2010年8月8日

グノシエンヌなトルコ石 40

ずいぶん久しぶりに、ちゃんと下着を着けて服を着た私は、なんだかうまく服に馴染めなくて、そんな自分がおかしくてクスクス笑ってしまいます。

「あらー、なお子、なんだかリラックスしてるわね、スッキリした感じ?」
「はい。先生。すっごく楽しい二日間でした。ユマさんともお友達になれたし」
「でも、やよい先生とお別れかあ、と思うと悲しいです」
「何言ってるの。二度と逢えなくなるワケじゃないんだから」
「でもお・・・」

ユマさんに手を引かれて、あの小柄で愛らしいけどSならしいウエイトレスさん、シーナさんがやって来ました。
「悪いね、シーナ。仕事中に」
「いいえ。ゆり様のためならいつでも、どこへでも」
シーナさんは、やよい先生に向けてニッコリ笑ってから、私の顔を見ました。
「おかえりなさい。楽しかった?」
「は、はい・・・とっても」
私は、どぎまぎしてしまいます。

「あ。私はシーナ。百合草先生とは古くからおつき合いさせてもらってるの。あなたは、なお子さんよね?」
「は、はい。もりしたなお子です。やよい、いえ、百合草先生のバレエレッスンの生徒です。よ、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくね。それで、今日はどんな風に苛めてもらったの?子猫ちゃん」

「それは、あたしが後でゆっくり聞かせてあげるわよ。写真もいっぱい撮ったから、ね」
やよい先生が、お話に割って入ってきて、シーナさんにパチンとウインクしてみせました。
「なお子ったら、シーナにも苛めてもらいたいみたいよ。いつかあたしがチャンス作るわ」
「それより記念写真を撮っちゃいましょう。悪いけどシーナ、カメラマンね。なお子、ケータイ貸して」
私のケータイをシーナさんに渡すと、私とユマさんの手を引いて、やよい先生の車をバックに、私を真ん中にして3人並びました。

「なお子の待ち受けにしてもらうんだから、ユマ、おっぱいとか出しちゃダメよ。じゃあシーナ、お願いね。チーズ!」
カシャ。
シーナさんがシャッターを押してくれました。
「じゃあ次は3人とも一番色っぽい顔をしましょう」
やよい先生が提案します。
私は、眉根にシワを寄せて、悩ましげな顔を作りました。
他の2人がどんな顔をしたかはわかりませんが、シーナさんはプっと吹き出して、笑いながらシャッターを押しました。

それから、やよい先生、ユマさん、シーナさんの順に私とツーショット撮影をしました。
やよい先生とは、頬と頬をくっつけてニッコリ笑って。
ユマさんとは、お互いに背中から手を回して、お互いのおっぱいに手を置いて。
シーナさんとは、私は少し緊張しましたが、シーナさんが私の左肩に頭をもたれかけて甘えてくれました。
どうしてもSとは思えない、あどけない仕草でした。
やよい先生がシャッターを押してくれました。

「はいはい。シーナ、ありがとね。それじゃあここでひとまず解散しましょう。ユマ、気をつけて帰んなさいよ。今日事故ったら、あなたカッコ悪いわよー。その下、裸なんだから」
「あー。そーなんだー」
シーナさんがそう言って、ユマさんのレインコートのボタンとボタンの間から手を入れてモミモミしています。
「あーんー。シーナさまあ、お許しくださいー」
なんだかみんな、大胆です。

「子猫ちゃん。アタシのケータイ番号とメアドはもう子猫ちゃんのケータイに登録してあるからねー。さみしくなったらいつでも電話してねー」
そう大声で言いながら、ユマさんが小脇に脱いだお洋服を抱えて、ブルーのレインコートの裾をヒラヒラさせながら自分の車のほうに歩いて行きました。

ユマさんの車は、ペッタンコな白いスポーツカーでした。
なんていう名前のやつか私は知りませんが、とにかく超有名なカッコイイやつです。
左ハンドルで二人乗りで、たぶん、すっごく高いはずです。
駐車場に入ったとき、一番最初に目についた車でした。
あれ、ユマさんのだったんだ。
「ユマさん、すごい車に乗っているんですねえ」
「あれはユマのダーリンのもの。でもユマもああ見えて、すっごく運転うまいのよ」
やよい先生が私の肩に手を置いて、ユマさんを見送りながら言いました。

ユマさんは、運転席の窓を開けて左手を出してヒラヒラさせながら駐車場を出て、ブオンと一回大きな音をたてて、国道を走り去っていきました。
カッコイイー。

「それでは、なお子さん。またきっと逢いましょうね」
シーナさんは、そう言うと、私の唇をチュッと軽く唇で塞いでから、お店の中に戻っていきました。
シーナさんのルージュも甘い味がしました。
「あたしたちも帰ろうか?」
やよい先生と私は、しっかり手をつないで、赤くてまあるい車のほうへ歩いて行きます。

「ねえ、なお子・・・」
私が助手席に座って、車が走り出し、しばらくの間二人とも無言でした。
私は、目を閉じて、まったりとサティの旋律に耳を傾けていました。
ターミナル駅前で渋滞に捕まったとき、やよい先生が口を開きました。

「この二日間、どうだった?楽しめた?」
「はい。すっごく楽しかったです。でも、ちょっとやり過ぎちゃったかな、とも思ってます」
「そう。良かった。少しは反省もあるのね。やっぱり、なお子はいい子ね」
やよい先生がやさしく微笑んでくれます。

「なお子は、一人でやるとき、自分で自分を縛ったりしてるの?」
「は、はい。カーテンタッセルとか、電気の延長コードとかで・・・でも今日みたいにきっちりと縛ったことはありませんでした。勉強になりました」
「勉強はいいんだけど、ね・・・」

「ねえ、なお子。昨日今日とさんざんあんなことやっといて、あたしがこんなこと言うのもおかしいんだけどさ・・・」
「はい?」
「なお子はね、人前で裸になることや、誰かに苛められることに慣れちゃダメ。って思うのよ」
「なお子の性癖はわかっているけど、それを無闇に人前で出さないで、普通のときは、普通でいるようにしていたほうが、魅力的だと思うのよね。なんかうまく言えないけど・・・」
「なお子はきっと、自分の恥ずかしい姿を誰かに見られてしまうかもしれない、知られちゃうかもしれない、っていうスリルが好きなのよね。でも男性を含む誰にでも見られたい、知られたいってワケではないでしょ?」
「はい。もちろんです」

「あたしが思ったのは、あなたのいやらしいからだを見たり、ヘンタイプレイで苛めたりすることができるのは、あなたに選ばれた、限られた人たちだけなのよ。それが今は、あたしであり、ユマなの」
「なお子のからだ、ううん、からだだけじゃなくて、性格も含めたなお子という女には、それだけの価値があるし、選ぶ権利も持っているの」
「もちろん、なお子の人生だから、あなたがそんなのイヤだ、私はみんなの前で脱ぎたいの、苛められたいのって思うなら、それはそれだけどね」
「見てもらうことに喜ぶのは、あなたの性癖だからいいんだけど、ありふれた言葉だけど、恥じらい、だけは忘れないでいて欲しいのよ」

「男向けのアダルトビデオによく出てくる、街中で大勢の前で裸になって、ひどいことされてるのにヘラヘラ笑って、いたずらに下品なことして男に媚びているような目線の女が、あたしはキライなの。男に言われてやらされてるにしても、いくらお金のためでもね。もちろん、なお子はそんな風にはならないでしょうけど」
「性欲、性癖は人それぞれだし、中には不特定多数の男にめちゃくちゃにされて、本気で喜ぶ女もいるらしいけど」
「人前で裸になる、とか、自分でイケナイことだとわかっているんだけどやってみたいなあと思ってることは、普通の人から見たらすごく恥ずかしいことなんだ、っていう根本を忘れなければ、なお子はもっといやらしくなれるし、過剰に下品なことしなくても、もっと気持ち良くなれるはずよ」
「なんて言えばいいのかなあ。あたしは、なお子にずっとエレガントな女性でいて欲しいの。なお子がエレガントでいるうちはあたしが絶対、何があっても守ってあげるから。遠くに離れていたって、何かあったらすぐ相談してくれれば、守ってあげることはできるから・・・」

「私、中学のときに母からも、エレガントでいなさい、って言われたことあります」
「エレガントって、どういうことなんだろう?って私もよくわからなかったけれど、今のやよい先生のお話でなんとなくだけど、わかった気がします」
「この二日間、あんなにヘンタイなことばっかりやった私でも、まだエレガントだって先生が言ってくれて、私すごく嬉しいです」
「でも・・・これからまた一人遊びに戻って、ムラムラしたときに、何か突拍子もないことをやってしまいそうで、そんな自分が怖いのもあります・・・」
「とくにこの二日間で、SMプレイや露出遊びの楽しさと怖さを知ってしまったので・・・なおさら・・・」

やよい先生は、ちょっと考え込むような顔をしてから、ふいに明るい声で言いました。

「そうだ。あたしが東京行って落ち着いたら、メールや電話で課題を出してあげるよ。なお子がムラムラしてるときに、こうやって遊びなさい、って」


グノシエンヌなトルコ石 41

2010年8月7日

グノシエンヌなトルコ石 39

気がつくと、雨は小降りになっていました。
空もまた、明るくなりつつあります。
濡れた地面に、木製の洗濯バサミが二つ、転がっています。

そうなると、ここに全裸でいることが急に怖くなってきました。
ここは、私の通っている学校の裏門前なんです。

「ユマさん、先生が、いない・・・」
私は不安になって、ユマさんの裸のからだに寄り添いながら聞きます。
「だいじょうぶよー。あの先生、またなんかイタズラ考えてるのよー」
ユマさんは、自分の髪を軽く絞りながら、あまり気にしていない様子です。

雨で全部メイクが流れてしまっているはずですが、ユマさんは相変わらずカワイイです。
くっきりした二重瞼とパッチリした大きな瞳もそのままです。
「ユマさんて、素顔でもカワイイんですね」
「あー。それって誉めてんのかビミョー。あれ?でも、でも、だから誉めてんのか。うれしいー」
ユマさんは、いつでもマイペースです。

ふと遠くに目をやると、遥か向こうに車のヘッドライトが光りました。
あの道を道なりに来ると、ここの前を通ることになるはずです。
「ちょっとマズイねー。車に戻ろうかー」
ユマさんはそう言うと、私の手を引いて門の前を離れ、道路に出ました。

当然、二人とも全裸です。
私は、つないでいる方じゃない手でどっちを隠すか、一瞬迷いましたが、アソコを隠すことにしました。
「今更隠してもしょうがないんじゃないー?」
て言いながら、ユマさんも前屈みになって茂みを隠しています。

20メートルくらい先に止まっているはずの赤い車が見当たりません。
「あれ?」
私たちは前屈みのまま立ち止まり、あたりを見回します。
さすがのユマさんも動揺しているのか、私の手をぎゅーっと握ってきます。

遠くに見えた車のヘッドライトは、私たちが向かおうとしている方向からやって来ます。
私たちは後ずさりして、また裏門の前のスペースに戻り、隠れる場所を探します。
でも、そんな場所、とりあえず無さそう。
私たちに気がつかず、車が通り過ぎて行ってしまってくれればいいのですが・・・
「塀を乗り越えて、学校の中に入っちゃおうかー?」
ユマさんがそう言ったときに、裏門のスペースを塞ぐように、やよい先生の赤い車が止まりました。

「あなたたち、ぜんぜん気がつかないんだから。あたしは車をバックさせて、あっちに移動してたのに」
やよい先生が運転席から助手席側の窓を開けて、大きな声で怒鳴りました。
やよい先生は、私たちが向かおうとしていた逆方向に車を移動していました。
「ちょっと振り向けばわかるのに、あなたたちぜんぜん気づかずに裸のお尻向けてへっぴり腰で震えてるから、笑わせてもらったわ。証拠写真もバッチリ撮ったわよ。さあ、はやく後ろの席に乗っちゃいなさい」
こちらへやって来る車のヘッドライトは、かなり近づいて来ていました。

ユマさんが助手席のドアを開けて、シートを倒して後部座席に乗り込みました。
つづいて私が乗り込もうとすると、その車はすぐそこまで近づいていました。
農家の人の軽トラックのようでした。
私は、思わずその場にしゃがみ込み、やよい先生の車の陰に隠れてやりすごしました。

やよい先生に後から聞いたら、その軽トラックに乗っていたのは60前後のおじさまで、運転手側の窓を開けて、やよい先生の車をまじまじと見ながら、ゆっくり通り過ぎて行ったそうです。

私が乗り込むと、やよい先生が乾いたバスタオルを投げてくれて、ゆっくりと車が走り出しました。
私とユマさんは、一枚のバスタオルを分け合って髪を拭い、それから順番にからだを丁寧に拭きました。
エアコンが調整されていて、びしょ濡れのからだでも寒くはありません。
雨は小降りになっていて、そろそろやみそうな感じです。
時計は4時過ぎを示していました。

「雨がひどいもんだから、車をバックさせて車の中からズームで写真撮っていたの」
「あなたたちのヘンタイ行為もいろいろアップで撮らせてもらったわよ。なお子がイった瞬間もね」
「どうだった?なお子、自分が通っている学校の前で全裸になって、イった気分は?」
「ユマも自分で自分のオマンコさすってたでしょう?」
「あなたたちって、なんだか姉妹みたいね。ヘンタイ姉妹」

「ゆり先生。アタシ、子猫ちゃんに告白されちゃったよー。大好きーってー」
ユマさんが私の三つ編みを直しながら、嬉しそうに言ってくれます。
「アタシ、子猫ちゃんのために歌書くよー。子猫ちゃん、もうカワイクって大好きだからー。それで絶対ヒットさせるー」
「わあ。嬉しいです。ユマさん、ありがとーっ」
私は、ユマさんに抱きついて、ユマさんの真似をしてブチューっと唇にキスしました。
「あらあら、仲がお良ろしくって結構だこと。ユマ、あたしが東京行ったら、なお子のことよろしくね。ときどきイジメテあげて。そうしてくれないとこの子、一人で何しでかすかわからないから」
「いえす、まーむ。よろこんでー」
車はまた、ターミナル駅のほうに向かっているようです。

「じゃあ、そろそろヘンタイなお子のSM合宿はおしまいね。からだを拭ったら、なお子の服に着替えて、素直で賢い通常なお子モードに戻りなさい」
「ユマもいつまでもHカップ、見せびらかせてないで、服を着て。あたしが縛りたくならないうちに」
やっぱりやよい先生も、このおっぱい見てると縛りたくなるんだあ。
私はクスっと笑います。
「えー。アタシはいいや。今更服着るのメンドクサイから、このレインコート借りるねー。それで家帰ったら今日のをオカズにしてまた悶えまくるのー」
ユマさんはそう言って、ブルーのレインコートに付いた水滴をバスタオルで拭い始めました。

私は、またちょっとだけ切なくなってきます。
どんなに楽しい時間にも、終わりはやって来てしまいます。
やよい先生やユマさんと、こんなに仲良くなれたのになあ。

「ほらあ、早く服を着なさい。もりしたなお子さん?」
やよい先生にうながされて、私はのろのろと自分のボストンバッグをひきずり出しました。

「アタシが着せてあげるー」
ユマさんが裸のまま、まずは私のブラジャーをやさしくおっぱいにあてがって、後ろのホックを留めてくれました。
「子猫ちゃんのおっぱい、尖った乳首、だーい好きー」
ユマさんがヘンなメロディで即興らしい歌を歌いながら、私の頬にキスします。
さすがに声楽科卒だけあって、よく通るソプラノな美声です。
次にショーツを穿かせてくれます。
「子猫ちゃんのオマンコ、おっきなクリちゃん、えっちなお尻も、だーい好きー」
今度はおでこにキスをくれます。
最後に、昨日着てきた濃いブルーのワンピースを頭からかぶりました。
ユマさんが背中のジッパーをジーーっと上げながら歌います。
「子猫ちゃんはヘンタイ、マゾっ子なおちゃん、そーんな子猫ちゃんがー、だーい好きーなーのー」
歌い終わると、私の唇をブチューっと塞ぎました。
この歌は、ぜったいヒットしないな、と私は思いました。

やがて車は、さっきのファミリーレストランの駐車場に到着しました。
「それじゃあ、ユマ、お疲れさまね。また来週連絡するから。片付け手伝ってね」
「あと、今日撮った写真とかは全部あたしのパソコンに送っておいたから。ユマのケータイの分もね。あとでCDに焼くか、USBメモリで渡してあげる。なお子にもね」
私とユマさんにケータイを返しながら、やよい先生が言います。
「だから、そのケータイの写真フォルダは今は空っぽよ。あーいう写真はいつまでも入れといちゃダメ。もしケータイ落したとき大騒ぎになっちゃうからね」

「なので、なお子のために健全な記念写真を撮っておきましょう」
やよい先生が車を降りながら言いました。
私も助手席側からお外に降り立ちます。
雨はすっかり上がって、西に傾いた陽射しが雲間から覗いています。
「わかったー。じゃあアタシ、シーナちゃん、呼んで来るー」
ブルーのレインコートを素肌に着ただけのユマさんが、ファミレスの入口に走って行きました。


グノシエンヌなトルコ石 40

グノシエンヌなトルコ石 38

暗い窓からお外を覗くと、雨が少し強くなっていました。
雨雲が厚くなったのか、あたりが一段と暗くなって、遠くでゴロゴロと雷様も鳴っています。
そして、窓から見える景色に、私は見覚えがありました。

突然やよい先生が、レインコートのフードをすっぽりかぶった姿で助手席側のドアを開けました。
「ほら。だいじょうぶみたいだから、なお子もユマもそのレインコートだけ着て降りてきなさい。フードかぶってね」
ユマさんがブルーのレインコートをいそいそと素肌の上に着始めました。
私もピンクのを手に取って、急いで着始めます。
フードをかぶってから、サンダルをつっかけて車の外に出ました。

さっきより大粒になった雨が、パチパチと薄いナイロンのレインコートを叩きます。
少し風も強くなっています。
レインコートの裾は、私の膝上10センチくらい。
強い風が吹いたらカンタンにめくれてしまうでしょう。
その下は一糸まとわぬ裸です。
なんだかすごくエロティックな気分です。
パチっとはめる式のボタンは全部で4つ。
一つ一つのボタンの間隔が長いので、隙間から素肌が見えそうでドキドキします。
ストンとしたシルエットで全体はダブダブなのに、尖ってる両乳首だけ、薄いナイロンを突っ張らせています。

そして、この場所は私の思った通り、私の通っている女子高の裏門のところでした。
道路の向こう側は、見渡す限りの田んぼになっていて、民家は遥か遠くにポツリポツリある程度です。
「さすがに正門のほうは、雨でも人通りありそうだからさ。こっちなら誰も来ないでしょう」
私たちの隣に来たやよい先生が、いたずらっぽく笑っています。
手には小さなデジカメを持っています。

「ほら、なお子、ユマ、そこに並んで」
私の通っている高校の名前と『通用門』 と書かれたプレートの前のスペースを指さします。

「並んだら、レインコートの前をバっと開いてね。露出狂の変質者みたいにね」
デジカメを構えたやよい先生に言われて、ユマさんが嬉しそうに私に話しかけてきます。
「ここって子猫ちゃんが通ってる高校でしょう?うわー、コーフンするうー」
言いながらレインコートの前を両手で掴み、左右にバっと大きく広げました。
ユマさんたら、ボタン一つしかしないでお外に出てきたみたい。

「ほらー。子猫ちゃんも早く~」
私は、ドキドキに震える手でゆっくりと4つのボタンをはずしてから、恥ずかしさにキュンキュンしながら思い切って左右に開きました。
「はい、そのままよ。なお子、もうちょっと左に行って。もっとオマンコ突き出しなさいよ。見てーっ、って感じにね」
やよい先生は、高校のプレートが真ん中に来るように二人の位置を調整してから、カシャカシャとシャッターを押しました。

雨雲で薄暗くなった夏の午後に、フラッシュの光が私とユマさんの裸体を浮き上がらせています。
露になった私の肌を雨が強く叩いていきます。
私はジンジンジンジン感じてきています。

「じゃあユマ、なお子をイジメちゃって」
何枚か写真を撮った後、やよい先生がユマさんにウインクしました。
「いえす、まーむ!」
ユマさんはおどけて敬礼してから、私の足元にしゃがみ込み、私の両脚を持って開かせると、真下から私のアソコに右手の指を突っ込みました。
「あーーっ!だめーーっ!」
私は両手でコートの左右を開いたまま、少し大きな声を出してしまいます。
「立ったままよ。コートも自分で開いたままね。もし閉じたらそのコート脱がせて裸んぼのまま置き去りにするからね」
「あんっ、あーーん、は、はい~っ」
やよい先生はカシャカシャ写真を撮りつづけ、ユマさんはちゅぷちゅぷと私のアソコを陵辱しつづけ、雨はパチパチと私のおっぱいやお腹を叩きつづけます。

「あーあーあーあーーーんっ」
もうすぐイク、となったときに、急に雨が一層強く激しくなりました。
雨粒が大きくなって、ザーーーという大きな音にあたりが包まれます。
レインコートを叩く雨音もバチバチに変わっていました。

いつの間にか私の背後に来ていたやよい先生が、スルスルっと私のレインコートのフードをひっぱって脱がせてしまいました。
「あーーん、いやーーーっ」
雨音が大きいので、私も躊躇せず大きな声が出せます。
「ちょうどいいシャワーじゃない?これであなたのいやらしい液や汗を流してもらってサッパリしなさい」
やよい先生が私の耳元に囁きながら、両乳首に洗濯バサミをくれました。
「あーーっんんー!」

足元を見ると、ユマさんも自分でレインコートを脱ぎ捨てていました。
白くてまあるいキレイなお尻が私の足元にうずくまって、激しく私のアソコを掻き回しています。
私の視線に気づいたのか、顔を上げるとニィっと笑いました。
「子猫ちゃんのオマンコ、すっごく熱いよー。ほら、指ふやけちゃったー」
私を蹂躙する指を、右手の指から左手の指に切り替えて、右腕を伸ばして私の顔に近づけてきます。
ユマさんの右腋の下の豊満なおっぱいが、激しい雨に打たれてプルプル揺れています。
私は夢中でユマさんの右の指をしゃぶります。

やよい先生は、ユマさんのレインコートも拾って、雨の中で何度か振ってから、ゆっくりと車のほうに戻って行きました。
この場所から車まで約20メートル。
車に戻るときは、否が応でも二人は全裸のまま歩いて行かなくてはならないようです。

どしゃ降りの雨の中、真夏の昼下がり。
おさげ髪をびしょ濡れにした全裸の女の子が、ポニーテールをびしょ濡れにした全裸の女の子に股間を責められています。
おさげ髪は、脚を大きく広げて立ち、ポニーテールは、その足元にしゃがみ込んでいます。
場所は、おさげ髪の女の子が通っている高校の裏門前です。
その子の乳首には洗濯バサミまではさまれています。
その子のアソコはパイパンです。
その子はなぜか、両手を頭の後ろに組んでいます。
激しい雨が二人のいやらしいからだを容赦なく打ちつけます。
尖った乳首に挟まれた木製の洗濯バサミも雨に叩かれるたびにフルフルと揺れています。
さっきまでは、命令して、見守ってくれる人もいましたが、今は誰もいません。
それでも二人は止めようともせず、逆にもっと狂ったように激しく行為に没頭しています。

私たちは、まぎれもないヘンタイです。

私は、もはやどうしようもない恥ずかしさで気がヘンになりながら、ピークを迎えようとしていました。
「あーーーっ、あーーーっ、もっと、もっと、もっとーーー」
「そう、そう、そう、そこ、そこ、そこーっ」
「イきます、イきますイきます、ユマさん、ユマさんーーイーきまーすう」
「んんんんんんんんーーーーーーっ!!!」

崩れるようにしゃがみ込んで、ユマさんの裸の背中に顔をうずめました。
ユマさんは、私のからだを支えながら立ち上がり、私のウエストに手を回して、びしょびしょの頭を撫ぜた後、洗濯バサミをはずしてくれました。
「子猫ちゃん、かわいかったー」
すごく色っぽく耳元で囁いてくれます。

私は顔を上げて、ユマさんの顔を見るなり、正面から固く抱きつきました。
「ユマさん、ユマさん、ユマさんー、大好き、大好き、大好きーーっ!」
そう叫びながら、激しく唇を重ねました。
ユマさんも舌を伸ばして応えてくれます。

「うふふー。子猫ちゃんに告られちゃったー。うれしいなあー」
ユマさんの唇を離した後、今度はユマさんが思いっきり力をこめて私を抱きしめながら、言ってくれました。


グノシエンヌなトルコ石 39