2024年6月1日

肌色休暇四日目~類に呼ばれた友 06

「じゃあ次は上半身ね。スカーフを解いてセーラーのファスナーも下げて自分の両手で前を開いて、このかたたちに直子のやらしいおっぱいも視ていただきなさい」

 お姉さまも彼女たちの側に回られ、三対一で対峙する廃校の校庭。
 明る過ぎる陽射しの中で露出魔の人みたく自らセーラー服をはだけて広げて、極小水着のおっぱいを晒せというご命令。

「スカーフ解いたら襟から抜かないで垂らしっ放しにしておきなさい。そういうだらしない格好のほうが直子にはお似合いだから」

 スカーフを解こうと結び目に手をかけた私をからかうみたいに、お姉さまから追加の晒し者指令。
 ビクッとして止まっていた指を再び動かしてハラリと解けたスカーフ。
 解いたスカーフはそのままに、ご命令された手順通りにセーラー服のファスナーを下げてからおずおずと左右に開きました。

「うわっ、エロっ、すごっ…」

 開き切った途端にお声を上げられ絶句されたのはメガネの彼女さま。

「…あ、ブラも一応着けてたんだ…」

 レンズはこちらに向けたまま驚きのご表情でお独り言のようにつぶやかれたのはポニーテイルの彼女さま。

「えっ?それってどういう意味?」

 小さなお声もお聞き逃されないお姉さまのお問いかけに、ポニーテイルの彼女さまが慌て気味にお応えされます。

「えっ、あ、いえ、ただこっちの人、服着ているときも布越しに乳首の位置が丸わかりだったから、ノーブラなのかな、と思ってたっていうだけで…」

 なぜだかご恐縮気味なポニーテイルの彼女さまに、にっこりと笑顔を返されるお姉さま。

「ああ、そういうことね。こんなインナーじゃ着けていてもいなくても大して変わらないって言うか、むしろ着けているほうが却ってそこに注目して欲しいみたいでいやらしいと思わない?」
「あなたが服越しでも乳首の位置がわかったっていうのは、この子の乳首がずっといやらしく尖りっ放しっていうことだから、それこそ直子がこの状況に興奮しっ放しっていう何よりの証拠よね」

 お姉さまのご説明にうんうん頷かれるおふたり。

「それじゃおふたりに、直子のやらしく尖らせた勃起乳首をさらけ出して直に視ていただきなさい。その紐ビキニをちょっと横にズラせばすぐに飛び出すでしょ。セーラーは肩脱ぎにして閉じないようにするのよ」

「えっ?あ、は、はい…」

 お姉さまの畳み込むようにご容赦無いご命令に私の膣奥がヒクヒクっと潤みます。
 まずセーラーの襟ぐりから両袖までの布地を背中側にはだけ、両肩を剥き出しにしました。
 これでもうセーラー服は二度と閉じてはくださいません。

 それから小さくて薄い涙型の布片を突き破るように尖らせている自分から視て右胸先っちょの突起に目を遣ってから前を向きます。
 眼前には好奇につぶらな瞳を輝かせたおふたりの視線とカメラのレンズ。
 この数日間、お外で乳首を晒すことなど日常茶飯事だったのに、やっぱり見知らぬ第三者さまからの視線があると恥ずかしさの質が格段に違います。

 乳暈までをギリギリ隠した布地から上へと伸びる細い肩紐と素肌のあいだに人差し指を滑らせ、肩紐をクイッと外側に引っ張ります。
 乳首に布地が擦れる感触がして、それこそポロリという擬音が聞こえそうなほどに勢い良く右乳首が飛び出しました。

 吸い寄せられるように視線が集まるのがわかります。
 視られたことでますます血流が集まり、ますます硬く大きく背伸びしてしまう私の右乳首。
 手持ち無沙汰となった両腕を後ろ手に回そうか、と思ったとき、お姉さまからまたもや追い打ちのご命令。

「何をもったいぶっているの?さっさと左の乳首も出して両方しっかり視ていただきなさい。お客様を待たせるんじゃないのっ」

「は、はい…ごめんなさい…」

 左の肩紐も同様にズラすと左の乳首も勢い良く飛び出し、同様にますます尖ってしまいます。
 両乳首をみなさまにさらけ出してから、両腕を後ろ手に組みました。
 隠せないように手錠を掛けられているイメージが頭の中に広がっていました。

「見てよこのえっちな勃起乳首、あなたたちに視られてまたひとまわり大きく硬く尖っちゃったみたい。視てもらえるのがよっぽど嬉しいのね」

 お姉さまがからかうようにおっしゃいます。
 スカート捲り上げっ放しで無毛な恥丘を晒し、セーラー服はだけっ放しで両乳首までお外の空気に触れさせている恥ずかし過ぎる私の姿を、顔から足元まで何度も舐めるようにご覧になっていたメガネの彼女さまが、横に立たれたお姉さまのほうへ、なぜだか不思議そうなお顔を向けられました。

「さっきから気になっていたんですけど、この人、直子さん?この人って満遍なく日焼けしてるんだけど、白い日焼け跡がどこにも無いんですよね。乳首の裾野まで綺麗に焼けてるし、下半身も……普通に日焼けしたら、水着跡とかが胸周りや腰周りに残ると思うんですけど…」

 メガネの彼女さまがお言葉を選ぶように慎重に考え考えご自分のご意見をお姉さまに伝えられました。
 それを聞かれていたお姉さまのお顔がなんとも嬉しそうにほころばれます。

「あなた、いいところに気がついたわね。その理由はね、別荘に着いてからここ数日間、直子は毎日ほとんどを全裸で過ごしているからなのよ。朝も昼も夜も、インドアでもアウトドアでも」
「全裸で早朝と夕方に近くの広場に犬とお散歩に行ったり、庭に全裸で目隠し放置されて色んな人からイタズラされたり、昨日の夜なんか庭でのバーベキューディナーでお尻に花火突っ込まれていたわ」
「あ、でも言っておくけどここらへん一帯は、この小学校跡地も含めて全部、別荘の所有者さんの私有地なのよ。だから直子も心置きなく全裸生活を愉しめてるってわけ」

「そんな感じで真っ裸の全身に毎日太陽光を浴びちゃっているから、直子のからだも満遍なく日焼けして、からだで唯一白い素肌が残っているのはいつもしているあの首輪裏の首周りだけ」
「だから今、首輪外すとそこだけまっ白な日焼け跡が鮮やかに残っているの。まるで天然の首輪でもしているみたいに」
「ここでならまあいいけれど、東京に戻って日常の社会生活に復帰したとき、どうするつもりなのかしらね」

 まるで他人事のようにご愉快そうに笑われるお姉さま。
 私の社会生活はお姉さまの会社でのお仕事なのですけれど。
 日焼けが引くまで人前に出るときはずっとチョーカーを着けて誤魔化すしか手は無いとは思いますが。

 お姉さまのお話にご興味深げにお耳を傾けられるおふたり。
 そのあいだ中もずっとポニーテイルの彼女さまが向けられるレンズが私の恥ずかしい出で立ちを撮りつづけていらっしゃいます。

「そうそう、昨日はね、この先にある有名なショッピングモールに別荘の管理人の人とかと一緒に数人で直子を連れ出したの」

 興が乗られたのか、愉しそうにお話をつづけられるお姉さま。

「さすがに街中で全裸ってわけにはいかないから薄物だけ着せてね。それでフードコートとか駐車場とか人がいっぱい集まっている場所でいろいろ恥ずかしい命令をしたの。お尻出せ、とか、おっぱい見せろ、とかね」
「この子って人目が多いほど興奮して乱れる性質だから面白かったわよ。フードコートの野外テーブルで下半身丸出しにさせたり、人がバンバン行き交っている通路なのにミニスカートのノーパンで穴の空いたポケットに突っ込んだ指でアソコを直にまさぐらせたり」
「人目があるのに性欲がどうにも抑えきれない、っていう直子の葛藤の表情がゾクゾクくるのよ。今日もここにあなたたちが居て視てくださって、とても感謝しているの。そうよね?直子?」

 唐突に振られて一瞬戸惑いましたが、お姉さまのお話で昨日の自分の行ないをあらためて客観視したら、今更ながらその破廉恥さにマゾ度が急激に上がっている今の私からは、自虐的な台詞がスラスラと口から出てしまいます。

「あ、はい。わ、私のはしたなくふしだらで、は、恥ずかしい裸を視てくださって、本当にありがとうございます…」

 言っているそばから、極狭ショーツの股のところに溜まってどうにか持ち堪えていた恥ずかしいおツユが遂に決壊し、左右の内腿を一筋二筋ツツツーっと滑り落ちていきました。
 滑り落ちる雫を目ざとく見つめられるおふたりの視線。

 驚かれたようなお顔から呆れられたような侮蔑気味のお顔に変わっていかれるのが、とくにメガネの彼女さまのご表情から読み取れます。
 この女になら何をしてもいいのかも、という空気がこの場に漂い始めているように感じています。

「へー、直子さんて本当にとんでもない変態さんなんですね。確かに直子さんのおっぱいって、下のほうがまあるくぼてっと重そうで、それなのに乳首は上向きで大きくて、全体がマシュマロみたいにやわらかそうで、思わず触りたくなっちゃいますもんね」

 すっかり積極的になられたメガネの彼女さまが、そうおっしゃってからニッと薄い笑顔をその童顔に浮かべられ、私とお姉さまを交互に見ています。
 その嗜虐を秘めた冷たい笑顔は完全にSなお顔で、Sの素質がお有りになるらしいメガネの彼女さまから私は完全に見下されたようでした。

「触ってみる?」

「いいんですか?」

 事も無げにおっしゃるお姉さまと嬉しそうなメガネの彼女さま。

「いいんですかも何も、あなたが触りたいって思うなら直子に拒む権利なんて一切無いのよ。あたしと一緒のときの直子は他に誰が何人居ても、その場で最下層の慰み者レズ便器にならなければいけない、そういうSMな間柄なんだから」
「そう言えば昨日も途中で寄った古本屋さんでご高齢の店主さんと連れのご婦人に生おっぱいをしつこく揉まれていたわよね。あれも気持ち良かったでしょう、直子?」

「あ、はい…」

「だったらこのかたたちにもお願いしなさい。直子がそのえっちなおっぱいをどうされたいのか」

「は、はい、どうか私のふしだらなおっぱいを強く乱暴に揉みしだいてもてあそんでください。乳首も捻ったり引っぱったり潰したり、ご自由に痛くしてください。私は痛いほど気持ち良くなるヘンタイですから」

 ずいぶん年下の方々から虐められると思うと、どうしようもなくからだが疼き、自分の素直な願望がすんなり口から出ていました。

「だってさ。そういうことだからご自由にどうぞ」
「あ、それから直子に、さん、なんていう敬称は一切不用だからね。年下だからって遠慮しないで呼び捨てにして。そのほうが直子も悦ぶし、さっきもいったようにこの場で直子は最下層のマゾドレイなのだから」

「そういうことなら触らせてもらおーっと」

 メガネの彼女さまが後ろ手妄想手錠な私の前に進み出て、私の左おっぱいめがけて右手を伸ばされます。
 私の顔を見てスッと細くなったまなざし、間髪を置かずその右手五本の指が私の左おっぱい肉全体にむんずとめりこみます。

「はぅんっ!」

 その強烈な刺激に思わず淫声をあげてしまう私。
 メガネの彼女さまの右手はそのまま乱暴に結んで開いてをくりかえされています。

「ちょっとヤバいって、この感触。やわらかくって超気持ちイイ。ねえ、直子ってバスト何カップ?」

 お姉さまからのお言いつけを即座に守られて呼び捨てになられるメガネの彼女さま。
 年下の高一女子さまから呼び捨てにされ、ゾクリともう一段性感が上がってしまう私。

「あーっ、あんっ、し、Cの、な、70です、んぅーぅっ!」

 左おっぱいを執拗に揉みしだかれながら息も絶え絶えにお答えします。
 カップもアンダーも低めに言ってしまったので、お姉さまが瞬間ギロリと私を睨みました。

「ほら、あなたも遠慮してないで触ってみない?」

 取り憑かれたように私の痴態を撮影されているポニーテイルの彼女さまにお姉さまがおやさしくお声をかけられます。
 一方で今の状況に夢中になられているメガネの彼女さまは、うわっ、凄く硬くて熱くなってる、とかおっしゃりながら、私の左乳首を引っ張ったり捻ったり。
 その不器用でご遠慮の無い荒々しい愛撫が私には新鮮で、グングン快感がせり上がって来ています。

「あ、いえ、わたしは…」

 ポニーテイルの彼女さまがお顔を真っ赤にされて少し後退られます。
 それでもレンズは私に向けてしっかり撮影は続行されて。

「ちぃちゃんも触らせてもらいなよ。すっごくやわらかくて、でも乳首だけはすっごく硬くて熱くてヘンな感じだから」
「それに近くで見るこの人の悶える顔と声がすっごくやらしくてえっちで面白いよ」

 ポニーテイルの彼女さまは、ちぃちゃん、て呼ばれているみたい。
 メガネの彼女さまからの援護射撃で後退られたぶんだけお戻りになり、カメラを構えられたまま今度はジリジリと私のほうへと近づいてこられるポニーテイルの彼女さま。

「こんな機会ってそうは無いから、演劇部なら何事も経験してみなきゃ」

 お姉さまの励ますようなお言葉が決定打となり、ポニーテイルの彼女さまが左手をおずおずと私の右おっぱいに伸ばされてきます。
 カメラも向けたままなので近づかれたぶん、私のおっぱいがドアップで録画されていることでしょう。

 ポニーテイルの彼女さまの左手が私のおっぱいに触るか触らないかのところでピタリと止まり、そのまま私の顔を思い詰めたようなお顔で見つめてきます。
 メガネの彼女さまが奔放に捻り潰される私の左乳首への甘美な痛みに顔を歪めながら、ポニーテイルの彼女さまを見つめ返します。

「あの、本当にこういうこと、好きでしているんですか?脅されてるとか何か弱味を握られて仕方なくとかではなくて…」

 小さなお声ですがご真剣なお顔できっぱりと尋ねられます。
 ポニーテイルの彼女さま、とても真面目でお優しく正義感の強いご性格のかたなのでしょう。
 今、眼の前でくり広げられている非常識な痴態が未だに信じられなくて、どうしても確かめずにいられなかったのでしょう。

「はい、全部私がして欲しいことなんです。それをお姉さまに頼んでしていただいているんです。だからどうぞご遠慮なさらずに直子をいろいろ辱めてください」

 私も真摯に正直にお答えしたのですが、ポニーテイルの彼女さまが生真面目過ぎるぶん、私の異常さ変態さがより鮮明に浮き彫りとなり、却って私の被虐感も増してしまいます。
 ポニーテイルの彼女さまは私のご返答に一応ご納得されたらしく、寸前で止められていた左手を私の右おっぱいに密着させてくださいました。

「わ、本当にやわらかい…」

 右手のカメラのレンズをご自身の左手下の私の右おっぱいに向け、思わず感嘆のお声をあげられたポニーテイルの彼女さま。

「でしょでしょ。揉んでると手のひらが溶け込んじゃいそうだよね」

 メガネの彼女さまのご感想に促されるように、ポニーテイルの彼女さまの左手がぎこちなく動き始めます。
 左おっぱいへの乳首をも含む乱暴な蹂躙と、右おっぱいへの遠慮がちにやわらかな愛撫。
 ふたつの異なった快感がおっぱいから全身へと駆け巡り、膣奥の粘膜にキュンキュン蓄積されていくのがわかります。

「…んんっ、んぅぅーっ、あんっ、あぁんっ、ぬぅぅーっ…」

 我慢しようとしているのにどうしようもなく漏れ出してしまう私の淫ら声。
 メガネの彼女さまが相変わらずお手を激しく動かしながら、冷たい瞳で私の顔を見つめています。

「だいぶ暖まってきたみたいだから、もうすぐね。あなたたち、悪いんだけれどちょっと重点的に乳首を虐めてやってくれない?強く引っ張ったり潰したり、指で小刻みに弾くだけでもいいから」

 お姉さまからのお願いに即座にご反応されたのはメガネの彼女さま。
 左乳首を指でギュッと摘まれ、引っ張ったと思うと乳首を摘んだままおっぱい全体が揺れるほど上下左右に揺さぶられたり。
 指と指のあいだに乳首を挟んだままおっぱいを揉みしだかれたり、急に爪を立てられて乳首の側面をカリカリひっかかれたり。

「んんぅん、あんっ、だめだめっ、それいいっ、ああぁぁーーんっ!」

 ポニーテイルの彼女さまは右乳首の側面に人差し指と中指を添えて、その指をテンポ良く交互に動かして乳首を弾きつづけています。
 まるでピアノのトリルのよう。
 絶えず転がされつづける私の右乳首はますます熱く硬く尖り、その心地良い快感におっぱい全体が包まれます。

「ああんっ、いいっ、あんあんっ、もう、もう、それ以上されたらっ、あんっ、イっちゃいそうっ…」

 はしたないのでお聞かせしたくないのにダダ漏れてしまう私の淫ら声。
 左右の乳首からの異なった快感が胸の奥でひとつに交わり、お腹を抜けて両腿の付け根付近を強烈に疼かせつづけます。
 弄られてもいない膣奥がジンジン痺れ、波のような気持ち良さが波紋のようにからだ全体へと広がります。

「あーんっ、だめだめだめーっ!んんぅぅぅ、いいぃぃぃーーーっ!!!」

 立ったままの下半身がビクンビクンと二度三度大げさに跳ねて、極狭ショーツから溢れ出た愛液がだらだらと内腿を滑り落ちています。
 私、見知らぬ女子高生おふたりに生おっぱいを弄られただけでイかされてしまいました。
 膝から崩れ落ちてしゃがみ込んでしまうような醜態は晒さずに済みましたが、凄まじい快感の余韻がからだ中を駆け巡っていました。

「これが俗に言う乳首イキね。おっぱいへの刺激だけでオーガズムに達しちゃう、上級ドマゾだけが出来ちゃう高度な変態ワザ」
「そう言えばここに来る前に寄った温泉宿でも営業中のフロントで、綺麗な若女将さんにおっぱいだけ弄られて、男女含めて数人の従業員さんの目の前で呆気なくイキ果てていたのよ、この直子っていう変態さんは」

 ご冗談めかしてご陽気におっしゃるお姉さまなのですが、私のおっぱいから手を離されたおふたりはただただ唖然。
 私から一歩二歩退いた場所で肩を寄せ合い、イッたばかりでまだハアハアしている私の顔を呆然と見つめるばかり。
 ポニーテイルの彼女さまは右手のビデオカメラの存在も忘れられてしまわれたようで、だらんと伸ばされた右手の先で土の地面を録画されているようでした。

「ひょっとしてあなたたち、女性が本気でイっちゃっている姿を見るの、初めてだった?」

 からかうようなお姉さまのお問いかけにも、おふたりはお顔を紅潮させて恥ずかしそうにうつむくばかり。

「あなたたちの年ならマスターベーション、ひとりえっちくらい経験済みでしょ?」

 いたずらっぽく微笑むお姉さまに、ますますお顔を赤らめられてうつむかれるおふたり。
 しばらく笑顔でお応えを待たれていたお姉さまでしたが、急にハッとしたお顔に変わられて慌てられたようにお言葉を足していかれました。
 
「ごめんなさいね、ノーコメントなのは無理もないわよね。今日たまたま会っただけの見知らぬ女から急に、オナニーしているのかなんて聞かれても余計なお世話で答える筋合いはさらさらないものね。これはあたしのデリカシーが欠けていたわ。本当にごめんなさい」

 深々と頭をお下げになるお姉さま。
 おふたりもまだ少し困惑されているようですが、火照ったお顔を上げてお姉さまを見ています。
 ポニーテイルの彼女さまが右手のビデオカメラの存在にあらためて気づかれたのか、慌てて私にレンズを向けてきました。

「だったら直子をさっさと素っ裸にひん剥いて、直子のからだで女の子が気持ち良くなれるノウハウをいろいろレクチャーしてあげる。でもまあ直子は特別に感じやすい変態だから、あまり参考にはならないかもしれないけれどね。でも絶対面白い見世物にはなるはずよ」

 お姉さまがフレンドリーにおっしゃると、おふたりにも笑顔が戻りました。
 チラッとご自分の腕時計を見られたお姉さま。

「もう一時前か。あなたたち二時から部活って言ってたわよね。時間は大丈夫?」

 お姉さまがお尋ねになるとお応えくださったのはメガネの彼女さま。

「あ、二時集合って言っても、いつも、とくに上級生とかはダラダラ遅刻して集まって雑談とかしているだけですから、三十分くらいは遅れても大丈夫です。ここから学校まではチャリで飛ばせば15分くらいですし」

 メガネの彼女さまのご説明をポニーテイルの彼女さまが補足されます。

「通し稽古は顧問の先生が来る三時過ぎからの予定になってたしね。それに、ここから学校まではほとんど下り坂だからチャリも飛ばせるんです。逆に来るときは上り坂で大変だったけど」

 ポニーテイルの彼女さまが明るく笑われると、メガネの彼女さまがまとめられます。

「だから二時頃にここを出れば楽勝です。わたしたちもその面白い見世物っていうのをぜひ見てみたいので、よろしくお願いします」

 今度はおふたりのほうがお姉さまに頭を下げられます。
 いつの間にか生真面目だったはずのポニーテイルの彼女さままで積極的になられているご様子。
 
「それじゃあ、あそこに直子を虐めるのにぴったりな面白そうな物があるから、あそこに移動しましょう」

 お姉さまが校庭の金網寄りの一画を指さされながら、ニヤッと笑われました。


0 件のコメント:

コメントを投稿