2024年6月16日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 07

 お姉さまが指さされたのは遊具のある一画でした。
 ブランコが三基と高さの違う鉄棒が三台、大人には少し低すぎるような雲梯とジャングルジムにすべり台が連結したような遊具が見えます。
 確かにどれも私に恥ずかしい格好をさせるにはうってつけの遊具類のような気もします。

 先頭はお姉さまとメガネの彼女さまで何やらにこやかに談笑されながら進まれ、そのすぐ後ろをポニーテイルの彼女さまが振り向かれての横歩きで、そのまた後ろを歩く人物の姿を撮影されながらつづかれます。
 
 その被写体は私。
 スカートは捲り上げっ放し、セーラー服は両肩剥き出しの肩脱ぎで、秘部ギリギリの下腹部と紐ビキニからはみ出た両乳首を露わにし、妄想の後ろ手錠でトボトボ着いていく私。

 あちこち破れている金網の際はまばらな木立になっていて、その傍らに遊具類が並んでいます。
 金網の向こうは草伸び放題な荒れ地の先にさっきお車で走ってきた道路、その向こうはこれまた草の生い茂る空き地。
 普通なら人やお車がたまに行き交いそうですが、ここは私有地なので人っ子ひとりなく、しんと静まり返っています。
 雲梯の前に立たされて、その周りをお姉さまとおふたりが囲みます。

「じゃあまずはここでストリップね。インナーまで全部脱いで、そのやらしい裸体を隅々までじっくり視ていただきなさい」

 お姉さまがにこやかにご宣言。
 おふたりは驚かれたお顔を見合わせて見つめ合われた後、憐れむような蔑むような、好奇満開なワクワク顔に変わられていきます。

「セーラー、スカート、ブラ、ショーツの順ね。せいぜい色っぽくセクシーに脱ぎなさい。あと、靴下は脱がなくていいわ。裸靴下ってそこはかとなくエロいから」

 お姉さまがご愉快そうにおっしゃり、おふたりは完全にご期待のまなざし。
 私は妄想の後ろ手錠を解き、開ききったセーラー服の前立てに両手を伸ばします。
 
 せいぜい色っぽくとのご注文ですが、どうしていいのか何も思い浮かばない私はひとつひとつの動作をややゆっくりめにして、まずセーラー服を脱ぎました。
 脱いだ衣服はお姉さまが回収してくださいます。

 次にスカート。
 捲り上げっぱに留めていたふたつの洗濯バサミを外してからホックを外しジッパーも下げると、そのままストンとスカートが足元に落ちました。
 踏まないように気をつけて足下から回収し、洗濯バサミと一緒にお姉さまに手渡します。
 これで私は紐ビキニと極狭ローライズショーツのインナー姿。

 ブラのほうはもうすでに乳首までご披露済みですから、からだから取り去ってもさほど恥ずかしさは感じません。
 問題はショーツです。

 極狭でほとんど用をなしていないショーツでも、脱ぎ去ってしまえば私の無毛な秘部が白日の下、みなさまの眼前にさらけ出されてしまいます。
 それもさっき知り合ったばかりの名前も知らない年下の女子高校生おふたりの好奇のまなざしが待ち受ける中で。
 そして全裸となった私に、お姉さまが何をさせようと企まれているのか。
 まだ見ぬ恥辱に思いを馳せただけで、膣奥の粘膜がいっそう潤んでしまいます。

 ショーツの縁に指をかけ、ゆっくりとズリ下ろしていきました。
 ショーツの裏布地と私の秘部のあいだを粘質でか細い糸が何本も引いては途切れます。
 それだけでもう逃げ出したいほど恥ずかしいのですが、頭の中のSな自分が、急いじゃ駄目、ゆっくりじっくりお見せして充分に恥辱を味わいなさい、と囁きます。
 もちろんポニーテイルの彼女さまが構えられたレンズに、そんな痴態の一部始終が記録されているはずです。

 足下まで下ろしたショーツを膝を曲げて跨ぎ、回収したショーツの端を持ってお姉さまに手渡します。
 お姉さまはわさわざショーツを裏返しで広げられ、ベトベトに濡れそぼったクロッチにあたる部分をおふたりにお見せして笑っています。
 脱ぎ終えた私は両手を重ねて後頭部にあて、自然とマゾの服従ポーズになっていました。

 恥ずかしいショーツから私の裸身へと視線を動かされたおふたりとレンズ。
 頭の天辺から爪先まで、舐めるように視姦された後にメガネの彼女さまがポツリとつぶやかれます。

「本当にぜんぜん毛が生えていないんだ…」

「それについては直子から説明があるはずよ。直子、なぜあなたのオマンコには陰毛が一本も生えていないのかしら?答えなさい」

 お姉さまが女性器の品の無い俗称を初めてはっきりとお口に出され、おふたりがお姉さまのお顔を見つめて唖然とされています。

「は、はい…私がマゾだからです」

 マゾの服従ポーズで眼前のみなさまをまっすぐ見つめて宣言します。
 どうぞ存分に辱めてください、という願いを込めて。
 休めの幅に広げた両足のあいだからまた一筋、雫が滑り落ちていきました。

「どうしてマゾだとオマンコをパイパンにしなきゃいけないのかしら?」

 お姉さまがご愉快そうに四文字言葉を連発されます。

「マゾなので、はしたない性器を隅から隅までよーくご覧いただきたくて、邪魔な毛はすべて失くしてツルツルにしました」

「誰かさんがそういうのにピッタリなニックネームを付けていたわよね?」

「はい…お姉さまに、な、直子の剥き出しマゾマンコ…という呼び名を付けていただきました…」

 お応えした途端に膣奥がヒクヒク蠢き、恥ずかしいおツユが更に一筋、内腿を滑り落ちます。

「そういうことなのよ。あたしと出逢ったときにはすでにこの状態。あたしの前の飼い主がエステに連れて行ってマン毛を全部永久脱毛しちゃったらしいの。まだ直子が大学生だった頃によ。まあ、高二の頃から自分で剃り落としたりもしてパイパンマンコを愉しんでたっていうから、筋金入りの変態マゾ娘なのよ」

 笑顔なお姉さまの品の無いご説明にお顔を赤らめられるも、視線は私のその部分に釘付けのままリアクションに困られているおふたり。
 やがてポニーテイルの彼女さまが気を取り直されるように、お姉さまに向けてこんなご質問を投げかけられました。

「でもこの人、脚は細いけれど太腿やお腹に薄っすら筋肉が浮いている感じで、立っている姿もとてもキレイなんですけど、何かスポーツとかやってます?」

「あら、ユニークな着眼点ね。筋肉とかそういうことに詳しいタイプなの?」

 笑顔でご質問返しをされたお姉さまを眩しそうに見つめながら、ポニーテイルの彼女さまが幾分早口でおっしゃいます。

「いえ、ただ演劇やってると体幹トレーニングで講師の先生からそういうことをよく言われるので。この人の立ち姿は軸がブレてないでキレイだなと…」

 レンズは私に向けたまま、お顔だけお姉さまに向けて恥ずかしそうにご説明。
 私も面と向かってキレイと言われて少し恥ずかしいです。

「直子はね、中学生の頃からずっとクラシックバレエを習っていたんだって。そのときのバレエの先生が直子をこんなにしちゃった張本人なんだけどね。もちろんその先生も女性よ」

 お姉さまがご愉快そうに笑いながらおっしゃいます。

「直子の体幹がしっかりしているのはきっとそのおかげ。それにからだが凄くやわらかくて、両脚も180度以上広がるし、前屈だって手のひらまでべたーっ」

 そこで一度お言葉を切られたお姉さまが、イタズラっぽいお顔に変わられてつづけられます。

「だからどんな体位も自由自在。直子ならマンぐり返しで自分のオマンコ、舐められるんじゃないかしら」

 どうしてもお話を下ネタのほうに持っていきたがるお姉さま。
 私も以前、自分で試したことがありますが無理です、さすがに背骨がそんなには曲がりません。

「だったらY字バランスなんてラクショーですね」

 しばらくお話の成り行きを見守られ沈黙を保っておられたメガネの彼女さまが、ワクワクなお顔でお姉さまに尋ねられます。
 それから私のほうを見られ、意味ありげにお鼻にシワをお寄せになりました。
 きっと私がその姿勢になったときのことをご想像されているのでしょう。

「そんなの朝飯前。直子ならI字バランスだってラクショーよ。直子、せっかくだからこのかたたちに見ていただきなさい」

 お姉さまの思惑通りにメガネの彼女さまがノッてこられ、たちまち卑猥なショー、お姉さまがおっしゃるところの見世物の始まりとなってしまいます。
 は、はい、と一応お返事して服従ポーズを解いた私の心臓はドキドキ。
 
 こんな格好でY字バランスの姿勢になったら、普通に立っていたら見えないところまですべて丸見えとなってしまうのは明らか。
 でも、お姉さまからの恥辱を掻き立てるご命令が私の頭の芯を痺れさせ、恥ずかしくなりたい、という欲求がどうにも抑えられなくなってしまうのです。

「太腿の付け根がよーく視えるようにこっちに向けて、不安定だったら左手は雲梯に掴まってもいいから。あ、それと…」

 お姉さまがそこまでおっしゃってから、ご自身の右腕を私のほうへと伸ばしてこられます。

「これはあたしからのプレゼント。直子が好きなように使っていいわ」

 差し出されたのは先程スカートから外した木製洗濯バサミふたつ。
 ありがとうございます、とお礼を述べた後それを受け取り、躊躇なく尖り切ったそれぞれの乳首に噛ませました。

「あふんっ!」

「わ、乳首を挟んじゃうんだ、痛そう…」

 ポニーテイルの彼女さまが驚かれたようにつぶやかれます。
 メガネの彼女さまも一瞬驚かれたようなお顔になられましたが、すぐ見下したようなニヤニヤ笑いに。

「そりゃあ普通に痛いわよ。あたしも直子があんまり気持ち良さそうだからひとりのときにちょっと試したことあるけど、二秒と保たなかった」
「でも慣れればマゾにはその痛みが快感らしいのよね。だから直子にとってはこれもご褒美なの」

 笑いながらおっしゃるお姉さま。
 お姉さまもそんなことをされることがあるんだ、と私にとっては初耳でした。
 なんだか嬉しい。

 ご命令通り、これから上げる脚の付け根がみなさまのほうを向くように少し全身を斜めにして、右脚を伸ばしたままゆっくりとからだの右側面へと近づけていきます。
 左脚を軸にして右腕で右太腿を抱え込むように抱き、左手はソックスを穿いた右足の裏に添えています。
 両乳首を噛んだ木製洗濯バサミがプラプラ揺れ、両脚の距離が開くにつれて閉じていた両腿の付け根の陰唇が少しづつ開いていくのを感じています。

「いい眺めね。ほら、ここまで真っ直ぐだとY字っていうよりI字でしょ。そのままあたしがいいって言うまで、そのポーズをキープね」

 全裸でのY字バランスは、お家の鏡張りのお部屋でのひとり遊びでもよくやっていましたので、第三者からどんなふうに見えているのかはよく知っています。
 みなさまの眼前に私の180度に開き切った太腿の付け根が小さく口を開けて、淫靡に息吹いているはずです。

「うわ、スジが開いちゃって中身のピンク色まで見えちゃってる。毛がないと本当に生々しいですね」

 メガネの彼女さまが感嘆のお声をあげられます。

「あなたたちってイマドキの女子高生にしては珍しくケータイとかスマホを出してこないのね?こういうの見たら真っ先に取り出すのかと思ってたけれど」

 お姉さまが相変わらずの笑顔でご質問。

「あ、わたしたちの学校、休日の部活にケータイ類の持ち込み、NGなんです。普通の日でも家族との連絡以外は一切使用禁止。本当、訳わからないルールですよね?」

 ポニーテイルの彼女さまが少し憤られたように語気を荒くされ、メガネの彼女さまもうんうんと頷かれています。

「ふーん、ずいぶん時代錯誤的な規則よね。あなたたちも良い子だから、一応従っているんだ?」

 からかうようにおっしゃったお姉さまがイタズラっぽくつづけます。

「だったらさ、もし今あなたたちの手元にスマホとかがあれば、直子の写真、撮影してる?」

 お姉さまのお尋ねにおふたり、お口を揃えて、もちろんです、と綺麗なユニゾン。

「じゃああたしが代わりに写真を撮っといてあげる。どちらかのケータイ番号を教えてくれたら、後からショートメールで連絡とってその写真を送ることも出来るじゃん」

 お姉さまがご自分のバッグに手を入れながら愉しそうにおっしゃいます。

「あ、でもその写真はあなたたちふたりだけで共有してね。お友達に見せるくらいならいいけれど、他の人に写真送ったりネットで拡散は絶対NG。直子にもバレたくない身内はいるから」

 なぜだか嬉しそうに注意事項を告げられるお姉さま。
 取り出されたのは私のスマホでした。

「ほら、これが直子のスマホの待受。この旅行中は絶対にこの待受を変えてはいけなくて、レストランとかでも常にテーブルの上に表向きに置いておかなければいけないルールなの」

 おふたりに私のスマホの待受画面をお見せになるお姉さま。
 あの全裸M字大開脚の秘部を更に自分の両手で押し広げて、悩ましげにカメラレンズを見つめている写真。
 恥ずかし過ぎてずっとY字バランスな私の姿勢が少しグラつき、乳首の洗濯バサミがプルプル震えます。

「うわっ、凄い格好。自分でアソコを広げちゃってる」

 メガネの彼女さまが見た通りのことを率直にお声に出されます。

「やらしいでしょ?これは数日前にこっちに向かうときの急行列車の個室で撮ったの。それでこれが着信音声。これも撮影しながら同時に録ったのよ」

 お姉さまが私のスマホを何やら操作され、やがて大きな音で流れ出す私の恥ずかし過ぎる着信淫ら声。

 …これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです……

 何度も何度もエンドレスに響く私の破廉恥な懇願が高い青空に吸い込まれていきます。
 さすがの私もあまりに恥ずかし過ぎる状況に動揺してしまい、真っ直ぐに上げた右脚がグラグラ揺れてしまいます。

「ほら、これから彼女たちのために写真撮影するのだから、ポーズを崩しちゃ駄目じゃない。でもまあ疲れるだろうし準備もあるから、今はいったん下ろしていいわ。あたしがスマホを構えたらすぐにまたI字バランスね」

 お優しいお姉さまからお許しが出て、いったんポーズを解きます。
 息が上がってハアハア荒い呼吸をしているのはポーズが辛かっただけではありません。
 恥ずかしい待受を視られ、恥ずかしい着信音を聞かれ、これから恥ずかしい写真を撮られてそれをおふたりに共有されるというご無体この上ない状況に興奮して、マゾ性が一気に発情しています。

 一度は鳴り止んだ恥ずかしい着信音ですが、お姉さまが少しのあいだスマホを弄っていると思ったらまた、さっきよりももっと大きな音量で鳴り始めました。

 …これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子の……

 静まり返った晴天ののどかな校庭に私の淫ら声だけが鳴り響いています。
 どういう操作をされたのか、そのままスマホを私に向けてくるお姉さま。

「ほら、さっさとI字バランス。この声が直子の本心なのだから、流しっ放しにしたほうが恥ずかし過ぎてより興奮出来るでしょ?さっさと自慢のオマンコをみなさんに見せなさい」

 再び右腿を抱え込んでゆっくり脚を上げていく私。
 自分の大きな淫ら声が、自分の本心を吐露している恥辱音声が鳴り響く中で。
 その音声と同じ台詞をいつの間にか私も心の中で唱和しています。
 全身がカァーっと熱く滾り、膣奥が盛大に潤んできます。

「そう、顔はこっちに向けてそのまま動かないで」

 お姉さまがたてつづけにスマホのシャッター音をカシャカシャ鳴らしています。
 その音が聞こえるたびに私の心臓もドクンドクンと波打ちます。
 そんな風景をお姉さまごと、ポニーテイルの彼女さまのレンズが記録しています。

「その姿勢なら空いている左手でラビアを開くことも出来るわね。どうせなら直子の本心通り奥の奥まで視ていただきましょう。俗に言う、くぱぁ、っていうやつね」

 お姉さまからのご容赦ないご命令で、右足に添えていた左腕をおずおずと下ろし、その手を下腹に伸ばして股間部分へ。
 人差し指と中指で作ったチョキの形を、腫れた肉芽に触れないよう慎重に大陰唇左右に配置して、チョキの指間隔をグイッと広げます。

「んうっ…」

 たちまち濡れそぼる人差し指と中指に、思わず淫ら声が洩れてしまいます。
 粘液に満たされた膣粘膜の空気に当たる面積が確実により大きく広がった感覚がして、居ても立っても居られない羞恥心が更に膨れ上がります。
 今すぐにでも膣奥に指を何本も潜り込ませたくて堪りません。

「うん、いい感じ。そのままじっとしてて。うつむかないで顔は絶対カメラに向けていなさい。オマンコももっと開いて。うん、エロっぽくていい感じよ」

 お姉さまがシャッターを切りながらニヤニヤ顔で私を見つめてくださいます。
 メガネの彼女さまは覗き込むように私が自分で押し広げている秘部を凝視され、ポニーテイルの彼女さまのレンズもそこに釘付けです。

「じゃあ最後に、流れているこの着信音に合わせて、直子の偽り無い本心を実際に口に出してあたしたちにお願いしなさい。ちゃんと心を込めて、とくにこのおふたりにお願いしなくちゃ駄目よ。あたしがいいと言うまで何度でも」

 あまりに屈辱的でお情けご容赦ないご無体なご命令に、脳内はクラクラ真っ白となり、全身がグラリと揺れて秘部に添えていた指がズレてしまいます。
 瞬間、目力を強められ睨むように刺さるお姉さまのドエスなお顔にビクンと慄き、慌てて体勢を再度整え、マゾマンコに添えた指もより大きく開いてしまう私。

 …奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで…

 相変わらず晴天の校庭に鳴り響いている自分の淫声にタイミングを合わせ、恐る恐る自分の声を重ねていきます。

「これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです…」

「そんなちっちゃな声じゃぜんぜんその気になれないわよ?直子は本当に視てもらいたいのでしょう?だったらもっと真剣に、マゾらしく憐れっぽくお願いしなきゃ」

 お姉さまにお鼻で笑われながら叱責され、私も覚悟を決めてマゾ性全開となり、おふたりに向けて声もより大きくして真剣に懇願させていただきます。

「これが直子のマゾマンコです…奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てください…これが直子のマゾマンコです…どうぞ奥の奥まで、どうぞ、じっくり、視てやってください…これが直子の剥き出しマゾマンコです…どうぞ奥の奥まで、ゆっくりじっくり、ご覧ください…これが直子のパイパン剥き出しマゾマンコです…どうぞ奥の奥まで、じっくりご覧になって蔑んでください…」
 
 言っているうちにどんどん興奮してきて、マゾマンコに添えた指はどんどん開き、軸足は震えて伸ばした脚も揺れて、それでも顔はおふたりに向けて媚びるように何度も懇願していました。
 
 いつの間にかガイドだった着信音声も途絶え、私の肉声だけが校庭に響いていました。
 憐れっぽくおもねるように懇願するドマゾ声の肉声。
 呼応するように膣奥がビクンヒクンと何度も震えています。

「これが直子の淫乱剥き出しマゾマンコです…どうぞ奥の奥まで隅の隅まで、じっくりご覧いただいて蔑んでください、虐めてください、辱めてください…これが直子の変態剥き出し濡れ濡れマゾマンコです…」

「おーけー、まあ、そんなもんでしょう。直子、ポーズ解いていいわよ。こんだけたくさん写真撮れば二枚か三枚くらいはイイ感じのがあると思うから、後で送ってあげる、もちろん無修正でね」

 お姉さまからやっとお許しをいただき、I字バランスで自らくぱぁ、のポーズを解きました。
 吐息はハアハアで全身も燃えるように上気、秘部に添えていた指は溢れ滴る愛液でフニャフニャにふやけていました。
 開いた陰部の真下に当たる地面にはこんもりと粘液の水溜りが広がっています。
 恥ずかし過ぎる願望を何度も口に出して言っているうちに、どうやら何度か小さくイッてしまったようでした。

「撮影会はこのぐらいにして、今度は実際に女の子がひとりでも凄く気持ち良くなれる、そのノウハウを直子のからだを使ってレクチャーしてあげるわね」

 お姉さまがおっしゃりながら私に近づいてこられ、おもむろに伸ばされた右腕が鞭のようにしなり、私の両乳首を噛ませた木製洗濯バサミが次々と勢い良く払い落とされました。

「んふぅんーーーっ!!!」

 耐え難い苦痛と苦甘い歓喜に満ちた私の淫らな呻き声が、のどかな田舎町の校庭に響き渡りました。


2024年6月1日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 06

「じゃあ次は上半身ね。スカーフを解いてセーラーのファスナーも下げて自分の両手で前を開いて、このかたたちに直子のやらしいおっぱいも視ていただきなさい」

 お姉さまも彼女たちの側に回られ、三対一で対峙する廃校の校庭。
 明る過ぎる陽射しの中で露出魔の人みたく自らセーラー服をはだけて広げて、極小水着のおっぱいを晒せというご命令。

「スカーフ解いたら襟から抜かないで垂らしっ放しにしておきなさい。そういうだらしない格好のほうが直子にはお似合いだから」

 スカーフを解こうと結び目に手をかけた私をからかうみたいに、お姉さまから追加の晒し者指令。
 ビクッとして止まっていた指を再び動かしてハラリと解けたスカーフ。
 解いたスカーフはそのままに、ご命令された手順通りにセーラー服のファスナーを下げてからおずおずと左右に開きました。

「うわっ、エロっ、すごっ…」

 開き切った途端にお声を上げられ絶句されたのはメガネの彼女さま。

「…あ、ブラも一応着けてたんだ…」

 レンズはこちらに向けたまま驚きのご表情でお独り言のようにつぶやかれたのはポニーテイルの彼女さま。

「えっ?それってどういう意味?」

 小さなお声もお聞き逃されないお姉さまのお問いかけに、ポニーテイルの彼女さまが慌て気味にお応えされます。

「えっ、あ、いえ、ただこっちの人、服着ているときも布越しに乳首の位置が丸わかりだったから、ノーブラなのかな、と思ってたっていうだけで…」

 なぜだかご恐縮気味なポニーテイルの彼女さまに、にっこりと笑顔を返されるお姉さま。

「ああ、そういうことね。こんなインナーじゃ着けていてもいなくても大して変わらないって言うか、むしろ着けているほうが却ってそこに注目して欲しいみたいでいやらしいと思わない?」
「あなたが服越しでも乳首の位置がわかったっていうのは、この子の乳首がずっといやらしく尖りっ放しっていうことだから、それこそ直子がこの状況に興奮しっ放しっていう何よりの証拠よね」

 お姉さまのご説明にうんうん頷かれるおふたり。

「それじゃおふたりに、直子のやらしく尖らせた勃起乳首をさらけ出して直に視ていただきなさい。その紐ビキニをちょっと横にズラせばすぐに飛び出すでしょ。セーラーは肩脱ぎにして閉じないようにするのよ」

「えっ?あ、は、はい…」

 お姉さまの畳み込むようにご容赦無いご命令に私の膣奥がヒクヒクっと潤みます。
 まずセーラーの襟ぐりから両袖までの布地を背中側にはだけ、両肩を剥き出しにしました。
 これでもうセーラー服は二度と閉じてはくださいません。

 それから小さくて薄い涙型の布片を突き破るように尖らせている自分から視て右胸先っちょの突起に目を遣ってから前を向きます。
 眼前には好奇につぶらな瞳を輝かせたおふたりの視線とカメラのレンズ。
 この数日間、お外で乳首を晒すことなど日常茶飯事だったのに、やっぱり見知らぬ第三者さまからの視線があると恥ずかしさの質が格段に違います。

 乳暈までをギリギリ隠した布地から上へと伸びる細い肩紐と素肌のあいだに人差し指を滑らせ、肩紐をクイッと外側に引っ張ります。
 乳首に布地が擦れる感触がして、それこそポロリという擬音が聞こえそうなほどに勢い良く右乳首が飛び出しました。

 吸い寄せられるように視線が集まるのがわかります。
 視られたことでますます血流が集まり、ますます硬く大きく背伸びしてしまう私の右乳首。
 手持ち無沙汰となった両腕を後ろ手に回そうか、と思ったとき、お姉さまからまたもや追い打ちのご命令。

「何をもったいぶっているの?さっさと左の乳首も出して両方しっかり視ていただきなさい。お客様を待たせるんじゃないのっ」

「は、はい…ごめんなさい…」

 左の肩紐も同様にズラすと左の乳首も勢い良く飛び出し、同様にますます尖ってしまいます。
 両乳首をみなさまにさらけ出してから、両腕を後ろ手に組みました。
 隠せないように手錠を掛けられているイメージが頭の中に広がっていました。

「見てよこのえっちな勃起乳首、あなたたちに視られてまたひとまわり大きく硬く尖っちゃったみたい。視てもらえるのがよっぽど嬉しいのね」

 お姉さまがからかうようにおっしゃいます。
 スカート捲り上げっ放しで無毛な恥丘を晒し、セーラー服はだけっ放しで両乳首までお外の空気に触れさせている恥ずかし過ぎる私の姿を、顔から足元まで何度も舐めるようにご覧になっていたメガネの彼女さまが、横に立たれたお姉さまのほうへ、なぜだか不思議そうなお顔を向けられました。

「さっきから気になっていたんですけど、この人、直子さん?この人って満遍なく日焼けしてるんだけど、白い日焼け跡がどこにも無いんですよね。乳首の裾野まで綺麗に焼けてるし、下半身も……普通に日焼けしたら、水着跡とかが胸周りや腰周りに残ると思うんですけど…」

 メガネの彼女さまがお言葉を選ぶように慎重に考え考えご自分のご意見をお姉さまに伝えられました。
 それを聞かれていたお姉さまのお顔がなんとも嬉しそうにほころばれます。

「あなた、いいところに気がついたわね。その理由はね、別荘に着いてからここ数日間、直子は毎日ほとんどを全裸で過ごしているからなのよ。朝も昼も夜も、インドアでもアウトドアでも」
「全裸で早朝と夕方に近くの広場に犬とお散歩に行ったり、庭に全裸で目隠し放置されて色んな人からイタズラされたり、昨日の夜なんか庭でのバーベキューディナーでお尻に花火突っ込まれていたわ」
「あ、でも言っておくけどここらへん一帯は、この小学校跡地も含めて全部、別荘の所有者さんの私有地なのよ。だから直子も心置きなく全裸生活を愉しめてるってわけ」

「そんな感じで真っ裸の全身に毎日太陽光を浴びちゃっているから、直子のからだも満遍なく日焼けして、からだで唯一白い素肌が残っているのはいつもしているあの首輪裏の首周りだけ」
「だから今、首輪外すとそこだけまっ白な日焼け跡が鮮やかに残っているの。まるで天然の首輪でもしているみたいに」
「ここでならまあいいけれど、東京に戻って日常の社会生活に復帰したとき、どうするつもりなのかしらね」

 まるで他人事のようにご愉快そうに笑われるお姉さま。
 私の社会生活はお姉さまの会社でのお仕事なのですけれど。
 日焼けが引くまで人前に出るときはずっとチョーカーを着けて誤魔化すしか手は無いとは思いますが。

 お姉さまのお話にご興味深げにお耳を傾けられるおふたり。
 そのあいだ中もずっとポニーテイルの彼女さまが向けられるレンズが私の恥ずかしい出で立ちを撮りつづけていらっしゃいます。

「そうそう、昨日はね、この先にある有名なショッピングモールに別荘の管理人の人とかと一緒に数人で直子を連れ出したの」

 興が乗られたのか、愉しそうにお話をつづけられるお姉さま。

「さすがに街中で全裸ってわけにはいかないから薄物だけ着せてね。それでフードコートとか駐車場とか人がいっぱい集まっている場所でいろいろ恥ずかしい命令をしたの。お尻出せ、とか、おっぱい見せろ、とかね」
「この子って人目が多いほど興奮して乱れる性質だから面白かったわよ。フードコートの野外テーブルで下半身丸出しにさせたり、人がバンバン行き交っている通路なのにミニスカートのノーパンで穴の空いたポケットに突っ込んだ指でアソコを直にまさぐらせたり」
「人目があるのに性欲がどうにも抑えきれない、っていう直子の葛藤の表情がゾクゾクくるのよ。今日もここにあなたたちが居て視てくださって、とても感謝しているの。そうよね?直子?」

 唐突に振られて一瞬戸惑いましたが、お姉さまのお話で昨日の自分の行ないをあらためて客観視したら、今更ながらその破廉恥さにマゾ度が急激に上がっている今の私からは、自虐的な台詞がスラスラと口から出てしまいます。

「あ、はい。わ、私のはしたなくふしだらで、は、恥ずかしい裸を視てくださって、本当にありがとうございます…」

 言っているそばから、極狭ショーツの股のところに溜まってどうにか持ち堪えていた恥ずかしいおツユが遂に決壊し、左右の内腿を一筋二筋ツツツーっと滑り落ちていきました。
 滑り落ちる雫を目ざとく見つめられるおふたりの視線。

 驚かれたようなお顔から呆れられたような侮蔑気味のお顔に変わっていかれるのが、とくにメガネの彼女さまのご表情から読み取れます。
 この女になら何をしてもいいのかも、という空気がこの場に漂い始めているように感じています。

「へー、直子さんて本当にとんでもない変態さんなんですね。確かに直子さんのおっぱいって、下のほうがまあるくぼてっと重そうで、それなのに乳首は上向きで大きくて、全体がマシュマロみたいにやわらかそうで、思わず触りたくなっちゃいますもんね」

 すっかり積極的になられたメガネの彼女さまが、そうおっしゃってからニッと薄い笑顔をその童顔に浮かべられ、私とお姉さまを交互に見ています。
 その嗜虐を秘めた冷たい笑顔は完全にSなお顔で、Sの素質がお有りになるらしいメガネの彼女さまから私は完全に見下されたようでした。

「触ってみる?」

「いいんですか?」

 事も無げにおっしゃるお姉さまと嬉しそうなメガネの彼女さま。

「いいんですかも何も、あなたが触りたいって思うなら直子に拒む権利なんて一切無いのよ。あたしと一緒のときの直子は他に誰が何人居ても、その場で最下層の慰み者レズ便器にならなければいけない、そういうSMな間柄なんだから」
「そう言えば昨日も途中で寄った古本屋さんでご高齢の店主さんと連れのご婦人に生おっぱいをしつこく揉まれていたわよね。あれも気持ち良かったでしょう、直子?」

「あ、はい…」

「だったらこのかたたちにもお願いしなさい。直子がそのえっちなおっぱいをどうされたいのか」

「は、はい、どうか私のふしだらなおっぱいを強く乱暴に揉みしだいてもてあそんでください。乳首も捻ったり引っぱったり潰したり、ご自由に痛くしてください。私は痛いほど気持ち良くなるヘンタイですから」

 ずいぶん年下の方々から虐められると思うと、どうしようもなくからだが疼き、自分の素直な願望がすんなり口から出ていました。

「だってさ。そういうことだからご自由にどうぞ」
「あ、それから直子に、さん、なんていう敬称は一切不用だからね。年下だからって遠慮しないで呼び捨てにして。そのほうが直子も悦ぶし、さっきもいったようにこの場で直子は最下層のマゾドレイなのだから」

「そういうことなら触らせてもらおーっと」

 メガネの彼女さまが後ろ手妄想手錠な私の前に進み出て、私の左おっぱいめがけて右手を伸ばされます。
 私の顔を見てスッと細くなったまなざし、間髪を置かずその右手五本の指が私の左おっぱい肉全体にむんずとめりこみます。

「はぅんっ!」

 その強烈な刺激に思わず淫声をあげてしまう私。
 メガネの彼女さまの右手はそのまま乱暴に結んで開いてをくりかえされています。

「ちょっとヤバいって、この感触。やわらかくって超気持ちイイ。ねえ、直子ってバスト何カップ?」

 お姉さまからのお言いつけを即座に守られて呼び捨てになられるメガネの彼女さま。
 年下の高一女子さまから呼び捨てにされ、ゾクリともう一段性感が上がってしまう私。

「あーっ、あんっ、し、Cの、な、70です、んぅーぅっ!」

 左おっぱいを執拗に揉みしだかれながら息も絶え絶えにお答えします。
 カップもアンダーも低めに言ってしまったので、お姉さまが瞬間ギロリと私を睨みました。

「ほら、あなたも遠慮してないで触ってみない?」

 取り憑かれたように私の痴態を撮影されているポニーテイルの彼女さまにお姉さまがおやさしくお声をかけられます。
 一方で今の状況に夢中になられているメガネの彼女さまは、うわっ、凄く硬くて熱くなってる、とかおっしゃりながら、私の左乳首を引っ張ったり捻ったり。
 その不器用でご遠慮の無い荒々しい愛撫が私には新鮮で、グングン快感がせり上がって来ています。

「あ、いえ、わたしは…」

 ポニーテイルの彼女さまがお顔を真っ赤にされて少し後退られます。
 それでもレンズは私に向けてしっかり撮影は続行されて。

「ちぃちゃんも触らせてもらいなよ。すっごくやわらかくて、でも乳首だけはすっごく硬くて熱くてヘンな感じだから」
「それに近くで見るこの人の悶える顔と声がすっごくやらしくてえっちで面白いよ」

 ポニーテイルの彼女さまは、ちぃちゃん、て呼ばれているみたい。
 メガネの彼女さまからの援護射撃で後退られたぶんだけお戻りになり、カメラを構えられたまま今度はジリジリと私のほうへと近づいてこられるポニーテイルの彼女さま。

「こんな機会ってそうは無いから、演劇部なら何事も経験してみなきゃ」

 お姉さまの励ますようなお言葉が決定打となり、ポニーテイルの彼女さまが左手をおずおずと私の右おっぱいに伸ばされてきます。
 カメラも向けたままなので近づかれたぶん、私のおっぱいがドアップで録画されていることでしょう。

 ポニーテイルの彼女さまの左手が私のおっぱいに触るか触らないかのところでピタリと止まり、そのまま私の顔を思い詰めたようなお顔で見つめてきます。
 メガネの彼女さまが奔放に捻り潰される私の左乳首への甘美な痛みに顔を歪めながら、ポニーテイルの彼女さまを見つめ返します。

「あの、本当にこういうこと、好きでしているんですか?脅されてるとか何か弱味を握られて仕方なくとかではなくて…」

 小さなお声ですがご真剣なお顔できっぱりと尋ねられます。
 ポニーテイルの彼女さま、とても真面目でお優しく正義感の強いご性格のかたなのでしょう。
 今、眼の前でくり広げられている非常識な痴態が未だに信じられなくて、どうしても確かめずにいられなかったのでしょう。

「はい、全部私がして欲しいことなんです。それをお姉さまに頼んでしていただいているんです。だからどうぞご遠慮なさらずに直子をいろいろ辱めてください」

 私も真摯に正直にお答えしたのですが、ポニーテイルの彼女さまが生真面目過ぎるぶん、私の異常さ変態さがより鮮明に浮き彫りとなり、却って私の被虐感も増してしまいます。
 ポニーテイルの彼女さまは私のご返答に一応ご納得されたらしく、寸前で止められていた左手を私の右おっぱいに密着させてくださいました。

「わ、本当にやわらかい…」

 右手のカメラのレンズをご自身の左手下の私の右おっぱいに向け、思わず感嘆のお声をあげられたポニーテイルの彼女さま。

「でしょでしょ。揉んでると手のひらが溶け込んじゃいそうだよね」

 メガネの彼女さまのご感想に促されるように、ポニーテイルの彼女さまの左手がぎこちなく動き始めます。
 左おっぱいへの乳首をも含む乱暴な蹂躙と、右おっぱいへの遠慮がちにやわらかな愛撫。
 ふたつの異なった快感がおっぱいから全身へと駆け巡り、膣奥の粘膜にキュンキュン蓄積されていくのがわかります。

「…んんっ、んぅぅーっ、あんっ、あぁんっ、ぬぅぅーっ…」

 我慢しようとしているのにどうしようもなく漏れ出してしまう私の淫ら声。
 メガネの彼女さまが相変わらずお手を激しく動かしながら、冷たい瞳で私の顔を見つめています。

「だいぶ暖まってきたみたいだから、もうすぐね。あなたたち、悪いんだけれどちょっと重点的に乳首を虐めてやってくれない?強く引っ張ったり潰したり、指で小刻みに弾くだけでもいいから」

 お姉さまからのお願いに即座にご反応されたのはメガネの彼女さま。
 左乳首を指でギュッと摘まれ、引っ張ったと思うと乳首を摘んだままおっぱい全体が揺れるほど上下左右に揺さぶられたり。
 指と指のあいだに乳首を挟んだままおっぱいを揉みしだかれたり、急に爪を立てられて乳首の側面をカリカリひっかかれたり。

「んんぅん、あんっ、だめだめっ、それいいっ、ああぁぁーーんっ!」

 ポニーテイルの彼女さまは右乳首の側面に人差し指と中指を添えて、その指をテンポ良く交互に動かして乳首を弾きつづけています。
 まるでピアノのトリルのよう。
 絶えず転がされつづける私の右乳首はますます熱く硬く尖り、その心地良い快感におっぱい全体が包まれます。

「ああんっ、いいっ、あんあんっ、もう、もう、それ以上されたらっ、あんっ、イっちゃいそうっ…」

 はしたないのでお聞かせしたくないのにダダ漏れてしまう私の淫ら声。
 左右の乳首からの異なった快感が胸の奥でひとつに交わり、お腹を抜けて両腿の付け根付近を強烈に疼かせつづけます。
 弄られてもいない膣奥がジンジン痺れ、波のような気持ち良さが波紋のようにからだ全体へと広がります。

「あーんっ、だめだめだめーっ!んんぅぅぅ、いいぃぃぃーーーっ!!!」

 立ったままの下半身がビクンビクンと二度三度大げさに跳ねて、極狭ショーツから溢れ出た愛液がだらだらと内腿を滑り落ちています。
 私、見知らぬ女子高生おふたりに生おっぱいを弄られただけでイかされてしまいました。
 膝から崩れ落ちてしゃがみ込んでしまうような醜態は晒さずに済みましたが、凄まじい快感の余韻がからだ中を駆け巡っていました。

「これが俗に言う乳首イキね。おっぱいへの刺激だけでオーガズムに達しちゃう、上級ドマゾだけが出来ちゃう高度な変態ワザ」
「そう言えばここに来る前に寄った温泉宿でも営業中のフロントで、綺麗な若女将さんにおっぱいだけ弄られて、男女含めて数人の従業員さんの目の前で呆気なくイキ果てていたのよ、この直子っていう変態さんは」

 ご冗談めかしてご陽気におっしゃるお姉さまなのですが、私のおっぱいから手を離されたおふたりはただただ唖然。
 私から一歩二歩退いた場所で肩を寄せ合い、イッたばかりでまだハアハアしている私の顔を呆然と見つめるばかり。
 ポニーテイルの彼女さまは右手のビデオカメラの存在も忘れられてしまわれたようで、だらんと伸ばされた右手の先で土の地面を録画されているようでした。

「ひょっとしてあなたたち、女性が本気でイっちゃっている姿を見るの、初めてだった?」

 からかうようなお姉さまのお問いかけにも、おふたりはお顔を紅潮させて恥ずかしそうにうつむくばかり。

「あなたたちの年ならマスターベーション、ひとりえっちくらい経験済みでしょ?」

 いたずらっぽく微笑むお姉さまに、ますますお顔を赤らめられてうつむかれるおふたり。
 しばらく笑顔でお応えを待たれていたお姉さまでしたが、急にハッとしたお顔に変わられて慌てられたようにお言葉を足していかれました。
 
「ごめんなさいね、ノーコメントなのは無理もないわよね。今日たまたま会っただけの見知らぬ女から急に、オナニーしているのかなんて聞かれても余計なお世話で答える筋合いはさらさらないものね。これはあたしのデリカシーが欠けていたわ。本当にごめんなさい」

 深々と頭をお下げになるお姉さま。
 おふたりもまだ少し困惑されているようですが、火照ったお顔を上げてお姉さまを見ています。
 ポニーテイルの彼女さまが右手のビデオカメラの存在にあらためて気づかれたのか、慌てて私にレンズを向けてきました。

「だったら直子をさっさと素っ裸にひん剥いて、直子のからだで女の子が気持ち良くなれるノウハウをいろいろレクチャーしてあげる。でもまあ直子は特別に感じやすい変態だから、あまり参考にはならないかもしれないけれどね。でも絶対面白い見世物にはなるはずよ」

 お姉さまがフレンドリーにおっしゃると、おふたりにも笑顔が戻りました。
 チラッとご自分の腕時計を見られたお姉さま。

「もう一時前か。あなたたち二時から部活って言ってたわよね。時間は大丈夫?」

 お姉さまがお尋ねになるとお応えくださったのはメガネの彼女さま。

「あ、二時集合って言っても、いつも、とくに上級生とかはダラダラ遅刻して集まって雑談とかしているだけですから、三十分くらいは遅れても大丈夫です。ここから学校まではチャリで飛ばせば15分くらいですし」

 メガネの彼女さまのご説明をポニーテイルの彼女さまが補足されます。

「通し稽古は顧問の先生が来る三時過ぎからの予定になってたしね。それに、ここから学校まではほとんど下り坂だからチャリも飛ばせるんです。逆に来るときは上り坂で大変だったけど」

 ポニーテイルの彼女さまが明るく笑われると、メガネの彼女さまがまとめられます。

「だから二時頃にここを出れば楽勝です。わたしたちもその面白い見世物っていうのをぜひ見てみたいので、よろしくお願いします」

 今度はおふたりのほうがお姉さまに頭を下げられます。
 いつの間にか生真面目だったはずのポニーテイルの彼女さままで積極的になられているご様子。
 
「それじゃあ、あそこに直子を虐めるのにぴったりな面白そうな物があるから、あそこに移動しましょう」

 お姉さまが校庭の金網寄りの一画を指さされながら、ニヤッと笑われました。


2024年5月25日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 05

「そういうことなら、あたしたちもお弁当持ってきているからさ、みんなでランチタイムにしない?食事って大勢で食べたほうが美味しいし」

 明るく振る舞われるお姉さまのツルの一声で見知らぬ同士のお食事会があっさり決まり、庇の下のベンチ横にお姉さまご持参のシートを敷いて車座になって座り込み、ピクニックランチが始まりました。

「飲み物もたっぷりあるから、遠慮しないでどんどん飲んでね」

 お姉さまのお声にご反応されたのはポニーテイルの彼女。

「助かります。コンビニで飲み物も買ったんだけど歌うと喉乾くからじゃんじゃん飲んじゃって。菓子パンに飲み物無しはキツイなーって思ってたんです」

「あそこの水道、飲めるのかなー、なんて言ってたよね」

 すぐそばに、たぶん手洗いや校庭への水撒き用として腿くらいの高さに立っている、いかにも古そうな錆だらけの水道の蛇口を指さされて笑うのはメガネの彼女。
 笑顔になられると一層あどけなさが強調されます。

 幸いプラコップもたくさん入れておいてくださったので、まずはおのおのの好きな飲み物を入れてカンパーイ。
 私たちのお弁当は基本的に一昨日夜、名塚先生にお出ししたサンドイッチ類と具材は同じでしたが、クーラーボックスに入れていたぶんしっとりひんやりしていて、暑い陽射しの屋外で食べるといっそう美味しく感じられます。
 菓子パンふたつづつの女の子たちもご自分のを召し上がれた後、勧められるままにお手を出され、美味しい美味しいとパクつかれていました。

 そんなリラックスしたランチタイムの最中にお姉さまが巧みな話術で聞き出された情報。

 メガネの彼女が幼少期にこの近くに住んでおられ、うんと小さいときには、すでに廃校だったこの校庭でその頃のお友達と一緒に遊んでおられたそう。
 その当時は自由に出入りが出来て、別に管理されているようなご様子も無かったとのこと。
 ポニーテイルの彼女とメガネの彼女は小学校からのご学友で、メガネの彼女がここのご近所から別の町にお引越しされたのは小学校ご入学の前。
 中学では同じ学校に通ったものの三年間別々のクラスだったので徐々に疎遠になってしまったこと。

 高校ご入学で同じ部活に入られたことで再会され、急速に仲良しが復活されたこと。
 メガネの彼女がここのことをふと思い出され、ポニーテールの彼女を誘ったらすぐに乗ってこられて春以来、学校が休みの日に月2、3回はここに忍びこんでいるとのこと。
 ここに来るようになって自分たち以外の人に出会ったのは、お姉さまたちが初めてだということ、などでした。

 主にお話されているのはお姉さまとポニーテイルの彼女。
 私とメガネの彼女は相槌を打ったり、同意を求められてお返事したり程度ですが雰囲気は和気藹々としています。
 ただ、ときどき彼女たちおふたりの視線が私の首輪をチラ見してこられます。

 お姉さまとふたりだけにしては多すぎるなと思えたサンドイッチやフルーツもキレイに食べ尽くされました。
 恐るべし高校部活女子のご食欲。
 2リットル以上もあった飲み物も底が見えて、みなさまがまったりまどろむ頃。

「ごちそうさまでした。サンドイッチもメロンもすごく美味しかったです。ひょっとしてどこか有名なお店で買ってきたんですか?」

 お礼を言ってくださったのはポニーテイルの彼女。
 うんうんとメガネの彼女も頷かれています。

「ううん。あたしたちが泊まっている別荘の管理人さんの手作り。でもそんなに喜んでもらえたらあたしたちも嬉しいなあ。バッチリ伝えておくね」

 お姉さまが満面の笑みでおっしゃってから、ちょっとイタズラっぽいお顔に変わられます。

「ご馳走した代わり、って言ったらズルいけど、あなたたちの歌、もう一度聞きたいな。すっごく綺麗だったから今度は間近で」

 屈託ないお姉さまのリクエストに、えーっ!とハモられ、みるみる赤くなって照れ笑いを浮かべられるおふたり。

「あなたたち演劇部なんでしょ?だったらいずれお客さんの前で歌うことになるじゃない。場馴れしなきゃ。あたしたちが一番最初のお客さんになってあげる」

 励ますようにおやさしくおっしゃるお姉さまのお言葉に、おふたりで急遽コソコソなにやらご相談。
 まとまったみたいで、おふたりともその場に立ち上がられ、ポニーテイルの彼女がお一言。

「だったら、お礼の意味も込めて一番だけ、やります」

「おーけー」

 お姉さまが即答されパチパチパチと大きな拍手。
 もちろん私も一緒にパチパチパチ。

「んーーーー…」

 最初にソプラノのハミングで音程を取るようです。
 私の予想に反して高いほうのソプラノはメガネの彼女でした。
 そこにポニーテイルの彼女の、んーーー、という低めのハミングが綺麗にハモりました。

「ざーあいん、くなーばいん、るーすらいんしゅてぃん…」

 ハミングが途切れると唐突にお歌が始まります。
 主旋律はメガネの彼女、そのたぶん三度下をポニーテイルの彼女が綺麗にハモっていきます。
 近くで聞くとおふたりのお声それぞれに艶があり、ぴったりと寄り添って進んでいく感じ。
 知らずにまた遠くの青空に目線を走らせているうちにワンコーラスがあっさり終わってしまいました。

 パチパチパチ…
 お姉さまと私で渾身の大拍手。

「素晴らしー、バラスーシ。ねえねえあなたたちって絶対音感とか持っているの?」

 お姉さまがご興奮気味にお尋ねになります。

「あ、ふたりともそんなの無いと思いますけど…」

 照れたようにお顔を紅潮させられてお応えになるポニーティルの彼女。
 しばしの満ち足りた沈黙の後、メガネの彼女がポツンとおっしゃいました。

「お姉さんたちはモデルさんとかタレントさんだったりするんですか?」

「なんでそう思ったの?」

 お姉さまが否定も肯定もされず、逆にフレンドリーに聞き返されます。

「だっておふたりともお綺麗だし、こっちの人は首輪なんかしちゃって普通ぽくないし、そのバッグの中にビデオカメラが見えたから、後から撮影隊の人なんかも来て何かこう、そういうビデオの撮影でもするのかなー、なんて」

 メガネの彼女がときどき宙に目を泳がせられながら、考え考えお言葉を紡いでいます。

「綺麗って言われて嬉しいんだけれど、残念ながらあたしたちはタレントとかじゃもちろんなくて、近くの別荘に遊びに来ているただの観光客」
「でもここでこの子をモデルにしてビデオを撮ろうかなと思っているのは当たり。あたしが撮るんだけどね、ただのプライベートな趣味として」

 お姉さまがバッグからビデオカメラを取り出されながおっしゃいます。
 カメラのベルトを右手に嵌められてレンズを彼女たちに向けながら、唐突に大きなお声をお出しになりました。

「あー、失敗したーっ!さっきあなたたちが歌ってくれたのも撮っておけばよかった。いい旅の思い出になったのに…」

 照れ笑いを浮かべられる彼女たちを撮影しつつ、悔しそうなご表情を作られるお姉さま。

「ねえ、申し訳無いんだけど、もう一回だけ歌ってくれない?」

 本当に申し訳無さそうにビデオカメラを嵌めたままの右手と左手を合わせられ拝むような仕草。
 おふたり、しばしお顔を見合わされ戸惑ったようにされていましたが、すぐに、

「いいですよ。誰かに見られていたほうが緊張感があって練習になるし、わたしたち、人前に出てこその演劇部員ですから」

 ポニーテイルの彼女が笑いながらあっさりおーけーしてくださいました。

 もう少し明るいところで撮ろうと庇から出て青空の下、お姉さまのレンズがおふたりを真正面から狙われています。
 庇から出ると太陽燦々、校庭特有のお砂混じりな土の上に二対二で向き合います。
 さっきみたいにハミングからお歌へと入られ、美しすぎるハーモニーが青空へと消えていきます。
 さっきよりも一層お声に艶が増しているみたい、と思っているうちに一番が終わり、私たちは盛大な拍手。

「ありがとう。この夏の素敵な思い出がひとつ増えたわ」

 お姉さまはカメラを構えられたまま右腕の手首付近に左手を打ちつけて拍手されていました。
 あれだと拍手の音が大きく録音されてしまうし、手ブレもひどそう。

「あなたたちって、ハモりもピッタリ寄り添っているみたいで、歌っているときも頻繁に視線交わしててすっごく仲良さそうなんだけど、ひょっとして普段から百合なご関係なのかしら?ガールズラヴ的な意味の」

 お姉さまがカメラを下ろされ、イタズラっぽいお顔になられておふたりに尋ねられます。
 おふたりとも一瞬、虚を衝かれたようなお顔になられ、すぐにおふたりとも頬が赤く染まりました。

「ち、ちがいます!」
「そんな感じです」

 おふたりの声がほぼ同時に重なりました。
 大きなお声で、ちがいます!と言い放ったのはポニーテイルの彼女。
 普通のお声で、そんな感じです、とおっしゃったのはメガネの彼女。
 ポニーテイルの彼女のほうだけ、まだお顔が上気されています。

「あれー、意見が割れちゃったねー。でもまあ深く追求はしないであげましょう」

 お姉さまがご愉快そうにおふたりを眺められ、こうつづけられました。

「あたしたちはね、レズビアンなの。あたしとこの子はね、心もからだも深ーく愛し愛され合っているの」

 なんて嬉しいお言葉。
 でも彼女たちおふたりのお顔は、呆気に取られたような驚愕のご表情。

「あ、でも誤解の無いように言っておくと、この子はこう見えてちゃんと成人しているからね。今日のこの格好はすごく幼く見えるけれど、ここの、学校っていうシチュエーションに合わせて着せたコスプレだから。ちゃんと大人の女性同士として愛し合っているの」

 相変わらずの笑顔で明るくおっしゃるお姉さま。

「へー、そうなんですか…」

 ポニーテイルの彼女がお独り言のようにポツリと返されます。
 おふたりの私たちを見るまなざしが驚愕から好奇心の側へと徐々に移り変わられているような気がします。

 このとき私は、お姉さまがこのおふたりを巻き込まれて私を辱めるおつもりだな、と察しました。
 見知らぬ年下の女性たちの前で、という状況に、私の被虐心がムラムラ疼き始めています。

「それに加えてあたしたちはSMの関係でもあるの。あ、SMって知ってる?」

 お姉さまがお尋ねになると、メガネの彼女さまがおずおずとお応えくださいます。

「虐めたり虐められたりするえっちな関係のことですよね?…縄で縛ったり鞭でぶったりして…」

 何となく恥ずかしそうに言いづらそうにお応えくださるメガネの彼女さま。
 ポニーテイルの彼女さまのほうは、ポカンとお口をお開けになって、未だ信じられないというご表情。

「そう、正解。じゃあ、あたしとこの子、どっちがM、エムのほうがマゾっていう虐められる側なんだけど、どっちがMだと思う?」

 フレンドリーなお姉さまのお尋ねに、おふたりとも無言で私のほうを指さされました。

「だって首輪なんて着けちゃってるし」

 なんとなく上から目線を感じさせるメガネの彼女さまのつぶやき。

「正解。でもね、SMの関係には愛が必要なのよ。ただのいやがらせみたいに相手の嫌がることして虐めるのはただのイジメ。SMっていうのは相手のして欲しいことを愛情込めて察してあげて、お互いに気持ち良くなることが重要なのね」
「Mの人っていうのは、痛いのだったり恥ずかしいめに遭わせられるのが好きだったりするんだけど、それをよく理解してあげて、Mの人が自分でもコントロール出来ないどうしようもない願望を一番気持ち良く感じるような状況に追い込む感じで采配するのが、Sの人のほうの醍醐味であり快感でもあるのよ」
「そんな感じだからあたしたちは…」

 お姉さまの立板に水のご説明がふと途切れ、ビデオカメラを右手から外されたお姉さまがポニーテイルの彼女さまに近づかれて、そのカメラを手渡されます。

「あなた、センス有りそうだからこのカメラでこれからあたしたちがすることを撮影してくれない?使い方わからなくても録画ボタンはもう押してあるから、あなたの思った通りにレンズ向けるだけでいいから」

「あ、大丈夫です。わたし、よく舞台稽古も撮っているし、このカメラってママの、あ、いえ、母親が使っているのと同じメーカーみたいだから」

 突然、撮影役にご任命されたポニーテイルさまが照れ笑いされながらも、レンズをこちらに向けて液晶モニターを覗き込まれます。
 レンズが正しくこちらに向いていることをご確認され、お姉さまがやおら私を抱き寄せてくださいました。

「だからあたしたちは、こんなことも…」

 おっしゃってから私の顎に右手を添えられ、私の唇をご自分の唇で塞がれたお姉さま。
 お姉さまの長い舌が私の口腔に侵入してこられ、私の舌が捻じ伏せられます。
 同時にお姉さまの両腕に私の背中が締め付けられて、息も出来ないほど抱きすくめられます。

 数秒間の熱いくちづけが離れて、私の口からはよだれがダラダラ。
 セーラー服の白い布地を汚してしまいました。
 構わずにつづけられるお姉さま。

「それから、こんなことも出来るのよ」

 抱擁の状態から一転して、私から一歩退いたお姉さまの右手が一閃。
 パチンパチンと小気味良い音を響かせて私の左頬、右頬への往復ビンタ!
 一昨日に名塚先生からいただいた強烈ビンタほどではありませんでしたが、かなりの本気ビンタでした。

「キスもビンタも、この子がして欲しいと思っているからしてあげるの。そうよね、直子?」

 あっさり私の名前をバラしてしまわれるお姉さま。
 久々に名前を呼ばれて、なぜだかビクンと震えてしまう私。

「は、はい…」

 お姉さまに必要とされていることが嬉しくてニヤけてしまいそうな顔を無理矢理引き締めて、殊勝そうにうつむいて応える私。
 好奇心で目を爛々と輝かせているメガネの彼女さま。
 固唾を呑んで、思い詰めたようなご表情でビデオカメラの液晶モニタを覗かれているポニーテイルさま。

「あら、ちょっと引かれちゃったみたい。そんな深刻なことじゃないのよ。あたしたちはこれで愉しんでいるのだから」
「この子は甘いキスも、ほっぺたやお尻を思い切りぶたれるのも、どちらも大好きなのよ。もちろんやっているあたしもね」
「だからこの子には飴と鞭は通用しないの。飴も鞭も、辛いお仕置きだって全部がご褒美になっちゃうから」

 あくまでフレンドリーなお姉さまが、主にポニーテイルさまに向けて語りかけていらっしゃいます。

「そうだ、びっくりさせちゃったお詫びとして、あなたたちにこの子の裸、見せてあげようか?」

 今度はメガネの彼女さまに向けてニヤニヤ笑顔でご提案されるお姉さま。

「えーっ、そんなこと言って、次はわたしたちの裸も、なんて言われても嫌ですからねー」

 メガネの彼女さまがご冗談のように返されます。
 メガネの彼女さまはどんどんノッてこられたようなご様子。

「ううん、そんなこと絶対に言わないわ。なぜならこの子、あ、ちゃんと紹介していなかったわね。森下直子っていうんだけど、直子は誰かに自分の恥ずかしい姿を視られるのが大好きだから。今だって恥ずかしい格好になりたくてなりたくてウズウズしているはずよ」

「へー、露出願望もあるヘンタイさんなんだー」

 お姉さまがメガネの彼女さまのお顔を笑顔で見つめられ、うんうんと嬉しそうに頷かれています。
 お姉さまとメガネの彼女さま、すっかり意気投合されちゃったみたい。
 本名の姓までバラされて私の恥ずかしさも一段ヒートアップ。

「そうよね、直子?」

 お姉さまから同意を求められて思わず、は、はい、とお応えしてしまう私。

「だったらちゃんと自分でおふたりにお願いしなければ駄目じゃない。私の恥ずかしい姿をどうぞじっくり視てください、って」

 左頬に本気ビンタを頂きながら叱責される私。

「は、はい…よ、よろしければどうぞ、私の淫乱でだらしないからだを思う存分隅々までご覧になって、ヘンタイとさ、蔑んで笑ってください。お、お願いします…」

 いやらしくへりくだった言葉を自分で口に出しながら、マゾマンコの奥がキュンキュン疼いています。
 私、見知らぬ年下の高校一年生女子の方々の慰み者になってしまうんだ…

「淫乱てわかるよね、いやらしくてどスケベなこと。まったくこの直子は、命令しているあたしのほうが恥ずかしくなるくらいのど変態なんだから」

 苦笑いなお姉さまと、好奇のまなざしに嗜虐的な色が混ざりつつあるメガネの彼女さま。
 ポニーテイルさまはただただ食い入るように液晶モニタを覗かれています。

「それじゃあまず手始めに、自分でスカートを捲り上げて、ど淫乱な直子の下半身がどんな状態になっているのかを視ていただきなさい」

 私にご命令くださると同時におふたりにもご説明を加えられるお姉さま。

「この子のアソコってスゴイのよ。まあ視てもらえばわかると思うけど」

 お姉さまに促され、自分のプリーツスカートの裾を両手で掴み、ソロリソロリと持ち上げていく恥ずかしさ。
 やがて両手が自分のおへその上まで持ち上がると、どこから取り出されたのか木製洗濯バサミをおふたつ差し出されるお姉さま。

 これでスカートの裾をウエスト部分に留めて、捲り上げっ放しな状態にしなさい、という意味でしょう。
 ご命令通り洗濯バサミを取り付けた後、自然と私の両手が自分の後頭部にいってしまいます。

「うわっ、凄いちっちゃいパンツ…それに毛がない」

 すぐに素直なご感想をお口に出されたのはメガネの彼女さま。
 ポニーテイルさまも食い入るように液晶モニタを覗き込まれてから、お顔だけ上げられて実物と見比べていらっしゃいます。

 恥丘丸出しでかろうじて割れ始めからが隠されている私のマゾマンコ。
 もし後ろを向けばお尻の穴さえ丸出しです。
 必要最低限のお仕事しかしてくださらない水色のブーメランショーツさま。

「そうね。本当に破廉恥な下着だこと。その他に気がついた点はない?」

 お姉さまが本当に嬉しそうにメガネの彼女さまにお尋ねになられます。

「内腿の付け根のところだけパンツが大きく濡れて湿ってるみたい。ほら、布地の色がそこだけ濃くなってる」

 ズバリ的確なご指摘を突き付けてこられるメガネの彼女さま。
 好奇心丸出しなおふたりから浴びせられる熱視線に、私のだらしないマゾマンコはしとどに濡れそぼってしまっています。

「なんで濡れているのかはわかるわよね?こんなに恥ずかし過ぎることをやらされているのに、この子はそれが気持ち良くて愛液を膣奥から滴らせているの。本当にとんでもなく変態な見せる子ちゃんなのよね」

 五十嵐さまが角田さまに私を紹介されたときに付けられたニックネーム。
 お姉さまからのお言葉責めでますます広がる私の恥ずかしいシミ。
 お姉さまに呆れられ蔑まされ、性懲りも無く更にどんどん感じてしまう、私の円環の悪循環…