2013年7月15日

独り暮らしと私 18

 その遊びを心地よく愉しむためには、いろいろとややこしい準備をしなければならないことは、やよい先生から聞かされていました。
 5月にやよい先生のお宅へお泊りで伺ったとき、私のために特別に、その遊びをしてくださることになりました。
 そのときは、やよい先生とパートナーのミイコさま、あ、今までずっとミーチャンさんて呼んでいた人と同じ人ですが、お会いして遊んでいただいたのを機会に、こう呼ばせていただくことにしました、と、ご一緒して、やよい先生の愛車でわざわざホテルまで行ったのでした。

「やっているときは愉しいんだけどさ、後片付けとかいろいろ面倒なのよね」
「エネマプレイと同じくらい、後始末で萎えちゃう」
「フローリングに垂れちゃったりすると剥がすの一苦労だし、掃除機で吸い込んでも飛び散った数が多いと詰まっちゃうしね」
 やよい先生が運転中に笑いながらおっしゃっていました。
「だから、お金かかっちゃうけれど、ホテル使ったほうが気がラクなのよ」

 そういうホテルに入ったのは、私にとってその日が生まれて初めてでした。
 そういうホテルにもいろいろ種類があるらしく、その日に入ったのはSM専用のお部屋のようでした。
 壁に磔に出来るような拘束具があったり、両脚が大きく広げられちゃう椅子があったり、鎖が天井からぶら下がっていたり。
 なんともおどろおどろしい雰囲気で、そのお部屋に入って器具を見た瞬間に、ゾクゾク感じてしまいました。

「慣れていない人は、うっかりお風呂場でシャワーとかで流しちゃうのよね、終わった後に」
「でもあれって、水に溶けるもんじゃないからさ。詰まっちゃうのはあたりまえよね」
「あたしの知り合いのカップルが、自宅のお風呂でそれやって、詰まらせちゃってさ。排水口」
「あわてて業者呼んだら、排水パイプから溶けた赤色のロウがびっしり出てきて」
「今アロマキャンドル作りに凝っていて、なんて苦しい言い訳したらしいけれど、バレバレよね?かなり恥ずかしかったらしいわ」
 フロントでお借りしたらしいシートを敷きながらの、やよい先生の愉快そうなお声を思い出します。

 あのホテルのお部屋で味わった、狂おしいほどの苦痛の果ての快楽は、私に強烈なインパクトを残しました。
 やよい先生とミイコさまの責め方がお上手だったのはもちろんなのでしょうけれど、私は本当にあられもなく身悶えしまくっちゃいました。
 あんな刺激をもう一回、味わいたい。
「うーん・・・ひとりでやるのは、けっこう危険だよね。つまりは火遊びだしさ」
 そう言って渋いお顔をされるやよい先生に頼み込んで、注意点を細かくお聞きして絶対守ることをお約束して、ようやくひとり遊びをするお許しをいただいたのでした。

 すでにお片付け済みのリビングルーム中央に、三帖分くらいの大きなレジャーシートを敷きます。
「普通のビニールのだと、やっぱ燃えやすいからさ。表面がアルミの銀色のやつなら、万が一のときでも幾分燃え移りにくいと思うよ」
 そう教えてくださったやよい先生が、そのお泊りの2週間位後に、わざわざ宅配便で送ってきてくれたものでした。
 その他には、太くて赤いローソクが3本と、お皿に釘が突き出ているようなキャンドル立て3つ。
 ローソクは、2本が直径5センチくらいの寸胴、もう1本は先細り、じゃなくて先太りな形で、細いほうの直径が3センチくらい。
 これらのローソクは、そういう遊び用に作られたもので、低い温度でロウが溶けやすくなっているのだそうです。

 そう。
 私はこれから、このローソクを自分の肌に垂らして愉しむつもりなんです。

 深めのバスボウル二つにお水を張り、レジャーシートの端に置きました。
 もちろんこれは、万が一のため。
 花火のときにバケツにお水を汲んでおくのと同じ備えです。
「あんまり悶えすぎて足で蹴ったりして、床にこぼさないようにね」
 って、やよい先生が笑いながら忠告してくれました。

 リビングの電気を薄暗く調整します。
 これからキャンドルを灯すのですから、雰囲気が大事。
 銀色にピカピカしているレジャーシートの中央付近にお尻ペッタリで座り込んで、裸の全身にボディローションを塗りつけます。
 こうしておくと後で、肌についたロウが剝がしやすいのだそうです。
 ヌルヌルのローションを素肌になすりつけていると、それだけでいやらしい気持ちがどんどん高ぶってきます。
 首から下に満遍なくローションを垂らし、自分のからだをサワサワ撫ぜ回します。
 髪はじゃまにならないよう、アップにして上にまとめています。

 薄暗い照明にローションがテラテラ反射している全身ヌルヌルな私の姿が、レジャーシートの端に置いた大きな姿見にぼんやり映っています。
 銀色のシートが何かのステージのようで、なんだか艶かしいショーの一場面みたい。
 低く流れているサティのオジーブの厳かな旋律とも相俟って、何か妖しい儀式が始まりそうな雰囲気でもあります。
 私はこれから、耐え難い苦痛と恥辱を浴びせられる哀れな生贄、可哀相な人身御供。
 アソコの中は充分にぬるみ、乳首の先が痛いくらいに尖ってきています。

 ひとりローソクプレイをするにあたって、どんな格好でするか、については、ずいぶん悩みました。
 希望としては、両手両脚をぎっちり縛られての、逃げ出しようの無い拘束姿で、に勝るものはありません。
 やよい先生たちにされたときも、そういう感じでした。
 両手を後ろ手に縛られ、おっぱいは絞り出すように縛られ、両膝もM字に固定され、まず四つん這いにさせられてお尻に垂らされ、それから仰向けにされておっぱいからだんだんと下へ・・・
 今思い出しただけでも、からだの奥から疼いてきてしまいます。

 だけど、これからするのはひとり遊び。
 両手を拘束してしまったら、自分のからだにロウを垂らすことが出来ません。
 それに火を扱うわけですから、もしもの事態になったとき身動きしづらい状態だと大変なことになってしまいます。
 いろいろ考えた末、今回は、ひとりでやるのが初めてでもあるし、まったく拘束しないことにしました。
 胸を縛ったりローターとかを挿れたりもなし。
 純粋にローソクの刺激だけで、どのくらい気持ち良くなれるかを試してみることにしました。

 手のひらについたローションをタオルで拭ってから、お医者さまがするような凄く薄いゴム手袋だけ、両手に嵌めました。
 この手袋をして自分のからだをまさぐると、触れる手も触れられる肌も、なんだか他の人のもののように感じられ、その違和感みたいなのが、実家にいた頃からの私のお気に入りなんです。
 午前中のお洗濯のとき、全裸にピンクのゴム手袋だけ嵌めた自分の姿のフェチなエロさを見て、ローソクのときは絶対こうしようと決めていました。

 太くて赤いローソクを1本左手に持ちます。
 右手のライターで火を点けるとすぐに、ローソク独特の懐かしいような匂いがかすかに漂い始めます。
 薄暗闇の中で一際明るく、ゆらゆら揺れる悩ましげな炎。
 ローソクを右手に持ち替えました。
 火を点けて10秒も経たないうちに、半透明な赤い液体がローソクの芯のまわりに溜まり始めています。
 体育座りのまま左腕を前に出し、右手のローソクをそっと傾けました。

「んっ!」
 手首と肘の間、真ん中あたりに最初の一滴がポタリと垂れました。
 すごく鋭い針でツンと刺されたような刺激。
 痛い、熱い、と思う間もなくロウが冷めて固まり、その部分の肌をかすかにひきつらせます。
「あんっ」
 最初の一滴の後は、あとからあとからポタポタと、最初に着地した周辺に溶けたロウが重なっていきます。
「あん、あんっ」
 そのたびにチクチク肌を刺す熱さの刺激。
「いやんっ」
 からだをひねった拍子にローソクを持った右手が少し揺れ、左腕をすり抜けたロウが左内腿に着地しました。
 このあたりは肌が薄いので、刺激も倍増。
「あ、あん、あ、あんっ」
 腿にポタポタ垂れるロウに、いちいちいやらしい声が出てしまいます。

 そのままゆっくり右腕を右側に引いていきます。
 左手は後ろに突いて上半身を少し後ろにのけぞらし、太腿からお腹のあたり、そして、もっと上のほうへとロウを垂らしていきます。
「ん、ぅうんっ、はぁーんっ」
 白い肌に転々と飛び散る赤い斑点。

「あぁっ、いやんっ!」
 近い距離から熱いロウが左の乳首を直撃しました。
 精一杯敏感になっている乳首の先に、喩えようの無い甘美な熱刺激が走り、全身がビクンと震えてしまいました。
「うっうーんっ」
 快感の余韻に浸る暇も無く、ポタポタポタポタ、熱い愛撫が肌を染めていきます。
 右腕を上下に動かして、ローソクをおっぱいに近づけては離し、自分の乳房を真っ赤に染め上げます。
「ああんっ、だめぇっ」
 ローソクを右に移動して、今度は右おっぱい。
 乳房のカーブがどんどん赤い飛沫に覆われていきます。
「あっ、あっ、ゆるして、ゆるしてぇ」
 薄闇に浮かぶ炎と白手袋。
 許しを乞いながらも、その先から垂れる雫の行方を真剣に目で追ってしまいます。

 ローソクの刺激って本当に不思議です。
 ポタポタ次から次へと垂れている最中は、いや、いや、もうだめ、やめてやめて、って泣きそうなくらいに身悶えして逃れようとしてしまうのに、垂れてこなくなると、なんで?はやく、もっとください、お願いです、って心の底からその刺激を渇望してしまうのです。
 一度ロウが垂れたところに重なって落ちるロウは、熱さの刺激は弱まっていますが、幾重ものロウの層が固まりながら肌をひきつらせる範囲をジワジワと広げていって、その部分を誰かに掴まれているような感触になってきます。
 おっぱい全体をまーるく赤く染め上げていくうちに、おっぱいの皮膚全体がロウで固められあちこちでひきつり、まるでおっぱいを誰かの手のひらでやんわり包まれているような感覚になってくるのです。

 左右のおっぱいからおへそあたりまでを一通り真っ赤に染めてから、一度ローソクを消しました。
 ローソクの消えたリビングは再び薄暗がり。
 消したとき、ローソク独特のあの匂いがいっそう強くなり、それと競うように手に嵌めているゴム手袋のケミカルな匂いも際立って、両方が混じり合いながら鼻腔をくすぐりました。
 薄暗闇に非日常的な匂い。
 本当に妖しい儀式の最中みたい。
 赤いロウに染まった自分の上半身が、遠くの鏡にぼんやり幻想的に映っています。
 ここまで下半身は、左太腿以外まだ無傷です。

 可哀相な生贄の直子。
 このまま、下半身が白いまま、儀式が終わるはずはありません。
 マゾな被虐心が急激にムラムラ昂ぶってきていました。

「さて、それじゃあ、そろそろ本格的に、お仕置きを始めましょうか」
 頭の中に、冷たい声が投げつけられました。
 女主の設定は、そのまんま、やよい先生。
 やっぱりこの遊びだと、春にお相手をしてくれたやよい先生の印象が強烈なので、迷わずそうなりました。
 だけどこの女主は、実際のやよい先生よりもっとイジワルで冷酷でサディストです。

「あたしの言いつけは覚えてるでしょ?あたしが戻るまでオナニーは禁止のはずだったわよね?」
「それなのに、今日一日であなた、何十回イったのよ?」
「まったくどうしようもないドスケベ淫乱女なんだから」
 呆れたようなお声とは裏腹に、女主さまがニヤリと笑って傍らのローソクに目をやりました。

「そんなオマンコは、もう使えなくしちゃいましょう」
「いやらしい穴は塞いで固めて一生使用不可。言いつけを破ったんだから、それくらい当然よね?」
 これから何をされるのか、一瞬のうちに理解した私は、怖くて声も出せません

「覚悟はいい?」
 女主さまがそう言いながら、赤いロウでコーティングされた私の乳房を両手でむんずと掴みました。


独り暮らしと私 19


2013年7月7日

独り暮らしと私 17

 現実の私は、四つん這いでバスルームに入った後、脳内で進行するストーリーに従い、可哀想なマゾ子を忠実に演じていました。
 
 自分のからだをまさぐっては寸止めで焦らし、お尻を自分の手で何度もたたき、恥ずかしい言葉をあけすけに声に出し、鏡の前で秘部を大きく広げて見せつけ、おっぱいをペチペチたたいて真っ赤にし、乳首をちぎれるほど引っ張りながら放尿し、シャワーを頭から浴びてびしょ濡れになり、そして今、スコートだけ脱いで最後の準備を始めました

 シャワーを使った水圧オナニーは、以前にもやったことがありました。
 お家のバスルームのシャワーが水圧調整出来ることに偶然気がついたのは、梅雨が始まる頃だったかな。
 本当にびっくりするくらい勢いのある水流が飛び出すんです。
 そのときの私は恐々、50センチくらい手前からアソコに当て、ほんの数分でイってしまいました。
 すっごく気持ち良かった。
 今回は出来る限りアソコに近づけて、イキそうになったらはずしてをくりかえし、脳内のヨシノさまたちに罵られながらイクつもりです。

 シャワーヘッドをひねって水圧を最強まで上げます。
 凄い勢いの水流が一直線にほとばしりました。
 試しに30センチくらい間を空けて、太股に当ててみます。
「ううううう・・・」
 強烈なマッサージ器を当てているような激しい振動が間断無く太股を揺らし、水しぶきが派手に飛び散ります。
 その水圧は、一点に当てているだけで、太股全体のお肉が広範囲にプルプル震えてしまうほど。
 ああん、やっぱり気持ちいい。

 いったんシャワーを止めて、シャワーヘッドを床に置き、上向きにお水が出るよう固定します。
 もちろん鏡の前。
 水量や温度を調節する装置とオン/オフのコックが鏡脇にあるので、これなら行為中もお水の温度や水圧をコントロール出来そう。
 水流の振動で床に置いたシャワーヘッドが暴れないよう、お水を入れた2リットルのペットボトルを重石にしました。

 そんな作業をしている間も、鏡に映っている自分の姿にチラチラ視線がいってしまいます。
 ずぶ濡れの乱れ髪で上半身だけ白いウェアを素肌に貼りつかせ、下半身はスッポンポンな姿は、妙に扇情的。
 オールヌードより、だらしなくて卑猥な感じです。

 用意を整えて、試しにシャワーのコックをひねってみました。
 ピューっと勢い良く飛び出したお水がズズンバシャンとすごい音をたて、瞬く間も無くバスルームの高めな天井を直撃しました。
 遊園地とかでよくある噴水のショーみたい。
 すごいスピード、すごい勢い。
 この水流が私のアソコを下からつらぬくのです。
 ちょっぴり尻込みしてしまう心とは裏腹、ずぶ濡れなのにからだ全体がカッと熱くなり、コーフンでゾクゾクしてきました。

 シャワーヘッドに跨るようにしゃがみ込みます。
 鏡に映った私は、ヨシノさまに言われた通り、まさに和式トイレでオシッコする姿。
 両膝を120度くらい開くとワレメのスジが少し開きました。
 手始めにシャワーのコックを半分くらいひねってみます。

「ああんっ!」
 勢いのある水流がお尻の穴を直撃しました。
 おトイレのお尻洗浄装置の強力版という感じ。
 腰を少し引いて、もう少し前に当たるように調節します。
「あああーっ」
 少し開いたワレメへ潜り込むように、冷たいお水が浸入してきました。
 一直線となったお水の束が、中で重なり合う唇をプルプル洗い、尖った剥き出しのおマメをジョロジョロくすぐってきます。
「うっうぅーん」
 当たり具合は、これでいい感じです。

 いったんコックをひねってお水を止めました。
 次にひねるときは全開です。
 私のアソコはこれから、お水の束に奥まで陵辱されるのです。
 怖い・・・でも、やってみたい・・・

 よしっ!
 覚悟を決めました。
 これから味わえるであろう未知の快感に思いを馳せて目をつぶり、シャワーのコックにかけた右手を思い切りひねりました。

「あーーんっ!」
 さっきまでとは比べものにならないほど強烈な水圧が私の中に侵入してきました。
「いやーっ、だめだめーっ!」
 ワレメを強引に押し開き、中の唇と粘膜を激しく蹂躙してくる凶暴なお水。
 思わず腰をくねらせると、水流が腰からはずれ、真下から私の喉元を叩いてきました。
 顔面に激しい水しぶきが炸裂します。
「あああーいやーっ!」
 あわてて腰を前に出すとクリトリスを直撃、出し過ぎるとお尻の穴までこじ開けてきます。
「いや、いやん、だめだめぇーーっ!」
 しゃがんだ格好から膝を伸ばして中腰になってまたしゃがみ、水圧に緩急をつけてみます。
 腰を前後左右に動かして、アソコ、お尻の穴、クリトリスと満遍なく虐めてもらいます。
「あっ、あっ、あーんっ!」

 それからはもう無我夢中。
 クネクネと腰をくねらせ、中腰になったり、シャワー口を塞ぐようにベッタリしゃがみ込んだり。
 ウェアの上からおっぱいを両手でめちゃくちゃに揉みしだきながら、盛大に身悶えてしまいました。

「ほらほら、自分の気持ちいいところに当たるように腰を振るんだよ」
「うわー、いやらしい腰つき。悶えまくりじゃん」
「あたしがイっていい、って言うまでイクんじゃないよ?無断でイったら、素っ裸のまま縛ってみんなの見世物にするからね」
「こんだけ洗い流しても、まだマンコからはスケベ汁が滲み出てるんだろうね、この淫乱女は」
 ヨシノさまたちの蔑みのお声が頭の中に響きます。

「ああんっ、お願いですぅ、イカせてくださいぃ」
「もうだめ、もうだめ、イっちゃう、イっちゃうーんっ!」
「あっ、あっ、あっ、あっ・・・」

 一番気持ちいいのは、どうやら中とクリちゃんを交互に虐めてもらうことみたい。
 もはや、シャワーヘッドの上にべったり尻餅を突いて塞いでいるような状態で、腰を前後に動かします。
 一瞬で天井にまで届くほどの水圧が、ほんの3センチくらいの至近距離から、私のアソコを襲っていました。
「ああんっ、いいっ、いいっ、いいのーっ!」

 上半身が身悶え過ぎて前屈みになり、からだを支えようと鏡のほうに手を伸ばしたら、シャワーの温度調節のダイアルに片手が触れて、ダイアルが動いてしまったようでした。
 私の中を暴力的に陵辱している冷たいお水が、勢いはそのまま、だんだんと生温かくなってきました。
「あああああーっ!」
 お水の温度が人肌くらいになったとき不意に、今まで私の中に指を潜り込ませたことのある人たち、相原さんややよい先生、シ-ナさまやゆうこ先生たちのお顔が頭に浮かび、彼女たちとしたえっちな思い出と共に、めまぐるしいフラッシュバックが始まりました。
「あーっ、いい、いい、いい、---っ!」
 懐かしさと、幸福感と、喪失感と、あとは何だか分からないじれったい感情と共に、全身にすさまじい快感が駆け抜けました。
「あっあー、いいいーーーっくぅううっっ、うーっ!!!」
 私のアソコに無数の指が突っ込まれているイメージの中で、私は幸せに果てました。

「ハァハァ・・・ああ、気持ち良かったぁ・・・」
 バスルームの床にだらしなくうつぶせに這いつくばって、しばし休憩。
 イった後、最後の力を振り絞って手を伸ばし、緩めたシャワーのコック。
 さっきの勢いが嘘だったかのような、力ない水流がまだチョロチョロとシャワーヘッドから漏れて、内腿を愛撫してくれています。

 よろよろと上半身を起こすと、びしょ濡れのテニスウェアがまたいつの間にか、おっぱいの上までまくれ上がっていました。
 まくれたウェアの裾が乳首にひっかっかっている姿が鏡に映っています。
 あらあら、だらしない、はしたない・・・
 そう思うのですが、からだ全体がものすごくだるくて、そこで思考が止まってしまいます。
 さすがの私も、かなり疲れちゃったみたい。
 それはそうでしょう。
 今日起きてから、これでイったの何度目?
 そう考えるだけで、とても数える気にはなれません。

 これではいけない。
 よいしょっ、と立ち上がり、ウェアを脱いで全裸になり、もう一度ぬるめのシャワーを浴びました。
 手と足の指先が満遍なくふやけてフニャフニャ。
 髪をオールバックにして上を向き、しばらく無心でゆるーいシャワーに身を委ねました。

 今何時頃だろう?
 お洗濯物を取り込んで、リビングもざっとお掃除しとかなきゃ。
 あと、お夕食の支度も・・・

 濡れた髪に乾いたタオルを巻き、バスタオルでからだを拭きながらいろいろ考えるのですが、それらを覆い隠す勢いで、強烈な睡魔が襲ってきていました。
 ふわぁーっ。
 大きな欠伸がひとつ。
 もうだめ。
 ちょっと一瞬、横になろう。
 寝て起きたら、きっとまた元気が戻っているはず。
 全裸のままフラフラと自分のお部屋に戻り、エアコンをおやすみタイマーにしてからタオルケットをからだに巻きつけ、崩れるようにベッドに倒れ込みました。

 あまりの暑さに目が覚めました。
 覚めた瞬間、自分が今どこにいるのかわからなくなっていました。
 なぜ頭にタオルを巻いているのか、なぜ全裸なのかも。
 そのくらいふかーい眠りについていたみたいです。
 夢もまったく見なかったし。
 だんだんと覚醒してきた意識が、寝る前の状況を徐々に思い出させてくれました。

 からだに巻いていたはずのタオルケットは床に落ち、シーツの上に全裸のからだを横向きにして丸まっていました。
 それにしても暑すぎ。
 からだ中汗びっしょり。
 シーツが私のからだの形に湿っています。
 急いでエアコンを点けました。

 どのくらい眠ったのだろう?
 エアコンのおやすみタイマーは一時間のはずだから、この汗の感じだとその後も暑さに負けずがんばって、けっこう長く眠っていたのかな?
 でもまだ窓の外は少し薄暗くなったかな、っていうくらい。
 時計を見たら、夕方の6時ちょっと前でした。
 2時間ちょっと、寝てたみたいです。

 仮眠をとったおかげで、眠気は跡形も無く消え去っていました。
 からだの疲れも、ほぼ抜けたみたい。
 喉が渇いたので、ダイニングに冷たい飲み物を取りに行こうとしたとき、普段の習慣で何か羽織るものを探している自分に、だめよ、あなたは全裸家政婦なんだから、と、眠る前のことを完全に思い出したもうひとりの自分が嗜めました。
 そんな自分の脳内お芝居に、機敏に反応して性懲りも無く尖ってくる私の乳首。
 ムラムラ期の私の性欲は、枯れることの無い泉のようです。

 昨夜考えた予定では、今夜は、私がひとりで本格的にするのは初めてな、とある遊びを実行することになっていました。
 主さまがお仕置きのひとつとして私に施す、ある強烈なプレイ。
 さっき眠りに落ちる前、この感じだと、このままぐっすり寝入ってしまって、今夜はあの遊び、出来ないかな?なんて頭の片隅で思っていたのですが、私のからだはやっぱりどうしても今夜、それをやりたいようです。

 それから夜までは、比較的健全に過ごしました。
 もう一度軽くシャワーを浴びて、髪をゆっくり乾かし、ボディケアも念入りにやりました。
 お洗濯物を取り込んで、しまうものはしまい、アイロンをかけるべきものを分けました。
 お夕食は、パスタにレトルトのミートソース、それとサラダで簡単に済ませました。
 リビングに軽く掃除機をかけて、ソファーを移動、中央に広いスペースを作りました。

 そうこうしているうちに時計は7時を過ぎ、今夜私がやるべきことは、ひとつしか残っていない状況になりました。


独り暮らしと私 18


2013年6月30日

独り暮らしと私 16

「すごい格好ね。奥まで丸見えで露出狂そのものって感じ。それも自分で広げて見せてるんだから。マゾ子、恥ずかしくないの?」
「そ、それは・・・恥ずかしいです・・・すごく・・・」
「でもヘンタイだから、視られてるって思うとビンビン感じちゃうんでしょ?」
「は、はい・・・」
「後から後からスケベ汁が滴ってるもんね。悦んでるのモロばれ。ホントいやらしい女」
 ヨシノさまたち3人は、その場にしゃがみ込み、私が自ら押し広げている性器の中をニヤニヤ覗き込んでいます。

「他人のマンコの中、こんなにまじまじ見るのって、初めてだよー」
「ほんと、よくこんな格好できるよね。それにこいつのクリ、でかすぎ。小指の先くらいあるんじゃない?」
「いつも弄ってるから、どんどんおっきくなっちゃったんだよきっと。オナニーばっかしててさ」
「たまに中がヒクヒク動くよね。うちらの言葉に反応してるみたい」
「年下にここまでバカにされて、悔しくないのかね?マゾってわかんないわー」
「でも、マンコの中ってちょっと見グロいけど、ずっと見てるとなんかキレイにも思えてくるねー」
「うん。ピンク色が濡れてツヤツヤ光ってて、神秘的な感じもする」
「うち帰ったら、鏡で自分の、見てみようかな・・・」

 私の性器に対する批評がひとしきりつづいた後、ヨシノさまが立ち上がり、私を見下ろして聞きました。
「ねえ?マゾ子って大学生?」
「あ、いいえ。中退して、今は家政婦をしています・・・住み込みの・・・」
「へー。そっかー、住み込み家政婦かー。ふーん。なるほどねー」
 ヨシノさま、すごく納得いった、みたいな満足げな表情。
「つまりは、その雇い主のスケベおやじに、毎日いろいろ調教されてるってワケだ?マン毛剃られたりとか」
「あ、は、はい・・・だけど・・・」
「だからそんなにドマゾぶりが板についてるんだねー。なるほどねー」

「毎晩そのパイパンマンコに、ご主人様のブッ太いのをブチ込まれてるんでしょ?」
「えっと、あ、主さまは女性のかたです・・・」
「えーーっ!?」
 3人から大げさな驚きの声。
「雇い主は女で、その女がマゾ子をマゾ調教してるってこと?」
「はい・・・そうです・・・」
「うひゃー。ひょっとしてマゾ子って、レズなの?」
「はい・・・私は、男性にはまったく興味が無いんです・・・」
「おおおおっ!」
 男性が苦手とか怖いとか余計なことを言うと、その線でいじられてしまうと思ったので、わざとあっさり答えました。

「マゾで、露出狂で、おまけにレズかあ。マゾ子ってアブノーマルのかたまりだね」
「それで、その調教はイヤイヤされてるの?それともマゾ子も望んでるの?」
「そ、それは・・・」
「ま、今のマゾ子見れば、わかるか。イヤならさっさと逃げればいいんだしさ」
「するとつまりひょっとして、今うちらに虐められているこの状況も、マゾ子にとっては、普通に、と言うか、かなり嬉しいことなんじゃない?」
「は、はい・・・同性のかたに虐められていると、それはみじめで恥ずかしいことなのだけれど、とても興奮もしてしまいます・・・」

「うわっ。ちょっとキモくなってきたわ」
「つまり、うちらが辱めれば辱めるほど、マゾ子は悦んじゃうってワケかよ?」
 ヨシノさまが盛大に眉をひそめ、私の顔を睨みつけます。
「ふーん。だったら、思い切り悦ばせてあげようじゃない?あたし、なんだか無性にムカムカしてきたわ」

「で、その女主人は、マゾ子をどんなふうに虐めるのよ?」
 もはや完全に侮蔑しか感じられないヨシノさまの冷めたお声。
 その視線が、めくり上げたウェアから露出してピンと上向きに尖っている私の乳首を凝視しています。
「はい・・・えっと、縄で縛ったり、鞭で打ったり、恥ずかしい服装でお外へ連れ出したり・・・」
「SMフルコースってわけね。それなら痛いのも好物のはずだね?」
「はい・・・でも、あんまり痛いのは・・・」

 バッチ-ン!
 いきなり右のおっぱいを横からビンタするみたいに思いっきり平手で叩かれました。
「あうっ!」
 不意を突く痛みに、思わず性器を広げていた腕をはずし、胸をかばってしまいます。
「さっき教えたばっかりでしょ!ドレイに、でも、の言葉は無いって!もう忘れたの?」
「それに手もそこじゃないっ!あたしがいつマンコ閉じていいって言った?ちゃんと淫乱マンコ広げてなっ!」

 憎悪剥き出しのお顔になったヨシノさまが、その指先に爪が白くなるほどの力を込めて、私の右乳首を潰しながら引っ張ります。
「ああんっ、いたいですぅー、ごめんなさいぃ、ごめんなさいひぃ・・・」
 私は喘ぎながらお許しを乞い、お言いつけ通り両手を内腿に戻し、さっきよりいっそう広げてしまいます。
「痛くても気持ちいいんでしょ?女に虐められるのが大好きなヘンタイドマゾなんだからっ!」
「あうっぅぅーーーっ!」
 内腿の両手が腿をさするみたいに無意識に動き、アソコの穴がお魚の口みたいにパクパクしています。

 ようやく乳首が開放されたと思ったら、左右のおっぱいに怒涛のような往復ビンタ連発が始まりました。
 バチン、バチン、バチン、バチン・・・
「ほらほらほら、ドスケベおっぱいをこんなに悦ばせてやってるんだから、お礼を言いな、お礼をっ!」
 明らかに性的に興奮されているヨシノさまの紅潮されたお顔に、私もどんどん昂ぶっていきます。
「ああん、ありがとうございますぅ・・・あうっ!いたいですぅ、いたいですぅ・・・」

 おっぱいを延々とはたかれて、その痛さに目尻から涙が滲んできます。
 左右のおっぱいが赤く腫れて熱を持ち、ジンジンしてきてますます敏感になっています。
 おっぱいに痛みが走るたびに、自分で広げている洞窟からポタポタよだれが垂れています。
「ああっ、うぅぅぅ・・・」
 脳内ドーパミンか何かで快感に変換されつつある苦痛が、下腹部をモヤモヤと刺激してきます。
 そのモヤモヤは、性的な高まりと一緒に予想外な欲求をも連れて来ていました。
 イキそう、イキそう、と身悶えている下腹部を、猛烈な尿意が同時に襲っていました。
 さっきまでそんな感じはぜんぜんしていなかったのに、もはや待ったなしの状態にまで差し迫っていました。

「ああっうぅ・・・」
 乳房嬲りはまだつづいていました。
 両乳首をつままれてブンブン引っ張られます。
「ほら、イキなよ?痛いのに気持ちいいんだろ?ドスケベ乳首がコリコリじゃん?さっさとイけよっ!」
「ああああーっ、いいですぅ、でもだめだめだめぇ・・・」
 もうがまんの限界でした。
「ああん、でちゃうでちゃうでちゃうぅぅぅ」
「あ、だめだめみないでみないででちゃうぅぅぅーーっ。いやーーーーっ!!!」
 ジョボジョボジョボジョー・・・

「うわっ!こいつオシッコ漏らしやがった!」
 3人がいっせいに後ろへ飛び退きました。
「うっひゃー。きたねーなー。いい年して人前で失禁かよ?」
「ほんとにしょーもない女だなー」
 私は、性的な快感に放尿の爽快感も加わり、えもいわれぬ陶酔を感じる一方で、人前で放尿してしまったそのあまりの恥ずかしさに顔が上げられません。

 ツカツカと私の汚い水溜りを器用に避けながら足が近づいてきます。
 あのシューズはたぶんヨシノさま、と思う間もなく、ジャーッと強烈な水流が私を頭上から襲いました。
「ひゃっ!つめたいーっ!」
 勢いのある冷たい水流に、たちまち私は全身びしょ濡れ。
「まったくホントに汚らしい女だな?掃除しろって言われてるのに自分で汚してちゃ世話無いわ!」
 ヨシノさまが片手にシャワーのノズルを持ち、もう一方の手で私の髪を掴み、私の顔面にシャワーを浴びせかけてきます。
 至近距離からの強い水圧に。私の顔面でバチバチ音がしています。
「いやいやっ、やめて、やめれくらひゃーひいっ!」
 口の中にまで勢いの良い水流が飛び込んできて、呂律が回りません。
「何がいやーだよっ!?マゾ子が汚した床を洗い流してやってんだろ?ついでにその汚いマンコも洗ってやるよ!」
 ヨシノさまは、ご自分のからだが濡れるのもおかまいなく、至近距離から私の全身に強いシャワーを浴びせかけてきました。

 めくり上げていたテニスウェアは、水圧で元通りになり、おっぱいは隠されました。
でも、びっしょり濡れたウェアがボディコンみたいにピッタリ肌に貼りつき、乳首はおろか乳房の丸みまで丸わかり。
「おおお。マゾ子濡れ透けでセクシーじゃん」
 ヨシノさまの薄ら笑い。
 まとめていた髪は解け、ぺったんこになって額や頬に張りついています。
「ドマゾなマゾ子はずぶ濡れ姿が良く似合うねー。川に落ちた犬みたい。みじめさが滲み出てるよー」
 全身をひとしきり水責めされて、シャワーが止まりました。

「マゾ子、椅子をはずして、和式便所でオシッコするときみたいにしゃがみな」
「えっ?」
「いいから、しゃがめって言ってるの。あ、スコートは脱げ」
「えっ?」
「だから、えっ?じゃないの。言われた通りにするしかないって、まだわからないの?」
「は、はい・・・」
 スコートのホックをはずし、下半身だけ裸になってその場にしゃがみ込みます。
「膝は開いてパイパンマンコがよく見えるようにしときなよ。これからあたしがマゾ子を犯してイカせてやるんだから」
 ヨシノさまがニヤリと笑います。

「マゾ子みたいな汚い淫乱マンコには、清浄な水でのお清めが必要だと思わない?」
 ヨシノさまが他のおふたりに問いかけます。
「だけど、マゾ子は根っからの淫乱ドスケベだから、きれいな水にさえ喘ぎ声出しちゃうんだろうけどね」
 ニヤッと笑って再度シャワーのコックをひねりました。
 勢いよくお水が飛び出します。
「意外と知られてないんだけどさ、ここのシャワーって水圧調整出来るんだよ」
「もっとも、一番水圧をきつくするとシャワーじゃなくて一直線の水流になっちゃうんだけどさ」
「要は庭の水撒きホースとかの原理と一緒だね」
 言いながら、シャワーヘッドの先っちょ部分をひねりました。
 放射状に出ていたお水が一本の線状になりました。
 同時にしゃがんでいる私のバストめがけてお水が勢い良く跳びかかって来ました。

「ああんっ!」
 一瞬、痛い、と思うほどのすごい水圧。
 お水が当たっている部分の肌がへこんでしまうほど、おっぱい全体が揺れてしまうほど強い水圧です。
「いやあっーん」
 乳首に当たると、布の上からでも乳首が肌にのめりこみ、斜めに傾いてしまいます。
「あんっあんっあんっ」
 まるで強力なマッサージ器を押し当てられているような激しい振動。
 こんなのをアソコに直に当てられたら・・・

「ほらね、やっぱり喘いでるでしょ?」
 ヨシノさまが愉快そうに言います。
「ねえ、マゾ子、気持ちいいの?」
「は、はいぃ。気持ちいいですぅ」
「このままおっぱいだけでイっちゃう?」
「ああんっ、出来ればこちらに当てていただけるとぉ・・・」
 そう言って、私はしゃがみ込んだ両膝をM字に大きく開きます。
「えっ、こちらって、どこ?わかんない」
「マゾ子の、恥ずかしいところ、ですぅ」
「恥ずかしいとこ、って、マゾ子は存在自体が恥ずかしいじゃん」
「だ、だから、マゾ子の、お、オマンコにですぅ」
「マゾ子の小汚いドスケベマンコでしょ?」
「はいぃ、マゾ子の薄汚い淫乱ドスケベオマンコにくださいぃ」
 キャハハハと、3人の愉しそうな笑い声が響きます。
 
 そして・・・


独り暮らしと私 17