2011年7月18日

しーちゃんのこと 22

次のチャンスは、一週間後にやって来ました。
その日も母は午前中から、篠原さん親娘は昼前にお出かけして、共に夕方帰宅予定でした。
私は、篠原さん親娘を送り出してから、早速実行することにしました。

お昼ごはんのグラタンをダイニングでゆっくり食べた後、後片付けしてから自分のお部屋に戻る前に、バスルームの脱衣所と一階のおトイレの暖房を入れました。
今日は時間もたっぷりあるし、階下のおトイレでしてみよう、って思っていたんです。

お浣腸のお薬は、あと三つ残っていました。
それらの入った黒い袋とバスタオルを一枚持って、まずは階下のバスルームの脱衣所に入りました。
バスルームとおトイレは隣り合わせになっているので、脱衣所で全裸になってから、おトイレに入ってお浣腸、という計画でした。

着脱がラクなように、今日は起きたときからスウェットの上下を着ていました。
それらをちゃっちゃと脱いで、下着も取って全裸になり、いったん廊下に出ておトイレに入りました。

一階のおトイレは床部分が広いので、四つん這いになってやってみようと思っていました。
前回は、立ったままの挿入だったので、注入した後、容器に液がだいぶ残っていました。
実は、一回抜いてから、もう一回挿してもみたんです。
そうすると、今度は最初に空気が送り込まれてしまって、空気のお浣腸状態になってしまうんですね。
小学生の頃のお医者さんごっこで幼馴染が、空気が入るとおならがいっぱい出ちゃうんだよ、って言ってたのを思い出して、すぐやめました。
液体は上から下へ流れるわけですから、お尻を高く突き出して、お浣腸容器をなるべく垂直に立てて挿入したほうが、液がムダなく効率よく入るはず、って考えたんです。

おトイレの床に両膝を開き気味について、左腕で上半身を支えながら右手に持ったお浣腸容器を、右手の中指でお尻の穴を探しながらあてがいます。
なんてぶざまな格好。
お浣腸器の先端がすんなりお尻の穴に挿入されたので、容器を立て気味にしつつ側面を押すと、液がスーッと中へ流れ込みました。
「あああんっ!」
お浣腸器を抜いた後、よろよろと立ち上がり、すかさず腕時計を見ました。
午後1時33分。

1時40分になるまで、絶対出しちゃダメだからね!
頭の中で小笠原亜弓さまに命令されて、便器の前に立ち尽くしました。

前回と同じように、お腹がグルグルと騒ぎ始めました。
まだ全然時間経ってないわよ、がまんしなさい!
お腹を上から下へ、下から上へ、駆け巡るような鈍い痛みが襲ってきます。
お尻の穴に力を入れてすぼませて、なんとかがまんします。
まだ2分しか経ってないわよ、ここで出したらまたお仕置よ!
下半身全体に力が入っているので、両脚がプルプル震え始め、からだ全体が熱くなってきました。
もうダメ、もうダメ・・・
お腹の奥が時折、グルグルとかキューンとか鳴いています。
私が必死にお尻の穴をすぼめていると、両膝が目に見えるくらいガクガク震え始めました。
4分経過、あと3分・・・
睨みつけるように左手の腕時計を凝視しながら、右手はいつの間にか、裸の上半身を激しくまさぐっていました。
おっぱいをギューッと掴んで、硬くなった乳首を捻って、お腹をスリスリさすって・・・
「あん、あーんっ!」
ガクガク震える下半身、クネクネ悶える上半身。
髪の毛の生え際とかから汗もにじんでいるみたい。
「んーーーっ」
私はぎゅっと目をつぶって、お浣腸液の責めに耐えていました。
「むぅーーーんっ」

「あれっ?」
なんだかからだがラクになったな?と思い、目を開けました。
時計は1時43分になっていました。
目をつぶって身悶えしているうちに、どんどん便意が遠ざかっていき、今はなんだか普通の状態に戻っていました。
もちろん、お漏らしなんかしていません。
「あれーっ?」
もう一度、大きめな声でつぶやきます。
からだは、まだ欲情していますが、お浣腸の苦しみは去っていってしまいました。
「こ、こんなものなの?」
私は、また拍子抜けしてしまいました。

しばらく呆然とした後、ふと思い出しました。
私のお尻には、まだお薬が入ったままなんだ。
便座に腰掛けてお尻に少し力を入れてみると、ジャーッと液体が便器に放たれました。
今回も無色透明でした。

釈然としないまま、バスルームに戻り、熱いシャワーで下半身だけ洗い、バスタオルをからだに巻いて、ひとまず自分のお部屋に撤収しました。

確かにがまんしているときの身悶えするほどの被虐感は心地良かったけれど、そんなにあっさり収まっちゃうものなのかしらん?
もっとこう、なんて言うか、キタナイモノを出したくないのに出ちゃうのー、見ないでー、みたいな禁断系というか背徳系というか、そういうのを期待していた私は、肩透かしを食らった状態でした。

ちなみに私の通常のお通じは、朝起きてすぐミネラルウォーターをコップ一杯飲み、身支度して歯を磨いたりお顔を洗っている頃に催してきておトイレへ、という一日一回ペースの健康的なものでした。
あんまりたくさんは食べないし。
私のからだが健康的すぎるのかな?

それから真剣にもう一度、お浣腸薬の説明書を読み返し、一つだけ気づいたことがありました。
どうしても自分で入れると、容器の中のお薬が全部は入らないこと。
抜いた後の容器を見ると、今回も五分の一くらいは、残っていました。
お薬が足りないのかもしれない。
そう考えた私は、一時間後に今度は2本いっぺんに注入してみよう、と決めました。

お部屋の中で全裸のまま、榊ゆかりシリーズお浣腸編を執筆しながら、時間が経つのを待ちました。
決行は3時ジャスト。
それまでオナニーも禁止です。

3時になると同時に、全裸のまま階段を降り、バスルームに直行しました。
今度はバスルームの鏡の前で、お浣腸液を注入するつもりです。
四つん這いになって、出来るだけ鏡の前にお尻を突き上げ、顔をひねって自分のお尻を見ます。

菊座って、うまいたとえだなー、なんて思いながら1本注入。
「うふふ、いやらしいゆかりには1本じゃ、物足りないわよねー?ほら、ご褒美よ、もう1本」
小さい声で言いながら、2本目をお尻の穴に挿入しました。
「あ~あんっんっ!」
2本目のお浣腸容器はお尻に挿したまま立ち上がって、脱衣所を通り廊下に出て、おトイレに入りました。

今度は10分よ!10分がまんなさい!
頭の中で小笠原亜弓さまの声が聞こえます。
ただ突っ立ってるだけじゃ面白くないわよね?ほら、ゆかりの大好きなアクセサリーよっ!
お部屋から持ってきた洗濯バサミが、私のからだに噛みついてきます。
左右内腿に一つずつ、左右脇腹に一つずつ、左右おっぱい脇に一つずつ。
「あぁぁっ、んんんーっ!」

お腹はすでに激しくグルグルしていました。
脚もガクガクしてきて、全身がカーッと熱くなっています。
まだまだ3分しか経ってないわよ、ほら、おっぱい揉みなさいっ!
私は、両手で激しく自分の胸を揉みしだきます。
洗濯バサミがブランブラン揺れます。
快感に溺れると下半身がユルミそうになります。
そのたびに、お浣腸容器が挿されたままのお尻の穴にキュッと力を入れてすぼめます。
すると内腿の洗濯バサミに噛まれているところもズキンと疼いて・・・

6分経過、あと4分よっ!
今回のお浣腸液の攻撃は、さっきと違って手を緩めてくれません。
便意がひっきりなしに寄せては返し、そのインターバルもだんだん短かくなっています。
「ああんっ、あっ、あんっ、あぁー」
私は、左右の乳首をギュっとつまんでひっぱり、痛さで便意をごまかそうとしていました。
「ああん、ああんっ、も、もう・・・」
脚はガクガク、からだはクネクネ。
がまんしなきゃ、がまんしなきゃ、がまんしなきゃ・・・

時計を見ると10分はとっくに過ぎて、13分になろうとしていました。
「も、もう、もうっ、もうダメーーーっ!」
私は、右手でお尻に挿さったお浣腸容器を抜くなり、便座にへたり込みました。
同時にジャジャーッという激しい水音。
同時に右手が自分の股間に滑り落ち、飛び出ているクリトリスを親指と人差し指でクネクネこねくり回していました。
左手は左右のおっぱいをせわしなく、乱暴に揉みしだいていました。
「ああんっ、ああんっ、いいっ、いいっ、いいーーーーっ!!!」

しばらく便座に腰掛けたままガックリうなだれていました。
「はぁ、はぁ、はぁーっ・・・」
すっごく良かったぁぁぁ・・・

閉じていた目を開けると、私はまだ洗濯バサミを6つ、ぶら下げたままでした。
「つっ!」
血流が戻る痛みを6回くりかえして洗濯バサミをはずし、よろよろと立ち上がります。
便器に溜まっている私のお尻から出た液体は、今度は、薄っすら茶褐色を帯びていました。
「いやんっ!」
すかさず水洗ボタンを押して、恥ずかしい液体を私の視界から消しました。

お浣腸プレイがすっかり気に入ってしまった私は、すぐさま次回の計画を練りました。

ネットで調べると、私が使った30グラムのよりお薬液が多い、40グラムのやつも売っていることがわかりました。
前回、30グラム一つだと今一で、二つだと良かったということは、お薬の量も関係しているはずです。
それなら40グラムのを買ったほうが楽しめそう。
それに、40グラムのやつはスポイトの挿入管が長くて、より奥までお薬が届く、って書いてありました。
より奥までって、なんだかえっち。

早速次の土曜日に、この前のお店で2箱買ってきました。
箱が前のよりちょこっと大きかった。
そのとき、使用済みの容器や外箱は、黒い袋に入れてしっかり封をして、その駅のゴミ箱にコッソリ捨ててきました。

今度は、自分のお部屋でやってみるつもりでした。
今までの経験から、お薬を入れた後でもいくらかの猶予はあるみたいだし、誰もいなければ自分のお部屋から2階のおトイレまで裸で駆けて行っても大丈夫そうだし。

用意は万端でしたが、なかなか決行のチャンスは訪れませんでした。
生理が来たり、試験があったり、篠原さんたちがいたり。
お薬の説明書に、常用はしないこと、ともあったので、そんなにすぐやるつもりもなかったのですが、ずいぶん待たされました。

決行のチャンスが来たのは、陽気も良くなった3月中旬の日曜日。
母とのお買物デートのお誘いを、しーちゃんたちとお約束があるから、と嘘をついて断わって作った貴重な時間でした。


しーちゃんのこと 23

2011年7月17日

しーちゃんのこと 21

そのプレイを体験するためには、あるものを手に入れなければなりなせん。
そして、それを買いに行く行為自体が、私にとってはドキドキな羞恥プレイでした。

それは、薬屋さんに売っているはずです。
でも、小さな薬屋さんだと、その商品名を店員さんに告げなければ買えなそうです。
まして、私の町にある薬屋さんは、しーちゃんのご両親のお店でした。
しーちゃんちの薬屋さんは大きなお店でしたが、そこでそれを買うことは、私には恥ずかしくて絶対出来ないことでした。

バレエ教室のある駅には、大きなドラッグストア形式のチェーン店がありましたが、そこだと買っているのを誰かに見られちゃうかもしれません。
学校の最寄駅の薬屋さんも同様ですし、何よりも制服のまま買うのは憚られます。
結局、悩んだ挙句、学校よりも遠い、このあたりでは一番大きな繁華街がある駅まで足を伸ばすことにしました。

二月にしてはよく晴れて、比較的寒くない土曜日のお昼過ぎ、私は電車に乗ってその街を目指しました。
髪型を変えて、素通しのメガネをかけて、私にしては精一杯の変装をして、地味な服装で出かけました。
空いている電車のドア際に立って流れていく景色をボンヤリ眺めていました。
学校のある駅を3つぐらい過ぎた、とある駅に停まっているとき、駅前に、バレエ教室のある駅にあるのと同じドラッグストア形式のチェーン店があるのが見えました。
私が目指している駅は、まだまだこの後20分くらい、電車に揺られなければ辿りつけません。
今日は夕方までお家には誰もいないので、早く入手できれば今日中にそれを試すことが出来ます。
早くお家に帰れるなら、それに越したことはありません。
そう考えた私は、素早くその見知らぬ駅に降り立っていました。

改札を出ると、ロータリーの向こう側にドラッグストアの大きな看板が見えました。
早足気味にそっちへ向かいました。

それがどんなデザインのパッケージで売られているのかは、昨夜ネットで確認していました。
カゴを片手に端のほうからゆっくりと商品棚を見ていきます。
広い店内に、中年のおばさま買い物客が4、5人、私と同じようにまったりと商品棚を物色していました。

まさかそれだけを買うのはあまりに恥ずかしいと思ったので、あらかじめ考えておいたハミガキ粉とのど飴を、見つかった順にカゴに入れました。
目的のものは、まだみつかりません。

えーっと、ああいうのはどの棚なんだろう?
内臓系だから胃腸薬とか、そういうとこかな?

レジに近い壁際に、胃腸薬などが並んでいる棚がありました。
そこを端から見ていくと、棚の一番下の段に、昨夜ネットで見たのと同じデザインのパッケージがありました。
あった!
みつけた途端に胸がいっそうドキドキしてきました。

容器が、とある果実に形状が似ているので、その名前を冠された液体状のお薬。
私が探していたのは、お浣腸のお薬でした。

そーっと手を伸ばして小さい箱を2箱掴み、カゴに入れました。
ドキドキが高鳴ります。
私、便秘でもないのに、ただ恥ずかしい遊びがしたくて、これを買おうとしているはしたない女・・・
自分で思いながら、キュンって感じてしまいます。

レジには3人、清算待ちのお客さんがいました。
これをカゴに入れたままレジの行列に並ぶのは恥ずかしい。
もう一度店内を一周しながらレジが空くのを待ちました。

レジの係りの人は、中年のおばさまでした。
淡々と機械的に商品を取り上げてはピッってやって、黒いビニールの袋に入れて渡してくれました。
黒い袋を受け取った途端に、フッと緊張が緩んで、代わりにワクワクした気持ちが湧いてきました。

急いでお家へ帰りました。
午後の2時半過ぎ。
母や篠原さんたちが帰って来るまで、少なくともまだ2時間はあるはずです。
早速、やってみよう。

どこでやるかが問題です。
いきなり自分のお部屋、というのは危険な感じがします。
どのくらいの刺激で、どのくらいがまん出来ないものなのか、全然わからないから。
最初ですから、ここは無難におトイレでかな?
階下のおトイレのほうが広いのですが、万が一早めに母たちが帰ってきた場合、ややこしいことになりそうなので、自分のお部屋に近い2階のおトイレですることにしました。
二月ですから、まだ廊下に出ると肌寒い感じです。
いったん荷物を自分のお部屋に置いた私は、2階のおトイレの暖房をあらかじめ点けておくことにしました。

お浣腸のお薬を入れた黒い袋だけ持って、おトイレに入りました。
中はほどよく暖まっています。
黒い袋からお浣腸のお薬の紙箱を取り出し、ふたを破って中身を取り出しました。
ビニールの袋に包まれた果実型スポイト状のお浣腸器が二つ、現われました。
へー、こういうふうになってるんだ・・・
薄いピンク色のスポイト容器の中には透明な液体が詰まっていて、スポイトの先端はちっちゃなキャップで栓がしてあります。
このキャップをはずして、スポイトの先端をお尻の穴に挿し込むのね・・・

お尻の穴に何かを挿れてみるのは、小学校のときにしたお医者さんごっこ以来だと思います。
あのときは、お浣腸がどういう行為なのかも知らないまま、幼馴染の女の子にオモチャの注射器を突き立てられたんだっけなー。
幼い頃の行為なら、少々ヘンタイっぽいことでも可愛げ気があって微笑ましくも思えますが、高校生になって、それがどんな快楽をもたらしてくれるのか知りたくて、自分の手で行おうとしている今の私は、紛れもないヘンタイさんですよね。
まだ何もしていないのに、ブラの下で乳首が固まってくるのがわかりました。

さて、どんな格好でやろうか?
行為が行為ですから、万が一漏れたソレで衣服や下着を汚してしまうのは絶対イヤでした。
やっぱり全裸かな・・・
そう、これはゆかりへのお仕置なのですから、服を着ていることなんて許されません。
私は、着ていたニットの胸ボタンをはずし始めました。

ジーンズも脱いで、ソックスも脱いで裸足になります。
ブラをはずすと、乳首がツンと上を向いていました。
ショーツを取ると、早くも薄っすらと湿っていました。

脱いだ衣服一式はキレイにたたんで、ちょっと迷ってからおトイレのドアをそっと開け、廊下に置きました。
おトイレ内に衣服一式を安全に置いておけそうな場所がなかったから。
おトイレのドアをあけたとき、廊下の冷たい空気がスーッと忍び込んできて背中がブルッて震えました。
お家のおトイレの中で全裸になっているというのも、考えてみるとありえない状況です。
私のワクワクがどんどん高鳴ってきます。

どんな格好で挿れればいいのかな?
ネットの読み物だとたいがい四つん這いにされていました。
でもそれは、挿れてくれる人が居る場合のこと。
お浣腸の容器を一つ、右手に持ったままちょっと考えてから、休め、の状態で上半身を前に屈め、お尻を後ろに突き出すような格好になりました。
おっぱいがプルンと震え、固くなった乳首が下を向きます。

右手をお尻のほうに回して、お浣腸容器の尖った先端を手探りで、お尻の穴にあてがいます。
このへんかな?
おトイレには鏡が付いていないので確かめようがありません。
左手も後ろに回して、指先で自分のお尻の穴を確かめます。
左手の指先で自分のお尻の穴を押し広げるように、お尻のお肉をひっぱります。
今、自分がやっていることの恥ずかしさ、いやらしさ、ヘンタイさにふいに気がついて、アソコの奥がキュンって疼きました。

お浣腸容器の先端が私のお尻の穴を捉えました。
「ああんっ!」
背筋がゾクゾクッとして、思わずえっちな声が洩れてしまいます。
そのままゆっくり、先っぽをお尻の穴の奥へと挿入していきます。
ネットのお話では必ず、ほら、お尻の力を抜いて!って、やるほうの人に言われていたのを憶えていたので、私も力を抜いています。
「ああああーっ」
お尻の穴に何かが侵入してくる感覚がわかります。
思いのほかスムースに、先端がお尻の穴に埋め込まれたみたいです。

それからゆっくりと容器の側面を押して、お薬を中に入れていきます。
「ううーーんっ」
冷たい液体がお尻の奥へと注ぎ込まれていくのがわかります。
なんだかヘンな感覚・・・
容器がペッチャンコになるまで押してから、そーっと引き抜きました。

「ふーっ」
上体を起こして、今引き抜いたばかりのお浣腸容器の先端部分をしげしげと見てみます。
これが今、私のお尻の穴に入っていたんだ・・・
容器には、四分の一くらい、まだ液体が残っていました。
さあ、これから私に何が起こるのでしょう?

念のために便器のふたを開けていつでも座れる状態にして、休め、の姿勢で立っていました。
ほどなくお腹がムズムズし始めて、キューッと痛くなってきました。
えっ!?こんなに早いの?
お腹がグルッて鳴りました。
この痛さは、お腹をこわしておトイレが近くなっているときのせっぱ詰まった状態と同じ感じです。
えーっ!?こんなのがまんできないよーっ!
お尻から何かが出よう出ようとしているのを、お尻の穴をキュッとすぼめてがまんしようとします。
でもお薬の攻撃は容赦ありません。
お腹が耐えられないくらいグルグル痛みます。
もうだめーーっ!

サッと便座に座ると同時にお尻の穴から、ジャーッと水状のものが流れ出ました。
「はあ、はあ、はあ・・・」
便座に座り込んだまま荒い息を吐いて、ふと腕時計を見ました。
お薬注入から2分も経っていませんでした。

こんなに呆気ないものなの?
なんだか拍子抜けしてしまって便座に座ったまま、お薬の箱に入っていた使用上の注意を読んでみました。
そこには、便意が強まるまで3分から10分くらい待つこと、使用後、すぐに排便を試みると薬剤のみ排出され、効果がみられないことがある、って書いてありました。

便器の底に残っている、私がさっき出した液体を覗き込んでみると、確かに無色透明の液体しか出ていませんでした。
そっか、私、お薬入れて、お薬出しただけだったんだ。
最低でも3分はがまんしなくちゃいけないんだ、よーし、もう一回!
と思ったら、2本目をご使用の際は、一 時間あけた方が効果的です、と書いてありました。
これから一時間待つと、母たちが帰ってきてしまう恐れがありました。

どうしようか?
もう一回チャレンジしてみたいのはやまやまでしたが、さっきからの一連の行為にからだが疼いていて、お部屋でオナニーをしたい気持ちが勝ちました。

結局、ウォシュレットでお尻を洗ってから裸のまま自分のお部屋に戻り、ちゃんとお浣腸を出来なかった罰としてお尻をぶたれたり洗濯バサミを挟まれるお仕置オナニーでその日はがまんしました。
次は絶対、5分はがまんするぞ、って心に誓って。


しーちゃんのこと 22

2011年7月16日

しーちゃんのこと 20

しーちゃんと恋人関係になれる望みが完全に潰えてしまったショックは、約2週間後に迫った学期末試験のお勉強に没頭することで紛らわせていました。
しーちゃんのことを考えそうになるたびに頭をブンブン振り、教科書に書かれた文字をひたすら暗記しました。
学校では、以前とまったく変わらない感じで、しーちゃんとおしゃべりしたり遊んだりするように心がけていたので、まわりのお友達からは、文化祭が終わってますます仲良しになったみたい、なんて言われました。

期末試験が終わった日、しーちゃんが私の家に来て、文化祭のときに展示されていた私の肖像画を、お誕生日プレゼントとしてお約束どおり私にくれました。
抱いて眠れるくらい大きい、フワフワのウサギさんのぬいぐるみと一緒に。
「しーちゃん、スゴイわねー。実物よりもちょっとキレイ過ぎるけど」
母がその絵を見て、すっごく感動していました。

もらってからしばらくは、自分のお部屋にその絵を飾っていました。
試験も終わってしまい、さしあたってやるべきことが無くなってしまった私は、一人でお部屋に居るとやっぱりどうしてもしーちゃんとのことを考え始めてしまいます。

私がもっと早くアプローチしていれば・・・
私の性癖をさっさとお話しておけば・・・
キスだけでも先にしていたら・・・
絵を見つめながら、たら、れば、ばかりをうじうじと考えてしまいます。
こんなに真剣に私の肖像画をステキに描いてくれたしーちゃんは、間違いなく私のこと好きだったはずなのに、私がぐずぐずしているから・・・

「ねえママ?私、しーちゃんのあの絵、すっごく好きなんだけど、なんだか自分のお部屋に飾ってるのは、少しヘンかな、って思ったのね・・・」
「あら?なんで?」
二学期の終業式の日、帰宅した私は母におずおずと告げました。
「なんだか、自分がキレイに描かれた絵を自分のお部屋に飾ってるのって、ナルシストみたいって言うか・・・」
本心は、あの絵を見ると反射的にしーちゃんを思い浮かべてしまうことに、耐えられなくなっていたからでした。
「あはは。それはなおちゃん考えすぎよ?」
「そうかなあ?」
私がうつむいてしまうと、母が私の肩をポンと軽く叩きました。
「でもまあ、なんとなく照れ臭いのはわかる気がするわ。だったらママの部屋にあの絵を飾らせて。あの絵をどこかにしまっちゃうなんて、もったいないもの。ママも毎日キレイななおちゃんのお顔を見れて嬉しいし」

そういうことで、しーちゃんの絵は母のお部屋に飾られることになりました。
そして私は、しーちゃんからもらったウサギさんのぬいぐるみを、毎晩胸に抱いて眠っていました。

しーちゃんがお泊りした次の日からずっと、私にえっちなムラムラ感が訪れなくなっていました。
生理がやって来て去っていっても、私のからだが疼き始めることはなく、心の中では空虚な喪失感が日に日に大きくなっていきました。
もちろんしーちゃんやまわりのみんなには気づかれないように、努めて明るく振舞っていましたが・・・

冬休みに入って、お部屋に一人で居ることが増え、私はインターネットでえっちな読み物を読み耽ることに嵌っていました。
野外露出や恥ずかしいオナニーの体験談とか、創作されたえっちな小説とか。
たぶん、しーちゃんから聞かされたクリスさんとのえっちな体験談、そして今も実体験しているであろうえっちな遊びのあれこれを、私もそういうのを読むことで追体験できるかも、と思ったのでしょう。
しーちゃんとクリスさんに感じているうらやましさを、ごまかしたかったんだと思います。
ムラムラな気持ちはおこらないまま、何て言うか、普段している読書と同じように、知識欲に衝き動かされる感覚で、そういうお話が載っているサイトをいろいろ検索しては、淡々と熱心に読んでいました。

中にはいくつか、私の性癖をくすぐる刺激的なお話もありました。
でもどんどん探して読んでいくうちに大半のお話は、私には合わないことがわかりました。
男性視点の、女性をヤル、っていうお話ばかりだったからです。
でも考えてみれば、こういうお話を読むのは、ほとんどが男性ですから、それはしごくあたりまえのこと。
女性向け、とわざわざ断わったサイトでも、書かれているのはだいたい男女のロマンス。
それがノーマル。
ヘンなのは私。
男性のモノが具体的に描写されるお話は、それがどんなに被虐的で私が気に入るシチュエーションだったとしても、読み進めることができませんでした。

インターネットも私を慰めてくれないんだ。
サイト巡りを始めて一週間で、そんな結論に達し、モヤモヤした気持ちのまま新年を迎えました。

お正月休み中も、お友達とたまにお出かけしたとき以外は、お部屋でゴロゴロしていました。
オナニーをしたい、っていう欲求も相変わらず湧かず、自分でも、このままで大丈夫なのかな?と思いつつも、他にしたいことも無く、しーちゃんから借りていたライトノベルを読み始めました。

「どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのかしら!」
「ないんだったら自分で作ればいいのよ!」
そのライトノベルの中で、少しエキセントリックな女の子が、自分に合う部活動が無くて憤っていたとき、主人公の男の子に言われた何気ない言葉によって活路を見出して、発せられたセリフです。

それを読んだとき、私もその女の子と同じように目からウロコでした。
そうか、ネット上に無いなら、自分で書けばいいんだ!

せっかく文芸部に入って、文章の作法も教えてもらっているのだから。
妄想のネタなら、今までもずいぶん考えてきたし、それなりの体験もしたし。
私が読みたいと思うようなお話を、自分で書いてみよう。
その日の夜から早速パソコンに向かい、自分のえっち妄想を物語風に書き始めました。

最初に選んだのは、中三の修学旅行の後、しーちゃんにお友達以上の感情を抱き始めた頃に見た夢をもとに、盛んにオナニーのオカズにしていた、あの妄想。
しーちゃんが相原さんにさらわれて、私が助けに行って返り討ちにあい、相原さんに散々いたぶられる・・・
あの妄想をちゃんと文字にしてみよう。

さすがに自分やお友達の本名で書くのは気恥ずかしいので、それぞれ名前を考えることにしました。
私が好きなマンガや小説の登場人物を参考に、私が榊ゆかり、しーちゃんは日向ちよ、相原さんは小笠原亜弓と名づけました。
最初は小説風に、三人称で書き始めてみたのですが、客観的に書かなければならず、登場人物にもなりきれないのでなんとも書き辛くて、一人称に変更したら、ずいぶん書きやすくなりました。
物語の辻褄とかはぜんぜん気にしないで、とにかく私、いえ、榊ゆかりが苛められる場面から書き始めてみました。

頭の中では、ゆかりがいたぶられているシーンがどんどん浮かんでくるのですが、いざそれを文章にしてみようとすると、けっこう難しいことでした。
両手を後ろ手に縛られ、ベッドに仰向けに転がされ、大きく両膝を広げられた、と書いてから、実際、どんな格好になるんだろう?って思い、パジャマと下着を脱いで、ベッドの前に姿見を置いて、両腕を後ろに組んだままベッドに寝転んでみます。
ああ、こういう風に見えるんだ、いやらしい・・・
その姿をしっかり目に焼き付けてパソコンのある机に戻り、今見た自分のアソコの描写を書き込みます。
右膝は縛っちゃったほうがいいかな?
またベッドに戻り、今度は右膝だけ折り曲げて両脚を開いてみます。
左脚は吊るしちゃおうか・・・

そんなことをくりかえしているうちに、私はすっかり発情していました。
何度目かにベッドに戻ったとき、ついにがまんできなくなってしまい、自分の裸のからだをすごい勢いで撫ぜ回し始めていました。
どんどん気持ち良くなっていく自分のからだの感覚を、どう文章に表現しようかって思いながらも、盛大にイってしまいました。

妄想した行為を描写するために自分でやってみて、それを見て文章にしつつ、ついにがまんできなくなって・・・という一連の作業、妄想執筆オナニーがすっかり気に入ってしまい、それから毎晩、お休みが終わって学校が始まっても、私は夜な夜な、榊ゆかりシリーズを書き続けていました。
ゆかりをどうやって苛めるかを考えるのが楽しくて、その苛め方を実際自分のからだでやってみるのも楽しくて、後で読み返すのも恥ずかしいけれど楽しくて・・・

もちろん、そんな文章を書いていることは、絶対誰にも知られたくないので、書いた文章は外付けのUSBメモリにそのつど移し、パスワードをかけて絶対見られないようして持ち歩いていました。

文章の中でなら、ゆかりにいくつでも洗濯バサミを噛ませることができます。
そういう描写を書いていると、私も実際にたくさんの洗濯バサミを肌にぶら下げたくなってきます。
とくに乳首を噛ませてみたくて、仕方ありませんでした。
でも実際には、本当にすっごく痛くって無理でした。
そこで一生懸命考えて、二つの洗濯バサミだけバネの力が弱まるように細工しました。
一般的なプラスティックの洗濯バサミは、円状の細い針金のたわみで締め付けて挟む仕組みなので、この針金を後ろにずらしてあげると締める力が少し弱まるようです。
こうして弱まった洗濯バサミなら、なんとか乳首に付けられるようになりました。
最初に、乳首を噛ませた自分の姿を鏡に映したときは、痛かったけれど、すっごく嬉しかった。

露出行為をしている心境を生々しく書いてみたくって、あることを試みたのは、一月の中頃でした。
と言っても、臆病な私に大胆な露出行為が出来るはずもなくて、たいしたことではありません。
バレエのレッスンにタイツもインナーショーツも着けずに出てみたんです。

高校生になってからのバレエレッスンは、私の場合、基礎はすでに終えていたので、個人練習みたいなものになっていました。
中学生がグループレッスンをしている一角についたてをして、自分の課題曲を音楽プレイヤーのイヤホンで聞きつつの個人練習。
それをたまにやよい先生が見に来てアドバイスをくれる、という形でした。

タイツをわざと忘れてきた私は、インナーも穿かず、じかにグリーンのレオタードに両脚を通しました。
パッと見ただけではわからないでしょうが、踊り始めて脚を上げたり、ジャンプしたりすれば、どんどん食い込んでしまうはずです。
ドキドキしながらレッスンルームに出ました。

私の2メートルくらい隣で愛ちゃんが夢中で踊っています。
そのまた向こうにももう一人。
私を含めて三人が、鏡に全身を映して、それぞれ個人練習をしていました。
私の下半身は案の定、激しい動きでスジの形通りに食い込んできていました。
濃いめのグリーンなのであまり目立ちませんが。

ああ、恥ずかしい・・・
どうか誰も気がつかないで、私のこんないやらしい姿・・・
鏡に映った自分の姿を見ながら、それでもスジの食い込みを直そうともせず踊りつづける私のアソコは、すでにヌルヌルになって少し表布に染み出してもいました。
タイツを忘れてきた私への罰、それはスジを食い込ませた恥ずかしい私の姿をみんなに晒すこと・・・
見ないで・・・でも見て・・・

頭の中でそんなえっち妄想を昂ぶらせつつ、課題曲の練習をしていると、
「森下さん、ちょっと動きにキレがないわよっ!」
ふいに背後からやよい先生に声をかけられました。
「きゃっ!」
私は大げさに驚いて、思わず股間を両手で隠してしまいました。
「あ、驚かせちゃった?ごめんごめん。でもその部分はもっと大胆に、歯切れ良く演じたほうがいいわよ」
そう言いながらやよい先生が、そのキレイな肢体をのけぞらせて、私が今やっていた箇所を踊ってくれました。
「あ、はいっ。がんばります」
私は、不自然にならないように股間からサッと両手をはずし、すぐにやよい先生がしたように踊ってみせます。
「そうそう、そんな感じ。その調子ね」
やよい先生は、私にニッと笑いかけ、愛ちゃんのほうに移動していきました。
よかった、バレずに済んだみたい。
最高潮に達していた私のドキドキが緩んでいき、同時に下半身でジワッと何かが溢れ出たのがわかりました。
ああんっ!

今から思えばあの頃、私はしーちゃんにもフられて、かなり自虐的な心境になっていたんだと思います。
とにかく自分を苛めたくて、みじめな姿にしたくて、仕方ありませんでした。

そしてもう一つ、私がゆかりにぜひとも体験させてみたいプレイがありました。
ネットで読んだお話の中の誰もが、とても苦しそうで、恥ずかしそうで、そのくせなんだかとても気持ち良さそうに見えた、すっごく被虐的な責められかた。
ゆかりに体験させるためには、私も実際に体験してみなければなりません。
そのプレイとは・・・


しーちゃんのこと 21