2011年4月10日

メールでロープ 17

二つの乳首が天を衝いています。
えっちな形のグリップを握った左手で、左乳首を乱暴にグリグリ押し潰しました。
「ぐぅうーっ」
ナワで搾られている上にスースーするお薬をたっぷり塗りつけられた乳首は、ちょっとさわっただけでからだがピクンって動いてしまうほど敏感になっていました。
それでもおかまいなしにグイグイ押しつけます。
「うううーっ!」
すっごく痛いけど、痛いだけじゃないんです。
それがとっても気持ちいいんです。

右手は右手で、せわしなくからだのあちこちをまさぐっています。
右おっぱいを鷲掴み、脇腹に爪を立て、股間のナワをグイグイひっぱり、お尻のお肉をキツクつねります。
「んぐぅーっ」
手探りでもう一方のえっちな形のグリップをみつけ、握ると同時にショーツの上からアソコに押しつけました。
「ぬーーっ!」
二本のナワの間をくぐり、ショーツの布もろともアソコをこじ開け、侵入してきます。
「んぅ、んぅ、んぅーっ!」
お薬が直に粘膜に擦りつけられる快感。

グリップをグリグリ動かすごとに、ワレメに食い込んでいたナワはだらしなく緩み、ショーツの布も伸びきって、いつしかグリップからはずれてしまいました。
紐状になったショーツが隠せなくなった隙間から、えっちな形のグリップは、苦も無くツルンと直にアソコに潜り込みました。
グリップの凸凹が膣壁をランダムに擦ります。
「んぐぅーーっ!」
グリップを逆手に握り、アソコの中を掻き回すみたいに激しく回転させました。

左手はとっくにグリップを捨てて、ゴム手袋越しの五本の指で、左右のおっぱいを交互に激しく蹂躙していました。
揉んで、つまんで、潰して、絞って、ロープをひっぱって・・・
背中はとっくにベッドに倒れていました。
おっぱいを締めつけていたロープもとっくに緩んでいましたが、そんなことも、もうどうでもよくなっていました。

右手も、グリップでの蹂躙ではじれったくなってしまい、五本の指に切り替えていました。
ゴムに包まれた三本の指が、膣壁をズブズブ引っ掻き回していました。
親指はクリトリスをまさぐり、小指は必死に背伸びしてお尻の穴を探していました。

グリップをアソコに入れてショーツを穿き直し、いやらしく出っ張ったショーツを机に押し付けて腰をグラインドさせながらのオナニー・・・
ビデオで見たその姿がとてもえっちでヘンタイチックで、ぜひともやってみたいと思っていたのですが、今はもう、それもどうでもよくなっていました。

ゴム越しでもわかる、自分のオマンコの中が今まで感じたことないほどの熱さになって、ヌメヌメ蠢いていること。
その事実にさらに欲情して、一心不乱、夢中で両手を動かしていました

私は、ひたすらからだの快感だけを求めていました。
今まで味わったことないくらい、より気持ち良くなることだけに集中していました。

頭の中には、いつものストーリー的妄想の欠片もありませんでした。
いつも思い描く、私を苛める特定の相手役、やよい先生も、ユマさんも、もう一人の自分も、誰も浮かんできませんでした。
ただただ、からだをめちゃくちゃにさわって、気持ち良くイクことだけを望んでいました。

後になって思うと、その夜、私のからだをいたぶっていたのは、6枚のDVDで私を発情させた人たち・・・苛められていた女性たちはもちろん、苛め役の人たちも含む全員だったのかもしれません。
DVDで見て頭の中に焼きついた、哀れな顔、泣き出しそうな顔、苦痛な顔、あきらめの顔、悦びの顔、放心の顔・・・
意地悪な声、冷たい声、憐れむ声、嘲笑の声、蔑む声、感嘆の声・・・
行為の間中、それらが脈絡無く頭の中に浮かんでは消えをくりかえしていました。
DVDで知った、やよい先生とのプレイ以上にヘンタイ的なプレイの数々。
飽和状態を超える性的情報をもてあました私の肉体は、すべての理性や知性を失くした単なるサカリのついたメス、そのものと化してました。

「んーんーんーんーんーんー」
仰向けの両目は固く瞑ったまま、股間の右手を両腿で挟むように小さく開け閉めしながら、ぐんぐん天国への階段を登っていきます。
左手は指先が白くなるくらい力を込めて、右乳首を潰しています。
からだが5メートルくらい上に浮いたままな感じ。
からだ中にチリチリした電流が駆け巡っています。
喘ぎ声も出ず、荒い呼吸音だけが喉の奥でくぐもっています。

もうどうなってもいい・・・
「んっ!」
もうすぐ来る・・・
{んーっ!」
もうすぐ・・・
「んーーっ!!」
もう・・・
「んんんーーーーっ!!!」

目が覚めたとき、お部屋の中は薄っすらと明るくなり始めていました。
私は、両膝下だけベッドの外に出して、シーツの上にナナメに仰向けで寝ていました。
猿轡をしたまま、からだに幾重も緩んだナワトビを巻きつけたまま。

ゆっくりとからだを起こし、肌に巻かれているナワトビを緩慢な手つきではずしてから、猿轡をはずしました。
「ふはーっ!」
よだれでべっちょリ濡れた手ぬぐいを片手に持ち、ヨロヨロとお勉強机に向かいます。
机の上の時計を見ると、朝の4時過ぎ。
「はぁ~っ」
思わず小さなため息をつきました。

今までしたオナニーの中で一番、強烈な絶頂感でした。
イった後、ぐったりシーツに身を沈めて、そのまま寝入ってしまったようです。
3時間くらい?
とてもぐっすり深い眠りでした。
その分、目覚めはすごくしゃっきりしていました。

私の下半身から、微かにミントの香りがしてきます。
目を落とすと、ヨレヨレになったショーツがみっともなく下半身に貼りついていました。
あわてて腰を屈め、それを脱ぎ捨てます。

オールヌードになった私は、カーテンを開き、窓を大きく開け放ちました。
お部屋にもミントの香りと、どんよりしたえっちな空気が溜まっているような気がしたから。
ぼんやりと白み始めた夏の明け方特有の爽やかな風が、ソヨソヨとお部屋の空気を入れ替えてくれます。

自分のからだに視線を落とすと、首筋やおっぱいや脇腹、あちこちに擦ったような赤い痕が残っていました。
からだに付いたさまざまなおシルは、寝ている間に乾いていましたが、腋や両腿の間、膝の裏などはまだ少し汗ばんでいます。
なんだか私のからだ、匂ってる・・・
すっごくシャワーを浴びたいけれど、少し時間が早過ぎます。
母にみつかったときの言い訳を考えるのがメンドクサイ・・・
5時半くらいまでがまんすれば朝シャンでごまかせます。
シャワーを浴びたらせっかくだから朝のお散歩に出かけよう、今日はいいお天気そうだし。
そう決めました。

夏のお日様がゆっくり昇り始めて、どんどんお部屋が明るくなってきます。
ベッドの上や床に散らばっている、私を喜ばせてくれたお道具が朝日に照らし出されます。
今さらながら、恥ずかしい・・・早く片付けなくちゃ。
しまうもの、捨てるもの、洗うもの。
捨てるものビニール袋にゴム手袋と穿いていたショーツ、洗うものビニール袋にナワトビ三本と手ぬぐいを入れて、その他のものは所定の場所に隠しました。

姿見の前に立ってみます。
数時間前、あんなに暴れていた乳首もアソコも、今はひっそりとしています。
あんなに頭の中で渦巻いていた欲望も、今は底のほうにちょっぴりだけ残して鎮まったようです。
心地良い疲労感。
でも、眠気もまったく無いので、シャワーの時間になるまで、あともう一息で終わる夏休みの宿題をやってしまうことにしました。
窓は開けたまま、裸のまま、机に向かいました。

その日の夜と次の日の夜。
あまり大げさではないオナニーを間に挟みながら・・・だってDVDを見ていると、どうしても手が下のほうに伸びてしまうんですもの・・・やよい先生の課題レポートをまとめました。
書き終わって、メール送信する前にもう一度、洗濯バサミオナニー。
レポートメールを送ったらお返事が来るまでオナニー禁止というやよい先生のご命令でしたから、ずいぶんがんばってしちゃいました。
快感の余韻がまだ残るアソコから引き抜いた、おシルでふやけてフニャフニャになった指で、メールの送信ボタンをポチッと押したのは、夏休みも残り10日となった日の深夜のことでした。


メールでロープ 18

2011年4月9日

メールでロープ 16

ショーツが両膝を通過して太腿のあたりまで来たとき、お尻の割れはじめのとこらへんにペチャッと最初の感触がありました。
かまわずショーツを腰までグイッとズリ上げます。

おヘソの5センチくらい下から土手を経て、両内腿の間、お尻の穴の少し上くらいのところまで、ネットリかつヒンヤリとした粘性の液体みたいなものに覆われた感触。
最初は、濡れたショーツを穿いているような気持ち悪さだけだったのだけれど、だんだんとそのあたり全体がムズムズしてきて、とくに敏感な場所・・・アソコの割れはじめからワレメの左右の縁、そしてお尻の穴のまわりが強烈にスースーしてきました。
スースーはやがてジンジンに変わり、火照った熱を持って下半身全体、みるみるうちにカーッと熱くなってきます。
「んくぅうーっ!」
なんて気持ちいいの・・・

ベッドの脇に立ったままの私は、ムズムズする下半身の気持ち良さに身悶えが止められず、両方の膝頭を合わせて内股になって、両脚付け根すぐの左右の内腿を盛んにスリスリしてしまいます。
そうしていると、お薬の塗られたショーツの布地が敏感な場所に一層押し付けられ、さらにお薬をグリグリ擦りつけてきます。
「んぐ、んぐ、んぐーっ」
呼吸が荒くなった鼻腔をくすぐる強いミントの香り。
下半身がもうどうしようもないくらい疼いて、頭がヘンになりそう。

そうだっ!
気づいてしまったら実行するしかありません。
私は、内股モジモジをいったん止めて、頭の中で、せーの、って号令かけてから、その場にストンとしゃがみ込みました。
野球のキャッチャーさんみたいな、両膝を左右に大きく開いた座り方。
思っていた通り、しゃがんだことで私のアソコとお尻の穴がくぱぁと開き、お薬をたっぷり塗りこんだショーツの布地がその部分にベッタリ貼り付きました。
「んーーーーっぐぅーーーーっ」
すでにツヤツヤ充血して萼から半分顔を出していたピンクの蕾も、中からのおツユでヌルヌルになった唇の粘膜も、その向こうにある菊の花びら模様のもう一つの穴も、スースーするお薬の洗礼をたっぷり受けました。
「むぅーーーーんっ!」
強烈な刺激にぎゅーっと目をつぶってしまうほど・・・

そのままゆっくり立ち上がると、粘性のあるお薬のためにショーツの布地が肌に貼りついたまま離れないので、アソコからお尻にかけての布地がワレメに沿って一筋に食い込んだままになりました。
そのはしたない感触に、下半身全体がさらに一層ジンジンムレムレに疼いてしまって仕方ありません。
このままからだを少しまさぐれば、呆気なく最高に気持ちいい瞬間を迎えられそう・・・

でもだめ!
もっともっともっと、いやらしい直子のからだを苛めなくっちゃ。
私は、下半身をモジモジクネクネさせながら、ベッドの上から白いナワトビを拾い上げました。

左手に一方のグリップをしっかり握り、おっぱいの上あたりから腰のあたりまで、でたらめにグルグル巻きつけてみます。
ナワを巻いているとき、ナワが左の乳首をかすって、うんっ!て喘ぎます。
ナワが右おっぱいをナナメに通過して、うぐっ、って唸ります。
ウエストがキュッと絞られて、むんっ、て啼いてしまいます。

全身にテキトーに巻きつけたナワトビ。
左手のグリップは胸の左前あたり、右手のグリップはお尻の右側あたり。
両方のグリップをグイッとひっぱってみます。
「ううんっ、ううんっ」
巻きついたナワがひっぱられ、ナワが通過している右おっぱいの、左脇腹の、お尻上あたりのお肉がぎゅうぎゅう絞られます。
「んんーっ、んんーっ」
ナワが肌に食い込んでくる感触に被虐心が燃え上がります。
何か悪いことをしてお仕置されている気分になってきます。
許して、許してくださいぃ・・・

立ったまましばらくそうしていると、だんだん物足りなくなってきました。
ナワの当たる部分がずっと同じなのがつまんない。
たとえば、左のおっぱいが苛められないのが不満。
せっかくジンジンになっているアソコを苛められないのも不満。
ナワが短かすぎるのが不満。

やっぱりちゃんと考えて縛ったほうがいいかなあ?・・・ナワトビ、あと2本あるし・・・
考える前に手が動いていました。
白いナワトビをいったんからだからはずし、ベッド縁のバスタオルの上に浅く腰掛けました。

100円ショップのナワトビのピンクのほうを手に取ります。
おっぱいの裾野、ふくらみはじめのあたりにピンクのナワを当て、グルッと背中に回します。
前面に戻って来たナワを今度は下乳にあてがい、おっぱい全体を持ち上げるようにしながらまた背中に回します。
二つのおっぱいが2本のナワの間で上下にギューッと搾られています。
ああ・・・痛いけどいい感じ・・・
私の大好きな縛られ方・・・
思わずウットリ目を閉じてしまうほど。

前に戻って来た余りのナワの長さが中途半端だったので、苦心して全体を調節し、左右の脇腹へんに一本ずつグリップが垂れ下がるようにしました。
こうすれば、二本のグリップを左右にひっぱればさらにナワが締まって、おっぱいをさもっとキツク搾ることもできるはず。

ナワが食い込んだ自分のおっぱいを見おろして、じっくり観察してみます。
左右のおっぱいが上下のナワに搾られ、いびつにひしゃげて飛び出しています。
肌に食い込むナワは血流を遮り、歪んだおっぱいの山全体がほんのりピンク色ぽくなってきています。
いつもに増して尖りながら突き出ている二つの乳首は、恥ずかしいくらい大きく派手に目立っていて、まるで金管楽器のマウスピースの先っちょのよう。

左のグリップを握り、右手で反対のグリップを軽くひっぱってみます。
「むふっーんっ!」
入れた力の分だけおっぱいがさらに歪み、大きな乳首がプルンと揺れて、喉の奥から歓喜の喘ぎ声。

つづいてブルーのナワトビを手に取り、立ち上がりました。
ナワの真ん中あたりを背中からウエストに回し、左右のナワを交差させてもう一周させた後、背中に戻します。
左右のグリップを揃えてから背骨のところでウエストのナワに対して直角にくぐらせ、揃えて二本になったナワをお尻のワレメに沿って前に戻し、おヘソの前のあたりで結びました。
ショーツの上からナワトビのTバックを着けているような格好です。
おヘソのちょっと下に、二本のグリップがぶら下がっています。
このグリップをひっぱると、お尻のスジに沿ってワレメのスジにまで、二本のナワが食い込んでくるはずです。

早速練習。
「んぐぅっーんっ!」
お薬まみれのベッチョリショーツごと、ナワが正しくお尻の穴、ワレメ、クリトリスの真上を通過して食い込んできました。
クリトリスは二本のナワの間に挟まれて萼が脱げ、布地の下で完全にこんにちは。
ベッタリとお薬にまみれてしまいました。
「んぅぐーっ!」

これでよしっ、です。

自分の今の姿がどのくらいいやらしくなっているか確認したくて、スースーするお薬の缶を片手に姿見の前に移動しました。
始めたときにかけていたDVDをリモコンで再スタートさせます。
薄暗闇のお部屋にテレビの光が戻り、姿見に映る奇妙な姿の女の子が見えるようになりました。

グッショリ濡れた猿轡を噛みしめる口元。
吸収しきれなくなった唾液がダラダラ、首筋から胸元を汚しています。
胸にはピンクのビニールロープ。
そのロープは柔らかそうなおっぱいを上下から挟み、搾り込むように圧迫しているので、形の歪んだ二つの乳房がぷにゅっと飛び出しています。
その頂点に痛々しいばかりに尖りきって上向きに突き出た大きな乳首。

そこまで見たとき、お医者さんがするようなゴム手袋をつけた手が、鏡の中にフレームインしてきました。
指先に盛った塗り薬のようなものを、その尖りきった乳首にたっぷり擦り込むように塗り付けていきます。
右の乳首、それから左。
あたりに漂う強いミントの香り。
女の子の全身が、クネクネと身悶えを始めました。

ひときわモジモジ落ち着き無く身悶えている、その女の子の下半身は白いショーツ一枚。
ショーツの前部分が、本来そのショーツで隠すべき下半身の窪んでいる部分と同じ形に食い込んで、すごく細くなっています。
きっとお尻のほうまでその状態でしょう。
おまけにそのショーツの上からTの字にブルーのビニールロープ。
そのロープも深く食い込んで、正面からは足の付け根付近のロープが見えないほど。

おヘソのあたりから垂れ下がっている二本のグリップ。
ゴム手袋の手がそのグリップをつかみ、グイッと上にひっぱりました。
ますます食い込む股間のロープと白いショーツ。
女の子の下半身がキュンと硬直し、両内腿を幾筋もの液体がツツツーッとすべり落ちていきます。

そこまでで、急に女の子が鏡からフレームアウトしました。

ベッドの前に戻った私は、もうガマンできませんでした。
一刻も早く自分のからだをめちゃくちゃに弄りまわしたい!
徹底的に苛めて苛めて苛め倒したい!
思う存分気持ち良くなりたい!

上半身と下半身をいたぶる二本のナワトビの上から、さらにもう一本、白のナワトビをでたらめにからだに巻きつけるや否や、ベッドの縁にペタンと腰掛けて、上半身をブリッジみたいにのけぞらせました。


メールでロープ 17

2011年4月2日

メールでロープ 15

姿見の前に両膝をついてへたり込んでいた私は、意を決してヨロヨロと立ち上がりました。
ベッドの前に戻り、まだ使っていないたくさんのお道具を眺めていると、さらなる快楽への欲求がムクムクと全身に滾ってきます。
さっきあれほど強烈な快感に酔い痴れたのに、私のいやらしいからだはどこまでも貪欲に、より激しい刺激を欲して疼き始めます。

ごく薄ゴム手袋を両手に嵌めてみます。
ゴム風船よりも薄そうな、以前、高校のお友達からこっそり見せてもらったコンドームくらいの薄さの、弾力のある皮膜に私の両手が包まれました。
そこはかとなく香るケミカルなゴムの非日常的な匂い。
両手に感じている小さな拘束感。
その手袋をした途端に、私の手が誰か他の人の手になったみたいな感じがしました。

汗とよだれでシットリと濡れている首筋からおっぱいのふもとへと手をすべらせます。
素手だったら手のひらに感じるはずの、液体に濡れる感覚が手のひらに伝わってこないのがなんか不思議。
一方では、肌をまさぐるゴムのヌメっとした愛撫も、今まで未体験の、何て言うか、されたことは無いけれど医療プレイチックな感触で、私の中では、幼い頃にしたお医者さんごっこの甘酸っぱさが甦り、官能が昂ぶってきています。

そのまま右のおっぱいを右手に包んでやんわり揉みしだいてみます。
「んんーっ」
さわっている手にも、さわられているおっぱいにも、自分でいつもさわっているのとは違う、なんだかもどかしい感触を受けて斬新。
自分の意思で動かしている手なのに、さわって伝わってくる感覚がゴム手袋のおかげでいつもより鈍く感じるからでしょうか?
手のほうは、他人のおっぱいを弄っているような感じになり、おっぱいのほうは、他人の手でさわられているような感じ。

このゴム手袋もなんだかクセになりそう・・・
私の両手だけがSになって、それ以外のMな心とからだを苛める算段を練り始めていました。

薄いゴム越しの右人差し指で、丸くて平べったい容器に入ったスースーする塗り薬を指先に一山、掬い取ります。
そ、それをどうするつもりなの・・・
私の両手以外は、すっかりマゾになって怯えています。
早くもツンツンに背伸びしている左乳首の先っちょに塊のままチョコンとつけます。
「んっ!」
最初はなんでもないのですが、ジワジワとくすぐったいようなスースーする刺激が乳首を包んでいきます。
「うぅーっ」
同じように右にも。

このお薬の場合でも、ダイレクトにいったん指につけてからだと、指についた瞬間にお薬の粘度や肌につく感触、温度、刺激の度合いなどの情報が脳に伝わってしまうので、その後に乳首につけるときのドキドキ感は、あらかじめ知っている分だけ、どうしても薄まってしまいます。
でも、ゴム手袋をしていると、感覚が鈍くなっているゴムの指でお薬を掬い取ったときにわかるのは粘度くらいですから、それを乳首につけるときのドキドキ感、ワクワク感が増大していました。

両方の乳首がお薬の刺激でジンジンジンジンしてきました。
両手は後ろに組んで、自分のからだをさわっちゃダメよ!
Sな両手の持ち主が私に命令します。
「んーっ、んーっ」
もはや、口中の唾液をたっぷり吸い込んでグショグショな手ぬぐい猿轡から垂れ始めているよだれが、ダラダラと両方のおっぱいをすべり落ちていきます。
お薬がくれるジンジンの上を熱いよだれがヌルヌルと肌を這って愛撫してくれています。
でも、おあずけを食らった乳首は、もっと強い刺激を求めて、自己主張のための精一杯な背伸びをやめません。
私は、後ろ手の休めの姿勢でモジモジ身悶えながら、ベッドの上のナワトビに手を伸ばしたくて仕方ありませんでした。

ふいにお部屋の電気が一段と暗くなりました。
流していたDVDが終わって、テレビが暗くなったからでした。
もう2時間くらい過ぎちゃったんだ。
そうするとそろそろ夜中の12時頃かな?
まだ全然眠くはないけれど、あんまりゆっくりもしていられないかな?

暗くなったと言っても、真っ暗闇になったわけではなくて、スモールライト一つ分くらいの薄暗がり。
新しいDVDはかけずに、このまま続行することにしました。

迷わずナワトビを手に取りました。
量販店で買ったえっちな形のグリップのほうです。
ナワは少し太めの白いビニール、握りやすい黒いグリップは、女性のからだのようななめらかなカーブの凹凸が三段ついています。

いよいよ夢にまで見たナワトビオナニー。
ベッドの上に並べていたお道具を一まとめにしてバスタオルに包み、枕元に置きました。
掛け布団と毛布は足側のほうにたたみ、ベッドの中央にスペースを作って、ベッド縁に腰掛けました。
本当は、ベッドに伸び伸びと寝転んでやりたかったのですが、汗やなにやらでベトベトになったからだでシーツ全体を汚したくなかったので、ベッド縁に座って、いざとなったら背中だけベッドに倒せば仰向けにはなれるような姿勢でやることにしました。

まず、ナワトビのナワを両手で幅40センチくらいの長さにして胸の前に持ちピンと張ってから、ツンと屹立した両方の乳首の上に当て、乳首だけ上下に弾くようにそのナワを動かしてみます。
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
ビニールのナワが両方の乳首の上を擦り、乳首が下を向いた後にナワが通過して乳首がプルンと起き上がり、今度はナワが下から乳首を擦って乳首も上を向き、ヒモが通過して乳首はまたプルルンと揺れ、揺れが収まる間もなく再び上からナワが・・・
そのくりかえし。
私の両手はナワをしっかり張って握ったまま、胸の前で素早く激しく小刻みに上下していました。
「んっ、んっ、んっ、んっ!」
その上下と同じリズムで、私の喉の奥からくぐもったヨガリ声が洩れます。
なんて気持ちいい・・・

最初は乳首の先にだけ当たるようにしていたのですが、熱中するに連れて、おっぱいの先っちょ全体、乳暈のほうまで擦るようにすると、もっと気持ちいいことがわかりました。
それも、わざと乱暴におっぱいを叩くみたいに弾みをつけてやるんです。
パチンパチンて小さく音がするくらいに。
その頃はまだ実際にやられたことはありませんでしたが、まるでおっぱいに鞭をもらってるみたい、って思ったのを覚えています。
「んっ、んっ、んっ、んっー」

目をつぶったまま、しばらく夢中でそうしていると、困ったことがおきました。
腰を下ろした両腿の付け根からダラダラとおシルが滲み出て、シーツを汚してしまうんです。
これはちょっとマズイ・・・
私は、渋々両手を動かすのを止めて、立ち上がりました。

両方のおっぱいの先端の肌が叩かれたお尻みたいに赤く火照っているのが、薄闇の中でもわかりました。
熱く熱をもってジンジンと痺れたような心地良い痛み。
ここにあのお薬をもう一度塗ったら・・・

おっと、それよりも先に私のだらしない下半身への対策をしなければ、です。
実は、前からナワトビオナニーをするときは、ショーツを穿いて、って計画していました。
それは、ビデオでナワトビオナニーをしていた女の子がフィニッシュで行なっていた行為が、ショーツを着けていないと出来ないことだったから。
そして、それがすっごく気持ち良さそうで、絶対やってみたいと思ったから。
そういう理由で、お夕食の後、そろそろ捨ててしまおうと思っていた古びた白いコットンのスクールショーツをクロゼットの引き出しの一番上に用意しておきました。

ナワトビをいったんベッドの上に置いてクロゼットに歩き、そのショーツとバスタオルを一枚取り出して持ち、またベッドに戻ります。
からだや股間をバスタオルでざっと拭きつつ、枕もとのバスタオル包みから塗り薬と100円ショップの2本のナワトビ、そして新しく買ったギザギザの細かいルレットだけを取り出して、残りは枕元に戻しました。
ハケやタコ糸や花瓶、大きな洗濯バサミ、それに手錠とかも試してみたいのはもちろんなのですが、今夜は、時間的にもからだ的にも、これだけあれば充分な満足感を得られる確信がありました。
残りは、明日また試そう・・・

念のため、からだを拭いたバスタオルを広げて、私が腰掛けるベッド中央のシーツの上に敷きました。
さあ、それじゃあさっさとショーツを穿いて、と、暗がりの中、ショーツをつまんだ手を顔の前に持ってきてショーツの前後を確かめたとき、右手にはめているゴム手袋から微かにツーンと塗り薬のミント系な残り香がしました。
そのとき、予定外のえっちなアイデアが閃きました。

左手にショーツを広げて持ち、右手の人差し指でたっぷり掬い取った塗り薬をショーツの裏側のクロッチ部分の布にべったりと塗り付けました。
布地の裏のクリトリスが当たりそなところからお尻の穴のへんまで、何度も右指で塗り薬を掬い取って。
独特のミントっぽい香りが、一段と濃くお部屋に漂い始めます。
これを穿いたら、私のアソコは・・・
想像するだけで、またアソコからヌルリ。

ゴムの指に残った塗り薬は、当然、さっきまで苛められていた両方の乳首にすりこまれます。
「むぅーんっ!」
腫れも火照りもひいて、熱も冷めつつあった乳首がメントールの刺激であっという間にジンジン再燃。
「うっうぅーん」
身悶えしながらショーツを広げ、まず左脚を上げて足首を通し、つづけて右足も。
お薬を塗った内側がムダに両脚の肌につかないように、ソロリソロリと慎重に腰のほうに上げていきました。


メールでロープ 16