2011年4月24日

メールでロープ 19

お夕飯を食べて、また少しみんなとおしゃべりしてから自分の部屋に戻ると、パソコンにやよい先生からのメールが届いていました。
今度は、どんな課題なんだろう?
ワクワクしながらメールを一気に読みました。

親愛なる直子へ

課題レポートのメール読みました。
ずいぶん熱心にDVDを見てくれたみたいで、苦労して作った甲斐がありました。
すぐにエッチに使えそうなものを買いに行っちゃうなんて、とてもスケベな直子らしい。
直子が一人でエッチなことをやっているのを想像すると、私もしたい気分になってきて困りました。

直子のレポートを読むと、直子は自虐に大いに興味があるようなので、次の課題は「自縛」に決めました。
送った荷物の中に、ロープと結び方を紹介している本が入っています。
送ったロープは、本格的なSMプレイで使われるそれ専用の麻縄です。
なめし処理をした後、オイルをすり込んで手入れしてあるので、肌触りも心地良いはずです。
これで直子が自分の身体を綺麗に縛れるようになったら、一緒に送ったデジカメで写真を撮って私に送ること。
それが今回の課題です。

縛り方の詳しい手順は、直子も知っている女性がモデルになって、実際に自縛している過程をビデオに撮ったDVDを同封したので、それを見ながらがんばりなさい。
結び目などの細かいところは、一緒に送った本にわかりやすく書いてあるはずです。
アウトドア用の本だけど、色々なロープの結び方を知る事は、実生活にも大いに役立つから、覚えておいて損はありません。
最初のうちは、ほどきやすい結び方(八の字結びや引き解け結び等)を覚えるといいでしょう。

他に注意すべき点は、
・首にロープをかける時は強く絞りすぎて窒息しないように。
・結び目が血管の上にならないようにすること(血行不良で痣になりやすい)。
・長時間縛ったままにならないこと。
・縄の痕が肌に残るかもしれないので、服で隠せない場所を縛るときは注意すること。
このくらいかな。

ついでに直子が気に入っていたプレイについても少しアドバイスしておく。

ローソクプレイ
・直子も書いていたように、溶けた蝋の後始末が意外に大変=ビニールシートなどを床に敷いてから垂らすのが無難。
・一般に売っているローソクは、溶ける蝋の温度がとても高いものもあるので注意。
・SM用の低温度ローソクっていうのがあるから、どうしてもやりたいなら送ってあげるけど、火事の危険もあるし、ローソクプレイはパートナーが出来てからのほうがいいと思う。

野外露出
・直子が気に入っていることはよく知っているけれど、危険度が高いプレイなので、一人でするのはあまりおすすめしません。
・特に、直子の家のご近所と学校、学校の周辺等、顔見知りに出会いそうな場所では絶対やらないこと=一回の失敗が取り返しのつかないことになってしまうから。
ローソクプレイもそうだけど、どうしてもやりたいと思ったらユマに電話してつきあってもらいなさい。
直子が東京の大学に通うようになって一人暮らしを始めたら、私がじっくりと遊んであげるから、ご両親と一緒にいるうちは少しがまんして、いい子にしていてください。

まずは自縛をマスターすること。
私が思わず顔を赤らめてしまうような、いやらしい、Mな写真を送ってくれることを期待しています。
でも、くれぐれもお母様やご家族にみつからないようにね。
この課題をクリアしたら、以前送ったUSBメモリのパスワードを教えてあげる。

私の方は、お店も順調に知られてきて、お客様も増えてきました。
東京は、特に繁華街は、どこもかしこも狭くてうるさくてごちゃごちゃしているけれど、活気があるし、可笑しな人たちも多くて私には合っているみたい。
直子がしっかり勉強して、大学に受かって、2年後に再会できることを楽しみにしています。

もうそろそろ、毛も生え揃ってきた頃かな?
ちょろっと生え始めのアソコも、なんか生々しくていやらしいよね?
見てみたいなあ。
写真、楽しみです。
あ、もちろん私が言うまで剃ってはだめよ。

お母様にもよろしく伝えてください。
それではまた。

愛を込めて XXX やよい

メールを三回、一回目は一気に、二回目はじっくり、三回目はもっとじっくり読み直してから、ベッドの下に隠した荷物を引っ張り出しました。
心がワクワク高鳴っています。
本格的なSMのロープで自分を縛って、いやらしい姿の写真を自分で撮って大好きなやよい先生に送ること・・・
なんてえっちなご命令でしょう!
その過程を想像しただけで、みるみるからだにえっちな反応が起こってきました。

包みを包んだプチプチをちょっと乱暴に剥ぐと、中から優雅な紫色の風呂敷包みが現われました。
四隅からふんわりと結ばれた結び目を解きます。
とぐろを巻くようにまとめられたロープが四束、豆絞りの手ぬぐい一本、箱に入った新品のデジタルカメラ一台、A5判の本一冊、DVDロムが一枚、そしてロープのお手入れ用らしい馬油と書かれた小さな瓶が一本出てきました。

そのロープの束を見た瞬間、ゾクゾクッと気持ちのいい電流がからだを駆け抜けました。
ロープに色は着いてなくて、麻の生成りな色、白と薄茶色の中間、濃い目のベージュ系な独特の色合い。
全体に表面が濡れたみたいに鈍く光っていて、私が思い描く、SMのロープ、まさしくそのもの、っていう、なんとも淫靡な感じ。
この縄が私の肌に巻きついて、私の自由を奪って、おっぱいを歪めて、アソコに食い込むんだ・・・
考えただけで下半身がヌルんできます。

恐る恐るロープの束に手を伸ばします。
見た感じでは、なんとなくゴワゴワ硬そうな印象だったのですが、指に触れた瞬間にロープ全体がすごくしなやかなことがわかりました。
太さも、太すぎもせず細すぎもしない、いい感じ。
間髪を入れず、ロープの束全部を両手で鷲掴みにすると、Tシャツの胸に強く押し付けていました。
「あぁん・・・」
思わずえっちな声が洩れてしまいます。
ロープ全体がクタッとしなやかで、感触がしっとりと滑らかで、覚えのあるいい匂いがして・・・
これは、やよい先生ご愛用のパフュームの香り・・・
ロープの束を胸にかき抱いているだけで、その感触にうっとりと気持ち良くなってきてしまいました。

しばらくの間、ロープの束を抱きしめて目を閉じたまま恍惚としていました。
自分で自分を縛る・・・
DVDの中でも何人もの女の人がやっていました。
自分一人で縛るとなると、腕の拘束とかは出来ないけれど、両脚を開いたままにしたり、おっぱいをキツク縛ったりするのはとても気持ち良さそうでした。
私も同じ体験が出来るんだ・・・
私の性癖を目覚めさせてくれた、父が隠し持っていた写真集の女優さんみたいに、蜘蛛の巣みたいに綺麗な模様で縄をかけたりも出来るようになるのかな?
頭の中に写真集やDVDで見たさまざまな場面が、またグルグルと走馬灯のように甦っているとき、ふいに内線の電話が鳴りました。

「きゃんっ!」
びっくりして思わず小さく悲鳴を上げ、急いで電話に取り付きました。
「お風呂空いたから、いつでも入れるわよー。残ってるのはなおちゃんだけよん」
母の上機嫌なのんびりした声。
「はーいっ!」
必要以上に元気良く答えながら時計を見ると、9時になろうとしています。
母と篠原さんは、お夕食のときワインも飲んでいたから、お風呂上がってからまた二人で少し飲んで、たぶん今日は早めに寝ちゃうと思います。
ともちゃんは、最後に残った夏休みの宿題、8月に入ってからずっと書いていなかった日記を一気に片付けちゃう、って言ってましたから、もう自分のお部屋に戻っているはず。
チャンス到来。
今夜は、早めにえっちモードに入れそうです。

そうと決まったらさっさとお風呂を済ませちゃって、まずは、やよい先生が作ってくれたという自縛のやり方DVDをじっくり見ることにしましょう。
風呂敷の中から本とDVDだけ取り出し、胸に抱いているロープの束と共にベッドの掛け布団の下に隠しました。
デジカメやその他は、もう一度風呂敷に包んでクロゼットの奥深くにしまいました。
デジカメの使い方は、明日の昼にでもゆっくり研究しよう。

それから、テレビをキャスター台のデッキごとベッドの正面に移動しました。
こうしとけばベッドの縁に腰掛けても、ベッドに寝転んでも画面を見ることが出来ます。
準備万端。
お風呂セットを用意して、ルンルン気分でバスルームに向かいました。


メールでロープ 20

0 件のコメント:

コメントを投稿