直子のブログへお越しいただきまして、ありがとうございます。ここには、私が今までに体験してきた性的なあれこれを、私が私自身の思い出のために、つたない文章で書きとめておいたノートから載せていくつもりです。
2013年5月12日
独り暮らしと私 08
最初にキッチンの水切り棚の上にバターナイフとアイストングを発見。
ベッドルーム兼お勉強部屋の机の上で50センチ定規とルレット、アイマスクを発見。
バスルームの鏡横の棚に電動歯ブラシ2本発見。
刑事さんが洗面所であきらめてくれて良かった。
電動歯ブラシは、お揃いのデザインのブルーと赤で、もし彼女がこれをみつけたら、あらぬカレシ疑惑が確定しちゃうところでした。
今までの発見場所を見ると、どうも私は、本来それがあるべき場所、に置いてごまかそうとしているようです。
木は森に隠せ、というやつですね。
それならって、サンルームに行ったらやっぱり、洗濯バサミ入れのバスケットの一番上に、私がお洗濯物には絶対使わない、おびただしい数の木製洗濯バサミがこんもりと山になって溢れ出ていました。
そう言えば洗面所から戻るときにひとりがこれを見て、
「わー、木の洗濯バサミって、珍しいよね今時」
って言われてドキンとしたことを思い出しました。
「うん。形が可愛いな、と思って通販で思わず買っちゃった」
って、ごまかしました。
本来あるべき場所が無いものたち=見られたら言い訳出来ない恥ずかしいオモチャたち、は、ウォークインクロゼットに吊るされたいろんなお洋服のポケットから続々と出てきました。
リモコンローター3つ、クリットローター、コントローラー、ほぼ円錐形バイブレーター、鎖付きの手枷足枷・・・
麻のロープと長い鎖はまとめて、台に乗らなければ届かないクロゼットの一番上の棚に突っ込まれていました。
でもこの隠し場所は、今考えると危なかったかもしれません。
女子同士は、ねえクロゼット見せて、みたいな展開になることもありますから。
それで、ちょっと着てみていい?ってなったら・・・
もっとも、このときのお友達はアニメやマンガのお話で趣味が合って意気投合したお友達で、ファッション関係のお話はほとんどしていませんでしたから、たぶん大丈夫って思ったのでしょう。
そして、最後までみつからなかったのが、シーナさまからいただいたばっかりのチョーカーでした。
これまでの隠し場所パターンから言って一番可能性ありそうなクロゼット内の、全部のお洋服の全部のポケットを探ってみてもありませんでした。
まだ捜索していなかったバルコニーも隅から隅まで探し、アクセサリー入れの中身を全部ぶちまけ、家中の戸棚や収納をすべて開けて探し、納戸の奥深くに隠してある私とシーナさまのオモチャ箱の中身もそれぞれ総点検し、トイレもバスルームも、家具と壁の隙間も全部探ったけれどみつかりませんでした。
チョーカーが入っていた立派なケースだけは、空のまま私の机の鍵がかかる抽斗に保管されていました。
素敵なチョーカーが失くなってしまった事はもちろんショックでしたが、何よりもプレゼントしていただいたシーナさまに申し訳ない気持ちで一杯でした。
お気を悪くされて、私とはもう遊んでくれなくなっちゃうかもしれない・・・
そんなふうにウジウジ考えて、あんなに旺盛だったムラムラも嘘のように萎んでしまいました。
不幸中の幸いは、シーナさまがしばらくお忙しくて、このマンションにいらっしゃらないこと。
このお部屋中のどこかに絶対あるはずだから、シーナさまがお戻りになるまでに絶対みつけよう。
みつからないうちにシーナさまに聞かれたら、全部正直にお話しよう。
そう覚悟を決めて、ヒマがあればいろいろ探していたのですが、なぜだかこの洗濯バサミのバスケットだけは、探し直していなかったのでした。
早々と木製洗濯バサミがみつかったことで、無意識のうちに捜索範囲から除外してしまったようでした。
だけど、何故チョーカーだけ、洗濯バサミバスケットの奥深くに押し込んだのだろう?
自分の行動なのに、その理由がまったく思いつきません。
ま、いっか。
そんないわくつきのチョーカーがみつかって、私は心の底からホッとしていました。
これがみつかっただけでも、がんばってお洗濯した甲斐があったというもの。
全裸家政婦生活することを決めて良かったー。
ホッとしたせいなのか、なんだか少しお腹が空いてきた気がしました。
私は、ムラムラの強いときはあまり空腹を感じない性質なのですが、今日は朝からいろいろやって体力もたくさん使ったし、このへんで栄養補給をしておいたほうがいい気もします。
時計は、すでに午後の1時を回っていました。
4回目の洗濯機さまのお仕事が終わっていたので、そのお洗濯物を干してから軽くランチをとることにしました。
ほぼ1ヶ月ぶりに再会出来た、シーナさまにいただいたチョーカー。
着けた途端に私のマゾ気質が目に見える形で顕われてしまうという、おそろしいアクセサリー。
バスケットの底から取り出そうとチョーカーに触れたらもう、一刻も早くそれを首に嵌めたいという願望にあがらうことは出来ませんでした。
そして嵌めた途端、私のからだがムズムズ疼き始めました。
全裸にチョーカーだけ着けて4回目のお洗濯物を干しながら、ランチタイムもマゾっぽくするべきだな、って考えていました。
首輪を着けたらからには、やっぱりワンちゃんスタイルということになるでしょう。
そう、SMの写真でよく見る、四つん這いになって手は使わず、お口だけで食べ物を摂取しなくてはいけない、屈辱的なお食事作法。
これも、やってみたかったけれどまだやったことがないこと、の一つでした。
お献立は当然ドッグフード?
でも、私はワンちゃんを飼っていないので、そんなものお家に置いてありません。
ていうか、あれって人間が食べても大丈夫なのかな?
そういうビデオで女優さんがお口に入れているの観たことあるけれど。
見た目は美味しそうにはとても見えないな。
ふと頭の中に、猫さんがうずくまってミルクをピチャピチャ舐めている絵が浮かびました。
そうだ、ミルクがいいかな。
ミルクにシリアルを浸して、あと、さっき買ってきたバナナを・・・
なんとなくイメージが湧いてきました。
メス犬じゃなくてメス猫になっちゃうけれど。
猫さんて、マゾっていうイメージではないな。
やっぱりワンちゃんのほうが、ご主人様には従順だからマゾっぽい。
どうでもいいことを考えながらお洗濯物を干し終え、すぐにキッチンに向かいました。
大きめのスープボウルを食器棚から出しました。
この大きさならバナナ2本でも大丈夫そう。
それから冷蔵庫を開けてホイップクリームの素を取り出し、別のボウルにあけてミルクを注ぎました。
何本かのワイヤーがまあるくバルーン状になっているホイッパーでシャカシャカシャカ。
シャカシャカすると、剥き出しのおっぱいがプルプル揺れちゃいます。
ホイップクリームが出来たので、次はバナナを剥きます。
2本剥いてそれぞれ真ん中で半分に切り、まあるいスープボウルの四隅に断面を下にして立てて置きました。
こうしておけば咥えて食べやすいはず。
スープボウルにミルクを半分くらいの深さまで注ぎ、お気に入りのあんまり甘くないチョコ味のシリアルをひとつかみ、バナナに囲まれた真ん中に投入。
仕上げに、さっき作ったホイップクリームを絞り出す用のビニールに入れて、全体に満遍なくニュルニュルニュル。
シリアルはすっかり隠れ、バナナも先っちょがちょっと見えるくらいになっちゃいました。
あらら、それでもまだけっこうクリーム、余っちゃった。
スープボウルにこんもり盛られたまっ白いクリームの山。
これをお顔で迎えにいったら、顔中クリームだらけになるでしょう。
コメディのテレビ番組でたまに見かける、パイ投げの犠牲者、みたいな自分の絵が頭に浮かびました。
うん、マゾっぽい。
さて、これをどこで食べましょう?
絶対に床を汚しちゃうことはわかっています。
どうせこの後お掃除もする予定だし、リビングでもいいかな。
でも、せっかくだから何の気兼ねも無く、とことんはしたなくなってみたい気もしています。
余ってしまったクリームを見て、思いついたこともあるし・・・
となると、後片付けが一番ラクそうな場所、床にお水が流せるバスルームということになります。
よーし、ランチの後はバスルームを先にお掃除することにしよう。
まだ手をつけていないお洗濯物も少しだけ残っていましたが、洗濯バサミも干すスペースも足りなそうなので、明日にすればいいや。
そうすれば明日も、洗濯機さまと遊べるし。
今作ったバナナ&ショコラミルクのクリーム添えマゾナオコ風をトレイに載せ、しずしずとバスルームまで運びました。
洗い場の大理石風な冷たいタイルの上に、スープボウルを直に置きました。
もちろん、食べている姿が壁に嵌めこまれた等身大の鏡に映って、それが自分でよく見える位置にです。
見慣れたバスルームに食べ物を置いただけで、なんだか非日常的な空間に変わったように感じられます。
ここで四つん這いになって、ミルクをピチャピチャ舐めるのか・・・
そう考えると、じわじわ感じてきてしまいます。
メニューは猫さん用ですが、あくまでメス犬マゾペットにこだわるためにも、首輪に付ける引き綱、リードが欲しいところ。
数週間前からシーナさまが置きっ放しにしている、シーナさまのオモチャ箱。
中身は自由に使っていいとお許しをいただいているので、チョーカーをいただいた日の夜に、確か鎖が入っていたはず、と探しました。
2メートルくらいの鎖が入ってはいたのですが、それはけっこう本格的な重め太めの鎖で、チョーカーに繋いだら華奢なチョーカーのほうが壊れちゃいそうな感じでした。
チョーカーに繋ぐのはあきらめましたが、私は、その鎖のえっちな別の使い道をすでに編み出していました。
バスルームからキッチンへといったん引き返す間に、屈辱のランチタイム妄想の方針が決まりました。
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