2010年8月28日

お医者さんごっこと私 07

「なおちゃんとわたしが先に裸ん坊になっちゃえば、弓子ちゃんもなりやすいんじゃないかなあ?」

 由美ちゃんのそんな提案で、その日のお医者さんごっこの段取りを二人で詳しく決めました。

 それとは別に、私もあるアイデアを思いついていました。
 でも当日ビックリさせちゃおうと思い、それは由美ちゃんにも言わないでおきました。

 結局その日は、由美ちゃんのお母さんが気を遣ってくれて、夕方から弓子ちゃんのご家族も由美ちゃんちに来て、私たち家族のさよならパーティみたいなことをやることになりました。

 その日はよく晴れた、2月中旬にしては暖かい日でした。
 母からは、くれぐれも戸締りと火の始末に気をつけるように、由美ちゃんのお母さんにご迷惑をおかけしないように、としつこく言われ、朝の9時頃に父と一緒に家を出て行きました。

 今日はお昼ご飯を食べた後に、由美ちゃんと弓子ちゃんが私の家にやって来る予定です。
 私はお気に入りのピンクのワンピースに着替えて、思いついたアイデアの準備をしてから、一人で母が作っておいてくれた昼食を温めて食べました。

 1時15分くらいに弓子ちゃんがやって来ました。
 真っ赤な厚手のステキなワンピースにピンクのショールを巻いています。
 髪の毛は可愛くおだんごに結ってあります。

「これ、お母さんがお土産にって…」

 ケーキの箱らしいものを手渡してくれます。

「ありがとう」

 弓子ちゃんをリビングに案内しました。
 今日のお医者さんごっこは私のお部屋ではなくて、せっかくだからリビングでやろうと決めていました。
 
 リビングのエアコンを調整して、裸ん坊になっても寒くないくらいの温度になっています。
 窓はすりガラスなので外から見えちゃう心配はありません。
 せっかくの晴れの日だし、カーテンは開けたままにしておきました。

 二人で並んでソファーに座っておしゃべりしていると5分くらい後に、由美ちゃんもやって来ました。
 淡いグリーンのサロペットの下に淡いピンクのブラウスと、その上に白い毛糸のカーディガンを着ています。
 髪はオールバックにして黄色いカチューシャで留めています。
 大き目の布製のバッグを肩にかけてニコニコ笑いながら登場しました。

 冷蔵庫からフルーツジュースを出してきて、弓子ちゃんのお土産のケーキを三人で食べました。
 一息ついてから、

「そろそろ、始めよっか?」

 由美ちゃんが言って、バッグの中からお医者さんごっこのおもちゃを取り出しました。

「今日は、最初にわたしが患者さんをやらせてね。チユちゃんがお医者さんで、なおちゃんは看護婦さん」

 バッグの中から取り出した白衣代わりのワイシャツを弓子ちゃんに渡しながら、由美ちゃんが言います。

 由美ちゃんは、三人で遊ぶときは由美ちゃんと弓子ちゃんの名前が似ていて紛らわしいので、弓子ちゃんのことを『小さいほうのユミちゃん』 という意味で『チユちゃん』 と呼んでいました。

 リビングに隣接したダイニングのテーブルが今日はお医者さんの机です。
 椅子だけを向かい合うように置いてワイシャツを羽織った弓子ちゃんとカーディガンを脱いだ由美ちゃんが向き合いました。
 私は二人の傍らに立っています。

 いつもは家族でご飯を食べている私んちのダイニングで、これから由美ちゃんが裸になります。
 そして、その後には私も…

 外の陽射しとお部屋の電気のせいでダイニングもリビングもとても明るいです。
 私の胸は、早くもドキドキしてきました。

 弓子ちゃんの、

「今日はどうしました?」

 の言葉で、お医者さんごっこが始まりました。

 由美ちゃんは上半身のシンサツのとき、サロペットの肩紐を両方はずして胸当てを下げてから、ブラウスのボタンを全部はずして腕も抜いて完全に脱いでしまいました。
 脱いだブラウスを看護婦さん役の私が受け取り、ハンガーに掛けます。

 それから、そろそろと由美ちゃんがスリップの裾をまくり上げます。
 由美ちゃんの白くてきれいな胸が露になりました。

 由美ちゃんは、おっぱいの乳首の上のところまでまくり上げたスリップの裾を両手でつかんだまま弓子ちゃんに丸出しな胸を突き出しています。
 弓子ちゃんが聴診器をペタペタと由美ちゃんの素肌に押し付けます。
 由美ちゃんは気持ち良さそうに目をつぶって、その感触を楽しんでいるようです。

「それでは、背中を向けてください」

 弓子ちゃんがそう言うと、その言葉を待っていたかのように、

「ねえ、チユちゃん?わたし、スリップずっとまくっているの疲れちゃうから、脱いじゃうね?」

 返事も待たずに由美ちゃんが立ち上がり、バンザイの形をしてスルスルっとスリップを頭から抜きました。
 また私が受け取ってハンガーにかけます。

 由美ちゃんが上半身裸になりました。
 恥ずかしそうに腕を胸の前で交差して隠しながら、また弓子ちゃんと対面します。
 弓子ちゃんにとっては初めての展開です。

 弓子ちゃんは由美ちゃんの上半身裸を間近で見て、まぶしそうに、ちょっと照れたように頬を染めています。
 由美ちゃんが胸を隠したままからだを回転させ、弓子ちゃんに背中を向けました。
 気を取り直したように弓子ちゃんが由美ちゃんの背中に聴診器を這わせていきます。

「はい。それではお注射を一本しておきましょうか」

 ひさしぶりのお医者さんごっこで楽しそうな弓子ちゃんがそう言うと、由美ちゃんは、弓子ちゃんのほうに向き直って、胸を隠していた両腕をはずしました。
 由美ちゃんの小さな乳首を弓子ちゃんがマジマジと見つめています。

「先生?わたしお腹が痛いので、お尻のほうに大きなお注射をしてください」

 由美ちゃんがワケのわからない理由を言って、お尻へのお注射をおねだりします。

「そ、そうですね…ではお尻にお注射しましょう」

「弓子先生、ベッドはこっちです」

 私の誘導で三人がリビングへ移動しました。

 さっき座っていたソファーの背もたれを倒して平らにして、大きいバスタオルを敷いておきました。

「そこのベッドにうつぶせに寝てくださいね?あ、おズボンは脱いでください」

 看護婦役の私がリードします。
 由美ちゃんは私たちに背を向けてから腰をかがめて、サロペットの下半身を脱ぎ始めました。

 脱いだサロペットを私に渡すと由美ちゃんは、ピンクのショーツと水玉のソックスだけの裸ん坊になりました。
 リビングにあるサイドボードのガラスに自分の姿が映っているのに由美ちゃんが気づいたらしく、顔を真っ赤に染めて、また両腕で胸を隠しました。

「では、ベッドに寝てください」

 私は大きな注射器を弓子ちゃんに手渡し、濡らしたハンドタオルを手に持ちました。
 うつぶせになった由美ちゃんの腰のところにかがんで、ショーツに手をかけます。
 由美ちゃんのショーツを私の手で脱がすのは、これで二度目です。

 なんだかすごくワクワクして、ドキドキして、顔が火照ってしまいます。
 ゴムのところを少し伸ばして、ショーツをいったん膝まで下ろします。
 由美ちゃんもお腹を浮かせて協力してくれます。
 白くてまあるい由美ちゃんのお尻が明るいお部屋の中であらわになりました。

 それを見つめていたら、このあいだのことを思い出して急にちょっとイジワルがしたくなってしまい、付け加えました。

「寝たままだとちょっと、先生がお注射しづらいので四つん這いになってくれますか?」

「えっ?!」

 由美ちゃんと弓子ちゃんが同時に声をあげます。

 由美ちゃんとの打ち合わせでは、とにかく二人とも先に丸裸になってしまおう、ということと、二人ができるだけ恥ずかしい格好をすれば弓子ちゃんの恥じらいが和らいで見せやすくなるだろうから、二人が患者さんのときは、そういう指示をしよう、と決めていました。

 由美ちゃんが、やっぱりそれは恥ずかしい、みたいな顔をして私を一瞬見ましたが、すぐに覚悟を決めたように、おずおずと肘と膝を立てて四つん這いになりました。
 顔が真っ赤です。
 そのあいだに私は由美ちゃんのショーツを両脚から抜き取って、由美ちゃんの枕元に置きました。

 とうとう由美ちゃんは、私の家のリビングでソックスだけの丸裸になりました。
 その上、お尻を突き出した四つん這いの恥ずかしい格好で、弓子先生のお注射をプルプル震えながら待っています。

 私は由美ちゃんのお尻全体を濡れたタオルで優しく拭いてから、お尻の穴近く右側の柔らかいお肉を入念にタオルでスリスリしました。

「先生、ここにお注射してあげてください」

 弓子ちゃんも、由美ちゃんのお尻を至近距離でしげしげと見つめ、顔を真っ赤にしています。
 由美ちゃんのお尻の穴とアソコのスジが丸見えです。
 弓子ちゃんの目が爛々と光って興味シンシンっていう感じです。

 弓子ちゃんがおそるおそる注射器をかまえて、私が指示した由美ちゃんのお尻の穴近くに持っていきます。
 注射器の先端が肌に触れたとき、由美ちゃんは、

「はうんっ!」

 って、小さなため息をつきました。

 弓子ちゃんが注射器のピストンをゆっくり押してから、注射器を肌から離しました。
 そのあいだも弓子ちゃんの目は由美ちゃんのお尻の穴とスジに釘付けです。

 それから弓子ちゃんは、またおそるおそるという感じで由美ちゃんのお尻に両手を近づけていき、今お注射したあたりの肌を頬を染めたすごく嬉しそうな顔で、やさしくニギニギ、モミモミしています。

 また由美ちゃんが、

「はふんっ!」

 と小さく啼きました。


お医者さんごっこと私 08

お医者さんごっこと私 06

「ねえ?なおちゃん?」

 由美ちゃんが視線を落としたままポツリと言いました。

「弓子ちゃんのスジも見てみたいね…」

 私もそう思っていました。
 でも、それはたぶん無理。

「でも弓子ちゃん、大きなお注射だってイヤがるでしょ?お尻見せるのもイヤなんだから、前のほうはもっと無理なんじゃ…」
「無理矢理脱がせるのはかわいそうだし、第一、泣かせちゃったりしたら、あのお兄さんに叱られちゃうよ?」

「お兄さんに嫌われるのはやだなー」

 由美ちゃんが真剣に言います。

「弓子ちゃんて、パン屋さんの子だよねえ?」

「ヒロも何度も会ったことあるでしょ?確か一年生のときは同じ組だったんじゃない?」

「ボク、一年生のときはあまり学校行かなかったから…でも知ってるよ。運動会の練習のとき、一緒になったし」
「あの子、カワイイよね。ボクもあの子の裸、見たいなあ…」

「ぜーーったい、ダメ!同じ学校の男子になんか、わたしたちの裸、見せるもんですか」

「だって、ボクも男子だよ?」

「あんたは弟じゃん」

「それじゃあ、直子お姉ちゃんの裸は?」

「あっ!」

 私はまた急に恥ずかしくなってしまい、胸と股間を隠してしまいます。

「こら、ヒロ、あんた学校行って、なおちゃんの裸見たー、とか言いふらしちゃダメだからね!もしそんなことしたら…」

 由美ちゃんがビンタのバックスイングポーズで威嚇します。

「ボ、ボク、そんなことしないよ?直子お姉ちゃんも可愛くてキレイだから、大好きだもん」

 私はまたまた違う恥ずかしさに火照ってしまいます。

「ゆみーーっ、ひろゆきぃーーっ、いるのぉ?----っ」

 突然、階下から大きな声がしました。

「あーーっ、ママが帰ってきちゃった!?」

 時計を見ると4時55分でした。

「ほら、ヒロユキ、早くパンツとズボン穿いて、下に降りてって、ママが上がって来ないように食い止めて!」

 由美ちゃんが素早く立ち上がって、私にお洋服のかかったハンガーを渡しながらヒロくんに指示します。

「うん!わかった。まかせてっ!」

 ヒロくんも素早く立ち上がり、さっき由美ちゃんにパンツごと脱がされた半ズボンを目にも止まらぬ早さでパンツごと穿いて、

「ママァーー、おかえりぃーーー」

 と大きな声を出しながら、バタバタと階段を駆け下りていきました。

「今ねぇー、直子お姉ちゃんが来てるのぉーっ。三人でトランプしてたのぉーっ…」

 ヒロくんがワザとらしいくらい大きな声をあげています。

 私もあわてて机の上のショーツを取って穿いてから、スリップ、ブラウス、ジーンズの順に大急ぎで身に着けました。
 由美ちゃんはとりあえず裸の上にワンピースをかぶって、お医者さんごっこのお道具とワイシャツを片付けてからトランプを床の上にばら撒きました。
 姉弟のコンビネーション、バッチリのようです。

 それから由美ちゃんがゆっくりとショーツを穿こうとしたときに、ドアがバタンと開きました。
 由美ちゃんはショーツをあわててワンピースのポケットに突っ込みます。

「あら、直子ちゃん、いらっしゃい」

「こんばんはー。おじゃましてまーす」

 私は床にペタリと座り込んだまま、ペコリと頭を下げます。

「さっき駅前のスーパーで直子ちゃんのママに会ったわよ。まだ帰らなくていいの?」

「はい。5時半までには帰ることになっています」

 由美ちゃんは顔を伏せたまま、床に散らばったトランプを集めています。

「そう。じゃあこれ飲んでって。もうお夕食近いからジュースだけね」

「ありがとうございます。ごちそうになります」

「あら由美?裸足で寒くないの?」

 由美ちゃんのお母さんがトランプを切っている由美ちゃんに目を向けて聞きます。

「うん。このお部屋暖かいし、勝負が白熱してるから、だいじょうぶ」

 由美ちゃんが顔をあげてニコっと笑いました。

「そう。ならいいけど。じゃあ直子ちゃん、ごゆっくりね」

 そう言って由美ちゃんのお母さんは、お部屋を出て行きます。
 お母さんの後ろからついてきたヒロくんがペタンと床に座ります。
 ドアがパタンと閉じた瞬間、私たち三人は同時に顔を見合わせてニターって笑いました。

 私はその日、お家に帰ってからもいろいろと思い出しては、その日にした、させられた恥ずかしさに興奮してしまい、なかなか眠れなくて困りました。

 それからしばらくのあいだは、お医者さんごっこをやるチャンスがありませんでした。
 由美ちゃんちなら一度チャンスがあったのですが、ヒロくんも家にいるので話が別です。

 一応、弓子ちゃんに、

「明日、由美ちゃんち誰もいないんだけど、お医者さんごっこ、やる?」

 って聞いてみました。

 弓子ちゃんは、しばらくやっていなかったので嬉しそうに、

「うん」

 て答えました。
「でも、弟がいるかもしれないんだよね…」

 由美ちゃんが言いにくそうに付け加えました。

「弟って、ヒロユキくん?」

 弓子ちゃんが不安そうに聞き返します。

「それだと…ちょっと、イヤかな…見られたら恥ずかしいし…」

「そうだよね。じゃあ普通に遊ぼうか」

「うん」

 結局その日は四人でトランプとゲームで遊びました。
 ヒロくんは本気で弓子ちゃんのことが好きみたいで、照れながらもすごく嬉しそうでした。

 相変わらず三人で誰かの家に集まっては遊んでいましたが、季節も冬になって、寒くて厚着になっていましたし、お医者さんごっこを是が非でもやりたいという雰囲気は薄れていました。
 それでも、由美ちゃんと私のあいだでは、弓子ちゃんのスジを見よう計画、をことあるごとに練っていました。

 実行場所は私の家。
 それだけは決まっていました。
 三人だけの秘密にするには、かわいそうだけれどヒロくんは邪魔者です。
 
 問題は、どうやって弓子ちゃんが自分から脱ぐようにしむけるか、です。
 いいアイデアが浮かばないまま二学期の終業式を終えて、年が変わっていました。

 1月に入って始業式から帰ったとき、私の4年生進級に合わせて、遠くへ引越すことになった、と母から告げられました。
 
 ショックでした。
 私はずーっと由美ちゃんと弓子ちゃんと一緒に遊べると思い込んでいたから…
 さんざん泣いて両親を困らせました。

 しばらくは誰にも言わずに、落ち込んだ日々を過ごしていました。
 由美ちゃんと弓子ちゃんだけには、早めに言わなくちゃ、と思っていると、由美ちゃんのほうから聞かれてしまいました。

「なおちゃん、3月に引越しちゃうんだって?」

「うん。そうなんだけど、なんで知ってるの?」

「うちのママが言ってた…残念だねえ…」

 母親ルートを忘れていました。

「私、悲しくて…」

「うん。でもしょうがないよ。親の都合だもん…」

「私、由美ちゃんと弓子ちゃんと、ずっと一緒に遊んでいたい…」

「わたしももちろんそうなんだけどさ…」

 由美ちゃんがうつむいてちょっと泣きそうな顔になりましたが、顔を上げて無理に明るく大きな声で言いました。

「でもさ、悲しんでてももったいないよ?これから3月まで、絶対三人で毎日遊ぼうよ」
「いっぱい思い出作れば、きっと大人になったとき、また会えるよ」

「うん…そうだよね?…」

 由美ちゃんに抱きついてワンワン泣いてしまいました。

 それから本当にほとんど毎日、三人の誰かの家で遊びました。
 トランプをやっていても、ゲームをやっていても、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
 そうこうしているうちに、お医者さんごっこをやる絶好のチャンスが訪れました。

 2月の真ん中へんの土曜日、私の両親がお引越しの関係で遠くへ出かけなければならなくなりました。
 私も連れて行くつもりだったらしいのですが、私が由美ちゃん弓子ちゃんと遊ぶために頑として、イヤ、と言いはったので、私を残して行くことになりました。

 その日は、夕方になったら由美ちゃんちに行ってお夕食をご馳走になり、夜の9時過ぎくらいに母が迎えに来る、ということになりました。
 ということは、その日の日中は誰もいない私の家で遊べる、ということです。

 早速、由美ちゃんと計画を練りました。


お医者さんごっこと私 07

2010年8月21日

お医者さんごっこと私 05

「すごくお腹が痛くなって、ママに言ったら、近所のお医者さんに連れていかれたのね」
「そしたら、さっきやったシンサツみたいのをされて、丸裸にされて、お浣腸されたの」

「…でもね、その病院でされたときは、もっと恥ずかしい格好をさせられたの」
「ベッドの上でね、仰向けに寝てね、両脚を上に大きく上げてね…」
「なんか、赤ちゃんがオムツ代えるときみたいな格好にされたの」
「…やってみるね…」

 由美ちゃんが私に足先を向け、その場に仰向けに寝そべります。
 両脚を揃えて上に大きく上げてから少し頭のほうに反らし、お尻を私のほうに突き出してきました。

 なんだか、でんぐり返しの途中みたいな格好。
 お尻の穴だけではなくて、オシッコのところのスジも正面から丸見え。
 確かに見ているだけでもすごく恥ずかしいです。

「私の脚を看護婦さんが押さえててね、おじいちゃんなお医者さんが私のお尻にチューブみたいのを挿して、なんか水みたいのをお尻に入れるの」

 由美ちゃんはそのままの格好でそこまで言ってから、起き上がりました。
 由美ちゃんの頬がほんのり赤くなっています。

「それでね、お浣腸すると、しばらくするとすごくウンチがしたくなるの」
「お腹がゴロゴロ鳴ってね、すごく痛くなってきて、わたし、すぐおトイレに入って…」

「お医者さんもついてきて、お医者さんの目の前でウンチしなきゃならないんだよ…」
「わたし、恥ずかしいからがまんしたんだけど、しきれなくって…」

「すっごくたくさん出たよ…はじめ出すときちょっと痛かったけど、すっごく気持ち良くって…なんかスッキリしちゃった」

 由美ちゃんがうっとりした顔になりました。

「その日は、お家に帰ったのね。わたしはベンピっていう病気だったらしいの」
「パパが帰ってきたら、なんだかママがすごい勢いでパパに怒っていてさ。いまどき、小学生の女の子にあんな格好させてお浣腸する医者はいない、って」
「あのオイボレヤブイシャはロリコンのヘンタイだ、ってワケわかんないこと言ってた…もう二度と行かない、って」

「それで、一応ちゃんと検査をしておこうって、次の日からパパの勤めている病院に入院して調べてもらったのね」
「そこでも一回お浣腸されたんだけど、横向きに寝てお尻だけ出せばよかったから、あんまり恥ずかしくなかった」
「結局、少しベンピがちだから、ウンチが2日くらい出なかったら、お浣腸するようにすれば自然に治るでしょう、って言われて退院したの」

 私とヒロくんは、体育座りの格好で熱心に聞いています。
 ときどき私の視線は、ヒロくんと由美ちゃんの股間に泳ぎます。
 ヒロくんも、私と由美ちゃんのソコをときどきチラチラ見ています。

「それで、帰ってきた次の日に、今度はママにお浣腸してもらったのね」
「ママは看護婦さんだったから、そういうのうまいのよ」

 由美ちゃんは、ちょっと得意そうです。

「お風呂入る前にしちゃいましょう、って、ママたちのベッドで裸ん坊になってね。ママたちの寝室はおトイレに近いから」
「そのときは四つん這いになったの。横向きだとちょっとやりずらい、ってママが言ったから。わたしも最初のときのオムツポーズよりかは、ぜんぜん恥ずかしくなかったしね」

「家にあるお浣腸の道具は、本当にこの大きい注射器みたいなやつなの」
「なんかのお水みたいのをチューって吸ってね、お尻にあててピストンとこ押して、またチューってお尻に入れるの」

「空気だけ入れるお浣腸も本当にあるんだって。でもアブナイから絶対やっちゃダメって言われた。やったらオナラが止まらなくなるんだって」
「それでヒロと二人でママのいないときに、こっそり練習したの」
「ヒロがヘマして、わたしに少し空気入れちゃったのよ。そしたら本当にオナラ出ちゃった」

 由美ちゃんは、えへへと笑って、ヒロくんの頭を軽くこずきました。

「そんなふうにいろいろケンキューしてから今日、なおちゃんをシンサツしたのよ」
「なおちゃんにいきなりオムツポーズしてもらうのは無理だろうなあ、って思って、四つん這いポーズにしたの」

 あのとき、オムツポーズを要求されたら…私は、従ったでしょうか?
 さすがの私も無理だったような気がします。
 きっと本気で泣き出しちゃったことでしょう。

「由美ちゃんとヒロくんは、二人でもお医者さんごっこよくやってるの?」

 さっきから気になってたことを素直に口にしてみました。
 ヒロくんは少し赤くなってうつむいちゃったので、由美ちゃんが答えます。

「夏休み終わってから弓子ちゃんと三人でやったじゃない?あのときヒロ、隣の部屋に寝てて聞こえていていたらしいのね、わたしたちのセリフとか」
「それで、ボクもやってみたいって言い出して」
「ヒロも夏休みにゆっくり入院したおかげで、その後は体調いいみたいだから、わたしがつきあってあげたの」

「最初は、お尻見せっこ、だったよね?」

 ヒロくんが、ようやく口を開きました。

「お尻見せっこ?」

 と私。

「うん。二人で1メートルくらい離れて背中合わせに立って前屈みになってから、いっせーのせ、で自分でパンツ下ろして振り向いて、相手のお尻を見るの。5秒間」

「へー。なんだか面白そう」

 私はそう答えながら、やっぱり弟妹がいるのっていいなあ、って羨ましくなります。

「それから、おもちゃ使ってお医者さんごっこもやるようになったのよね。ヒロ、病院行きなれてるから、お医者さん役うまいのよ。難しい言葉とかもよく知ってるし。私が先生のときに、それ違うよ、とかナマイキ言ったりもするのよ」

 そう言って、由美ちゃんはヒロくんのオチンチンをピンっと指で弾きました。

「いったいなあ」

「あははは」

「そうだっ!」

 由美ちゃんが大きな声をあげました。

「せっかく三人裸ん坊なんだから、三人でオムツポーズしようよっ!」

「えーっ!?私、は、恥ずかしい…」

 今更ながら胸と股間を両腕で隠して恥らう私。
 内心ではドキドキし始めて、やってもいいかな、って思っています。

「いいじゃん。わたしはさっきやったんだから、なおちゃんもやらないとズルいよー」

 由美ちゃんがちょっとだけ命令っぽく強い口調で言います。
 私は真っ赤になりながらコクンと頷いてしまいます。

「じゃ、じゃあ、一回だけなら…」

 またドキドキが最高潮に達して、それがとっても気持ち良くて…

「それじゃあ、ここに輪になって座って」

 由美ちゃんの命令で、三人がつま先をつきあわすように体育座りで輪になりました。

「いっせーのせ、で後ろに寝転んで両脚を上に上げるのね。お尻は突き出すようにして。5つ数えたら終わりね」

 私のドキドキは、自分でも聞こえるくらい高鳴っています。

「いっせーの」

 由美ちゃんの声に、三人が同時に仰向けにゴロンと寝転びます。

「せっ!」

 由美ちゃんとヒロくんの号令で、三人の両脚が上にスッと伸びました。
 私は仰向けのまま顔だけ上げて、由美ちゃんのソコのスジを見ます。

「いーち」

 由美ちゃんも数を数えながら顔を上げて、私のソコをジーっと見ています。
 ヒロくんの視線も私のソコに注がれています。

「にー」

 私は視線を動かしてヒロくんのソコを見てみました。
 タマタマの小さな袋の裏側がプクっとふくらんでいて、カワイイのだけれどあんまり面白くはありません。

 二人の視線はずーっと私のソコに釘づけです。
 そう、二人はいつも見せ合っている仲だから、今日は私に集中するのはあたりまえです。
 ずるい…恥ずかしい…

「さーん」

 私はまた由美ちゃんのソコに視線を動かしました。
 由美ちゃんは疲れてきたのか、両脚が少し開き気味になっています。
 
 おかげで、ワレメの綴目が少し開いちゃっています。
 中のピンクがちょびっとだけ見えちゃっています。
 ヒロくんの視線も由美ちゃんのほうに動きました。

 私もワザと少しだけ両脚を開きました。

「よーん」

 ヒロくんの視線がまた私に戻っています。
 由美ちゃんは私のを見て気がついたのか、両脚に力を入れてピタっと閉じるように努力しているようです。

 私はまたワザともう少し両脚を開きました。
 きっと中がかなり見えちゃっていると思います。
 恥ずかしさに、ぎゅーっ、と目をつぶってしまいます。

「ごっ」

 最後のカウントを終えて、由美ちゃんは一回両脚を大きく広げてから、上体を起こして体育座りに戻りました。
 由美ちゃんが両脚を開いた瞬間、私は由美ちゃんの中のピンクの部分をしっかり見ました。

 ヒロくんはとっくに起き上がっていて、由美ちゃんの動きを追った後、私の少し開いているソコを食い入るように見つめています。

 私は一テンポ遅れて、由美ちゃんと同じように一回両脚を大きく広げてから、起き上がりました。
 私の両脚が大きく開いたとき二人の顔が、まるで二匹の猫が目の前で振られているネコじゃらしの動きを追ってるときみたいに、二人とも同じ動きで動いておかしかったです。
 とにかく私の中は、バッチリ二人に見られてしまったことでしょう。

「あー疲れた。あの姿勢はけっこう疲れるね、なおちゃん?」

 三人とも顔が真っ赤です。
 ヘンな姿勢に疲れたせいもありますが、すごく恥ずかしいことをしたせいのほうが大きいと思います。

 しばらく三人は、顔の火照りを冷ますように無言でいました。
 由美ちゃんは、まだ私のソコのスジのあたりをジーっと見つめています。
 私は、裸でいることに少し慣れてきていたのですが、その視線に気がついてしまいいつまでたっても火照りが引きません。


お医者さんごっこと私 06