目隠し越しでも、私の目の前にどなたかがいらっしゃるのが気配でわかります。
おひとりではなくおふたりかお三かたか、もしかしてそれ以上かも。
ふうわり嗅ぎ慣れないフローラル系パフュームの香りも漂ってきていますので、女性のかたたちだけだと思いたいのですが…
「あうっ!」
無言のまま、いきなり右おっぱいを鷲掴みにされました。
そのまま乱暴にわしわしと揉みしだかれ、更に乳首をギュッとつままれ痛いほど引っ張られます。
「あんっ、いたいぃ…」
快感よりもやっぱり怯えと不安のほうが勝っています。
郵便か宅配便の配達員のかたなのかしら…
「あんっ、や、やめてくださいっ!な、なんなんですか、あなたがたはっ!」
あるじさまのお話では、お庭のM女に手を出すのはお約束違反なはず。
憤りと恐怖で私には珍しく声を荒げてしまいました。
「おーおー、素っ裸の晒し者マゾ女が何かイキガッているなー。大人しくしてりゃあ悪いようにはしねーよ」
聞き馴染みのないドスの効いた低めなお声。
だけどなんだか女性がわざと低くお下品に作られたお声にも聞こえます。
「なかなかいい乳してるじゃねーか。おいっ、あんまり暴れるなっ!泥水が跳ねるだろが」
左おっぱいも鷲掴まれ揉みしだかれ始めます。
右おっぱいのより、包まれた感触が少し小さい?
両方とも手のひらの感触がしなやかで、乳首をつまむ指も女性の指っぽい。
「あんっ、あーっ、あんっ、や、やめてくださいぃ…」
自由に動かせる左腕で払いのけることも出来るのですが、左手に握り締めている肥後ずいきさまを見られるのが恥ずかしくて腕ごと背中側に隠しています。
それをいいことに乱暴に嬲られまくる私の無防備おっぱい。
性的刺激に身悶えしながらも、どんなかたの仕業なのか見てやろうと思い、目隠しを取ることに決めます。
素顔写真を撮られてしまうかもしれませんが、ここで事件にしてしまえば悪用も出来ないはず。
男性がひとりでも混ざって居たら、ありったけの大声であるじさまと寺田さまをお呼びしようと心に決めます。
自由に出来る私の左手には使用済みの肥後ずいきさま。
でもこのヌメヌメ濡れそぼった肥後ずいきさまを、泥濘んだ地べたに置きたくはありません。
少し考えて、お座敷のときみたいにいったん口に咥えることにし、隠していた左手をそっと口元に持っていきます。
肥後ずいきさまの側面に軽く噛み付いたとき、あっ、咥えたら叫べないな、と遅ればせながら思い至ります。
素早く目隠しを取って状況を確認して、再び肥後ずいきさまを手にしてから叫べばいいんだ…
そんなふうな段取りを頭の中で組み終えたとき、一足早くどなたかの手で目隠しがあっさり外されました。
「まったく、こんな泥水の上に中途半端に吊るされちゃって、何をされていたんだろうねえ、この淫乱マゾ娘は」
背後から聞こえる呆れたようなお声は、聞き覚えありまくる麗しの声音。
「ふぁっ、ふぉっふぇーさまっ!」
私の間の抜けた叫び声で、おっぱいに伸びていた手たちがスッと引いていきました。
思わず叫んだ途端に咥えていた肥後ずいきさまがポロリと口中から転げ落ち、足元の泥濘んだ芝生へ。
そこから斜面を尚もコロコロ転がり、小さめな泥水溜りで止まりました。
あーん、ごめんなさい、肥後ずいきさま…
それはさておき、私の背後におられたのは紛れもなく愛しのお姉さま。
お姉さまが目隠しを外してくださったようです。
行きの電車個室内で愛し合う前におトイレで着替えられた、黒地に白いストライプのスウェットスーツをお召しになられています。
私の右おっぱいを揉みしだかれていたのは、立ち位置から言って中村さま。
大広間で出会ったときと同じTシャツにジャージ姿で、カーキ色の薄めなブルゾンを羽織られています。
そして、私の左おっぱいに取り付かれていたのは…
「あ、こちらはあたしも初対面の五十嵐ショーコさんね、通称イガちゃん。町のスーパーで買い物中にバッタリ会ったの。地元在住で中村さんのプー太郎仲間なんだって」
お姉さまがご説明してくださいます。
「中村さんが、今日からしばらくうちに露出狂のうら若いマゾ娘が泊まっていくよ、って誘ったら、ナニソレ面白そー、ってノッちゃって、遊びに来てくださったの」
「イガちゃん、これが噂のマゾ娘、直子。あたしのプティスール兼マゾペット。可愛い子でしょ?でもね、ドン引きしちゃうくらいのド助平なんだ」
私の紹介の仕方がヒドすぎる気もしますが、五十嵐さまに視線を合わせ無言でペコリと頭を下げました。
五十嵐さまは赤とグレイのボーダー柄VネックTシャツにスリムジーンズ、麦わらのパナマハットをかぶられています。
ショートカット細面でボーイッシュな感じのキツネ顔美人さん、バストは控えめでからだ全体がスリムな感じ。
一瞬、美少年系の男性か、とも思ったのですが、手から腕の感じが明らかに女性でしたし、嗅ぎ慣れないパフュームも五十嵐さまから香っていました。
「イガちゃんは趣味の同人で漫画を描いてらっしゃるんだって。エロいのばっかりだそうだから、直子は絶対ネタになるはずよ」
私の右手右足の拘束ベルトを外してくださりつつ、お姉さまがおっしゃいます。
「うん。来るなりいきなりこれだもんね。うちも何度かここにお邪魔しているけれど一番インパクトあった。どんなことされたのか、後で詳しく聞かせて欲しいな」
少し低めだけれど耳触り良くてよく通る五十嵐さまのお声。
そのお声をお聞きして、最初に男性風の作り声で脅かしてこられたのも五十嵐さまだな、と思いました。
「それにしても直子、酷い格好だねぇ」
お姉さまがおふたりのほうへと戻られ、正面からしげしげと見つめてこられます。
両手足首のベルトが外され、首輪とそこに繋がるリード、そして両足に泥まみれのハイソックスを履いただけの全裸で皆様の前に立たされた私。
五十嵐さまが不意に数歩お下がりになられ、水溜りから肥後ずいきさまを拾い上げてくださり、持ち手のところの端っこをつまむようにお持ちになって、私のところへ持って来てくださいました。
「はいっ。これ、大事なものなんでしょ?」
イタズラっぽく探るような笑顔で渡してくださる五十嵐さま。
「あ、ありがとうございます…」
小さな声でお礼をお返しし、仕方なく再び左手に握ります。
みなさまの前で、裸で肥後ずいきさまを大事そうに持っていることがなんだか凄く恥ずかしい…
肥後ずいきさまは、粘液でヌメっている先端部分のほうがベットリ泥で汚れています。
そんなふたりのやり取りを眺めてご愉快そうな笑顔のお姉さまが、私のからだを指差しつつ、つづけられます。
「下半身ヌルヌルにして裸のあちこちに泥まみれな犬の足跡付けちゃって、まるでお犬様にレイプされた直後みたいじゃない」
「それにずいぶんと長いあいだ、全裸で炎天下に放置されたんじゃない?恥ずかしい日焼け跡が周りの日焼け肌と同化し始めてる」
ご指摘いただいて自分の乳首に目を落としてみると、確かに乳輪の周りを目立たせるように白く残っていた日焼け跡が淡くピンクに色づいていて、薄い小麦色との区別が曖昧になっています。
この感じで旅行中晴天がつづいてくだされば、お尻上の恥ずかし過ぎる自己紹介も、東京に戻る頃には判読出来なくなっているかもしれません。
「まあ、なんにしても直子ちゃんは、このままじゃ屋内に入ることは出来ないわね」
やれやれという感じで呆れたようにおっしゃる中村さま。
そのお言葉になんとなくイジワルっぽいニュアンスを感じて不安になる私。
まさかこの後ずっと、お庭にある大きめな犬小屋でジョセフィーヌさまと一緒に裸で寝起きしなさい、なんてことになったりして…
「あら?そんなに怯えた顔しないでよ直子ちゃん。別に一晩中このまま裸で閉め出す、っていう意味じゃないから」
薄く笑いながらお庭の隅の一角、表玄関に近い建物の壁のほうを指さされた中村さま。
「あそこに庭から直で入れるシャワールームがあるから、そこで汚れをキレイに落として、それから室内に入ってね、っていうこと」
「最初はワタシが教えてあげるから、先生に庭で虐められたときは、次からは頃合いを見計らって自分の判断で汚れ落としてから屋内に入ってね」
ということは、ここに滞在中はずっと、あるじさまからの屋外調教がつづく、ということでしょうか…
思わずお姉さまのお顔を、助けを求めるみたいに見つめますが、お姉さまはニヤニヤ見つめ返してくださるだけ。
「じゃあワタシは直子ちゃんをシャワールームにお連れするから、悪いけれどイガちゃんとエミリーは買ってきた食材を車から厨房まで運んでおいてくれない?」
中村さまが私の首輪から垂れたリードの先端に手を伸ばされながらおっしゃいます。
が、不意にその手をスッと引っ込められて、
「あ、そうか。はい、これ車と玄関の鍵。イガちゃん、厨房の場所わかるよね?」
キーホルダーが付いた鍵束をポーンと、五十嵐さまに向けて放り投げられる中村さま。
「勝手知ったる他人のお屋敷、ってね」
嬉しそうにおっしゃりながらナイスキャッチされた五十嵐さま。
お姉さまと肩を並べられ、お庭を隔てる目隠し樹木のほうへと歩き始められます。
「入ったら玄関の鍵は締めなくていいからね、ワタシもすぐ行くから」
おふたりのお背中にそんなお声掛けをされた後、リードがグイッと引っ張られます。
泥濘んだ芝生を二歩、三歩トトトっとつんのめる私。
「このリードもベッチョベチョね。これって、ジョセのよだれでしょう?」
私の首輪に繋がったリードを引いて数歩先を歩かれる中村さま。
泥に汚れたハイソックスのみの全裸でリードに引かれトボトボついていく私。
「は、はい…」
中村さまとは着いたときにお顔を合わせただけで、そのときもほとんど会話が無かったので、人見知りモードを発症している私。
裸でいることが凄く恥ずかしくて、言葉少なになってしまっています。
建物の壁沿いと表玄関への目隠し樹木との境目の角に、ポツンとプレハブハウス的な小屋が建っています。
外観はレンガ柄で正面も側面も大きなガラス窓、大きさは街で見かける標準的な交番くらい。
正面の殆どを占める大きな素通しガラス二枚のスライドドアを開けると、内部はまさにバスルーム。
床は全面タイル張りで、隅の方に薄いシャワーカーテンで仕切った脱衣スペースに収納チェスト。
お部屋の正面奥は、これまた大きな素通しガラスのスライドドアで仕切られたユニットバス一式。
ワンルームマンションにあるようなトイレと洗面が一緒になったタイプです。
「先生がゲストのM女を庭に連れ出すの好きなんだよね。でも外でプレイした後、屋内のバスルームまで連れていくと廊下とか壁とか汚しがちじゃない?」
「だから外にも建てたの。ここでならエネマプレイだって仕放題」
中村さまが脱衣スペースのチェストからいろいろ出しながらご説明くださいます。
「どうせM女しか使わないから、って外から覗けるシースルー仕様にしたんだ。公然猥褻バスルーム。わざわざ湯気でも曇りにくい特殊なガラス使ってるんだ。風情のない露出M女専用露天風呂だね」
確かに建物の入口もバスルームの入口も大きな素通しガラスのスライドドアですから、お庭から中の様子はまさに交番みたいに丸見えです。
「ソックスとリードは軽く水洗いしてからこの袋に入れて脱衣籠に入れておいて。後でまとめてワタシらが洗濯するから。そのずいきも洗って乾かせばまた使えるわ。で、これ、ボディソープね」
「今、5時5分過ぎか。シャンプーしている暇は無さそうね。じゃあ、これがバスタオルでこっちがカラダ洗う用タオル。これも使用後は一緒に袋に入れておいてくれればいいから」
首輪からリードを外してくださり、私にいろいろ手渡してくださる中村さま。
すべて渡し終え、あらためて私の全身、顔からおっぱい、下腹部、無毛な恥丘の裂け目まで舐めるようにご覧になった後、フッと視線を逸らされます。
「シャワーの使い方はわかるよね?これがスイッチで、お湯の温度はパネルに出るから適当に調節して。こっちは換気扇。終わったらこっちのスイッチ押せば全部落ちるから」
バスルームに入られ、すべての段取りを整えてくださいます。
「ということで5時20分、遅くとも25分までには広間のホールに戻ってきてね。このバスルームからはご覧の通り館内には入れないから、いったん外に出て、すぐ脇にある木々を突っ切ると表玄関のほうに出るから、そこから玄関目指して。鍵は掛けていないから」
必要なことだけをおっしゃると、そそくさとバスルーム小屋から出ていかれました。
寺田さまに比べて打ち解けた感じとか、からかってくるような雰囲気もありませんでした。
中村さまも人見知りの気がお有りなのかな、それとも私のあまりのマゾっぷりに呆れられて軽蔑されちゃったのかな、なんて考えつつハイソックスを脱ぎリードを外し、少し迷ってから首輪も外しました。
シャワーを少しぬるいくらいの温度に設定して、まずはハイソックスとリードのお洗濯。
バスボウルにお湯を溜めてそれぞれ浸すとみるみるお湯が泥色に濁っていきます。
何度かくりかえすとあまりお湯は濁らなくなりましたが、白いハイソックスにはまだ薄茶色のシミが点々と。
やっぱり洗剤を使わないと真っ白には戻らないみたい。
その合間に、肥後ずいきさまの汚れをシャワーの水流で洗い流します。
こちらはあっさりと泥は落ちましたが、濡らしているあいだはヌメヌメが増すばかり。
リードのヌメヌメは感じられなくなったので、まあいいか、とお洗濯を切り上げ、次は自分のからだです。
髪を上にまとめてから、肩から下に強めのシャワー。
タオルにボディソープを染み込ませ、全裸の全身を撫ぜ回します。
「あんっ…」
だいぶ落ち着いたとは言え、まだ肌の敏感状態が少し残っているみたい。
そう言えば、あれほどしつこかったイラクサさまの皮膚一枚内側からの痛痒さは、それが嘘だったみたいにすっかり消えていました。
消えてしまうと、それが名残惜しく感じてしまうのは、私が根っからのマゾ体質だからでしょうか。
肥後ずいきさまが膣内に残されたムズムズする痒さはまだ少し感じていたので、シャワーを強めにして至近距離から直接マゾマンコに当てました。
「あんっ!」
指で膣口を開き、水流が直接粘膜を洗い流すように当てていると、徐々に気持ち良くなってきます。
このままちょっとオナニーしちゃおうか…という不埒な考えがよぎりますが、私には時間がありません。
15分間から20分間で大広間に戻るようにとのご指示なのですが、見渡したところここに時計は無く、もちろん私も持っていないので体感で計って間に合わせるしかないんです。
余計なことに時間を費やしていると、ご指示を破りかねません。
左手で至近距離からマゾマンコに強いシャワーを当て、右手の指を膣口に潜らせて指先で愛液を掻き出すみたいに膣壁を引っ掻き、最後にクリトリスをギューッとつまんで、大急ぎでビクンと小さくイキました。
それだけでもかなりスッキリ。
だけど私の体感では、バスルームに入ってから確実に10分間は過ぎている感じ。
大急ぎでシャワーを止めスイッチを切り、洗い物たちを持って脱衣所に戻ります。
脱衣籠の中には白いバスタオルが一枚。
当然のように着替え的なものは下着を含めて何一つ用意されていません。
でもまあそれも想定内。
バスタオルでからだの水滴を拭いつつ、ハイソックスなどをご指定通り所定の位置に収めます。
それから髪を下ろして首輪をし直し、バスタオルを胸元からきつく巻き付けて出口へ。
スライドドアの向こう側には、ピンク色のサンダルがお約束どおり用意されていました。
スライドドアを開けてサンダルを履き、素肌にバスタオル一枚でお庭に降り立ちます。
だいぶ陽が落ちましたがまだまだ明るい晩夏の夕方。
あらためてバスルーム小屋を見遣ると、見事なまでに中のバスタブまで丸見え。
シャワーを浴びていたときは湯気で少し曇っていたようにも見えたガラス戸も、すっかり曇り一つ無い素通し状態。
確かにこれは公然猥褻バスルームです。
ご指示通りに、すぐそばの目隠し樹木に入ります。
ほんの数本の木々のあいだをくぐり抜けるとすぐに、着いたときに見渡せた立派なほうの庭園、ロックガーデンが目の前に広がりました。
えっ、表玄関からこんなに近かったの!?
私の感覚では、表玄関前の大庭園とあるじさまのお庭とはずいぶん離れているように思っていたのですが、目隠し樹木を挟んで隣り合わせ、と言ってもいい近距離でした。
この感じだったら、私がお庭でアンアン喘いでいた声も、この辺りまで筒抜けだったのだろうな、と今更ながらの恥ずかしさがぶり返してしまいます。
砂利道、敷石と歩いて、あの立派な正面玄関扉の前へ。
重い外開き扉をグイッと開けると、何とも言えない洋食系の美味しそうな匂い。
ホール入口の内扉も開け放されていて、その奥からお声がかかりました。
「あーきたきた、直子ちゃーん、早くこっちに上がってきて。お姉さまがお待ちかねだよー」
五十嵐さまのよく通るお声。
用意されていたスリッパに履き替えてホールに入ると、着いてすぐにみなさまとシャンパンで乾杯した、向かって右寄りのソファーコーナで五十嵐さまが右手を振っておられます。
そのお隣には中村さまがビニールバッグのようなものの中を覗き込んでおられます。
私が近づいていくと、不意にもっと右側壁際の扉が開き、寺田さま、つづいてお姉さまが出ていらっしゃいました。
おふたりともヴィクトリア調と呼ぶのでしょうか、両肩のところとウエスト部分がヒラヒラフリルで飾られた格調高めな純白のエプロンを着けられています。
いい匂いはそちらから漂っていますから、おそらく厨房でお夕飯のためのお料理をされていたのでしょう。
「おーおー、湯上がり直子は一段とエロっぽいねー」
おふたりとほぼ同時にソファーコーナーに到着した私。
寺田さまからそう冷やかされたと思ったら、スーッと伸びてきたお姉さまの右手で、さも当然のようにからだに巻き付けたバスタオルを引き剥がされます。
「あんっ、いやんっ!」
みなさまの前に再び全裸姿を晒す私。
私の左腕はバストを庇い、右手は股間なヴィーナスの誕生ポーズ。
「何が、いやんっ、よ。今更隠したって仕方ないでしょうに。右内腿の会陰近くに小さなホクロがあることだって、ここにいる全員がもう知っているわよ?」
お姉さまのイジワルいお言葉にワッと沸いたみなさまのご愉快そうな笑い声が、天井の高いホール内に響き渡りました。
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