2011年12月3日

ピアノにまつわるエトセトラ 18

 わざとらしいくらいゆっくりと私の真正面に戻ってきたゆうこ先生。
 まっすぐに私を見つめ、薄い笑みを浮かべました。

「ごめんなさい、直子さま。お約束を破ってしまいました。罰を受けます」
 
 私に一度お辞儀をして、おもむろに両腕をご自分の背中に回しました。
 ゆうこ先生の両肘がクイッと動いたと思ったら、胸元の小さな涙型の布地がフワッと浮き上がりました。
 
 その途端にゆうこ先生の頬がポッと赤らんで、左腕全体で両方のおっぱい、とくに乳首を隠すようにかばいながら、右手だけでマイクロビキニの透明ストラップを両腕から抜いていきました。

 小さな布片がゆうこ先生の足元に落ちると、ゆうこ先生は両腕で本格的に胸を隠しました。
 すっごく恥ずかしそうな素振りですが、演技しているのは見え見えです。
 ゆうこ先生ったら、私に叱って欲しくてしょうがないんです。

「何を今更隠しているんですか?そんな水着、着けてても着けていなくても同じじゃないですか?」
 
 プラスティック定規でゆうこ先生の腕をペチペチしつつ、ゆうこ先生のお顔に自分の顔を近づけました。

「何度も同じことを言わせないでください。しょうがない先生ですね」
「先生の両腕の位置は、そこではないでしょう?」
「さあ、早く私に見せてください。コーフンしていやらしく感じちゃって、ピンピンにとんがっちゃってるのですよね?えっちな先生の乳首は」

 ゆうこ先生が悩ましいお顔で私を見ながら、両腕をゆっくりとホールドアップしていきました。
 左腕が動いた瞬間に、まさにプルンッて音が聞こえてきそうな勢いで、押さえつけられていた左の乳首が跳ねるように宙に飛び出しました。
 
 私と同じくらの大きさで、私よりちょっぴり長め、私のよりいくぶん赤が濃い、硬そうで立派な乳首。
 少しの間小刻みに揺れてから静止したその乳首は、今はツンって斜め上に精一杯背伸びしています。
 
 乳輪は私より小さめで、淡いピンクのグラデーションが綺麗。
 右側の乳首もまったく同じ感じにいやらしく、豊かなバストトップに堂々とした存在感を誇示して君臨していました。

「先生!すっごくキレイです!」
 
 SMプレイ中なのも忘れて、思わず感嘆の声をあげてしまったほど綺麗なおっぱい。
 両手をご自分の頭の後ろに回したポーズのゆうこ先生は、少し胸を張り気味にして、私の視線の動きを目で追いながら、恥ずかしいけれど嬉しいことも隠せない、という、私にも大いに身に覚えのある、マゾな視られたがり特有の表情をしていました。

「せっかくマゾの服従ポーズをしているのだから、ボトムは私が脱がせてあげます。先生はそのまま、肩幅くらいに脚を開いて動かないでくださいね」
 
 下もゆうこ先生にご自分で脱いでもらう予定でしたが、一刻も早くゆうこ先生の肌に触れてみたい、という欲求が抑えきれず、自分でも想定外の科白を口にしていました。

「あ、ありがとうございます…直子さま…」
 
 ゆうこ先生は、ささやくようなお声でそうつぶやいた後、期待のこもった熱いまなざしを私に向けてきました。
 ゆうこ先生の両方の太腿が、アソコを軸として微かにクネクネ揺れています。
 
 でもまだダメよ、直子。
 もっともっと気分を盛り上げて、ゆうこ先生を焦らしに焦らして、どんどん悶えさせてあげなくちゃ。
 自制を胸に、ゆうこ先生の足元にしゃがみ込みました。

 ゆうこ先生の股間が私の目の前20センチくらいのところにあります。
 間近で見るゆうこ先生の股間の小さな布片は、満遍なくシットリ濡れて肌にペッタリ貼りついていました。
 
 濡れた白い布は、向こう側まで完全に透けていて、スジの割れ始めまでクッキリわかりました。
 ゆうこ先生もけっこう上ツキなんだ。
 近づけた鼻をくすぐる、汗で湿った布地が人肌に温められたときに出るような匂いプラスアルファの淫靡な香り。
 
 この匂いにも、私は身に覚えが大いにあります。
 それをかいだとき、私の股間も盛大にヌルリとざわめきました。

 ふっと見上げると、ゆうこ先生は服従ポーズのままうつむいて、私を潤んだ目つきで見下ろしていました。
 白くて平べったいお腹から上に辿っていくと、視界を遮るように突然現われる、ぼってりと重そうなふたつのたわわな果実。
 
 下から見上げたゆうこ先生のおっぱいもすっごく綺麗。
 そのもっと向こうにゆうこ先生のお顔。
 目と目が合うと、ゆうこ先生が心細そうな微笑を浮かべてきました。
 
 それは、何か、控えめにおねだりをするような、儚い期待を湛えた微笑でした。
 あわてて、再び正面に視線を戻しました。

 それにしてもなんて白くて綺麗な肌。
 このままこの股間に顔を埋めてしまいたい。
 そんな誘惑を振り切るように、わざとぞんざいに両手を、ゆうこ先生の両腿に貼りついているビニール紐にあてがいました。

「あっ!んーーっ」
 
 私の手が腿に触れた途端、頭上から悩ましげお声が降って来ました。
 一方私は、ゆうこ先生のあまりになめらかな肌の感触にゾクゾクッと背中が震えてしまいました。
 
 私の心の中に、普段はあんまり感じたことの無い、ちょっと暴力的かつ加虐的な何か、がメラメラッと湧き起こりました。
 早くこの綺麗なからだの女性にいろいろなことをして虐めたい、いやらしい声をあげさせたい、悦びに歪んだ顔を見てみたい、もっとしてって懇願させたい…
 そんな思いに衝き動かされ、いささか乱暴にビキニボトムを一気にずり下げました。

 黒いストッキングの膝まで下ろされた小さな布。
 その布から無毛なアソコへと、か細い透明な糸が数本、蜘蛛の糸のように伝っています。
 
 ゆうこ先生の秘所を隠すものは何も無くなりました。
 布が隠していた場所にも、お腹のほうと同じなめらかそうな白い肌が、ただつづいていいます。
 
 毛穴のプツプツやシミとか黒ずんだところも、ホクロさえもないまったくツルッツルのスベッスベ。
 両腿の付け根付近だけがゆるやかにプックリと膨らんでいて、その行き止まりにほんの少し、スジの割れ始めが覗いていて、その周辺だけ少し肌色が濃くて。
 そこからも小さな雫が垂れ下がっていました。

 いやらしすぎるっ!
 綺麗すぎるっ!
 ゆうこ先生って、ズルイっ!
 心の底からそう思いました。

「ほらっ!両脚上げて、このいやらしい布きれを脚から抜いちゃってください。それでさっさと向こうのお部屋からお約束の水着を取って来ることっ!」
 
 私は、ゆうこ先生の真っ白な太腿を定規でペチペチ叩きながら、追い立てるように玄関先まで追いやりました。
 演技でもなんでもなく、エス的な気持ちがフツフツと沸き立っていました。

「5分以上かかったら、裸のままで私と一緒にそのエレベーターに乗って、全部の階のボタンを押して1階まで行ってもらいます。いちいち扉が開けば、どこかの階で誰かに裸を視てもらえるかもしれませんよ?」
 
 咄嗟に浮かんだ妄想をそのまま口にしました。

「そ、そんな…」
 
 ゾクッと感じちゃったみたいなゆうこ先生。

「いやだったら、さっさと取って来てください。今5時45分ですから、50分までです」
 
 玄関のドアを外側に開け放しました。
 12月の冷たい空気がゾワゾワーッとお部屋に流れ込んできました。

「あ、鍵を忘れちゃった!」
 
 外に一歩踏み出そうとしたストッキング以外全裸のゆうこ先生があわてて室内に戻り、すぐに鍵を片手に戻ってきました。

「何をもたもたしているのですか?」
 
 今日初めて、定規ではなく私の右手で、ゆうこ先生のお尻をかなり強めに叩きました。
 フワッとお肉にのめりこむような、いい感触。

 パッチーンッ!
 わかる人にはわかる、調教、懲罰、躾、お仕置き、などという単語を連想させる淫靡な音が、反響の良いエレベーターホールに鳴り響きました。

「あっあんっ!」
 
 つづいて、ゆうこ先生の甘えるような喘ぎ声。

「なにいやらしい声を出しているのですか。ほら、もう30秒経っていますよ?ひょっとしてワザとですか?そんなにエレベーターに乗りたいですか?そんなに誰かに視られたいですか?」
 
 何も考えなくてもイジワルな科白がスラスラと出てきました。

 黒いオーバーニーストッキングだけを身に着けたゆうこ先生の後姿が、蛍光灯に照らされて小走りにお隣のお部屋のドアのほうに駆け出していきました。
 お尻の左側にうっすら赤く、私の手形がついています。

 ありふれた日常を感じさせる殺風景なエレベーターホール。
つい数時間前、普通にお洋服を着た私とゆうこ先生がおしゃべりしながら立っていたエレベーターホール。
 郵便配達の人も宅配便の人も管理人さんも普段から普通にうろうろしているエレベーターホール。
 
 そんな日常的空間に、今はおっぱいとアソコとお尻を丸出しにしたゆうこ先生が、ご自分のお部屋のドアに取り付いて、鍵を開けようとガチャガチャやっていました。
 横向きになったゆうこ先生のおっぱいがプルプル揺れています。
 この寒さにもめげず、ゆうこ先生の乳首がお元気なことは、少し離れた私からもわかりました。

 その姿をしっかり目に焼き付けて、私はレッスンルームのドアをガチャリと閉じました。
 室内に戻った私は、ピアノの椅子に腰掛けて大急ぎで制服のスカートをまくり上げ、ショーツの上から股間に右手をあてました。

 グッショリ。
 少し触れただけで、からだがビクンと反応してしまいます。
 このままオナニー出来たら、どんなに気持ちいいだろう…
 
 思う間もなくショーツのゴムと肌の隙間に右手がもぐりこんでいました。
 当然左手は胸へ。
 ブラジャーの下で、やんちゃな乳首も力いっぱい背伸びをしたがっていました。
 ブラの裏地に擦れるたびに、ムラムラがどんどん大きくなっていきます。

 ああんっ!
 私も早くお洋服を脱いじゃいたい。
 私もゆうこ先生に裸を見てもらいたい。
 ゆうこ先生が戻ってこられるのを待ちながら、私の右手がショーツの中でクチュクチュ音をたてていました。


ピアノにまつわるエトセトラ 19

2011年11月27日

ピアノにまつわるエトセトラ 17

 ジーンズを脱ぎ終え背中を向けたまま立ち上がったゆうこ先生の両脚は、黒の、おそらくラメ入りのシルクらしい、オーバーニーのストッキングに覆われていました。
 スラッと伸びた両脚の大部分が光沢のある黒い布で隠され、太腿の半分くらいから白い肌がお尻を通り越して背中へとつづいていました。

 お尻も一見、まったくの裸。
 正確には、ビキニボトムを固定するために腰の低い位置に紐が回っているのですが、それもか細い透明のビニール製なので。肌の色が透けて何も身に着けていないように見えました。

 それにしても、なんて綺麗な後姿のヌード。
 キュッとくびれた腰から、まろやかに広がるハート型のお尻。
 さっきのスパンキングで紅潮しているのがいやらしい。
 
 背中から太腿まで、シミや痣一つ無い、つややかな肌。
 その肌と絶妙なコントラストを見せる黒いニーハイストッキングが、太腿からふくらはぎまでの美しいカーブを、よりコケティッシュに魅せるのに一役買っていました。

 そんなゆうこ先生の後姿にしばし見蕩れていた私。
 早く正面からの姿も見せてもらわなくちゃ、と気を取り直します。

「脱いだら早く、私の真正面に立ってください」
 
 ゆうこ先生はもう腕で胸を隠すことはせず、緊張した面持ちで私の前に立ちました。
 両腕をゆるく後ろに回して、休め、のようなポーズ。
 お顔は若干うつむき気味で、恥ずかしいのか嬉しいのか、頬から首筋あたりまでほんのり紅くなっていました。

 上半身には、バストにこんもりとした頂を突っ張らせた涙型の小さな布片が二つ。
 下半身には、両脚の付け根部分に鋭角な逆三角形の小さな布片が一枚だけへばりついています。
 
 そして、両脚の膝上15センチくらいまでの黒ストッキング。
 それ以外は何も身に着けていない、ゆうこ先生の妖艶なセミヌード姿でした。
 その美し過ぎる裸に、しばし瞬きを忘れてしまうほど。

「顎を上げて、私にその綺麗なのに淫靡なお顔も、もっとよく見せてください」
 
 冷静に、落ち着いて、って自分に言い聞かせながら、次の段階へ進むべく事前に考えておいた科白を、ゆうこ先生に投げかけます。

「それに先生。先生の両手は、その位置ではないでしょう?先生みたいな人には、もっとお似合いのポーズがあるのでないですか?」
 
 これは、ゆうこ先生にお借りした官能小説の中にあった科白と同じでした。
 ゆうこ先生のお顔が一瞬ハッと固まって、それから、なんとも言えない、いやらしいお顔に崩れながら私を見つめつつ、お腹の前で両手をゆっくりと合わせました。

 両手の指を絡めて組み、左右一つに組み合わさった手のひらを頭の後ろまで持っていきます。
 両肩が上がり、両肘が左右それぞれ耳の横あたりまで上がり、組んだ手のひらは後頭部に当てられました。
 例えるなら、腹筋運動をやるときの腕の位置です。

 この格好になることによって、左右の腋の下が全開になります。
 両腕を上げるので、胸を張った状態となり、左右のおっぱいを前に突き出すような姿勢になります。
 
 両手は頭の後ろでキープしているので、まったく使えなくなります。
 その結果、上半身、下半身ともまるで無防備となり、どんなイタズラをされても、隠すことも、抵抗することも出来なくなるポーズ。
 私のからだを自由にしてください、という意味の、誰が名づけたのか、マゾの服従ポーズ、なのです。

 ゆうこ先生は、恥ずかしさと嬉しさが入り混じっているのか、結果的に、はにかむようないじらしいお顔になって、私をじっと見つめてきました。
 ゆうこ先生のからだに一歩近づき、右手に持ったプラスティック定規の先端で、小さな布地の上から、左乳首をツンツンと軽くつつきました。

「あぁんーーっ!」
 
 ゆうこ先生が大袈裟な嬌声をあげました。

「あらあら先生、はしたないお声だこと。嬉しくて仕方ないのでしょう?定規でつついただけでも、ココがすっごく硬くなっているのがわかりますよ?」
 
 定規の角のところを乳首から左脇腹のほうへツツーッと滑らせます。

「うっぅーんっ~」
 
 ゆうこ先生の色っぽいお声。
 全身がもぞもぞ揺れています。

「そうですよね。こんなに綺麗なからだをしていらっしゃるのだもの、誰かに視てもらいたくて、仕方ないですよね?」
「本当に綺麗でいやらしいからだ。このおっぱいなんて、私、今すぐにでもめちゃくちゃに揉んでみたいもの」

「それにこのえっちな水着。いっそオールヌードのほうが、まだ女性美とか健康美とか言いつくろうことが出来るけれど、こんなのを着て、おまけに黒ストッキングなんて、露出狂のドMなヘンタイさんとしか、言いようが無いのではないですか」

 どの科白も本心から言っていました。
 本当に、今すぐむしゃぶりつきたいほど、えっちな衣装のえっちなからだでした。
 そんな科白を投げかけながら、ゆうこ先生の左右のおっぱいを、上から下から定規で軽くペチペチ叩きつづけました。

「ああんっ、お願い許してっ、いやんっ、いやーんっ!」
 
 ゆうこ先生は、からだをクネクネさせて身悶えつづけます。

「先生、私に見られて、お仕置きされて、ずいぶん感じちゃったみたいですね。下半身の布地、ビシャビシャですよ?穿いている意味がないくらい」
 
 定規の先をゆうこ先生の少し開いた両腿の付け根下にもぐりこませ、両内腿をペチペチ叩きました。

「あ、そこはだめんっ!あ、だめなのですぅ」

「何がだめなのですか?こういうことをしてもらいたいから、そんな水着を選んで、私とのレッスンに臨んだのですよね?」
 
 定規を引っ込めて、ゆうこ先生をまっすぐに見つめました。
 ゆうこ先生の潤んだ瞳が、もっとして、っと訴えかけていました。
 股間の布から内腿へ、重そうな雫がツツーッと一筋垂れていきました。

 ゆうこ先生の股間を隠す布は、本当に股の付け根からスジ一本を隠すためだけの機能しかありませんでした。
 もっとも今は、ビショビショに濡れて更に細くなり、その機能さえ危うくなって、たぶんお尻の穴は隠しきれていないでしょうけれど。
 
 以前ネットで、その部分に小さな絆創膏だけを貼った、大股開きのオールヌード写真を見たことがありました。
 そのモデルさんもパイパンで、本当にスジだけが隠れるほどの小さな絆創膏。
 いやらしい想像力を悪戯にかきたてる、すっごくえっちな写真でした。

 でも目の前のゆうこ先生のソコは、薄い布地越しに見事に透けて、無毛なその部分の形状をクッキリ浮かび上がらせていました。
 絆創膏写真以上のいやらしさを、ゆうこ先生が着けているビキニボトムは持っていました。

 ゆうこ先生の恥ずかしくもえっちなただずまいをひとしきり眺めて堪能した私は、次の段階へ進むことにしました。

「でも、先生の望みはまだ叶えられません。先生は、私とのお約束を守ってくれませんでしたから」

「えっ?」
 
 ゆうこ先生のお顔が一瞬、真顔になりました。

「お約束…って?」
 
 本当にわかっていないらしいゆうこ先生。

「私は、先生とのヒミツのレッスンのときは、昔、我が家に来たときに着ていた水着を着て、レッスンしてください、ってお願いしました」

「ええ。だから今日は、この水着をあらかじめ着て、直子ちゃんを待っていたの」
 
 ゆうこ先生がご自分の胸と下半身にあらためて目をやってから、照れたように微笑みました。

「でもそれは、あのときの水着ではありません」

「えっ?」

「あのときのはベージュ色でした。今先生が着けているのは白。違います」

「あれっ、そうでしたっけ?」

「はい。私、はっきり憶えています。って言うより、先生?そんなえっちな水着、何着もお持ちなのですか?」
 
 私は本気で呆れていました。

「えーっと。5、6着か、もっと・・・」

「うわー。それに、いつどこでどれを着たか忘れちゃうくらい、そんなに頻繁に、そういうのを着て遊んでいるのですか?」

「…冬場とか、これの上に暖かいコートだけ着てお買い物に行ったりもしています…」

「あのえっちなジーパンを穿いたりしても、ですね?」

「…はい…」
 
 ゆうこ先生ったら、明らかに嬉しそうにモジモジしています。

「わかりました。さすがはヘンタイ露出マゾの大貫先生ですね。それはもういいですから、とにかく私に、お約束通り、あのベージュの水着姿を見せてください、それとももう、あの水着は無いのですか?」
 
 心の中では、やっぱりゆうこ先生はスゴイ、って感嘆している私。
 
「いいえ、たぶんまだ、隣の部屋のクロゼットに…」

「だったら取って来てくださいっ!」
 
 少しヒステリック気味に叫んでしまいました。
 気を抜いたら、ゆうこ先生のヘンタイパワーに押し流されそう…
 今は私がエスなのだから。

 マゾの服従ポーズのままのゆうこ先生は、少し困惑気味でしたが、わかりました、とおっしゃって、窓際のソファーのところに歩いて行き、バッグからお部屋の鍵らしきものと壁にかかっていたフリースのスタジアムコートみたいなものを手に取りました。

 私の前を素通りして、スタジアムコートに腕を通しながら玄関へ向かおうとするゆうこ先生を定規で制しました。

「ちょっと待ってください」

「え?あ、はい?」

「今は、私とのレッスン中です。それで、前にしたお約束通り、私とのレッスン中は、あのベージュの水着以外を身に着けることは許しません」

「えっ!」
 
 ゆうこ先生のお顔が一瞬驚いた後、急激に淫らに歪みました。
 すがるような目つきになって、小さなお声で聞いてきました。

「…つまり?」

「つまり、その白い紐水着は今すぐ脱いでください。フリースもだめです」
「あ、そのストッキングはそのままでいいです。それは履いていたほうが先生、いっそういやらしいです」

「つまり、裸で隣の部屋に行け、ということ…ですね?」

「そうです。このフロアは両方とも先生のお家ですよね?エレベーターホールにちょっと裸で出るくらい大丈夫なのではないですか?それとも、宅配便の人とかが急に来るとか?」

「それは、事前にエントランスで連絡があると思うけれど…」

「それに、先生のことだから、普段からそういうこと、ちよくちょくしているのではないですか?」

「ううん。誓って言うけれど、どちらかの部屋でずっと裸なことはよくあるけれど、裸のままエレベーターホールには出たことは無いの。ちょっと出たいときは、今みたいに上に何か羽織るようにしていたから。だから今も習慣的にフリースを手に取ったのだけれど…」

 少し考えていたゆうこ先生は、やがて小さくうなずきました。

「なんだかそれはワクワクしてくる。なんで今までやったことなかったんだろう?」
 
 えっちな笑顔で私を見ました。

「ワクワクなんかしちゃだめです。これも先生に対するお仕置きなのですから」
 
 私もワクワクしながら、それでも努めて冷たい声で言いました。

「さ、早くそのお約束違反の、ジャマな水着を脱いじゃってください」


ピアノにまつわるエトセトラ 18

2011年11月26日

ピアノにまつわるエトセトラ 16

「バストを隠している両腕をどけてください」
 
 スーパーローライズなジーンズのショーゲキを消化した私は、あらためてじっくりゆっくり、ゆうこ先生の恥ずかしい紐ビキニおっぱいを見せてもらうことにしました。
 あの夏の日以来、ムラムラするたびに頻繁に思い出すほどのインパクトだった、ある意味全裸よりいやらしい、誰が見ても露出狂としか思えない、水着とさえ言えない水着。

 うつむいてもたもたしているゆうこ先生の腕に、容赦なくプラスティック定規を振り下ろします。
 ピシャッ!

「ぁあんっ!」

 甘えるようなため息を吐いた後、ゆうこ先生は観念したようにゆっくりと両腕をおろしました。

 ゆうこ先生の、豊満なのに垂れていない、形の良い西洋梨のようなおっぱい。
 その白い肌には、先端の部分にだけ幅4センチくらいの、涙型の小さな布が貼り付いていました。
 
 肩ストラップや涙型をつなぐ紐は、細くて透明なビニール製なので、ちょっと見では、両方のおっぱいの先端に小さな布だけがくっついているように見えました。
 そして、その布の左右とも、中央部分が盛大にポチッと突き出していました。

 ゆうこ先生もけっこう、乳首が大きいんだ…
 でも、小さな布なのに乳輪の翳りがはみだしていない…
 全部露になっているぽってりとした下乳のカーブのエロさといったら…
 あれから3年以上も経ったのに、プロポーションにますます磨きがかかっている…

 気をつけの姿勢でうつ向いてモジモジしているゆうこ先生の上半身を、至近距離で遠慮容赦なく舐めるように見つめながら、私はそんなことを考えていました。
 おっぱいを視姦し尽くした自分の目線がやがてまた、吸い寄せられるようにゆうこ先生の破廉恥な下半身に移ったとき、ハッと気がつきました。

「そう言えば先生?一月前のここでのレッスンのときも、そのジーンズを穿いていませんでしたか?」

「え、ええ…」
 
 ゆうこ先生が真っ赤なお顔を少しだけ上げて、私を上目遣いに見つめてきました。

「私が真面目にレッスンに励んでいるとき、先生は、えっとあのときはニットのロングセーターの下で、パイパンなアソコを半分はみ出させていたのですか?」

「は、はい。そうです…」
 
 ゆうこ先生の瞳がうるんでキラキラ光ります。

「お夕食のときも、お話しているときも?」

「はい…それで…」

「それで?」
 
 ゆうこ先生が悩ましいお顔で、私を見ながら小さな声でつづけます。

「わたしの恥ずかしい秘密を知ってもらいたくて、お帰り際の頃には、直子さまが気がついてくださらないかな?って、ドキドキしながらテーブルの下で、こっそりセーターの裾をめくったままにしていました…」
「結局、素子さんが来てしまったので、あきらめました…」
 
 唖然とする私。

「ほ、本当に…はしたない先生ですね。あの日もそんなに濡らしていたのですか?」
 
 つい、そのときのゆうこ先生の気持ちを思ってドギマギしてしまい、エムが勝りそうになる自分の心をなんとか抑えて、エスっぽい質問を浴びせます。

「はい。あのときはノーパンでしたから、もうジーンズはオモラシしたみたいにビショビショでした。直子さまお帰りになった後、直子さまを想って思いっきり自慰行為をしました」
 
 私を上目遣いで見つめてくるゆうこ先生。

「わたしがノーブラだったのは、気がついていくださったのでしょう?」

「は、はい…」
 
 ゆうこ先生のえっちな迫力に圧倒されそうな私。
 これでは、いけません。

「そ、そうでしたか。それなら今日は、もっともっと恥ずかしいメにあってもらいます!」
 
 今すぐにでもゆうこ先生に抱きつきたい衝動をこらえるために、持っていた定規で自分の左手のひらをパンッて強めに一回叩きました。

「はい。それではピアノに戻って、もう一度始めから弾いてください」
 
 今の、紐ビキニトップに恥丘半見えローライズ姿のゆうこ先生も充分いやらしくて、ここでピアノストリップは終わらせちゃってもよかったのですが、ここまで来たら、ローライズを自らの手で脱いで、いやらしい紐ビキニ上下の姿を晒すところまでが、SMプレイのお約束でしょう。

 ゆうこ先生がゆっくりとピアノに戻り、おもむろに弾き始めました。
両腕が左右にめまぐるしく動き、両肩が上下して上半身が揺れるたび、乳首だけを小さな布で隠したたわわな乳房がプルンプルンと躍動します。
 
 その動きで布がズレて、今にも乳首が飛び出しちゃいそう。
 私は、ゆうこ先生の肩越しから見下ろせる、奔放にユサユサ跳ね回るおっぱいに目が釘付けでした。

 今回は曲のかなり後半までノーミスでいきました。
 それにしても、綺麗な女性が半裸でピアノを弾く姿って、なんてエロティックなんでしょう。
 
 女性のからだの優美な曲線とピアノの鍵盤の直線とのコントラスト。
 白い肌の下で艶かしく緩んだり緊張したりする筋肉の動きと、鍵盤を滑るしなやかな指先。
 この腕が、この指先が、この後きっと、私のからだをいろいろとまさぐってくれるんだな、って思うと、からだがゾクゾク震えてきてしまいました。

 そんなことを考えてうっとり見蕩れている私にサービスしてくれたのか、ゆうこ先生は、たっぷりとセクシーな演奏姿を見せてくれた後、曲の終わり間際でやっと、ワザとらしいミストーンを一音鳴らしました。
 ハッと我に返る私。

「あ。また間違えましたね先生。もうこれで3度目ですよ。集中力が欠けていますね?」

「はい。ごめんなさい。直子さまに視られていると思うと、とても恥ずかしくって…」
 
 ゆうこ先生が上半身をこちらに向けて私を見上げ、両手のひらを上に向けたまま揃えて、物乞いをするような格好で両腕を差し出してきました。

「どうぞ、罰を、罰をください…」
 
 おねだりするような瞳で私を見上げてきます。

 私は、何も言わずに黙って3回、ゆうこ先生の手のひらから両手首のあたりを、プラスティック定規で、かなり強めに打ち据えました。
 
 パシンッ!
 パシンッ!
 パシンッ!

「あぁ~んっ!」
 
 眉根にシワを寄せた悩ましいお顔。
 色っぽいせつなそうなお声。
 もういてもたってもいられなくなってきました。

「そんな、えっちなジーンズを穿いているから、演奏に集中出来ないんです。それもさっさと脱いでしまいなさいっ!」
 
 ちょっと強い口調で命令しました。

 私が言われたいと思っていることが、ゆうこ先生が言われたいこと。
 私がされたいと思っていることが、ゆうこ先生がされたいこと。
 その言葉を思い出していました。
 
 ゆうこ先生の全身からムンムン放たれているえっちなマゾオーラにどんどん欲情して、ゆうこ先生のお顔をもっともっと歪めてあげたくて、たまらなくなりました。
 誰かに恥ずかしい命令をすること、言うことをきかせることの快感が、だんだんわかってきました。

「立って、こちらに来てください」
 
 ゆうこ先生がピアノを離れ、私の目の前にモジモジしながら立ちました。
 綺麗なお顔が淫らに火照っていました。

「お尻をこっちに向けてください」
 
 こんなとき、私ならどうされたいか?
 それは当然、お尻をぶたれたいです。

「3回もミスをした先生には、お仕置きが必要です。お尻をこちらに突き出してください」
 
 ゆうこ先生が回れ右で背中を向け少し足幅を開いてから、その場でおずおずとローライズジーンズを少しずり下げ、上半身を前に倒していきました。
 たわわなおっぱいが下へと垂れ下がり、それに伴って、くびれたウエストからまあるいカーブを描く形の良いヒップがこちらに突き出されました。

 ローライズで半分だけ隠された真っ白いお尻。
 前屈みになってもジーンズの狭い布幅でギリギリ、お尻の穴は隠せるみたいです。
 お尻のかなり低い位置に、透明なビニールの紐が通っているのがわかりました。

「両手はそれぞれ足首を掴んでいてください」

 パァーンッ!
 
 少しの間の後、何の前ぶれも警告も無くいきなり、ゆうこ先生の右の尻たぶをプラスティック定規で打ち据えました。

「あぁーんっ!」
 
 いやらしいお声で啼くゆうこ先生。

「なんだかえっちな声ですね?お尻をぶたれて、嬉しいのですか?これはお仕置きですよ?」

「そ、そんなことは…あぁーんっ!」
 
 ゆうこ先生のお返事が終わらないうちに左へもう一発。

「ほら、えっちな喘ぎ声。先生、絶対悦んでいますよね?」
 
 パァーンッ!

「いやぁーんっ!」
 
 パァーンッ!

「あああーーっ、お許しくださいぃ」

「ほらほらー、お仕置きされている間に早くジーパンを脱いじゃってください。ぐずぐずしていると、お尻が真っ赤っかに腫れちゃいますよ?」

「だって、直子さまが足首を掴んでいろ、って…」

「だって、って何ですか?口答えするのですか?」
 
 パァーンッ!

「いやーんっ!ごめんなさいぃ」
 
 パァーンッ!

「もうだめぇですぅ!脱ぎますぅ、脱ぎますからぁ」
 
 からだを120度くらいまで折り曲げた前屈みのまま、ゆうこ先生がちょうどアソコの前あたりに両手をあててモゾモゾしています。
 ジーンズの前ボタンをはずしているのでしょう。

「先生!絶対に自分で自分の気持ち良い場所を、さわったりしたらダメですからね!」
 
 パァーンッ!
 私もだんだん調子が出てきました。

「はぃぃ、直子さまのご命令には、もう絶対に逆らいませんからぁーっ!」
 
 ゆうこ先生の切なくも嬉しそうなお声。

 私は容赦なく、ゆうこ先生が突き出してくる弾力あるお尻を定規で打ちつづけました。
 真っ白だったお尻がみるみる薄桃色に色づき、肌を打ちつける淫靡な打擲音とゆうこ先生の桃色な悲鳴が、しばらくお部屋に鳴り響きつづけました。

 ヨロヨロしながらやっとのことで、ゆうこ先生がジーンズを膝上までずり下げました。
 ピチピチのきつそうなジーンズなので、お尻をぶたれながら脱ぐのは大変みたい。
 
 私の目の前には、思い切り高く突き出されたゆうこ先生のピンクに染まった裸のお尻。
 透明の細いビニール紐からTの字に、これまた細い布地がお尻の穴の上を通って前に回っていました。
 布全体がグッショリ濡れていてピタッと肌に貼りつき、お尻のスジの延長線のように、布の上に一本の卑猥なスジがクッキリと深く食い込んでいました。

「さあ、もうぶちませんから、さっさとそのえっちなジーンズを脱ぎ捨てちゃってください」
「脱いだらこっちを向いて。これから先生のえっちなからだを隅々までじっくり観察させてもらいます」

「だって先生は、恥ずかしい姿を見られるのが大好きなヘンタイマゾ女なんですものね?見せたくて見せたくて、しょうがないのですものね?」
「おっぱいがどんなになっているか、アソコやお尻がどんなになっているか、じっくり観察させてもらいますから」

 私がされたいことが、ゆうこ先生もされたいこと。
 しゃがみ込んでジーンズを両脚から抜いているゆうこ先生の丸まった背中に、私は快感をゾクゾク感じながら冷たくイジワルく言い放ちました。


ピアノにまつわるエトセトラ 17