2026年10月12日

我慢と免許と脅迫状 08

 ハアハアと荒い息をつきながらしばし見つめ合った後、やおら立ち上がられたお姉さまが広いベッドへ飛び込むように、私に覆いかぶさってこられます。
 押し倒された私を包むお姉さまの熱く火照った柔肌、そして間髪を入れずあの熱烈なくちづけ…

 私の口腔内を我が物顔で這い回られるお姉さまの舌に、為す術もなくうっとりされるがままな私と胸元にしたたるよだれ。
 お姉さまの右腕は私の背中に回され私を強く抱き寄せられ、左手は私の両腿の交わり部分へ。
 潤み切った裂け目へ躊躇なく挿し込まれる二本の指が肉襞を擦り始めます。

「ぬぐぅ、んっ、お姉さま、んぐっ、だめですだめですっ、そんなに激しくっ…」

 唇が少し離れた隙にほとばしった私の淫声も、すぐにまた唇で塞がれてしまいます。
 私も一矢報いようとお姉さまの股間へ手を伸ばそうと思うのですが、お姉さまにのしかかられてお尻とベッドの間に挟まれた右手が動かせません。
 そうしているあいだにもぐんぐん昂ぶる快楽の波。

「んあっ、ああぁ、イキますぅ、イッちゃいますぅ、お姉さまぁ、イッてもよろしいでしょうかぁぁっ…!!!」

 また唇が離れた隙にお姉さまにお許しを乞う私。
 言い終えると同時に気持ち良さがスパーク、頭の中が真っ白となり、お尻全体をビクンビクンと痙攣させながらイキ果てていました。

 お姉さまもそれに気づかれたのでしょう、私に覆いかぶさっていたおからだが離れ、私を跨ぐ形で上半身を起こされた膝立ちのお姿で、仰向けな私のイッたばかりな顔を見下ろされます。
 目と目が合い、その端正な口元がニッとほころんだと思ったら、私の頭だけいささか乱暴にグイッと持ち上げられ、膝立ちなお姉さまの股間にベタッと押し付けられました。

「んぐぅっ!」

 鼻腔を満たすお姉さまの甘酸っぱい香り。
 口いっぱいに広がるお姉さまの苦甘いお味。
 目一杯舌を伸ばした私は、熱く潤うお姉さまの秘唇を夢中で舐め上げ始めます。
 柔らかい粘膜襞とまだベールは被ったまま硬い粒状となった魅惑の真珠をまんべんなく。

 お姉さまの花園がヒクヒクと蠢いているのを感じます。
 舌先をすぼめて侵入を試みると、先っちょが割って入っただけでキュッとすぼまるのがわかります。
 上目遣いで見上げると、スラリとした肢体の先、ふたつの小山の向こう側に仰け反られたお姉さまの白くてしなやかな喉と形良い顎先。
 
 ますます奥深く侵入させた私の舌をギュウギュウと締め付けてくださるお姉さまの膣壁。
 お声は我慢されているのか、切なげで悩ましい苦悶寄りの喘ぎ声だけが聞こえています。

 そんなふうにお姉さまのラブジュースを美味しく味わいつつ懸命にご奉仕していたら、やがてひときわ大きく仰け反られました。
 上空でハアハアハアと大きな息遣い、どうやらお姉さまも天国へ達せられたみたい。

 少しのあいだ荒い吐息のままうなだれられていたお姉さまでしたが、よろよろとその場で立ち上がられ、私を跨ぎ返して方向転換。
 今度は私の顔にお尻を向けられ、お姉さまのお顔が私の股間へ。
 そう、シックスナインの体勢です。

 大きく広げられた私の股間はお姉さまのお口にむしゃぶりつかれ、私も負けじと膝立ちのうつ伏せ、つまり四つん這いとなられたお姉さまの両脚を大きく広げてその秘部に指を二本挿入。
 そのお美しくも淫猥な形状を眼前で堪能しつつ、ときに優しくときに激しく、もちろん半分ベールを脱ぎかけた真珠さまも仲間外れにすることなく全力愛撫。
 お姉さまが私のマゾマンコを可愛がってくださっている、というその事実だけで私は天にも昇る心持ちですから、お姉さまにご奉仕する指にも当然熱が入ります。

「ああん、いい、いいわっ直子、もっと奥まで、もっと激しく掻き回してぇ…」

 お姉さまはお声を我慢されるのを諦めたようで、率直なご要求を艶っぽい淫声と一緒に聞かせてくださいます。
 私のマゾマンコにも熱い吐息が吹きかけられ、ますます淫らに高ぶってしまいます。

「ああん、あっ、あっ、そこっ、そこっ、本当に直子の指使いのうまさは国宝級ね、あっ、そこっ、クリを、そこをもっとつよくぅ…」

 お姉さまも私のマゾマンコに指を挿入、たぶん3本、した上でクリトリスを舐めたり甘噛みしたりの責め方で私を追い詰めていきます。

「あんっ、お姉さまぁ、イキそうですぅ、イッちゃいますぅ、お、お姉さま、イッてもよろしいでしょうかぁ、あ、すぐぅ、もうすぐぅ…」

「あ、あ、あ、そ、それならまた、また一緒にイキましょう、イコー、そこをもっと激しく、もっとつよくぅ…!!!」

 それからのふたりはケダモノでした。
 広すぎる円形ベッドを隅々まで使ってくんずほぐれつ。
 いつの間にか私のハイソックスも脱がされていました。
 お互いの素肌のいたるところを舐め合い、お互いの乳首を擦り付け合い、お互いの性器を擦り合わせて愛液のカクテルを作ってから横向きでお互いのお尻を掴み、そのカクテルを啜り合ったり…

 何度オーガズムを迎えたかわからないほど愛し合いました。
 縄も鞭もえっちなグッズも使わず、お互いのからだ、腕と手と指と脚と口と舌だけで。

 イキ果て疲れた汗みずくでふたり飛び込んだバスルーム。
 広い浴槽にちょうどいい微温湯気味なお湯が波々と張ってあるバスタブに抱き合って飛び込みました。

「ああ~気持ちよかったぁ…沈殿していたからだと心の澱がスーっと引いていったみたい…」

 お姉さまがお湯の中で私をやんわりと抱き寄せながらおっしゃったお一言が、まさに私の心中を代弁してくださっていました。
 髪も洗ってお互いのからだを洗いっこし、広いバスタブでリラックスしているとき、お姉さまが真面目なお顔で唐突におっしゃいました。

「今後はあなたに抵抗する権利を与えてあげる。イヤだなと思った命令に異を唱える自由ね」

「えっ?えっと…それは…つまりどういうことですか?」

 お話の脈絡が無さすぎて何をおっしゃっているのか皆目わからず、思わず聞き返してしまいます。

「禁欲期間中に会ったときに言ったでしょ?今後はあたしたちも直子への接し方を少し変えるつもり、って」

 お姉さまが両手でお湯をすくわれては零すという子供っぽい遊びをされながらつづけられます。

「これまでは絶対服従、口答えも厳禁って有無を言わさず命令通りにさせてきたじゃない?それに直子も素直に従って言われるままの言いなりになっていた」
「直子がどんどんはしたなくど淫乱な方向にエスカレートしていった一因がそれだったような気もするの」

 そこまでおっしゃってからお姉さまはやおら立ち上がられ、優雅に浴槽から上がられます。
 そのお美しい裸身にしばし見惚れる私。

「ああ、スッキリしたぁ」

 ひと言残されて脱衣所へと戻られるお姉さま。
 私も慌てて後を追います。

 備え付けの真っ白なバスタオルで丁寧に全身を拭われてから、もたもたとからだを拭いていた私を手伝ってくださるお姉さま。
 背中を撫ぜるやさしい繊維の感触に性懲りもなくゾクゾクっと感じてしまう私。
 
「直子があきらめっていうか、開き直りみたいな感情になって、どうせ何を言っても命令通りすることになるんだし、それならどんなことでも受け入れて気持ち良くなっちゃおう、って、もともとドマゾだからドすけべ欲がより貪欲に増長しちゃったんじゃないかってね」

 お姉さまがさっきのお話のつづきを教えてくださいます。
 すっかりさっぱり水気が拭われた全裸のふたり。
 お姉さまは、ホテルがご用意されている湯上がり用のフワフワなバスローブに袖を通されます。

 私も、ともう一着のそれに腕を伸ばそうとすると、それを見ていたお姉さまが私を見つめて眉を少しだけひそめられ、そのお顔が左右に小さく振られたような気がしました。

 お姉さまはまだ私に裸でいて欲しいんだな、とマゾ的に空気を読んだ私は腕を引っ込め、外していた首輪だけ巻きつけてから、ふたりお揃いのリングを右手薬指にそれぞれ嵌め直してシースルーな脱衣所を出ます。

 アメニティスペースの近くに設えてあるふかふかのソファーに二人並んで腰掛けます。
 お姉さまはバスローブ姿、私は首輪ひとつの全裸で。
 お姉さまが冷蔵庫からスポーツドリンクのボトルを取り出され、それぞれグラスに注いで乾杯。
 美味しい!イキ果てた入浴後の冷たい水分が全身に染み渡ります。

 一息ついたお姉さまが備え付けのドライヤーで私の髪を丁寧にブローしてくださいます。
 私の髪をお優しく梳いてくださるお姉さまの指の動きに私はただうっとり。

「でもね、あたしがそんな提案をしたときに、リンコは何て応えたと思う?」

 お姉さまがドライヤーをいったん止められて、唐突に尋ねてこられます。
 どうやら先ほどのお話がまだつづいているようです。

「でもうちらの手には直子の恥ずかしい写真や動画が山ほどあるから、それを無修正でネットに流出させるぞ、って脅せば結局、言いなりになるしか道は無いんじゃないかな、だって」

 それからまたブローを再開されるお姉さま。
 ドライヤーのやかましい風音の中で、確かにその通りだな、自分の性的なだらしなさが招いた今の境遇だから仕方ないことだけれど、と被虐的ドマゾ心がムクムク膨れ上がっていきました。
 やがてドライヤーの音がやみます。

「はい、おわり。でも口答え出来るってだけでも、あなたにとっては幾分の慰めにはなるんじゃない?本当にイヤなことだったらこちらも空気読めるだろうし。あたしはシンプルに羞じらう直子を見ていたいのよ。つまり、どんなに乱れても品格と羞恥心だけは失くさないで欲しい、ってことね」

 お姉さまが私の剥き出しの肩をポンと軽く叩き、ニッコリ微笑まれます。
 剥き出しのおっぱいがプルンと震え、その先っちょの乳首は性懲りもなく固く尖り始めています。

「いろいろスッキリしたら、久々に直子のことをえっちに虐めたくなっちゃった。縄とか鞭とか使って本格的にね」

 嬉しいことを突然ご宣言されたお姉さま。
 膨れ上がったマゾ心が暴発寸前です。

「でもここじゃあ道具も無いし、直子の部屋へ戻りましょう。今何時?」

 どなたに聞くでもなしなお姉さまのお言葉。
 ご自分のスマホを確かめられます。

「5時前か。池袋まで戻るのに小一時間、ちょっと小腹が空いているかな。あ、安心して、帰りはあたしが運転してあげるから」
「ルームサービスで軽くサンドイッチでも取ろうか。ディナーはお酒も含めて池袋に着いてからゆっくりということで」

 ご自分でどんどんお決めになられるお姉さま。

「直子も同じものでいいわよね」

「あ、はい」

 早速テーブルに置いてあるタッチパネルを操作し始められます。

「15分で来るって。それまで直子の髪の毛をいじってあげる」

 お姉さまが私の背後にまわられ、再び私の髪を梳き始めます。
 どうやら三つ編みに編んでくださるみたい。
 それはともかく、ルームサービスって…

「ルームサービスっていうことは、従業員さまがこのお部屋に運んでくださるっていうことですよね?」

 辱めの予兆を感じて思わず尋ねてしまいます。

「そうよ」

「それを私が、この格好で受け取らなければならない、っていうことですか?」

 背後のお姉さまは無言。
 それで私は察します。

 来たときにフロントでストリップさせられてもお咎めはなかったし、ここはそういうホテルなんだ…
 だけどルームサービスの人が男性だったらちょっと怖いな…
 お姉さまもおられることだしいきなり襲われるようなことはないだろうけれど…
 
 ここで今さっきいただいたばかりの拒否権を使ってみようかな、バスローブを着させてください、って…
 でも、お姉さまがそれを望まれて悦ばれるなら裸を晒すべきなんだろうな…
 こんなにドキドキするのも久しぶりだな…

 いろいろとどうしようもないことを考えつつも、私の覚悟は決まっていました。
 そうこうするうちにお部屋のチャイムがピンポーンと鳴ります。

「あ、来たみたいね」

 お姉さまが私の髪から手を離されておっしゃったのと同時に私はスクッと立ち上がり、ゆっくりとお部屋のドアのほうへと歩き始めます。
 
「もし対面で受け取るつもりなら、一切隠しちゃだめよ」

 後ろからお姉さまのからかうようなお声が聞こえました。

 意を決して恐る恐るドアを開けるとそこはホテルの廊下、ではなくて玄関の沓脱ぎだけの小部屋でその先にもうひとつ、正真正銘のお部屋への出入口ドアがありました。
 あれ?そう言えばそんな造りになっていたんだったっけ…
 沓脱ぎでお部屋履きに履き替えたことは覚えていますが、その先にまたドアがあったかは思い出せません。

 その玄関口の小部屋では白いワイシャツ姿の従業員さまとおぼしき人がサービングカートから玄関内の台の上にお姉さまが頼まれたのであろうハンバーガーとかお飲み物のトレイを移そうとしているところでした。

 「あっ!」

 私と従業員さま、ふたり同時に短く叫んで一瞬固まります。
 目前の従業員さまは頭髪が少なめでややふくよかなご中年の男性でした。
 一瞬たじろかれた従業員さまでしたが、すぐにニヤニヤ笑いの嬉しそうなお顔にお変わりになられ、私のからだをじっくりと眺められながらひとつづつゆっくりとルームサービスの品を台の上に置いていきます。

 私も固まった瞬間、ヴィーナスの誕生ポーズになりかけたのですが、すぐにお姉さまのお言葉を思い出し、両手を後ろにまわした休めの姿勢でその場に立ち尽くします。
 私の顔から首輪、おっぱい、おへそ、下腹、無毛の恥丘へと、従業員さまの無遠慮、不躾な視線を感じていました。

「…あ、ありがとうございます…」

 何か言わなくちゃ、と思い、小声でやっとそれだけ言って棒立ちな私。
 視線の圧がいっそう激しくなった気がして全身がキュンキュン疼いてしまいます。
 やがてすべて置き終えた従業員さまは、もう一度私のからだを舐めるように眺めた後…

「お嬢ちゃん、見せたがりやさんかい?ずいぶんえっちなからだしてるねえ。おじさん、勃っちゃったよ。それじゃあひきつづきごゆっくり」

 嬉しそうに笑いながらおっしゃり、カートを押してお部屋から出ていかれました。
 ドアが閉じるともう一度チャイムがピンポーンとなりビクッとする私。
 そのまま数秒待ってみても何も起こらないようなので、ハンバーガーなどが乗ったトレイを両手で持ってしずしずとお姉さまが待たれるお部屋へと戻ります。

「本当に対面で受け取っちゃったんだ。がっつり視られたでしょう、裸」

「はい…舐めるように視られました…」

「来たスタッフは男?女?」

「男性です。ご中年の…それで帰り際に、えっちなからだ、って言われました…」

「自発的に裸を見せに行って、それで濡らしちゃっているんだから、直子は本当にド淫乱なドマゾだよねえ」

 テーブルにトレイを置き終えた私の股間をスーッと撫ぜるお姉さまの右手。
 確かに私のマゾマンコはジワジワ濡れ始めています。

「えっ!?自発的って?」

「あのね、ラブホのルームサービスにはルールがあるの。最初のチャイムはサービスが部屋に到着した合図。それでスタッフが玄関口に注文品を置いていって、二度目のチャイムが置き終えて部屋を出ましたよ、っていう合図。二度目のチャイムが鳴ってから取りに行けば裸でもスタッフと顔を合わせなくて済むっていうシステムなの」

「でもでも、そんなことお姉さま、教えてくださらなかったじゃないですかぁ…」
 
 そんなの私には初耳でした、
 恨めしくお姉さまに抗議する私。

「知っていると思ったのよ。わかってやっているんだろうなって。入るときに玄関ドアと部屋のドアが別々になっていることにも気がついていたと思ったし」

 ご愉快そうに種明かしされるお姉さま。
 そう言えば以前、やよい先生たちとラブホを使ったときもルームサービスを全裸で取りに行かされたけれど、あれもそういう余興だったのかな。

「どっちにしても、そんな破廉恥なことして悦んで濡らしている直子にはお仕置きが必要よね。さっさと食べて、さっさと帰ってじっくりお仕置きしてあげないと」

 ルームサービスにしてはパンもお肉も本格的で美味しいハンバーガーと付け合せのポテト、それにオレンジジュースを全裸のままいただいてから、下着が返していただけないのでノーブラノーパンのままブラウスとキュロットを身に着け、首輪も着けたまま三つ編みヘアでお車に乗り込みました。

 お車の中では助手席で自慰行為をするよう命ぜられ、いやらしい声が大きくなるたびに助手席側ドアの窓ガラスを上下されるイタズラをされました。
 池袋に戻ってお車を駐車スペースに駐めてからは、オフィスのある高層ビルのてっぺん近くのお寿司屋さんで日本酒で乾杯、普通にお食事を堪能した後、すでに暗くなった住宅街の道を私のマンションへとふたり手をつないでお散歩です。

 なるべく人通りの少ない道を選んで、おっぱい出したりキュロットずり下げたりの野外露出を命ぜられつつマンション到着。
 エレベーターで自室フロアに到着するなり脱衣を命ぜられ、お部屋に入ったら全面鏡張りのサンルーム=お仕置き部屋に直行。

 私所有の麻縄やバラ鞭、手錠、足枷、ディルドやバイブやアナルビーズに電動ハブラシ、洗濯バサミ、クリクリップ、ローソク、それにこれは私所有ではありませんがお寿司屋さんからいただいたワサビなどで夜遅くまでお仕置きをいただきました。

 せっかくいただいた口答えする自由ですが、麗しのお姉さまにに対しては意味ないみたい。
 だってお姉さまから虐められてお姉さまが悦んでくださることが私にとって最大のご褒美なのですもの…

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