2013年4月13日

独り暮らしと私 02


 そんな始まりかたで私の、無期限連続全裸生活、が始まりました。

 いいえ。
 正確に言えば、まだ始まっていなかったのでした。
 連続、の部分が早々と途切れる事態に直面してしまったのです。

 その翌朝、全裸で目覚め、洗顔後に軽い朝食を、と冷蔵庫を開けたとき、全裸ではどうしても出来ない、お洋服を着なければこなせないお仕事が残っていたことに気がつきました。

 食料の買い置きがほとんど無かったのです。
 お米だけはたくさんあったのですが、パンやパスタ、おかずになりそうな食材は、もって明日いっぱいくらいの量。
 調味料もいくつか切れかかっていました。
 全裸生活中ずっと白米のおにぎりだけ、っていうのは、さすがにつらいし。
 買い出しに行かなくちゃ・・・

 せっかく、服を一切着ない日常生活、って意気込んでいたのに早くもこの仕打ち。
 けっこうへこみました。
 かと言って、全裸でお買い物になんて行けるはずありません。

 それなら、露出願望マゾ女の最低条件、ノーパンノーブラで、とも思うのですが、行こうと思っているスーパーは、歩いて3~4分くらいのご近所さん、普段もよくお買い物に出かけるお店でした。
 万が一お知り合いとかウワサ好きなおばさまとかに、ノーブラのポッチ突起やスカートがいたずらな風で翻ってしまったところを目撃され、ご近所に変なウワサがたったらおしまいです。
 お引越しのときにわかったのですが、このマンションには母も学生時代に住んでいたので、管理人さんをはじめとして、母を今でも覚えている方々がご近所や商店街にけっこういらっしゃいました。
 いくら夏とは言え、自分が身元バレしているご近所で、あんまりはしたない服装は出来ません。
 さあ、どうしよう?

 昨日からの流れ的に、外出するにしてもやっぱり、なんとなくえっちでヘンタイな雰囲気はキープしておきたい。
 ここでいったんブラ着けてショーツも穿いて、ワンピースでも着て普通にお買い物、では、なんだか間が抜けている気がしました。
 でもそんなにすごいことは出来ないし。
 うーん・・・

 しばらく悩んだ末、普段身に着けている下着=ブラとショーツの数、つまり衣服類を2つだけ、身に着けていいことにしました。
 その代わり今夜は、外出とはいえ、主の留守中に衣服を着てしまった罰としての、キツイお仕置きが待っていることも決定しました。

 衣服類を2つだけ。
 たとえば下着を上下着けたらそこで終わり、ブラとショーツだけでお外に出て、お買い物してこなければなりません。
 想像しただけで恥ずかしさにからだが火照りますが、現実的に考えて出来るわけありません。

 ブラとワンピースだけ。
 ノーブラ突起は回避出来るけれど、下半身が不安。
 その日もお外はカンカン照りの猛暑で、風もあんまり無さそうだけれど、何かの拍子にスカートがめくれちゃう可能性も皆無ではありません。
 かと言って、あまり丈の長いワンピだと、見た目が暑苦しくて悪目立ちしちゃいそうです。
 うーん・・・

 悩みながらリビングを裸でウロウロしつつサンルームのほうへ目を向けて、ふと目に留まったのが溜まってしまったお洗濯物の山。
 そのお山のてっぺんに、ブルージーンズが裏返しでねじれて、だらしなく乗っかっていました。

 そっか。
 下はジーンズを穿こう。
 下着は着けず、素肌にジーンズ。
 これは、今までやったことがありませんでした。
 以前観た外国映画で綺麗な女優さんがやってて素敵だったし。

 早速クロゼットに行き、適当なジーンズを引っ張り出して穿いてみました。
 ジーンズのごわごわとした布地が内腿や土手をザラザラと撫ぜ、今までにない刺激が私の下半身を覆いました。
 いい感じ。

 たとえ小さく薄い布地のショーツでも、一枚あいだに無いだけで、こんなにも感触が違うものなのですね。
 少し内股気味に、左右の内腿を擦りつけるみたいに歩いてみると、ザラザラな感触が私のぷっくりした丘や唇、お尻の穴周辺を直に乱暴に、摩擦してきます。
 こんなの、歩いているだけで溢れてきちゃいそう。

 それでも、根っからのスケベでドMな私です。
 自分をもっと追い込むことにしました。

 そのとき穿いたのは、少しゆったりめのジーンズだったのですぐ脱いで、持っている中で一番ピチピチの、色が濃いめのスリムなブルージーンズに穿き替えました。
 お尻がキツキツ。
 これを買ったときより少しだけ太っちゃったみたい。
 ジーンズのザラつく布地が肌に貼り付いたみたいに、私の無毛な下半身のあらゆるところに満遍なく密着しました。
 ジーンズの上から両腿の付け根をそっと撫ぜただけで、直にさわられたみたいにビクンて感じてしまうほど。
 足を一歩踏み出すたびに、ジーンズ地とアソコの唇の敏感な皮膚がコソコソ擦れているのがわかります。
 すっごく刺激的。

 濃紺なので少しくらいおツユが沁み出してもわからないでしょう。
 試しに、ジーンズの上から自分の股間をしばらくサワサワ撫でさすりました。
 じれったいような感触にアソコがムズムズ疼いて、中でジンワリと蜜が滲み出てくるのがわかりました。
 腰を落としながら両膝を折って大きく開くと、ジーンズの内部で唇が少し割れ、布地に蜜が染み出すのもわかりました。
 その部分を手でさわると、ほんのり湿ってきています。
 でも、見た目でジーンズの色は変わっていません。
 これなら大丈夫。

 下が決まったので、上に関してはほとんど選択の余地がありませんでした。
 ノーブラポッチ突起がイヤなら、胸パッド付きのお洋服しか選べません。
 私が持っている胸パッド付きのお洋服は、レオタードや水着を除けば3着だけ。
 どれもやよい先生からいただいたものでした。
 その中で、こんな暑い日に着てもおかしくなさそうなのは1着だけ。
 私が高2の夏、やよい先生と生まれて初めて本格的な野外露出を体験したときに着た赤いワンピースでした。

 そのワンピースは、私の思い出の品として宝物みたいに大切に保管していました。
 その後ほとんど袖は通さず、あっ、ノースリーブですからもともと袖は無いのですが、それでもこちらに出てくるときにはもちろん、持ってきました。
 クロゼットのよく見える位置に、クリーニングから戻ったビニールに包まれたままの姿で吊るしておいて、たまには手に取って思い出に耽ることもありました。
 あのとき撮影した、私の恥ずかしい野外露出写真を見返したときとかに。

 今日こそ、このワンピースをもう一度着るときなのかもしれない。
 そんな気持ちになってきました。

 丁寧にビニールをはずし、赤いワンピースをそっと頭からかぶりました。
 素肌に布地が触れた瞬間、あのときの空気感、温度や湿度や小雨を含んだ風の匂いみたいな感覚が、一瞬のうちに鮮やかによみがえりました。

 そうそう、こんな肌触りだった。
 カップのひんやりとした感触がこんな風に乳首に当たって、ノースリーブの腋が妙に心細くて・・・
 やよい先生に胸元のボタンを大きく開けるように言われて、車の中でおっぱいを片方出して・・・
 そうそう、あのときはこれ1枚しか着ていない、見事なノーパンノーブラだったっけ・・・
 私が濡れやすいからって、タオルの上に生尻じか座りするように言われて・・・

 いけないいけない。
 床に座り込んだまましばしタイムスリップしてしまいました。

 立ち上がって鏡に映してみます。
 真っ赤なノースリワンピにスリムジーンズ。
 いたって普通な夏の服装です。
 ワンピのスカート部分が膝丈なので、ジーンズの腰の部分は膝上まで隠れています。
 これなら股間は見えないから、いくら湿っても気にする必要も無いし。
 よし、これでいきましょう。

 暑いので髪はアップにして後ろでまとめ、ゴムとヘアピンでおだんごにアレンジ。
 日焼け止めとファンデ、目元だけちょこっといじった手抜きメイク。
 前ボタンは一番上だけはずし、ウエストのリボンをきつめに絞ったら準備完了。
 念のために両腕を大きく上げてみて、ノースリーブの隙間からも余計なものが見えないことを鏡で確認しました。
 大きめなトートバッグにお財布を入れ肩に提げ、素足にサンダルをひっかけて玄関を出ました。

 お外は、まだ朝の10時過ぎだというのに、太陽がジリジリ音をたてているみたいに勢いよく照りつけてくる猛暑。
 35度以上はあるのではないでしょうか。
 アスファルトの照り返しで熱気が足元からムワッときて、あっという間に全身に汗が滲み出し、薄いワンピの生地が背中や胸元に貼り付きました。
 これは誤算。
 胸のカップの形が露骨にわかるくらい、胸元の生地が汗で変色してクタッとなってしまいました。
 ウエストのリボンを緩め、上半身がゆったりになるように再調整します。

 もしもTシャツかなにかを選んで、パッド無しのノーブラに挑戦していたら・・・
 汗でシャツが肌にくっついてボディコン状態、乳首はおろか乳房の形まで丸わかりの格好で歩かなければならなかったかもしれません。
 そう考えたら、途端に妄想が広がって下半身のモジモジが加速します。

 なるべく人通りの少ない住宅街の路地を、と思って歩き始めると、ほとんど人影はありません。
 こんな暑い日はやっぱり、誰だってお外に出たくないですよね。
 少し安堵した途端、スケベな心がむくむくっと起き上がってきました。

 さっきお部屋でやったみたいに、なるべく内股で、両方の内腿を擦りつけるように歩いてみます。
 両脚の付け根付近の裂地と皮膚が擦れ合い、外気とも相俟って熱くなっている秘部がモヤモヤウズウズ淫らに暴れます。
 いいっ・・・
 だけどやっぱり暑すぎです。
 
 エアコンの効いたスーパーの店内を思い描き、一刻も早く、と内股のまま歩調を上げてみました。
 上半身の動きも大きくなり、ブラの支えの無い左右のおっぱいが大げさにプルンプルン揺れてしまいます。
 そのたびに両乳首の先がワンピの中でカップを乱暴に擦り、ますます尖って変な気持ちがどんどん膨らんできます。
 あぁんっ、気持ちよくなっちゃう。
 自分が今、相当いやらしい顔になっているのがわかるので、伏し目がちに地面と自分の足元だけを見て歩きつづけます。
 
 そんな風にしてしばらく歩いていたら、交通量の多い大通りに出ました。
 目標のスーパーは、この通りをまっすぐ行ったところ。
 すれ違う人や同じ方向に歩く人も現れ始めたので理性を呼び戻し、なるべく胸が揺れないように歩調を緩め、努めてゆっくり普通に歩くよう心がけました。

 行き交う人たちは皆、暑さにげんなりしてうなだれてる感じ。
 すれ違うときに、覇気の無い視線をときどき感じます。
 誰も今私が、ノーパンノーブラで発情しているなんて思ってもいないのだろうな・・・
 気づかれたくないけど気づいて欲しい、視られたくないのに見せてみたいもどかしさ。
 そんなことを考えているうちにスーパーに到着しました。


独り暮らしと私 03



2013年4月6日

独り暮らしと私 01


 自宅で一人のときなら、どんな格好でいても、何をしても誰からも干渉されないという独り暮らしの開放感は、より大胆なことを試みる勇気を、臆病者な私にも与えてくれました。
 マンションの自分のお部屋内に限ってのことですが、今まで妄想しても実行出来なかった淫らな試みを、どんどん大胆に、はしたなく実行するようになっていきました。
 今まで両親と暮らしていて、自分の中にムラムラを感じたときでもすぐ行動に移せなかった妄想の数々。
 独り暮らしなら、思いついたときに誰に気兼ねも無く、すぐに実行出来るのです。

 お引越ししてきてから夏までの間に、やよい先生やシーナさまとたてつづけに刺激的なプレイを体験したこともあり、私の独り暮らし一年目の私生活は、今まで自分の中に貯め込んでいたいやらしい妄想の実行に、その大部分が費やされました。

 やよい先生やシーナさまがお仕事などで忙しく、しばらくご連絡のとれない時期がありました。
 独り暮らし最初の年、残暑きびしい夏の終わりのこと。
 ちょうど私に激しいムラムラ期が訪れていました。
 そのとき思い立ち、実行に移してみた行為が、後々まで私の私生活を支配することになりました。

 一日中裸のまま暮らしたら、どんな気持ちになるのだろう?
 お部屋の中では一切お洋服を着けず、日常生活をして、それを何日も続けたら・・・

 思い立ったのは、月も変わろうという頃なのに、その夏の最高気温を更新したというニュースがあった猛暑の日。
 からみつくような熱く湿った空気に汗びっしょりで外出から戻った、夜7時過ぎ。
 熱気がこもってサウナみたくなっている薄暗い玄関ホールでサンダルを脱ぎながら、一刻も早く冷たいシャワーを浴びたい、と考えていたときのことでした。

 学校は、長い夏休み期間中。
 さしあたっての外出予定も無く今が絶好のチャンスと思い、文字通り、すぐに実行に移しました。

 持っていた荷物を玄関の上り框に置いて、脱ぎかけたサンダルをわざわざもう一度履き直しました。
 このお部屋に入るには、靴を脱ぐより先に、まず全裸にならなければならない。
 玄関から先では、一切の衣服着用禁止。
 そういうルールが、そのとき決まったのです。

 玄関脇には、作り付けで幅1メートル以上、高さも天井手前までのとても大きな鏡が、壁の一面に嵌め込まれていました。
 もちろん、外出前に身だしなみをチェックするための鏡です。
 玄関ホールの灯りを点けると、薄暗かった玄関が昼間のように明るくなりました。
 私の姿を鮮明に映し出す、その大きな鏡の前で、自分のいやらしく潤んだ瞳に視られながら、身に着けている衣服を一枚ずつ脱いでいきました。

 そのとき着ていた薄手のブラウスは、汗で背中に貼り付いて、その下のブラの生地までしっとり湿っていました。
 背中に手をまわしブラのホックをはずすと、早くもその気になっている乳首がぷるんっ、勢いよく飛び出しました。
 スカートを足元に落とせば、鏡にはショーツ一枚だけの自分の姿。

 私は、これから先ずっとお洋服を着ることが許されないんだ・・・
 被虐な妄想に酔い痴れながら、腰の左右に両手をあて、からだを少し前に屈めた体勢から、一気にショーツをずり下げました。
 鏡には、サンダルの足首に丸まったショーツをひっかけただけの、全裸になった私が映っていました。
 汗ばんで火照っている裸身の中で下半身の一箇所だけ、ほんのうっすらと翳っている私の丘。
 中途半端に伸びた黒い恥毛と肌とのコントラストが妙に生々しくて、すごく卑猥だな、と思いました。

 脱ぎ散らかした下着も玄関にそのまま、リモコンでエアコンをかけ、お部屋の電気を一番明るくしつつ、バスルームに駆け込みました。
 これから始まる、一日中裸の生活。
 考えただけで全身が高揚してきていました。

 立ったまま冷たいシャワーを浴び、両手で全身をまさぐりました。
 気持ちいい・・・
 からだをべとつかせていた汗が、みるみる流されていきます。
 シャワーをぬるめにしてボディソープを手に取り、ヌルヌルの液体でからだのあちこちを撫ぜまわします。
 左手が尖った乳首をつまんで虐めはじめ、右手の指はいつしか私の胎内奥深くに潜り込んでいました。
「あんっ、あぁーんっ!」

 ひとしきり自分を慰めた後、バスタブにぬるめのお湯をはり、ゆっくり浸かりながら、これから始まる私の全裸生活の妄想をどんどん膨らませていきました。

 裸で日常生活をする、ということが今回のテーマ。
 マゾな私ですから妄想が結局、被虐的なものになっちゃうのは、仕方のないことです。
 あれこれいろいろ考えた結果、こういう設定になりました。

 私は、このお部屋の住込みハウスキーパー、つまり家政婦です。
 何か弱みを握られたのか、信頼していた人に裏切られたのか、とにかく私はここで働かなければならないことになってしまいました。
 そして、無理矢理ハンコを押させられた契約書には、勤務中の許可無き着衣を禁ずる、という一文があったのです。
 住込みでのお仕事ですから、24時間勤務中。
 したがって、このお部屋では常に裸でいなければならない。
 そんな一文をわざわざ契約書に入れるくらいですから、このお部屋の主はもちろん、人をいたぶって辱めるのが大好きなサディスト。

 このお部屋の主は、私を性的ななぐさみものとして扱います。
 契約書通り、通常の衣服などを身に着けることは、一切許されません。
 基本は常時全裸。
 または主の趣味の、ものすごくいやらしい服装。
 お部屋には、監視カメラがあるらしく、主が不在のときでも、お言いつけを破ったりしたら、きついお仕置きが待っています。

 普段は、主の食事を作ったり身の回りのお世話をし、主が気が向いたときや何か面白くないことがあったとき、私のからだをいたぶり、弄くりまわして虐めるのです。
 主は、とっても美しいけれど冷たい瞳を持った妙齢の女性。
 もちろん私の脳裏には、やよい先生とシーナさまのお顔が浮かんでいました。
 でも私は、その主のことは好きになれない、ということにしました。
 
 えっちなお話にはよくある、ごくありきたりな設定なのですが、ある現実的な理由によって、すごい名案だとそのときの私は思っていました。
 実はその頃、連日の猛暑にだらけ気味で、お部屋がかなり散らかり始めていたのです。
 いろいろと片づけなければならないものを横目で見ても、ま、いいか、って先延ばしにしていたのですが、家政婦という設定なら、お掃除やお洗濯など家事全般、ちゃんと働かざるを得ません。
 えっちな妄想を楽しみながらお部屋のお片づけも出来ちゃう、なんて打算的な思いと、裸でお料理やお掃除やお洗濯をしたらどんな気分になるだろう、という好奇心が入り混じっていました。

 バスルームにいるときから、私の全裸家政婦生活は始まりました。

 その日、主は出かけていて、明日の夜帰ってきます。
 陰毛をきれいに剃っておくことと、絶対にオナニーをしてはいけない、ということだけを言いつけられていました。
 お言いつけを守らないともちろん、ひどいお仕置きをされてしまいます。

 バスルームの鏡に自分の下半身を映し、チョロチョロっと生え揃い始めていた陰毛をカミソリで丁寧に剃り落としていると、これから始まる裸生活への期待がどんどんどんどんふくらみました。
 パイパンにしていると、ムラムラ度がもう一段階上がってくるのがわかります。
 それとも、ムラムラが高まっているから、剃ってしまいたくなるのかな?

 最後にもう一度ぬるめのシャワーを浴び、バスタオルで丁寧に拭いてすっきり。
 普段ならここで下着を下だけ着け、バスローブを羽織るのですが、今日からはこのまま。
 すっかりツルツルになった自分の土手に軽く手をあてて、見る人もいないのになぜだか隠すようにしながらバスルームを出ました。

 リビングはエアコンのおかげで心地よく涼しくなっていました。
 風邪をひくといけないのでエアコンを弱めに切り替え、ドライヤーとかスキンケアとかいつもの身づくろいも、リビングのソファーで全裸でやりました。

 何をしていても、自分が今全裸である、ということを必要以上に意識してしまいます。
 意識するたびに、性的な興奮が昂ぶってきます。

 サラダを作るためにキッチンでキュウリを切っていると、包丁のリズムに合わせて私の生おっぱいがプルンプルン跳ねています。
 食器棚のガラスや、シンクのステレンスに私の裸が映っています。
 高いところに置いたお皿を取ろうとして背伸びしたとき、張り切った乳房と無毛の土手が食器棚のガラスに映っているのを見て、いやらしいからだだな、と思いました。

 ダイニングでパスタにバゲットとサラダのお夕食。
 フォークで取り損ねたミニトマトが、ピンポイントで乳首を弾いて床に落ちたりします。
 落ちたミニトマトを拾おうと身を屈めると、サイドボードのガラスに私のお尻の穴が映っていたりします。

 イチゴジャムをべったり、おっぱいになすりつけてみたくなります。
 フォークで尖った乳首をつつきたくなります。
 半分余ったさっきのキュウリを、アソコに挿れてみたくなります。

 食べ終えた食器を片付けていると、テーブルの角が両太股の付け根を直撃します。
 お皿を洗っていると、水しぶきがおっぱいを濡らします。
 食器を拭いていると、ふきんの端が乳首をコソコソ愛撫してきます。

 もうやることなすこと全部、性欲に直結して、からだが疼いて疼いて仕方ありません。

 お片づけも終えてホッと一息。
 リビングのソファーにゴロンと横になると同時に、右手が自然に下に向かいました。
 オナニーは禁止されているはずでしたね。
 でもこれは、主への反抗。
 心の底では、オナニーしたことがばれて、主からきつくお仕置きされるのを期待しているのかもしれません。

 裸でいることを強く意識するほど、からだの隅々までがより敏感になり、ムラムラが高まってきます。
 エアコンが動かす空気、ソファーのレザー、自分の両手。
 すべてが私の素肌に直に触れてきます。
 乳首はずっと勃ちっぱなし。
 性器もすでにヌルヌルで、さわったとたんに溢れ出し、ソファーを汚しました。
 そこから指が止まらなくなり、早くも一回目。

 その後も、明日からどんなふうに自分を虐めようかとあれこれ考え始め、裸のまま机に向かい、パソコンに思いついたことをテキストで打ち込みました。
 あれもやりたい、これもやりたい。
 シーナさまに教わったあれにもう一回挑戦したい。
 やよい先生がしてくれたあれも・・・
 自分のからだのあちこちをまさぐりつつ妄想をめぐらし、何度もイって、イき疲れたようにベッドにもぐりこんだときは、もう夜中の2時をまわっていたと思います。


独り暮らしと私 02


2012年1月29日

ピアノにまつわるエトセトラ 27


「はぁあんっ!あ、空き瓶?って…」

 ゆうこ先生は、洗濯バサミがはずれた痛みに小さく喘いでから、上目遣いに私を見つめてきました。
 そのお顔が怪訝そうな表情から一転、何かを思いついたらしく、嬉しそうにパーッとほころびました。

「空き瓶って、ひょっとして…」

 期待に溢れたまなざしで私の目を覗き込まれました。

「そうです。今の先生の格好なら、その両脚の付け根のところにビール瓶とか置いたら、ずっぽり嵌っちゃいますよね?」

 両手を背中側で括られて膝立ちになっているゆうこ先生の大きく開いた両腿の付け根と毛布の間には、30センチくらいの空間が空いていました。
 そこのところにガラス瓶かなにかを置いて、ゆうこ先生が腰を沈めれば、瓶の飲み口がゆうこ先生のアソコの穴に挿さっちゃうはずです。
 それでゆうこ先生が腰を上下すれば、ゆうこ先生は両手を使えなくても独りでいっぱい愉しめるはず。

「そ、それだったらキッチンのシンクの下のもの入れに、ゆうこがいつも使っている瓶があるのです…」

 ゆうこ先生が嬉し恥ずかしなお顔で教えてくれました。

「なんだー、やっぱり先生はもう経験済みなんですね。いつも使ってるなんておっしゃるってことは、よくやってるんですか?」

「最近はあんまりしていなかったけど、あの瓶を見つけたときは、毎日のようにまたがっていました…」

「そうなんですか。私はえっちなビデオで見たんです。女優さんが自虐オナニーでやってるのを。すっごく気持ち良さそうで、でもその姿がなんだかヘンタイそのものって感じで浅ましくって、ゾクゾクしちゃいました」

「それじゃあ、じっくり見せてもらいますね?ゆうこ先生のヘンタイ瓶オナニー」

 ゆうこ先生の乳首周りを飾っていた洗濯バサミの最後の一つをおもむろにはずし、ゆうこ先生の小さな呻きを背中に聞きながらキッチンへ向かいました。

 告白通りにシンクの下の扉を開けるとすぐに、奇妙な形の空き瓶が目に入りました。
 深緑色のガラス瓶を手に取ってみるとずっしり重く、剥げかかった金ぴかの装飾文字はコニャックと書いてあるみたい。
 厚めのガラスでダルマ型の安定が良い瓶は、ブランデーとかのオシャレなお酒瓶によくある形ですが、数点、普通のお酒瓶と著しく違う点がありました。

 長さ10数センチくらいのボトルのネック部分が普通の瓶みたく垂直ではなくて、20度くらい斜めに曲がって付いていました。
 おまけにネック部分の直径は、飲み口部分が5センチに満たないくらいで普通よりやや太め、ゆるやか末広がりで、瓶の胴に繋がる部分はかなり太くなってました。
 更に、またがって腰を振ったときガタつかないようにでしょう、底部分に嵌めて覆うような鉄板なのか銅板なのか、重たい土台部分まで接着してありました。

「うわー、先生?こんなの挿れちゃうんですかー?」

 自分のアソコにこの傾斜した瓶の先を挿れることを想像しながら、思わず大きな声で聞いてしまいます。

「あ、はいーっ!その角度がゆうこのオマンコに、ピッタリなんですぅうー」

 ゆうこ先生も大きな声で嬉しそうに答えてきました。
 そのずっしり重い瓶の飲み口部分を丁寧に水洗いしてから軽く水気を切って両手に持ち、ゆうこ先生のところへ戻りました。

「直子さま?早くその瓶をしゃぶらせて…しゃぶらせてくださいませ」

 ゆうこ先生が待ちきれないみたいに身を捩じらせて、上半身ごと唇をこちらに突き出してきました。
 左右の乳首から曲線に垂れ下がった鎖がジャラジャラ鳴って、すっかり洗濯バサミの飾りがなくなり、赤い痣だらけの白くて大きなおっぱいがプルプル揺れました。

 ゆうこ先生の口元に瓶の飲み口を持っていくと、ゆうこ先生は長い舌で瓶の側面をベロベロいやらしく舐めた後、大きく口を開けてパックリ、瓶の飲み口部分をかなり深くまで咥え込みました。
 チュパチュパジュルジュル、しばらく隠微な音がお部屋に響きました。

 アイマスクもなくなって、ゆうこ先生のいやらしい表情は全部私に見えていました。
 うっとりしたように目をつぶって、眉間に少しシワを作って、頬を膨らませたりすぼませたりしながら一心不乱に瓶をしゃぶっていました。
 そんなゆうこ先生がたまらなく愛おしくて、同時になぜだか憎たらしくて、持っている瓶をかまわずグイグイゆうこ先生のお口に押し込みたい衝動を抑えるのに大変でした。

「ふはーーっ。ねえ、早くその瓶をゆうこのオマンコの下に置いてください、はやくぅーお願いですぅ、置いてくださいませぇ…」

 ゆうこ先生の膝元にしゃがみ込み、瓶を置こうとしてふっと迷いました。
 どの向きで置こうか?
 斜めに突き出ているボトルネックをどちらに向けたらいいのか…

「瓶の先をゆうこのお尻のほうに向けてくださいぃ」

 頭の上から声が降ってきました。

「その角度が一番気持ちいいんですう、はやくうぅ…」

 ゆうこ先生の悩ましいお声を聞きながら、言われた通りの向きにガラス瓶を置きました。

 立ち上がった私は、ゆうこ先生のからだ全体が見れる位置まで下がって真正面に立ちました。
 膝立ちになったゆうこ先生の無毛な両腿の付け根と瓶の先に、2センチくらいの隙間がありました。

「さあ先生、ご自分でその瓶を咥え込んで、思う存分愉しんでくださいな」

「ああーーっうれしいですぅ」

 ゆうこ先生は、ちょっと腰を後ろに引いて背中も後ろに反らし、後ろ方向に斜めを向いた瓶の先を正面から迎え入れるみたいに腰を浮かせて、オマンコを私のほうに突き出しました。
 真っ白な両腿の間に、濡れてテラテラ光る半開きのピンク色な膣口がハッキリ見えました。
 ゆうこ先生がゆっくりと腰を前方に落としてきます。

「ああんっ!」

 瓶の先がアソコに触れたのでしょう、ゆうこ先生が一声大きく啼きました。
 そのまま徐々に腰が沈んでいき、濃いグリーンのガラス瓶のボトルネックがゆうこ先生の密やかな唇の間に飲み込まれていきました。

 ヌプヌプっていう音さえ聞こえてきそうなほど。
 瓶のネック部分が見えなくなるにつれて、ゆうこ先生のアソコに溜まっていたのであろう粘着質っぽい薄く白濁した液が裂け目から溢れ出してきて、ゆうこ先生の腿や、末広がりになった瓶のガラスをヌメーッと滑り落ちていきました。

 瓶の先っちょがアソコに埋まってからのゆうこ先生は、目をギューッと閉じてお口を半開きにして、すっごく切なそうな表情になっていました。
 やがて、末広がりな瓶のネックがダルマ状の曲線を描く根元までスッポリ、ゆうこ先生の体内に隠れました。

「あぁぁーーーーーーーっ、んはーーーっ!」

 腰を沈めているあいだ中出ていたゆうこ先生の悦びの叫びは、瓶のネックが見えなくなっていくにつれて音程が上がっていきました。

「はああんっ!ひいいいーーーっ!!」

 瓶のネック部分をすっかりご自分のからだに埋め込んだゆうこ先生は、後ろに反らしていた腰を戻してまっすぐになりました。
 それからゆっくりと腰全体を上下し始めます。

 膝立ちのお尻が前後に揺れて、そのたびにゆうこ先生の唇から気持ち良さそうなため息が、フンフン聞こえ始めました。
 もちろん胸元の鎖も、上下に波打って重そうに揺れています。

「ああんっ!んふぅーぅぅ…」
「んーーっ、んんーっっ、くふうーんっ!」
「あ、あっ、あっ、はあーーーっ!!」

 ゆうこ先生の股間と瓶のまあるい肩の間の空間を瓶のネック部分のガラスが、絶え間無く見えたり隠れたりしています。
 ゆうこ先生の腰が激しく上下して、ジュブジュブっていう音まで聞こえてきます。
 ゆうこ先生に向いて傾いた瓶のネックをあんなに激しく上下したら、そのたびに斜めになった飲み口のまあるいガラスが、ゆうこ先生のお腹側の膣壁を激しく上下に擦っているはずです。

「あーー、あたるぅ、あたるのぉー」
「そこ、そこそこそこ、そこーっ!」
「あーいーあーいーあーいーーーっ」

 ゆうこ先生は一心不乱な感じで腰から上を激しく上下させていました。
 ガラス瓶はずっしりしていて安定が良いみたいで、ゆうこ先生の激しい上下運動にも微動だにせず、毛布の上に落ち着いていました。
 
 空だった瓶の中に少しずつ白っぽい液体が溜まっているみたい。
 それはもちろん、ゆうこ先生の…

 ゆうこ先生は、後ろ手がもどかしいのでしょう、わざと胸を激しく揺らして、乳首からぶら下がっている鎖を暴れさせて、おっぱいへの刺激を求めているようでした。
 鎖のジャラジャラ暴れる音と一緒に、ゆうこ先生の豊かなおっぱいがタプンタプンと跳ね上がっては戻り、パチンパチンと鎖をご自分の肌に打ちつける音も聞こえます。
 ゆうこ先生のからだ全体がピンク色に染まり、汗やよだれがしたたり、湯気さえ見えそうでした。

 私は、そんなゆうこ先生の淫らで浅ましいお姿を、その場に立ち尽くして、文字通り固唾を呑んで見つめていました。

 なんていやらしい姿。
 性衝動の塊と化した、サカりっぱなしの獣のようなお姿。

 でも、ゆうこ先生は、そんなになっても綺麗だと思いました。
 エロティックで、セクシーで、官能的で、エレガントで。

 視ているだけでどんどん私のからだも火照ってきていました。
 自分でも気づかないうちに、左手をバスローブの中に突っ込んで、人差し指と中指で自分のびしょ濡れな秘部をまさぐっていました。

「あーっ、あーっ、あーーーっ」
「いくいくいっちゃうぅぅぅぅぅ」

 どんどんエスカレートするゆうこ先生の喘ぎ声。

「あっ、あっ、あっ…」

 そのリズムに同調するように、私の唇からも声が漏れ始めました。
 私の左手の指は、とっくに自分のアソコにもぐりこんでクチュクチュ粘膜を弄っていました。

「ね、ねえ、な、直子さまぁ、鎖を、このくさりをひっぱってー、ひっぱっていじめてぇ」
「もうすぐだから、もうすぐいくから、だからいじめてぇ、いじめておもいっきりー」

 ゆうこ先生のおねだり声に、バスローブの上から胸をまさぐっていた私の右手が止まりました。


ピアノにまつわるエトセトラ 28