2011年7月30日

氷の雫で濡らされて 02

夏の東京の街を歩いていてびっくりしたのは、お肌の露出度高めなセクシーな服装をしている若い女性の姿を頻繁に見かけること。
胸元が大きく割れていたり、背中が大胆に開いていたり、袖ぐりから横おっぱいが覗きそうなユルユルのタンクトップとか、からだの線がバッチリのピチピチボディコンとか。

春先にやよい先生と会ってお話したとき、私が、大学は制服じゃないから、毎日何を着て行けばいいか迷ってしまいます、みたいなことをしゃべっていたら、お話の流れで、やよい先生が笑って教えてくれました。
「もしも大胆な服装して街を歩くときは、ヘタに恥らってモジモジしたりしちゃダメよ。かえって悪目立ちして注目集めちゃうから。こんなのはファッションだから何でもない、って感じで、どう?私キレイでしょ、って堂々と胸張って歩きなさい」
「そりゃあ、チラチラと見てくる男は何人もいるでしょうけど、それだけのこと。すれ違っちゃえばみんなすぐ、忘れちゃうわ。欲情して追いかけられちゃうみたいなメには、よっぽど運が悪くない限り合わないから。ここはそういう街なの」

やよい先生に言われたことが、夏になってよくわかりました。
胸の谷間を見せびらかすのなんて、何でもないことみたい。
まだ高校生くらいの子も、OLさんも、ちっちゃな子供の手を引いた若奥様風の人だって、盛大にキワドイ部分の素肌を真夏の熱気に露出して、普通に平気で歩いていました。

私は、まだ慣れていないので、そういう人たちとすれ違うたびに、すごいなあ、って感心しちゃっていますが、よく考えてみると、今現在の私のほうが、彼女たちよりも数倍、大胆なことをしているんです。
ワンピースで隠れてはいますが、その下のアソコには、えっちな突起のホタテ貝がハマっているのですから。
キューンって、はしたない恥ずかしさが全身を駆け巡ります。
でも、やよい先生のアドバイスを思い出し、不自然な雰囲気が出ないように無理に澄ました顔して胸を張って、足早に繁華街の人ごみを歩いていきました。

目的のデパートに入ると、ひんやりと冷たい空気が気持ち良く私を迎えてくれました。
お約束の時間より20分も早く着いちゃった。
汗びっしょり。
デパート1階独特の、むせ返るようなお化粧品の香りの中で化粧室を探しましたがみつからず、案内板を見ると2階にあるようです。
エスカレーターで2階に上がり、洗面台の鏡の前で入念にお化粧を直していたら、お約束の時間まであと8分になっていました。
そろそろ行こうか・・・
私の胸がワクワクドキドキ高鳴ってきました。

3階の一番南側のフロアーで、適当にうろうろしていなさい、っていうのが、やよい先生のご指示でした。
このデパートの3階に来るのは初めてだったので、天井に吊られたフロアガイドを頼りに南側へ移動しました。
いったん南端まで行ってから、今度はそのあたりのブロックの綺麗にディスプレイされたお洋服をゆっくり眺めつつ、うろうろし始めました。
右手には、やよい先生からいつご連絡が来てもいいように、携帯電話を握っていました。

下着の売り場で、通路に出ているワゴンのショーツを眺めていたとき、突然、アソコに震動を感じました。
「んっ!」
思わず小さく声がこぼれて、うつむいていたからだがビクンとのけぞります。
来た!
やよい先生に会える嬉しさと、デパートの売場でこっそりアソコに刺激を受けている自分のヘンタイな状況とに、みるみるからだが火照ってきてしまいます。

アソコの中を震わす力は、愛用のリモコンローターで言うと弱と中の間くらいの弱いもので、強みたいな、立っていられないほど、ではありませんでした。
それに、デパートに入ったときから、たぶん突然震動のスイッチが入るだろう、って予想と言うか期待していたので、一瞬の驚きが過ぎると余裕が出来て、通路のほうを振り返ってみました。
その瞬間、今度は手のひらで携帯電話が震え始めました。
「きゃっ!」
またもや小さく声をあげてしまいました。

携帯電話を開こうと、顔をワゴンのほうに戻して視線を上げたとき、奥にいた下着売場のキレイな女性店員さんが、怪訝そうな目で私をじーっと見つめているのに気がつきました。
やだっ!いつから見られていたんだろう・・・
さっきから一人で、んっ!とかきゃっ!とか声をあげているんですから、傍から見れば、どう見たって不審者です。
私は、白い帽子のひさしをつまんで目深にかぶり直し、あわてて売場を離れ、売場と売場の間の壁のところに移動してから、通路に背を向けて携帯電話を開きました。
股間のホタテ貝は、震えっぱなしです。

着信はメールでした。
やよい先生ではない、知らないアドレスから。
「そのまま北方向へ少し歩き、右側にある女子トイレに入りなさい」
メールには、そう書いてありました。
通路を振り返り、それらしき人、ホタテ貝に電波を送っている人、の姿を探します。
平日の午後、お昼休みもとっくに終わった頃ですから、ウインドウショッピングのお客さんも少ないようで、このフロアをうろうろし始めてからも、中年のおばさまや、若い女性の一人客とチラホラすれ違う程度でした。
今も、見える範囲にいるのは、各売場の店員さん以外では、中年おばさまの二人連れだけ。

今日来てくれるのは、やよい先生じゃないのかしら?
メアドが違っていたのが気がかりで、しばらくキョロキョロあたりを見回してみたのですが、それらしき人の姿は発見できず、あきらめてメールの指示通り女子トイレへ向かうことにしました。

アソコを刺激しているホタテ貝の震動は、歩くのにまったく支障がないくらい緩やかなものでしたが、そんなことをされながら白昼のデパートを歩いている、という背徳的な感情と相俟って、誰かとすれ違うたびに緊張してしまい、何て言うか、弱火でトロトロと官能を炙られているような、甘美な後ろめたさを感じていました。

10メートルくらい歩くと、その10メートルくらい先に、矢印とともに女子化粧室の存在を示すプレートが吊ってあるのが見えました。
あそこだ。
そう思いながら一歩踏み出した途端、アソコの震動がピタッと止まりました。
あれ?
思わず立ち止まり、まわりを見回します。
相変わらず閑散とした婦人服売場。
きっと、リモコンの電波が遠すぎて途切れちゃったんだな。
少しがっかりしながらも、そのまま女子トイレを目指しました。

女子化粧室への扉を開け、中へ入ります。
誰もいません。
三台並んでいる洗面台を抜けて、もっと奥へ進むと個室が4つ。
デパートにしては、あまりキレイなおトイレではなくて、なんとなく床とか古そうな感じ。
個室のドアは4つとも閉まっています。
どうすればいいのかな?と思っていたら、右手の携帯電話がまた震え始めました。

今度は電話。
知らない番号からです。
「もしもし?」
恐る恐る、出てみました。

「おひさしぶり。直子さん。トイレの中に誰か人いる?」
知らない声でした。
やよい先生ではなく、それよりもう少し低い、落ち着いたオトナっぽい女性の声。
「あ、えっと・・・あなたは、えっと誰・・・どちらさまですか?」
困惑してなぜだかヒソヒソ声になってしまう私。
「そんなことはどうでもいいの。質問に答えなさい」
電話の女性に、冷たい口調でピシャッと言われてしまい、背中がゾクゾクッとなりました。
「あ、はい。えっと、誰もいません」
「個室は?」
「あ、はい。ちょっと待っててください」
あわてて個室のノブのところの使用中サインを、それぞれ確認してみます。
全部青色でした。
「あの、えっと、誰も入っていないみたいです」
「そう。だったら、入り口から一番遠い、一番奥の個室に入りなさい。入っても鍵は閉めないで」
そこでプツンと電話が切れました。

誰なんだろう?
やよい先生でないことは間違いありませんが、なんとなく聞いたことがあるような声な気もしてきました。
おひさしぶり、って言ってたし。
ミイコさん・・・ミーチャンさんは、もう少し声がハスキーだし、大学のお友達の声に似ていた気もするけど、そのお友達とやよい先生に接点があるわけないし・・・
指定された個室に入った後も、頭の中がモヤモヤ混乱していました。

「入った?」
個室に入って1分くらいした後に再び電話がかかってきました。
「はい。言われた通りに・・・」
「そう。これからわたしもそこに入るから、あなたは便器のふたに座ってギューッと目をつぶっていなさい」
「あ、あの、あなたは?」
「わたし?わたしは今日、百合草先生から全権を委任されて来ているの。あなたと遊ぶために。わたしの声は百合草先生の声。わたしの命令は百合草先生の命令」
その声を聞いている間に、女子化粧室の入口の扉が開いて閉じたような音がかすかに聞こえました。
その人が化粧室に入って来たみたい。
その途端にホタテ貝が震え始めました。
「んっ!」
しんと静まり返った個室の中では、ホタテ貝のンーーッていう震動音が、かすかに私の股間から聞こえてきます。

「わかった?ギューッと目をつぶっているのよ?もし逆らったら、ひどいお仕置きになるわよ・・・」
「は、はい・・・」
「よろしい」
また、プチッと電話が切れました。
ひどいお仕置になるわよ、ってささやいたその人の低い声がすっごくセクシーで、ゾクゾク感じてしまった私は、言われた通りにふたを閉じた便器に浅く腰掛け、ギュッと両目を閉じました。


氷の雫で濡らされて 03

2011年7月24日

氷の雫で濡らされて 01

東京での一人暮らしにもようやく慣れてきた7月中旬、やよい先生から携帯電話にメールが届きました。
やよい先生とは、私が東京へ越してきた当初は、ちょくちょくお会いして、やよい先生が私のお部屋に来たり、やよい先生のお宅へ遊びに行ったりしていたのですが、梅雨が始まった頃からずっとご無沙汰していました。
久しぶりにやよい先生と遊べるのかな?
ワクワクしながらメールを読みました。

メールの内容は、今日私への荷物を送ったことと、今週、来週の平日で午後一時から空けられる日を教えなさい、ということが、いつものように事務的かつ簡潔に書かれていました。
私の大学での前期授業はほとんど終わっていて、幸い補講も試験も無くヒマな身でしたから、その週の金曜日を指定して、すぐ返信しました。
すると、荷物を受け取って中身を確認したらまた返信しなさい、と再びメールが届きました。

翌日の夕方、学校から帰ると、管理人さんがやよい先生からの荷物を渡してくれました。
荷物は、箱が大きいわりには軽いものでした。

お部屋に入り、着替えもしないうちにすぐ、その箱を開けてみました。
中から出てきたのは、お洋服のようです。
広げてみると、可愛い感じのリネンの半袖シャツワンピースでした。
生成りな麻色で、ウエストまでピンタックが入っていて、スカート部分は若干ふんわり広がった膝丈。
ボタンはウエストまでに6個、スタンドカラーがなんとなくエスニックな感じ。

当日は、これを着て来い、っていうことなのかな?
今まで持っていないタイプのワンピだったので、嬉しくなっちゃいました。

そのワンピースを取り出して、ふと箱を覗くともう一つ、黒いビニール袋に入った何かが箱の底にあるのに気がつきました。
袋を取り出して封をしているテープを剥がし、中を覗き込みます。
奇妙なものが入っていました。

幅10センチくらいのホタテ貝みたいな形をした真っ白いプラスティック製らしきオブジェ。
その貝の内側から楕円形の突起が、なんだかえっちな形に飛び出しています。
貝の左右と下部分からは、ゴム製の黒い紐が結ばれていて、その紐とホタテ貝で、まるでTバックのパンツみたいな形状になっていました。
そして、貝の上部分から見えるのは電池ボックス?

私は、すぐにピーンと来ちゃいました。
たぶん、このホタテ貝みたいのをパンツのように穿くと、内側の突起が私のアソコにスッポリとハマっちゃうのでしょう。
で、たぶんこれはリモコン式。
私がこれを穿いていて、リモコンを持っている人がスイッチを入れると、この突起が私の中でブルブル震え始めるのでしょう。
胸がドキドキし始めます。

早速その場で立ち上がり、ジーンズとショーツを脱ぎ捨てました。
私の中は、すでにジンワり湿り始めていました。
念のため貝全体を水で濡らしたタオルで拭いてから、黒いゴムに両脚を通していきます。
ホタテ貝が私のアソコを隠したとき、内側の突起がヌプッと、私のアソコの中に侵入していました。
「ああんっ」
リモコンローターを入れたときよりは浅い感じで、私のアソコに異物が挟まれています。
姿見に映してみます。
私の薄い陰毛だけを隠すような真っ白いホタテ貝。
うわっ、いやらしい。

その格好でお部屋を歩き回ってみました。
内腿に突起の側面が少し擦れる感じですが、突起の曲線のおかげなのか、中ではフィットしていて痛くは無く、歩きづらいこともありません。
パンツ状のゴムもきつくも無くゆるくも無く。
問題ないようです。
ただ、こんなものを股間に着けて歩いている、っていう行為自体が十分ヘンタイさんです。
今度のやよい先生とのデートは、これを着けたまま街を歩くことになるのでしょうか?

リモコンのスイッチが入ったら、どうなるんだろう?
ふと思いついて、高二のときにやよい先生からいただいて、今でも愛用しているリモコンローターのリモコンスイッチを入れてみました。
反応なし。
振動の具合は、当日までのお楽しみ、ということのようです。
もう、ワクワクが止まりません。

その格好のまま、やよい先生に荷物到着メールを入れました。
早速ホタテ貝を穿いてみたことも書き添えました。
それからブラウスも脱いで、送ってもらったワンピースを着てみます。
似合ってるー!
姿見に映った自分の姿は、ちょっとエスニックな可愛いワンピースを着た普通の女性。
でも、スカートをめくると、信じられないくらい卑猥なおもちゃを下半身にくっつけてるんです。
背中がゾクゾクっとしてきちゃいます。
今夜は、これを着けてオナニーしちゃおうかなー。
そう言えばネットで、綺麗なモデルさんが白いホタテ貝3枚で両乳首とアソコだけを隠してるセミヌード写真を見たことがあったなあ。
あれはえっちだったなー。
なんて、とりとめのないことを考えていたら、30分くらいして、やよい先生からの返信メールが届きました。

当日は、送ったワンピースを着てホタテ貝を着けてくること。
下の毛はキレイに剃っておくこと。
このメールを読んだら当日までオナニー禁止。
そして、待ち合わせの時間と場所が書いてありました。

私は、しまった!って後悔します。
先手を打たれてしまいました。
ホタテ貝を着けたムラムラ解消オナニーは、おあずけにされてしまいました。
それに、アソコの毛も剃らなくちゃいけないことに。
毛を剃った後って、絶対いろいろ弄くりたくなっちゃうんです。

でも、やよい先生のご命令は絶対です。
たとえバレなくても、逆らうことは出来ないし、私が逆らいたくないんです。
これ以上ホタテ貝を着けていると、やよい先生のご命令に背いてしまいそうだったので、渋々はずして部屋着に着替えました。

やよい先生に久しぶりに会えるワクワク感とムラムラなのにオナニーが出来ない悶々感を夜毎抱きながら、お約束の日を指折り数えて3日後。
朝からそわそわの私は、おトイレを済ませてシャワーを浴びるとすぐ、ホタテ貝を装着しました。
入念にお化粧をして、お外が暑そうだったので髪はサイドに流して編みこんで、リボンピンで留めました。

お約束の時間は、午後の1時半。
場所は、池袋の私鉄駅に直結した有名デパートの3階、婦人服売り場。

私の住んでいるマンションからは、5分くらい歩くと池袋へ一駅の地下鉄の駅があります。
でも、まっすぐ歩けば15分くらいで池袋駅には着けるので、池袋に用事があるときは、歩いていくことにしていました。
今日もお家を早めに出て、徒歩で行くことにしました。

お外は真夏日でした。
真っ青なお空にお日様がギラギラ輝いて、地上にあるものすべてを暑く熱していました。
湿度が高くないのと、時折ゆるく風が吹いてくれるのが救いです。
そんな中を私は、白い日除け帽子を頭に乗せて、肩にタオルとかを詰め込んだ小さなトートバッグを提げ、ハンカチ片手に歩き始めました。


氷の雫で濡らされて 02

2011年7月23日

しーちゃんのこと 23

母と昼食を一緒に食べてから母を送り出し、自分のお部屋に戻りました。
お外はよく晴れていたのですが、暖房無しではまだ少し肌寒い感じだったのでエアコンをつけ、お部屋が暖まるのをしばらく待ってから、お洋服を脱ぎ始めました。

今日は、すでに書き上げていた、榊ゆかりシリーズお浣腸編を、そのお話のとおり実際にやってみるつもりでした。
小笠原亜弓さまが榊ゆかりを苛めるお仕置きの一つとして、途中にお浣腸プレイが組み込まれていました。

たぶん大丈夫とは思っていましたが、万が一、お部屋の床を汚してしまうのは絶対イヤだったので、大きめのレジャーシートを床に敷きました。
念のためバスルームからプラスティックの洗面器も一個持ってきていました。

全裸になった私は、姿見の鏡の前にお尻を突き出して、プラスティックの定規でお尻を叩いたり、洗濯バサミで苛められたりして気分を盛り上げていきました。
あーんっ、アユミさまー、お願いですぅ、許してくださいーっ!
そんなこと言ったって、下のお口からよだれが溢れちゃってるじゃない?いやらしい子!
指で股間にふれてみると、半開きになったアソコに指が吸い込まれるようにヌルンと入ってしまいます。
このまま中を思いっきりかきまわしたい・・・
そんな欲求がムクムク湧き上がりますが、なんとかふみとどまります。
だめだめ、今日のお楽しみはこれからなんだから。

今日は、ゆかりさんにもっと恥ずかしいことをしてもらうからねっ!そこに四つん這いにおなりなさい!
先にお部屋のドアを開け放してから、レジャーシートのビニールの上に四つん這いになりました。
お尻が姿見にバッチリ映るようにして、お浣腸のお薬の箱を開けます。
前回のより一回りくらい大きな容器で、スポイト状の先端も2センチくらい長いみたい。
うふふ、これを入れて、出来る限りがまんしてもらうからね!せいぜい悶え苦しむがいいワ!

鏡に映った自分のお尻の穴に、お浣腸容器の先端をそっとあてがいます。
「あっ、いやっ!それだけは許してくださいっ!」
実際に声に出して言いながらも、お浣腸器の先端をソロリソロリとお尻の穴に埋め込んでいきます。
「ああんっ!」
すっかり埋め込まれたら、お浣腸器の側面をゆっくり押し潰します。
「あああーーっ!」
冷たい液が体内に送り込まれるのがわかって、淫らな声が出てしまいます。
ずいぶん喜んでくれるのねー?だったらもう1本サービスしちゃうワ!
2本めも注入してヨロヨロと立ち上がりました。

それじゃあここで立ったまま、私の前でオナニーなさいっ!
私の計画では、ここで、バネの力を弱めてやっとつけられるようになった特製洗濯バサミを両方の乳首につけた後、お腹の具合を見ながら、四つん這いになってお部屋を出て、2階のおトイレまで廊下を這って行く予定でした。
お腹はすでにグルグル鳴っていて、便意が強まったり弱まったりしていましたが、がまんできないほどではありません。

姿見の前で自分の全裸を見ながら、右の乳首を特製洗濯バサミに噛ませます。
「あ、あぅっつー!」
すでにおっぱい脇から内腿まで左右に3つずつ洗濯バサミをぶら下げたからだに、さらに一つ加わります。
「ああんっ!」
お尻の穴を必死にすぼめながら、みじめな姿の自分を見つめて顔を歪めます。
次は左の乳首よ!
もう一つの特製洗濯バサミを右手に持ち、まだ何もつけていない左の乳首を左手の指でギューッとつまんだ瞬間、あまりの気持ち良さがからだをジーンとつらぬき、盛大にビクンと震えました。

それと同時にお腹がキュルキュルンと鳴ってモーレツな痛みが襲いました。
「あっ!だめっ!」
腰に力を入れてお尻の穴をギューッとすぼめたのですが、一瞬遅かったみたい。
お尻から左内腿を伝ってかかとのほうへ、一筋の液体がスルスルッと滑り落ちていきました。
鏡に映ったそれは、無色透明ではなく、茶褐色を帯びた液体でした。
「あーっ!いやーーっ!」
大きな声で叫びそうになり、慌てて口を押さえる間も無く、どうにも耐え難い強烈な便意が襲ってきました。
考える暇もないほど素早く無意識に、プラスティックの洗面器にまたがってしゃがみ込み、しゃがむと同時にジャジャーッと排泄していました。

しばらくそのままの姿勢で呆然としていた私は、ふっと我に帰り、裸のまま一目散に2階のおトイレに駆け出しました。
便器に座って、便意が収まるのを待ちながら、からだにつけた洗濯バサミを全部はずし、トイレットペーパーを濡らして、汚してしまった左脚を丁寧に拭きました。
なんだかすっごく悲しい気持ちになっていました。

どうやら私は、お浣腸を甘く見ていたみたいでした。
40グラムを2つっていう量も、多すぎたのかもしれません。

お尻もウォッシュレットでよく洗い、お部屋に戻った私は、なおいっそう悲しい気持ちになってしまいました。
レジャーシートのビニールに点々と散らばる茶褐色の飛沫・・・
プラスティックの洗面器に溜まっている茶褐色の液体・・・
そして、お部屋全体に充満している、何とも言えないイヤな匂い・・・

私、いったい、一人で何をやっているんだろう?
高校生にもなって、自分のお部屋で、大きいほう、お漏らししちゃって・・・
心が完全に打ちひしがれて、目尻に涙が滲んできてしまうほどでした。

それから先のことは、あまり書きたくありません。
洗面器の中身をおトイレに捨てに行って、ビニールシートと洗面器をバスルームでキレイに洗って、お部屋の窓という窓を全開にして空気を入れ替えて・・・
それらのことは全部、全裸でしたのですが、えっちな気分は戻ってきませんでした。
つい数十分前までは、はちきれそうだった私の性的コーフンは、すっかり萎えていました。

この失敗は、かなり長く尾を引き、しばらくはオナニーをする気にもなれませんでした。
そうこうしているうちに、終業式、春休みとなり、月が変わって二年生に進級すると、もう一つ、良くないことが待っていました。
しーちゃんと、別のクラスになってしまったのです。
中川さんと山科さんとは、同じクラスになれたのだけれど、友田さんとしーちゃんとは、別々のクラス。

しーちゃんとは、春休み中にも何度か会って、クリスさんともうまくいっているようで、いろいろお話を聞かせてもらいました。
相変わらず二人でえっちな遊びをしているみたいで、いつ会ってもすっごく楽しそうでした。
そんなしーちゃんとクリスさんがうらやましい気持ちは、もちろんずっとあって、そういう意味で言うと二年生になって別のクラスになったことは、私にとって、しーちゃんを一度忘れて、新しい出会いをみつけるチャンスとも言えるのですが、中学生の頃から毎日のように顔を会わせていたしーちゃんがクラスにいない、っていうのは、やっぱり寂しいことでした。

お浣腸失敗お漏らし事件以来落ち込んでいた性欲は、月日が経ってその記憶が薄れるとともに、私はいやらしいマゾ女なんだから、そういうみじめな体験をするのもあたりまえなんだ、という論理にすり変えて自分の中で納得させ、その記憶で妄想オナニー出来るほど復活していました。
榊ゆかりシリーズお浣腸編も、がまんしきれずにその場でお漏らしして床を汚してしまったゆかりは、激怒した小笠原亜弓さまによってお外に連れ出され、もっともっとひどいお仕置きをたくさん受ける、というストーリーに変えていました。
ただし、私はこの先、お部屋でのお浣腸遊びは絶対しないと心に決めていました。

私の性欲が戻って安定するのを待っていたかのように、もう一つの悲しいニュースが飛び込んできたのは、5月下旬のことでした。
バレエ教室でレッスンが終わった後、やよい先生から、6月いっぱいでお教室の講師をやめる、と告げられたのです。

すごいショックでした。
私は、愛ちゃんと一緒に、なんで?なんで?とやよい先生に詰め寄りました。

やよい先生が説明してくれたところによると、お仲間たちと共同で東京でお酒を飲ませるお店をいつか出そう、という夢と言うか計画が前々からあって、この数ヶ月の間にどうやらその目星がつきそうになったので、まだはっきり決まったわけではないけれどご迷惑をかけないためにも、まずバレエ教室の運営会社にお話をした、ということでした。
「あたしのツレが今年になっていろいろ動いていて、いい物件を最近複数みつけたらしくて、条件とかの具体的な話になってきてるらしいのよね」
「東京に行くのがいつになるかはまだわからないけど、この町から出て行くことは本決まり。私が今住んでるマンション、分譲なんだけど、貸す相手も決まっちゃったし」
「安心して。代わりの講師は、すごくやさしくてキレイな人、紹介しといたから」
やよい先生がすまなそうに笑いました。

翌日から、私はずっとやよい先生のことばかり考えていました。
やよい先生とは、中学二年の夏休みに受けたトラウマのことでご相談したとき、私が高校二年くらいになって、まだそういう気持ちがあったら、えっちなことのお相手をしてくれる、っていうお約束をしていました。
17歳になったら、って言ったんだっけかな?
お誕生日がまだなので、私はまだ16歳ですが、やよい先生がいなくなってしまう、という緊急事態の前では、そんな細かいことは関係ありません。
私は、最後のレッスンの日に、やよい先生にあの日のお約束のことを言って、デートしてくれるように頼むことに決めました。

中学生の頃、やよい先生を想って自分の指を股間にすべらせていた甘酸っぱい日々。
そんな日々を思い出しながら、私の気持ちも、やよい先生に恋焦がれる中学生の頃にすっかり戻っていました。

やよい先生、あのお約束、憶えていてくれるよね?


グノシエンヌなトルコ石 01