2010年9月18日

また雨の日にカクレガで 10

「先生、お待たせしました」
「・・・は、はい・・・」
カズキくんがツバを飲み込むゴクンという音が聞こえました。
チラっと見えている右乳首を、射るような視線で見つめてきます。
私もその視線にジンジン感じてきてしまいます。

「そ、それじゃあ、見ますから、そ、その手をどけて・・・どけてください」
「でも、なお子、おっぱい見られるの、恥ずかしいです・・・」
恥ずかしい台詞を言うとき、自分の名前を主語にすると恥ずかしさが倍増するのを私は知っています。

「ど、どけてくれないと、シンサツできません・・・」
「わ、わかりました・・・」
私は、じらすようにゆーっくりと、交差していた両腕を下におろしました。
カズキくんは、両目をこれ以上ムリっていうくらい大きく見開いて、私の生おっぱいをまじまじと見つめてきます。
下乳がちょっとぽってりしてて、大き目の乳首がツンと上向きな、私のおっぱい。

おずおずと聴診器を今度は迷うことなく、私の左の生おっぱいの乳首ちょっと下あたりにあてました。
ぷにゅっとおっぱいの肌がかすかにへこみます。
「あはんっ!」
また、ためいき。
しばらくの間、聴診器が左右の生おっぱいの上をさまよいます。

カズキくんは、この後どう展開すればわからないようなので、私がリードすることにします。
「先生。なお子のおっぱい、ちょっとかゆいところがあるので、その刷毛で撫ぜてくれますか?」
カズキくんは、そうだった、って顔になって、刷毛を手に取り、右のおっぱいの正面を上から下へ、つるんと撫ぜました。
私の尖った乳首がぷるんと揺れます。
「ああんっ!。先生、じょうず。そのまま行ったり来たりしてください」
刷毛が、乳首を中心におっぱいの上下をやさしく撫でてきます。
「先生、左のおっぱいも・・・」
カズキくんは、言われた通り、刷毛を左に移動します。
乳首と乳暈をさわさわと上下する刷毛の感触は、くすぐったくて、少しだけチクチクもして、何とも言えないまどろっこしさのある気持ち良さ。
私の乳首は、その快感により一層背伸びして、痛いくらいになっています。

「もうちょっと早く・・・して・・・んんんっ~」
刷毛の動きが早くなります。
「あああん、カズキくんうまいわ。じょうず、先生ぇ、じょうずぅ」
カズキくんは、褒められて一層、刷毛さばきが早くなってきました。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ・・・」
刷毛の動きと同じリズムで喘ぎ声が出てしまいます。

私は、いつのまにか両腕を頭の後ろに組んでいました。
おっぱいと腋の下が無防備になった、私が大好きな『服従のマゾ』 のポーズ。
「カズキ先生、なお子の腋の下もーっ!」
言われた通りに刷毛が移動してきます。
腕を上げた状態での腋の下から横おっぱいにかけては、私のお気に入りの性感帯なんです。
皮膚が薄くなっているここを撫でられると、からだ中がゾクゾクしちゃいます。
「あんっあんっあんっあんっ!」
「いいぃ、いいぃ、いいのー!」
思わず大きな声が出てしまいますが、カズキくんはおかまいなしです。

腕が疲れてきたのか、カズキくんの刷毛さばきが鈍くなってきました。
私はポーズを解いて、やんわりとカズキくんの刷毛に手をかけました。
「カズキ先生がシンサツとってもうまいから、なお子、ちょっと疲れちゃった。ちょっと休憩ね」
「えーー?」
カズキくんは不満そう。
そんなカズキくんの手を取って、私の左のおっぱいに誘導して軽くさわらせながら、こう言いました。
「カズキ先生が上手だったご褒美に、なお子のおっぱい、吸ってもいいよ。それとも、いらない?」
「いるっー!」
カズキくんは、目を輝かせて大きく叫びました。
「それじゃあ、ちょっと待っててね」

私は立ち上がり、またバスタオルのところまで行って汗ばんだからだを拭きました。
左右の乳首が弾けそうなほど、尖っています。
下半身がムズムズして、今すぐにでもアソコに指を突っ込みたいほどです。

「カズキくんも、もう一回、ウエットティッシュでお手て、きれいにしてね」
振り向かずにそう言うと、
「はーい」
という答えの後に、がさごそする音が聞こえてきました。
その隙に私は、スカートの裾をちょこっとまくり、太腿の付け根にバスタオルを、中にのめりこませるように押しつけました。
数秒間押しつけてから、バスタオルのその部分をみると、べっちょりと濡れていました。

おとなしく座って待つカズキくんのところへ戻ると、二人の間にある机を壁際にどかして、直に向き合うように座り直しました。
「カズキ先生。なお子の胸の、このへんが痛いんです」
お医者さんごっこ再開です。

カズキくんの手を取って、さっきみたいに左のおっぱいをさわらせます。
「ちょっと、もんでみてください」
「はい」
ためらいがちにカズキくんの右手のひらが、やんわりと動き始めます。
カズキくんの左手も私の手で右のおっぱいに誘導。
椅子から立って中腰の姿勢になっていたカズキくんは、完全に立ち上がって距離を詰めました。
私のスカートの膝を割るように目の前に立ち、小さな両手がわたしのおっぱいを真剣にニギニギしてきます。
自分の手でもむのとは、ぜんぜん違う不思議な感覚。
じわじわと官能の炎が広がりはじめます。
「カズキ先生。なお子のおっぱいのいろんなところを、もっともみもみしてください。強くしたり、弱くしたりしてください」

小さな手のひらが縦横無尽にわたしのおっぱいを這い回り始めます。
下から、上から、もんでみたり、押してみたり、強く握ってみたり、軽くつねってみたりして蹂躙してきます。
ときどき乳首もつままれます。
「ああん、んんんーっ!」
「うまい、うまいです先生、もっとー、もっとー」
「あん、あん、あんっーっ!」
私は、いつのまにかまた服従ポーズ。
小さな手のひらは、私の裸の上半身のいたるところを撫で回し、もみつづけます。
「ああん、せ、先生ぃ・・・」
「なお子のおっぱいを吸ってください、先生、チュウチュウ吸ってくださいぃ・・・」
その言葉を待っていたように、私の右のおっぱいに顔をうずめる気配と共に、乳首がやわらかくて生温かいものに包まれる感触。
「ああんっ!」
強い力でチュウチュウと吸われます。
小さな舌でレロレロされます。
ときどき軽く歯が当てられます。
「あっあっあん、先生うまいーっ!」
「左も、左のおっぱいもーっ!」

カズキくんの左手は、私のウエストから背中に回され、座っている私をしっかり抱き寄せています。
その左手が、ときどき私の背中を背骨に沿って、爪を立てて軽くツツツーッと撫ぜるんです。
「あっは~んっ!」
私、そこも超弱いんです。
なんで?なんでそんなこと知ってるんだろ?この子・・・
カズキくんの顔は、私の右おっぱいにうずまり、乳首をその小さな唇で蹂躙しています。
右手は、左側の乳首が気に入ったらしく、ずっと、つまんだり、ひっぱったり、爪を立てたりしています。

気持ち良すぎて、死にそうです。
「ああーん、あんあんあんあーんっ!」
「ぬんんんん、ひいーいーいーーいーーーー」
スカートの中で裸のアソコが落ち着き無くヒクヒク動いてるのがわかります。
自然と両膝が開いてきてしまいます。
綴目が開いて、びしょ濡れの中身がポタポタお尻のほうに垂れています。
これはちょっと、マズイなー・・・

そのとき、右の乳首をキュッと強く噛まれました。
私の全身を秒速で快感が駆け巡りました。
「うっーん!ああ~~~~~んんんっ!」
かなり大きな声が出てしまいました。

その瞬間、カズキくんの動きがピタっと止まりました。
少しして、おずおずと私のからだから、後ずさりして離れていきます。
私は、ハアハアとしばらく肩で息をしてから、よろよろ立ち上がりました。
内腿をつたって、いやらしい液体が幾筋もかかとまですべり落ちていくのがわかります。

「ご、ごめんなさい・・・」
恐る恐るカズキくんが私の顔を見上げてきます。
「う~ん、えっ?なんで?なんでカズキくん、あやまるのー?」
私の声は、快感の余韻で気だるい感じになっています。
「だ、だって、痛かったでしょ?なお子お姉さん、すごく大きな声出したから」
「ううん。すごく気持ちいいいから、声が出ちゃったの」
「そ、そうかな、ってボク思ったけど・・・ボク、すごく強く噛んじゃったから・・・」
「だいじょうぶ。なお子お姉さんは、あんなのくらい平気なの。カズキくんは、女の子を喜ばせるの、とってもうまいねっ」
「そっかー、よかったー」

「カズキくんは、なお子お姉さんのあんな声、怖くなかった?」
「ちょ、ちょっと怖かったけど・・・」
カズキくんは、一瞬うつむいてから、またすぐ顔を上げて、
「でもね、これは、なお子お姉さんがよろこんでいるんだ、って思って、がんばったっ!」
もう!抱きしめたくなっちゃいます。
「だから、最後のほうは、なおこお姉さんに、もっと声を出してもらおうと思って、もっとがんばったっ!」
末恐ろしい子。
「そうなんだー。ありがとう。なお子、カズキくんのこと、大好きよっ!」
私は、カズキくんと目線が合う高さまで膝を折ってから、カズキくんの頭をゆっくり撫で撫でしてあげました。
嬉しそうに笑うカズキくんにウインクしてから、またバスタオルのところに、全身汗まみれになっている自分のからだを拭きに行きます。

今度はスカートが脱ぎたくて、たまりません。
私が裸見せたがりのヘンタイゆえ、ってこともありますが、もっと差し迫った理由がありました。
さっきのようにスカートを穿いたまま、座ったまま責められると、アソコが洪水になって決壊してスカートのお尻部分の布地を派手に汚しちゃうんです・・・
今スカートさわってみたら、すでに大きく恥ずかしいシミができています。
これは早く脱いでおかないと、帰るときに、町行く人たちに恥ずかしいにおいを撒き散らしてしまいます。

からだを拭きながら次の展開を考えます。
考えをまとめた私は、汗で重くなったタオルをきれいにたたんで机に置いてから、カズキくんのところへ戻りました。


また雨の日にカクレガで 11

2010年9月12日

また雨の日にカクレガで 09

「ねえ、カズキくん。お医者さんごっこする前の最後の質問なんだけど、ここって電気点いてたら、神社のほうから、ここに誰かいるってわかっちゃうんじゃないかな?」 
二人、立ったままスポーツドリンクとオレンジジュースを飲みながら、入口の脇の壁に寄りかかってお話ししています。
もしも電気がマズイようだったら、消しちゃって、薄暗い中でやるのも淫靡で良いかもしれませんが。

「えーとね。それはね、この前、えーと5月の、いっぱいお休みがつづく、最初の日にね、けんちゃんがお父さんと、ボクんちに遊びに来てね、言ってたの」 
「パパとけんちゃんのお父さんが、お酒飲みながらお話してたのね。前は、ここに誰か来て電気つけると、神社のほうからすぐわかったんだって。でもね。今は、木の葉っぱがたくさんになっちゃて、見えなくなっちゃたんだって。木の葉っぱを切るのにもたくさんお金がかかるから、とうぶんこのままだって」
「そしたらママが、それってなんだか危ないんじゃない?って言ったの。そしたら、けんちゃんのお父さんは、わはは、って笑って、みんないい子だから、心配しなくてもだいじょうぶだって。最近の子供は、お空が暗い日にはバクダン山に入らなくなちゃったから、もし、そんな子がいたら、その子はおおものだって」 
「ねえ、お姉さん、おおものってなあに?」 
「勇気がある、っていう意味かなあ?」 
「そっかー。じゃあボクたち、勇者だね」

ちょっとまだ蒸し蒸ししてますが、だいぶこの空間にからだも慣れてきたようです。
すっかり安心した私は、おどけた感じで宣言します。

「それじゃあ、お医者さんごっこを始めまーす。お医者さんの先生をやりたい人はー?」
「はいっ!」 
間髪入れずに、カズキくんが高く手を上げました。
「じゃあお姉さんは、患者さんね。恥ずかしいなあ。でもしょうがないねえ・・・」
私は、胸の前で腕を交差して隠すようにしながらモジモジしてみます。
カズキくんの目が爛々と輝いてきます。
「じゃあ決まりだね。準備しよう」

カズキくんは、まっしぐらって感じで箪笥に取りついて、いろんな段の引き出しを開けて、必要な用具を取り出しています。
私は、学校机一つを真ん中に置いて、椅子を2脚、対面するように置きました。
もう一つの机は、入口近くに置いて、自分の物置場にします。
カズキくんが、箪笥からひっぱり出してきたのは、おもちゃの聴診器、おもちゃの注射器、ピンセット、壁塗りに使うような刷毛一本、白衣、これはたぶん誰かのパパの古着な白ワイシャツでしょう、と、ノートとエンピツでした。

刷毛は斬新です。
私の頃には、これはなかったなあ。
カズキくんにどうやって、これで責めてもらおうか?
淫らに考えてしまいます。

で、実はこのとき私は、肌にベットリ貼りついているブラウスを一刻も早く脱ぎたくて仕方ありませんでした。
こまかい雨や林の葉っぱの水滴にしっとり濡れてしまったブラウスは、蒸し暑さも手伝ってムレムレで気持ち悪いことこの上ありません。
下に着けている水色のブラも完スケで、カズキクンの視線が頻繁にそこに泳いでいるのも、気づいていました。
そのブラもジットリ湿っていて、気持ち悪いし・・・
そんな感じだったので、お医者さんごっこの出だしは、ちょっと情緒に欠けてしまいました。

カズキクンは、白ワイシャツを羽織って椅子に座っています。
机の上にお道具を並べ、片手にノート、片手にエンピツを持って、患者さんを待っている先生の演技を始めています。

「ねえ、カズキくん。ごめん。たんま」
私は、とりあえずの不安を取り除いておこうと、たんまをかけます。
さっきまでお医者さんだったカズキクンの表情が素に戻ります。
「ごめんね。せっかく、お医者さんになってたのに・・・」 
「あ。うん。別にいいよ。なあに?」 
「その箪笥の中に、ハンガーあるかなあ?あ、ハンガーって、お洋服を掛けるやつね」 
「たぶん、あった」 
カズキくんは、箪笥に駆け寄って、いろんな段を開けたり閉めたり、がさごそした後、無事ワイヤー製のハンガーを二つみつけてくれました。

その間に私は、自分のカバンから大きめのバスタオルとウエットティッシュの袋を取り出して、自分の机に置きました。
「ごめんね、カズキくん。これでもう準備おっけえだから」
雨がまた強くなってきたようで、天井の布をパタパタパタと激しく叩いています。
幸いなことに、開け放した入口とは違う方向に風が吹いているようで、雨が吹き込んで来ることはないみたい。
その代わり、だいぶ蒸し暑さが上がって、じっとしてても額や首筋から汗がポタポタ垂れてきます。
時折ちょっと強い風が吹くと、天井からぶら下がった裸電球もぶらぶらゆれて、私とカズキくんの影がゆらめきます。

私は、ウエットティッシュを四、五枚抜いて、カズキくんに渡しました。
「これでよーくお手てを拭いてね。拭き終わったら、今度こそ、お医者さんごっこの始まりよ」
カズキくんは、渡されたウエットティッシュ二枚を使って、丁寧に両手の指と手のひらを無言で拭いました。
そして、あらためて片手にノート、片手にエンピツを持ちます。

「それとね、カズキくん?」
私は、すごくえっちな顔になっていると思います。
「カズキくんがお医者さんになって、お姉さんのからだをさわると、きっと、お姉さんは苦しそうな声を出すと思うの」
「でもそれは、苦しいんじゃないの?わかる?」
「うん。知ってるよ。楽しいいんだよね。さとしにーちゃんが言ってた」
「そう。気持ちいいと、女の人はヘンな声が出ちゃうの。びっくりしないでね」
「うん。ボク、だいじょうぶ」

私は、カクレガの入り口に立って架空のドアをノックするフリをします。
「コンコン」
「どうぞー」 
とカズキくん。
ドアの開け閉めのフリをしながら、
「失礼します」
と軽くお辞儀をして、カズキくんのほうへ歩いていき、机をはさんだ正面の椅子に座りました。

「今日はどうしました?」
カズキくんが、お芝居がかった声で聞いてきます。
わー、懐かしいなあ。
私たちの頃から、この台詞も変わらないんだなあ。
ちょっとノスタルジー。

「このへんがちょっと痛くて・・・」
私は、濡れたブラウスから透けている水色ブラの右カップを、軽く右手で押さえました。
「それはいけませんねえ。お名前は?」
カズキくんがノートにエンピツを走らせるフリをしながら聞きます。
「なお子です」
「それじゃあ、なお子お姉さん。ちょっと見てみましょう。それを取ってください」
カズキくんの小さな指が、私のブラウスを指さします。
あーーーん!
なんだかどきどき、ワクワクです。

私は、ブラウスのボタンを一つずつゆっくりはずし、全部はずしてから、すごく恥ずかしそうな演技でおずおずとブラウスをはだけました。
そして、両手を胸の前に交差して胸を隠すポーズでうつむきます。
ブラが全体に湿っていて、早くはずしたい・・・
カズキくんは、一部始終を食い入るように見ていましたが、思い出したように、おもちゃの聴診器を耳につけました。

「では、見てみますから、手をどけてください」
「でも・・・恥ずかしいですう」
そう言いながらも、ゆっくり腕を開きました。
カズキくんは、しばらくじーっと、私のブラの胸の谷間を見つめてから、恐る恐る聴診器を持った手を私の肌に近づけてきました。

聴診器がブラの布地右下の肌にまず、あたりました。
金属のヒンヤリした感触が気持ちいい。
そして聴診器は、ブラより下の肌を右左にさまよった後、今度はブラより上の肌を、首筋あたりまでさまよい、最後に、おずおずとブラの上から、左のおっぱいに押し付けられました。
「あはんっ!」
小さくためいきが漏れてしまいます。

「先生。これ、じゃまですか?」
私は、自分のブラを指さして聞きます。
「は、はい。そーですね」
カズキくんが真剣にうなずきます。
「ちょっと待っててください・・・」
私は、席を立って入口のそばまで行きました。

本当は、カズキくんにブラのホックをはずして脱がせてもらいたかったのですが、濡れたブラの感触がどうにも耐え難かったので、さっさと自分で脱ぐことにしました。
せっかく、フロントホックだったのにな・・・
なんて考えながら、カズキくんに背中を向けて、まずブラウスを取り、ハンガーに掛けて、風通しの良い入口のところに吊るします。
ちょっと蚊取り線香臭くなっちゃいそうだけど、しょうがありません。

次に前ホックをはずしてブラを取り、バスタオルを裸のおっぱいに押し付けて隠しながら、ブラウスを掛けたハンガーにブラも吊るしに行きました。
わざとカズキくんには、裸の背中しか見えないようにして、丁寧に上半身をバスタオルで拭きました。
かなり汗ばんでいたので、拭いただけでもすごく気持ちいい。
その間中カズキくんの視線を、背中にビンビン感じていました。
そして、今度は裸のおっぱいを両腕を交差して隠しながら、カズキくんの前の椅子に戻りました。
尖った右乳首だけチラっと見えるようにわざとビミョーに腕をずらしているのは、もちろんお約束です。


また雨の日にカクレガで 10

また雨の日にカクレガで 08

最初にカズキくんに私のアソコを見てもらっていたとき、『キモチワルイ』 じゃなかったら、きっと言われるだろうと期待していた言葉がやっと聞けました。

でも、ここでもたもたしていると、せっかくのお医者さんごっこの時間が減ってしまいます。
「カズキくんなら、さわってくれてもぜんぜんいいんだけど、お姉さん、早くお医者さんごっこがしたいなあ。カズキくん、お医者さんになって、お姉さんのこと、いっぱいいっぱいさわるんでしょ?」 
カズキくんに媚びるような口調になっています。
ドMです。

カズキくんは、一瞬、はっ、としてから、そうだった!みたいな顔になりました。
「うん。ボクも早くやりたいっ。行こう、行こう」
雨は、私がカズキくんにアソコを見せている間に、また少し小降りになっていました。

カズキくんと私。
私の傘に相合傘で手をつないで、建物の軒先を出ました。
カズキくんが、こっち、こっち、と言う通りに、神社の建物をぐるっと回るような感じで雑木林の入口に向かいます。
カズキくんの手は、ちっちゃくてやわらかくて・・・
この手で私のからだをあちこちさわってくれるんだなあ、と思うと私のワクワクは止まりません。

社務所のはずれに公衆トイレがありました。
「お姉さん、ちょっとオシッコしたくなっちゃったから、待っててね」 
私が言うと、
「ボクも」

カズキくんを男子トイレの入り口まで送っていき、しゃがんで目線を合わせて言い聞かせます。
「オシッコが終わったら、よーくお手て洗ってね。これからお姉さんをシンサツするんだから、きれいきれいなお手てにしてくれないとだめ」 
「うん、わかった」 
「ハンカチ持ってる?」 
カズキくんがウエストポーチから、洗濯したてらしい、なんかのアニメのメカの絵が描かれているハンカチを引っ張り出します。
「よしっ」 
「お姉さん、ちょっと時間かかるかもしれないけど、いい子で待っててね」
「うん」

私は、トイレの個室に入ると、そそくさとスカートをまくりあげ、まずテイッシュでアソコのぬめりを拭き取ります。
さっきまでの一連の出来事で、私のクリトリスがテラテラと大きく充血しています。
触れるたびに、
「あはんっ!」
小さく声が出てしまいます。
軽くオナニーしたいところですが、ぐっとがまんします。
テイッシュをけっこう使って、刺激を与えないように慎重に拭いながら、気を落ち着かせます。
それから、和式便器にしゃがんでオシッコをしました。
長いオシッコでした。
備え付けのトイペで拭いた後、いつも携行しているウエットティッシュをバッグから取り出し、アソコと、いやらしいおシルがつたっていった両内腿を丁寧に拭います。
カズキくんにいっぱい弄ってもらうんだから、キレイにしなくちゃね。
クリちゃんも少しだけ落ち着いてきました。
お医者さんごっこが始まったら、またすぐ暴れだすんだろうけど・・・

なんだかんだで私は、10分くらい女子トイレ個室にこもってしまいました。
表に出るとカズキくんは、洗面所の水道を出しっぱなしにして、ずっと手をゴシゴシしていたようです。
ウエストポーチに入っていたのでしょう、いつのまにか黄色いビニールのレインコートを着ています。
私が戻って来たのをみつけると、ハンカチを使いながら寄ってきました。
「ママに言われてるの。雨の日はお外では、かならずこれを着なさいって」
フードをかぶると、まんま、黄色いてるてる坊主です。
「よく似合ってるよ」 
私が言うと、カズキくんは黙って、左手で私の右手を握りました。
カズキくんの左手は、全体がふやけていました。
言いつけを守ってくれたのね、うふっ、カワイイっ。

トイレのそばにあった自動販売機で、スポーツドリンクと水とオレンジジュースのペットボトルを買い、バッグに詰め込んでから、先を急ぎました。

「ここ」
雑木林を隔てるフェンス沿いにしばらく歩くと、『関係者以外立入禁止』 と赤いペンキで書かれた鉄製の扉がありました。
カズキくんが手馴れた感じで鍵をさしこみます。
カチャっと音がしました。

「カクレガではよく遊ぶの?」 
「今はつゆで雨ばっかりだから、来てなかった。こないだ来たのは、学校の創立記念日の日だったかな?とおるくんとけんちゃんと一緒に」
それがいつのことなのか、私にはわかりません。
鉄製の扉を押して雑木林に入ると、カズキくんは、そおっと扉を閉めて、内鍵をカチャンと回しました。
これで、このバクダン山には、カズキくんと私の二人きりのはずです。

扉の位置から、雑草を踏み倒して作られたと思われる、人一人がやっと通れるくらいの道なき道、獣道みたいなのが林の奥へつづいています。
カズキくんは、自分の黄色い傘をさして、もう片方の手で私の手を引いて、ゆっくり林の奥へ歩いていきます。
私は、バッグを肩にかけて、自分の傘をさしてゆっくりと、黄色い傘の黄色いてるてる坊主を追いかけます。
林の中は、木の葉が幾重にも生い茂っていて、思っていた以上に薄暗いです。
羽虫みたいのがときどき、ひらひらと目の前を横切ります。
草が踏み固められているせいでしょうか、雨天でも意外と足元はゆるんでいません。
でも、ときどきツルッとすべります。
そのたびに私は、カズキくんの手をギュッと握りしめます。
そのたびにカズキくんは、立ち止まって私のほうを振り向いて、だいじょうぶ?、って声をかけてくれます。
「ボクも雨の日に来るのは初めてなんだ。でもだいじょうぶだよ。ボクにまかせて」
おお、小学3年生のクセに頼もしいー。

道は、けっこう角度のある登り坂になっているので、慎重にゆっくり歩いていても少し息がきれてきます。
ちょっとこのへんで休憩したいなあー、と言おうとしたとき、ふいに木の葉の傘が途切れて明るい場所に出ました。
坂がなだらかになって、雨も小降りになっていました。
そこからは、普通の土の道が三叉路に分かれています。
すぐに草を踏み分けた獣道に戻ってしまう道が左右に。
一つだけ、大きなベニヤ板が何枚も道なりに敷かれていて、もう少しまっすぐ奥までつづいている道があります。
カズキくんは迷うことなく、そのベニヤ板の上を歩いていきます。

これじゃあ、カクレガでもなんでもないですよね。
私がクスっと笑うと、カズキクンが振り返り、
「どうしたの?」 
「なんでもない」 
そう言って私は、小走りに黄色いてるてる坊主の横に並んで私の傘をさしかけました。

たどりついたその場所は、どう見ても大人の手で作られた、立派なカクレガでした。
コンクリートブロックが高さ3メートルくらい、広さ八帖くらいに、林のほうを背にして『コ』 の字型に積まれ、天井は木枠で組まれた上からテントみたいな素材の布で覆われています。
コの字が開いたほう、つまり入り口の側面も天井と同じような布で仕切られていますが、大きく『田』 の字型に透明ビニールの窓が開いていて、外の光がちゃんと届くようになっています。
床は、地上約30センチくらいの高床式。
お風呂場のスノコみたいな素材でできていました。
その上にベニヤ板を並べて、その上にゴザみたいのが敷き詰めてあります。
予想していたよりジメジメしてなくて、意外と清潔な感じです。

「靴は脱がなくていいから、土足で入って。でも靴の泥は、そこのマットでよく拭いてね」
カズキくんが言って、黄色いレインコートを脱ぎながら手慣れた感じで中にずかずかと入っていきました。
私も、おじゃましまーす、と小声で言ってから、マットにサンダルの底をこすりつけて中に入りました。
中に入った瞬間、蒸し暑い熱気にクラクラしましたが、入口の垂れ幕を上げておけば、いい具合に風が入ってきます。
今日は雨も降っていて曇り空だから、ちょっと薄暗いのかなあ、と思っていると、パチンと音がして明るくなりました。
裸電球が灯っています。
「ここって、電気通ってるの?」 
「うーん、わかんない」
こうして電気が点くんですから、通ってるはず。
どこから引いてるのでしょうか?
カズキくんは、電球から伸びているコードの二股に電気式の虫除け器のコンセントも二つ差しました。

明るくなったので、部屋内をあらためて見回しました。
部屋にあるのは、学校で使ってるような机と椅子が二つずつ。
公園に置いてあるような木製のベンチが二つ。
布団もマットも敷いてなくて、木の板がむきだしになった子供用のスチール枠ベッド、もし私が寝たら膝から下がはみだしちゃうくらいの大きさの、が一つ。
私が見たこともないマンガ本がぎっしり詰まった本棚が一つ。
何が入ってるのかわからない箪笥みたいのが一つ。
それだけでした。
それらが、それぞれ間隔を置いて、壁際にきっちり並べられています。

「カズキくんはこのカクレガにくると、いつも何して遊ぶの?」
カズキくんにオレンジジュースのボトルを渡して、私はスポーツドリンクのキャップをひねりながら聞きます。
「あっ、ありがとう。うーんとね。おしゃべりしてるのが多いけど・・・先生とか友達の悪口とか、あと、猫と遊んだり、マンガ読んだり、宿題写したり・・・あと、木の実拾ってパチンコでセンソウごっことかもやる。ここがシレーブになるんだ」 
「夏の夜には、パパたちと来て、お星様見たりもするよ。すっごくキレイなんだ。花火もできるし。今度お姉さんも一緒に来ようよ」
そう言いながらカズキくんは、机の上に置いてあった蚊取り線香にマッチで火をつけて容器に入れてから、紐で入口にぶら下げました 

「あとはねえ、んーと・・・」 
考え込んでしまったカズキくんにイジワルく言ってしまいます。
「お医者さんごっこ?」
カズキクンが赤くなって、うつむいちゃいました。


また雨の日にカクレガで 09