直子のブログへお越しいただきまして、ありがとうございます。ここには、私が今までに体験してきた性的なあれこれを、私が私自身の思い出のために、つたない文章で書きとめておいたノートから載せていくつもりです。
2013年5月3日
独り暮らしと私 05
「ハァハァ・・・ああ、気持ち良かったぁ・・・」
浴室の壁にもたれたまましばし休憩。
弱いシャワーの水滴が火照ったからだの余韻を鎮めるように、やさしく肌を撫ぜてくれます。
バスタオルで丁寧にからだを拭いたら、全裸のままリビングへ。
時計を見ると午前11時半を少し過ぎたところ。
お腹もまだ空いていないしムラムラも少し落ち着いたので、ランチ前にハウスキーパーのお仕事を何か一つ済ませてしまおう。
こんな晴天だし、まずはお洗濯かな。
私にノーパンでジーンズを気づかせてくれたお洗濯物の山。
あらためて見るとうんざりですが、ここでひるんだら先に進みません。
よしっ、やっちゃおう!
真夏の陽射しが燦々と差し込むサンルームの床にバスタオルを敷き、裸のお尻でペタンと座ってお洗濯物を選別し始めました。
色もの、手洗いするもの、ネットに入れる小さいもの、かさばるもの・・・
ずいぶん溜めちゃったなあ。
確実に3回は回さないとだめみたい。
下手すると4回、5回。
よしっ、こうなったらとことん、今使っているシーツも枕カバーも全部洗っちゃおう。
まず一回目。
洗濯機にお洗濯物を入れてタイマーをセット。
乾燥までやってくれる洗濯機ですが、せっかくの真夏日なのでサンルームに干して、お日様の光でゆっくり乾かすことにします。
スタートスイッチを押すと、洗濯機の中でウィーンと音がして何かガサゴソやった後、低くヴーンと唸り始めます。
洗濯機の側面を手のひらでそっと撫ぜてみました。
洗濯機さんが働いている間、バスルームで手洗いが必要なものを洗ったり漂白剤に漬けたり。
全裸で作業しているから、水しぶきが跳んでもへっちゃら。
これはこれで効率的です。
しゃがんでゴシゴシすると、おっぱいがぷるぷる揺れています。
ただ、漂白剤のときは、からだにしぶきが跳ねないように、かなり慎重にやりました。
全裸にピンクのゴム手袋だけ、という姿は、鏡で見たらなんだかシュールで、フェティッシュなエロさを感じました。
そろそろ終わり、という頃にタイミングよく1回目のお洗濯完了のチャイムが聞こえてきました。
洗い立てのお洗濯物をカゴに移した後、次のお洗濯物を入れてタイマーをセット。
スタートスイッチは入れずそのままにして、今終わったお洗濯物のカゴを持ってサンルームへ移動。
我が家のサンルームは、リビングとドア一つ隔てた隣のお部屋、マンションの建物的には玄関に対して裏手にあります。
リビングから出られるバルコニーとお外で地つづきになっていて、陽の当たる側面は全面ガラス張り。
バルコニー部分に出窓のように突き出た温室みたいな構造です。
バルコニーの向かいが広めな駐車場なので、陽射しを遮る建物が近くには無く陽当りは最高、熱気がこもって室内がけっこう暑くなるくらいなので、普段はブラインドで日光を遮っています。
今はエアコンのおかげで適温なのでブラインドはたたみ、ガラスの向こうの視界は全開、まぶしいくらいの明るさで、晴れ渡った街並みが見渡せます。
サンルームの窓ガラスはすべて、いわゆるマジックミラーになっていて、お外から見ても鏡になってルーム内は覗けません。
だから私も安心して、こんなふうに全裸でウロウロ出来るのです。
ただ、この仕様には盲点がありました。
夜になって、サンルームに灯りを点けると逆転して、こちら側が鏡になります。
そのことに気づいた当初は深く考えず、窓ガラスすべてが鏡の空間というもの珍しさに楽しくなって、わざわざレオタードに着替えてバレエの練習をしたりしていました。
ある夜、やよい先生とお電話しているとき、なにかの拍子でそのことを言ったら、
「でも、直ちゃん、室内が鏡になってたら、外からは丸見えってことだよ?」
と言われて、頭がパニック。
だって・・・
そう、お察しの通り、そこでオナニーとかも、もちろんしていたのです。
翌日早速、マンションの裏手に回り、我が家のバルコニーがお外からどう見えるのか確認しました。
道路からだと、真下ではもちろん、遠くに行ってもバルコニーのフェンスと奥行きの関係で、サンルーム内までは見えないようでした。
いろいろ場所を移動してみたけれど大丈夫。
ただ、付近の4階以上のお部屋からだと・・・
幸い駐車場が間にあるので、4、50メートル周辺にはそういった建物はないのですが、遠くには、ここより高いマンションや高層ビルが立ち並んでいました。
まあでも、そこからもし見えたとしても、ちっちゃな人影みたいなものだろう・・・
そう自分に言い聞かせました。
夜のバレエレッスンを始めてから、それはまずいと気がつくまで3週間位。
梅雨に入る前の頃だったかな。
その間にそこでオナニーは・・・5、6回はしたでしょう。
鏡に映った自分を見ながらの行為でしたから当然、鏡のそばで鏡に向かって、つまり窓際でお外に向いた格好で行為に励んでいました。
アソコを自分の指で広げたまま、いやらしい顔をして鏡のすぐそばまで寄っていくこともあったでしょう。
もしもそのときバルコニー内に誰かいたら・・・
その人は、夜の闇に煌々と浮かび上がるガラス張りの見世物小屋の特等席で、世にも淫靡な自虐オナニーショーを見物することが出来たことでしょう。
ロープや卑猥なお道具を手に、濡れそぼった性器や洗濯バサミに噛まれた乳首、蕩けきった淫乱な表情をその人に見せつけるようにしながら、痴態の限りを尽くして身悶える私の自慰姿を。
もちろんその日を境に、サンルームでの夜の遊びは一切やめて、夜は必ずブラインドを下ろすようにしました。
そんなサンルームに洗い立ての洗濯物を干していきます。
こうして見ると、私の下着って淡いブルーかピンクばっかりだな・・・
なんて思いながら、洗濯バサミも本来の使い方で正しく使って、エアコンを除湿に切り替えたらお洗濯第一弾は完了です。
バスルーム横のランドリールームに戻った私は、新しいタオルを水に濡らして絞り、洗濯機の外装にあてがいました。
きれいにしとかなくちゃ、ね?
実は、昨夜リストアップした、やってみたいこと一覧、の中に、この洗濯機を使った遊びも含まれていました。
思いついてはいたけれど、まだやったことのない遊び。
私のおへそくらいの高さな洗濯機の前にひざまづき、その真っ白な側面を濡れたタオルで愛おしく愛撫するように拭いていると、未知なる行為への期待に胸がどんどん高鳴ってきて、その証がみるみる乳首に顕われました。
満遍なく拭き終えてから立ち上がり、すでにセットしておいた洗濯設定を再チェック、期待を込めてスタートボタンを押しました。
ヴーンという低い音ともに洗濯機が運転を開始します。
その音を確認した私は、長方形な洗濯機の側面の角、やわらかく曲線を描く丸みのある角に、立ったまま自分の剥き出しな下半身をギュッと押し付けました。
両脚を少し開いて上体だけ少し後ろに反らし、左右の内腿で洗濯機の二つの側面を挟むような格好です。
両内腿がひんやりした無機質な感触に包まれ、その内腿が交わる私の敏感な部分が洗濯機の丸みを帯びた角に直接当たりました。
懸命に働いている洗濯機さんが奏でる緩やかな振動が、下半身全体を震わせて私の奥に伝わってきます。
ああ、やっぱり思っていた通り・・・気持ちいい・・・
丸みを帯びていると言っても角は角。
強く押し付けていると角の出っ張った部分が、私の陰の唇を左右に強引にこじ開けてきます。
無機質な何かがソコに食い込んで押し開かれた感触がして、中のもっと敏感な唇や一番敏感な突起にも振動が直に響いてきました。
「あーーんっ、いやーんっ」
膝をゆっくり上下して、丸みに沿って唇を滑らせながら擦り付けます。
唇からはたっぷりなヨダレが溢れているので、ヌルヌル滑らかに動きます。
クリトリスが押しつぶされたまま上下するのがわかります。
「あんっ、いいっ、いいーっ」
洗濯機さまったら、焦らすように突然振動を止めてウィーウィー言ってたかと思うと、また突然震え始めたりしてなかなかのテクニシャン。
今回は、これをやることに決めていたので洗濯時間も長く設定してあります。
ああん、いっぱい愉しませてぇ・・・
腰を思い切り前に突き出して角に密着させ、膝の屈伸で激しく上下しながら、いつの間にか両手で左右のおっぱいを掴み、揉みしだいていました。
「あっ、あっ、あっ、あーんっ」
普段からバターナイフでクリトリスを虐めたり、アイストングでおっぱいを掴んだり、金属的で無機質な感触にからだを弄られるのがお気に入りの無機質フェチな私にとって、この洗濯機さまとのプレイは見事にツボにはまりました。
下半身に密着する硬くて冷たいメタリックな感触。
加えて、ときどき聞こえてくるウイーンという機械音やピロピロ鳴る電子音。
目をつぶると、SFチックな妄想に放り込まれました。
突然、謎の宇宙人に誘拐され、彼らの宇宙船内に連れ込まれた私。
ピコピコ光るフクザツそうな装置に囲まれたお部屋の中央に、真っ白で四角い、まるで地球の洗濯機のような形のロボット。
丸裸にされた私は、そのロボットの前に立つように言われます。
宇宙人の姿は目に見えないけれど、テレパシーみたいなので命令してくるんです。
ロボットに近づいた途端、見えない力で私の下半身とロボットが密着し、もうどんなにあがいても離れなくなってしまいました。
対地球人人体実験データー収集用洗濯機型ロボットから、ねちっこく蹂躙される私のからだ。
地球人のからだのどの部分にどんな刺激を与えたらどんな反応をするか、という、いやらしい実験の被験体に選ばれてしまったのです。
「あっ、許してっ、そんなのだめだめっ、いやーーっ」
声に出してそう言いながらも、からだはもっともっと、って腰をグイグイ押し付けてしまいます。
下半身への振動と自分の手でのおっぱい乳首虐めを、ロボットからの無慈悲な陵辱に脳内変換して、盛大に抵抗しながら身悶えました。
「あーんっ、そこはだめっ!そんなに捻ったらいたい、いたいーっ!」
かなり昂ぶってきてもうすぐ、っていうときにまた、洗濯機さまが小休止に入りました。
ああんっ、もう!
絶妙な焦らしのタイミングに焦れったさ爆発でちょっとキレ気味、前にも増して思い切り股間を押し付け闇雲に上下させます。
その直後。
突然、それまでとは比べものにならない激しい振動が始まりました。
脱水に移ったのでしょう。
「んんーーっ、んんーーーっ!」
凄まじい快感の波が押し寄せてきました。
激しい振動に合わせてからだ中がプルプル震えてしまいます。
「いいいいーーっ、いいいいいーーーっ・・・」
「ああーーっいやーーいやーーいやーーーんっ!!!」
性急な振動と同じリズムで全身が激しくビクンビクンビクン!
振動が変わってほんの数秒で、呆気なくイっちゃいました。
それでもまだ、えっち宇宙人開発の洗濯機型ロボットは許してくれません。
押し付けたままの股間に休む暇も与えず、より激しい振動を絶え間なく送ってきます。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ・・・」
もはや腰がズルズルと崩れ落ち、がに股の中腰、頭が洗濯機さまと同じ高さまで落ちていました。
両手を大きく左右に広げ、洗濯機さまの側面にしがみつくように抱きつく私。
角が二つのおっぱいを左右に分け、洗濯機のそれぞれの側面にへばりついたおっぱいも、激しい振動に包まれます。
私のからだ全体が洗濯機さまと一緒に振動していました。
それは、もしも傍から見ていたら、あまりに異様で滑稽な光景だったことでしょう。
素っ裸の女が不様ながに股で、まっ白い洗濯機にしがみついているんです。
悦びの声をあげながら切なげに目を閉じて、洗濯機の白い外装に愛おしげに頬ずりまでしているんです。
洗濯機に犯される女・・・
私は、本当にこのままロープか鎖で洗濯機にグルグル巻きに縛り付けて欲しいと思っていました。
ずっとずっとこの荒々しい振動を感じていたい。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ・・・」
喘ぎ声が止まらなくなっています。
一度イって敏感になっているからだは貪欲に、性急に昂ぶりを蓄積していきました。
「あーん、いいっ、いいっ、もっとーもっとーっ!」
下半身は性器を擦り付けるために上下に激しく動き、上半身は乳房を擦り付けるために左右に動くという不思議なダンス。
洗濯機さまをお相手にそんな淫靡なダンスを器用に踊りながら、私のからだはどんどん新たな高みへと登りつめていきます。
「ああーーああーーいいいいぃぃぃ・・・」
イったと思ったら更に高く、イったと思ったら更に高く・・・
「あぁあぁあぁーーーーっ!!!」
もうこれ以上はイけない、それくらいの快感が全身をつらぬいたと同時に、
「ピロロロロロ~~~ン!」
軽やかな上昇和音の電子音と共に洗濯機さまが脱水を終え、お洗濯完了のお歌を高らかに歌い上げた後、停止しました。
それはまるで、洗濯機さまが私と一緒にイったかのような、絶妙なタイミングでした。
*
*独り暮らしと私 06へ
*
2013年4月27日
独り暮らしと私 04
重いものはトートバッグに入れて肩に提げ、レジ袋2つに入りきらなかったものを詰めて両手に提げて、スーパーを後にしました。
お外は相変わらず、茹だるような暑さ。
ただでさえ重たい荷物が、暑さのおかげで二割増し位ズッシリ感じます。
暑さと重さを少しでも忘れるために、帰り道はひたすら異国美人さんのことを考えながら歩きました。
彼女あのまま、ジッパー全開のまま、この通りを歩いて帰ったのかな?
ラフな服装から考えてたぶん、スーパーのごくご近所に住んでらっしゃるのだろうけれど、それにしても大胆。
彼女の姿に気がついた街行く男性は誰もが、ラッキー!と思っただろうな・・・
外国人で、あれほどの美人さんがああいう恰好をしていると、いやらしい、って感じるよりも、セクシーでカッコイイ、っていう印象のほうが勝っちゃうのは何故なんだろう?
やっぱり、自分の美貌に自信を待っているから、見られるのがあたりまえで、むしろ、さあ見なさい、って堂々としているからかなのだろうな。
外国人の女性、とくに西洋顔の美人さんだと、ノーブラとかシースルーとかセクシーな服装やキワドイ仕草をしても、淫靡とか猥褻な感じにはならないで、何て言うか、オトナの健康的なお色気、みたいな枠に収まって、世間的に許されちゃう気がする。
ヘンに恥ずかしがらずに、あっけらかんとしているからだろうな。
私には絶対無理・・・
そうだ。
今回の全裸生活の主の設定、彼女にしてみようかな。
カタコトの日本語で責められるのって、なんだか萌えそう・・・
でも、外国人のSMって、すっごくハードそうなイメージがあるな。
お尻を叩くにしても、大きな手で力いっぱいバッチーン、バッチーンて血が滲むまで、みたいな。
縄じゃなくて鎖、革製の手枷と足枷、一本鞭、十字架磔、人体実験。
お仕置き、っていうより、折檻、拷問っていう感じ。
ちょっと怖いけどゾクゾクしちゃう・・・
ジーンズでノーパンは当たりだったな。
ワンピやチュニックを上に着れば、スカートのときほど心配しなくてもドキドキ感が味わえるし。
そう言えば、今もジッパー全開だったんだ。
いっそ思い切って、ゆうこ先生が穿いていたみたいな、土手まで見えちゃうえっちなローライズ、買っちゃおうかな・・・
穿いたら、すっごく恥ずかしいだろうな。
それ以前に買うのだって恥ずかしいな。
だいたい売っているお店を見たことない気がする。
きっとシーナさまならそういうお店、知っているのだろうけれど、シーナさまにお買物おつきあいしてもらったら100パーセント、お店の中で羞恥プレイが始まっちゃうだろうな・・・
そんなふうに、無闇にえっちなことを必死に考えて気を紛らわし、暑さと重さを忘れようとしていたのですが、もはや限界でした。
肩に提げたトートバッグが重みでワンピのショルダーごとずり落ち、肩がはだけそうになること数回。
そのたびにバッグを提げ直し、レジ袋を持ち替えて、全身汗みずく。
それに加えて、このあたりは坂道が多く、お家に帰るときは上り坂ばかりなんです。
住宅街の路地に入ってからは、もはや何も考えられず、ひたすら涼しい我が家のことだけを想い、息をきらして懸命に歩きました。
傍から見ていたらヨロヨロのヨレヨレだったでしょうけれど。
マンションの入口がやっと見えたときの嬉しさといったら。
「あらあら直子ちゃん。こんな早くからお買物?」
エントランスのロビーで一息ついていたら、奥から声がかかりました。
このマンションの管理人の柏木のおばさまでした。
おばさまのご一家は、このマンションの土地の元地主さんで、このあたり一帯に多くの土地を所有している資産家さんらしいです。
このマンションも1階と2階のお部屋の権利をお持ちで、今は、お知り合いに賃貸されているそう。
私の母の実家と柏木さんご一家が曽祖父の時代からずっと懇意にしていた関係で、このマンションが建ったとき母の実家が一フロア、娘、つまり母のために譲ってもらったのだそうです。
柏木のおばさまは、母が住んでいた頃からここの管理人さんを務められていて、確か母より十いくつか上のお年。
その年代のかたにしては背が高く細身でシュッとされているので、ぜんぜんお若く見えます。
メタルフレームのメガネがよくお似合いな、学校の先生みたいな雰囲気のかた。
一見、気難しそうなお顔をされていますが、お話してみると気取りがなくて細やかで、何かと私のことを気にかけてくださいます。
資産家さんだから別に働かなくてもいいと思うのですが、いろいろお世話を焼くのがお好きなのだそうです。
居住まいや言葉遣いに品があって、いろいろ気遣いしてくれるのにサッパリしていて、さすがにずっと東京に住んでいる人はカッコイイな、って、こっちに来て私が最初に思った人でした。
「あっ、おばさま。おはようございます」
雑巾を片手に、手ぬぐいを姉さま被りにした柏木のおばさまが、奥から出てきました。
どうやら、エントランスのお掃除をされていたよう。
「今日も暑いわねー」
エプロン姿のおばさまが私のほうへ近づいてきます。
私は、あわてて緩んでいた襟元をかき寄せ、だらけていた表情を引き締め、ソファーから立ち上がって笑みを作りました。
「あらー、すごい荷物ね。今日は特売か何か?」
私がソファーに置いた荷物を見て、おばさまが目を丸くしています。
「あ、いえ、えっと、学校の夏休みの課題を一気に終わらせちゃおうと思って、今日からしばらく、お部屋に引きこもろうかな、って食料を・・・」
おばさまに嘘をつくのは心苦しいですが、まさか本当のことなんて言えません。
「そう。学生さんもいろいろ大変なのね。がんばってね」
「あ、はい。ありがとうございます」
おばさまの目が、私の服装をチェックするみたいに、上から下へと動きました。
「直子ちゃんは、こんなに暑くてもきちんとおズボン、穿いているのね。えらいわー」
「街に出ると今時は、若い女の子がおへそとか出して、裸みたいな格好で平気で歩いているじゃない?いくら暑いからって、おばさん、ああいうのは感心しないのよ」
「そこいくと直子ちゃんは、いつもきちんとしているから。素子さんがちゃんとご教育されたのね。おばさんも我がことのように嬉しいわ」
実は、そのおズボンのジッパーをワザと全開にしているんです・・・なんて死んでも言えません。
「でも直子ちゃん、汗びっしょりじゃない?早くお部屋に戻ってお着替えしたほうがいいわよ。そんなまんまじゃ風邪ひいちゃうから」
「あ。はい。それでは失礼します」
ペコリとお辞儀して、荷物を持ってエレベーターに向かいました。
「何か困ったことあったら、いつでも言ってちょうだいね」
私の背中に、おばさまが声をかけてくれました。
ああ緊張した。
おばさまは、すっごくいい人なのだけれど、自分がやましいことをしているときに、あのまっすぐさは眩し過ぎるな。
もしも私がお部屋でやっているようなこと、おばさまにバレたら、すっごい蔑みの目で見られちゃうのだろうな。
当然、母にも即効で報告がいっちゃうだろうし。
絶対バレないように気をつけなくちゃ・・・
お外ほどではないけれど、エレベーターの中もエレベータホールや廊下もムンムンムシムシしていたので、4階の我が家の玄関ドアを開けて、涼しい空気がそよそよっと流れてきたときには、心底ホッとしました。
エアコン点けっぱなしで行って、よかったー。
そう言えば、シーナさまもあのおばさまの面接受けたのかな?
居住者に新しく同居人が出来たときとかも、おばさまの簡単な面接を受けて、それにパスしないとここには出入り出来ないって聞いたけれど。
まあ、シーナさまなら如才ないから、そのへんは上手にやったのだろうな。
最上階のペントハウスでときどき、キワドイ水着やオールヌードでパーティやっているなんて、夢にも思っていないだろうなあ。
シーナさまがときどき私のお部屋に来て、ふたりでえっちな遊びをしていることも・・・
そんなことを考えながら、いつものようにお部屋に上がろうとして、ハッと思い出しました。
いけないいけない。
昨日から私は、ここで服を全部脱がなきゃいけないんだった。
汗でよれよれのワンピースを裾からまくり上げ、頭から脱ぎました。
服を脱がなきゃいけない、って今さっき考えた自分のマゾな言葉に反応したのか、乳首に血が集まってくるのがわかります。
ジーンズの前ボタンをはずしただけで、両腿の付け根を起点に布地が左右にハラリと分かれました。
そのまま下ろしていくと、ジーンズの股の所の布地と私のアソコの間を透明な糸が幾筋かツツーッと伸びていきました。
うわー、こんなに濡らしちゃってる・・・
一刻も早く冷たいシャワーを浴びながら自分のからだをまさぐりたいところですが、お買い物の中に冷凍食品とかもあるので、グッとがまん。
バスタオルでからだを軽く拭いた後、手早くドタドタと、買ってきたものをキッチンの所定の場所にしまいました。
それからバスルームへ一目散。
髪は濡らさないように、首から下に冷たいシャワー全開。
勢いある水滴が絶え間なく私の肌を打ちつけてきます。
ああん、気持ちいい・・・
お水の流れに沿っては逆らい、おっぱいからお腹へと自然に両手が上下します。
固くなった乳首に手のひらがひっかかり、さっきの異国美人さんのおっぱいの感触がよみがえります。
うーん、もうがまん出来ない・・・
シャワーの勢いを緩め、人肌くらいの温度に調節して目をつぶり、妄想の世界へ突入です。
私の手を自分のバストに導いた異国美人さんが、自分の手も私の胸に。
「オゥノゥ。アナタ、カップツイタフクデスネ。ツマラナイ」
「アナタノオッパイモ、サワリタイデス」
「で、でも、こんなところじゃ・・・」
いくら人影が無いとはいえ、ここはスーパーのフルーツ売り場。
「ソレナラ、コッチデス」
ふたりの買い物カゴはその場に置き去りに、腕をひっぱられて連れ込まれたのは狭い女子トイレ。
タイル貼りの冷たい壁に背中を押し付けられたと思ったら、胸元のボタンを下まで手早くはずされ、両ショルダーを左右に払われて、ワンピが足元に落ちました。
「オゥ、ビューリィフォー!エッチナオッパイデスネー」
間髪を入れず両手で鷲づかみされ、乱暴に揉みしだかれます。
「ああんっ、だめぇん・・・」
私の淫らな声が彼女の柔らかい唇で塞がれます。
彼女の左手が私のお腹を滑り、ジーンズのボタンをはずして中へ。
「ワオ!ヤッパリアナタモノーパンティデシタネー」
彼女の唇が離れ、ニヤニヤ笑いで私を見つめてきます。
一呼吸置いて、彼女の手がジッパーを下げつつ奥へ奥へともぐりこみ始めます。
「ソレニアナタ、ケガナイネー。オマンコツルツルデース」
彼女の指先は、もはや私の裂け始めまでたどりついています。
「ああんっ」
「ワタシシッテマス。オマンコノケヲシェイヴドシテルオンナハ、ミンナスケベデス」
手の甲で器用に私のジーンズを下へと降ろしつつ、私のアソコ周辺をお尻の穴のほうまで、ゴシゴシ擦るように愛撫してきます。
「ああん、だ、だめですぅ、こんなところでぇっ」
まだ個室にも入っていない、ドアを開けてすぐの洗面所のところでいきなり始まったこの行為。
私はワンピを足元に落とされ、ジーンズも膝まで下げられたほぼ全裸。
「だめぇ、だ、誰かが入ってきたら・・・」
言葉とは裏腹。
立ったまま背中を壁に押し付けられた形の私は、自発的に両手を頭の後ろで組んで両脚を軽く広げたマゾの服従ポーズ。
彼女の乱暴な愛撫にクネクネ身悶えます。
「ダイボージ。ワタシウマイカラ、アナタ、スグニオーガズムデス。シンパイナイ」
彼女の長い指が私の中にズブリと突き挿さりました。
「あーーんっ!!」
「オゥノゥ。オオキナコエハダメネ。ガマンシナサイ」
「アナタガコエダシテダレカキタラ、ソレ、アナタワルイデス」
言いながら、彼女の指が私の中を勢いよくかき回してきます。
チュプチュプビチャビチャと卑猥な音が女子トイレに響きます。
「ワタシ、アナタミタトキ、スグワカッタネ。エッチナオンナッテ」
「ユーアーノゥティーマゾヒスティックガール、アーンチュウ?」
「ワタシ、スケベマゾオンナ、イジメルノダイスキネ」
「イマダレカココニキテ、アナタ、ハダカミラレタラ、ソレ、アナタノセイ。アナタガスケベマゾオンナダカラ」
彼女の手が私の乳首をひねり、膣壁をひっかき、お尻の穴を広げ、クリトリスを潰します。
「んぅーんっ、ふーんっ・・」
必死に声を押し殺して、歯を食いしばって快感の波に耐える私。
やがて彼女の右手が細かく激しく、私のヌルヌルな秘部を出入りし始めました。
3本の長い指が陰唇から膣の奥まで、出ては入り出ては入りをくりかえし、そのたびに彼女の手のひらが私の土手に当たり、ペチペチと拍手みたいな音が響きます。
ペチペチペチ・・・
チュプチュプチュプ・・・
「あっ、あっ、あっ・・・」
そのリズミカルな音に合わせて、押し殺しきれない私の喘ぎ声がワンテンポ遅れで追いかけます。
淫らなポリリズム。
「あっあっあっあっ・・・」
拍手のテンポがどんどん上がって、私の声は追いつけなくなり、代わって上半身がイヤイヤするみたいに左右に揺れ始めました。
私のおっぱいがゆらゆら揺れて、ニヤリとほくそ笑む異国美人さん。
私のからだは、どんどん宙高く舞い上がり、あとはあきらめて快楽の渦に身を投げるだけ。
「あっあっ・・・あっーーっ・・あーーっ・・・」
「・・・あっ、あっ・・・あーーーーんっ!!!」
気がついたときには、女子トイレの冷たい床にへたりこんでいて、異国美人さんの姿は消えていました。
私のワンピとジーンズと共に。
丸裸の私だけが置き去りでした。
「えーっ!?そんな・・・私ここから、どうやって帰ればいいの!?」
*
*独り暮らしと私 05へ
*
2013年4月20日
独り暮らしと私 03
自動ドアが開くとそこは別世界。
エアコンのよく効いた冷え冷え空間に、汗がささーっとひいていきました。
広い店内にもやっぱりお客さんはまばら。
ほとんどが一人客のおばさまがた。
こんなだったら胸パッド無しのワンピでも良かったかな、なんて出来もしないのに考えたり。
お昼ごはん前くらいになったら、それなりに混むのだろうな。
なんとなくホッとして、早速カゴを手に売り場を回り始めました。
だいたい一週間分くらいあればいいかな。
お米はたくさんあったから、あとはパスタとバゲット、マヨとお醤油。
冷凍食品とかレトルトを適当にみつくろって、日持ちするお野菜と、あっ、フルーツも何か欲しいな・・・
日頃来慣れているお店なので、どこに何があるかはわかっていて、順調にカゴが重くなっていきました。
顔見知りの店員さんも今日はいないみたい。
すっかりリラックスして、心はすでに、お部屋に戻ってからの全裸生活再開に飛んでいました。
あとは乾燥パスタと何かくだものを買って終わり。
そう思って立ち寄ったフルーツ売り場。
真っ赤に熟れたマンゴーがひとつだけ、置いてありました。
ちょっとお高いけれど、見るからに甘くて美味しそう。
重いカゴを床に置き、マンゴーってなんとなくえっちなイメージがあるのは、やっぱり名前のせいなのかなー、なんてどうでもいいことを考えながら何の気なしにそのマンゴーに手を伸ばすと、同時に私の左側からもニュッと腕が。
「あっ!」
驚いてあわてて手を引っ込めたら、その腕も同じように引っ込みました。
ほんのり日焼けした、しなやかなきれいな腕。
「ごめんなさいっ」
「オゥ、ソゥリィー」
聞きなれない言葉に、その腕の持ち主を見ると・・・
ものすごい美人さんが、ニッコリと私に笑いかけていました。
目鼻立ちがくっきりしたラテン系の端正で小さなお顔。
それでいてどことなくアジアを感じさせるエキゾチックな憂い。
艶やかな栗毛色の髪を無造作に束ねて後ろで結んで、化粧っ気も無いのに長い睫、濃いブラウンの大きな瞳。
やや派手めなアヒル唇のコケティッシュな笑顔。
雰囲気としては、映画女優のペネロペ・クルスさんをアジアっぽくした感じ?
「アナタ、コノメンゴー、ホシイデスカ?」
少し首をかしげて私を見つめて聞いてきます。
「あ、えっと、いえいえ。私はいいですから、どうぞどうぞ、プリーズ」
焦って言いながら異国美人さんのお顔から下を見て、またびっくり。
真っ白なタンクトップから、ばいーんと突き出した豊かなバスト。
その先端にクッキリ尖った二つの大きめなポッチ。
ピチピチタンクトップで覆いきれずに覗いている形の良いおへそを挟むように、キュッとくびれたウエスト。
色落ちしたデニム地のホットパンツからスラッと伸びる生脚。
背は、私よりちょっと高いくらい。
そして、全身から香る甘いパフューム。
なんて言うか、雰囲気がすっごくゴージャス。
素っぴんで、ありきたりなタンクトップにホットパンツ、足元はビーチサンダルでも、全体としてはゴージャスなんです。
「オゥ、アリガトーゴザマス。ワタシ、メンゴーダイスキダカラ。デモニッポンノハタカイネ」
異国美人さんがもう一度微笑んで私から視線を切り、マンゴーに再度腕を伸ばします。
私は、手振りでどうぞどうぞの仕草をしながらも視線は釘づけ。
異国美人さんのゴージャスなお姿を、文字通り頭のテッペンから爪先まで、何度も見返してしまいます。
はぁーっ・・・綺麗だなぁ・・・
グラマラスでセクシーで、ワイルドだけど優雅。
うらやましい。
なんとなく視られることに慣れている感じ。
近くの繁華街には、夜のお酒のお店がたくさんあるみたいだから、そういう所の人なのかもしれないな。
どこの国の人だろう?
日本語上手だな。
あっ、ひょっとしたら、あのマンゴーが採れた国あたりかも。
でもそれにしては肌が白いな・・・
そんなことを脈絡無くあれこれ考えつつ、いつしか異国美人さんのバストトップから、視線が動けなくなっていました。
憧れているくせに、臆病ゆえ出来ないノーブラ胸ポッチ。
「ワオッ!」
異国美人さんの小さな悲鳴に、ハッと我に帰りました。
私の不躾な視線に気づいたらしい彼女。
マンゴーを片手に持ち、もう片方の手で軽くバストを隠すそぶりをして、私の正面に歩み寄ってきました。
「アナタ、オンナナノニ、エッチネー」
私の目を覗き込むようにお顔を近づけて冗談ぽくそう言った後ニコッと笑い、じゃれるみたいに私の肩を軽くポンッて叩きました。
ワンピの下で私のおっぱいがプルンと揺れました。
「あっ、ごっ、ごめんなさいっ!」
私は、バツの悪さに全身がカーッと熱くなってしまいました。
「ダイボージ。アナタカワイイカラ、タクサンミテイイヨ」
笑ったままの彼女が胸を張って、ノーブラポッチを私の眼前に突き出してきました。
その姿勢のまま首を軽く左右に振り、まわりを見回す彼女。
私もつられて見回すと、この売り場周辺には今、私たちふたりきり。
私に視線を戻した彼女が、その大きな瞳でパチンとウインクしました。
「メンゴー、ワタシニクレタオレイネ。アナタカワイイカラ、サワルモオッケーネ」
そう言うと同時に私の右手首を軽くつかんで、そのままギュッと自分の左胸に押し付けました。
「えっ!?」
「アハァァン~」
異国美人さんが小さく洩らした悩ましいお声は、ちょっとわざとらしかったけれど超セクシーでした。
私の右手のひら全体が、布地越しのやわらかなお肉に埋もれていました。
自然と指が丸まり、彼女の左おっぱいをつかむような形になってしまいます。
その手のひらの中央を突ついてくる、尖った固いしこり。
そして、かすかな胸の鼓動。
「ワタシノオッパイ、ヤラカイデショ?」
私の左耳に唇を近づけて、彼女がささやくように言いました。
吐息が耳にかかり、ゾクゾクッと感じてしまいます。
「は、はい・・・」
ドギマギしている私は、彼女のお顔をまともに見れず、うつむいて自分の右手を見ています。
その右手が、無意識なのにやんわりニギニギ動いてしまいます。
しばらく、たぶん10秒くらい、そのままの姿勢でいた後、異国美人さんの手が私の手首をゆっくりと離し、ムーンウォークみたいなステップで50センチくらい後ろに身を引きました。
再び私の視界に、彼女のゴージャスな肢体全体が収まります。
彼女のからだが離れても、そのままの形で宙をつかんでいる私の右手。
ハッとして、あわててその手を下ろしました。
「オシマイネ。センキュウー。シーユー」
もう一度パチンとウインクして艶然と微笑む異国美人さん。
私をまっすぐに見つめてくる意味ありげなそのまなざし。
でも、答えるべき言葉が見つからず固まってしまっている私。
すると突然、クルッと踵を返した彼女が上半身だけを大きく屈め、お尻を私のほうに突き出してきました。
えっ?何?
ホットパンツの腰まわりの布が浮いてしまい、Tバックの日焼け跡が淡く残るお尻の割れ始めあたりまで、彼女の素肌が覗けています。
状況に追いつけない私を知ってか知らずか、異国美人さんは、ずっと片手で持っていたマンゴーを足元に置いていたご自分のカゴにその姿勢で入れてから上体を起こし、モデルさんのようにシュッとした立ち姿でカゴを片手にぶら下げ、二度と振り向かずそのままレジのほうへゆっくり優雅に歩いていってしまいました。
キュッ、キュッと左右に揺れる形のいいお尻を、私はその場で呆然と見つめていました。
はぁー、びっくりした・・・
我に返った途端、右手のひらに彼女のバストの感触がよみがえりました。
再び全身がカーッとさっきより一層熱くなって、同時に彼女の最後のまなざしの意味がわかったような気がしました。
誘っていたのか、からかわれたのか、どちらにしろ彼女は、私の本性を見透かしていたのでしょう・・・
猛烈な気恥ずかしさが全身を駆け巡り、なぜだか、いてもたってもいられないくらいに発情していました。
自分の中で処理しきれない事態に、ヘンなスイッチがパチンと入ってしまったようでした。
何でもいいから無性に恥ずかしいことがしたくなっていました。
出来ることならこの場で、ワンピースを脱いじゃってもいいくらい・・・
とりあえずワンピの前ボタンをもう一つはずしました。
私の視点で、おっぱいの膨らみ始めくらいまで肌が見えるようになりました。
それから、一応周囲を見回して近くに誰もいないのを確認し、左手でワンピの裾を少しまくって右手を入れ、ジーンズの股間のジッパーを素早く一番下まで降ろしました。
さっき異国美人さんが身を引いたとき、彼女のホットパンツのジッパーが閉じていないことに気がついたんです。
股上が浅かったので、正面から見ていてもそれまで気がつかなかったのですが、身を引いたとき彼女の両脚が前後に大きくスライドして、フライ部分の布地が左右に割れたのがハッキリ見えました。
日焼けしていない白い肌に、髪と同じ栗毛色の翳。
丁寧にお手入れしているらしい、刈りこまれた細長い逆三角形。
つまり彼女も私と同じ、ノーパンノーブラ。
不注意なのか、ワザとなのか。
いずれにしても、彼女と同じことがしたいと思ったのです。
今の私に出来る精一杯の恥ずかしいことを。
ワンピの裾で隠れてはいますが、男性で言うところのいわゆる社会の窓を全開にしたまま、異国美人さんにお譲りしたマンゴーがあった隣に積まれたバナナの束を一つ、カゴに入れました。
その隣には深緑鮮やかなゴーヤの山。
そのゴツゴツして乱暴そうな佇まいにゾクゾクきてしまい、手頃な太さのを一本、カゴに入れました。
最後はパスタ売り場。
このスーパーは、乾燥パスタの種類が豊富で、大きな棚二台にぎっしり、上から下までさまざまなメーカーのパスタが並べられていました。
私がいつも買うメーカーのものは、棚の中段くらいにあります。
でも今日はちょっと寄り道。
一番下の段に置いてあるパスタと見比べるフリをして、その場にゆっくりとしゃがみ込みました。
ジーンズ地がお尻を擦り生地が撓んで、役目を果たしていない股間のジッパーが左右に分かれるのが、見えなくても分かりました。
下半身にスーッとした開放感。
腿の上をせり上がったワンピの裾の奥で、左右に割れたジーンズ地の隙間から私の無毛な土手が、隔てる布地一つ無く外気に晒されているのがわかりました。
ワンピの裾をつまんで、そっとめくって覗いてみます。
ああんっ、なんてはしたない・・・
パスタ棚を横に移動するように、立ってはしゃがみを3度くりかえしました。
棚に向かう形でしゃがんでいるので、誰かにソコを見られてしまうことはありません。
でも、背後を誰かが通る気配を感じるたびにドキンと心臓が波打ち、ゾクッと快感が走ります。
ねえ?あなたが今通り過ぎた所にしゃがんでた女は、こんなところで自らジーンズのジッパーを開けて、自分のノーパンの下腹部を覗き込んで悦んでいるヘンタイ女なんですよ?
そう教えてあげたい・・・
ジーンズの内股部分の滲みは、濡れそぼるほどになっていました。
いつまでもやっていたい気持ちもありましたが、誰かに不審がられて警備員さんとかを呼ばれたら大変です。
そろそろお客さんも増えてきたし。
つづきはお部屋に戻って、誰に気兼ね無く思う存分身悶えよう。
そう決めて立ち上がり、深呼吸して気持ちを落ち着けてからレジに向かいました。
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*独り暮らしと私 04へ
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