2017年9月3日

夏休み自由研究観察会 07

「ほら、あんまりくっついてると危ないよ。ミコトさんが大きく脚を左右に開くから、いったん下がりな」
 私の下腹部の上に群がっていた4つの小さな頭たちが、凛子大先生のご指示で数歩づつ後退しました。

「そう、そのくらい下がればおーけー。さ、ミコトさん、こいつらにマンコの中身、じっくり見せてやって」
 
 大先生がとても愉しそうなお声で催促してきますが、いざ、からだを動かそうとすると、さすがの私もやっぱり躊躇してしまいます。
 こんな明るいお部屋で自ら大股開きとなり、自らの指で自らの女性器の大陰唇を開き、自らの意思で年端も行かない男の子たちにご覧いただくなんて・・・

「ほら、ミコトお姉さん優しいから、あんたたちがマンコの中見ちゃって、やっぱりグロくて気持ち悪い、になっちゃったら可哀想だなって、見せるの迷っちゃってるんだよ」
 大先生がイジワルそうなお顔で、意外な方向から私の躊躇を咎め立ててこられました。

「あんたたち、マンコの中、見たいんだよな?」
「うんっ!」
 四声からなる力強い肯定のお答え。

「ちょっとくらいグロくても、後悔しないんだよな?」
「うんっ!!」
「ミコトお姉さんを、がっかりさせないよな?」
「うんっ!!!」
 大先生がなんだかロックコンサート前のMCの人みたいに、男の子たちを煽っています。

「それならちゃんとミコトお姉さんにお願いしないとな。いくよ?マンコのなーかー見・せ・てっ!ハイッ!」
 おかしな節を付けて手拍子を打ちながら、子供たちを扇動される凛子大先生。

「マンコのなーかー見・せ・てっ!マンコのなーかー見・せ・てっ!マンコのなーかー見・せ・てっ!・・・」

 妙にリズムのノリだけは良いお下品過ぎるおねだりを、大先生とご一緒になって手をパンパン叩きながら楽しそうな大合唱で囃し立ててくる男の子たち。
 その無邪気で残酷なご命令に、自分を恥辱に追い込みたいというマゾ性が居ても立ってもいられなくなり、両脚が無意識のうちに動き始めていました。

 まず、両脚はピッタリ閉じたまま両膝だけ立てました。
 この姿勢から両膝頭を左右に割ればM字開脚。
 でも、大先生のリクエストはハッピーベイビーのポーズ。
 両脚を大きく開いた上で、マット運動の後転のようにお尻を持ち上げなければいけません。

 本来のハッピーベイビーのポーズでは、その姿勢になって自分の両手で左右の足を掴むのですが、大先生のご指示は更に自分の指で大陰唇を開いて中をお見せせよ、とのこと。
 両足を掴みつつマゾマンコを指で開くことは出来ませんので、両脚は自分の意志だけで開きながら、両手をお尻のほうから性器へと伸ばすことになるでしょう。

 両脚を伸ばしたまま垂直に中空高く上げた後、足先を上体側に引き寄せつつ、ゆっくりと股関節を左右に開き始めます。
 両膝を折り曲げて左右の膝頭を両肩のほうまで引き寄せると、お尻が持ち上がり、Vの字に拡がった股間部分が天井を向くような姿勢となります。
 全裸での開脚後転でお尻が天を突いた瞬間、時間が止まったような状態。

「ミコトさんはね、クラシックバレエをやっているからからだがすごく柔らかいの。両脚を180度、えっとつまり、左右に一直線に広げちゃうことも出来ちゃうんだよ?」
 大先生のどうでもいい余計なご説明。
 クラシックバレエの優雅なパの動きと今の私の格好とでは、天と地以上の差があります。

 今の状態でも私の発情しているマゾマンコの陰唇は半開きとなり、濡れそぼったピンク色の中身をちょっぴり覗かせているはずです。
 数歩退いていた男の子たちの頭が、ジリジリとその部分に、再びにじり寄って来ていました。

 両脚をだらしなく逆Mの字に抱え込むような姿勢で左右から両腕をお尻に回し、両手の指先をそれぞれ大陰唇の左右の縁にかけます。
 ああん、これから自分で、男の子たちに見せつけるみたいに、マゾマンコを開かなくちゃいけないんだ・・・
 
 今スグ逃げ出したくなるような恥ずかしさが全身を駆け巡る一方で、視てください、奥の奥まで私のいやらしいマゾマンコを視姦してください、と心の中で被虐全開で懇願している私もいました。

 指先に力を入れて外陰唇を内腿側に引っ張ります。
 皮膚が引き攣る感覚と共に内側の粘膜に空気が当たる感触がして、火照っている粘膜内の温度が少し下がったような気がします。
 おおぉっ、と、少し引き気味な子供たちのどよめき。

「ほんとだー、確かに口の中に似ているね・・・」
「なんかヌラヌラした襞がうねってる・・・」
「中のピンク色が、擦り剥いちゃったときのカサブタになる前の色みたい。でも全体に濡れているから、痛そうには見えないね・・・」
「こっちのはお尻の穴だよね?コーモンだぁ・・・」

 私が自から開いているマゾマンコを、真上から凝視してくる8つの瞳。
 最初のうちは引き気味だったけれど、すぐに慣れちゃったみたい。
 お尻を持ち上げている分、子供たちの目線との距離も近くなり、それこそ息さえかかりそうなほどの至近距離までお顔を寄せてきています。

 それだけでも恥ずかし過ぎるのですが、この俗に言う、マンぐり返し、の格好が、他のどんなポーズよりも羞恥と屈辱、イコール恥辱を搔き立ててくる理由がもうひとつありました。

 このポーズだと、マゾマンコとお尻の穴と尖った乳首と私の顔を、いっぺんに見下ろされちゃうんです。
 その上、見下ろしてくる視線と否応無しに目が合ってしまうのです。

 見下ろしている側のかたたちは、その視界に私の肛門と女性器とおっぱいと顔が一セットですっぽり収まり、仰向けの私からは、自分の恥ずかしい部分をじっくり観察されているご様子が、それこそ手に取るように見えてしまう、その恥ずかしさ・・・
 現に今、驚きと好奇心に満ち溢れたご表情のユタカくんが、舐めるように私の粘膜と顔を交互に見比べて私と視線が合い、ニコッと微笑みかけてきました。

 目をつぶってしまえば、少なくとも自分を観察している視線を目の当たりにしなくて済みますが、そうしたところで観察されている事実に変わりはありません。
 それに、恥ずかしそうにそんな素振りをすると、厭がっているような印象を与えてしまうかも、という懸念も浮かび、結局ずっと曖昧な笑みを浮かべたまま、男の子たちの熱いマゾマンコ観察視線を受けとめていました。
 もちろん、粘膜から潤々と愉悦の粘液を分泌させながら。

「どう?ミコトさんのマンコの中身は」
「色がピンクでキレイだし、ぜんぜん気持ち悪くないじゃん」
「口の中と同じで、なんだかヨダレみたいのがジワジワ滲み出ているみたい。あと、ときどきヒクヒクって襞がウネってるよね」

「お尻の穴ってカワイイんだね?オレ初めて人のコーモン、じっくり見たよ」
「なんかちょっとチーズっぽい臭いがする。あと、なんかやっぱり、えっちな感じ」
 大先生のお問い掛けに、思い思いにご感想をお答えされる男の子たち。

「それで、オシッコがどこから出るのかわかった?」
 次のお問い掛けには、うーん、と首を捻る子供たち。

「なんだかごちゃごちゃしててよくわかんないー」
「手前のプックリしているお豆みたいのじゃないかなー?」
「あのウネウネな襞のどっかに穴があるんじゃ・・・」
「奥のほうが深い穴っぽくなってる気がするけど・・・」

「やっぱり肉眼じゃわかりづらいか・・・じゃあ、あのテレビにマンコを大きく映して、アタシが説明してあげよっか?」
 壁面の60インチ位の大画面テレビのディスプレイを指さされ、悪魔のご提案をされる凛子大先生。

「えっ、そんなこと出来るの?賛成、賛成、大賛成」
「うわー、こんな大画面テレビでマンコのどアップが見れるんだ!?すげーっ!」
「さんせーっ!」
 大喜びの男の子たち。

「そういうことだからミコトさん?もうポーズを解いていいわよ。ちょっとそこで待っていて、準備するから」
 大先生からお許しをいただき、ラビアを引っ張る指を緩め、宙空に上げていた両脚も下ろしました。

 かと言って全裸のまま今更どんな格好で居ればいいのかわからず、とりあえず両膝を抱えて体育座り、三角座りの格好で待機します。
 大陰唇を引っ張っていた両手の指先が、滴り出る愛液によってシワシワにふやけていました。

 そのあいだに大先生は、ミシンやトルソーなどをまとめてひと山になっていたお部屋の片隅からマイクスタンドのようなものを引っ張り出し、その先端にワゴンに乗っていたハンディビデオカメラを取り付けられています。
 それからコード類をテレビ下ラックの機材に配線され、最後にディレクターズチェアのような折りたたみ椅子をベッド代わりのカウチソファの傍らに設置されました。

「それではミコトさん?いったんベッドから下りて、今度はこの椅子に座って」
 大先生のお声に導かれ、カウチソファをしずしずと下りる私。
 一応移動の際はまだ、胸と股間を隠す、ヴィーナスの誕生ポーズ、をつづけています。

「あ、そうか、ミコトさんだってテレビ画面見たいよね?自分のマンコなんだし。じゃあこっち向きにしましょう」
 いったんはドアのほうを向いて置いたディレクターズチェアを、壁のディスプレイに向けて置き直す大先生。
 
 おそらく、これから設置されるビデオカメラの映像も、無線か何かで美咲センパイのところへ飛ばせるようになっているのでしょう。
 正面からの映像を無理にドア上のカメラで拾わなくてもいい、というご判断だと思います。

 お尻を乗せる部分に白いタオルが敷かれて両脇に肘掛けのあるディレクターズチェアは、ゆったり気味で座高が高め。
 両脚はピッタリ閉じて、股間の上に両手を揃えて座りました。

 凛子大先生が私の足元にひざまづき、スタンドの位置と高さを調整されています。
 先っちょにカメラが付いたブーム式のアームの長さを調整し、私の股間をレンズが至近距離で狙う形で固定されます。
 作業される大先生と私の裸身を、興味深そうに見守られる男の子たち。

 やがて立ち上がられた大先生が壁際のラックの機材をいくつか弄ると、目前の大型ディスプレイが一瞬閃き、画面一杯に私の左手の甲が映し出されました。

「おおっ!」
 どよめく子供たち。
 今、左手の甲が映っているということは、この手をどけたら私のマゾマンコが、あの大きさでテレビ画面にどアップで映る、ということです。

「じゃあミコトさん?両脚をそれぞれ、椅子の左右の肘掛けに乗っけちゃってくれる?そのほうがラクなはず。両膝の裏をそれぞれ乗せる感じでいいから」
「えっ!?」

 レンズの前で大股開きせよ、というご命令。
 そうなることはわかってはいましたが、自分でその画面を見ながら、というのは死ぬほど恥ずかしいことです。

「は、はい・・・」
 とりあえずお返事して、左足からゆっくり持ち上げます。
 それまで、画面の中央に映し出された真っ白な恥丘の中で一際目立っていた一直線の亀裂が左側へと引っ張られ、テレビ画面の中央左部分だけにピンク色の妖しい粘膜が覗いてきました。

「おおーっ!」
 テレビの大画面と生身の私のその部分とを、何度も見比べるように頭を動かされる男の子たち。
 左膝を乗せ終わり右脚に移ると、画面中央のピンク色も細長い楕円形へと形を変えていきました。

 生身の私は、絵に描いたように見事なMの字開脚ポーズ。
 両膝を横の肘掛けに乗せたために股間を突き出すような形にお尻が浮き、それまで隠されていたお尻の穴まで画面に入るようになっていました。

 両脚大股開きで肘掛けに膝裏を乗せたこんな格好、実生活ではまずしませんから、動かし難くなった両脚の感覚と相俟って、なんだか無理矢理拘束されちゃった気分にもなってきます。
 大先生が私の股間寸前にひざまずき、レンズの位置を微調整されています。

「やっぱり脚を開いただけじゃ、中までは見えにくいか・・・かと言ってまたずっと指で開いているのも疲れるだろうし・・・」
 ちょっとわざとらしい大先生の思案顔。
 すぐにお芝居っぽくつづけました。

「そうだ、あれを使おう。あれなら開きっ放しで固定出来るから」
 再びお部屋の隅のひと山のところから何かを持ってこられた大先生。

 じゃーん、というお声とともに取り出されたのは、コラン氏式舌鉗子2本。
 ハサミのような把手が付いた医療用の固定クリップ。
 お医者さんごっこを始めるとき、ワゴンに並べたお道具の中に姿が見当たらず、私がホッと胸を撫で下ろしていたマゾ的虐待具の一種でもありました。

「これはね、れっきとしたお医者さんが使う医療器具なのよ?これでからだの皮膚を挟んで固定して治療するの。ベロとかね」
 なんだか言い訳がましく子供たちにご説明される凛子大先生。

「だから挟んでもそんなに痛くないように出来ているんだ」
 おっしゃりながら私の股間に手を伸ばしてきます。

「んっ!」
 左側の大陰唇をまず指でつままれ、すぐに金属質な感触で挟まれました。
 カチカチっとストッパーの音がして挟む力が強まり、ラビアの皮膚を挟まれたまま左腿のほうへと引っ張られます。
「あうぅ・・・」

「ねっ?痛くないわよね?ミコトさん?」
「あ、は、はいぃ・・・」
 
 本当にたいして痛くはないのですが、恥ずかしさは相当なもの。
 テレビ画面に左側だけラビアを広げられ、歪な三角形の穴となって粘膜を見せている私のマゾマンコが大映しになっています。

 大先生は、鉗子の持ち手のところを私の左内腿に置き、腿ごと真っ白い包帯でグルグル巻きに固定しました。
 この包帯も、巻くだけで包帯同士がくっついちゃう、よく拘束プレイで用いられるマゾ的虐待グッズのひとつです。

 ひょっとすると凛子大先生、もはや私のマゾ性とかSMのこととか、子供たちに隠す気無くなっちゃったんじゃないか、と疑ってしまいます。

 大陰唇右側も舌鉗子で摘まれて包帯で腿に固定され、今や菱形に大きく口を空けた私のマゾマンコ粘膜がディスプレイにどアップで映っていました。
 おまけにカメラに付いている夜間用の補助ライトも点灯されたので、奥の奥までハッキリクッキリ、自分でもこんなにマジマジとは見たこと無いほどの鮮明さ。

 ライトにおツユが反射してテラテラヌラヌラ。
 みなさまが見守る中、ジュンと溢れ出た婬汁が肛門のほうへと滑り落ちるのまで、リアルタイムで映し出されています。

「はいはーい注目ぅ。なかなか凄い絵面になったわね。これがミコトさんのマンコのアップ、だいたい5倍から6倍くらいの拡大図かしらね」
 伸ばしたアンテナペンを右手にお持ちになった凛子大先生が、テレビ画面の真ん中へんをつっつきながらおっしゃいました。

「これならよくわかるわよね?オシッコの出る場所もちゃんと映っているわよ。さあ、どこでしょう?」
 テレビの大画面に、舌鉗子2本によって無理矢理抉じ開けられた私のマゾマンコの恥ずかし過ぎる中身が、文字通り赤裸々に、余すところなくさらけだされていました。
 
 もはや躊躇すること無く、クイズの正解を探そうと画面に見入る男の子たち。
 ときどきこちらを振り返り、自発的に大股開きで拘束されている生身の私の全身も、まじまじと見つめてきます。
 私は両手を椅子の背もたれの後ろに回し、自ら課した拘束生贄晒し者状態に酔い痴れています。

「うーんと、あそこの上の方のプクッと腫れてるお豆みたいなとこじゃないかな?あそこだけちょっと外に出ているみたいだし・・・」
 シンイチくんの自信なさげなお声が聞こえました。

「この膨らんでるところ?」
 凛子大先生がアンテナペンで差し示されたのは、私の腫れ上がったクリトリスの部分でした。
 画面上では、包皮をすっかり脱ぎ捨ててパンパンに膨れ上がった肉芽が3~4センチくらいに拡大され、濡れそぼったピンク色の大きな真珠のようにテラテラ光り、確かに一番目立っていました。

「でもここって、オシッコ出そうな穴がないじゃん?」
 可笑しそうにツッコミをお入れになる大先生。
「うーん、そうなんだよねえ・・・」
 素直に途方に暮れるシンイチくん。

「だけど目の付けどころは悪くないよ?ここからオシッコは出ないけれど、ある意味ここって、あんたたちのちんちんと同じようなもんなんだ」
 大先生のお言葉に、えっ!?どーゆーこと?とザワつく男の子たち。

「ここはね、正式には陰核とかクリトリスとか呼ばれる部分でね、あんたたちのちんちんと同じで、えっちな気持ちになったり、たくさん触られたりすると血が集まってきて、大きくなるんだ」
「えーっ!?」
 一斉に驚きのお声をあげる子供たち。

「これって今、大きくなってるんだよね?じゃあ今、ミコトお姉さんもえっちな気持ちなんだ?」
 シンイチくんが妙に嬉しそうにおっしゃいました。

「そうね。これは今、充分過ぎるほど大きくなっている状態だから、ミコトさんは今、すごくえっちな気持ちになっているのかもね」
 含み笑いを噛み殺しながらの、大先生のイジワルいお声。
 男の子たちが4名ともテレビ画面そっちのけで振り返り、私の全身を興味深そうに視姦してきます。

「ミコトお姉さん、すっごく恥ずかしそうだね?」
「そりゃそうだよ。だってミコトさん、女の人なのにえっちな気持ちになっちゃってるんだもん」
「オレなんて、さっきからずっとえっちな気持ちになりっ放しだよ」
「そっか、オトナの女の人ってえっちな気持ちになると、チクビと、くりとりす?がおっきくなるんだ」

 無邪気さゆえに辛辣で容赦の無い、男の子たちからマゾ女へのお言葉責め・・・
 被虐感とみじめさの相乗効果で、本当に視線だけでイッちゃいそう・・・

「ほらほら、まだ正解は出てないよ?オシッコが出るとこ、探して探してー」
 大先生がパンパンと手を叩き、子供たちの視線をテレビモニターに戻します。

「この下のほうの、お尻の穴に近いところが穴っぽくて、ずっと奥までつづいているように見えるんだけど・・・」
 ミツルくんがテレビ画面に近づかれ、膣口のあたりを指さされました。

「ああ、なるほどね。確かにそこの穴は深いんだけど、そこもオシッコとは関係ないんだなー」
 からかうようにお答えになる凛子大先生。

「じゃあ、この穴は何なの?」
 好奇心爛々で無邪気にお尋ねになられたマサヒデくんに、ニヤニヤ笑いを浮かべたまま少し間を置かれた大先生。

「そのことについてもね、もう少ししたら多分学校で習うし、あんたたちだって知る努力を惜しまないと思うから、今は教えちゃわないほうがいいかな」
 イタズラっぽくおっしゃいました。

「あんたたちがオトナになれば、いずれ自然と興味が湧いて、わかることだからさ。とっても大切な穴なんだ。お愉しみはとっておいたほうがいいでしょ?」
 嬉しそうに子供たちへおあずけを食らわす大先生。

 さすがにセックスの具体的行為についてまで子供たちにご教示されるのは、躊躇われたみたいです。
 この調子ですと、そこはちんちんを挿れる場所だ、なんて教えてしまうと、挿れてみたい、なんて言い出しかねませんし。

 この子たちが数年後、その穴の役目を自ら知るとき・・・
 当然、その頃には今よりグンと性知識も身につけていることでしょう。
 そのときに、私とのことを思い出したら・・・

 あの小学3、4年だった頃の夏休み、凛子叔母さんのお部屋で、言われるがまま全裸になって何もかもを見せてくれたミコトお姉さんという見知らぬ女が、世間一般の女性と比べて、どれほどアブノーマルでヘンタイな露出狂マゾ女であったか、という真実にも気づいてしまうことでしょう・・・


2017年8月20日

夏休み自由研究観察会 06

「おおおっ・・・」
 という短かい歓声の後、またしばらく沈黙がつづきました。

 うつむいた自分の目線の先には、両腿の付け根から恥丘の盛り上がりくらいまで、ショーツの布地がグッショリ濡れそぼって肌が半透けになるほどベッタリ貼り付いるのが確認出来ます。
 
 私のマゾマンコの形通り、膨らむところは露骨に膨らみ、凹んだところはクッキリ凹み・・・
 欧米の隠語で言うところのキャメルトゥ状態。
 ある意味、脱いだ状態より卑猥に見えます。

 白の綿パンて、濡れるとこんなに透けちゃうんだ・・・
 凛子大先生がクロッチの裏地を剥いでしまったせいもあるでしょうが。

 あまりにリアクションが無いので、ドン引きされちゃったかと不安になってきました。
 おそらく全員、私のその部分を凝視されているのでしょうけれど、恥ずかし過ぎて顔が上げられません。
 そろそろ淑女らしく股間を手で隠したほうがいいかな、と腕を動かそうとしたとき、お声がかかりました。

「そ、それではシンサツを・・・」
 掠れ気味なミツル先生のお声に、もうひとつのお声がかぶさってきました。

「ねえ、おおせんせい?」
 マサヒデくんの、いつになく不安そうなお声に、私も思い切って顔を上げました。

「ん、なあに?」
 立っている私のほぼ真横で、余裕綽々なご表情で腕組みされている凛子大先生が、おやさしげに尋ね返されました。

「ミコトお姉さん、お漏らししちゃったの?パンツが濡れてるよ・・・」
 その心配そうなマサヒデくんのお声に、私はひたすらただ恥じ入るばかり。
 対照的に心底ご愉快そうな凛子大先生がマサヒデくんに笑顔を向け、ご説明が始まります。

「やっぱりそうくるよね、あんなに濡れていたら。でもあれはね、オシッコのお漏らしじゃないんだ」
「えーっ!?」
 子供たち全員、訝しげなお顔からビックリ顔を経て興味津々顔になり、私の股間と凛子大先生のお顔を交互に見比べつつ、お話のつづきを待つ態勢。

「これも大人の女性のことなんだけど、女性はね、えっちな気分になったり、気持ち良かったりすると、マンコからオシッコではない、もっとヌルヌルした液体を分泌するの。あ、分泌ってわかる?汗みたいに、出そうと思っていなくても水分が出てきちゃうことね」
「人間て、けっこういろんな水分を分泌するでしょ?汗とか涙とか鼻水とかよだれとか。そういうののマンコから出るおツユをミコトさんは、出しただけなの」

「なぜ出たかって言うと、あんたたちがさっきまで、ミコトさんのおっぱいを触ったり揉んだりしてたでしょ?スースーする薬塗ったり。それでミコトさんは、気持ちいい、って思ったんだね。それであんなにマンコが濡れちゃったんだ」
 
 身も蓋もなく正しいご説明ですが、果たして子供たちに理解出来るのでしょうか。

「本当にオシッコじゃないの?」
 少なくともマサヒデくんには、難しいお話のようです。

「オシッコじゃないよ。嘘だと思ったらさわってごらん。よだれみたいにヌルヌルしてるから」
 さすがにさわりに来る勇者さまはいません。

「あんたたちだって、もう少し大人になったら、ちんちんからオシッコ以外の水分も出るようになるんだよ?ヌルヌルしたのやベトベトしたのが、オシッコと同じ穴から」
「えーーーっ!!」
 大げさにご反応されたのは4年生のお三かた。

「オシッコと同じ穴って、汚いじゃん」
「何のために、そんな液、出すの?」
「大人になったらって、何歳くらいでそうなるの?」
「ちんちんがおっ勃っちゃうのと関係あるの?」
 さすがに自分たちのからだのこととなるとお気になるようで、かまびすしいお三かた。

「まあ落ち着けって。ちんちんの成長具合や役目については、4年生ならもうそろそろ習う頃だから、学校の保健体育のこれからの授業をしっかり聞いておきな」
「ちんちんからオシッコ以外のものが出るようになるのは、人それぞれで結構違いがあるみたいだな。早いと小学4、5年頃、遅いと中学3年ぐらい」
「別に早いから偉いってわけじゃないし遅いからおかしいわけでもない。まあ、ちんちんの周りに毛が生え始めるのと同じ頃、って思ってればいい」
 
 ちんちんに毛、という表現がウケたのか、子供たちが引き気味に笑いました。
 それにしても凛子大先生の意外な分野での博識ぶりに、ちょっとビックリ。

「女の子のオシッコって、ちんちん無いのに、どこから出るの?」
 おひとりだけマイペースのマサヒデくんに、大先生も苦笑い。

「マサヒデは、女の人のオシッコがすごく気になるみたいだな?」
「うん、だって・・・」
 とおっしゃりながら、隠すタイミングを失なってずっと公開中な私のキャメルトゥ股間を、じーっと視つめてきます。

 そんなマサヒデくんをニヤニヤ笑いでしばらく見ていた大先生が、マサヒデくんから視線を外し、他のお三かたに問いかけました。

「マサヒデ以外のあんたたちが、ちんちんの話題に食らいつくから、なんか雰囲気が学校の授業みたいになっちゃったし、いったんお医者さんごっこ中断して、アタシが先生になって、あんたたちの好きそうなお勉強の授業ごっこでもやろっか?」

「えーーっ!」
「反対ーっ!」
「やだーっ!」
 と一斉のブーイング。

「あれ?見たくないの?あんたたちが興味津々なマンコを観察する授業。もちろんミコトさんに手伝ってもらうんだよ?」

「賛成ーっ!」
「やるーっ!」
「見るーっ!」
「リンねーちゃんサイコーっ!」
 一転して賞賛の嵐。

「じゃあ、学校でもたぶん男子には教えない保健体育の授業、ってことでやってやるよ。ミツルには悪いけどお医者さんごっこはいったん中断な。がっかりするなって。再開したらミツル先生には、ミコトさんのお尻に注射、打たせてやるからさ」

「うわっ!本当に?ミコトさんのお尻に触れるんだっ!?やったー!」
 凛子大先生の余計な計らいに、ムッツリ、から、あからさま、へと変わりつつあるイケメンミツル先生大興奮。

「それじゃあミツル先生、ミコトさんに下着も脱いでもらって、そのまま、あちらのベッドまでご案内してあげて。あと助手のキミたちは、そのワゴンもベッド脇まで押してきなさい」
 
 突然お芝居口調になられた大先生。
 大沢病院の大先生から、今度は大沢小学校の保健体育の先生に変身なされたようです。

 ちゃんとミツル先生のお口から私に下着を脱ぐようご命令させるなんて、さすが大先生、私の嗜好性癖を知り尽くしていらっしゃいます。
 あらためて全員のご期待の視線が、私に注目していました。

「そ、それじゃあミコトさん、そ、そのパンツ、あいや、下着も脱いで、あちらのベッドに行ってください・・・あ、あとは、おおせんせいがやりますので」
 日焼けしたお顔をもっと茶色く染めて、しどろもどろなミツル先生。

「あ、は、はい・・・」
 遂に全裸になりなさいのご命令が下されました。
 男の子たちは、一番手前の特等席なミツル先生以外全員立ち上がられ、一瞬たりとも見逃さない、というような勢いで私のほうを凝視されています。

 本来のコンセプトであった清楚な淑女なら、ここは羞じらいながら背中を向けて縮こまりつつモジモジと脱ぐところでしょうが、凛子大先生のエスっぽさが増したお振る舞いや、この後に予定されている授業内容を考えると、そういうのを求められているようには思えません。
 ここは、しっかり前を向いて、だけど男の子たちが一番見たい秘部は出来る限り隠しながら脱ぐ、が正解と判断しました。

 私はまず、おもむろに右手をショーツの中に滑り込ませ、右手のひらで恥丘の上を覆い隠しました。
 思っていた以上にその周辺は濡れそぼっていて、右手のひらも甲も、あっという間にヌルヌルのグショグショ。

 右手はそのままにして、左手だけでショーツの左端をつまみ、左太腿の側面へと布地をずり下げます。
 それ以上下がらないところまできたら、右手の甲に左手のひらを重ねてから、素早くガードを左手にチェンジ。
 今度は右手でショーツの右端をつまみ、右太腿の側面を滑らせます。

 手で覆い隠した股間から、ずり下げたショーツのクロッチ部分裏側へと、粘質なか細い糸が、まるで納豆の粘りみたいに糸を引いては千切れます。
 子供たちにもそれが見えているはずなのに、驚きや冷やかしのお言葉は無く、ただただ股間を覆う手の甲を、穴が空きそうなほど凝視されているのを感じます。

 同じことを数度くりかえしてショーツの両端が膝頭を超えたとき、布片は引力に引かれてスルスルと足元まで滑り落ち、私の恥丘の上には左手が残っていました。
 男の子たちにはまだ、私の生ワレメは目撃されていない状態が保たれたはずです。
 ショーツのゴムはずいぶんと伸びてしまったでしょうけれど。

 私の足元に落ちたミニスカートとショーツを凛子大先生が回収され、男の子たちのほうへと持って行かれました。
「ほら、ヌルヌルしているし、オシッコの臭いもしないでしょ?さわってみ?」

 盛大に濡れそぼったクロッチ部分をよく見えるように広げて、子供たちにお見せになる大先生。
 それって今日で一番恥ずかしいかも・・・

「うわー!」
「なんか酸っぱい臭いがするね」
「ほんとだ、確かにベトベトっぽい」
「おおせんせいか言った通り、見た目がよだれに近い感じがする」

 私の脱ぎ捨てたショーツに引き気味にお顔を寄せ、口々にご感想をおっしゃる子供たちですが、やっぱり、その粘液に指先で触ろうとするまでの勇者さまはいらっしゃいませんでした。

 私は、左手で股間を押さえ右腕でおっぱいを庇い、出来損ないのヴィーナスの誕生みたいな絵面で、子供たちの前に立ち尽くしています。
 こうして全裸になってしまうと、人間ていうのはつくづく、何かしらの着衣で性器だけは隠しておくべき動物なんだな、と思います。
 ほんの僅かな布面積の紐ビキニでも、濡れそぼった綿100パンツでも、着けているのといないのでは心細さが段違い。

 とくに私はそう思う傾向が強いようで、ひとりお家でオナニーをするときですら、下半身スッポンポンになった途端、不安感とマゾ度が増してしまいます。
 ノーパンミニスカでも股縄褌でも、何かしらの衣類でその部分を隠そうとしているならまだ人間で、そんな頼りない衣類まで取って、もしくは取られてしまったらもう動物と同じ、人間の形をしていても人間扱いしなくていい、人間性をすべて剥ぎ取られた性的人形、みたいに思えてしまうマゾ性の物悲しさ。

 ひとりのときでもそう思うのですから、今のようにちゃんと着衣した人が大勢いる中での全裸、性器剥き出しは格別です。
 その集団の中で最下層。
 もともと始めから、凛子さまと子供たち全員に服従する心づもりはあったのですが、私が全裸になったことで、主従関係が絶対的になった、と感じていました。

「それではミコトさん、ベッドへ行ってください」
 ミツル先生のお言葉にうなずき、ヴィーナスの誕生の形のまま、しずしずとカウチソファのほうへ歩きます。

「お尻だ、お尻」
 後ろから控え目に囃し立てるような、どなたかのお声が聞こえます。
 生尻を初めて視姦され、両頬にジワッと血液が集まってきます。
 今の私は、ここに来てから一番、全身からマゾオーラを発していると思います。

 カウチソファは、シンサツシツを設えた場所から向かって左にある壁に掛けられた大きな壁掛けディスプレイの前にあったのですが、入口ドア上のカメラで映せることを考慮されたのでしょう、シンサツシツの並びでもっと奥の窓際に寄った位置に移動されていました。
 窓際に寄ったことで周辺に陽が射し、ソファの上もシンサツシツより一段と明るくなっています。

「そこに仰向けに寝そべってください。両脚はピッタリ閉じたままでね」
 相変わらず少し気取ったお芝居口調で保健体育の先生に成り済ました凛子大先生が、大き目のバスタオルが敷かれ、頭の側だけちょっと高く傾斜したカウチソファを指し示されます。

「はい・・・」
 まずカウチソファの真ん中辺りに腰を下ろし、お尻を滑らせて両脚を揃えたままソファに乗せます。
 あくまでも左手は股間に、右腕でおっぱいを庇った恥ずかしがり屋さんポーズのまま。
 それから背中をソファーへと倒して仰向けに寝そべりました。

 ドア上のカメラレンズに足先を向ける形。
 全身を真夏の午後の眩しい陽射しが包んでいますが、エアコンが良く効いているので、さほど暑くはありません。

 男の子たちは、おふたりづつに分かれてソファ左右の縁に寄ってこられ、頭だけ垂れてじーっと私の全裸のからだを見下ろしてきます。
 なんだか異星人の円盤内に拉致されて、これから背の低い異星人たちによって興味本位な人体実験を始められちゃいそうな雰囲気。

「それではここからは、アタシ、凛子おおせんせいが講師、あ、講師っていうのは授業をする先生のことね、講師となって、みなさんに女性のマンコについての授業を始めたいと思います」
 ノリノリな凛子大先生のお芝居口調。
 小学校ではまずあり得ない授業内容に、わーいっ、と歓声をあげる子供たち。

「じゃあ早速ですがミコトさん、まずその両手を脇にどけてください。寝そべったままで、気をつけ、みたいな姿勢になり、そのまま動かないでください」
 大先生のお言葉が、どんどんご命令っぽくなっている気がします。

「は、はい・・・」
 お返事して、最初におっぱいを隠していた右腕をソファに敷かれたタオルの上へと下ろしました。
 
 再び丸出し露となった私の生おっぱいに群がってくる見下ろし視線。
 ベッドの頭の側が少しだけ高くなるよう傾斜しているので、相変わらずはしたなく尖りきって天を突いている自分のふたつの乳首が、顔を動かさずとも自分の目線に否応なく飛び込んできます。

 それから恥丘を覆っていた左手をゆっくりと左太腿の皮膚のほうへと滑らせ、タオル地の上にパタンと落としました。
 それまで私のおっぱいに群がっていた子供たちの頭が、素早く一斉に腰のほうへと移動しました。

 ああん、とうとう全部視られちゃってる・・・
 おっぱいも無毛のマゾマンコも、何も隠すもの無しで、明るい陽射しの中に晒しちゃってる・・・
 手足を縛られたり拘束されたりの無理矢理でも無いのに、凛子大先生のお言葉によるご命令だけで、自分から全裸姿を、子供たちにご披露しちゃっているんだ・・・
 
 からだ中がゾワゾワと疼いて仕方ありません。
 恥ずかしさの洪水が理性や知性をざぶんと洗い流し、心の奥底でくすぶっていた本能と情欲がここぞとばかりに暴れ出し、みるみる全身の肌をピンク色に染め上げていきます。

 子供たちの四つの頭は私の腰の真上で、覆いかぶさるように一点を見つめているのがわかります。
 ぷっくり膨らんだ恥丘のカーブから突然刻まれ始める一筋のワレメ。
 やがておひとつの頭が少し上がり、独り言のようなつぶやき。

「本当に女の人って、ちんちんもタマキンも付いていないんだなあ・・・」
 それをお耳にされ、たまらずプッと吹き出される凛子大先生。

「なにミツル?今更そこからなの?あんただってママとお風呂ぐらい入っているでしょう?」
 お芝居から素に戻らざるをえない大先生の、心底呆れたようなお声。

「それはそうだけど、そんなお母さんのなんてジロジロ見れないよ、恥ずかしくって・・・それにマン毛もあるから隠れてよくわからないしっ!」
 お顔を真っ赤、いえ、日焼けされているので濃茶に染めて、ムキになってご反論されるイケメンミツルくん。

「オレは知ってたもんね。ママのもねーちゃんのもじっと見たことあるから」
 ご自慢出来ることでは無いとも思うのですが、威張りん坊口調のユタカくん。

「ボクはママが入院しちゃったから、ずいぶんママとは一緒にお風呂、入ってないんだ・・・」
 お寂しそうなマサヒデくんと、その横でうなずかれるシンイチくん。

 急にしんみりしちゃった雰囲気を振り払うように、はいっ!と元気良く右手を挙げられたユタカくん。
「なにユタカ?」
 どうせロクでもないことしか言わないんでしょ、とでもおっしゃりたげな大先生が、ジロッとユタカくんを睨みました。

「なんでミコトお姉さんのソコにはマン毛が生えていないの?マン毛って大人になったら生えてくるんでしょ?ママだってモジャモジャだし。オレ、ミコトお姉さんがパンツのときからずっと気になってたんだ、マン毛が無いみたいだなー、って」
 大先生の視線にぜんぜんめげない、ユタカくんのどストレートなご質問。

「ユタカもあんたたちも、さっきからマン毛マン毛って、もうちょっと奥床しい言い方出来ないの?ヘアーとかインモーとか」
「インモー?」
 呆れ声の大先生に、無邪気なオウム返しはマサヒデくん。

「カゲの毛って書いて陰毛。って言っても、あんたたちにはまだ無理か・・・いいわ、今日だけはマンコもマン毛も好きなだけ言っていいから、インモーも覚えて帰って、明日からはちゃんと奥床しい言葉を使うこと。マンコはアソコかジョセーキ、マン毛はヘアーかインモーね、わかった?」
 お手上げ状態の大先生に、はーいっ、明日からは言いませーん、とお道化るように返される子供たち。

「それでミコトさんに陰毛、マン毛が無い理由だけど、たぶん今日、あんたたちにマンコをよく見てもらえるように剃ってきてくれたんだと思うよ。ミコトさん、優しいから」
 さすがに、マゾだから、と本当の理由はお教えされない大先生ですが、それもどうかと思うようなご説明。

「へー、そうなんだ」
「ミコトさんて、いい人だね・・・」
 と感心しきりな子供たち。

「で、どう思った?ミコトさんのマンコを見て」
「うーん・・・」
「なんかつまんないよね、何もなくて」
「うん。脚のあいだがスジになってて、スジの先っちょに何か膨らんでいるのがちょこっと見えてるだけなんだもん」
「マンコのこと、なんでワレメっていうのかわかった」

 スジの先っちょに、っていうのは、パンパンに腫れて鞘をめくり上げ、襞を抉じ開けるように少し顔を出してしまっている、私のやんちゃなクリトリスのことでしょう。
 ううっ、恥ずかしい・・・

「確かにミコトさんのマンコは、見た人みんなから柏餅って呼ばれちゃうくらい、外見は地味で質素だからねえ」
 可笑しそうに含み笑いをしながら同意される大先生。

「えっ?ミコトさんて、いつもそんなにみんなにマンコ、見せちゃってるの?」
 ギクッ!
 シンイチくんからの、大先生のお言葉尻を逃さない鋭いご質問。

「えっ?あ、えっと、もちろん女同士でのことよ。会社でほら、着替えのときとかお風呂のときとかで、ねっ?」
 凛子大先生、そんなに取り乱されたら、却って怪しまれちゃうと思うんですけれど・・・

「女の人の中には、脚をピッタリ閉じていても、いろいろはみ出しちゃってる人もけっこういるんだよね、これが」
 なんとか持ち直してイタズラっぽく微笑んだ大先生がつづけました。

「やっぱりマンコはね、このワレメを開いて中身まで見ないと、マンコを見た、っていうことにはならないんだな。中を見れば、オシッコがマンコのどこから出るかもわかるし」
 ご愉快そうにマンコを連呼される凛子大先生。

「見たい?」
「うんっ!」
「見たい見たいーっ」
「オシッコがどこから出るのか見たいーっ!」

「でもねえ・・・」
 焦らすようにわざとらしいしかめ顔をお作りになられ、子供たちのお顔を見渡す大先生。

「マンコの中見たらあんたたち、気持ち悪い、ってなっちゃうかもよ?けっこうグロいし、ある意味、内臓みたいなもんだから」
「えーっ!?」
 素直に引き気味になられてザワザワされる子供たちの中で、唯一マサヒデくんだけが、間髪を入れずご反論されてきました。

「ボク大丈夫。だってボク大きくなったらお医者さんになるつもりだもん。それでママがまた病気になっても絶対にスグに治してあげるんだ。だから保健室のジンタイモケーだって、ぜんぜん怖くも気持ち悪くもないんだっ!」
 一番歳下のマサヒデくんが健気な勇気をお見せになったので、歳上のお三かたも尻込みしていられません。

「オレだってだいじょぶだもんね。パパがやってたゾンビの頭とか切っちゃうグロいゲームだって、横で見ててもヘーキだったし」
「オレも。マサヒデより先にお医者さんになりたい、って言ったのオレだし」
「ぼくもぼくも・・・マンコの中見てみたい」

 子供たちのご様子をニヤニヤ眺められていた凛子大先生が、静まれ静まれという感じに両手を動かされ、つづけてこうご提案されました。

「おーけー。それじゃあんたたち、ちょうどふたり一組になってるから、お互いに向き合って、口の中の見せっこしな」
「ひとりが大きく口を開けて、もう片方がその口の中を覗き込む。奥のノドチンコまでしっかり目を背けずに覗き込むんだぞ?」

 大先生のご提案に、早速従う子供たち。
 うがーっ、うわーっ、うひゃーっ、といった甲高く賑やかな大騒ぎがしばらくつづきました。

「どうだった?人の口の中っていうのもヌラヌラウネウネしていて、けっこう気味悪いもんだろう?」
 興奮された面持ちで、うんうんとうなずかれる子供たち。

「マンコの中っていうのはな、今見た口の中から歯だけ消しちゃったようなもんなんだ。それでも見たいか?」
「うんっ、見たいーっ!」
「後悔しないか?」
「しないーっ!」
 示し合わせたように綺麗なユニゾンでの甲高いお返事。

「よーし。そこまで言うならミコトさんのマンコの中、見せてやろう」
 すっかりご自分の所有物のように、私のマゾマンコを見世物として扱われる凛子大先生。
 
「それではミコトさん?」
 伊達メガネのツルを気取った指先で少し押し上げて、凛子大先生が唐突に学校の先生風に戻られます。

「そこでハッピーベイビーのポーズになって指でラビアを開いて、この子たちに女性器の中身を見せてやって」

 まるで学校の授業で教科書を忘れてきてしまった隣の席の子に、あなたの教科書を一緒に見せてやって、とご指示される先生みたいな、さも当然という感じの凛子大先生のご命令口調により、子供たちへのマゾマンコの御開帳を余儀なくされてしまう私なのでした。


夏休み自由研究観察会 07


2017年8月15日

夏休み自由研究観察会 05

「はあんっ、あんっ、あんっ、あぁんっ・・・」
 おっぱいのあらゆるところが、たくさんの小さな手で同時に弄られています。
 お肉をムニュッと掴まれ、乳首をそっとつままれ、谷間をなぞられ、下乳をやんわりと持ち上げられ・・・

「ミコトお姉さん?気持ちいい?」
「あんっ、はいっ、はいぃぃ・・・」
「やらけー、おっぱいぷにょぷにょ」
「汗ばんで、肌がスベスベツルツルだね」

「もっと強く揉んでもいい?」
「はいぃ、いっぱい、揉んでみてくださいぃぃ・・・」
「痛くない?」
「はいぃ、へーきですぅぅ・・・」
「このくらいでも?」
「あっ、いいっ、うふぅぅ・・・」
「気持ちいいの?」
「はいぃぃぃ・・・」

 ときに優しく、ときにちょっと乱暴に、たくさんの小さな手で無秩序に蹂躙されまくる私の生おっぱい。
 こんなときこそ、いやっ、だめぇ、そこそこっ、もっと強くぅ、なんて自由に乱れたいのに、それが禁じられているもどかしさ。
 
 女体観察用生身フィギュアの私に許される反応は、あいう、の三文字を駆使した淫声と、肯定と服従を示す、はい、から始まるオウム返し、そして喉奥からほとばしり出てしまう溜息吐息だけ。

 おっぱいにちょっと飽きたらしい手は気まぐれに、脇腹やおへそ、首筋や背中まで愛撫してきます。
 鎖骨を撫でられ、肋骨を辿られ。
 腋の下をコショコショくすぐってくるイタズラなお手ても。
 そしてまたすぐ、おっぱいへと戻っていきます。

 つねったりはたいたりしてくるやんちゃなお手てが無いのが少し物足りないですが、ぎこちないながらも好奇心全開の全力でそこら中を触りまくってくるプリミティヴで無秩序な愛撫の感触がとても新鮮。
「うふぅんっ、あっ、あっ、いいっ、いいぃぃ・・・」

「肌が火照って熱くなってきてる」
「おっぱいのお肉がやわらかくって、指がめり込んじゃう」
「ぷにゅぷにゅしててグミみたい。いつまででも揉んでいたいなぁ」

 乳首を捏ねられるたびにビクンと震え、乳首を放っておかれるとキュンキュン疼き、5分間という時間が永遠とも感じられるくらいの甘美な拷問でした。

「あんっ!・・・んふぅぅ・・・んっ・・・いいっ・・・んくぅぅ・・・うっうっ・・・あはぁぁ・・・」

「はい、時間終了。マサヒデ先生以外は席に戻ってー」

 凛子大先生の号令でお手て軍団が引き上げたとき、私はせわしく肩を上げ下げするほどハアハア息切れしていました。
 大先生がグラスに冷たいスポーツドリンクを入れて手渡してくださり、私は一息にグーッ、ハアッ、美味しいっ!

「どうだった?ミコトお姉さんの生おっぱいは」
「やべえ、やべえよ。オレ今夜、思い出して眠れないかも・・・」
「やわらかかったー。それで、なんだかすごくえっちだった・・・」
「汗ばんでた。それですげーいい匂いがした・・・」
「ミコトさんの声がえっちでえっちで・・・もうどうしようかと思った・・・」
 興奮を隠さず、口々に生々しいご感想を投げつけてくださる子供たち。

「それでマサヒデ先生、シンサツしてみてミコトさんのおっぱいにシコリ、おっと、硬くなってるところはあったかな?」
「うん。あったー」

 大先生のご質問に元気良くお返事されたマサヒデ先生。
 えっ!?まさか・・・と私は瞬間、真顔に戻ってしまいます。

「どこらへん?」
「あのね、チクビが両方とも、腫れちゃったみたいに熱くて大きくなってて、ボクがいくらマッサージしても、腫れは治らないし硬いまんまなんだ」

 ホッとすると同時に、乳首が丹念に捏ね繰り回されていたのは、マサヒデ先生の仕業だったのか・・・と腑に落ちました。

「それはね・・・」
 凛子大先生が苦笑いを浮かべて、ご説明を始めます。

「女の人の乳首は、男の人のよりもともと大き目なの。なぜかって言うと、ママになったとき、赤ちゃんにミルクを上げなくちゃいけないでしょ?」
「それで、乳首を弄られたりしゃぶられたりするともっと大きくなるの。乳首はここですよー、って、生まれたばかりでまだ目が悪い赤ちゃんに教えるために」

「あんたたちだって、もっとちっちゃい頃ママのおっぱい飲むとき、先っちょがだんだん大きくなってるなって、感じなかった?」
 あっ、そう言えば、という感じに、お顔を見合わせる子供たち。

 そのご説明をお聞きして、私より凛子センパイのほうが絶対、小さな子供たちの先生に向いてらっしゃるな、と思いました。

「それとは別にね・・・」
 大先生のお顔つきがイタズラっぽく変わって、つづけます。

「これも大人になった女の人のことだけど、気持ち良かったり、えっちな気分になったりすると、乳首が勃起して硬くなるんだ。あんたたちがぶら下げてるちんちんと同じようにね」
 え~~っ!?とざわつく小学生軍団。

「じゃあ、ミコトお姉さんも今、えっちな気持ちになってるんだ?」
 シンイチくんからの、やけに嬉しそうなお声でのストレートなご質問。

「うーん、単純にそうとは言えないかな。ぜんぜんえっちな気分じゃなくても、シャツに乳首が擦れただけで硬くなっちゃったりもするから。ほら、さっき教えたでしょ?しゃぶられたり触られたりでも大きくなっちゃうって」
「シンイチだって、たとえば学校でユタカたちに寄って集ってパンツ脱がされてちんちん弄られるイタズラされたら、そんな気が無くても硬く大きくなっちゃうでしょ?そういうことよ」

 ゲーッ、気持ちわりー、シンちゃんにそんなことぜってーしねーよ、オレだってさせねーよ、とあからさまな嫌悪を示す小学生軍団。
 私のマゾ気質を匿しておくためであろう大先生のフォローと言えなくもないフォローは、つづいたお言葉でぜんぜんフォローではなくなりました。

「ただ、触られて気持ち良くなって乳首が硬くなって、それでえっちな気分になっちゃって、もっともっと、っていうことはあるかもね、ミコトさんなら」

 おおっ、とどよめいて、隠すのを忘れていた私のまだ尖っている乳首を、あらためてまじまじと見つめてくる子供たち。
 ミコトお姉さん今、えっちな気持ちになってるんだ、もっともっと、ってなってるんだ、と決めつけるように、驚きの中に若干の侮蔑が入り混じったような好奇に満ちたまなざし。

 あわてて両腕でおっぱいを隠す動作をしつつ、心の中で大先生にツッコミを入れます。
 子供たちの前でマゾ性を見せるな、とおっしゃっておきながらそれでは、いくらお淑やかに普通の女性っぽく振る舞っても無駄な気がするのですが・・・と。

「あ、それでボク、ミコトお姉さんの腫れたチクビのチリョー法を思いついたんだ」
 唐突にマサヒデ先生が手を挙げました。

「ここにちょうどこれがあったから。ほら、蚊に刺されて腫れちゃってカユイとき、スースーするやつ塗ると治るでしょ?だからこれ」
 マサヒデ先生がトレイの上からつまみ出したのは、小さくて丸い蓋に可愛いナースさんの絵が描かれた、有名なスースーする塗り薬でした。

「へー。いいものに気がついたねえ。今までの中でマサヒデ先生が一番、お医者さんらしいんじゃない?」
 マサヒデ先生が無邪気にご提案された残酷な思いつきを、その強烈な効能効果を充分に知りながら無責任に持ち上げられる大先生。
 大先生に褒められて、得意満面な笑顔のマサヒデ先生。

 私、それを乳首に塗ったこと、塗られたこと、何度もあるんです・・・
 腫れが引くどころか気持ち良過ぎて、ますます硬く尖っちゃうと思います・・・
 そして、ますます淫らな姿をお見せすることになっちゃいます・・・

 心の中でマサヒデ先生に訴えかけますが、もちろん、そんなことは伝えられませんので、流れに身を任せるしかありません。

「そろそろまた、お医者さん交代しようかと思ってたけど、いいアイデアが出たから、その治療はマサヒデ先生に任せるわ。シンサツをつづけて」
 大先生に促され、私と向き合うマサヒデ先生。

「それでは腫れちゃったチクビのチリョーをしますので、ミコトお姉さん、またおっぱいをこっちに突き出してください」
「あ、はい・・・ありがとうございます、マサヒデさ、あ、いえ、マサヒデ先生・・・」
 今日はマゾ語は禁止なのに、気を抜くとスルッと出そうになってしまうまでに、私の体内マゾ度は上がってきていました。

 マサヒデ先生がお薬の蓋を開けると、ツーンと漂ってくる強めなハッカの香り。
 新品の開けたてのようなので、効能効果も一番キツイはずです。
 そのクセになる刺激を覚えているふたつの乳首が、塗って欲しいのか欲しくないのか決めかねたまま、香りだけでウズウズと疼き始めています。

「たっぷり塗り込んであげるといいよ」
 大先生の余計なアドバイス。
 ガーゼを一枚手に取り、お言葉通り容器からたっぷり山盛りにすくい取るマサヒデ先生。

「あれって結構スースーするよな?」
「ユタカって、あれを乳首に塗ったことある?」
「あるわけねーだろ。でもユーコねーちゃんが間違ってまぶたにちょこっとつけちゃったとき、ヒリヒリして痛いくらいだって大騒ぎしてた」
「ミコトさん、大丈夫かな?」

 ギャラリーのお三かたがご心配くださっているようですが、凛子大先生のお墨付きをいただいている治療法なので、どなたも止めるまではいきません。
 お三かたのお声も聞こえていないのか、大先生に褒められて上機嫌なマサヒデ先生のお薬を盛ったガーゼ越しの右手が、私の左乳首に近づいてきます。

「はうんっ!」
 ガーゼごと私の左乳首に貼り付いたマサヒデ先生の右手。
 そのまま少し押し付けるようにした後、今度は肌に塗り込むように、小さな右手をグリグリ動かしてきました。

 最初は、乳首に油っぽいクリーム状の粘液がまとわり付く感触だけ。
 右手を動かされ、乳首をもてあそばれる感覚とともに、ジワジワとヒリつく刺激が乳首から乳輪までを覆ってきます。
 熱いような冷たいような、毛穴のひとつひとつに氷の針が突き刺さっているような、ある種官能的な痛みを伴う皮膚刺激。

「あぁんっ!んっ、んっ、んーーっ・・・」
 ガーゼにたっぷり盛られた淡い黄色のクリームをすべて皮膚に染み込ませようとでもしているかのように、執拗に捏ね繰り回される左乳首。

「んふっ、んぐっ、うふぅぅ・・・」
 乳輪の外周を超えて乳首を中心にした直径5センチくらいの範囲が、メントールの強烈な刺激で覆われました。
 時間が経つほどにヒリヒリチクチクした刺激は増してきて、左乳首全体に火がついたよう。

 ようやくガーゼが乳首から離れ、左乳首が赦されても、今度はすぐに右乳首。
 同じようにガーゼにたっぷり媚薬を盛られ、敏感になり過ぎている尖った珊瑚色のてっぺんからふもとへと、同じように執拗に擦り込まれます。

「あふぅ、んふぅ、んっ、んんーっ・・・」
 マサヒデ先生の手がガーゼごとそこから離れてしまった途端、もっと弄っていて欲しいという強烈な欲求が生まれます。

「これで少しアンセイにしていてください」
 ひと仕事終えた、とでもおっしゃりたげな、マサヒデ先生のご満足そうな笑顔と、辺り一面に漂う鼻を突くハッカの刺激臭。

「んふぅ、あふぅ、うくぅぅ・・・」
 もはやどなたにも弄られてはいないのに、オイル状のネットリした粘液にコーティングされたふたつの乳輪とその突端がズキンズキンと痛覚を脈打たせながら疼きまくっています。

「マサヒデ先生?ミコトさんの乳首をフーフー吹いてあげて。そのほうがお薬の効きがよくなるから」
 大先生の悪魔のサジェスト。
 マサヒデ先生が私のおっぱいにお顔を近づけ、小さなお口でフーフー息を送ってきます。

「あうっ!んふぅーっ!いぃあぁぁ・・・」
 少し弱まりかけていた刺激が、息のおかげで息を吹き返し、こそばゆいような息の感触と相俟って、思わず身悶えるほどのどうしようもない快感が全身に走りました。

「ミコトさん、また映画のミーコの顔になってる」
「本当だ。きっとすごく気持ちいいんだね」
「ジェットコースターと同じくらいの気持ち良さって、どんなんだろう・・・」

 子供たちにオーガズム寸前の顔を晒していることにも、かまってはいられないほど私のからだは昂ぶっていました。
 今すぐに自分のふたつの乳首を捻り潰して高みまで昇りつめ、ラクになりたいと思っていました。

 でも、凛子大先生がそんなことを許してくださるはずがありません。
「おーけー。ミコトさんの乳首の腫れも治療したことだし、お医者さん交代しよっか。最後はミツルか。いい順番引いたじゃない?」

 私はと言えば昂ぶりを昇華すること無く、徐々にお薬の効果が薄れていくのを虚しく実感しつつ、ただそのままの放置プレイ。

 目の前には、マサヒデくんから受け取った白衣を着込むミツルくん。
 凛子大先生が、ボーイッシュな女の子みたいな顔したイケメンくん、と評されたユタカくんのご近所さん。
 
 確かに、細面でいつも少し笑ったような表情にウルフヘアは、女子ウケしそうなお顔立ち。
 黒縁メガネをかけると、そこに頭良さそうなインテリさん風、まで加わります。

 でもミツル先生、なんだか浮かないお顔つき。
「大先生?ぼく、これ以上、どんなシンサツすればいいんですか?」
 さわやかなイケメンボイスで、始めから凛子大先生を頼るミツル先生。

 確かに、おっぱいのシンサツからショクシン、お薬の治療を終えて一段落ついてはいたのですが、やっぱり最近の子供たちは控え目淡白なのかな、なんて思っていたら、さすが大先生、すんなり場をつなげてくださいました。

「あれ?始めるときにミコトさんが言ったこと、忘れちゃった?」
 大先生がニヤニヤしつつ、ミツル先生を見つめます。

「ミコトさんは、ここ、と、ここ、が痛い、って言ってたじゃない?」
 最初の、ここ、のところでご自分の胸を、次の、ここ、の部分でご自分の下腹部を押さえられました。

「あ、そっか!」
 今更ながらに笑顔が広がるミツル先生。

「だからさっき、いい順番引いたじゃん、って言ったんだよ。まだ、ここ、のシンサツが残ってるでしょ?それとも誰かに代わってもらう?」
「あ、やりますやります。ぼく、やります」
 ご自分の下腹部を押さえながらの大先生のからかいに、あわててお返事されるミツル先生。

「どうせ今日あんたたちは、女の子のおっぱいとマンコが見たくてここに来たんでしょ?早くミコトさんに脱いでもらって、さっさとマンコも見せてもらいなさいな」
 
 凛子大先生が暴走し始めているような気がします。

「オレ、女の人がはっきり、マンコ、って言うの、生まれて初めて見た」
 シンイチくんが素朴に驚いたお声をあげました。
 お隣のユタカくんも驚き顔。

「あんたたちにアカデミックな言い方しても通じないし、わかるように言うなら他に呼びようが無いんだから、仕方ないでしょ?そもそも今日ここでやってることが、えっちで下品で不純なシモネタアソビ以外の何物でもないんだから、今更気取ってられないわよ」
 
 呆れたようにおっしゃってから、ニヤッと笑って男の子たちを見渡す凛子大先生。

「でもね、今日この場は仕方ないとして、普段の生活では、あんまりマンコとかちんちんとか、下品な言葉は使わないほうがいいよ。アタマ空っぽのエロガキ、って思われるから」

「どうしても言わなきゃなんないときは、アレとかアソコとかぼかして奥床しくね。それか、多分もう少ししたら習うと思うけど、セイキとかセイショクキとか、お医者さんが使う言葉ね。それがエロガキじゃない人たちの常識的なエチケットだから。男同士では知らんけど」
「これもさっきの約束に加えちゃおう。下品な下ネタ言葉を人前で使わないこと」

「その約束も守ったら、今度はミコトさんのマン、えっとアソコも触り放題?」
 ユタカくんからニヤニヤ顔でのご質問。
「うーん、それはこれからの成り行き次第かな」
 否定はされない大先生。

「ま、とにかく今日は、あんたたちの頭の中でくすぶってるえっちなモヤモヤを、全部ミコトさんにぶつけて、すっきりして帰って、明日からまた勉強や遊びにがんばりなさい、ということよ」
 
 男の子たちに向けておっしゃった後、私をまっすぐ見つめてくる凛子大先生。
「そうよね?ミコトさん?」

「あ、はい・・・私に出来ることであれば、今日は何でもお手伝いする覚悟、あ、いえ、つもりですので・・・」
 私のマゾ性が、だんだん表に出てきちゃってる気もするのですが・・・

 ということで、ミツル先生とのお医者さんごっこが始まりました。
 それはつまり、女体観察用生身フィギュアである私のストリップショーが、とうとう最終段階に突入した、というのと同じ意味でした。

 対面したミツル先生は、ニッと私に笑いかけながらウェットティッシュのボトルを差し出して、おっぱいが、とだけおっしゃいました。
 もはや効果はすっかり消え失せ、たた乳首周辺をヌラヌラ光らせているだけの油汚れと成り果ててしまった塗り薬の粘液を、拭き取れということでしょう。

「あ、ありがとうございます」
 一見イケメンさんらしいおやさしいお振る舞いだけど、ミツル先生ムッツリっぽいから、そのままだと次におっぱい触るとき気持ち悪い、と思われただけなのかもしれないな、なんて思いながらウェットティッシュを数枚引き抜く、性格悪い私。

 自分の生おっぱいの先端付近を、真剣に丁寧にティッシュで拭っている女の姿を、男の子たちが興味深そうにじっと見つめています。
 拭き取り終えたウェットティッシュは大先生が回収してくださり、あらためてミツル先生と向き合いました。

「それでミコトさんは、ここも痛いんですね?」
 ご自分の下腹部のずいぶん下のほうに手を添えてお尋ねになるミツル先生。
「あ、はい・・・なんだかムズムズジンジンして・・・」

「それではシンサツしますので、下も取ってください」
 ニコッと笑ってあっさり爽やかにおっしゃったミツル先生。
 スカートとおっしゃらず、下、とおっしゃったところが、なんだか本当のお医者様っぽい。

 それに、下も、とおっしゃったことで、つまり上はずっとこのまま、イコール、おっぱいのシンサツは終わったけれど服を着直して隠してはいけない、イコール、全裸になれ、というご命令的なニュアンスを感じ取り、私のマゾ性がキュンキュンと咽び泣いてしまっています。

「はい・・・それでは失礼して・・・」
 ゆっくり立ち上がり、スカートのホックに手をかけたところで自分の脚を見て、思い直しました。

 まずは、このニーハイストッキングを先に脱いでしまおう。
 どうせ最終的にショーツまで脱ぐことになるのであれば、半端にストッキングなど残さず、マゾのシルシのエナメルチョーカーだけの生まれたままの姿、全裸をみなさまに視ていただくのが一番私らしい、と思ったからです。

 世の中には、全裸にタイツやストッキングだけとかソックスだけとか、そういう姿をお好みになるフェチのかたがいらっしゃることも知っていましたが、今の男の子たちのお歳で、早くもその手の扉を開けてしまうことは、凛子大先生もお望みでは無いでしょうし。

 一回深呼吸してからミツル先生のほうを向き、最初に右足を、座っていた丸椅子に乗せて前屈みになりました。
 気分はすっかりストリッパー。

 膝頭少し上のところまでのフィッシュネットストッキングを、ゆっくり丁寧に足元のほうへとずり落としていきます。
 ミニスカートで足先を椅子の上に乗せているので、子供たちの目線からはスカートの中がチラ見え、もしくは丸見えになっているはずです。

 男の子たち全員、少し首を横に傾けるようにして、一所懸命スカートの中を覗き込もうとしています。
 もう少し待てばそのスカートも脱ぎ捨てられ、パンチラどころかショーツ全体を、いえ、ショーツの中身まで容易に視ることが出来るようになるのに、今この一瞬のパンチラに全力で必死な男の子たち。
 カワイイな、と思いました。

 ゆっくり時間をかけて左右のストッキングを脱ぎ去り生足に。
 それから、あらためてスカートのホックに手をかけたとき、今度は、ずっと気にしていた懸念事項が頭をがよぎりました。

 お医者さんごっこを始めてから、私は何度もはしたない快感を得ていました。
 当然マゾマンコは敏感かつ活発に反応し、愉悦のおツユを分泌しつづけています。
 
 その液体は容赦なく下着を汚し、今でも恥丘から肛門のあたりまで、濡れてベッタリ布地が肌に貼り付いているのが実感出来ています。
 穿いているショーツは純白で、クロッチの補強は剥がしてあります。

 確実にパッと見で容易に、その部分が湿っていることに気づくレベルでしょうし、時間の経ったシミは黄ばみに変化しているかもしれません。
 幾度か昇り詰める寸前まで達していたので、白濁液になっていたり、スカートを脱いだ途端に布地に溜まったおツユが腿を滑り落ちてしまうかもしれません。
 どうしようか・・・

 一番の安全策は、スカートを取ってから間髪を入れずショーツもずり落としてしまい、濡れた下着を子供たちに見せないことです。
 だけど・・・

 こんなふうに書くと、私が長いあいだ逡巡していたように見えてしまうでしょうけれど、ごめんなさい、再度スカートのホックに手をかけたとき、すでに私の心は決まっていました。

 子供たちに、ショーツの布地を股間にベッタリ貼り付けた浅ましい姿をご覧いただきたい、と思っていました。
 子供たちに、なんでパンツがそんなに濡れちゃっているの、と呆れたお声でご指摘されたい、と望んでいました。
 そして子供たちのお口から、その下着も脱いでください、という非情なご命令をいただいて全裸を晒し、好奇の視線の生贄となりたい、と願っていました。

 ストッキングを脱ぎ終えると、座っていた丸椅子の前に立ちました。
 これで子供たちとの距離は、私が座っていたときよりも50センチくらい近くなりました。

 子供たちは全員、前のめりになって私を注視していますので、実際はもっと距離が縮まっているはずです。
 スカートを取ったら、子供たちの目線の高さのまっすぐ先が、私のショーツ。

 ミニスカートのホックを外し、ジッパーをゆっくりと下げます。
 微かなジジジという音以外、静まり返っています。
 一番下まで下げ終えたらスカートを押さえていた手を外し、両手を背中の真ん中へんまで回して後ろ手に組みます。
 手錠でもされているかのように。

 手を放した途端に腰周りを覆っていた真っ白な布地がストンと足元まで落ち、俗に言うところのパンツ一丁に。
 そのままの姿勢でもう一度後ろ手をキツく組み直し、うつむいてただ、立ち尽くします。


夏休み自由研究観察会 06