「さてと。それじゃあ、またそこにお尻をついてお座りなさい」
私は鏡を背に、体育座りの格好で座り込みました。
紙ショーツが入っていた紙袋をガサゴソさせていたお姉さまが、やがて何かを取り出しました。
「その格好でゆっくり脚を広げてちょうだい。あなた、がまん出来なそうだから、口は押さえておいたほうがいいかもね」
イタズラっぽく笑っています。
私はドキドキしながら、ゆっくり両膝を割っていきました。
俗に言う、M字開脚の形になりました。
「そのままの格好で、お尻だけ上げなさい」
両膝を広げたまお尻だけ浮かせると、両足裏を床にペッタリ着けてしゃがみ込んだ格好、野球のキャッチャーさんみたいな恰好になりました。
アソコのスジがパックリ割れてしまっています。
ピンクの中身が丸見えです。
両手は無意識のうちにまた、頭の後ろで組んでいました。
お姉さまが私の両膝のあいだにしゃがまれました。
お姉さまの両膝が私の両膝をさらに押し広げるように、あてがわれます。
お姉さまのワンピースの裾がたくし上がり、ストッキング越しに黒いパンティが覗きました。
お姉さまは、さっき取り出した細長い何かを右手に持ち、しゃがんだまま私のアソコを覗き込んでいます。
そして、ご自分の左手を私の口にかぶせて塞ぎながら、右手だけでゆっくりと、それを私の穴に挿入してきました。
「むんっ、うっうぅー」
後頭部に組んだ両手で自分の頭全体をお姉さまの左手のひらに押し付けながら、必死に悦びの声を押し殺しました。
私の穴に挿入されたのは、タンポンでした。
「これ入れておけばしばらくの間、あなたがどんなに感じちゃっても、そのはしたないオマンコが垂れ流す、スケベなおツユを吸いこんでくれるのじゃなくて?」
わざとお下品なお言葉遣いで、薄笑いのお姉さまが私を罵ります。
「試着をつづけましょう」
立ち上がりながらそうおっしゃると、私の手を取って引っぱり、私も立ち上がらせてくれました。
それからチラッと、ご自分の左腕にはめた腕時計をご覧になりました。
この試着室にふたりでこもってから、もうかれこれ一時間近くは経過していると思います。
お姉さまも、これはちょっとマズイと思われたのかもしれません。
「でもまあ、試着しても、どうせこれは全部あなたにあげるのだし、どれもあなたに似合うことは決まっているから。なんてったって、あたしの見立てだから、ね?」
「ねえ、あなた、この中のどれを穿いて帰りたい?それをあたしが穿かせてあげるっていうのは、どう?」
私は、ピンクのサテンぽいピカピカしたやつを選びました。
「それね?了解。じゃあまたいつものポーズになりなさい」
両脚を少し開き気味にして、両手を頭の後ろで組み、お姉さまの目の前に立ちました。
「そうね。でも今度は反対向きになりましょう」
お姉さまは私の肩を軽く押して、鏡のほうに向けさせました。
「もうちょっと前に出て」
私が一歩前に出て鏡の真正面に立ち、お姉さまは私の背後にまわりました。
鏡に映った私の姿は、さっきとちょっとだけ違っていました。
茂みのない両脚の付け根から、タンポンの白い紐が顔を覗かせているところです。
「そのままの姿勢でいなさい」
鏡に映るお姉さまの一挙一動を、私はじーっと見つめていました。
お姉さまは、これから穿かせるピカピカパンティの紐を左右ともはずして、一枚の布にされました。
そして、背後から私の両脚の間に布を挟み込み、前とお尻にぴったりとあてがったあと、食い込ませるように上にひっぱりました。
「んーっ!」
私が唸るのにもかまわず慣れた手つきで、まず左の腰骨あたりにきつく紐を結びました。
「キツクない? あ、キツイほうがいいのよね?あなたは」
鏡の中のお姉さまのイジワルな微笑。
左腰側は固定されましたが、パンティはまだその形を成してはいません。
アソコとお尻を半分くらい隠したピンク色のピカピカした布地が、私の下半身の前と後に、左寄りに垂れて揺れています。
これもなんだか、中途半端な脱がされかけ、みたいで、かなりえっちな絵だと思います。
お姉さまも私の背後でしばらく、そのえっちな絵を見つめていましたが、不意に腰を落とし、右手のひらをお尻のほうから、私の内腿のあいだに差し入れてきました。
そして、本来布地が覆うべきデリケートな部分を包み込むように、ご自分の手のひらで覆いました。
「あっ?!」
それから、指、たぶん人差し指と中指のあいだに、私のはちきれんばかりに充血しきったクリトリスを挟み、ゆっくりと、10数秒間くらい、弱く、強く、ぐりぐりぐりぐり蹂躙し始めました。
お姉さまの手のひらに私の亀裂も擦れて割れて、チュプチュプチュプチュプ音がしていました。
「んぬぐっうー!、んんうっふんふうっうっうっー!!!」
鏡の中のお姉さまの右手が不穏な動きを始めそうな予感がした瞬間、反射的に、組んでいた両手をほどき、自分の口を塞いでいました。
タンポンがみるみるうちに膨張していくのが、私の中ではっきりわかりました。
その綿が吸いきれなかった雫たちが、出口を求めて次々に顔を出していました。
「これは特別サービス、ねっ?」
鏡の中で、お姉さまがイタズラっ子みたく笑っています。
「はううぅう~ん、イジワルぅ・・・うぅ~ん」
肩で息をしながら、押さえた手の隙間から掠れた声で答えました。
私のクリトリスは、欲情するとかなり大きくなっちゃいます。
皮もすぐに剥けて鞘から飛び出してしまい、パイパンで上付きでラビアが地味ですから、少し脚を広げて普通に立っているだけでもモロ、わかっちゃうくらい目立つんです。
私自身でさえ、鏡に映った自分の姿を見て、どうしてもそこに目がいってしまい、気になって気になって、すっごく恥ずかしかったのに、お姉さまは今まで、そのことにはまったくふれませんでした。
気がついていないはずはありません。
タイミングを計っていたのだと思います。
私の欲情が再びピークになる頃を。
お姉さまがすごく憎たらしくなりました。
そしてもちろん、お姉さまをもっともっと大好きになりました。
「もうしないから、安心して」
ニヤニヤ笑ったまま、お姉さまが右側の紐もキツク結んでくださいました。
もうしない、というお言葉がすごく残念。
でも、ここであれをもっとつづけられたら、私はもう湧き出る声をがまんできず、結果、大変なことになってしまうでしょうから、仕方ありません。
ようやく、ピカピカパンティを着け終わりました。
イカせていただいた余韻が落ち着いていくのが、とても寂しい・・・
「そうだっ」
お姉さまが突然、少し大きな声をあげました。
「あなた、ブラジャーも変えなくちゃ。あんなブラ着けていたらだめよ?せっかくえっちなおっぱいしているのだから」
「ねえ、どんなのが欲しい?」
お姉さまったら、イジワルなのか、おやさしいのか・・・
私は、さっきお店の売り場で考えた、私が欲しい下着のことを隠さずにお話しました。
「あなた、そんなことを考えていたの?どこでも脱げる下着って。呆れた」
お姉さまがお言葉通りの呆れたお声でおっしゃいました。
「正真正銘の、本当に視られたがりのヘンタイさんなのね?」
そうおっしゃったあと、あらためてまじまじと、私の顔を見つめてきました。
私は恥ずかしさで、いてもたってもいられないほど。
だけどからだはまた、どんどん欲情していました。
「まっ、いいか」
フッと笑うお姉さま。
「街中で脱ぎやすい下着、そういうコンセプトなのね?それで下が紐パン、上はストラップレスのフロントホック・・・了解っ!サイズは、っと・・・」
私の背後からおもむろに両腕を伸ばし、私の両方のおっぱいをやんわりと揉みしだき始めました。
「んふぅんっ」
いやらしい声が洩れてしまいます。
両手の人差し指と中指の間に私の大きな乳首を逃がし、時々その指で軽く挟んだりしてきます。
「あんっ、ああんっ!」
10秒くらいそうした後、
「わかったわ。しばらくそのままの格好で待っていて」
カーテンをザザッと全開にして、フロアに出て行かれました。
でも今回はカーテンを閉じてくれませんでした。
全開のまま。
えーっ!?だ、だいじょうぶ!?・・・なの?・・・かな?
カーテンを閉じてもらえなければ、半裸の私と、ランジェリーショップの売り場フロアを仕切るものが何もありません。
日常風景の中にパンティ一枚で取り残された私。
お客さまなら誰でも、自由にここまで入って来れるのです。
試着室の鏡に映る範囲を見る限り、付近に人の目は無いようですが。
動揺で心臓がバクバクし始めます。
いつ、誰がこちらへやって来てもおかしくありません。
試着室の向かいには可愛いキャミソールがたくさん飾ってあります。
それがお目当てのお客さまが来たら・・・
他のお客さまが試着を希望したら・・
私がリクエストしたブラを探すのにお姉さまが夢中になって、こちらへやって来る人を見逃したら・・・
パンティ一枚で裸の背中をお外に向けた、服従マゾポーズの私を見られてしまいます。
奥の鏡まで覗けば、私の顔もおっぱい丸出しで乳首尖らせている姿も全部、見られてしまうのです。
それでも私は、姿勢を崩したり、カーテンを閉じに行ったりすることはしませんでした。
じっとそのままの姿勢で立ち尽くしていました。
からだの底から喘ぎだしたくなるような陶酔感が、私のからだを支配していました。
そして、もし誰かに見られたとしても、あのお姉さまなら、その場をうまく取り繕ってくれるだろう、という根拠のない信頼と安心感も感じていました。
それでもやっぱり臆病な私に、この現実は刺激が強すぎました。
両脚がプルプル震えて、からだ中がじっとり汗ばんでいました。
心の中でお姉さまに、早く帰ってきてください、と必死に哀願していました。
怖くて怖くて仕方ないのに、感じまくっていました。
タンポンの許容量をとっくに超えちゃっていました。
「あら?カーテン閉めてもよかったのに。閉めないで待っていてくれたの?」
お姉さまがまたイジワルく笑っています。
「でもあなた、こういうのがお望みなのでしょう?」
すべて見透かしたようなお姉さまのお顔。
「あらあら、汗びっしょりじゃない?」
おっしゃりながらバスタオルで全身を軽く拭ってくださいました。
実際は3分くらいだったでしょうか?
私にとっては永遠にも思えた晒し者放置プレイの末、お姉さまが持ってきてくださったのは、素材は違うようですが、今穿いているピンクのパンティと似た色合いのストラップレスブラでした。
お姉さまが私の背後から、今度はブラでやさしく私のおっぱいを包んでくださいます。
「こっち向いて」
振り返った私の胸元で、パチンとフロントホックをはめてくれました。
今回は何もイタズラもされませんでした。
「どう?」
お姉さまが尋ねました。
ストラップレスブラは、肩紐の代わりに軽い締め付けで胸から落ちないようにする仕組なので、どうしても若干の窮屈感があるものですが、お姉さまが持ってきてくださったブラは、その締め付け感がすごく気持ちいいんです。
布少なめなカップも、まるで私のおっぱいに合わせて作られたようにジャストフィット。
今は乳首が盛大に勃っているので、若干違和感ありですが、落ち着けばまさに、着けているのを忘れそう、です。
さすが、プロは違います。
私のおっぱいを少しさわっただけで、最適なものを選んでくださるなんて。
そんな感想をつたない言葉で告げました。
「そう言ってくれるとうれしいわ」
お姉さまがニッコリ笑ってくださいました。
「はい。これでいいわよね?長い間お疲れさまでした」
お姉さまが試着室の中で、まるでお外の誰かに聞かせるかのように、大きめなお声でおっしゃいました。
私には、すっごく名残惜しい気持ちになるお言葉です。
でも、いつまでもここにいるわけにはいかないことも、わかっています。
「本当にありがとうございましたっ!」
つとめて明るく告げて頭を下げ、ハンガーにかけてあったブラウスを取りました。
私が身支度を整えているあいだ、お姉さまは試着室から出ずに、じーっと私の身繕いを眺めていました。
鏡に映る私の背後に、お姉さまのお顔。
ブラウスのボタンをはめてスカートを身に着けます。
もちろん今度は折り返したりしないで、普通の膝上5センチ丈のままです。
鏡の中で、私の身支度を見守ってくれていたお姉さまと視線が合いました。
お姉さまの唇が動きました。
*
*ランジェリーショップ 08へ
*
直子のブログへお越しいただきまして、ありがとうございます。ここには、私が今までに体験してきた性的なあれこれを、私が私自身の思い出のために、つたない文章で書きとめておいたノートから載せていくつもりです。
2010年6月11日
ランジェリーショップ 06
「そんな感じで、あなたのことはよく憶えているの。さっき、お店に入って来たあなたの顔を見たときは、まさか、と思ったけれど」
「でも、なんだかワザとらしくえっちな格好しているし、その右目の下のホクロも憶えていたし」
「で、さっき、あなたがしゃがんでいたときに見えた、その見覚えあるパンツで、確信したの」
私がこのお店に入る前に、なんの気なしにはずしたファッショングラスも、お姉さんの記憶を呼び起こすのに一役買っちゃったみたいでした。
やっぱりこの泣きボクロ、目立つのかなあ。
お姉さんは、お話している間中ずっと左手で、私の右手を掴んでいました。
私の手の汗ばんだ感触や、お話の最中にビクッとしたり、力が抜けたり、きつく握り返してきたりする反応で、私の本性、性癖は、すべて伝わってしまったことでしょう。
そして、そんな私をお姉さんは受け入れてくれそうです。
妄想以上の展開に、私の胸は張り裂けそうです。
もちろん、期待、にです。
「あなたにそういう趣味があるのなら、あたしもつきあってあげるわ、キライではないほうだから」
お姉さん、いえ、お姉さまがイタズラっぽくニヤッと笑いました。
背筋にゾクゾクっと電流が走ります。
「それじゃあまず、その汚れたパンツを脱ぎなさい」
カーテン一枚向こうは、ファッションビルのランジェリーショップのフロア。
薄い板と商品ディスプレイ什器で仕切られた向こう側は、一般のお買い物客が楽しげに行き交う通路。
そんな危うい試着室の狭い空間で、お姉さまが私の耳元に息を吹きかけながら、低いお声でささやきました。
口調もさっきまでとは違って、冷たく変わっていました。
私は、すがるようにお姉さまを見つめながら、はあはあ、と息遣いを荒くしていました。
全身が羞恥と期待で盛大に火照ってきています。
「それから、大きな声やため息は出しちゃだめよ。ここがお店の中ということを忘れないで、出来る限りがまんなさい」
「あのう・・・」
私は、さっきから気になっていることを口にしようとしました。
もうかれこれ20分くらい、この試着室にふたりでこもっています。
外からは、あのレジ前の女の子でしょう、いらっしゃいませえ、の声が何度か聞こえていました。
さらに、下着の説明をしているような別のマヌカンさんらしき声や、お客さまの声も頻繁に聞こえていました。
「お店のことだったら、だいじょうぶ。ここのスタッフは、みんなあたしのチームだから。3時からはサトミも来ているし。誰もあなたを怖がらせるようなことはしないわ」
私が聞きたかったことを、お姉さまは先回りして教えてくれました。
意味はよくわかりませんでしたが、なんとなく安心して私がスカートに手をかけようとすると、
「スカートはまだ。まずはパンツから」
お姉さまの冷たいお声。
一瞬、間を置いて、
「あなた、パンツとパンティ、どっちがいい?」
「パ、パンティ・・・です」
「そう。じゃあパンティから・・・」
スカートの裾から手を入れて、右の腰に結びつけてある紐をスルスルッと引っぱりました。
私のピンクのパンティは、右側の支えを失って斜めに落下しようとしますが、アソコのヌメりにしばらく布地が貼りついて、落ちまい、と抵抗を見せていました。
それもやがて重力に負け、よたよたと左膝を通過し、足元に落ちました。
輪っかになっているほうだけ、左足首にひっかかっています。
落ちたパンティ、カーテン下の隙間から丸見えなのでは・・・
「それじゃあ、両手を組んで頭の後ろにまわしなさい。あとはあたしがやってあげる」
私の大好きなポーズです。
両腕を後頭部まで上げて、腋からおっぱいがまるっきり無防備になるポーズ。
名付けて、マゾの服従ポーズ。
お姉さまが私のブラウスのボタンを手馴れた感じで下からはずしていきます。
すべてはずして、ブラウスがはだけられました。
「あら?あなた、ずいぶん小さなブラしているのね?痛くないの?」
「合わないブラしていると、乳房の形が崩れちゃうわよ?まあ、わざとなのでしょうけれど」
イジワルそうにそうおっしゃって、フロントホックもパチンとはずされました。
圧迫されていた私のおっぱいが、プルン、と息を吹き返します。
両方の乳首は、痛いほど上向きに背伸びして尖っていました。
「あらあら。こんなに勃たせちゃって。今の状況がよっぽど気持ちいいのね?」
お姉さまがブラの締め付けで赤くなってしまった痕をなぞりながら、ふいに右の乳首を指先で強く弾きました。
「うっ!・・・んんんーっ!」
悦びの声を押し殺すのが大変でした。
その途端、私のアソコからえっちなおシルが、今度は右腿をつたっていきます。
試着室の床には、早くも小さな水溜りがいくつか出来ていました。
「ふーん。感じやすいのねえ?かわいいわ。それじゃあ腕をほどいて、ブラとブラウスを自分ではずしなさい」
私はのろのろと腕をほどき、ブラとブラウスを両腕から抜いて、ちょっと迷ってからお姉さまの横の壁にかかったハンガーに掛けました。
左足首にひっかかって、私が左足を動かしてもついてくるパンティは、なんだかこのままにしといたほうがいいように思って、そのままにしました。
掛け終えて、またさっきの位置に戻ります。
鏡を背にお姉さまの前に立ち、さっきと同じように両手を頭の後ろで組みました。
「よくわかっているじゃない?」
お姉さまが薄く微笑み、私のスカートのホックに手をやります。
「あらあら。折返してわざと短くしているのね?」
お姉さまは、呆れたようにそうおっしゃりながら、折り返しを丁寧に戻してからスカートのホックをはずし、脇のジッパーを一気におろしました。
今日何回目かの、ストン、という感じでスカートが足元に落ちてしまいました。
全裸です。
「あらあらー、いい格好ねー。こんなところで真っ裸よ?まわれ右してみなさい」
おずおずと両足を動かし、からだを回転させます。
姿見に、正面を向いた等身大の私の全裸が映りました。
両手を頭の後ろで組んで、頬を火照らせた全裸の女。
首筋まで淡いピンクに染まり、うっすらと全身汗ばんでいます。
大きめな乳首が両方とも、痛そうなほどに尖って上を向いています。
おっぱいのところどころに、何かで締めつけられていたような赤い痕が走っています。
おヘソからずっと下へ視線をすべらせても、あるべき茂みは見あたりません。
少し開いた脚の付け根の先端には、今にも垂れ落ちそうになっている雫が一粒、キラキラ光っています。
両太腿には、カタツムリさんが這って行ったような細い跡が幾筋か。
そして片方の足首にからまっているピンクの布片・・・
視線をもう一度自分の顔に戻します。
そのとき、私の左肩越しで、薄く微笑んで鏡の中の私を見つめている、お姉さまの蠱惑的な視線とぶつかりました。
「自分の立場がわかったでしょう?ふふん。さ、またこちらを向いて。試着を始めましょう」
「でもその前に、ここをなんとかしなくちゃ、ねえ?」
お姉さまの右手が、ヌルヌルを幾筋もしたたらせて口を閉じようとしない私のアソコを、遠くから指さしていました。
「あ、紙ショーツは穿かなくていいわよ。こんな状態じゃ穿くだけ無駄だし」
「あと、これ全部あなたにあげるわ。お金もいらない。もし悪いと思ったら5000円くらい置いていって、ね?」
それは、この用意してもらったパンティ一枚分くらいの金額です。
私が何か言おうとした瞬間、お姉さまは、紙ショーツを一枚手に取って、私の内腿のあいだを後ろから前へ、ツルン、と撫ぜました。
思わず組んでいた腕をふりほどき、自分の口を両手で必死に押さえました。
どちらも、目にも止まらぬ早業でした。
かろうじて、大きな声が出るのは防ぐことが出来ました。
「んぐー、んんん、ううーっ」
口を押さえていても喉の奥から、くぐもった低い喘ぎ声が洩れてしまいます。
全身がヒクヒク引き攣ります。
「むぅ、むぅうううぅ~っ!!!」
私のおっぱいが大きく上下に弾み、両脚もピクピク痙攣したのもつかの間、よたよたと膝から崩れ落ちました。
私の両膝が床を打つ、ゴンッ! という大きな音がしました。
私は、呆気なくイッてしまいました。
紙ショーツ越しでしたが、私の充血しきって待ったなしなクリトリスを、お姉さまの指が直撃したんです。
つまんで、つぶして、さすられました。
今までの出来事で爆発寸前だった私の昂ぶりが、その一瞬の刺激に、文字通り、爆発してしまいました。
自分の口を力いっぱい両手で押さえつけて、何度も湧き上がって来る悦びの声が洩れてしまうのを必死にがまんしました。
全身のあちこちがまだ、ヒクヒクうねっています。
お姉さまは私が落ちつくまで、黙って私を見下ろしていました。
あれほど大きな音をたてたのに、試着室に人が近寄ってくる気配はありません。
私は、口をまだ押さえたまま立ち上がろうとしました。
「立たなくていいわよ」
お姉さまがやさしくおっしゃってくれたので、床にペタンとお尻をつき、体育座りのような形でへたりこみました。
「ちょっと待ってて」
お姉さまがいきなり、バーッと試着室のカーテンを開けました。
一瞬カーテンが全開になり、お姉さまが外に出て、すぐにピシャリと閉まりました。
放心状態の私の耳に、うるさくない程度に流れている洋楽のBGMが聞こえてきます。
「あっ、この曲、何だっけ?・・・」
イってしまった余韻の中で脈絡もなく、そんなことを考えます。
通路側のほうからは、ショッピングを楽しむ人たちの喧騒が、相変わらずザワザワ聞こえています。
不意にカーテンが開き、お姉さまが現れました。
手には大きなバスタオルを持って、またピシャリとカーテンを閉じました。
「ちょっとその隅のほうに立っていて」
よろよろと移動しました。
お姉さまが持ってきたバスタオルを広げて試着室の床に押しつけ、私が汚してしまった恥ずかし い液体の水溜りを、タオルにしみこませています。
しばらくそうした後、
「こちらにいらっしゃい」
とてもやさしいお声で呼ばれました。
ひざまづいて試着室の床にタオルを押しつけているお姉さまの前に立ちました。
お姉さまは中腰になり、バスタオルをたたみ直してきれいな面に替えてから再びひざまづいて、私の両脚をゆっくりと優しく、下のほうから拭いてくださいました。
私のはしたない液体がつたって筋になった跡も片脚ずつ、丁寧に拭いてくださいます。
やがてタオルは、私の両脚の付け根のところまで到達しました。
お姉さまは、私の両脚が交わる中心に強く押しつけるようにタオルをあてがいました。
「ああんっ!」
アソコ全体を揉まれるようなその感触がとても気持ち良くて、また、トロトロと奥のほうから滲み出てくる気配もありますが、タオルが吸い込む量に負けているようです。
しばらくそうしてくれた後、
「これで良さそう、ね?」
私の耳元で囁きました。
*
*ランジェリーショップ 07へ
*
「でも、なんだかワザとらしくえっちな格好しているし、その右目の下のホクロも憶えていたし」
「で、さっき、あなたがしゃがんでいたときに見えた、その見覚えあるパンツで、確信したの」
私がこのお店に入る前に、なんの気なしにはずしたファッショングラスも、お姉さんの記憶を呼び起こすのに一役買っちゃったみたいでした。
やっぱりこの泣きボクロ、目立つのかなあ。
お姉さんは、お話している間中ずっと左手で、私の右手を掴んでいました。
私の手の汗ばんだ感触や、お話の最中にビクッとしたり、力が抜けたり、きつく握り返してきたりする反応で、私の本性、性癖は、すべて伝わってしまったことでしょう。
そして、そんな私をお姉さんは受け入れてくれそうです。
妄想以上の展開に、私の胸は張り裂けそうです。
もちろん、期待、にです。
「あなたにそういう趣味があるのなら、あたしもつきあってあげるわ、キライではないほうだから」
お姉さん、いえ、お姉さまがイタズラっぽくニヤッと笑いました。
背筋にゾクゾクっと電流が走ります。
「それじゃあまず、その汚れたパンツを脱ぎなさい」
カーテン一枚向こうは、ファッションビルのランジェリーショップのフロア。
薄い板と商品ディスプレイ什器で仕切られた向こう側は、一般のお買い物客が楽しげに行き交う通路。
そんな危うい試着室の狭い空間で、お姉さまが私の耳元に息を吹きかけながら、低いお声でささやきました。
口調もさっきまでとは違って、冷たく変わっていました。
私は、すがるようにお姉さまを見つめながら、はあはあ、と息遣いを荒くしていました。
全身が羞恥と期待で盛大に火照ってきています。
「それから、大きな声やため息は出しちゃだめよ。ここがお店の中ということを忘れないで、出来る限りがまんなさい」
「あのう・・・」
私は、さっきから気になっていることを口にしようとしました。
もうかれこれ20分くらい、この試着室にふたりでこもっています。
外からは、あのレジ前の女の子でしょう、いらっしゃいませえ、の声が何度か聞こえていました。
さらに、下着の説明をしているような別のマヌカンさんらしき声や、お客さまの声も頻繁に聞こえていました。
「お店のことだったら、だいじょうぶ。ここのスタッフは、みんなあたしのチームだから。3時からはサトミも来ているし。誰もあなたを怖がらせるようなことはしないわ」
私が聞きたかったことを、お姉さまは先回りして教えてくれました。
意味はよくわかりませんでしたが、なんとなく安心して私がスカートに手をかけようとすると、
「スカートはまだ。まずはパンツから」
お姉さまの冷たいお声。
一瞬、間を置いて、
「あなた、パンツとパンティ、どっちがいい?」
「パ、パンティ・・・です」
「そう。じゃあパンティから・・・」
スカートの裾から手を入れて、右の腰に結びつけてある紐をスルスルッと引っぱりました。
私のピンクのパンティは、右側の支えを失って斜めに落下しようとしますが、アソコのヌメりにしばらく布地が貼りついて、落ちまい、と抵抗を見せていました。
それもやがて重力に負け、よたよたと左膝を通過し、足元に落ちました。
輪っかになっているほうだけ、左足首にひっかかっています。
落ちたパンティ、カーテン下の隙間から丸見えなのでは・・・
「それじゃあ、両手を組んで頭の後ろにまわしなさい。あとはあたしがやってあげる」
私の大好きなポーズです。
両腕を後頭部まで上げて、腋からおっぱいがまるっきり無防備になるポーズ。
名付けて、マゾの服従ポーズ。
お姉さまが私のブラウスのボタンを手馴れた感じで下からはずしていきます。
すべてはずして、ブラウスがはだけられました。
「あら?あなた、ずいぶん小さなブラしているのね?痛くないの?」
「合わないブラしていると、乳房の形が崩れちゃうわよ?まあ、わざとなのでしょうけれど」
イジワルそうにそうおっしゃって、フロントホックもパチンとはずされました。
圧迫されていた私のおっぱいが、プルン、と息を吹き返します。
両方の乳首は、痛いほど上向きに背伸びして尖っていました。
「あらあら。こんなに勃たせちゃって。今の状況がよっぽど気持ちいいのね?」
お姉さまがブラの締め付けで赤くなってしまった痕をなぞりながら、ふいに右の乳首を指先で強く弾きました。
「うっ!・・・んんんーっ!」
悦びの声を押し殺すのが大変でした。
その途端、私のアソコからえっちなおシルが、今度は右腿をつたっていきます。
試着室の床には、早くも小さな水溜りがいくつか出来ていました。
「ふーん。感じやすいのねえ?かわいいわ。それじゃあ腕をほどいて、ブラとブラウスを自分ではずしなさい」
私はのろのろと腕をほどき、ブラとブラウスを両腕から抜いて、ちょっと迷ってからお姉さまの横の壁にかかったハンガーに掛けました。
左足首にひっかかって、私が左足を動かしてもついてくるパンティは、なんだかこのままにしといたほうがいいように思って、そのままにしました。
掛け終えて、またさっきの位置に戻ります。
鏡を背にお姉さまの前に立ち、さっきと同じように両手を頭の後ろで組みました。
「よくわかっているじゃない?」
お姉さまが薄く微笑み、私のスカートのホックに手をやります。
「あらあら。折返してわざと短くしているのね?」
お姉さまは、呆れたようにそうおっしゃりながら、折り返しを丁寧に戻してからスカートのホックをはずし、脇のジッパーを一気におろしました。
今日何回目かの、ストン、という感じでスカートが足元に落ちてしまいました。
全裸です。
「あらあらー、いい格好ねー。こんなところで真っ裸よ?まわれ右してみなさい」
おずおずと両足を動かし、からだを回転させます。
姿見に、正面を向いた等身大の私の全裸が映りました。
両手を頭の後ろで組んで、頬を火照らせた全裸の女。
首筋まで淡いピンクに染まり、うっすらと全身汗ばんでいます。
大きめな乳首が両方とも、痛そうなほどに尖って上を向いています。
おっぱいのところどころに、何かで締めつけられていたような赤い痕が走っています。
おヘソからずっと下へ視線をすべらせても、あるべき茂みは見あたりません。
少し開いた脚の付け根の先端には、今にも垂れ落ちそうになっている雫が一粒、キラキラ光っています。
両太腿には、カタツムリさんが這って行ったような細い跡が幾筋か。
そして片方の足首にからまっているピンクの布片・・・
視線をもう一度自分の顔に戻します。
そのとき、私の左肩越しで、薄く微笑んで鏡の中の私を見つめている、お姉さまの蠱惑的な視線とぶつかりました。
「自分の立場がわかったでしょう?ふふん。さ、またこちらを向いて。試着を始めましょう」
「でもその前に、ここをなんとかしなくちゃ、ねえ?」
お姉さまの右手が、ヌルヌルを幾筋もしたたらせて口を閉じようとしない私のアソコを、遠くから指さしていました。
「あ、紙ショーツは穿かなくていいわよ。こんな状態じゃ穿くだけ無駄だし」
「あと、これ全部あなたにあげるわ。お金もいらない。もし悪いと思ったら5000円くらい置いていって、ね?」
それは、この用意してもらったパンティ一枚分くらいの金額です。
私が何か言おうとした瞬間、お姉さまは、紙ショーツを一枚手に取って、私の内腿のあいだを後ろから前へ、ツルン、と撫ぜました。
思わず組んでいた腕をふりほどき、自分の口を両手で必死に押さえました。
どちらも、目にも止まらぬ早業でした。
かろうじて、大きな声が出るのは防ぐことが出来ました。
「んぐー、んんん、ううーっ」
口を押さえていても喉の奥から、くぐもった低い喘ぎ声が洩れてしまいます。
全身がヒクヒク引き攣ります。
「むぅ、むぅうううぅ~っ!!!」
私のおっぱいが大きく上下に弾み、両脚もピクピク痙攣したのもつかの間、よたよたと膝から崩れ落ちました。
私の両膝が床を打つ、ゴンッ! という大きな音がしました。
私は、呆気なくイッてしまいました。
紙ショーツ越しでしたが、私の充血しきって待ったなしなクリトリスを、お姉さまの指が直撃したんです。
つまんで、つぶして、さすられました。
今までの出来事で爆発寸前だった私の昂ぶりが、その一瞬の刺激に、文字通り、爆発してしまいました。
自分の口を力いっぱい両手で押さえつけて、何度も湧き上がって来る悦びの声が洩れてしまうのを必死にがまんしました。
全身のあちこちがまだ、ヒクヒクうねっています。
お姉さまは私が落ちつくまで、黙って私を見下ろしていました。
あれほど大きな音をたてたのに、試着室に人が近寄ってくる気配はありません。
私は、口をまだ押さえたまま立ち上がろうとしました。
「立たなくていいわよ」
お姉さまがやさしくおっしゃってくれたので、床にペタンとお尻をつき、体育座りのような形でへたりこみました。
「ちょっと待ってて」
お姉さまがいきなり、バーッと試着室のカーテンを開けました。
一瞬カーテンが全開になり、お姉さまが外に出て、すぐにピシャリと閉まりました。
放心状態の私の耳に、うるさくない程度に流れている洋楽のBGMが聞こえてきます。
「あっ、この曲、何だっけ?・・・」
イってしまった余韻の中で脈絡もなく、そんなことを考えます。
通路側のほうからは、ショッピングを楽しむ人たちの喧騒が、相変わらずザワザワ聞こえています。
不意にカーテンが開き、お姉さまが現れました。
手には大きなバスタオルを持って、またピシャリとカーテンを閉じました。
「ちょっとその隅のほうに立っていて」
よろよろと移動しました。
お姉さまが持ってきたバスタオルを広げて試着室の床に押しつけ、私が汚してしまった恥ずかし い液体の水溜りを、タオルにしみこませています。
しばらくそうした後、
「こちらにいらっしゃい」
とてもやさしいお声で呼ばれました。
ひざまづいて試着室の床にタオルを押しつけているお姉さまの前に立ちました。
お姉さまは中腰になり、バスタオルをたたみ直してきれいな面に替えてから再びひざまづいて、私の両脚をゆっくりと優しく、下のほうから拭いてくださいました。
私のはしたない液体がつたって筋になった跡も片脚ずつ、丁寧に拭いてくださいます。
やがてタオルは、私の両脚の付け根のところまで到達しました。
お姉さまは、私の両脚が交わる中心に強く押しつけるようにタオルをあてがいました。
「ああんっ!」
アソコ全体を揉まれるようなその感触がとても気持ち良くて、また、トロトロと奥のほうから滲み出てくる気配もありますが、タオルが吸い込む量に負けているようです。
しばらくそうしてくれた後、
「これで良さそう、ね?」
私の耳元で囁きました。
*
*ランジェリーショップ 07へ
*
2010年6月7日
ランジェリーショップ 05
するとお姉さんは、完全に予想外なことを聞いてきました。
「あなた、このパンツ、新宿の○○で買ったでしょう?」
「は?はい?」
私は両手で頬を押さえ、ドクン、ドクンって動揺しています。
お姉さんがようやく私のスカートから手を離してつづけました。
「やっぱりそうなのね?あたし去年の暮れは、あのお店にいたのよ。それで、そのパンツ売ったときのこと、すごくよく憶えているの」
「あなたたち、かなり酔っぱらっていたわよね?確かあなたの他にあと3人・・・」
「あなたが他の子たちから、そのパンツ買いなさーい、って囃されていて、あなたもまんざらじゃないような顔してて」
「それであたしが、うちのお店は試着もできますよ、ってあなたたちに声をかけてみたの」
「そしたらあなたたち、キャーキャー喜んじゃって、お友達があなたの背中を押して試着室に押し込めたの」
「あなたたちみんな、本当にうるさくって、まわりのお客さんたちまで、何事?って、うちのお店覗き込んでいたくらいだったわ」
お姉さんが小さく笑いました。
私もなんとなく思い出しました。
さっきお姉さんから、ボトムの試着もできるから、って声をかけられたときにひっかかったのは、このときのデジャヴなのかな?
でも私は、お姉さんのお顔をぜんぜん憶えていませんでした。
買った経緯はおぼろげながら憶えていましたが、そのお店の雰囲気さえ思い出せませんでした。
「あのとき、あなたはジーンズだったわよね?それで、あなたが試着室でゴソゴソしだすと、お友達が試着室のカーテンを揺らしたり、ちょっと開けたりイタズラし始めたの」
「あなたはそのたびに、キャッ、とか、ヤメテー、とか、呂律のまわらない声で言ってた」
「あたしはそれを少しうんざりしながら見ていて、紙ショーツをあなたに渡すのもあきらめた。どうせ言っても無駄だろうって」
「でも、あなたたちの傍メーワクな振る舞いを黙ってスルーしていたのは、なぜだかあたしに確信があったの。あなたを見たとき、あなたは絶対そのパンツを買って帰る、っていう確信が」
そこで、お姉さんは私の顔をじっと見つめました。
「しばらくみんなでキャーキャーやってたわ。お友達が、どんな感じー?、早く見せてよぉー、とか聞いていて」
「そしたら、あなたが、開けていいよー、って明るく答えて、お友達がカーテン開けたら、あなたがそのパンツ穿いて、片脚だけ、く、 の字に曲げたポーズで気取ってた」
「しばらくそのポーズのままで、数秒したら、モデルさんみたいにクルッと一回転して、はーいっ、おしまいーっ! って」
「そのときあたしもあなたを見ていたの。で、気づいたの。あれっ?この子、パイパン? って」
「あなたが試着室に入ってからの間も、お友達がカーテンをイタズラしていたおかげで、外からけっこう見えちゃっていたのよ?あなたの白いお尻とか、試着室内の鏡に映った、その反対側とかも、チラチラっと・・・」
ショックでした。
初めて、あの夜の真相を知りました。
私、無防備に、私の性癖を知らない大学の友人たちの前で、そんな恥ずかしいことしていたなんて・・・
そして、それを私がほとんど憶えていないなんて・・・
その夜、女子会をした彼女たちとは、大学一年生のとき、語学のクラスで知り合いました。
初対面のときから、なんだかお互い波長が合って、それからもキャンパス内では、ほとんどいつもその4人でしゃべったり、遊んだり。
私の短大生活をとても楽しいものにしてくれた、大切で大好きなお友達たちです。
ただ、彼女たちから、私の特殊な性癖を理解してもらえそうな雰囲気、たとえば、やよい先生やしーちゃんに感じたそれ、は感じられませんでした。
そちらの面での彼女たちは、普通に気になる男の子を探して追いかけて、好きなお相手との好いた別れた、セックスも含めた恋愛のあれこれに一喜一憂する、極めてノーマルな女の子たちでした。
そういう人たちの前では、私は、ごく普通の、むしろ、そういうことには奥手な女の子を演じていました。
私が私の性癖を開放するのは、私のことをわかっていてくれる人たちがいる世界でだけ。
もしくは、独り遊びの妄想をこっそり実行できる、誰も私の素性を知らない場所。
だから、私がひとりでえっちな冒険をするときは、今日のように、私の日常テリトリー外の場所で、と決めていました。
もし私の性癖を、それを理解しない、もっと言えば、嫌悪するような人に感づかれて、面白おかしく、私が日常接している人たちに言いふらされてしまったら・・・
私は、大多数の人がノーマルと思い込んでいる世界の異端、アブノーマルのレッテルを貼られてしまうでしょう。
それを私は、一番恐れていました。
バレちゃっていたのかな?彼女たちに・・・
でも、その翌日からも彼女たちは、そんなそぶりを見せず、普通に接してくれていました。
百合な嗜好なことは、それとなく匂わせていたし、M系なのも気づかれちゃっていて、彼女たち、それを面白がっていました。
露出好き、という性癖だけは、極力隠していたつもりです。
ただ、みんな女子大暮らしですから、普段から肌の露出に無防備になっちゃっていたところもあったので、たぶんその夜の私の行動も、彼女たちの想定内だったのでしょう。
もっと楽天的に考えれば、きっとお酒のせいで、彼女たちは、私がそんな下着を買ったっていうことさえ、憶えていないのかも。
みんな、ものすごーく飲んでいたし。
翌朝起きたとき、その現物を穿いて寝ていた私でさえ、なぜ今こんな下着を着けているのか、しばらく思い出せなかったほどでしたから。
とりあえずそう、自分に言い聞かせました。
「それで、あなたが試着室から元のジーンズ姿で、手ぶらで出てきて、この下着買います、穿いて帰りまっす!って、嬉しそうにあたしに言ったの」
「あたしはホッとしたわ。自分のカンも捨てたものじゃないな、って」
お姉さんがまた小さく笑いました。
「でね、あなたたちを見送ってから、なんだかおかしいな・・・って感じたの」
お姉さんがいっそう小声になって、お話をつづけます。
「お友達がカーテンをめくっていたときとか、あたしも気になってチラチラ見ていたのね」
「あなた、几帳面な性格よね?脱いだジーンズがきちんとハンガーに吊るされていたわ。それ見てあたしは、この子、けっこう育ち良さそう?とか思ったもの」
「何がおかしいのか、すぐにはわからなかったけれど、ずっと考えていたら、不意に気づいたの」
「穿き替えるときに脱いだはずの、今まで穿いていたはずの下着が、試着室に見当たらなかったな、って」
私の心臓が、ドキン!って脈打ちました。
「たいていの人は、それまで着けていた下着はハンガー掛けの下のトレイの中に置くわ。普通の目線で見れば見えるはずなのに、無かった」
「あなたのバッグは、お友達が持っていてくれたみたいだったから、あなた手ぶらだったわよね?試着室で」
「ジーンズのポケットにでも押し込んだのかしら?とも思ったのだけれど、几帳面そうなあなただから、そんなことしなそう。帰るときもジーンズのポッケはふくらんでいなかったし・・・
「あっ、仕事柄、試着しながら万引きとか、たまにあるから、お客さんのポッケとか自然にチェックしちゃう習慣があるのね、あたし」
「そんなふうに考えてきて、導き出されたあたしの結論。最初から穿いていなかった・・・」
「ねえ?あなた、あのとき、わざとノーパンだったんでしょう?」
お姉さんが私の右耳にくっつくくらい唇を寄せて、低くささやいてきました。
「・・・は、はい・・・」
私は、声とともに吹きかかるお姉さんの熱い吐息にゾクゾクっと感じてしまい、恥ずかしいけれど正直に、小さくお答えしました。
お姉さんの右手が再び私のスカートの裾に伸びて、ゆっくりとめくりあげられました。
私は、されるがまま。
お姉さんは、少し首をかしげて私の股間を覗きこむようにしながら、お話をつづけます。
「で、あたしもいろいろ想像しちゃったのよ。パイパンでノーパン。見ためは育ちの良さそうなお嬢様風。でも酔っていると、自分の裸を見られちゃうこともあんまり気にしていないようで、って言うより、むしろ喜んでるみたいで・・・」
「あの子、ひょっとしたら、M系な露出願望女子じゃないかな?って・・・」
そのお言葉を聞いた途端、アソコがヒクヒクッときて、お姉さんが見ている前なのに、ヌルっとした液体がパンティのクロッチ部分から滲み出て、左内腿、左ふくらはぎを伝って裸足のかかとまで、ゆっくりと一筋、流れ落ちていきました。
*
*ランジェリーショップ 06へ
*
「あなた、このパンツ、新宿の○○で買ったでしょう?」
「は?はい?」
私は両手で頬を押さえ、ドクン、ドクンって動揺しています。
お姉さんがようやく私のスカートから手を離してつづけました。
「やっぱりそうなのね?あたし去年の暮れは、あのお店にいたのよ。それで、そのパンツ売ったときのこと、すごくよく憶えているの」
「あなたたち、かなり酔っぱらっていたわよね?確かあなたの他にあと3人・・・」
「あなたが他の子たちから、そのパンツ買いなさーい、って囃されていて、あなたもまんざらじゃないような顔してて」
「それであたしが、うちのお店は試着もできますよ、ってあなたたちに声をかけてみたの」
「そしたらあなたたち、キャーキャー喜んじゃって、お友達があなたの背中を押して試着室に押し込めたの」
「あなたたちみんな、本当にうるさくって、まわりのお客さんたちまで、何事?って、うちのお店覗き込んでいたくらいだったわ」
お姉さんが小さく笑いました。
私もなんとなく思い出しました。
さっきお姉さんから、ボトムの試着もできるから、って声をかけられたときにひっかかったのは、このときのデジャヴなのかな?
でも私は、お姉さんのお顔をぜんぜん憶えていませんでした。
買った経緯はおぼろげながら憶えていましたが、そのお店の雰囲気さえ思い出せませんでした。
「あのとき、あなたはジーンズだったわよね?それで、あなたが試着室でゴソゴソしだすと、お友達が試着室のカーテンを揺らしたり、ちょっと開けたりイタズラし始めたの」
「あなたはそのたびに、キャッ、とか、ヤメテー、とか、呂律のまわらない声で言ってた」
「あたしはそれを少しうんざりしながら見ていて、紙ショーツをあなたに渡すのもあきらめた。どうせ言っても無駄だろうって」
「でも、あなたたちの傍メーワクな振る舞いを黙ってスルーしていたのは、なぜだかあたしに確信があったの。あなたを見たとき、あなたは絶対そのパンツを買って帰る、っていう確信が」
そこで、お姉さんは私の顔をじっと見つめました。
「しばらくみんなでキャーキャーやってたわ。お友達が、どんな感じー?、早く見せてよぉー、とか聞いていて」
「そしたら、あなたが、開けていいよー、って明るく答えて、お友達がカーテン開けたら、あなたがそのパンツ穿いて、片脚だけ、く、 の字に曲げたポーズで気取ってた」
「しばらくそのポーズのままで、数秒したら、モデルさんみたいにクルッと一回転して、はーいっ、おしまいーっ! って」
「そのときあたしもあなたを見ていたの。で、気づいたの。あれっ?この子、パイパン? って」
「あなたが試着室に入ってからの間も、お友達がカーテンをイタズラしていたおかげで、外からけっこう見えちゃっていたのよ?あなたの白いお尻とか、試着室内の鏡に映った、その反対側とかも、チラチラっと・・・」
ショックでした。
初めて、あの夜の真相を知りました。
私、無防備に、私の性癖を知らない大学の友人たちの前で、そんな恥ずかしいことしていたなんて・・・
そして、それを私がほとんど憶えていないなんて・・・
その夜、女子会をした彼女たちとは、大学一年生のとき、語学のクラスで知り合いました。
初対面のときから、なんだかお互い波長が合って、それからもキャンパス内では、ほとんどいつもその4人でしゃべったり、遊んだり。
私の短大生活をとても楽しいものにしてくれた、大切で大好きなお友達たちです。
ただ、彼女たちから、私の特殊な性癖を理解してもらえそうな雰囲気、たとえば、やよい先生やしーちゃんに感じたそれ、は感じられませんでした。
そちらの面での彼女たちは、普通に気になる男の子を探して追いかけて、好きなお相手との好いた別れた、セックスも含めた恋愛のあれこれに一喜一憂する、極めてノーマルな女の子たちでした。
そういう人たちの前では、私は、ごく普通の、むしろ、そういうことには奥手な女の子を演じていました。
私が私の性癖を開放するのは、私のことをわかっていてくれる人たちがいる世界でだけ。
もしくは、独り遊びの妄想をこっそり実行できる、誰も私の素性を知らない場所。
だから、私がひとりでえっちな冒険をするときは、今日のように、私の日常テリトリー外の場所で、と決めていました。
もし私の性癖を、それを理解しない、もっと言えば、嫌悪するような人に感づかれて、面白おかしく、私が日常接している人たちに言いふらされてしまったら・・・
私は、大多数の人がノーマルと思い込んでいる世界の異端、アブノーマルのレッテルを貼られてしまうでしょう。
それを私は、一番恐れていました。
バレちゃっていたのかな?彼女たちに・・・
でも、その翌日からも彼女たちは、そんなそぶりを見せず、普通に接してくれていました。
百合な嗜好なことは、それとなく匂わせていたし、M系なのも気づかれちゃっていて、彼女たち、それを面白がっていました。
露出好き、という性癖だけは、極力隠していたつもりです。
ただ、みんな女子大暮らしですから、普段から肌の露出に無防備になっちゃっていたところもあったので、たぶんその夜の私の行動も、彼女たちの想定内だったのでしょう。
もっと楽天的に考えれば、きっとお酒のせいで、彼女たちは、私がそんな下着を買ったっていうことさえ、憶えていないのかも。
みんな、ものすごーく飲んでいたし。
翌朝起きたとき、その現物を穿いて寝ていた私でさえ、なぜ今こんな下着を着けているのか、しばらく思い出せなかったほどでしたから。
とりあえずそう、自分に言い聞かせました。
「それで、あなたが試着室から元のジーンズ姿で、手ぶらで出てきて、この下着買います、穿いて帰りまっす!って、嬉しそうにあたしに言ったの」
「あたしはホッとしたわ。自分のカンも捨てたものじゃないな、って」
お姉さんがまた小さく笑いました。
「でね、あなたたちを見送ってから、なんだかおかしいな・・・って感じたの」
お姉さんがいっそう小声になって、お話をつづけます。
「お友達がカーテンをめくっていたときとか、あたしも気になってチラチラ見ていたのね」
「あなた、几帳面な性格よね?脱いだジーンズがきちんとハンガーに吊るされていたわ。それ見てあたしは、この子、けっこう育ち良さそう?とか思ったもの」
「何がおかしいのか、すぐにはわからなかったけれど、ずっと考えていたら、不意に気づいたの」
「穿き替えるときに脱いだはずの、今まで穿いていたはずの下着が、試着室に見当たらなかったな、って」
私の心臓が、ドキン!って脈打ちました。
「たいていの人は、それまで着けていた下着はハンガー掛けの下のトレイの中に置くわ。普通の目線で見れば見えるはずなのに、無かった」
「あなたのバッグは、お友達が持っていてくれたみたいだったから、あなた手ぶらだったわよね?試着室で」
「ジーンズのポケットにでも押し込んだのかしら?とも思ったのだけれど、几帳面そうなあなただから、そんなことしなそう。帰るときもジーンズのポッケはふくらんでいなかったし・・・
「あっ、仕事柄、試着しながら万引きとか、たまにあるから、お客さんのポッケとか自然にチェックしちゃう習慣があるのね、あたし」
「そんなふうに考えてきて、導き出されたあたしの結論。最初から穿いていなかった・・・」
「ねえ?あなた、あのとき、わざとノーパンだったんでしょう?」
お姉さんが私の右耳にくっつくくらい唇を寄せて、低くささやいてきました。
「・・・は、はい・・・」
私は、声とともに吹きかかるお姉さんの熱い吐息にゾクゾクっと感じてしまい、恥ずかしいけれど正直に、小さくお答えしました。
お姉さんの右手が再び私のスカートの裾に伸びて、ゆっくりとめくりあげられました。
私は、されるがまま。
お姉さんは、少し首をかしげて私の股間を覗きこむようにしながら、お話をつづけます。
「で、あたしもいろいろ想像しちゃったのよ。パイパンでノーパン。見ためは育ちの良さそうなお嬢様風。でも酔っていると、自分の裸を見られちゃうこともあんまり気にしていないようで、って言うより、むしろ喜んでるみたいで・・・」
「あの子、ひょっとしたら、M系な露出願望女子じゃないかな?って・・・」
そのお言葉を聞いた途端、アソコがヒクヒクッときて、お姉さんが見ている前なのに、ヌルっとした液体がパンティのクロッチ部分から滲み出て、左内腿、左ふくらはぎを伝って裸足のかかとまで、ゆっくりと一筋、流れ落ちていきました。
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