、大好きな、ンッ、露出狂のマゾ、ンーッ、マゾ女でっすぅぅ…」
恥ずかし過ぎる真実を実際に言葉にして口から出したことで、背徳感と恥辱と被虐がないまぜとなった得も言われぬ甘い快感がせり上がってきました。
もうだめです。
「イッ、イッてもよろしいでしょうか、い、五十嵐さまぁ…ハァ、ハァハァ…」
押し殺した声で躾けられた通りに今現在のミストレスさまへ、はしたない懇願をする私。
ここまで来たら、どんどんどんどん高ぶる快楽の波に押し流され果てるしかありません。
「ハァハァ…イッてよろしいでしょうか、もうがまんできませんっ、ンッ!ンーーンッ、ハァハァ…」
青い空と肌を撫ぜる風、時折通り過ぎる車のエンジン音や遠くに聞こえる甲高い笑い声が、私が今居る場所が紛れもなくお外だということを教えてくださっています。
うつむきがち、目を瞑りがちにはなっていますが、お言いつけ通り五十嵐さまたちのいらっしゃる車の方を努めて見遣りながら、どんどん昇りつめていきます。
「イッていいよ。ただし、直子がイクとこ視てください、って、ずっとスマホに言いつづけながらイキなさい」
「ハァハァ…はいぃ、なおこがイクとこ視てください、ハァハァ、ンッ、なおこがイクとこみてくださいぃ、イイッ、なおこがイクぅ…」
五十嵐さまからお許しをいただき、押し殺した声でスマホに語りかけつつ、膣壁をめちゃくちゃにこすり上げます。
根本まで挿入した二本の指で膣全体を叩くようなピストン運動。
「ハァハァ…とこっ、視てくださいぃ、ハァハァハァハァ、イクぅ…なおこが、イクとこ、ンーッ、みて、みてくださいぃ、イイーッ…」
近くに人影がチラホラある気配も感じてはいますが、もうそんなことどうでもよくなっていました。
ただこのままま絶頂に達したいだけ。
それに私は、視てください、ってお願いしているのですから。
「ンーッ、なおこがイクとこ、ハァハァ…イクとこみてくださいぃぃっ、ンーーーッな、なおこが、ハァハァ、イクぅぅ、ンンーーヌーゥゥゥーッ!!!」
膣内に挿入していた指が一際強くギュッと締めつけられると同時に、全身に電流のような快感が広がりました。
頭の中に火花が散り、内腿や脇腹がヒクヒク痙攣しています。
さっきクリでイッたときよりも、格段に深い陶酔感と多幸感。
気を失うほどではありませんでしたが自然と両膝が折れ、その場に崩れ落ちてしまいます。
「…ハァ、ハァ…ハァ、ハァ…」
息を荒くしつつ余韻と呼ぶにはあまりに強烈な快感の残り香に身を委ね、しばらくのあいだうつむいたまま。
呼吸が少し落ち着いた頃、そっと顔を上げてみます。
焦点の合わない視界にぼんやり、青い空と緑の木々、そして何台もの停まっている車。
遠巻きにちらほら人影も見え、あーここは駐車場だったっけ、と思い出します。
思い出すと同時に心の隅っこに追いやられていた理性のかけらも目を覚まし、あわてて自分の姿を確認しました。
ブラウスはおへそのところまで大げさにはだけ、ふたつののっぺらおっぱいがお外に完全に露出していました。
しゃがみ込んでいますからスカートも恥丘のかなり上のほうまで大胆に割れて、無毛の性器が私からでも丸見えです。
「あ、いやんっ…」
一声鳴いてブラウスの前を掻き合せたとき、男性の大きなお声がしました。
「あっ、あれは熱中症かもしれないっ!」
お声のしたほうに目を遣ると、視界の右側のほうから大柄の男性がズンズン近づいてこられます。
その他にもあちらにおひとり、こちらにおふたりと遠巻きに、まばらな人影から注目されていました。
盛大な恥ずかしさがカーッと全身を駆け巡る中、近づいてきた男性が本橋さまだと気がつきました。
大きなリュックを背負った本橋さまは、そのまま私の傍らにひざまずき、私の着衣を軽く直した後、そっと私を抱きかかえてくださいます。
背中と両膝の裏に腕を差し込んだお姫様抱っこで。
そしてそのままスタスタと私たちのお車のほうへ。
少し遅れて大きめなお荷物を両手に持たれたお姉さまと中村さまが、ニヤニヤ笑いながらつづかれていました。
「おつかれー。いやー、いい画が撮れたよー」
お車に戻ると開口一番、五十嵐さまのお元気なお声が迎え入れくださいました。
「モッチーもナイスアシスト!直子が暴走してけっこうな人がチラチラ見ていたから、引き際をどうすればいいか悩んでたんだ」
本橋さまの両手を握りブンブン振り回される五十嵐さま。
本橋さまは照れたようなお顔でされるがままになっています。
「それにしてもきみたち、ずいぶん大胆な真似をするんだねぇ。直子をひとり屋外に放置して遠くからマンズリ姿を撮るなんて」
荷物を下ろされた中村さまが呆れたお声でおっしゃいます。
「凄かったよ。最初は直子も恐る恐るだったのに、タガが外れてからはお構いなしなんだもん。チラ見を含めたら三十人以上に視られてたんじゃないかな」
「でもみんな遠巻きなんだよね。近づいたりはしないんだ」
五十嵐さまがご興奮気味にまくしたてられます。
「直子が何をシているのか、正しく理解してた人も数人いると思う。道路が途切れたところに立って長いことじっと直子のほうを見つめていたオヤジがいたし、指差してコソコソ話してるカップルとか女のふたり連れとかもいたし」
「イキ果ててしゃがみ込んじゃったときは、その場にいた全員が直子を視ていたよね。そのちょっと前にみんながモールのほうから戻ってきて直子に気づいて。そこからのモッチーのフォローはアカデミー賞ものだよ!」
嬉々としてご説明される五十嵐さまの隣に座っている私は、恥ずかし過ぎて顔を上げることが出来ません。
「でもまあ何にせよ、直子が公衆の面前でマンズリこいて、それが不特定多数の人たちに視られて、その様子をゲリラ撮影していたんだから、ワタシらはさっさとこの場からオサラバしたほうが良いんじゃなくて?」
相変わらず呆れ顔の中村さまが茶化すようにおっしゃいます。
そのお言葉に場内一致でご賛同するように、運転席に本橋さま、助手席に橋本さま、その後ろに五十嵐さまと私、そのまた後ろに中村さまとお姉さまを乗せたミニバンがゆっくりと駐車場を滑り出しました。
「この後は、ちょっと離れたイガっちの友達のとこまで行って、そこで車を乗り換えて帰るんだよね?」
ショッピングモールの敷地を出て広い公道に出た頃、中村さまが五十嵐さまに念を押されるみたくお尋ねされました。
「うん。そこに昨日モールまで乗ってきたうちの車があるから」
座席越しに会話されるおふたり。
「カノジョの親戚が小さな古書店やっててさ、昨日と今日は昼間そこでバイトがあるからってカノジョは来れなかったんだけど、カノジョも直子に興味津々でさぁ」
私のことをイタズラっぽく見つめつつお話をつづけられる五十嵐さま。
「そこでも直子にやってもらいたいことがあるんだ。うちがこんなふうになった原点への回帰、いわばうちのヰタ・セクスアリス!」
テンションの上がった五十嵐さまがご興奮気味に謎なことをおっしゃり、無造作に私の胸に手を伸ばされてきます。
「もうここは関係者しかいない密室なのだから、こんなものも必要ないよね?」
おっしゃるなり私の右おっぱいの絆創膏を乱暴に引き剥がされる五十嵐さま。
「ああんっ…」
思わず声は出てしまいますが、たっぷりの汗にもまみれ緩くはなっていたのでしょう、剥される痛みはさほど感じません。
それよりも勢いよく飛び出る、相変わらずの勃起乳首が恥ずかしい。
左おっぱいも同様に剥され、ボタンを留めることも相変わらず許されていませんので、乳首を含む the おっぱいが久々に白日のもとにさらけ出されました。
運転席側のお二人もチラチラ目線を送っているのがルームミラー越しにわかります。
私の上半身が露わになるのを待っていたかのようなタイミングで、今度はお姉さまが会話に割り込んでこられました。
「そう言えばあたしも、直子のためにお土産を買って上げてたんだった」
背もたれ越しに振り向いて見ていると、傍らのトートバッグをガサゴソしつつ何やらビニール袋を引っ張り出されるお姉さま。
「ほら、ずいぶん前にネットで流行ってたじゃない、ドーテーをコロす服、っていうの。あれに便乗して作りすぎて売れ残っちゃったんじゃないかな?たまたま通りかかったアウトレットのワゴンセールで投げ売りしてた」
お姉さまがビニール袋から取り出されたのは、クタッとした真っ白な布片。
見た感じ薄手のニットぽく布面積は少ない感じです。
「その中で一番直子に似合いそうなのを選んであげたわ。もちろんサイズもぴったりなはずよ」
お姉さまが座席越しにその布片を私に手渡そうとしたとき、中村さまがお独り言ぽくポツリとつぶやかれました。
「匂うわね」
「ああ、直子でしょ?それはそうよ、炎天下の屋外で汗みずくの上に、発情してイキ果てた直後なんだもの。いやらしいメス臭さをからだ中から発散しちゃってる」
お姉さまが冷たく言い放ちますが、中村さまは首を横に振られます。
「ううん、そうじゃないの。あ、直子がメス臭いのももちろんそうなんだけど、それとは別に雨の匂いがする」
「あら、ずいぶんロマンティックなこと言うじゃない」
お姉さまが混ぜ返されました。
お車は片側二車線の広い街道筋を逸れ、双方向一車線で周辺には広大な森と畑がつづく典型的な山間の道路に入っていました。
滅多に信号はなくたまに対向車とすれ違うくらいの交通量。
そんな田舎道を快調に飛ばしていた私たちの眼前に突如、文字通りの暗雲が垂れこめました。
あれよという間にお空が黒い雲で覆われ、最初はポツポツ、と降っていた雨脚があっと言う間にバケツをひっくり返したような豪雨に。
車体を叩く雨音でカーステのレディガガさまのお歌もくぐもるほど。
「これはちょっとヤバいな」
運転席で本橋さまがつぶやかれます。
暗いお空にピカピカ稲妻が光り、風がゴーゴー音を立てているのが雨音の中でも聞こえます。
「ワイパーも効かなくなってるし、安全な場所でやり過ごしたほうがいいかも。どうせゲリラ豪雨だろうから、たぶん十分くらいで終わるでしょ」
お車を徐行くらいに減速させた本橋さまに、助手席の橋本さまもご賛同。
「ナビ見た感じ目的地まであと十キロないくらいだから、大したロスでもないし、それが安全策だべな」
カチカチとハザードランプを灯しつつ徐行で安全な場所を探される本橋さま。
やがておもむろにお車を左折させ、ファミレスの駐車場みたいな空き地に入りました。
空き地に面した建物は古民家風で、たぶんおそばや郷土料理をメインとした路面店のレストラン風。
ただし定休日なのかもうとっくに営業されていないお店なのか、建物は真っ暗で駐車場にも私たちの車以外駐まっていません。
建物から飛び出している庇がお車の半分くらいまでを覆う場所に前向きでお車を駐められました。
窓から見渡すとお空は相変わらず真っ暗で、駐車場の出口付近にポツンと立っているお飲み物の自動販売機の灯りだけがヤケに目立っています。
「やれやれだわね。別に急ぐ旅じゃあないからいいけど」
「逆に車に乗って街道走ってるときに降られて良かったんじゃない?徒歩で買い物の途中とか帰りの山道に入った後とかよりは」
「それにしても凄い雨ね。洗濯物取り込むの、忘れないでよかったー」
窓からお外を眺めつつ口々に他愛もないご感想を述べられる女性陣。
状況のわりに悲壮感は皆無です。
駐車場に避難した後も雨脚は衰えるどころか、いっそう激しくなっているみたい。
こういうのを篠突く雨って呼ぶのかな、なんて考えている私。
おっぱい丸出しのはだけた胸を直しもせずに。
「なんか喉乾いた。今オレ、無性にコーラが飲みたいっ」
助手席の橋本さまが本橋さまに問いかけるようにおっしゃいました。
そのおっしゃりかたが、ちっちゃな子供さんみたいだと笑われる五十嵐さま。
つられて笑うお姉さまと中村さま。
「それじゃあヒマ潰しの余興をしましょう」
窓からお外を眺められていたお姉さまが、突然そう宣言されました。
「直子?裸になりなさい」
唐突なご命令。
でも今でも裸同然な格好ですし、この方々の前で裸になるのは慣れ過ぎてしまっているので、さほどの羞恥も躊躇もありません。
「は、はい…」
従順にご返事してはだけたブラウスを脱ぎ去り、腰を浮かして赤いスカートも取り去りました。
そのまま立ち上がりマゾの服従ポーズ。
お姉さまがもう一度窓の外をご覧になられ、私に向かってニッコリ微笑まれます。
そのとき、お姉さまが私に何をやらせるおつもりなのかわかってしまいました。
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