2025年12月31日

我慢と免許と脅迫状 03

 そんな社内的には慌ただしい、でも私個人的にはあまりかまってもらえず刺激少なめな日々が過ぎ去り月も変わって10月2週目のある日の午後、チーフから応接室に呼び出されました。

 10月第一週で展示会等のつづいた社内的修羅場もつつがなく無事成功裏に終わり、その週末に社内の身内的お疲れさま会が部室=オフィスのすぐ近くに在る社員用宿泊部屋で行なわれました。
 
 出席者は管理職を含めた社員七名に里美さま。
 久々に社員全員出席の慰労会、ケータリングや持ち寄った食べ物とお酒類で開催されたいわゆる打ち上げです。

 と言っても部室は普通のマンションの一室ですから大騒ぎをするわけにもいきませんし、みなさまそれまでのハードスケジュールでお疲れ気味でしたので最初のうちは小ぢんまりとした静かめな飲み会でした。
 もちろん私はパーティ開始早々に当然のように丸裸にさせられ、おっぱいとお尻、それにマゾマンコまで丸出しな逆バニーの衣装を着せられ、みなさまにお給仕をする立場でした。

 ケータリングのお料理が凄く美味しくて始めのうちはお食事メインな談笑会だったのですが、食欲が落ち着いてアルコールが進むにつれて場がどんどんお下品方面へと緩み、私にイタズラを仕掛けてくる手が増えてきました。
 お箸やアイストングで乳首やクリットをつままれるのは序の口、余興に逆バニーでアニソンを踊らさせられたり机の角オナニーやワインの空き瓶オナニーを強要されたり。
 
 中でも一番刺激的だったのはラビアスプレッダーという悪魔的なオモチャでした。

 それは鮮やかなピンク色の弾力あるワイヤー入りシリコンチューブをアルファベットのWの形みたいに立体的に折曲げた形状で、手のひらに乗るくらいのサイズ。
 チューブ全体が細かい蛇腹状でなんだか淫靡。
 Wの真ん中の山の部分は尖ってはなく逆Uの字のような曲線を描き、その部分だけが両端に比べて反り返るように飛び出していました。

 そのオモチャを持ち込まれたのは里美さま。
 なんでも海外のその手のサイトで発見して取り寄せてみたそうです。

「でも直子がモニター第一号ってわけではないの。取り寄せてすぐに麗子のパイパンマンコで試してみて、今ではバイト中の標準装備になっているから」

 アルコールで少しピンク色に染められた頬を緩められ、悪戯っぽくおっしゃる里美さま。
 麗子さまというのは里美さまのショップでアルバイトされている女子大生の倉島麗子さまのことで、別荘の最終日にご一緒した、私に憧れているというM女志願なかた。
 そうか、あのときおっしゃられていた通り倉島さまも剃毛されてパイパンにされちゃったんだ。

「そこの椅子に座りなさい」

 そのオモチャを片手にワザとらしい冷たいお声でご命令くださった里美さま。
 指さされたのはダイニング用に設えられた肘掛け付きの小洒落た木製の椅子でした。

「両脚は大きく広げて両膝の裏を左右の肘掛けにそれぞれ乗せなさい。M字開脚でオマンコをわたしに差し出すみたいに」

 そのときの私は逆バニー衣装もすでに剥ぎ取られ、いつもの赤い首輪とスリッパだけの全裸状態。
 おまけに両方の乳首には大きめな事務用の目玉クリップが噛み付いてぶら下がっていました。
 ご命令された里美さまの背後に他のみなさまも、グラス片手のニヤニヤ笑いで集まられてきます。

 指定された椅子に深く腰掛け両脚を大きく割って、左右の肘掛けにそれぞれの膝裏を乗せます。
 幾分仰け反るようにカパーッと開いた内腿の付け根部分が、見下ろすみなさまの眼前にさらけ出されます。
 もはや私の裸身に慣れ過ぎているみなさまの前とは言え、かなり恥ずかしい体勢です。

 里美さまが私のマゾマンコ至近距離にしゃがみ込まれ、そのオモチャを私のソコにあてがいます。
 W型のシリコンチューブで逆Uの字を描く部分の幅は4センチ位、そのワイヤー入りチューブが私の膣穴を抉じ開けてきます。

「んーっ!」

 感触は意外とソフトなU字型のシリコンチューブが蛇腹のザラザラを伴って私の膣穴を左右に開きつつ粘膜の奥深くまで侵入してこられます。
 それまで机の角オナニーやワインの空き瓶オナニーで膣は充分濡れそぼっていますから、すんなり受け入れてしまう私の淫乱マゾマンコ。
 ピンクのシリコンチューブがズッポリと収まった膣穴は左右に大きく開いたまま固定されてしまいました。
 溢れ出た愛液がポタポタ床を汚します。

 それだけでは終わりません。
 大きく口を開けたままの膣穴の左右にはみ出ているW字両脇のワイヤー入りチューブ。
 里美さまはまず、私から見て右側のチューブを私の大陰唇右側内側に嵌め込んできました。

「あぁんっ!」

 弾力のあるシリコンチューブが私のマゾマンコの右大陰唇と右小陰唇のあいだの皮膚にめり込み、秘部内側の皮膚を引き攣らせます。
 チューブの先端はクリトリスの右側少し上ぐらい。
 割れ始め付近の皮膚内側に丸みのあるシリコン先端部分が食い込んで、右側の皮膚全体がチューブによって外向きに引っ張られ半開状態。
 同じことを左側にも施され、私のマゾマンコは穴を含めて襞から粘膜からポッカリ全開おっぴろげ。

 ソコの皮膚が左右に広がって引っ張られているため、真ん中上部に位置する腫れたクリトリスがいつにも増して大きく目立っていて凄く恥ずかしい。
 その下の尿道口も左右に引っ張られていつもより穴の存在感が上がっている感じ。
 そんなふうに異物を嵌め込まれても痛みや苦痛は少なく、ただ空気の当たる範囲が襞や粘膜まで広がってスースー変な感じ。

「このオモチャのいいところはね、装着しちゃえば立とうが座ろうがクスコをかませたみたいにオマンコが開きっ放しになっちゃうところ。直子のオマンコはプックリ柏餅で肉厚だから装着もラクだったし」

 里美さまが立ち上がられながらからかうようにおっしゃいます。

「麗子はね、その状態で露わになったクリちゃんをプラスティック定規でペチペチされるのが気に入っちゃったみたい。直子もやられてみる?」

 ご質問と同時に私の返事も待たれず、どこに隠し持たれていたのか30センチのプラスティック定規を手にされた里美さま。

「ほら、こんな感じ。どう?気持ちいいでしょ?」

 お言葉と同時に里美さまのプラ定規が里美さまに差し出した私のマゾマンコにペチッと接触します。

「あんっ!!」

 膣穴粘膜も小陰唇の襞襞もオモチャによって丸出しとなった私のマゾマンコに幅3~4センチほどのプラスティックの板面が触れては去り触れては去り。
 それは叩いて痛みを与えるというより文字通りの擬音なペチペチと軽い打擲で、なんて言うか、もてあそばれている感じ。
 そしてその中でもっとも顕著に蹂躙されるのが物理的にももっとも飛び出している、フードを脱ぎ捨てて剥き出しな私の腫れ上がったクリトリスです。

 定規が肌を打つペチペチペチという音と私のアンアンアンという恥ずかしい淫声がリズミカルにお部屋に響き渡ります。
 軽い打擲とはいえ充血しきった肉の芽に絶え間なく刺激が与えられ、ますます固く熱く膨張してしまう私のクリトリス。

「ねえ、オマンコの穴がヒクヒク蠢いている」
「うん。このオモチャが挿さっているとオモチャも一緒に動いて一目瞭然だね。穴が呼吸しているみたいに膨らんだり萎んだり」
「よだれつーか愛液がすごい垂れてきてて、たぶんこのままあっさりイッちゃうんだろうね」

 見物していらっしゃるどなたかのご興味津々なお声がいくつか聞こえてきます。
 そして私はそんなどなたかの予想通り、ものの二分も経たないうちに頭の中が真っ白になってしまうほどの強烈なオーガズムを迎えていました。
 マゾマンコを執拗に叩かれる屈辱的な快感は、高三の頃ピアノを教わっていたゆうこ先生としたお仕置きごっこを久々にかつ鮮明に思い出させてくれました。

 ただ、そのオモチャは里美さまが仕入れたものであり倉島さまの標準装備となっている逸品ですから里美さまがその日に持って帰ってしまわれました。
 でも、すかさずリンコさまミサさまの開発部コンビが似たようなシリコンチューブ、こちらは一見、肌と同色なベージュの色合いで蛇腹の凸凹も激しめな私のマゾマンコに合わせた専用の特注品、を作り上げてくださり、その数日後から私もオフィスでの標準装備品となっていました。

「でも直子にそんなもの一日中装着したら愛液ダダ漏れでオフィス中ビショビショになっちゃうわよね」

 お姉さま、あ、いえ、チーフと早乙女部長さまが渋いお顔をされましたが、リンコさまが、

「その点は大丈夫です。うちらが責任を持ってその都度キレイに拭かせることを誓いますから。この夏に導入した床拭きロボットもありますし、あんまり汚すようならキツイお仕置きで躾します」

 と自信満々におっしゃったので押し切られたご様子。

 ここで冒頭のシーンに戻ります。
 10月2週目のある日の午後、応接室に呼ばれた私。

 そのときの格好は、下乳を支えるだけの黒のオープンバストブラの上に丈が長めな濃いベージュのブレザーという裸ブレザー状態。
 下半身はスッポンポンで、もちろんラビアスレッダー装着に黒のニーハイソックスという破廉恥な半裸姿。
 すべてリンコさまミサさまのコンビが仕立ててくださった見せたがりM女コーデです。

 秋も深まり気温も下がり気味ですが空調の効いたオフィスなので、こんな格好でも寒さは感じません。
 陽焼けも薄まって首輪の白い跡もほとんどわからなくなっていても変わらずチョーカーは着けつづけています。
 呼び出される直前までリンコさまたちから新作ディルドのモニター被験者としてさんざん弄られていましたから、からだは疼きっ放しな全身敏感肌。

 ドアが開きっぱなしな応接室に入ると壁面の黒く大きなディスプレイ下にチーフ、その横にほのかさま。
 対面のソファー中央にはブルーのバスタオルが敷かれ、おそらくそこに私が座らされるのでしょう。
 早乙女部長さま間宮部長さまはご出張でご不在です。

 チーフとほのかさまはチーフの目の前に置かれたラップトップパソコンの画面を真剣見つめられていて私には一瞥もくださらず、私は入口のそばで立ち尽くすばかり。
 そうしているあいだに入口ドアからリンコさまとミサさまも入ってこられ、ほのかさまの脇にご着席されました。
 お顔を上げられたチーフが私の姿を見て少し呆れたようなお顔をされ、黙ってソファーを指さされます。
 応接テーブルを挟んだみなさまの正面に、裸のお尻をバスタオルに乗せて座った私。

「あなた、そろそろ生理よね」

 私の顔をまじまじと見つめつつチーフがおっしゃいました。

「えっ?あ、はい、そろそろと思います」

 唐突なお問い掛けに一瞬意味がわかりませんでしたが、確かにその通りなので素直にお答えしました。
 前の生理がバカンスから戻って一週間後くらいでしたから、周期的に言ってそろそろ来るはずです。

「そう。それじゃあ次の生理が来て終わってからその次の生理が来て明けるまで、直子が性的な遊びをすることを一切禁じます。オフィスでもプラベートでもね」

「えっ!?」

 前のお問い掛けに輪をかけて唐突なご命令に絶句してしまいました。

「最近の直子って急激に羞恥心が薄れてきているのよね。あたしたちの甘やかしがエスカレートし過ぎたせいもあるけれど」

 チーフがいたって生真面目なご表情でおっしゃいます。

「これを観てみなさい」

 チーフが目の前のパソコンをいじるとみなさまの背後の大きなディスプレイがパッと明るくなります。

「ミサが取り急ぎでラフに編集してくれたの。完成時の予想はゆうに八時間超えの超大作になりそうだって」

 苦笑い気味なチーフがおっしゃり、みなさまはパソコンの画面を覗き込まれます。
 壁面ディスプレイに大きく映し出されたのは、青空が広がるよく晴れた屋外。
 画面の中央に白いブラウスと赤いスカートの女性が大きな建物の壁際に立っています。

 バカンス三日目にショッピングモールでいろいろやらされたときの私の姿でした。
 映像だけが映し出されて音声は流れてきません。

 画面の女性、つまり私なのですが、は左手にスマホを持ち、右手はスカートのポケットの中。
 何やら通話をしながらポケットに入れたほうのスカートがゆらゆら揺れています。
 薄手の白いブラウス胸元は大きくはだけた上に布地が汗で肌に貼り付いて肌色に透けつつ艶めかしい曲線を描いています。

 時折撮影カメラのズームで女性の顔がアップとなり、その表情が悩ましげに歪んでいるのがわかります。
 時折画面全体を遮るように人影が横切り、この場所がそれなりに人通りのある場所であることがわかります。

「ほらね。こんな公然監視の野外で半裸に近い格好になって、平気でイキ顔晒しちゃう女なんてまったくエレガントではないわよね?」

 チーフがいたずらっぽくおっしゃいます。

「こんな調子でこのまま突っ走っちゃうと直子は取り返しのつかないニンフォマニアな超変態M女になっちゃうと思うの。少しは我慢することも覚えないと」
「だからあたしたちも敢えて直子弄りをしばらく自粛することに決めたのよ。このままじゃ直子、ただのお下品なド淫乱誰でもレズ便器に成り果てそうだから」

 ディスプレイの画面にはブラウスがお腹の素肌まですっかりはだけ、赤いスカートの股間部分を激しく揺らしている私の姿…
 スマホに何事かを熱心につぶやきながら、蕩けそうな顔でイキ果てつつある場面が映し出されています。
 少し引いた画面では行き交う人や立ち止まって私を見ている他人さまのお姿もバッチリ映っています。
 なんていう赤っ恥、なんていう恥知らず…

「最初は禁欲させるために貞操帯を嵌めようっていうアイデアが出ていくつか取り寄せてみたりもしたのだけれど、いかにも性的プレイって感じで、これだと却って直子のマゾ心を刺激して発情しちゃうんじゃないかって意見もあって却下したの。あなたって乳首だけでもその気になれば充分イケちゃうでしょうし」

 公衆の面前での自分の恥ずかしすぎる痴態を大画面で観せられて盛大に赤面している私に、からかうようなお顔のチーフ、いえ、今は私を嬉しそうにいたぶるプライベート時のお姉さまの怪しい瞳になられておっしゃいます。

「だから直子の良識に任せることにしたの。とにかく直子は次の生理が来たらその次の生理を終えるまでのあいだ、自慰行為や性的な遊びは一切禁止。これはあたしからの命令。もし破ったらあたしはとても悲しむ」
「そのあいだ直子は普通のOLとしていやらしいことは一切何も考えずに、ビジネススーツをちゃんと着て普通の下着を身に着けてひたすら業務に、会社のために励みなさい」
「チョーカーの類は着けて来ても来なくてもいいわ。着けてきても他の社員がえっちな遊びを仕掛けてくることは一切ないけれど」

 完全にエス度満開になられたお顔のお姉さまが冷たく笑いながらおっしゃいます。
 リンコさまミサさまはニヤニヤなお顔、ほのかさまだけがご心配気なお顔を見せてくださっています。

「でも、そのあいだ直子も気を紛らわせていないと何かと不安でしょう。だから重ねてもう一つ、業務命令を下します」

 ニコッと笑われたお姉さま、つづけておっしゃいました。

「そのあいだに直子は運転免許を取りなさい。ちょうどオフィスのすぐそばに教習所があるし費用はすべて会社持ち。あたしの秘書として頑張るなら運転手くらい出来ないとね。ほのかもうちに来てから同じシステムで免許取ったのよ」

 いたずらっぽいお顔でおっしゃられたお姉さま。
 会社持ちで免許が取れるっていうのはすごく嬉しいご提案ではあるのだけれど、でも私に車の運転なんて出来るのかしら?
 いろんな事柄がいっぺんに攻め立ててきて思考が追いつかない私。

「教習所への入所手続きはこっちでやっておいたから直子は来週の火曜日から教習所に通うこと。まあ初日は生理の真っ只中では在ると思うけれど」

 またまたからかうようなお声でおっしゃってから、お姉さまがこうつづけられます。

「禁欲期間中、直子がプラーベートでこっそりオナニーとかしたとしてもあたしたちには知る術もないけれど、オフィスでリンコたちにじっくり観察してもらって逐一報告してもらう手筈にはなっているから」
「まあいずれにしても直子の良識を信じるしかないわね。あたしは、直子はあたしの命令を絶対に破らないって信じているから」

「直子にはいつまでも恥じらいを忘れてほしくないのよ。六月のショーのときくらいまでは恥ずかしい命令をされるたびに羞じらい炸裂みたいな初々しい感じだったけれど、最近は羞じらいよりもM女の悦びが勝っている感じで、何ていうか直子の品?品格みたいなのが大幅に下がってきちゃっている気がしているの」
「だからここらで無理矢理にでも禁欲期間を設けてみたら、直子の内面でもまた何か変わってくるかもしれないし、オフィスのみんなもエスカレートし過ぎて少しマンネリ気味だった直子弄りの愉しさをリフレッシュできると思ったのよ。だからこれは社員全員の総意」

 ディスプレイの画面は大雨の中、私が全裸でお外の自動販売機に飲み物を買いに行かされたところに変わっています。

「この映像はDVDに焼いたから直子にあげる。生理が来たらほぼ一ヶ月自慰行為禁止だから生理前のあいだに、自分の浅ましくて恥知らずな行為の数々を観て反省しつつ、溜めオナニーでもなんでもしておくといいわ」
「あ、禁欲期間は生理から生理のあいだか、車の運転免許が取れるまでね。次の生理が終わっても免許が取れていなかったら自動延長だから」

 そこまでおっしゃってお姉さまの右手がパソコンへと伸びます。
 何かのキーを押されたと思うと同時に壁のディスプレイの映像もプツっと消えました。

 それからの数日はリンコさまたちも、しばらく直子で遊べないからとオフィスで暇を見つけては恥ずかしい格好にされ、開発中のディルドやらバイブやらアナルビーズやらで前にも増して私を辱め放題の虐め放題イカセ放題。
 そんな私も家に帰ってから自分のDVDを流しつつお仕置き部屋で連日思い出し自虐オナニー三昧。

 でもそんな日々は束の間、その週の日曜日、予想通りあっさり生理が訪れてしまい、お姉さま直々のご命令な私の禁欲月間が始まってしまったのでした。


2025年10月13日

我慢と免許と脅迫状 02

 リンコさまミサさま、そしてほのかさま。
 好奇に満ちた六つのねぶるような視線が私の裸身に注がれます。
 服従ポーズな私の秘唇の奥がジワリと潤み始めます。

「ちょっとそのチョーカー外してみてよ」

 リンコさまが私の首を指さされ私はギクリ…
 でもご指示に逆らうことなんてできませんので、頭の後ろにやっていた両手をおずおずと首の後ろに下ろします。

「うわっ、そこだけ見事に、首輪の形通りに真っ白じゃん」

 私が外したチョーカーを受け取られたリンコさまが嬉しそうに大きなお声を出されます。

「炎天下の野外を首輪ひとつの素っ裸で過ごしつづけていたんだろうね。まさに露出マゾの刻印って感じ」

 ミサさまが薄い笑いを浮かべられ蔑むようにおっしゃいます。
 ほのかさまは唖然としたお顔で私の首を凝視しておられます。

「もう直子は首輪もチョーカーもする必要ないね。天然の首輪で四六時中、私はマゾですの、って世間一般にアピール出来るから」

 リンコさまが笑いながらおっしゃってから、ふと何か閃いたようなお顔になり、こうつづけられました。

「これだけ満遍なく陽焼けしていたらゴールドのアクセが映えるよね。よし、今日の直子のユニフォームが決まったわ」

 おっしゃるなりデザインルームのほうへ駆け出されるリンコさま。
 服従ポーズに戻った私は、まだ呆気にとられたお顔をされているほのかさまと見つめ合っています。
 小さなショッパーを手にされたリンコさまがすぐに戻ってこられました。

「夏休み前にイメビのメーカーに頼まれていくつか作ったんだけれど、作ってるうちに楽しくなっちゃってさ。材料がずいぶん余っちゃったから直子用にもオフィスで着けさせようって作っておいたんだ」

 おっしゃりつつショッパーからリンコさまが取り出されたキラキラしたゴールドチェーンの束を見た途端、私はピンときてしまいます。
 社内ではヌーディティジュエリーと呼んでいる素肌を艶かしく飾るチェーンアクセサリー。
 入社前の面接ごっこでお姉さまからいきなり装着され、お姉さまの目前でそれだけ身に纏ったオールヌードのオナニー姿を履歴書用の写真として撮影された思い出深い装飾具。

「イメビの小道具だから18金とはいかず金メッキだけどさ、太さも重さも自由自在だからマゾ苛めアクセに特化した工夫するのが愉しくなっちゃった」

 チェーンの束を手にされたリンコさまが服従ポーズな私の背後に回られます。
最初は普通のネックレスのように私の首周りにチェーンが巻かれ、首後ろでフックが留められます。
 私の胸元にはいろいろごちゃごちゃしたチェーンが私の膝小僧近くまで垂れ下がりました。
 確かにチェーンの輪っかひとつひとつが今まで着けたことのあるものより全体に太くて重い感じがします。

「まずはニップルね」

 リンコさまが私の正面に戻られ、無造作に私の右おっぱいをむんずと掴まれました。

「あんっ!」

「おうおう、乳首カッチコチに固く尖らせちゃって、相変わらず直子は直子だねぇ」

 リンコさまが笑いながらおっしゃって私の大きく突起した右乳首をなお引っ張るようにつままれます。

「はうっ!」

 乳首上部に何かが当たり、すぐにキュッと乳首全体が絞られます。

「はうんっ!」

 お姉さまとの面接ごっこのときと同じようにテグスで乳首根本を絞るタイプの装飾具のようです。
 リンコさまの手がおっぱいから離れたと思った瞬間、右乳首がグイッと下に引っ張られます。

「ああんっ!」

 見ると右乳首を絞るテグスからぶら下がる細いチェーンの先に幅4センチくらいの大きなゴールドハートのチャーム。
 このチャームがずいぶん重いみたいで、ツンと尖立した私の右乳首がうつむいてしまうくらいの重力を感じます。

 太めなゴールドネックレスは私の胸の谷間辺りで星型のゴールドチャームによって三方向に枝分かれしています。
 そのうち私から見て右方向に別れるチェーンがリンコさまによって私の右乳首に繋がれました。
 
 残ったのはお腹の下へと一直線に走るチェーンと、その左側にチャームを添えてぶら下がる短かいチェーン。
 その左側のチェーンをお手に取られたリンコさまは、そそくさと私の左おっぱいを鷲掴まれます。

「あうぅっ!」

 慣れた手付きで左乳首も締め付けられ、すぐにチャームによる荷重で左乳首もうつむきます。
 最後に残った真ん中のチェーンは途中でチェーンが何本かに枝分かれしているみたいで、私の股間、休めの形に広げた両内腿のあいだまで一直線にぶら下がっています。

「今度はオマンコさわるから、も少し脚開いて」

 リンコさまの身も蓋もないご命令にキュンとしてヌルリ。
 おずおずと休めの足幅を開いていくその前にリンコさまがしゃがみ込まれます。

 リンコさまの目の前にある私のクリトリスは、両乳首への締め付けと荷重ですっかり充血、萼も半脱げのテラテラ状態。
 その萼も無造作に脱がされズル剥けなクリットの根本にもテグスの輪があてがわられます。

「うっうーん!!」

 リンコさまの指先が私の剥き出しなクリット表皮をコソッと擦り、痺れるような快感がからだをつらぬきます。
 充血しきった肉の芽の根本が絞られる感覚は、痛いのと気持ちいいのがないまぜとなって、ちょっとした空気の動きにもビクンとしてしまうくらい敏感になってしまいます。

「おーけー。ちょっと後ろに仰け反ってみてよ」

 クリトリスへの装着を終えられたニヤニヤ顔なリンコさまのご指示に従う私。

「あっ!んぅーーんっ!!」

 撓んでいたチェーンがピンと張り詰め、絞られた肉の芽がグイッと上向きに引っ張られます。
 痛みと一緒にゾクゾクっと背筋をせり上がる性的陶酔感。

 おっぱいの谷間からおへそを通ってクリトリスへと繋がったチェーンは普通にまっすぐ立って少しだけ撓むくらいの感じ。
 なので、ちょっと背筋を伸ばして仰け反ったりしたらチェーンは肌に密着してピンと張り詰め、クリトリスがキュッと上に引っ張られてしまうのです。

「イキたくなったらそんなふうに仰け反ればいいの。お手軽でしょ?」

 リンコさまのイジワルな笑顔。

「あとはこいつらでラビアを抉じ開ければ完成」

 快感を感じつつ仰け反りから体勢を直しハアハアしている私に、ご容赦なく追い討ちをかけてくださるリンコさま。
 おマメへの戒めを施したチェーンの左右で揺れる短かめのチェーンに手を伸ばされます。
 その先端には見覚えのない留め具。

「挟む部分も最近流行っているノンホールピアスのに変えて見たんだ。これで従来の所謂クリップよりも肌への負担が軽減するし見た目もスッキリすると思う」

 おっしゃりながら私の右ラビア、右の大陰唇真ん中を引っ張らられます。

「あーんっ!」

 私の膣口の片側がこっそり開き、溜まっていた愛液が今にも滴りそう。
 皮膚に装着された留め具は確かに今までの、挟まれた、という感覚なクリップよりは幾分ソフトです。
 そんなことを考えているあいだにリンコさまの手は私の左陰唇にまで及んでいます。

「あんっ、いやぁーっ!」

 ラビアが押し広げられる感覚とともに粘膜に空気が当たるのがわかります。
 服従ポーズのまま頭を下げ、自分のソコに視線を遣ると…
 大陰唇の左右それぞれほぼ中央が留め具によって固定され、私のマゾマンコが見事な菱形に抉じ開けられ、膣口から溢れ出た愛液が左右の内腿を伝っています。

「ほい完成。直子は今日一日その姿で仕事すること。乳首やクリットが萎んだらその都度調節してね」

 リンコさまが笑いながらおっしゃって私のお尻をパチンと叩きました。

「確かにドマゾ全開で直子らしい恰好なんだけどさ、そんなふうにマンコ全開にしちゃうとフロア中にマン汁垂れ流しでビチャビチャになりそう」

 ミサさまがニヤニヤ笑いながら恥ずかしいご指摘。
 事実私の足下にはすでに小さな水溜りが出来ています。

「それもそうだね。じゃあタンポンでも突っ込んどくか。ちょと待ってて」

 再びデザインルームへと駆け出されたリンコさまがすぐに戻られます。

「これでいくらかはマシになるでしょう」

 おっしゃるなり私の膣口へ無造作にアプリケーターを突っ込まれたリンコさま。
 膣奥までタンポンが侵入してくる感触。
 リンコさまがアプリケーターを引き抜くと私のマゾマンコから膣外にぶら下がる短い紐。
 溢れるほどの愛液を吸い取っているのでしょう、タンポンがみるみる膣内で膨らんでいる感触。

 リンコさまがご自分のスマホを私に向けられたので、私はマゾの服従ポーズに戻り自ら恥ずかしい被写体となります。
 カシャカシャとつづけてシャッターを押されたリンコさまがスマホを下ろされると同時にギョッとしたお顔に変わられました。

「うわっ、もうこんな時間!アタシら、こんなことしている場合じゃなかったんだよな。ちょっとイジるつもりが愉しくなってペース配分狂っちゃった」

 雅さまのデスクに置いていた大量のお荷物を慌てて掻き集めつつなリンコさまのお声。

「アタシら昼過ぎまでデザインルームに籠もるから、直子はずっとその格好で仕事すること。お昼前にはチーフもちょっと顔を出すって昨日連絡あったから」

 それだけ言い残すとミサさまとおふたりで転げるようにデザインルームへと駆け込まれました。

「あ、わたしもプレゼンの資料を整理しなきゃ」

 私たちのやり取りを終始ご興味津々で視ていらっしゃったほのかさまもご自分のデスクにお戻りになられ、私もポーズを解いてお久しぶりの社長室へ。
 さぞかし郵便物とかお仕事が溜まっているのだろうなと覚悟していたのですが、経理関係以外はどなたか、おそらくほのかさまが日々片付けてくださっていたようで、出金伝票や請求書類が整理されて少しだけ私のデスクに置かれているだけでした。

 バスタオルを敷いた椅子に座ってデスクのパソコンに向かうほぼ全裸な私。
 座ったおかげでおマメに繋がれたチェーンは緩んで撓み、少しラクにはなったのですが、押し広げっ放しな膣穴がヘンな感じ。
 タンポンのおかげではしたないおツユはまだ決壊していません。
 自分の恥ずかしい格好が気になって仕方ないのは事実ですが、リンコさまたちの監視カメラで見張られていることもわかっているので、まずはお仕事に集中することにします。

 パソコンに向かい小一時間ほど集中作業して一段落のホッと一息。
 前屈みな姿勢に疲れて両手を挙げてんーっと背もたれに仰け反ったとき。
 集中して忘れかけていたあの仕組みが作動し、クリトリスがギューッと引っ張られました。

「んーーっふぅぅーっ!!」

 思わずいやらしい声をあげてしまうほど不意打ちの快感。
 ひと仕事終えたことだし、このまま何度かくりかえしてイッてしまおうか…と考えていたら不意にお部屋のドアが開きました。

「あらあら、お休み明け早々、すごい格好にさせられちゃっているのね」

 少し呆れたお声を出されながら入ってこられたのは明るいグレーのパンツスーツ姿なお姉さま。
 大きめなお荷物をご自分のデスクにドサッとお置きになり、ジャケットを脱ぎつつ私に視線をくださります。
 ジャケットの下は淡いベージュのシフォンブラウス。
 私は椅子から立ち上がり服従ポーズでお姉さまをお出迎え。

「リンコたちの仕業ね。ふーん、ここを繋いでもらって、こっちは広げてタンポン挿れてもらったんだ」

 私の素肌正面に走るチェーンを指先でクイッと引っ張られるお姉さま。
 張り詰めたチェーンにおマメがグイッと引っ張られ私はあふんっ。

「そんな格好でも仕事はちゃんとやってるんでしょうね?まさかずっとムラムラオナニー三昧とか…」

「…は、はい!お休み中に溜まっていた伝票を今パソコンに入力し終えたところです…リンコさまたちもパターンの仕上げだとかおっしゃってデザインルームに籠もりきりでっす…あ、うんっ!」

 怖いお顔でおっしゃるお姉さま、あ、いえチーフですが、おマメに繋いだチェーンをもてあそぶ指先も動かしつづけてくださっているので、その緩急にどんどん昂ぶってしまう私。
 このままこのままいい感じ…と思った瞬間、チーフの指がチェーンから離れました。

「あたしも出張のための資料取りに来ただけでゆっくりしていられないのよね、12時までに空港へ行かないと。ミサたちに渡したいものがあるのだけれど彼女らも忙しそうね」

 チーフが私の傍からそそくさと離れ、ご自分のデスクをガサガサされながらおっしゃいます。
 すると社長室のドアをコンコンとノックする音が響き、失礼しまーす、と入って来られたのはリンコさまとミサさま。
 おそらく監視カメラで音声も聞かれていたのでしょう。

「おかえりなさいチーフ。あれ、チーフはあんまり焼けてないね」

 リンコさまがおどけたお声でおっしゃいます。

「あたしは紫外線対策バッチリだもの。あ、さっきたまほのにバカンスのお土産とランチのお弁当預けたから、お昼にでもみんなで食べて」

 タイミングよく現われたリンコさまたちをチーフは不思議には思っていないご様子でご機嫌良くお話されています。

「あとこれ。バカンス中の直子を撮った動画や写真。撮っているあいだは気にしてなかったのだけれど結構凄い量になっちゃった」

 お姉さまの私物なバーキンから取り出された夥しい数のSDカードとUSBメモリ。
 あの中に私がしでかした破廉恥な痴態が赤裸々に詰まっているんだ、と思うそばから裸身が火照り始めます。

「ナンバリングするために昨日冒頭だけひと通り見てみたのだけれど、どれも凄くいやらしくてイヤになるくらい。全部見るのに丸2日くらいかかるんじゃないかしら」

 お三かたとは一歩引いたところで服従ポーズをしている私をニヤニヤ視ながらなお姉さま、いえチーフのご説明。

「これをミサたちに預けるからいつもみたいにいい具合に、そうね、二時間くらいの総集編にしてほしいの。直子の性長日記夏のバカンス編としてね」

 私から目を離されたチーフがSDカードUSBメモリをごっそり大きめな不織布ポーチに入れ、ミサさまに手渡します。

「もちろん今は超繁忙期ってわかっているから急いでとは言わないわ。お仕事が一区切りついて落ち着いたらということで。とにかく今は今週末のバイヤー向けコンベンションに向けて全力を出し切りましょう」

 最後は企業のチーフらしいお一言で締めくくられ、ご自分のデスクに向き直られるチーフ。
 はいっ!と元気よくお返事されたリンコさまミサさまも嬉しそうにポーチを抱いて無言でデザインルームに戻られました。
 チーフともその後は会話のないままご自分のデスクでパソコンに向かわれ、数分後にはバーキンと大きなカートを携われてオフィスを後にされました。
 行ってらっしゃいませと裸身で頭を下げる私にニッコリと一瞥だけくださって。

 それからの数日間、私はオフィスでほとんどひとりのお留守番、電話番状態。
 リンコさまミサさまがいらっしゃるときは出社するといやらしい格好、たとえばレザーハーネスやマイクロビキニ、逆バニーなどになるようにご命令はくださるのですがその後はずっと放置。
 オフィスに少しお顔を出されてもすぐに出ていかれる早乙女部長さま、雅さま、ほのかさまは、そんな私の姿を見て驚かれニヤニヤはされるもののそれ以上かまってはくださらずお忙しそうにされていました。

 9月になっても残暑は厳しく裸に近い格好でも寒く感じないのは幸いでしたが、どなたにもかまっていただけないのは寂しいものです。
 いつしかリンコさまミサさまもいらっしゃらないときにも自らの命令で全裸となり、自らの命令で羞恥プレイを妄想するようになっていました。

 中でも気に入ってしまったのは、バカンス明け初日に施されたゴールドボディチェーンによる三点責めプラス陰唇抉じ開け。
 タンポンの代わりにリンコさまたちが開発されたバイブやディルドを股縄で装着。
 
 自らチェーンを引っ張ってはアンアン喘いでジュブジュブ出し挿れ。
 お電話やメール、FAXは頻繁に届くのでそれへの対応もしつつ、ひとりきりのオフィスでの妄想オナニーをこっそりくりかえす日々でした。


2025年5月24日

我慢と免許と脅迫状 01

 バカンス明けの月曜日、出社するまでかなり落ち着きませんでした。

 土曜日深夜に自宅に着き、そのまま着替えもせずシャワーも浴びず、首輪もしたままベッドに倒れ込み爆睡して目覚めた日曜日お昼前。
 暑さと尿意で目覚めてとりあえずシャワーを浴びようと裸になったとき、自分の裸身を見てあらためて愕然としました。

 全身くまなく、それこそ乳頭の先っちょから無毛なマゾマンコの外陰唇まで、こんがり小麦色に陽焼けしていました。
 そしてただ一箇所、マゾの刻印である首輪をずっと着けていた首周りだけが、幅2~3センチくらい、くっきりと青白く焼け残っています。
 まるで天然の首輪かチョーカーを嵌めているかのように。

 シャワーから出てすぐ、バスタオルでからだを拭いつつ全裸のままパソコンに向かい、日焼け後のお手入れの仕方を検索し始めます。
 早く色が抜ける方法をいろいろ調べ、とりあえず旅行前に通ったタンニングサロンでいただいた保湿ローションを全身に、とくに首周りは念入りに、塗りたくりました。
 ビタミンCの補給が必要ということも書いてあったので、買い置きしてあったオレンジジュースとトーストでまったり遅いブランチ。

 そのあいだもずっとハダカのまま。
 なぜだか下着をつけようという考えが湧いてこない私は、この数日間の旅行での悪習にすっかり毒されてしまったようです。

 お食事も終えて一息ついたとき、思いを馳せるのもあの別荘での開放感溢れる日々のこと。
 一日中全裸で、思いもがけない方向から次々と辱めに遭いまくる、恥ずかしくも充実しためくるめく毎日。
 ほんの昨日までのことなのに、何か遠い昔に起きたことのような気もします。

 今頃、倉島さまはあるじさまから、ご無体なご調教を受けていらっしゃるのだろうな…
 あの禍々しい地下室の拷問部屋とも言うべき空間で、倉島さまはどんなことをされているのだろう…
 あの磔台、分娩台、三角木馬、鉄格子の檻…
 考えただけで私の右手が自然と下半身へと伸びてしまいます…

 帰りのお車でのことも一応ご報告しておきます。

 本宮さまから服を脱ぐようにご命令され、はい、と素直に答えた私はシャツワンピの前ボタンを外し始めます。
 直前に拝見した、寺田さまが扇情的にイキまくられるお姿が脳裏に焼き付いていますので、私のムラムラも準備万端。

 ボタンをすっかり外し終えたシャツワンピから両袖を抜き、そのクタッとした布片をお尻の下に敷いたまま準備完了。
 お尻の下に敷いたままにしたのは、出来るだけお姉さまのお車の助手席の座面を私のはしたないおツユで汚さないため。

 固く屹立している両乳首、萼を脱ぎ捨ててテラテラ膨らんでいる陰核。
 街路灯など一本もなく、満点のお星さまの煌めきと前方を照らし出すヘッドライトだけが頼りな山道を快調に進まれる本宮さまの運転。
 ダッシュボードの機器類の淡い光が私の淫らな裸を薄暗く照らし出しています。

「まず手始めに乳房だけでイキなさい。両方の乳首をそんなに尖らせているあなたならたやすいことでしょう?ドライブはまだ始まったばかりだし、あなたの見せたがりなマゾっぷりをゆっくりじっくり間近で視させてもらうから」

 真っ直ぐ前をお向きになられたまま本宮さまが冷ややかなお声でおっしゃいます。

 本宮さまに夜、お家まで送っていただくのはこれで二度目。
 一度目は初夏の頃、絵理奈さまの快気祝いの流れでやよいママさまのお店に行き痴態の限りを晒した後の新宿から、明け方近い帰り道。
 あのときはお車の後部座席に押し込められたときから意識も朦朧で、お家に着いて起こされるまで眠りこけていましたから、本宮さまと会話した記憶もありませんでした。

 今、私の右隣でハンドルを握られている本宮さまは、そのプロフェッショナルな接客態度は崩されず、でもお言葉のニュアンスにエス的な嗜虐性が滲み出ていて、端正なその横顔をチラチラ横目で盗み見ながら被虐感がゾクゾク高まっていきました。

 ご命令通りシートベルトがパイスラ状に谷間を通る剥き出しのおっぱいをひとつづつ両手に握り、やんわりとまさぐり始めます。
 固くシコった乳首は人差し指と中指のあいだに逃がし、おっぱいを揉みしだきつつ挟んだ指で乳首も絞ります。
 目を閉じて頭の中を先程の寺田さまの色っぽくもいやらしい悶え顔でいっぱいにして弄くっていると、マゾマンコの奥のほうがキュンキュンと疼いてきます。

「んーーっ、うっふぅーん、あんっ、あぁーんっ…」

 抑え切れない淫声がだらしない声帯から漏れ出てしまいます。

「そんなに大きなヨガリ声をあげると、あなたの愛するお姉さまの安眠を妨げてしまうのではなくて?」

 からかうようなお声で本宮さまにいさめられ、慌てて口をつぐむ私。
 でも両手はすでに左右の乳首をギュッとつまんだり引っ張ったり、本格的なチクニー態勢。
 胸から伝わる快感のさざ波が着実に下半身に蓄積されていきます。

 快調に走るお車はまだ街路灯一つ無い山道の中。
 お車の中で全裸とは言え、どなたにも視られる心配はないという安心感に集中力も高まります。

「んーっ…んぐぅーっ…ぬぅーーん…」

 必死につぐんでいるにもかかわらず喉奥から漏れ出してしまう悦楽の呻き。
 やがてそのときは訪れて頭の中に白い火花が舞い散り、全身が硬直するほどの深いエクスタシー。
 マゾマンコの奥がヒクヒクと引き攣っているのがわかります。

「…ハァ、ハァ、ハァ…」

 うつむいて荒い息を吐きながら瞑っていた目を開けると、眼前には自分の剥き出しな下半身。
 股間はしとどに濡れ、お尻に敷いたシャツワンピの水色が内腿のあいだだけ濃いめのブルーに変色しています。

「ちゃんとイッたみたいね。さすがにシーナさまが目をかけるだけあるスケベなヘンタイっぷり」

 含み笑いを浮かべられた本宮さまの呆れたようなお声。
 ふと窓の外を見るとお車はいつの間にか、舗装された一般道路を走っていました。
 快調に飛ばしてはいますが、暗闇に現われては消え去る街路灯、時折すれ違う対向車のヘッドライト…
 いやんっ、一気に理性がよみがえり胸元を庇うように両手で隠してしまいます。

「そんなにあわてなくても大丈夫よ。今日はスイスイ走っているし、この辺りはめったに信号もありませんから、うつむきがちにしていればハダカだなんてバレません」

 本宮さまの相変わらずからかうようなおやさしい声音。
 お車は緩いカーブをくりかえしながら、どうやら別のお山を登っているようで、街路灯だけの山道を順調に進んでいるみたい。

「この後に乗る高速もETCでノンストップで通過できるはずですから、あなたがハダカを隠すことは一切禁止します」

 一転して冷ややかなご口調に変わられる本宮さま。
 つづけてこんなご指示が下されます。

「うつむいたついでに今度はあなたの指で、そのこれみよがしにおっ勃っているテラテラのおマメちゃんとヨダレまみれなメス穴を弄くって、ド淫乱なあなたの女性自身を慰めてお上げなさい」

 クールな本宮さまのあえてお下品なお言葉選びにズキュン。
 背筋をツツーっと撫ぜられるような挑発的ご命令口調にゾクゾク感じてしまう私。
 確かに周りはどこもかしこも暗闇だし、お車は止まる気配なく走るつづけるばかり。
 この感じならまだまだハダカでいても大丈夫な気もします。

 恥辱まみれな肌色バカンスのフィナーレとして、その秘めたエス度を垣間見せてくださった本宮さまに横目で視姦られながらの自慰行為を最後の思い出にしよう…
 そう考えた途端に右手が股間に伸びていました。

「んぷっ、んふぅぅっ…」

 物理的刺激を渇望していた私のマゾマンコは、いともあっさりと私の中指と薬指を迎え挿れ、溢れ出た愛液でシャツワンピのシミがますます広がります。
 お外に出ている親指の腹が外気に触れている剥き出しな肉の芽を擦り上げ、膣内に埋まった指はより奥へとウネウネ蠢きます。
 グングン昂ぶる甘美な快感でみるみる広がる気持ちいい波紋。

「もちろん乳房も肛門も、好きなようにもてあそんでいいですから。あなたが心ゆくまで浅ましい自慰行為に耽りなさい」

 本宮さまの冷ややかなお声が私には強いご命令口調に聞こえています。

「んーふぅー、んーーふぅー、んーーぐぅぅっ…」

 つぐもうと努力しても喉奥から絞り出てしまう淫声。
 さざ波がどんどん高波となり、波に飲み込まれて、もうだめ、と思った刹那、より高い波が襲いかかってくるオーガズムの連鎖。
 うつむいたまま右手は股間に、左手で乳首を苛めたり口を押さえたり、ひっきりなしに昇りつめていきます。

 静かなエンジン音に紛れて低く流れるジャズピアノの調べ。
 私、一般道を走るお車の中で全裸でオナニーしているんだ…
 夜中とは言え、お外には他のお車も建物の灯りも見えているというのに…
 お隣には運転手さまと、後ろではお姉さまが安らかにお寝みになっているのに…

 そんなことを考えながらも指技は止まることがありません。
 助手席で丸出しのお股を大きく広げ、漏れ出そうになる淫声を必死に押し殺し、うつむいたまま何度もイキつづけました…

 でもその後の記憶がプッツリ、思い出せません。
 起こされたときには私の自宅マンション前に着いていて、ちゃんとシャツワンピを羽織り、ボタンは2つだけ留められていました。
 下半身の周辺は盛大に湿っていましたけれど。
 どうやら私は何度目かにイキ果てた後、そのまま力尽きて眠りこけてしまったようでした。

 起こされてまだ寝ぼけまなこな私をマンションの自室まで抱きかかえて送ってくださった本宮さまが去り際に、可愛かったわよ、と耳元で囁いてくださったことだけがぼんやり思い出せます。

 月曜日の朝は、まだまだ残暑厳しい早朝から真夏日でした。
 何日かぶりに下着をちゃんと上下身につけ、いろいろ迷った挙げ句、濃茶のキュロットな半袖コンビネゾンを着ていくことにしました。
 これは、会社のみなさまと久しぶりに会えば、早い段階で脱がされちゃうであろうことを見越した選択。
 オールインワンなら着脱は早いですから。

 首にはお洋服と同系統色で中央に小さなハートのチャームが付いたチョーカー。
 お姉さまからいただいたたくさんのチョーカーのうちのひとつです。

 六月のファッションショーでのカミングアウト以来、連日チョーカーを着けて出勤していましたから、人前でのチョーカー姿にはもはや慣れているはずなのですが、今回は日焼け跡隠しという側面もあり、それに至った過程が過程ですのでなんだか気恥ずかしい…

 通勤用のトートバッグを肩に提げお外に出るとネットリとした熱風の洗礼。
 オフィスまでは徒歩で10分かからないくらいですが、そのあいだにも全身に汗がにじみ出てきてしまいます。
 それよりも驚いたのが通勤路で行き交う人と車の多さ。

 旅行中、決まった方々にしか出会わない、ある意味淡白な日々を過ごしていたので、ちょっとした浦島太郎さん状態。
 バカンス中のショッピングモールでは見知らぬ人たちにも、あられのない痴態をお見せしてしまったわけですが、避暑地のモールよりも平日の池袋のほうが圧倒的に人口密度が高い感じ。
 あらためて首のチョーカーを気にしつつ少しおどおどしながらオフィスビルのエレベーターに押し込まれたとき、ああ、いつもの日常に戻ってきてしまったのだな、としみじみ想いました。

 お休み明けなので少し頑張って八時少し前に出社。
 当然どなたもいらっしゃっていませんが、オフィスの清掃やみなさまのデスクを拭いたりして浮かれたバカンス気分を切り替えようという私なりの魂胆です。

 うちの社の始業時間は一応午前九時なのですが、お仕事の性格上有って無いようなもの。
 お姉さまや部長さまがたは出張が多いですし、営業職のほのかさまは直行直帰もざら、現場のリンコさまミサさまに至っては、修羅場では泊まり込みでお仕事されています。
 そんなワケで、今日のみなさまのスケジュールを確認するため、休暇中一度も開かなかった会社のSNSを見ようと自分のスマホを取り出すと…

「うわっ!」

 すっかり忘れていました。
 旅行初日にお姉さまが設定してくださった、あの恥ずかし過ぎる待受画像。
 すぐさま変えなきゃ、と設定画面を呼び出そうとしますが、ことの発端を考えてみたらこれはお仕置きで、お姉さまから変えていいというお赦しは出ていません。
 一応ご確認を得てからということにして、恥ずかしいけれどこのままにしておくことにします。

 でも音声のほうは勤務中という意味でもマナーモードに切り替えさせていただきました。
 どなたかお客様のいる中であんな音声が鳴り響いたら恥ずかし過ぎますもの。

 ということで、あらためてSNSを見ると…
 お姉さまと綾音部長さまは午前中お得意さまに寄られ、午後出社、後にそれぞれ出張先へ。
 雅部長さまは営業先へ直行、リンコさまミサさまは記載なし。
 定時出勤されるのはほのかさまだけで、ほのかさまも午後から営業先へ。

 バカンスボケですっかり失念していましたが、この時期のうちの社は九月中旬から十月上旬にかけてコンベンションや展示会、相談会が各地で目白押しで、一番忙しない時期なのです。
 来春から夏場にかけての新アイテム、六月のショーのような振り切ったアイテムではなく、いわゆるアパレル全般の一般的な小売アイテムを問屋さまや小売店さま、バイヤーさまに売り込む、うちの社の屋台骨とも言うべき経営上重要な時期なのでした。

 入社してまだ半年にも満たない私に任せられている業務は、上がってくる各種伝票を整理したり日々の金銭出納やお使い、電話番等まだまだ雑用扱いなので、この時期がどれほど重要なのか今一ピンときていませんが、みなさまが気分良くお仕事出来るように陰ながらがんばりたいなあ、とか思っていたりもしています。

 ほのかさまのデスクをウェットシートで丁寧に拭きながら、ほのかさまが出勤されてきたときに私が全裸でお掃除をしていたら、ほのかさま、びっくりされるだろうな、とか不埒なことを考えたり。
 でも、どなたかに直接ご命令されて、そのかたやたまたま居合わせた周りのかたの目前で自ら脱いでいくほうがマゾ的に萌えるのでやらないですけれど。

 そんな調子でモップをかけたり窓拭きしたり。
 清掃用具を片付け終わり、今日は来られないであろう雅さまの何も置かれていないピカピカのデスクで一息ついていた九時ちょっと前、おはようございまーす、の可愛らしいお声と共にほのかさまがご出社されました。

「あっ、おはようございます」

 雅さまのお席からあわてて立ち上がり元気よくご挨拶。
 ほのかさまはこの暑いのに、おそらくリネン素材であろうラテ色のパンツスーツをきっちり着こなされています。
 さすが営業職。
 
「直子さん!ずいぶん久しぶりな気がするわね?すっかり陽焼けしちゃって」

 小走りに私に駆け寄ってきて両手を握り合い約一週間ぶりの再会のご挨拶。
 さすがにお近くで見るとうっすら汗ばんでいらっしゃいます。
 でもフローラルないい匂いがする。

「そんなに焼けちゃったならお休み、満喫されたようね?チーフとの別荘お泊り、楽しかった?」

「はいっ!とっても愉しかったですっ!」

 そんな会話を交わしているあいだに再びドアが開き、今度はリンコさまとミサさまがご登場。
 こちらはいたってカジュアルな装いで、リンコさまは外国のロックバンドのロゴをあしらった赤いビッグTシャツで下はデニムの短パンにビーチサンダル履き。
 ミサさまは鮮やかなピンクのノースリーブカットソーに下はブルーのレギンス、プラス、ウエッジサンダルという、なんだかおからだのラインが艶めかしい出で立ち。
 おふたりともなんとなく覇気の無い感じで幾分うなだれ気味にオフィスに入ってこられました。

「おはよー。あ、直子帰ってきたんだ。おはよー」

 リンコさまが大小の筒が刺さった大きなバッグを雅さまのデスクの上にどっこいしょっと置いてから、思い出したように私の顔をまじまじと見つめておっしゃいました。

「あーっ、直子すごい陽焼けしてる。さては連日連夜、炎天下で全裸露出三昧だったんでしょう?」

 そのときだけリンコさまの覇気が少し戻ったみたい。

「えーと、確かにそうだったんですけれど、リンコさまたちはなんだかすごくお疲れなご様子ですね?」

 キタキターと思いながらもリンコさまたちにおもねって、時間稼ぎなお愛想をまず返してしまう私。
 リンコさまがまたうんざりされたお顔に戻られお応えくださいます。

「今日の昼までに仕上げなきゃいけないパターンが鬼ほどあったんだよ。だからこの土日もオフィスと部室の往復で自宅には帰ってない。なんとか見通しはついたけれど、これからお昼までに最終チェックしなくちゃ…」

 リンコさまの覇気が急降下。
 それを引き取るように今までおひと言も発していらっしゃらなかったミサさまがドスの効いた低いお声でおっしゃいました。

「ボクたちには時間がないんだから直子はさっさとハダカになって、バカンスを満喫してきたスケベなカラダをボクたちに曝け出しなさい」

「…はい…」

 内心では、キタキター、と思いながらも、羞じらいながらコンビネゾンのボタンに手を遣る私。
 おヘソ辺りまでのボタンを外してから、両袖の腕を抜きます。
 両肩から布地を外した途端、ストンと足元に落ちるキュロットパンツなコンビネゾン。
 これで私はフロントホックブラと片腿を紐で結ぶ式ショーツだけの下着姿。

 ためらうような素振りをしつつフロントホックを外し、右腿の結び目を解きます。
 ハラっと外れストンと落ちた下着類が床に落ちれば、私は首のチョーカーと焦げ茶のローファーだけを身に着けた生まれたままの姿。
 もちろん、見せる子ちゃん、ですから秘部を隠すようなことはしません。

「うわー、見事に満遍なく陽焼けしちゃって。乳首の先からパイパンマンコの割れ際まで満遍なく見事にこんがりじゃん」

 また少しだけ覇気が戻られたリンコさまの呆れたような嘲罵のお声。
 自然とマゾの服従ポーズとなった私は、お屋敷での体験も凄かったけれど、オフィスでのこの扱いのされ方にも、本来の居場所に戻ってきたような久しぶりの心地良さを感じていました。


2025年4月20日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 18

 目の前に広がる空間はまさに衝撃的でした。
 広さは、うーん、テニスコート半分くらい?と言うか、階上の大広間をひとまわりくらい狭くした感じ。
 四方の壁は打ちっ放しな灰色のコンクリートで覆われ、天井は普通のお部屋並に低く、間接照明がムーディです。

 入口扉は長方形なお部屋の長いほう一辺ほぼ中央に位置し、向かって右側は見るからに頑丈そうな鉄格子で囲まれた監獄風で床もコンクリートのまま。
 向かって左側は床全体がタイル敷きとなっていて、左奥の一画だけ少し段差で凹んでおり、そこに剥き出しの水道、シャワー設備と洋式便器。
 そのタイル床の中央に、分娩台とおぼしきこれまた頑丈そうで禍々しい物体が、両脚を開かせるのであろう部分を入口に向けてドーンと置いてありました。

 その他にも、奥の壁には磔に使うのであろう皮の手枷足枷がぶら下がる、等身大の赤くてX型のオブジェ、その傍らには大きなライオンさんが丸々一頭入れそうな銀色鉄枠の禍々しい檻。
 体操のあん馬に使われるような器具の形状で背中のところが屋根のように尖っている大きめな物体は、噂に聞く三角木馬という拷問具でしょうか?
 その他、病院で見るような移動式のステンレス製ワゴンやクラッシーな収納家具などが無秩序に放置されています。

 天井には縄で縛って吊るす為でしょう、幾本かの頑丈そうな梁が通って太い鎖が数本ぶら下がり、入口脇の左右の壁だけ天井まで届く巨大な鏡張り。
 鉄格子のほうにもスチール製の骨組みだけで四方に拘束具がぶら下がっているベッド状のものが置いてあったり、天井にも数本スチールパイプが通っていて緊縛や拘束が容易そう。

「これはまた…写真撮って額に入れて飾りたいくらい見事なSM拷問部屋だねえ」

 五十嵐さまの心底感嘆されたようなお声。
 確かに私がこれまで数回連れ込まれたどんなラブホテルのSMルームより禍々しくも心躍る充実した設備っぷり。
 そのお部屋に入っただけでマゾマンコがムズムズ疼き、ジワリと潤んでしまうほどです。

「すごいじゃない。ここなら直子をもっとメチャクチャにいろいろ出来たわね…」

 お姉さまもお部屋の雰囲気に圧倒されているご様子。

「うち、こんな感じでそっくりな部屋、AVで最近見たような気もする。えぐい調教SMもののAVで…」

 五十嵐さまが同人漫画のネタにされるおつもりなのでしょう、スマホであちこちカシャカシャ撮影しながらお独り言のようにつぶやかれます。

「そのAV、確実にここで撮影されたものね。先方もずいぶん気に入っちゃったみたいだから。去年から今年にかけてのシーズンオフにも毎月、使用料が振り込まれていたし」

 中村さまがなぜだか少し不機嫌そうな呆れ顔でお答えされます。

「それじゃあ、まあ直子は帰る時間が迫っていてゆっくり出来ないから、新顔の倉島ちゃんがちょうどハダカだし、あの分娩台にでも乗せてちょっと虐めてみようか」

 五十嵐さまが笑いながら嬉しそうにおっしゃると、全裸な倉島さまがあわててヴィーナスの誕生ポーズに戻られ、ビクッと素肌を震わせます。
 そんな倉島さまを庇うようにズイッと前に出られたのは、これまた全裸な寺田さま。

「でも倉島ちゃんって、明日から先生が調教するんでしょ?アタシらが抜け駆けして先に辱めちゃったら初々しい反応も薄まっちゃって、先生がつまらないんじゃないかしら」

 倉島さまの横に立たれ、擁護するようなお優しいお言葉をかけられる寺田さま。
 倉島さまが幾分ホッとされたお顔になられています。

「だから今夜はアタシが代わりに生贄になってあげる。倉島ちゃんはアタシが虐められるのを見て、明日からの調教に想像を逞しくしていればいい」

 ヴィーナスの誕生ポーズな倉島さまの背中を抱くように軽く腕を当てて、トロンとした目つきで倉島さまに微笑む寺田さま。

「そんなこと言っていい話っぽくしてるけど、つまりは寺っちがサカっちゃってるっていうだけの話よね」

 中村さまが呆れ顔での鋭いご指摘。

「そうなのよっ!」

 と大きなお声の寺田さまがご弁明を始めます。
 幾分早口かつ呂律も少し怪しい感じなので、結構お酒にお酔いになられているのかもしれません。

「先生のアシスタントでいろいろ縛られたり弄られたりはしてたんだけどさ、最近の先生、アタシをアクメまで導いてくださらないのよ。いつも中途半端なところでお役御免になって。それでさっき直ちゃんと倉島ちゃんの生々しい乳繰り合いを見せつけられちゃったでしょ?だから今モーレツにムラムラ疼いちゃって疼いちゃって」

「昨夜あんなにイカせてあげたのに、また疼いてるんだ。本当に寺っちってニンフォマニアのド淫乱よね」

 寺田さまの色っぽく裸身をよじられながらなご説明に、ご冷静な中村さまの真顔でのツッコミ。
 おふたりも昨夜そんなふうに過ごされていたんだ、と即座にイケナイ妄想を広げる私。

「昨夜は昨夜、今夜は今夜よ。実はアタシ、最初からそのつもりで、倉島ちゃんを地下室に監禁しなさいっていう先生の指示受けて明日用の調教用具類をここに運び込んだとき、ついでにアタシお気に入りのオモチャも持ってきておいたの。そこのチェストの一番上の抽斗に入ってる。アタシ用のはグリーンの巾着袋」

 寺田さまがタイル床側、剥き出しシャワー近くの壁際に設置されたロココ調で漆黒のチェストを指さされます。
 すかさず五十嵐さまが小走りにそちらに向かわれます。

「そいうことだから倉島ちゃんへの調教は明日までおあずけ。でもただ見ているだけもつまんないでしょうから、少しだけ恥ずかしい思いさせてあげる。アタシのオカズにもなるし」

 イタズラっぽくおっしゃった寺田さまがやおら、おっぱいを庇っていた倉島さまの右手首をむんずと掴まれ引き剥がされると、そのまま強引に引っ張られながらタイル床奥の壁際まで進まれます。
 全裸の女性に引き摺られるように連れ去られる全裸の女性。
 寺田さまの豊満なおっぱいと倉島さまの形良い美乳が、どちらも乳首をこれでもかと尖立させたままブルンブルンと揺れています。

 壁に設えてあるのは赤いラバーで等身大X型の磔用オブジェ。
 そのバツ印向かって左側の頂点から短い鎖でぶら下がった真っ赤なベルト状の手枷に、寺田さまに掴まれた倉島さまの右手首が強引に伸ばされて手際よく繋がれます。
 つづけて反対側の手枷にも左手首が手慣れた手つきで繋がれました。

 これで倉島さまはバンザイの形で両手首を頭上斜め上に拘束され、陥没乳首がこれでもかと勃起している艶めかしいおっぱいを一切隠すことが出来なくなります。
 倉島さまは最初の頃こそ、いやんっ、とか小さくつぶやかれながらおからだを強張らせて抵抗する素振りをお見せになっておられましたが、左手を括られる頃にはすっかり観念されたご様子でされるがまま、繋がれた後は恥ずかしそうにうなだれています。

 次に足首を拘束されるときの倉島さまはまったく無抵抗。
 X字の下側、休めの状態より広めな一メートルくらいの幅で拘束される両足首。
 文字通りX字、和風に言えば大の字で何もかもおっぴろげな全裸磔状態。
 あのくらい両脚が広げられていると、アソコの割れ筋も少し開いちゃっているかもしれません。

 倉島さまをお相手にご活躍中の寺田さまを尻目に、寺田さまおっしゃるところの、お気に入りオモチャ、をご勝手にご検分されていたのは五十嵐さま。
 大きめな緑色の巾着袋をご勝手に開けられて中を覗き込まれ、嬉しそうに中身をステンレスのワゴン上に並べられています。

 先端が波打ちながら緩くカーブしたバイブだかディルドだか、重そうな鎖にぶら下がる乳首クリップ一対、スタンダードな電マ、年季の入ったバラ鞭、赤いボールギャグ、ノーズフック、直径2、3センチ位の玉が連なるアナルビーズ、ヌルヌルローション、真っ赤な低温ローソク、etc…

 どれも私には見慣れたSMグッズの数々。
 寺田さまもこういうのがお好きだったんだ、と最終日にして寺田さまを見る目がいい意味で変わってしまう共感性溢れるラインナップです。

 寺田さまは分娩台の移動用ストッパーを足で外され、キャスターを転がしてタイル床を、全裸磔にされた倉島さまの真ん前まで移動されました。
 そして、倉島さまにニコッと微笑まれてから優雅な挙動で分娩台の上にお乗りになります。
 もちろん、大きくお広げになった両脚のあいだを倉島さまに見せつけるように。

 分娩台の背もたれはほぼ直角に近しいくらい前に向いています。
 すなわち、寺田さまの大きく広げられたアソコと真正面のお顔が真っ直ぐに見える位置に倉島さまが磔にされている絵面です。

 分娩台の下部には似つかわしくない部品が付いていて、寺田さまはまず、被験者の両腿を分娩台の左右パイプに固定するのであろうラバーバンドを、大きく広げた両腿にご自分で装着されました。
 更に、背もたれ部分にもこれまた似つかわしくない部品、手錠のような拘束具がぶら下がっていて、これもご自分でその拘束具を両手首に嵌められ、背もたれを後ろ抱きにした後ろ手錠拘束。
 これで寺田さまは、全裸大股開きで身動きできない性的生贄状態、やり慣れていらっしゃるとしか思えないお見事なセルフボンデージっぷりです。

「さあみんな遠慮なく、アタシをメチャクチャにしていいわよ…」

 寺田さまの色っぽいご宣言が地下室内に響きました。
 うなだれていた倉島さまがお顔を上げられ、寺田さまのアソコとお顔を唖然としたお顔で交互に見つめられています。

 五十嵐さまが寺田さまの淫靡なオモチャ類を乗せたワゴンを押して寺田さまに近づかれ、それにつづいて他の方々もゾロゾロと寺田さまの周りに。
 もちろん私もお姉さまの後をついて、生贄姿な寺田さまのすぐ脇に陣取りました。
 間近で見る寺島さまのアソコは、縁はやや黒ずんでいるもののビラビラのはみ出しも無く、中の襞々が幾重にも重なりつつ艶めかしくピンク色に息づく、なかなかの美マンです。

「やれやれ、暴走モードに入っちゃった寺っちは快楽モンスターだからねえ、さんざんイキ果てて意識失くすまで収まらなさそうだわ」

 中村さまが呆れたお顔でおっしゃりながら、ワゴンからジャランと音を立てつつ乳首クリップの付いた鎖を手に取られます。
 そのクリップ部分をパクパクさせながら無造作に寺田さまの豊満な右おっぱいを掴まれ、固そうに腫れ出た右乳首をガブリ。
 はうんっ!と喘がれる寺田さま、おっぱいのお肉ごとではなく飛び出た乳首だけが挟まれているので凄く痛そう。

「連日の直子のヘンタイっぷりにアテられちゃったんだろうね。この人、ヒマをみつけてはエミリーたちが撮ってきた直子の動画を食い入るように見てオナってたから」

 中村さまがご説明されつつ、寺田さまの左おっぱいにもクリップを挟まれ、お鼻をつまんでお口を開けられたところにボールギャグを噛まされ、仕上げのノーズクリップで豚さんのお鼻に。
 寺田さまの豊満なおっぱいが鎖の重みで痛そうに垂れ下がり、お口からは早くもよだれ、その端正なお顔も滑稽に歪まされ、それでもそれはそれで妙にエロティックです。

「昨日イガちゃんたちが撮ってきたショッピングモールでの一連の露出調教動画がツボにハマっちゃったみたい。とくに駐車場の片隅で行き交う人たちが居る中でこっそりオナニーしている直子を盗撮しているぽい動画。あれが気に入っちゃって、何度も巻き戻してはアンアン喘いでた。たぶん自分をその立場に置き換えていたんだと思う」

 直径3センチはありそうなアナルビーズにたっぷりローションを垂らし、寺田さまのアヌスに押し込まれる中村さま。
 されるがままな寺田さまはボールギャグのせいで嬌声がくぐもり、ングゥッ、ンヌーゥッと悩ましい唸り声。
 今度は電マをお手に取られる中村さま、すぐにンーーッという低い振動音が聞こえてきます。

「だから今夜の寺っちには何しちゃってもいいわよ。ぶってもつねってもそれが全部快感だから。イガちゃんやエミリーだってこんなに乱れる寺っち見るの初めてでしょう?それだけ寺っちが直子のヘンタイっぷりにヤラレちゃったワケで、直子も罪作りなドマゾよね」

 電マを寺田さまの右乳房にあてがい、寺田さまをングング喘がせながら中村さまがおっしゃいます。
 五十嵐さまはうんうんと頷きつつ、角田さまにご自分のスマホを渡され、どうやら撮影をご依頼されているご様子。
 角田さまがスマホを寺田さまに向けると、五十嵐さまはワゴン上のバイブだかディルドだかに右手を伸ばされています。

「そういうことだから、みんなも手伝ってさっさと終わらせてしまうのが得策ね。明日からのこともあるし、今夜はワタシ、早めに就寝したいから」

 アンニュイにおっしゃった中村さまが電マを寺田さまの右おっぱいから下へと滑らせ、逆三角形に刈り揃えられたヘアのすぐ下でテラテラ芽吹いている剥き出しのクリット上にいきなり押し当てました。

「ンンーーッウ、ングウゥゥーんーッ!!」

 ひときわ高く響く寺田さまの唸り声。
 一テンポ遅れて五十嵐さまが持たれたバイブだかディルドだかが大股開きな寺田さまの膣をズブリと貫きます。
 瞬間、愛液が溢れ出るほど濡れそぼっている寺田さまのオマンコ。

 五十嵐さまがそれをゆっくりピストンし始めると持ち手がピカピカ光り始めたので、そのオモチャはバイブレーターなのでしょう。
 ンーフゥーッ、ンーフゥーッ、という寺田さまの唸り声が艶っぽく変化しています。
 中村さまはクリットに押し付けっ放しな電マの持ち手を傍らにおられたお姉さまにお譲りになられ、ご自身はワゴンから、今度はバラ鞭をお手にされます。

「倉島ちゃんは、この寺っちの無様な姿をよーく目に焼き付けておくといいわ。それで、明日からの先生の調教はこんなものじゃない、ってことも付け加えといてあげる」

 すっかりイジワル顔になられた中村さまが、寺田さまの痴態を真正面から凝視されている倉島さまを見つめてニンマリ微笑まれます。
 眉根にシワを寄せられた怯え顔になられておられる倉島さまでしたが、大の字に磔された下半身、その両腿のあいだからは、堰を切ったように粘性のありそうな透明な愛液がダラダラと内腿を滑り落ちています。

 中村さまは鞭を振るう前に、寺田さまのアヌスに埋め込まれたアナルビーズをゆっくり引き抜いています。
 そのたびに低く唸ってビクンと素肌を震わす寺田さま。
 ビーズ玉が腸壁を擦って肛門から出るたびに小さくイキつづけていらっしゃるのでしょう。

 アナルビーズがすっかり抜かれた後、ポッカリ開いて窄まらない肛門に、今度は大小凸凹波打ち状の黒いアナルバイブ、挿れる前からクネクネうねっていたのでバイブだとわかりました、が埋め込まれます。

「浣腸やローソクは後片付けがメンドイから、今日はナシね」

 このときだけ中村さまが少し愉しそうにおっしゃいました。
 それから寺田さまの左横に回られ、寺田さまの上半身にバラ鞭を振るわれ始めます。
 
 一振りごとに寺田さまのくぐもった悲鳴。
 乳首にクリップを噛ませた鎖ごとはたかれますので、重そうな鎖がジャラジャラ暴れ、両乳首が痛そうに引っ張られ、白い胸元がみるみるピンク色に染まっていきます。
 苦痛に身悶えるような、快感に陶酔されるような、寺田さまの艶っぽい唸り声。

 下半身ではお姉さまが肉の芽を震わせつづけ、五十嵐さまがうねるバイブレーターをピストンしつづけ、挿さりっ放しのアナルバイブがブーンと振動しつづけています。
 もう何度もイキ果てていらっしゃるのでしょう、寺田さまがたまに開かれる眼球も白目がち。

 そんな寺田さまのお姿をお姉さまの脇で呆然と眺めている私と里美さま。
 少し離れたところから本宮さまもご興味深そうに腕を組まれ、ひっきりなしに唸り声をあげられる寺田さまを見つめていらっしゃいます。
 角田さまはいろいろと場所を移動されつつ、この淫靡な現場の全容を五十嵐さまのスマホでご熱心に撮影。

 絶え間なくおっぱいに振り下ろされるバラ鞭、深く浅く膣壁陵辱をくりかえすバイブレーター、イッてもイッてもクリットへの快感を止めてくれない電動マッサージ器。
 寺田さまは、ひとしきり激しく唸られたと思ったら急にぐったりされ、また思い直したように激しく身悶えられるのくりかえし。
 その光景はまさしく快楽という名の拷問、性的リンチそのものでした。

 五十嵐さまがバイブをひときわ深く挿入され、数秒の間を置いてすばやく引抜かれたとき、寺田さまの全身がビクンと激しく波打ち、その股間から水しぶきが勢いよく飛び出しました。
 寺田さまのオマンコから吹き出されたシオは、真正面で磔にされた倉島さまの下半身にまで放射状に飛び散り、倉島さまのアソコ周辺をシオまみれにしてしまいます。

 これにはみなさまさすがに、ワッ、とどよめかれ、おのおの動かしていた手が瞬間止まります。
 びしょ濡れとなったご自分の下半身を呆然と見下ろす倉島さま。

「そう言えばエミリー、時間はいいの?もうそろそろ10時だけど」

 バラ鞭を振るう手を休められた中村さまが、思い出したようにお姉さまへのご質問。

「えっ、もうそんな時間?それじゃああたしたちはそろそろおいとまするわ。ああんっ、もう思いっきり後ろ髪引かれる想いだけれど…」

 震わせっぱなしの電マを名残惜しそうに里美さまに手渡され、屈め気味だった腰を伸ばされてンーっと背伸びされたお姉さま。

「それならワタシらも見送るよ。寺っちと倉島ちゃんは無理だけど。準備するからちょっと待ってて」

 中村さまがバラ鞭を寺田さまのおへその上くらいに投げ捨てられ、里美さまが持っていた電マを、ちょっと失礼、と拝借、寺田さまの右太腿を固定しているラバーバンドにくぐらせて寺田さまのオマンコ上に来るよう配置され、再度スイッチを入れられました。

「バイブは挿しっ放しでいいでしょ。たぶん咥え込んだまま落とさないから」

 中村さまの手際良い采配。
 私たちがおいとました後も寺田さまへの性的リンチはつづくようです。
 生贄の寺田さまと磔の倉島さまだけを地下室に残し、ぞろぞろと大広間に戻りました。

 本宮さまがお姉さまのお車を玄関前まで運んでくださり、乗り込む前にみなさまとご挨拶。

「それじゃあまた。ワタシらが東京に戻ったときには連絡するから」

 と中村さま。

「また来年ね。今度来たときは直子にもっともっと恥ずかしいメに遭わせてあげるから」

 これは五十嵐さま。

 角田さまは無言でニッコリ微笑まれ、私と軽い抱擁と握手。
 里美さまはお姉さまにお休みをいただいたお礼を述べられていました。

「最後の最後に凄いもの見せられてびっくりしちゃった。寺っちと倉島ちゃんにもくれぐれもよろしくって伝えておいてね。来年も必ずお邪魔させていただくから」

 お姉さまがご挨拶され、私はただただ、ありがとうございました、と頭を下げていました。
 出来ることならもうずっとここで暮らしたい、と思うほど後ろ髪引かれまくりな心境でした。

 本宮さまが後部座席のドアをお開けくださり、お姉さまがさっさと乗り込まれます。

「直子は助手席に座らせていただきなさい。あたし、お酒のせいもあってかそろそろ限界、後部座席でゆっくりと横になりたいから」

 お姉さまにそうおっしゃられて私は助手席へ。
 車内には小さくピアノトリオのジャズが流れています。
 ドアが音もなく締まり、みなさまが盛大に手を振ってくださる中、お車がゆっくりと夜の山道へと滑り出します。

「東京に着いたらまず飯田橋に寄ってもらって、あたしを先に降ろしちゃって。トランクの荷物は全部乗せっぱでいいから。それから直子と池袋に行って、車はビル地下の駐車場、いつものところにね」

 お車が走り出すなりお姉さまが眠たそうなお声で本宮さまへご指示。

「かしこまりました」

「それにしてもさっきの寺っちは凄かったわね…ふわぁ…あんな寺っち見たことなかったから驚いちゃった。今眠ったら凄くえっちな夢見ちゃいそう…ふわぁ…」

 すごく欠伸混じりで今にも寝てしまいそうなお姉さまの、お独り言のようなお声。

「あ、でも直子は眠っちゃだめよ。本宮さんの話し相手になって安全運転の手助けになりなさい。あ、それで本宮さんねぇ…」

 ここでお姉さまがまた大きな欠伸をひとつ。

「直子は今、そのワンピの下、まったく下着つけていないスッポンポンなの。だから本宮さんが命令すれば裸にするのもオナニーさせるのも思いのまま。本宮さんもエスっ気あるって聞いているからご自由に愉しんで。直子は本宮さんにも絶対服従ね…ふわぁ…んじゃおやすみ…」

 それから数秒も経たないうちに規則正しい寝息が聞こえてきました。
 後部座席を振り返るとお姉さまが広い後部座席に横倒しとなられ、バーキンバッグを枕にご就寝されていました。

「うふふ、渡辺さまはああおっしゃっておいでですが、森下さまもお疲れでしょう?ご自由にお眠りになられて結構ですよ。極力静かな運転を心がけますので」

 お優しくおっしゃってくださる、さすがのプロフェッショナルな本宮さま。

「あ、いえ、お姉さまのご命令ですから私も出来る限り起きています。東京までよろしくお願いいたします」

 先程の寺田さまのあられもない痴態で興奮冷めやらぬ私ですから、まだまだ目も冴えていて眠くはありません。
 少しの沈黙の後、本宮さまが暗い山道をひた走るふた筋のヘッドライトが照らす前を向かれたまま、明らかに接客用ではない冷たいご命令口調でおっしゃいました。

「そうですか、でしたら話は別です。露出マゾなら露出マゾらしく余計な服は脱ぎ捨てて、全裸でのはしたないオナニー姿でも晒して運転中のわたくしを愉しませなさい…」


2025年3月2日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 17

 目の前に、まばらな陰毛を纏われた倉島さまの濡れそぼった女性器。
 その少し上には放射状の細かな襞に囲まれた薄ピンク色の慎ましい菊門。
 下付きのかたはバックから責められるとより気持ちいい、と何かで読んだのか人に聞いたのかは忘れましたが、らしいので、この姿勢になっていただきました。

 残念ながらお顔は見えませんが、倉島さまの一番恥ずかしい部位の全容が至近距離にあります。
 まず、奥のほうに包皮を半分ほど被ってプックリ膨らみテラテラに光っているおマメに右手を伸ばします。

 触れた途端にプルンと震える倉島さまのお尻。
 恥ずかしそうに露呈したピンク色のおマメの表皮を愛液で磨き上げるように指先で擦ると、途端にアンアン喘ぎ始める倉島さま。

「麗子さんて、お尻ぶたれるのもお好きですよね?スパンキングマシンを試してみたいなんておっしゃっていたくらいですから」

 ヒクヒク蠢く膣口からジワジワと滲み出る愛液を間近で見ながら、ちょっとイジワルな気持ちになってお尋ねします。
 私だったらそうされたいな、と思いつつ。

「は、はい、アンッ!お尻、はたいて、アンッ!欲しいですぅぅっ、アーンッ!」

 クリットへの刺激で息も絶え絶えな倉島さまが、可愛らしく懇願してきます。
 クリットをつまむ手を左手に変えて、空いた右手で倉島さまの右尻たぶをパチン。

「アンッ!」

 ひときわ悩ましい倉島さまの淫声。
 右の尻たぶ、左の尻たぶ、不公平にならないように強く弱く交互に叩くたびに、倉島さまの可愛らしい喘ぎ声。
 私もだんだん愉しくなってきちゃっています。

 裂けめが少し開いている倉島さまの膣口が充分におツユを湛えていることを確認し、クリットを弄んでいた左手を粘膜越しに少し手前へと滑らせます。
 人差し指と中指がぬめるのを感じつつ、ひっそりと開いた膣穴の奥へとズブリ。

「アフゥーンッ!」

 倉島さまのお尻が大きくビクンと跳ねて、甲高い淫声が浴室のガラスを震わせます。
 精一杯伸ばした指先の腹で膣壁のお尻側を押すように優しく愛撫。
 私の指の動きに呼応して倉島さまの淫声が絶え間なく、リズミカルに洩れてきます。

「アッ、アーンッ、ンッ、ンーンッ、いいッ、すごいっ、すごくイイですッ、アーンッ、もう、イッチャウっ、すぐっ、アーーンッ…」

 倉島さまのお尻が目の前でヒクヒクと上下し、膣内の指が二度三度、強烈に絞り込まれます。
 後背位になっていただいて、ものの数分で呆気なく昇り詰めてくださいました。
 押し込んだままの指先がグイグイと膣壁全体から締め付けられ、見えないお顔からハアハア荒い吐息が聞こえてきます。

「…す、すっごくよかったです…自分でやるのとも友達からイかせられるのとも違って、からだ中が痺れるような、今まで味わったことのない快感でした…やっぱり直子さまは特別です…」

 呼吸もいくらか落ち着き、でもまだハアハアと上ずったお声でそんなことを懸命に伝えてくださる倉島さま。
 そのいじらしさに嬉しくなった私は、倉島さまの膣中に潜り込んだままの指先をもう一度奥まで伸ばしてから、お尻側の膣壁になすりつけるようにゆっくり滑らせながら指を抜きました。
 アァアーーンッと甲高い嬌声がもう一度浴室に響きます。

「そう言えば、麗子さんは里美さまから、お尻も可愛がってもらっているのですか?」

 ヌルヌルの愛液でふやけた指先で倉島さまの菊門をサワサワ撫で回しながら、エスっぽい気持ちでご質問してみます。

「アンッ、あの、えーとア、アナルですか…愛川さまからちょこっと指を挿れられたり、あと、か、浣腸もしていただいたことはありますぅ…」

 私が慈しむように優しく愛撫しているアヌスへの刺激に倉島さまも艶っぽいお声でご反応くださり、満更でもなさそう。

「…浣腸されて排泄を視られちゃったときは、ンッ、わたしには生まれて初めての経験で、ンフッ、は、恥ずかしくて死にそうでしたけれど…」

 倉島さまが身悶えしつつもなんとかお言葉を紡ごうとされています。

「…でも、視られたことによって、愛川さまとの関係が深まった、アアンッ、ようにも思えます…」

 倉島さまが腹這いの状態から少し上半身を起こされ、お尻は私に触られたままお顔だけ振り向かれます。
 私と目が合ったそのお顔はトロンと呆けて、なんとも色っぽいまなざし。

「アヌスを開発していただいてお尻でもイけるようになると、性感の度合いがグーンと深まるんです。オマンコを中心として全身が蕩けちゃうくらい甘美で例えようのない快感が味わえるんですよ」

 倉島さまの菊門を焦らすようにゆるーくもてあそびながら、アブノーマルな誘惑の沼へ誘い込むヘンタイ女な自分を愉しんでいる私。
 でも頭の片隅では、そろそろお姉さまのもとへ戻らなきゃな、とも思っていました。

「そ、それでしたら、アンッ、直子さま、今、わたしのアナルを、か、開発してくださいぃ、ンッ、わたしももっと、感じたいですぅ…」

 はしたないおねだりをされる倉島さまに、得も言われぬ快感がゾクゾクっと背筋を駆け抜けますが、私には懸念事項もありました。
 時間のことと倉島さまのお尻の状態のこと。
 倉島さまはたぶん、お尻をもてあそばれる準備はしていないでしょうから、そうすると体内にはきっと…

「それは嬉しいご提案だけれど、麗子さんは明日からあるじさまや里美さま、シーナさまたちにいっぱいご調教されるのでしょう?そのときにシていただいたほうが安全安心だと思うの」

 倉島さまのアヌスを名残惜しく撫ぜ回しつつ、指を挿れてみたい衝動もあったのですが、戻ることを決めます。

「それに、随分ゆっくりしちゃったじゃない?もう一時間くらい経っていると思う。そろそろ戻らないと…」

 倉島さまに告げながら、菊門を弄っていた指を少し下へとずらし、躊躇なく膣穴へズブリと突き立てます。

「もう一度ご奉仕させていただきますので、それでスッキリして戻りましょう」

 すでに倉島さまの弱い部分は把握できていましたし、3回イき果てて敏感になっているおからだです。
 弱点をちょっと刺激して差し上げただけで、これまでで一番大きな淫声と共に盛大にイキ果てられました。
 指技だけですから長さが届かず、お潮を吹くまでには至りませんでしたが。

 もう一度シャワーで汗やヌメヌメを流してから脱衣所へ。
 一枚のバスタオルで代わりばんこにからだを拭い、洗い髪のまま首輪を付けます。
 最後にバスタオルを倉島さまに渡すと、

「わたしも直子さまと同じように裸のまま戻ります…」

 と恥ずかしそうにおっしゃいました。
 お肌は上気したまま、両乳首も尖ったまま。
 どうやら発情状態がつづいて、M女としての自覚や使命も芽生えつつあるご様子。
 キレイに洗ったキツネさん尻尾のアナルプラグを脱衣所に干して、ふたり全裸のまま浴室を出ます。

 浴室を少し離れるとお外は漆黒の闇。
 私は何度か往復して土地勘がありますからなんとか見当がつきますけれど、倉島さまはご不安そうなので手を繋ぎ、お屋敷玄関へとゆっくり木立を抜けていきます。

「…わたし、明日からどんなことをされちゃうんでしょうか…」

 木立を抜ける暗闇の中、倉島さまがお独り言のようにポツンとつぶやかれます。

「そうですね、里美さまやシーナさまもいらっしゃるのでいろいろ辱められるのはもちろんでしょうけれど、ここのあるじさまのエス度はお見事な感じですから、麗子さんが思いもよらないようなご調教でたくさん虐めていただけると思いますよ」

 からかうような感じでご冗談ぽく、不安がらせるようなことを言ってしまう私も、思いがけずに回ってきたS的な役割を愉しんでいます。
 
「…着いた早々からこんなことになるとは思ってもいませんでした…でも直子さまは、今晩帰ってしまわれるのですよね…」

 心細そうなお声と一緒に繋いだ左手をギュッと握られて思わずキュン。
 倉島さまの右手をギュッと握り返しながら極力優しく言い直します。

「あ、でもでも、あるじさまはお話をご執筆されていないときは、とても博識でおっとりとした優しくて品のあるおばさまですから、麗子さんが本当に怯えるような意地悪はされないはずです」
「他のみなさまも麗子さんがされてみたいと思っていたことばかりしてくださると思いますから、普通では出来ない非日常的な体験を思い切り愉しんじゃうといいです」

 本当はあるじさまのご調教時の豹変具合とかイラクサのこととか、お話したくて堪らないことはたくさんあるのですがグッと我慢。
 未知の世界はネタバレ無しで愉しみたいですものね。

 そんな会話をしているあいだにお屋敷の玄関前に到着。
 扉の鍵はかかっていなく、室内履きに履き替えて内扉へ。
 扉をそっと開けるとフワッと香ってくるカレーの良い匂い。

「うわっ、今度はふたりともすっぽんぽんでご登場だ」

 私たちに気がつかれるなり大きなお声で囃し立てられたのは五十嵐さま。
 そのお声にたじろがれ、すかさずヴィーナスの誕生ポーズになられる倉島さま。
 みなさま、いつものテーブルのまわりに思い思いに腰かけリラックスされていたご様子。

「ずいぶん熱心にがんばっていたじゃない直子、そのモニターで倉島ちゃんの四回イキ、じっくり見物させてもらったわよ」

 お姉さまが指差す壁には70インチくらいありそうな液晶テレビに、誰もいなくなった薄暗いあの浴室内部が映っています。
 て言うか私、そこにテレビモニターがあったことに今の今まで気づいていませんでした。

 するとそこへ厨房のほうから銀盆を捧げ持たれた寺田さまが出てこられます。
 大きめな銀盆から漂うスパイシーな香り。

「スッキリサッパリしたらお腹空いたでしょう?まだたっぷりあるからおかわりしても大丈夫よ」

 テーブルの端のほうにカレーライスとサラダのワンプレートディッシュを二つ並べて置いてくださった寺田さま。
 その寺田さまのいでたちが凄いんです。

 素肌を覆うのは両脚の付け根ぐらいまでしかない薄ピンク色の胸当てエプロンのみ。
 そのエプロンは布質も薄く布面積も小さく、谷間、横乳とはみだしまくり。
 当然乳首の突起も布地を突き破る勢いで目立っていて、ちょっと動けばプルンとコンニチハしそうです。
 まさにエロティックというお言葉を体現されている寺田さまのお姿。

 お背中もお尻も丸出しで正面からは、狭い逆三角形に刈り揃えられた薄めの陰毛まで見え隠れしている裸エプロンな寺田さまは、私たちにカレーをサーブされた後、ソファーでくつろがれている中村さまのお隣にお座りになられ、優雅に脚を組まれます。
 アソコ、完全に丸見え。

 美味しいカレーをよく冷えたシードルでいただきながら、そっとみなさまのご様子を観察すると宴もたけなわ、色とりどりのグラスとテーブルには乾きもののおつまみが置かれ、みなさまけっこうアルコールを召されているみたい。
 寺田さま中村さまを中心に、お姉さま里美さま五十嵐さま角田さま本宮さま。
 運転手さまで相変わらず白いブラウスに黒いパンツをカッチリ着こなされた本宮さまの前にだけはティーカップが置かれ、それでもなにやら楽しそうに談笑に加われています。

 ここにおられる女性7名のうち着衣が4名、全裸もしくはほぼ全裸の女性3名。
 アブノーマルな空間です。

 あちこちに目を泳がせつつ美味しいカレーを食べ終わりひと息着いた頃、お姉さまの大きなお声が談笑の輪の中に響きました。

「えーーっ!?そんなの初めて知ったわ。そんな面白そうなこと、ここに着いてから今まで誰も教えてくれなかったじゃない」

 一聴して憤っておられるようにも聞こえましたが、その瞳はご愉快そうにトロンと笑われていました。

「三週間くらい前に招いたM女たちとの酒池肉林でさ、そこにずっと、ママたちご一行が来るまで入り浸りだったからアタシらもいい加減飽きてたんだよね。それで言いそびれちゃった」

 寺田さまがテヘペロなお顔でご弁解されています。

「それで今日先生に、予定より一日早く新しいM女が到着しました、けっこう若くてウブそうです。って報告したら、それなら今回はラチカンキンのシチュでいきましょう、素っ裸で目隠しだけして地下室に一晩ぶちこんでおきなさい。あと剃毛の用意も、って言われちゃってさ」

 中村さまが引き継いでのご説明。
 わたしの隣の倉島さまの裸な両肩がビクンと震えました。
 お姉さまがグラス片手に私のほうへフラフラと近づいてこられます。

「直子には残念なお知らせね。このお屋敷の地下室にSM設備が揃った拷問部屋があるんだって。よりによって帰る直前に教えられても、って感じよね」

 お姉さまにつづかれてみなさまも私たちのほうへと集まってこられます。

「ほら、避暑地の別荘ってシーズンオフは無人じゃない?寒いから。だから数年前からアタシらが来ないあいだ、主にOVAの製作とか自主映画のビデオ撮影なんかのロケ場所として貸し出すようになったのよ」
 
 寺田さまが私のお隣に無理矢理お座りになり、お胸がはだけるのもお構いにならず、至近距離で話しかけてくださいます。
 アルコール臭さに混じって甘いパフュームの香りが私の鼻孔をくすぐります。

「そんな中で二、三年前かな、あるAVメーカーの人がここの地下室を気に入っちゃって、地下牢ぽく改造しちゃってもいいか、って打診してきたの」

「もともとは食糧とか薪木の貯蔵庫だったみたいね。けっこう広いんだ」

 逐一注釈をいれてくださるのは中村さま。

「アタシらは地下室の存在なんて気にも留めていなかったし、えっちに改造してくれるなら願ったり叶ったりだから、どうぞご自由に、その代り費用はすべて自腹でね、てなもんよ」
「そしたらシーズンオフのたびにコツコツと改造したのでしょうね。今じゃ立派な地下牢、冷暖房空調完備、シャワー・トイレ付の立派なSM拷問部屋になっちゃってたの」
「どっから持ってきたのか、頑丈な分娩台まであるのよ。あんなの狭い階段を通せっこないから、一度バラバラに分解して、地下室でもう一度組み立てたのでしょうね」

 ご愉快そうにお話される寺田さまは、いつの間にかエプロンの結び紐が解け、かろうじて首からぶら下がっているだけの全裸同然のお姿になっています。

「それでこれから倉島ちゃんをその地下室にお連れするわけだけれど、どうする?エミリーたちも後学のために見てみる?」

 中村さまがお姉さまよりも私のほうを見つめつつ、イタズラっぽく問いかけてきました。

「うーん、悩むところね。今もう9時過ぎでしょう。そんな場所を見ちゃったら絶対、直子を虐めたくなっちゃうでしょうし、そうしたら下手したら帰れなくなっちゃいそうで本宮さんにもご迷惑だし…」

 思案顔なお姉さま。
 私は地下牢のお話をお聞きして、ぜひともこの目でみてみたいし出来れば責めも受けてみたい…
 つまりは、ここからまだ帰りたくない気持ちでした。

「お時間のことでしたらあまりお気にされなくて大丈夫です。この時間でしたらここから二時間もあればおふたりをご自宅までお送りすることは可能ですし、お送りしたお車を駐車する池袋のビルの上のホテルに部屋もとっていただきましたから、わたくしも充分明朝まで睡眠を取れます」

 離れたお席でみなさまのお話を聞いていたのであろう本宮さまが、スクッと立ち上がられ近づいてこられながらおっしゃいました。
 そのキビキビした所作が、いかにも運転、接客のプロフェッショナルという感じでかっこいい。

「明日シーナさまたちをお乗せするワゴン車もその駐車場にすでに駐めてありますし、ご一行も本日はシーナさま、あ、いえ若林さま宅にお泊りになるということなので集合時の遅延の心配も無く、明日の準備は万端ですので、渡辺さまはどうぞお気兼ねなく今後のご予定をお決めください」

 理路整然とした本宮さまのご説明を受けてしばしうつむかれていたお姉さま。
 ふっとお顔を上げられるとキッパリとこう宣言されました。

「決めた。地下室は見に行くけれど10時前には直子と一緒にお屋敷からおいとまする」

 かなり酔っておられるのでしょうけれど、ご無理にお顔をキリっと引き締められたような、一大ご決心風なご様子。

「だって、あたしたちのわがままで本宮さんが寝不足になって、それで万が一不測の事態でも起きちゃったら申し訳ないじゃない」

 お独り言のようにおっしゃってから私を真正面から見据えられます。

「だから直子は服を着なさい。はい、これ」

 テーブルの上に置かれたお姉さまご愛用のバーキンバッグからなにやら布片が引っ張り出されます。
 私がこの旅行の出発時に着てきた丸襟膝上丈の半袖前開き水色シャツワンピースです。

「裸のままの直子をそんなところに連れ込んだら絶対イタズラしたくなっちゃうから、隠しておくの。ほら、早く着なさい、ノーパンノーブラのままでいいから」

 お姉さまに急かされた私は、あわてて素肌に前開きワンピを羽織り、前面のボタンをひとつづつ留めていきます。
 私がボタンを首の下まできっちり留めたのを確認すると、お姉さまが寺田さまに向かっておっしゃいました。

「来年のお愉しみのためにも、ぜひともその地下室とやらを案内してくださらない?」

「おーけー。それじゃあみんなアタシについてきて」

 いつの間に頼りないエプロンまで取り去ってしまったのか、今や何もかも剥き出しの全裸姿な寺田さまを先頭に、ぞろぞろ付き従って広間の奥の扉を目指すみなさま。
 寺田さまの横に中村さま、その後ろに五十嵐さまと角田さま、その後ろからお姉さまと私、里美さまとこれまた全裸に首輪の倉島さま、最後尾には本宮さまも着いてこられています。
 全裸がひとり減りましたが充分にアブノーマルな集団です。

 奥の扉を開けるとすぐに狭い下り階段になっているようですが暗い洞窟みたいでよくわかりません。
 中村さまが扉脇の壁にあるスイッチをパチンと押すとパッパッと淡い光が洞窟の奥へと走り、下り階段の状態がわかりました。

 人ふたりが並んでやっと下りれるような狭い階段。
 階段脇の壁は煉瓦造りで階段は石造り?天井は高めで少し黴臭いような匂いもして、全体的にはなんだかおどろおどろしい感じ。

 七、八段くらい下ると狭い踊り場があって、そこから折り返し更に下へ七、八段。
 下り切ると広めな空間の向こうに、映画館で見かけるような観音開きの扉。
 その空間でもう一度、中村さまが壁のスイッチをひねると辺りは驚くほど明るくなります。
 
 中村さまが持参された鍵で観音開きの扉を開き、その向こうに広がった世界を一瞥したとき、寺田さまと中村さまを除く一同が絶句しました。


2025年1月1日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 16

 午後7時前の山間は、すでに夜と言ってもいいくらいの暗がり。
 そんな中をジョセフィーヌさまにリードを引かれた倉島さまの、仄かに浮かぶ白いお尻を追いかけながら早足で坂道を登っていきます。
 ただ、気温はそんなに下がっていなく、坂道のおかげでうっすら汗ばむほど。

 山道に出る前に東屋のところでシャベルを回収し、来たときと同じようにビデオカメラだけ倉島さまに渡しました。
 手渡したとき倉島さまはうつろな瞳を私に向けて、

「…なんかすごかったです…」

 と一言おっしゃり、ジョセフィーヌさまにリードを引っ張られ歩き始められました。
 夢遊病者のようにフラフラと、心ここにあらずといったご様子でした。

 そのままふたりとも無言で薄闇の山道を足早に進み、ほどなくお屋敷の入口までたどり着きます。
 ジョセフィーヌさまはさっさとご自分のお部屋のほうへと戻られ、私はこのままバスルームに直行するか、でも遅くなっちゃったから一声お声をかけたほうがいいのかな、なんて考えていました。

 迷ったまま玄関前の階段そばまで歩を進めると、急にパッと周囲が明るくなりました。
 玄関前の瀟洒な柱に取り付けられたライトが左右から私たちの裸身を照らし出しています。
 きっと暗くなると自動で人影を感知して灯る仕組みなのでしょう。

 キャッと小さく悲鳴を上げられたのは倉島さま。
 そのとき初めて我に帰れらたようで、とっさにヴィーナスの誕生ポーズをとっておられます。
 と同時に玄関の扉も開きました。

「あらあら、ふたりしてヨレヨレ。身体中を足跡だらけにして、ずいぶんとお愉しみだったみたいね」

 薄手の真っ赤なキャミソールを艶かしく召された寺田さまがからかうようにお声をかけてきます。
 玄関口からの明るい光も加わり、お姉さま以下全員がご集合。

「とくに倉島ちゃんなんか肌が白いからジョセの土色の肉球痕がくっきりあちこちに残ってる。これは記念写真を撮っておかないと」

 五十嵐さまがおっしゃるなりスマホでパシャパシャと写真を録り始められます。
 シャッターを押すたびに、まばゆいフラッシュライトがふたりに浴びせかけられます。

 ここへ来たときと同じ服装、サマーニットとサブリナパンツに身を包まれたお姉さまが一歩踏み出され、私からお散歩バッグとネコミミカチューシャを取り上げられ、倉島さまからもビデオカメラを回収されます。
 お姉さまの頬がほんのり桜色に染まっていますので、おそらくすでにお酒を召し上がっているのでしょう。

「ほら、早くふたりで浴室に行って、そのキチャナイからだを綺麗に洗ってきなさい。あ、お尻の尻尾は自分でよーく洗って脱衣所に干しておけばいいってさ」

 お姉さまがニヤニヤ笑いで私たちふたりを交互に眺めながらおっしゃいます。
 それからふとイタズラっぽいお顔になられ、こうつづけられました。

「あ、でももうあたしの荷物はみんな車に積み込んだし、直子はこの後、お夕飯をいただくだけだから、浴槽にお湯張って、ふたりでゆっくりくつろいでくるといいわ」
「今、7時過ぎだから9時過ぎにでも出発すればいいでしょう。倉島さんは直子推しなんだし、しっかりファンサービスしておあげなさい」

 いつもシャワーはさっさと浴びてなるべく早く広間に戻りなさい、とご指示されていたので、お姉さまの予想外のお言葉にびっくり。

「えっ、あの…それって…」

「M女らしくゲストにしっかりご奉仕して、気持ち良くイカせて差し上げなさい、ってこと。察しなさい、鈍い子ね」

 お姉さまの思いがけないご命令に、倉島さまはと見ると、頬を赤らめて困惑されながらも嬉しそうにモジモジ、でも乳首が瞬く間にムクムクと屹立。

「あら、エミリーってば太っ腹ね。さすがのネトラレ性癖」

 キャミソールの胸元を色っぽくはだけさせた寺田さまが笑いながらおっしゃると、すかさず異議を挟まれたのは、だっぷりしたロングTシャツ姿の五十嵐さま。

「でもこちらのお姉さまの場合、パートナーを他の人に差し出して奉仕させて悦に入る、ネトラセタイプの女王さまじゃない?」

 五十嵐さまのご指摘にみなさまがドッと沸かれます。
 本宮さまを除いてみなさま、すでにご酩酊のハイ状態なご様子。

「ほら、さっさと行きなさい。あたしたちもお酒飲みながら広間でゆっくり見物させてもらうから。少なくとも3回はイカせてあげること」

「えっ!?」

 お姉さまの謎なお言葉に思わず声を上げてしまう私。
 3回イカせて差し上げるのは別にかまわないのですけれど…

「呆れた。あの浴室にカメラが仕込まれていないってなぜ思うの?」

 本当に呆れたお顔をされ、蔑むように私の顔をまじまじと見つめられるお姉さま。
 でもその瞳だけはご愉快で堪らないご様子。

「あのシースルーバスルームはマゾ女の見せ物小屋なのよ?外から直にライブで愉しむことも出来るし、複数の監視カメラ越しに大広間の大きなモニターに映してみんなで愉しむことも出来るのよ」
「今までの直子の入浴姿だって全部録画されているわよ。急かしてばっかりだったからあまり面白くはなかったけれど」

 今まであのバスルームでヘンなことをしていなかったか、思い出してみようとしますがうまく思い出せません。
 ただ、すべて録画されていた、と聞かされて恥ずかしさばかりが募るだけ。

「それじゃあ、しっかりね」

 寺田さまのからかうようなお一言で、みなさまぞろぞろと玄関扉の向こう側へと引き上げられます。
 玄関扉が閉まると共に玄関灯もセンサーライトも消え、暗闇の中に取り残された全裸の私と倉島さま。

「とりあえずお風呂入ろうか?」

 真っ暗になったので足下も覚束ず、そばにいらっしゃるであろう倉島さまに向けて右手を伸ばします。
 その右手に倉島さまの左手が重なり、ふたり手を繋いで暗い木立を抜けていきます。
 木立を抜けると星空の降る芝生の先に燦然と光輝く総ガラス張りのバスルーム。

 横開きのガラス戸を開けて中へ入り、まず首輪を外します。
 それを見ていた倉島さまも私を真似て黒い首輪を外されました。
 そうそう私はお尻の尻尾プラグも抜かなくちゃ。

「さっきのオーガニックなディルドって、噂に聞く肥後ずいきってやつですか?」

 浴室に入ろうとした私の背中をチョンチョンとつつき、倉島さまがしばらく振りにお声をかけてくださいます。
 急いで振り返ると眼の前に倉島さまの気恥ずかしそうに上気されたお顔。

「そうです。里美さまのお店でも扱っているから麗子さんも知っていると思っていましたけれど…」

「いえ、そういうアイテム…性具が存在するということはもちろん知っていましたけど、あいにくお店でも実物を見た覚えは無くて…」

 給湯器を操作する私の背中に向けて倉島さまが恥ずかしそうにお話をつづけます。

「まだアソコの奥がムズムズ疼いてて、すごくえっちな気分になっているんです…」

 端正なお顔を悩ましく歪められ、媚びるように私を見つめてくる倉島さま。

「さっきの直子さまのお姉さまからのご命令だと、これから直子さまがわたしを可愛がってくださるのですよね?わたし、無理言って直子さまに逢いに来て、本当に良かったと思います。どうぞよろしくお願いします…」

 真っ赤になったお顔でペコリと頭を下げられると、尖りきったふたつの乳首が目立っている美乳もプルンと震えます。
 そのお姿のいじらしさに、私も急激に悶々ムラムラ。

「あ、はい…でも、もうすぐ浴槽にお湯も貯まるから、まずはシャワーで汗を流してしまいましょう。その後ふたりで湯船でゆっくりと…」

 倉島さまと裸で抱き合う姿を想像しつつ、ぬるま湯に調節したシャワーヘッドを倉島さまに渡します。
 倉島さまは素直にシャワーを浴び始めました。

 そのシャワー姿を手持ち無沙汰で眺めながらふと、同い年の女の子とえっちなことをするのは初めてじゃないかな、と気づきます。
 私の場合、SM関係のご主人さまはみなさま年上ですし、あとは年の離れた男の子たちとか、里美さまのお店での自縛レクチャーは一方的にヤられただけですし、中学高校の同級生だったしーちゃんとは、そういう関係になれなかったし…

 と、ここまで考えて唐突に思い出しました。
 中学三年のときに図書室で裸になっていた相原さんとのことを。
 彼女も露出願望を持った女の子で、彼女のリードで私は初めて女の子と抱き合い、互いの指でイキ果てる快楽を知ったのでした。

 まさに、類は友を呼ぶ、という諺?は本当のことなんだなー、と目の前の倉島さまのシャワー姿を見ながら思います。
 でも相原さんにはすぐにボーイフレンドが出来、露出願望がアブノーマルな嗜好だと考えた彼女は、その悪癖からきっぱりと足を洗い、私とも疎遠となりました。
 そんなことを考えて甘酸っぱい感傷に耽っていたら、倉島さまがシャワーを終えました。

「あの、シャワーを浴びてさっぱりしたら緊張が緩んで、にょ、尿意を感じてきてしまったのですけれど…」

 倉島さまが上気しつつも切なそうなお顔で、シャワーのすぐ脇にある便座のほうを見つめながらおっしゃいました。

「お、おトイレ…使ってもよろしいでしょうか?…」

「あ、はい、もちろんです」

 倉島さまから手渡されたシャワーヘッドを肩上に当ててぬるま湯を浴びつつ答えます。

「恥ずかしいので、あんまり視ないでくださいね」

 視ないでとおっしゃられても私がシャワーを浴びているほんの1メートルくらい前に便座ですから、否が応でも排尿姿が目に入ります。
 気恥ずかしそうに全裸で便座に座り込まれた倉島さまがお顔を視られまいとうなだれています。
 シャワーの音と入り混じってオシッコの音は聞こえませんでしたが、ずいぶんと長いあいだうなだれてられました。

 やがて出し切られたのでしょう、少しだけお顔を上げられフッと溜め息をつかれ、便座傍らのスイッチを押されます。
 その途端に、アンッ!という色っぽいつぶやきが溢れます。
 ビデの水流が勢いよく倉島さまのアソコを直撃したのでしょう。

 思わずのけぞるようにお顔を上げられた倉島さまの目線と私の視線がぶつかります。
 お顔をピンクに染められた倉島さまが便座から立ち上がられ、逃げるように浴槽の中へドボン。
 私もシャワーを終え、倉島さまが浸かったばかりの湯船にお邪魔します。

 成人女性ふたりが浸かるには、いささか狭すぎる浴槽の中。
 素肌と素肌が自然に触れ合い、すぐにお互いの背中に腕を絡めて抱き合う姿に。
 見つめ合う顔と顔、私の唇が倉島さまの唇に重なろうとしますが、倉島さまがやんわりお顔をそむけられ拒否られます。

「くちづけは駄目です。直子さまにはお姉さまという素敵なステディがいらっしゃるのですから、そのかただけとしてください」

 ずいぶんとロマンチックなことをおっしゃる倉島さま。
 出鼻をくじかれて行き場を失った形の私の唇は、湯面ギリギリで屹立している倉島さまの右の勃起乳首を咥え込みます。

「アンッ、そうっ、そこならいいです…アァンッ、気持ちいぃっ!」

 固く尖った乳首を舌で転がしたり甘噛みしながら、右手を下半身に伸ばします。
 手探りでソコに人差し指を滑り込ませると難なく侵入、お湯の中でもその部分だけ別の液体でヌルヌルになっているのがわかります。

「アンッ!いきなりっ、アフーンッ、いいです、いいですぅっ!」

 上半身を浴槽から飛び出させた倉島さまが可愛らしく喘ぎ始められ、負けじと私のマゾマンコに腕を伸ばしてきます。
 ヌプっと挿し込まれた指はいきなり二本。

「ああんっ!」

 思わずあがる歓喜の嬌声。
 その指が奥へ奥へと進撃しつつ上下左右の膣壁が滅茶苦茶に擦られています。

「あーーんっ、いいっ、いいーーっ!」

 私も遠慮なく淫声を迸らせて倉島さまの指技にお応えします。
 ふたり、膝立ちの下半身のみをお湯に潜らせ、抱き合った上半身で私は倉島さまのお胸に舌を這わせ、倉島さまは左手で私の右おっぱいを滅茶苦茶に揉みしだきつつ、仲良く競い合うように絶頂へと昇っていきます。
 チャプチャプチャプと浴槽のお湯が盛大に波打っています。


 倉島さまの膣穴に挿入している私の人差し指が絞り込まれるように膣壁に締め付けられ、肩先からお尻までがヒクヒク激しく痙攣しています。
 どうやらオーガズムに達したみたい。
 同時に私の右おっぱいが力任せに鷲掴まれ、倉島さまのお湯に潜った右手も私の膣内奥深くへグイッと挿し込まれます。

「あーーっ!!!」

 私も軽くイッてしまいました。

 ハァハァハァ…
 ふたり、激しい息遣いでやんわり抱き合っています。
 でもまだこれで一回目、ご命令は、少なくとも3回はイカせてあげること、です。

 マゾ性が持っているエスとエムの相反する側面。
 この人にどんなことをすればあられもなく乱れさせられるだろうという嗜虐性と、ご奉仕しなければという被虐性。
 私はすっかりやる気マンマン。

「次は浴槽の縁にこちら向きで腰掛けてください」

 監視カメラがどこに何台設置されているのかはわかりませんが、視られていることを意識して少しご命令ぽくハッキリした口調で倉島さまに告げます。
 おずおずと両足だけ湯船に浸け、足湯のように浴槽の縁に腰掛けられる倉島さま。

「下の唇ならくちづけてもかまいませんよね?」

 ご不安そうに私を見下されている倉島さまにイタズラっぽく告げます。

「…は、はい…」

「それではもう少し浅く腰掛けてください。両脚をもっと大きく開いて、下半身全体をこちらへ突き出すような感じで」

 間近で見る倉島さまの陰部は、私と比べてだいぶ下付き。
 外性器は薄い陰毛で両腿付け根の割れ始めまで覆われ、膣穴はかなり肛門側に寄っています。

 大胆に広げられた両脚の境目に膣穴が少し開いて中のピンクを覗かせ、クリットは小ぶりで半分包皮を脱ぎかけています。
 肌と同じ白さで周囲に色素の沈殿もなく、ビラビラもはみ出していない清楚な女性器。
 これはあるじさまもご調教のし甲斐があるだろうな、とふと思います。

 まずはそのクリットに狙いを定め、舌を思い切り伸ばしながら顔を近づけていきます。
 少し陰毛が被っているので舌先にざらついた感触。
 それも気にせず肉の芽の露出している部分を舌先で丁寧に転がした後、唇全体で包み込み包皮を脱がせにかかります。

「あうっ!はぅんっ!」

 ひときわ高く可愛らしい淫声が浴室にエコーして、私の舌技がフルスロットル。
 クリットは充分固く勃起しているのですが、舐め上げ、吸い付き、甘噛みしていると、更に膨らんでくるのを舌で感じます。
 アンアンと喘ぐお声にリズムを合わせて、まずは充分に昂ぶっていただきます。
 喘ぎ声の高まりでそろそろかなと感じた頃、唇を下にずらして少し開いた膣穴に伸ばしきった舌を捩じ込みます。

「あぁーんっ!そこっ、だめぇーっ…」

 愛液で濡れそぼった膣穴に力を挿れた舌先は難無く潜り込み、倉島さまのマン汁と私の唾液が交じり合います。
 少しの酸味と塩味を感じるまろやかな液体を膣壁から貪るように舐め取り、ジュルジュル音を立てて飲み込みます。
 
 舌は挿し込んだまま陰唇全体を唇で吸い込んだり膨らませたり。
 ときどき唇を離して、ほったらかしの肉の芽を不意に舐め上げたり。
 倉島さまの喘ぎ声がどんどん激しくなり、やがて頂点へ。
 ヒクヒクと腰全体が痙攣したのは倉島さまがイキ果てられた証拠でしょう。

「ハァハァハァ…すごかったです…やっぱり直子さまは、虐められるだけではなくて虐めるのもお上手なんですね…」

 倉島さまの股間から顔を上げた私を見下ろして、倉島さまが息も絶え絶えにおっしゃいます。

「麗子さんの感度がいいから、私も張り切っちゃいました。じゃあ今度は浴槽の縁に腹這いになって、お尻をこちらに突き出してくれますか?」

 そんな倉島さまにうってつけの責め方を思いついたので、次のご指示を伝えます。

「えっ?まだヤるんですか?わたしのマンコ、壊れちゃう…」

 お口では不本意っぽいニュアンスでおっしゃっていますが、いそいそと体勢を変えられ、お尻を私に差し出してこられる倉島さま。

「お姉さまに、3回はイカせて差し上げなさい、とご命令されていますから。この様子もご覧になられているようですし、ご命令に背いたら私が叱られてしまいます」

 倉島さまの真っ白で形の良いお尻を眺めながら私は、この旅行で何度か話題に上ったゆうこ先生とのプレイ以来の、エス的、嗜虐的な性的高ぶりを感じていました。


2024年11月4日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 15

 ジョセフィーヌさまが結構遠いところで、芝生に落ちたフリスビーをパクリと咥えられるのを確認して、ワクワク顔な倉島さまのお隣に立ちます。

「ジョセフィーヌさまのご褒美にはね、こういうのもご用意されているんです。まず私がお手本を見せますね」

 あのめくるめく快感を思い出してすでに火照り始めているからだ。
 そして、それを味わえるのも今日が最後という、一抹の寂しさ。
 私に憧れているとおっしゃる倉島さまの前で、思いっ切り乱れてみたいと思っていました。

 倉島さまから一メートルくらい離れたところに、左手を後ろに隠して立ちます。
 フリスビーを咥えられて倉島さまのもとへと一直線に駆け寄ってこられたジョセフィーヌさまが、たどり着く寸前というところで私のほうからより強いチーズの匂いが漂っていることに気づかれたのでしょう、器用に方向転換をされ、私にフリスビーを突き出してこられました。

「あれ?私にくださるのですか?ジョセフィーヌさまには何でもお見通しなんですね」

 中腰になった右手でフリスビーを受け取って芝生に置いてから、ジョセフィーヌさまのフワフワな頭を媚びるような笑顔でワシワシ撫ぜて差し上げます。
 そのあいだに隠していた左手を自分の剥き出しな股間に添え、会陰から恥丘の膨らみ始めまで、チーズペーストをベッタリ塗りつけました。

「はぅんっ!」

 間髪を入れず私の股間に突っ込まれるジョセフィーヌさまのお鼻先。
 濡れそぼった長い舌がせわしなく私の外性器を愛撫し始めます。

「ああん、あんっ、いいぃぃっ…」

 裂けめに溜まったペーストを咀嚼しようと粘膜まで侵入してくるヌメヌメした異物。
 そのあまりの気持ち良さに私は立っていられなくなり、芝生にお尻を着いてしまいます。
 肛門に挿した尻尾のアナルプラグ先っちょがグイッとより奥まで届く感覚。

 アンアン盛大に喘ぎながら左手に残ったペーストをおっぱいにも擦り付ける私。
 それも目ざとく見つけられたジョセフィーヌさまに押し倒されるような形で私は芝生に仰向けとなり、ジョセフィーヌさまに組み伏せられたような格好。

「あんっ、いいっ、そこっ、そこっ、もっとぉーー!」

 しどけなく寝そべった裸体を決して踏みつけない器用な肢運びで、私のからだのあちこちを熱心に、ペーストの塗られていないところまで舐めてくださるジョセフィーヌさま。
 そんな私とジョセフィーヌさまのふしだらな痴態を、唖然としたお顔で見下されている倉島さまも見えています。
 私は目を瞑って全集中、ジョセフィーヌさまの舌がくださる奔放な愛撫の快感に身を委ね、絶え間ない淫声で喘ぎながらお応えします。

 やがて肌を舐められる感触がまったくなくなり、そっと目を開けてみると夕暮れ空が見えるだけ。
 上半身を起こして見回すと、少し離れたところでジョセフィーヌさまがフリスビーを咥えられ、呆然と私のしどけない姿を見つめられている倉島さまを見上げてらっしゃいました。
 おそらくペーストを舐め尽くされたジョセフィーヌさまがまだフリスビーで遊んで欲しくて、倉島さまに催促されておられるのでしょう。

 ジョセフィーヌさまの舌技はオーガズムまではイカないものの、前戯として充分過ぎる気持ち良さでした。
 ゆっくりと立ち上がり倉島さまのほうへと近寄ります。

「ね、ジョセフィーヌさまはこんなこともしてくださるんです。麗子さんも体験してみたいでしょう?」

 私がにこやかに尋ねると、戸惑ったようなお顔になられる倉島さま。

「えっ?あ、あの、わたしは…わたしは別に…」

 すっかり及び腰で両手を前に突き出されイヤイヤするようなポーズ。
 普通の人なら当然のリアクションですが、お言葉とは反対に倉島さまの陥没乳首が天を衝くようにピンと尖り出ているのを私は見逃しません。
 同時に少しサディスティックな感情も芽生えていました。

「麗子さん、さっき、私からだったなら命令されたり意地悪されて気持ち良くなってみたい、っておっしゃっていましたよね?」

「えっ?あっ、は、はい…」

「でしたらこれが私から麗子さんへの意地悪な命令だとすれば、麗子さんは悦んで従うはずですよね?」

「あ、えっと…それは…」

「それなら麗子さんに命令します。ペーストをからだに塗りつけてジョセフィーヌさまに舐めていただきなさい、と」

 命令を告げながら私の気持ちはゾクゾクキュンキュン、どんどんサディスティックな方向に傾いていっています。
 こんな気持ちをいつかも感じたことがあったような…
 そう、高校の頃ピアノ講師だったゆうこ先生とのSMごっこ以来の高ぶりかも。
 すっかり怯えたお顔の倉島さまも両乳首だけはますます硬そうに尖りきり、その白い裸身が全身ほんのりピンクに染まっておられます。

「それではまずジョセフィーヌさまのお相手として、フリスビーを投げてあげてください」

 私の言葉にビクンと肩を震わされた倉島さまは、ジョセフィーヌさまが差し出されているフリスビーをおずおずと受け取られ、少し掠れたお声で、ジョセフィーヌさまフェッチです、という号令とともにフリスビーを放り投げられました。
 比較的低い軌道を描いて遠くまで飛んでゆくフリスビーと、それを嬉々として追い掛けられるジョセフィーヌさま。
 そのあいだに私はチーズペーストのチューブを手にしています。

「左手を出してください」

 おずおずと差し出された倉島さまの左手のひらにこんもりとチーズペーストを盛り付けます。
 ご不安そうにご自分の左手のひらを見つめられる倉島さま。

「まず最初はおっぱいを可愛がっていただくと良いです。左手は後ろに隠して、ジョセフィーヌさまが戻ってこられたらフリスビーを受け取って褒めて差し上げてから、左手のペーストをご自分のバストに塗りつけてジョセフィーヌさまに差し出すんです」

 倉島さまはまだご不安そうにご自分の手のひらと私の顔を交互に見つめられています。
 そうしているあいだにジョセフィーヌさまはフリスビーに追いつかれキャッチ、間髪入れずに遠くからこちらへと一直線。

「大丈夫です、絶対気持ちいいですから。それに私も一緒に気持ち良くなりますから」

 そう告げて倉島さまから離れます。
 倉島さまから距離を取った位置でトートバッグの中身を物色している私は、いくつかのアイテムをポシェットに忍ばせて成り行きを見守ります。
 フリスビーを咥えられ戻られたジョセフィーヌさまは、左手を背中側に隠されている倉島さまにフリスビーを差し出され、頭を撫でられています。

「…は、はい。よく出来ました…ご、ご褒美ですよ…」

 震えるようなお声でそうおっしゃった倉島さまが意を決したように、私のサジェスト通り左手をご自分のバスト、右おっぱいに重ねられると、そこから滑らせるように左おっぱいまで横断した後に膝立ちに屈まれ、尖り乳首もろとも美乳おっぱいをジョセフィーヌさまに突き出されました。

「あぁんっ!」

 一際高く倉島さまの可愛らしい淫声が響き渡ったのは、ジョセフィーヌさまに勃起乳首を舌で転がされたからでしょう。
 それからはもう間断なく、倉島さまの甲高い嬌声が聞こえています。

「あんっ、だめっ、いやんっ、だめだめっ、あぁんっ、いいっ、いやあっ、いいーっ、いいぃぃーっ…」

 私はそっとおふたりに近づき、倉島さまの手が届くところに半分ほどに中身の減ったチーズペーストのチューブを置き、耳元でこう囁きます。

「…もっと気持ち良くなりたかったらペーストを下のほうにも塗りつけるといいですよ…」

 それから倉島さまの背中側にまわり、ポシェットからあるものを取り出しました。
 新品の肥後ずいきさま。
 これで倉島さまとジョセフィーヌさまのイチャイチャをオカズにイキ果てようという魂胆です。

 こんな開放的なお外で何の懸念もなく全裸でイキ果てられるのもきっとこれで最後。
 お身内以外にはどなたにも見られる心配は皆無という点に、背徳感もスリルも全く無いというマイナスポイントは付きますが、それを補って余りある圧倒的な開放感と爽快感。
 すっかり四六時中全裸生活に馴染んでしまった私は、東京に戻ってもしばらくは裸族習慣が抜けなそう。

「あんっ、そこはだめ、そこだめぇっ!いやっ、いやんっ、んっ、んっ、いいぃぃーっ!」

 倉島さまは私のアドバイスを素直に聞かれたのか、チューブを絞り下半身にもペーストを塗られたよう。
 さっきの私みたいに仰向けに押し倒されたような格好の倉島さまの翳ったアソコを、ジョセフィーヌさまが貪るように舐め上げられています。

 そうされながらも倉島さまはせっせとチューブを絞って、ご自分のおからだのあちこちにペーストを補充。
 ジョセフィーヌさまももはやフリスビーはそっちのけで、倉島さまを悦ばせることだけにご執心なご様子。

 ひっきりなしにあがる倉島さまの嬌声を耳にしながら、おふたりの痴態を見下ろす位置に立ったまま、軽く開いた両腿の付け根に肥後ずいきさまをズブリと突き挿します。
 先程の前戯で充分濡れそぼっている私のマゾマンコは、乾き切ってゴツゴツしている新品肥後ずいきさまでも難なく咥え込みます。

「んうーんっ!」

 しばらく馴染ませて私のマン汁気を充分に吸われたずいきさまを静かに動かし始めます。
 ずいきさま特有のむず痒いような刺激が徐々に広がってきて、性感が一段アップ。

「ううぅ、いいっ、すごいいっ、あはぁーんっ!」

「いいっ、いいっ、だめっ、だめっ、やめないでっ、いいっ、すっごくいいぃーっ!」

 私の淫声に重なるように倉島さまのヨガり声が聞こえてきます。
 私はずいきさま抽挿のスピードをアップしてジュブジュブと膣音を響かせます。
 早くも一度目の軽い絶頂アクメ…

 ハアハア息を荒げつつ倉島さまはと見ると、倉島さまは仰向けのM字大開脚になられ、その中心部にジョセフィーヌさまのお鼻先が埋まっています。
 もうすでに何度かイっているのか、悩ましげにお顔をしかめられている倉島さまが凄くエロ可愛い。

「あんっ、すごいっ、そこいいっ、もっとっ、もっとぉぉーっ!!」

 苦悶と愉悦が入り混じったお顔な倉島さまと目が合い、私はマゾマンコにずいきさまを挿したままゆっくり近づきました。
 ジョセフィーヌさまは大股開きの倉島さまのお腹に両前肢をお乗せになり、おっぱい付近のペースト咀嚼に移られています。
 ジョセフィーヌさまにのしかかられている倉島さまは、まるで本当に犯されているみたい。

 自分の愛液でヌメヌメグズグズとなったずいきさまをマゾマンコから引き抜いた私は、その濡れそぼって人肌より熱いずいきさまを喘ぎつづける倉島さまの右手に握らせます。
 芝生にだらんと投げ出された右手に何か握らされたと気づいた倉島さま。
 
 仰向けに寝そべっているゆえ、それが何かはわからなかったでしょうが、握ったときの太さや感触、湿り具合でピンときたのでしょう。
 躊躇せずにご自分の膣口に突き立てられました。

「ああんっ!!」

「正解。それはいいものですよ。もうひとつあるからふたり一緒にイキましょう。ジョセフィーヌさまに可愛がっていただきながら…」

 それだけ告げて再び倉島さまの死角に入った私は、ポシェットからもう一本の新品肥後ずいきさまと新品のトリササミペーストチューブを取り出します。
 まずは立ったまま新品ずいきさまをズブリと挿入。
 馴染ませているあいだにチューブのシュリンクを破り、左手に持って準備完了。

 それから倉島さまとジョセフィーヌさまのところへと戻り、倉島さまの左隣に倉島さまと同じ格好、仰向けのM字大股開きで寝そべります。
 私と倉島さまのあいだにトリササミペーストのチューブを置き、まずは倉島さまのおっぱい周辺にペーストを補充して差し上げました。

 倉島さまはご自分のアソコに突き立てたずいきさまを左手で、すごい勢いでピストンさせています。
 クチュクチュジュブジュブ淫靡な水音が絶え間なく響いていて、倉島さまも愛液が多いほうなのかもしれません。

 ジョセフィーヌさまもペーストが追加されたおかげでフルスロットル状態。
 倉島さまの上半身、ありとあらゆるところを尻尾をブンブン振りながらのしかかって舐め尽くしています。
 両おっぱいにたっぷり盛ったので、勃起乳首は転がされ放しでしょう。

「いいっ、いいのっ、すごいっ、もうっ、もうっ、イッちゃうぅ、イッちゃうっうー!!」
「いくぅ、イキますぅ、れいこイッちゃいますぅ、あーっ、あーーっ、んぅぅぅー!!!」

 自分のマゾマンコに挿れたずいきさまをゆっくり動かしながら、倉島さまがアクメに達しつつあるお顔を初めて鑑賞出来ました。
 端正な小顔のクールビューティなお顔に汗が滴って髪が貼り付き、切れ長な瞳が愉悦で歪むそのご表情はなんとも艶かしくも美しいものでした。
 M女として憧れられている身としては、私も負けてはいられません。

「あっ、直子さま…視られていたのですね…恥ずかしい…」

 ハアハア吐息を荒くしながら、今気づいたみたいに隣に寝そべっている私に語りかけてきました。

「…このディルドって言うか、縄を編んで棒にしたみたいなやつ、何なんですか…もう何度かイッているのに、ウズウズが止まらないんです…今だって勝手に手が動いちゃって…オマンコを苛める手が止まらないんです…」

 時折淫声でお言葉を途切らせつつ、眉根にシワを寄せた悩ましいお顔で私に訴えかけてこられる倉島さま。
 どうやら倉島さまは肥後ずいきさま初体験なご様子。
 私に話しかけながらも下半身に伸ばした手の動きは止まらず、ジュブジュブいやらしい音がしています。

「それは後で教えてあげるから、今はジョセフィーヌさまと愉しみましょう。ほら、こうしてあげるから、今度は一緒にイキましょうね」

 自分のずいきさまを動かす手をいったん止めて、まず倉島さまのバストへのペーストを再び補充。
  次に自分のおっぱいへもたっぷり塗りつけてから、すぐさまずいきさまに戻ります。

 ジョセフィーヌさまは私のほうからもトリササミの香りがしているのに気づかれたようで、それからは縦横無尽の大活躍。
 前肢後肢で私たちのからだを頻繁に踏みつけながら右へ左へと、ふたりの勃起乳首を気持ち良く転がしてくださいます。

「ああんっ、いいっ、いいーっ、またイク、またイク、またイッちゃうぅぅーっ!んふぅぅぅーーっ!!!」
「そこっ、そこっ、だめっ、だめぇぇ、もっと、イキそうっ、もっとぉ!んぐぅううーーっ!!!」
「やだっやだっやだーーっ、んふうーーっ、きちゃうっ、きちゃうっ、でちゃうぅぅーっ!ああぁぁーーっ!!!」
「んーはぁーっ、すぅーはぁーっ、おまんこいいのっ、おまんこいいっ!おまんここわれちゃうーーっ!!!」

 無我夢中で行為に没頭しました。
 何度も何度もイキ果て、それでも手は止まりませんでした。
 
 何度目かにイッた後、ふと隣を見ると倉島さまが四つん這いに体勢を変えていました。
 お顔支点の土下座状態でお尻だけ高く掲げ、お腹のほうから回した左手で膣穴のずいきさまを凄いスピードでピストンされていました。
 私もすぐに同じ格好となり真似をしました。

 さすがにイキ疲れて膣のずいきさまに腕が伸びなくなった頃、ふと見渡すと辺りがかなり暗くなっていることに気がつきました。
 こちらに来て夕方のお散歩は三度目ですが、一番暗い感じです。

 隣を見ると倉島さまは、ハアハアと荒い息で仰向けにねそべっており、そのすぐ横でジョセフィーヌさまも伏せの体勢で寝ておられたようで、半目を開けられ私を見てきます。
 慌てているのに下半身に力が入らず、ヨロヨロモタモタ立ち上がる私。

「ねえ麗子さん、これってちょっとマズイかも。今何時だかわかる?」

 私の問いかけにゆっくり上半身を起こされた倉島さま。

「ふぁー、わたし時計持っていないので、わかりませーん…」

 なんとも気だるげに投げやりな、色っぽいお声が返ってきました。
 私も持っていないし…と、しばし考えて思いついたのがビデオカメラの時刻表示。
 ビデオカメラは回りっ放しで、フィックスながら今までの一部始終が記録されていたみたい。

 それを停めて時刻表示に切り替えるともう7時10分前。
 やっぱり今までで一番遅い、大遅刻です。

「麗子さん、早く帰らなくちゃ。帰り支度するからゴミを拾ってこの袋に入れて」

 ポシェットからコンビニレジ袋を取り出し、股に指しっ放しだったグズグズのずいきさまと、見事に空になったペーストチューブ2本の残骸を放り込みます。
 倉島さまもヨタヨタと立ち上がられ、これまたアソコに挿しっ放しのずいきさまを抜いて挿れてくださいます。
 倉島さまが抜かれるとき、んふっ、という艶っぽいお声とともに細い肩がビクンと震えました。

「急いで帰りましょう。お姉さまたちがご心配されているかもだから」

 フリスビーや三脚などをトートバッグに突っ込み東屋のほうに早足で向かいながらふと振り返ると、ジョセフィーヌさまが倉島さまの首輪から伸びるリードの持ち手を咥えられ、倉島さまを引っ張っていらっしゃいます。
 張り詰めたリードに引かれフラフラとジョセフィーヌさまに従われる倉島さま。

 あっちの人間は居なくなって、明日からはこっちの人間が遊び相手だとわかっていらっしゃるのでしょう。
 それを見たとき、ジョセフィーヌさまは本当に賢いご主人さまなのだな、とあらためて思いました。

* 

2024年10月13日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 14

 玄関扉からお外へ出ると、ジョセフィーヌさまは玄関前の石階段下で扉を見上げられ、私たちを待ち構えてくださっていました。
 いきなり裸の人間がふたり現われたので束の間ポカンと見つめるだけのジョセフィーヌさまでしたが、石畳までふたり降り立つとすぐにまず私のほうに駆け寄ってこられ、私の素脚にフワフワの毛並みをスリスリ。
 それから倉島さまのほうへも寄っていかれて遠巻きに両足の周りをグルグル。

「わあ、人懐っこいワンちゃんですね」

「お名前を呼んであげてみてください」

「えっ!?」

 少し照れくさそうにモジモジされていた倉島さまでしたが、ジョセフィーヌさまのほうを向かれ意を決されたように小さなお声で、

「ジョ、ジョセフィーヌ…さま…」

 倉島さまのお顔を見上げられたジョセフィーヌさまが距離を詰められ、ますます素脚をグルグルスリスリされて倉島さまの嬉しそうな困惑顔。
 それでもまだおっぱいと股間は両手で、雑にですか隠されています。

 ジョセフィーヌさまはひと通り愛想を振り撒かれた後、ネコミミカチューシャに尻尾アナルプラグでお散歩用バッグを提げている、おそらく見慣れているのであろう私のほうのリードの持ち手をパクリと咥えられます。
 首輪に繋がったリードに引っぱられ、ジョセフィーヌさまに従うように歩き出す私。
 そのすぐ後ろを慌てたように着いてこられる倉島さま。

 ジョセフィーヌさまを先頭に、首輪にサンダルの全裸女ふたりが、初日よりも若干、陽の陰りが増したように感じる夕方の山道を進んでいきます。
 ジョセファーヌさまは山道に入られると私のリードの持ち手をお口から離され、あちこちの草むらにお鼻を突っ込まれ、いつも通りのパトロールに余念の無いご様子。
 倉島さまはまだ恥ずかしそうに左腕でおっぱいを庇いながら私の横を歩かれ、右手に嵌めたビデオカメラも下に向けたきり。

「わたし、こんな格好で外を出歩くの、生まれて初めてです…妄想小説でなら何度かそういう場面を書いたことはあるけれど…」

 私から少し遅れ気味におどおどキョロキョロ着いてこられる倉島さまが、ご不安そうに話しかけてこられます。

「本当に他の人は入って来れないんですか?誰かに覗かれちゃったりとか襲われちゃったりとか…」

 倉島さまのあまりに落ち着かれないご様子に、イタズラぽい気持ちがほんのり芽生える私。

「うん。少なくとも私がお散歩に出かけるときには、どなたにも出会わなかったですね。でも稀に、宅配便の人とか郵便配達の人とかがお屋敷を訪れることもあるみたい…」

 ピタッと足を止められ、思い出したように股間も右手で覆われる倉島さま。

「そうですよね!そういう人が通らないとは限らないし、こんな格好ただの痴女だし、みつかっちゃったらどうなっちゃうんだろう…」

 ますます怯えの色が濃くなっちゃったみたいなので、可哀想になってネタばらし。

「でもそいう人が訪れる時間帯は決まっているみたいだし、この時間には絶対無いです。それに万が一そんな場面に出くわしても、あるじさまとの取り決めで見物や撮影以上の行為をしたら問答無用で法的手段に訴える、ていうお約束になっているらしいから」

 私の説明と全然隠そうともせずに普通に歩いている私の態度に幾分ホッとされたのでしょう、足早に私に追いつかれる倉島さま。

「わたし、露出願望はそれほどでもないと思っていたのだけれど、こうして歩いているとなんだか凄くドキドキしてきますね。視られたくないって気持ちと、でもやっぱりちょっとは誰かに視て欲しい、っていうアンビバレントな感情がせめぎ合って、もうどうなってもいいかも、っていう刹那的な高揚感を感じて」

 疎かになった胸元を覆う腕からはみ出した倉島さまのピン勃ち乳首で、倉島さまが性的に充分興奮されていることが如実にわかります。

「麗子さんはいつ裸にされちゃったの?車を降りてきたときは目隠しの全裸だったけれど」

 私と肩を並べられ、おっぱいと股間へのガードも緩くなり始めた倉島さまとの会話が途切れないよう、浮かんだ話題を歩きながら振ってみます。

「高速下りて山道に入ってからでしたね。わたしも愛川さまからいろいろ聞かされていて覚悟はしていたし、運転手さんも女性でしたし…」
「でも脱いで目隠しされてからは凄く不安でしたね。これからどういう所に連れて行かれるのかは全然わからないわけですから」
「直子さまに会えるんだ、というのと、車中で愛川さまがいろいろ気持ち良くしてくださったことでなんとかそのまま辿り着けました」

 誰かに聞いて欲しかった、という感じで堰を切ったようにお話し始める倉島さま。

「この旅行に参加したいってわたしが言い出してから、愛川さまのエス度がグンと上がったんです」
「参加の条件として、すぐ脱げる服装で、失くしても破かれても構わない下着で来て、愛川さまのご命令には絶対服従なエム女に成り切ること」
「その代わり逗留中の費用は一切不要だからお金は一銭も持ってこなくていい、麗子のからだで支払いなさい、って。よくよく考えるとキチクな条件ですよね」
「それでもわたしは直子さまに会いたくて参加したんです…」

 里美さまったら、お姉さまが私にしたのと同じご命令をされていらっしゃる…
 きっと事前にお姉さまとご相談されていたのでしょう。
 なんだか可笑しくて、私と同じだ、と打ち明けたい気持ちもありましたが、本気で憤っていらっしゃる倉島さまが可愛らしくて種明かしはしないことにします。

 ジョセフィーヌさまは、タッタッタと先に行かれたと思ったらこちらへ引き返して私たちの周りをグルグルみたいなことをくりかえしつつ、草むらのチェックにも勤しむという、いつになく落ち着きの無いご様子。
 首輪裸女がふたりもいて、ジョセフィーヌさまのテンションも上がっているみたい。

「じゃあ麗子さんのご主人様は里美さまなんだ?」

 バスルームでも勤務中に里美さまが倉島さまにえっちなご命令をされているようなこともおっしゃっていたし、おふたりもそういうおつきあいを始められたのかなと嬉しくなって、軽い気持ちで聞いてみます。

「そういうことになるんですかね。でもわたしの中ではバイト先の店長とバイトっていう主従関係以上のものは感じていなくて、今回もロールプレイングで従っているって感じかな」
「愛川さまもお綺麗で優しくて適度にキチクで素敵なかたなんですけれど、なんて言うか、愛川さまから聞かされた、直子さまとお姉さまみたいな恋愛感情は不思議に湧かないんです。ただ単にわたしを気持ち良く辱めてくれる人って感じで」

 里美さまってば、私とお姉さまのことをどんなふうに倉島さまに伝えているのでしょう。
 まあ、私がお姉さまに熱烈な恋愛感情を抱いているのは事実ですからいいですけれど。

「どちらかと言うとわたしとしては、直子さまからご命令や意地悪をされてふたりで気持ち良くなりたいかな。あ、でもこれも恋愛感情とは別物だと思いますけれど」

 リアクションに困る告白を倉島さまからいただいたとき、広場の入口に到着しました。
 結局ここに着くまで倉島さまのビデオカメラは何も撮影されていません。

 ワンッと一声お吠えになったジョセフィーヌさまが、タッタッタと木立の茂みのほうへと駆け出されます。
 そのお姿を見失わないようにしつつ東屋へと向かい、お散歩セットのバッグをいったん木製のテーブル上に置きます。
 
 私の後を着いてくる倉島さまはもうすっかり普通の歩き方で、おっぱいや股間を隠すこともやめています。
 両乳首もひっそりと引っ込まれてしまっているので、性的興奮も落ち着かれているご様子。

「ここに来て最初のお仕事は、ジョセフィーヌさまのおトイレの後始末です」

 バッグの中身を一通り確認しつつ、シャベルだけを取り出して持ち、ジョセフィーヌさまの後を追います。
 今回のジョセフィーヌさまのおやつは、ビスケットとペーストの両方が用意されていました。
 ペーストは味の違う二種類のチューブがそれぞれ丸々一本づつ、更に新品の肥後ずいきも二本。
 ということは…

 木立の奥の茂みにおられたジョセフィーヌさまは、とっくに行為は終えられて私たちを待ってくださっていたみたい。
 私と目が合うと、私を見つめたまま尻尾を少しパタパタ動かされた後プイッとそっぽを向かれ、タッタッタと木立沿いに離れていかれました。

「ジョセフィーヌさまはここへ来られると必ずまず茂みで用を足されるので、それの後始末が最初のお仕事です」
「具体的には地面にシャベルで2、30センチくらい穴を掘って、それをシャベルですくって跡を埋めるだけです。簡単ですから実際にやってみてください」

 倉島さまにシャベルを手渡すと、そのものから50センチくらい離れた場所にしゃがみ込まれ、穴を掘り始めます。

「土が柔らかくてヘンに掘りやすいところは最近埋めた跡かもしれないから避けて、適度に土が硬い場所を選んで掘るのがいいです」

 中村さまに教えられた注意事項を思い出しつつ、倉島さまの小さくうずくまった真っ白い裸の背中を見つめます。
 背骨の凹凸が綺麗にカーブを描いていて、なんだか艶めかしい。

「ジョセフィーヌさまのお尻は、拭いてあげなくていいのですか?」

 穴を掘り終え、いつもより少し少なめなそれをシャベルですくいつつ振り向かれた倉島さまが、以前の私と同じ素朴な疑問を投げかけてきます。

「麗子さんはペット飼ったことはないっておっしゃってましたね。ワンちゃんて排便するとき肛門から腸が少しお外に出るのですって。それで終わると体内に引っ込むから肛門は汚れないそうです」

 中村さまの受け売りをそのままお伝えする私。
 少し得意げだったかもしれません。

「そう言えば、街なかでのペットのお散歩でも犬のお尻を拭いている人なんて見かけませんもんね。へー、そういう仕組になっているんだ…」

 感心しきりな倉島さま。
 なんだか可愛らしい。

「終わったらジョセフィーヌさまは広場全体の巡回パトロールにしばらく出かけられますから、そのあいだに東屋へ戻ってシャベルを綺麗に洗ってから、次の準備に移ります」

 木立を出て東屋に向かうときには、倉島さまもすっかりリラックスされている雰囲気。
 胸も股間もまったく庇わない自然体で、暮れなずむ陽射しを全身に浴びつつ歩かれていました。

 倉島さまが水道でシャベルを洗われているあいだに、私はフリスビーの準備。
 小さめなポシェットにはジョセフィーヌさまのおやつ類だけを入れます。
 フリスビーと折りたたみの三脚は剥き出しにしてテーブル上に。
 トートバッグ内に残っているのはバスタオルと凍らせて溶けつつあるペットボトルのスポーツドリンク、肥後ずいきや木製洗濯バサミ数個など。

「ジョセフィーヌさまがパトロールから戻って来られたら、次は運動の時間です。フリスビー。麗子さんはフリスビーで遊んだことありますか?」

 倉島さまが洗ってくださったシャベルを軽く拭ってから、陽当りの良いテーブルの上に置いた後、私がトートバッグとポシェットを肩から提げて倉島さまと向き合います。

「あ、はい。中学の頃に何人かの友達と近くの公園でよく遊んでいました。でもあまり上手いほうではないと思うけれど…」

「それでもきっと私よりは全然上手いと思うな。それにジョセフィーヌさまは、どこに投げても全力で追いかけてくださるから大丈夫」
「ジョセフィーヌさまはまだ戻って来られないけれど、先に準備をしてしまいましょう。麗子さんはフリスビーと三脚だけ持ってきて」

 芝生のいつもの開けた場所へと、肩を並べて進む全裸女ふたり。

「三脚って、フリスビーしているところを撮影もするのですか?」

 少し戸惑っているような怪訝そうな面持ちで倉島さまが尋ねられます。

「そう。お姉さまたちが麗子さんにそのビデオカメラを託されて、バッグに三脚が入っているということは、撮影してきなさい、というご命令だから」

 ご命令、という表現にビクッと肩を震わせた倉島さま。
 お顔にも少し赤みが差してきています。

 それはそうでしょう。
 マゾ慣れしていない人にとって、自分の裸の姿が映像に残ってしまうということは、恥ずかし過ぎる一大事なのですから。

「でも心配しなくていいと思います。お姉さまたちは、その映像をネットで拡散したり誰彼構わずお見せになったりは絶対しないから。身内で見て愉しむだけです」

 ホッとしたようなお顔をされる倉島さまに、またイタズラ心が湧いてきてしまった私。

「でもそれをネタにしてバラ撒くぞとか脅迫して、個人的にえっちな要求を強要してくるようなお身内のかたはいるかもしれませんね」

 ご冗談めかして告げたつもりなのですが、心当たりのあるかたがおられるのでしょうか。
 困ったようなお顔をされてうつむいてしまわれた倉島さまの両乳首が、徐々に勃ち上がってきているのが間近に見えました。

 私たちが映るような位置に三脚を置いてビデオカメラをセッティングし、小さなポシェットだけ持って芝生にふたり並んだとき、タイミング良くジョセフィーヌさまが戻ってこられました。
 フリスビーは倉島さまが持たれていたので一瞬迷われたようですが、おやつのポシェットを私が持っているのに気づかれたのか私のほうへと駆け寄られ、私のおっぱいより少し下のお腹を前肢の支えにして後肢立ちになられ、私の脇腹や太腿をペロペロ舐めてくださいます。
 
 ああんっ、ジョセフィーヌさま、大好き…

「それじゃあとりあえず私がやってみましょうか。麗子さん、フリスビーを貸してください」

 倉島さまからフリスビーが手渡され、そのフリスビーをジョセフィーヌさまにお見せします。
 ブンブン千切れんばかりに激しく揺れるジョセフィーヌさまの尻尾。

「それではジョセフィーヌさま、よろしくお願いします。いきますよ、フェッチです」

 掛け声とともにからだをひねったバックスイングでフリスビーを思い切り飛ばします。
 私の剥き出しのおっぱいがブルンと盛大に暴れ、お尻に挿した尻尾もユラユラ揺れています。
 うまく投げられたみたいで、空高くかなり遠くまで飛んでいきました。

「ジョセフィーヌさまはあるじさまと英語で学習されているので、とってきてくださいはフェッチ、おすわりはシット、まてはステイです」
「それでジョセフィーヌさまがフリスビーを咥えられて戻っていらしたら、フリスビーを受け取りながら頭を撫ぜて盛大に褒めて差し上げてからこれを差し出します」
「ヘルシーチーズビスケット。ジョセフィーヌさまのご褒美おやつです。一回に2粒づつ」

「これを10回くらい、30分くらいを目安にくり返します。ジョセフィーヌさまが飽きてこられたら、ちょこんと座り込まれるので、そうしたら早めでも切り上げていいです」
「これが朝夕のジョセフィーヌさまとのお散歩の全行程です。戻るときはゴミも含めて全部持ち帰るのがお屋敷のルールです」

 私がご説明し終えるのを見計らっていたみたいに、ジョセフィーヌさまがフリスビーを咥えられて一目散に戻ってこられました。
 ジョセフィーヌさまからフリスビーを受け取り、フリスビーを一旦芝生に置いて右手でジョセフィーヌさまのフワフワな頭をよーしよーしとワシワシ撫ぜながら、左手のひらを開いてビスケットを差し出します。

 ジョセフィーヌさまのお鼻先が私の左手に突っ込まれ、私の手のひらがベロベロと舐められ私は背筋が軽くゾクゾク。
 この感触を早くもっとからだのあちこちの箇所で存分に味わいたい、と思ってしまいます。

「こんな感じだから麗子さんもやってみる?」

「あ、はい!ぜひやらせてくださいっ!」

 ジョセフィーヌさまがご褒美を味わい終えられ、もっと、という感じで私の顔を見上げられたので、倉島さまにお役目を振ってみます。

「ジョセフィーヌさま、今度はわたしからいきますよ?」

 フリスビーが倉島さまの手に渡ったので、私から数十センチくらい離れた倉島さまのもとへと尻尾をフリフリ近づいていかれるジョセフィーヌさま。
 倉島さまの性的興奮はすっかり鳴りを潜めたようで、両乳首はすっかり陥没されていました。

「それではいいですか?ジョセフィーヌさま。はいっ、それえっ、フェッチですぅ」

 倉島さまが満面の笑みと上ずられたお声で楽しげにフリスビーを放り投げると、青いフリスビーは高々と舞い上がり、それでもそれなりに距離も出そう。
 へー、倉島さまってフリスビーをフォアハンドで投げるんだ…
 投げる寸前に勢いよくバックスイングしたとき、形の良いおっぱいが突き出されるようにグイッと全開になって綺麗かつセクシーでした。

「うわー、一生懸命追い掛けてる。早い早い、可愛いっ!」

 はしゃぐ倉島さまにご褒美ビスケットをふたつ握らせ、ジョセフィーヌさまのお戻りを待ちます。
 やがて戻ってこられたジョセフィーヌさまは、迷うことなく倉島さまのほうへフリスビーを差し出されます。

 右手でジョセフィーヌさまの頭を撫でながら、左手のひらをベロベロ舐められている倉島さま。
 いやん、くすぐったーい、でもなんか気持ちいい、なんてきゃあきゃあはしゃぎながら、おそらくワンちゃんとの生まれて初めての触れ合いを満喫されているご様子。

 ご褒美を食べ終えお顔を上げられたジョセフィーヌさまが私のほうに、何かおっしゃりたげな視線をくださいました。

「明日からはそのかたがジョセフィーヌさまのお散歩のパートナーになります。仲良くしてあげてくださいね…」

 実際に声に出してジョセフィーヌさまにお願いすると、ジョセフィーヌさまは私のほうへゆっくりと近づかれ、私の股間を長い舌で一度だけペロンと舐め上げてくださり、また何事もなかったように倉島さまの元にお戻りになられました。
 あんっ、まるで何もかもわかっていらっしゃるよう…
 私のマゾ心に小さな火種が灯ります。

 幸い倉島さまの位置からは、私がアソコを舐め上げられたのまではわからなかったようで、ムラムラに火が点いた私の火照り始めた顔をキョトンとしたご表情でみつめられていました。
 その後、三投、四投は、ご褒美を手渡す以外、全部倉島さまにお任せしました。
 
 ジョセフィーヌさまに手のひらを舐められるたびにきゃあきゃあはしゃがれる倉島さま。
 そんなお姿を微笑ましくも羨ましく眺めていた私は、倉島さまが五投目を投げられた後、後ろ手に隠した自分の左手のひらにチーズ味のペーストをたっぷりとチューブから絞り出していました。

2024年9月15日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 13

「あ、帰ってきたね。意外と早かったじゃん」

「あたし今頃、直子は倉島さんと泡まみれになってグッチョングッチョンにヤられてると思ってたんだけどね」

「新顔のM女相手でも直子はネコなんだ?」

 みなさまの失笑を誘う会話は、五十嵐さま、お姉さま、中村さまの順です。

「直子たちはまだ仕事があるから、アルコールはダメね。でもとくに直子は先生にあんなに責められて喉カラカラなんじゃない?これでも飲んで一息つきなさい」

 お姉さまのご指示でお姉さまと里美さまのあいだに座らされた私たち。
 お姉さまの隣に私、その隣に倉島さまで里美さま、の前に大きめなスポーツドリンクのペットボトルがそれぞれ置かれます。
 いただきます、と手に取って口をつけたが最後、一気にゴクゴクゴクと半分くらいまで飲み干してしまいました。
 倉島さまも美味しそうにゴクゴク飲まれています。

 そこへ厨房ホールのドアが開いて、寺田さまがお姿を現わされました。
 丈が短く胸元も大きく開いたバスローブのようなものを羽織られ、ウエストを緩く紐で結んでおられます。
 その下は、あれ?素肌?

「ふうーっ。カレーの仕込み、やっと終わった。突然9人分の仕込みなんて野球部のマネージャーにでもなった気分。みんな、今日の晩ごはんは想定外で準備していなかったからカレーだけだから。ごはんもたっぷり炊くしパンとフルーツもあるし、みんな好きなときに好きなだけ食べて、あとはアルコールでごまかして」

 大きなお声でそれだけおっしゃった寺田さまは、私たちのテーブル真向いのお席にどっかりと腰を落ち着かされ、缶ビールをプシュッと開けてゴクゴク飲み干されます。
 大きくはだけた胸元からたわわなおっぱいの丸みが半分くらい覗いています。

「あ、うち寺っちが作ったカレー大好物だからラッキー」

 お気楽なご感想を述べられたのは五十嵐さま。

「寺っち、今日はお疲れだねー。寺っちのいやらしいヨガリ声がこっちにまでガンガン聞こえてたよ。先生、ノってるみたいだね」

 中村さまがからかうようにおっしゃると、お疲れ気味なお顔で応えられる寺田さま。

「そうなのよ。さっきの直ちゃんの達磨縛りで先生の創作意欲に火が点いちゃったみたいでさ。時代物を始めっちゃって、女囚の折檻だ、身体検めだ、後ろ手縛りでイラクサ責めだ、肥後ずいき挿れろ、ってやらされて…まあ、アタシも気持ちいいから良いんだけどさ」

 寺田さまったら、あの後もあるじさまから執筆のためのモデルとして折檻を受けているみたい。
 だからあのバスローブの下は今でも裸で、そう言えば両手首やチラチラ見える二の腕両方にクッキリ縄痕が付いていらっしゃる…
 羨ましいと言うか、恐ろしいと言うか…

「あ、あなたが倉島さん?ようこそいらっしゃいませ。へー、これまた可愛らしい子じゃない」

 缶ビールを一缶飲み干されて二缶目を開けたときに、今気づいたというようにお声掛けされる寺田さま。
 バスタオル一枚のおからだをビクンと震わされ、おずおず立ち上がられた倉島さま。

「あ、はい。倉島麗子と申します。このたびはお招きありがとうございます。予定よりも早くお邪魔してしまって申し訳ありません。これから、えっと、数日間、よろしくお願いいたします」

 大げさにお辞儀をされバスタオルが外れないかとヒヤヒヤしましたが、無事再び着席されます。

「それであなたは、この直ちゃんに憧れているのね?」

「あ、はい」

 寺田さまが色っぽいニヤニヤ笑顔で私を見つめます。
 私は今さっき聞いたことで、あるじさまと全裸の寺田さまとのあれこれを妄想してしまい意味もなくドギマギ。

「でもほどほどにしておいたほうがいいかもよ、アタシが見たところ直ちゃんて天性の筋金入りな変態さんだから」

 私と倉島さまに向けてパチンとウインクされた寺田さまの艶っぽさに私はズッキュン。
 倉島さまは、そんなこと知っています、とでも言いたげに澄ましたご表情で私の裸を熱っぽく見ています。
 無言で私たちの様子をご覧になられていた寺田さまが気を取り直されるように缶ビールに唇をあてられ一口飲まれた後、みなさまを見回されておっしゃいます。

「そういうことで、いつまた先生からお声がかかるかわからないから、今夜のアタシは食事当番が出来ないってわけ。だからみんなよしなにやってね。晩ごはんの時間見計らってスイッチやコンロの火を点ければだいたい一時間ほどで出来上がる手筈にはなっているから」

 アタシの話はこれでおしまい、とでもおっしゃるように、お隣の中村さまに笑顔で何事か話しかけられる寺田さま。
 お話が一段落するのを待っておられたかのように、私にお話を振ってこられたのはお姉さま。

「そう言えばさっき里美から聞いたのだけれど、明日から来るシーナさん主催のご一行、ジャクリーンと小野寺さんはわかるけれど、あたしの知らない人まで直子のことは知っているって、どういうことなのよ?」

 問い詰めるようなからかっているような、全体的にイタズラっぽい雰囲気なお姉さまのご口調。
 お姉さまってば早々と、少し酔っ払われているかも。

「あれ?それで、えっと誰が来るんだっけ?」

 お姉さまの天然ボケに即答される里美さま。

「はい。シーナさんと艶美の小野寺さん、それにエステティシャンをやっておられるという若い女性がおふたり。あとセレクトショップをやっておられる店長さんと、そこでネイルアートを担当されている、確か小野沢さんとおっしゃる女性。それにわたしとレイコと運転手の本宮さんが飲み会に出席したメンバーでした」
「あとふたりくらい当日増えるかもしれないということと、アンジェラさんはご多忙でご欠席、ジャクリーンさんは一日遅れて参加される、とのことでした」

 エステティシャンをやっておられるおふたりとは、私の陰毛を施術していただいたとき、インターン扱いだったリナリナトリオのうちのどなたかおふたりでしょう。
 セレクトショップの店長さまというのは、私が裸コートで冒険した最後にシーナさまが連れてってくださった西池袋のお店の店長さまである古泉純さま、そこでネイルアートをご担当されていたのは、確か小野沢桜子さまというお名前だっだはず。
 あれ?でもこの裸コートのお話もお姉さまにはお話したような気もするけれど。

「ジャクリーンさんは別として、M女ぽいのはレイコしかいないみたいだから、レイコは覚悟しておいたほうがいいわよ、っていうお話でした」

 里美さまのご説明が終わり、みなさまがお姉さまにご注目されます。

「そうそう。そのセレクトショップの店長ていうのは何者なのよ?」

 わざとらしく問い詰めるように怒った演技をされるお姉さま。
 やっぱりお姉さま、愉しんでいらっしゃる。

「前にお話ししたと思いますけれど、お姉さまと知り合う前に、シーナさまに裸コートを見抜かれて連れて行かれた西池袋のセレクトショップの店長さまです。営業中の昼間のショップで丸裸にされておっぱいとアソコの土手にスキンアートを施されるところをご来店されたお客様にたくさん視られたっていう…」

 弁解している最中、我ながらとんでもなく破廉恥なことをしていたな、と思います。
 あれから古泉さまにも小野沢さまにも会っていませんが、今出会ったらどんな気持ちになるのでしょう。

「はいはい、何だか聞いたような覚えもあるわね。でも倉島さん、直子ってこういう女なのよ。誰にでも見せちゃって誰にでも弄らせちゃうど淫乱ど変態娘。まあ、男が死ぬほど苦手だってところに救いはあるけれど…」
「昨日だって、高校生の頃、年上のピアノの先生と乳繰り合ってたっていうのを聞かされたし、その先生は今でも立派なM女さんで先週ここで虐められてたっていうじゃない。まあ類は友を呼ぶっていうか、直子の周りにはドスケベと変態ばかりが集まってくるの」

 そこでワイングラスの白ワインをクイッと飲み干されたお姉さま。

「まあ、あたしもそのひとりで、おまけにネトラレぽいらしいからあまり気にしてないけれど倉島さん、直子に憧れるのもほどほどにしておいたほうが身の為よ。一歩でも間違うと即、人生破滅しちゃうからね。お友達は選びなさいよ」

 そこまでおっしゃってお姉さまが妖艶に微笑まれ、お話が終わります。

「はい。わたしはまだまだ直子さまの足元にも及んでいませんから、直子さまから性の愉しみ方やマゾヒストの真髄をどんどん学び取りたいと思っています」

 またまたリアクションに困ることをおっしゃてくださる倉島さま。
 ふと目を上げると五十嵐さまがビデオカメラをこちらに向けています。
 お姉さまは角田さまと、寺田さまは中村さまと本宮さまとご雑談、里美さまはスマホを弄っておられます。
 時刻は午後5時を過ぎて、まだ倉島さまのバスタオルを剥ぎ取ろうとするかたは、どなたもいらっしゃいません。

 倉島さまからの熱い視線を乳首付近に感じつつ、しばし過ぎ行く手持ち無沙汰な時間。
 中村さまが静かに席をお立ちになられ厨房のほうへ行かれたと思ったら、すぐに大きめのトートバッグを手に戻られました。
 あれはジョセフィーヌさまのお散歩セット。
 そのトートバッグがテーブルの上にドンと置かれます。

「そろそろ時間だから仕事の引き継ぎを済ませちゃいましょう。倉島さんに直子から説明してあげて」

 トートバッグを指差しつつの中村さまのご指示に、はいっ、と思わず立ち上がってしまった私。
 つられて倉島さまもビクッと小さく震えた後、おずおずと立ち上がられました。
 みなさまのご注目が集まる中、倉島さまと向き合います。

「えっと、お仕事というのはジョセフィーヌさまのお散歩です。あ、ジョセフィーヌさまというのは、あるじさま、名塚先生が大切にされているワンちゃんの女の子で、ゴールデンレトリーバーというフワフワなご犬種で、とても賢いワンちゃんさまです」
「朝の8時前と夕方の5時半頃から毎日二回、ここから歩いて10分くらいの広場までご一緒にお散歩して、そこでフリスビーとかで30分くらい遊んで差し上げる、というのがお仕事の内容です」

 他に何か付け加えることあったかな、と思いながら倉島さまのお顔を見ると、なんだか嬉しそう。

「わたし、ワンちゃんとかお猫さまとか何かペット飼ってみたいなって思っていたんです。実家では親が嫌がって飼えなかったから。中でもゴールデンレトリーバーって頭良いんですよね?気になっていた犬種だったからとても楽しみです」

 涼し気な瞳をキラキラ輝かせてワクワク顔の倉島さま。
 
「まあ、そんな感じね。今日の朝まで直子にやってもらっていたんだけど、明日の朝から帰るまでは倉島ちゃんにお願いするわ。で、これから直子に付いて行って段取りを覚えてもらうと」

 中村さまが何やら褐色のお飲み物をクイッと傾けられた後おっしゃって、急にイタズラっぽいニヤニヤ顔になられます。

「でも、肝心なことを教えていないんじゃない?」

 中村さまがからかうように私に尋ねられます。

「えっ?」

 ただただ戸惑う私。

「散步のときのM女の格好のことよ」

 中村さまが全裸の私をしげしげと見つめながらイタズラっぽくおっしゃいます。
 あっ、と、うろたえる私。
 今の私の姿を見れば、倉島さまも薄々お気づきとは思いますが…

「あっ、あのう…それで、お散歩のとき、あるじさまはジョセフィーヌさまでM女はペットですから、ペットの格好は基本、生まれたままの姿です…」

 申し訳無い気持ちで倉島さまに告げます。
 倉島さまの肩が小さくビクンと震えます。
 あわててつづけます。

「あ、でもこの辺り一帯はあるじさまの私有地なので、一般の人はどなたも入ってこられません。現に私の滞在中もお散歩中にお身内以外のかたには一切会っていませんし、ジョセフィーヌさまもリードを着けずにご自由に走り回られておられますから、裸でもまったく安全です…」

 弁解がましくお散歩の安全性を力説する私。

「でも露出大好き見せる子ちゃんな直子にとっては、視てくれる人がいないのが不満だから、必要以上にジョセとイチャイチャしては全身をジョセの足跡だらけにして毎日帰ってきてたんだよね?」

 ビデオカメラのレンズをこちらに向けられた五十嵐さまから、からかうように決めつけられて、私はあまりの恥ずかしさでみるみる赤面。
 倉島さまも驚いたように私を見ています。

「直子の見解は基本的に合っているわ。それで直子は倉島さんをどう指導するのかしら?」

 中村さまがイジワルっぽく真面目なお顔で私に詰問されます。
 そのとき私は理解しました。
 みなさまは、私の手で倉島さまのタオルを剥ぎ取ることをご期待されているんだ、と。

「麗子さん?ちょっと失礼します…」

 私の右手が倉島さまの胸元に伸び、倉島さまが胸元を押さえられるより一瞬早く、私の右手がバスタオルの折り目を掴んで、そのままスルスルと剥ぎ取りました。

「きゃっ!」

 ひと声叫ばれた倉島さまが、遠ざかってゆくバスタオルを恨めしげにご覧になりつつ、すかさずヴィーナスの誕生ポーズ。
 おっぱいを庇っている右腕から零れ落ちている右乳首はしっかりと尖っていました。

「おおっ、必死に隠しちゃって、初々しいねえ」
「今じゃ何もかもおっ広げな直子とは大違い」
「それにしても倉島ちゃんて肌、白いよねえ」
「肌の白い人って陽焼けすると赤く染まっちゃって痛々しいんだよね」

 みなさまがご勝手なご感想を述べられる中、里美さまだけがワザとらしく怖いお顔をお作りになり、首を左右にゆっくり振られます。
 それをご覧になられ、観念したようにゆっくり両手を頭の後ろに持っていかれる倉島さま。

「ふうん、里美もちゃんと躾けているじゃん。どう?倉島ちゃんの伸びしろは?」

 お姉さまが嬉しそうに里美さまに尋ねられると…

「有望だと思いますよ。直子の域までいくのはまだまだですけれど」

 ここにいるみなさま、私がリアクションに困るコメントしかしてくださいません。
 そうしているあいだにお姉さまのお綺麗な顎が私に向けてクイッと上向きに動かれ、私もすかさずマゾの服従ポーズ。

「うわっ、一気にこの場が性奴隷市場みたいに艶かしくなっちゃった」

 五十嵐さまがお独り言みたいにそうつぶやかれると、中村さまが茶化すようにその後をつづけられます。

「ねえねえ、寺っちも裸になって同じポーズでそこに並んでみてよ。見比べてみたい」

 そんな破廉恥なご提案に嬉々としてノられる寺田さま。

「おっけー」

 スルスルっとローブを脱がれて一糸まとわぬお姿で私の横に並ばれました。

「うわっ、何て言うか、壮観だね」
「うん、ビフォアアンドアフターって言うか、使用前使用後みたいな…」
「M女ってこういうふうに進化していくんだね」
「寺っちの肌のあちこちに残っている縄の痕が淫靡…」
「みんな思わず虐めたくなるからだだよね…」

 みなさまお好き勝手なご感想を述べられています。
 
 真っ白いおからだで本当に恥ずかしそうにポーズを取られる倉島さま。
 全身陽に焼けて、何もかもさらけ出して、それでもやっぱり恥ずかしい気持ちのままポーズを作る私。
 視たいなら視ればいいわ、とでもおっしゃりたげに自信満々で淫猥な陽焼け跡と縄痕を魅せつけられるようにポーズをお取りになられる寺田さま。
 確かにM女の行き着く先は、こんな進化を遂げるのかもしれません。

「で、そろそろ時間だから、M女デビューの倉島ちゃんを生温かく送り出しましょう」

 中村さまが茶化すようにおっしゃったとき、大広間のどこからかトゥルトゥルと電子音のような音が小さく響きました。

「あ、内線、先生からだ」

 寺田さまがいち早くご反応され、厨房近くの壁に掛かった電話機に全裸のまま取り付かれました。

「あ、はい、寺田です、あ、はい、はい、あ、えっと、直子、いえ、オナ子は午後に帰るはずだったのですがまだいまして、これからジョセフィーヌの散步です、新しいM女が予定外に今日来まして、散步のレクチャーも兼ねて…あ、はい、アタシは全然大丈夫です、あ、はい、すぐに馳せ参じます…」

 ご従順な下僕のように受け答えされるご様子と、そのダイナマイトボディとのギャップがアンビバレントな寺田さま。
 私もお姉さまと、名塚先生と寺田さまのようなご関係になりたいなと、ふと思います。

「聞いての通り、アタシは先生の下に戻るから、あとはよしなにね。解放されたらまたみんなと飲むからね」

 それだけ言い残されて寺田さまは全裸のまま奥の通路にそそくさと消えていかれます。
 取り残された真っ白と陽焼け肌、ふたつの全裸。

「そろそろ出発だから、おめかししてあげましょう」

 中村さまがご冗談ぽくおっしゃり、まずふたりの首輪にそれぞれ麻縄に似たリードが取り付けられます。
 先端は持ちやすいように輪っかになり、ふたりとも股間の下20センチくらい余る長めのリードです。

「それから直子にはこれね」

 今朝方着けられたネコミミカチューシャとキツネさんの尻尾プラグ。

「今はさすがに浣腸はしないであげるけど、絶対に抜いては駄目よ」

「はうっ、んーっ!」

 カチューシャをかぶせてくださった後、なんの準備もしていなかった私の乾いた肛門に無理矢理プラグを捩じ込まれる中村さま。
 少し痛かったけれど、それを嬉々として飲み込んでしまう私のお尻の穴。

「それで、あなたにはこれを貸してあげる」

 五十嵐さまが倉島さまに手渡されたのはハンディビデオカメラ。

「散步のあいだ、直子が色々恥ずかしいことをすると思うけれど、倉島ちゃんはそれをしっかり目と映像に焼き付けて、一歩一歩立派なM女に近づきなさい」

 お姉さまが真面目なお顔で倉島さまにおっしゃると、倉島さまもうんうんと神妙なお顔で頷かれています。
 
 時刻は夕方5時半ちょっと前、仲良く首輪とリードにサンダルだけの全裸、あ、私はネコミミとアナルプラグも着けていますが、なふたりは、みなさまに見送られてお外へと放り出されました。


2024年9月9日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 12

 里美さまに手を引かれてお車から降りてきた女性は、黒いアイマスクをさせられ、首に細めの黒い首輪、足元の白いサンダル以外の衣類は身に着けていませんでした。

 アイマスクでお顔の半分は隠れてしまっていますが見たところまだお若い感じで、襟足までのショートカットにスレンダーな体躯。
 小ぶりながら形の良い乳房にスラリとしたお腹、両腿の付け根にはあまりお手入れをされていないように見受けられる密度の薄い陰毛が逆三角形に翳っています。
 何よりもまったく陽焼けしていない全身の青白い素肌が、この数日、陽焼け肌を見慣れた目には妙に艶かしくて淫猥に感じます。

「あれ?あなたたちって、明日からの予定じゃなかったっけ?」

 お姉さまが里美さまに訝しげにお声がけ。

「はい。その予定だったのですけれど、この子がわがままを言い出しちゃって…」

 すっかり車を降りられたその彼女は、右手は里美さまに握られたまま、左手を股間に添えて隠しつつ、うつむかれています。
 目隠しをされたままですから周りの状況などまったくわからず、その上からだは全裸なのですから、さぞかしご不安かつ恥ずかしいことでしょう。

「木曜日に顔合わせも兼ねてシーナさん主催の飲み会をやったんです」

 私たちの目前、一メートルくらいの位置で裸の女性と手を繋いだ里美さまがご説明をつづけます。
 五十嵐さまと角田さまに加えて、いつの間に戻られたのか中村さまも加わられ、おふたりをグルっと取り囲まれています。

「そのときに運転手の本宮さんも参加されていて、本宮さんが、前日にチーフたちをここまで迎えに行くんです、って言ったら、この子が、直子さまがいるんですよね?直子さまも一緒ですよね?って」
「ひと目でもいいからどうしても直子さまに会いたいから一緒に前日に連れて行ってくれ、って言い出して、シーナさんが、そこまで言うなら行けばいいわ、M女が途切れないから先方も退屈しないでしょう、って許可が下りて」
「面識ない子をひとりで行かせるわけにもいかないのでわたしが付き添いで来たんです」

「ふうん、この子って里美が新しく雇ったバイトの子よね?そこまで直子に憧れているんだ…」

 お姉さまがその彼女の白い素肌を値踏みでもするように上から下まで眺めながら、嬉しそうにされています。
 私は、新しいバイトの子なんだ、でも私のことを知っているんだ?と何も聞かされていなかったことに少しの憤りを感じつつも、その髪型や佇まいにそこはかとない既視感を感じていました。

「あ、かなちゃんは、里美は知っているよね?去年もあたしたちと来たし」

 お姉さまが中村さまに尋ねられると、

「うん。あなたたちの中ではけっこうM女弄りのうまい、ノリのいい子だなと思ってた。こっちの裸のお嬢ちゃんは新顔よね」

 そうお応えされた中村さまも、彼女の素肌を舐めるように見つめられています。
 彼女の青白い素肌は全身がほんのり薄桃色に染まり、両乳首も精一杯背伸びするように尖り勃ち、この理不尽な状況にも彼女が性的興奮していることを如実に顕しています。

「目隠し取ってあげるから、ちゃんと教えた通りみなさんにご挨拶なさい。ほら、レイコの両手はそこじゃないでしょ?ちゃんと言い付け通りにしなさいっ!」

 里美さまが繋いでいた手を離されると、すかさずその手をおっぱいの前に持っていって隠されようとされる彼女。
 お尻へのビンタと共に、それをビシッと窘められる里美さま。
 彼女の両手がおずおずとご自分の後頭部に上がっていかれ、両腋までも露わにしたマゾの服従ポーズ。
 腋毛の処理も若干甘めです。

 彼女の背後に回られた里美さまが彼女のアイマスクを外されようとしています。
 その真正面に私、彼女のアイマスクがゆっくり外されます。

「あっ、直子さまっ!」

「あっ…」

 ふたり同時に声を上げていました。
 私の理由は思いがけなく、まさしく見覚えのあるお顔だったから。

「わ、わたしは倉島麗子というえっちに虐められることが大好きで、直子さまのような素敵なマゾヒストになってみなさまの慰み者になりたい女です…本日はお招きいただきましてありがとうございます…まだまだ至らない点も多々あるとは思いますが、みなさまのご指導ご調教のほど、よろしくお願いいたします…」

 ほんの数ヶ月前、セルフボンデージのレクチャーで倉島さまはお客様、私は緊縛モデルのM女として出会い、そのときはクールな見た目ながら熱心で頭の良さそうなかただな、くらいにしか思わなかった、私と同い年の大学三年生の女性。
 その倉島麗子さまが、マゾの服従ポーズで恥ずかしそうに頬を染めています。

「へー、あなた、直子に憧れているんだ?ただのドマゾな直子の何にそんなに惹かれるの?」

 五十嵐さまが混ぜっ返すようなニヤニヤ笑いでお尋ねになります。

「そうですね…ご自分の欲望に真摯で貪欲なところ、です。あと、やられていること、やらされていることはとんでもないのに、直子さまがやられると可愛らしくてチャーミングに見えるところ…ですかね」

 私の瞳をまっすぐ見つめて頬を赤らめながら、私のほうが気恥ずかしくなるようなお言葉をくださった倉島さま。
 そして唐突に、私がまだノーズクリップを着けっ放しな豚っ鼻であったことを思い出しました。
 うわっ、恥ずかしい…でも突然外すのもヘンだし、お許しももらっていないし…

 急激に赤面しつつうろたえていると、みなさまが会話されているあいだにお車を駐車場に移動されていた本宮さまが、徒歩で静かに戻っていらっしゃいました。
 つかつかとお姉さまの前まで来られて、お辞儀をひとつ。

「これはひとつご提案なのですが、今日ここまで走ってきた感じで、高速は上りも下りもかなり渋滞していました。上下ともどこかで事故があったようで」

 本宮さまがお姉さまに、お仕事のご報告のように事務的にご説明を始められます。

「今日は土曜日ですし天気もいいことに加えて事故処理ですから、夕方過ぎまでこんな感じがつづくと思われますので、たとえば4時頃にここを出たとしても、ご自宅に着くのは9時近くになるかと」
「逆に夜の8時9時に出発すれば2時間くらいで東京に着くと思います。だから差支えなければ出発を夜まで伸ばされたほうがよろしいかと」
「もちろん渡辺さまに何かご予定があって何時までに帰りたいというご要望があれば善処はいたしますが…」

 本宮さまのご提案を黙って聞かれていたお姉さまが笑顔でご返答。

「別に帰ってからの予定なんて無いし明日は日曜だし、あたしは帰れれば夜中でも夜明けでも何時でもいいわよ。本宮さんにお任せ」

 お姉さまのお言葉を引き継がれたのは中村さま。

「だったらこの子、倉島さんだっけ、に直子の仕事の引き継ぎも出来るじゃん。ジョセの散歩。倉島さんも少しのあいだだけど憧れの直子と過ごせるし」

 こうして私たちの数時間の滞在延長が決まりました。

「運転手さんが来てくれたから、これで心置きなくお酒が飲めるわ」

 お姉さまの嬉しそうなお言葉。

「新しく来たM女志願の子も可愛らしいし、うちらももう一泊させてもらおっか?」
「いいんじゃない。明日は日曜だし」

 五十嵐さまと角田さまもお顔を見合わせて嬉しそう。

「寺っちに新しいお客様がみえたことを知らせきゃ。夕飯の用意も想定外だし」

 中村さまは思案顔で玄関口に向かわれます。

「直子は軽くシャワーしてから広間に来なさい。倉島さんも汗ばんでるみたいだから直子と一緒に行くといいわ。直子、倉島さんにここでの心構えとか、軽くレクチャーしてあげなさい。あんまり長湯はしないように。そうね、15分くらい見当で広間に戻ること」

 お姉さまにそれだけ言い渡され、お姉さまは里美さまとご一緒に玄関口に消えていきます。

「…こ、こんにちは…」

「こんにちは…」

 数か月ぶりの再会に、ふたりぎこちなくご挨拶。
 ふたりとも首輪とサンダルだけの全裸で、おまけに私は鼻の穴を上に引っ張られた豚っ鼻。

「こんな顔でごめんなさいね。ついさっきまで辱めをいただいていたから…」

「いえいえ、とてもチャーミングですごく似合っています」

 リアクションに困るお応えをくださる倉島さま。

「えっと、バスルームはこっちにあるの…」

 会話がつづかなくて、無言のまま木立に立ち入っていく全裸の女性ふたり。
 私が先に立ち倉島さまが少し遅れ気味になったとき、倉島さまから含み笑い交じりのようなお声がかかりました。

「直子さま、お尻にも尻尾付けてもらっているんですね?」

「えっ?」

 あわててお尻に手を遣ると、柔らかくて短い紐のようなものが。
 焦って紐部分を引っ張るとスポンと抜けたのは小さめ細めのアナルプラグ。
 立ち止まってしげしげと見ると、紐状のところはピンクに近い肌色の柔らかいゴム製でクルンと丸まっています。
 つまり豚さんの尻尾。

 さっきの達磨縛りのとき、どなたかがイタズラ心で挿入されたのでしょう。
 確かにあのときは全身性感帯でしたが、事後でもそれが挿入されているのがわからないくらい、私のお尻の穴って拡がっちゃっているんだ…
 その尻尾を隠すように左手に握り、地味にショックでしばらく無言で歩きます。

「あの、里美さまのところでバイトされているのですよね?いつから始められたのですか?」

 無言に耐え切れなくなって、私のほうから当たり障りのない会話を始めてみます。

「えっと、お盆開けた頃からですね。毎日じゃなくて週二、三回くらいです。配送のお手伝いとか在庫品の確認整理とか」
「お店に新しい麻縄をひとりで取りに行ったときに、私が大学で被服学科を専攻しているって言ったら、だったらうちの店でバイトしてたら就職先もすんなり決まるかもよ、って愛川さまに誘われて」

 いくぶん陽の翳った夕方間近ながら晴天の芝生を並んで進む全裸なふたり。

「暇なときには下着姿や裸で自縛の練習とか、新しいえっちなオモチャのモニターとかもやらされています。でも、直子さまにもう一度会えるかもしれない、っていうのがバイトをしている一番の理由です」

 倉島さまがまたまたリアクションに困るようなお言葉をおっしゃったとき、例の全面ガラス張りシースルーバスルームの前までたどり着いていました。
 ふうん、やっぱり里美さまはもう倉島さまと、ヤるべきことはヤッているんだ…

「なんなんですかこれっ!丸見えじゃないですかっ!」

 呆れたように大きなお声を出された倉島さま。

「この別荘のあるじさまのご趣味だそうです。ここでM女を虐めて、それをみなさまで眺めたり」

 苦笑交じりに説明する私。
 こんな屋外バスルームを初めて見せられたら、そういうご反応になるのはあたりまえです。

 ガラスのドアを開けて中に入り、ふたりまず首輪を外します。
 私はこれでやっとノーズフックからも解放されました。
 倉島さまが、私のそこだけ真白く残る首輪の陽焼け跡を眩しそうに見つめています。
 タオル類はひとり分しか用意されていないので、それを持ってふたりで浴室に入ります。

 最初のシャワーは倉島さまに譲り、私はそのあいだに髪が濡れないよう上にまとめています。
 少しうるさく感じるシャワー音の向こうから倉島さまのお声が聞こえてきます。

「あのう、この別荘のあるじさまって、どんなかたなんですか?怖いけれど偉い女性のかた、とは聞いているんですけれど…」

 里美さまってば、お姉さまと同じご説明をされているんだ、と思います。
 教えて差し上げても良いけれど、それではちょっとつまらないかな?でも同人小説を書かれている倉島さまなら先生のこともご存じで、感激されるかもしれないし…
 少しのあいだ考えてから、やっぱり教えて差し上げることにします。

「倉島さんは、百合薔薇学園サーガ、っていう小説シリーズ、ご存じ?」

「あ、はい。名塚毬藻先生ですよね。わたし、あの中の、かなり昔のお話ですけど古本で読んだ鬼百合と姫小百合っていうお話が大好きで…」

 ああ、やっぱり、と私も嬉しくなります。

「その名塚先生がここのあるじさまです。ふだんは品があっておやさしいかたなのですけれど、執筆中はお人が変わられるので覚悟されていたほうが良いかもしれません」

 あるじさまの本気ビンタの痛みを思い出しながら、ぼやかした感じでアドバイス。
 シャワーを交代して、私はシャワー、倉島さまはソープでからだ洗い。

「あのう、直子さま?」

 全身を泡だらけにされた倉島さまがおずおずと語りかけてきます。
 はい?と久しぶりのシャワーを気持ち良く浴びつつ応える私。

「直子さまはわたしの憧れなのですから、わたしに丁寧語は不要です。なんなら上からの命令口調でもいいですし、名前も、倉島とか麗子とか呼び捨てにしてください」

 今まで言われたことのない懇願に困惑する私。

「そんなこと言われても…同い年みたいだし、私のほうこそ、直子さま、なんてなんだかこそばゆくて…」

「いいえ、これは譲れません。直子さまはわたしのアイドルなんですから」

「だったら私は、麗子さん、って呼ぶね。それで出来るだけ普通に会話するから、それで許して」

 同い年のM女志願な女の子にもマゾっぽく許しを乞うてしまう私。
 そんな感じに少しだけ打ち解けたふたりは、背中の流しっこなど軽いボディタッチはあったものの、濃ゆいまさぐり合いなどはしないままシャワーを終えました。

 そのあいだに、倉島さまはこの滞在中にあるじさまによって陰毛を剃られ、パイパンを維持するためにエステの施術を受ける計画があることが聞き出せました。
 浴室を出て、いざからだを拭こうと思ったとき、バスタオルも一枚しかないことに気がつきます。

 バスタオルもまず倉島さまに譲って、倉島さまがおからだを拭く姿をボーっと眺めていたとき、違和感に気づきました。
 最初に出会ったとき、宙を衝くように尖り切っていた両乳首が今はひっそり。
 それどころか、恥ずかしがるように奥まで引っ込み凹んでいるんです。

「あ、これですか…」

 目を丸くして見つめる私の視線に気づかれたのでしょう、倉島さまがバスタオルを私に手渡しながら恥ずかしそうにお言葉をつづけます。

「わたし、陥没乳首なんです。刺激されるとムックリ起き上がるのですが、普段はこの通り引っ込み思案なまま…」

 初めて見た気がします。
 あ、でもしーちゃんもそんな感じだったかもしれない…
 興味津々で倉島さまのおムネを凝視しつつ首輪を嵌めると、倉島さまもつられて首輪を嵌め直します。
 そのとき少し、イタズラ心が湧きました。

「ねえ、麗子さんのおっぱい、少し触ってみてもいい?」

「あ、はいっ!どうぞご自由に。直子さまに触っていただけるのでしたら光栄です…」

 パッと頬を紅潮させられる倉島さま。
 両乳首も心なしかヒクッとご反応された気がします。

 向かい合って両手を倉島さまの両乳房にゆっくり近づけていきます。
 皮膚の感覚がぶつかり、ちょっと固めながら手のひらにちょうどいいサイズの滑らかな脂肪の感触。
 そのまま両手をゆっくりニギニギすると、みるみる洞窟から乳首がせり上がってきました。

 ムックリと勃ち上がった乳首をすかさず逃さず指のあいだに捕まえて、ギュッと挟むと、あんっ!またギュッと挟めば、あんっ!
 目の前の倉島さまが眉根にシワを寄せて切ないお声を上げています。
 その悶え顔が可愛くてしばらくのあいだ、あんあんあんあん喘がせていたのですが、ふと、早く戻ってくるよう言い渡されたことを思い出します。
 パッと両手を離し、洗面台に放置してあったノーズフックと豚さんの尻尾を掴みます。

「バスタオルは麗子さんが巻いていいから。急いでみなさまのところへ戻りましょう」

「ああん、そんなのずるいです。わたし濡れちゃいました。最後までシてくださいぃ」

 倉島さまが甘えたお声でおねだり。

「早く戻ってこいっていうご命令でしょう、バスタオル巻いて、早く行きましょう」

 後ろ髪を引かれる思いで魅力的な誘惑を断ち切ります。

「あれ、バスローブとかは用意されていないのですか?」

「ここではM女は基本全裸なの。麗子さんは来たばかりで慣れていないから、まずバスタオルを巻いて様子を見ましょう。大広間でどうなるかはわからないけれど」

 きっとみなさまの目前に出るや否やどなたか、たぶん里美さまに没収されてジロジロじっくり、全身くまなく視られしまうとは思いますが。

 胸から下を真っ白いバスタオルで隠した倉島さまの手を引いて、バスルームを出る私は首輪とサンダルだけの全裸。
 さっきよりもまた少し翳った芝生を早足で進み木立を抜けて正面玄関へ。

 扉に鍵は掛かってなく、重々しい外開きの扉を開けた途端にハッと息を呑まれる倉島さま。
 初めて足を踏み入れた人ならどなただってそうなるでしょう。

 壮麗な沓脱を超えてお洒落な室内履きに履き替え、もう一枚の観音開きを超えて大広間に着いても、倉島さまは唖然とするばかり。
 豪華な大広間の一画に、いささか不似合いな庶民的な服装をされたみなさまがたむろっておられます。
 ほとんどのかたはTシャツかスウェット姿、一番フォーマルぽいブラウス姿なのは運転手の本宮さまだけ。

 みなさまが囲まれるテーブルには色とりどりの飲み物とおつまみが並び、どうやらアルコールが始まっているようです。
 もちろん本宮さまだけは飲まれていないのでしょうが。