窓のクレセント鍵に括り付けられたロープの端は、私のおへそくらいの高さですから、ロープ端と私の股間とのあいだにかなりの高低差が出来ているためです。
ここまで来るとバレエのポワントの要領で爪先立ちしたとしても、股への食い込みを回避することは一切出来ませんでした。
淫唇を引き裂いちゃいそうな勢いでめり込んでくる角度のついた麻縄が常に、腫れ上がった肉芽を圧迫している状態。
歩を進めるたびに、情け容赦なく乱暴にマゾマンコ全体を擦り上げられていました。
「あんなに窓に近づいちゃったら、見事に外からも丸見えね、直子ちゃんのハダカ」
背後からさーこママさまのお声がしました。
「あ、やっぱお店的にマズかったですか?カーテン引きましょうか?」
ちょっと焦ったような雅さまのお声がつづきました。
「いいわよそのままで。だって直子ちゃんは、たくさんの人に視てもらいたい人なのでしょう?自分の恥ずかしい姿を」
「そういうタイプの子は、誰かに視られちゃうかもしれない、っていう状況なほど感じちゃう、って聞いたわよ」
あっけらかんと朗らかなさーこママさまのお声。
「このへんは、お店少ない住宅街の入口だから夜はそんなに人通りは無いけれど、家路を急ぐ人がふと、灯りの点いた窓を見上げちゃう、なんてことはあるかもね」
「すぐ前の通りの信号待ちの人とか、向こうの公園の喫煙所でタバコ吸っている人とか、気づいた人はラッキーよね。まさにラッキースケベ」
「もし視た人が何か言ってきたら、うちの店、たまにインテリアでマネキン人形飾っているから、マネキンの着替え作業でも見間違えたのではないですか?って誤魔化しとくわ」
背後におられるのでご表情は拝見出来ませんが、さーこママさまの人懐っこい笑顔が想像出来る大らかな口調でした。
ここからゴールのロールパンまでのあいだに、ロープのコブは五つ。
そのうち三つがライトグリーンのお帽子をかぶっています。
カーテンレールに吊るされたロールパンに口が届きそうな窓辺寸前のコブは、ご丁寧に二重結びでもしたのか、今までよりとくに大きく出っ張っていて、更に今まで以上にたっぷりとワサビが盛り付けてありました。
その大きなコブのすぐ手前にも、ワサビのお帽子をかぶった普通の大きさのコブ。
大きなコブと普通のコブとの間隔は、まるで私の膣口とお尻の穴の距離を測ったみたい。
あそこまで行ったら大小のコブが、過去最大の張力で私の恥ずかしいふたつの穴にめり込んでくることでしょう。
「あのパンにかぶりつくことがお仕置きのゴールなんでしょ?でもさ、彼女、ベロ出しっ放し状態だから、かぶりつけなくない?」
さーこママさまが、さっきから私も気になっていた疑問を、率直に問題提起してくださいました。
「そう言われてみれば、それもそうね」
雅さまが、今気づいたみたいに、目から鱗的なお声を出されました。
「だけど舌を自由にしちゃうと、あんなに大きなコブだし、直子がお店中に響き渡るようないやらし大声をあげちゃいそうで、ちょっと怖いわね」
お姉さまが、お言葉の内容とは裏腹の面白がっているようなお声でおっしゃいます。
「あら、それは気にされる必要ないんじゃないですか?さっき、社長さんもおっしゃったじゃないですか、あられもない声あげて見物人が増えても自己責任だ、って」
絵里奈さまが、嘲るような冷たいお声で、私の顔を覗き込みながら吐き捨てました。
もちろん、お尻への鞭もセットで。
「それもそうね。じゃあ仕方ない、取ってあげよっか・・・」
お姉さまがソファーから腰を浮かせかけたのを、手のひらを向けて制されたのは、ほのかさま。
「チーフはそのまま座っていてください。わたしが代わって取って差し上げます」
雅さまの傍らを離れたほのかさまが、スタスタと私の目前にいらっしゃいました。
「あともう少しだから、がんばってね、直子」
ニコッと微笑まれ、白い指を伸ばして私の舌の洗濯バサミを外してくださいました。
舌全体に血流が戻るジンジンする疼痛。
「・・・ありあろうほらいやすぅ・・・」
やっと口中に戻った痺れる舌をうまく使えず、覚束ない呂律でお礼を言う私。
そんな私の口許に濡れおしぼりを押し付け、顎まで溢れ出たよだれを拭ってくださる、おやさしいほのかさま。
おしぼりが私の口許から離れると、しばし無言で見つめ合うふたり。
「ありがとう・・・」
やっと正常に戻った舌で、もう一度きちんとお礼を言おうとしたとき、ほのかさまの瞳に妖しい光が揺れているのに気づきました。
「うふふ」
私を見つめながら小さく妖艶に微笑んだほのかさまが、左手を私の右おっぱいに伸ばしてきます。
そのまま下乳の皮膚をつねるみたいにつまみ上げると、今度は右手が。
ほのかさまの右手の指先には、さっきまで私の舌に噛み付いていた洗濯バサミ。
「あうっ!」
右おっぱいの下乳に洗濯バサミがぶら下がり、つづけて左おっぱいにも。
「あつぅ!」
皮膚を浅めに噛み付かれたらしく、針で刺されたような鋭い痛みがしつこく消えません。
「直子のえっちなバストに洗濯バサミ、初めて挟んじゃった」
小走りに雅さまの傍らに戻られ、嬉しそうにご報告されるほのかさま。
「やりたくなる気持ち、わかるよ。ナオちゃんほどおっぱいに洗濯バサミが似合う女の子って、いないもんね」
よくやった、とでもいうふうに頭を撫ぜながら、最愛のパートナーを甘やかされる雅さま。
「さあ、これでパンにもかぶりつけるようになったし、さっさとクライマックスを見せてもらいましょうか」
お姉さまがお仕事のときみたく鶴の一声でその場を引き締め、アイコンタクトで絵理奈さまを促します。
「ほら、さっさとあの最後のコブを、あなたの淫乱マゾマンコで咥え込みなさい」
絵理奈さまのお言葉に、みなさまの視線が私の股間と窓辺の最後の大きなコブとのあいだを、あらためて行ったり来たりし始めます。
パシッ、とお尻に鞭をいただき、ヒーッ、と大きく息を飲み込む声が出ちゃう私。
そうでした。
もう自由自在に声が出せちゃうんだった。
絶対がまんしなくちゃ、と唇を真一文字に結び直しました。
一歩踏み出すと、再開後最初のコブ。
このコブにはワサビは乗っていません。
「んっ!」
それでも陰裂を通過するとき、膣口を抉じ開けるようにコブが蹂躙してきて、思わず淫ら声が出てしまいます。
次はワサビ付き。
まずクリトリスにベッタリ貼り付き、それから潤んだ粘膜になすり付けられます。
「んあぁっ」
ピリピリな刺激を感じ取る時間も短かくなっていて、すぐにマゾマンコ全体がジンワリ熱くなってきました。
更にここでは、腰振りダンスを10回しなくてはなりません。
「んっ、んぁ、んーっ、あ、あっ、あっ、はぁっーっ・・・」
どんなに一所懸命口をつむごうと思っても、だらしなく半開きになってしまう唇。
喉の奥から淫らな嬌声がほとばしり出てしまいます。
だって、そのくらい気持ちいいんです。
粘膜が柔らかいのをいいことに、ねぶるように暴れまわるコブのゴツゴツ。
肉芽、膣口、肛門まで、ワサビまみれの愛液を行き渡らせながら陵辱してくる麻縄の凹凸。
またもや頭の中が真っ白になりかけたとき、無情な鞭でストップをかけられました。
「あなた今、本気でイこうとしていたでしょ?」
バラ鞭でお尻を乱打しながらの、絵理奈さまの蔑んだお声。
「あぁんっ、ごめんなさいぃ・・・」
口では謝りつつも、腰振りダンスを止められておあずけを食らい、刺激に飢えているマゾマンコですから、お尻に感じる痛い鞭の打擲さえ、気持ち良くてたまりません。
もっと、もっととおねだり出来ない分、浅ましくお尻を突き出してしまいます。
「ほら、もうあと三歩くらいでパンに口が届くんだからさ。パンを咥えたら、好きなだけ腰振って、イッていいから」
呆れ果てたような絵理奈さまの嘲り声。
「は、はいぃ」
私も早くイキたい一心で、左足を大きく踏み出しました。
「あうぅっ」
コブが無いロープ部分でも、皮膚を引き絞る勢いで両脚の付け根に食い込んできます。
私のおへその高さから、私のからだ全体を股間で持ち上げようとするみたいに、ピンと張りつめた麻縄。
すぐ目前にワサビをたっぷり乗せた大小のコブ。
そこから視線を上げると、間近に迫る大きなガラス窓。
ガラスには等身大の自分がハッキリ映っていました。
赤い首輪、洗濯バサミを左右ともにふたつぶら下げたおっぱい、股の割れ始めにクッキリと深い溝が出来るほどマゾマンコに食い込んだロープ。
そんなみじめでヘンタイな自分の姿は半透明。
その向こう側に、お外の様子もしっかり見えていました。
お店前の道路をヘッドライトを灯した自動車がまばらに、右へ左へ走り過ぎていきます。
視界左側に見える横断歩道の信号は赤で、通りの向こうで三人ほど信号が変わるのを待っています。
こちら側の舗道にもちらほらと歩行者。
近くに見える大小いくつかのビルにも、あちこちの窓に光が灯っています。
今、私のこの浅ましい姿、お外から丸見えなんだ・・・
そんな今更な現実を、あらためて思い知ります。
あの信号待ちの人がふとこの窓を見上げたら、向かいのビルの窓が開いて何気なくこちらを見たら・・・
たったそれだけのことで、自分のヘンタイ性癖がいともたやすく見知らぬ人に知られてしまうのです。
狼狽と恥辱と被虐と愉悦が入り混じった得体の知れない衝動が、心の奥底から湧き上がっていました。
お願いだから誰も見ないで・・・ううん、もっと見て、たくさん見て・・・
今すぐここから逃げ出したいのに、一方では、窓をドンドン叩いてお外の人たちの注目を惹いてみたいような、アンビバレントな衝動。
結果的にそれは、どうにでもなれ、という刹那的な感情へと収束し、つづけざまに二歩大きく踏み出す、という行動となって顕れました。
「んあーーっ!いぃぃぃーっ!!」
ワサビまみれの大きなコブは、跨いだ途端に膣口にズッポリ嵌り込み、どんなに腰を振っても抜けなくなりました。
強烈なワサビのビリビリ刺激が、粘膜から腰全体へ灼けつくように広がります。
肛門にもワサビがべっとり張り付いているのが、ヒリヒリ加減でわかります。
「あふぅ、あうふぅーっ、んーっ、ぅふぅーっ・・・」
声を出すまいと歯を食いしばるほど、代わって淫らな鼻息が洩れ出てしまいます。
そのあいだ中も、意志とは関係無く腰が前後に激しく動きつづけ、みるみるグングン高まっていきます。
「ほら、いつまでもヨガっていないで、パンを咥えなさい。咥えないうちはイッたら駄目って言ったでしょ?」
絵理奈さまの鞭に、あぅっ と喘いで、目の前に夜景が広がりました。
あまりの気持ち良さに、いつのまにかギュッと目を瞑ってしまっていたようです。
目前すぐそこ、ちょうど目の高さのところにロールパンがぶら下がっていました。
「咥えたらパンごと引っ張って糸を引きちぎりなさい。糸が切れたらお仕置き終了。好きなだけイッていいわよ」
絵理奈さまのお言葉が全部終わらないうちに、顎を思い切り上に突き出して、ロールパンにむしゃぶりついていました。
歯応えを感じると同時に、イヤイヤをするように思い切り顔を左右に振ります。
つられて洗濯バサミごと、おっぱいもブルンブルン。
残念。
パンの切れ端だけが食いちぎれ、糸は繋がったまま。
モグモグ、ゴクン。
パンの切れ端を飲み込んで再チャレンジ。
大きく口を開けてパンの真ん中くらいにかぶりつくと、パン生地の中で歯に何か硬いものが当たる感触。
そこを噛み締めたままもう一度首を振ると、いとも簡単にプツンと糸が切れました。
もちろん、そのあいだも腰は絶えず前後に振りっ放し。
「おおおっ!」
と、ざわめくみなさま。
いつの間にか雅さまやリンコさまたちが、私の至近距離、窓辺までやってきていました。
「あー、あそこに見えてるのが、部室の前にある公園の木陰なのね」
「週末だからか、それなりに人通りもあるじゃない」
「今までで何人、気がついたかな?」
窓からお外も見つつ、無責任に盛り上がるギャラリーのみなさま。
「無事ミッションクリアだから、直子はイッていいんだよね?」
「外の人たちに、これからこの子、オマンコにロープ擦り付けながらイキますよー、って教えてあげたいわね」
「ジーンズに溜まった愛液が、ほんのりワサビ色に染まっちゃってる。あれだけの量だもの、無理ないかー」
「本当。白濁液に黄緑色が混ざって、一見クリームソーダみたい」
「それにしても、これだけからかわれてもずっと腰は振りっ放しなんだ。ほんとドスケベヘンタイマゾ女子なんだね、ナオちゃんは」
雅さまのおっしゃる通りでした。
みなさまが周りに集まってきても、目前のお外の様子が目に入っても、私の腰はまるで別の生き物みたいに、激しく前後に動きつづけていました。
マゾマンコに潜り込んだ大コブがくださる陵辱が、気持ち良すぎて止められないのです。
昂ぶりはそろそろ頂点を迎えようとしていました。
もうすぐ・・・もうすぐ・・・ああ、もうだめ・・・
「んっんんんーんんんっ?」
ロールパンを咥えたままの不自由な口で、イントネーションだけでお許しを乞いました。
「ヘンタイちゃんが何か言ってるよ」
雅さまの可笑しそうなお声。
「何言ってるかわからないよ。もう一度言ってみ」
リンコさまが笑いながらお尻をピシャっと叩きます。
「んっんん、んーんんんっ?!」
「えー?語尾が上がってるから、何か聞いているんだよね?んっんん、んーんんんっ?」
「妙に切羽詰まって、いやらしい声」
「そんなふうに目で訴えたって、わからないものはわからないよ」
みなさま、わかっていてイジワルされているのか。本当にわかっていただけないのか・・・
だけど、こんなときに頼りになるのが、おやさしいほのかさま。
「わたし、わかりました。イッてもいいですか?って、わざわざ懇願しているんですよ。イントネーションが同じですもの」
「あー、なるほどね。たまほの、よくわかったねー」
リンコさまの白々しいお声。
「さすがチーフのマゾペットだね、躾がよく行き届いていること。どんなときでも勝手にイッたりせずにちゃんとお許しを乞うなんて、まさしくマゾの鑑だね」
茶化すような雅さまのお道化声。
「どうします?お姉さま。お姉さまのマゾドレイがイッてもいいですか?って生意気言ってますけど」
絶好調な雅さまがお姉さまにお声をかけ、わざとらしいお芝居がつづきます。
「あら、今回のお仕置きの仕切りは、この場のご主人様にすべてお任せしていましてよ。絵理奈さまにお聞きなさい、と伝えておいてちょうだい」
わざわざ窓辺にはいらっしゃらず、私の後方のソファーで優雅に寛がれているはずのお姉さまも、ノリ良くお芝居声で返されました。
「だってさ。ナオちゃんの愛するお姉さまは、ああおっしゃってるよ」
雅さまが私に聞いてきます。
「んんんんんーっ、んっんんんーんんんっ?」
私は絵理奈さまのほうを向き、腰を振りつつ懇願します。
「あーっ、もうまどろっこしい!」
雅さまが私の鼻をつまみ、私が口が開くと同時にロールパンを引っこ抜きました。
「絵理奈さまぁ、イッてもいいですかぁぁっ」
口が自由になると同時に、泣き出しそうなおねだり声が絞り出ていました。
「仕方ないわね、約束は約束だから、思う存分イクがいいわ」
忌々しそうなお声と共に、鞭を振り上げる絵理奈さま。
「あーーーっ!!!」
パシッとお尻に鞭が振り下ろされるのと同時でした。
高まりきった快感が頭の中で爆発して火花を散らす感じ。
それが最初のオーガズム。
それでも動きの止まらない腰。
たてつづけに振り下ろされる鞭。
「んーーーっ、いいいーーーーーっ!!!」
「あっ、イッたね」
「イッたよ、両脚がヒクヒク震えてる」
「あ、またビクンて」
「あ、またイクんじゃない?」
みなさまの驚きと呆れが入り混じったお声の中。
快楽の渦に飲み込まれて溺れ、高まっては堕ち、またすぐに高まっては堕ち、快感に翻弄されつづける私。
「んーっ、んーーっ、いぃぃ、いぃっ、いいぃぃーっ!!!」
目の前にぼんやり広がる夜景の中で動き回る人たち。
そのすべての人たちが、軽蔑しきったお顔でこちらを見上げているように見えました。
すべての理性が弾け飛んでしまったかのような開放感と高揚感の中、下半身のあちこちで快感スパークが炸裂し、何度も何度もイキつづけました。
気がつくと窓辺の床に、内股でへたり込んでいました。
さっきから耳についているハアハアという荒い息遣いは、自分の口から出ているものでした。
まだぼんやりとしている頭で、目前の窓辺を見ました。
さっきまで私を翻弄しつづけていたロープは、窓辺から解かれたようで見当たりませんでした。
カーテンもいつの間にか全部、閉じられていました。
お尻に直に触れているジーンズがひんやりして気持ちいい、と思いながら顔を上げると、みなさまが私を取り囲むように見下ろしていました。
「あ、気がついたみたい」
「凄かったね。何回イッた?」
「声を一所懸命我慢していたのは、偉かったんじゃない」
「途中、明らかにこの窓を見上げている人影みつけたから、そっとカーテン閉めちゃったわよ」
頭上から一斉にお声が降ってきました。
「いやあ、面白かった。直子って底無しのど淫乱だよね。何度も固唾呑んだから、おかげで喉が乾いて乾いて、お酒が進んじゃった」
「凄く気持ち良さそうにイッてたよね。またそのイキ顔がエロいんだ。ずっと視ていたい感じ」
「絵理奈っちもずいぶん貢献していたよね?イキそうなとき、鞭で洗濯バサミ払い落としたりして」
そのお言葉にふと自分のバストを見ると、おっぱいを飾っていた4つの洗濯バサミは全部消え、代わりにまだらな赤い打擲痕。
最後にほのかさまが挟んだ左下乳の噛まれ痕は、やっぱり内出血したようで、薄く紫色になっていました。
ラビアの洗濯バサミも、激しい腰振りダンスでのロープとの摩擦と、溢れ出た愛液の潤みに耐えきれなかったようで、床に転がっていました。
「あのう、みなさん?とても盛り上がっているところ大変申し訳ないのですが、そろそろデザートをお持ちして、よろしいでしょうか?」
とても言い辛そうなお顔で、おずおずとご提案されたメイド姿の松井さま。
「あら、もうそんな時間?」
さーこママさまとお姉さまが同時に、同じお言葉をおっしゃいました。
「ママさん、ここって何時までだっけ?」
「普段はラストオーダー10時で、後は成り行きなのだけれど・・・」
お姉さまのお尋ねに歯切れの悪いお返事の、さーこママさま。
「生憎、明日の昼、夜と貸し切りの大人数パーティが入っていて、今夜中にある程度仕込んでおかないと明日バタバタになりそうなのよ」
「だから、今日は10時くらいに締めて、いろいろやっておこうと思っていたから、ミャビちゃんたちのご予約も、9時半までってことにしちゃったの」
「こんなに愉しいショーが見れるなら、11時でも12時でも何時まででも騒いでいって、って言いたいところなのだけれど、明日があるのよねえ・・・」
本当に申し訳無さそうな、さーこママさまのお顔。
「ううん。こんなに自由にさせてくれるお店って、そうそう無いから、あたしたちだってワガママ言えないわ。お店の営業第一だもの」
「今、9時ちょっと過ぎでしょ、さっさと切り替えて、デザートいただきながら直子のオナニーショーを時間まで愉しみましょう」
お姉さまのお言葉に、お口をポカンと開けたビックリ顔になられた、さーこママさま。
「えっ、今あんなにイキまくったのに、まだそういうことするの?この子」
私の顔をまじまじと見つめてくるさーこママさま。
「あたし、予定していたことは、極力実行したいタイプなんです。まだ30分もあるし、ちゃんと時間通りに終わらせますから、安心してください」
さーこママさまに向けてお姉さまが、お仕事のときみたいな自信満々のお顔でおっしゃいました。
「それに、こうなってからの直子が凄いんだ。イキグセがついちゃうっていうか、ノンストップで何してもイキまくるの。みんなも視たいでしょ?そういう直子」
お姉さまのお言葉に、うんうんと勢い良くうなずかれるみなさま。
「そういうことなら、わたしも下をさっさと片付けちゃって、また見物させてもらおうっと。さあ松井ちゃん、みなさんのデザートの準備、超特急でしちゃいましょう」
松井さまと連れ立って階下へ下りられようと階段方向に向かいかけた、さーこママさま。
ふと立ち止まって振り向かれました。
「今夜のデザートはイタリア仕込みの特製ピスタチオジェラートなの。ゆっくり味わって欲しいから、特別に10時まで延長してあげる」
パチンとウインクされたさーこママさまに、ワーッと歓声をあげるみなさま。
「ママさんもああ言ってくださったから、ご迷惑をおかけしないよう、すぐお開きに出来る準備もしつつ、愉しみましょう」
お姉さまの号令で、空いたグラスなどをテキパキと片付け始めるみなさま。
「直子のステージは・・・ここがいいわね」
お料理が並んでいたダイニングテーブルのうち階段側のテーブルは、すでに綺麗に片付けられて何も乗っていませんでした。
「汚しちゃ悪いからここにタオルを敷いて、その上に直子」
バッグから白いバスタオルを引っ張り出し、手早くテーブルに敷き始めるお姉さま。
「ほら、直子も早く立ち上がって、着ているもの全部脱ぎなさい。首輪以外全部」
お姉さまの有無を言わせないご命令口調に、あわてて立ち上がろうと腰を浮かせます。
お尻の下になっていたジーンズ地から剥き出しのお尻が離れたとき、ジーンズ全体がまるでお漏らしでもしちゃったみたいに、グショグショに湿っていることに、あらためて気がつきました。
*
*三人のミストレス 11へ
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