2011年8月6日

氷の雫で濡らされて 04

「ずいぶんと派手な音だったわねえ。あの人、お昼ごはん、何食べたのかしら?」
化粧室の扉が開閉する音を待って、シーナさんがまだ肩を小刻みに震わせながら、笑い混じりに言いました。
「あんまり強烈過ぎて、さっき何しようとしていたのか、忘れちゃったわ」

「わ、私の乳首をさわってらしたんです・・・」
さっきまでの、からだが蕩けるような感触を思い出した私は、マゾの服従ポーズに戻ってシーナさんを見ました。
「そうだったっけ?ま、いいわ。とにかくこのブラジャーは没収ね」
シーナさんが私のブラを小さくたたみ、棚に置いておいた私のバッグに押し込みました。
「代わりにわたしが、ステキなブラジャー、してあげる」

シーナさんは、ご自分のバッグから生成りの麻縄を一掴み取り出しました。
私の背中にまわり、慣れた手つきで私の胸にロープを食い込ませます。
「ああんっ!」
「直子さんは、明日予定あるの?」
「いいえ、別に」
「それならちょっとキツメに縛ってもいいわね?少しくらい痕が残っても」
そんなことを言いながら、私のおっぱいの上下にロープを食い込ませ、左右のおっぱいの間でロープを交差させました。
私のおっぱいが上下から絞られて、尖った乳首がよりいっそう前に飛び出しています。
「うぅっ!」
おっぱい全体がジンジンし始めて、思わずえっちな声が洩れてしまいます。

「さ、これでよしっ、と」
あれよあれよという間に、私のおっぱいは8の字を横にした形に縛られてしまいました。
乳首周辺の皮膚が引っ張られて、尖った乳首が痛々しいほど目立っちゃっています。
シーナさんは、また私の両腕を器用にあやつってワンピースの両袖に通し、胸元のボタンも上の2つだけ残し、はめてくれました。
「ほら、ちょうどピンタックの模様のところだから、乳首はわからないでしょ?」
それはそうですが、私のワンピの胸元の布地がこれみよがしに鋭角に尖って出っ張っています。
それに、少し動くたびに敏感になっている乳首にワンピの裏地が擦れて、気持ちいい・・・

「次は下ね。立って」
シーナさんに促され、便座から立ち上がりました。
シーナさんが私の真正面に立ちます。
「ワンピの裾をまくり上げなさい」
ワンピの裾を右手で掴み、おずおずとまくり上げていきます。
「ストップ!そのままめくっていなさい」
私のおへその上あたりまで右手がきたとき、シーナさんのご命令が下されました。

「あら?ご丁寧にパンツも穿いてきたの?オモチャの上に」
出かけるときに散々迷ったのですが、やっぱりホタテ貝だけでの外出は心もとないので、ブラとお揃いのピンクのショーツをホタテ貝の上に穿いてきていました。
「意味無くない?このホタテ貝だって、隠す、っていう意味でなら立派な下着よ?」
シーナさんがイジワルに言いながら、ピンクのショーツに手をかけてスルスルっと膝まで下ろしました。
「あ。そうでもないみたい。直子さんのパンツの内側、ヌルヌルのベットベト。見て。ホタテ貝からパンツまで、ツーッって糸引いちゃってる」
シーナさんの楽しそうなお声に、私は真っ赤に火照ってしまいます。
「もしパンツ穿いていなかったら、溢れたおツユが脚つたってオモラシ状態になっちゃうものね?パンツ穿いて来て正解かも」
「すっごく感じやすいのね?直子さん。カワイイ」
シーナさんが嬉しそうに私の顔を見上げて、ニッって笑いました。

「やっぱ近づくとヴーンて音が聞こえるのね?」
シーナさんのお顔が私の股間のホタテ貝に、くっつかんばかりに近づいていました。
「安心して、直子さん。このオモチャはこれ以上、震動が強くはならないから。オンかオフだけなの。震わせたまま歩くなら、これくらいがちょうどいいわよね?それとも、物足りない?」
私は、首を少し、横に振りました。
「ふーん」
言いながらシーナさんは、リモコンスイッチで震動を止め、ホタテ貝に右手をかけてグイッと手前に引っぱりました。
ホタテ貝の紐部分はゴムなので、ゴムがキュッと伸びて、アソコにはまっていた突起もヌプッと抜けます。
「あーんっ!」
「ちゃんと毛も剃ってきたようね。感心感心」
ホタテ貝を引っぱって浮いた隙間から、私の無毛なアソコをシーナさんが覗き込んでいます。
私は、右手でワンピの裾をつまんだまま目をつぶって、恥ずかしさに耐えていました。

ピチャッっていう音と下半身への軽い衝撃とともに、ホタテ貝が私の股間に戻り、裏側の突起も膣壁を擦ってズブリと中に戻ってきました。
「あはんっ!」
シーナさんがゴムごと引っぱっていたホタテ貝から、そのまま手を離したのでしょう。
「すっごーい。直子さんのオマンコに難なくヌプッって挿さっちゃった。でも、こんだけヌルヌルならあたりまえかー」
シーナさんは面白がって、ホタテ貝を引っぱっては離し、引っぱっては離しを何度もくりかえしました。
そのたびにピチャッと音がしてズブッ、私が、あはんっ!
肌にパチンとゴムがあたる感触と、アソコを出たり入ったりする突起の摩擦がすっごく気持ちいい。
「直子さん?少し声、大きいわよ」
何度目かのピチャズブッの後に、シーナさんからたしなめられました。

「そうだ。直子さん、オシッコはだいじょうぶ?」
「えっ?」
このままピチャズブッで気持ち良くしてくれるのかな?って思っていた私は、不意を突かれて戸惑いました。
「今は、別に・・・」
「この後しばらく、おトイレには行けないわよ?どうせなら今やっちゃいなさい」
「あ、は、はい・・・」
シーナさんは、ホタテ貝に手をかけて、私の膝のところまで一気にずり下げました。
濡れている突起が私の左内腿をヌルッと撫ぜていきました。

「ほら、ささっとやっちゃって!」
便器のふたを開けて便座に腰掛けた私の真正面にシーナさんが立ち、まっすぐに私の無毛のアソコを見つめてきます。
コーフンしている状態だとオシッコって出にくいもの。
ましてや、こんな真正面から見つめられている状態でなんて・・・
でも、ちょっぴり尿意を感じていたのも事実だったので、真剣に集中してみると、チョロチョロッとだけ出すことが出来ました。
あー、恥ずかしい・・・
ビデをあててキレイに流した後、シーナさんがティッシュでコソッと拭いてくれました。
テイッシュ越しにシーナさんの指が私のクリに当たって、私は盛大にビクンッ!!

「はいっ。じゃあまた裾をまくったまま立ち上がって」
私が立ち上がると、シーナさんがスルスルってホタテ貝を股間に戻してくれました。
突起がヌプッと、再び私の中に収まります。
「このパンツは・・・脱いじゃっていいわよね?」
言ってからシーナさんは、少し考えるような素振りをし、やがてニヤッて小さく笑った気がしました。
「やっぱり今は穿いていていいわ」
言うなり、スルスルっとショーツも戻してくれました。
「裾、戻していいわよ。ここから出て、しばらくウインドウショッピングでもして、楽しみましょ!」
ご自分のバッグを持ち、さっさと個室から出て行くシーナさん。
ホタテ貝のスイッチも入れてくれませんでした。
私は少し拍子抜けした感じで、あわてて後を追いました。

洗面台の前で手を洗っていたシーナさんが、振り向いて私に聞いてきました。
「直子さんはいつも、それくらいのお化粧で外出なさるの?」
ワンピの裏地に擦れる乳首の感触にボーッとしていた私は、一瞬、言っている意味がわかりませんでした。
「へっ?えーっと・・・」
「あっ、ごめんごめん、ヘンな意味じゃないの。とっても似合っていると思う、可愛らしくて」
「でも、これから直子さんには、たくさん人がいるデパートで、ちょっぴり恥ずかしい思いをしてもらわなきゃならないのね?」
シーナさんの、何かを企んでいるような邪な笑顔に、私はゾクゾクっと感じてしまいます。
「だから、少し変装してもらったほうがいいかなー、って思って。ちょっと屈んで、こっちにお顔を向けて」
シーナさんは、ご自分のバッグからお化粧ポーチを取り出し、私に向き合いました。

シーナさんが口紅やらマスカラやらチークやらで私の顔をいじくっている間、地味めな若い女の人が一人、化粧室に入ってきました。
その人は、私たちのほうを見向きもせず、そそくさと奥の個室のほうに消えました。
その人がおトイレの水を流すとき以外、しばらくは無音の時が流れました。

「こんな感じでいいかな?どう?」
シーナさんに言われて、私は洗面台一面に広がる鏡に向き、そこに映る自分の顔を覗き込みます。
「えっ!」
絶句する私。
「ふふ。遠慮しないで正直に言っていいのよ?」
「何て言うか・・・大人びた、って言うか・・・」
「違うでしょ?こういうのは、老けた、って言うの」
シーナさんがイタズラっぽく笑いました。
鏡の中の私は、全体的にお化粧がキツクなって、確実に4、5歳、老けて見えました。
「これなら、ほぼ別人、て言ってもいいわよね?直子さんのお知り合いと万が一会っちゃっても、絶対わからないはず」
「お化粧って、キレイじゃない人をキレイにするより、キレイな人をキレイじゃなくするほうが、簡単なのよね」
シーナさんはそう言ってくれますが、この顔でお外を歩くのは、ちょっとフクザツな気分です。
でも、そう。
そのぶん大胆には、なれるかな?

さっき個室に入っていった女の人は、早々と任務を済ませて手を洗い、そそくさと出て行きました。
再び貸し切り状態の化粧室。
「あっ。そうだった直子さん。最後の仕上げをしなきゃ」
シーナさんが私の手を取り、洗面台の鏡に私の両膝までが映るくらいの位置まで移動させました。

「はい。そこで、鏡に向かって、さっきみたいにワンピの裾をまくり上げなさい」
シーナさんの冷たいお声に、ゾクゾクしながらソロソロと裾をまくり上げます。
「はい、ストップ」
さっきと同じように、右手が私のおへその少し上くらい。
鏡には、私の股間を隠すピンクのショーツと、そこから不自然にはみ出している黒いゴム紐が映っていました。
ショーツのクロッチ部分が湿って、色濃く変色しているのがはっきりわかります。
今、化粧室に人が入ってきちゃったら、どうしよう!?
胸がドキドキ高鳴っています。

シーナさんの手が私のショーツにかかり、ズルッとショーツが下がりました。
ホタテ貝を通過して、両太腿が分かれ始めたすぐ下まで。
そこでシーナさんの手が離れました。
中途半端な脱がされかけ。
「はい。裾を戻していいわよ」
「えーっ!?」

「ノーパンになるよりも、こっちのほうがよっぽど恥ずかしいわよね?パンツ穿いているのにアソコは隠さずに、わざとズリ下げているんですもの」
シーナさんが薄く笑いながらホタテ貝のリモコンをオンにしました。
「あんっ!」
でもすぐにオフになります。
またオン。
「あんっ!」
「ほら、早く裾を戻しなさい」
オフ。
私は、右手の指でつまんでいたワンピの裾を渋々離し、裾が太腿へパサッと戻りました。
脱がされかけのピンクの布片は、ワンピの麻の生地に隠されました。
オン。
「あーんっ!」

「恥ずかしがりたがりのヘンタイ直子さんには、お似合いの格好よ。麻縄のブラにホタテ貝のオモチャ、その下にワザと脱ぎかけのパンツ。いやらしい女・・・」
シーナさんが私を、冷たい視線で蔑むみたいに見つめてきました。
でも、すぐに可愛くニッコリ笑って、左手で私の右手を握ってきました。
「さあ、早くウインドショッピングに行きましょ!」
ホタテ貝がまたオフになって、シーナさんが化粧室の扉を外へと押しました。


氷の雫で濡らされて 05

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