2018年7月16日

三人のミストレス 30

  私が放置されている一帯にのみ眩いライトが灯り、会場全体は薄暗くなっていました。
 恥ずかし過ぎて周囲を伏し目がちにチラチラ盗み見ることしか出来ませんが、以前にも増してピッタリ寄り添うカップルさんや着衣の乱れているかたが増えたみたい。
 パートナーさまのジーンズのウエスト部分から手を入れてガサゴソされている密着カップルさまのシルエットが、薄暗がりに見えました。

 私を囲むみなさまのお話し声は、鮮明過ぎるくらいハッキリと耳に飛び込んできます。
 それもかなりいたたまれない内容のが。

「あーあ、こんなに股おっ広げちゃって、何もかも丸見えじゃない?」
「こんな姿、ご両親がもし見たら、その場で泣き崩れちゃうでしょうね」
「目つぶって恥ずかしがっているくせに、乳首が弄って欲しそうに、こんなにとんがってる」
「拘束された途端に肌が火照りだしてたし、根っからのドマゾメスなんだろうね」

 捕らえた獲物をジワジワといたぶる心境なのでしょう。
 どなたのお声も嬉々として弾んでいらっしゃいます。

「それではお待ちかね、バトル敗者の無制限お仕置きタイムを始めたいと思いまーす!」
 私の顔のすぐ横に立たれていたミイコさまが大きなお声でご宣言されました。
 私の視界に、ガーター状のハーネスで飾られたミイコさまの形の良い生お尻が見えています。

「わたしたち百合草会の新しいレズ便器、その記念すべき最初の利用者は、今夜のバトル勝利者、牝ブタジャクリーンが上を、下は、もちろん会長の百合草ママ、ということで、会員のみなさん、異議はないですね?」
 ミイコさまのお問いかけに、一斉にイェーィッ!と応えられるお客様がた。

「それでは早速、と言いたいところなのですが、せっかくこんなにおあつらえ向きの格好をしているので、やるべきことを先に済ませちゃいたいと思います」
 おっしゃりながらミイコさまがこちらをお向きになると、ミイコさまのポストイット陰毛で飾られたプックリ土手が、ちょうど私の顔の位置でした。
 しほりさまがミイコさまに何か手渡されました。

「先ほど惜しくも負けてしまったスレイブ直子のアヌス書道ですが、わたしもママも、こちらも素晴らしい作品と思うので、軸装か額装してお店に飾るつもりです」
 丸められていた和紙を広げ、私はマゾ女、をもう一度みなさまにお見せになるミイコさま。

「ですので、作者の捺印をもらっておきたいと思います。誰か、捨てちゃってもいいような口紅、持ってません?」
 ミイコさまのお道化たおっしゃりかたにアハハと笑うみなさま。
 幾人かがお手をお挙げになるのを制するように、お姉さまの凛としたお声が響きました。

「そういうことだったら、飼い主のあたしのを使うといいわ」
 ご自分のポシェットからお洒落なフォルムのリップスティックを取り出されたお姉さま。

「あれ?これって先シーズンの新色じゃない?いいの?このブランドだとけっこうしたでしょ?」
 受け取られた口紅をしげしげと眺め、ミイコさまがお目を丸くされています。

「いいのよ。サロンで試したときは、いいかな、って思ったけれど、やっぱりあたしにはちょっと赤過ぎるし色落ちもしやすいみたいなの。だから直子にでも上げようと思って入れっぱにしたまま忘れていたやつだし」
 微妙なご表現ながら、嬉しいことをおっしゃってくださったお姉さま。

「やさしい飼い主さんだこと。それならスレイブ直子のマン拓をとるのは、飼い主さんにお任せしましょう」
 ミイコさまのからかうようなお言葉に、パチパチとまばらにおこる拍手。

「でもこんなにマン汁グショグショじゃマン拓どころじゃないわね。はいタオル。まずは拭いてあげて」
 ミイコさまが笑いながらお姉さまに白いタオルを渡されました。
 多分、私がこのお店に来るときまで素肌に巻いていたバスタオルでしょう。

 私の下半身方向へ無言でツカツカと歩み寄られたお姉さまが、左右に大きく広げられた私の両脚のあいだにお立ちになられました。
 私も少し顔を上げ、お姉さまと真正面で視線を合わせます。
 わざと作ったような冷たい視線に射すくめられます。

「あーあ、こんなにビチャビチャに濡れまくっちゃって、まったくこの子は・・・」
お独り言のようにつぶやかれ、たたんだタオルを無造作に押し付けてくださいます。

「はうぅぅ・・・」
 毛羽立ったタオル地が腫れ切った剥き出しのクリトリスを潰してきて、はしたない呻き声が零れてしまいます。

「感じているんじゃないわよ、本当にいやらしい子ね。今は直子のマン汁を拭き取ってあげているだけなんだからね?」
「しばらくのあいだ、マン汁垂らすの我慢しなさい。終わったらいくらでも溢れさせていいから」
 
 明らかに周りのお客様がたを意識されたお姉さまのお言葉責め。
 あちこちからクスクス笑いが聞こえました。

 しばらくのあいだタオルを私の股間にギューっと押し付けていたお姉さまが、おもむろにタオルを動かし始めます。
「んあーっ!」
 やっぱり零れ出てしまう私の淫ら声。

 だって、お姉さまのタオルが私の恥丘と股間と内腿をぞんざいに擦ってくるのですもの。
 粘膜と襞を乱暴に愛撫されている感じ。
 とくにタオル地で右へ左へとつづけざまに弾かれる腫れ上がりきったクリットへの刺激が、私の理性をスパークさせてしまいます。

「こんなものでいいかな。さっさと済ませちゃいましょう」
 タオルの愛撫が突然終わり、股間から離れました。

「見て。ラビアが全部、外向きに開き切って、中身が丸見え」
「ほんとだ。何か挿れて欲しくてたまんない、って感じね」
「中がヒクヒク蠢いているから、早くしないとまたよだれ垂らしちゃうんじゃない?」
 ギャラリーの方々の呆れたようなご感想が幾つも聞こえ、私のマゾマンコに視線の集中を感じています。

「ラビアにルージュ塗って、形が分かるように採ればいいのよね?」
 お姉さまが、おそらくミイコさまに向けたご質問。

「うん。出来るだけ卑猥に採ってくれると嬉しいな」
 ミイコさまのご愉快そうなご返事。
 私の股間に至近距離で群がられていた方々が場所を空け、代わりにお姉さまが私のマゾマンコの真正面に膝立ちになられました。

「んっ・・・」
 唐突に大陰唇を何か冷たいものでなぞられる感覚。
 左側、右側とマゾマンコの輪郭を楕円形になぞられた後、そのものは内側へと侵入してきます。

「んんーっ・・・」
 小陰唇のビラビラにも口紅が塗られているみたい。
「あうーっ!」
 最後に、完全に皮がめくれ切って突出している肉の芽を押しつぶすみたくグリグリさせて、そのものは去っていきました。

「こんな感じでいいかな?」
 お姉さまのお問いかけで私の股間を覗き込むミイコさま。

「ええ、上出来。でもそのルージュ、塗るとずいぶん明るく発色するのね」
「あんっ!」
 おっしゃりながらミイコさまが少し修正を加えられたみたい。
 クリット周辺とお尻の穴周辺をグリグリ撫ぜ回されました。

「それじゃあこの辺りの余白に押し付けてマン拓、お願いね。でも早くしないと、また中からおシルが溢れそうよ?」
 からかうようにおっしゃたミイコさまのお声につづいて、股間に何かが押し付けられました。

 今度はかなり薄い感じ。
 私がさっき肛門で書いた、穴書道の和紙でしょう。
 押し付けられた和紙越しに、お姉さまの手のひらのぬくもりも感じます。

 手のひらや指をもぞもぞ動かして、私のマゾマンコ全体の輪郭をなぞるお姉さま。
 そのもどかしい感覚が焦れったくてキュンキュン感じてしまう、どうしようもない私。
 でもそんな至福の時間はすぐ終わり、私の股間からお姉さまのぬくもりが去りました。

「はい。これがスレイブ直子のマン拓。股間の唇のキスマークでーす」
 早速私のマン拓をみなさまにご披露されるミイコさま。
 パチパチ沸き上がる拍手と冷やかし。

「へー、綺麗に採れるものね」
「見事に男子の落書きの形ね。毛は無いけど」
「パックリ空いた穴のところが湿っていて、破れちゃいそう」
「やだ、下の穴まで採れてるじゃん」

「ほら」
 しばらく高く掲げた後、ミイコさまが私の眼前でも広げてくださいました。

 私はマゾ女、の女という字の左横に、ボルドーレッドで卑猥な形が押印されていました。
 私の女性器そのままの形。
 それも閉じているときのではなく、大股開きしているときの形状。

 輪郭、大陰唇の肉厚、小陰唇のシワ、陰核の位置と大きさ。
 それらが見事に再現されていました。
 
 何よりも恥ずかしいのは、口紅の乗っていないパックリ開いた楕円形の真ん中部分。
 その部分は口紅ではなく白濁しているっぽい何かでネットリ濡れていました。
 多分乾いたら黄ばんじゃうはず・・・

 更にその上、楕円形の下にオマケみたいな小さな丸。
 まさに、菊門、という感じで細かいシワも鮮明に、肛門の形までもがクッキリ写し採られていました。

 こんな卑猥で恥知らずな作品がこれから先このお店に飾られつづけて、ここにはおられない見知らぬお客様がたをも含めて、大勢のかたの目に触れてしまうんだ・・・
 私が今夜ここで行ったこと、これから行われることが事実であるという、紛れもない証拠として・・・
 そんなことを考えていたら、マゾマンコの奥がヒクヒク反応してしまいました。

「あー、こいつ自分のマン拓見て感じてやんの」
「見た見た。今ピンクの粘膜がウネウネ蠢いたよね」
「ルージュの塗られたオマンコってなんかそそるもんあるね。ディープキスしたくなっちゃう」
 
 お姉さまが退かれ再び私のマゾマンコにかぶりつきになられたお客様がたの、ご容赦無い侮蔑やからかい。
 それをお聞きしてますますヒクついてしまう、どうしようもない私のマゾマンコ。

「はいはーい、それじゃあ今度こそお仕置きタイム開始ね。ジャクリーンは直子の頭のほうに来て」
 ミイコさまが私の顔を見下ろしつつおっしゃいました。
「あと、整理券1番から6番までの人はスレイブの周りに集合。他の人たちは少し下がってくれるかしら」

 ミイコさまのお声で私の周囲がザワザワ動き始めました。
 視界の左側にジャクリーンさまの裸身が見え、開いた両脚のあいだにはやよいママさまとカメラのレンズをこちらに向けた小野寺さまが見えました。
 私の左右至近距離からも人影が数人、私を見下ろしてきます。

「バトルウイナーのスレイブジャクリーンは、これからご褒美タイム。スレイブ直子の顔にまたがって、思う存分マゾマンコを気持ち良くしてもらいなさい。スレイブ直子は口と舌を使って、ジャクリーンに精一杯奉仕すること」

「整理券6番まで人たちはそのあいだ、スレイブ直子のからだを好きにイタズラしていいわよ。そこのテーブルにクリップとか電マとかバラ鞭とか、いろいろ用意してあるからね」
 そこまでおっしゃったミイコさまのお傍に、ツカツカとやよいママさまが近づいてこられました。

「それで、今夜は面白いモノも用意しておきました。ママからご紹介してもらいまーす」
 ミイコさまからマイクを手渡されたやよいママさま。

「うちのお店のご贔屓さんがお中元で送ってくださったの。そのかた九州在住で、あたしもまだ使ったことはないモノなのだけれど・・・」
 おっしゃりながら何か白っぽいものを右手で高々と掲げられたやよいママさま。

 寝そべっている私の視点からはよく見えないのですが、白っぽくて棒状で、なんだか卑猥な形をしているっぽいモノ。
 お客様がたのザワザワ声が広がります。

「ねえ、あれって・・・」
「うそ、本当にあるんだ。て言うか今でも作ってるんだ?」
「ヒゴズイキ?・・・」
「そうよね?わたしも実物は見たことないけど・・・」

「そう。その昔大奥で大流行したっていう、由緒ある性具、肥後ずいきの張り型をたくさん送ってきてくださったの」
 やよいママさまのご愉快そうなお声。

 やよいママさまが右手を下ろされたので、私もそのモノを間近で見ることが出来ました。
 何て言うか、白い麻縄みたいな藁みたいのを棒状に編み込んだような形状。
 その形は男性のアレを模しているようにも見えましたが、木彫りのこけしっぽくもあり、郷土玩具的な民芸品ぽい素朴さもあって、拒絶感はさほど感じませんでした。

「なんでもハスイモっていうおイモの成分が媚薬になって粘膜がウズウズしちゃうらしいわね。今夜はこれを使って、すごくお久しぶりなあたしの愛弟子、直子をメロメロにしちゃいたいと思います」
 やよいママさまが私に視線を合わせ、ニッコリ微笑んでくださいます。

「ダンボール箱一杯に送ってくださって、さすがに人数分はないかもだけれど、水洗いすれば何度か使えるっていうから、今夜はみなさんで直子を虐めながら、大奥気分を味わいましょう」
 やよいママさまのお呼びかけに、イェーイッ、ヒューヒューと盛り上がるお客様がた。

「それでは始めましょう」
 ミイコさまの号令とともに、場内に流れていたリズミカルなソウルミュージックの音量が一段と上がりました。

「順番待ちのみなさんも、待っているだけじゃなくて勝手にどんどん盛り上がってくださいねーっ!」
 BGMに負けじと弾んだお声でお客様がたを煽るミイコさま。

「知っての通り、ここの防音は完璧だから、どんなに大きな声を出しても平気ですからねーっ!パートナーとでも、今日知り合ったばかりでも、レッツメイキンラーヴ!」
 そう言えばここって、元はライブハウスだってどなたかがおっしゃっていたっけ。
 そのお声を最後にミイコさまもマイクを置かれたようでした。

「直子さま?失礼いたしますね?」
 私に呼びかけるお声のほうに顔を向けると、ジャクリーンさまの剥き出しな恥丘が私の顔のすぐ左横にありました。
 汗なのか愛液なのか、下腹のほうまで濡れてテラテラ光っています。

「これも決めごとですので、奴隷は逆らうことが出来ません。直子さまのお口でオーガズムをいただくように命じられています。どうかお気を悪くなされないでくださいませ」
 少し屈んで私の顔を心配そうに見下ろしてくるジャクリーンさま。
 すぐ眼の前に白くたわわおっぱいが垂れ下がり、ユラユラ揺れています。

「は、はい?・・・」
 ジャクリーンさまがあまりに恐縮されているご様子なので、私も当惑気味なお応えになってしまいます。

「これから直子さまのお顔に跨がらせていただきます。奴隷のだらしないマゾマンコですが、どうか可愛がってやってくださいませ」
「は、はい、私が負けたのですから当然の務めです。どうぞご遠慮なさらず、私をお使いください・・・」
 私も場の雰囲気に呑まれたのか被虐がぐんぐん高まり、マゾそのものなお応えがスラスラ口をついてしまいます。

「なんだかマゾ女同士で学芸会やってるよ?」
「ほら、牝ブタちゃん?さっさとまたがっちゃってよ。でないとこっちも始まらないんだからさあ」
「たっぷり虐めてあげるから、がんばってよね、直子チャン?」

 私のからだの脇に立たれているTシャツにジーンズ姿のヤンチャそうな女性おふたりが、茶化すようにはすっぱなお声を投げつけてきます。
 おふたりの手には、それぞれ洗濯バサミと電マが。

「はい、お待たせして申し訳ありません。それでは直子さま、本当に失礼をお許しください」
 ジャクリーンさまのお声が終わらないうちに、私の顔にジャクリーンさまの女性たる部分が覆いかぶさってきました。

 発情した女性特有のむせかえるような臭いが鼻腔一杯に充満し、ぬめった柔らかなお肉が唇に押し付けられました。
 ジャクリーンさまはステージを向いて私の顔に跨がられたため、視界もすべて奪われてしまいました。

 唇に押し付けられたお肉に向かって舌を突き出すと、お肉は溶けるようにすんなり割れ、もっと柔らかで弾力に富む、濡れそぼった内部へと侵入出来ました。
 目の前に見えるのは、少しシワの寄ったジャクリーンさまの日焼けした下腹部だけ。
 舌を思い切り伸ばして小陰唇を形に沿って舐め上げると、ジャクリーンさまが、ひいっ、と小さく啼かれました。

 同時に私のおっぱいが左右とも、乱暴にわしづかみされた感覚。
「んぐぅーっ!」
 ジャクリーンさまのマゾマンコの下で、喉奥からほとばしり出た悲鳴がくぐもってかき消されます。

 すぐに腿と言わず腋と言わず、からだじゅうのいたるところに何かが触れる感覚。
 お客様がたが私のからだをさわっていらっしゃるのでしょう。
 整理券6番までっておっしゃっていたから6名様、手だけでも12本。

 脇腹を撫ぜられたり、腋の下をくすぐられたり、太腿を叩かれたり。
 もちろんおっぱいは両方とも、執拗に揉まれ、つねられ、乳首を引っ張られ、捻られ。
 拘束されて無抵抗な私のからだは、お仕置きの趣旨通り、生贄の慰みものとしてみなさまのオモチャと化しているようでした。

 顔の上のジャクリーンさまは、ご自分で腰を動かし始め、私の舌を膣内へと誘導されようとなさっています。
 からだを弄られる快感に口を開くと流れ込んでくるジャクリーンさまの愛液。
 私の口の中は、しょっぱ苦く、ほのかに甘いなまぬるい粘液で一杯となり、自分のよだれと入り混じって溢れ出し、顎の方へとボタボタ垂れていきます。
 
 両乳首に慢性的な疼痛を感じるようになったので、クリップか何かを挟まれたのでしょう。
 下乳をプルプル震わせてくるのは電マかな。
 両脇腹をサワサワ撫ぜ回してくださるどなたかの手が気持ち良すぎる・・・

 そんなふうに私のからだがどんどん昂ぶる中、大きく広げた両太腿の付け根部分だけは、まだどなたも触れてくださっていませんでした。


三人のミストレス 31


0 件のコメント:

コメントを投稿