2018年5月13日

三人のミストレス 26

「んぐぅぁ・・・」
 不意にお隣から、ひときわ切なそうなジャクリーンさまのくぐもった唸り声が聞こえてきました。

 そっと横目で観察すると、ジャクリーンさまの真ん前に陣取られたお若そうな女性がおふたり。
 ロングとショートのソバージュヘアを同じように明るめに染めた、メイク濃いめなギャルっぽい雰囲気の、おそらくカップルさん。

「あー、さっきチーママが、奴隷には触っちゃダメ、って言ってたじゃん」
 ショートヘアのかたがロングヘアのかたの脇腹に、肘をグイグイ押し付けつつ大きなお声でおっしゃいました。
 といっても咎めるようなご様子ではなく、茶化してじゃれ合っておられる感じ。

「だって、すっごく触って欲しそうにでっかい乳首突き出してんだもん。弄らずにいられないじゃん」
 ロングヘアのかたがまったく悪びれずにおっしゃいました。

「ジャクリーンおばさんの乳首、両方共すんごい熱持ってて、火傷しそうなくらい熱くなってた。そりゃそうよね、あんだけずっと乳首挟まれっ放しだったんだから」
 どうやらおふたりのうちのおひとりが、ジャクリーンさまの乳首に直接何やらイタズラされちゃったみたいです。
 ジャクリーンさまは少し潤んだ恨めしげな瞳で、おふたりのお顔を見つめていらっしゃいます。

「さっきの電マ、すっごく気持ち良かったみたいじゃん?緩んだからだがまだ汗とマン汁でヌラヌラだし。あ、太腿にはクッキリ鞭の痕までつけちゃって」
「オマンコからいまだに、酸っぱい臭いが漂ってるよ?」

「ジャクリーンてもういい歳なんでしょ?なのにいまだにそんなに牝フェロモン、ダダ漏れなんだ?」
「こんなにヘンタイな牝ブタマゾなのに、昼間はヒルズ辺りで素知らぬ顔で着飾ってセレブな奥様気取ってるって本当?」

 可笑しそうに笑いながら大きなお声で、ジャクリーンさまをからかうように罵倒されるおふたり。
 それからもいろいろと非道いことをジャクリーンさまにおっしゃいつつ、おっぱいにお手を伸ばしては、ギリギリ触れそうなところで引っ込めたり。
 取り囲むみなさまも面白そうに、おふたりのお言葉にウンウンうなずいたりしていらっしゃいます。

「むぐぁぅう・・・」
 ジャクリーンさまはといえば、ボールギャグを噛まされた自由にならないお口から、幾度となくお言葉にならない呻きをあげられるばかり。
 口の端から溢れ出たよだれがダラダラと顎をつたい、豊満なおっぱいのカーブへと滴り落ちていました。

 そんなおふたりとジャクリーンさまのやりとりに、いつの間にか見入っていた私。
 ふと視線を感じて顔をフロアに向けようとしたとき、ショートヘアのほうのかたとバッチリ目線が合ってしまいました。

 ニヤニヤ笑いを浮かべて私のほうへと移動してこられるおふたり。
 お隣からまた、くぐもった呻き声が聞こえたのは、ジャクリーンさまがまた、どなたかにどこかを触られたのでしょうか。
 でも近づいてこられたおふたりに目は釘付けで、確かめる余裕はありません。

「こっちのニューフェイスは、うちらとそんなに歳、変わんないんじゃね?」
「うん。おばさんとは肌の張りがだんちだよね。なのに、こんなところに裸で連れ込まれて、こんな格好させられちゃって」

「でも絶対自分で望んで来たんだと思うよ。だって見なよ、このドエム丸出しで物欲しげな誘い受け顔。絶対虐められて感じちゃうムッツリスケベだって」
「そうだよね。さっきのオナニーも、みんな固唾呑んで見入っちゃってスゴかったもん。おかげでこのイベントじゃ久々に、超エロいオーラで客まで盛り上がってない?」

 おふたりが少し背伸びしながらフロア後方を見渡されました。
 私もつられておふたりから目線を外し、少し薄暗いフロアを見渡します。

 ジャクリーンさまと私の周りに群がった十数名以外のかたたちが、一団から少し離れた場所でそれぞれ独自に愉しまれていらっしゃいました。
 もちろんみなさまステージのほうを向いてはいらっしゃるのですが、傍らのパートナーさまとも、いろいろご活発なご様子。
 
 お酒片手に身を寄せ合い、こちらを指差して仲睦まじく談笑されているカップルさん。
 互いの唇をずっとくっつけあったまま、微動だにされないカップルさん。
 互いのからだをせわしなくまさぐりあうカップルさん。

 ステージ前に押しかけてこられないお客様がたは、どうやらステディなカップルさんが多いみたい。
 ブラウスのボタンがすっかり外れて、胸をはだけていらっしゃるかたや、ジーンズが半脱ぎになっていらっしゃるかた、すっかり下着姿になって踊っているかたなど、客観的に見たらかなり非日常的な光景となっていました。

「・・・なんつーか、フロアのほうもけっこうエロくない?」
 ロングヘアのかたのつぶやくようなお声が聞こえ、視線をおふたりに戻しました。

「さっきのこいつらのケダモノじみたイキっぷりにアテられちゃったんだよね。うちだってかなりムラムラきてるもん。こんな雰囲気になるのって、超お久じゃね?」
「お仕置きタイムの前に脱いじゃうヤツが出るって、あたしが知ってる限りじゃ、例のアユが飛び入りしたとき以来じゃないかな?」

「ああ、あんときもスゴかったよね。客の大半がマッパで、あっちこっちで乳繰り合ってたっけ」
「あの日けっこう、カップルが出来上がったらしいよ。今日の客の中にもいるんじゃないかな」

 私の裸身をニヤニヤ眺めつつ、愉しげにおしゃべりされるおふたり。
 私もそのお話をお聞きしながら、このイベントって最後はそんなふうになっちゃうんだ?とびっくりしていました。

「ま、うちらは倦怠期だからさ、ぼっちのマゾい子でもいたら連れ出して遊べれば、なんて思ってたけど、今日は当たりだわ」
「どうせ今日の生贄はこいつだろうし、どう虐めるか、じっくり観察しとかなきゃ」

「こういう一見大人しそうなのに、実はど淫乱の虐められたがりマゾ子って、すげーそそるよね」
「マジ、泣かせたいもん。お仕置きタイムになったら、たっぷりご奉仕してもらわなきゃ」

「百戦錬磨のジャクリーンにマゾバトルで敵うわけないもんな。うちらだってレズ便器は新しいほうが愉しいし」
「ジャクリーンは上手いんだけどさ、なんか反応がワンパで飽きてきちゃった」

 私たちの目前で大きなお声で、思い切りお好き勝手なお言葉責めで私たちをなぶられるおふたり。
 レズ便器、というお言葉が、絶望的に自分にぴったりな感じがして、ゾクゾクヒクヒク感じてしまいます。

「おい、おまえ?名前、なんだっけ?」
 ショートヘアのかたが私に突然問い掛けてきました。
「あぐぅぅ・・・」
 お答えしようとしても言葉にならず、ただ空しく口の端からよだれを垂れ流す私。

「ギャグされてるんだから言える訳ないじゃん。確かみんなはナオコって呼んでた。あたしのダチと同じ名前だから覚えてる」
 ロングヘアのかたが私に代わってお答えくださいました。

「ナオコか。じゃあナオコ?ケツの穴、見せて」
 ショートヘアのかたがニヤニヤしながらおっしゃいました。

「ほら、命令されたらさっさと後ろ向いて、ケツをこっちに突き出しな」
 これは・・・従わなければいけないのだろうな・・・
 その蓮っ葉で高圧的なおっしゃりかたがなぜだかとても新鮮で、私のマゾ性がゾクゾクざわめいてしまいます。

「ほら、おまえらここにいる全員の性奴隷なんだろ?さっさと命令どおりにしろよっ!」
 おそらくワザとなのでしょうが、本当に怒っているみたいな低くて怖いお声を投げつけられて、からだ全体がゾクゾクビクン。

「あぐぅ・・・」
 声にならないお返事をしてからおずおずと両足を動かし、フロアに背中を向けました。

「よーし、もっと両足大きく開いて、ケツをこっちに突き出せ。両膝曲げて腰落として」
 ショートヘアのかたのご命令通りにすると、後ろ手錠のガニ股前屈みでお尻だけ思い切りフロアに突き出した無様な格好。
 いかにも突き出したそこに、何かしてください、とおねだりしているような気分になってくる、マゾ女以外には耐えられないお下品ポーズ。

「おー、見えた見えた、ナオコの肛門。マゾにしちゃ意外とひっそりしてるな。ジャクリーンのなんか糜爛しちゃって柘榴みたいなのに」
「でもこいつ、さっき電マでオナってたとき、手錠の指を必死に伸ばして、ケツの穴にも指突っ込んでほじってたから、けっこう使い込んでると思うよ」

 ロングヘアのかたの大きなお声に、クスクスと忍び嗤う他のお客様がた。
 視られていた・・・と全身の血液が逆流しそうなほどの羞恥に染まる私。

「お、マンコとケツ穴の襞が同時にヒクヒクうごめいた。こんなにこっ恥ずかしい格好視られて、そんなに嬉しいんだ?ナオコちゃんは?」
 嘲嗤うようなお声の息がお尻に直接当たり、ますますゾクゾク感じてしまう、どうしようもない私。

「うわっ、だらだらマン汁まで垂らして悦んでるよ。本当、かなりのスキモノだね、このナオコちゃんは」
 ショートヘアのかたのお芝居じみた嘲りのお言葉に、もはやクスクスではなく、はっきり侮蔑のニュアンスを含んだ乾いた笑い声がフロアに広がりました。

「お仕置きタイムになったら、うちらのマンコ、嫌っていうほど舐めさせてやるから、しっかり気持ち良くしてくれよな」
「ちゃんと気持ち良く出来たら、ご褒美にそのケツの穴に、ぶっといディルドをぶち込んでやるからさ、ね?ナオコちゃん?」
 フヒャヒャヒャと品の無い笑い声がつづきました。

 それからしばらくおふたりのお声は聞こえなくなり、かといってお許しもいただけていないので、お尻突き出しポーズを解く訳にもいかず、そのままフロアに背を向けつづけました。
 明るい照明の下でお客様全員にアヌスとマゾマンコを赤裸々に晒しながら、いつ触られるか、いつ何か挿入されるかとソワソワドキドキ胸を高鳴らせながら。

 ときどき、お尻をこっちにも見せてー、というお声がかかると、お尻をそちらにお向けし、こっちにもー、というお声で、またお尻を振り。
 あまりの恥ずかしさに、いつしか両目をギュッと瞑り、口の端とマゾマンコからよだれをポタポタ垂らしながら辱めに耐えていました。

「はい、みなさま、お待たせしましたー。準備が整いましたので、今度はこちらでショーのつづきをお愉しみくださいー」
 背後で唐突にミイコさまのお声が響き、ふと目を開けると目の前にしほりさまがいらしていました。

「ほら、第3ラウンド開始。もうそのポーズは解いていいのよ。それとももっとまだみんなに淫乱マンコとアナル、見せていたい?」
 からかうようにおっしゃったしほりさまが、私のリードの先を掴まれました。

「次のバトルは、あのテーブルの上でやるんだって。芸術点勝負だから、直子にも十分勝つチャンスがある、ってママさんが言っていたわよ」
 しほりさまにリードを引かれ後ろ手錠のまま、よたよたとステージを降りる私。

「みなさんはスレイブが通れるように、道を空けてやってくださーい」
 ミイコさまのお声は、フロア中央のお酒やお飲み物が置かれていた大きなテーブルのほうから聞こえてきます。
 いつの間にかフロア側も昼間のような明るさに戻り、BGMもクラシックのワルツ曲に戻っていました。

 ステージからテーブルまで、リードを引かれたセイドレイたち、里美さまに引かれたジャクリーンさまとしほりさまに引かれた私、の厳かな行進。
 左右に分かれて通り道を空けてくださったお客様がたの、至近距離からの視線、視線、視線・・・

 ステージを降りてすぐのところにいらした、先ほどのショートとロングのおふたり組は相変わらずのニヤニヤ笑い。
 ボタンの外れたブラウスを掻き合せて、気怠げにこちらを視つめてくるおふたり。
 セクシーなランジェリー姿でお手を繋がれたまま眺めているおふたり。
 しっかり抱き合いくちづけを交わしつつこちらも視ているカップルさん。

 どなたの視線もジャクリーンさまと私を、自分たちとは違う種類のどうしようもないヘンタイな何か、としてご覧になっているのは確かでした。
 そして、アルコールもけっこう進んだのでしょう、場内全体の緊張感が最初の頃よりもぐんと緩み、お客様がた同士の連帯感が増して、みなさま程好くリラックスされている雰囲気を感じました。

 たどり着いた大きなテーブル脇。
 テーブルの上はすっかり綺麗に片付けられ、長方形のテーブル上にひと回り小さく絨毯なのかタオルなのか、真っ赤な敷物が敷かれていました。

 テーブル横には昇降用なのでしょう、木の踏み台がひとつ。
 テーブル沿いの最前列にはすでに、お姉さま、やよいママさま、シーナさま、レンズを構えた小野寺さまが陣取っておられます。

「ほら、とりあえずスレイブはみなさんによく見えるように、上にあがりなさい」
 ご指示されるミイコさまは、いつの間にか菱縄縛りを解かれていました。

 代わりに身に着けられたのはオープンバストな黒のレザーハーネスボンデージドレス。
 バストも性器も相変わらず丸出しながらカラーとタイ、襟は着けたままなので、お持ちになった乗馬鞭とも相俟って、一層女王様らしさが増しています。
 キメの細かいお肌に縄目の赤い痕がチラチラ残り、エロティックなお美しさは10倍増しです。

「あ、リードと手錠は外してやって。それで、あがったらわたしのほうを向いていつものポーズね」
 ミイコさまのお言葉で後ろ手錠が外され、久々の両手の自由を味わうも束の間、しほりさまに背中を押されてテーブルの上に追い立てられました。

「お待ちかねの第3ラウンドの勝敗は、お客様の拍手で決めていただきます。これからこの壇上でスレイブたちが、とある芸を披露します」
 ご自身はテーブルには上がらず、言わばリングサイドでご説明を始められたミイコさま。

 ミイコさまがご説明をされているとき、ジャクリーンさまと私はテーブルの上でマゾの服従ポーズ。
 赤い敷物のほぼ中央で両手を後頭部に当て、360度、どこからでも眺められる位置に裸身を晒していました。
 せっかく自由になった両手を有効に使うことも許されずに。
 
 その上、テーブルの高さが絶妙で、こうして立ち尽くしているとお客様がたの目線がちょうど私たちの性器の位置。
 お客様がたは普通に立っていると否が応でも、ジャクリーンさまと私のマゾマンコに目が行く高さでした。
 長方形のテーブル四辺に万遍なくお客様がたが集まり、私たちを見上げています。
 
「みなさんには、スレイブたちがその芸をしているときの所作の美しさや、出来上がった作品の出来栄えなどを総合的に判断していただき、優劣を決めていただきたいと思います」
 ミイコさまのご説明がつづいています。
 私はみなさまから容赦無く視姦されつつ、これから何をやらされるのか気が気ではありません。

 横目でチラッとジャクリーンさまを盗み見ると、悠然と落ち着いていらっしゃるご様子。
 豊富なご経験上、何をさせられるのかおわかりなのでしょう。
 ということはまた、私に勝ち目はないのかな・・・

「ということで、これからスレイブたちには、書道をしてもらいます」
 ミイコさまのお声に、ああっ、とどよめくみなさま。

「と言ってもヘンタイマゾスレイブに普通にお習字させても面白くもなんともありませんから、第3ラウンドは穴書道バトル、です」
 テーブルの周辺から、あ、それか!というお声やクックックという冷笑が聞こえてきました。

 私も、穴、というお言葉でピンときました。
 そう言えば以前、シーナさまからそんなビデオを見せられたことがあったっけ。

「ただ、今現在、こちらの直子が0勝2敗と劣勢ですので、バトル的にも盛り上げるために特別に、牝ブタおばさんにハンデを科したいと思います」
 ミイコさまが私を見上げて軽くパチンとウインクをくださいました。

「牝ブタおばさんは何度か経験済みだし、プライベートでも練習しているなんてシーナちゃんに聞いちゃったからね」
 ミイコさまのお道化たお声に、アハハと笑われるお客様がた。

「ご存知のように、百合草会の穴書道は、マンコかアヌスに書道筆を挿して、課題の文章を揮毫し、その優劣を競うものですが、ハンデ戦ということで、今回はこちらからスレイブに穴を指定します」
 ミイコさまのご説明は、何をおっしゃっているのか、その意味はわかるのですが、内容そのものがあまりにアブノーマルで頭がクラクラしてしまいました。

 つまり、性器かお尻の穴に書道筆を挿入して、何かしらの文章をお習字する、ということなのでしょう。
 シーナさまからお見せいただいたビデオもそういう内容でしたし、そのときに、こういった芸は、大昔からストリップショーや温泉場の芸者さんの余興として、連綿と受け継がれてきたものだ、というご説明も受けました。

 でも、いざ自分がするとなると、お話はぜんぜん別です。
 こんな見知らぬ人が大勢ご覧になっている前で、全裸のマゾマンコに筆を挿し込んで、しゃがみ込んでヨタヨタとお習字するなんて・・・
 そんなの、よってたかってふたりを笑い者にしようという魂胆が見え見えです。

 でも、そんなご無体なご命令にさえ逆らえないのがマゾのマゾたる所以。
 みなさまとご一緒になってアハハと屈託のない笑顔を見せられているお姉さまを盗み見て、これは、お姉さまもお望みになっていることなんだ、と覚悟が決まりました。

「では始めます。先攻は牝ブタおばさん。筆はマンコに挿してもらいます」
 ミイコさまのお声が場内に大きく響きました。

「だから直子はいったん降りてきなさい」
 ミイコさまに呼ばれてポーズを解き、おずおずとフロアに降り立つ私。
 ミイコさまのお隣で、服従ポーズで待機するよう命ぜられました。

「これがなぜハンデかというと、牝ブタおばさんは歳のせいか使い過ぎのせいか、膣がかなり緩くなっているという情報を飼い主のかたからいただいたからです。確かに最近の穴書道でおばさんは、アヌスばかり使っていた記憶がわたしにもあります」
 ミイコさまの身も蓋もないご説明に、ウヒャヒャヒャとご愉快そうに嗤うお客様がた。

「なので、その失われた膣圧を取り戻すためにも、敢えてこのいつもより細い筆をマンコでコントロールして、なおかつ達筆を披露してもらいたいと思います」
 パチパチと沸き起こる拍手。
 ミイコさまが取り出されたのは、軸の直径が1センチくらいな太さの、普通に中学生さんが学校でお使いになりそうなお習字筆。

 確かにこの太さの筆を膣内に入れ、締め付けながら字を書くのは大変そう。
 でも私なら出来ないこともない・・・かな・・・

「もちろん書いている最中に筆を取り落としたら、その場で失格です。相手も同じ失敗をしたら再戦。相手が書ききれば出来の優劣は問わず、相手の勝ちとなります」
 ミイコさまのご説明に、再び品の無い笑い声。

 テーブルの上には里美さまとしほりさまが上がられ、せっせとご準備されています。
 赤い敷物の上に、お正月のお書き初めで使うような長方形の和紙が敷かれました。
 文鎮が置かれ、傍らの透明のボウルの中にたっぷり墨汁が注がれました。

「それでは揮毫する文字を発表します。せっかく細めな筆にしたのだから、ちょっと複雑にしました。内容はおばさんの自己紹介みたいなものです」
 可笑しそうにフッとお鼻で笑ったミイコさまが、一呼吸置かれてからつづけます。

「被虐性淫乱変態熟女。全部で9文字。全部漢字で書きなさい」
 再び場内が下卑た笑いに包まれました。





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