2010年8月29日

お医者さんごっこと私 08

「それじゃあ次は、わたしがお医者さんね」

 言いながら由美ちゃんがソファーの上に裸のまま無防備に起き上がりました。
 それぞれ赤く火照った顔を、それぞれ三人で見合わせています。

「チユちゃん?白衣貸して。次の患者さんは、なおちゃん…」

 言い終わらないうちに弓子ちゃんが、勢い良く手をまっすぐに挙げました。

「はいっ!次はワタシが患者さんやりますっ!」

 だぼだぼワイシャツを脱いで由美ちゃんに手渡しながら、弓子ちゃんがつづけます。

「それで、今日は、大きいお注射もやります。ワタシ、今日はそう決めてきたのっ!」

 弓子ちゃんが私の顔を見つめて、ニコニコしながら言いました。

「弓子ちゃん、だいじょうぶなの?」

 私はちょっとビックリして、弓子ちゃんに聞きました。

「うん。だって、なおちゃんとお医者さんごっこできるの、たぶん今日が最後でしょ?」
「だから最後に、なおちゃんにユミコのお尻、ちゃんと見てもらっておきたい、って思ったの…」
「今まで何回も、なおちゃんのお尻、見せてもらったから…」
「すっごく恥ずかしいけど、ワタシ、がんばる…」

「それにね、このあいだカゼひいたときにお医者さんで、本当にお尻にお注射もらったの」
「そのとき、すっごく痛かったけど、ユミコ、泣かないようにがんばって、がまんしたの」

「そしたらお母さんが、すっごくえらかった、って、たくさん誉めてくれたの」
「新しいぬいぐるみまで買ってくれたの」
「すっごく嬉しかった…だからワタシ、もうお尻のおチューシャ、ヘーキなのっ!」

 弓子ちゃんが私の顔をまっすぐに見て、すごくカワイク笑いました。

「弓子ちゃん…ありがとうね…」

 ちょっとウルウルしながら、弓子ちゃんの右手を両手で握りしめました。
 お別れの日まで、もう絶対に二人の前では泣かない、って一人でひそかに決めていたので一生懸命涙をがまんしました。
 由美ちゃんは素肌にワイシャツを羽織りながら、そんな二人をじっと見つめていました。

「お洋服、シワになっちゃうとイヤだから、先に脱いじゃうね」

 弓子ちゃんがそう言って、ワンピースの前ボタンを外し始めました。
 由美ちゃんと立てた計画とは少し違ってきてしまいましたが、弓子ちゃんが自分から脱いでくれるのは嬉しい誤算です。
 
 ひょっとすると私のアイデアを実行しなくても、弓子ちゃんのソコのスジが見れるかもしれません。
 どんどんワクワクしてきました。

「それなら私も脱いじゃおうっと」

 弓子ちゃんが脱いだワンピースをハンガーにかけながら私も明るく言って、自分のワンピースを手早く脱ぎました。

 由美ちゃんは素肌にワイシャツと水玉ソックスで、お医者さん。
 弓子ちゃんは白のスリップに白のショーツと赤いソックスで、患者さん。
 私はベージュのスリップとショーツに白のハイソックスで、また看護婦さん。
 三人、そんな姿になりました。

 上半身のシンサツのとき弓子ちゃんもスリップ脱いでくれるかなあ、と少し期待したけれど、まくりあげるだけでした。
 でも弓子ちゃんの白くて薄い胸とプックリした乳首がまた見られて、とてもシアワセでした。
 弓子ちゃんは胸やお腹をさわられるたびに、ヤンッとかウフッとか小声で反応して、すっごくカワイかった。

 そしていよいよ、お尻へのお注射のときがきました。
 スリップ姿の弓子ちゃんの手を取って、ソファーへ誘導します。

「でもね、さっきユミねえがしたみたいな、あーゆー格好はワタシ、恥ずかしくて、できないの…」

 弓子ちゃんがちょっと怯えている感じで、私と由美ちゃんの顔をうかがってきます。

「わかってるって。ふつうにうつぶせでだいじょうぶ」

 由美ちゃんが明るくフォロー。

「下着はどうする?自分で脱ぐ?」

 と私。

 弓子ちゃんはうつむいたままソファーに上がり、うつぶせに寝転んでから、

「なおちゃん?脱がせて…」

 小さな声でつぶやくように言いました。

 その可愛さにドキンと震えた私は、あたふたと弓子ちゃんのお尻のところにまわり、ショーツのゴムに手をかけます。
 すっごくドキドキしています。

 弓子ちゃんのお尻をじっくりと見るのは、プールのときの着替えでチラチラみたことはありますが、初めてです。
 ゆううっくりと、ショーツを膝のところまで下げました。

 一気に全部脱がせてしまおうか?…
 一瞬迷いましたが、やっぱりなんだかかわいそうに思い、そのままにしました。

 弓子ちゃんのお尻はパン屋さんだからというワケではないでしょうけれど、スポンジケーキみたいにフワフワ柔らかそうにこんもりしていて、クリームみたいになめらかスベスベそうで、すごく美味しそうな感じでした。
 お尻の左側の山の真ん中へんに、星みたいな形をした小さなホクロがありました。

 そおっと手を伸ばして、そのホクロのあたりに濡れタオルをあてがいます。

「ひゃん!」

 弓子ちゃんが小さな悲鳴を上げました。
 やっぱり柔らかフワフワな感触で、タオル越しにさわってるだけでもいい気持ち。

 タオルを弓子ちゃんのお尻から離すと、それまで爛々と目を輝かせて弓子ちゃんのお尻を見つめていた由美ちゃんが注射器を持って、入れ替わりました。
 私は弓子ちゃんの顔のほうに移動します。

 弓子ちゃんは頬を真っ赤に染めて、タオルを両手で握りしめて、目をぎゅっとつぶっていました。
 私は弓子ちゃんの顔のところにしゃがみ込んで、

「だいじょうぶですからねえ。痛くないですよー」

 なんて言いながら、弓子ちゃんの前髪を左手でやさしく撫で撫でしてあげました。
 弓子ちゃんが目を開いて、私をじっと見つめてから左手を伸ばして私の右手を掴んできました。

 二人、ぎゅっと手を握り合います。
 もう、弓子ちゃんたら、めちゃくちゃ可愛いです。

「由美ちゃん先生?それでは、お願いします」

 弓子ちゃんの頭を左手で撫ぜながら私がそう言うと、由美ちゃんの上半身が弓子ちゃんのお尻に覆いかぶさりました。
 一際強く私の右手を握ってきたときが、たぶん注射器がお尻に触れたときだったのでしょう。
 しばらくぎゅーーと握られてから、フっと握る力が抜けました。

「はい、終わりです。チユちゃん、泣かないで、エラかったですね」

 由美ちゃんが大きな声でやさしく言いました。
 弓子ちゃんはホッとしたように笑って、

「あー恥ずかしかったぁーっ!」

 って照れながら、うつぶせに寝たまま両手でショーツを素早くずり上げました。
 それからソファーに起き上がって正座して、大役を果たしたような顔でニコニコしています。
 私たちは少しガッカリ。

 さて、次は私の番。
 どうやって恥ずかしい格好になろうか?
 と考えていたら、由美ちゃんが弓子ちゃんの前に立って言いました。

「ねえ、チユちゃん?知ってる?」

 弓子ちゃんが由美ちゃんに顔を向けます。

「女の子のココって…」

 言いながら左手でワイシャツの裾をまくって、あらわになった自分の股間を右手で指さします。

「ここのスジって、女の子でも少しずつ違うみたいなのね」

 裾をまくって股間を弓子ちゃんに晒したまま、由美ちゃんが私の顔を見ます。
 どうやら由美ちゃんは、真正面から攻めていくことにしたようです。

「こないだ、なおちゃんと二人でココの見せっこしたのね…」
「そしたら…」

 そう言いながら、赤くなった顔で私に後を促してきます。
 私も立ち上がって由美ちゃんと並びました。

 それから思い切って両手でショーツを足元まで一気にずり下げました。
 スリップの裾が両腿の付け根より5センチくらい長いので、私も左手でスリップの裾をピラっとめくり上げます。

「ほら?正面から見ると、なおちゃんのほうがちょっとだけスジが長いでしょ?」

 由美ちゃんと私はソファーに座った弓子ちゃんの目の前で、おのおの自ら裾をまくり上げて弓子ちゃんにアソコを見てもらっています。
 弓子ちゃんも至近距離から食い入るように二人のアソコを見比べています。

「ほんとだ…なおちゃんのほうが少し長い…」

 頬を染めた弓子ちゃんが、そう小さな声でつぶやきました。

「…チユちゃんのはさ?…どう?…」

 由美ちゃんが真っ赤になりながら、弓子ちゃんの目を見つめて訴えかけます。

「…チユちゃんのも…見せて…」

「えっ!?…でもでも…ここじゃ…は、恥ずかしいし…」

 弓子ちゃんの瞳に、怯えの色が戻ってきてしまいました。

「でもさあ…」

 由美ちゃんがちょっと強い口調で何か言おうとしています。

 マズイです。
 自分のアイデアを実行するなら今しかない、と思い切って二人に問いかけました。


お医者さんごっこと私 09

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