「もちろんよ。アナルでイケなくてドマゾを名乗る資格はないでしょ?この子のアナルはあたしが開発したの。正確には以前に他の人に少し弄られていたみたいだけれど、Aヴァージン、お尻だけでイクことを教え込ませたのはあたし」
お姉さまの心底ご愉快そうなお声。
はい、もう何でもいいですから早く嬲ってくださいぃ、イカせず放置が一番辛いんです…
「だけどごめんなさいね。女将さんからローソクとスカトロは勘弁してくれって、釘を刺されているのよ。正確には、トイレ以外での排泄行為、だったかな。だから浣腸が出来ないのよ」
「この子は躾けてあるから今朝方自分でしてきただろうけれど、今日はそれなりに食事もしているし、今の直子の肛門はちょっと奥まで入ったら出すべきものが溜まっているはず」
「へー、ドマゾと浣腸って、やっぱりセットなんだ?」
このお声は…たぶんOLさまがたのリーダー格な黄色い浴衣のあのかた?
「それよりさ、このみっともないドマゾ女の姿、ミドリンのために写真撮っていい?」
同じお声で蔑み切ったおっしゃりよう。
ドキンと跳ねる私の心臓。
「あ、うん、まあ、この姿見たらそうなるわよね?うーん写真かぁ…」
お姉さまの愉しげに悩ましそうなお声。
「もちろんどんどん撮っていいわよ、って言いたいところなのだけれど、今の御時世、ネット拡散があるからなー」
「この子にも絶対視られたくない身内っているからさ、もし撮りたいならこちらにも人質が欲しいのよね」
お姉さまがいっそうご愉快そうにおっしゃいます。
「あなたたち全員の恥ずかしい姿、そうね、真正面のオールヌードをそれぞれあたしのスマホで撮らせてくれれば、撮影解禁してあげてもいいかな」
「それが人質。もしも今日の直子の画像がネットに出回るようなことがあったら、あたしもあなたたちの写真をばらまくから」
お姉さまのお声に溢れ出るSっ気。
「えーっ!…それはちょっと…」
大きくざわついてから、シンと静まり返られるみなさま。
「あ、でもみなさん、今日こんなどヘンタイマゾ女に出会った、っていう思い出の証拠が欲しいわよね?」
心底愉しんでいらっしゃるときのお姉さまの声音。
「だったらこうしましょう。直子、ちょっとこっちへ来なさい」
お姉さまに呼ばれ、ハッピーベイビーをひとまず解いて、正座の形でお姉さまのお傍に擦り寄ります。
からだは疼きが最高潮、どこでもいいから弄って欲しくて仕方ありません。
「あたしに背中を向けて」
先ほど没収されたハッピの帯を手にされたお姉さまのご指示で、素直に背中を向けました。
「あっ!?」
と言う間に真っ暗になった視界。
どうやら帯で目隠しされちゃったみたい。
前髪を上げられ眉毛から鼻の穴の寸前くらいまで、後ろ髪ごとグルグル巻きにされちゃったみたい。
「ほら、こうしちゃえばちょっと誰だかわからないでしょ?ハンザイシャの黒塗り目線みたいで」
ご満足気なお姉さまのお声。
「これだけ顔を隠しちゃえば正面から写されても、親しい人でも直子とはわからないはず。ただの匿名の全裸マゾ女。あたしたちなら背中の恥ずかしい落書きで誰だか一目瞭然だけれど」
「これならいくらでも写真撮って結構よ。ただし直子の裸体だけ。他の人たちの顔が写り込むアングルはNG。それを身内で晒して愉しんで。ネット流出は…みなさんの良識に任せるわ」
お姉さまのお言葉が終わるや否や、カシャカシャと一斉に響くケータイやスマホのシャッター音。
正座の形でお姉さまに背中を向けているので、私の恥ずかしい自己紹介が昨日まで見知らぬ方々だった人たちのお手元に画像として記録されたことを意味しています。
その音にゾクゾク感じていると剥き出しな背中を軽くポンと叩かれました。
「それじゃあ直子はそのまま上半身を前に伸ばして、四つん這いになりなさい。両膝はそのまま、手探りでゆっくりと突っ伏せばいいわ」
「目隠しされていて怖いでしょうけれど、安心してあたしを信じて。絶対転落させたり、直子に怪我させるようなことはしないから」
とてもおやさしくおっしゃってくださるお姉さま。
テーブルに両手を着き、恐る恐る手探りで両手を先へと伸ばしつつ、尺取虫が進むような格好で四つん這いになりました。
「あらあら、まだお尻が結構赤く火照っているわね。トモミさん、思い切り怒りをぶつけていたものね。でも仕方ないわよね?ナオコなのだから」
お姉さま両手が私の剥き出しなお尻をスーッと撫ぜてくださいます。
「あふぅーんっ!」
その冷んやり心地よい愛撫に、物理的刺激に餓えていた皮膚感覚がゾワゾワっと粟立ちます。
お姉さまのお言葉の合間にカシャカシャ頻繁に聞こえてくるシャッター音。
「どなたかゴム、コンちゃんお持ちじゃないかしら?…シヴォンヌさん?持っていない?」
「どうしてワタシを名指しなのかって疑問もあるんだけど…まあ、そりゃあレディの嗜みとしていつもポーチの中に幾つか持ち歩いてはいるけれど…」
お姉さまのお問いかけにご不満そうながらユーモラスにお応えになられたシヴォンヌさまとのやりとりに、キャッキャクスクスはしゃがれる愉しげなみなさまのお声。
視界を完全に塞がれてしまったせいで、聴覚と触覚と想像力が凄く鋭敏になっている気がします。
今、私、全裸のお尻をみなさまに向けて四つん這いになっているんだ…
そのみじめ過ぎる自分の画像が、脳内に鮮明に描けます。
「これからみなさんに、お尻の穴だけでイッてしまうドマゾ女のあさましい姿をご披露して差し上げましょう」
「いったんトイレに連れ出して浣腸して排泄姿を見物するのも一興だけれど、みなさんがそこまでのご趣味をお持ちかわからないし、時間もかかるし」
お姉さまったら、お浣腸のご用意までされていたのかしら?
「ゴムを着ければちょっとくらいバッチイのが付いても大丈夫。あたしの指でヒィヒィ喘ぐマゾ女の醜態をお見せするわ」
「想定外にちょっとショッキングな色とか臭いとかで勘弁てことになってしまうかもしれないから、そっち系苦手な人はソファー側に回ってナオコの反応だけ愉しむといいわ」
少しのあいだの沈黙。
それから急に何かをガサゴソする音、足音、食べ物を咀嚼する音、グラスに液体が注がれる音、あら、随分薄いのね、とお姉さまがつぶやかれたお声、ケータイのシャッター音…
カラオケステージのほうとお尻側からしか物音が聞こえませんから、ソファー側に移動されたかたはいないようです。
「よし、じゃあ始めましょう。直子?もう少し両脚開いて高くお尻突き出して、腰の力を抜いて準備しなさい。すぐに天国へ連れて行ってあげるから」
「は、はい…」
ご指示通りの姿勢になるため、まずテーブルに突いている両膝をグイッと大きく開きました。
それから両肘を折りたたみ右頬をテーブルに付け、四つん這いからお尻突き上げのポーズへと移行します。
垂れているおっぱいの先っちょもテーブルになすり付けられました。
腰全体の力を抜き、陵辱の侵入に備えます。
「はぅっ、うぅーんっ!」
いきなりズブリと予想外の膣口に何かが挿し込まれました。
たぶん指が2本、粘膜に当たるそのヌメッとした感触から避妊用ゴムを身に纏われていることがわかります。
ラビアの襞をなぞるみたいにウネウネ這いずり回られているのは、私の愛液をローション代わりにまぶされているのでしょう。
「あうぅっ、いいぃっ…」
そのままソコを虐めてイカせてくださってもいいのに…そんな願いも空しくスルッと抜け出してしまう指。
そのままツツッと会陰をなぞり、もうひとつの禁断の穴の縁に置かれます。
穴を囲む形で少しだけ盛り上がっている花弁状の皮膚がヒクッと窄まります。
「ほら、力抜いて」
閉じた穴の中心に指の感触。
指は一本?
あり得ない部位へ侵入を試みる異物の存在に、本能的に引き締まってしまう括約筋。
無理矢理抉じ開けるようにヌルっと潜り込む指先。
先っぽ数センチでもひとたび侵入を許してしまえば、かつてソレが与えてくださっためくるめく快楽を思い出すのか全面降伏とでも言うように緩み切る筋肉。
「あっ、あっ、あーっ、あふうぅぅーんっ!」
「すごいっ、指が根本まで埋まっちゃった…」
「痛くないのかしら、って言うか、肛門てそういう用途じゃないでしょーに」
「あら、ゲイの人はソコにちんちん突っ込んで愉しむって聞くわよ…」
「確かにナオコも気持ち良さそうな声あげてるわよね」
根本まで入った、ということは、この長さならお姉さまの薬指でしょう。
私のお尻の内側を指の腹でこすられ、当初は排泄時のような切ない違和感だった感触が、指がスライドするごとに性器に挿入されたときと同じ快感に変わっていきます。
「あんっ、あんっ、あっ、あーっ、いいっ、いぃんですぅ…」
お姉さまの指が跳ねるたびに、同じリズムで淫声をあげる私。
お姉さまの指先に指揮されて、いやらしい旋律がほとばしってしまいます。
「うわー、お尻の穴つつかれて、その下のマンコもヒクヒク蠢いてる…」
「半開きになっちゃって、白く濁った愛液がダラダラ垂れてるね…」
「つまり本気汁でしょ?マンコには何もされていないのに…」
「それもそうだけど、肛門からもなんか、ちょっと黄ばんだツユが垂れてきていない?」
そのどなたかのお言葉を耳にして、恥ずかしさと情けなさがカーッと全身に駆け巡りました。
「これはあたしはお尻汁って呼んでいるのだけれど、肛門に異物が侵入すると粘膜を傷付けられまいと排除しようとしてヌルヌルしたおツユが滲み出てくるんだって。まあ、性器のマン汁と似たようなものね。正式には腸液って呼ぶらしいわ」
「今日はプレイ前に浣腸で洗浄しなかったから、やっぱり色付いちゃったわね。ゴム着けて正解だったわ」
相変わらず指でグリグリ粘膜を陵辱しつつのお姉さまからのご説明。
私はその恥ずかしいご説明のあいだもずっと、蹂躙にあんあん喘ぎっ放し。
「だいぶこなれてきたみたいだから、とっととイカセちゃいましょうか。あたしも腕が疲れてきちゃったし」
唐突にお姉さまの指がお尻の穴からスポンッと抜けました。
「うわっ、指抜いても肛門がポカンとまん丸く開きっぱなし…」
「お尻の穴って、こんなに拡がるんだね…」
そうなんだ…私のお尻の穴、今そんなふうになっちゃてるんだ…そんな状態をみなさまにしげしげと視られているんだ…
逃げ出したいほどの羞恥が全身をゾゾゾっと襲います。
その羞恥を嘲笑うかのようにズブリと再び突き挿さる異物。
「はうっんぅ!」
「うわ、今度は指二本!?」
「二本って言ったらいくら細くっても幅が3センチくらいはあるよね?」
「大丈夫なの?肛門、裂けて切れ痔になっちゃうんじゃない?」
「ご心配はご無用よ。外も中もずいぶんほぐれてきたし、こうなればあたしの直子は直径5センチ以上のアナルパールだって軽々飲み込んじゃうんだから」
ギャラリーのみなさまのご心配へフレンドリーにお応えになるお姉さま。
あたしの直子、とおっしゃってくださったのが凄く嬉しいです。
「直径5センチって言ったら、うんこでもずいぶん太いほうよね?」
どなたかがお下品に混ぜ返され、どっと沸くみなさま。
そんな屈辱の中でも私の性感は着実に昂ぶりへと向かっていました。
指二本に侵入を許した私のお尻の穴は最初こそ、その窮屈さのために押し出そうと抵抗を試みていましたが、やがて諦めたように弛緩します。
グリグリヌルヌル上下左右、あらゆる粘膜に密着してスムースに摩擦してくるお姉さまのしなやかな中指と薬指。
抜き挿し時に感じる排泄時に似た爽快感がいつしか、これまで経験してきた得も言われぬ性的快感に置き換わり、高みへと誘う甘美な疼きがグングン加速しています。
とくに膣側の粘膜への刺激は、身も心も蕩けて溶け出してしまいそうなほどの陶酔感。
「あっ、あんっ、あーんっ、いやっ、も、もうだめっ、あっ、あんっ、だめっ、いいっ、いっ…」
視界を塞がれていることもあり、ただ性的快感だけに身を委ねている今は完全に私ひとりの世界。
脳裏には四つん這いの無様な姿で見世物になっている自分の姿が浮かび、それが想像ではなく現実に今自分がされていることなんだ、という事実にマゾ性が滾り猛ります。
そして何よりも、私の尻穴を犯してくださっているのが自分の指や玩具などの異物ではなく、最愛のお姉さまの指であるという至福…
「そろそろね」
お尻のほうから微かに聞こえたお姉さまのつぶやき。
「このままイカせてあげるから、イクときにはこう宣言なさい」
お姉さまの指のスライドがより激しくなり、パシンと叩かれる左の尻たぶ。
「はうんっ!は、はいぃっ、あっ!あああっ、はぅっーんぅ!」
「肛門をほじられるだけでイッてしまう、いやらしいマゾメスでごめんなさい。いい?」
「は、はいぃぃっ!あんっ、も、もうだめっ!もうすぐぅぅ!」
苛烈さを増したお姉さまの指の蹂躙に、四つん這いお尻突き出し土下座状態の全身をピリピリとした電流が駆け巡ります。
指のピッチに合わせて淫声を放つたびに、快感の渦が大きくなっていきます。
頭の中に無数の閃光が瞬き始めました。
「…な、直子は、ふぅんっ!お、お尻、こ、肛門を、を、ほ、ああっ!ほじくられ、あっ、だめっ、もう、もうーーっ!!」
ピタッと止まるお姉さまの蹂躙。
「まだ全部言えていないでしょう?そんなんじゃイカせてあげられないわね…」
お姉さまの冷たいお言葉に盛大に焦る私の脳内。
動かなくなったお姉さまの指の代わりに、自分からクネクネおねだりしてしまうあさましいお尻。
もう少しで…もう少しなんです…
「ご、ごめんなさいお姉さま、な、直子は肛門をほじくられるだけでイッてしまう、いやらしいヘンタイアナルマゾメスレズベンキなんですぅ…ごめんなさい、ごめんなさいぃ、イカせてくださいぃ、イカせてくださいぃぃっ…」
お尻をグイグイお姉さまの指に押し付けつつ懇願します。
視界云々、みなさまに視られていること、ここが温泉旅荘の宴会場であることなど一切関係なく、ひたすらイカせていただくことだけを欲していました。
からだ中の細胞が更なるひと押しの物理的性感刺激を切望していました。
「イカせてくださいぃ、お願いしますぅお姉さまぁ、何でもしますからぁ…」
言い終える前に再びスライドし始めたお姉さまの二本指。
お尻に打ちつけるようにズブズブとスライドして粘膜を陵辱してくださいます。
再び真っ暗な眼前を無数の閃光が埋め尽くし始めます。
「あっ、あっ、イキますっ、イッちゃいますっ!お尻で、コーモンでイッちゃいますぅぅっ、ごめんなさいっ!ごめんなさいぃぃーーっ、いいいいぃぃーーーーっ、くっ、ぅぅ!!!」
眼前が真っ白になり、からだがフワッと浮き上がるような絶頂感。
自分のからだが溶けてなくなっちゃったみたいなのに五感すべてが鋭敏で、あちこちでほとばしる電撃にビクンビクンのけぞってしまうイキっぱなしの快感…
「マンコからよだれがダラダラダラダラ際限なく垂れてる…」
「指抜いても閉じない肛門がヒクヒク、まだおねだりしてる…」
「姐さんも姐さんでエロく顔火照らせちゃって、あれはあれでイッているんじゃない?」
「なんだかアタシ、とんでもないもの見せられちゃった気がしてる…セックスがちょっと、怖くなっちゃった…」
みなさまのご感想もどこか遠くのほうから聞こえてくるよう。
からだは快感を反芻し、おそらくどなたからも触られていないのに、からだのどこかがヒクッと引き攣るたびにマゾマンコがビクンと小さくイッています。
「こうなっちゃった直子はイキ癖ついちゃっているから、どこの穴弄られても即イッちゃうはず…口だろうが鼻の穴でも耳の穴でもおへその穴でも…」
「…だからもう、みなさんの好きにしちゃって…それが直子も望んでいることだから…」
少し息を荒げられたお姉さまの掠れてハスキーなお声が聞こえました。
えっ、お姉さま?そんな…まだ?これ以上?…
少しの戸惑いと性懲りもない期待に全身が震え出したとき…
無数の感触が私の素肌あちこちを襲ってきました。
「はうぅっ!ああーーんっ!!!」
どこを触られてもビクンビクンのたうつからだ。
撫ぜられようが叩かれようがつねられようが、すべて快感に変換されオーガズムへ直結しています。
全身、全素肌が性感帯と化していました。
「ああぁうぅぅぅーーっ!!!」
理性はすべて霧散し、意味のある言葉を紡げません。
口に何か挿入された、右の乳首がギュッと引っ張られている、マゾマンコに何か入ってきた…
そこまでは憶えていました。
…
なんだか無性にオシッコがしたくなって目を覚ますと、真っ暗な知らないお部屋に寝かされていました。
柔らかいお布団、心地よい温度、からだを何気なく動かしたとき自分が全裸だと気づきます。
えっ!?ここはどこ?私は誰?なんでハダカなの?
自宅ではない場所で目覚めたとき、軽くパニクるのはいつものお約束。
暗闇に目が少し慣れ、嗅ぎ慣れない畳の匂いに気づいたとき、今はお姉さまと温泉旅行中でここは旅館のお部屋だ、と思い出します。
お隣でスヤスヤ寝息を立てていらっしゃる存在に気づき、そっと手を伸ばすと素肌。
そこではっきり、ここは旅館の寝室の畳の上に直に敷かれたお布団の上で、お隣に寝ていらっしゃるのはお姉さま、と認識出来ました。
「んっ?直子?起きたの?」
気怠そうなお姉さまのお声が聞こえ、お布団の左側がもぞもぞ動きます。
「あ、お姉さま、私…」
お姉さまが掛け布団にくるまられたまま、私のほうへ寝返りを打たれました。
その一瞬の気配と体温で、お姉さまも同じく全裸なんだと察知出来ました。
「んー…なぁに?オシッコ?だったらついでにぃ、外の温泉で汗をざっとぉ、さっと流してきちゃいなさい…」
「ふわーっ、寝かせるときぃ、濡れタオルでざっとぉ、拭いて上げたけどあなたぁ、まだからだベトベトしてるでしょ…」
ずいぶん眠たそうなお姉さまのお声。
「あ、あの私、何がどうしたのか…」
「んふうぅ、髪の毛とかは明日ぁ、起きたら洗うといいわ…明日朝起きたら、んんーっ、全部教えて上げるからぁ、ふぅん、直子もさっさとオシッコして寝ちゃいなさい…愛してるわぁ、おやすみぃぃ…」
寝惚けたように覚束ないお姉さまのお声。
それでも最後のお言葉にキュンとして、なのに尿意もキュンキュンときてしまい…
急いでおトイレへ駆け込み長い放尿。
その後お言いつけ通りにお部屋付き露天風呂へ入り、全身の汗を流しました。
湯船から見上げると怖いくらい満天のお星さま。
少し楕円でいびつになったお月さまも煌々と夜空に照っていて、明日も暑くなりそう…
さっぱりしたからだをバスタオルで丁寧に拭い、寝室に戻ります。
ほどよい温度に包まれた全身が心地よい気怠さに侵食されていきます。
ふわーっと、大きな欠伸をひとつ。
スヤスヤお眠りになるお姉さまを起こしてしまわないように、全裸のままそっとお布団に潜り込みました。
もちろんその前に、健やかに眠られるお姉さまのおでこにチュッとくちづけたのは、言うまでもありませんね…zzz
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