やよい先生は、ワインに酔ったのかソファーに横向きに寝そべって、うつらうつらしています。
ちょっとイタズラしちゃおうと思い、バスローブの紐をそーっと解いて、前をはだけさせました。
右の乳首をペロっと舐めます。
「うーんっ」て答えます。
左の乳首ペロっ。
「う~んっ」
おへそペロっ。
「はーん」
陰毛をペロペロ。
「あはーん」
いよいよアソコを舐めようとしたら、私のアソコに入ってるローターが強く震え始めました。
「あ~~~んっ!」
これは私のよがり声です。
「甘いわね、なお子。あたしは途中から気づいてたの。あなたを操縦できるリモコンがあたしの手にあることを忘れていたようね!」
やよい先生は、バスローブをはだけたまま腰に両手をあててアソコを私に突き出して、ヒーローアニメの悪役みたくわざとらしく、あっはっはっはーと笑いました。
「でもね。マジな話、あたしは今日けっこうお疲れなの。なお子くらい若い子のパワーには、もうついていくのでいっぱいいっぱいみたい」
「そんなこと言わないで、先生。私は先生がおばあちゃんになっても、大好きなままですから」
「ありがと。だからね、今夜はこれから二人でもう一回お風呂に入ってから寝よう。ねっ?」
「えーーーっ!?」
「明日は、朝早く起きてまた、なお子をいい気持ちにさせてあげるから。もう何やるかも決めてあるの。なお子がすっごく恥ずかしくなることだよ」
「だったら、これからやりましょうよー」
「うーんとね。ワイン飲んじゃったから、そこまで集中力つづきそうもないの。そのかわり、お風呂でもう一回、必ずイカせてあげる。その後、一緒に裸で抱き合って寝てあげる」
「わかりました。先生のご命令は絶対でしたよね。なお子、わがまま言いません。そのかわり、本当に裸で抱き合って、なお子と寝てくださいね」
「うん。約束する。それからなお子、ケータイ持っていたわよね。お母さんに電話しておきなさい。ご心配されてるかもしれないから。あたしも出るから」
「はーい」
高校に入学するときに買ってもらったケータイ電話を私は、あまり使っていませんでした。
とくにメールは、一緒に買ってもらったパソコンからならタダなのに、ケータイだと送るのはともかく受けるのまでお金かかる、っていうのが納得できませんでした。
連絡とることあれば普通に電話してお話したほうが、ぜんぜん早いし。
私のケータイメール嫌いは、高校のクラスでも有名です。
それはともかく、私はやよい先生に言われた通り家に電話して、母に、やよい先生といろんなことをお話して、バレエに関してもいろいろ聞いたこと、明日は夕方くらいには帰る予定なこと、これからお風呂に入ってから寝ることなどを伝えて、やよい先生に代わりました。
嘘は10パーセントくらいです。
やよい先生は、しばらく母と話してから、ケータイを切りました。
「ママ、あ、母は何か言ってました?」
「なお子が何かわがまま言ったら、遠慮なく叱っていいってさ。お言葉に甘えて遠慮なく叱るからね。あと、このケータイは没収ね。明日帰るとき返してあげる」
私のケータイには、別に見られて困るようなものも入っていませんし、なんとなく、やよい先生が何に使うつもりなのかも予想できたので、黙ってうなずきました。
やよい先生は、バスローブをはだけたまま私のおさげを解き、イヤリングをはずし、ローターを抜いてくれました。
そして、バスルームで泡まみれで抱き合い、洗いっこしていちゃついてから、バスタブの中で二人とも一回ずつ、互いの指でイきました。
からだを拭いて、髪を乾かして、ブラッシングやら女の子のお手入れをいろいろして、二人とも裸のまま、やよい先生のベッドルームに入ります。
ベッドルームは12帖ほどの広さで、とても大きくて広い木製の豪華なベッドが奥に、パイプで組み立てた簡素なシングルベッドが入口のそばに置いてありました。
シングルベッドの側の壁は、バレエのレッスンルームのように壁一面が鏡になっていて、バーレッスンのためのウエストよりちょっと高めな位置の手すりもちゃんと置いてあります。
「あたしの仕事のためにどうしても必要だって、大家さんに無理言って改造してもらったの」
「最初は、本来の目的でちゃんと使ってたんだけど、いつのまにかミーチャンと遊ぶときの、欠かせない小道具になっちゃった」
やよい先生が笑いながら言い訳します。
「あの鏡の前でプレイすると恥ずかしいわよー。自分のいやらしい姿が全部自分で見えちゃうんだから。楽しみでしょ?」
私の乳首を軽く弾いて、また笑います。
「バーを使って、いろんな遊びもできるしね。明日たっぷりやってあげるわ」
「あのクロゼットの中に、いろいろ道具が入ってるの」
大きなベッドの脇を指さして、つづけます。
「あ、寝るときはそのカーテンを引けば、鏡は全部隠れちゃうから安心してね。寝ている姿を鏡に映したままなのは、風水的に良くないんだって。寝ている間に鏡に運が吸い取られちゃうんだってさ」
「そういうわけだから、明日を楽しみにして、今日はもう寝ましょ」
やよい先生は、私に軽くキスしてから、リモコンで電気を消して、手を引いて大きなベッドのほうへ連れていってくれました。
空調がうまく調節されているので、二人で抱き合って麻の肌掛け布団にもぐりこんでも暑苦しくありません。
私は、やよい先生の背中にゆるく両腕をまわして、おっぱいに顔をうずめています。
やよい先生の静かな心臓の音が聞こえます。
「ねえ、先生?」
その姿勢のまま、やよい先生に問いかけます。
「なあに?」
「私ね、自分で自分のからだを弄るのも好きなんだけど、誰か他の人にさわってもらうのも好きみたい」
「さわってくれる人が、やよい先生みたいに大好きな人だと、すごく気持ちいい」
「なおちゃんは、嫌いな人にさわられたことあるの?」
そう言ってから、やよい先生はあわててつづけました。
「あっ、ごめん中学のときね・・・」
「うん。あと相原さんは、私、好きだったからいいんだけど・・・」
「そう言えば痴漢を捕まえたこともあったね」
「先生と逢えなくなっちゃうと、さびしいな・・・」
「逢おうと思えばいつでも逢えるよ。ここから東京なんて電車で二時間もかからないんだから。逢おうよ。ね?」
「はい」
私は、ぎゅっとやよい先生のおっぱいに自分の顔を押し付けました。
「ねえ、なおちゃん」
しばらくの沈黙の後、今度はやよい先生のほうから話しかけてきました。
私の髪を軽く撫でています。
「これは言おうかどうか、迷ったんだけど・・・」
「なんですか?」
「えーとね、あたしがなおちゃんのオマンコに最初に指を入れたときのことなんだけど・・・」
やよい先生は、ひそひそ声で歯切れ悪いです。
「あたしが、一回指抜いて、その指をじっと見てたの、確かなおちゃんも見てたよね?」
「はい。覚えてます。抜かないでー、って思ったもの」
「その後、あたしがその指舐めたでしょ」
「はい。覚えてます」
「そのとき、指に血が付いてたんだ、ほんの少しだったけど・・・」
「えっ?」
「その前に、なおちゃんのオマンコって浅いね、って言ったのは覚えてる?」
「は、はい。聞いた気がします」
「指舐めた後に、もう一度入れたら、もうちょっと奥まで指が届くようになった気がしたんだ・・・」
「はあ・・・」
「なおちゃんが、自分でやってるときに、自分の指に血が付いたりしたことは、ない?」
「えーと、わからないけど、覚えている限りでは、なかったと・・・」
「じゃあ、やっぱり、そうなのかなあ?・・・」
私もやっと、やよい先生が何を言いたいのかがわかりました。
「うわーっ!それ私、すごく嬉しいですっ!」
ぎゅーっとやよい先生を抱きしめました。
「あたし、なおちゃんの処女膜、破っちゃったのかなあ?」
「私のヴァージン、先生に奪われちゃったんですねっーー?!」
私は、嬉しくて嬉しくて、布団から顔を出してやよい先生の首に抱きつき、顔中にキスしました。
「先生は私をキズモノにしちゃったんですねっ!」
「先生に責任とってもらわなくちゃーっ!」
しばらく私は、お布団の中で一人ではしゃいでいました。
その間やよい先生は、私の背中にゆったりと両腕をまわして、両脚を私の両脚にからめて、無言で抱きとめていてくれました。
やがて私も落ち着いて、仰向けのやよい先生の裸のからだに脇からしがみついたまま、すごい安心感に包まれて眠りにつきました。
*
*グノシエンヌなトルコ石 23へ
*
直子のブログへお越しいただきまして、ありがとうございます。ここには、私が今までに体験してきた性的なあれこれを、私が私自身の思い出のために、つたない文章で書きとめておいたノートから載せていくつもりです。
2010年7月18日
2010年7月17日
グノシエンヌなトルコ石 21
「去年の春頃、あたしにもっと女王様的な振る舞いを覚えて貰いたいって、ミーチャンに無理やり連れていかれたの」
「東京のSM専用ホテル。彼女が全部セッティングして、彼女を苛めているのはプロの女王様。その筋では有名な百合専の人らしいわ」
「で、このビデオ撮ったのがあたし。食事の後だから、お浣腸の場面とかは出て来ないのにしたから安心して」
「ミーチャンは、本当に自分のからだを苛められるのが好きみたい。いつも新しい遊びを考えてくるの」
「でも、あたしは切ったり刺したりって、実際に血が出てくるようなのは好きじゃないの。ムチとかローソクとかなら大好きなんだけどね」
「あの乳首のピアスもそんなに好きじゃないんだけど、あたしに忠誠を誓うためと思ってした、って言うから許してあげた」
「ミーチャンも昔は男とも遊んでたの。それこそマワされたりとか。しばらくは自分でも楽しんでるらしいけど、そのうちすごくひどいことされて、あたしの胸に泣きついてくるの」
「それを何度も何度もくりかえすから、あたしもとうとう呆れ果てちゃってさ。遂にこの部屋から追い出したの。預けてた合鍵取り上げて、着の身着のままで放り出した」
「ちょうどなおちゃんの相談に乗っていた頃だったな。もう4年前?だからなおちゃんの相談に親身になれたのもあったかな。もうミーチャンみたいな子を作っちゃいけない、って本気で思ってた」
「ミーチャン、2、3日帰って来なかったんだけど。ある日の朝から、あたしのドアの前に座り込んで、廊下の壁にもたれて、くすんくすん小さく泣いてたの。汚れたワンピース着て、ずっと・・・。ドアを叩くでもなし、大きな声であたしを呼ぶでもなし・・・」
「鍵は取り上げたけど、エントランスの暗証番号は知ってたから、ドアの前までは来れたのね」
「あたし、朝ゴミを出すときに気づいたの。ミーチャンがドアの前で泣いてるの。最初は無視してた。あたしもすごく怒ってたからね。なにまた同情ひこうと思ってるの?くらい本気で思ってた」
「でも気になるから、ときどきドアをそっと開けて、様子見てたのね。その日はお仕事休みだったし。で、あたしと目が合うと、小さい声で、ごめんなさい、ごめんなさいって座り込んだまま言ってるの・・・でもあたしに抱きつこうとかしたり、部屋に入ろうとかはぜんぜんしないの。座り込んだまま」
「あたしはだいたい12時間くらいで根負けしちゃった。お隣さんや同じ階の人の目もあるしね」
「座り込んでるミーチャンのそばにしゃがんで、頭撫ぜながら、わかったよ、今回だけは許してあげるよ、って」
「そしたら、あの子私に飛びついてきて、ワンワン泣きじゃくりはじめたの、ごめんなさい、ごめんなさいって言いながら・・・」
「あたしは、なだめながら部屋に入れて、このソファーに寝かせようとしたの。何か美味しいもの作ってあげるからね、って」
「でも、ミーチャンあたしにしがみついて離れないの。2時間くらいずっと、ごめんなさい、しか言わないの・・・」
「2時間くらいして、泣き疲れたのかほっとしたのか眠っちゃったのね。あたしにしがみついたまま。そのとき思ったの、この子とはずっと離れられないかもなあって・・・」
そう言うと缶ビールをごくごくごくっと飲み干しました。
「あ、ビールなくなっちゃった。今度はワインにしようっと」
やよい先生は陽気に言って、逃げるようにダイニングに向かいました。
やよい先生の目が潤んでいたように、私には見えました。
ビデオの中のミーチャンさんは、女王様のおっぱいを一生懸命舐めています。
やよい先生がワインのボトルとグラスを二つ、もう一つ小さい瓶を器用に両手に持って戻ってきました。
まず自分のボトルに白ワインを注いでから、もう一つのグラスにもう一つの瓶の液体を注いでくれました。
シュワシュワしています。
来た時に飲ませてくれたシャンパンでした。
栓は抜いてありました。
「なおちゃんだけだよ。この部屋でこのシャンパン2本も飲めるの。VIP待遇。それじゃあカンパーイ」
チンっとグラスを合わせます。
やっぱり美味しいーっ。
やよい先生がグラスを置いて、おもむろに話のつづきを語り始めます。
「それで、次の日に聞いたの。なんで、あたしが出てきたとき飛びついてきて、部屋に入っちゃわなかったの?って。そうすればあたしが、結局許しちゃうのはわかってたでしょ?って」
「そしたらミーチャンはこう言ったの。あたしの口から、許す、って言葉が出ないうちは、ゆり様に、あっ、あたしこう呼ばれてるのね」
やよい先生が照れました。
「許す、って言葉があたしの口から出ないうちは、ゆり様のからだに絶対さわらないって、決めてたんですって。いつまでも同じことしてたら、自分が変われないってつくづくわかったって」
「朝からずっと、一晩座ってても許してくれなかったら、どっか高い所から飛び降りて死んじゃうつもりだったって・・・」
「そこまで言われたら、もうどうしようもないわよね。本当にそれからヘンな男遊び、ぴたっとやめたし」
やよい先生はおどけて言いましたが、私は黙っていました。
少しの沈黙の後、私は思い切って言いました。
「私は、ミーチャンさんのことすごくうらやましいです。だって、やよい先生に心から愛されているんだもの・・・」
そして、やよい先生のはだけたバスローブの胸にゆっくりと抱きつきました。
やわらかくて温かい、やよい先生のおっぱいが気持ちいいです。
「そう言ってくれると、あたしも嬉しいわ」
私の頭を撫でながら、やよい先生がしみじみ言います。
「・・・ゆり様あ~んっ・・・」
私はわざと、おどけた声で言ってみます。
「あっ!なお子っ!あんた、茶化してるでしょっ!」
やよい先生が私のからだをじゃけんに突き放します。
私の乳首のトルコ石が激しく揺れて、その刺激で、これを付けていたこと、アソコにもローターが入ったままなことを、今更ながら思い出しました。
きゃははははーっ。
私は、意味もなく笑い始めました。
つられてやよい先生も笑い始めました。
二人の笑いが止まらなくなりました。
私の目尻に涙が溜まっているのは、笑いすぎたせいです。
きっとそうです。
いつのまにかミーチャンさんのDVDは終わっていました。
また、小さく低く、どこからかサティの 『グノシエンヌ』 3番が聞こえています。
時計は8時半過ぎを示しています。
*
*グノシエンヌなトルコ石 22へ
*
「東京のSM専用ホテル。彼女が全部セッティングして、彼女を苛めているのはプロの女王様。その筋では有名な百合専の人らしいわ」
「で、このビデオ撮ったのがあたし。食事の後だから、お浣腸の場面とかは出て来ないのにしたから安心して」
「ミーチャンは、本当に自分のからだを苛められるのが好きみたい。いつも新しい遊びを考えてくるの」
「でも、あたしは切ったり刺したりって、実際に血が出てくるようなのは好きじゃないの。ムチとかローソクとかなら大好きなんだけどね」
「あの乳首のピアスもそんなに好きじゃないんだけど、あたしに忠誠を誓うためと思ってした、って言うから許してあげた」
「ミーチャンも昔は男とも遊んでたの。それこそマワされたりとか。しばらくは自分でも楽しんでるらしいけど、そのうちすごくひどいことされて、あたしの胸に泣きついてくるの」
「それを何度も何度もくりかえすから、あたしもとうとう呆れ果てちゃってさ。遂にこの部屋から追い出したの。預けてた合鍵取り上げて、着の身着のままで放り出した」
「ちょうどなおちゃんの相談に乗っていた頃だったな。もう4年前?だからなおちゃんの相談に親身になれたのもあったかな。もうミーチャンみたいな子を作っちゃいけない、って本気で思ってた」
「ミーチャン、2、3日帰って来なかったんだけど。ある日の朝から、あたしのドアの前に座り込んで、廊下の壁にもたれて、くすんくすん小さく泣いてたの。汚れたワンピース着て、ずっと・・・。ドアを叩くでもなし、大きな声であたしを呼ぶでもなし・・・」
「鍵は取り上げたけど、エントランスの暗証番号は知ってたから、ドアの前までは来れたのね」
「あたし、朝ゴミを出すときに気づいたの。ミーチャンがドアの前で泣いてるの。最初は無視してた。あたしもすごく怒ってたからね。なにまた同情ひこうと思ってるの?くらい本気で思ってた」
「でも気になるから、ときどきドアをそっと開けて、様子見てたのね。その日はお仕事休みだったし。で、あたしと目が合うと、小さい声で、ごめんなさい、ごめんなさいって座り込んだまま言ってるの・・・でもあたしに抱きつこうとかしたり、部屋に入ろうとかはぜんぜんしないの。座り込んだまま」
「あたしはだいたい12時間くらいで根負けしちゃった。お隣さんや同じ階の人の目もあるしね」
「座り込んでるミーチャンのそばにしゃがんで、頭撫ぜながら、わかったよ、今回だけは許してあげるよ、って」
「そしたら、あの子私に飛びついてきて、ワンワン泣きじゃくりはじめたの、ごめんなさい、ごめんなさいって言いながら・・・」
「あたしは、なだめながら部屋に入れて、このソファーに寝かせようとしたの。何か美味しいもの作ってあげるからね、って」
「でも、ミーチャンあたしにしがみついて離れないの。2時間くらいずっと、ごめんなさい、しか言わないの・・・」
「2時間くらいして、泣き疲れたのかほっとしたのか眠っちゃったのね。あたしにしがみついたまま。そのとき思ったの、この子とはずっと離れられないかもなあって・・・」
そう言うと缶ビールをごくごくごくっと飲み干しました。
「あ、ビールなくなっちゃった。今度はワインにしようっと」
やよい先生は陽気に言って、逃げるようにダイニングに向かいました。
やよい先生の目が潤んでいたように、私には見えました。
ビデオの中のミーチャンさんは、女王様のおっぱいを一生懸命舐めています。
やよい先生がワインのボトルとグラスを二つ、もう一つ小さい瓶を器用に両手に持って戻ってきました。
まず自分のボトルに白ワインを注いでから、もう一つのグラスにもう一つの瓶の液体を注いでくれました。
シュワシュワしています。
来た時に飲ませてくれたシャンパンでした。
栓は抜いてありました。
「なおちゃんだけだよ。この部屋でこのシャンパン2本も飲めるの。VIP待遇。それじゃあカンパーイ」
チンっとグラスを合わせます。
やっぱり美味しいーっ。
やよい先生がグラスを置いて、おもむろに話のつづきを語り始めます。
「それで、次の日に聞いたの。なんで、あたしが出てきたとき飛びついてきて、部屋に入っちゃわなかったの?って。そうすればあたしが、結局許しちゃうのはわかってたでしょ?って」
「そしたらミーチャンはこう言ったの。あたしの口から、許す、って言葉が出ないうちは、ゆり様に、あっ、あたしこう呼ばれてるのね」
やよい先生が照れました。
「許す、って言葉があたしの口から出ないうちは、ゆり様のからだに絶対さわらないって、決めてたんですって。いつまでも同じことしてたら、自分が変われないってつくづくわかったって」
「朝からずっと、一晩座ってても許してくれなかったら、どっか高い所から飛び降りて死んじゃうつもりだったって・・・」
「そこまで言われたら、もうどうしようもないわよね。本当にそれからヘンな男遊び、ぴたっとやめたし」
やよい先生はおどけて言いましたが、私は黙っていました。
少しの沈黙の後、私は思い切って言いました。
「私は、ミーチャンさんのことすごくうらやましいです。だって、やよい先生に心から愛されているんだもの・・・」
そして、やよい先生のはだけたバスローブの胸にゆっくりと抱きつきました。
やわらかくて温かい、やよい先生のおっぱいが気持ちいいです。
「そう言ってくれると、あたしも嬉しいわ」
私の頭を撫でながら、やよい先生がしみじみ言います。
「・・・ゆり様あ~んっ・・・」
私はわざと、おどけた声で言ってみます。
「あっ!なお子っ!あんた、茶化してるでしょっ!」
やよい先生が私のからだをじゃけんに突き放します。
私の乳首のトルコ石が激しく揺れて、その刺激で、これを付けていたこと、アソコにもローターが入ったままなことを、今更ながら思い出しました。
きゃははははーっ。
私は、意味もなく笑い始めました。
つられてやよい先生も笑い始めました。
二人の笑いが止まらなくなりました。
私の目尻に涙が溜まっているのは、笑いすぎたせいです。
きっとそうです。
いつのまにかミーチャンさんのDVDは終わっていました。
また、小さく低く、どこからかサティの 『グノシエンヌ』 3番が聞こえています。
時計は8時半過ぎを示しています。
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*グノシエンヌなトルコ石 22へ
*
グノシエンヌなトルコ石 20
「あの子はねえ、今年の3月まで、このマンションの隣の部屋に住んでいたの」
ピザ屋さんの配達のお姉さんの話です。
私とやよい先生は、少し冷めてしまったキノコのピザとシ-ザースサラダを間に置いて、ダイニングでまったりとしています。
乳首のトルコ石はネジをゆるめにして付けたまま、ローターもアソコに入れたままです。
「近くの音大で声楽専攻してるって言ってた。それとは別にアマチュアのロックバンドでも歌ってるんだって」
「面白い子でね。年はなお子より4つか5つ上じゃないかな?」
喋っているのはほとんどやよい先生です。
私はピザをもそもそ食べながら、聞き役です。
「あたしの部屋を最初に訪ねてきたときが、サイコーだったの。確か3年前くらいの今頃ね」
「その頃のあたしは、今のパートナーとばっかり遊んでいた。半同棲状態。ほぼ毎晩、今日なお子とやってるようなことしてたわけ」
「パートナーもプレイ中の声大きいほうだからね。いくら防音でもちょっとセーブしなきゃなあ、なんて思ってはいたんだけど」
「案の定、隣にバッチリ聞こえていたらしくって、ある夜、隣に住んでるあの子が訪ねてきた。ピンポーンってチャイム押して」
「その夜は、ちょうどパートナーが来ない日だったのね。あたしがインターフォンに出ると、隣のもの、だって」
「あたしはマズイって思ったわ。下手すると大家さんにチクられて追い出されるかもって」
「表向き、このマンションて、近くにある音大生向けの女性限定で、芸術家を目指す女の子たちが集まる格調高いマンションなのよ」
「そこで毎日毎晩、公序良俗に反するような、いやらしい声をあたしたちは響かせてたんだもの」
やよい先生は、ピザをあらかた食べて、今は缶ビールを片手に懐かしそうに話をつづけます。
「それで、あの子を部屋に入れて、このダイニングで話を聞いたの。あの子最初になんて言ったと思う?」
「お姉さん、毎日楽しそうですね?だって。あたしはいよいよマズイって思った」
「でも、その後こう言ったの。アタシもまぜていただけませんか?って。あたしは自分の耳を疑っちゃったわね」
「あの子は、こう考えたそうなの。このマンションは、男子禁制の女だけのマンションのはずなのに、毎晩あんなに楽しそうなすけべ声が聞こえてくるってことは、女性同士でやっているんだろう。つまりそれは噂に聞くレズビアンってやつだな、と」
「それまであの子は、そういうのにはまったく興味なかったし、気持ち悪いとさえ思ってたらしいわ。でも毎晩よがり声を聞かされているうちに気持ちが変わってきたって」
「こんなに毎晩毎晩、楽しそうにしているんだから、よっぽど気持ちいいものなんだろう。それを自分が知らないのは、なんだか損してる気になってきた、って」
「後から聞いた話だと、その頃つきあってたカレシと、とくにセックスの面で意見が衝突することが多くて、めげてたのもあるらしいけどね」
「でも同性愛っていうのは、偏見大きいよ、ちょっと遊ぶだけならいいけど、ってあたしもアドバイスしたけど、あの子、自分でもよーく考えたんだって」
「で、こういう結論になったんだって。たとえばムラムラしててオナニーするでしょ。自分のおっぱいやオマンコさわっているのは、自分の手よね。すなわち女性の手」
「女性の自分が女性の手で気持ち良くなっている。それが自分の手じゃなくて他の女性の手だったとしても、たいした違いはないんじゃないかって」
「なかなかユニークな考えかたでしょ?」
私は思わず強くうなずきました。
て言うか、その論理に納得してしまいました。
「それで、その夜にお相手をしてあげたのよ。かわいい子だし。SMっぽいのじゃなくて、普通のレズ遊びね」
「その後も何回かした後、パートナーにも紹介して、3人でもよく遊んだわ。SMのプレイも一通り」
「あの子は、Sって言うんでもMって言うんでもなくて、無論真性レズになる気もなくて、そのときどきで、面白そうな役になるのが好きなの。適応力が高いって言うか、より自分がすけべになれるほうを、とっさに選べるの」
「ある意味頭のいい子よね。今は、新しいカレシをみつけて、音大卒業と同時にその人のところで同棲している。もちろん男性よ。一回りくらい年の離れたバツイチおじさま」
「その相手の男は、その業界ではかなり名の知れたスタジオミュージシャンらしいわ。ギタリストだったかな。その男のおかげで、彼女が歌っているロックバンドも今年の秋頃にはメジャーデビュー出来そうらしいわ」
「だからと言ってヘンに計算高い子ではないのよ。自然にまわりが、彼女が相応の役におさまるように動いてくれちゃうみたいね。そういう意味ではなおちゃんにも少し似ているかもね」
「今、この部屋の隣は、両方空いてるの。あたしが出て行けば、このフロアにはあと二世帯だけになっちゃうわね」
「あ、でもこの部屋には、9月からあたしの知り合いが住むことになってるんだけどね。彼女もバレエの講師してる」
しばらく沈黙がつづきました。
「やよい先生のパートナーの人は、どんなかたなんですか?」
私は、たいした意図もなく、なんとなくな話の流れで聞きました。
「そうね。説明するのもめんどくさいから、見せてあげる。リビングに行きましょう」
リビングに行くと、やよい先生はDVDをセットして、大きなモニターをパチっと点けました。
ガラスのテーブルとテレビのモニターを前に、平らなままのソファーにやよい先生と並んで腰掛けました。
いきなり全裸で、からだを蜘蛛の巣みたいに縛られたキレイな女性が大写しになります。
乳首にはリング状のピアス?がぶら下がっています。
「この子があたしのパートナー。ドMのミーチャン」
ミーチャンさんは、面影がどことなく私の中学時代の初レズ相手の相原さんに似ていました。
前髪を眉毛のちょっと上で直線に切り揃えた、襟足が長めのボブカットと西洋人的なエキセントリックな顔立ちが。
「キレイな人ですねえ。私、なんとなくやよい先生のパートナーさんは、かわいいぽい女性を想像してました」
「本当に、はかなげでキレイなのよ」
ビデオの中で、ミーチャンさんは四つん這いにされて、皮のムチでお尻をぶたれています。
*
*グノシエンヌなトルコ石 21へ
*
ピザ屋さんの配達のお姉さんの話です。
私とやよい先生は、少し冷めてしまったキノコのピザとシ-ザースサラダを間に置いて、ダイニングでまったりとしています。
乳首のトルコ石はネジをゆるめにして付けたまま、ローターもアソコに入れたままです。
「近くの音大で声楽専攻してるって言ってた。それとは別にアマチュアのロックバンドでも歌ってるんだって」
「面白い子でね。年はなお子より4つか5つ上じゃないかな?」
喋っているのはほとんどやよい先生です。
私はピザをもそもそ食べながら、聞き役です。
「あたしの部屋を最初に訪ねてきたときが、サイコーだったの。確か3年前くらいの今頃ね」
「その頃のあたしは、今のパートナーとばっかり遊んでいた。半同棲状態。ほぼ毎晩、今日なお子とやってるようなことしてたわけ」
「パートナーもプレイ中の声大きいほうだからね。いくら防音でもちょっとセーブしなきゃなあ、なんて思ってはいたんだけど」
「案の定、隣にバッチリ聞こえていたらしくって、ある夜、隣に住んでるあの子が訪ねてきた。ピンポーンってチャイム押して」
「その夜は、ちょうどパートナーが来ない日だったのね。あたしがインターフォンに出ると、隣のもの、だって」
「あたしはマズイって思ったわ。下手すると大家さんにチクられて追い出されるかもって」
「表向き、このマンションて、近くにある音大生向けの女性限定で、芸術家を目指す女の子たちが集まる格調高いマンションなのよ」
「そこで毎日毎晩、公序良俗に反するような、いやらしい声をあたしたちは響かせてたんだもの」
やよい先生は、ピザをあらかた食べて、今は缶ビールを片手に懐かしそうに話をつづけます。
「それで、あの子を部屋に入れて、このダイニングで話を聞いたの。あの子最初になんて言ったと思う?」
「お姉さん、毎日楽しそうですね?だって。あたしはいよいよマズイって思った」
「でも、その後こう言ったの。アタシもまぜていただけませんか?って。あたしは自分の耳を疑っちゃったわね」
「あの子は、こう考えたそうなの。このマンションは、男子禁制の女だけのマンションのはずなのに、毎晩あんなに楽しそうなすけべ声が聞こえてくるってことは、女性同士でやっているんだろう。つまりそれは噂に聞くレズビアンってやつだな、と」
「それまであの子は、そういうのにはまったく興味なかったし、気持ち悪いとさえ思ってたらしいわ。でも毎晩よがり声を聞かされているうちに気持ちが変わってきたって」
「こんなに毎晩毎晩、楽しそうにしているんだから、よっぽど気持ちいいものなんだろう。それを自分が知らないのは、なんだか損してる気になってきた、って」
「後から聞いた話だと、その頃つきあってたカレシと、とくにセックスの面で意見が衝突することが多くて、めげてたのもあるらしいけどね」
「でも同性愛っていうのは、偏見大きいよ、ちょっと遊ぶだけならいいけど、ってあたしもアドバイスしたけど、あの子、自分でもよーく考えたんだって」
「で、こういう結論になったんだって。たとえばムラムラしててオナニーするでしょ。自分のおっぱいやオマンコさわっているのは、自分の手よね。すなわち女性の手」
「女性の自分が女性の手で気持ち良くなっている。それが自分の手じゃなくて他の女性の手だったとしても、たいした違いはないんじゃないかって」
「なかなかユニークな考えかたでしょ?」
私は思わず強くうなずきました。
て言うか、その論理に納得してしまいました。
「それで、その夜にお相手をしてあげたのよ。かわいい子だし。SMっぽいのじゃなくて、普通のレズ遊びね」
「その後も何回かした後、パートナーにも紹介して、3人でもよく遊んだわ。SMのプレイも一通り」
「あの子は、Sって言うんでもMって言うんでもなくて、無論真性レズになる気もなくて、そのときどきで、面白そうな役になるのが好きなの。適応力が高いって言うか、より自分がすけべになれるほうを、とっさに選べるの」
「ある意味頭のいい子よね。今は、新しいカレシをみつけて、音大卒業と同時にその人のところで同棲している。もちろん男性よ。一回りくらい年の離れたバツイチおじさま」
「その相手の男は、その業界ではかなり名の知れたスタジオミュージシャンらしいわ。ギタリストだったかな。その男のおかげで、彼女が歌っているロックバンドも今年の秋頃にはメジャーデビュー出来そうらしいわ」
「だからと言ってヘンに計算高い子ではないのよ。自然にまわりが、彼女が相応の役におさまるように動いてくれちゃうみたいね。そういう意味ではなおちゃんにも少し似ているかもね」
「今、この部屋の隣は、両方空いてるの。あたしが出て行けば、このフロアにはあと二世帯だけになっちゃうわね」
「あ、でもこの部屋には、9月からあたしの知り合いが住むことになってるんだけどね。彼女もバレエの講師してる」
しばらく沈黙がつづきました。
「やよい先生のパートナーの人は、どんなかたなんですか?」
私は、たいした意図もなく、なんとなくな話の流れで聞きました。
「そうね。説明するのもめんどくさいから、見せてあげる。リビングに行きましょう」
リビングに行くと、やよい先生はDVDをセットして、大きなモニターをパチっと点けました。
ガラスのテーブルとテレビのモニターを前に、平らなままのソファーにやよい先生と並んで腰掛けました。
いきなり全裸で、からだを蜘蛛の巣みたいに縛られたキレイな女性が大写しになります。
乳首にはリング状のピアス?がぶら下がっています。
「この子があたしのパートナー。ドMのミーチャン」
ミーチャンさんは、面影がどことなく私の中学時代の初レズ相手の相原さんに似ていました。
前髪を眉毛のちょっと上で直線に切り揃えた、襟足が長めのボブカットと西洋人的なエキセントリックな顔立ちが。
「キレイな人ですねえ。私、なんとなくやよい先生のパートナーさんは、かわいいぽい女性を想像してました」
「本当に、はかなげでキレイなのよ」
ビデオの中で、ミーチャンさんは四つん這いにされて、皮のムチでお尻をぶたれています。
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