バカンス明けの月曜日、出社するまでかなり落ち着きませんでした。
土曜日深夜に自宅に着き、そのまま着替えもせずシャワーも浴びず、首輪もしたままベッドに倒れ込み爆睡して目覚めた日曜日お昼前。
暑さと尿意で目覚めてとりあえずシャワーを浴びようと裸になったとき、自分の裸身を見てあらためて愕然としました。
全身くまなく、それこそ乳頭の先っちょから無毛なマゾマンコの外陰唇まで、こんがり小麦色に陽焼けしていました。
そしてただ一箇所、マゾの刻印である首輪をずっと着けていた首周りだけが、幅2~3センチくらい、くっきりと青白く焼け残っています。
まるで天然の首輪かチョーカーを嵌めているかのように。
シャワーから出てすぐ、バスタオルでからだを拭いつつ全裸のままパソコンに向かい、日焼け後のお手入れの仕方を検索し始めます。
早く色が抜ける方法をいろいろ調べ、とりあえず旅行前に通ったタンニングサロンでいただいた保湿ローションを全身に、とくに首周りは念入りに、塗りたくりました。
ビタミンCの補給が必要ということも書いてあったので、買い置きしてあったオレンジジュースとトーストでまったり遅いブランチ。
そのあいだもずっとハダカのまま。
なぜだか下着をつけようという考えが湧いてこない私は、この数日間の旅行での悪習にすっかり毒されてしまったようです。
お食事も終えて一息ついたとき、思いを馳せるのもあの別荘での開放感溢れる日々のこと。
一日中全裸で、思いもがけない方向から次々と辱めに遭いまくる、恥ずかしくも充実しためくるめく毎日。
ほんの昨日までのことなのに、何か遠い昔に起きたことのような気もします。
今頃、倉島さまはあるじさまから、ご無体なご調教を受けていらっしゃるのだろうな…
あの禍々しい地下室の拷問部屋とも言うべき空間で、倉島さまはどんなことをされているのだろう…
あの磔台、分娩台、三角木馬、鉄格子の檻…
考えただけで私の右手が自然と下半身へと伸びてしまいます…
帰りのお車でのことも一応ご報告しておきます。
本宮さまから服を脱ぐようにご命令され、はい、と素直に答えた私はシャツワンピの前ボタンを外し始めます。
直前に拝見した、寺田さまが扇情的にイキまくられるお姿が脳裏に焼き付いていますので、私のムラムラも準備万端。
ボタンをすっかり外し終えたシャツワンピから両袖を抜き、そのクタッとした布片をお尻の下に敷いたまま準備完了。
お尻の下に敷いたままにしたのは、出来るだけお姉さまのお車の助手席の座面を私のはしたないおツユで汚さないため。
固く屹立している両乳首、萼を脱ぎ捨ててテラテラ膨らんでいる陰核。
街路灯など一本もなく、満点のお星さまの煌めきと前方を照らし出すヘッドライトだけが頼りな山道を快調に進まれる本宮さまの運転。
ダッシュボードの機器類の淡い光が私の淫らな裸を薄暗く照らし出しています。
「まず手始めに乳房だけでイキなさい。両方の乳首をそんなに尖らせているあなたならたやすいことでしょう?ドライブはまだ始まったばかりだし、あなたの見せたがりなマゾっぷりをゆっくりじっくり間近で視させてもらうから」
真っ直ぐ前をお向きになられたまま本宮さまが冷ややかなお声でおっしゃいます。
本宮さまに夜、お家まで送っていただくのはこれで二度目。
一度目は初夏の頃、絵理奈さまの快気祝いの流れでやよいママさまのお店に行き痴態の限りを晒した後の新宿から、明け方近い帰り道。
あのときはお車の後部座席に押し込められたときから意識も朦朧で、お家に着いて起こされるまで眠りこけていましたから、本宮さまと会話した記憶もありませんでした。
今、私の右隣でハンドルを握られている本宮さまは、そのプロフェッショナルな接客態度は崩されず、でもお言葉のニュアンスにエス的な嗜虐性が滲み出ていて、端正なその横顔をチラチラ横目で盗み見ながら被虐感がゾクゾク高まっていきました。
ご命令通りシートベルトがパイスラ状に谷間を通る剥き出しのおっぱいをひとつづつ両手に握り、やんわりとまさぐり始めます。
固くシコった乳首は人差し指と中指のあいだに逃がし、おっぱいを揉みしだきつつ挟んだ指で乳首も絞ります。
目を閉じて頭の中を先程の寺田さまの色っぽくもいやらしい悶え顔でいっぱいにして弄くっていると、マゾマンコの奥のほうがキュンキュンと疼いてきます。
「んーーっ、うっふぅーん、あんっ、あぁーんっ…」
抑え切れない淫声がだらしない声帯から漏れ出てしまいます。
「そんなに大きなヨガリ声をあげると、あなたの愛するお姉さまの安眠を妨げてしまうのではなくて?」
からかうようなお声で本宮さまにいさめられ、慌てて口をつぐむ私。
でも両手はすでに左右の乳首をギュッとつまんだり引っ張ったり、本格的なチクニー態勢。
胸から伝わる快感のさざ波が着実に下半身に蓄積されていきます。
快調に走るお車はまだ街路灯一つ無い山道の中。
お車の中で全裸とは言え、どなたにも視られる心配はないという安心感に集中力も高まります。
「んーっ…んぐぅーっ…ぬぅーーん…」
必死につぐんでいるにもかかわらず喉奥から漏れ出してしまう悦楽の呻き。
やがてそのときは訪れて頭の中に白い火花が舞い散り、全身が硬直するほどの深いエクスタシー。
マゾマンコの奥がヒクヒクと引き攣っているのがわかります。
「…ハァ、ハァ、ハァ…」
うつむいて荒い息を吐きながら瞑っていた目を開けると、眼前には自分の剥き出しな下半身。
股間はしとどに濡れ、お尻に敷いたシャツワンピの水色が内腿のあいだだけ濃いめのブルーに変色しています。
「ちゃんとイッたみたいね。さすがにシーナさまが目をかけるだけあるスケベなヘンタイっぷり」
含み笑いを浮かべられた本宮さまの呆れたようなお声。
ふと窓の外を見るとお車はいつの間にか、舗装された一般道路を走っていました。
快調に飛ばしてはいますが、暗闇に現われては消え去る街路灯、時折すれ違う対向車のヘッドライト…
いやんっ、一気に理性がよみがえり胸元を庇うように両手で隠してしまいます。
「そんなにあわてなくても大丈夫よ。今日はスイスイ走っているし、この辺りはめったに信号もありませんから、うつむきがちにしていればハダカだなんてバレません」
本宮さまの相変わらずからかうようなおやさしい声音。
お車は緩いカーブをくりかえしながら、どうやら別のお山を登っているようで、街路灯だけの山道を順調に進んでいるみたい。
「この後に乗る高速もETCでノンストップで通過できるはずですから、あなたがハダカを隠すことは一切禁止します」
一転して冷ややかなご口調に変わられる本宮さま。
つづけてこんなご指示が下されます。
「うつむいたついでに今度はあなたの指で、そのこれみよがしにおっ勃っているテラテラのおマメちゃんとヨダレまみれなメス穴を弄くって、ド淫乱なあなたの女性自身を慰めてお上げなさい」
クールな本宮さまのあえてお下品なお言葉選びにズキュン。
背筋をツツーっと撫ぜられるような挑発的ご命令口調にゾクゾク感じてしまう私。
確かに周りはどこもかしこも暗闇だし、お車は止まる気配なく走るつづけるばかり。
この感じならまだまだハダカでいても大丈夫な気もします。
恥辱まみれな肌色バカンスのフィナーレとして、その秘めたエス度を垣間見せてくださった本宮さまに横目で視姦られながらの自慰行為を最後の思い出にしよう…
そう考えた途端に右手が股間に伸びていました。
「んぷっ、んふぅぅっ…」
物理的刺激を渇望していた私のマゾマンコは、いともあっさりと私の中指と薬指を迎え挿れ、溢れ出た愛液でシャツワンピのシミがますます広がります。
お外に出ている親指の腹が外気に触れている剥き出しな肉の芽を擦り上げ、膣内に埋まった指はより奥へとウネウネ蠢きます。
グングン昂ぶる甘美な快感でみるみる広がる気持ちいい波紋。
「もちろん乳房も肛門も、好きなようにもてあそんでいいですから。あなたが心ゆくまで浅ましい自慰行為に耽りなさい」
本宮さまの冷ややかなお声が私には強いご命令口調に聞こえています。
「んーふぅー、んーーふぅー、んーーぐぅぅっ…」
つぐもうと努力しても喉奥から絞り出てしまう淫声。
さざ波がどんどん高波となり、波に飲み込まれて、もうだめ、と思った刹那、より高い波が襲いかかってくるオーガズムの連鎖。
うつむいたまま右手は股間に、左手で乳首を苛めたり口を押さえたり、ひっきりなしに昇りつめていきます。
静かなエンジン音に紛れて低く流れるジャズピアノの調べ。
私、一般道を走るお車の中で全裸でオナニーしているんだ…
夜中とは言え、お外には他のお車も建物の灯りも見えているというのに…
お隣には運転手さまと、後ろではお姉さまが安らかにお寝みになっているのに…
そんなことを考えながらも指技は止まることがありません。
助手席で丸出しのお股を大きく広げ、漏れ出そうになる淫声を必死に押し殺し、うつむいたまま何度もイキつづけました…
でもその後の記憶がプッツリ、思い出せません。
起こされたときには私の自宅マンション前に着いていて、ちゃんとシャツワンピを羽織り、ボタンは2つだけ留められていました。
下半身の周辺は盛大に湿っていましたけれど。
どうやら私は何度目かにイキ果てた後、そのまま力尽きて眠りこけてしまったようでした。
起こされてまだ寝ぼけまなこな私をマンションの自室まで抱きかかえて送ってくださった本宮さまが去り際に、可愛かったわよ、と耳元で囁いてくださったことだけがぼんやり思い出せます。
月曜日の朝は、まだまだ残暑厳しい早朝から真夏日でした。
何日かぶりに下着をちゃんと上下身につけ、いろいろ迷った挙げ句、濃茶のキュロットな半袖コンビネゾンを着ていくことにしました。
これは、会社のみなさまと久しぶりに会えば、早い段階で脱がされちゃうであろうことを見越した選択。
オールインワンなら着脱は早いですから。
首にはお洋服と同系統色で中央に小さなハートのチャームが付いたチョーカー。
お姉さまからいただいたたくさんのチョーカーのうちのひとつです。
六月のファッションショーでのカミングアウト以来、連日チョーカーを着けて出勤していましたから、人前でのチョーカー姿にはもはや慣れているはずなのですが、今回は日焼け跡隠しという側面もあり、それに至った過程が過程ですのでなんだか気恥ずかしい…
通勤用のトートバッグを肩に提げお外に出るとネットリとした熱風の洗礼。
オフィスまでは徒歩で10分かからないくらいですが、そのあいだにも全身に汗がにじみ出てきてしまいます。
それよりも驚いたのが通勤路で行き交う人と車の多さ。
旅行中、決まった方々にしか出会わない、ある意味淡白な日々を過ごしていたので、ちょっとした浦島太郎さん状態。
バカンス中のショッピングモールでは見知らぬ人たちにも、あられのない痴態をお見せしてしまったわけですが、避暑地のモールよりも平日の池袋のほうが圧倒的に人口密度が高い感じ。
あらためて首のチョーカーを気にしつつ少しおどおどしながらオフィスビルのエレベーターに押し込まれたとき、ああ、いつもの日常に戻ってきてしまったのだな、としみじみ想いました。
お休み明けなので少し頑張って八時少し前に出社。
当然どなたもいらっしゃっていませんが、オフィスの清掃やみなさまのデスクを拭いたりして浮かれたバカンス気分を切り替えようという私なりの魂胆です。
うちの社の始業時間は一応午前九時なのですが、お仕事の性格上有って無いようなもの。
お姉さまや部長さまがたは出張が多いですし、営業職のほのかさまは直行直帰もざら、現場のリンコさまミサさまに至っては、修羅場では泊まり込みでお仕事されています。
そんなワケで、今日のみなさまのスケジュールを確認するため、休暇中一度も開かなかった会社のSNSを見ようと自分のスマホを取り出すと…
「うわっ!」
すっかり忘れていました。
旅行初日にお姉さまが設定してくださった、あの恥ずかし過ぎる待受画像。
すぐさま変えなきゃ、と設定画面を呼び出そうとしますが、ことの発端を考えてみたらこれはお仕置きで、お姉さまから変えていいというお赦しは出ていません。
一応ご確認を得てからということにして、恥ずかしいけれどこのままにしておくことにします。
でも音声のほうは勤務中という意味でもマナーモードに切り替えさせていただきました。
どなたかお客様のいる中であんな音声が鳴り響いたら恥ずかし過ぎますもの。
ということで、あらためてSNSを見ると…
お姉さまと綾音部長さまは午前中お得意さまに寄られ、午後出社、後にそれぞれ出張先へ。
雅部長さまは営業先へ直行、リンコさまミサさまは記載なし。
定時出勤されるのはほのかさまだけで、ほのかさまも午後から営業先へ。
バカンスボケですっかり失念していましたが、この時期のうちの社は九月中旬から十月上旬にかけてコンベンションや展示会、相談会が各地で目白押しで、一番忙しない時期なのです。
来春から夏場にかけての新アイテム、六月のショーのような振り切ったアイテムではなく、いわゆるアパレル全般の一般的な小売アイテムを問屋さまや小売店さま、バイヤーさまに売り込む、うちの社の屋台骨とも言うべき経営上重要な時期なのでした。
入社してまだ半年にも満たない私に任せられている業務は、上がってくる各種伝票を整理したり日々の金銭出納やお使い、電話番等まだまだ雑用扱いなので、この時期がどれほど重要なのか今一ピンときていませんが、みなさまが気分良くお仕事出来るように陰ながらがんばりたいなあ、とか思っていたりもしています。
ほのかさまのデスクをウェットシートで丁寧に拭きながら、ほのかさまが出勤されてきたときに私が全裸でお掃除をしていたら、ほのかさま、びっくりされるだろうな、とか不埒なことを考えたり。
でも、どなたかに直接ご命令されて、そのかたやたまたま居合わせた周りのかたの目前で自ら脱いでいくほうがマゾ的に萌えるのでやらないですけれど。
そんな調子でモップをかけたり窓拭きしたり。
清掃用具を片付け終わり、今日は来られないであろう雅さまの何も置かれていないピカピカのデスクで一息ついていた九時ちょっと前、おはようございまーす、の可愛らしいお声と共にほのかさまがご出社されました。
「あっ、おはようございます」
雅さまのお席からあわてて立ち上がり元気よくご挨拶。
ほのかさまはこの暑いのに、おそらくリネン素材であろうラテ色のパンツスーツをきっちり着こなされています。
さすが営業職。
「直子さん!ずいぶん久しぶりな気がするわね?すっかり陽焼けしちゃって」
小走りに私に駆け寄ってきて両手を握り合い約一週間ぶりの再会のご挨拶。
さすがにお近くで見るとうっすら汗ばんでいらっしゃいます。
でもフローラルないい匂いがする。
「そんなに焼けちゃったならお休み、満喫されたようね?チーフとの別荘お泊り、楽しかった?」
「はいっ!とっても愉しかったですっ!」
そんな会話を交わしているあいだに再びドアが開き、今度はリンコさまとミサさまがご登場。
こちらはいたってカジュアルな装いで、リンコさまは外国のロックバンドのロゴをあしらった赤いビッグTシャツで下はデニムの短パンにビーチサンダル履き。
ミサさまは鮮やかなピンクのノースリーブカットソーに下はブルーのレギンス、プラス、ウエッジサンダルという、なんだかおからだのラインが艶めかしい出で立ち。
おふたりともなんとなく覇気の無い感じで幾分うなだれ気味にオフィスに入ってこられました。
「おはよー。あ、直子帰ってきたんだ。おはよー」
リンコさまが大小の筒が刺さった大きなバッグを雅さまのデスクの上にどっこいしょっと置いてから、思い出したように私の顔をまじまじと見つめておっしゃいました。
「あーっ、直子すごい陽焼けしてる。さては連日連夜、炎天下で全裸露出三昧だったんでしょう?」
そのときだけリンコさまの覇気が少し戻ったみたい。
「えーと、確かにそうだったんですけれど、リンコさまたちはなんだかすごくお疲れなご様子ですね?」
キタキターと思いながらもリンコさまたちにおもねって、時間稼ぎなお愛想をまず返してしまう私。
リンコさまがまたうんざりされたお顔に戻られお応えくださいます。
「今日の昼までに仕上げなきゃいけないパターンが鬼ほどあったんだよ。だからこの土日もオフィスと部室の往復で自宅には帰ってない。なんとか見通しはついたけれど、これからお昼までに最終チェックしなくちゃ…」
リンコさまの覇気が急降下。
それを引き取るように今までおひと言も発していらっしゃらなかったミサさまがドスの効いた低いお声でおっしゃいました。
「ボクたちには時間がないんだから直子はさっさとハダカになって、バカンスを満喫してきたスケベなカラダをボクたちに曝け出しなさい」
「…はい…」
内心では、キタキター、と思いながらも、羞じらいながらコンビネゾンのボタンに手を遣る私。
おヘソ辺りまでのボタンを外してから、両袖の腕を抜きます。
両肩から布地を外した途端、ストンと足元に落ちるキュロットパンツなコンビネゾン。
これで私はフロントホックブラと片腿を紐で結ぶ式ショーツだけの下着姿。
ためらうような素振りをしつつフロントホックを外し、右腿の結び目を解きます。
ハラっと外れストンと落ちた下着類が床に落ちれば、私は首のチョーカーと焦げ茶のローファーだけを身に着けた生まれたままの姿。
もちろん、見せる子ちゃん、ですから秘部を隠すようなことはしません。
「うわー、見事に満遍なく陽焼けしちゃって。乳首の先からパイパンマンコの割れ際まで満遍なく見事にこんがりじゃん」
また少しだけ覇気が戻られたリンコさまの呆れたような嘲罵のお声。
自然とマゾの服従ポーズとなった私は、お屋敷での体験も凄かったけれど、オフィスでのこの扱いのされ方にも、本来の居場所に戻ってきたような久しぶりの心地良さを感じていました。
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