私は、雨の日が好きです。
なぜ好きになったのか、という、きっかけのお話から始めます。
あれは、中学三年生のとき。
このあとに、つづいて読んでいただく、忘れられない出来事を私が体験した日と同じような初夏の午後。
蒸し暑い日々がつづく、半袖ブラウスな季節のことです。
その日は朝から空模様が悪く、蒸し暑い曇り空でした。
今にも雨が降り出しそうですが、なんとか午後まで持ちこたえていました。
私が学校を出るときも、まだ降っていませんでした。
片手がふさがるのもイヤだし、持ってきた傘をロッカーに置いたまま下校しました。
学校から私の家までは、徒歩で約15分。
意地悪な雨は、私が5分くらい歩いた頃にぽつぽつ降り始めました。
もしも雨が強くなったら、商店街のコンビニでビニール傘を買おう・・・
そう決めて、小走りに急ぎました。
住宅街を抜けて、商店街を通り抜けて、また住宅街。
それが学校から私の家までの道のりです。
もうそろそろ商店街、というところで急に雨が強くなりました。
大粒の雨が容赦なく私の半袖ブラウスを叩きます。
運良く近くにバス停があったので、その屋根の下に逃げ込み、雨宿りしていくことにしました。
幸い、あまり濡れずにすみました。
私の後からも何人か傘を持っていない同じ中学の子や、降られてしまった大人たちが、そこに避難してきます。
5分くらい待ちましたが、雨足は弱まりません。
そこへ、同じ中学の下級生らしい女の子たちが、三人駆け込んできました。
バス停の端のほうで、ワイワイキャーキャー言っています。
あったくもう、とか、ざけんなよっ、とか。
そのうちに、こんな声が聞こえてきました。
「うわっ。みーこ、濡れてスケスケじゃん!」
「えっ?!あっ!やだー」
「そういうゆかりんだってー」
「うわー!てか、うちら、なんか、エロくね?」
そんなことを言いながら、キャハハハーって笑ってます。
バス停にいる大人たちは苦笑い。
うちの中学の男子たちは皆黙ってうつむいています。
ぴくん!
スケスケ、エロくね、という言葉に、一昨日からムラムラ発情期を迎えていた私の下半身が敏感に反応しました。
雨足は弱まりませんが、その女の子たちは、
「行くよっ!」
の言葉を残して、雨の中を元気に駆け出していきました。
私は、腕時計を見て、あらあら、もうこんな時間?みたいなお芝居をしてから、髪の毛を後ろに束ねて髪留めゴムでくくりました。
そして、彼女たちを追うように、雨の中に飛び出しました。
商店街の最初に目についた、軒先に屋根が出ているお店まで一気に、激しく降る雨の中を駆け抜けました。
はあ、はあ、はあー。
100メートルくらい全力で走ったので、下を向いて大きく肩で息をしています。
呼吸が落ち着いてから、ゆっくりと視線を自分のブラウスの胸元に向けてみます。
ほぼ、びしょ濡れ。
白いブラウスが濡れて、素肌と、私が今日している水色のレースのブラが、ブラウスにベットリ貼りついて透けていて、確かにこれはエロいです。
私は、学校では『良い子』 にしていたので、ブラウスの裾はスカートにちゃんと入れていました。
なので、ブラのバストトップが左右共ブラウスにこれみよがしに貼りついてしまって、スケスケなんてレベルじゃありません。
「このまま帰ると、道行く人みんなに、私のブラスケ姿を見られちゃうんだ・・・」
一人興奮してると、ふいに声がかかりました。
「あらまあ、お嬢ちゃん。びしょ濡れだねえ。傘貸して上げようか?」
私が逃げ込んだのは、お肉屋さんの店先でした。
人の良さそうなお肉屋さんのおばさまが、私の姿を心配そうに見ています。
「あっ、だいじょうぶです。ありがとうございます」
そう言って、顔を上げると、私から一メートルくらい向こうに、雨宿りの先客がいました。
ポロシャツを着た中年のおじさま二人でした。
私とお肉屋さんのおばさまとの会話を、タバコを吸いながら聞いていたようです。
私と目が合うと、さっと顔をそむけましたが、なんだか顔がニヤついています。
横目でチラチラと私の肌に貼りついたブラウスを見ているようです。
「あんたたちっ!そんなスケベそうな目して、このお嬢ちゃんのこと、見るんじゃないよっ!」
お肉屋さんのおばさまが怒鳴りつけてくれます。
どうやらみんな顔見知りのようです。
おじさま二人は、肩をすくめながらもまだニヤニヤ笑っています。
私は、かーっと頭に血が上ってしまい、何も言わずにまた雨の中へ飛び出しました。
胸を左手でかばうように隠して走っている私は、かえって目立ってしまっているようで、道行く人がみんな振り返ります。
私は、恥ずかしさにジンジン感じながら、そのまま家まで走って帰りました。
「あらあ。なおちゃん、びしょ濡れじゃない。傘は持ってなかったの?」
迎えに出てきた母が玄関口で大きな声を出します。
「はあ、はあ、はあ・・・、学校出るときは、まだ降ってなかったの」
「とにかく早く濡れたお洋服脱いで、シャワー浴びなさい。カゼひいちゃうわよ」
私もそのつもりでした。
そのままバスルームの脱衣所に入って、鏡を見ました。
ブラウスは完全に肌に貼りついて、素肌もブラも丸見えです。
私、こんな姿で町中を走ってきたんだ・・・
いてもたってもいられなくなって、服と下着を全部脱ぎ捨てました。
乳首がツンツンに勃っています。
アソコもすでにヌルヌルです。
シャワーを強くして全身に浴びながら、アソコに指を突っ込んで、でも声は殺して盛大にオナニーしました。
実は、この少し前に、二年生のときに同じクラスだった女の子が露出遊びをしている現場を見てしまったことがありました。
その子とはお友達になって、あれこれとえっちな遊びもしたのですが、私が抱えている性癖をすべて教えることはしませんでした。
その後も何度か、彼女の露出遊びに目撃者の役でつきあいました。
そして私は、町中や誰かに見られそうな場所でこっそりとおっぱいやアソコを晒すその子が、羨ましくてたまりませんでした。
でも、臆病な私には、そんなこと絶対に無理だということもわかっていました。
だから、この不可抗力的な、雨の中のスケ下着露出、が、すごく刺激的だったんです。
その快感が忘れられず、それから、雨が降りそうな日にワザと傘を持たずに出かけるようになりました。
でも、運良くびしょ濡れになれるのは一年に1回か2回くらい。
そのたびに母に叱られていました。
その後、高校二年のときに、私は初めて本格的な野外露出を体験しました。
そのときエスコートしてくれたのは、中学一年のときに始めたバレエのレッスン講師だった女性の先生でした。
そして、その日も雨が降っていました。
その先生のことが私は大好きでしたが、その先生は、ご自身の都合で東京に引越してしまいました。
その後たまに、その先生が住んでいたマンションのある町を訪れて、一人でプチ露出をすることが何度かありました。
これからお話しするのも、そんなプチ露出をやろうと訪れたある日のその町での出来事です。
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*また雨の日にカクレガで 02へ
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