「直ちゃん、ちょこっと勘弁ね、そこに仰向けに寝そべってくれる?」
石畳から少し外れた芝生部分にふんわり柔らかそうな大きめのバスタオルを敷いてくださった全裸の寺田さまが小声でエクスキューズしながら私におっしゃいます。
リードが外されご命令通りに寝そべると、寺田さまはまず私のソックスを履いた右足首をやおら私の顔側にグイッと引き寄せます。
持ち上がるお尻、開く股間。
頭側に持ってこられた右脚の膝裏を私の右腕で上から押さえ込むように固定しつつ、くの字に曲がった右脚の足首を右手首と交差させ、麻縄で手際良く一括りにされました。
頭方向へ引き寄せられた右腿を右腕で押さえ付ける状態となり、私の股間の右半分が半開状態。
左足をどんなに動かしても隠すことは出来ません。
いきなりとんでもない格好にされちゃったのですが、近づかれたときに寺田さまのおからだからほのかに立ち昇るフローラルの甘美な香り。
間近で拝見する少し小麦色に焼けたキメ細かく滑らかそうな素肌。
前屈みになられた寺田さまの豊満なおムネが眼前でユサユサ揺れて、このままギュッと抱きすくめられたい、と思ってしまいます。
そんなしょうもないことを考えているうちに左脚も同じように持ち上げられ、あれよという間に私の股間は180度以上に全開。
右腕と右足首、左腕と左足首を大股開き全開で縛られ、あられもなくマゾマンコがお天道様と直撃です。
自分の両腕で自分の両脚を押さえ付ける、いわゆるマングリ返しの格好で身動き取れない状態のまま、見事に拘束されてしまいました。
「このM女はバレエ経験者でからだが柔らかいという情報がありましたので、僭越ながら達磨縛りにしてみました」
全裸の寺田さまがあるじさまへ事務的なご口調でご報告。
「ふふ、無様な格好ね。いいじゃない寺田。絵面にインパクトがあるよ」
あるじさまが私に近づいてこられ、私の少し持ち上がっている左尻たぶを雪駄のおみ足で軽く蹴られます。
私のからだ全体が右側へとごろんと傾きますが、すぐに元通り。
どんなにぞんざいに扱われても文字通り手も足も出せない、まさに肉達磨状態。
そんな私の痴態を小さなデジカメでいろいろな角度からパシャカシャ撮影されるあるじさま。
私はどうすることも出来ず、媚びるようにあるじさまと全裸の寺田さまを見上げるばかり。
地面から見上げる寺田さまの裸身の凹凸も迫力満点です。
「あら、こんなに恥ずかしい格好にされているのに、もうマンコからよだれ垂らしているじゃないか?ケツ穴までグッショリ濡らして」
あるじさまがレンズを向けつつ、イジワルク私をお言葉責めしてくださいます。
「こんなマンコおっ広げの格好にされたのに感じているんだ?オナ子、恥ずかしくないのかい?」
「…あんっ、とっても恥ずかしい…です…」
「ふん、恥ずかしいのにマンコはこんなに濡れちゃうんだ?本当は恥ずかしいのが気持ちいいのだろう?」
「いえっ、そういうことではなくて、おツユが多いのはただの体質で…」
こんな小芝居がいつまでもつづけばいいと、敢えてあるじさまのお言葉に反論してしまう私。
「はん、体質が聞いて呆れるよ。ただのドスケベ淫乱ドマゾのクセにっ!」
寺田さまから手渡された乗馬鞭で右の尻タブをバチンと打擲されます。
「…あうぅっ、あんっ、あるじさまぁ…」
「何媚びた声を上げているんだい。寺田、こいつに鼻フックをかませなさい。こんな無様な肉達磨には不細工な豚っ鼻がお似合いだ」
寺田さまがすぐに傍らのショッパーから取り出され、私の鼻先にぶら下げられる見覚えのある器具。
数ヶ月前にうちのショップを訪ねられた女子大生のかたたちにセルフボンデージのレクチャーをさせていただいたとき、最後の記念撮影で生まれて初めて施されたノーズフック。
その写真も見せられたのですが、確かに凄く不細工な豚っ鼻に成り果てていました。
あのときはボールギャグも噛ませられていたっけ…
豚さんで思い出したのですが、そう言えば大好きなあるじさまと寺田さまが揃っているのにジョセフィーヌさまのお姿がありません。
暑い盛りですからどこかの木陰でゆっくりお昼寝でもされているのでしょうか。
大好きな寺田さまのオールヌードが視れるせっかくのチャンスなのに…
そんなことをとりとめもなく考えているうちに鉤状の突起ふたつが私の鼻の穴ふたつを的確に捉え、紐状のベルトが私のおでこから後頭部を張り詰めて通り、首輪の後ろにカッチリ取り付けられます。
「あーーっ、いやーーっ!…」
私の鼻の穴ふたつが強く上方に引っ張り上げられ、つられて上唇まで軽く引っ張り上げられてしまいます。
相変わらずパシャカシャ写真を撮られるあるじさま。
ちゃんと処理はしているつもりだけれど、鼻毛とか出ていないといいのですが…
「ますますオナ子にお似合いの姿になったじゃないか。でも、豚ヅラになってもまだ可愛いのがなんだか腹立たしいね」
素直に喜んでいいのか困るご感想を述べられるあるじさま。
その顔を知っている私にとっては、恥ずかしさと屈辱感が倍増なのですが。
「おや、マンコからのスケベ汁もどんどん溢れて洪水のようだね。まったくど淫乱なメス豚だ」
呆れたようなお声のあるじさまが、今度はさっきより強く私の左尻たぶを蹴飛ばします。
仰向けだった姿勢が転がされ半身になったところをなおも足で押され、半回転してうつぶせに。
バスタオルからは完全にはみ出して全身が芝生の上。
もちろん手足は緊縛されて動かせませんから、顔面支点で両脚の膝が地面を突き、お尻だけ高く上げた四つん這い、いえ、三つん這いです。
「ほう、ずいぶんメス豚らしい格好になったじゃないか。家畜奴隷のおまえには四つ足のほうがお似合いだ」
左頬を芝生に埋めている私の眼前にしゃがみ込まれたあるじさま。
私の顎に指を添え、無理矢理正面を向かされ顔を覗き込まれます。
おっぱいは地面にべったり押し付けられ、両手両足拘束で膝立ちのお尻だけ持ち上がる、かなり苦しい体勢です。
「ほら、豚らしくブヒブヒ鳴いてみな」
私の顎に指を添えて上を向かせ、別の手のカメラで私の顔のアップをパシャパシャお撮りになるあるじさま。
その背後から全裸の寺田さまがあるじさまに日傘を差し掛けていらっしゃいます。
「…ぶ、ブヒ…ブヒブヒ…」
ご命令通りに口に出した途端、得も言われぬ屈辱感が全身に広がります。
「うまいうまい。もっと大きな声で」
「ブ、ブヒブヒー、ブヒブヒブヒー…」
バチバチーンッ!
「ああんっ!」
鳴いている最中にあるじさまからの強烈な往復ビンタ。
私の両頬と全身がカッと萌え立ちます。
「ひっぱたかれて何うっとりした顔をしてるんだい、気持ち悪いやつだね。でもまあ、うまく鳴けたご褒美はやろう」
「寺田、こいつの牝穴にずいきをぶち込んでおやり。ドロドロだから乾いたままでも難なく咥え込むだろう」
あるじさまが立ち上がられ、呼応するように寺田さまのおみ足も私の視界から消えました。
視線のずっと先は建物の正門、お尻を向けているのは玄関前の石段です。
程なく私のマゾマンコにいきなり何か固いものが捩じ込むように乱暴に侵入してきました。
「あぁーーーーっ!」
予期はしていたとは言え唐突だったので、自分でもびっくりするほど大きな声が出てしまいました。
始めこそゴツゴツしていましたが、膣に溜まっていたおツユと徐々に馴染んでしんなりフィットしてくるこの感覚。
紛れもなく肥後ずいきさまです。
ずいきさまはすぐに、私の中でゆっくりとしたピストン運動を始められます。
「これがオナ子の好物なのだろう?この数日で三本も四本も味わい尽くしたそうじゃないか。これは餞別だ。存分に味わえ」
あるじさまのお声がお尻のほうから聞こえ、ときどき乗馬鞭でお尻をピシッと叩かれます。
そのあいだもずいきさまのピストン運動はつづいてますから、ずいきさまを動かしていらっしゃるのは寺田さまでしょう。
「あ、うごかさないでっ、んんーっ、いいぃーーっ、あんっ、あーーんっ、もっとぉー、もっとおくまでぇーっ!」
「ああぁーっ、いいっ、いいっのっ、おまんこいいっ、やだっ、いいっ、いっちゃうっ、いっちゃうーっ!!」
唐突に始まったご褒美展開に私の性感帯は瞬く間に全開となり、喘ぎ声の暴走が止まりません。
辛い姿勢で地べたに投げ出され身動きもままならない境遇に、被虐感もどんどん高まります。
私の視界にはどなたのお姿もありませんので目を瞑り、下半身から押し寄せる甘美な快感に任せて心ゆくまで身悶えます。
グングン昂ぶる性感と共に私のお尻のほうが騒がしくなっていることに気がつきました。
私の奔放な淫ら声が聞こえちゃったのでしょうか、お屋敷の中からみなさま出てきちゃったみたい。
「あー寺っち、素っ裸になってあたしのペットに何しているのよー、なーんてね。あたしはネトラレらしいから、ぜんぜんかまわないけど。どんどんやって」
お道化たお声はお姉さま。
「ある意味、寺っちって直子の上位互換かもね。先生のご命令とは言え人前で真っ裸になっても全然恥じ入ることなく、むしろ、さあ視なさい、って感じ。確かにボンキュッボンでナイスプロポーションだからそれもわかるんだけど、なんかムカつく」
ご冷静に分析されるのは五十嵐さま。
寺田さまって私と同類の、見せる子ちゃん、じゃないかとのご見解に、勝手に寺田さまに親近感を抱いている私。
わざわざ私の顔のほうまでやって来られて、喘ぎ悶える私の顔を覗き込まれるのは中村さまと角田さま。
「へー、豚っ鼻にしてもらってるんだー」
と中村さまが笑うと、
「でもこれはこれで可愛いじゃん。とても直子らしい」
とまたまたリアクションに困るご感想を述べられる角田さま。
「なに人間様の言葉で喘いでいるんだい?おまえに許されているのは豚の鳴き声だけだよ。喘ぐならブヒブヒ喘ぎなさい」
乗馬鞭で私のお尻を強烈に叩かれつつ、苦笑い交じりでおっしゃったあるじさまの叱責がお尻のほうから聞こえました。
一斉にドッと沸かれるみなさま。
ご命令にすぐさま素直に従う私。
「んーーっ、ぶひぃーんっ、ブヒブヒブヒーーンッ!あっ、あっ、ヒイーーンッ!!」
寺田さまであろうおかたが出し挿れされているずいきさまは、浅く深く、的確に私の膣壁を蹂躙し、絶頂への階段を着実に昇り詰めつつあります。
乗馬鞭による打擲も、左右の尻たぶ満遍なく、ときに弱くときに強く、ベロの部分でスーッと恥丘を撫でられたりと、完璧なアシスト。
「ブヒ、ブヒブヒーーン、ブヒブヒブヒっ、あんっ、ブヒブヒブヒブヒーーんッ!!」
「鞭を振るうの疲れちゃった。どなたか代わってくださらない?」
あるじさまがお尋ねされるとすぐにご反応されたお声は五十嵐さま。
「はい、はい、うちがやりまーす」
少しのあいだ鞭が止み、すぐに強烈な一発が右尻たぶに炸裂。
「ブヒィーんっ!!」
「本当に無様で浅ましいメス豚っぷりだこと」
あるじさまの落ち着いたお声が聞こえます。
「もしも本当にこんな格好のM女を屋外に一晩放置したら、どんなことになってしまうだろうかね…」
お独り言っぽくあるじさまがつづけられます。
「…時代物だったら宿場町の旅籠や女郎街の大店の軒先とか、現代ものだったらラブホ街の暗がりとかホームレスがたむろする公園の中…」
「大きな声は出せないように猿轡、目隠しもしたほうがいいね。拉致られないような工夫も必要だな…」
「暗がりに乗じて不埒な輩が列を作って肉棒が次から次へとブチ込まれる、M女も気が可怪しくなるくらい大満足して身も心もイキ果てる…」
恐ろし過ぎる妄想を淡々と口にされるあるじさま。
でも私はずいきさまがくださるめくるめく快感でもはや天国一歩手前、何も考えられません。
「ヒィーッ、ブヒィィーーっ!!」
「イメージがいい感じに固まってきた。達磨縛りの肉便器か。寺田、執筆に戻ります。あとはよしなに」
あるじさまの力強いお声が聞こえ、スタスタと少し遠のかれたのでしょう、距離を感じる張りのあるお声がすぐにつづきます。
「それで寺田、オナ子は今日で最後だからしっかり存分にイカせてやりなさい。それが終わり次第裸のままわたくしのもとに戻ってくること。まだまだやってもらいたいことはあるからね」
「はいっ、先生!」
忠誠心溢れる寺田さまのお答えが聞こえたかと思うと、すぐに、うふふ、と意味深な含み笑い。
「お許しが出ちゃったから本気出すわよ。直ちゃん、覚悟はいい?」
寺田さまの弾んだお声が合図となって、ずいきさまの動きが一変します。
それまで膣壁をねっとりねぶるように動いていたずいきさまが、ずっぽり奥深くまで潜り込まれます。
それから膣粘膜の行き止まりをコツコツ細かく叩くような小刻みなストロークが始まりました。
「あっ、あっ、あっ、そこっ、だめっ、いやっ、ブヒッ、ブヒッ、ブヒィーぃぃぃっ!!」
豚さんの鳴き声をしなくちゃと思うのですが、思うより先に淫声が湧き出てしまいます。
女性器全体を震わせてくるような小刻みな振動に、ずいきさま特有の甘痒いような疼きが満遍なく行き渡り、腟内の粘膜がゼリーとなって蕩け出ちゃいそう。
「ああんっ、イッちゃうぅっ、ブヒィ、ヒィィーっ、そこっ、もっとぉっ、んんんーっ!!」
クリットやお尻の穴もどなたかが弄られているようですが、もう何がなんだかわかりません。
小さく何度もイキながら、より大きなオーガズムが待ち構えている感じ。
もうどなたのことも気にならず、ずいきさまがくださる快感だけに集中していました。
「あーーーっ!!イッちゃうっ!!イッちゃいます!!ごめんなさいっ!!いぃぃぃーーーっ!!!!!!」
からだが粉々に弾け飛ぶような波紋状の膨大な快感に翻弄されて、なぜだか謝りながら、私は意識を手放したようでした。
…
口中に甘苦く刺激的な何かが侵入してきてぼんやりと目が覚めます。
わけもわからずその何かが喉を通り過ぎて胃の腑に落ち、カッとからだが燃え上がって完全に意識が戻ります。
「ブランデーよ。直子、また気絶しちゃっていたの」
私の顔のところにしゃがみ込まれたお姉さまが、お優しくおっしゃってくださいます。
私は最初に寝そべったふわふわバスタオルの上に仰向けの立膝で寝かされていました。
手足を縛っていた縄は解かれ、両脚のあいだにグズグズに濡れそぼったずいきさまがポツンと置いてありました。
「まったく、応接に暇がない、っていうのはこのことね。直子のいくところに陵辱あり、って感じ。戻ってきてからシャワーもまだなんでしょ?」
「はい…」
お姉さまの傍らには五十嵐さまと角田さまがいらっしゃり、他の方々のお姿は見えません。
相変わらず燦々な陽射しですが、少し陰った感じも。
「もう三時過ぎたし帰る準備もしなくちゃだから、早くシャワーを浴びていらっしゃい。立てる?」
お姉さまのお優しいお言葉に、そっと上体を起こしてみます。
視界が仰ぎ見から水平に移ったとき、なんとなく鼻の辺りに違和感が…
「あはは、なんかしっくりきていたから忘れていたわ。鼻フックも外してあげなきゃね」
お姉さまが笑いながら私の顔にお手を伸ばしかけられたとき、正面に聳えるお屋敷の門から、静かなエンジン音と共に一台の乗用車が侵入してきました。
思わずお手が止まるお姉さま。
反射的におっぱいを両手で庇う私。
その乗用車は石畳をゆっくりと徐行しながら、こちらに近づいてきます。
ピカピカに磨かれた大きくて黒塗りの厳かな外見、こんなお車、どこかで見覚えがあったな、と思う間もなく、私たちの2メートル先くらいで静かに停車しました。
運転席側のドアが開き、長身細身なシルエットが現われます。
襟元を広めに開いた白いブラウスに黒のパンツ。
ショートなセシルカットのシャープなお顔立ちで丁寧にお辞儀されるそのかたは、何度かお世話になったことのあるハイヤー運転手、本宮さまでした。
唖然としている私たちにキッチリお辞儀をされた本宮さまは、キビキビとした動作で後部座席左側のドアへと向かわれ、優雅にドアを開けられます。
ドアから降り立ったのは、外国のバンドらしいロゴが描かれただっぷりとしたTシャツにショーパン、サンダル、サングラス姿のリゾート感とオフモード感が満開な女性、うちの会社の通販及びショップ担当な愛川里美さまでした。
その右手にはどなたかの手が握られているようで、もうおひとりいるみたい。
「段差になるから気をつけてね。一歩一歩確認しながらゆっくり降りなさい」
里美さまのお優しげなお声が聞こえ、もうおひとかたを誘導されています。
最初に白いサンダルの素足が覗き、やがておからだが現われるにつれて、そのかたがどうやら裸であることがわかりました。
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