2011年4月9日

メールでロープ 16

ショーツが両膝を通過して太腿のあたりまで来たとき、お尻の割れはじめのとこらへんにペチャッと最初の感触がありました。
かまわずショーツを腰までグイッとズリ上げます。

おヘソの5センチくらい下から土手を経て、両内腿の間、お尻の穴の少し上くらいのところまで、ネットリかつヒンヤリとした粘性の液体みたいなものに覆われた感触。
最初は、濡れたショーツを穿いているような気持ち悪さだけだったのだけれど、だんだんとそのあたり全体がムズムズしてきて、とくに敏感な場所・・・アソコの割れはじめからワレメの左右の縁、そしてお尻の穴のまわりが強烈にスースーしてきました。
スースーはやがてジンジンに変わり、火照った熱を持って下半身全体、みるみるうちにカーッと熱くなってきます。
「んくぅうーっ!」
なんて気持ちいいの・・・

ベッドの脇に立ったままの私は、ムズムズする下半身の気持ち良さに身悶えが止められず、両方の膝頭を合わせて内股になって、両脚付け根すぐの左右の内腿を盛んにスリスリしてしまいます。
そうしていると、お薬の塗られたショーツの布地が敏感な場所に一層押し付けられ、さらにお薬をグリグリ擦りつけてきます。
「んぐ、んぐ、んぐーっ」
呼吸が荒くなった鼻腔をくすぐる強いミントの香り。
下半身がもうどうしようもないくらい疼いて、頭がヘンになりそう。

そうだっ!
気づいてしまったら実行するしかありません。
私は、内股モジモジをいったん止めて、頭の中で、せーの、って号令かけてから、その場にストンとしゃがみ込みました。
野球のキャッチャーさんみたいな、両膝を左右に大きく開いた座り方。
思っていた通り、しゃがんだことで私のアソコとお尻の穴がくぱぁと開き、お薬をたっぷり塗りこんだショーツの布地がその部分にベッタリ貼り付きました。
「んーーーーっぐぅーーーーっ」
すでにツヤツヤ充血して萼から半分顔を出していたピンクの蕾も、中からのおツユでヌルヌルになった唇の粘膜も、その向こうにある菊の花びら模様のもう一つの穴も、スースーするお薬の洗礼をたっぷり受けました。
「むぅーーーーんっ!」
強烈な刺激にぎゅーっと目をつぶってしまうほど・・・

そのままゆっくり立ち上がると、粘性のあるお薬のためにショーツの布地が肌に貼りついたまま離れないので、アソコからお尻にかけての布地がワレメに沿って一筋に食い込んだままになりました。
そのはしたない感触に、下半身全体がさらに一層ジンジンムレムレに疼いてしまって仕方ありません。
このままからだを少しまさぐれば、呆気なく最高に気持ちいい瞬間を迎えられそう・・・

でもだめ!
もっともっともっと、いやらしい直子のからだを苛めなくっちゃ。
私は、下半身をモジモジクネクネさせながら、ベッドの上から白いナワトビを拾い上げました。

左手に一方のグリップをしっかり握り、おっぱいの上あたりから腰のあたりまで、でたらめにグルグル巻きつけてみます。
ナワを巻いているとき、ナワが左の乳首をかすって、うんっ!て喘ぎます。
ナワが右おっぱいをナナメに通過して、うぐっ、って唸ります。
ウエストがキュッと絞られて、むんっ、て啼いてしまいます。

全身にテキトーに巻きつけたナワトビ。
左手のグリップは胸の左前あたり、右手のグリップはお尻の右側あたり。
両方のグリップをグイッとひっぱってみます。
「ううんっ、ううんっ」
巻きついたナワがひっぱられ、ナワが通過している右おっぱいの、左脇腹の、お尻上あたりのお肉がぎゅうぎゅう絞られます。
「んんーっ、んんーっ」
ナワが肌に食い込んでくる感触に被虐心が燃え上がります。
何か悪いことをしてお仕置されている気分になってきます。
許して、許してくださいぃ・・・

立ったまましばらくそうしていると、だんだん物足りなくなってきました。
ナワの当たる部分がずっと同じなのがつまんない。
たとえば、左のおっぱいが苛められないのが不満。
せっかくジンジンになっているアソコを苛められないのも不満。
ナワが短かすぎるのが不満。

やっぱりちゃんと考えて縛ったほうがいいかなあ?・・・ナワトビ、あと2本あるし・・・
考える前に手が動いていました。
白いナワトビをいったんからだからはずし、ベッド縁のバスタオルの上に浅く腰掛けました。

100円ショップのナワトビのピンクのほうを手に取ります。
おっぱいの裾野、ふくらみはじめのあたりにピンクのナワを当て、グルッと背中に回します。
前面に戻って来たナワを今度は下乳にあてがい、おっぱい全体を持ち上げるようにしながらまた背中に回します。
二つのおっぱいが2本のナワの間で上下にギューッと搾られています。
ああ・・・痛いけどいい感じ・・・
私の大好きな縛られ方・・・
思わずウットリ目を閉じてしまうほど。

前に戻って来た余りのナワの長さが中途半端だったので、苦心して全体を調節し、左右の脇腹へんに一本ずつグリップが垂れ下がるようにしました。
こうすれば、二本のグリップを左右にひっぱればさらにナワが締まって、おっぱいをさもっとキツク搾ることもできるはず。

ナワが食い込んだ自分のおっぱいを見おろして、じっくり観察してみます。
左右のおっぱいが上下のナワに搾られ、いびつにひしゃげて飛び出しています。
肌に食い込むナワは血流を遮り、歪んだおっぱいの山全体がほんのりピンク色ぽくなってきています。
いつもに増して尖りながら突き出ている二つの乳首は、恥ずかしいくらい大きく派手に目立っていて、まるで金管楽器のマウスピースの先っちょのよう。

左のグリップを握り、右手で反対のグリップを軽くひっぱってみます。
「むふっーんっ!」
入れた力の分だけおっぱいがさらに歪み、大きな乳首がプルンと揺れて、喉の奥から歓喜の喘ぎ声。

つづいてブルーのナワトビを手に取り、立ち上がりました。
ナワの真ん中あたりを背中からウエストに回し、左右のナワを交差させてもう一周させた後、背中に戻します。
左右のグリップを揃えてから背骨のところでウエストのナワに対して直角にくぐらせ、揃えて二本になったナワをお尻のワレメに沿って前に戻し、おヘソの前のあたりで結びました。
ショーツの上からナワトビのTバックを着けているような格好です。
おヘソのちょっと下に、二本のグリップがぶら下がっています。
このグリップをひっぱると、お尻のスジに沿ってワレメのスジにまで、二本のナワが食い込んでくるはずです。

早速練習。
「んぐぅっーんっ!」
お薬まみれのベッチョリショーツごと、ナワが正しくお尻の穴、ワレメ、クリトリスの真上を通過して食い込んできました。
クリトリスは二本のナワの間に挟まれて萼が脱げ、布地の下で完全にこんにちは。
ベッタリとお薬にまみれてしまいました。
「んぅぐーっ!」

これでよしっ、です。

自分の今の姿がどのくらいいやらしくなっているか確認したくて、スースーするお薬の缶を片手に姿見の前に移動しました。
始めたときにかけていたDVDをリモコンで再スタートさせます。
薄暗闇のお部屋にテレビの光が戻り、姿見に映る奇妙な姿の女の子が見えるようになりました。

グッショリ濡れた猿轡を噛みしめる口元。
吸収しきれなくなった唾液がダラダラ、首筋から胸元を汚しています。
胸にはピンクのビニールロープ。
そのロープは柔らかそうなおっぱいを上下から挟み、搾り込むように圧迫しているので、形の歪んだ二つの乳房がぷにゅっと飛び出しています。
その頂点に痛々しいばかりに尖りきって上向きに突き出た大きな乳首。

そこまで見たとき、お医者さんがするようなゴム手袋をつけた手が、鏡の中にフレームインしてきました。
指先に盛った塗り薬のようなものを、その尖りきった乳首にたっぷり擦り込むように塗り付けていきます。
右の乳首、それから左。
あたりに漂う強いミントの香り。
女の子の全身が、クネクネと身悶えを始めました。

ひときわモジモジ落ち着き無く身悶えている、その女の子の下半身は白いショーツ一枚。
ショーツの前部分が、本来そのショーツで隠すべき下半身の窪んでいる部分と同じ形に食い込んで、すごく細くなっています。
きっとお尻のほうまでその状態でしょう。
おまけにそのショーツの上からTの字にブルーのビニールロープ。
そのロープも深く食い込んで、正面からは足の付け根付近のロープが見えないほど。

おヘソのあたりから垂れ下がっている二本のグリップ。
ゴム手袋の手がそのグリップをつかみ、グイッと上にひっぱりました。
ますます食い込む股間のロープと白いショーツ。
女の子の下半身がキュンと硬直し、両内腿を幾筋もの液体がツツツーッとすべり落ちていきます。

そこまでで、急に女の子が鏡からフレームアウトしました。

ベッドの前に戻った私は、もうガマンできませんでした。
一刻も早く自分のからだをめちゃくちゃに弄りまわしたい!
徹底的に苛めて苛めて苛め倒したい!
思う存分気持ち良くなりたい!

上半身と下半身をいたぶる二本のナワトビの上から、さらにもう一本、白のナワトビをでたらめにからだに巻きつけるや否や、ベッドの縁にペタンと腰掛けて、上半身をブリッジみたいにのけぞらせました。


メールでロープ 17

2011年4月2日

メールでロープ 15

姿見の前に両膝をついてへたり込んでいた私は、意を決してヨロヨロと立ち上がりました。
ベッドの前に戻り、まだ使っていないたくさんのお道具を眺めていると、さらなる快楽への欲求がムクムクと全身に滾ってきます。
さっきあれほど強烈な快感に酔い痴れたのに、私のいやらしいからだはどこまでも貪欲に、より激しい刺激を欲して疼き始めます。

ごく薄ゴム手袋を両手に嵌めてみます。
ゴム風船よりも薄そうな、以前、高校のお友達からこっそり見せてもらったコンドームくらいの薄さの、弾力のある皮膜に私の両手が包まれました。
そこはかとなく香るケミカルなゴムの非日常的な匂い。
両手に感じている小さな拘束感。
その手袋をした途端に、私の手が誰か他の人の手になったみたいな感じがしました。

汗とよだれでシットリと濡れている首筋からおっぱいのふもとへと手をすべらせます。
素手だったら手のひらに感じるはずの、液体に濡れる感覚が手のひらに伝わってこないのがなんか不思議。
一方では、肌をまさぐるゴムのヌメっとした愛撫も、今まで未体験の、何て言うか、されたことは無いけれど医療プレイチックな感触で、私の中では、幼い頃にしたお医者さんごっこの甘酸っぱさが甦り、官能が昂ぶってきています。

そのまま右のおっぱいを右手に包んでやんわり揉みしだいてみます。
「んんーっ」
さわっている手にも、さわられているおっぱいにも、自分でいつもさわっているのとは違う、なんだかもどかしい感触を受けて斬新。
自分の意思で動かしている手なのに、さわって伝わってくる感覚がゴム手袋のおかげでいつもより鈍く感じるからでしょうか?
手のほうは、他人のおっぱいを弄っているような感じになり、おっぱいのほうは、他人の手でさわられているような感じ。

このゴム手袋もなんだかクセになりそう・・・
私の両手だけがSになって、それ以外のMな心とからだを苛める算段を練り始めていました。

薄いゴム越しの右人差し指で、丸くて平べったい容器に入ったスースーする塗り薬を指先に一山、掬い取ります。
そ、それをどうするつもりなの・・・
私の両手以外は、すっかりマゾになって怯えています。
早くもツンツンに背伸びしている左乳首の先っちょに塊のままチョコンとつけます。
「んっ!」
最初はなんでもないのですが、ジワジワとくすぐったいようなスースーする刺激が乳首を包んでいきます。
「うぅーっ」
同じように右にも。

このお薬の場合でも、ダイレクトにいったん指につけてからだと、指についた瞬間にお薬の粘度や肌につく感触、温度、刺激の度合いなどの情報が脳に伝わってしまうので、その後に乳首につけるときのドキドキ感は、あらかじめ知っている分だけ、どうしても薄まってしまいます。
でも、ゴム手袋をしていると、感覚が鈍くなっているゴムの指でお薬を掬い取ったときにわかるのは粘度くらいですから、それを乳首につけるときのドキドキ感、ワクワク感が増大していました。

両方の乳首がお薬の刺激でジンジンジンジンしてきました。
両手は後ろに組んで、自分のからだをさわっちゃダメよ!
Sな両手の持ち主が私に命令します。
「んーっ、んーっ」
もはや、口中の唾液をたっぷり吸い込んでグショグショな手ぬぐい猿轡から垂れ始めているよだれが、ダラダラと両方のおっぱいをすべり落ちていきます。
お薬がくれるジンジンの上を熱いよだれがヌルヌルと肌を這って愛撫してくれています。
でも、おあずけを食らった乳首は、もっと強い刺激を求めて、自己主張のための精一杯な背伸びをやめません。
私は、後ろ手の休めの姿勢でモジモジ身悶えながら、ベッドの上のナワトビに手を伸ばしたくて仕方ありませんでした。

ふいにお部屋の電気が一段と暗くなりました。
流していたDVDが終わって、テレビが暗くなったからでした。
もう2時間くらい過ぎちゃったんだ。
そうするとそろそろ夜中の12時頃かな?
まだ全然眠くはないけれど、あんまりゆっくりもしていられないかな?

暗くなったと言っても、真っ暗闇になったわけではなくて、スモールライト一つ分くらいの薄暗がり。
新しいDVDはかけずに、このまま続行することにしました。

迷わずナワトビを手に取りました。
量販店で買ったえっちな形のグリップのほうです。
ナワは少し太めの白いビニール、握りやすい黒いグリップは、女性のからだのようななめらかなカーブの凹凸が三段ついています。

いよいよ夢にまで見たナワトビオナニー。
ベッドの上に並べていたお道具を一まとめにしてバスタオルに包み、枕元に置きました。
掛け布団と毛布は足側のほうにたたみ、ベッドの中央にスペースを作って、ベッド縁に腰掛けました。
本当は、ベッドに伸び伸びと寝転んでやりたかったのですが、汗やなにやらでベトベトになったからだでシーツ全体を汚したくなかったので、ベッド縁に座って、いざとなったら背中だけベッドに倒せば仰向けにはなれるような姿勢でやることにしました。

まず、ナワトビのナワを両手で幅40センチくらいの長さにして胸の前に持ちピンと張ってから、ツンと屹立した両方の乳首の上に当て、乳首だけ上下に弾くようにそのナワを動かしてみます。
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
ビニールのナワが両方の乳首の上を擦り、乳首が下を向いた後にナワが通過して乳首がプルンと起き上がり、今度はナワが下から乳首を擦って乳首も上を向き、ヒモが通過して乳首はまたプルルンと揺れ、揺れが収まる間もなく再び上からナワが・・・
そのくりかえし。
私の両手はナワをしっかり張って握ったまま、胸の前で素早く激しく小刻みに上下していました。
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
その上下と同じリズムで、私の喉の奥からくぐもったヨガリ声が洩れます。
なんて気持ちいい・・・

最初は乳首の先にだけ当たるようにしていたのですが、熱中するに連れて、おっぱいの先っちょ全体、乳暈のほうまで擦るようにすると、もっと気持ちいいことがわかりました。
それも、わざと乱暴におっぱいを叩くみたいに弾みをつけてやるんです。
パチンパチンて小さく音がするくらいに。
その頃はまだ実際にやられたことはありませんでしたが、まるでおっぱいに鞭をもらってるみたい、って思ったのを覚えています。
「んっ、んっ、んっ、んっー」

目をつぶったまま、しばらく夢中でそうしていると、困ったことがおきました。
腰を下ろした両腿の付け根からダラダラとおシルが滲み出て、シーツを汚してしまうんです。
これはちょっとマズイ・・・
私は、渋々両手を動かすのを止めて、立ち上がりました。

両方のおっぱいの先端の肌が叩かれたお尻みたいに赤く火照っているのが、薄闇の中でもわかりました。
熱く熱をもってジンジンと痺れたような心地良い痛み。
ここにあのお薬をもう一度塗ったら・・・

おっと、それよりも先に私のだらしない下半身への対策をしなければ、です。
実は、前からナワトビオナニーをするときは、ショーツを穿いて、って計画していました。
それは、ビデオでナワトビオナニーをしていた女の子がフィニッシュで行なっていた行為が、ショーツを着けていないと出来ないことだったから。
そして、それがすっごく気持ち良さそうで、絶対やってみたいと思ったから。
そういう理由で、お夕食の後、そろそろ捨ててしまおうと思っていた古びた白いコットンのスクールショーツをクロゼットの引き出しの一番上に用意しておきました。

ナワトビをいったんベッドの上に置いてクロゼットに歩き、そのショーツとバスタオルを一枚取り出して持ち、またベッドに戻ります。
からだや股間をバスタオルでざっと拭きつつ、枕もとのバスタオル包みから塗り薬と100円ショップの2本のナワトビ、そして新しく買ったギザギザの細かいルレットだけを取り出して、残りは枕元に戻しました。
ハケやタコ糸や花瓶、大きな洗濯バサミ、それに手錠とかも試してみたいのはもちろんなのですが、今夜は、時間的にもからだ的にも、これだけあれば充分な満足感を得られる確信がありました。
残りは、明日また試そう・・・

念のため、からだを拭いたバスタオルを広げて、私が腰掛けるベッド中央のシーツの上に敷きました。
さあ、それじゃあさっさとショーツを穿いて、と、暗がりの中、ショーツをつまんだ手を顔の前に持ってきてショーツの前後を確かめたとき、右手にはめているゴム手袋から微かにツーンと塗り薬のミント系な残り香がしました。
そのとき、予定外のえっちなアイデアが閃きました。

左手にショーツを広げて持ち、右手の人差し指でたっぷり掬い取った塗り薬をショーツの裏側のクロッチ部分の布にべったりと塗り付けました。
布地の裏のクリトリスが当たりそなところからお尻の穴のへんまで、何度も右指で塗り薬を掬い取って。
独特のミントっぽい香りが、一段と濃くお部屋に漂い始めます。
これを穿いたら、私のアソコは・・・
想像するだけで、またアソコからヌルリ。

ゴムの指に残った塗り薬は、当然、さっきまで苛められていた両方の乳首にすりこまれます。
「むぅーんっ!」
腫れも火照りもひいて、熱も冷めつつあった乳首がメントールの刺激であっという間にジンジン再燃。
「うっうぅーん」
身悶えしながらショーツを広げ、まず左脚を上げて足首を通し、つづけて右足も。
お薬を塗った内側がムダに両脚の肌につかないように、ソロリソロリと慎重に腰のほうに上げていきました。


メールでロープ 16

2011年3月27日

メールでロープ 14

入浴後の身繕いもそこそこに、今日買ってきたお道具を再びベッドの上に並べました。

バスタブに浸かりながら、お道具をどういう順番で使おうか、今夜のオナニーをどうやって盛り上げようか、ってことばかり考えていました。
ハケで撫ぜてみたい、トングでつまんでみたい、花瓶を挿れてみたい、塗り薬で悶えたい・・・
想像しているだけで乳首は尖り始め、アソコの中がピクピク震え、シャワーの水流やバスタブのお湯のゆらぎ、タオルの摩擦にさえ全身がビンビン感じてしまい困りました。
この浴室で軽くオナニーしちゃいたい、っていう欲求をなんとかガマンして、髪とからだをざっと洗っただけであわただしく自分のお部屋に戻ってきました。
バスタオル一枚の姿で。

お部屋のドアに鍵をかけ、照明を二段落としてから、音声を消したテレビにやよい先生からのレポート課題DVDを映します。
選んだのは、自分で自分のからだを苛めながらのオナニー映像集。
出てくる女性たちがさまざまに工夫をこらしたSMっぽい責めをしながらオナニーしている映像集です。
薄暗いお部屋の中、テレビのモニター周辺だけが浮き上がるように明るくなり、光に誘われた私の目に飛び込んでくるのは、裸の女性のあられもない姿だけ。
画面には、自分のおっぱいに赤いローソクを垂らして身悶えているキレイなお姉さんが映っています。
その画面を眺めながらも頭の中では、昨日まで飽きるほど見た6枚のDVDからのさまざまなお気に入り場面が渦巻いていました。
今夜はそれらを自分のからだで思う存分体験出来る・・・
ワクワクどきどき最高潮。
今日一日、絶えず欲情していた私のからだが、やっとありつける快楽への期待に喜び震えているのが自分でわかりました。

テレビモニターの隣に姿見を配置してから、テレビに背を向けてベッドを見下ろします。
巻いていたバスタオルをはずして全裸になりました。

ベッド上のお道具をざっと眺め、まっ先に手が伸びたのはアイストング。
右手で持ったトングの先っちょのギザギザで、すでに硬く尖っている左の乳首を軽くつまんでみます。
「はうんっ!」
ステンレスのギザギザがすけべな期待でコチコチになっている乳首に鋭く食い込み、気持ちのいい電流が下半身までビビビってつらぬいて、予想以上のえっち声が出てしまいました。
あわてて左手で口をふさぎつつ、パスタ用の大きめなトングに持ち替えます。
大雑把な櫛みたいな切れ込みが入ったステンレスの先を左右に大きく開き、右の乳房全体を丸いパンを掴み取るように挟んでみます。
「うーーんっ!」
柔らかいお肉に食い込む金属の無機質で冷たい感触。
櫛の切れ込みの間からシマシマにはみ出てくるおっぱいの白い皮膚。
「んふーんっ、んふーんっ!」
おっぱい全体を絞るように、トングを開け閉めていると、必死につぐんだ上に左手で押さえてまでいるのに、唇の端から熱く淫らなため息が出てしまうのを防ぎきれません。
赤くシマシマに跡が残るほどきつくおっぱいを挟んだ後にトングの側面をあてると、ヒンヤリしてすっごく気持ちいい。
左内腿がくすぐったいのは、早くも漏れ出してしまったえっちなおシルのしたたり・・・

今夜の私のムラムラは極限にまで達しているので、知らず知らずいつもより大きな声を出してしまいかねません。
母や篠原さんたちに聞かれでもしたら・・・
うっかり大きな声が洩れないように、先に猿轡をしてみることにしました。

どこか暗い牢屋のような場所で猿轡をされて縛られている女性の姿を課題ビデオで見たとき、その絵面のみじめで無力な佇まいがとても気に入ってしまい、自分でもやってみたくてたまらなくなりました。
その場面に漂っていた、この子は、これまでもこれからも、ずーっとされるがまま、なんだろうなあ、みたいなあきらめ感。
私の好みにピッタリのマゾな装いだったんです。

ビデオでは、脱がされたショーツを丸めて口の中に押し込まれ、その上から猿轡をされていたのですが、あの日、やよい先生に同じことをされたとき、かなり息苦しかったのを覚えているので、その夜は猿轡だけにしときました。
日本手ぬぐいを細長く折って、半開きにした口の歯と歯の間にかませてから、後頭部のポニーテールにした髪の結び目下あたりに、両方の頬っぺたもへこむほどキツク縛りました。
口が半開きのまま固定され、舌が自由に動かせず、喉の奥で唸ることしか出来なくなってしまいます。
口中に湧き出るよだれは手ぬぐいが吸ってくれるので、今のところ垂れちゃう心配は無いみたい。
姿見に自分の顔を映して見ると、声を封じられて絶望的な顔になった可哀想な女の子が恨めしげな目で私を見つめていました。

そのまま姿見の前で、右手にパスタトング、左手にアイストングを持ち、おっぱいを集中的に苛めます。
おっぱいのお肉をつまみ、乳首をつまみ、肌に金属の冷たい側面をグリグリ滑らせて蹂躙します。
頭の中では、未知の異星人に誘拐されて裸にされ、ロボットの金属的な触手によって興味本位によってたかっての生体実験をされている妄想がくりひろげられています。

やめてください、お願いですぅ・・・
言葉が封じられているので、心の中で懇願します。
でもムダです。
パスタトングの柄のところで乳首の側面を往復ビンタするみたいに小刻みに弾いていると、涙が出そうなくらいジンジン感じてきてしまいます。
「んーーっ、んんーーーーっ!」
手で撫ぜたり揉んだりするのとは全然違う、私が大好きな金属からの乱暴な愛撫。
指ほど器用にコントロールできないお道具のもどかしさが、自分でではなく誰かから責められている妄想に拍車を掛けます。
二本のトングは不器用に操られ、やみくもに気持ち良くなれる場所、反応が激しくなる場所を探し、みつけると徹底的に責め立ててきます。
コリコリ乳首を執拗に挟んでくる冷たいギザギザ。
「うぅん、うぅん、んんーっ!」
挟まれるたびにアソコから内腿へとヌルヌルヌルヌルおシルが滑り落ちています。
そ、そんなに強くしたら、乳首に穴が開いてしまいますぅ・・・
どうか、どうか許してくださいぃ・・・

そんな姿を鏡に映して、自分のみじめな姿にますます欲情してしまう自分の恥ずかしいヘンタイ性。
それでも手を止めることができずに快感を貪欲に欲している私の本能。
トングの触手に苛まれる可哀想な自分を見て、より一層の加虐にいそしむもう一人の私。
自虐の果てにあるはずの快楽・・・

鏡のこちら側の私は、異星人の側に立ち、鏡の向こうの私にとどめを刺すことを決心します。
「んぐぅ、んぬんーーっ」
より乱暴に、より激しくおっぱいを嬲りながら、左手のアイストングが徐々にからだの下のほうに移動を開始しました。
「ぬーーーんっ、んーーっ!」
だめぇ、そっちに行っちゃだめぇ、そこはイヤッ、お願い、許してぇ・・・
心の中でそう叫んでも、言葉の通じない金属の侵略者は知らんフリで、1ミリにも満たないくらいの陰毛がようやくポツポツと生え始めたゆるやかな土手をジワジワと滑りながら下に進んでいきます。
ぬるんだおツユを湛えた沼のほとりに、ピンク色の大粒な真珠みたくテラテラと光る突起。
アイストングでつまむのにちょうどいい大きさになっているその真珠が、左右のギザギザの間に入りました。

だめだめぇ、お願い、それだけは許して、他のことなら何でもしますからぁ・・・
本当に挟む気なの?直子のクリトリス、潰れちゃうぅ・・・

鏡の中の女の子は、猿轡の手ぬぐいで抑え切れなくなったよだれを顎の端からおっぱいにポタポタ垂らしながら、がに股で踏ん張っている両脚をプルプル震わせて涙ぐんでいます。
汗ばんだ首筋の下、白くてまあるい二つのおっぱいのあちこちが、腫れたように、ひっかかれたように赤くなっています。
左のおっぱいは、全体を大きな銀色のハサミで挟まれてグリグリとせわしなく揉みしだかれ、痛々しいほどに尖った乳首もプルプル震えています。
両腿の付け根が交わるあたりに逆V字型のままピッタリあてがわれた小さめの銀色触手は、4センチくらい左右に開いたギザギザのハサミを、あとは閉じるだけの状態でスタンバイしています。
女の子は、観念したようにゆっくり目を閉じました。

「むぅんんんーーーーぅっ!」
ギザギザの先端が左右から同時に、今にも弾けそうな肉の芽の表皮にチクリと食い込んだ瞬間、私は喉の奥から、それでも精一杯に押し殺す努力をして、喜びの唸り声をあげていました。
「んんーーぅっ、んんーーぅっ!!」
左手で持ったアイストングの側面を親指と人差し指でカニさんのように開け閉めしつつ、右手は開いたトングごとおっぱいをわし掴み、滅茶苦茶に揉みしだきます。
「ぬーん、ぬーん、ぬうぅーーーーっ!!!」
クリトリスへの痛みに似た刺激は、からだの内側で痺れるような快感に変換され、その気持ち良すぎる波は、瞬く間にからだ中の四方八方に飛び散りました。
トングのギザギザがクリトリスに食い込むたびにその波が寄せては返し、たぶん5回目か6回目の波で、ついに私は両膝から崩れ落ち、イき果てました。

「んーーーん」
快感の余韻の中で目を開けると、姿見の横にあるテレビの画面ではナワトビオナニーの真っ最中でした。
余韻にピクピク細かく震えていたからだが、ビクンって大げさに反応しました。
これもやってみなくっちゃ・・・

今夜、鏡の中の可哀想な猿轡の女の子は、まだまだ眠ることを許してもらえません。


メールでロープ 15