同時に左乳首への刺激が緩みます。
ああん、もっと・・・
カシャン!
足元で聞こえた音に上体を戻すと、ドレス姿のリンコさまは、いつの間にか椅子のほうへと戻られ、今まさに腰掛けようとされているところでした。
私と目が合うとニコッと微笑み、黙って私の足元を指さされました。
まつげビューラーが床に落ちていました。
「使っていいよ」
リンコさまのお言葉に弾かれたように上体を屈め、ビューラーを右手で拾い上げます。
からだを起こしたときにはすでに、持ち手の2つの穴に親指と中指を潜り込ませていました。
迷うことなくビューラーのシリコンゴム部分を今度は右乳首にあてがい、指に力を込めました。
「はうっ、んんんんんーーーーっ!」
再びあの痛みの快感が戻ってきました。
今度は背中がのけぞっても、自分で押し当てているビューラーは乳首から外れることなく、噛みつかれたまんまです。
「あっ、あっ、あっ・・・」
噛みつかせたままビューラーを引っ張ったり捻ったり。
濃い桜色に染まった乳暈がゴムのように伸びたり縮んだり。
そのあいだに左手は当然のように下腹部へと伸び、中指と薬指が折れ曲がって膣内へ。
手首の手前、掌の盛り上がった部分で膨らみきったおマメをギュウギュウ潰しながら擦っていました。
「あんっ、あっ、あっ、あーっ」
「んーーっ、あっ、あっ・・・」
「んーっっ、んんーーっ、あんっ、ああんっ、んんーっ!」
期せずして始まっちゃったオナニーは、もう無我夢中。
バスルームでお姉さまからイカせていただいて以来今まで、必死に抑え込んできた欲情が暴発しちゃったみたい。
ギュッと目をつぶった瞼の裏側で、全身の細胞が快感だけを追い求めていました。
股間に貼り付いた左手が、そこだけまるで別の生き物のように、せわしない複雑な動きをくりかえします。
浅ましくがに股気味に折れた膝がガクガク震え、みるみるうちにグングン高まっていきました。
「あああ、いぃっ、いいっ、いぃぃぃ・・・」
「あっ、いぃ、いく、いくぅぅ・・・」
からだ中を快感が駆け巡り、その快楽に前のめりになって酔い痴れていると・・・
「あれ?もうイッちゃうの?イクときは、どうするんだっけ?」
唐突にやけにハッキリとしたお声が、鼓膜を揺らしました。
そうでした。
目の前にリンコさまがいらっしゃるのでした。
とにかくイキたい一心で、完全に自分だけの世界に没入していた私は、リンコさまの存在さえ、すっかり忘れ去っていたのでした。
私ったら、なんの羞じらいもなく、いつのまにかリンコさまの目の前で、オナニーを始めちゃっていたんだ・・・
つぶっていた目を薄く開けると、目の前にリンコさまの愉しげな笑顔。
遅まきながらの羞恥が全身に広がり、それは快感の炎を更に燃え立せる油となりました。
もちろんそうしているあいだも私の両手は欲望に忠実に休むことなく、自分のからだを瀬戸際へと追い立てていました。
「あぅ、イ、イッていいですか?リ、リンコさまぁ、ぁんっ」
リンコさまをじっと見つめてお願いしました。
リンコさまに視られている、ということを意識した途端、快感の質がグンと研ぎ澄まされました。
リンコさまの視線が釘付けとなった私の左手は、その注目に精一杯応えるべく、マゾマンコの内側を抉るように激しく陵辱しています。
手のひらはクリトリスを、摩擦熱で火が点いてしまいそうなほど乱暴に上下しています。
視てください、リンコさま・・・私のどうしようもなくふしだらな本当の姿・・・
もはや待ったなしのところまで来ていました。
「ああん、お願いですぅ、いぃっ、イッていいですかぁ、リンコさまぁぁ・・・」
両膝がガクガク震え、もう立っていられないかも・・・
「いいよ、最初だしね。そのまま、イッチマイナー」
最後の部分だけなぜだか外国人のカタコト日本語みたいな発音で、ご冗談ぽくおっしゃったリンコさま。
そのお言葉を聞いた途端、からだがフワッと浮き上がるような感覚とともに、頭の中が真っ白になりました。
「ああっ、視て、視ててくださいぃリンコさまぁ、イキます、直子、イキますぅぅぅ・・・」
「あぁぁいぃぃぃーーーっ、イクっ、イクっ、イっクぅぅぅーーっ!!!」
マゾマンコをリンコさまのほうへと見せつけるみたいに突き出して、大きく後ろへのけぞったまま快感に打ち震えました。
ヒクつく腰をなんとか支えようと、両足が大きく開いていました。
膝をついてはダメ、というご命令が頭の片隅に残っていたようで、砕けたがる膝を踏ん張りつつ、オーガズムの余韻に酔い痴れていました。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「これで一回ね。気持ち良かった?」
リンコさま、呆れたようなお顔をされている・・・
「アタシが見ていようが、おかまいなしなんだ?」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「恥ずかしくないの?」
「はぁ、はぁ、恥ずかしい・・・です・・・」
「それでもイッちゃうんだ?」
「「はぁ、はぁ、ごめんなさい・・・」
「まだまだイケるよね?ナオコのオマンコ、ポカンて大きく口開けちゃって、ぜんぜん物足りなさそうだもん」
私は、がに股の両膝に両手を置いた中腰の前屈み姿勢で、快感の余韻に息を荒くしていました。
座っていらっしゃるリンコさまの視点からだと、腰は引いているものの、私の無防備な股間は丸見えなのでしょう。
そして、リンコさまも私を、ナオコ、と呼び捨てにし始めたことにも気づきました。
「はぁ、はぁ、はいぃ・・・」
「本番前にエロい気持ち、全部発散させとかなくちゃ、ね?」
からかうようにおっしゃったリンコさまの瞳に宿った妖しいゆらめきに、私のマゾ性がビンビン反応しています。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・はいぃ」
「それじゃあ今度はさ、アタシの顔をずっと見ながらやってみてよ。うつむいたり目をつぶっちゃダメ、ってことで」
唇の端に薄い笑みを浮かべたリンコさまは、ゾクゾクするほどお綺麗でした。
そんなふうにして私は、リンコさまの目の前で何度も、イキつづけました。
最後のほうは、イク間隔がどんどん短かくなり、触ったらすぐ達しちゃうような状態。
だから、自分でも何回イッたのか、わからないくらいでした。
自分の手で膣口を大きく押し広げ、指三本を奥深くまで侵入させて掻き回しました。
目線はずっとリンコさまを見つめ、イッていいか、何度もお許しを乞いました。
ときにはあっさり許され、ときには無慈悲なまでに焦らされ・・・
焦らされた代償は、私のマゾマンコからシオとなり、リンコさまの目前までほとばしりました。
そのときリンコさまが、まさしくネコさんのように敏捷に、椅子を立って避けられるのを見ることが出来ました。
途中、リンコさまがケータイのカメラを私に向けたことにも気づきましたが、私に拒絶する権利なんてありません。
リンコさまのケータイの中に、私の浅ましい姿が記録される・・・
リンコさまがその気になれば、私の恥ずかしい姿を誰にでも容易に見せることが出来るんだ・・・
そんな考えが私のマゾ性をいっそう激しく煽り立てました。
リンコさまから時間切れを告げられたとき、私はしゃがみ込み、快感の余韻に全身でハアハア息をしていました。
「残念だけど、そろそろ出かける準備をしなくちゃの時間。どう?ちょっとは落ち着いた?」
近づいてきたリンコさまにウイッグをスポッと外され、肩にバスタオルを掛けられました。
「汗びっしょりだから、それで拭くといいわ。あ、でもゴシゴシ擦っちゃダメ。肌をポンポンって叩く感じでね」
いただいたタオルに、まずは顔を埋めて汗やよだれを拭き取りました。
タオルがフワッとしていて気持ちいい。
さすがにプロのモデルさん仕様のウォータープルーフ。
タオルから顔を離すと、白地のタオルにメイクがまったく色移りしていませんでした。
それからヨロヨロと立ち上がり、お言いつけの通りにからだをタオルでポンポン叩きました。
そんな私をじっとご覧になっていたリンコさまが立ち上がり、近づいてこられました。
「やっぱし拭っただけじゃ、まだからだがベトベトしてそうね。バスルームに行きましょう」
リンコさまに促され、バスルームへと移動しました。
つい数時間前にお姉さまと裸で愛し合い、更にお浣腸までしていただいたバスルームは、全体がまだほんのり湿っていました。
「ナオコはそのバスタブの前辺りに立って、アタシの言う通りにするのよ?」
おっしゃりながらリンコさまは、シャワーヘッドを何やら弄っていらっしゃいます。
「シャワーのままだと雫が飛び散って、アタシまで濡れちゃいそうだからさ」
「よし、っと。じゃあナオコ?」
私から2メートルくらい離れた場所でニヤッと笑ったリンコさまが、お芝居っぽいわざとらしさでご自身の顎をグイッと手前にしゃくられました。
ああ、やっぱり・・・
薄々勘付いていた私は、ゆっくりと両手を挙げ、マゾの服従ポーズを取ります。
それを見て、なんとも嬉しそうなリンコさまの笑顔。
「汚物は消毒だ~ひゃっはー」
愉しそうなお声とともに間髪を入れず、勢いのある一筋の水流が私のからだめがけて飛んできました。
「あうっ、冷たいーっ」
水流は真水で、当たった場所の皮膚が少しへこむほど水圧がありました。
一直線の水流が、私の両腋の下を狙い、おっぱい、おへそを撃ち抜いて今は恥丘に襲いかかっています。
「ほら、後ろ向きなさい」
ご命令に、おずおず背中を向けました。
たちまち背中がびしょ濡れとなります。
最初は冷たいと思ったお水も、火照ったからだにはちょうどいい気持ち良さに感じていました。
「そのまま前屈みになって、お尻をこっちへ突き出しなさい。マンコの中まで洗ってあげるから」
お尻の割れスジに水圧を感じながら、すっかり板についてきたリンコさまのご命令口調通りの姿勢になりました。
「もうちょっと脚を広げて」
そのお声に両足を左右へ滑らせると、水流が一直線に、私の膣付近に当たるようになりました。
激しい水圧で抉じ開けるように、膣内まで水が侵入してくる感じです。
「んんーっ」
その気持ち良さに、思わず淫らな声が洩れてしまいました。
「またえっちな声出しちゃって。もうすぐにイベントが始まるんだから、切り替えてよね?」
お口では咎めるように、そんなことをおっしゃるリンコさまですが、その水流は執拗に、私が突き出している下半身のふたつの穴をせわしなく交互に狙っていました。
「あうっ、は、はいぃ・・・ご、ごめんなさいぃ・・・」
口では謝っているものの、水圧に包皮をめくりあげられ完全に露出したクリトリスへの乱暴な刺激がたまりません。
ああん、もっとぉ・・・
「ま、こんなもんか」
肌を嬲る水流と、やかましく響いていた水音が唐突に途絶えました。
目をつぶって徐々に昂りつつあった私は、なんだかがっかり。
「ほら、早くこっちへおいで。拭いてあげるから」
シャワーヘッドを所定の場所へと戻されたリンコさまが、白いバスタオルを広げておっしゃいました。
脱衣所で再びマゾの服従ポーズにされ、全開となった私の全身を、リンコさまが持たれたバスタオルでポンポン水気を拭ってくださいました。
タオル越しの手のひらで私のおっぱいをふんわり包み込み、やんわりとタオル地を押し付けてくるリンコさま。
タオル越しとはいえ、リンコさまの体温が素肌に伝わってきます。
お腹、下腹、太腿、背中、お尻・・・
リンコさまの至近距離でのバスタオルの愛撫に、うっとり、されるがままの私。
「おーけー。これでよしっと。なんとか間に合いそう。ナオコ、服着て」
リンコさまのバスタオルがからだから離れ、手を引かてれて再びリビングへ。
「早く着て。ちょっと早いけれどもう会場へ出かけちゃいましょう。あ、下着は着けなくていいよ」
「えっと、あの・・・」
「だから、ここに来るときに着てきた服、どこに置いたの?」
「えっと、それは・・・」
あわててお部屋中を見渡しましたが、それらしいものは見当たりません。
トルソーもみんな裸ん坊。
綾音部長さまにお借りしたレインコートは、お部屋に入る前の廊下で脱いでお姉さまにお渡しして・・・
お姉さまは、お部屋に入ってからすぐにご自分もお洋服を脱いで、そのあとすぐ始めちゃったから・・・
あのコートを、お姉さまはどこに置かれたのだろう?
「あの、あのですね・・・」
リンコさまに手短かに、オフィスからここまで来たときのことをご説明しました。
ご説明しながら、悪い予感が胸に渦巻いてきました。
「ふーん。オフィスでチーフとアヤ姉の前で丸裸にされて、そのままアヤ姉に借りたレインコート一枚で、ここまで来たんだ?」
「はい」
「裸コートっていうやつよね?ヘンタイさんがよくやる。ショッピングモール歩いて興奮した?」
「あ、えっと・・・はい・・・」
「だよね。ナオコは露出願望マゾッ娘だもんね」
すっごく愉しそうなリンコさまのイジワル口調。
「そのコートなら、アヤ姉がさっき持って帰ったよ」
リンコさまが素っ気なく、なんでもないことのようにおっしゃいました。
「さっきみんなが会場へ向かったとき、アヤ姉、左手にそれ提げてたもん。渋目のグリーンのやつでしょ?」
「そう・・・です・・・」
「さすがアヤ姉は、いいモノ揃えてるなー、って感心したから、覚えてる」
ということは・・・
「ということは、今ここにナオコの着るべき服は無い、っていうことになるよね?」
「・・・はい」
「どうする?」
「あの・・・どうするって言われましても・・・」
「その素っ裸のまんま、会場まで行くしかないか。もう入り時間迫ってるし」
からかうように私を見つめてくるリンコさま。
全裸のままお部屋を出て、全裸のままマンションのエレベーターに乗り、全裸のまま通りに出て、全裸のまま交差点を渡り、全裸のままオフィスビルに入り・・・
瞬時にそんな恥ずかし過ぎる情景が、鮮やかな走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。
そんなこと・・・出来る訳ありません。
「なーんてね」
リンコさまの戯けたお声に顔を上げると、相変わらず超愉しそうな笑顔。
「それってぜひともやらせてみたいけれど、普通に考えて、見た誰かにすぐ通報されちゃうよね?公然ワイセツで。そうなったらイベントもろともアウトだし」
「たぶん羽織るものくらい、何かあるでしょ」
「あの、そう言えばお姉さまが、お風呂上がりにバスローブを着ていらっしゃいました。白くてピカピカした」
私も必死に考えて思い出しました。
バスローブを羽織っただけで公共の場に出るのもかなり恥ずかしいことですが、全裸よりは何百倍もマシです。
「なるほどね。私物だろうけど、チーフがそれ、そのままここに置いてってくれたらいいけど」
おっしゃるや否や、お姉さまがお着替えに利用されていた和室の中へ入られました。
しばらくして手ぶらで出てこられたリンコさまは、すぐに洋間のほうへ。
ものの数分で、やっぱり手ぶらで出てこられました。
「いいニュースと悪いニュースがあるの。まず悪いほうね」
お芝居がかった口調でそうおっしゃったリンコさまは、私の返事も待たずに嬉しそうにつづけました。
「残念ながら今この部屋内には、服のようなものは一切無かった。イベント準備期間中は、けっこうみんなの私物でごちゃごちゃいていたんだけどね。パジャマとかジャージとか」
「イベント前日にチーフがここに泊まるの、みんな聞いていたから、その前に急いで片付けたんだろうね。ナオコの言ってたバスローブもチーフが持っていったみたい」
えーっ!
「あのあの、リンコさまは、お着替えとか、お持ちじゃないのですか?そのバッグの中に」
絶望的な気持ちになりながら、お部屋の隅にぽつんと置かれたリンコさまのであろうバッグを指さして、すがるようにお尋ねしました。
「うん。残念ながらねー。今日はこのドレスで家から来ちゃったし。入っているの、スカーフくらいかな」
相変わらずお芝居っぽく、わざとらしいくらい、さも残念そうにリンコさまがおっしゃいました。
「そ、それなら、会場の誰かにお電話して、大急ぎで綾音さまのレインコートを持ってきてもらうしかないです。リンコさま、ケータイ今お持ちですよね?」
「そんな泣き出しそうな声出さなくても大丈夫よ。アタシ、いいニュースもある、って言ったじゃない?」
心の底から愉しそうなお顔のリンコさまは、間違いなく私をいたぶることに快感を感じられているようでした。
「アタシ、閃いちゃったんだ。ナオコが裸を晒さずに外へ出て会場まで行ける方法」
ニコッと微笑んだリンコさまの冷たいお顔は、ゾクッと肩が震えるくらいサディスティックでした。
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*オートクチュールのはずなのに 50へ
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