2013年4月6日

独り暮らしと私 01


 自宅で一人のときなら、どんな格好でいても、何をしても誰からも干渉されないという独り暮らしの開放感は、より大胆なことを試みる勇気を、臆病者な私にも与えてくれました。
 マンションの自分のお部屋内に限ってのことですが、今まで妄想しても実行出来なかった淫らな試みを、どんどん大胆に、はしたなく実行するようになっていきました。
 今まで両親と暮らしていて、自分の中にムラムラを感じたときでもすぐ行動に移せなかった妄想の数々。
 独り暮らしなら、思いついたときに誰に気兼ねも無く、すぐに実行出来るのです。

 お引越ししてきてから夏までの間に、やよい先生やシーナさまとたてつづけに刺激的なプレイを体験したこともあり、私の独り暮らし一年目の私生活は、今まで自分の中に貯め込んでいたいやらしい妄想の実行に、その大部分が費やされました。

 やよい先生やシーナさまがお仕事などで忙しく、しばらくご連絡のとれない時期がありました。
 独り暮らし最初の年、残暑きびしい夏の終わりのこと。
 ちょうど私に激しいムラムラ期が訪れていました。
 そのとき思い立ち、実行に移してみた行為が、後々まで私の私生活を支配することになりました。

 一日中裸のまま暮らしたら、どんな気持ちになるのだろう?
 お部屋の中では一切お洋服を着けず、日常生活をして、それを何日も続けたら・・・

 思い立ったのは、月も変わろうという頃なのに、その夏の最高気温を更新したというニュースがあった猛暑の日。
 からみつくような熱く湿った空気に汗びっしょりで外出から戻った、夜7時過ぎ。
 熱気がこもってサウナみたくなっている薄暗い玄関ホールでサンダルを脱ぎながら、一刻も早く冷たいシャワーを浴びたい、と考えていたときのことでした。

 学校は、長い夏休み期間中。
 さしあたっての外出予定も無く今が絶好のチャンスと思い、文字通り、すぐに実行に移しました。

 持っていた荷物を玄関の上り框に置いて、脱ぎかけたサンダルをわざわざもう一度履き直しました。
 このお部屋に入るには、靴を脱ぐより先に、まず全裸にならなければならない。
 玄関から先では、一切の衣服着用禁止。
 そういうルールが、そのとき決まったのです。

 玄関脇には、作り付けで幅1メートル以上、高さも天井手前までのとても大きな鏡が、壁の一面に嵌め込まれていました。
 もちろん、外出前に身だしなみをチェックするための鏡です。
 玄関ホールの灯りを点けると、薄暗かった玄関が昼間のように明るくなりました。
 私の姿を鮮明に映し出す、その大きな鏡の前で、自分のいやらしく潤んだ瞳に視られながら、身に着けている衣服を一枚ずつ脱いでいきました。

 そのとき着ていた薄手のブラウスは、汗で背中に貼り付いて、その下のブラの生地までしっとり湿っていました。
 背中に手をまわしブラのホックをはずすと、早くもその気になっている乳首がぷるんっ、勢いよく飛び出しました。
 スカートを足元に落とせば、鏡にはショーツ一枚だけの自分の姿。

 私は、これから先ずっとお洋服を着ることが許されないんだ・・・
 被虐な妄想に酔い痴れながら、腰の左右に両手をあて、からだを少し前に屈めた体勢から、一気にショーツをずり下げました。
 鏡には、サンダルの足首に丸まったショーツをひっかけただけの、全裸になった私が映っていました。
 汗ばんで火照っている裸身の中で下半身の一箇所だけ、ほんのうっすらと翳っている私の丘。
 中途半端に伸びた黒い恥毛と肌とのコントラストが妙に生々しくて、すごく卑猥だな、と思いました。

 脱ぎ散らかした下着も玄関にそのまま、リモコンでエアコンをかけ、お部屋の電気を一番明るくしつつ、バスルームに駆け込みました。
 これから始まる、一日中裸の生活。
 考えただけで全身が高揚してきていました。

 立ったまま冷たいシャワーを浴び、両手で全身をまさぐりました。
 気持ちいい・・・
 からだをべとつかせていた汗が、みるみる流されていきます。
 シャワーをぬるめにしてボディソープを手に取り、ヌルヌルの液体でからだのあちこちを撫ぜまわします。
 左手が尖った乳首をつまんで虐めはじめ、右手の指はいつしか私の胎内奥深くに潜り込んでいました。
「あんっ、あぁーんっ!」

 ひとしきり自分を慰めた後、バスタブにぬるめのお湯をはり、ゆっくり浸かりながら、これから始まる私の全裸生活の妄想をどんどん膨らませていきました。

 裸で日常生活をする、ということが今回のテーマ。
 マゾな私ですから妄想が結局、被虐的なものになっちゃうのは、仕方のないことです。
 あれこれいろいろ考えた結果、こういう設定になりました。

 私は、このお部屋の住込みハウスキーパー、つまり家政婦です。
 何か弱みを握られたのか、信頼していた人に裏切られたのか、とにかく私はここで働かなければならないことになってしまいました。
 そして、無理矢理ハンコを押させられた契約書には、勤務中の許可無き着衣を禁ずる、という一文があったのです。
 住込みでのお仕事ですから、24時間勤務中。
 したがって、このお部屋では常に裸でいなければならない。
 そんな一文をわざわざ契約書に入れるくらいですから、このお部屋の主はもちろん、人をいたぶって辱めるのが大好きなサディスト。

 このお部屋の主は、私を性的ななぐさみものとして扱います。
 契約書通り、通常の衣服などを身に着けることは、一切許されません。
 基本は常時全裸。
 または主の趣味の、ものすごくいやらしい服装。
 お部屋には、監視カメラがあるらしく、主が不在のときでも、お言いつけを破ったりしたら、きついお仕置きが待っています。

 普段は、主の食事を作ったり身の回りのお世話をし、主が気が向いたときや何か面白くないことがあったとき、私のからだをいたぶり、弄くりまわして虐めるのです。
 主は、とっても美しいけれど冷たい瞳を持った妙齢の女性。
 もちろん私の脳裏には、やよい先生とシーナさまのお顔が浮かんでいました。
 でも私は、その主のことは好きになれない、ということにしました。
 
 えっちなお話にはよくある、ごくありきたりな設定なのですが、ある現実的な理由によって、すごい名案だとそのときの私は思っていました。
 実はその頃、連日の猛暑にだらけ気味で、お部屋がかなり散らかり始めていたのです。
 いろいろと片づけなければならないものを横目で見ても、ま、いいか、って先延ばしにしていたのですが、家政婦という設定なら、お掃除やお洗濯など家事全般、ちゃんと働かざるを得ません。
 えっちな妄想を楽しみながらお部屋のお片づけも出来ちゃう、なんて打算的な思いと、裸でお料理やお掃除やお洗濯をしたらどんな気分になるだろう、という好奇心が入り混じっていました。

 バスルームにいるときから、私の全裸家政婦生活は始まりました。

 その日、主は出かけていて、明日の夜帰ってきます。
 陰毛をきれいに剃っておくことと、絶対にオナニーをしてはいけない、ということだけを言いつけられていました。
 お言いつけを守らないともちろん、ひどいお仕置きをされてしまいます。

 バスルームの鏡に自分の下半身を映し、チョロチョロっと生え揃い始めていた陰毛をカミソリで丁寧に剃り落としていると、これから始まる裸生活への期待がどんどんどんどんふくらみました。
 パイパンにしていると、ムラムラ度がもう一段階上がってくるのがわかります。
 それとも、ムラムラが高まっているから、剃ってしまいたくなるのかな?

 最後にもう一度ぬるめのシャワーを浴び、バスタオルで丁寧に拭いてすっきり。
 普段ならここで下着を下だけ着け、バスローブを羽織るのですが、今日からはこのまま。
 すっかりツルツルになった自分の土手に軽く手をあてて、見る人もいないのになぜだか隠すようにしながらバスルームを出ました。

 リビングはエアコンのおかげで心地よく涼しくなっていました。
 風邪をひくといけないのでエアコンを弱めに切り替え、ドライヤーとかスキンケアとかいつもの身づくろいも、リビングのソファーで全裸でやりました。

 何をしていても、自分が今全裸である、ということを必要以上に意識してしまいます。
 意識するたびに、性的な興奮が昂ぶってきます。

 サラダを作るためにキッチンでキュウリを切っていると、包丁のリズムに合わせて私の生おっぱいがプルンプルン跳ねています。
 食器棚のガラスや、シンクのステレンスに私の裸が映っています。
 高いところに置いたお皿を取ろうとして背伸びしたとき、張り切った乳房と無毛の土手が食器棚のガラスに映っているのを見て、いやらしいからだだな、と思いました。

 ダイニングでパスタにバゲットとサラダのお夕食。
 フォークで取り損ねたミニトマトが、ピンポイントで乳首を弾いて床に落ちたりします。
 落ちたミニトマトを拾おうと身を屈めると、サイドボードのガラスに私のお尻の穴が映っていたりします。

 イチゴジャムをべったり、おっぱいになすりつけてみたくなります。
 フォークで尖った乳首をつつきたくなります。
 半分余ったさっきのキュウリを、アソコに挿れてみたくなります。

 食べ終えた食器を片付けていると、テーブルの角が両太股の付け根を直撃します。
 お皿を洗っていると、水しぶきがおっぱいを濡らします。
 食器を拭いていると、ふきんの端が乳首をコソコソ愛撫してきます。

 もうやることなすこと全部、性欲に直結して、からだが疼いて疼いて仕方ありません。

 お片づけも終えてホッと一息。
 リビングのソファーにゴロンと横になると同時に、右手が自然に下に向かいました。
 オナニーは禁止されているはずでしたね。
 でもこれは、主への反抗。
 心の底では、オナニーしたことがばれて、主からきつくお仕置きされるのを期待しているのかもしれません。

 裸でいることを強く意識するほど、からだの隅々までがより敏感になり、ムラムラが高まってきます。
 エアコンが動かす空気、ソファーのレザー、自分の両手。
 すべてが私の素肌に直に触れてきます。
 乳首はずっと勃ちっぱなし。
 性器もすでにヌルヌルで、さわったとたんに溢れ出し、ソファーを汚しました。
 そこから指が止まらなくなり、早くも一回目。

 その後も、明日からどんなふうに自分を虐めようかとあれこれ考え始め、裸のまま机に向かい、パソコンに思いついたことをテキストで打ち込みました。
 あれもやりたい、これもやりたい。
 シーナさまに教わったあれにもう一回挑戦したい。
 やよい先生がしてくれたあれも・・・
 自分のからだのあちこちをまさぐりつつ妄想をめぐらし、何度もイって、イき疲れたようにベッドにもぐりこんだときは、もう夜中の2時をまわっていたと思います。


独り暮らしと私 02


2012年1月29日

ピアノにまつわるエトセトラ 27


「はぁあんっ!あ、空き瓶?って…」

 ゆうこ先生は、洗濯バサミがはずれた痛みに小さく喘いでから、上目遣いに私を見つめてきました。
 そのお顔が怪訝そうな表情から一転、何かを思いついたらしく、嬉しそうにパーッとほころびました。

「空き瓶って、ひょっとして…」

 期待に溢れたまなざしで私の目を覗き込まれました。

「そうです。今の先生の格好なら、その両脚の付け根のところにビール瓶とか置いたら、ずっぽり嵌っちゃいますよね?」

 両手を背中側で括られて膝立ちになっているゆうこ先生の大きく開いた両腿の付け根と毛布の間には、30センチくらいの空間が空いていました。
 そこのところにガラス瓶かなにかを置いて、ゆうこ先生が腰を沈めれば、瓶の飲み口がゆうこ先生のアソコの穴に挿さっちゃうはずです。
 それでゆうこ先生が腰を上下すれば、ゆうこ先生は両手を使えなくても独りでいっぱい愉しめるはず。

「そ、それだったらキッチンのシンクの下のもの入れに、ゆうこがいつも使っている瓶があるのです…」

 ゆうこ先生が嬉し恥ずかしなお顔で教えてくれました。

「なんだー、やっぱり先生はもう経験済みなんですね。いつも使ってるなんておっしゃるってことは、よくやってるんですか?」

「最近はあんまりしていなかったけど、あの瓶を見つけたときは、毎日のようにまたがっていました…」

「そうなんですか。私はえっちなビデオで見たんです。女優さんが自虐オナニーでやってるのを。すっごく気持ち良さそうで、でもその姿がなんだかヘンタイそのものって感じで浅ましくって、ゾクゾクしちゃいました」

「それじゃあ、じっくり見せてもらいますね?ゆうこ先生のヘンタイ瓶オナニー」

 ゆうこ先生の乳首周りを飾っていた洗濯バサミの最後の一つをおもむろにはずし、ゆうこ先生の小さな呻きを背中に聞きながらキッチンへ向かいました。

 告白通りにシンクの下の扉を開けるとすぐに、奇妙な形の空き瓶が目に入りました。
 深緑色のガラス瓶を手に取ってみるとずっしり重く、剥げかかった金ぴかの装飾文字はコニャックと書いてあるみたい。
 厚めのガラスでダルマ型の安定が良い瓶は、ブランデーとかのオシャレなお酒瓶によくある形ですが、数点、普通のお酒瓶と著しく違う点がありました。

 長さ10数センチくらいのボトルのネック部分が普通の瓶みたく垂直ではなくて、20度くらい斜めに曲がって付いていました。
 おまけにネック部分の直径は、飲み口部分が5センチに満たないくらいで普通よりやや太め、ゆるやか末広がりで、瓶の胴に繋がる部分はかなり太くなってました。
 更に、またがって腰を振ったときガタつかないようにでしょう、底部分に嵌めて覆うような鉄板なのか銅板なのか、重たい土台部分まで接着してありました。

「うわー、先生?こんなの挿れちゃうんですかー?」

 自分のアソコにこの傾斜した瓶の先を挿れることを想像しながら、思わず大きな声で聞いてしまいます。

「あ、はいーっ!その角度がゆうこのオマンコに、ピッタリなんですぅうー」

 ゆうこ先生も大きな声で嬉しそうに答えてきました。
 そのずっしり重い瓶の飲み口部分を丁寧に水洗いしてから軽く水気を切って両手に持ち、ゆうこ先生のところへ戻りました。

「直子さま?早くその瓶をしゃぶらせて…しゃぶらせてくださいませ」

 ゆうこ先生が待ちきれないみたいに身を捩じらせて、上半身ごと唇をこちらに突き出してきました。
 左右の乳首から曲線に垂れ下がった鎖がジャラジャラ鳴って、すっかり洗濯バサミの飾りがなくなり、赤い痣だらけの白くて大きなおっぱいがプルプル揺れました。

 ゆうこ先生の口元に瓶の飲み口を持っていくと、ゆうこ先生は長い舌で瓶の側面をベロベロいやらしく舐めた後、大きく口を開けてパックリ、瓶の飲み口部分をかなり深くまで咥え込みました。
 チュパチュパジュルジュル、しばらく隠微な音がお部屋に響きました。

 アイマスクもなくなって、ゆうこ先生のいやらしい表情は全部私に見えていました。
 うっとりしたように目をつぶって、眉間に少しシワを作って、頬を膨らませたりすぼませたりしながら一心不乱に瓶をしゃぶっていました。
 そんなゆうこ先生がたまらなく愛おしくて、同時になぜだか憎たらしくて、持っている瓶をかまわずグイグイゆうこ先生のお口に押し込みたい衝動を抑えるのに大変でした。

「ふはーーっ。ねえ、早くその瓶をゆうこのオマンコの下に置いてください、はやくぅーお願いですぅ、置いてくださいませぇ…」

 ゆうこ先生の膝元にしゃがみ込み、瓶を置こうとしてふっと迷いました。
 どの向きで置こうか?
 斜めに突き出ているボトルネックをどちらに向けたらいいのか…

「瓶の先をゆうこのお尻のほうに向けてくださいぃ」

 頭の上から声が降ってきました。

「その角度が一番気持ちいいんですう、はやくうぅ…」

 ゆうこ先生の悩ましいお声を聞きながら、言われた通りの向きにガラス瓶を置きました。

 立ち上がった私は、ゆうこ先生のからだ全体が見れる位置まで下がって真正面に立ちました。
 膝立ちになったゆうこ先生の無毛な両腿の付け根と瓶の先に、2センチくらいの隙間がありました。

「さあ先生、ご自分でその瓶を咥え込んで、思う存分愉しんでくださいな」

「ああーーっうれしいですぅ」

 ゆうこ先生は、ちょっと腰を後ろに引いて背中も後ろに反らし、後ろ方向に斜めを向いた瓶の先を正面から迎え入れるみたいに腰を浮かせて、オマンコを私のほうに突き出しました。
 真っ白な両腿の間に、濡れてテラテラ光る半開きのピンク色な膣口がハッキリ見えました。
 ゆうこ先生がゆっくりと腰を前方に落としてきます。

「ああんっ!」

 瓶の先がアソコに触れたのでしょう、ゆうこ先生が一声大きく啼きました。
 そのまま徐々に腰が沈んでいき、濃いグリーンのガラス瓶のボトルネックがゆうこ先生の密やかな唇の間に飲み込まれていきました。

 ヌプヌプっていう音さえ聞こえてきそうなほど。
 瓶のネック部分が見えなくなるにつれて、ゆうこ先生のアソコに溜まっていたのであろう粘着質っぽい薄く白濁した液が裂け目から溢れ出してきて、ゆうこ先生の腿や、末広がりになった瓶のガラスをヌメーッと滑り落ちていきました。

 瓶の先っちょがアソコに埋まってからのゆうこ先生は、目をギューッと閉じてお口を半開きにして、すっごく切なそうな表情になっていました。
 やがて、末広がりな瓶のネックがダルマ状の曲線を描く根元までスッポリ、ゆうこ先生の体内に隠れました。

「あぁぁーーーーーーーっ、んはーーーっ!」

 腰を沈めているあいだ中出ていたゆうこ先生の悦びの叫びは、瓶のネックが見えなくなっていくにつれて音程が上がっていきました。

「はああんっ!ひいいいーーーっ!!」

 瓶のネック部分をすっかりご自分のからだに埋め込んだゆうこ先生は、後ろに反らしていた腰を戻してまっすぐになりました。
 それからゆっくりと腰全体を上下し始めます。

 膝立ちのお尻が前後に揺れて、そのたびにゆうこ先生の唇から気持ち良さそうなため息が、フンフン聞こえ始めました。
 もちろん胸元の鎖も、上下に波打って重そうに揺れています。

「ああんっ!んふぅーぅぅ…」
「んーーっ、んんーっっ、くふうーんっ!」
「あ、あっ、あっ、はあーーーっ!!」

 ゆうこ先生の股間と瓶のまあるい肩の間の空間を瓶のネック部分のガラスが、絶え間無く見えたり隠れたりしています。
 ゆうこ先生の腰が激しく上下して、ジュブジュブっていう音まで聞こえてきます。
 ゆうこ先生に向いて傾いた瓶のネックをあんなに激しく上下したら、そのたびに斜めになった飲み口のまあるいガラスが、ゆうこ先生のお腹側の膣壁を激しく上下に擦っているはずです。

「あーー、あたるぅ、あたるのぉー」
「そこ、そこそこそこ、そこーっ!」
「あーいーあーいーあーいーーーっ」

 ゆうこ先生は一心不乱な感じで腰から上を激しく上下させていました。
 ガラス瓶はずっしりしていて安定が良いみたいで、ゆうこ先生の激しい上下運動にも微動だにせず、毛布の上に落ち着いていました。
 
 空だった瓶の中に少しずつ白っぽい液体が溜まっているみたい。
 それはもちろん、ゆうこ先生の…

 ゆうこ先生は、後ろ手がもどかしいのでしょう、わざと胸を激しく揺らして、乳首からぶら下がっている鎖を暴れさせて、おっぱいへの刺激を求めているようでした。
 鎖のジャラジャラ暴れる音と一緒に、ゆうこ先生の豊かなおっぱいがタプンタプンと跳ね上がっては戻り、パチンパチンと鎖をご自分の肌に打ちつける音も聞こえます。
 ゆうこ先生のからだ全体がピンク色に染まり、汗やよだれがしたたり、湯気さえ見えそうでした。

 私は、そんなゆうこ先生の淫らで浅ましいお姿を、その場に立ち尽くして、文字通り固唾を呑んで見つめていました。

 なんていやらしい姿。
 性衝動の塊と化した、サカりっぱなしの獣のようなお姿。

 でも、ゆうこ先生は、そんなになっても綺麗だと思いました。
 エロティックで、セクシーで、官能的で、エレガントで。

 視ているだけでどんどん私のからだも火照ってきていました。
 自分でも気づかないうちに、左手をバスローブの中に突っ込んで、人差し指と中指で自分のびしょ濡れな秘部をまさぐっていました。

「あーっ、あーっ、あーーーっ」
「いくいくいっちゃうぅぅぅぅぅ」

 どんどんエスカレートするゆうこ先生の喘ぎ声。

「あっ、あっ、あっ…」

 そのリズムに同調するように、私の唇からも声が漏れ始めました。
 私の左手の指は、とっくに自分のアソコにもぐりこんでクチュクチュ粘膜を弄っていました。

「ね、ねえ、な、直子さまぁ、鎖を、このくさりをひっぱってー、ひっぱっていじめてぇ」
「もうすぐだから、もうすぐいくから、だからいじめてぇ、いじめておもいっきりー」

 ゆうこ先生のおねだり声に、バスローブの上から胸をまさぐっていた私の右手が止まりました。


ピアノにまつわるエトセトラ 28

2012年1月21日

ピアノにまつわるエトセトラ 26

 パチパチパチパッチーン、カラカラカラカッターンッ!

「いやあぁあぁーーーあーーあーっんんん!」

 洗濯バサミたちが派手に弾け跳び、フローリングの床に次々落下した音とともに、ゆうこ先生の悲痛な叫び声がお部屋に響き渡りました。

 ゆうこ先生の上半身が大きく後ろへのけぞって白い喉元が反り返り、首輪から乳首へとつながった鎖もピンと張りつめるまでに伸びきって、グイ-ンと伸びた乳首が重たそうな乳房もろとも肩先のほうへ痛々しいくらい引っ張られていました。

「んんんーーっはぁはぁ…いったぁいーーぃですぅぅぅ」

 のけぞったままのゆうこ先生が、からだをピクピク痙攣させています。

「でもドマゾな先生は、こういうのがお好みなんでしょう?」

「あぁぁ…はいぃ、はぃぃーーーっ!」

「左側にもまだたくさん、洗濯バサミが残っていますよ?」

「あぁ、はい、はいぃぃ」

「それは、どうしましょうか?そのまんまにしときます?」

「いえ、や、やってくださいぃ、してくださいぃ」

「え?何を?」

「さっきみたいにぃ、さっきみたいにぃ」

 ちっちゃい子が駄々をこねてるみたいなゆうこ先生のおねだり声。

「して欲しいのでしたら、さっさとからだを戻してください。そんなにのけぞっていたら私の手が届きませんもの」

「ううぅぅっ…」

 ゆうこ先生が唸りながら上半身を元に戻し、はあはあ息を荒くしつつアイマスクで遮られた視線を私のほうに向けてきました。
 半開きになった唇の端からはよだれが垂れ、額には深いシワが寄って、なんていやらしいお顔。

 視線を落としていくと、不自然に上向きに吊られている右おっぱいの脇から脇腹を経て腿の付け根あたりまで、うっすらと汗ばんだ白いお肌に桜の花びらを散らしたようなピンク色の痕が点々と出来ていました。

 それらはもちろん、洗濯バサミたちが噛みついていた痕でした。
痛々しくて、そして艶かしくて、私は思わず腕を伸ばし、ゆうこ先生の右脇腹あたりの痕をそっと撫ぜました。

「ああんっ!」

 ゆうこ先生のからだがピクンと震え、すぐに私の手にご自分の肌をなすりつけるように、からだをくねらせて身を寄せてきました。

「あらあら先生、そんなに気持ち良かったのですか?内腿のところ、お膝くらいまでべちょべちょのヌルヌルですよ?」
「これって本当にえっちなおツユだけなんですか?ひょっとしてオシッコも洩らしてません?」

 私の言葉を聞いたゆうこ先生は、膝立ちのお腹ごと下半身を突き出すように、再びからだを軽く反らしました。

「確かめてみてくださいぃ。直子さまのお手で、ゆうこのそこをさわって確かめてみてくださいぃ…」

「いいえ、ダメです。その手にはのりません。先生のビショビショオマンコにはまださわってあげません。さわらなくたって、痛いのだけでイけるのでしょう?だって先生はどうしようもないドマゾなのですから」

 ピンクの噛まれ痕を追って肌に手のひらを滑らせながら、私の右手があと数センチでゆうこ先生の秘部、というところでピタリと止めました。

「さあ、次はこっち側ですね。覚悟はいいですか?」

 ゆうこ先生の下腹部から離れた私の手は、今度は不意を突いて一気に薙ぎ払うことはせず、ゆうこ先生のからだの左半分を飾る洗濯バサミたちの柄に軽く触れて一つづつ揺らしながら、ゆうこ先生の恐怖と期待をいたぶり、もてあそびます。

「あぁ、早く、早くやっちゃってくださいぃ…直子さまぁ、早くぅう…」

 洗濯バサミが揺れるたびに、ゆうこ先生のからだもカタカタ小刻みに震えていました。
 唇をキュッと噛みしめて、いつ訪れるかわからない痛みにそなえています。
 私はゆっくりと腕を上下させて洗濯バサミたちをしばらく揺らしつづけます。

「あぁ…お願いです直子さま、早く、早く一気にやっちゃってくださいぃ」

「うふふ、そうやって震えている先生、すっごくカワイイですよ」

 そんなふうにエス的な焦らし言葉を投げかけていて、ふと思い当たりました。
 こういう科白、いつもオナニーのときに私、心の中で言ってるな、って。
 すると、そこで震えているゆうこ先生のからだが、いつもオナニーのときに鏡に映している自分のからだに思えてきました。

 そうか、私がいつもオナニーしてるときって、知らずにエス役も演じていて、それも込みで気持ち良くなっていたんだな…
 ゆうこ先生の痛々しい噛まれ痕を見てゾクゾクする気持ちって、そういうことなのか。
 私の心の中には虐められたいっていう欲求と同じくらい、虐めたいっていう欲求もあったんだ。
 確かに、こうやって誰かを支配出来るのも、とても気持ちいいものでした。

 視線を自分のからだに落としました。
 私が羽織っているバスローブはとっくにウエストの紐がほどけて前全開でした。
 自分の胸元に目をやると、私の乳首もゆうこ先生に負けず劣らず思いっきり背伸びして尖りきっていました。

 ああ、この硬くなった乳首もギューッとお仕置きしてあげないと…
 その欲求に衝き動かされるように私は、片手でゆうこ先生の洗濯バサミを揺らしつつ、そっと身を屈め、もう片方の手で床に落ちた洗濯バサミをひとつ、拾い上げました。

「ああ、直子さまぁ、早く、早くぅぅ。そんなに焦らされたらゆうこは、ゆうこはぁ…」

 私の考えなんて知る由もないゆうこ先生は、もういてもたってもいられない、といったご様子でからだをクネクネさせ始めました。

「本当にはしたない先生ですね?おねだりのいやらしいダンスですか?」

 言いながら私は、ゆうこ先生の洗濯バサミを揺らす腕もそっと引っ込めました。

「あれ?直子さま?どうしたの?もっともっとゆうこを虐めてくださいぃ」

 私が遠のく気配に気づいたのか、ゆうこ先生が不安げなお声になりました。
 私は、物音をたてないようにそーっとゆうこ先生から離れてしゃがみ込み、床に散らばった洗濯バサミを3つ、拾い上げていました。
 さっき拾ったのもいれて4つの洗濯バサミを、自分が着ているバスローブの袖のところの布地に挟んでぶら下げました。

「直子さま?本当にどうしちゃったのですか?」

 気配が消えてしまった私に、ゆうこ先生はからだを揺らすのをやめて、お顔だけキョロキョロ左右に振っています。
 私は再びそーっとゆうこ先生に近づきました。

さっきと同じ位置まで戻ったと同時に声をかけました。

「せんせっ?」

「あっ!直子さ…」

 ゆうこ先生の動きが一瞬固まり、お返事が終わるか終わらないかの瞬間、ゆうこ先生のからだ左半分にぶら下がった洗濯バサミたちを、右腕を振り下ろして再び一気に薙ぎ払いました。

 パチパチパチパッチーン、カラカラカラカッターンッ!

「うわあぁぁあぁーーーあーーあーっんんん!!」

 再び大げさにのけぞるゆうこ先生のからだ。
 ビクンビクンと何度も震えるゆうこ先生のからだ。

「ああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー…」

 のけぞったまま開きっぱなしとなったゆうこ先生の喉から、切なく長い悲鳴がほとばしりました。

 首輪に強引に引っ張られてひしゃげるおっぱい。
 ガクンガクンと上下に波打つ腰。

 股間の交わりからヌメヌメと溢れ出る白味を帯びたスケベ過ぎる液体。
 そんなゆうこ先生の狂態にゾクゾク感じながら、私は袖にはさんだ洗濯バサミを取って、自分の右乳首を素早く挟みました。

「ああんっ!」

 思わず大きな声が出てしまいましたが、まだのけぞったままアンアン悶えているゆうこ先生の耳には届かなかったはず。

 左乳首と左右脇腹にも一つづつ噛ませました。
 ゆうこ先生ご愛用の洗濯バサミは、私の普段使いのより強い噛まれ心地で挟むたびにジンジン感じて小さく喘いでしまいましたが、イったきりのゆうこ先生には、きっと聞こえなかったでしょう。

 挟み終えて素早くバスローブの前を合わせ、ウエストの紐もきっちり結びました。
 こうしておけば、ゆうこ先生がアイマスクをはずしても、まさか私が自分の乳首を洗濯バサミに噛ませているなんて気がつかないはずです。
 いえ、別に気づかれてもかまわないのですが…なんとなくエス役のあいだは知られたくないと思ったんです。

 からだを動かすと、乳首と脇腹にぶら下げた洗濯バサミがバスローブの裏地に擦れて揺れて、ムズムズチクチクと心地よい痛みを送ってきてくれて、どんどんどんどんからだが疼いてきていました。
 自分のからだに痛みが加わったことで、逆にゆうこ先生に対するサディスティックな気持ちが増大したみたいでした。

「ずいぶん気持ち良かったみたいですね?もう満足ですか?」

 膝立ちのままブリッジするみたいに上体だけ大きくのけぞらしてヒクヒク痙攣しているゆうこ先生のお顔のほうにゆっくりと移動して、見下ろしました。

「あーーんっ、イってしまいましたぁ。ゆうこ、さっきのお仕置きでとても気持ち良くイってしまいましたぁ。それに…それにやっぱりちょっと、オモラシもしちゃったみたいですぅ。ごめんなさい、ごめんなさい直子さま…」

「また無断でイったんですか?まったくもう、どうすればこのえっちなからだが鎮まるんでしょうね?」

 私は乱暴にゆうこ先生の肩を掴んで上半身を起き上がらせ、アイマスクを剥ぎ取りました。

「ほら先生、ご自分のからだを見てください」

 ゆうこ先生の目尻には、両目とも涙が溜まっていました。
 右目には、涙が滑り落ちた跡も。
 あの洗濯バサミ一気に払い落しは、やっぱり相当に痛かったのでしょう。
 でも、ゆうこ先生は、それでイっちゃったんです。

 ゆうこ先生の上半身には、いたるところに洗濯バサミに噛まれた赤い痕が散らばっていました。
 まだからだに残っている洗濯バサミは、左のおっぱいの乳首のまわりに3つ、右に4つ。
 そして、両乳首をはさんでいるクリップ。

 ゆうこ先生の涙を見てしまったせいでしょうか、あらためてゆうこ先生がたまらなく愛おしくなって、チュッと軽くくちづけしてから、頬の涙の跡に舌を這わせました。

「ああぁ、ありがとうございます、直子さま…」

 ゆうこ先生はうっとりと目を閉じて、されるがまま。
 それから、首輪のリングから鎖をはずして、また下へ垂れ下がるように直しました。

「せっかくのキレイなからだに無残な痕をたくさんつけちゃって、こんなことしなくちゃイけないんですか?ヘンタイ先生?」

 気を取り直してエスの気持ちに戻りながら、わざと乱暴に、投げつけるように言いました。
 しばらく自分のからだを見下ろしていたゆうこ先生は、おずおずという感じで顎をゆっくり上げて、潤んだ瞳で私を見つめてきました。

「はい…とても痛かったけれど、すごく気持ち良かったんです…でも、まだドマゾオマンコが疼いていて…」

「ふーん。そうですか。さっきから先生はオマンコ、オマンコってしつこいですね。そんなにそのグショグショな性器を弄ってもらいたいんですか?」

 言いながらゆうこ先生の右乳輪近くを噛んでいた洗濯バサミを不意にはずしました。

「あふんっ!」

 ゆうこ先生がビクンと震えて、おっぱいがプルンと跳ねました。
 洗濯バサミって肌から外すときも、かなりな痛みが走るんです。

「それなら私、先生に実演して見せてもらいたいプレイがあるんですけど。このお部屋に何か空き瓶、ありますか?」

 今度はゆうこ先生の左おっぱいの洗濯バサミを外しながら聞きました。