「それでは施術をつづけましょう」
アンジェラさんが再びタオルを持ち、私の股間を覆って拭い始めました。
「ナオコのヴァジャイナ、すごく熱くなっているわね?もう少しの辛抱だから、がんばってね」
おやさしげにおっしゃりながら、膣を軽く叩くみたいにして、滲み出た私のえっちなおツユをタオルに染み込ませています。
「ぁぁんっ!」
ときどきタオルの端がコソッと剥き出しの肉の芽をくすぐり、そのたびにピクンと感じてしまいます。
さっきと同じように汚れたタオルをセリナさんに渡した後、施術が始まりました。
「無駄な力は抜いて、下半身をリラックスした状態にしていてね?ナオコ」
私の左側に立ったアンジェラさんが、私の股間に覆いかぶさるようにしながら、手早くヘラでワックスを塗っては、剥がしていきます。
「んっ!」
お尻のときよりは、何て言うか、ちゃんと痛い感じ。
ローソクプレイで言えば、より低い位置からロウを垂れされている感じです。
「あうっ!
「はぁんっ!」
アンジェラさんの指で陰唇を引っ張られつつ、伸ばした輪ゴムをパチンと当てられたような痛みが、性器ギリギリの敏感な皮膚を襲いつづけます。
「はうっ!」
「ううっ!」
一生懸命抑え込んでいるつもりなのですが、どうしても呻き声が洩れてしまいます。
からだ中がどんどん疼いてきて、身悶えしちゃいそうになっています。
「セリナさん、タオルを」
アンジェラさんのお声で小休止。
モニターを見ると、パックリ開いたピンクの粘膜が懲りもせず、水あめでコーティングしたようにライトを反射して再びキラキラきらめいていました。
恥ずかしい・・・
私が見入っているモニターの中で、その部分にタオルがかけられました。
シーナさまがお部屋からいなくなってから、この場の雰囲気も少し和らいだみたいでした。
内輪っぽい雰囲気が漂い、私語も増えてきました。
リナリナトリオのおひとりが、ニヤニヤしながらセリナさんに何か耳打ちしています。
それを聞いてセリナさんがあらためてモニターに目をやり、それから私の顔を窺うように視線を泳がせ、頬を赤らめてうつむきました。
そんな彼女たちを見ていると、私もあらためて、今の自分の格好と状態の恥ずかしさに、いたたまれなくなってきてしまいます。
彼女たちは真面目にお仕事をされているだけなのに、私だけ勝手にどんどん発情してしまっているのですから。
タオルがはずされると、私の性器周辺左側下四分の一くらいの毛が見事に無くなっていました。
間髪を入れず、アンジェラさんが施術を再開されます。
「あんっ!」
「んんっ!」
再び呻き始める私。
声ぐらい出していないと、本当にどうにかなっちゃいそうなほど欲情していました。
ワックスの位置が段々上に来て、裂け始めのすぐ脇、恥ずかしい肉の芽のすぐ横の毛に塗られ、剥がされたときでした。
今までより格段に激しい痛みが、全身をつらぬきました。
「ぃたいっ!!」
「キャッ!」
私の呻きにアンジェラさんの悲鳴が重なりました。
「ごめんなさいっ!」
上半身をあわてて起こして、アンジェラさんに謝りました。
思わぬ痛みに反射的に両膝を立てて閉じてしまい、両方の膝頭でアンジェラさんの右の二の腕を強く挟んでしまったようでした。
「いいのよ。心配しないで。痛かったのよね?よくあることよ。逃げ遅れたわたくしがいけないの」
アンジェラさんがニッコリ笑って、私を見つめてくれます。
「本当にごめんなさい。これからは絶対にがまんしますから、許してください」
泣きそうになりながら、その目をすがるように見て謝ります。
「大丈夫。ナオコはがまん強いわ。痛さで暴れるお客様もけっこういらっしゃって、それは承知のことですから。今のはわたくしのミスよ」
「みなさんも注意してくださいね。ワックスを剥がしたら、さっとお客様から離れること。これも技術のひとつです」
「予想外の痛みを感じると、お客様のからだは反射的に動いてしまいます」
「とく仰向けの場合は、脚をでたらめに振り上げてしまうかたもいらっしゃいます」
「膝蹴りとか、まともに受けると怪我しちゃいますからね」
「だから、うまく避けることも、一流エステティシャンとして必要なテクニックです」
「なるべく痛みを感じさせないように施術するのが一番なのですけれどね」
右の二の腕をさすりながら、アンジェラさんがリナリナトリオのみなさんに説明されています。
「でも、あなたたちはまだ慣れていないから、ちょっと危ないかなー?」
アンジェラさんが私の顔をまだ見つめつつ、思案顔になりました。
「こっちの半分は、あなたたたちに実習してもらおうかと考えていたのだけれど・・・」
まだ毛が残っている私の性器の右半分の側を指さしながらのお言葉。
「あなたたちが交代で、ナオコの両膝を押さえていてもらえば、大丈夫かしら?・・・」
同年代くらいの女性たちの手で両脚を押さえつけられ、無理矢理アソコの毛を引き抜かれる私・・・
アンジェラさんのお言葉を聴いた途端、パーッと屈辱的な妄想が広がり、ゾクゾクが止まりません。
「それでしたらっ!」
リナリナトリオの中で、一番明るくて快活な感じな、フワフワウェーブヘアが可愛らしい小柄な女性が一歩前に出て来て、アンジェラさんに向かって右手を高く上げました。
発言したくてしょうがなかったようなご様子。
大きな丸いふたつの瞳が、好奇心で爛々と輝いているように見えました。
「先ほどのお連れのかたがおっしゃったように、失礼して軽く縛らせていただいたらどうでしょう?」
溌剌とした明るいお声。
「こちらのお客様、そういうご趣味をお持ちのようですし・・・」
私の顔に、盗み見るような視線を走らせてから、クスリと小さく笑ったのを聞いて、今まで私が辱めを受けるたびにクスクス笑っていたのは、この人だと思いました。
今はそのつぶらな瞳を大きく開いて、至近距離からじっと私のアソコを見つめています。
その全身から、興味津々、という四文字がほとばしっています。
「あら、アリナさんたら、大胆ねぇ」
アンジェラさんが小さく苦笑いを浮かべ、まだ上半身を起こしたままの私の顔を覗き込んできました。
「ねえナオコ?本当に縛っちゃってもいいの?」
「あっ、はい。もちろんかまいません。縛られるのは慣れていますし・・・」
服従ポーズのまま小さくお答えしたら、アリナさんがまたクスッと笑いました。
私は、余計なことを言っちゃった、って真っ赤になりつつも、思いもよらない展開にドキドキが治まりません。
まさかこんなところで縛られちゃうなんて・・・
それも今日会ったばかりの女性たちの目の前で・・・
その上、ビデオで記録のオマケつき・・・
きっと今の私は、マゾ顔全開のはずです。
「そうねえ・・・でもうちにはそういう種類のロープとかないし。マダム・ワカバヤシのときはいつもミス・シーナがご持参されるから」
シーナさまってば、やっぱりここで、そういうこともやってらしたんだ・・・
「荷造り用のビニールヒモでは、何て言うか、エレガントではないわよねぇ・・・」
アンジェラさんがまた思案顔になると、すっごく嬉しそうなお顔のアリナさんがまた、右手を高く上げました。
「はい!あたしいいもの知っています。確かコスメのお部屋に、サニタリーの業者さんからモニターでいただいた包帯がたくさんあったはずです。あたし、取ってきます!」
弾んだお声でそうおっしゃると即座に、タッタッタとお部屋を出て行きました。
「包帯ね。それはいいわ。包帯ならお肌も傷つかないし」
アンジェラさんが私を見ました。
「本当にいいのね?縛っちゃうわよ?」
イタズラっぽく聞いてきました。
「は、はい・・・お願いします・・・」
私はゾクゾク感じながらお答えしました。
「ひょっとして、嬉しいの?」
「は、はい・・・」
私にもはや理性は残っていません。
恥辱の快感に、身も心もどっぷり浸りきっていました。
アリナさんが包帯のロールを両手一杯に抱えて戻ってきました。
「これだけあれば足りますよね?」
本当にすっごく嬉しそうです。
「包帯だったら、マリナさんがお得意だったわね?お願いできるかしら?」
アンジェラさんからマリナさんと呼ばれた女性、ショートカットで理知的なお顔をされた、細身でちょっぴりボーイッシュな感じの美人さん、が、はい、と答えて近づいてきました。
「この人もね、看護師の免許をお持ちなの。整形外科の病院に2年くらい勤めていらっしゃったのよね?」
「はい」
涼しげなお声でお答えになるマリナさん。
これでお三人のお顔とお名前が一致しました。
「このままの姿勢で固定すればよろしいですか?」
マリナさんがアンジェラさんに尋ねています。
私は、上半身は起こしていますが、下半身は自発的にさっきまでの姿勢、足の裏をペッタリくっつけて、両膝を内腿とふくらはぎがくっつくまで折り、左右ほぼ水平にまで開いた形、に戻っていました。
したがってアソコはまた、パックリ開きっ放しです。
「そうね。ナオコがそれでいいのなら。どう?ナオコ」
「はい・・・大丈夫です・・・お、お願いします・・・」
アンジェラさんを見て、それからマリナさんを見ました。
「わかりました」
薄く笑ったマリナさんが、包帯のロールを片手にツカツカと私の足元まで移動しました。
「失礼します」
言うや否や、ペッタリと合わせた私の足の左右の甲を、やんわりと捕まれました。
「背中を下ろして仰向けに戻ってください」
言われた通りにふわふわタオルに再び背中を預けました。
寝そべると同時に私の両足首が持ち上げられました。
腰が浮いて、お尻を宙に突き出す格好になります。
マリナさんの視線のすぐ前に、私のお尻の穴があるはずです。
その状態のままマリナさんが手際良く、私の両足首から下をひとつにした形で、包帯でグルグル巻きにしていきました。
両足のかかとから爪先までが包帯の白いひとかたまりとなって、まったく動かせなくなりました。
その包帯は、普通のものより少しザラザラしている感じで、とくに何もしなくても巻いただけでくっついちゃう仕様のようでした。
その感触に、そう言えば以前、こういう仕様の赤いテープで、やよい先生に拘束されたことがあったなあ、なんて唐突に思い出しました。
足先が終わって、今度は膝の固定です。
まず左脚。
ふくらはぎと内腿をピッタリくっつけたまま、太腿から脛のあたりまでを包帯でグルグルひとくくりにされました。
同様に右脚も。
これで私の両脚は、膝を折ったままの、ほぼ全開状態に固定されました。
「ちょっと両脚を閉じようとしてみていただけますか?」
マリナさんのお言葉で両脚に力を入れ、膝を閉じようと試みます。
でも、両足首ががっちり固定されているので、太腿がいくらか内側に動くくらい。
閉じることなど出来ません。
これでもう、いくら痛くても、両膝で施術のかたを挟んでしまう心配はないようです。
だけどマリナさんは、なんだかまだ不満そう。
「やっぱり、少し動いちゃうわね・・・」
独り言のようにつぶやきました。
「この後、Vラインもつづけてやってしまうのですよね?」
マリナさんが今度はアンジェラさんに尋ねました。
「そうね。一気にやってしまいましょう」
「それだったら、ちょっとくらい包帯が緩んでも動けなくしておいたほうがいいですよね・・・」
マリナさんの冷静なお顔は、私にはとてもエスっぽく見えました。
少し考えてから、マリナさんがおもむろに、包帯を数メートルずつに切り始めました。
そして、それらを束ねて縄のように縒ってから、まず曲げた左膝の内側の隙間から通し、その端をベッド下のパイプに括り付けました。
私の折り曲げた左脚は、ピンと張りつめた包帯のロープでベッドにベッタリと固定され、敷かれたタオルから離れることが出来なくなりました。
同じように右膝、そして、ひとつに括られた両足先もベッド下のパイプに繋がれました。
「痛くないですか?」
マリナさんが、お仕事中の看護婦さんそのものなクールなお声で聞いてきます。
「ぁ、はぁぃ・・・」
自分の下半身がどんどん動かせなくなっていくことに、眩暈しちゃうほどの陶酔を感じていた私は、いやらしいマゾ声でうなずきました。
「今、縛っていて思いついたのですが、こうするともっと施術がしやすくなると思います」
マリナさんがアンジェラさんに向けておっしゃってから、今度はセリナさんのほうを向いてつづけました。
「セリナさん、あそこの戸棚から毛布を一枚、持ってきてくださる?」
セリナさんがタタッと駆け出し、すぐに毛布を抱えて戻ってきました。
「ううん、たたんだままでいいの」
毛布を広げようとされたセリナさんを制します。
マリナさんはその毛布をさらに、大きめな枕くらいの大きさにまでたたんでから、ちょっと失礼、と、私の腰のあたりのふんわりタオルの下に手を潜り込ませ、私の腰を持ち上げて、その隙間に折りたたんだ毛布を挿入しました。
その結果、差し込まれた毛布によって私の腰は以前より10センチくらい浮き上がり、背中が若干弓反りな姿勢になっていました。
仰向けに寝そべっている私から見ると、中空に自分の下腹部が突き出され、その先が見えない状態。
必然的に傍から見れば、剥き出しの股間を高く突き出すような格好になっているはずです。
腰の位置が高くなったおかげで、両脚を繋ぐ包帯ロープの張力も増して、膝の内側にいっそう食い込み、被虐感を煽ってきます。。
私の下半身は、すっごく恥ずかしい状態で完全に拘束されてしまいました。
小野寺さんのカメラが私の今の状態を、足元からゆっくり舐めるように映してくれています。
真っ白な包帯で固められた両足先。
両膝を折り曲げたまま全開でベッドにくくりつけられた両脚。
これみよがしに高く突き出された、施術途中の毛が残る、開いて濡れそぼったアソコ。
薄い毛が翳る土手部分から下り坂になり、縦に伸びたおへそ。
仰向けのために若干左右に垂れ下がり気味なふたつの乳房。
相変わらず天を衝くふたつの乳首。
マゾの服従ポーズの両腋には汗が滲んでいます。
首に巻かれたメス犬マゾな証の赤いチョーカー。
そして、恥辱の興奮に歪む、私の真っ赤な顔。
「あらあら、スゴイ格好になっちゃたわねえ、ナオコ」
アンジェラさんが少し呆れたようなお声でつぶやきました。
「でも白い包帯っていうのはいいわね。なんだかフェティッシュで。ゾクゾクしちゃうくらいエロティックだわ」
アンジェラさんの右手が私の足先の包帯をそっと撫ぜました。
「それにしてもマリナさん、あなた手際がいいわね?感心しちゃった」
「あ、はい。わたしも以前の職業柄、SMとか興味あったので、看護師時代に少し研究しました。看護師には多いですよ。その手の人」
照れ臭そうにおっしゃるマリナさん。
「あ、でもわたしは、あくまでもエスのほうですから」
お口の端をクイッと上げたクールな微笑を私に向けながら、マリナさんがそう付け加えられました。
やっぱり、と思いました。
*
*コートを脱いで昼食を 21へ
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