ジョセフィーヌさまをお見送りし、私は屋根のある東屋のほうへ。
でも草むらに飛び込まれたジョセフィーヌさまのお姿を目で追うことはやめません。
だって、ジョセフィーヌさまがどの辺りでご用を足されたのかを見失ってしまったら、私に託されたお仕事が出来無くなってしまいますから。
東屋のテーブルの上にバッグと日傘を置き、まずは何よりもシャベルの確保。
右手に嵌めっ放しなビデオカメラも一旦外します。
シャベルを取り出すときに手に触れた冷たい感触。
凍らせてくださったスポーツドリンクのペットボトルが二本。
そのうちの一本の飲み口付近に溶け出して液体となっている僅かな部分をクイッと煽ります。
口内、そして喉へと滑り落ちるひんやりが気持ちいいー。
ホッと一息つくと、今まで気にしていなかったセミさんたちの大合唱が聞こえてきます。
でもいつまでものんびりはしていられません。
ジョセフィーヌさまがひと仕事終えられた後、定期巡回で空き時間が出来るはずですから、バッグ内の確認はそのときにするとして、今はジョセフィーヌさまの現場を押さえることが最優先。
とりあえずシャベルだけ持って東屋を出ます。
歩いてきた木立の道とは違い、芝生広場全体に燦々と降り注ぐ晩夏のお陽様。
芝生の緑にクッキリと、私の裸体通りな曲線の黒い影を描いてくださっています。
まだ中学生だった同じような暑い夏の日、自宅のお庭に初めて素肌に直レオタードで出たときの性的興奮を不意に思い出していました。
乳首が疼き始めるのを感じつつ、ジョセフィーヌさまが飛び込まれた草むらに歩を進めます。
足元の伸び切った草葉さんたちが足首からふくらはぎくらいまでをサワサワチクチク愛撫してくださいます。
意外に奥行きのある草むらの最奥木立近くに、ジョセフィーヌさまが所在なげに立っておられました。
私が草むらに入ってくる足音に気づかれたのでしょう、お顔が私のほうに向いています。
目と目が合ったのを確認されたかのように大きくお口を開けられて伸び欠伸をされたジョセフィーヌさまは、プイッとお顔を逸らされ、そのまま木立沿いを奥のほうへと駆け出されました。
私が来るのを待っていてくださったのかな。
ジョセフィーヌさまが立っておられたところまで進んでみると、そのすぐ傍らの草が途切れた地面の上にジョセフィーヌさまの残留物。
昨日のより少し小さめですが、こんもり太くて健康そうなのがふたつ。
その一帯を慎重に跨ぎ、木立沿いで地面がお顔を出している場所を見繕い、しゃがみ込みます。
地面の土にシャベルを突き立てて穴掘り。
しゃがみ込んだ剥き出しのお尻を後ろから、伸びた草の葉がサワサワ撫ぜてきます。
穴を掘るのってけっこう重労働。
幾分木陰になっているとは言え晩夏早朝の晴天夏日。
シャベルを振るうたびに、しゃがみ込んだからだ全体にじわじわと汗が滲み出てきます。
腋の下や両膝の裏は汗で滑ってヌラヌラ、全裸ですから全身がローションを塗られたみたいにテラテラ。
このくらいでいいかな…
お言いつけされた30センチまではいってなさそうですが、カツンという手応えでそれ以上掘り進められません。
どうやらその下に岩か木の根か何かが埋まっているみたい。
ゆっくり立ち上がって現場へ戻り、シャベルで下の土ごと残留物をすくい上げ、掘ったばかりの穴の中へ。
残土で埋め戻してからサンダルで2度3度踏みしめて作業完了する頃には、顎や乳首の先からポタポタと汗の雫が滴り落ちていました。
一刻も早く汗を拭いたい一心で、小走りに東屋へと駆け込みます。
バッグをひっくり返し、出てきたバスタオルでからだをざっと拭ってから、かなり溶け出していたスポーツドリンクを立ったままひと口。
傍らの水道の蛇口を勢いよく捻って、土の付いたシャベルを水洗い。
ほとばしる冷たい水滴が素肌のあちこちに当たって気持ちいい。
小さいほうのタオルで洗い終えたシャベルを拭いた後、今度はそのタオルを濡らして絞って自分のからだも拭いました。
濡れタオルで汗のベタつき感が消え、さっぱりリフレッシュ。
ただ、タオルでいろいろ素肌をまさぐってしまったせいか、ムラムラもじわじわ沸き起こってきているみたい。
気分が落ち着ついてくるにつれ、今現在自分が置かれている状況のアブノーマルさをあらためて思い知らされるような感じ。
まったく見知らぬ土地の屋外を、首輪だけ着けた生まれたままの姿で散歩するド変態痴女…
今すぐにでも全身いたぶって自分を懲らしめたい欲求を、なけなしの理性で律します。
石のベンチにバスタオルを敷いて腰掛け、心を落ち着かせるようにバッグの中の点検に移りました。
フリスビー、ジョセフィーヌさまのご褒美用おやつ、猫さん用のフードボウルふたつとカリカリ、まだ開けていないスポーツドリンク、ゴミ持ち帰り用のレジ袋数枚、私のスマホ…
ひとつひとつ確認しつつテーブルに並べます。
私のスマホ待受画面にはしばらくのあいだ、私の恥ずかし過ぎる姿が映りっ放しです。
これは何だろう?
バッグの一番奥底にタオルで包まれているパイプ状の棒。
中村さまのご説明にはなかったその棒ですが、見覚えもありすぐわかりました。
ビデオカメラを据え置きに固定するための三脚。
理解すると同時に、えっちなことをしたら極力自撮りすること、というお言いつけも思い出します。
そのタオルには三脚と一緒に、昨日使ったのと同じものでしょうか、明らかに新品ではない乾いた肥後ずいきが一本、木製洗濯ばさみ4つを添えられて包まれていました。
これはもうあからさまに、全裸野外自虐オナニー姿を自撮り撮影してきなさい、というみなさまからのご命令でしょう。
バスタオルに置いたお尻の奥がキュンと疼いてしまったのをごまかすように、スポーツドリンクをもうひとくち。
あっ!いけないっ…
そのときボトルのキャップがコロコロとテーブルを転がって足元の地面へ。
あわててベンチから立ち上がり、しゃがみ込んでテーブルの下を覗くと…
テーブルの下に簀子が一枚敷いてあり、その中央に猫さんが丸くなっていました。
そんなに大きくはない茶色系のキジトラ柄。
たぶんこの広場でそこが一番、風の通りの良い日陰で涼しいのでしょう、気持ち良さそうに毛並が上下していてぐっすりお寝みのご様子。
このカリカリはあなた用なんだね…
なんだか優しい気持ちになります。
キャップを拾い上げてボトルに戻してから、テーブルの上のフードボウルを手に取り、まず一枚に水道のお水をなみなみと注ぎました。
あの真ん中の大きな木の木陰っておっしゃっていたっけ…
着いた早々、全裸手錠爪先立ちで吊るされた曰く付きの大木…
吊るされ状態無抵抗な私を思うがままに嬲ってくださったお姉さまのしなやかな指…
思い出すだけでゾクゾク疼いてしまいますが、ここはお仕事優先、極力お水を零さないように慎重に木陰まで運びます。
大木の根本、平らな地面にお水ボウルを安置してから小走りで取って返し、今度は空のフードボウルとカリカリの袋を持って再び木陰へ。
お水ボウルから少し離れた地面に空のフードボウルを置き、しゃがみ込んで袋の中身をザザーっと開けていると、遠くの繁みから飛び出されたジョセフィーヌさまがタタタッと近づいてこられました。
しゃがんだ私にからだを擦り付けるように纏わりつかれた後、少し離れたお水ボウルへ。
長い舌を水中に浸され、せっせとお水を飲まれ始めます。
あっ、それ猫さんの…
と一瞬焦りましたが、考えてみればこの炎天下、ジョセフィーヌさまだって喉が渇かれているのでしょう。
また足せばいいよね、と考え直し、ジョセフィーヌさまはそのままに、東屋へと戻ることにします。
東屋に戻って私もスポーツドリンクの残りをグーッと飲み干しました。
ボトルを水道水でゆすぐのは、ジョセフィーヌさまが飲まれてしまったお水ボウルに注ぎ足す用のお水を、そのボトルで持っていくため。
その最中にジョセフィーヌさまも東屋に戻ってこられました。
水道の蛇口からほとばしるお水の飛沫が気持ちいいのか、その周りをしばらくウロウロされたジョセフィーヌさまは、つづいて私の足元に。
私のお腹にそっと前肢をかけられ、私の顔を見上げつつ長いベロを突き出されてハアハアハア。
早く遊ぼう、っておねだりしているみたい。
「ちょっと待っててね、準備しちゃうから」
ジョセフィーヌさまにそう告げて背中を向け、テーブルのほうを向く私。
持っていくものをまとめるために前屈みになって突き出された私の太腿やお尻を、ジョセフィーヌさまがペロペロ舐めてくださっています。
巾着袋にジョセフィーヌさまのおやつのチューブとまだ開けていないスポーツドリンク、そして肥後ずいきと洗濯ばさみ…
その巾着袋を右手首に掛けて、右手にはビデオカメラ。
左手にはゴミ用レジ袋に入れたタオルと三脚とお水のペットボトルを持ち、フリスビーは小脇に挟んで準備完了。
「これでよしっと。それじゃあ行きましょう」
私がジョセフィーヌさまのほうへ振り向くと、ジョセフィーヌさまは私の顔を見上げながら尻尾をブンブン振られています。
そんなジョセフィーヌさま越しの視線の先にこの広場の入口。
見るともなしに見ていたらみつけてしまいました。
昨日あるじさまから目の前に突きつけられ涙を零すほどの恐怖を感じた、忘れたくても忘れられない葉の形。
入口左の草むらの少し奥に、3~40センチくらいに伸びたイラクサが生い茂る一帯があることに。
昨日味わわされた苦痛がもたらす快楽が鮮やかによみがえり、マゾの血が沸々と滾るのがわかります。
あの一帯にこの格好で足を踏み入れたら、私どうなっちゃうだろう…
今すぐにでもやってみたいっていう気持ちと、そんなの絶対無理っていう気持ちと…
「ワンッ!」
ジョセフィーヌさまに呼ばれるお声で我に返りました。
もうすでに芝生へと駆け出されていたジョセフィーヌさまは、芝生部分のほぼ真ん中辺りから私を見据えられ、早くおいで、とでもおっしゃるようにピョンピョン跳びはねていらっしゃいます。
そうでした。
今の私の役目はジョセフィーヌさまのお相手をして遊ぶこと。
ひとりであれこれ自虐しなくても、ジョセフィーヌさまがちゃんと私を弄って辱めてくださるはずです。
ただイラクサをみつけてしまったことで、被虐願望により拍車がかかってしまっているのは事実でした。
ジョセフィーヌさまは、昨日中村さまに教わったフリスビーにうってつけな見通しの良い一画で待っていらっしゃるようですが、私はまず広場中央の大木へ。
お水ボウルはかなり減っていましたが、カリカリのほうは手つかずのよう。
あるじさまの躾の賜物なのか、猫さん用はお口に合わないのか…
お水ボウルにペットボトルのお水を足してから、急いでジョセフィーヌさまのもとへ。
じゃれついてこられるジョセフィーヌさまにあちこち舐められつつ、フリスビーの準備です。
三脚を組み立てて私の全身が横向きに映る位置に置き、モニターで自分の姿が確認出来るようこちら向きにセット。
これから私がどうなるにせよ、偽りのない一部始終を録画してお姉さまにご覧いただきたい、と思ったからです。
それから巾着袋の中身を芝生に敷いたタオルの上に並べ、フリスビーとおやつのご褒美チューブだけ持ってジョセフィーヌさまに近づきます。
「ジョセフィーヌさま?」
青いフリスビーをひらひらさせつつ呼びかけると、尻尾ブンブンのご返答。
「それじゃあいきますよ?はいっ、フェッチです」
青空に向けて思い切りフリスビーを放り投げます。
腕の動きに合わせてプルンと弾む私のバスト。
思いの外遠くまでスーッと飛んでいくフリスビー。
嬉々として追いかけていかれるジョセフィーヌさま。
ジョセフィーヌさまがお戻りになるあいだに、左手に持ったチューブを右手に移し、左手のひらにペーストをチョロっとひねり出します。
あれ?昨日のと匂いが違う?今日のはなんだか少しケモノくさい…
パッケージをよく見ると、トリササミ、と書いてあります。
へー、鳥さん味なんだ、なんて思いながらジョセフィーヌさまを待ちます。
やがてフリスビーを咥えられたジョセフィーヌさまが文字通りまっしぐらに、私目がけて駆け戻っていらっしゃいます。
私はペーストを塗った左手を背中側に隠し、右手を振ってジョセフィーヌさまを迎え入れます。
「よーしよしよし、えらいねー」
前屈みになった私に咥えているフリスビーを指し出されるジョセフィーヌさまの毛むくじゃらな頭を、右手でわしわし撫ぜてからフリスビーを受け取ります。
「よくできました。はい、今日のご褒美はこれよ」
おもむろに左手のひらをジョセフィーヌさまのお鼻先に差し出す私。
間髪を入れず長い舌でペロペロと舐め始めるジョセフィーヌさま。
その生温かく少しざらついた軟体が、指の一本一本、付け根の股のあいだまで丹念に舐めてくださっています。
やがてご褒美を堪能されたジョセフィーヌさまが私を見上げられ、第二投。
嬉々として駆け出されるジョセフィーヌさま、ご褒美のご用意をする私。
渡されるフリスビー、舐め尽くされる左手、心地よい余韻…
とりあえず第三投くらいまでは、がまんするつもりでした。
だけど第三投を投げ終わりペーストを左手に出すとき、チューブを少し強く押しすぎたのか、予想外にこんもり多めに出してしまいました。
あちゃー、と思いつつ、ふと横を見るとビデオカメラのモニター。
そうだった、ずっと撮影していたんだっけ…でもこれだとワンちゃんと裸の女がただ遊んでいるだけで見てもつまらないだろうな…
そんなふうに思った瞬間に、私の頭の中のなけなしの理性が弾け飛びました。
まっしぐらに戻ってこられたジョセフィーヌさま。
尻尾をブンブン振りながら嬉しそうに私にフリスビーを差し出してきます。
「ジョセフィーヌさまは本当にえらいですね。だからこれからはオナ子のとっておきのご褒美を差し上げます」
自分でも何を言っているのかわからないセリフが口をつき、ゆっくりとガニ股中腰になります。
ペーストたくさん出しちゃったのだから手のひらだけじゃもったいないものね、と自分に言い訳。
背中に隠した左手をジョセフィーヌさまのお鼻先に突き出した無毛な恥丘の上に重ねます。
すごく熱い…それにもうグショグショに濡れそぼってる…
それから、お尻の割れスジに沿ってふたつの穴、肉芽、恥丘へと擦り込むようにペーストを塗りつけます。
「さあ、どうぞ召し上がってください…」
私の恥ずかしすぎるセリフが終わらないうちに、股のあいだにヌッと挿し込まれたジョセフィーヌさまのお口。
「あーーっ、あんっ、あんっ あーーーんっ!」
得も言われぬ野蛮な愛撫に内股が、粘膜が蹂躙され始めます。
お尻のスジをなぞられ、アヌスを啄かれ、会陰を撫ぜられ、ラビアをこじ開けられ…
粘膜を擦られ、肉芽を弾かれ、恥丘をくすぐられ…
「あっ、だめっ、んっ、そこっ、イやっ、んっ、んーーっ!」
ピチャピチャピチャピチャ…
文字通りな舌舐めずりの音は、ジョセフィーヌさまのベロと私の愛液が奏でるハーモニー。
気がつけば私の両手は知らないうちに、自分のおっぱいを激しく揉みしだいています。
「あーっ、イぃっ、んっ、イぃーーっ、そう、そこ、そこっ!」
どんどん昂ぶる快感に、いっそのこと膝を突いて寝そべってしまいたい、とも思うのですが、しゃがみ込んだらカメラに映らなくなっちゃうかも、なんてヘンなことまで気にしているガニ股の私。
このままあっさりイッてしまいそう…
と思う間もなくスッと股間から離れる刺激。
スンとされたお顔で私を見上げられるジョセフィーヌさま。
美味しい味のするペーストが舐め尽くされてしまったのでしょう。
それとも長年あるじさまとM女虐めを共にされているジョセフィーヌさまですから、あっさりイカせちゃうのはつまらない、ということをご理解されているのかもしれません。
もう、焦らし上手なんだから…
そういうことなら、と気を取り直しての第四投は、同じくマゾマンコを差し出して充分感度を上げた後、第五投で趣向を変えてみることにしました。
ジョセフィーヌさまがフリスビーを追いかけているあいだにビデオカメラのレンズ位置を、モニターに自分の下半身と芝生が映るような角度へと変えました。
すなわち、私がその場に寝そべってもちゃんとカメラに映るような位置です。
ジョセフィーヌさまがフリスビーを咥えられて戻ってこられ、よーしよしをした後、やおら私はその場に四つん這いになりました。
お尻をジョセフィーヌさまに向けて膝を大きく開き、突き上げたお尻の割れ目から下へと左手のひらをなすりつけます。
普通に四つ足で立たれているジョセフィーヌさまのお顔の位置に、私のアヌスから下のワレメ部分がペーストにまみれて突き出されているはずです。
すぐに舌を伸ばしてくださるジョセフィーヌさま。
「あーっ、あんっ、あんっ、イぃーっ、んーっ!」
前向きで恥丘を差し出しているときより、より奥まで侵入してきてくださるジョセフィーヌさまのベロ。
それを嬉々として迎え入れるために、より大きく開いてしまう私の両膝。
芝生に突いていた両手両腕はあっと言う間に崩れ落ち、地面に右頬と両肩をへばりつかせ、膝立ちのお尻だけ高々と突き上げたマゾ女の四つん這い。
芝生に押し付けられるおっぱいの尖り切った両乳首が、ジョセフィーヌさまの舌技に合わせてリズミカルに芝の葉先に擦られています。
「あんっ、イぃっ、あんっ、そこっ、あんっ、そうっ、イぃっ、もっとぉ…」
私、ジョセフィーヌさまに四つん這いで蹂躙されている…
とてつもない屈辱感…被虐感…背徳感…
全身を駆け巡る真性マゾヒストの充足感…
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