2011年7月24日

氷の雫で濡らされて 01

東京での一人暮らしにもようやく慣れてきた7月中旬、やよい先生から携帯電話にメールが届きました。
やよい先生とは、私が東京へ越してきた当初は、ちょくちょくお会いして、やよい先生が私のお部屋に来たり、やよい先生のお宅へ遊びに行ったりしていたのですが、梅雨が始まった頃からずっとご無沙汰していました。
久しぶりにやよい先生と遊べるのかな?
ワクワクしながらメールを読みました。

メールの内容は、今日私への荷物を送ったことと、今週、来週の平日で午後一時から空けられる日を教えなさい、ということが、いつものように事務的かつ簡潔に書かれていました。
私の大学での前期授業はほとんど終わっていて、幸い補講も試験も無くヒマな身でしたから、その週の金曜日を指定して、すぐ返信しました。
すると、荷物を受け取って中身を確認したらまた返信しなさい、と再びメールが届きました。

翌日の夕方、学校から帰ると、管理人さんがやよい先生からの荷物を渡してくれました。
荷物は、箱が大きいわりには軽いものでした。

お部屋に入り、着替えもしないうちにすぐ、その箱を開けてみました。
中から出てきたのは、お洋服のようです。
広げてみると、可愛い感じのリネンの半袖シャツワンピースでした。
生成りな麻色で、ウエストまでピンタックが入っていて、スカート部分は若干ふんわり広がった膝丈。
ボタンはウエストまでに6個、スタンドカラーがなんとなくエスニックな感じ。

当日は、これを着て来い、っていうことなのかな?
今まで持っていないタイプのワンピだったので、嬉しくなっちゃいました。

そのワンピースを取り出して、ふと箱を覗くともう一つ、黒いビニール袋に入った何かが箱の底にあるのに気がつきました。
袋を取り出して封をしているテープを剥がし、中を覗き込みます。
奇妙なものが入っていました。

幅10センチくらいのホタテ貝みたいな形をした真っ白いプラスティック製らしきオブジェ。
その貝の内側から楕円形の突起が、なんだかえっちな形に飛び出しています。
貝の左右と下部分からは、ゴム製の黒い紐が結ばれていて、その紐とホタテ貝で、まるでTバックのパンツみたいな形状になっていました。
そして、貝の上部分から見えるのは電池ボックス?

私は、すぐにピーンと来ちゃいました。
たぶん、このホタテ貝みたいのをパンツのように穿くと、内側の突起が私のアソコにスッポリとハマっちゃうのでしょう。
で、たぶんこれはリモコン式。
私がこれを穿いていて、リモコンを持っている人がスイッチを入れると、この突起が私の中でブルブル震え始めるのでしょう。
胸がドキドキし始めます。

早速その場で立ち上がり、ジーンズとショーツを脱ぎ捨てました。
私の中は、すでにジンワり湿り始めていました。
念のため貝全体を水で濡らしたタオルで拭いてから、黒いゴムに両脚を通していきます。
ホタテ貝が私のアソコを隠したとき、内側の突起がヌプッと、私のアソコの中に侵入していました。
「ああんっ」
リモコンローターを入れたときよりは浅い感じで、私のアソコに異物が挟まれています。
姿見に映してみます。
私の薄い陰毛だけを隠すような真っ白いホタテ貝。
うわっ、いやらしい。

その格好でお部屋を歩き回ってみました。
内腿に突起の側面が少し擦れる感じですが、突起の曲線のおかげなのか、中ではフィットしていて痛くは無く、歩きづらいこともありません。
パンツ状のゴムもきつくも無くゆるくも無く。
問題ないようです。
ただ、こんなものを股間に着けて歩いている、っていう行為自体が十分ヘンタイさんです。
今度のやよい先生とのデートは、これを着けたまま街を歩くことになるのでしょうか?

リモコンのスイッチが入ったら、どうなるんだろう?
ふと思いついて、高二のときにやよい先生からいただいて、今でも愛用しているリモコンローターのリモコンスイッチを入れてみました。
反応なし。
振動の具合は、当日までのお楽しみ、ということのようです。
もう、ワクワクが止まりません。

その格好のまま、やよい先生に荷物到着メールを入れました。
早速ホタテ貝を穿いてみたことも書き添えました。
それからブラウスも脱いで、送ってもらったワンピースを着てみます。
似合ってるー!
姿見に映った自分の姿は、ちょっとエスニックな可愛いワンピースを着た普通の女性。
でも、スカートをめくると、信じられないくらい卑猥なおもちゃを下半身にくっつけてるんです。
背中がゾクゾクっとしてきちゃいます。
今夜は、これを着けてオナニーしちゃおうかなー。
そう言えばネットで、綺麗なモデルさんが白いホタテ貝3枚で両乳首とアソコだけを隠してるセミヌード写真を見たことがあったなあ。
あれはえっちだったなー。
なんて、とりとめのないことを考えていたら、30分くらいして、やよい先生からの返信メールが届きました。

当日は、送ったワンピースを着てホタテ貝を着けてくること。
下の毛はキレイに剃っておくこと。
このメールを読んだら当日までオナニー禁止。
そして、待ち合わせの時間と場所が書いてありました。

私は、しまった!って後悔します。
先手を打たれてしまいました。
ホタテ貝を着けたムラムラ解消オナニーは、おあずけにされてしまいました。
それに、アソコの毛も剃らなくちゃいけないことに。
毛を剃った後って、絶対いろいろ弄くりたくなっちゃうんです。

でも、やよい先生のご命令は絶対です。
たとえバレなくても、逆らうことは出来ないし、私が逆らいたくないんです。
これ以上ホタテ貝を着けていると、やよい先生のご命令に背いてしまいそうだったので、渋々はずして部屋着に着替えました。

やよい先生に久しぶりに会えるワクワク感とムラムラなのにオナニーが出来ない悶々感を夜毎抱きながら、お約束の日を指折り数えて3日後。
朝からそわそわの私は、おトイレを済ませてシャワーを浴びるとすぐ、ホタテ貝を装着しました。
入念にお化粧をして、お外が暑そうだったので髪はサイドに流して編みこんで、リボンピンで留めました。

お約束の時間は、午後の1時半。
場所は、池袋の私鉄駅に直結した有名デパートの3階、婦人服売り場。

私の住んでいるマンションからは、5分くらい歩くと池袋へ一駅の地下鉄の駅があります。
でも、まっすぐ歩けば15分くらいで池袋駅には着けるので、池袋に用事があるときは、歩いていくことにしていました。
今日もお家を早めに出て、徒歩で行くことにしました。

お外は真夏日でした。
真っ青なお空にお日様がギラギラ輝いて、地上にあるものすべてを暑く熱していました。
湿度が高くないのと、時折ゆるく風が吹いてくれるのが救いです。
そんな中を私は、白い日除け帽子を頭に乗せて、肩にタオルとかを詰め込んだ小さなトートバッグを提げ、ハンカチ片手に歩き始めました。


氷の雫で濡らされて 02

2011年7月23日

しーちゃんのこと 23

母と昼食を一緒に食べてから母を送り出し、自分のお部屋に戻りました。
お外はよく晴れていたのですが、暖房無しではまだ少し肌寒い感じだったのでエアコンをつけ、お部屋が暖まるのをしばらく待ってから、お洋服を脱ぎ始めました。

今日は、すでに書き上げていた、榊ゆかりシリーズお浣腸編を、そのお話のとおり実際にやってみるつもりでした。
小笠原亜弓さまが榊ゆかりを苛めるお仕置きの一つとして、途中にお浣腸プレイが組み込まれていました。

たぶん大丈夫とは思っていましたが、万が一、お部屋の床を汚してしまうのは絶対イヤだったので、大きめのレジャーシートを床に敷きました。
念のためバスルームからプラスティックの洗面器も一個持ってきていました。

全裸になった私は、姿見の鏡の前にお尻を突き出して、プラスティックの定規でお尻を叩いたり、洗濯バサミで苛められたりして気分を盛り上げていきました。
あーんっ、アユミさまー、お願いですぅ、許してくださいーっ!
そんなこと言ったって、下のお口からよだれが溢れちゃってるじゃない?いやらしい子!
指で股間にふれてみると、半開きになったアソコに指が吸い込まれるようにヌルンと入ってしまいます。
このまま中を思いっきりかきまわしたい・・・
そんな欲求がムクムク湧き上がりますが、なんとかふみとどまります。
だめだめ、今日のお楽しみはこれからなんだから。

今日は、ゆかりさんにもっと恥ずかしいことをしてもらうからねっ!そこに四つん這いにおなりなさい!
先にお部屋のドアを開け放してから、レジャーシートのビニールの上に四つん這いになりました。
お尻が姿見にバッチリ映るようにして、お浣腸のお薬の箱を開けます。
前回のより一回りくらい大きな容器で、スポイト状の先端も2センチくらい長いみたい。
うふふ、これを入れて、出来る限りがまんしてもらうからね!せいぜい悶え苦しむがいいワ!

鏡に映った自分のお尻の穴に、お浣腸容器の先端をそっとあてがいます。
「あっ、いやっ!それだけは許してくださいっ!」
実際に声に出して言いながらも、お浣腸器の先端をソロリソロリとお尻の穴に埋め込んでいきます。
「ああんっ!」
すっかり埋め込まれたら、お浣腸器の側面をゆっくり押し潰します。
「あああーーっ!」
冷たい液が体内に送り込まれるのがわかって、淫らな声が出てしまいます。
ずいぶん喜んでくれるのねー?だったらもう1本サービスしちゃうワ!
2本めも注入してヨロヨロと立ち上がりました。

それじゃあここで立ったまま、私の前でオナニーなさいっ!
私の計画では、ここで、バネの力を弱めてやっとつけられるようになった特製洗濯バサミを両方の乳首につけた後、お腹の具合を見ながら、四つん這いになってお部屋を出て、2階のおトイレまで廊下を這って行く予定でした。
お腹はすでにグルグル鳴っていて、便意が強まったり弱まったりしていましたが、がまんできないほどではありません。

姿見の前で自分の全裸を見ながら、右の乳首を特製洗濯バサミに噛ませます。
「あ、あぅっつー!」
すでにおっぱい脇から内腿まで左右に3つずつ洗濯バサミをぶら下げたからだに、さらに一つ加わります。
「ああんっ!」
お尻の穴を必死にすぼめながら、みじめな姿の自分を見つめて顔を歪めます。
次は左の乳首よ!
もう一つの特製洗濯バサミを右手に持ち、まだ何もつけていない左の乳首を左手の指でギューッとつまんだ瞬間、あまりの気持ち良さがからだをジーンとつらぬき、盛大にビクンと震えました。

それと同時にお腹がキュルキュルンと鳴ってモーレツな痛みが襲いました。
「あっ!だめっ!」
腰に力を入れてお尻の穴をギューッとすぼめたのですが、一瞬遅かったみたい。
お尻から左内腿を伝ってかかとのほうへ、一筋の液体がスルスルッと滑り落ちていきました。
鏡に映ったそれは、無色透明ではなく、茶褐色を帯びた液体でした。
「あーっ!いやーーっ!」
大きな声で叫びそうになり、慌てて口を押さえる間も無く、どうにも耐え難い強烈な便意が襲ってきました。
考える暇もないほど素早く無意識に、プラスティックの洗面器にまたがってしゃがみ込み、しゃがむと同時にジャジャーッと排泄していました。

しばらくそのままの姿勢で呆然としていた私は、ふっと我に帰り、裸のまま一目散に2階のおトイレに駆け出しました。
便器に座って、便意が収まるのを待ちながら、からだにつけた洗濯バサミを全部はずし、トイレットペーパーを濡らして、汚してしまった左脚を丁寧に拭きました。
なんだかすっごく悲しい気持ちになっていました。

どうやら私は、お浣腸を甘く見ていたみたいでした。
40グラムを2つっていう量も、多すぎたのかもしれません。

お尻もウォッシュレットでよく洗い、お部屋に戻った私は、なおいっそう悲しい気持ちになってしまいました。
レジャーシートのビニールに点々と散らばる茶褐色の飛沫・・・
プラスティックの洗面器に溜まっている茶褐色の液体・・・
そして、お部屋全体に充満している、何とも言えないイヤな匂い・・・

私、いったい、一人で何をやっているんだろう?
高校生にもなって、自分のお部屋で、大きいほう、お漏らししちゃって・・・
心が完全に打ちひしがれて、目尻に涙が滲んできてしまうほどでした。

それから先のことは、あまり書きたくありません。
洗面器の中身をおトイレに捨てに行って、ビニールシートと洗面器をバスルームでキレイに洗って、お部屋の窓という窓を全開にして空気を入れ替えて・・・
それらのことは全部、全裸でしたのですが、えっちな気分は戻ってきませんでした。
つい数十分前までは、はちきれそうだった私の性的コーフンは、すっかり萎えていました。

この失敗は、かなり長く尾を引き、しばらくはオナニーをする気にもなれませんでした。
そうこうしているうちに、終業式、春休みとなり、月が変わって二年生に進級すると、もう一つ、良くないことが待っていました。
しーちゃんと、別のクラスになってしまったのです。
中川さんと山科さんとは、同じクラスになれたのだけれど、友田さんとしーちゃんとは、別々のクラス。

しーちゃんとは、春休み中にも何度か会って、クリスさんともうまくいっているようで、いろいろお話を聞かせてもらいました。
相変わらず二人でえっちな遊びをしているみたいで、いつ会ってもすっごく楽しそうでした。
そんなしーちゃんとクリスさんがうらやましい気持ちは、もちろんずっとあって、そういう意味で言うと二年生になって別のクラスになったことは、私にとって、しーちゃんを一度忘れて、新しい出会いをみつけるチャンスとも言えるのですが、中学生の頃から毎日のように顔を会わせていたしーちゃんがクラスにいない、っていうのは、やっぱり寂しいことでした。

お浣腸失敗お漏らし事件以来落ち込んでいた性欲は、月日が経ってその記憶が薄れるとともに、私はいやらしいマゾ女なんだから、そういうみじめな体験をするのもあたりまえなんだ、という論理にすり変えて自分の中で納得させ、その記憶で妄想オナニー出来るほど復活していました。
榊ゆかりシリーズお浣腸編も、がまんしきれずにその場でお漏らしして床を汚してしまったゆかりは、激怒した小笠原亜弓さまによってお外に連れ出され、もっともっとひどいお仕置きをたくさん受ける、というストーリーに変えていました。
ただし、私はこの先、お部屋でのお浣腸遊びは絶対しないと心に決めていました。

私の性欲が戻って安定するのを待っていたかのように、もう一つの悲しいニュースが飛び込んできたのは、5月下旬のことでした。
バレエ教室でレッスンが終わった後、やよい先生から、6月いっぱいでお教室の講師をやめる、と告げられたのです。

すごいショックでした。
私は、愛ちゃんと一緒に、なんで?なんで?とやよい先生に詰め寄りました。

やよい先生が説明してくれたところによると、お仲間たちと共同で東京でお酒を飲ませるお店をいつか出そう、という夢と言うか計画が前々からあって、この数ヶ月の間にどうやらその目星がつきそうになったので、まだはっきり決まったわけではないけれどご迷惑をかけないためにも、まずバレエ教室の運営会社にお話をした、ということでした。
「あたしのツレが今年になっていろいろ動いていて、いい物件を最近複数みつけたらしくて、条件とかの具体的な話になってきてるらしいのよね」
「東京に行くのがいつになるかはまだわからないけど、この町から出て行くことは本決まり。私が今住んでるマンション、分譲なんだけど、貸す相手も決まっちゃったし」
「安心して。代わりの講師は、すごくやさしくてキレイな人、紹介しといたから」
やよい先生がすまなそうに笑いました。

翌日から、私はずっとやよい先生のことばかり考えていました。
やよい先生とは、中学二年の夏休みに受けたトラウマのことでご相談したとき、私が高校二年くらいになって、まだそういう気持ちがあったら、えっちなことのお相手をしてくれる、っていうお約束をしていました。
17歳になったら、って言ったんだっけかな?
お誕生日がまだなので、私はまだ16歳ですが、やよい先生がいなくなってしまう、という緊急事態の前では、そんな細かいことは関係ありません。
私は、最後のレッスンの日に、やよい先生にあの日のお約束のことを言って、デートしてくれるように頼むことに決めました。

中学生の頃、やよい先生を想って自分の指を股間にすべらせていた甘酸っぱい日々。
そんな日々を思い出しながら、私の気持ちも、やよい先生に恋焦がれる中学生の頃にすっかり戻っていました。

やよい先生、あのお約束、憶えていてくれるよね?


グノシエンヌなトルコ石 01

2011年7月18日

しーちゃんのこと 22

次のチャンスは、一週間後にやって来ました。
その日も母は午前中から、篠原さん親娘は昼前にお出かけして、共に夕方帰宅予定でした。
私は、篠原さん親娘を送り出してから、早速実行することにしました。

お昼ごはんのグラタンをダイニングでゆっくり食べた後、後片付けしてから自分のお部屋に戻る前に、バスルームの脱衣所と一階のおトイレの暖房を入れました。
今日は時間もたっぷりあるし、階下のおトイレでしてみよう、って思っていたんです。

お浣腸のお薬は、あと三つ残っていました。
それらの入った黒い袋とバスタオルを一枚持って、まずは階下のバスルームの脱衣所に入りました。
バスルームとおトイレは隣り合わせになっているので、脱衣所で全裸になってから、おトイレに入ってお浣腸、という計画でした。

着脱がラクなように、今日は起きたときからスウェットの上下を着ていました。
それらをちゃっちゃと脱いで、下着も取って全裸になり、いったん廊下に出ておトイレに入りました。

一階のおトイレは床部分が広いので、四つん這いになってやってみようと思っていました。
前回は、立ったままの挿入だったので、注入した後、容器に液がだいぶ残っていました。
実は、一回抜いてから、もう一回挿してもみたんです。
そうすると、今度は最初に空気が送り込まれてしまって、空気のお浣腸状態になってしまうんですね。
小学生の頃のお医者さんごっこで幼馴染が、空気が入るとおならがいっぱい出ちゃうんだよ、って言ってたのを思い出して、すぐやめました。
液体は上から下へ流れるわけですから、お尻を高く突き出して、お浣腸容器をなるべく垂直に立てて挿入したほうが、液がムダなく効率よく入るはず、って考えたんです。

おトイレの床に両膝を開き気味について、左腕で上半身を支えながら右手に持ったお浣腸容器を、右手の中指でお尻の穴を探しながらあてがいます。
なんてぶざまな格好。
お浣腸器の先端がすんなりお尻の穴に挿入されたので、容器を立て気味にしつつ側面を押すと、液がスーッと中へ流れ込みました。
「あああんっ!」
お浣腸器を抜いた後、よろよろと立ち上がり、すかさず腕時計を見ました。
午後1時33分。

1時40分になるまで、絶対出しちゃダメだからね!
頭の中で小笠原亜弓さまに命令されて、便器の前に立ち尽くしました。

前回と同じように、お腹がグルグルと騒ぎ始めました。
まだ全然時間経ってないわよ、がまんしなさい!
お腹を上から下へ、下から上へ、駆け巡るような鈍い痛みが襲ってきます。
お尻の穴に力を入れてすぼませて、なんとかがまんします。
まだ2分しか経ってないわよ、ここで出したらまたお仕置よ!
下半身全体に力が入っているので、両脚がプルプル震え始め、からだ全体が熱くなってきました。
もうダメ、もうダメ・・・
お腹の奥が時折、グルグルとかキューンとか鳴いています。
私が必死にお尻の穴をすぼめていると、両膝が目に見えるくらいガクガク震え始めました。
4分経過、あと3分・・・
睨みつけるように左手の腕時計を凝視しながら、右手はいつの間にか、裸の上半身を激しくまさぐっていました。
おっぱいをギューッと掴んで、硬くなった乳首を捻って、お腹をスリスリさすって・・・
「あん、あーんっ!」
ガクガク震える下半身、クネクネ悶える上半身。
髪の毛の生え際とかから汗もにじんでいるみたい。
「んーーーっ」
私はぎゅっと目をつぶって、お浣腸液の責めに耐えていました。
「むぅーーーんっ」

「あれっ?」
なんだかからだがラクになったな?と思い、目を開けました。
時計は1時43分になっていました。
目をつぶって身悶えしているうちに、どんどん便意が遠ざかっていき、今はなんだか普通の状態に戻っていました。
もちろん、お漏らしなんかしていません。
「あれーっ?」
もう一度、大きめな声でつぶやきます。
からだは、まだ欲情していますが、お浣腸の苦しみは去っていってしまいました。
「こ、こんなものなの?」
私は、また拍子抜けしてしまいました。

しばらく呆然とした後、ふと思い出しました。
私のお尻には、まだお薬が入ったままなんだ。
便座に腰掛けてお尻に少し力を入れてみると、ジャーッと液体が便器に放たれました。
今回も無色透明でした。

釈然としないまま、バスルームに戻り、熱いシャワーで下半身だけ洗い、バスタオルをからだに巻いて、ひとまず自分のお部屋に撤収しました。

確かにがまんしているときの身悶えするほどの被虐感は心地良かったけれど、そんなにあっさり収まっちゃうものなのかしらん?
もっとこう、なんて言うか、キタナイモノを出したくないのに出ちゃうのー、見ないでー、みたいな禁断系というか背徳系というか、そういうのを期待していた私は、肩透かしを食らった状態でした。

ちなみに私の通常のお通じは、朝起きてすぐミネラルウォーターをコップ一杯飲み、身支度して歯を磨いたりお顔を洗っている頃に催してきておトイレへ、という一日一回ペースの健康的なものでした。
あんまりたくさんは食べないし。
私のからだが健康的すぎるのかな?

それから真剣にもう一度、お浣腸薬の説明書を読み返し、一つだけ気づいたことがありました。
どうしても自分で入れると、容器の中のお薬が全部は入らないこと。
抜いた後の容器を見ると、今回も五分の一くらいは、残っていました。
お薬が足りないのかもしれない。
そう考えた私は、一時間後に今度は2本いっぺんに注入してみよう、と決めました。

お部屋の中で全裸のまま、榊ゆかりシリーズお浣腸編を執筆しながら、時間が経つのを待ちました。
決行は3時ジャスト。
それまでオナニーも禁止です。

3時になると同時に、全裸のまま階段を降り、バスルームに直行しました。
今度はバスルームの鏡の前で、お浣腸液を注入するつもりです。
四つん這いになって、出来るだけ鏡の前にお尻を突き上げ、顔をひねって自分のお尻を見ます。

菊座って、うまいたとえだなー、なんて思いながら1本注入。
「うふふ、いやらしいゆかりには1本じゃ、物足りないわよねー?ほら、ご褒美よ、もう1本」
小さい声で言いながら、2本目をお尻の穴に挿入しました。
「あ~あんっんっ!」
2本目のお浣腸容器はお尻に挿したまま立ち上がって、脱衣所を通り廊下に出て、おトイレに入りました。

今度は10分よ!10分がまんなさい!
頭の中で小笠原亜弓さまの声が聞こえます。
ただ突っ立ってるだけじゃ面白くないわよね?ほら、ゆかりの大好きなアクセサリーよっ!
お部屋から持ってきた洗濯バサミが、私のからだに噛みついてきます。
左右内腿に一つずつ、左右脇腹に一つずつ、左右おっぱい脇に一つずつ。
「あぁぁっ、んんんーっ!」

お腹はすでに激しくグルグルしていました。
脚もガクガクしてきて、全身がカーッと熱くなっています。
まだまだ3分しか経ってないわよ、ほら、おっぱい揉みなさいっ!
私は、両手で激しく自分の胸を揉みしだきます。
洗濯バサミがブランブラン揺れます。
快感に溺れると下半身がユルミそうになります。
そのたびに、お浣腸容器が挿されたままのお尻の穴にキュッと力を入れてすぼめます。
すると内腿の洗濯バサミに噛まれているところもズキンと疼いて・・・

6分経過、あと4分よっ!
今回のお浣腸液の攻撃は、さっきと違って手を緩めてくれません。
便意がひっきりなしに寄せては返し、そのインターバルもだんだん短かくなっています。
「ああんっ、あっ、あんっ、あぁー」
私は、左右の乳首をギュっとつまんでひっぱり、痛さで便意をごまかそうとしていました。
「ああん、ああんっ、も、もう・・・」
脚はガクガク、からだはクネクネ。
がまんしなきゃ、がまんしなきゃ、がまんしなきゃ・・・

時計を見ると10分はとっくに過ぎて、13分になろうとしていました。
「も、もう、もうっ、もうダメーーーっ!」
私は、右手でお尻に挿さったお浣腸容器を抜くなり、便座にへたり込みました。
同時にジャジャーッという激しい水音。
同時に右手が自分の股間に滑り落ち、飛び出ているクリトリスを親指と人差し指でクネクネこねくり回していました。
左手は左右のおっぱいをせわしなく、乱暴に揉みしだいていました。
「ああんっ、ああんっ、いいっ、いいっ、いいーーーーっ!!!」

しばらく便座に腰掛けたままガックリうなだれていました。
「はぁ、はぁ、はぁーっ・・・」
すっごく良かったぁぁぁ・・・

閉じていた目を開けると、私はまだ洗濯バサミを6つ、ぶら下げたままでした。
「つっ!」
血流が戻る痛みを6回くりかえして洗濯バサミをはずし、よろよろと立ち上がります。
便器に溜まっている私のお尻から出た液体は、今度は、薄っすら茶褐色を帯びていました。
「いやんっ!」
すかさず水洗ボタンを押して、恥ずかしい液体を私の視界から消しました。

お浣腸プレイがすっかり気に入ってしまった私は、すぐさま次回の計画を練りました。

ネットで調べると、私が使った30グラムのよりお薬液が多い、40グラムのやつも売っていることがわかりました。
前回、30グラム一つだと今一で、二つだと良かったということは、お薬の量も関係しているはずです。
それなら40グラムのを買ったほうが楽しめそう。
それに、40グラムのやつはスポイトの挿入管が長くて、より奥までお薬が届く、って書いてありました。
より奥までって、なんだかえっち。

早速次の土曜日に、この前のお店で2箱買ってきました。
箱が前のよりちょこっと大きかった。
そのとき、使用済みの容器や外箱は、黒い袋に入れてしっかり封をして、その駅のゴミ箱にコッソリ捨ててきました。

今度は、自分のお部屋でやってみるつもりでした。
今までの経験から、お薬を入れた後でもいくらかの猶予はあるみたいだし、誰もいなければ自分のお部屋から2階のおトイレまで裸で駆けて行っても大丈夫そうだし。

用意は万端でしたが、なかなか決行のチャンスは訪れませんでした。
生理が来たり、試験があったり、篠原さんたちがいたり。
お薬の説明書に、常用はしないこと、ともあったので、そんなにすぐやるつもりもなかったのですが、ずいぶん待たされました。

決行のチャンスが来たのは、陽気も良くなった3月中旬の日曜日。
母とのお買物デートのお誘いを、しーちゃんたちとお約束があるから、と嘘をついて断わって作った貴重な時間でした。


しーちゃんのこと 23