2023年7月2日

肌色休暇三日目~避暑地の言いなり人形 16

「あそこの自販機でみなさんのために飲み物を買ってきなさい。そのまま裸で」

 やっぱり。
 お姉さまがお外をチラチラ見ておられたので、そんな予感はしていました。

「モッチーハッシーにはコーラ、イガちゃんは?」

「炭酸のオレンジ味」

「かなちゃんは?」

「ワタシはウーロン茶」

「で、あたしは何でもいいんだけど、あったら小瓶の栄養ドリンク剤、元気ハツラツとかファイト一発とかのやつね。なかったらあたしもウーロン茶。あとは直子の好きなもの」
「千円札だと一瞬で濡れちゃって受け付けてくれなそうね」

 おっしゃりながらお財布を開かれ、500円玉2枚と100円玉数枚を差し出されます。
 服従ポーズを解いて受け取る私。

「外に出たら存分に雨に打たれなさい。そうすれば汗やらマン汁のヌルヌルやらをキレイサッパリ洗い流せるでしょ?あなた本当にメス臭いもの」

 ワザとらしく顔をしかめられるお姉さま。

「それでもしも栄養ドリンクが買えたら、戻る時は直子のマゾマンコに突っ込んで戻りなさい。膣をしっかり締め上げて落とさないようにね」

 からかうような笑顔で私にとんでもないご命令。
 五十嵐さまが私をスライドドアの側まで誘導してくださいます。

「あ、ちょっと待って。飲み物6本も買ったら両手でも抱えきれないでしょ。これ持ってくといいわ」

 中村さまがご自分のバッグから折りたたまれた何やら白い切れ端をお出しになられます。

「ゴミ袋用に何枚か持ち歩いてるんだ。コンビニのレジ袋」

 中村さまも私を全裸で豪雨のお外へパシリに行かせることに異論は無いようです。

 五十嵐さまがスライドドアを開けると、途端にザザーッという激しい雨音がライブで。
 スライドドアの乗降口ギリギリまでお車が庇の中に入っているので、お外に降り立つときはまだ濡れずに済みそうです。

 いってらー、という五十嵐さまたちのお声を背に受けて、車外に放り出されます。
 赤い首輪とピンクのサンダル以外スッポンポンの全裸という姿で。

 お外は日没間近みたく薄暗く、叩きつけるような雨音とでたらめに吹きすさぶ風音が怖いくらい。
 庇を一歩出るや否や全身が満遍なくびしょ濡れとなりました。

 大きな雨粒が乱暴に素肌のあらゆる部位を叩き、髪の毛がベッタリ顔面に貼り付きます。
 髪をすべて後に流してオールバックになると、激しい雨風が露わになった顔面を容赦なく蹂躙してきます。
 足下を低いほうへとすごい勢いで流れてゆく川みたいになった駐車場の敷地を、薄闇の中にぼんやり輝く街道沿いの自動販売機まで、お姉さまのお言いつけ通りシャワーを浴びているみたいにゆっくりと歩いていきます。

 こうして激しい雨に全裸で打たれていると、やよい先生が私に生まれて初めてちゃんとした屋外露出プレイを体験させてくださった高二のとき、通っていた高校の裏門で土砂降りの中、レインコートを脱ぎ捨てて全裸オナニーしたことや、高三の梅雨時、たまたま出会った幼い男の子に誘われて森のカクレガでさんざんえっちなアソビをした後、汚れた全裸を洗い流してくれた篠突く雨のことを思い出してしまいます。

 でも、もっとも鮮明に思い出すのは、まだ半年も経っていない今年のゴールデンウィークのこと、お姉さまに志願して三日間の全裸家政婦となった最終日。
 お姉さまのご発案で臨んだオフィス街露出散歩の途中でのゲリラ豪雨。
 雨宿りに寄ったコインランドリーで全裸にされ、駐車場までの道のりは裸透明レインコート。
 夕方たどり着いたコインパーキングではそのレインコートさえ脱がされ、降りしきる雨の中、都会の駐車場に全裸で立ち尽くした後、街中走行中の後部座席で気を失うほどの全裸自慰行為。

 私の記憶って、着々とお姉さま色に塗り替えられていっているんだな…
 そんなことを思いつつ、ふとお車のほうを振り返ると、みなさまお車を降り庇の下から私を見守ってくださっていました。

 橋本さまとお姉さまがそれぞれ私に向けてビデオカメラのレンズを向けています。
 五十嵐さまもスマホかデジカメみたいなものを私に向け、中村さまは肉眼で、本橋さまは降りていらっしゃらないみたいなので運転席で待機なのでしょう。

 やがて、その一帯だけやけに明るく光る自動販売機まで辿り着きました。
 街道の歩道沿い、豪雨とはいえこんな真っ昼間に絶対に全裸で出てはいけない場所です。

 と思う間もなく反対車線側に光が見え、こんな状況なのに一台のトラックが私をゆっくり照らし出して通り過ぎていきました。
 今度は歩道に近いほうの車線にヘッドライトをまばゆく点灯した乗用車が。

 どちらの車も停まることなく通り過ぎていっただけですから、気づかれることはなかったのだとは思いますが、この雨ですからかなりの安全運転でした。
 スピードを出せずに周りを意識しながらの運転、ということであれば明かりの灯った自動販売機は注目される危険性大。
 急いだほうがよさそうです。

 その自動販売機は、よくあるひとつのメーカーの製品で統一されているものではなく知らない商品、おそらくローカルなブランドも混ざっている缶飲料が主体のものでした。
 コーラはよくある赤いのではなく青いほうのメーカー、炭酸オレンジもウーロン茶も知らないメーカーのものでした。

 無ければいいなと思っていた栄養ドリンクは、元気ハツラツのほうがしっかり入っていました。
 わざわざご確認はされないだろうし無かったことにしちゃってもバレないよね、と一瞬思いましたが、お姉さまに嘘をつくことはやっぱり出来ません。

 そうしているあいだにも一台の乗用車が水しぶきを上げて私の背後を通り過ぎていきます。
 自分には初めて見るスポーツドリンクらしき缶飲料を買い、缶飲料は次々にコンビニ袋へ入れ、私の右手に栄養ドリンクの小さな瓶だけが残りました。

 これはマゾマンコに挿れてこいとのお姉さまからのご命令。
 私の背筋がゾクゾクっと泡立つのは雨の冷たさのせいだけではありません。

 あらためてその瓶をみると、飲み口は先細りで確かに挿入するのにはうってつけの形です。
 ただ、飲み口のアルミのキャップを外すためのプルリングというのでしょうか、プラスティック製の小さなリングが瓶の飲み口の脇に飛び出ていました。
 これを飲み口のほうから挿入したら、硬い突起で膣の粘膜を傷つけてしまいそうですし、アルミの縁も不安です。

 いっそのことキャップを外して私の愛液をブレンドしちゃった状態でお持ちしたら、なんてバカなことも考えましたが、絶対叱られるでしょうし、いくらお姉さまでも絶対飲んでくださらないでしょう。
 下手すれば心底呆れ果てられて、私だけこの場に裸のまま置き去りにされちゃうかもしれません。

 それなら底のほうから、と思い瓶の太さを見ると愛用のディルドの一番太いところと同じくらい。
 私の腟内はいっぱいいっぱいになっちゃいそうですが、逆に言えばそのまま歩いても落ちにくくなるとも言えます。
 我ながらいいアイデアに思えました。

 そっとお車のほうを窺うと、激しい雨脚で良くは見えませんが、みなさま相変わらず私に注目されているご様子。
 挿入するところをビデオに撮られてしまうのも恥ずかしいので、自動販売機の筐体の陰となる暗がりのほうへコソコソ移動します。

 栄養ドリンクの瓶を逆さに持ち、自分の陰部にそっと押し当てます。
 よく冷えた硬いガラス瓶が陰唇を抉じ開けるように侵入してきます。

「ンぬぅ…」

 入口からいきなり極太なので無理矢理気味でしたが、しとどに濡れた愛液のおかげでゆっくり奥へと痛み少なく挿さっていきます。

「んふぅぅ…」

 腟はパンパンの膨満状態。
 膣口から覗く先細りの飲み口をピンクの粘膜とラビアが飾るように囲んでいます。
 マゾマンコからひっそりと瓶が生えているみたい…

 瓶を挿入し終え再び自販機の灯りの前に戻ります。
 一歩動くたびに冷たいガラス瓶が腟内をゴリゴリいたぶってきます。

「んんんぅ、いやんっ…」

 小さく淫声をあげつつ眉間にシワを寄せた顔でお車まで戻ります。
 瓶を落とさないように両内腿を擦り付けるみたいな内股の千鳥足で。
 股間の違和感は半端なく、だけどそのゴツゴツした硬さとひんやり加減が気持ち良くて。
 歩くたびにより奥へと潜り込んでくるようなガラス瓶さまの陵辱。

 早くお車に戻りたいけれど、瓶を落としてはいけないというジレンマ。
 一足ごとに昂ぶる性感、お外で全裸を晒しているという恥辱感。
 戻るときはカメラが私を正面から捉えているから、とは思うのですが、どうしても顔が淫らに歪んでしまいます。

「すんごいいやらしい顔で戻ってきた」

 おそらく五十嵐さまでしょう、心底愉しそうなからかうお声が聞こえます。
 気がつけば雨の勢いが少しだけ衰え、お声が通るようになったみたい。

「はい、お疲れさん。どうだった?豪雨の全裸お使いパシリは?」

 中村さまがコンビニ袋を受け取ってくださり、代わりに真っ白なバスタオルを渡してくださいます。
 いつの間にか本橋さまも車外に出ておられ、みなさまにお飲み物が配られます。
 入れ替わるようにお姉さまがそのバスタオルを広げ、私のからだを拭ってくださいます。

「よかったじゃない、汗もよだれも愛液もすっかり雨で洗い流されて、もうそんなにメス臭くないわよ?」

 びっしょり濡れた全身をお優しく撫ぜてくださるバスタオルのザラザラ。
 知らずにとっている服従ポーズで、休めの間隔に両足を開いても落ちてこないガラス瓶。

「栄養ドリンクもあったのね。ちゃんと言いつけ通りマゾマンコに挿れてきて、戻ってくるときの直子の顔が凄くエロかったわよ…」

 そこまでおっしゃったお姉さまがもう一度私の股間を見て唖然としたお顔に。

「…って、あなた、逆向きに挿れてきたの?キャップが覗いているじゃない?」

 信じられない、というお顔つきのお姉さまが私の足下にしゃがみ込み、マゾマンコをじっと覗き込んできます。

「ああ、プルリング部分が出っ張っているからキャップのほうからはやめておいたんだ。それにしたって、あんなぶっといのをいきなり…」

 お姉さまにつられて他のみなさまも私の足下にしゃがみ込まれます。
 もちろん橋本さまのカメラのレンズも。

「直子、いまここでそのドリンクの瓶をマゾマンコから引っ張り出しなさい。みなさんが視ている眼の前で」

 しゃがみ込まれたお姉さまから冷たいお声でのご命令。
 挿入するところは視られずに済みましたが、取り出すところはバッチリ至近距離でみなさまにご覧いただくことになりました。
 更に恥ずかしいことにさっきまでが嘘だったみたいに、雨の勢いが急激に衰え、お空もどんどん明るくなってきていました。

「は、はい…」

 急速に復活する晩夏の明るい陽射し。
 そんな健全さ戻りつつある屋外の一画で、ポッカリ開いた膣口を囲むラビアから覗く瓶の飲み口を右手で摘み、そっと手前に引っ張り出します。

「…んっ、んふぅーっ…」

 思わず漏れる淫ら声。
 膣壁をガラス瓶が滑り、膨満から開放され収縮した膣内がザワザワざわめきます。
 瓶が完全に抜かれても小さくお口を開けたままの膣口。

「うわっ!これは…」
「予想以上にビチャビチャというかベタベタというか…」
「エロいっていうより、むしろ通り越してちょっとグロい感じ…」

 みなさまが口々に発せられるご感想が予想外に引き気味なので、私もよく見てみようと今抜いたばかりのガラス瓶を目の高さまで持ってきました。
 !!!
 これは…

 ガラス瓶は飲み口まで愛液にまみれ全体的にグショグショでした。
 それだけならいいのですが、濃茶色のガラス瓶のところどころにくっきり目立つ白いまだら模様。
 白濁した愛液、つまり本気汁が、とくに瓶の底周辺にベッタリ付着していたのです。

「直子ってば瓶突っ込んで、本気で感じていたんだね」
「こっちへ歩いて来ているときもイキそうな顔していたものね」

 五十嵐さまと中村さまが呆れたお顔でおっしゃいます。
 つづけてお姉さまも冷たいお声でおっしゃいました。

「命令しといて悪いけれど、あたしでもそれは飲めないわ。直子のマン汁がガラスをも透して染み込んでそうだし、マゾマンコの熱でぬるくもなっていそうだし」
「あたしは直子が選んだやつを飲むから、直子がそれを飲みなさい」

 そうおっしゃってコンビニ袋内で最後に残っていたスポーツドリンクのプルリングを開けられるお姉さま。

「直子は自分の瓶のマン汁をきれいに舐め取ってからそれを飲みなさい。本気イキ寸前でエネルギーも使ったでしょうしちょうどいいプラマイでしょう」

 蔑むようにおっしゃったお姉さまがスポーツドリンクをゴクゴク喉を鳴らされて、美味しそうに飲み干されます。
 私はご命令通りに、瓶に滴るしょっぱ苦く生臭い自分の愛液を舐め取った後、キャップを開けて栄養ドリンクを飲み干します。

 思ったよりも生ぬるんでもなく、やや冷たい炭酸が喉を抜けていきます。
 小さい瓶なのでほんの3口ほどで飲み干してしまいましたが、少しシャキッとした感じもするのが栄養ドリンクのプラシーボ。

 もはや雨はすっかり上がって、さっきまでの雨風の大騒ぎが嘘みたいな青空の午後。
 水滴が陽の光にキラキラと光る道端の雑草と水溜りだけが、つい数分前までの狂騒の名残。
 でもそうなってしまうと私は、天下の往来でたったひとり全裸な公然猥褻露出狂痴女。

 お姉さまの両手で濡れた髪がすっぽりバスタオルに覆われ、みなさまが飲み物を飲み干されるまで私は、裸のお尻を道路に向けての服従全裸待機。
 街道を行き交うお車も増え、晴天に戻った屋外の庇の下で全裸な自分の姿に不安を覚え始めた頃…

「雨も上がったことだし、そろそろ向かおうか」

 本橋さまのお一言で、みなさまぞろぞろと再びお車へ。
 橋本さまもやっとカメラのレンズを私に向けるのを止めてくださり、私も全裸なまま乗り込みます。

「直子はそのドリンクの瓶、捨てないで持っていなさい。またいつなんどき、直子のマゾマンコに挿入しなくちゃならない事態が起こるかもしれないから」

 お姉さまのお道化たようなおっしゃりようにドッと笑われるみなさま。
 お車がゆっくりバックして切り返し、やがて再び良く晴れた街道を走り始めます。

「直子が自販機に取り付いているあいだも、何台か車が通ったよね?」

 五十嵐さまが中村さまに話しかけます。
 今の席順は、運転席に本橋さま、助手席に橋本さま、その後ろに私、お隣にお姉さま、最後部の座席に中村さまと五十嵐さま。
 
 なので橋本さまは助手席の背もたれから乗り出され、裸の私に相変わらずレンズを向けていらっしゃいます。
 そんな私は、髪に巻いたバスタオルを解かれ、お姉さまにその髪の毛を丁寧に拭われ梳かされている、されるがまま状態。

「裸だって気づいた車もあったんだろうけど、あの雨じゃさすがに停まって確かめるまでの気にはならかったのかな」
「直子、残念だったねー。せっかく外で全裸だったのにじっくり視てもらえなくて」

 からかうような五十嵐さまのお言葉。
 お車は大きな街道を逸れ、ポツンポツンとまばらに民家が立ち並び、そのあいだは畑や空き地という典型的な田舎道に入っていました。

「これから伺うのは、イガちゃんのお友達が働いている古本屋さんなのよね?」

 中村さまから五十嵐さまへのお尋ね。

「うん。うちのツレがそこで働いていて、そこで車を乗り換えて、この車とハッシーたちとはさよなら」

「でも、こう言っちゃ悪いけれど、こんな田舎町で古本屋なんて、ご商売やっていけてるのかしら?」

 こちらはお姉さまから五十嵐さまへのご質問。

「ああ、今はほとんどネット通販の売上だって言ってたな。お店のほうを開けているのは、ただの年寄りの道楽だって」
「あ、でも近隣にガイドブックやネットで有名な意識高い系の郷土史的な本が充実しているサロン的な古書店があってさ、そこを訪れた人がついでの散策がてらで発見して立ち寄ったりもするらしい」
 
「昔は周辺に学校とか病院とか大きな会社の寮とかもあって、それなりの商売として貸しビデオとかにも手を広げたりもしたらしいけど、過疎が進んでからは近所のジジババの社交場と化していたんだって。お茶とかも出して集会場的な意味で」

「そのジジババたちも最近は健康マージャンとかで、店主ともどもどっかのお家に入り浸り状態らしくて、うちのツレは、通販の発送といつ来るかもわからないお客さんを待つ、不毛な店番バイト。だったら店開けるなよ、とも思うけど、それが道楽たる所以なんだろうね。ちゃんと働いてもいますよ、っていう」

 五十嵐さまがこれから伺う古本屋さまの現状を詳しくご説明してくださいます。

「いや、でもそんな寂れた古本屋さんだとしてもさ、こんな全裸娘を全裸のまま連れ込むのはどうかと思うわよ」

 中村さまが至極真っ当なご意見を述べられます。
 って言うか私、ずっとこのままの姿でいなければならないのでしょうか。

「うーん、うちは大丈夫だと思う。たぶん客いないし店主のジーサンもノリよくて悪い人じゃないし、どうせうちも店内で脱がせたり恥ずかしい格好させるつもりだったし」

 柳に風の五十嵐さま。

「それなら車降りてお店に入るまでは、これ着せて様子を見るっていうのはどう?あたしもせっかく直子のために買ったのだから着ているところ見てみたいし」

 お姉さまがクタッとした真っ白な布片を取り出されました。
 例の、ドーテーをコロす服、でした。