2017年8月2日

夏休み自由研究観察会 01

「このお姉さんならね、頼めばいつでも、ハダカ見せてくれるんだよ」
 
 凜子センパイの身も蓋もないご紹介。
  同じテーブルを囲んでいるのは、私と凛子センパイ、そして小学校3、4年生の男の子たちが四人も。
 
 どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・

 発端は、絵里奈さまの快気祝いパーティから、その流れのあれこれで私が散々大勢の方々の慰み者になり果てた週末から少し経ち、月が変わっていよいよ夏本番な、ある日のオフィスでのことでした。

 その日も私は、乳首とワレメのスジしか隠せないティアドロップス型の白いマイクロビキニ姿にされて業務に励んでいました。
 冷房が効いているので、デスクワークではシースルーレースのショールを一枚羽織ることだけ許されていました。

 お姉さまは出張中。
 営業の雅部長さまとほのかさまはお外回りで直帰、綾音部長さまもクライアント様とのお打ち合わせで直帰ということで、開発部のリンコさまとミサさましかおられない退社時刻間近の夕方。

「ちょっとさ、直子に相談に乗って欲しいことがあるんだけど・・・」
 ノック無しで社長室のドアが突然開きました。
 そろそろお先にさせていただこうかと思い、着替えのために私物ロッカーを開けようとしていたときでした。

 リンコさまたちが常駐されている開発ルームには、私の様子を監視出来るカメラモニターが複数稼動しているので、私がもう帰ろうかと腰を上げたのを察知されたのでしょう。
 私また、今日も夜遅くまでデスマーチらしいリンコさまたちの、息抜きのオモチャにされちゃうのかな・・・
 早くお家に帰っても別に予定は何もありませんでしたから、ちょっとワクワクしつつお迎え入れました。

 有名なロックアーティストさんのロゴらしいプリントの入ったビッグTシャツ姿のリンコさまと、夏服セーラーのコスプレ姿なミサさまが雪崩れ込んでくるなり、窓際のソファーに窓を背にしてストンと落ち着かれました。

「ほら、開発部の備蓄から直子の分もアイス持ってきたからさ、一息ついて一緒に食べよう」
 数日前にお得意様がお中元として大量に差し入れてくださった高級カップアイスを振りながら、手招きされるリンコさま。

「あ、はい・・・」
 あれ?何だか今日はいつもと違うな、いつもなら入ってきてすぐに何かえっちなオモチャを取り出してご命令してくるのに・・・
 そんなことを思いながらも、紐ビキニにショールを纏ってソファーへ向かい、リンコさまたちの向かい側に腰かけます。

「えっと、何ですか?ご相談て・・・」
「直子さ、今度の日曜日、時間ある?無い、って言われても、作ってもらわないと困るんだけど・・・」
 それから、アイスを舐めつつリンコさまから伺ったお話の導入部は、要約するとこんな感じでした。

 リンコさまには、少しお歳の離れたお兄様がいらして、すでにご結婚され、池袋から私鉄で一本のベッドタウンに一戸建てを建てられ、お幸せに暮らしていらっしゃるそう。
 ご夫婦には今年小学4年生の男の子がいて、名前はユタカくん、リンコさまから見ると甥っ子さん。
 六月のイベントショーが終わって一息ついて、いただいた有休の日にお兄様ご夫婦のお家にリンコさまが遊びに行かれたとき、ユタカくんがご夫婦に叱られていて・・・

「それがね、ユタカ、とんだマセエロガキに育ちつつあるみたいなのよ」
 リンコさまが苦笑いを浮かべながら本題に突入されました。

「なんでも、その三日前くらいが、夏のプール開きに向けて、4年生以上の高学年生有志でプール清掃をする日だったんだって」
「積極的に手を挙げて参加したまでは偉かったんだけど、終わった後、参加した女子の更衣室を覗こうとしていたらしいのよ」

「それが他の女子にみつかって、先生にご注進、お説教っていう流れ」
 リンコさまは、別に深刻そうでもなく、むしろ愉しんでいらっしゃるご表情です。

「それでその後、余罪の追及っていうか、他の先生がたと情報の共有がなされたらしいのね」
「そしたらユタカ、同級生や下の学年の女の子を、しきりに、お医者さんごっこしよう、って、誘っているっていう証言まで出てきちゃったらしくて」

「それで義姉さんが学校に呼び出されたその日の夕方に、アタシが訪問しちゃったみたいなのよ」
 義姉さんというのは、つまりリンコさまのお兄さまの奥様、ということでしょう。

「すっごい気マズくてさ。兄貴はバカだから、さすが俺の息子、ハーレム系てな感じでむしろ喜んでるし、義姉さんは頭抱えちゃってて、ユーコちゃんは虫けらを見るみたいな目でユタカを見てるし」
「ユーコちゃんていうのは、ユタカのお姉ちゃんね。2つ違いで今年小六の女子」

「せっかくみんなでカートレースゲームでもしてまったり過ごそうと思ってたのにさ。あっ、義姉さんも一応コスプレ属性あるくらいにはプチヲタで根はやわらかいのよ。兄貴は育てゲーヲタだけど」
 ミサさまがいつの間にか人数分の冷たい麦茶を淹れてくださっていました。

「それで、しつこくお説教半分な夕食が終わって、逃げるように自分の部屋に篭ったしょぼくれユタカに、仕方ないからつき合ってあげたのよ、ヤツの部屋で対戦カードゲーしながら」
「義姉さんの話によると、更衣室覗いたのもお医者さんごっこも、ユタカひとりじゃなくて仲間がいるらしいのよね。でも、その友達の名前は一切割らなかったらしくてさ」

「なんだよこいつ、男気あるじゃん、って思って、しょーがねーな、慰めちゃろ、って思ってさ」
 なんだかんだ甥っ子さん想いのおやさしいリンコさま。

「そんなに女の子の裸に興味あるの?って単刀直入に聞いてみたんだ。そしたら間髪入れずに、うんっ!」
「それからいろいろ聞いてみたら、どうもお姉ちゃん、ユーコちゃんね、の豹変がポイントみたいなのね」

「それまで、義姉さんと子供ふたりとか、ユーコちゃんとユタカでも普通に一緒にお風呂入っていたんだけれど」
「ユーコちゃんが小六になった途端、ユタカとお風呂に入るの、イヤがり始めたんだって」

「ママとなら入るけど、パパやユタカとは絶対イヤだって言い始めて、ユーコちゃんはママとか、ひとりで入るようになって」
「まあユーコちゃんの気持ちはわかるよね。それでユタカは兄さんとか、義姉さんとふたりで入るようになって」
「それならいつもママの裸を見てるんじゃん、ってからかうと、ママの裸は全然違うのっ!て、なぜだか怒って全力否定してくるんだよね」

「ユメコさん、あ、兄貴のお嫁さんね。ユメコさんも昔はけっこう肌の露出が多いコスプレとかしてたカワイイ系の人なんだけどね」
「ユタカにとっては、あくまでもママでしかなくて、オンナとは見ていないんだろうね、親子だからアタリマエだけど」

「ユメコさんも昔のコスプレ写真とか、自分の部屋の鍵のかかる抽斗に封印して、子供たちには一切見せたことないらしい」
 苦笑いのような複雑な笑顔を浮かべられたリンコさま。

「で、じゃあなんでそんなに女の子の裸を見たいの?って質問の角度を変えてみたんだよね」
「そしたら、なんだかそういうえっちなのを見たり考えたりすると、ちんちんがムクムクって大きくなって、なんだか気持ちいいんだ、ってまたまた単刀直入な返事」

「あそこんちヲタカプだから、マンガいっぱいあるんだよね、アタシんちには負けるけど。それで一応ヤバイのは子供たちの目につかないように気をつけてはいるみたいだけど、少年向けでもムダにエロいの、あるじゃん。男の子ってそういうの、目ざといから」

「でもさ、着替えを覗かれたり、無理矢理スカートめくられたりしたら、女子はみんなイヤがるし、そういうことばっかりするスケベ男は女子の人気、なくなるよ、ってアタシも率直に返したんだ」
「そしたらユタカ、シュンとして黙っちゃってさ。しばらくうつむいていた後、何て言ったと思う?」

 私はお話に夢中で、わからないという意味でブンブン首を左右に振り、ミサさまは、すでに顛末をご存知なのでしょう、含み笑いのお澄まし顔。

「じゃあさ、リンねーちゃんの裸、見せてよ・・・」

「アタシ、うわっ、そこまで言うか?って思った反面、あれ?これって、おねショタで、しかもキンシンシチュじゃね?なんて妄想回路まで動き出しちゃってさ、マジ焦ったよ」
「でもすぐにユタカのヤツ、あ、でもリンねーちゃんは、おっぱいぺったんこだしなー、だって!まだ射精も出来ない皮かむりフニャチンマセガキ小僧が!」
 リンコさま、割と本気で憤っておられるご様子。

「それで、そのときふと直子の顔が浮かんじゃったんだよね。イベントの印象が強烈だったからかな」
「うちの会社に、頼めばすぐハダカ見せてくれる女の子がいるよ。それもかなり可愛い子、って携帯に入っていた直子の写真見せたのよ。あ、もちろん服を着ているやつね」

「そしたらユタカの目が爛々と輝いちゃってさ。アタシは、ダメだこのエロガキ、と思ったよ」
 あはは、って乾いたお声で笑われたリンコさま。

「でもまあ話の成り行きだったからさ、つい、言っちゃったんだ。ユタカがこれから学校の女の子たちにちょっかい出すのをきっぱりやめたら、会わせてやってもいいよ、って」
「あんたが真面目人間になったかどうかは義姉さんに聞けばわかるから、それでアタシが合格って認めたら会わせてやるから、お医者さんごっこでも何でもやってもらえば、って」

 私の顔をじっと見つめながら、麦茶をグイっと飲み干されたリンコさま。
 私は、小学生の男の子とお医者さんごっこ、というお言葉だけで、色んな思い出がよみがえり、股間がジンワリ潤んできていました。

「そしたら数日前に義姉さんから電話があってさ、今度の日曜日に学校の友達と一緒に池袋に映画見に行くから、そのついでにアタシんちに寄っていいか聞いておいてくれって、ユタカに頼まれたんだって」

「で、必ず伝えてくれって念を押された伝言が、ボク、夏休み前のテストで国語算数理科社会、全部90点以上取ったから、嘘じゃないから、その日持っていって全部見せるから」
「それでリンねーちゃんにはわかるから、約束絶対守ってね、だと」

「言われてから、ああ、そんな条件も出したっけ、って思い出した。ユタカ、いつも70点くらいをウロウロしているって聞いてたからイジワルのつもりだったんだけど、エロの力って、偉大だよねえ」

「義姉さんに聞いても、あの日以来何だか人が変わったみたいに真面目に宿題するようになっちゃって、凛子ちゃん、ユタカの鼻先にどんなニンジンぶら下げたの?お小遣い?ゲームソフト?って勘ぐられちゃった」
「学校夏休みなのにわざわざ日曜日に映画行くことにしたのは、リンねーちゃんの会社もお休みの日じゃないと会えないから、とまで言ってたんだって」
 
 そこまでおっしゃって、瞳をスッと細められたリンコさま。
 顎をクイッと突き出すような動きをされたのは、いつものポーズ、という合図。
 おずおずと立ち上がる私。

「そんなわけだからさ、ちゃんと課題をクリアしたユタカに、ここで大人が嘘つくわけにもいかないでしょ?」
「だから今度の日曜日、直子、悪いけど一肌脱いでくれないかな?文字通りの意味でも」
 
 座られたまま見上げてくるリンコさまの瞳には、普段私を虐めているときにお見せになる嗜虐の妖しい炎が、すでにチロチロゆらめき始めていました。
 
「・・・つまり、今度の日曜日にリンコさまのお家にお邪魔して、そのユタカさまっていう小学4年生の男の子と、お医者さんごっこをしろ、ということですよね?」
 自分でリンコさまのお話をまとめながら言葉にするだけで、乳首とマゾマンコに血流が集まってくるのがわかりました。

「そういうこと。どう?イヤ?」
 イジワル度満点の瞳で見つめてくるリンコさま。
 リンコさまミサさま、おふたりとも同時に立ち上がられ、ソファー脇に連れ出されます。
 ミサさまの右手が素早く動き、スルスルっと私が肩から纏っていたショールを外されました。

「イヤだとしても、わ、私には選択権は無いのですよね?・・・それは、リンコさまのご命令なのですよね?・・・」
 私の返答を、ふふん、と鼻で笑われたリンコさまが、ペロンと私のティアドロップス水着をずらしました。
 小さな布に辛うじて隠れていた、大きく背伸びした右乳首がブルンと飛び出しました。

「何カッコつけちゃってるのよ。アタシの話を聞いているうちに、ここがみるみるムクムク大きくなって、下だって滴るくらい貼り付いて透けちゃってるクセにっ!」
 布越しにマン筋をスルリと撫ぜられました。

「ひゃんっ」
「うふふ。イヤイヤ言ってても、からだは正直だな?とかいうエロものでよく聞く台詞が、こんなに似合うシチュもないわよね。直子、やる気マンマンじゃん」

「あうぅぅ・・・」
 からかうように私の乳首とマン筋を指でクニクニもてあそぶリンコさま。
 
「実は、義姉さんから連絡もらった次の日に、チーフにもメールでお伺い立ててるんだ。もちろん、チーフの返事は、即、おっけー」
「だからこれは、アタシの命令って言うより、直子のお姉さまのご命令だと思いなさい。そういう意味で直子に選択権が無い、っていうのは正解よ」
 紐ビキニの股間を覆う細い布も完全に腿側にズレてしまい、剥き出しになったラビアの中にリンコさまの指が侵入していました。
 
「あっ、だめっ、そこは・・・」
「それに聞けば直子、何でも高校のとき小学三年生の男の子と、差し向かいでお医者さんごっこ愉しんだそうじゃない?どっかの森の中の子供たちの隠れ家に招待されて」
 リンコさまは本気で私をイカせようと決めたらしく、爪の先でカリカリと私の腫れ上がったクリトリスをなぶってきます。

「あっ、いいっ、は、はいぃぃ、しましたっ、やりましたからっ、あっ、そう、そこぉ、もっとぉ・・・」
 お姉さまったらそんなことまで、と思いつつも、リンコさまのクリット弄りがあまりに気持ち良く、両脚を踏ん張って両手を後頭部に当てた全面降伏ポーズの私。

「チーフにその日の様子を後日詳しく報告するってことで、直子の一日お姉さまになる権限を委譲されたのっ!」
「あーーーっ、だめぇーっ、イキますぅ、イっちゃいますぅぅーーっ、いいぃぃーーーーっ!!!」
 リンコさまのお言葉が途切れるのと、私がてっぺんまで昇り詰めるのが一緒でした。

「・・・で、でも・・・いいのですか?そんな、ご親戚の小学生の男の子に・・・」
 快感の余韻がいくらか落ち着いてから、ハァハァ息を乱しながら、あらためてリンコさまにお尋ねしました。

「シモネタって、闇雲に禁じたり遠去けたりするほど却って好奇心が膨らんで、隠れてコソコソしちゃうものじゃない?一度実物を間近で見ちゃえば、落ち着くんじゃないかな」
 私を弄り倒した指をハンカチで拭いながらリンコさまがおっしゃいます。

「精通前の時期に、エロいことに対する男としての常識的な接し方とか、女性を優しく扱うこととか、実地で性教育しとくのって、有意義な気がするし、面白そうじゃない。アタシ、精通前ならおねショタも大好物だしね。まあ直子の場合は、相手が小学生だろうが受けになっちゃうだろうから、ショタおね、になるだろうけど」

「それに、直子って確か幼稚園だか保育園の先生の資格持ちだったよね?それならガキンチョの相手はお手のものなんじゃない?」
「あ、幼稚園教諭免許です。でも学生のころに実習で1ヶ月くらいお相手しただけですし・・・」

「なあに?ユタカが男の子だからビビってんの?大丈夫よ。まだ毛も生えてないガキンチョの包茎ちんちんなんて、おっ勃ったって小ぶりなポークビッツくらいのカワイイもんだから。直子のトラウマみたくグロいことにはなんないよ」
 リンコさまが露骨なご表現で、私の一抹の不安を吹き飛ばそうとしてくださいます。

「オトコって言ったって、思春期前なら無駄に毛深かったりオス臭かったりもしないから。現に直子だって何年か前に、その隠れ家でやったお医者さんごっこでは、ちゃんと愉しめたんでしょ?」
「はい・・・」

「大丈夫、直子はハダカを見せるだけ。成り行きでちょっと弄らせたりもするかもしれないけど、とにかくユタカにちんちん出させたりは絶対させないから。まあ、ヤツも恥ずかしがって出そうとはしないだろうけど」
 小さく笑ったリンコさまが、再び私のバストに手を伸ばしてきて、鎮まろうとしない勃起乳首をイタズラし始めました。

「あんっ、わ、わっかりました。今度の日曜日、あっ、リンコさまの、ご、ご命令に、し、従いますぅぅっ、あぁんっ・・・」
 乳首を引っ張られたり潰されたりしながら、リンコさまに服従を誓う私。

「あ、そうそう。一番肝心なことを言い忘れてた」
 私のおっぱいから一度両手を引っ込めたリンコさまは、傍らにあった書類を挟む目玉クリップで私の乳首を挟みながらおっしゃいました。

「とは言ってもね、アタシ、小学生にマゾドレイとか露出狂とか、そんなディープなことまで教えちゃう気はさらさら無いの」
「あくまでもエロマセガキンチョにリアルな性の入口を垣間見せて、好奇心を真っ当に満たしてあげたいだけ。だから直子も、そのへんのとこを、よろしくね」

 おっしゃりながら私のふたつの乳首を目玉クリップで挟み終えたリンコさまの両手は、私の下半身へと滑り落ちていきます。
「はうっ!」
 リンコさまの両手でラビアを大きく抉じ開けられました。

「具体的に言うと、アタシのことを、リンコさまぁ、とか、ご主人さまぁ、とか、如何にも、私マゾ女でーす、みたいなベタな呼び方をしないこと。子供たちの前では」
「えっ!?子供たちって、いらっしゃるの、ユタカくん、あ、いえ、ユタカさまだけじゃないのですか?」

 バッチーン!
 リンコさまに思い切りお尻をひっぱたかれました。
「あぁうぅぅっ・・・」

「ほら、そういうところよ!相手はガキンチョなんだからさ、ユタカに、さま、なんて付けなくていいのっ!」
「それにアタシ、友達と池袋に映画観にくる、って言ったじゃない?多分、近所のミツルくんじゃないかな。仲いいみたいだし。ボーイッシュな女の子みたいな顔したイケメンくんだよ」

 いつの間にかリンコさまの手には、制汗スプレーの容器くらいな太さの銀色円錐形なバイブレーターが握られていました。
 ああん、今度は中イキさせられるんだ・・・と身構える私。

「だから当日アタシのことは、大沢さん、とか、凛子センパイ、とか、いたって普通に同じ会社の仲良し女子、みたく呼ぶこと」
「は、はいぃぃ・・・」

 バイブをズブリとマゾマンコに挿され、お手元のスイッチでウィンウインうねらせ始めるリンコさま。
「あっ、あっ、そんな、いやっ、だめっ、いいぃぃーーっ・・・」
 半脱ぎ紐ビキニで乳首に目玉クリップをぶら下げた服従ポーズで、プルプルと腰を震わせる私。
 カーテン全開の大きな窓からは、視界全面コバルトブルーな真夏の夕暮れが綺麗に広がっています。

「それから当日の服装も、いかにも露出狂です、みたいなヘンタイチックなのはやめてよね。スケスケとか、穴開き紐パンツとか」
「あんっ、で、でもでも、私が持っている下着、あっ、だめそこっ、あ、み、みんな、あんっ、リンコさま、あんっ、り、凜子センパイたちにっ・・・」
 私がお答えしようとしているあいだもリンコさまがバイブを動かしつづけるので、なかなか会話が進みません。

「せ、センパイたちに、全部、ま、魔改造、うっ、されてしまったので、だめっ、ふ、普通のって、もう持って無い、ないぃ、と思い、思いますぅ、ぅぅぅ、けれどぉ・・・」
 ジュブジュブ音をたてるほど動かされるバイブレーターに、必死で理性を保とうと快感に抗う私。

「あら、魔改造なんて人聞きの悪い。あれは、エロティックリフォームよ。でもまあ仕方ないから、下着は前日までにアタシが用意してあげる。それ着けてきなさい」
 バイブを出し挿れする右手は止めずに、ニコニコ顔で私に念を押されるリンコさま。

「服装は、そうね・・・あの年頃の子たちはやっぱり、優しそうで清楚な感じ萌えだろうから、無難に花柄ワンピとか、フリルブラウスにキワドクないプリーツミニ、ってところかな」
 普通にお話されながら、せわしなくバイブを動かしつづけるリンコさま。
 
「あっ、はいぃ、あっ、あんっ、だめ、もうだめっ、イ、イっちゃう、 イっちゃうぅぅ・・・」
 どんどん前屈みになって突き出す格好になっている私のお尻に、ビーズ型のアナルバイブも、ミサさまの手でいつの間にか挿入されていました。
 
「理想は、教育実習で小学校に来た女子大生先生ね。お淑やかで初々しくて清楚で、でもそこはかとなく大人の色気も感じさせて、って感じ?」
「一気に脱いで即下着姿より、一枚一枚、焦らすみたいに徐々に脱いでったほうがガキンチョは萌えるよね?ワンピは無いな。やっぱ当日はブラウスアンドスカート生脚ソックス」

「・・・んんーっ、はいぃ、おっしゃる通りにしますからぁ、凜子センパイィ、美咲センパイィ、イっても、イってもよろしぃでしょうかぁぁ・・・」

「間違っても露出大好き淫乱マゾ先生ではないからね?あくまで普通の清楚な女性なんだけど、たまたま他人にハダカを見られるのが好き、ってだけで」
「・・・あっ、イキます、イきますぅぅーっ、あっ、あーーっ、いいぃぃぃ-----っ!!!」
 
 ハダカを見られるのが好き、という属性だけで充分、普通でも清楚でもない、と思うのですけれど・・・
 
 心の中でそんなツッコミを入れつつも、マゾマンコとアヌスへの執拗な二穴バイブピストン責めで膝から崩れ落ち、リノリュームの床に倒れこむように、しどけなくイキ果てた私でした。


夏休み自由研究観察会 02


2017年7月23日

三人のミストレス 12

 膣口深く潜り込ませた右手の人差指と中指で、捏ねるように膣壁を撫ぜ回します。
 上に伸ばした親指の腹で腫れたクリトリスを弾くように擦ります。
 左手全体で左おっぱいを鷲づかみ、人差し指と中指のあいだに逃した勃起乳首を、挟んでギュウギュウ潰します。

「はっ、はぁん、あっ、あーんっ・・・」
 先ほどの麻縄コブ渡りで、あれだけ激しく何度もイッたのに、いえ、イッたからこそ、敏感になり過ぎたはしたない急所への単純な愛撫だけで、みるみる高まってしまいます。
 目隠しをしてくださったことで余計な視覚的刺激を受けない分、行為に集中出来るので尚更です。
「あっ、だめっ、いやっ、もうだめっ・・・」

「あれ、もうイッちゃうんじゃない?」
「ほんとだ、まさにイキ癖がついちゃった、って感じだね」
「やだ、この子、小指伸ばしてお尻の穴までまさぐってる」
 私の痴態をつぶさに実況してくださるみなさま。

「あっ、んっ、あぁ・・・お姉さ、あっ、いえ、え、絵理奈さま、イッてもいいですかぁ?あふぅぅ・・・」
 コブ縄渡りのときのお姉さまのお言葉を思い出し、見えない絵理奈さまにオーガズムの許可を乞います。

「時間が無いみたいだから、さっさとイクのは構わないけれど、なんかあんたの、その口の利き方が気に入らないわね」
 私の左側のほうから、絵理奈さまの冷たいお声が聞こえてきました。

「イッてもいいですかぁ?じゃないわよ。いいですか、なんて何タメ口利いてんの?あんたは、こんなところで真っ裸になってヨガってるヘンタイセイドレイでしょ?わたしたちはあんたを飼っているご主人様、身分が違うの。もっと丁寧に哀願しなさいよ」
 お尻に一発来るか、と怯えて数秒待ちましたが、来ませんでした。

「ああんっ、はいぃ、ごめんなさい・・・え、絵理奈さま、みなさま、このままイッてもよろしいですかぁ?・・・」
 
 時が経つにつれパワーアップしている絵理奈さまのイジワル度。
 お言葉遣いもぞんざいになり、本気で私を軽蔑、嘲笑なさっているご様子に、憐れなマゾ性をゾクゾクッと滾らせつつ、自分を慰める両手は止めずに懇願する私。

「やっぱりヘンタイドスケベマゾ牝だけあって、教養無いわね。よろしいですか、って、何上から目線になっているの?お願いするんなら、よろしいでしょうか、でしょ?」

「あっ、あっ、はひぃ、ご、ごめんなさいぃ・・・絵理奈さまぁ、そしてみなさま、直子の、直子のグチョグチョ淫乱マゾマンコ、い、イカせて、あんっ、イカせていただいて、よ、よろしいでしょうかぁっ・・・」
 自分から口に出す品の無い淫語で益々荒ぶる昂ぶりは、そろそろ限界に達しようとしていました。

「よろしいわよ。さっさと自分の指でイッちゃいなさい、性欲過多のマゾ牝が、ペッ!」
 絵理奈さまの吐き捨てるようなお言葉。
 下腹部に何かが当たったような感触も微かにしましたから、実際に絵理奈さまからツバを吐きかけられたのかもしれません。

「あーーーっ、いいっ、いいっ、イキますぅ、いきますぅ、いいぃぃぃ---っ!!!」
 どっちにせよ、私はブリッジするみたいに下腹部を盛大に跳ね上げながら、悦び勇んで至福のオーガズムに達しました。

「早いわね、もうイッちゃった」
「始めてからまだ2分も経ってないよ。それに今日だけでイクの何度目?」
「下半身がブルブル震えているのに右手はまだマンコに貼り付いたままじゃん。休む気なんてサラサラ無いんだね」

 みなさまの呆れたお声が聞こえてきますが、弄りつづけることで絶頂の余韻はすぐにVの字に回復し、私はまた性懲りもなく高まり始めていました。

「さあ、一度イッたみたいだから残り時間は、みんなで好きに直子のからだをいたぶってあげて」
 お姉さまの幾分投げやり気味なお声が、私の背中のほうから聞こえました。

「この子、不特定多数からの陵辱願望も持っていて、衆人環視下のエロい人体実験みたいな妄想でもオナっているらしいから、みんなが普段、パートナーとは出来ないような、ハードな責めを試してみるといいわ」

「痛みも屈辱も、何でもオーガズムに昇華しちゃう子だから、面白いわよ。目隠しで誰が何をしたかもわからないしね」
「直じゃ汚いと思う人は、使い捨てのゴム手も用意してきたから」
 お姉さまのお声が消えた、と思ったら、口の中奥深くまで、生温かい何かを突っ込まれました。

「ぐえっ!」
 思わずえずいて、ヘンな声が出てしまいます。
 同時に口腔に侵入してきた異物が何なのか確かめようと、舌をフル回転して異物を舐め回します。
 指?・・・長い?・・・しなやか?・・・三本?・・・

 直感的にお姉さまの右手、と理解しました。
 香り、舌触り、味。
 今まで何度も味わってきましたから、間違えるはずありません。
 わかった瞬間、夢中でしゃぶり始めます。

 私のえずきが合図だったかのように、私のからだをいくつもの手が這い回り始めました。
 おっぱいとマゾマンコに取り憑いていた私の両手は乱暴に払い除けられ、代わりに無数とも思える手や指先が、無防備な全裸の私を陵辱し始めます。

 仰向けな私の右膝と左膝が同時に掴まれ、それぞれ左右に大きく押し広げられました。
 間を置かずに陰唇に複数の指がかかり、これまたそれぞれ左右に、内腿側へと思い切り引っ張られます。
「んぐぅぅ・・・」
 お姉さまの右手を頬張った喉の奥から、だらしない悲鳴がほとばしり出てしまいます。

「ほら、ママも松井ちゃんも、遠慮しないで」
 雅さまの弾んだお声が聞こえました。

 裂けちゃいそうなくらい左右に引っ張られて引き攣る粘膜に侵入してくる指。
 2本?3本?えっ!?5本?6本?
 おのおのが勝手に脈絡なく、モゾモゾと膣壁を引っ掻き回してきます。

 そのあいだ中、乳首もそれぞれ思い切り引っ張られ、ひねられ、潰され。
 クリトリスはずっと、粘土を捏ねるように指先でもてあそばれています。
 
 脇腹を撫でる指、下腹をさする掌、乳房の脂肪をつねる爪・・・
 視界を塞がれたまま素手だったりゴムの感触だったりな人肌に全身をゾワゾワもてあそばれる感覚は、得体の知れない爬虫類と昆虫が群がるプールに放り込まれたみたい。

「んぐぅ、ぬぐぅ、んんぅぅ、おごぅ、あごうぅ・・・」
 アルコールのせいもあるのでしょうけれど、どなたの愛撫も乱暴で荒々しい感じ。
 痛い、くすぐったい、気持ちいい、じれったい、の感覚が入り乱れ、私の全身で同時多発しています。
 粘膜とクリットに対する蹂躙はとくに執拗で、グングン高みに昇っていく私。

「ああぁーっ、いいですぅ、ありがとうございますぅ、もっと、もっとぉーっ!」
 不意に大きく嬌声が洩れてしまったのは、不意に口中の手が抜かれたからです。
 お姉さまの手で声が出せないのをいいことに、私は心の奥底から湧き上がる欲望を、正直に言葉にして喉を震わせていたのでした。

 自分のよだれまみれなはずのヌルヌルな手が、私の顔面を乱暴にまさぐってきます。
「はぅぅ、あっ、いいっ、いいーっ!」
 鼻の穴や耳の穴をグリグリ嬲られ、首を軽く締められます。
「んぬぐぅ・・・」

「すごい、乳首がこーんなに伸びーる」
「ほら、ラビアだってこーんなに」
「直子のマンコって外面は地味だけど、中のビラビラはだらしなくびろーんてよく伸びるよね」
「クリットも小指の先っちょ以上にパンパンに膨れさせちゃって、本当に気持ち良さそう」

 嘲笑混じりの黄色い歓声をあげて、私の恥ずかしい器官を容赦なくねぶり、なぶり、いたぶってくださるみなさま。

「あぅぅっ、え、絵理奈さま、み、みなさまぁ、イ、イッてもよろしいでしょうかあ、どうぞ、どうかイカせてくださいませーっ!」
 どんどん白くなってくる頭と心の桃源郷に一瞬でも早く埋没したくて、本能から湧き出たお願いが悲鳴に近い叫びになってしまいました。

「何、でっかい声でお下劣な願望口走ってるの?ほんと、サカリ切った牝犬マゾは仕方ないわね」
 絵理奈さまらしき冷ややかなお声が聞こえたと思ったら、肛門にズブリと何かが突き挿さりました。

「さっきと同じに、ただマンコとクリットでイクんじゃつまらないでしょう?ほら、こんなふうにグリグリしてあげるから、今度はケツの穴だけでイってみなさい」
 そのお声から一テンポ遅れて、私の他の部分をねぶっていた指や手が一斉に引きました。

 物理的な快感刺激を得られるのは唯一その部分、つまり肛門に挿し込まれた、おそらく絵理奈さまの、ゴム手袋を着けた2本の指だけ。
 仰向け立て膝で横たわっている私は、その唯一の刺激をより奥まで迎え入れるために、お尻をそちらに突き出すように浮かせました。
 
 上がった両膝を大きく開いたままそれぞれ両腕で抱え込むと、先ほどやらされたハッピーベイビーのポーズ。
 いえ、これは正しく、まんぐり返しと呼ぶべきでしょう。

 その姿勢で自ら腰を前後に動かし始めます。
 突き刺さった指が深く浅く腸壁を擦り、肛門筋の戸惑いがそのまま快感へと収束していきます。
 爆発寸前な昂ぶりには、その淫靡な抽送だけで充分過ぎます。

「うわ、直子、また自分で腰振りだしたよー」
「指が根本まで、ズッポリ入ってない?」
「動きに合わせてマンコのラビアまで、魚の口みたいにパクパクしてる」
「本当にお尻の穴だけでもイケちゃうんだ?信じられない」
 みなさまの引き気味なご感想も、被虐のよいスパイスです。

「んーーっ、いいぃですぅ、お尻気持ちいぃっ・・・アヌスいいっ、アナルいいっ、イキますぅ、イっちゃいますぅ、イッってもよろしいでしょうかぁぁぁ・・・」
「ほら、イッちゃいなっ!ケツの穴に指2本も突っ込まれてほじられながら、ドヘンタイらしくイクがいいわ、ほれ、大サービスでオマケも付けてあげるっ!」
 バチーンッ!
 穴に指を突っ込まれたまま、左の尻たぶを思いっきりひっぱたかれました。

「あうーっ、いいっ、いいっ、もっとっ、もっとぉーっ!」
バチン、バチン、バチン。
「いいっ、いいっ、イクぅ、イグぅ、ぃぐぅぅぅーっ!!!!」

 お尻をビンタされるたびに目の前で火花がスパーク、やがて意識がトンで真っ白に・・・
 あんまり良すぎて。激しい身悶えにからだがよじれ、気がつけばいつの間にか突っ伏して、四つん這い気味なうつ伏せとなっていました。

「直子ってば、今度は自分から四つん這いになっちゃったよ」
「もっとお尻を叩いて欲しくて仕方ないんじゃない?絵理奈ちゃんにひっぱたかれているとき、本当に気持ち良さそうだったもの」
「マゾの牝犬だからね。首輪もしてるし、やっぱりワンワンスタイルが落ち着くんだよ」

 みなさまの嘲り声に従うように、半端なうつ伏せ状態から両膝を立ててお尻を持ち上げ、高くグイッと突き出します。
 もちろん両膝は大きく開いてマゾマンコも肛門も、みなさまによーくご覧いただけるようにして。

「やだっ、お尻突き出しておねだりしてくる」
「まーだ満足していないんだ?まったく直子の性欲はサキュバス並に底無しだよね。本当に一晩中でもイキつづけるんじゃない?」

 アヌスの指も抜かれ、今はどなたも私のからだを触ってくださっていません。
 なのに性的欲求解消の渇望が全身を駆け巡り、もう居ても立ってもいられない状態。
 仕方ないので自分でまさぐろうと、右手をマゾマンコに伸ばしかけたときでした。

「ちょっとママさん、そこで何やってんですかあ?」
 すぐそばで訝しげな、聞き慣れないお声がしました。

「あらー、みつかっちゃった。ちょっとした余興なの。このかたたちのパーティの、お開き前のメインイベントをわたしもちょっと見学させてもらっているのよ」
 さーこママさまの、微塵も悪びれていない明るいお声。

「うちら、そろそろ帰ろうと思って、トイレ済ませて階段下りようとしたら、こっちがずいぶんと賑やかだからさあ」
「なんじゃろな、と思ってちょこっと覗いたら、四つん這いの裸のお尻が見えて、大勢で取り囲んでるからギョッとしちった」

 それぞれお声が違っているので、闖入者は女性おふたり?
 少し呂律が怪しくなっているので、すでにけっこう酔っ払われているみたいです。

「で、この人、何なんです?こんなところで、こんなけしからん格好して」
「わかった!王様ゲームの罰ゲーム!じゃなかったら集団セクハライジメ!」

 酔いのせいでしょうけれど妙にテンションのお高いおふたりは、お声はそうでもないけれど、はしゃぎっぷりがお若いっぽい?
 そんなことはともかく私は、まったく見知らぬ偶々お店に居られた女性おふたりにも、二穴全開の秘部を至近距離でさらけ出している状況になっていました。
 薄れかけていた羞恥が俄然息を吹き返し、マゾマンコを熱く潤ませます。

「そういうんじゃなくて、単刀直入に言うと、この子はマゾで露出狂なんですよ。この子は、こういうことをやらされるのが大好きなんです」
 雅さまのフレンドリーな営業トークっぽいお声が聞こえてきました。

「うわ、マゾって、痛いのや苦しいのが好きなドMってやつでしょ?最近の若い男に多いらしいわよ。近頃ヘンタイ増えたよねー」
「女の露出狂なんて本当にいるの?AVなんかの印象だと、ろくでもない男に無理矢理やらされているイメージだよねー」
 
 雅さまの身も蓋も無いご説明に、おふたりの元も子もないご感想。
 薄く苦笑いを浮かべられた雅さまが目に浮かびます。
 それでもめげないトーク上手な雅さま。

「それで、ワタシたちはみんな同じ会社の同僚なんですけれど、先月だったかな、この子が大きな仕事をモノにしたんです。社長賞クラスの」
「で、ご褒美に何でも好きなことやっていい、ってことになってこの子が、オフィス以外の、いつ誰が来るかわからない場所で晒し者になって辱められたい、って言い出して」
「で、さーこママさんに無理言って今日、ここを貸していただいいてのパーティなんです。だから、セクハライジメ、とかではぜんぜんないんです」

 ついさっきまで、お仕置き、だったはずなのに、雅さまのご説明では、ご褒美、になっちゃいました。
 まあ、マゾな私にとって、性的なお仕置きは、イコールご褒美でもあるのは事実ですが。

「あ、よく見るとこの人、犬の首輪みたいのしてるー」
「えー、信じられなーい。本当にこの人、イヤがってないのー?」
 面白がってまぜ返すような、どちらかのかたのお声にお応えされたのは絵理奈さま。
「本当よ。今、証拠を見せてあげるわ」
 おっしゃるなりいきなりバッチーンと、右の尻たぶに平手打ちをいただきました。

「ひぃーっ!」
「マゾ子は、これが欲しかったんでしょ?」
 まったく見ず知らずの方々に、私の本名を出すのは不味いと思われたのでしょう、マゾ子呼びしてくださる絵理奈さまのお心遣いにキュンとしちゃいます。

「はいぃ、ありがとうございますぅ、もっとぉ、もっとくださいぃぃ・・・」
 雰囲気を壊さないように、私もマゾ性全開で喘ぎます。
「まったくしょうがない牝犬ね・・・」

 バチンバチンとたてつづけに強烈な掌スパンキングをいただき、その甘美な痛みに闖入者さまの存在も忘れそう。
「あうっ!、あうっ!、あうーっ!!」

「うわー、みるみるお尻が真っ赤っ赤ー」
「お尻の穴がヒクヒクしちゃってるー」
「マンコがこれだけヌラヌラに濡れてるんだから、確かに悦んでるみたいだねー」
「下でたまに聞こえていた手拍手の音って、ひょっとしてこのSMの音だったんじゃない?」

 若干引き気味ながら、心底驚かれているようなおふたりのお声。
 私はと言えば、知らない女性たちに、おねだりスパンキングを目撃され、つい数分前の陵辱で爛れ切ったマゾマンコと肛門を凝視され・・・
 次から次へと蠱惑的な恥辱シチュエーションに見舞われて、もう私の小さな脳味噌では処理しきれません。

「それにしても見事にあられもない格好だこと。あ、ビデオ撮っている人までいるしー」
「オフィス以外、っていうことは、いつもはオフィスでこの人、こんなことされているんだ?ひょっとして全裸勤務?なんだか楽しそうな会社だねー」
「つまり、この真っ裸な彼女はヘンタイで、他の人たちが仕事のご褒美で遊んであげてる、ってわけなのね」
 
 おふたりとも雅さまのご説明と絵理奈さまの実演で、すっかりご納得されちゃったみたい。
 それにミサさまってば相変わらず、ずっとビデオで私の痴態を撮影されているんだ・・・

「もうお店も閉店間近だから、最後にこの子を盛大にイカせてあげましょう、っていうところで、あなたがたがいらっしゃったんですよ」
 お姉さまのお仕事のときっぽい、クールなお声が聞こえました。

「もう下にはあなたたちしかお客さんいないんでしょ?時間があるならあなたたちも見物させていただくといいわ。こんなの滅多に見れないし、すごく刺激的よ?」
 気さくにおふたりをお誘いになる、さーこママさま。

「えっ、いいの?どうせこの後はカラオケでも行こうかと思ってたから、時間はぜんぜん大丈夫」
「おっけー、うち、下行ってミユちんも呼んでくる!」

 お声の後にドタバタと駆け出す足音がつづきました。
 そう言えばさーこママさまが、階下には常連の下ネタも大好きなOLさん3人組しかいらっしゃらない、って、さっきおっしゃっていたっけ。

「よかったわね直子。直子の浅ましく恥ずかしい姿、視てくださるギャラリーさんが増えたわよ。どう見ても、あたしたちよりか五つ六つ歳上に見えるお姉さまがた」
 他のかたには聞こえないように、コショコショっと耳打ちしてくださった私のお姉さま。

「さ、もう本当に時間がないから、ちゃっちゃとマゾ子をヨガらせて、新たに見物されるゲストのみなさんにも愉しんで帰ってもらいましょう」
 お姉さまの呼びかけでパチパチと起こる拍手。
 どさくさに紛れて私の突き出したお尻を叩いているかたもいらっしゃいます。

「ママさん?ちょっと押しちゃったから9時40分お開きでいい?終わり次第、大急ぎで撤収するから」
「うん、だから時間は全然気にしなくっていいって。階下はもう閉店の札掛けちゃって、ケンちゃんがもう明日の仕込み、始めているはずだから」
 お姉さまのご相談に軽やかなお声でお答えくださる、大らかなさーこママさま。

「あと約10分弱っていうところだけど、あと2回はイカせたいわね。ゲストさんたちが揃ったらすぐ、始めましょう」
 お姉さまのお言葉にかぶせるように、雅さまの弾んだお声が聞こえてきました。

「折角四つん這いなんだからさ、今度はこれ、突っ込んでみる、っていうのはどうかな?」

 おおーっ、と、どよめくお声。
 面白そう、やろうやろう、という賛同のお声の他に、太すぎない?、マン汁が溜まっちゃいそう、などなど、不穏なお声も聞こえてきます。

「そっちより、こっちのシャルドネのほうがいいんじゃない?なで肩だから、より奥まで入りそうだし」
 冷静なお声は綾音さま。

「確かに。じゃあこっちはアヌス担当にしようか」
「わたしはこれでお尻をひっぱたくわ」
「四つん這いだと、おっぱい虐めが難しそう」
「洗濯バサミを引っ張れるように、糸を付けておきましょうか?」

 みなさまがガヤガヤ盛り上がっているところに、ワイワイドタバタと近づいてくるお声と足音。
「はーい、お待たせしましたー。オーディエンス、追加でーす」

「あっ!?」

 複数の足音が私のすぐそばまで来て止まり、それに合わせるようにガヤガヤワイワイもピタリと鎮まって、束の間、シーンとその場が静まり返りました。


三人のミストレス 13


2017年7月16日

三人のミストレス 11

 中腰になったところで、ほのかさまがツカツカと近づいてこられ、後ろ手錠を鍵で外してくださいました。

「あ、ありがとうございます」
 鍵入りロールパンは、雅さまがお持ちになったので、雅さまからほのかさまへと鍵が渡ったのでしょう。

 久しぶりに自由になった両手が、思わず股間にいってしまいます。
 長時間。食い込みロープに虐められたラビアが、まだジンジン熱を持って疼いていました。

「ううん。チーフに、外してやって、って頼まれたの。早くお洋服、脱いじゃったほうがいいわよ」
 ほのかさまに促され、まず中途半端に脱ぎかけのジーンズを、モゾモゾと足元までずり落としました。
 裾が引っかかるのでスニーカーも一緒に脱いで裸足に。

「ジーンズ、色が変わっちゃうほど濡れそぼってベトベトじゃない?これ、早めに水洗いして落としておかないと、乾いたらガビガビになっちゃうんじゃない?臭いも残りそうだし」
 ほのかさまにそんなおつもりは無いのでしょうが、やってしまった当人にとっては、自分の下半身の貪欲過ぎるだらしなさを揶揄されたような、恥ずかし過ぎるご指摘でした。

「わたしがおトイレの水道で、軽く水洗いしておいてあげる。ほら、そのチュニックも、ワサビの緑色が飛び散っちゃってる」
 私が脱ぎ捨てたジーンズを、乾いた部分を探して指先でつまみ上げながらおっしゃったほのかさま。
「あ、はい・・・」
 言われるままにお腹で丸まっていたチュニックも、足元までずり下げました。

「ボレロは、大丈夫そうね。それはハンガーに掛けて、あそこの壁に吊るしておくね。その下にお靴も一緒に置いておくから」
 キビキビとご指示されるほのかさまのおかげで私は、あっと言う間に赤い首輪ひとつだけの丸裸になっていました。

「ありがとうございます、ほのかさま・・・」
 私のジーンズとチュニックをひとまとめにして片手で持ち、おトイレへと向かわれる、あくまでもおやさしいほのかさまのお背中に深々とお辞儀をして、ふと気がつきました。
 今、あの上下を水洗いしてしまったら、このお店から帰るとき私、何を着ればいいのだろう・・・

「ほら、もたもたしてないで、テーブルに上がりなさい」
 途方に暮れていたところを、お姉さまにピシャリとお尻をはたかれました。
「あ、はいぃ」

 ワイングラス片手のお姉さまに手を引かれ、階段寄りのダイニングテーブルまで連れて行かれました。
 六人掛けくらいの長方形のテーブル三分の二くらいが、白っぽいタオルで覆われています。
 真っ白な部分と薄っすらピンクっぽい部分とがあるので、バスタオルを2枚使ったようです。

 テーブルの周りを半円形に囲むように椅子が並べられ、まさにステージと観客席の趣。
 ほのかさま以外のみなさまが、すでにテーブル周りにたむろしていらっしゃいました。

「はい、上がって上がって。時間があんまり無いんだから」
 お姉さまにペチペチお尻を叩かれ、テーブルの縁まできました。
 テーブルの高さは私の恥丘スレスレくらい。

「お店のお客様がお食事される、本来清らかであるべきテーブルなのだから、タオルの無いところに直子の淫らな生尻乗せて滑らすのはダメよ」
 つまり、タオルの敷かれたところに大きく脚を開いて乗れ、というお姉さまのご指示でしょう。
 右足と左手をタオルのあるテーブルの縁に乗せて、エイッとからだを引き上げている様子を、ミサさまにローアングルから撮影されました。

「はーい、お待たせー」
 私がタオルの上で立ち上がったとき、さーこママさまと松井さまが、幾分ドタバタ気味に階段を上ってこられました。
「あらー、ステージまで用意しちゃって、本格的ねー」
 私が全裸にされたことにも気づかれたようで、まじまじと私を見上げるさーこママさまと松井さま。

「ごめんなさいママさん。勝手にヘンタイ娘を大事なテーブルに上げちゃって。でも一応タオル敷きましたんで」
 雅さまがイタズラッ子のような笑顔で、さーこママさまに事後承諾を乞います。

「あらあら気い遣ってくれちゃって。タオルなんてしなくてよかったのに。うちはちゃんと朝夕毎日、テーブルも椅子もエタノール消毒している清潔第一の優良店なんだから」
 あくまでも大らかなさーこママさま。

「松井ちゃん、早くみなさんにデザートを配ってしまいましょう。じゃないとショーが始まらないわ」
 松井さまと連れ立ってお料理エレベーターに駆け寄り、銀盆にデザートグラスを並べ始めました。

 壇上の私は、みなさまの視線の高さ的に、しゃがんだらはしたないな、と思い、まだ後ろ手錠されているみたいにお尻のところで両手を組み、立ち尽くしていました。
 みなさまがニヤニヤ笑いで全裸の私を見上げる中、松井さまがみなさまにデザートをお配りし始めました。

「お酒の締めにスイーツって、無性に欲しくなるときあるよね」
「アルコールの後に糖分って、ちゃんと理に適っているらしいよ。分解のために肝臓が欲しがっているんだって」
「アタシ、ピスタチオジェラート、大好物なんだ」
 キャイキャイと歓声をあげられるみなさま。

「お言葉に甘えて、おトイレの奥の個室のほうに、干させていただきました。ご指示通りに使用不可のプレート掛けて」
 ほのかさまがおトイレから戻ってこられました。

「うん。下も今、常連さんの女性客しかいないから、干しっぱなしで何の問題も無いわよ。後でちゃんと回収しといてあげるから、週明けにお仕事のついでにでも取りに来ればいいわ」
 さーこママさまのご親切なお言葉で、私が今夜、このお店を出るときに着用出来るお洋服は無い、ということが確定しちゃったみたい。

「いただきまーす」
 デザートグラスが配られた順に、口々におっしゃっては舌鼓を打ち始めるみなさま。
 一口頬張った瞬間、どなたもシアワセそうな笑顔を浮かべられています。

「彼女の分は、どうする?」
 ひとつ余ったデザートグラスを手に、雅さまにお尋ねになるさーこママさま。

「はいはーい。アタシが食べさせてあげるー」
 ご自分のジェラートを早くも半分くらいまでお召し上がりになっていたリンコさまが、ジェラートスプーンを舐め舐めされながら元気良くお手をお挙げになりました。

「またー。そんなこと言って、直子のデザート横取りしようっていう魂胆なんじゃないの?」
 しほりさまが、まぜかえすようにおっしゃいました。

「ちがうもん。アタシとミサミサは、直子の裸なんか毎日オフィスでいろいろさせて、見飽きるくらい知り尽くしているからさ。それこそオマンコ周辺の色素の具合から、アヌスのシワの数まで」
 リンコさまがハイテンションで、私の恥ずかし過ぎる日常を暴露されます。

「えーっ?あたしだってそこまでまだ把握していないわよ?リンコたち、あたしがいないときもちゃんと仕事しているんでしょうね?」
 お姉さまのご冗談めかしたお叱り声。

「チーフがいなくても、アタシたちには早乙女部長様っていう、怖ーいお目付け役さんがいらっしゃいますからねー」
 同じようにご冗談めかしたお芝居声で返されるリンコさま。

「だから、普段ちゃんと視れないみんなに、ドヘンタイ露出狂でドマゾが本性なニンフォマニアック直子のド淫乱オナをじっくり視れもらおうと思って、裏方に回ることにしらのっ!」
 リンコさまってば、えっちな形容詞がスラスラ出てくる割には呂律が怪しくて、けっこう酔っ払われているみたい。
 さーこママさまがニコニコ笑いながら、リンコさまに私のであろうデザートグラスもお渡しになられました。

「なるほどね。それじゃあまず、美味しいデザートを堪能しつつ、直子のイッたばっかりのマゾマンコを、それこそアヌスのシワの数までじっくり観察してみましょうか」
 何が、なるほど、なのかわからない、お姉さまのイジワルなご提案。

「あっ、はいはーい。それならわたし、おあつらえ向きなポーズ、知っているわ」
 ご自分もちゃっかり、デザートグラスにスプーンを滑らせておられたさーこママさまが、ノリノリでお手をお挙げになりました。
 もちろん松井さまも、デザートに舌鼓を打ちながら私をじっと見上げています。

「わたし最近、近所のヨガ教室に通っているのね。それで、2回目だったかのレッスンで衝撃的なポーズにさせられたのよ」
 さーこママさまが私を見上げながらつづけます。

「ウェアを着ていても恥ずかし過ぎて、みんなで笑っちゃうようなポーズだったの。オールヌードでやったらヘンタイそのものよね、ってレッスン終わった後、みんなで言っていたくらい」
 私のほうへと近づいてこられた、さーこママさま。

「足先をこちらに向けて、仰向けに寝そべってくれる?」
 長方形のテーブルの、みなさまが客席にしているほうに両足を向けるようにご指示されました。

「あっ、はい・・・」
 テーブルの真ん中らへんにお尻をつき、お言いつけ通り仰向けになります。

「そしたらね、両脚を上に持ち上げてから、両膝をお腹のほうに引き寄せて」
 ご指示に従い両足を宙空に上げると、嫌な予感が急速に膨らみます。
 両膝をピタッと揃えたまま、仰向けでエア体育座りをしているような、写真で見たことのある胎児みたいな形に丸まる私。

 この体勢でもみなさまに性器のスジとアヌスが丸見えなので、けっこう恥ずかしい。
 みなさまのお顔が、その部分にグッと近づいてきていました。

「足の裏は天井に向けてね、そう。それで、両手を外側から伸ばしてその足の裏をそれぞれ掴んで、外側に開くの。膝がおのおの床に着くくらいグイッと」
 絶望的なご指示・・・
 開くまいと必死に閉じていた両腿の付け根を、自ら抉じ開けろ、ということです。

「んんっ!」
 羞恥と屈辱、合わせて恥辱にさいなまれつつ、足の裏を掴んだ両腕に力を込めます。
 閉ざされていた裂けめが割れていくのを感じながら、被虐の炎が潤んだ部分を熱してきます。
 最終的には、両腿が180度に開いた状態で、私のマゾマンコもお尻の穴も、ポッカリ口を空けてみなさまの目前に晒されました。

「うわーっ。これは凄いやっ!」
「ヨガにこんなポーズ、あるんだ。それにしても何の為?って感じのポーズ」
「でもほらヨガって、カーマスートラとか、えっち方面にも展開しているから」
「まさに生殖器と肛門が、御開帳、って感じだね」

 俗に言う、まんぐり返し、の途中のようなポーズを自らキープしている私に向けて、身を乗り出してその部分を覗き込みながらの、みなさまのご感想。

「ヨガ的にはアーナンダバラーサナっていう立派な名前が付いているんだけど、一般的には、ハッピーベイビー、のポーズって呼ばれているんだって」
 さーこママさまが私を見下ろしながら、解説してくださいます。

「生後半年くらいの赤ちゃんが、ごきげんなときによくこういうポーズをするところから、名付けられたそうよ。太もも痩せやヒップアップ、あとリラックス効果もあるって先生がおっしゃっていたわ。恥も外聞も捨てて自分を解放する、みたいな?」

「それにしても直子ちゃん、ポーズを取るまでの所作も完成後も、すごくキレイに決まっているわね。股関節が見事に開ききって、まるで講師の先生みたい」
 その股関節の部分をしげしげと見つめながらの、さーこママさまからのお褒めのお言葉。

「この子は、ちっちゃい頃からバレエやってましたからね。Y字バランスも180度開脚もラクショーなんですよ」
 ちょっぴりご自慢そうなお姉さまのご様子に、私もなんだか嬉しくなります。

「ここまであけっぴろげに見せられちゃうと、却ってこっちが恥ずかしくなってきちゃわない?共感性羞恥、とかいうんだっけ」
「ナオちゃんはツルツルのパイパンだからさ、尚更生々しいよね。まさに剥き出しとか赤裸々っていう表現がピッタリな感じ」
「さすがにさっきあれだけイッた後だから、クリちゃんは大人しくなって・・・って言ってるそばから膨らみ始めちゃってる・・・」
 
 ジェラートをスプーンで舐め舐めしつつ、私のマゾマンコ観察のご感想をあけすけに投げつけてくるみなさまのお言葉責めに、私のマゾ性も敏感過ぎる反応を示しちゃっています。

「考えてみれば他人のマンコなんて、強いて言えば恋人の以外、こんなふうにじっくり見る機会なんて無いのが普通よね」
「アタシちっちゃいとき、お医者さんでマンコ見られるより、お尻の穴を診られるほうが恥ずかしかったな」
「ああ、わかる。肛門なんてお医者さんか夜の営み以外には、見たり視られたりしないものだもんね、普通・・・」

「でも直子は、みんなが視ているこんなところで大股開きで、肛門のシワをヒクヒクさせちゃってるんだよねえ。あ、おツユが一筋、溢れ出た」
 ご愉快そうなみなさまの笑い声に、ますます被虐が募ってキュンキュン咽び泣いてしまう私のふたつの穴。

「ハッピーベイビーっていうくらいなんだからさ、そんなせつなそうな顔じゃなくて、もっとニコニコ笑うべきなんじゃない?」
 リンコさまがおっしゃりながら、私の顔のほうに近づいてこられました、

「ほら、おいしージェラート、食べさせてあげるから」
 銀色のスプーンで掬い取った、ちょっとだけ緑色がかったベージュ色のクリームを、私の口に近づけてきました。

 唇の裏側が冷たいと感じた途端、口腔に広がる芳醇な甘さとナッツ類特有の香ばしい風味。
 美味しいっ!
 火照ったからだに染み渡るようなひんやりした甘み。
 二匙、三匙とたてつづけに味わせていただき、恥ずかし過ぎる我が身を一瞬忘れて、うっとりシアワセ気分になりました。

「そうそう、やわらかくていい表情になった。まさにハッピーベイビーって感じよ。もっと舐めたい?」
 はい、とうなずいた私にニッと笑顔を返されたリンコさま、ジェラートの乗ったグラスはテーブルに置いて、スプーンだけを持って私の下半身のほうへと移動されました。

「ちょっと味変してみようか。特製シロップをトッピングして」
「はうっ!」
 開ききった陰唇に冷たい金属質のものが触れたと思ったら、ズブリと淫穴に挿し込まれました。

「ああん、そんなぁ」
 しばらくグリグリと粘膜が嬲られ、スポッと抜けました。

「たっぷり採れた、っと」
 まっすぐ持ったスプーンを揺らさないよう慎重な足取りで戻られたリンコさま。
 スプーンの中身を私のジェラートグラスに垂らしてから、あらためてその部分をジェラートごと掬い取りました。

「はい、あーん」
 ベージュ色のクリームの上に少し白濁気味のトロリとしたシロップが乗っていました。
 躊躇なく開けた私の口に挿し込まれるスプーン。
「んんーっ・・・」

「どう?自分から溢れ出たいやらしいマン汁をトッピングした、ピスタチオジェラート直子の愛液スペシャルのお味は?」
「あぁんっ、美味しいですぅ」

 本当でした。
 芳醇な甘さの中にほんのりしょっぱさと酸っぱさが加わり、冷たさと生温かさが醸し出す、なんとも言えない官能的なお味。

「へー、そうなんだ?」
 リンコさまがおっしゃるなり、同じスプーンで一掬いされ、ペロリとお口に入れられます。
「本当だ!甘さに適度な酸味の刺激が加わって、木の実の味が引き立つような気がする」

「へー、ワタシもやってみよう!」
 雅さまが口火を切られ、次々に金属スプーンが私のマゾマンコに捩じ込まれました。
「あっ、あんっ!、いやっ、ああんっ、だめぇっ、ひぃっ、もっとっ・・・」
 関係の無いクリトリスまでスプーンで虐めるかたもいて、私はハッピーベイビーのポーズをキープするのに必死。

「うん、確かに甘みに奥行きが出た感じ」
「悪くないわ。ひょっとしてさっきのワサビがいい隠し味になってるのかしら」
「直子のマン汁だけだと、さすがにちょっと生臭いんだけどね」
「今度アイスクリーム買ったら、自分のでも試してみようかな」

 みなさまが私の愛液を喜々として味わってくださっているのを見るのは、恥ずかしさ四割、嬉しさ六割で、マゾペット冥利に尽きる光景でした。

「おーけー。直子もいい感じで悶え始めたし、ここからオナニーショーに移りましょう」
 お姉さまは空になったデザートグラスを、再びワイングラスに持ち替えられていました。
「直子、もうヨガのポーズは解いていいわよ。オナニーしやすい姿勢になりなさい。普段しているみたいに」

 急にそうおっしゃられても・・・
 とりあえず両腕を下ろし、寝そべっていた上体を起こします。
 すると期せずしてM字開脚のポーズになっていました。

「オモチャは無しで、自分の指だけで、普段やっているみたいにしてイクのよ?」
 寝そべっているあいだに乱れた私の髪を、お姉さまがおやさしく直してくださいました。

「もうあと10数分しかないから、大急ぎで思う存分イッちゃいなさい。あ、声は塞いだほうがいいですよね?」
 お言葉の最後の部分は、さーこママさまに向けられていました。

「気にしなくていいわ、今、下には常連の下ネタも大好きなOLさん3人組とケンちゃんしかいないから」
 さーこママさまがデザートグラスを片付けながらお答えされます。
「それにわたし、直子ちゃんの声、気に入っちゃった。ずいぶん可愛らしく乱れるじゃない。もっといっぱい聞かせて欲しいわ」

「わかりました。じゃあ直子、始めていいわよ。まず自分の指だけで一回イッたら、その後はギャラリーの参加フリーということで」
 お姉さまが私の背後に回られ、私の右肩をポンと叩きました。

「はいっ」
 おずおずと右手を股間に伸ばし始めます。
 左手は左おっぱいへ。
 そのとき視界が真っ暗になりました。

「あっ!」
「気が散って集中出来ないと可哀想だから、目隠し。自分だけの世界で思う存分イキまくるといいわ」

 お姉さまが隠し持たれていたアイマスクか何かをされたようです。
 今は両手も自由ですから嫌なら外す事も出来るのですが、もちろん私がそんなことをするはずありません。

「あんまり感じ過ぎて、暴れてテーブルから落っこっちゃったりしないでね?」
 耳元にこそばゆい吐息と共に吹き込まれました。
 その艶っぽいお声にもはや辛抱たまらなくなり、右手の人差指と中指を勢い良くマゾマンコにズブリ。
「あふぅんっ!」

「それでは、弊社オフィスで飼育しているヘンタイマゾペット、森下直子の目隠しオナニーショーを、みなさまお時間までじっくりお愉しみくださーいっ!」
 お姉さまの愉しそうにお道化たお芝居声が、高らかにお部屋に響き渡りました。


三人のミストレス 12