ふと横を見ると、ほのかさまがワンピースをすっかり脱ぎ終えていました。
ペールホワイトと呼ぶのでしょうか、ひんやりとした雰囲気の色素薄めな肌色の素肌が、応接室の窓から差し込む日差しにクッキリ照らし出されていました。
どちらも少しだけフリルで飾られた、清楚という言葉がぴったりな真っ白なハーフカップブラとフルバックのショーツ。
ほのかさまって、確実に着痩せするタイプです。
思っていた以上にボリューミーなバスト、キュッとくびれたウエスト、そこから流れるような曲線を描いてツンと上を向く逆ハート型のヒップ。
早乙女部長さま、リンコさま、ミサさまも、見惚れたようにほのかさまの神々しいまでの肢体を凝視していました。
私も吸い寄せられるように見惚れかけたのですが、ハッと、自分が今置かれている状況を思い出しました。
ええい、もうなるようにしかなりません。
もしもノーパンだったら、ついうっかり、で思い切りドジっ子になって、なんとかお笑いでごまかそう。
幸いなことに、私の本性をご存知なチーフもいらっしゃらないことだし。
ほのかさまに注目が集まっているうちに、と思い、急いでシャツブラウスのボタンを上から外し始めました。
ブラウスのボタンを3つまで外し、着けていたブラジャーがチラッと見えたとき、はっきり思い出しました。
大丈夫、今日はちゃんとショーツも穿いている。
ホッと一息、胸を撫で下ろしました。
今朝、なぜこの下着たちを身に着けることにしたのかまで、ハッキリ思い出していました。
と同時に、昨夜、どんなオナニーをしたのかまでも。
昨夜は、お姉さまとの連休中のあれこれの思い出し自虐オナニーシリーズ。
お姉さまのお部屋のベランダで白昼、人間洗濯物干しにさせられる妄想でした。
全裸でベランダに連れ出された私は、ベランダの下からもよく見えるところに立たされ、両腕を左右へ水平に挙げるよう命令されます。
お姉さまが私の腕に、タオルやハンカチを洗濯バサミで留めていきます。
皮膚とお洗濯物を一緒に挟んで留めるのです。
更に、長い紐を結んだ洗濯バサミを私の乳首に噛みつかせ、紐のもう一方の端を洗濯物干しの柱に結び付けて、その紐にもお洗濯物をどんどん掛けていくのです。
お洗濯物の重さで乳首が引っ張られ、ついには激痛と共に外れてしまいます。
外れてしまってお洗濯物を落としてしまったら、もちろん更にキツイお仕置きが待っているのです。
そんな妄想をしながら、自分のからだにたくさんの洗濯バサミをぶら下げました。
私の大好きな、おっぱいを絞り出すような形に麻縄で乳房を縛り、ツンと尖った乳首に洗濯バサミを噛ませて引っ張りました。
クリットローターとバイブレーターはずっと震わせっぱなし。
頭の中には、私の恥ずかしい姿をベランダにみつけた通行人やお隣の女子校の窓から、情け容赦の無い嘲りや蔑みが絶えず聞こえていました。
棒枷で大の字に開きっ放しのマゾマンコからは、愛液が始終ポタポタと床に垂れていました。
そんなふうに私は、鏡張りのお仕置き部屋で首輪から垂れたリードの鎖をユラユラ揺らしながら、夜が更けるまでアンアン身悶えしつづけたのでした。
その流れで、今朝起きて下着はどうしようかと迷ったとき、実際にもその後、お姉さまからご指示いただいて身に着けたアレにしよう、と決めたのでした。
元々はお姉さまの持ち物であった、シルバーのオシャレなブラジャーとショーツ。
そこまで思い出したとき、急に別の不安が頭をもたげてきました。
昨夜の痕跡が肌に残っていないだろうか?
たとえば縄の痕とか、洗濯バサミの小さな鬱血とか、鞭で叩いたミミズ腫れとか・・・
オナニー後はゆっくりお風呂に入って素肌マッサージはしましたが、今朝はまったくそんなことを気にせずお洋服を着てしまいました。
自分でもどうなっているか、脱いでみなければわかりません。
ブラウスのボタンはすべて外し終えていました。
開いた隙間から肌を見た感じでは、大丈夫そう。
他のみなさまは、インナー、ブレザー、スカートとすでに身に着け終えたほのかさまに、今度はアクセサリー類を着けるお手伝いをされています。
そのあいだに、ささっと脱いで、ささっと上だけでも着てしまおう。
ブラウスの前を開き、あたふたと袖を抜きにかかりました。
「あら、森下さんは、うちのランジェリー、着けてくださっているのね?」
いきなり早乙女部長さまからお声がかかって、盛大にドッキン!
いつの間にか部長さまが私の前に来られていました。
不意を突かれた私は、脱いだブラウスをテーブルの上に置くのが精一杯。
咄嗟に自分の上半身に視線を走らせ、左脇腹に赤い点みたいのが見えた気がしてサッと右手で隠しました。
それだけでは不自然なので左腕をその上に交差させ、お腹の前で両腕を組むような格好、その格好でフリーズ。
「でもおかしいわね。そのシリーズはまだ流通に乗っていないはずじゃなかったかしら?」
部長さまが私のバストをまじまじと見つめながらおっしゃいました。
お腹の前で両手を組む格好ですから、見方によっては、おっぱいをこれ見よがしに突き出して強調しているふうに見えちゃったかもしれません。
部長さまのお声につられるように、リンコさまとミサささま、そしてほのかさまの視線も私を追いかけてきました。
「あ、あの、これは、お休み中にチーフのお家のお掃除のお手伝いに伺いまして、そのときに貸していただいたと言うか、譲っていただいたと言うか」
フリーズしたまま説明する私の上半身を、みなさまの視線が舐めるように這い回るのがわかりました。
「そんなことがあったのね。着け心地はどう?」
「はい、とてもいいです。やわらかで軽くて・・・」
布地がソフト過ぎて、私の尖った乳首が露骨に布を押し上げているのが、生々しくわかる程でした。
「そうでしょう。いいシルクなのよ、それ。でもそのサイズでは、森下さんにはちょっとキツイでしょう?合わないブラ着けていると、バストの形が崩れちゃうわよ?」
「あ、そ、それはチーフからもご助言いたただきましたけれど、そんなに気になるほどではなかったので・・・」
「だーめ。せっかく奇麗なバストしているのだから、丁寧に育てないと。確か森下さんに合うサイズでそのカラーのサンプルも倉庫にあったはずだから、後ほどわたくしが交換してあげます」
「あ、はい。それは、ありがとうございます」
部長さまと会話をしているあいだ中、みなさまの視線が私のバストに集中しっぱなしで、それを感じて乳首は益々尖り、早く何か着たくてたまりませんでした。
「たまほののほうはだいたい終わったから、今度は森下さん。まずそれを着て」
リンコさまがほのかさまの着付けに戻り、部長さまが直々に私を担当してくださるみたいです。
ミサさまは、私とほのかさまを交互に見ています。
部長さまが指さされたのは、真っ赤をベースに緑のチェック柄を散りばめたノースリーブのシャツ、と言うよりタンクトップみたいな形の前開きのインナーでした。
前開きは、ダミーのボタンがデザインで付いているものの、実際はジッパーで開閉する形。
あらためて手に取ってみると、ずいぶん薄い生地で若干伸縮性もあるみたい。
一刻も早く脇腹を隠したいという一心で、ささっと両袖を通し、テキパキとジッパーを上げました。
ジッパーを閉じると、かなりピチピチフィットなボディコンシャス。
両腋、胸元、背中のどれもが大胆に開いていて、雰囲気的にはビスチェに近い感じ。
丈も短くて、おへそがもろに覗く長さで終わっています。
「うん。いい感じ。それにブレザーを羽織ってアクセを付けるのだけれど、とりあえず先にボトムを穿いてしまいましょう。ジーンズ、脱ぎなさい」
部長さまがおっしゃった口調がお姉さま、いえ、チーフに似ていてドキンとしたとき、同時にふっと新たな懸念が急浮上してきました。
そうだった・・・
ドキドキが急激に高まる中、リンコさまからお声がかかりました。
「部長、Aタイプのほうは、最終こんな感じでよかったでしょうか?」
見ると、ほのかさまの着付けが終わり、リンコさまと連れ立って部長のそばにお立ちになりました。
「うん。いい感じね。アクセも全部着けた?」
「はい。ソックスと靴以外は仕様通りのはずです」
私が着ているのと同じ色柄のインナーの上に、緑と赤をオシャレに配色したブレザーを羽織っています。
ただし、ほのかさまの襟元にはYシャツ風のカラーが付いていて、ソコから結んだフワッとした赤いリボンが、大きく開いた胸元を絶妙に隠していました。
なるほど、最終的には、ああいう形になるんだ・・・
自分のがら空きな胸元を見下ろして、少し安心しました。
赤と緑の可愛らしいチェックのミニスカートは、けっこうローライズでほのかさまもおへそが見えています。
丈は膝上20cm位。
これで激しく歌って踊ったら、下着が見えてしまうことは確実です。
だけどああいう人たちは、俗に言う、見せパン、を穿いているはずだから。
そんな姿でスクッと立っているほのかさまは、見るからに可憐で、チラッと見えるおへそが小悪魔的にセクシーで、本当に芸能人タレントさんと言われても誰も否定出来ないほど、華やかなオーラを放っていました。
「たまほのって、どんなファッションしてもそれなりにすっごく似合っちゃうんだから、反則よね」
リンコさまの本気半分からかい半分のお声に、頬をポッと染めて反応するほのかさま。
「でも、わたし、これはかなり気恥ずかしいです・・・おへそが・・・」
スカートの裾を引っ張りつつ照れたお声でポツンとつぶやいたほのかさまの、その可愛らしさと言ったら。
魅入られたようにほのかさまを見つめているミサさまのお顔が、子猫のようにデレていました。
「おーけー。たまほのはちょっとそこで待っていて。森下さんのほうも片付けてしまいましょう」
部長の一声に、再び4人の視線が私に集中しました。
途端に私の懸念も再浮上。
これから私は、みなさまの前でジーンズを脱ぐわけですが、ノーパンでないことはわかり、サイアクの事態は避けることが出来ました。
でも、穿いてきたショーツが問題でした。
頭の中で、お姉さまとのあの日の場面が、まざまざと再生されました。
「出発前に、もうひとつだけネタバレしてあげる。あたしがなぜ、直子にグレイのパンツを穿かせたと思う?」
「・・・わ、わかりません・・・」
「グレイのシルク地だとね、直子がいやらしい気持ちになってマゾマンコを濡らしちゃったとき、そのシミが一番クッキリ目立つのよ。黒々と、遠くから見てもわかるくらい」
「・・・」
「そんなのみんなに見られたら、ある意味ノーパン見られるより恥ずかしくない?サカっている証拠だし、ぱっと見でもお漏らしみたいだし。だからせいぜい濡れないように、がんばりなさい」
手遅れでした。
その日は朝から、マゾマンコがキュンキュンしちゃう出来事が何度もありましたし、今だって窮地に立たされた自分の被虐に、自分の意志とは関係の無いところで、ウルウル疼いていしまっています。
自分のからだですから、今現在私が濡れていることはわかっていました。
問題は、それが今、どのくらいまでショーツに滲み出てしまっているか、でした。
逃げ場所のないこともわかっていました。
私は、何がどうしたって今ここで、みなさまの目前でジーンズを脱がなくてはならないのです。
でも、そんなふうに考えるほど、余計に濡れてきてしまうマゾな私・・・
いっそのこと、誤ったフリをして、ショーツごとジーンズを脱いでしまい、剥き出しパイパンマゾマンコをみなさまにご披露してしまおうか・・・
そんな自虐的な妄想まで浮かんでくる始末。
もはや仕方ありません。
覚悟を決めて靴を両方脱ぎました。
ゆっくりとボタンを外し、ジッパーを下げました。
それから大げさに身を屈め、縮こまるみたいな体勢でゆっくりとジーンズを下ろしていきました。
視界にショーツの銀色な布地が見えました。
パッと見では、それとわかる程の変色は無いみたい。
大急ぎで足元まで下ろし、両脚を抜きました。
再び立ち上がると、目の前にスカートが差し出されました。
「はい、これ」
リンコさまが差し出してくれています。
他のかたがたの視線は、私の下腹部に集中しているように感じました。
手にしたスカートも、思ったよりも薄くて軽い生地でした。
広げてみると巻きスカート。
ボタンで調節するようです。
いつものスカートの感じでウエスト少し下にあてがうと、丈がぜんぜん短くて、ショーツがほとんど隠れません。
あれ?
「あ、それはね、ローライズだからもっと下で穿くの。腰骨のちょっと上くらい」
リンコさまが寄ってこられ、私の足元にひざまづきました。
「やってあげる。ここにこうして・・・」
私の右側にひざまづいたリンコさまが私の腰にスカートをあてがい、ボタンを留めてくださいました。
スカートを持ったときから気がついていたのですが、私のスカートはほのかさまのに較べて、格段に短かい仕様のようでした。
現に、リンコさまに穿かせていただいた後でも、スカートの裾は股の付け根ギリギリ。
ちょっとでも動けばお尻全開、クロッチ丸見えとなることでしょう。
「うん。そんな感じね。デザイン通り。あとは小物」
部長さまが満足そうにうなずきました。
えーーーっ!?
私の心中、大騒ぎ。
「あのあの、でも、このスカート、ほのかさまのと較べて、すごく短かすぎませんか?」
我慢出来ずに思わず言ってしまいました。
あわて過ぎたので、いつも心で思っている、ほのかさま、と呼んでしまいました。
「問題は無いの。Bタイプはその仕様」
部長さまが真面目なお顔で、キッパリとおっしゃいました。
「でもこれでは、何て言うか、動くたびに、し、下着が丸出しになっちゃいますけれど・・・」
「いいのよ。彼女たちはそれを見越して、見せるための下着を身に着けるから」
さも当然という感じでお澄まし顔の部長さま。
そんなこと、私だって知っています。
これを着るタレントさんは、そうなのでしょうけれど、そんなキワドイものを今ここで着ている私は、見せパンではなくて、自分の日常的な下着なのですけれど・・・
そう抗議したいのですが、もちろん出来るはずありません。
そんな自分の可哀相な立場に、被虐大好きマゾの私がまた反応して、という悪循環。
奥の潤みを感じて、そっとスカートの裾を引っ張るように股間を両手で隠しました。
「この衣装はね、基本、同じデザインで2タイプ作れっていう依頼なの。たまほのが着ているのがAタイプ。森下さんのがBタイプ」
部長さまが出来の悪い生徒を諭す先生みたいに、ゆっくり説明してくださいました。
「アウェイとホームみたいなものよ。Aタイプは、テレビや、スポンサー主催のイベントライブで数曲披露するとか、言わばメディア用。Bタイプは、彼女たちの事務所が企画するライブステージ用」
「事務所は、彼女たちを色っぽい感じ、セクシー路線で売り出すつもりなの。それで口コミでファンを増やす作戦。だから基本的に露出度多め。でもテレビとかのメディアはいろいろと小うるさいから、Aタイプみたいにおへそまで。スカートも見えるか見えないかくらいに抑えたチラリズム路線」
「その分、ホームではキワドイくらい大胆に挑戦したい、っておっしゃるから、こうなったの」
「そ、そうだったのですか。それでは仕方ありませんね」
クライアント様のご要望なら、私が文句を言ってもはじまりません。
そういうことであれば、早くこの試着テストを終えて普通の服装に戻ろう、と頭を切り替えました。
「そういうことですと、ほのかさんのようなカラーや胸元のリボンも、私のには無いのですね?」
自分の、えげつないくらい大胆に開いた胸元を見下ろしながら、一応お聞きしました。
ハート型に開いたゾーンにはおっぱいの谷間がクッキリ三分の一くらい露出して、おまけにブラジャーもインナーも生地が薄めなので、私のやんちゃな乳首は、外から見ても生地越しにうっすら位置がわかりました。
「そうね。アウェイ用はブレザー着たままが前提だから、ホルタートップにしてカラーを付けてリボンを結ぶことにしたの。その代わり、背中側は全開よ」
部長さまがおっしゃると、待ってました、とばかりに、ほのかさまがつづけました。
「それなんです。わたしが一番落ち着かないのは。上着を脱いだら背中側のブラのストラップが丸見えですよね?」
「それは、さっきも言ったようにAタイプは本番中ブレザーを脱がない前提なので、たまほのは気にしなくていいの」
ほのかさまの抗議を、部長さまがあっさり退けました。
「あ、それでBタイプのネックアクセは、これね。チョーカー」
部長さまがテーブルからつまみ上げ、私の目の前に突き出してきたのは、以前、シーナさまが私にプレゼントしてくださったのとよく似た形の、エンジ色に近い濃い赤色のチョーカーでした。
男性の腕時計のベルトくらいの幅の、ワンちゃんの首輪にそっくりなチョーカー。
中央付近にハート型のリングが三つ、ぶら下がっていました。
「アイドルオタクの人たちに受けそうだからって、事務所のプロデューサーのゴリ押しで決まったの。なんだか気味の悪い分析をしていたわ。わたくしたちは、もっとエレガントなアクセをいくつか推薦したのだけれど」
部長さまがさもつまらなそうにおっしゃいました。
私は、それを見た瞬間にゾクゾクっとからだが震え、まずシーナさまにいただいたチョーカーが思い浮かび、それが消えるとすぐ、今も社長室の自分のバッグの中にこっそり忍ばせている、お姉さまへの服従の証である愛用の首輪を思い出していました。
そして、私がそれを着けて行なった、破廉恥な行為の数々。
私、これからみなさまの前で、このチョーカーを着けるんだ・・・
私の中のマゾを具現化してしまう、禁断の装飾具。
からだがカッと熱くなり、その日最大の奥の潤みを股間に感じていました。
*
*オートクチュールのはずなのに 30へ
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