2011年9月4日

氷の雫で濡らされて 13

シーナさまが私の背後にまわりました。
「ほら、もっと高くお尻を突き上げて!お仕置きの鞭打ちよっ!」
「あ、はいっ!」
私は、上半身を支えていた両腕の肘を折り、床に両肩が付くほど這いつくばって、代わりに膝立ちのお尻だけ上に思い切り突き出しました。
おっぱいが冷たい床を擦り、乳首が床に押し付けられてひしゃげています。

「もう少し両脚を開きなさい」
「は、はい」
お言いつけ通りにお尻を突き上げたまんま、両膝を滑らせて両脚を開いていきます。
こんなに開いてしまったら、シーナさまにお尻の穴もアソコの中も、丸見えになってしまう・・・
屈辱的な姿勢で感じる、甘美な被虐感。

「じゃあ行くわよ!覚悟なさい」
ヒュンッ!ピシッ!
シーナさまのお声と同時に私の左側の尻たぶが燃え上がりました。
手で叩かれたり、定規でぶたれたりするのとはぜんぜん違う痛み。
乗馬鞭の舌の部分だけの範囲が、私のお尻の皮膚に正確に打ち付けられます。
それは、痛いと言うより熱い感じ。
お尻の皮膚を素早く引掻くような感触の後、その部分がボッと熱くなります。
何て言うか、すごく熱くなっているものを不用意にさわってしまって、さっと手を引っ込めた後のような、火傷しそうな痛み。
鞭が肌から離れた後、打たれた場所がジンジンしてきました。

ピシッ!
今度は右側の尻たぶ。
「ああんっ!」
私は、左頬を床にベッタリ貼り付けて、ゼイゼイ息を荒くしていました。
鞭が振り下ろされる前に聞こえる、ヒュンッていう音でギュッと目をつぶります。
からだ中が無性にコーフンしていました。

ヒュンッ!ピシッ!
「わたしはね、今日、直子さんとまったり仲良くするためにここに来たわけじゃないのよ?直子さんを苛めるために来たの。直子さんで遊ぶために来たのよ!」
ヒュンッ!ピシッ!
「あーんっ!いったーいっ!」
「直子さんはね、わたしのオモチャなの。わたしが好き勝手いじくりまわして、壊しちゃってもかまわない、ただのオ、モ、チャ」
ピシッ!
「わたしにキスしようなんて、100万年早いわよっ!いいっ?わかったっ?」
「は、はいー。ごめんなさい、シーナさまぁ」
お尻が鞭打たれるたびに、なぜだかジリジリと私の両脚が開いていってしまいます。

ヒュンッ!ピシッ!
「直子さんの淫乱オマンコ、パックリ口を開けてダラダラよだれ垂らしてるわよ?はしたないわねえ?そんなに気持ちいいの?」
「は、はいー。ありがとうございますぅ」
お尻全体がヒリヒリ熱を持ち、ジンジンジンジンしていました。
痛くて、痒くて、ムズムズして、もうどうにでもしてっ!っていう感じ。
ピシッ!
「肛門までヒクヒクうごめいてるわよ?ここに何か挿れて欲しいのかしら?」
鞭の先をお尻の穴にグリグリ押し付けられます。
「んーーっ、許してくださいーっ」
シーナさんの蔑み声が私の官能を揺さぶります。
ピシッ!
私のアソコ、奥がピクピクしているのがはっきりわかります。
「あーーーっ!」
ヒュンッ!ピシッ!
「でもまあ、このくらいにしておきましょうか。次の予定もあることだし。日が暮れちゃうとそれだけ、直子さんが苦しむことになっちゃうからねー」
ピシッ!
「あああーーーんっ!」
最後に右の尻たぶを叩かれた後、しばらく沈黙がありました。
私は床に突っ伏したまま顔を上げられず、火傷しそうなほどヒリヒリ火照っているお尻の疼痛にぐったり身を委ねていました。

「オーケー。立っていいわよ。直子さんが犯した罪の代償を鏡で見てみなさい」
シーナさまが、頭のほうへと下りのスロープを描く私の背中の真ん中あたりを、軽く鞭でつつきました。
私は、ゆっくりと上半身を起こし、膝立ちになってから立ち上がろうとしました。
お尻の周辺だけ、自分のからだではないみたいにフワフワ火照っていて、足先にうまく力を入れられません。
それでもなんとか、シーナさまの助けを借りて立ち上がりました。

鏡に映した私のお尻は、真っ赤っかでした。
ところどころ引きつったみたいなミミズ腫れになり、少し内出血しているところもあるみたい。
とにかく見るからに熱そうに腫れぼったくなっています。
そして事実、私は、自分のお尻の熱にクラクラして、ムラムラしていました。
「ほら、これで冷やしなさい」
シーナさまが水に濡らしたタオルを渡してくれました。

「あっあーんっ!」
タオルをお尻につけるとヒンヤリして気持ち良くはあるのですが、タオル地のザラザラが超敏感になっている肌には刺激が強すぎ、ヒリヒリがぶり返して下半身全体がなおさら火照ってきて、ついついえっちな声が出てしまいました。

「直子さんは、乗馬鞭で叩かれたのは初めてでしょ?どうだった?」
シーナさまがペットボトルのお水を一口飲んでから私に渡してくれました。
「あ、はい。何て言うか、手とか定規とかとは違う感じで、まさしく、調教されている、っていう感じで、私、好きみたいです」
「へー。叩かれて、辛くないの?」
「あ、もちろん辛いですけど、シーナさまが叩いてくださってるんだなあ、って思うと嬉しい気持ちもあって・・・」
「そう。直子さん、けっこうぶたれるのもお好きみたいね?それは、わたしも嬉しいわ」

私の目の前に立っている、ブラとショーツだけ身に着けたシーナさま。
小柄ながらしなやかで、文字通り、透き通るような白い肌のこの妖精さんのお姿を間近で見ていると、どんどんどんどんドキドキワクワクが強まってきます。

この人と強く強く抱き合って、濃厚なキスをしてみたい・・・
そんな不埒な願望が胸に渦巻きます。
だめだめだめ。
また余計なことをしたら、今度こそシーナさま、帰ってしまわれるかもしれない。

シーナさまのお顔から控えめなバストに目線をそらし、さらにその目線を下げたとき、気がつきました。
シーナさまのショーツの三角形頂点も、薄紫色の布が色濃く変色するほど濡れていることに。
シーナさまも私とのプレイで、感じてくださっているんだ。
私を叩いて濡れたんだ・・・
なんだか、すっごく嬉しい気持ちになりました。

「あそこのソファー二つ、どっちでもいいけどベッドになる?」
シーナさまが突然聞いてきました。
私のお尻の熱も段々とひいてきて、私はバスタオルでからだを丁寧に拭いているときでした。
シーナさまは、ご自分のカートの中をガサゴソやっていました。

「はい。あっちの黒いやつはソファーベッドですけど・・・」
「脚が鉄製のほうね?それは都合がいいわ。なら、それをベッドにしといてくれる?」
「あ、はい・・・」
きっと次のプレイに使うのでしょう。
私は、お言いつけの通りにソファーをベッドに変形しました。

「それ、本皮とかじゃないわよね?」
「あ、はい。ビニールレザーかなんかだと思いますけど・・・」
「それならバスタオルを敷けばいいかな。タオルケットとかあれば一番いいけど・・・」
「あ、ありますあります。ちょっと待っててください」
私は、素っ裸のままリビングを飛び出し、玄関脇のウォークインクロゼットに飛び込みました。
エアコンの効いていない廊下やウォークインクロゼットには、真夏の熱気が充満していました。

ベージュのタオルケットを抱えてリビングに戻ると、シーナさまは、床に散らばった洗濯バサミを片付けていました。
「あ、そんなこと、私がやりますから」
「いいのよ。それよりそのベッドをもう少し窓際に移動してちょうだい。陽射しが届くくらいの場所のほうが、直子さんが長い時間、苦しまなくて済むから」
シーナさまがイジワルそうに言います。
「えっ?」
「でも、直子さんなら、苦しくもないかもね。手こずったほうがかえって楽しいかも」

私は、バルコニーがせり出している大きな窓際の近くまで、今はベッドの形になっているソファーを移動しました。
ソファーは、片側だけキャスターになっている仕組みなので、移動は楽チンでした。
「うん。そのへんでいいわね」
シーナさんも窓辺に来て、窓にかかっているレースのカーテンをシャーっと全開にしました。
すりガラス越しの強い陽射が室内をいっそう明るくしてくれます。

「今、5時前でしょ。あと1時間くらいはお日様出てるわよね?ま、今夜も熱帯夜だって言うし、そんなに気にすることもないでしょうけど」
シーナさまが独り言みたくつぶやきました。

「さてと、直子さん?」
シーナさまが裸のか細いウエストに両手をあてて、私を見つめました。
「鞭のお仕置きもよくがまんして耐えたから、今度はご褒美よ。直子さんをもうイヤっていうくらい、イかせてあげる」
「だけど、直子さんはわたしの奴隷だから、奴隷は奴隷らしい状況でイってもらうわ」

「まずは、そのベッドにタオルケットを敷いて、さっきわたしが買ってあげたベージュのボディコンワンピ、売場の女の子が、これ着たままショッピングしたら?ってからかったやつね。あれを着なさい」
「そう言えば、あの女の子、面白かったのよ。直子さんが試着してるとき、試着室の外でわたしにヒソヒソ声で、なんかブーンって音してません?だって」
「直子さんのホタテ貝の音に気づいていたのね。もちろん教えてあげたわよ。あの子のオマンコに入ってるんだ、って」
「こういう形状のパンツで、って詳しく教えてあげたわ」
「そしたら、うわー。それってチョーヘンタイじゃないですかあ?だって。面白い子だったわね」
シーナさまはすっごく愉快そう。
私は、今さらながらに思い出して、恥ずかしさにカアーッと火照ってしまいます。
シーナさまったら、ばらしちゃってたんだ・・・

「あと、あなたの手首のそのパンツ・・・」
ギクッ!
これについても何か言っちゃったのかしら?
「それ、ヨレヨレになっちゃってもいい?」
「えっ?はい?」
「だからそのパンツ、大切に穿いている大事なものなの?って聞いてるの」
「い、いえ。別に・・・」
「だったら、ワンピを着たら、それもお穿きなさい」
「は、はい・・・」

私は、あらためて自分の右手首に巻いているピンクのショーツを見ました。
あれほどグショグショだったのに、今はすっかり乾ききっていました。
もっともその分、なんだかツーンと臭ってきそうな感じもします。
そうだった。
試着室にいたときは、まだこのショーツは脱いでいなかったんだっけ。
どうでもいいことを思い出しました。

ベッドにタオルケットを敷いた後、シーナさまに買っていただいたボディコンワンピを身に着けました。
前と後ろが大きく開いたノースリーブ。
ピチピチピッタリだから乳首丸わかり。
裾は、絶対領域ギリギリの超ミニ。
少し動いただけで、ベージュ色の裾から私の毛の無い土手とワレメのスジがこんにちは、してしまいます。
全裸よりもかえってえろくていやらしい格好。
これならショーツは穿かないほうがいいんじゃないかなー、なんてえっちな私は思ってしまいますが、ご命令なので仕方ありません。
ピンクのショーツを右手首からはずし、両脚を通しました。

私がそうしている間に、シーナさまは、ご自分のカートから取り出した何かの器具を、ベッドの四隅の脚に取り付けていました。
ジャラジャラと鈍く光る、細いけれど頑丈そうな鉄の鎖。
ヌメヌメした光沢の艶かしい拘束具、たぶんエナメルの手枷と足枷。
そんな禍々しい器具の数々を手馴れた手つきでベッドの脚に、次々と装着していました。

私には、すぐわかりました。
つまり私は、このベッドに大の字で拘束されちゃうんだ。
両手首、両足首を繋がれて、まったく抵抗出来ない格好で。
背筋がゾクゾクしてきました。
シーナさま、その格好の私に、何をしてくれるんだろう・・・

でも、それだったら全裸のままのほうがいいんじゃないかな?
どうしてわざわざ、ワンピとショーツなんて着せたんだろう?
そんな疑問も湧きました。

「直子さん?用意出来たわよ」
シーナさまのお声にビクンとして、ヌルンとアソコの奥が疼きました。
「ベッドの上に乗って、仰向けになってちょうだい」
「は、はい」
私はおずおずとベッドの上にあがり、そーっと身を横たえました。
左足首が乱暴に掴まれ、赤いエナメルの足枷を足首に巻かれました。
足枷に付いている金属のリングと、ベッドの左脚から繋がっている鉄の鎖の先端の輪っかが重ねられ、南京錠でカチャリと留められました。

ゆっくりと歩いてベッドの右後方に移動したシーナさまは、私の右足首を掴み、同じように右側の鎖に繋ぎました。
繋がれた両脚は、開きっぱなしで動かせない、なんてことはぜんぜん無く、ベッドの脚から足首までの鎖がけっこう長めなのでたわみがあり、腰を含めて意外と大きく動かせます。
でも、これで両手まで繋がれたら、どうなるかはまだわかりませんが。

「鎖に繋がれた気分はどう?直子さん?」
ベッド脇から身を乗り出したシーナさまが右手を伸ばし、私の45度くらいに広がった両腿の付け根部分をショーツの上から布地をスジに食い込ませるように撫ぜてきました。
「あーーんっ!」
私が脚をよじるたびに、左右の鎖がジャラジャラと鳴ります。
その音がいっそう被虐感を駆り立ててきます。

「あらあら。もう湿ってきてるじゃない?直子さんって、本当にスケベなヘンタイ女なのねー。脚繋がれただけでこうだもの」
シーナさまの指の力が強まり、私のアソコにショーツの布を押し込むように突き立ててきました。
「ああんっ、気持ちいいですぅ、シーナさまぁ」
私は、まだ自由な両手でショーツの端をおへそのほうへ引っぱり、ショーツを食い込ませるのに協力していました。

シーナさまの指が不意に離れました。
どうしたのかな?
ベッド脇のシーナさまを見ると、シーナさまは私に向かってニッコリと微笑み、スルスルスルっとご自分のショーツをその場で下ろされました。


氷の雫で濡らされて 14

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