2011年4月10日

メールでロープ 17

二つの乳首が天を衝いています。
えっちな形のグリップを握った左手で、左乳首を乱暴にグリグリ押し潰しました。
「ぐぅうーっ」
ナワで搾られている上にスースーするお薬をたっぷり塗りつけられた乳首は、ちょっとさわっただけでからだがピクンって動いてしまうほど敏感になっていました。
それでもおかまいなしにグイグイ押しつけます。
「うううーっ!」
すっごく痛いけど、痛いだけじゃないんです。
それがとっても気持ちいいんです。

右手は右手で、せわしなくからだのあちこちをまさぐっています。
右おっぱいを鷲掴み、脇腹に爪を立て、股間のナワをグイグイひっぱり、お尻のお肉をキツクつねります。
「んぐぅーっ」
手探りでもう一方のえっちな形のグリップをみつけ、握ると同時にショーツの上からアソコに押しつけました。
「ぬーーっ!」
二本のナワの間をくぐり、ショーツの布もろともアソコをこじ開け、侵入してきます。
「んぅ、んぅ、んぅーっ!」
お薬が直に粘膜に擦りつけられる快感。

グリップをグリグリ動かすごとに、ワレメに食い込んでいたナワはだらしなく緩み、ショーツの布も伸びきって、いつしかグリップからはずれてしまいました。
紐状になったショーツが隠せなくなった隙間から、えっちな形のグリップは、苦も無くツルンと直にアソコに潜り込みました。
グリップの凸凹が膣壁をランダムに擦ります。
「んぐぅーーっ!」
グリップを逆手に握り、アソコの中を掻き回すみたいに激しく回転させました。

左手はとっくにグリップを捨てて、ゴム手袋越しの五本の指で、左右のおっぱいを交互に激しく蹂躙していました。
揉んで、つまんで、潰して、絞って、ロープをひっぱって・・・
背中はとっくにベッドに倒れていました。
おっぱいを締めつけていたロープもとっくに緩んでいましたが、そんなことも、もうどうでもよくなっていました。

右手も、グリップでの蹂躙ではじれったくなってしまい、五本の指に切り替えていました。
ゴムに包まれた三本の指が、膣壁をズブズブ引っ掻き回していました。
親指はクリトリスをまさぐり、小指は必死に背伸びしてお尻の穴を探していました。

グリップをアソコに入れてショーツを穿き直し、いやらしく出っ張ったショーツを机に押し付けて腰をグラインドさせながらのオナニー・・・
ビデオで見たその姿がとてもえっちでヘンタイチックで、ぜひともやってみたいと思っていたのですが、今はもう、それもどうでもよくなっていました。

ゴム越しでもわかる、自分のオマンコの中が今まで感じたことないほどの熱さになって、ヌメヌメ蠢いていること。
その事実にさらに欲情して、一心不乱、夢中で両手を動かしていました

私は、ひたすらからだの快感だけを求めていました。
今まで味わったことないくらい、より気持ち良くなることだけに集中していました。

頭の中には、いつものストーリー的妄想の欠片もありませんでした。
いつも思い描く、私を苛める特定の相手役、やよい先生も、ユマさんも、もう一人の自分も、誰も浮かんできませんでした。
ただただ、からだをめちゃくちゃにさわって、気持ち良くイクことだけを望んでいました。

後になって思うと、その夜、私のからだをいたぶっていたのは、6枚のDVDで私を発情させた人たち・・・苛められていた女性たちはもちろん、苛め役の人たちも含む全員だったのかもしれません。
DVDで見て頭の中に焼きついた、哀れな顔、泣き出しそうな顔、苦痛な顔、あきらめの顔、悦びの顔、放心の顔・・・
意地悪な声、冷たい声、憐れむ声、嘲笑の声、蔑む声、感嘆の声・・・
行為の間中、それらが脈絡無く頭の中に浮かんでは消えをくりかえしていました。
DVDで知った、やよい先生とのプレイ以上にヘンタイ的なプレイの数々。
飽和状態を超える性的情報をもてあました私の肉体は、すべての理性や知性を失くした単なるサカリのついたメス、そのものと化してました。

「んーんーんーんーんーんー」
仰向けの両目は固く瞑ったまま、股間の右手を両腿で挟むように小さく開け閉めしながら、ぐんぐん天国への階段を登っていきます。
左手は指先が白くなるくらい力を込めて、右乳首を潰しています。
からだが5メートルくらい上に浮いたままな感じ。
からだ中にチリチリした電流が駆け巡っています。
喘ぎ声も出ず、荒い呼吸音だけが喉の奥でくぐもっています。

もうどうなってもいい・・・
「んっ!」
もうすぐ来る・・・
{んーっ!」
もうすぐ・・・
「んーーっ!!」
もう・・・
「んんんーーーーっ!!!」

目が覚めたとき、お部屋の中は薄っすらと明るくなり始めていました。
私は、両膝下だけベッドの外に出して、シーツの上にナナメに仰向けで寝ていました。
猿轡をしたまま、からだに幾重も緩んだナワトビを巻きつけたまま。

ゆっくりとからだを起こし、肌に巻かれているナワトビを緩慢な手つきではずしてから、猿轡をはずしました。
「ふはーっ!」
よだれでべっちょリ濡れた手ぬぐいを片手に持ち、ヨロヨロとお勉強机に向かいます。
机の上の時計を見ると、朝の4時過ぎ。
「はぁ~っ」
思わず小さなため息をつきました。

今までしたオナニーの中で一番、強烈な絶頂感でした。
イった後、ぐったりシーツに身を沈めて、そのまま寝入ってしまったようです。
3時間くらい?
とてもぐっすり深い眠りでした。
その分、目覚めはすごくしゃっきりしていました。

私の下半身から、微かにミントの香りがしてきます。
目を落とすと、ヨレヨレになったショーツがみっともなく下半身に貼りついていました。
あわてて腰を屈め、それを脱ぎ捨てます。

オールヌードになった私は、カーテンを開き、窓を大きく開け放ちました。
お部屋にもミントの香りと、どんよりしたえっちな空気が溜まっているような気がしたから。
ぼんやりと白み始めた夏の明け方特有の爽やかな風が、ソヨソヨとお部屋の空気を入れ替えてくれます。

自分のからだに視線を落とすと、首筋やおっぱいや脇腹、あちこちに擦ったような赤い痕が残っていました。
からだに付いたさまざまなおシルは、寝ている間に乾いていましたが、腋や両腿の間、膝の裏などはまだ少し汗ばんでいます。
なんだか私のからだ、匂ってる・・・
すっごくシャワーを浴びたいけれど、少し時間が早過ぎます。
母にみつかったときの言い訳を考えるのがメンドクサイ・・・
5時半くらいまでがまんすれば朝シャンでごまかせます。
シャワーを浴びたらせっかくだから朝のお散歩に出かけよう、今日はいいお天気そうだし。
そう決めました。

夏のお日様がゆっくり昇り始めて、どんどんお部屋が明るくなってきます。
ベッドの上や床に散らばっている、私を喜ばせてくれたお道具が朝日に照らし出されます。
今さらながら、恥ずかしい・・・早く片付けなくちゃ。
しまうもの、捨てるもの、洗うもの。
捨てるものビニール袋にゴム手袋と穿いていたショーツ、洗うものビニール袋にナワトビ三本と手ぬぐいを入れて、その他のものは所定の場所に隠しました。

姿見の前に立ってみます。
数時間前、あんなに暴れていた乳首もアソコも、今はひっそりとしています。
あんなに頭の中で渦巻いていた欲望も、今は底のほうにちょっぴりだけ残して鎮まったようです。
心地良い疲労感。
でも、眠気もまったく無いので、シャワーの時間になるまで、あともう一息で終わる夏休みの宿題をやってしまうことにしました。
窓は開けたまま、裸のまま、机に向かいました。

その日の夜と次の日の夜。
あまり大げさではないオナニーを間に挟みながら・・・だってDVDを見ていると、どうしても手が下のほうに伸びてしまうんですもの・・・やよい先生の課題レポートをまとめました。
書き終わって、メール送信する前にもう一度、洗濯バサミオナニー。
レポートメールを送ったらお返事が来るまでオナニー禁止というやよい先生のご命令でしたから、ずいぶんがんばってしちゃいました。
快感の余韻がまだ残るアソコから引き抜いた、おシルでふやけてフニャフニャになった指で、メールの送信ボタンをポチッと押したのは、夏休みも残り10日となった日の深夜のことでした。


メールでロープ 18

3 件のコメント:

  1. お久です。
    このところ自分ところの執筆が滞って、読むだけ読んでコメントする時間がありませんでした。

    相変わらず描写が生々しくってほれぼれしてしまいます。
    あおいも勉強しなくちゃ ( ..)φ カキカキ

    物語は『夏休みもあと10日』
    この10日間で何か急展開があるのか?
    それとも学校で何かせよとメール調教されるのか。
    ますます楽しみな展開です。

    毎週、週末がたのしみ(*^^)v

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  2. あおいさま

    いつもコメントありがとうございます。

    私もこのところずっと落ち着かない感じで、お話を書くことに集中できていません。
    地震と原発が気になって気になって・・・

    でも、週末に最低一話は書いていくつもりなので、また読みにきてくださいね(≧∀≦)ノ

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  3. 女性らしさが 滲み出ている 可愛くて 繊細な描写。
    いつもながら 凄いです。

    小生も少し 更新致しました。
    原発は これ以上 悪化はせず 終息に向かうでしょう。
    安心して 執筆を続けて下さい。

    好ちゃんは 本当に驚きました。
    小生の 亡き妻と 年齢も病名も 一緒で残念です。

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