ここでお姉さまからハイソックスを穿くことを命じられました。
ほとんど裸のからだを屈めてソックスを穿きます。
ふくらはぎの三分の二くらいまで隠れる白いハイソックスを右、左と穿いていきます。
下着というか水着というかインナーが布極小の超えっちな感じですから、白ソックスを穿くと妙にそこだけ学生度というか健全度が増して、ますます超えっちな感じになりました。
「セーラー服着るんなら靴下も三つ折りにしたほうが、より雰囲気が出るんじゃないかな?」
お珍しく角田さまがご意見を述べられ、みなさま、それもそうだ、と即採用。
五十嵐さまの手で足首のところまで三つ折りに折られ、女学生度がますます増して、えっちさに一層の磨きがかかります。
卑猥なインナー姿から一転して、その上に着るのは清楚なセーラー服。
かぶって着るものもあるようですが、そのセーラー服は前面の真ん中にファスナーが隠れていて、前開きで着る着脱が楽な仕様。
私は中学、高校とブレザーだったので、制服としてのセーラー服を着たことはありません。
記憶に残っているのは高校のとき、やよい先生、今はバーのママさまで当時はバレエ教室で私の担当講師だった百合草やよいママさま、としたえっちなロールプレイング遊びでコスプレしての学園調教ごっこでしたから、セーラー服イコールえっちなイメージのほうが大きい感じ。
今回もこれからそうなりそうですけれど。
「あたし中学セーラーだったからさ。今でもまだ覚えているもんだね、三角タイ」
膝上10センチくらいのプリーツスカートを穿いてから、スカーフはお姉さまが綺麗に結んでくださいました。
お姉さまのセーラー服姿、ぜひ拝見したいです。
すっかり身なりが整うとみなさま一斉に、あらかわいい、一気に幼くなったね、まあ二、三年前までは高校生だったんだし、等々ご感想の嵐。
お姉さまが私の姿を満面の笑みで眺めながらおっしゃいます。
「ここまで可愛いと髪もいじって、もっと可憐にしてあげたくなるわね」
椅子に座らされ、お姉さまの手が私の髪に触れてきます。
「うーん、三つ編みおさげにするにはちょっと長さが足りないかな。でもまあ上のほうから編み込んでカチューシャみたいにしたらもっと子供っぽくなってより可愛いかも」
お姉さまが側頭部の髪の毛を弄り始め、ゴムやヘアピンを駆使されて、ものの数分で前髪ハラリの編み込みカチューシャ風が出来上がったようでした。
「確かに可愛いけどさ、一気にジェイシーまで若返ってかなりロリめでヤバくない?あんな水着を下に着せてるんだから、どうせセーラーもすぐにはだけさせちゃうんだろうし」
「見た目が幼くなった分ハンザイくささが増したよね。今だって首輪だけ違和感バリバリで、この子の不幸な結末しか見えない感じ」
五十嵐さま中村さまの順で、半分からかうみたいに率直なご感想。
寺田さまが笑いながら私の目前にクラシカルな装飾の施された手鏡をかざしてくださいました。
鏡に映るのは、編み込んだ髪の毛で前頭葉の後ろめをカチューシャのように飾った軽い前髪な童顔の女子。
首から下は可憐なセーラー服姿なのですが、首に巻かれたくすんだ赤い首輪がすべてをぶち壊していました。
首輪をしていることでユーカイとかラチカンキン、ミセイネンインコウとかの単語がパッと頭に浮かび、ハンザイの匂いがプンプンします。
「いいのよ。どうせ誰に見られるわけでもないし、これから行くところにもぴったりな雰囲気じゃない。ご期待通りにハンザイくさい映像をたっぷり撮ってくるわ」
お姉さまが余裕の笑顔でご意見をまとめられます。
「ここまでしたら足元も茶色のローファーで、ってなるけれど、さすがにそんなのは無いわよねぇ」
お姉さまが笑顔のままおっしゃると、すかさずお応えになる寺田さま。
「あ、でも焦げ茶色のサンダルならあるよ、クロックス。あれなら見た目もローファーぽくない?出かけるときまでに出しといてあげる」
いつの間にかお席を外されて厨房に通じるドアの向こうに入られていた中村さまが、大きな箱を提げて戻られます。
「はい、これがランチのお弁当。サンドイッチとフルーツだからクーラーボックスに入れといた」
「目的地も私有地内で自販機とかコンビニは無いから紅茶と緑茶の大きめなペットボトルも入れといた。少し重たいかもしれないけど」
お姉さまのお足元に大きめなクーラーボックスが置かれます。
「それじゃあ寺ちゃん、車借りるね。イギリス車、運転するの初めてだから楽しみ」
お姉さまがおっしゃると寺田さまが苦笑い。
「いやいや、ミニはとっくに買収されてて今はドイツ製だから」
「あ、そうなの?イギリス車だから右ハンドルじゃないの?」
「いやいや、輸出仕様車。そんなこと言ったらエミリーのドイツ車だって右ハンドルじゃない」
おふたりで私にはワケの分からない会話をされて大笑い。
お姉さまはボートネックでルーズフィットなスカイブルーのチュニックに黒のスリムジーンズ姿で、何やら詰め込んだ小さめなトートバッグを肩から提げられ右手にクーラーボックスを持たれ、私はスマホとローター一式だけを入れたポシェットをセーラー姿に斜めがけにして正面玄関へ。
みなさまがぞろぞろと玄関まで見送ってくださいます。
「直ちゃんのはそれね」
寺田さまのお言葉で足元を見ると焦げ茶色のサンダルがご用意されていました。
「確かにローファーに見えないこともないわね」
おっしゃりながらお姉さまも裸足に真っ白なスニーカーを履かれました。
「ゆっくりふたりで愉しんでくるといいよ」
「あっちで撮った動画も楽しみにしてるから」
「さっきメールがあって、こっちに着くのは三時くらいになりそうだって」
みなさま口々のお見送りのお言葉を背中に受けつつ快晴なお外に出ます。
正門ではなく建物の裏手にある駐車場のほうへ。
あらためて考えると駐車場に入るのはここに来て初めてでした。
お車10台は優に駐められそうな長方形に舗装された一画。
でも白線とかは引かれておらず、それでも整然とお車が前向きに並んでいます。
お姉さまのお車、昨日乗ってきた五十嵐さまのお車、昨日の朝ジョセフィーヌさまのお散歩のときに出くわした寺田さまが運転されて名塚先生が同乗されていたお車。
少し離れたところには、白くて可愛らしい感じのお車とスポーティな感じの大きなオートバイも駐められています。
お姉さまは、昨日寺田さまと名塚先生が乗られていたオレンジ色で可愛い感じのお車に近づかれ、リモコンをピッ。
お車のヘッドライトが瞬いてから後部右のドアを開けられ、お荷物を積み込みました。
「ほら、直子は助手席に乗って」
お姉さまに促され助手席へ。
私がシートベルトしているあいだ、お姉さまが眼前の計器類とにらめっこされていましたが、やがてどこかのボタンを押すとピッと電子音がしてブルルンとエンジンがかかりました。
同時に何やら賑やかな音楽が耳障りではないくらいの音量で車内に流れ始めます。
「ボン・ジョビね。名塚先生、彼らの大ファンなんだって、あのお年で。この車には彼らのアルバムが全部入ってて、ドライブ中はボン・ジョビしか流れない、って寺っちが笑っていたわ」
ボン・ジョビさまがどんな人?バンド?かまったく知らない私にとってはお役に立たない情報をお姉さまが教えてくださり、お車が滑るように走り始めます。
半分開けた車窓から晩夏の陽射しと山間の爽やかな風。
どうやら昨日ショッピングモールへ向かった道順と同じルートを辿るようです。
お車内ではえっちなイタズラとかはまったくされず、今朝話題になった、先週ここを訪れたピアノのお上手なM女さま、私のピアノの先生でもあった大貫ゆうこさまに関するご質問責めでした。
私が中学校の頃、実家のお庭で母たちと水着パーティをしたときにベージュの紐ビキニを着られて恥ずかしそうにしていたかた、高三の頃、そのかたのご自宅にレッスンで伺ったら恥丘まで見えるウルトラローライズジーンズでお出迎えしてくださったかた、とご説明すると、あ、その話なら聞いたことあった気がする、とお姉さまがおっしゃってくださいました。
高三以降、ゆうこ先生、この呼名が一番しっくりくるので、こう呼ばせていただきます、のご印象が私の中で希薄になってしまったのには理由がありました。
ゆうこ先生の音楽関係のお仕事がお忙しくなってしまい、東京へお引越しされて少し経った頃、確か梅雨が明けるかどうかの頃だったと思います。
休日のリビングでまったりしていた私に夕飯のお買い物から帰ってきた母が、少し興奮気味に声をかけてきました。
「ねえねえ直ちゃん、この写真の女の人、大貫先生じゃない?」
見せられたのは写真週刊誌の見開きページ。
そこには、当時人気のあった男性アイドルグループのおひとりと、目のところに黒く目隠し線の入った妙齢の女性がスーパーかコンビニかで仲睦まじくお買い物する隠し撮り写真と、どこかのマンション入口へ肩寄せ合って入っていく横顔の写真がありました。
その記事には、スクープ!人気アイドル、忍び逢うお泊り愛、なんていう見出しで、そのマンションは写真の女性作曲家が住んでいるところであり、その女性はアイドルグループの次の新曲の作編曲を手掛けることになっている、なんてことが書いてありました。
なんでも母はお昼頃、見るともなしに点けていたテレビのワイドショーでこの記事が紹介されて興味を持ち、お買い物のときにわざわざ書店さんに寄って写真週刊誌を買ってきたそうです。
母はなんだか自分のことのようにウキウキして、ゲーノー界はすごいわよね、なんて言ってはしゃぎ気味でしたが、私は大ショックでした。
私も、ゆうこ先生がそのアイドルに曲を書くらしいということは学校の芸能通のお友達から聞いていたし、写真に映る女性が着られている七分袖のチュニックは私にも見覚えのあるものでした。
写真の女性はゆうこ先生に間違いありませんでした。
母には気落ちを悟られないように気を遣いつつ夜、自分の部屋でひとりになってから落ち込みました。
裏切られた気持ちでした。
東京に行った途端に、そんな芸能人とチャラチャラされて、という妬みのような反感もあったと思います。
でも考えてみればゆうこ先生は一度は男性とも結婚されているし、レズビアン一筋というよりはバイセクシャルなのでしょう。
ご自分でも女性に対するときはM、男性に対してはSとおっしゃっていたし。
それでもこの仕打ちは私にとっては裏切り行為であり、とてもがっかりしました。
ゆうこ先生とした、めくるめく夢のようなSMごっこが全部汚されたような気持ちでした。
そんな感じで、私にとってのゆうこ先生とのあれこれは完全に過ぎた思い出と化し、私の中でゆうこ先生の存在感がどんどん希薄となっていったのです。
たまに名塚先生の作品を読み返したときにお顔とお名前を思い出す程度。
その頃は、その作品をどなたが書かれたかなんてことはまったく気にしていなかったのですが。
だから今日、ゆうこ先生と立花レイカさまとのご関係がつづいていて、レイカさまのマゾペットのようなこともまだされていると知れて、すっごく嬉しくなりました。
音楽の世界でご活躍されているようなのに、ちゃんと昔からのえっちな性癖も持続されているのが私の知っていたゆうこ先生らしくて。
名塚先生の作品を教えてくださったゆうこ先生の近況を、名塚先生の別荘で聞くという偶然に、不思議なご縁を感じると共に世間て案外狭いなとも感じます。
百合草ママさまのお店にも行かれているようなので、いつか再会出来るといいな、と思っています。
そんなようなことをお姉さまにご説明していたら、お車が見覚えのあるところに出ました。
昨日ショッピングモールへ向かう途中にあった、延々つづいていた森林が突然途切れ、草ばかり生い茂る平地。
しばらく進むと、昨日私が、お寺か神社かな、と思った木造二階建ての大きめな建物が見えます。
その道向かいの草ぼうぼうな空き地にお車が駐められてエンジンを切ると、ボン・ジョビさまの威勢の良い音楽もプツンと切れました。
「あの建物のところへ行くのですか?」
お姉さまにお尋ねします。
「そう。ずいぶん前に廃校になった小学校跡なんだって」
お姉さまがバッグの中を覗き込みながらお応えくださいます。
「なんだか廃校後に土地の権利関係とかがややこしかったらしくて、長年色々揉めた後なぜだかうやむやになって、ここらへん一帯を買い取ったったときに、学校も一緒にタダで付いてきたらしいの」
お姉さまが笑いながらご説明してくださいます。
「校舎とか建物内の管理は新たに契約した別の人がやっているらしくて、整備してドラマや映画のロケにときどき貸し出しているらしい。アダルトビデオの撮影とかにもね」
「名塚先生はなんたって土地の所有者のおひとりだから、その関係者の敷地への出入りはもちろん自由、っていう話だったわね」
お荷物の整理が終わったらしくトートバッグを手に取られたお姉さまがお車のドアを開けられます。
「直子のポシェットもあたしのバッグに入れといてあげるから、直子は手ぶらで着いてきなさい」
「今ちょうど12時だから、ピクニックみたく校庭でランチしてから、ふたりでゆっくり愉しみましょう。小学校跡ならブランコとか低い鉄棒とかもあるでしょうし」
意味深なことをおっしゃいつつ、クーラーボックスを持たれて草むらをのんびり歩かれるお姉さまと手ぶらの私。
太陽はほぼ真上に来ていますが爽やかなそよ風も吹いているので、蒸し暑さはほとんど感じない、まさにピクニック日和。
お車で走ってきた道路を越えて、草だらけの道なき道を建物の正門らしきほうへと近づいているとき、そよ風に乗って女性のコーラスらしき可憐な歌声が小さく聞こえてきました。
「…りーすらい、りーすらい、りーすらいぅをー、りーすらい、あぉふでるはーいでん…」
このお歌は、確かシューベルトさまの野ばら…
でもメロディが三拍子だからウェルナーさまのほうかな…
正門が近づくにつれてハッキリ聞こえ来る心地よいメロディ。
伴奏なしのアカペラで、私の知っている日本語の歌詞ではなく、どうやら原語、確かドイツ語のようです。
声量はそんなにないけれど、透き通るようにきれいなソプラノ二声のハーモニー。
歌っているのはどうやらおふたりの女性のようです。
「…りーすらい、りーすらい、りーすらいぅをー、りーすらい、あぉふでるはーいでん」
馴染のあるメロディの余韻が青空に溶けて、しばらく無音がつづきました。
そのあいだも正門方向へ歩を進めていると、んーー、という綺麗なハミングが聞こえてきて、すぐに同じお歌の歌い出しのハーモニー。
どうやらもう一度聞かせていただけるみたい。
お姉さまがバッグからビデオカメラを取り出され、ゆっくり歩きながら撮影を始められます。
レンズを向けているのは正門の方向。
このメロディが流れている景色を記録として残したいと思われたのでしょう。
綺麗…
晴れ渡った青空に吸い込まれていくような歌声が心地よく、思わずお空を見上げてしまいます。
いつまでも聞いていたい感じ。
お姉さまはと見ると、カメラは正門に向けたままお顔を心持ちお空に上げられて、歌声に耳を澄まされながら目を瞑っていらっしゃいました。
「なんか先客が居るみたいね」
私のほうを向かれたお姉さまが嬉しそうにおっしゃいます。
「女の子ふたりみたいだし、これは面白いことになるかも」
イタズラっぽく笑われるお姉さま。
校門と思われる閉ざされた正門までやって来るあいだ中、ずっとそのお綺麗な歌声が聞こえています。
お姉さまはお歌の区切りのよいところでカメラを下ろされ、再びバッグにしまわれました。
正門には錆だらけだけれどご立派な鉄製で横開きの大きな門があり、ぴったり閉ざされています。
関係者以外立入禁止、と太字で書かれた大きめのプレートが門の中央にドーン。
そのまわりを敷地を囲んで低めで目の粗い金網が巡らされているのですが穴だらけで、優に人ひとりが通れるくらいの穴がいくつか空いていました。
門のものものしさの割に人の出入りに対しては寛大みたい。
その正門の前に、学生さんが好んで乗られそうなカラフルに洒落た自転車が二台停められていました。
お姉さまは頑丈そうな正門脇にある人ひとりが通れるくらいの通用門ぽい鉄製のドアを律儀に鍵で開けられ、小学校跡の敷地内に入られます。
「ほら、一応ここの鍵も預かってきたからさ」
照れたように笑われるお姉さま。
つづいて私もそのドアをくぐります。
敷地内、たぶん校庭だったと思われる部分は、どなたかがたまにお手入れをされているらしく雑草もまばら、ちゃんと地面が見える校庭然としています。
校庭の片隅には幾つか高さの違う鉄棒や、三基のブランコ、ひとつは片方の鎖が切れていましたが、や、ぶら下がって遊ぶ雲梯みたいな器具も見えました。
自分の目線を十メートルくらい先の校舎の入口であろう庇に覆われた一画に戻すと同時に、三番まで歌われたメロディの最後の一節が青い空に吸い込まれていきました。
「あ、ここって入っちゃいけなかったですよね、ごめんなさい、すぐに帰ります」
庇のほうから知らない女性のよく通るお声がしました。
あらためてそちらを見遣ると庇の下に置かれたベンチから慌てて立ち上がられ、こちらへ向かって大きくお辞儀をされるふたつの人影がわかりました。
その人影たちがタッタッタとこちらに駆け出して来られます。
「管理の人ですよね?ここ、昔よく来てて遊んでて、ふと思い出して急に来たくなって、ごめんなさい。あ、金網に穴開けたのは誓ってわたしたちじゃありません。すぐに出ていきますんで…」
学校指定らしい、半袖で下は膝までの短パンなえんじ色のお揃いジャージを身に着けた学生さんぽい女の子おふたり。
おひとりは、私と同じくらいの背格好で活発そうなくっきりしたお顔立ちのひっつめ髪なポニーテイル。
もうおひとりは、ポニーテイルの子より少し背が低く、耳出しのマッシュ気味なショートヘアに淡いグレーなボストン風セルフレームのメガネがよくお似合いな、お勉強出来そうなタイプ。
おふたりともお顔のタイプは違いますが小顔でお目々パッチリ、まだあどけなさも残る美人さんたち。
私たちに焦って喋っておられるのはポニーテイルさんのほう。
「いやいや、そんなに焦らなくていいから。あたしたちは管理人でもなんでもなくて、一応ここの持ち主の許可を得てここにピクニックしにきただけだから」
あくまでフレンドリーに見知らぬおふたりをなだめられるお姉さま。
「それよりもあなたたちの歌声、すっごくキレイだったわよ。こう、青空に透き通って透明に溶け込んでいく感じで。あなたたちって合唱部か何か?」
おふたりに安心感を抱かせつつ、なおかつ話題を拡げていく話術。
お姉さまってば、こういうの本当にお上手で羨ましくなります。
あっさり打ち解けられたおふたりからお姉さまが聞き出した情報によると、おふたりは近くの高校に通う一年生で演劇部所属、次の文化祭でご披露する劇で、おふたりがアカペラで歌われるシーンがあるとのことで練習されていたとのこと。
今日は土曜日で学校はお休みだけれど、午後二時から部活の通し稽古があるので、早くからここに来て練習されていたそう。
お昼も途中のコンビニでおのおの菓子パンを買われてここで済まされる予定で、その後自転車で学校へ向かわれるつもりだった、ということを安堵したお顔でスラスラとご説明くださいました。
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