2011年11月26日

ピアノにまつわるエトセトラ 16

「バストを隠している両腕をどけてください」
 
 スーパーローライズなジーンズのショーゲキを消化した私は、あらためてじっくりゆっくり、ゆうこ先生の恥ずかしい紐ビキニおっぱいを見せてもらうことにしました。
 あの夏の日以来、ムラムラするたびに頻繁に思い出すほどのインパクトだった、ある意味全裸よりいやらしい、誰が見ても露出狂としか思えない、水着とさえ言えない水着。

 うつむいてもたもたしているゆうこ先生の腕に、容赦なくプラスティック定規を振り下ろします。
 ピシャッ!

「ぁあんっ!」

 甘えるようなため息を吐いた後、ゆうこ先生は観念したようにゆっくりと両腕をおろしました。

 ゆうこ先生の、豊満なのに垂れていない、形の良い西洋梨のようなおっぱい。
 その白い肌には、先端の部分にだけ幅4センチくらいの、涙型の小さな布が貼り付いていました。
 
 肩ストラップや涙型をつなぐ紐は、細くて透明なビニール製なので、ちょっと見では、両方のおっぱいの先端に小さな布だけがくっついているように見えました。
 そして、その布の左右とも、中央部分が盛大にポチッと突き出していました。

 ゆうこ先生もけっこう、乳首が大きいんだ…
 でも、小さな布なのに乳輪の翳りがはみだしていない…
 全部露になっているぽってりとした下乳のカーブのエロさといったら…
 あれから3年以上も経ったのに、プロポーションにますます磨きがかかっている…

 気をつけの姿勢でうつ向いてモジモジしているゆうこ先生の上半身を、至近距離で遠慮容赦なく舐めるように見つめながら、私はそんなことを考えていました。
 おっぱいを視姦し尽くした自分の目線がやがてまた、吸い寄せられるようにゆうこ先生の破廉恥な下半身に移ったとき、ハッと気がつきました。

「そう言えば先生?一月前のここでのレッスンのときも、そのジーンズを穿いていませんでしたか?」

「え、ええ…」
 
 ゆうこ先生が真っ赤なお顔を少しだけ上げて、私を上目遣いに見つめてきました。

「私が真面目にレッスンに励んでいるとき、先生は、えっとあのときはニットのロングセーターの下で、パイパンなアソコを半分はみ出させていたのですか?」

「は、はい。そうです…」
 
 ゆうこ先生の瞳がうるんでキラキラ光ります。

「お夕食のときも、お話しているときも?」

「はい…それで…」

「それで?」
 
 ゆうこ先生が悩ましいお顔で、私を見ながら小さな声でつづけます。

「わたしの恥ずかしい秘密を知ってもらいたくて、お帰り際の頃には、直子さまが気がついてくださらないかな?って、ドキドキしながらテーブルの下で、こっそりセーターの裾をめくったままにしていました…」
「結局、素子さんが来てしまったので、あきらめました…」
 
 唖然とする私。

「ほ、本当に…はしたない先生ですね。あの日もそんなに濡らしていたのですか?」
 
 つい、そのときのゆうこ先生の気持ちを思ってドギマギしてしまい、エムが勝りそうになる自分の心をなんとか抑えて、エスっぽい質問を浴びせます。

「はい。あのときはノーパンでしたから、もうジーンズはオモラシしたみたいにビショビショでした。直子さまお帰りになった後、直子さまを想って思いっきり自慰行為をしました」
 
 私を上目遣いで見つめてくるゆうこ先生。

「わたしがノーブラだったのは、気がついていくださったのでしょう?」

「は、はい…」
 
 ゆうこ先生のえっちな迫力に圧倒されそうな私。
 これでは、いけません。

「そ、そうでしたか。それなら今日は、もっともっと恥ずかしいメにあってもらいます!」
 
 今すぐにでもゆうこ先生に抱きつきたい衝動をこらえるために、持っていた定規で自分の左手のひらをパンッて強めに一回叩きました。

「はい。それではピアノに戻って、もう一度始めから弾いてください」
 
 今の、紐ビキニトップに恥丘半見えローライズ姿のゆうこ先生も充分いやらしくて、ここでピアノストリップは終わらせちゃってもよかったのですが、ここまで来たら、ローライズを自らの手で脱いで、いやらしい紐ビキニ上下の姿を晒すところまでが、SMプレイのお約束でしょう。

 ゆうこ先生がゆっくりとピアノに戻り、おもむろに弾き始めました。
両腕が左右にめまぐるしく動き、両肩が上下して上半身が揺れるたび、乳首だけを小さな布で隠したたわわな乳房がプルンプルンと躍動します。
 
 その動きで布がズレて、今にも乳首が飛び出しちゃいそう。
 私は、ゆうこ先生の肩越しから見下ろせる、奔放にユサユサ跳ね回るおっぱいに目が釘付けでした。

 今回は曲のかなり後半までノーミスでいきました。
 それにしても、綺麗な女性が半裸でピアノを弾く姿って、なんてエロティックなんでしょう。
 
 女性のからだの優美な曲線とピアノの鍵盤の直線とのコントラスト。
 白い肌の下で艶かしく緩んだり緊張したりする筋肉の動きと、鍵盤を滑るしなやかな指先。
 この腕が、この指先が、この後きっと、私のからだをいろいろとまさぐってくれるんだな、って思うと、からだがゾクゾク震えてきてしまいました。

 そんなことを考えてうっとり見蕩れている私にサービスしてくれたのか、ゆうこ先生は、たっぷりとセクシーな演奏姿を見せてくれた後、曲の終わり間際でやっと、ワザとらしいミストーンを一音鳴らしました。
 ハッと我に返る私。

「あ。また間違えましたね先生。もうこれで3度目ですよ。集中力が欠けていますね?」

「はい。ごめんなさい。直子さまに視られていると思うと、とても恥ずかしくって…」
 
 ゆうこ先生が上半身をこちらに向けて私を見上げ、両手のひらを上に向けたまま揃えて、物乞いをするような格好で両腕を差し出してきました。

「どうぞ、罰を、罰をください…」
 
 おねだりするような瞳で私を見上げてきます。

 私は、何も言わずに黙って3回、ゆうこ先生の手のひらから両手首のあたりを、プラスティック定規で、かなり強めに打ち据えました。
 
 パシンッ!
 パシンッ!
 パシンッ!

「あぁ~んっ!」
 
 眉根にシワを寄せた悩ましいお顔。
 色っぽいせつなそうなお声。
 もういてもたってもいられなくなってきました。

「そんな、えっちなジーンズを穿いているから、演奏に集中出来ないんです。それもさっさと脱いでしまいなさいっ!」
 
 ちょっと強い口調で命令しました。

 私が言われたいと思っていることが、ゆうこ先生が言われたいこと。
 私がされたいと思っていることが、ゆうこ先生がされたいこと。
 その言葉を思い出していました。
 
 ゆうこ先生の全身からムンムン放たれているえっちなマゾオーラにどんどん欲情して、ゆうこ先生のお顔をもっともっと歪めてあげたくて、たまらなくなりました。
 誰かに恥ずかしい命令をすること、言うことをきかせることの快感が、だんだんわかってきました。

「立って、こちらに来てください」
 
 ゆうこ先生がピアノを離れ、私の目の前にモジモジしながら立ちました。
 綺麗なお顔が淫らに火照っていました。

「お尻をこっちに向けてください」
 
 こんなとき、私ならどうされたいか?
 それは当然、お尻をぶたれたいです。

「3回もミスをした先生には、お仕置きが必要です。お尻をこちらに突き出してください」
 
 ゆうこ先生が回れ右で背中を向け少し足幅を開いてから、その場でおずおずとローライズジーンズを少しずり下げ、上半身を前に倒していきました。
 たわわなおっぱいが下へと垂れ下がり、それに伴って、くびれたウエストからまあるいカーブを描く形の良いヒップがこちらに突き出されました。

 ローライズで半分だけ隠された真っ白いお尻。
 前屈みになってもジーンズの狭い布幅でギリギリ、お尻の穴は隠せるみたいです。
 お尻のかなり低い位置に、透明なビニールの紐が通っているのがわかりました。

「両手はそれぞれ足首を掴んでいてください」

 パァーンッ!
 
 少しの間の後、何の前ぶれも警告も無くいきなり、ゆうこ先生の右の尻たぶをプラスティック定規で打ち据えました。

「あぁーんっ!」
 
 いやらしいお声で啼くゆうこ先生。

「なんだかえっちな声ですね?お尻をぶたれて、嬉しいのですか?これはお仕置きですよ?」

「そ、そんなことは…あぁーんっ!」
 
 ゆうこ先生のお返事が終わらないうちに左へもう一発。

「ほら、えっちな喘ぎ声。先生、絶対悦んでいますよね?」
 
 パァーンッ!

「いやぁーんっ!」
 
 パァーンッ!

「あああーーっ、お許しくださいぃ」

「ほらほらー、お仕置きされている間に早くジーパンを脱いじゃってください。ぐずぐずしていると、お尻が真っ赤っかに腫れちゃいますよ?」

「だって、直子さまが足首を掴んでいろ、って…」

「だって、って何ですか?口答えするのですか?」
 
 パァーンッ!

「いやーんっ!ごめんなさいぃ」
 
 パァーンッ!

「もうだめぇですぅ!脱ぎますぅ、脱ぎますからぁ」
 
 からだを120度くらいまで折り曲げた前屈みのまま、ゆうこ先生がちょうどアソコの前あたりに両手をあててモゾモゾしています。
 ジーンズの前ボタンをはずしているのでしょう。

「先生!絶対に自分で自分の気持ち良い場所を、さわったりしたらダメですからね!」
 
 パァーンッ!
 私もだんだん調子が出てきました。

「はぃぃ、直子さまのご命令には、もう絶対に逆らいませんからぁーっ!」
 
 ゆうこ先生の切なくも嬉しそうなお声。

 私は容赦なく、ゆうこ先生が突き出してくる弾力あるお尻を定規で打ちつづけました。
 真っ白だったお尻がみるみる薄桃色に色づき、肌を打ちつける淫靡な打擲音とゆうこ先生の桃色な悲鳴が、しばらくお部屋に鳴り響きつづけました。

 ヨロヨロしながらやっとのことで、ゆうこ先生がジーンズを膝上までずり下げました。
 ピチピチのきつそうなジーンズなので、お尻をぶたれながら脱ぐのは大変みたい。
 
 私の目の前には、思い切り高く突き出されたゆうこ先生のピンクに染まった裸のお尻。
 透明の細いビニール紐からTの字に、これまた細い布地がお尻の穴の上を通って前に回っていました。
 布全体がグッショリ濡れていてピタッと肌に貼りつき、お尻のスジの延長線のように、布の上に一本の卑猥なスジがクッキリと深く食い込んでいました。

「さあ、もうぶちませんから、さっさとそのえっちなジーンズを脱ぎ捨てちゃってください」
「脱いだらこっちを向いて。これから先生のえっちなからだを隅々までじっくり観察させてもらいます」

「だって先生は、恥ずかしい姿を見られるのが大好きなヘンタイマゾ女なんですものね?見せたくて見せたくて、しょうがないのですものね?」
「おっぱいがどんなになっているか、アソコやお尻がどんなになっているか、じっくり観察させてもらいますから」

 私がされたいことが、ゆうこ先生もされたいこと。
 しゃがみ込んでジーンズを両脚から抜いているゆうこ先生の丸まった背中に、私は快感をゾクゾク感じながら冷たくイジワルく言い放ちました。


ピアノにまつわるエトセトラ 17

2011年11月20日

ピアノにまつわるエトセトラ 15

 印象的なテーマにつづいて、ゆうこ先生のしなやかな指が鍵盤の上を軽やかに踊っています。
 右へ左へと縦横無尽。
 その見事な演奏は、SMアソビも忘れて聞き惚れてしまうほど。

 と、3度目のテーマのとき、曲をうろ覚えの私でもすぐにわかる、明らかなミストーンが聞こえました。
 ゆうこ先生の演奏もピタッと止まってしまいます。
 私は、ここだ!と思い、全身がカーッと急激に火照りました。

 七分袖から覗いているゆうこ先生の手首の甲のあたりの肌を狙って、持っていた定規を軽く振り下ろしました。
 ピシッ!

「あぁんっ!」
 
 シッペをしたときみたいな音につづいて、ゆうこ先生の色っぽいためいき。

「先生、今ミスしましたね?先生なのにミスしたら駄目じゃないですか?」

「はい。ごめんなさい」
 
 素直に謝ってくるゆうこ先生。

「先生と私のお約束では、先生は間違えたら一枚づつ、お洋服を脱がなきゃいけないっていうルールでしたよね?」

「は、はい…」
 
 私のほうに振り向いて、私を上目遣いでジーッと見つめてくるゆうこ先生の表情のえっちなことと言ったら…

「でも今回は初回ですから、そのチュニックのボタンをはずすことで許してあげます」
 
 襟元から両方のおっぱいの間くらいまで、ピッチリ留めてあるチュニックのボタン。
 私はとりあえず、ゆうこ先生のチュニックの下がどんな状態なのか、知りたくてたまりませんでした。
 ノーブラなのか、あの水着のブラを着けているのか、はたまた普通のブラジャーとかキャミソールなのか。

「は、はい。お心遣い、ありがとうございます」
 
 ゆうこ先生は、ピアノのほうを向いたままうつむいて、チマチマとボタンをはずし始めました。
 胸元まで全部。

「はずし終わったら、また最初っから弾いてください。今度は間違えないように」
 
 ゆうこ先生の胸元を覗きたい…
 はやる気持ちを抑えながら、私は極力冷たい声で、ゆうこ先生に告げました。

 ゆうこ先生が両手を鍵盤の上に置いて、再び弾き始めました。
 腕が激しく動くにつれてゆうこ先生のからだとチュニックの布の間に隙間が出来て、背後に立つ私から、ゆうこ先生のむっちりとしたバストの谷間が覗けるようになりました。
 
 ドキンッ!
やっぱりゆうこ先生は、紐状水着ブラを着けていました。
 ブラジャーとしてほとんど意味を成していない、ただ乳首だけを覆う小さな涙型の布。
 ゆうこ先生の形の良いおっぱいが、襟ぐりの中にほとんど見えていました。
 でも…

 そのときまた、ミストーンが聞こえました。
 さっきの場所より少し早い小節です。
 私はすかさず、今度はゆうこ先生の左腕を定規で打ちすえました。

「あんっ!ごめんなさいぃ」
 
 うつむいたままのゆうこ先生の両肩が細かくプルプル震えています。

「2度目ですよね?今度は容赦はしませんから。お洋服を何か一枚、脱いでもらいます」
 
 背中をゾクゾクさせながら、お芝居っぽい冷たい口調で言い放ちました。

 ゆうこ先生が今、身に着けているのは、上半身には膝上丈のチュニックと紐水着、下半身にはスリムジーンズとおそらくストッキングとあと何か。
 靴はピアノのペダル操作がしやすいように白いフラットシューズに履き替えていました。
 何か一枚と言ったら、必然的にチュニックかジーンズになるでしょう。

「そのお靴は、ピアノ演奏に必要でしょうから、お洋服にカウントしません。履いたままでいてください」
 
 私は念のため、そう釘を刺しました。

 ゆうこ先生は、どちらを先に脱ぐでしょうか?
 以前のお話から考えると、下半身、つまりジーンズになりそう。
 でも、おそらくその下は、アソコのワレメ周辺だけが隠れる程度の小さな布片ビキニのはずです。
 
 難しい曲のピアノ演奏では、足元のペダルの操作もけっこう忙しくて、大きくではないにせよ足を頻繁に動かすことになります。
 両脚が開いたり閉じたりすれば、股間の紐状の布はどんどん中央の溝に食い込んじゃうはず。
 加えてゆうこ先生、もう股間はビチャビチャのはず。
 濡れた布地は、乾いているときより、より細い紐状になりやすいことは、私も経験上知っていました。
 
 うわー、それはかなり恥ずかしそう…スジにどんどん食い込んじゃう…
 あ、でも、チュニックの裾でかろうじて隠せちゃうかも?
 それともパンストを上に穿いているのかな?
 ドキドキしながらも瞬時にいろいろいやらしいことを考えて、自分で盛大に恥ずかしがっていました。

 エスの人がこんなことではいけません。
 気を取り直して、つい同調しがちなエムの気持ちを抑えこみ、エスの気持ちを思い出します。

「座ったままでは先生も脱ぎにくいでしょう?こちらに出てきて、ここに立って、脱いでください」
 
 ピアノから一歩退いて、ゆうこ先生の肩を定規でポンと軽く叩き、振り向いたゆうこ先生の目線を、定規の動きで私の正面の位置に誘導しました。

 おずおずと私の前に立ったゆうこ先生は、上気したお顔で私を5秒くらい見つめてから、ふっと目を伏せて、おもむろにチュニックの襟元に手をかけました。
 
 えっ?
 それを脱いだらゆうこ先生は、乳首だけかろうじて隠れたあの紐水着姿で、豊満なロケットおっぱいをプルプル揺らしながらピアノを弾きつづけなければなりません。
 その場面を想像して、自分がするわけでもないのに、またまた恥ずかしさに身悶えしてしまう私。
 
 さすがにご自分で、わたしは直子ちゃん以上のヘンタイさんだから、って豪語するだけあって、視てもらいたくって仕方ないんだなー、ゆうこ先生ったら…
 少し呆然としてから、私の心の中に、ますますゆうこ先生をめちゃくちゃに虐めてみたい、という衝動がフツフツと湧き起こってきました。

 ゆうこ先生は、両腕をモソモソさせてチュニックの両袖から腕を抜こうとしています。
 裾をまくって頭からチュニックを脱ぐのではなく、両腕を抜いて肩先から下へ落とす脱ぎ方をしたいようです。
 
 そうですよね。
 その脱ぎ方なら、束の間でも両腕で胸をかばって隠すことが出来ますから。
 そう考えているうちに、ゆうこ先生の足元に淡いブルーの布がひとかたまり、パサッと落ちました。

「ぅわっ?!」
 
 私のほうがそう一声大きな声をあげた後、文字通り絶句してしまいました。

 私の一メートルくらいの目の前に立っているゆうこ先生。
 からだを前屈みにちぢこませて、両手を胸の前で交差させて、紐ビキニからはみ出ているおっぱいを恥ずかしそうに必死に隠しています。
 
 視線は上目遣いで、私を見ているような見ていないような…
 プラスティック定規でゆうこ先生の腕を叩いて、

「どうして隠すのですか?えっちなからだを見てもらいたいから、そんな水着を着ているのですよね?ほら、早く腕をどけてください!」
 
 なんてお約束の科白を言うのさえ忘れて、私の視線は、ゆうこ先生の下半身に釘付けでした。

「そんなジーパン、どこで売っているのですか?」
 
 私は、ゆうこ先生の内股気味にくの字に交差した両脚の、付け根付近をまじまじと見つめながら、好奇心剥き出しの声を投げかけていました。

「ネットショップでみつけて、少し遠かったけれど、わざわざお店まで買いに行きました…」
 
 ゆうこ先生のか細いお声。

 ゆうこ先生が穿いていたジーンズは、ローライズにもほどがある、って言いたくなるほどのローライズな、見るからに悩ましいジーンズでした。
 股上なんてほんの5センチくらい。
 
 腰骨から両腿の付け根へと集まる左右の腿のVラインがくっきり見えていて、おへその下の下腹部からいわゆる土手がぷっくりして性器の始まるすぐ手前あたりまで、の素肌が丸々露出していました。
 
 そしてまた、ゆうこ先生のお腹から下が綺麗で、なおかついやらしいんです。
 画用紙みたいに真っ白でまっすぐで、土手のあたりだけ艶かしくぷっくりしていて。

「先生、ちょっと後ろを向いてみてください」
 
 前屈みのまま、お尻をこちらに突き出すように後ろ向きになったゆうこ先生。
 思った通り、お尻の割れ始めからくっきり3センチくらい、お尻のスジも丸見えでした。
 これでもししゃがんだら、お尻の穴までお外に出ちゃうんじゃ…
 ピッチリしたジーンズなので、柔らかいお尻のお肉や太股の皮膚がジーンズ地に締め付けられてたゆたゆとふくらみながらはみ出ていて、すっごくいやらしい。

「先生…ずっとこんなの穿いていたんですね…」
 
 再び正面を向いたゆうこ先生に近づいて中腰になって、遠慮無くゆうこ先生の下半身に顔を寄せました。
 ノーパンで穿いているのか、それともあの水着も着けているのか?
 パンストは穿いていないことだけは、明らかになりました。
 
 あの水着を着ているなら、もともと本当にスジの部分にあてがう位の布の分量しかないので、こんなローライズな股上でも水着は隠れてしまうでしょう。
 どちらにしろ、いずれはわかることなので、ここでは質問しないことにしました。

 それよりも、もっと気になることがありました。
 ぷっくりとふくらんでいる、いわゆる土手の部分がジーンズの布地からほとんど覗いていて、そこにはまったく毛がありません。
 剃ったような痕も、新しく生えてきそうな気配も、まったく無いのです。

「先生は、ここのヘア、処理しているのですか?それとも…」
 
 ゆうこ先生の下半身の目前に子供のようにしゃがみ込んで、その部分をじっと見つめてあげながら、イジワルっぽく投げかけました。

「わたし、ずいぶん前にソコ、永久脱毛しちゃったのです…マゾですから…」
 
 頭の上から、ゆうこ先生の恥じらいに満ちたか細いお声が降ってきました。

「知り合いのエステの先生に相談して…整形外科の女性の先生、紹介していただいて…」
「マゾには、毛なんか必要ないですから…そのほうが、よーく見てもらえますから…」
「レーザーで、すごく痛くて、すごく恥ずかしかった…です…」
 
 今にも泣き出しそうに、羞恥に染まって掠れたささやきの告白を聞きながら、私は気がつきました。
 ジーンズの太股の付け根付近の狭い布地が湿って、左右内腿のかなりの範囲にわたってシミのように色が濃くなっていることを。

 私の頭はクラクラしていました。
 もう、コーフンしすぎて、今すぐにもゆうこ先生を丸裸にして、私も裸になって、思う存分抱き合いたい、弄り合いたい、って思いました。

 でも、それじゃだめなんです。
 まだふたりのレッスンは始まったばかり。
 もっともっとゆうこ先生を虐めれば、もっともっと私も気持ち良くなれるはずなんです。


ピアノにまつわるエトセトラ 16

2011年11月19日

ピアノにまつわるエトセトラ 14

 歩きながら考えていたのは、ゆうこ先生は今日ご自宅で、どんな格好をしてお出迎えしてくれるのかな?ということでした。
 
 前回のゆうこ先生のお家でのレッスンの帰り際、私はゆうこ先生に、あの水着を着てレッスンしてください、ってお願いしていました。
 いいえ、あのときにもう二人のSMのプレイが始まっていたとしたら、命令、と言ってもいいかもしれません。

 私が中学2年生の夏休み。
 我が家でのガーデンパーティでゆうこ先生が身に着けていたベージュのビキニ水着。
 
 上下ともほとんど細い紐状で、必要最低限の箇所だけ、かろうじて隠せるくらいの過激過ぎる水着。
 いっそのこと脱いで裸になっちゃったほうがいやらしさが減るだろう、って思うほど恥ずかしすぎるえっちで露出狂な水着。

 あれを着て玄関先で迎えられたら、私は思わず抱きついて、ゆうこ先生を押し倒してしまうかもしれません。
 だけど、確かゆうこ先生は、プレイはいつものレッスンが終わってから、ともおっしゃっていました。
 
 ということは、まずは普通にレッスンをして、それから着替えてくれるのかな?
 普通のお洋服の下にあらかじめ着ておいてストリップしてくれる、っていうのも考えられるかな…

 そんな勝手な妄想をしつつ、両足は着実にゆうこ先生のマンションに近づいていました。
 ゆうこ先生が教えてくれた目印になる建物が的確だったので、けっこう複雑な順路なのですがまったく迷わずにマンションの入り口までたどり着けました。

 キンコーン。
 エントランスでゆうこ先生をお呼びしてロックを解除してもらい、エレベーターで7階まで上がります。
 
 エレベーターホールから向かって左側のドアの前に立ちました。
 高鳴る胸の鼓動を、深呼吸を一回して落ち着かせてから、ドアチャイムを押しました。
 ピンポーンッ。

 ゆっくりと開いてくる外開きのドアの向こうに現われたゆうこ先生は、きわめて普通の格好をしていました。
 膝上10センチくらいの柔らかそうな生地でゆったりとしたシルエットの、淡いブルーの七分袖チュニック。
 
 ボトムは、たぶんこの間と同じ、ウォッシュアウトのスリムジーンズ。
 スリッパと裾の間からは黒のストッキングが覗いていました。

 私は、ですよねー、って感じで少し落胆しつつも、ゆうこ先生のニコニコ微笑んでいる綺麗なお顔を見て気を取り直し、今日これから、いったいどんなことになるのか、抑えようもない期待が新たにどんどん膨らんできて、ゆうこ先生につられるように自然と満面の笑顔になっていました。

 お部屋の中は、心地良い温度に暖まっていて、私はコートとブレザーも脱ぎ、制服の赤いリボン付き長袖ブラウスと膝丈スカート、白のハイソックスという姿になりました。
 レッスン前のお茶とケーキで雑談のときは、二人ともわざとらしいくらいに普通のお話をして、えっちな話題にはいっさい触れないようにしていました。
 まるでそこに暗黙の了解でもあるように。

 今日のゆうこ先生は、髪の毛をアップにしてサイドで束ねて、その端正なお顔立ちがなおさら際立ち、すっごく綺麗な上に、いつもよりいっそう若々しくも見えました。
 私とゆうこ先生は、20センチの距離を保って隣り合って座り、私は、沈黙を怖がっているみたいにいつもよりよく動くゆうこ先生の唇を中心に、その美しいお顔にずっと見蕩れていました。

 いつもより短かめで切り上げたお茶会の後、お隣のお部屋に移ってピアノレッスンが始まりました。
 このお部屋は土足仕様なので、私は茶色いローファーを、ゆうこ先生は黒くてヒールの低いパンプスを履いています。
 こちらのお部屋も準備良く、すでに適温に暖められていて、これなら裸になっても寒くありません。

「今日のレッスンはちょっと、番外編ね。直子ちゃんにコード弾きのこと、教えてあげる」
 
 ゆうこ先生がご自分で作られたらしい何枚かのプリントを私に手渡してくれて、ご説明が始まりました。

「クラシックピアノだけを習っている人は、意外と教えてもらえないのよね、コードの概念」

「楽譜に書かれた音符と記号通りに間違えずに弾くのはもちろん大切なことだけれど、各メロディに呼応する和音を知って、それを応用して自分っぽくアレンジ出来ることを知ると、ピアノを弾くのがますます楽しくなるわよ」
「もちろん、クラシック曲の演奏ではそんなことは、ご法度だけどね。でも、ポップスやロック、ジャズの世界ではこっちが主流。コードに慣れておくと、バンドとかでいろいろ楽しく遊べるわよ」
 
 ご説明されながら、ゆうこ先生が私の背後から両手を伸ばし、私の背中にご自分の胸を押し付ける体勢で、手ほどきが始まりました。

 長調と短調の三和音と四和音。
 曲全体の基本音階、キー音のみつけ方とその調で使える音階、スケールのこと。
 トップノートを動かすことで響きががらりと変わったりすること。
 などなどをわかりやすく解説してくださいました。

 背中に押し付けられるゆうこ先生の胸に、始めのうちはドギマギして気が散りがちな私でしたが、ゆうこ先生のご説明をお聞きしながら、実際に鍵盤を叩いているうちに、どんどんコード弾きに興味が湧いてきて、いつのまにかレッスンに集中していました。
 
 あっ、という間に2時間近くが経ち、私は、楽譜も見ずにコード譜だけで、ビートルズのレットイットビーをそれらしく弾けるようになっていました。
 最後にゆうこ先生にピアノを譲り、ゆうこ先生がジャズ風とバロック風に即興アレンジしたステキなレットイットビーを披露してくださいました。

「はい。これで今日の直子ちゃんのレッスンはしゅうりょおーーーっ!」
 
 明るく大きなお声で宣言して、ピアノのペダルから足を外したゆうこ先生。
 時刻は午後の5時ちょっと前。
 サスティーンしていた和音が途切れ、沈黙が訪れたレッスンルーム。
 
 スクッと立ち上がり私のほうに振り向いたゆうこ先生のお顔は、さっきまでとは打って変わって、目尻に涙を湛えているような、潤んだキラキラお目目になっていました。
 何て言うか、訴えかけるような、媚びるような、淫らな、でもすごく美しいお顔…

 ゆうこ先生は、そのままスタスタと奥の窓際の応接セットのところまで歩いて行き、ソファーに置いてあったバーキンバッグを手に取って提げ、また戻ってきました。

「直子ちゃんに、これを…」
 
 ゆうこ先生がバッグから取り出して私に差し出してきたのは、プラスティックの30センチ定規でした。

「ここからは、直子ちゃんがわたしの先生で、わたしは出来の悪い生徒、ね?わたしを厳しく、躾けてください」
 
 ゆうこ先生がみるみるうちにマゾのお顔になっていきました。

 頬から首筋にかけて薄桃色に染まり、眉が悩ましげに寄って、伏目がちに睫毛が瞬き、お口が少しだけ開き、唇がテラテラと濡れそぼっています。
 中二のとき、父が隠し持っていたSM写真集で見て、私の性癖を目覚めさせてしまった、縛られたモデルさんたちの儚くも美しいお顔。
 
 やよい先生に撮られた写真や自分で撮ったビデオで、自分もそういう表情になることを知っている淫らさ全開の顔。
 ゆうこ先生は今まさに、そんなお顔になっていました。

「あ、でも虐めてもらうのに、直子ちゃん、て馴れ馴れしく呼ぶのはおかしいわよね…かと言って、ご主人様とか、なんだかお芝居じみていて、かえって白けちゃうし…うーん…」
 
 ゆうこ先生がお悩みモードに入ってしまいました。

「うーん…まあ、ここは普通に、森下さん、って呼ぼうか…でも森下さんだと、お母様のほうのお顔も浮かんじゃう…」
「わたし、年下の女の子に虐められたいっていう願望もずっと持っていたから、ストレートに直子さま、にしよっか」

「わたしはずいぶん年上だけれど、直子さまには絶対に逆らえないの。直子さまは、わたしがドMの露出狂なことを知っていて、それを世間に暴露されたらわたしは破滅してしまう…ふたりはそんな関係という設定で、ね?」

「はい」
 
 私が考えてきた妄想でも、ふたりはそんな感じの関係だったので、私も即答で従いました。

「それでは直子さま。まずは、わたしのピアノ演奏を聴いてください」
 
 さっきの私のレッスンのときとは打って変わって、ピアノに向かってもなんだかモジモジ頼りないご様子なゆうこ先生が、一呼吸置いてからおもむろに演奏を始めました。
 
 ストラヴィンスキーのペトリューシュカ。
 私にはまだまだ、とうてい弾きこなすことの出来ない難曲です。
 
 そして、この曲にまつわるゆうこ先生のエピソードと言えば…
 つまり、ゆうこ先生は、ゆうこ先生が高校生の頃に受けたドSな女性講師さんとの思い出のレッスンを、まず再現してみることにしたみたいです。

 私は、腰掛けているゆうこ先生の背後に立ちました。
 ゆうこ先生は、チュニックの襟元のボタンを一番上までキッチリ留めていたので、上から見下ろす格好になっても、ゆうこ先生の胸元の素肌を覗きこむことは出来ませんでした。
 
 ゆうこ先生は、このチュニックの下にあの水着を着けているのかしら?
 いずれにしてもまずは、お約束通りゆうこ先生にあの水着姿になってもらって、羞じらう姿をじっくりと見せてもらわなければなりません。

 ゆうこ先生の背後で、手渡されたプラスティック定規で自分の左手のひらを軽くパチパチ叩きながら、ワクワクする気持ちがどんどん高まっていく私でした。


ピアノにまつわるエトセトラ 15