2011年3月19日

メールでロープ 11

パソコンを起動して、送られてきたUSBメモリをつないでみました。
パスワードを聞かれて、それ以上進むことは出来ませんでした。
仕方ないので、次はCDロムを入れてみます。
認識しませんでした。
メールソフトを開いて、やよい先生からのメールが来ていないかも確認しました。
さすがにまだ届いていません。

やよい先生、どういうつもりなんだろう?
途方に暮れてCDロムの盤面をしげしげと見ていたら、気がつきました。
なんだか普通のに較べて盤面が青っぽい・・・
あわててDVDレコーダーに円盤を入れてみます。
メニュー画面も無しにいきなり、テレビに知らないキレイな女の人が大写しになりました。
これ、DVDだったんだ。
その頃の私のパソコンは、まだDVDディスクには対応していませんでした。

その女の人は、少しインタビューみたくおしゃべりしてから、おもむろに服を脱ぎ始めてオナニーをし始めました。
私は、あわてて音声を絞り、食い入るように画面を見つめました。

夕方の6時前、母が帰ってくるまでに2枚のDVDを見終えていました。
どうやらやよい先生が私のために、えっちなビデオの私が好みそうな場面を編集して作ってくれたDVDみたい。

一枚目は全部、女性のオナニーの映像でした。
日本のも外国のもまぜこぜでした。
アソコの部分にモザイクが入っているのも入っていないのもありました。
出てくる女性はみんなキレイな人ばかりで、みんないろいろ工夫して、身の回りにあるいろんな道具や器具を使って、いろんな場所でオナニーしていました。
私は、テレビの間近に座り込んで真剣にじーっと見入っていました。
これ、やってみたい!っていうのがいくつもありました。

2時間くらいで一枚目のDVDを見終わったとき、私はオナニーしたくて仕方ない状態になっていました。
見ているときにも、乳首が勃ってきて、ショーツの奥が潤ってきて、手を伸ばしたくてしょうがなかったのですが、がまんしていました。
一瞬たりともテレビから目をそらしたくなかったんです。

見終わったと同時に、立ち上がってお勉強机のところに行きました。
ビデオの中で、一人の女の人が机の角のところにショーツを穿いたままアソコを擦りつけてオナニーしていたんです。
それが、すっごく気持ち良さそうだったんです。

私のお勉強机は、私の股間よりちょっとだけ低い位置の高さでした。
ショートパンツを脱いで、下半身ショーツ一枚だけになります。
水色のショーツのクロッチ部分には、すでに内側からジワジワ滲み出てきているおシルで一筋のシミが浮き出ていました。
少しだけ両膝を曲げ、机の角にアソコを押し付けてみます。
机の角がショーツの布越しに、大きくなっている敏感なお豆にもろに当たりました。
「あはんっ!」
下半身から頭へと気持ちのいい電流が一気につらぬきました。
「んんーーーっ」
そのままの格好で、ビデオで見たのを真似して、角の線にワレメを合わせるようにアソコを押しつけたまま腰を上下してみます。
「あんっ、あんっ、あんっ」
すっごく気持ちいい・・・
いつのまにか左右のおっぱいを両手でTシャツの上から激しく揉みしだいていました。
「あっ、あっ、あーーっ!!」
気持ち良さに酔い痴れながらも頭の中で、早く次のDVDが見たい、っていう欲求も高まっていました。
「んんんんーーーーーーっ!!!」
軽くイってしまった後、脱ぎ捨てたショートパンツを拾ってすぐテレビの前に戻りました。

2枚目は、SMっぽい、女の人が苛められている映像集でした。
縛られたり、吊るされたり、ローソクを垂らされたり、鞭でぶたれたり、お浣腸されたり・・・
そういう場面が延々とつづきました。
苛める役の人は男性ばかりだったので、最初のうちは、男の人のアレが画面に出てきたらどうしよう、モザイクでぼけていても見たくない・・・ってビクビク不安でしたが、そこは、よくわかっていてくれるやよい先生のことですから、男性のアレが出てくる場面は一回も無くて、巧みに編集されていました。
使われているバイブレーターの形も露骨なものは無くて、さすが、やよい先生!って嬉しくなりました。

それにしても、苛めかたにもいろいろ方法があるものです。
これ、やられてみたい、って思うのから、こういうのは、いくら私でも無理、っていうのまで・・・
食い入るように画面を見つめながら、私の右手はショーツの中、左手はTシャツの上をもぞもぞ蠢いていました。

2枚目を見終える頃に、内線の電話が鳴りました。
私は、あわてふためいてテレビを消し、濡れた指のまま電話に出ました。
帰宅した母に、7時からお夕食だからお台所手伝って、と告げられ、はーい、と元気よく返事してから大急ぎでショーツを穿き替え、コットンのワンピースをかぶって、何食わぬ顔で階下に下りました。

お夕食を終えてお部屋に戻り、パソコンのメールを確認すると、やよい先生からのメールが届いていました。

東京での近況が少し書かれた後に、私への最初の課題が書かれていました。
要約すると、この6枚のDVDを見て、やってみたいプレイ、私が気に入ったプレイと、あまりやって欲しくない、やりたくないプレイをレポートにして提出せよ、ということでした。
それに沿って次の課題を出すそうです。
そして、そのレポートを出すまでは自由にオナニーをしてもいいけれど、レポートを出して、次の課題メールがやよい先生から来るまでの間はオナニー禁止。
あと、USBメモリには、あの日やよい先生と遊んだときにたくさん撮ったケータイやデジカメの写真が入っているのだけれど、日が経ってあらためて見返すと、直子がショックを受けそうな刺激が強すぎる、恥ずかしすぎる写真ばっかりなので、もうちょっと課題が進んで直子のヘンタイ度が上がったらパスワードを教える、と、冗談めかして書いてありました。

私は、もう少し違う、なんて言うか、もっと直接的なご命令ぽいえっち課題・・・どこそこにノーパンで行きなさい、とか、こういうシチュエーションを妄想してオナニーしなさい、とかを予想していたので、ちょっと拍子抜けした感じもありました。
でも、残りのDVDがすっごく楽しみ。
私が今までこういう映像を見れるのは、パソコンのえっちなサイトで、がすべてでした。
ただ、いつ男の人のアレに出くわすか、ビクビクしながらでしたから、面白そう、と思っても見れない動画がいくつもありました。
やよい先生が選んでくれたのなら、絶対安心です。

そして、USBの中に入っているはずの写真・・・
私も、さっきDVDの映像を見ながら考えていました。
映像の中で知らない女の人がしている恥ずかしい格好のいくつかは、あの日、やよい先生の前で私がした格好と同じでした。
大きく、アソコの奥が見えるくらいに両脚を広げて縛られたり、コブのついたロープに股間を擦りつけたり、お尻の穴にタンポンを詰め込まれたり・・・
そういう場面になるたびに、ああ、私もこの格好、やよい先生に見られたんだなあ・・・って思っていました。
そのたびに、いてもたってもいられない恥ずかしさで全身がカッカと火照りました。
そのときの画像、私がそんな恥ずかしい格好をした証拠が、この小さなUSBメモリの中に入っている・・・
そう考えただけで、私のからだは再び、いてもたってもいられない、身悶えするほどの恥ずかしさに震えます。
すっごく見てみたい、でも、見るのがすごく怖い、でも早く見たい・・・

きっと、やよい先生はミーチャンさんと二人で、夜な夜な私の恥ずかしい写真を一枚一枚じっくり見ているんだと思います。
このときはこうだったんだよ、なんてミーチャンさんに説明しながら・・・
ミーチャンさんは、どう思っているのでしょう?
いやらしい子だと軽蔑していないでしょうか・・・
えっちな気持ちになってくれているでしょうか・・・
やよい先生とミーチャンさんは、私の写真を見た後、愛し合っているのでしょうか・・・
私の右手は、知らない間にショーツに潜り込んで激しく小刻みに上下していました。
「ん、ん、んーーーっ!!!」
声を押し殺したまま、間もなく小さくイきました。

その日の夜から次の日の夜中までに、6枚すべてのDVDを見終えました。
夏休みの宿題を一気に片付けちゃうから、と母やともちゃんに言って、お食事とお風呂のとき以外はお部屋に閉じこもって。
ドアの鍵をかけて、すぐかぶれるワンピースを傍らに置いて、下着姿になって。
テレビの前に座って、ヘッドフォンをして、息を飲んで、声を押し殺して。
右手をショーツに潜り込ませて、何度も何度も小さくイきながら・・・

一通り真剣に見た後、次の日からは、やよい先生へのレポートを書くためにもう一度、パソコンでメモをとりながら、じっくりと見直していきました。
6枚のDVDには、本当にさまざまなタイプのえっち映像が入っていました。
6枚がそれぞれおおまかにジャンル分けされていて、一枚目はいろんなオナニーの方法、二枚目はSMの責めのいろいろを紹介してくれました。
三枚目は、屋外での露出がテーマのようで、いろんな場所で女の人がおっぱいやお尻やアソコを恥ずかしそうにお外の空気に晒していました。
四枚目は、女性同士のからみ、レズビアンな映像のあれこれ。

私が一番コーフンしたのが五枚目で、自分で自分のからだを苛めながらのオナニー映像。
自分で自分を縛ったり、さまざまな器具でおっぱいを苛めたり、鞭で叩いたりの映像集で、すっごく参考になりました。
最後の六枚目は、SMっぽいことをしながらのレズビアンの映像集で、こっちもすっごくコーフンしました。

メールをいただいてから4日めの夜には、やよい先生からの課題に対するレポートが出来上がっていました。
私の頭の中は、ここ数日間ずーっと、えっちなことだけで一杯でした。
毎日何度もオナニーしてしまいました。
それでもムラムラ気分が去る気配はありませんでした。

オナニー禁止になる前に、DVDに感化されてどうしてもやっておきたいことができたので、レポート返信は、もう少し後にするつもりでした。


メールでロープ 12

2011年3月12日

心よりお見舞い申し上げます

このたびの大地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
行方不明になられている方々のご無事と、被災者の皆様の一日も早い日常生活への復旧を、心からお祈りしております。

余震がまだつづくようですので、皆様くれぐれもご自愛ください。



2011年3月6日

メールでロープ 10

「直子はお外で裸になって、オナニーしてイっちゃうヘンタイ女です・・・」
小さくつぶやくように声に出して、左腕で乳首の洗濯バサミを激しく揺らします。
「やよい先生に教えてもらったんです・・・」
右手で、子猫ちゃんを咥えているお口のすぐ上のお豆を強くつまみます。
「んんーーーっ!やよい先生、大好きです・・・」
両目を開けて大空にやよい先生のお顔を思い描きます。
「もうイきます・・・イっちゃいますぅ・・・だから、だからぁ・・・」
意味不明なことを口走りつつ、左手で洗濯バサミを揺らし、右手でクリトリス周辺を嬲ります。
子猫ちゃんの震動と同じくらい強く、早く、細かく・・・
最大級の波がやって来ました。

「んぐぅーーーーーーーっ!!!」
からだ中の血液がアソコに向かって急激に流れ込んでくるような収束感から、からだ全体がフワッと青空高く舞い上がるような高揚感と共に快感がからだの隅々にまで飛び散って、一瞬意識がトんで、すぐに戻り、私のからだはデッキチェアの上でビクンビクン跳び跳ねていました。

「はあ、はあ、はあ・・・・」
からだ中の力が抜けてぐったりしているのに、それでも子猫ちゃんだけはまだ、健気に中で震えつづけていました。
もう満足・・・これ以上無理・・・
快感の余韻の中、緩慢に右手を伸ばして子猫ちゃんのスイッチを切ろうとしました。
でも、右手の指先が子猫ちゃんの柄に触れた瞬間、カチリと私の中で新たな被虐のスイッチが入りました。
もっともっとめちゃくちゃになっちゃいたい・・・
気がつくと子猫ちゃんの柄を右手に握り、腰をスライドさせて子猫ちゃんの頭を激しく出し挿れしていました。

「あんっ!あんっ!あんっ!あーーっ!」
押し殺しても洩れてしまう声、止まらない腰と右手・・・
「んーーっ、んーーっ、ぬーーーんっ!」
左手は、洗濯バサミごと右のおっぱいをむちゃくちゃに揉んでいました。
痛いのが気持ちいいっ!
そうはっきり自覚していました。

やがてさっきよりもさらに大きな波がやって来て、私は呆気なく飲み込まれます。
「ぬぐぅーーんっ、んっ!んっ!んーーーんんっ!!!」
私のアソコからすけべな液体がビチャっと大げさに飛び散り、私の右手は震える子猫ちゃんを握ったまま、デッキチェアの外にだらんと垂れ下がりました。

「はあ、はあ、はあ・・・」
気持ち、良かったぁ・・・

からだは、ちょっと動かすのも億劫なくらい疲れきっていました。
でも、頭の中は今までにないくらいスッキリシャッキリしていました。
心地良い疲労感と満足感。
閉じた瞼の裏に、クッキリとやよい先生の魅力的な笑顔が映っていました。
やよい先生と知り合えて、えっちなアソビをご一緒できて、本当に良かったと心の底から思いました。

遠くから夕方5時を告げるチャイムが聞こえてきました。
えっちモードは終了です。
さあ、さっさとお片付けしちゃいましょう。
からだを起こした私は、なんだか新しく生まれ変わったみたいに清々しい気持ちになっていました。

汗まみれのからだをバスタオルで拭い、そのタオルをまたからだに巻きつけてからデッキチェアをかたし、シーツを手早く取り込んでベランダを後にします。
お部屋に戻ってスポーツドリンクを一口飲んでから、今日私を楽しませてくれたお道具たちを元通りにしまいました。
私のえっち液で汚してしまった輪っか付き赤いロープとレインコート、子猫ちゃん、そして新しいバスタオルを片手に持ち、バスルームに向かいます。
リビングに寄ってインターフォンも留守番電話も元に戻します。
もう5時20分になっていました。

シャワーをゆっくり浴びながら、赤いロープとレインコートと子猫ちゃんもついでにキレイに洗いました。
からだも髪も丁寧に洗い、脱衣室に出てからだを拭いていたら、母が帰って来ました。
「あら、なおちゃん。こんな時間にシャワー?」
母が脱衣室のドア越しに問いかけてきます。
「う、うん。ちょっとお部屋でストレッチがんばってたら、はりきりすぎてたくさん汗かいちゃったから・・・」
「あらあら、それじゃあ、お腹も空いてるでしょう?今日は美味しそうなもの、たっくさん買ってきたから、一息ついたら階下へ下りてらっしゃい」
「はーいっ!」

それからしばらくは、憑き物が落ちて頭の中からすべてのえっち的興味が消え失せちゃったみたいに、普通な感じで楽しく過ごしました。
ともちゃんとお庭で遊んだり、高校のお友達とショッピングに行ったり。
やよい先生に最後のお別れを言えなかったあの日の翌日、生理が来ました。

久しぶりにしーちゃんとも会いました。
その日、なおちゃんなら絶対ハマルと思う、っていうコメントと共にしーちゃんが貸してくれたすごく古いゲーム・・・風水師になって、近未来みたいな妖しい感じな香港ぽい町の風水を見立て直す、っていうゲームがすっごく面白くって、何日も徹夜しちゃいました。

やよい先生から最初のメールが来たのは、やよい先生が東京にお引越してから4日後の夜でした。
やっとなんとか落ち着いてきたから、近々最初の課題をメールする、っていう内容でした。
私はすぐに、会えなくて寂しいとか、バレエの新しい先生のこととか、課題が楽しみとか、とりとめのない長文メールを返してしまいました。
送った次の日にちょっと反省・・・

そのまた4日後、やよい先生から携帯電話に短いメールが入りました。
昨夜郵便で小さな荷物を送ったので、受け取ったらメールで教えること、その後にパソコンのほうへ最初の課題のメールをくれる、とのことでした。
昨夜出したのであれば、たぶん明日には届くでしょう。
なんだかどきどきしてきて、私は、自分の中にえっち的興味が復活しつつあることに気がつきました。

その日の夜は、3時過ぎまでかかって、とうとう風水師のゲームをクリアしたので、起きたのは10時過ぎでした。
我が家に郵便屋さんが配達に来るのは、だいたい午後の2時過ぎ。
その日も昼間は誰も家にいなかったので、私は2時近くなるとTシャツにショートパンツ姿でお庭のウッドデッキに出て、冷蔵庫から出してきたカップアイスを食べながら郵便屋さんがくるのを、ワクワクして待ちました。

郵便物がポストに落ちるのと同時に駆け出して、やよい先生からの郵便物を確保します。
20センチ四方くらいで厚さが3センチくらいの小さな荷物でした。
すぐに自分のお部屋に戻り、中身を確かめます。
無地で1から6までの番号が入ったCDロムが6枚と小さなUSBメモリが1本。
それだけでした。
お手紙とかメモ書きとかはまったく入っていません。
何なんだろう?

私は、少し戸惑いながらもとりあえず言われた通りに、荷物を受け取りました、というメールを送りました。


メールでロープ 11