2010年8月21日

お医者さんごっこと私 05

「すごくお腹が痛くなって、ママに言ったら、近所のお医者さんに連れていかれたのね」
「そしたら、さっきやったシンサツみたいのをされて、丸裸にされて、お浣腸されたの」

「…でもね、その病院でされたときは、もっと恥ずかしい格好をさせられたの」
「ベッドの上でね、仰向けに寝てね、両脚を上に大きく上げてね…」
「なんか、赤ちゃんがオムツ代えるときみたいな格好にされたの」
「…やってみるね…」

 由美ちゃんが私に足先を向け、その場に仰向けに寝そべります。
 両脚を揃えて上に大きく上げてから少し頭のほうに反らし、お尻を私のほうに突き出してきました。

 なんだか、でんぐり返しの途中みたいな格好。
 お尻の穴だけではなくて、オシッコのところのスジも正面から丸見え。
 確かに見ているだけでもすごく恥ずかしいです。

「私の脚を看護婦さんが押さえててね、おじいちゃんなお医者さんが私のお尻にチューブみたいのを挿して、なんか水みたいのをお尻に入れるの」

 由美ちゃんはそのままの格好でそこまで言ってから、起き上がりました。
 由美ちゃんの頬がほんのり赤くなっています。

「それでね、お浣腸すると、しばらくするとすごくウンチがしたくなるの」
「お腹がゴロゴロ鳴ってね、すごく痛くなってきて、わたし、すぐおトイレに入って…」

「お医者さんもついてきて、お医者さんの目の前でウンチしなきゃならないんだよ…」
「わたし、恥ずかしいからがまんしたんだけど、しきれなくって…」

「すっごくたくさん出たよ…はじめ出すときちょっと痛かったけど、すっごく気持ち良くって…なんかスッキリしちゃった」

 由美ちゃんがうっとりした顔になりました。

「その日は、お家に帰ったのね。わたしはベンピっていう病気だったらしいの」
「パパが帰ってきたら、なんだかママがすごい勢いでパパに怒っていてさ。いまどき、小学生の女の子にあんな格好させてお浣腸する医者はいない、って」
「あのオイボレヤブイシャはロリコンのヘンタイだ、ってワケわかんないこと言ってた…もう二度と行かない、って」

「それで、一応ちゃんと検査をしておこうって、次の日からパパの勤めている病院に入院して調べてもらったのね」
「そこでも一回お浣腸されたんだけど、横向きに寝てお尻だけ出せばよかったから、あんまり恥ずかしくなかった」
「結局、少しベンピがちだから、ウンチが2日くらい出なかったら、お浣腸するようにすれば自然に治るでしょう、って言われて退院したの」

 私とヒロくんは、体育座りの格好で熱心に聞いています。
 ときどき私の視線は、ヒロくんと由美ちゃんの股間に泳ぎます。
 ヒロくんも、私と由美ちゃんのソコをときどきチラチラ見ています。

「それで、帰ってきた次の日に、今度はママにお浣腸してもらったのね」
「ママは看護婦さんだったから、そういうのうまいのよ」

 由美ちゃんは、ちょっと得意そうです。

「お風呂入る前にしちゃいましょう、って、ママたちのベッドで裸ん坊になってね。ママたちの寝室はおトイレに近いから」
「そのときは四つん這いになったの。横向きだとちょっとやりずらい、ってママが言ったから。わたしも最初のときのオムツポーズよりかは、ぜんぜん恥ずかしくなかったしね」

「家にあるお浣腸の道具は、本当にこの大きい注射器みたいなやつなの」
「なんかのお水みたいのをチューって吸ってね、お尻にあててピストンとこ押して、またチューってお尻に入れるの」

「空気だけ入れるお浣腸も本当にあるんだって。でもアブナイから絶対やっちゃダメって言われた。やったらオナラが止まらなくなるんだって」
「それでヒロと二人でママのいないときに、こっそり練習したの」
「ヒロがヘマして、わたしに少し空気入れちゃったのよ。そしたら本当にオナラ出ちゃった」

 由美ちゃんは、えへへと笑って、ヒロくんの頭を軽くこずきました。

「そんなふうにいろいろケンキューしてから今日、なおちゃんをシンサツしたのよ」
「なおちゃんにいきなりオムツポーズしてもらうのは無理だろうなあ、って思って、四つん這いポーズにしたの」

 あのとき、オムツポーズを要求されたら…私は、従ったでしょうか?
 さすがの私も無理だったような気がします。
 きっと本気で泣き出しちゃったことでしょう。

「由美ちゃんとヒロくんは、二人でもお医者さんごっこよくやってるの?」

 さっきから気になってたことを素直に口にしてみました。
 ヒロくんは少し赤くなってうつむいちゃったので、由美ちゃんが答えます。

「夏休み終わってから弓子ちゃんと三人でやったじゃない?あのときヒロ、隣の部屋に寝てて聞こえていていたらしいのね、わたしたちのセリフとか」
「それで、ボクもやってみたいって言い出して」
「ヒロも夏休みにゆっくり入院したおかげで、その後は体調いいみたいだから、わたしがつきあってあげたの」

「最初は、お尻見せっこ、だったよね?」

 ヒロくんが、ようやく口を開きました。

「お尻見せっこ?」

 と私。

「うん。二人で1メートルくらい離れて背中合わせに立って前屈みになってから、いっせーのせ、で自分でパンツ下ろして振り向いて、相手のお尻を見るの。5秒間」

「へー。なんだか面白そう」

 私はそう答えながら、やっぱり弟妹がいるのっていいなあ、って羨ましくなります。

「それから、おもちゃ使ってお医者さんごっこもやるようになったのよね。ヒロ、病院行きなれてるから、お医者さん役うまいのよ。難しい言葉とかもよく知ってるし。私が先生のときに、それ違うよ、とかナマイキ言ったりもするのよ」

 そう言って、由美ちゃんはヒロくんのオチンチンをピンっと指で弾きました。

「いったいなあ」

「あははは」

「そうだっ!」

 由美ちゃんが大きな声をあげました。

「せっかく三人裸ん坊なんだから、三人でオムツポーズしようよっ!」

「えーっ!?私、は、恥ずかしい…」

 今更ながら胸と股間を両腕で隠して恥らう私。
 内心ではドキドキし始めて、やってもいいかな、って思っています。

「いいじゃん。わたしはさっきやったんだから、なおちゃんもやらないとズルいよー」

 由美ちゃんがちょっとだけ命令っぽく強い口調で言います。
 私は真っ赤になりながらコクンと頷いてしまいます。

「じゃ、じゃあ、一回だけなら…」

 またドキドキが最高潮に達して、それがとっても気持ち良くて…

「それじゃあ、ここに輪になって座って」

 由美ちゃんの命令で、三人がつま先をつきあわすように体育座りで輪になりました。

「いっせーのせ、で後ろに寝転んで両脚を上に上げるのね。お尻は突き出すようにして。5つ数えたら終わりね」

 私のドキドキは、自分でも聞こえるくらい高鳴っています。

「いっせーの」

 由美ちゃんの声に、三人が同時に仰向けにゴロンと寝転びます。

「せっ!」

 由美ちゃんとヒロくんの号令で、三人の両脚が上にスッと伸びました。
 私は仰向けのまま顔だけ上げて、由美ちゃんのソコのスジを見ます。

「いーち」

 由美ちゃんも数を数えながら顔を上げて、私のソコをジーっと見ています。
 ヒロくんの視線も私のソコに注がれています。

「にー」

 私は視線を動かしてヒロくんのソコを見てみました。
 タマタマの小さな袋の裏側がプクっとふくらんでいて、カワイイのだけれどあんまり面白くはありません。

 二人の視線はずーっと私のソコに釘づけです。
 そう、二人はいつも見せ合っている仲だから、今日は私に集中するのはあたりまえです。
 ずるい…恥ずかしい…

「さーん」

 私はまた由美ちゃんのソコに視線を動かしました。
 由美ちゃんは疲れてきたのか、両脚が少し開き気味になっています。
 
 おかげで、ワレメの綴目が少し開いちゃっています。
 中のピンクがちょびっとだけ見えちゃっています。
 ヒロくんの視線も由美ちゃんのほうに動きました。

 私もワザと少しだけ両脚を開きました。

「よーん」

 ヒロくんの視線がまた私に戻っています。
 由美ちゃんは私のを見て気がついたのか、両脚に力を入れてピタっと閉じるように努力しているようです。

 私はまたワザともう少し両脚を開きました。
 きっと中がかなり見えちゃっていると思います。
 恥ずかしさに、ぎゅーっ、と目をつぶってしまいます。

「ごっ」

 最後のカウントを終えて、由美ちゃんは一回両脚を大きく広げてから、上体を起こして体育座りに戻りました。
 由美ちゃんが両脚を開いた瞬間、私は由美ちゃんの中のピンクの部分をしっかり見ました。

 ヒロくんはとっくに起き上がっていて、由美ちゃんの動きを追った後、私の少し開いているソコを食い入るように見つめています。

 私は一テンポ遅れて、由美ちゃんと同じように一回両脚を大きく広げてから、起き上がりました。
 私の両脚が大きく開いたとき二人の顔が、まるで二匹の猫が目の前で振られているネコじゃらしの動きを追ってるときみたいに、二人とも同じ動きで動いておかしかったです。
 とにかく私の中は、バッチリ二人に見られてしまったことでしょう。

「あー疲れた。あの姿勢はけっこう疲れるね、なおちゃん?」

 三人とも顔が真っ赤です。
 ヘンな姿勢に疲れたせいもありますが、すごく恥ずかしいことをしたせいのほうが大きいと思います。

 しばらく三人は、顔の火照りを冷ますように無言でいました。
 由美ちゃんは、まだ私のソコのスジのあたりをジーっと見つめています。
 私は、裸でいることに少し慣れてきていたのですが、その視線に気がついてしまいいつまでたっても火照りが引きません。


お医者さんごっこと私 06

お医者さんごっこと私 04

 耳たぶがすごく熱くって、火がついて燃えてしまいそうです。

 由美ちゃんが再度大きいお注射を私のお尻の穴にあてがったとき、私はとうとう力尽きて持ち上げていた腰の力が抜けてしまい、ベッドに横向けに崩れ落ちました。
 恥ずかしさで真っ赤になった顔を両手で覆い、イヤイヤをするように顔を振っていると勢い余ってもう半回転して、仰向けになってしまいました。

「あー。直子お姉ちゃんのワレメちゃん、ユミねえのよりスジが長く見える」

 ヒロくんが小さな声でそう言うと、私のオシッコのところのスジを土手の上から下へスルスルっと指で撫ぜました。

「きゃーんっ!」

 ゾクゾクっとする感覚が私のからだをつらぬきます。
一瞬ピクッと震えてから、私はあわてて右手を伸ばしてそこを隠しました。
 左手はまだ顔を覆ったまま、ギュッと目をつぶっています。
 つぶった目から涙が溢れてきました。

「あれ?直子お姉ちゃん、泣いちゃってるみたいだよ」

 ヒロくんが由美ちゃんに心配そうに言っています。
 由美ちゃんがあわてて私の枕元に来て、私に覆いかぶさるように顔を近づけてきました。

「なおちゃん、ごめんね。ひょっとして痛かった?わたし、痛くしないようにやったつもりなんだけど…」
「ごめんね、本当にごめんね。痛かったのならごめんね…」
「あと、ヒロにさわられるのもイヤだった?わたしたち、いつも二人でお医者さんごっこやっているから…」

 おたおたした声で、真剣に謝ってきます。

 私は顔から左手を外し、胸を隠してから目を開けて由美ちゃんの顔を見ました。
 自分でも、なんで涙が出てきたのかわかっていませんでした。

「ほら、ヒロも謝りなさい…」

「ごめんなさい…」

 ヒロくんも謝ってきます。
 私の顔を真剣に、心配そうに見つめてきます。
 やっぱりヒロくんのお顔は、すごく可愛いです。

「そうだ!次はなおちゃん、お医者さんの役していいから。わたし患者さんになるから」

 由美ちゃんは、無理に元気な声でそう言うと、羽織っていたワイシャツを脱いで私の素肌にフワっとかけてくれました。
 それから、茶色のワンピースをスルスルっと脱いでハンガーにかけ、スリップと靴下も脱いでショーツ一枚になりました。

「わたしが今度はベッドに寝るから、なおちゃん、お医者さんね。わたしにお浣腸して」
「ヒロ、なおちゃんにやり方教えてあげなね」

「うんっ」

「私のほうこそなんかごめんなさい…なんかドキドキしすぎちゃって…つづけよっか?」

 ゆっくりベッドの上で起き上がった私は、だぶだぶのワイシャツに袖を通して前のボタンを一番上を除いて全部留めました。
 裾が私の膝下まで来ています。
 袖もすごく余るので何重にもまくりました。

 ようやく丸裸をヒロくんに見られた恥ずかしさは鎮まってきましたが、だぶだぶワイシャツの下は下着もつけていない素肌なので、また違う恥ずかしさを感じてきました。

 私がベッドから降りると入れ替わりに由美ちゃんがベッドに上がり、四つん這いの格好になりました。

「直子お姉ちゃん、こっちに来て」

 ヒロくんが私の手を取って由美ちゃんのお尻のほうに二人で移動します。

「最初にね、ユミねえのお腹に手をあててさすってから、パンツを脱がせて、お尻の穴をこの綿を濡らしてショードクするの」
「それから、このカンチョーキをお尻の穴にあてて、ちょこっとだけここを押すの」
「たくさん押しちゃうと、お尻に空気が入っちゃって、後でオナラがたくさん出ちゃうのね。えへへ。ボク、ユミねえのオナラ聞いちゃった」

「こら、ヒロ。余計なことは言わないのっ!」

 由美ちゃんが四つん這いのまま、大きな声で怒鳴りました。

 私はヒロくんに教えてもらった通りに、由美ちゃんをシンサツしました。
 由美ちゃんのショーツを脱がせるときは、すごくドキドキしてしまいました。

 やがて目の前に現れた由美ちゃんの丸出しなお尻の穴とアソコ。
 誰かのその部分をこんな間近でまじまじと見たのは、生まれて初めてでした。
 由美ちゃんのお尻は真っ白で、ところどころにホクロがあって、とてもキレイでした。

 由美ちゃんのお尻の穴を脱脂綿越しにスリスリしたときと、大きな注射器をあてがったときに、由美ちゃんは小さな声で、

「あはんっ」

 と言いました。
 私にはその声がすごくカワイク聞こえて、ますます由美ちゃんのことが好きになりました。

 シンサツが終わると、由美ちゃんはベッドの上で丸裸のまま上体を起こしました。

「ねえ、由美ちゃん?」

「なあに?」

「由美ちゃんのソコ、よく見ていい?」

「い、いいけど、なんで?」

「さっきヒロくんが…」

「ああ、なおちゃんのほうがスジが長いって言ってたっけね」

 私と由美ちゃんでベッドに上がり、隣り合って両脚を揃えたまま前に投げ出して座りました。
 私はそろそろとシャツの裾をまくり上げます。

 お互いに自分の股間と相手の股間を見比べます。
 確かに私のほうが見えているスジが由美ちゃんより1センチくらい長いみたいです。
 ヒロくんが私たちの正面から、二人のソコをジーーっと見つめています。

 今度は二人とも立ち上がって、お部屋にある鏡台の鏡の前に二人並んで立ってみました。
 また私はワイシャツをまくりあげます。
 やっぱり私のほうが由美ちゃんより1センチくらい長いです。

「へー、女の子でもちょっとずつ違うんだねー」

 由美ちゃんが感心したように言いました。

 鏡に映った丸裸の由美ちゃんとシャツを自分でまくりあげて下半身だけ見せている私。
 それをじっと見ているヒロくん。
 私はまた違う種類の恥ずかしさを感じて、顔が赤くなってきてしまいます。

「わたしたちが裸になっているのに、ヒロだけ見せないのはズルいよね?」

 私に同意を求めるように由美ちゃんが言うと、丸裸のままヒロくんに襲いかかり、手馴れた感じでパンツごと半ズボンを下ろしてしまいました。

「やめてよユミねえ、恥ずかしいよー」

 下半身だけ裸にされたヒロくんは、裸の由美ちゃんに後ろから羽交い絞めにされています。

「ほら、なおちゃん?男の子のオチンチン。見たことないでしょ?」

 確かに、こんな間近でそれを見たのも生まれて初めてでした。
 もっと小さい頃に父と何回か一緒にお風呂に入った記憶はあるけれど、その部分に関しては何も覚えていませんでした。

 それは両脚の付け根からぴょこんと飛び出したように小さく付いていて、女性の私から見ると、なんだか余計なモノ、に見えました。
 でも、ちょっとカワイラシイ感じもしました。

「さわってみてもいいよ。オシッコ出るところだからキタナイかもしれないけど」

 由美ちゃんが笑いながら言います。

「だから、やめてよユミねえ、恥ずかしいからー」

 ヒロくんが顔を真っ赤にしてジタバタしています。

 私は勇気を出して、指の先でちょこんと棒の真ん中あたりをつついてみました。
 なんだかふにゃっとした感触でした。

「もうーボク怒ったからねーっ!」

 首から上がすっかり真っ赤になったヒロくんが大きな声でそう言うと、羽交い絞めされた両手を器用に曲げて、由美ちゃんの裸の腋の下へんをくすぐり始めました。

「ひゃはははー」

 由美ちゃんが大きな笑い声を上げてヒロくんを解放し私に抱きついてきて、そのまま二人でベッドに倒れこみました。
 その上からヒロくんがのしかかってきて、三人でくすぐりっこが始まりました。

 三人がベッドの上でかたまりになって、腕を伸ばして触れた誰かの肌を手あたりしだい、くすぐり合います。
 誰のどこをくすぐっているのかもわからないまま、三人とも狂ったように笑いながらくんずほぐれつしていました。
 私が羽織っていたワイシャツは、ボタンがいつのまにか全部はずれてしまっていました。
 からだのいろんなところをさわられて、いろんなところをさわりました。

「きゃははははー」
「やめて、やめてー」
「くすぐったいーー」
「だめ、だめ、だめーーっ」
「しんじゃう、しんじゃうーー」

 しばらく盛大に騒いだ後に、三人ともハアハア息をきらして目尻に涙を溜めて、ベッドに仰向けにひっくりかえりました。
 私のワイシャツはとっくに脱がされて部屋の隅のほうに投げ捨てられています。

「あーーっ面白かったーー!」

 由美ちゃんが大きな声で言って、上体を起こしました。

 三人ともベッドを降りて、フローリングの床に輪になってペタンと座り込みます。
 私はハイソックスだけの裸、由美ちゃんは丸裸、ヒロくんは下半身だけ裸です。

「わたし、このあいだ学校お休みしたとき、本当のお浣腸されたんだ…」

 由美ちゃんが突然語り始めました。


お医者さんごっこと私 05

2010年8月16日

お医者さんごっこと私 03

「うーーん。これは大変かもしれません。そのおズボンも脱いでベッドに来てください」

 由美ちゃんがすごく深刻そうな顔をして私に言います。

「ええーっ!?」

 この上、ジーンズまで脱げという要求です。

「ねえ由美ちゃん?お母さんとか、絶対入って来ないよね?」

 私は念を押しました。

「だいじょうぶ。まだ3時半だし、この家には私たちしかいないもの」

 由美ちゃんが素に戻って答えます。

 私は観念して、恥ずかしさにドキドキしながらジーンズをソロソロと脱ぎました。
 また由美ちゃんがハンガーにかけてくれます。
 私はとうとうショーツ一枚と白いハイソックスだけの裸になってしまいました。

「ではこのベッドにうつぶせに寝てください」

 由美ちゃんは座っていた椅子をベッド脇までひっぱっていき、ベッド脇に腰掛けました。
 私は言われた通りに、由美ちゃんが普段寝ているのであろうベッドに上がり、うつぶせになりました。

 立ち上がった由美ちゃんが、私の裸の背中からショーツのゴムのあたりまでを右手でペタペタと撫ぜています。
 そして左手をベッドのシーツと私のお腹の間にすべりこませ、またグイグイとお腹を押してきました。
 しばらくそうした後、左手を抜いて私の枕元にしゃがみこみ、言いました。

「やっぱりそうですね。でも安心してください。この病気は、お浣腸をすれば治ります」

「えっ!?」

 お浣腸、っていうのがどういう行為なのか知らなかった私は、どう反応していいのかわからずドギマギしていました。
 そのあいだに由美ちゃんは、私のショーツのゴムに手をかけてスルスルっと脱がせてしまいました。

「えーーっ!?あ、あの由美ちゃん!?やだーーーーっ!」

 あまりにも当然のように脱がされたので、呆気にとられて抗議の声を出すだけ。
 私はとうとう丸裸にされてしまいました。
 身に着けているのは白いハイソックスだけです。
 脱がされたショーツは、勉強机の上に置かれました。

 もっと怒ったり、抵抗したり、泣いたりもできたはずです。
 でも、なぜだかそういう気持ちにはなりませんでした。

 遊びに来たお友達のお部屋で夕方、着てきた服を全部脱いで丸裸になっている私。
 お友達がジーっと見ている前で、お友達のベッドの上で裸のお尻を晒している私。
 普通ならそんなこと絶対ありえないのに、そうなってしまった私。

 そんな私がとてもみじめで、かわいそうで、死にそうなくらい恥ずかしくて…
 でも、そんな私をドキドキしながら見ているもう一人の自分がいて…
 
 そっちの自分には、この恥ずかしさがとても気持ち良かったんです。
 真赤に火照った顔をシーツにうずめて、からだをピクピクさせながら言いようのない恥ずかしさに耐えていました。

「それでは、そこで四つん這いになってください」

 由美ちゃんがまた、信じられないくらい恥ずかしい要求を口にしました。

「そ、そんなぁ…」

 でも私は、その要求にも素直に応じる気です。
 ブルブルと震えながら、お尻を持ち上げてベッドに膝を付きます。
 同時に両手をベッドについて踏ん張り、背中を上げて行きます。
 隠していた火照った顔も由美ちゃんに見られてしまいます。

「もう少しお尻を上にあげてください」

 由美ちゃんが容赦なく追い討ちをかけてきます。

「は、はい…」

 操られているように素直に従ってしまう私。
 上半身を支えていた両手を両肘に切り替えて落とし、お尻だけををグイっと突き上げる格好になりました。
 まるで、伏せ、を命令されている大きなワンちゃんみたいな格好です。
 これだと由美ちゃんにお尻の穴もオシッコのところも、丸見えになっていることでしょう。

 恥ずかしいのに、断りたいのに…
 だんだんと自分をもっともっとイジメたい気持ちになっていました。

 ねえ由美ちゃん、直子のこの恥ずかしい格好、もっとよく見て…
 直子のお尻の穴とオシッコのところ、どう?…
 直子、恥ずかしいことするの、とても好きみたいなの…
 直子にもっと恥ずかしい格好、させて…

 そう言いたくてたまらない気持ちになっていました。

 由美ちゃんは私のお尻にペタンと両手をついて、軽くモミモミしていました。
 それから右手を伸ばして椅子の上に置いてあったピンセットで脱脂綿をつまみ、コップの水に浸してから、私のお尻のほうにソロソロと持っていきます。
 水のしずくがポトポトと私のお尻を濡らします。

「ひゃんっ!」

 思わず大きな声が出てしまいました。

 濡れた脱脂綿がお尻の穴のところにあてがわれました。

「ひーんっ」

 冷たい感触がお尻の穴を包みます。
 由美ちゃんは、脱脂綿の上から指をあてて、お尻の穴をやんわりとスリスリしてきます。

「あんっ、ちょ、ちょっと由美ちゃん?そ、そこは、キ、キタナイよ?…」

「だいじょうぶです。安心しててくださいね」

 由美ちゃんは、大人の人のような落ち着いた声で、私に答えました。

 不意に脱脂綿がお尻の穴から離れました。
 外気に晒されてお尻の穴周辺が湿っていることが、自分でもわかります。

「それでは、力を抜いていてください」

 由美ちゃんはそう言って、私のお尻の穴の両脇のお肉をグイっと左右に押し開きました。

「いやーんっ!」

 お尻の穴が広がる感覚に身悶えするほどの恥ずかしさが全身を駆け巡ります。
 右頬をシーツ越しのお布団に押し付け、両手でシーツをギューっとつかんで、お尻は大きく上に上げたままこの屈辱的な状況の恥ずかしさを必死に耐えました。

「それでは、やりますよ、お尻の力を抜いてくださいね」

 由美ちゃんの声が聞こえて、お尻の穴に何か冷たいものが押しあてられました。
 たぶん、あの大きな注射器です。
 先っぽの丸まったところが、私のお尻の穴に少しだけめりこんでいるみたい。

「あーんっ、いやーっ!」

 由美ちゃんは、そのまま注射器のピストンのとこをゆっくりと少しずつ押しているようで、お尻の穴からからだの中にちょっとだけど空気が入ってくるような感じもしています。

「だめだめだめーっ!」

 そのとき、お部屋のドアがバタリと開く音がしました。
 私はあんまりビックリしすぎて固まってしまいました。

「あ、ヒロユキ。おかえりー」

 由美ちゃんが手を止めて、ドアのほうを振り返りながら言います。

 ヒロくんは、由美ちゃんの弟くんです。
 この1、2年病気がちなので、由美ちゃんちに遊びに来てもあまり顔を合わすことはありませんでした。

「ちょうどよかった。今なおちゃんとお医者さんごっこやってるの。ヒロもまざる?」

「やるーっ!」

「じゃあ、ヒロは患者さんのお尻を支える係りね。こっちに来て」

 二人はそれがさも当然のように、丸裸の私をはさんで普通に会話をしています。
 私は思いもよらない展開に裸を隠すことにも頭がまわらず、そのままの格好で恥ずかしさにプルプル震えていました。

「なおちゃん?ヒロユキもまざるって。ヒロ、ずっと入院してたから、なおちゃんが会うのも久しぶりだよね」

 ベッドのシーツにうずめていた顔をおそるおそる上げて、その男の子の顔を見ました。

 えーーーーっ!!!?

 あの、運動会のときに私が見つけた可愛い男の子がヒロくんでした。
 私がヒロくんに最後に会ったのは、確か私が3年生に進級したとき。
 ヒロくんの頭は坊主刈りで、由美ちゃんと弓子ちゃんと四人で由美ちゃんちでトランプしたとき以来のはずです。

 そんなことを考えているあいだにヒロくんはベッドに上がって来て、私の裸のお尻を両手でペタリとさわり、私のお尻の穴を広げてきます。

 まさか、私が毎日校庭で姿を探していた、あの憧れの男の子が、今まで何度も会ったことのある由美ちゃんの弟くんだったなんて…
 その憧れの男の子の前で、今の私の格好ときたら…
 丸裸にされて、お尻の穴を広げられて…

 どうして、なんで、私がこんな目にあわなきゃいけないの?…
 そんな自分がすごくかわいそうで、みじめで、でもそれがなぜだか気持ち良くて…

 私の恥ずかしさが頂点に達していました。


お医者さんごっこと私 04